JP2014041167A - レンズユニット及び撮像ユニット - Google Patents

レンズユニット及び撮像ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2014041167A
JP2014041167A JP2010285214A JP2010285214A JP2014041167A JP 2014041167 A JP2014041167 A JP 2014041167A JP 2010285214 A JP2010285214 A JP 2010285214A JP 2010285214 A JP2010285214 A JP 2010285214A JP 2014041167 A JP2014041167 A JP 2014041167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
lenses
lens unit
fitting
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010285214A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Watanabe
清一 渡辺
Tomonari Masuzawa
智成 増沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2010285214A priority Critical patent/JP2014041167A/ja
Priority to PCT/JP2011/076656 priority patent/WO2012086350A1/ja
Priority to CN201190000936.4U priority patent/CN203444154U/zh
Publication of JP2014041167A publication Critical patent/JP2014041167A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/021Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses for more than one lens
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/028Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with means for compensating for changes in temperature or for controlling the temperature; thermal stabilisation

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

【課題】温度変化に対しても性能を安定に維持することのできるレンズユニット、及び該レンズユニットを備える撮像ユニットを提供する。
【解決手段】複数のレンズを備え、前記複数のレンズは、それらの光軸が互いに一致した状態に配置されているレンズユニットであって、各レンズは、隣り合うレンズとテーパ嵌合し、又は隣り合うレンズとの間にスペーサを挟んで該スペーサとテーパ嵌合して、前記隣り合うレンズとの間に空間を囲っており、隣り合う2つのレンズのうち少なくとも一方のレンズと、該レンズに嵌合する他方のレンズ又は他方のレンズとの間に挟むスペーサとの2部材間の嵌合部には、これら2部材間の境界に沿って、前記隣り合う2つのレンズの間に囲われる空間と、その空間の外とを連通する少なくとも1つの通気路が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズユニット、及び該レンズユニットを備える撮像ユニットに関する。
携帯電話や監視カメラなどに用いられる撮像ユニットは、一般に、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの固体撮像素子と、固体撮像素子の受光面に結像するレンズユニットとで構成されている(例えば、特許文献1、2参照)。
レンズユニットは、複数のレンズと、これらのレンズを収容する鏡筒とで構成される。特許文献1に記載されたレンズユニットでは、複数のレンズは、鏡筒に嵌め込まれ、それらの光軸を互いに一致させた状態に配置されている。また、特許文献2に記載されたレンズユニットでは、複数のレンズは、互いに嵌合して、それらの光軸を互いに一致させた状態に配置されている。
上記の撮像ユニットは、携帯電話等の回路基板に実装されるが、実装工程を短縮すべく、撮像ユニットの実装にリフロー処理が採用されるようになっている。リフロー処理とは、回路基板上で部品を実装する箇所に予めハンダを配置し、そこに部品を配置して回路基板ごと加熱し、それによってハンダを溶融させ、部品を回路基板にハンダ付けする処理を言う。
リフロー処理において、撮像ユニットは200℃以上の温度に晒される。鏡筒に嵌め込まれ、或いは互いに嵌合して配置された隣り合う2つのレンズの間には閉空間が囲われ、その閉空間内の空気は、リフロー処理によって熱膨張する。そして、閉空間内の空気が膨張すると、閉空間内の圧力が上昇する。それにより、レンズにクラックや割れなどの損傷が発生し、また、隣り合う2つのレンズの光軸にずれが生じる虞がある。
特許文献1に記載されたレンズユニットでは、隣り合う2つのレンズの間に囲われる閉空間内の空気の膨張に関して、特に対策はなされていない。特許文献2に記載されたレンズユニットでは、隣り合う2つのレンズのうち一方のレンズのコバ部に、該コバ部を光軸方向に貫通する通気路を設け、この通気路を通して、隣り合う2つのレンズの間の空間内の空気を逃がすようにしている。しかし、光軸方向に貫通する通気路をレンズに設けるには、コバ部に相応のスペースを設ける必要があり、レンズ及び鏡筒の小型化を妨げる。また、レンズを成形する際に、その成形型において通気路を形成する部分が樹脂の流れを乱し、成形精度の低下を招く虞がある。
特開2008−148020号公報 特開2009−98614号公報
本発明は、上述した事情に鑑みなされたものであり、温度変化に対しても性能を安定に維持することのできるレンズユニット、及び該レンズユニットを備える撮像ユニットを提供することにある。
