JP2016017745A - 温度計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】炉内からの輻射熱による破損を防止しつつ、炉の小さい観察窓等から炉内の温度状態を計測可能な温度計測装置を提供する。【解決手段】内筒7と、該内筒の外周側に隙間が形成される様前記内筒と同心に設けられた外筒8と、全長に亘って通気性を有する様前記内筒の内部に設けられ、測定対象物から放射される光を伝搬させる光学系11と、該光学系を透過した光の内特定の波長を透過させる透過特性の異なるフィルタを複数有するフィルタ板と、該フィルタ板のフィルタを切替えるフィルタ切替え部5と、該フィルタ切替え部により切替えられた前記フィルタを介して前記測定対象物の画像を撮像する撮像部3と、該撮像部により取得した画像に基づき2色測温法により前記測定対象物の温度状態を演算する制御装置6とを具備し、前記隙間に冷却水を流通させ、前記内筒の内部に冷却空気を流通させる。【選択図】図1

Description

本発明は、炉内等の高温環境に於ける温度計測を行う温度計測装置に関するものである。
炉内温度等の高温環境での温度計測は、熱電対等の接触式の温度計測が主流であり、サーモグラフィや放射温度計の様な光学式のものを用いた非接触式の温度計測も一部では行われている。又、近年、2色測温法等を使用して温度分布画像を作成し、温度分布画像を基に温度計測を行う技術も開発されてきている。
光学式で炉内の温度分布を計測する場合、正確な温度分布を得る為には炉内のできる限り広範囲を視野に収める必要があるが、炉の保全と温度維持の為、一般的に計測用の孔は小さく、且つ深くなっており、計測用の孔を介して観察可能な視野角は例えば6°程度であり、極めて狭い。
狭く深い穴を介して観察可能な光学系として、例えば内視鏡の様な光学系が知られているが、内視鏡の場合、2色測温法を行う為の分割光学系や、フィルタの設置等が困難であり、又水冷機構やダストからの防護機構等の追加も困難である。
尚、特許文献1には、撮像系の光学系部材が長尺の本体と、該本体の先端部に設けられ先端面が凹状に形成された対物レンズと、前記本体の後端部に設けられた支持部とを有し、炉壁の貫通孔に前記本体が挿入配置されたケーシングを挿入し、被検体の観察像からの光が前記対物レンズから本体を介して前記支持部の孔を通過し、CCDカメラに受光され撮像されたカラー画像を基に、二色温度計測法により所定領域の被検体の温度分布を得る温度計測用炉内監視システムが開示されている。
特開2003−344166号公報
本発明は斯かる実情に鑑み、炉内からの輻射熱による破損を防止しつつ、炉の小さい観察窓等から炉内の温度状態を計測可能な温度計測装置を提供するものである。
本発明は、内筒と、該内筒の外周側に隙間が形成される様前記内筒と同心に設けられた外筒と、全長に亘って通気性を有する様前記内筒の内部に設けられ、測定対象物から放射される光を伝搬させる光学系と、該光学系を透過した光の内特定の波長を透過させる透過特性の異なるフィルタを複数有するフィルタ板と、該フィルタ板のフィルタを切替えるフィルタ切替え部と、該フィルタ切替え部により切替えられた前記フィルタを介して前記測定対象物の画像を撮像する撮像部と、該撮像部により取得した画像に基づき2色測温法により前記測定対象物の温度状態を演算する制御装置とを具備し、前記隙間に冷却水を流通させ、前記内筒の内部に冷却空気を流通させる温度計測装置に係るものである。
又本発明は、前記隙間を周方向に分割する流路分割部材を更に具備し、該流路分割部材により前記冷却水を先端側に向って流通させる供給流路と、該供給流路を流通する前記冷却水を反転させて基端側に向って流通させる排出流路とが形成される温度計測装置に係るものである。
又本発明は、前記供給流路と前記排出流路とがそれぞれ複数設けられ、各供給流路毎に前記冷却水を供給する温度計測装置に係るものである。
又本発明は、前記光学系は複数のレンズユニットを有し、該レンズユニット間に外周面に軸心方向全長に亘って凹溝が形成された円筒状の間隔保持部材が設けられ、前記凹溝と前記内筒の内周面とで前記冷却空気が流通する空冷流路が形成される温度計測装置に係るものである。
更に又本発明は、前記凹溝に前記空冷流路と前記間隔保持部材の内部とを連通させる連通孔が形成された温度計測装置に係るものである。
