JP2011075836A - 素子アレイ、素子アレイ積層体、及び素子アレイ積層体の製造方法 - Google Patents

素子アレイ、素子アレイ積層体、及び素子アレイ積層体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】素子アレイにおける素子のピッチ誤差を複数の素子アレイの積層工程で吸収し、積層方向に並ぶ素子群の調芯を高精度に行う。
【解決手段】素子アレイは、1次元又は2次元に配列される複数の素子と、前記複数の素子をそれらの並び方向に変位可能に相互に連結する支持体と、を有し、前記素子に、それらのピッチを規定する位置決め用の治具との係合部が設けられている。複数の前記素子アレイを順次積層し、複数の前記素子アレイの積層方向に並ぶ複数の前記素子を一群として、前記治具に設けた複数の位置決め部のそれぞれを一の群に含まれる複数の前記素子の前記係合部に跨って係合させることにより、各群に含まれる複数の前記素子を一括して調芯し、その状態で各群に含まれる複数の前記素子を相互に接合する。
【選択図】図5

Description

本発明は、素子アレイ、素子アレイ積層体、及び素子アレイ積層体の製造方法に関する。
近年、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)などの電子機器の携帯端末には、小型で薄型な撮像ユニットが搭載されている。このような撮像ユニットは、一般に、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの固体撮像素子と、固体撮像素子の受光領域に結像するレンズ群と、を備えている。
携帯端末の小型化・薄型化、そして携帯端末の普及により、それに搭載される撮像ユニットにも更なる小型化・薄型化が要請され、そして生産性が要求される。かかる要求に対して、多数のレンズ、及びこれらのレンズを相互に連結する連結部を、光硬化性又は熱硬化性の樹脂材料を用いて一体に形成してなるレンズアレイを複数積層し、レンズアレイ積層体を、積層方向に並ぶレンズ群を個々に含む複数のモジュールに分割して、これを量産する技術が提案されている(特許文献1参照)。
携帯電話等に搭載される撮像ユニットにおいて、レンズ群の調芯精度は典型的にはμmオーダーの精度が要求される。そして、レンズ群の調芯精度は、レンズアレイにおけるレンズのピッチ精度に依存する。特許文献1に開示された技術では、例えば、樹脂材料の硬化の際の光強度や温度のばらつきの影響によって、レンズのピッチ誤差が生じ得る。また、樹脂材料を成形する型のレンズ成形面のピッチ誤差や、レンズアレイを離型する際のレンズアレイの変形も、レンズのピッチ誤差を生じさせる要因となる。これらの誤差要因が重なるため、特許文献1に開示された技術では、レンズアレイ全体にわたって、レンズのピッチ誤差をμmオーダーに抑えることは困難であった。
上記の課題に関して、多数のレンズ、及びこれらのレンズを相互に連結する連結部を一体に形成してなるレンズアレイにおいて、連結部にスリットを形成して連結部にフレキシブル性を付与し、連結部の変形によってレンズのピッチ誤差を吸収する技術が提案されている(特許文献2参照)。
国際公開第08/153102号 特開2004−226872号公報
特許文献2に開示された技術において、連結部の変形は、レンズに案内用の凹凸部を設け、それらの嵌合によりなされている。凹凸部はレンズと同じ樹脂で形成されており、また、レンズが高密度に配列される場合に凹凸部は必然的に小型なものとなる。そのため、凹凸部に強度不足や摺動不良などの問題が生じ、十分な位置決めが行えず、レンズ群の調芯精度が低下する虞があった。
本発明は、上述した事情に鑑みなされたものであり、その目的は、素子アレイにおける素子のピッチ誤差を複数の素子アレイの積層工程で吸収し、積層方向に並ぶ素子群の調芯を高精度に行うことにある。
(1) 1次元又は2次元に配列される複数の素子と、前記複数の素子をそれらの並び方向に変位可能に相互に連結する支持体と、を有し、前記素子に、それらのピッチを規定する位置決め用の治具との係合部が設けられている素子アレイ。