複数のレンズを備え、前記複数のレンズは、それらの光軸が互いに一致した状態に配置されているレンズユニットであって、各レンズは、隣り合うレンズに嵌合し、又は隣り合うレンズとの間にスペーサを挟んで該スペーサに嵌合して、前記隣り合うレンズとの間に空間を囲っており、隣り合う2つのレンズのうち少なくとも一方のレンズと、該レンズに嵌合する他方のレンズ又は他方のレンズとの間に挟むスペーサとの2部材間の嵌合部には、これら2部材間の境界に沿って、前記隣り合う2つのレンズの間に囲われる空間と、その空間の外とを連通する少なくとも1つの通気路が設けられているレンズユニット。
本発明によれば、通気路を通して、隣り合う2つのレンズの間に囲われる空間内の空気を、その膨張に応じて逃がすことができる。それにより、レンズにクラックや割れなどの損傷が発生するのを防止し、また、隣り合う2つのレンズの光軸を一致した状態に保つことができる。そして、通気路を、互いに嵌合する2つのレンズ、又は互いに嵌合するレンズ及びスペーサの2部材間の境界に沿って設けており、レンズの成形精度を向上させることができる。
本発明の実施形態を説明するための、撮像ユニットの一例を示す図。 図1の撮像ユニットに含まれるレンズを示す図。 本発明の実施形態を説明するための、撮像ユニットの他の例を示す図。 図3の撮像ユニットに含まれるレンズを示す図。 図4のレンズの変形例を示す図。
図1は、撮像ユニットの一例を示し、図2は、図1の撮像ユニットに含まれるレンズを示す。
撮像ユニット1は、センサユニット2と、レンズユニット3とを備えている。
センサユニット2は、シリコンなどの半導体で形成された基板10と、その略中央部に設けられた固体撮像素子11とで構成されている。固体撮像素子11は、例えばCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどであり、基板10に対して周知の成膜工程、フォトリソグラフィ工程、エッチング工程、不純物添加工程、等を繰り返し、基板10上に受光領域、電極、絶縁膜、配線、等を形成して構成されている。
レンズユニット3は、複数のレンズを含む光学系4と、光学系4を収容する鏡筒5とを含んでいる。光学系4は、図示の例では、入射側に配置される第1レンズ20と、出射側に配置される第2レンズ30とで構成されている。第1レンズ20及び第2レンズ30は、いずれも透光性の樹脂で形成されている。なお、光学系4の構成は、図示の例に限定されず、例えばレンズの枚数は3枚以上であってもよい。
第1レンズ20は、表裏に光学面を有するレンズ部21と、レンズ部21の周囲に鍔状に広がるコバ部22とで構成されている。第2レンズ30もまた、同様に、表裏に光学面を有するレンズ部31と、レンズ部31の周囲に鍔状に広がるコバ部32とで構成されている。第1レンズ20と第2レンズ30とは、レンズ部21,31の光軸を一致させた状態で重ねられている。
第1レンズ20のコバ部22及び第2レンズ30のコバ部32には、互いに嵌合する嵌合領域がそれぞれ設けられている。第1レンズ20のコバ部22に設けられた嵌合領域23は、レンズ部21の光軸を中心とする円環状の凸部である。また、第2レンズ30のコバ部32に設けられた嵌合領域33は、レンズ部31の光軸を中心とする円環状の凸部であり、第1レンズ20の嵌合領域23に内嵌する。そして、第1レンズ20の嵌合領域23の内周面及び第2レンズ30の嵌合領域33の外周面は、互いに整合するテーパ面とされている。第1レンズ20と第2レンズ30とは、嵌合領域23,33を嵌合させることにより、レンズ部21,31の光軸が一致するように互いに位置決めされる。
第2レンズ30の嵌合領域33のテーパ面(外周面)には、その周上に、テーパ軸(光軸)を中心に放射方向に延びる溝34が形成されている。この溝34は、第1レンズ20と第2レンズ30との境界に沿って、第1レンズ20と第2レンズ30との間に囲まれる空間と、その空間の外とを連通する通気路35を形成する。
鏡筒5は、筒部50と、筒部50の軸方向の一方の端部に設けられた蓋部51と、筒部50の軸方向の他方の端部に設けられた台座部52とで構成されている。鏡筒5は、遮光性の材料で形成され、例えば黒色の液晶ポリマーなどの樹脂で形成される。
光学系4は、その光軸を鏡筒5の筒部50の中心軸に一致させた状態で筒部50内に配置されている。光学系4の光軸が通過する蓋部51の中央部には開口部54が設けられており、この開口部54を通して光学系4に光が入射する。
光学系4の第1レンズ20のコバ部22及び鏡筒5の蓋部51には、互いに嵌合する嵌合領域がそれぞれ設けられている。第1レンズ20のコバ部22に設けられた嵌合領域26は、光学系4の光軸を中心とする円環状の凸部である。また、鏡筒5の蓋部51に設けられた嵌合領域56は、筒部50の中心軸を中心とする円環状の凸部であり、第1レンズ20の嵌合領域26に内嵌する。そして、第1レンズ20の嵌合領域26の内周面及び鏡筒5の嵌合領域56の外周面は、互いに整合するテーパ面とされている。光学系4は、第1レンズ20の嵌合領域26を鏡筒5の嵌合領域56に嵌合させることにより、その光軸が筒部50の中心軸に一致するように位置決めされる。
鏡筒5に対する光学系4の位置決めは、上述のとおり第1レンズ20の嵌合領域26を鏡筒5の嵌合領域56に嵌合させることでなされるので、光学系4の外周面(第1レンズ20及び第2レンズ30の外周面)と鏡筒5の筒部50の内周面との間には隙間がおかれている。通気路35は、光学系4の外周面と鏡筒5の筒部50の内周面との間の隙間に通じている。また、鏡筒5の筒部50には、筒部50を、その厚み方向に貫通して、光学系4の外周面と鏡筒5の筒部50の内周面との間の隙間に開口する貫通孔53が設けられている。
レンズユニット3は、鏡筒5の台座部52をセンサユニット2の基板10に接合され、センサユニット2と一体とされる。光学系4は、鏡筒5の蓋部51と、センサユニット2の基板10との間に挟まれて保持される。鏡筒5の開口部54を通して光学系4に入射した光は、センサユニット2の固体撮像素子11の受光面に結像する。
光学系4の外周面と鏡筒5の筒部50の内周面との間の隙間は、光学系4の第1レンズ20が嵌合している鏡筒5の蓋部51と、光学系4の第2レンズ30が当接し、また鏡筒5の台座部52が接合されているセンサユニット2の基板10によって囲われる。しかし、鏡筒5の筒部50に設けられた貫通孔53によって、光学系4の外周面と鏡筒5の筒部50の内周面との間の隙間は、鏡筒5の外に連通している。