本発明によれば、内筒と、該内筒の外周側に隙間が形成される様前記内筒と同心に設けられた外筒と、全長に亘って通気性を有する様前記内筒の内部に設けられ、測定対象物から放射される光を伝搬させる光学系と、該光学系を透過した光の内特定の波長を透過させる透過特性の異なるフィルタを複数有するフィルタ板と、該フィルタ板のフィルタを切替えるフィルタ切替え部と、該フィルタ切替え部により切替えられた前記フィルタを介して前記測定対象物の画像を撮像する撮像部と、該撮像部により取得した画像に基づき2色測温法により前記測定対象物の温度状態を演算する制御装置とを具備し、前記隙間に冷却水を流通させ、前記内筒の内部に冷却空気を流通させるので、前記内筒及び前記外筒が水冷されると共に、前記光学系が空冷され、炉の小さい観察窓等から炉内に前記内筒及び前記外筒を挿入した場合でも、炉内からの輻射熱により前記内筒及び前記外筒や前記光学系を破損させることなく炉内の温度状態を計測することができるという優れた効果を発揮する。
本発明の実施例に係る温度計測装置を示す概略側面図である。 図1のA拡大図である。 図2のB−B矢視図である。 図2のC−C矢視図である。 図2のD−D矢視図である。 本発明の実施例に係る温度計測装置の冷却流路を説明する展開図である。 本発明の実施例に係る温度計測装置の間隔保持部材であり、(A)は該間隔保持部材の側断面図を示し、(B)は(A)のE−E矢視図を示している。 本発明の実施例に係る温度計測装置のフィルタ部を説明する説明図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
先ず、図1、図2に於いて、本発明の実施例に係る温度計測装置の概略について説明する。
温度計測装置1は、2色測温法が可能な構成を具備している。2色測温法は、波長の異なる2つの光を用いて同一点の画像を取得し、光強度と測定対象物の熱放射率から温度を測定するものである。
前記温度計測装置1は、光学ユニット2と、該光学ユニット2の端部に取付けられた撮像装置としてのカメラ3と、該カメラ3の光軸4上の前記光学ユニット2と前記カメラ3との間に設けられたフィルタ切替え部5と、前記カメラ3で撮像された画像を基に2色測温法により温度計測を行う制御装置6とを有している。尚、800℃以下の低温の炉の温度を計測する場合には、前記カメラ3として、例えば250℃から観察可能な市販の近赤外カメラが用いられる。
前記光学ユニット2は、内筒7と該内筒7の外周側に隙間が形成される様該内筒7と同心に設けられた外筒8とからなる鏡筒部9を有している。該鏡筒部9は、例えばステンレス製であり、計測される温度環境が600℃以下であれば一部の部品をアルミニウム製としてもよい。
前記内筒7の内部には、前記光軸4上に複数のレンズからなるレンズユニット11が複数配置されている。該レンズユニット11,11間には、円筒状の間隔保持部材12が配置され、該間隔保持部材12により前記レンズユニット11の位置決めが行われると共に、各レンズユニット11,11間の間隔が維持される様になっている。
前記レンズユニット11は、リレーレンズとして機能し、前記カメラ3へと導くものであり、前記フィルタ切替え部5にて波長が選択され、前記カメラ3は前記フィルタ切替え部5で選択された波長の光を前記カメラ3の受光素子に結像する様になっている。
前記内筒7の基端部には外周方向に突出するフランジ部13が形成され、前記外筒8の基端が前記フランジ部13に溶接等により液密に固着されている。前記内筒7の基端には、リング状のレンズ押え板14が気密に取付けられている。該レンズ押え板14は、内周部が突出し、レンズユニット11に当接し、該レンズユニット11を固定すると共に内周部の外側には段差部が形成されている。該段差部は前記フランジ部13との間にリング状の空間15を形成する。
又、前記鏡筒部9の先端部にはリング状の端板16が図示しないネジ等により固着されている。該端板16は、広い視野を確保する為の孔17が前記光軸4上に形成され、前記端板16により前記内筒7と前記外筒8の先端が液密に閉塞されることで、前記内筒7と前記外筒8との間に液密な空間である水冷流路18が形成される。