(2) 1次元又は2次元に配列される複数の素子と、前記複数の素子をそれらの並び方向に変位可能に相互に連結する支持体と、を有する素子アレイの前記素子に、それらのピッチを規定する位置決め用の治具との係合部を設け、複数の前記素子アレイを順次積層し、複数の前記素子アレイの積層方向に並ぶ複数の前記素子を一群として、前記治具に設けた複数の位置決め部のそれぞれを一の群に含まれる複数の前記素子の前記係合部に跨って係合させることにより、各群に含まれる複数の前記素子を一括して調芯し、その状態で各群に含まれる複数の前記素子を相互に接合する素子アレイ積層体の製造方法。
本発明によれば、素子に設けた係合部に位置決め用の治具を係合させることにより、素子のピッチを確実に規定することができる。それにより、素子アレイ積層体において、積層方向に並ぶ素子群の調芯を高精度に行うことができる。
本発明の実施形態を説明するための、素子アレイの一例を示す図である。 図1の素子アレイをII−II線断面で示す図である。 図3A〜図3Cは、図1の素子アレイの製造方法の一例を示す図である。 図1の素子アレイの積層体を示す図である。 図5A及び図5Bは、図4の素子アレイ積層体の製造方法の一例を示す図である。 図1の素子アレイの変形例、及びその積層体、並びにその製造方法を示す図である。 本発明の実施形態を説明するための、素子アレイの他の例を示す図である。 図7の素子アレイをVIII−VIII線断面で示す図である。 図7の素子アレイの積層体、及びその製造方法を示す図である。 本発明の実施形態を説明するための、素子アレイ積層体の他の例、及びその製造方法を示す図である。 本発明の実施形態を説明するための、素子アレイの他の例を示す図である。 図12A〜図12Dは、図11の素子アレイの製造方法の一例を示す図である。 本発明の実施形態を説明するための、素子アレイの他の例、及びその積層体を示す図である。 図13の素子アレイ積層体において点線円XIVで囲まれる部分を拡大して示す図である。 図13の素子アレイ積層体に含む一つの素子群を、その断面で示す図であり、素子群を構成する複数の素子の芯がズレた状態を示す図である。
図1及び図2は、素子アレイの一例を示す。図1及び図2に示す素子アレイは、レンズアレイである。
図1及び図2に示すように、レンズアレイ1は、複数のレンズ2と、支持体3と、を備えている。
レンズ2は、図示の例では、行列状に配列されている。なお、レンズ2の配列は、行列状には限られず、放射状、同心の円環状、その他の2次元の配列であってもよく、また、1次元の配列であってもよい。
レンズ2は、その表裏に所定の光学面10a、10bが形成されている。図示の例では、いずれも凸形状の球面となっているが、用途に応じて、凸形状の球面、凹形状の球面、非球面、又は平面の種々の組み合わせを採り得る。
また、レンズ2は、フランジ部11を有する。フランジ部11は、光学面10a、10bで挟まれる光学機能部10の外周を包囲する枠状をなし、光学機能部10を収容している。平面視におけるフランジ部11の外形は、図示の例では矩形状となっているが、円形状、多角形状、等であってもよい。
フランジ部11には、その厚み方向(レンズ2の並び方向である行方向及び列方向に直交する方向)に貫通する貫通孔12が形成されている。図示の例では、貫通孔12は、矩形状のフランジ部11の四つの辺のそれぞれの中央部に設けられているが、その数、及び位置は特に限定されず、例えば、四つの角部にそれぞれ設けられていてもよいし、また、対となる二つの辺のうち一方の辺の両端にあたる二つの角部と他方の辺の中央部に設けられていてもよいし、また、対となる二つの角部にそれぞれ設けられていてもよい。
支持体3は、各レンズ2とその周囲のレンズ2との間の隙間を埋めるように形成されており、全体として網状(格子状)を呈している。支持体3は、レンズ2のフランジ部11の四方の側面にそれぞれ接合されており、これらのレンズ2を相互に連結している。
レンズ2及び支持体3は、透光性の樹脂組成物で一体に形成されている。支持体3は、レンズ2に比べて十分に薄く形成され、フレキシブル性が付与されている。よって、レンズ2は、それらの並び方向(行方向及び列方向)に変位可能である。
レンズ2を形成する樹脂組成物としては、例えばエネルギー硬化性の樹脂組成物を好適に用いることができる。エネルギー硬化性の樹脂組成物は、熱により硬化する樹脂組成物、あるいは活性エネルギー線の照射(例えば紫外線、電子線照射)により硬化する樹脂組成物のいずれであってもよい。