以上のように構成された撮像ユニット1は、リフロー処理によって電子機器の回路基板に実装される。即ち、回路基板には、撮像ユニット1が実装される位置に予めペースト状の半田が印刷され、そこに撮像ユニット1が載せられる。そして、この撮像ユニット1を含む回路基板に赤外線の照射や熱風の吹付けといった加熱処理が施され、それにより半田を溶かして撮像ユニット1は回路基板に実装される。
リフロー処理では撮像ユニット1全体がリフロー温度で加熱されることから、第1レンズ20及び第2レンズ30を形成する樹脂は、硬化後にはリフロー処理によっても熱変形しない程度の耐熱性を有する。そのような樹脂としては、エネルギー硬化性の樹脂を用いることができ、例えばシリコーン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、等の熱により硬化する熱硬化性の樹脂、あるいはエポキシ樹脂、アクリル樹脂、等の紫外線の照射により硬化する光硬化性の樹脂を用いることができる。
第1レンズ20及び第2レンズ30を形成する樹脂の耐熱性は、硬化物のガラス転移温度が200℃以上であることが好ましく、250℃以上であることがより好ましく、300℃以上であることが特に好ましい。樹脂にこのような高い耐熱性を付与するためには、分子レベルで運動性を束縛することが必要であり、有効な手段としては、(1)単位体積あたりの架橋密度を上げる手段、(2)剛直な環構造を有する樹脂を利用する手段(例えばシクロヘキサン、ノルボルナン、テトラシクロドデカン等の脂環構造、ベンゼン、ナフタレン等の芳香環構造、9,9’−ビフェニルフルオレン等のカルド構造、スピロビインダン等のスピロ構造を有する樹脂、具体的には例えば、特開平9−137043号公報、同10−67970号公報、特開2003−55316号公報、同2007−334018号公報、同2007−238883号公報等に記載の樹脂)、(3)無機微粒子など高Tgの物質を均一に分散させる手段(例えば特開平5−209027号公報、同10−298265号公報等に記載)等が挙げられる。これらの手段は複数併用してもよく、流動性、収縮率、屈折率特性など他の特性を損なわない範囲で調整することが好ましい。
また、第1レンズ20及び第2レンズ30を形成する樹脂は、成形型の形状転写適性等、成形性の観点から硬化前には適度な流動性を有していることが好ましい。具体的には常温で液体であり、粘度が1000〜50000mPa・s程度のものが好ましい。
また、第1レンズ20及び第2レンズ30を形成する樹脂は、形状転写精度の観点からは硬化反応による体積収縮率が小さい樹脂が好ましい。樹脂の硬化収縮率としては10%以下であることが好ましく、5%以下であることがより好ましく、3%以下であることが特に好ましい。硬化収縮率の低い樹脂としては、例えば(1)高分子量の硬化剤(プレポリマ−など)を含む樹脂(例えば特開2001−19740号公報、同2004−302293号公報、同2007−211247号公報等に記載、高分子量硬化剤の数平均分子量は200〜100,000の範囲であることが好ましく、より好ましくは500〜50,000の範囲であり、特に好ましくは1,000〜20,000の場合である。また該硬化剤の数平均分子量/硬化反応性基の数で計算される値が、50〜10,000の範囲にあることが好ましく、100〜5,000の範囲にあることがより好ましく、200〜3,000の範囲にあることが特に好ましい。)、(2)非反応性物質(有機/無機微粒子,非反応性樹脂等)を含む樹脂(例えば特開平6−298883号公報、同2001−247793号公報、同2006−225434号公報等に記載)、(3)低収縮架橋反応性基を含む樹脂(例えば、開環重合性基(例えばエポキシ基(例えば、特開2004−210932号公報等に記載)、オキセタニル基(例えば、特開平8−134405号公報等に記載)、エピスルフィド基(例えば、特開2002−105110号公報等に記載)、環状カーボネート基(例えば、特開平7−62065号公報等に記載)等)、エン/チオール硬化基(例えば、特開2003−20334号公報等に記載)、ヒドロシリル化硬化基(例えば、特開2005−15666号公報等に記載)等)、(4)剛直骨格樹脂(フルオレン、アダマンタン、イソホロン等)を含む樹脂(例えば、特開平9−137043号公報等に記載)、(5)重合性基の異なる2種類のモノマーを含み相互貫入網目構造(いわゆるIPN構造)が形成される樹脂(例えば、特開2006−131868号公報等に記載)、(6)膨張性物質を含む樹脂(例えば、特開2004−2719号公報、特開2008−238417号公報等に記載)等を挙げることができ、本発明において好適に利用することができる。また上記した複数の硬化収縮低減手段を併用すること(例えば、開環重合性基を含有するプレポリマーと微粒子を含む樹脂など)が物性最適化の観点からは好ましい。
また、第1レンズ20及び第2レンズ30を形成する樹脂は、高−低2種類以上のアッベ数の異なる樹脂の混合物が望まれる。高アッベ数側の樹脂は、アッベ数(νd)が50以上であることが好ましく、より好ましくは55以上であり特に好ましくは60以上である。屈折率(nd)は1.52以上であることが好ましく、より好ましくは1.55以上であり、特に好ましくは1.57以上である。このような樹脂としては、脂肪族の樹脂が好ましく、特に脂環構造を有する樹脂(例えば、シクロヘキサン、ノルボルナン、アダマンタン、トリシクロデカン、テトラシクロドデカン等の環構造を有する樹脂、具体的には例えば、特開平10−152551号公報、特開2002−212500号公報、同2003−20334号公報、同2004−210932号公報、同2006−199790号公報、同2007−2144号公報、同2007−284650号公報、同2008−105999号公報等に記載の樹脂)が好ましい。低アッベ数側の樹脂は、アッベ数(νd)が30以下であることが好ましく、より好ましくは25以下であり特に好ましくは20以下である。屈折率(nd)は1.60以上であることが好ましく、より好ましくは1.63以上であり、特に好ましくは1.65以上である。このような樹脂としては芳香族構造を有する樹脂が好ましく、例えば9,9’−ジアリールフルオレン、ナフタレン、ベンゾチアゾール、ベンゾトリアゾール等の構造を含む樹脂(具体的には例えば、特開昭60−38411号公報、特開平10−67977号公報、特開2002−47335号公報、同2003−238884号公報、同2004−83855号公報、同2005−325331号公報、同2007−238883号公報、国際公開第2006/095610号パンフレット、特許第2537540号公報等に記載の樹脂等)が好ましい。