前記フランジ部13には、前記空間15と連通するエア供給孔19が穿設されている。前記レンズユニット11の外周面には、軸心と平行な溝が、周方向に所定の間隔で複数刻設されている。又、前記間隔保持部材12の外周面にも、軸心と平行な溝が周方向に所定の間隔で複数刻設されている。前記内筒7と前記レンズユニット11及び前記間隔保持部材12との間には、前記溝によって前記内筒7全長に亘って延在する空冷流路21が形成される。該空冷流路21は前記空間15と連通しており、前記エア供給孔19と前記空冷流路21は前記空間15を介して連通している。
前記内筒7の先端部には保護ガラス22が設けられている。該保護ガラス22は前記端板16によって固定され、該端板16の前記保護ガラス22の接触面には半径方向に延びる溝が放射状に複数形成され、該溝を介して前記鏡筒部9の外部と前記空冷流路21とが連通されている。
又、前記間隔保持部材12には、基端側と先端側の少なくとも各1箇所に、前記空冷流路21と前記間隔保持部材12の内部とを連通させる連通孔23が形成されている。
次に、図3〜図6に於いて、前記水冷流路18の詳細について説明する。尚、図6は該水冷流路18の展開図を示している。
該水冷流路18は、例えば軸心方向に8本のワイヤ等線状部材からなる流路分割部材24a〜24hが周方向に等間隔で配設される。該流路分割部材24a〜24hを前記内筒7に溶接し、前記流路分割部材24a〜24hを溶接した前記内筒7を前記外筒8に挿入する。前記水冷流路18は、前記流路分割部材24a〜24hにより周方向に液密に8分割される。
前記流路分割部材24a〜24hの隔列の、前記流路分割部材24a,24c,24e,24gの先端部は前記端板16と溶接等により液密に密着され、他の隔列の前記流路分割部材24b,24d,24f,24hの先端部と前記端板16との間には間隙25a〜25dが形成される。
前記流路分割部材24a〜24hと前記フランジ部13との間には間隙が形成され、該間隙は合流流路26を形成している。又、前記流路分割部材24a,24bの基端部に掛渡ってワイヤ等の線状部材からなる閉塞部材27aが溶接等により液密に固着され、同様に前記流路分割部材24c,24dの基端部に掛渡って閉塞部材27bが溶接等により液密に固着され、前記流路分割部材24e,24fの基端部に掛渡って閉塞部材27cが液密に固着され、前記流路分割部材24g,24hの基端部に掛渡って閉塞部材27dが液密に固着されている。
前記流路分割部材24a,24b間に供給流路28aが形成され、前記流路分割部材24c,24d間に供給流路28bが形成され、前記流路分割部材24c,24d間に供給流路28cが形成され、前記流路分割部材24e,24f間に供給流路28dが形成される。又、前記流路分割部材24b,24c間に排出流路29aが形成され、前記流路分割部材24d,24e間に排出流路29bが形成され、前記流路分割部材24f,24g間に排出流路29cが形成され、前記流路分割部材24h,24a間に排出流路29dが形成される。尚、前記供給流路28と前記排出流路29とで分割流路が構成される。
前記外筒8には、前記供給流路28の上流端に連通する冷却水供給管31、即ち前記供給流路28aに連通する冷却水供給管31a、前記供給流路28bに連通する冷却水供給管31b、前記供給流路28cに連通する冷却水供給管31c、前記供給流路28dに連通する冷却水供給管31dが、前記閉塞部材27a〜27dの近傍に設けられている。
又、前記外筒8の前記閉塞部材27a〜27dよりも基端側には、前記合流流路26に連通する冷却水排出管32が設けられている。前記冷却水供給管31a〜31dから供給された冷却水33は、前記供給流路28a〜28dを流通し、前記流路分割部材24b,24d,24f,24hの先端で折返し、前記排出流路29a〜29dを流通し、前記合流流路26で合流された後、前記冷却水排出管32より排出される様になっている。
尚、前記流路分割部材24a〜24hと前記閉塞部材27a〜27dは、前記内筒7と前記外筒8との間の間隔を維持する為のスペーサとしての機能も有している。
次に、図7(A)(B)に於いて、前記間隔保持部材12の詳細について説明する。
該間隔保持部材12の外周面には軸心と平行に、且つ軸方向全長に亘って周方向等間隔、例えば45°間隔で凹溝34が形成されている。前記間隔保持部材12は前記内筒7に対して挿脱可能であり、該内筒7に前記間隔保持部材12の挿入時には、前記凹溝34を介して前記内筒7内部の空気が流出する様になっている。
前記間隔保持部材12を挿入した際には、前記凹溝34と前記内筒7の内周面とで前記空冷流路21が形成される。