レンズ2を形成する樹脂組成物は、モールド形状の転写適性等、成形性の観点から硬化前には適度な流動性を有していることが好ましい。具体的には常温で液体であり、粘度が1000〜50000mPa・s程度のものが好ましい。
また、レンズ2を形成する樹脂組成物は、硬化後にはリフロー工程を通しても熱変形しない程度の耐熱性を有していることが好ましい。該観点から、硬化物のガラス転移温度は200℃以上であることが好ましく、250℃以上であることがより好ましく、300℃以上であることが特に好ましい。樹脂組成物にこのような高い耐熱性を付与するためには、分子レベルで運動性を束縛することが必要であり、有効な手段としては、(1)単位体積あたりの架橋密度を上げる手段、(2)剛直な環構造を有する樹脂を利用する手段(例えばシクロヘキサン、ノルボルナン、テトラシクロドデカン等の脂環構造、ベンゼン、ナフタレン等の芳香環構造、9,9’-ビフェニルフルオレン等のカルド構造、スピロビインダン等のスピロ構造を有する樹脂、具体的には例えば、特開平9−137043号公報、同10−67970号公報、特開2003−55316号公報、同2007−334018号公報、同2007−238883号公報等に記載の樹脂)、(3)無機微粒子など高Tgの物質を均一に分散させる手段(例えば特開平5−209027号公報、同10−298265号公報等に記載)等が挙げられる。これらの手段は複数併用してもよく、流動性、収縮率、屈折率特性など他の特性を損なわない範囲で調整することが好ましい。
また、レンズ2を形成する樹脂組成物は、形状転写精度の観点からは硬化反応による体積収縮率が小さい樹脂組成物が好ましい。樹脂組成物の硬化収縮率としては10%以下であることが好ましく、5%以下であることがより好ましく、3%以下であることが特に好ましい。硬化収縮率の低い樹脂組成物としては、例えば(1)高分子量の硬化剤(プレポリマ−など)を含む樹脂組成物(例えば特開2001−19740号公報、同2004−302293号公報、同2007−211247号公報等に記載、高分子量硬化剤の数平均分子量は200〜100,000の範囲であることが好ましく、より好ましくは500〜50,000の範囲であり、特に好ましくは1,000〜20,000の場合である。また該硬化剤の数平均分子量/硬化反応性基の数で計算される値が、50〜10,000の範囲にあることが好ましく、100〜5,000の範囲にあることがより好ましく、200〜3,000の範囲にあることが特に好ましい。)、(2)非反応性物質(有機/無機微粒子,非反応性樹脂等)を含む樹脂組成物(例えば特開平6−298883号公報、同2001−247793号公報、同2006−225434号公報等に記載)、(3)低収縮架橋反応性基を含む樹脂組成物(例えば、開環重合性基(例えばエポキシ基(例えば、特開2004−210932号公報等に記載)、オキセタニル基(例えば、特開平8−134405号公報等に記載)、エピスルフィド基(例えば、特開2002−105110号公報等に記載)、環状カーボネート基(例えば、特開平7−62065号公報等に記載)等)、エン/チオール硬化基(例えば、特開2003−20334号公報等に記載)、ヒドロシリル化硬化基(例えば、特開2005−15666号公報等に記載)等)、(4)剛直骨格樹脂(フルオレン、アダマンタン、イソホロン等)を含む樹脂組成物(例えば、特開平9−137043号公報等に記載)、(5)重合性基の異なる2種類のモノマーを含み相互貫入網目構造(いわゆるIPN構造)が形成される樹脂組成物(例えば、特開2006−131868号公報等に記載)、(6)膨張性物質を含む樹脂組成物(例えば、特開2004−2719号公報、特開2008−238417号公報等に記載)等を挙げることができ、本発明において好適に利用することができる。また上記した複数の硬化収縮低減手段を併用すること(例えば、開環重合性基を含有するプレポリマーと微粒子を含む樹脂組成物など)が物性最適化の観点からは好ましい。