また、第1レンズ20及び第2レンズ30を形成する樹脂には、屈折率を高めたり、アッベ数を調整したりするために、無機微粒子をマトリックス中に分散させることが好ましい。無機微粒子としては、例えば、酸化物微粒子、硫化物微粒子、セレン化物微粒子、テルル化物微粒子が挙げられる。より具体的には、例えば、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化ニオブ、酸化セリウム、酸化アルミニウム、酸化ランタン、酸化イットリウム、硫化亜鉛等の微粒子を挙げることができる。特に上記高アッベ数の樹脂に対しては、酸化ランタン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム等の微粒子を分散させることが好ましく、低アッベ数の樹脂に対しては、酸化チタン、酸化スズ、酸化ジルコニウム等の微粒子を分散させることが好ましい。無機微粒子は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。また、複数の成分による複合物であってもよい。また、無機微粒子には光触媒活性低減、吸水率低減などの種々の目的から、異種金属をドープしたり、表面層をシリカ、アルミナ等異種金属酸化物で被覆したり、シランカップリング剤、チタネートカップリング剤、有機酸(カルボン酸類、スルホン酸類、リン酸類、ホスホン酸類等)又は有機酸基を持つ分散剤などで表面修飾してもよい。無機微粒子の数平均粒子サイズは通常1nm〜1000nm程度とすればよいが、小さすぎると物質の特性が変化する場合があり、大きすぎるとレイリー散乱の影響が顕著となるため、1nm〜15nmが好ましく、2nm〜10nmが更に好ましく、3nm〜7nmが特に好ましい。また、無機微粒子の粒子サイズ分布は狭いほど望ましい。このような単分散粒子の定義の仕方はさまざまであるが、例えば、特開2006−160992号に記載されるような数値規定範囲が好ましい粒径分布範囲に当てはまる。ここで上述の数平均1次粒子サイズとは、例えばX線回折(XRD)装置あるいは透過型電子顕微鏡(TEM)などで測定することができる。無機微粒子の屈折率としては、22℃、589nmの波長において、1.90〜3.00であることが好ましく、1.90〜2.70であることが更に好ましく、2.00〜2.70であることが特に好ましい。無機微粒子の樹脂に対する含有量は、透明性と高屈折率化の観点から、5質量%以上であることが好ましく、10〜70質量%が更に好ましく、30〜60質量%が特に好ましい。
樹脂に微粒子を均一に分散させるためには、例えばマトリックスを形成する樹脂モノマーとの反応性を有する官能基を含む分散剤(例えば特開2007−238884号公報実施例等に記載)、疎水性セグメント及び親水性セグメントで構成されるブロック共重合体(例えば特開2007−211164号公報に記載)、あるいは高分子末端又は側鎖に無機微粒子と任意の化学結合を形成しうる官能基を有する樹脂(例えば特開2007−238929号公報、特開2007−238930号公報等に記載)等を適宜用いて微粒子を分散させることが望ましい。
また、第1レンズ20及び第2レンズ30を形成する樹脂には、シリコーン系、フッ素系、長鎖アルキル基含有化合物等の公知の離型剤やヒンダードフェノール等の酸化防止剤等の添加剤が適宜配合されていてもよい。
また、第1レンズ20及び第2レンズ30を形成する樹脂には、必要に応じて硬化触媒又は開始剤を配合することができる。具体的には、例えば特開2005−92099号公報(段落番号〔0063〕〜〔0070〕)等に記載の熱又は活性エネルギー線の作用により硬化反応(ラジカル重合あるいはイオン重合)を促進する化合物を挙げることができる。これらの硬化反応促進剤の添加量は、触媒や開始剤の種類、あるいは硬化反応性部位の違いなどによって異なり一概に規定することはできないが、一般的には硬化反応性樹脂の全固形分に対して0.1〜15質量%程度が好ましく、0.5〜5質量%程度がより好ましい。
第1レンズ20及び第2レンズ30を形成する樹脂は、上記成分を適宜配合して製造することができる。この際、液状の低分子モノマー(反応性希釈剤)等に他の成分を溶解することができる場合には別途溶剤を添加する必要はないが、このケースに当てはまらない場合には溶剤を用いて各構成成分を溶解することにより硬化性樹脂を製造することができる。該硬化性樹脂に使用できる溶剤としては、組成物が沈殿することなく、均一に溶解又は分散されるものであれば特に制限はなく適宜選択することができ、具体的には、例えば、ケトン類(例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等)、エステル類(例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル等)、エーテル類(例えば、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等)アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、エチレングリコール等)、芳香族炭化水素類(例えば、トルエン、キシレン等)、水等を挙げることができる。硬化性樹脂が溶剤を含む場合には溶剤を乾燥させた後に成形を行うことが好ましい。
リフロー処理の際に、第1レンズ20及び第2レンズ30の間に囲われる空間の空気は熱膨張する。膨張した空気は、通気路35を通して、第1レンズ20及び第2レンズ30の間に囲われる空間から、その外である光学系4の外周面と鏡筒5の筒部50の内周面との間の隙間に排出される。そして、貫通孔53を通して、光学系4の外周面と鏡筒5の筒部50の内周面との間の隙間から、鏡筒5の外に排出される。
第1レンズ20及び第2レンズ30の間に囲われる空間の空気が、通気路35及び貫通孔53を経て鏡筒5の外に排出されることで、第1レンズ20及び第2レンズ30の間に囲われる空間の圧力は略一定に保たれる。それにより、第1レンズ20や第2レンズ30に、クラックや割れなどの損傷が発生することが防止される。
そして、通気路35を形成する溝34は、第2レンズ30のコバ部32の嵌合領域33の表面に形成されている。上述した樹脂を第2レンズ30の形状に成形する成形型において、樹脂を収容するキャビティには、溝34の形状を反転した形状の凸条が設けられ、この凸条は、キャビティに露呈する成形型の表面に配置(形成)される。そのため、この凸条が、キャビティ内での樹脂の流れに与える影響は比較的小さく、第2レンズ30の成形精度の向上が図られる。