又、前記間隔保持部材12には、前記凹溝34に開口し、前記空冷流路21と前記間隔保持部材12の内部とを連通させる前記連通孔23が穿設されている。本実施例では、該連通孔23は、基端側と先端側の各1箇所に穿設されているが、各2箇所以上に穿設されていてもよいのは言う迄もない。
前記エア供給孔19(図2参照)から供給された冷却空気35(図2参照)は、前記空間15、前記空冷流路21を流通すると共に、前記連通孔23を介して前記間隔保持部材12の内部に流入し、前記端板16に形成された溝を介して前記保護ガラス22の表面を流通する様になっている。尚、前記溝ではなく、前記保護ガラス22の周囲に孔を形成し、該孔を介して前記冷却空気35を外部に放出する様にしてもよい。
次に、図8に於いて、前記フィルタ切替え部5について説明する。
該フィルタ切替え部5はフィルタ保持板36を有している。該フィルタ保持板36にはλ1の波長を透過させる第1波長選択フィルタ37と、λ2の波長を透過させる第2波長選択フィルタ38の2つの波長選択フィルタが設けられ、前記第1波長選択フィルタ37、前記第2波長選択フィルタ38はそれぞれ前記光軸4に対して垂直に保持されている。前記フィルタ保持板36はスライダ39に支持され、該スライダ39はガイドシャフト41に摺動自在に設けられ、前記光軸4に対して直交する方向に移動可能となっている。前記スライダ39は、ジョイント42を介してタイミングベルト43に連結されている。
該タイミングベルト43は、プーリ44,44に掛回されて設けられ、図示しない減速機を介してモータ45に連結されている。該モータ45は、前記制御装置6(図1参照)に電気的に接続され、該制御装置6により、所定のタイミング、例えば7秒毎に間欠駆動され、所定時間停止した後逆方向に駆動される様になっている。
前記モータ45の駆動により、減速機を介して前記プーリ44が回転される。該プーリ44,44の回転により、前記タイミングベルト43が前記プーリ44を周回する。前記タイミングベルト43は前記プーリ44,44間で直線運動し、前記タイミングベルト43は前記ジョイント42を介して前記スライダ39を前記ガイドシャフト41に沿って往復移動させる。前記スライダ39と一体に前記フィルタ保持板36が移動停止し、停止した位置では前記第1波長選択フィルタ37と前記第2波長選択フィルタ38の何れか一方の中心が前記光軸4と合致する様になっている。
尚、前記スライダ39、前記タイミングベルト43、前記プーリ44、前記モータ45によりフィルタ切替え部5が構成される。
前記温度計測装置1により炉内の測定対象物の温度計測を行なう場合について説明する。前記温度計測装置1は、前記光学ユニット2を炉壁に挿通し、先端が炉内に露出する様に取付けられる。前記測定対象物からの光線(熱放射線)は、前記内筒7内に配置された複数の前記レンズユニット11を介し前記第1波長選択フィルタ37を透過して前記カメラ3に入射される。前記第1波長選択フィルタ37を透過することにより、λ1の波長に限定されて前記カメラ3の受光素子に受光さる。該受光素子からの受光信号に基づきλ1の波長による測定対象物像の画像が撮像される。
又、所定時間経過後、前記モータ45が駆動されて前記フィルタ保持板36が移動され、前記光軸4上に前記第2波長選択フィルタ38が位置決めされる。測定対象物からの光線は、前記第2波長選択フィルタ38を透過することにより、λ2の波長に限定されて前記カメラ3の受光素子に受光され、該受光素子からの受光信号に基づきλ2の波長による測定対象物像の画像が撮像される。
前記カメラ3で得られた、λ1の波長による測定対象物像の画像と、λ2の波長による測定対象物像の画像が前記制御装置6へと送出され、該制御装置6は2つの画像を基に2色測温法により測定対象物の温度、温度分布等の温度状態を演算する。温度状態は、測定対象物上の測定点と対応させ数値で表示され、或はグラフ化され、或は温度の高低に対応させた色分け表示で画像として表示される。
上記処理中、前記冷却水供給管31a〜31dから前記水冷流路18へ、前記冷却水33が供給されている。該冷却水33は、前記供給流路28a〜28d内を先端側に向って流通し、前記間隙25a〜25d内を流通して反転し、前記排出流路29a〜29d内を基端側に向って流通し、前記合流流路26で合流した後、前記冷却水排出管32より外部へ排出される。前記冷却水33が前記水冷流路18を流通する過程で、前記鏡筒部9が水冷される。