また、レンズ2を形成する樹脂組成物は、高−低2種類以上のアッベ数の異なる樹脂の混合物が望まれる。高アッベ数側の樹脂は、アッベ数(νd)が50以上であることが好ましく、より好ましくは55以上であり特に好ましくは60以上である。屈折率(nd)は1.52以上であることが好ましく、より好ましくは1.55以上であり、特に好ましくは1.57以上である。このような樹脂としては、脂肪族の樹脂が好ましく、特に脂環構造を有する樹脂(例えば、シクロヘキサン、ノルボルナン、アダマンタン、トリシクロデカン、テトラシクロドデカン等の環構造を有する樹脂、具体的には例えば、特開平10−152551号公報、特開2002−212500号公報、同2003−20334号公報、同2004−210932号公報、同2006−199790号公報、同2007−2144号公報、同2007−284650号公報、同2008−105999号公報等に記載の樹脂)が好ましい。低アッベ数側の樹脂は、アッベ数(νd)が30以下であることが好ましく、より好ましくは25以下であり特に好ましくは20以下である。屈折率(nd)は1.60以上であることが好ましく、より好ましくは1.63以上であり、特に好ましくは1.65以上である。このような樹脂としては芳香族構造を有する樹脂が好ましく、例えば9,9’−ジアリールフルオレン、ナフタレン、ベンゾチアゾール、ベンゾトリアゾール等の構造を含む樹脂(具体的には例えば、特開昭60−38411号公報、特開平10−67977号公報、特開2002−47335号公報、同2003−238884号公報、同2004−83855号公報、同2005−325331号公報、同2007−238883号公報、国際公開第2006/095610号、特許第2537540号公報等に記載の樹脂等)が好ましい。
また、レンズ2を形成する樹脂組成物には、屈折率を高めたり、アッベ数を調整したりするために、無機微粒子をマトリックス中に分散させることが好ましい。無機微粒子としては、例えば、酸化物微粒子、硫化物微粒子、セレン化物微粒子、テルル化物微粒子が挙げられる。より具体的には、例えば、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化ニオブ、酸化セリウム、酸化アルミニウム、酸化ランタン、酸化イットリウム、硫化亜鉛等の微粒子を挙げることができる。特に上記高アッベ数の樹脂に対しては、酸化ランタン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム等の微粒子を分散させることが好ましく、低アッベ数の樹脂に対しては、酸化チタン、酸化スズ、酸化ジルコニウム等の微粒子を分散させることが好ましい。無機微粒子は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。また、複数の成分による複合物であってもよい。また、無機微粒子には光触媒活性低減、吸水率低減などの種々の目的から、異種金属をドープしたり、表面層をシリカ、アルミナ等異種金属酸化物で被覆したり、シランカップリング剤、チタネートカップリング剤、有機酸(カルボン酸類、スルホン酸類、リン酸類、ホスホン酸類等)又は有機酸基を持つ分散剤などで表面修飾してもよい。無機微粒子の数平均粒子サイズは通常1nm〜1000nm程度とすればよいが、小さすぎると物質の特性が変化する場合があり、大きすぎるとレイリー散乱の影響が顕著となるため、1nm〜15nmが好ましく、2nm〜10nmが更に好ましく、3nm〜7nmが特に好ましい。また、無機微粒子の粒子サイズ分布は狭いほど望ましい。このような単分散粒子の定義の仕方はさまざまであるが、例えば、特開2006−160992号に記載されるような数値規定範囲が好ましい粒径分布範囲に当てはまる。ここで上述の数平均1次粒子サイズとは、例えばX線回折(XRD)装置あるいは透過型電子顕微鏡(TEM)などで測定することができる。無機微粒子の屈折率としては、22℃、589nmの波長において、1.90〜3.00であることが好ましく、1.90〜2.70であることが更に好ましく、2.00〜2.70であることが特に好ましい。無機微粒子の樹脂に対する含有量は、透明性と高屈折率化の観点から、5質量%以上であることが好ましく、10〜70質量%が更に好ましく、30〜60質量%が特に好ましい。
樹脂組成物に微粒子を均一に分散させるためには、例えばマトリックスを形成する樹脂モノマーとの反応性を有する官能基を含む分散剤(例えば特開2007−238884号公報実施例等に記載)、疎水性セグメント及び親水性セグメントで構成されるブロック共重合体(例えば特開2007−211164号公報に記載)、あるいは高分子末端又は側鎖に無機微粒子と任意の化学結合を形成しうる官能基を有する樹脂(例えば特開2007−238929号公報、特開2007−238930号公報等に記載)等を適宜用いて微粒子を分散させることが望ましい。