また、リフロー処理の際に、第1レンズ20及び第2レンズ30並びに鏡筒5は熱膨張する。ここで、第1レンズ20及び第2レンズ30は、それらの光軸を一致させた状態にテーパ嵌合しており、熱膨張によってレンズ間隔が変化するとしても、それらの光軸は一致した状態に維持される。また、第1レンズ20及び鏡筒5の蓋部51もまた、第1レンズ20の光軸と鏡筒5の筒部50の中心軸とを一致させた状態にテーパ嵌合しており、熱膨張によって第1レンズ20と蓋部51との間隔が変化するとしても、第1レンズ20の光軸及び筒部50の中心軸は一致した状態に維持される。そして、常温に戻れば、第1レンズ20及び第2レンズ30並びに鏡筒5は、それらの間のテーパ嵌合によって、元の位置関係に復帰する。
なお、以上の説明では、通気路35を形成するための溝34は、第2レンズ30の嵌合領域33に設けられているものとして説明したが、第1レンズ20の嵌合領域23に設けてもよい。
また、鏡筒5の貫通孔53は、リフロー処理が済んだ後に封止してもよい。それによれば、鏡筒5内へのゴミの侵入を防止することができる。
また、光学系4は、鏡筒5の蓋部51と、センサユニット2の基板10との間に挟まれて保持される。よって、第2レンズ30と基板10との間にも空間が囲われる。そこで、第2レンズ30の基板10との当接面に溝を形成し、第2レンズ30と基板10との間の空間と、その外である光学系4の外周面と鏡筒5の筒部50の内周面との間の隙間とを連通するようにしてもよい。
図3は、撮像ユニットの他の例を示し、図4は、図3の撮像ユニットに含まれるレンズを示す。
撮像ユニット101は、センサユニット2と、レンズユニット103とを備えている。
センサユニット2は、基板10と、その略中央部に設けられた固体撮像素子11とで構成されている。
レンズユニット103は、複数のレンズを含む光学系104と、光学系104を収容する鏡筒105とを含んでいる。光学系104は、図示の例では、入射側に配置された第1レンズ120と、出射側に配置された第2レンズ130と、これら2つのレンズの間に配置されたスペーサ140とで構成されている。
第1レンズ120は、表裏に光学面を有するレンズ部121と、レンズ部121の周囲に鍔状に広がるコバ部122とで構成されている。第2レンズ130もまた、同様に、表裏に光学面を有するレンズ部131と、レンズ部131の周囲に鍔状に広がるコバ部132とで構成されている。スペーサ140は、円環状をなし、その外径は、第1レンズ120及び第2レンズ130の外径と略同一とされている。第1レンズ120と第2レンズ130とは、それらのコバ部122,132の間にスペーサ140を挟み、所定の間隔を置き、レンズ部121,131の光軸を一致させた状態で重ねられている。
第1レンズ120のコバ部122及びスペーサ140の一方の端部には、互いに嵌合する嵌合領域がそれぞれ設けられている。第1レンズ120のコバ部122に設けられた嵌合領域123は、レンズ部121の光軸を中心とする円環状の凸部である。また、スペーサ140に設けられた嵌合領域143は、スペーサ140の中心軸を中心とする円環状の凸部であり、第1レンズ120の嵌合領域123に内嵌する。そして、第1レンズ120の嵌合領域123の内周面及びスペーサ140の嵌合領域143の外周面は、互いに整合するテーパ面とされている。第1レンズ120とスペーサ140とは、嵌合領域123,143を嵌合させることにより、レンズ部121の光軸と、スペーサ140の中心軸とが一致するように互いに位置決めされる。
第2レンズ130のコバ部132及びスペーサ140の他方の端部には、互いに嵌合する嵌合領域がそれぞれ設けられている。第2レンズ130のコバ部132に設けられた嵌合領域133は、レンズ部131の光軸を中心とする円環状の凸部である。また、スペーサ140に設けられた嵌合領域146は、スペーサ140の中心軸を中心とする円環状の凸部であり、第2レンズ130の嵌合領域133に外嵌する。そして、第2レンズ130の嵌合領域133の外周及びスペーサ140の嵌合領域146の内周は、互いに整合するテーパ形状とされている。第2レンズ130とスペーサ140とは、嵌合領域133,146を嵌合させることにより、レンズ部131の光軸と、スペーサ140の中心軸とが一致するように互いに位置決めされる。
第2レンズ130の嵌合領域133には、その周上で等しい間隔を置いた3箇所に接触部134が設けられている。接触部134は、テーパ軸を中心に放射方向に延びる凸条であり、その延在方向に垂直な断面における形状は略台形状とされている。第2レンズ130の嵌合領域133は、これらの接触部134において、スペーサ140の嵌合領域146に接触する。接触部134を除いた第2レンズ130の嵌合領域133と、スペーサ140の嵌合領域146との間には隙間が形成され、この隙間は、第2レンズ130とスペーサ140との境界に沿って、第1レンズ120と第2レンズ130との間に囲われる空間と、その空間の外とを連通する通気路135を形成している。
鏡筒105は、筒部150と、筒部150の軸方向の一方の端部に設けられた蓋部151と、筒部150の軸方向の他方の端部に設けられた台座部152と、で構成されている。
光学系104は、その光軸を鏡筒105の筒部150の中心軸に一致させた状態で筒部150内に配置されている。光学系104の光軸が通過する蓋部151の中央部には開口部154が設けられており、この開口部154を通して光学系104に光が入射する。
光学系104の第1レンズ120のコバ部122及び鏡筒105の蓋部151には、互いに嵌合する嵌合領域がそれぞれ設けられている。第1レンズ120のコバ部122に設けられた嵌合領域126は、光学系104の光軸を中心とする円環状の凸部である。また、鏡筒105の蓋部151に設けられた嵌合領域156は、筒部150の中心軸を中心とする円環状の凸部であり、第1レンズ120の嵌合領域126に内嵌する。そして、第1レンズ120の嵌合領域126の内周面及び鏡筒105の嵌合領域156の外周面は、互いに整合するテーパ面とされている。光学系104は、第1レンズ120の嵌合領域126を鏡筒105の嵌合領域156に嵌合させることにより、その光軸が筒部150の中心軸に一致するように位置決めされる。