又、前記エア供給孔19から前記空間15を介して前記空冷流路21へ、前記冷却空気35が供給されている。該冷却空気35は、前記空冷流路21内を先端側に向って流通し、前記保護ガラス22に形成された溝を介して外部に放出される。
尚、該空冷流路21内を流通する前記冷却空気35の一部は、基端側の前記連通孔23を介して前記間隔保持部材12の内部に流入し、又先端側の前記連通孔23を介して前記空冷流路21に流出する。前記冷却空気35が前記空冷流路21、前記間隔保持部材12の内部を流通する過程で、前記レンズユニット11等の光学系が空冷される。
前記鏡筒部9が水冷されると共に、前記レンズユニット11等の光学系が空冷されるので、炉の観察窓等から炉内に前記鏡筒部9を挿入した場合でも、炉内からの輻射熱により前記鏡筒部9や前記レンズユニット11が過熱することなく炉内の温度状態を計測することができる。
又、前記端板16に対し、放射状に複数の溝を形成し、該溝を介して前記冷却空気35が前記保護ガラス22の表面を流通する様にしたので、炉内からの粉塵が前記保護ガラス22の表面に付着するのを防止することができる。
又、前記内筒7内に複数の前記レンズユニット11を設け、該複数のレンズユニット11により測定対象物からの放射光を伝搬させる構成となっているので、前記内筒7が軸心方向に長い場合であっても前記カメラ3迄放射光を伝搬させることができる。又、前記内筒7の長さに応じて前記レンズユニット11を適宜設けることで、測定対象物から離れ、熱の影響を受けない位置で撮像することができる。
更に、前記フィルタ切替え部5に於いて、前記フィルタ保持板36を所定時間毎に移動させ、前記光軸4上に位置する波長選択フィルタを切替えることで、2色測温法を行う為の2波長の画像を撮像する様になっているので、測定対象物からの放射光を分割する為の光学系を必要とせず、光学系の小型化が図れると共に、光学系での光の減衰が防止でき、前記カメラ3に受光される放射光の光量を十分に確保することができる。
尚、本実施例では、前記カメラ3として赤外カメラを用いているが、800℃以上の高温の炉の温度を計測する場合にはシリコン素子を有する可視光カメラが用いられる。
1 温度計測装置 2 光学ユニット
3 カメラ 4 光軸
5 フィルタ切替え部 6 制御装置
7 内筒 8 外筒
11 レンズユニット 12 間隔保持部材
18 水冷流路 19 エア供給孔
21 空冷流路 22 保護ガラス
23 連通孔 24 流路分割部材
28 供給流路 29 排出流路
31 冷却水供給管 32 冷却水排出管
33 冷却水 34 凹溝
35 冷却空気 36 フィルタ保持板

Claims (5)

  1. 内筒と、該内筒の外周側に隙間が形成される様前記内筒と同心に設けられた外筒と、全長に亘って通気性を有する様前記内筒の内部に設けられ、測定対象物から放射される光を伝搬させる光学系と、該光学系を透過した光の内特定の波長を透過させる透過特性の異なるフィルタを複数有するフィルタ板と、該フィルタ板のフィルタを切替えるフィルタ切替え部と、該フィルタ切替え部により切替えられた前記フィルタを介して前記測定対象物の画像を撮像する撮像部と、該撮像部により取得した画像に基づき2色測温法により前記測定対象物の温度状態を演算する制御装置とを具備し、前記隙間に冷却水を流通させ、前記内筒の内部に冷却空気を流通させることを特徴とする温度計測装置。
  2. 前記隙間を周方向に分割する流路分割部材を更に具備し、該流路分割部材により前記冷却水を先端側に向って流通させる供給流路と、該供給流路を流通する前記冷却水を反転させて基端側に向って流通させる排出流路とが形成される請求項1の温度計測装置。
  3. 前記供給流路と前記排出流路とがそれぞれ複数設けられ、各供給流路毎に前記冷却水を供給する請求項2の温度計測装置。
  4. 前記光学系は複数のレンズユニットを有し、該レンズユニット間に外周面に軸心方向全長に亘って凹溝が形成された円筒状の間隔保持部材が設けられ、前記凹溝と前記内筒の内周面とで前記冷却空気が流通する空冷流路が形成される請求項1〜請求項3のうちいずれか1項に記載の温度計測装置。
  5. 前記凹溝に前記空冷流路と前記間隔保持部材の内部とを連通させる連通孔が形成された請求項4の温度計測装置。
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