また、また、レンズ2を形成する樹脂組成物には、シリコーン系、フッ素系、長鎖アルキル基含有化合物等の公知の離型剤やヒンダードフェノール等の酸化防止剤等の添加剤が適宜配合されていてもよい。
また、レンズ2を形成する樹脂組成物には、必要に応じて硬化触媒又は開始剤を配合することができる。具体的には、例えば特開2005−92099号公報(段落番号〔0063〕〜〔0070〕)等に記載の熱又は活性エネルギー線の作用により硬化反応(ラジカル重合あるいはイオン重合)を促進する化合物を挙げることができる。これらの硬化反応促進剤の添加量は、触媒や開始剤の種類、あるいは硬化反応性部位の違いなどによって異なり一概に規定することはできないが、一般的には硬化反応性樹脂組成物の全固形分に対して0.1〜15質量%程度が好ましく、0.5〜5質量%程度がより好ましい。
レンズ2を形成する樹脂組成物は、上記成分を適宜配合して製造することができる。この際、液状の低分子モノマー(反応性希釈剤)等に他の成分を溶解することができる場合には別途溶剤を添加する必要はないが、このケースに当てはまらない場合には溶剤を用いて各構成成分を溶解することにより硬化性樹脂組成物を製造することができる。該硬化性樹脂組成物に使用できる溶剤としては、組成物が沈殿することなく、均一に溶解又は分散されるものであれば特に制限はなく適宜選択することができ、具体的には、例えば、ケトン類(例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等)、エステル類(例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル等)、エーテル類(例えば、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等)アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、エチレングリコール等)、芳香族炭化水素類(例えば、トルエン、キシレン等)、水等を挙げることができる。硬化性組成物が溶剤を含む場合には溶剤を乾燥させた後にモールド形状転写操作を行うことが好ましい。
図3A〜図3Cは、上述のレンズアレイ1の製造方法の一例を示す。図3A〜図3Cに示す例は、二色成形によりレンズ2及び支持体3を一体に形成するものである。
まず、成形型について説明する。成形型は、上型20及び下型30を備えている。上型20の成形面21には、レンズアレイ1におけるレンズ2の配列と同じ並びで、複数のレンズ成形部22が行列状に配列されている。レンズ成形部22は、レンズ2の表面形状を成形する。下型30の成形面31には、レンズアレイ1におけるレンズ2の配列と同じ並びで、複数のレンズ成形部32が行列状に配列されている。レンズ成形部32は、レンズ2の裏面形状を成形する。そして、レンズ成形部32には、レンズ2のフランジ部11に貫通孔12を形成するための凸部33が設けられている。
型20、30の材料は、レンズ2や支持体3を形成するエネルギー硬化性の樹脂材料に応じて適宜選択される。樹脂材料として熱硬化のものを用いた場合には、型の材料は、例えば熱伝導率に優れる金属材料や、赤外線を透過する材料が用いられる。また、樹脂材料として紫外線硬化のものを用いた場合には、型の材料は、例えば紫外線を透過する材料が用いられ、また、樹脂材料として電子線硬化のものを用いた場合には、型の材料は、その電子線を透過する材料が用いられる。
図3Aに示すように、レンズ2及び支持体3を形成する樹脂材料Mを、下型30の成形面31に供給する。
次いで、図3Bに示すように、上型20を降下させ、上型20の成形面21と下型30の成形面31との間で樹脂材料Mを挟んで圧縮し、樹脂材料Mを成形面21、31に倣って変形させる。
次いで、図3Cに示すように、樹脂材料Mにエネルギーを加えて硬化させ、レンズアレイ1を得る。対となるレンズ成形部22、32の間でレンズ2がそれぞれ形成される。また、レンズ成形部22、32を除く成形面21、31の間で支持体3が形成される。そして、下型30の凸部33によって、レンズ2のフランジ部11には貫通孔12が形成される。
図4は、素子アレイ積層体の一例を示す。図4に示す素子アレイ積層体は、図1のレンズアレイ1が複数積層されてなるレンズアレイ積層体である。