鏡筒105に対する光学系104の位置決めは、上述のとおり第1レンズ120のコバ部122の嵌合領域126を鏡筒105の蓋部151の嵌合領域156に嵌合させることでなされるので、光学系104の外周面と鏡筒105の筒部150の内周面との間には隙間がおかれている。通気路135は、光学系104の外周面と鏡筒105の筒部150の内周面との間の隙間に通じている。また、鏡筒105の筒部150には、筒部150を、その厚み方向に貫通して、光学系104の外周面と鏡筒105の筒部150の内周面との間の隙間に開口する貫通孔153が設けられている。
レンズユニット103は、鏡筒105の台座部152をセンサユニット2の基板10に接合され、センサユニット2と一体とされる。光学系104は、鏡筒105の蓋部151と、センサユニット2の基板10との間に挟まれて保持される。鏡筒105の開口部154を通して光学系104に入射した光は、センサユニット2の固体撮像素子11の受光面に結像する。
リフロー処理の際に、第1レンズ120及び第2レンズ130の間に囲われる空間の空気は熱膨張する。膨張した空気は、通気路135を通して、第1レンズ120及び第2レンズ130の間に囲われる空間から、その外である光学系104の外周面と鏡筒105の筒部150の内周面との間の隙間に排出される。そして、貫通孔153を通して、光学系104の外周面と鏡筒105の筒部150の内周面との間の隙間から、鏡筒105の外に排出される。
第1レンズ120及び第2レンズ130の間に囲われる空間の空気が、通気路135及び貫通孔153を経て鏡筒105の外に排出されることで、第1レンズ120及び第2レンズ130の間に囲われる空間の圧力は略一定に保たれる。それにより、第1レンズ120や第2レンズ130に、クラックや割れなどの損傷が発生することが防止される。
そして、通気路135を形成する接触部134は、第2レンズ130のコバ部132の嵌合領域133の表面に形成されている。上述した樹脂を第2レンズ130の形状に成形する成形型において、樹脂を収容するキャビティには、接触部134の凸形状を反転した形状の凹溝が設けられ、この凹溝は、キャビティに露呈する成形型の表面に配置(形成)される。そのため、この凹溝が、キャビティ内での樹脂の流れに与える影響は比較的小さく、第2レンズ130の成形精度の向上が図られる。
また、リフロー処理の際に、第1レンズ120、第2レンズ130、スペーサ140、及び鏡筒105は熱膨張する。ここで、第1レンズ120及びスペーサ140、第2レンズ130及びスペーサ140、第1レンズ120及び鏡筒105は、いずれもそれらの軸を一致させた状態にテーパ嵌合しているので、熱膨張によっても、それらの軸は一致した状態に維持される。そして、常温に戻れば、第1レンズ120、第2レンズ130、スペーサ140、及び鏡筒105は、元の位置関係に復帰する。特に、第2レンズ130及びスペーサ140のテーパ嵌合において、第2レンズ130の嵌合領域133とスペーサ140の嵌合領域146との接触は、第2レンズ130の嵌合領域133に設けられた3つの接触部134によって、3箇所での接触とされている。それにより、第2レンズ130の嵌合領域133とスペーサ140の嵌合領域146との接触箇所が明確となり、常温に戻る際の第2レンズ130とスペーサ140との元の位置関係への復帰が精度よくなされる。
なお、第1レンズ120及びスペーサ140のテーパ嵌合についても、それらの嵌合領域同士の接触を3箇所としてもよい。
図5は、図4のレンズの変形例を示す。
図5に示す第2レンズ130Aの嵌合領域133には、その周上で等しい間隔を置いた3箇所に接触部134が設けられている。接触部134は、テーパ軸を中心に放射方向に延びる凸条であり、その延在方向に垂直な断面における形状は略三角形の先鋭な形状とされている。第2レンズ130の嵌合領域133は、これらの接触部134において、スペーサ140の嵌合領域146に線接触する。
上記の構成によれば、第2レンズ130の嵌合領域133とスペーサ140の嵌合領域146との接触箇所は、いずれも線接触となって、一層明確となり、リフロー処理を経て常温に戻る際の第2レンズ130とスペーサ140との元の位置関係への復帰が一層精度よくなされる。
以上、説明したように、本明細書には、複数のレンズを備え、前記複数のレンズは、それらの光軸が互いに一致した状態に配置されているレンズユニットであって、各レンズは、隣り合うレンズとテーパ嵌合し、又は隣り合うレンズとの間にスペーサを挟んで該スペーサとテーパ嵌合して、前記隣り合うレンズとの間に空間を囲っており、隣り合う2つのレンズのうち少なくとも一方のレンズと、該レンズに嵌合する他方のレンズ又は他方のレンズとの間に挟むスペーサとの2部材間の嵌合部には、これら2部材間の境界に沿って、前記隣り合う2つのレンズの間に囲われる空間と、その空間の外とを連通する少なくとも1つの通気路が設けられているレンズユニットが開示されている。
また、本明細書に開示されたレンズユニットは、前記嵌合部を形成する2部材の嵌合領域のうち一方の嵌合領域が、その周上に分散した3箇所に、他方の嵌合領域との接触部を有する。
また、本明細書に開示されたレンズユニットは、前記接触部が、前記嵌合部のテーパ軸を中心に放射状に延びる凸条である。
また、本明細書に開示されたレンズユニットは、前記凸条が、その延在方向に垂直な断面の形状において先鋭であり、前記他方の嵌合領域に線接触する。
また、本明細書に開示されたレンズユニットは、前記通気路が、前記嵌合部を構成する2部材の嵌合領域のうち一方の嵌合領域の表面に形成された溝である。
また、本明細書に開示されたレンズユニットは、前記複数のレンズを収容する鏡筒を更に備え、前記鏡筒の内周面と前記複数のレンズの外周面との間には隙間が置かれている。
また、本明細書に開示されたレンズユニットは、前記鏡筒が、その周壁を貫通し、その内周面と前記複数のレンズの外周面との間の隙間に開口する貫通孔を有する。
また、本明細書に開示されたレンズユニットは、前記鏡筒が、前記複数のレンズの光軸と交差する部位に開口を有し、前記複数のレンズの並び方向の一端側のレンズは、前記鏡筒の開口の周辺部とテーパ嵌合している。
また、本明細書には、基板及び該基板上に設けられた固体撮像素子とを有するセンサユニットと、前記固体撮像素子に結像するレンズユニットと、を備える撮像ユニットであって、前記レンズユニットが、上記のレンズユニットである撮像ユニットが開示されている。
1 撮像ユニット
2 センサユニット
3 レンズユニット
4 光学系
5 鏡筒
10 基板
11 固体撮像素子
20 レンズ