図4に示すように、レンズアレイ積層体40は、2枚のレンズアレイ1a、1bが積層されて構成されている。なお、レンズアレイ1a、1bは、図1のレンズアレイ1と同様の構成をそれぞれ備えている。
レンズアレイ1a、1bの積層方向に並ぶ、レンズアレイ1aに含む一つのレンズ2aと、レンズアレイ1bに含む一つのレンズ2bとで、一つのレンズ群41が構成される。レンズ群41を構成するレンズ2a、2bは、それらの光軸が合った状態で接合される。レンズ2a、2bの接合は、いずれか又は双方のフランジ部11に塗布された接着剤42によりなされている。
図5A及び図5Bは、図4のレンズアレイ積層体40の製造方法の一例を示す。
図5Aは、レンズアレイ1a、1bが積層される前の状態を示し、レンズアレイ1aにおけるレンズ2aのピッチと、レンズアレイ1bにおけるレンズ2bのピッチとにズレがある場合を示している。従って、レンズ2a、2bのそれぞれに設けられた貫通孔12の中心軸にズレが生じており、また、レンズ2a、2bの光軸にズレが生じている。
図5Bに示すように、レンズアレイ1a、1bは、位置決め用の治具50を用いて積層される。治具50は、複数のピン51を備えている。レンズ群41を構成するレンズ2a、2bのそれぞれに設けられ、積層方向に並ぶ貫通孔12に跨ってピン51が挿通される。それに伴い、レンズ2a、2bのそれぞれに設けられ、積層方向に並ぶ貫通孔12は、ピン51に沿って整列される。その際、レンズ2aは、レンズアレイ1aに含む支持体3を適宜伸縮させながら、ピン51に従って行方向及び列方向に位置決めされる。同様に、レンズ2bも、レンズアレイ1bに含む支持体3を適宜伸縮させながら、ピン51に従って行方向及び列方向に位置決めされる。それにより、レンズ2a、2bは、それらの光軸が合った状態に配置される。なお、レンズ2a、2bの積層方向の位置決めは、レンズ2aは治具50への当接により、また、レンズ2bはレンズ2aへの当接によりなされる。図示の例のように、ピン51の先端部をテーパ状とし、又は貫通孔12の開口部をテーパ状とすることにより、貫通孔12へのピン51の挿通が容易となる。
このように、レンズ2a、2bのそれぞれに設けた貫通孔12に跨って治具50のピン51を挿通することにより、レンズ2a、2bのピッチを確実に規定することができる。それにより、レンズアレイ積層体40において、レンズ群41を構成するレンズ2a、2bの調芯を高精度に行うことができる。
図6は、図1のレンズアレイ1の変形例、及びその積層体、並びにその製造方法を示す。
図6に示すように、レンズアレイ1aに含むレンズ2aに設けられた貫通孔12、及びレンズアレイ1bに含むレンズ2bに設けられた貫通孔12は、それぞれテーパ状に形成されている。そして、レンズ2aに設けられた貫通孔12と、レンズ2bに設けられた貫通孔12とで、一続きのテーパ状の孔を構成するようになっている。これに対応して、治具50のピン51もまた、テーパ状に形成されている。
レンズ群41を構成するレンズ2a、2bのそれぞれに設けられ、積層方向に並ぶ貫通孔12に跨ってピン51が挿通される。それに伴い、レンズ2a、2bは、ピン51に従って行方向及び列方向に位置決めされる。それにより、レンズ2a、2bは、それらの光軸が合った状態に配置される。更に、レンズ2a、2bは、テーパ状の貫通孔12とテーパ状のピン51との嵌合により、積層方向についてもピン51により位置決めされる。
このように、レンズ2a、2bの積層方向の位置決めを、テーパ状の貫通孔12とテーパ状のピン51との嵌合により行うことで、レンズ2a、2bを接合する接着剤42の硬化収縮に伴うレンズ群41の高さ寸法のバラツキを抑制することができる。
図7及び図8は、素子アレイの他の例を示す。
図7及び図8に示すように、レンズアレイ101は、複数のレンズ2と、支持体3と、を備えている。
レンズ2は、図示の例では、行列状に配列されている。支持体3は、各レンズ2とその周囲のレンズ2との間の隙間を埋めるように形成されており、全体として網状(格子状)を呈している。支持体3は、レンズ2のフランジ部11の周面にそれぞれ接合されており、これらのレンズ2を相互に連結している。
フランジ部11には、上述のレンズアレイ1における貫通孔12(図1参照)は形成されておらず、支持体3においてフランジ部11の四方の側面にそれぞれ隣接する位置に貫通孔112が形成されている。
図9は、図7のレンズアレイ101が複数積層されてなるレンズアレイ積層体、及びその製造方法を示す。
図9に示すように、レンズアレイ積層体140は、2枚のレンズアレイ101a、101bが積層されて構成されている。なお、レンズアレイ101a、101bは、図7のレンズアレイ101と同様の構成をそれぞれ備えている。
レンズアレイ101a、101bの積層方向に並ぶ、レンズアレイ101aに含む一つのレンズ2aと、レンズアレイ101bに含む一つのレンズ2bとで、一つのレンズ群41が構成される。レンズ群41を構成するレンズ2a、2bは、それらの光軸が合った状態で接合される。レンズ2a、2bの接合は、いずれか又は双方のフランジ部11に塗布された接着剤42によりなされる。
レンズアレイ101a、101bは、位置決め用の治具150を用いて積層される。治具150は、複数の挟持部151を備えている。挟持部151は、レンズアレイ101aにおけるレンズ2aやレンズアレイ101bにおけるレンズ2bと同じ並びで行列状に配列されている。挟持部151は、行方向に対向する一対の弾性片152、及び列方向に対向する一対の弾性片152を有している(図9には、行方向に対向する一対の弾性片152のみ示されている)を有している。これらの弾性片152の弾性は、レンズアレイ101aに含む支持体3、及びレンズアレイ101bに含む支持体3の合成の弾性よりも高くなっている。
行方向に対向する一対の弾性片152、及び列方向に対向する一対の弾性片152は、レンズ2aを行方向及び列方向に弾性的に挟持する。更に、これらの弾性片152は、レンズアレイ101aに含む支持体3に設けられた貫通孔112を通して、レンズ2aと共にレンズ群41を構成するレンズ2bに達し、同様にレンズ2bを行方向及び列方向に弾性的に挟持する。それに伴い、レンズ2a、2bの四方の側面は、弾性片152に沿って整列される。その際、レンズ2aは、レンズアレイ101aに含む支持体3を適宜伸縮させながら、弾性片152に従って行方向及び列方向に位置決めされる。同様に、レンズ2bも、レンズアレイ101bに含む支持体3を適宜伸縮させながら、弾性片152に従って行方向及び列方向に位置決めされる。それにより、レンズ群41を構成するレンズ2a、2bは、それらの光軸が合った状態に配置される。
このように、弾性片152による弾性的な挟持によってレンズ2a、2bの位置決めを行うことにより、レンズ2a、2bに過大な力が加わることがなく、よって、レンズ2a、2bの変形や破損を防止することができる。
なお、上述の例では、行方向に対向する一対の弾性片152、及び列方向に対向する一対の弾性片152でレンズ2a、2bを四方から拘束するものとして説明したが、これに限らず、三方から拘束することによってもレンズ2a、2bを行方向及び列方向に位置決めすることができる。
図10は、素子アレイ積層体の他の例、及びその製造方法を示す。
図10に示すように、素子アレイ積層体240は、2枚のレンズアレイ1a、1bと、カバー部材250と、センサアレイ260とを備えている。レンズアレイ1a、1bは、図1のレンズアレイ1と同様の構成をそれぞれ備えている。素子アレイ積層体240は、センサアレイ260の上にレンズアレイ1a、1b、及びカバー部材250が順次積層されて構成されている。
センサアレイ260は、シリコンなどの半導体材料で形成されたウエハ261を有している。そして、ウエハ261上には、複数の固体撮像素子262が形成されている。固体撮像素子262は、例えばCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどであり、ウエハ261に対して周知の成膜工程、フォトリソグラフィ工程、エッチング工程、不純物添加工程、等を繰り返し、ウエハ261上に受光領域、絶縁膜、電極、配線、等を形成して構成されている。固体撮像素子262は、レンズアレイ1aにおけるレンズ2aやレンズアレイ1bにおけるレンズ2bと同じ並びで配列されている。
カバー部材250は、図示の例では、ガラスなどの透光性の材料で形成された平板状の部材であって、下層のレンズアレイ1bに含むレンズ2bを保護している。なお、カバー部材250は、光学素子のアレイとすることもでき、例えば、下層のレンズアレイ1bに含むレンズ2bに入射する光量を調節する絞りを配列したものとすることもできる。