21 レンズ部
22 コバ部
23 嵌合領域
26 嵌合領域
30 レンズ
31 レンズ部
32 コバ部
33 嵌合領域
34 溝
35 通気路
50 筒部
51 蓋部
52 台座部
53 貫通孔
54 開口部
56 嵌合領域
101 撮像ユニット
103 レンズユニット
104 光学系
105 鏡筒
120 レンズ
121 レンズ部
122 コバ部
123 嵌合領域
126 嵌合領域
130 レンズ
131 レンズ部
132 コバ部
133 嵌合領域
134 接触部
135 通気路
140 スペーサ
143 嵌合領域
146 嵌合領域
150 筒部
151 蓋部
152 台座部
153 貫通孔
154 開口部
156 嵌合領域

Claims (9)

  1. 複数のレンズを備え、前記複数のレンズは、それらの光軸が互いに一致した状態に配置されているレンズユニットであって、
    各レンズは、隣り合うレンズとテーパ嵌合し、又は隣り合うレンズとの間にスペーサを挟んで該スペーサとテーパ嵌合して、前記隣り合うレンズとの間に空間を囲っており、
    隣り合う2つのレンズのうち少なくとも一方のレンズと、該レンズに嵌合する他方のレンズ又は他方のレンズとの間に挟むスペーサとの2部材間の嵌合部には、これら2部材間の境界に沿って、前記隣り合う2つのレンズの間に囲われる空間と、その空間の外とを連通する少なくとも1つの通気路が設けられているレンズユニット。
  2. 請求項1に記載のレンズユニットであって、
    前記嵌合部を形成する2部材の嵌合領域のうち一方の嵌合領域は、その周上に分散した3箇所に、他方の嵌合領域との接触部を有するレンズユニット。
  3. 請求項2に記載のレンズユニットであって、
    前記接触部は、前記嵌合部のテーパ軸を中心に放射状に延びる凸条であるレンズユニット。
  4. 請求項3に記載のレンズユニットであって、
    前記凸条は、その延在方向に垂直な断面の形状において先鋭であり、前記他方の嵌合領域に線接触するレンズユニット。
  5. 請求項1又は請求項2に記載のレンズユニットであって、
    前記通気路は、前記嵌合部を構成する2部材の嵌合領域のうち一方の嵌合領域の表面に形成された溝であるレンズユニット。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のレンズユニットであって、
    前記複数のレンズを収容する鏡筒を更に備え、
    前記鏡筒の内周面と前記複数のレンズの外周面との間には隙間が置かれているレンズユニット。
  7. 請求項6に記載のレンズユニットであって、
    前記鏡筒は、その周壁を貫通し、その内周面と前記複数のレンズの外周面との間の隙間に開口する貫通孔を有するレンズユニット。
  8. 請求項6又は請求項7に記載のレンズユニットであって、
    前記鏡筒は、前記複数のレンズの光軸と交差する部位に開口を有し、
    前記複数のレンズの並び方向の一端側のレンズは、前記鏡筒の開口の周辺部とテーパ嵌合しているレンズユニット。
  9. 基板及び該基板上に設けられた固体撮像素子とを有するセンサユニットと、前記固体撮像素子に結像するレンズユニットと、を備える撮像ユニットであって、
    前記レンズユニットは、請求項6から請求項8のいずれか一項に記載のレンズユニットである撮像ユニット。
JP2010285214A 2010-12-21 2010-12-21 レンズユニット及び撮像ユニット Pending JP2014041167A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010285214A JP2014041167A (ja) 2010-12-21 2010-12-21 レンズユニット及び撮像ユニット
PCT/JP2011/076656 WO2012086350A1 (ja) 2010-12-21 2011-11-18 レンズユニット及び撮像ユニット
CN201190000936.4U CN203444154U (zh) 2010-12-21 2011-11-18 透镜单元及摄像单元

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010285214A JP2014041167A (ja) 2010-12-21 2010-12-21 レンズユニット及び撮像ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014041167A true JP2014041167A (ja) 2014-03-06

Family

ID=46313632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010285214A Pending JP2014041167A (ja) 2010-12-21 2010-12-21 レンズユニット及び撮像ユニット

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2014041167A (ja)
CN (1) CN203444154U (ja)
WO (1) WO2012086350A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015176018A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 惠州市大亜湾永昶電子工業有限公司 レンズ装置およびこのレンズ装置を備えた撮像装置
JP2016017745A (ja) * 2014-07-04 2016-02-01 株式会社Ihi 温度計測装置
WO2022045715A1 (ko) * 2020-08-26 2022-03-03 엘지이노텍 주식회사 차량용 카메라 모듈
US11675154B2 (en) 2018-09-26 2023-06-13 Denso Corporation Camera module

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014200008A1 (ja) * 2013-06-11 2014-12-18 コニカミノルタ株式会社 撮像装置
KR20160094692A (ko) * 2015-02-02 2016-08-10 삼성전기주식회사 렌즈 모듈
CN106324785B (zh) * 2015-07-03 2019-05-28 玉晶光电(厦门)有限公司 具有点胶流道的镜筒组及镜头模块
CN107843967B (zh) * 2016-09-21 2021-06-04 宁波舜宇车载光学技术有限公司 镜头及其内部气体热平衡实现方法
CN108227105B (zh) * 2016-12-22 2021-07-30 台湾东电化股份有限公司 镜头模块
CN106802529B (zh) * 2017-01-12 2019-08-02 瑞声科技(新加坡)有限公司 镜头筒、镜头筒的加工方法及镜头模组
JP6942041B2 (ja) * 2017-12-14 2021-09-29 マクセル株式会社 レンズユニットおよびカメラモジュール
CN113260919B (zh) * 2018-12-28 2023-10-20 Lg伊诺特有限公司 相机装置
CN112882176B (zh) * 2019-11-29 2023-05-16 宁波舜宇车载光学技术有限公司 光学镜头
WO2021168741A1 (zh) * 2020-02-27 2021-09-02 南昌欧菲精密光学制品有限公司 用于光学镜头的镜片组、光学镜头和摄像装置
CN113552685A (zh) * 2020-04-16 2021-10-26 三营超精密光电(晋城)有限公司 光学镜头、应用该光学镜头的镜头模组及电子装置
JP2022140135A (ja) * 2021-03-12 2022-09-26 株式会社リコー レンズユニット、ステレオカメラおよび移動体

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62109128U (ja) * 1985-12-26 1987-07-11
JP4815760B2 (ja) * 2004-06-30 2011-11-16 コニカミノルタオプト株式会社 組み合わせレンズの製造方法
JP2009098614A (ja) * 2007-10-12 2009-05-07 Komatsulite Mfg Co Ltd 撮像レンズユニット
JP2010224208A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Panasonic Corp 光学ユニット及び該光学ユニットを備えた撮像装置
JP4482608B2 (ja) * 2009-07-28 2010-06-16 株式会社小松ライト製作所 プラスチックレンズの製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015176018A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 惠州市大亜湾永昶電子工業有限公司 レンズ装置およびこのレンズ装置を備えた撮像装置
JP2016017745A (ja) * 2014-07-04 2016-02-01 株式会社Ihi 温度計測装置
US11675154B2 (en) 2018-09-26 2023-06-13 Denso Corporation Camera module
WO2022045715A1 (ko) * 2020-08-26 2022-03-03 엘지이노텍 주식회사 차량용 카메라 모듈

Also Published As

Publication number Publication date
CN203444154U (zh) 2014-02-19
WO2012086350A1 (ja) 2012-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2012086350A1 (ja) レンズユニット及び撮像ユニット
US8542309B2 (en) Wafer-level lens array, method of manufacturing wafer-level lens array, lens module and imaging unit
US8427748B2 (en) Wafer-level lens array, method of manufacturing wafer-level lens array, lens module and imaging unit
JP2011180292A (ja) レンズアレイ
JP2011062879A (ja) ウェハレベルレンズアレイの成形方法、ウェハレベルレンズアレイ、レンズモジュール及び撮像ユニット
WO2011040103A1 (ja) 素子アレイ及び素子アレイ積層体
JP2010204631A (ja) ウェハレベルレンズアレイの製造方法、ウェハレンズアレイ、レンズモジュール及び撮像ユニット
JP2011180293A (ja) レンズアレイ
JP2011197479A (ja) レンズ、及びレンズアレイ、並びにそれらの製造方法
JP5525985B2 (ja) レンズの製造方法及び製造装置
JP2010204635A (ja) レンズアレイ
JP5618736B2 (ja) 成形型及びレンズの製造方法
JP2011164284A (ja) 光学素子ユニット
EP2372406A1 (en) Lens array and lens array manufacturing method
JP2010204642A (ja) レンズアレイ
JP2011104811A (ja) マスタ型、マスタの作成方法及びマスタ
JP5514630B2 (ja) レンズの製造装置及びレンズの製造方法、レンズ、撮像装置
JP2011075836A (ja) 素子アレイ、素子アレイ積層体、及び素子アレイ積層体の製造方法
JP2012073296A (ja) レンズユニット、レンズユニットの製造方法、及び該製造方法に用いられる治具
JP2012073543A (ja) レンズユニット及び撮像ユニット
JP5450174B2 (ja) ウェハレベルレンズアレイの成形方法、成形型、ウェハレベルレンズアレイ、レンズモジュール、及び撮像ユニット
EP2380721A1 (en) Method for fabricating a master
JP2012073403A (ja) レンズユニット及びレンズユニットの製造方法
JP2011065040A (ja) レンズアレイ積層体及びその製造方法、並びに撮像ユニット集合体及びその製造方法
JP5568375B2 (ja) 成形型及びレンズの製造装置、該製造装置により製造されたレンズ、該レンズを備える撮像装置