積層方向に並ぶ、レンズアレイ1aに含む一つのレンズ2aと、レンズアレイ1bに含む一つのレンズ2bとで、一つのレンズ群41が構成される。そして、積層方向に並ぶ、センサアレイ260に含む一つの固体撮像素子262と、一つのレンズ群41と、カバー部材250においてこれらの固体撮像素子262やレンズ群41を覆う部分とで、一つの撮像ユニット242が構成される。
カバー部材250は、複数のピン51を有しており、レンズアレイ1a、1bは、カバー部材250を用いて積層される。レンズ群41を構成するレンズ2a、2bのそれぞれに設けられ、積層方向に並ぶ貫通孔12に跨ってピン51が挿通される。その際、レンズ2aは、レンズアレイ1aに含む支持体3を適宜伸縮させながら、ピン51に従って行方向及び列方向に位置決めされる。同様に、レンズ2bも、レンズアレイ1bに含む支持体3を適宜伸縮させながら、ピン51に従って行方向及び列方向に位置決めされる。それにより、レンズ群41を構成するレンズ2a、2bは、それらの光軸が合った状態に配置される。そして、レンズアレイ1a、1b、及びカバー部材250の積層体がセンサアレイ260に積層され、複数の撮像ユニット242が一括して構成される。
このように、素子アレイ積層体240を構成するカバー部材250を、同じく素子アレイ積層体240を構成するレンズアレイ1a、1bのそれぞれに含むレンズ2a、2bの位置決め用の治具として用いることにより、レンズアレイ1a、1bの積層後に治具を外す手間を省くことができる。
図11は、素子アレイの他の例を示す。図11に示す素子アレイは、レンズアレイである。
図11に示すように、レンズアレイ301は、複数のレンズ2と、支持体303と、を備えている。
レンズ2は、図示の例では、行列状に配列されている。レンズ2のフランジ部11には、位置決め用の治具50のピン51(図5参照)が挿通される貫通孔12が形成されている。支持体303は、各レンズ2とその周囲のレンズ2との間の隙間を埋めるように形成されており、全体として網状(格子状)を呈している。支持体303は、レンズ2のフランジ部11の周面にそれぞれ接合されており、これらのレンズ2を相互に連結している。
支持体303は、レンズ2を形成する材料より弾力性に富む(伸縮性に富む)材料で形成され、フレキシブル性が付与されている。よって、レンズ2は、それらの並び方向(行方向及び列方向)に変位可能である。
支持体303を形成する材料は、上記のレンズ2を形成する材料より弾力性に富む材料である限りにおいて特に限定されないが、例えば、オレフィン系樹脂にシリカやポリイミド等の耐熱素材のフィラーを混練したものを用いることができる。
図12A〜図12Dは、上述のレンズアレイ301の製造方法の一例を示す。図12A〜図12Dに示す例は、二色成形により複数のレンズ2及び支持体303を一体に形成するものである。
レンズアレイ301を成形する成形型は、上述のレンズアレイ1を成形する成形型(図3参照)と同一であり、上型20及び下型30を備えている。
図12Aに示すように、レンズ2を形成する樹脂材料M1を、下型30のレンズ成形部32にそれぞれ滴下する。
次いで、図12Bに示すように、レンズ成形部32を除く下型30の成形面31上に、支持体303を形成する樹脂材料M2を供給する。
次いで、図12Cに示すように、上型20を降下させ、上型20の成形面21と下型30の成形面31との間で樹脂材料M1、M2を挟んで圧縮し、樹脂材料M1、M2を成形面21、31に倣って変形させる。
次いで、図12Dに示すように、樹脂材料M1、M2にエネルギーを加えて硬化させ、レンズアレイ301を得る。対となるレンズ成形部22、32の間でレンズ2がそれぞれ形成される。また、レンズ成形部22、32を除く成形面21、31の間で支持体303が形成される。これらのレンズ2と支持体303とは、相互に接合された状態で一体に形成される。そして、下型30の凸部33によって、レンズ2のフランジ部11には貫通孔12が形成される。
なお、上述の例は、レンズ2及び支持体303をいずれも樹脂材料の注型・圧縮により形成するものであるが、これに限定されるものではない。例えば、レンズ2は注型・圧縮により形成し、支持体303は、レンズ2の形成で成形型が閉じられた状態で、キャビティに樹脂材料を射出して形成することもできる。また、レンズ2を個々に作製しておき、これらのレンズ2をインサートして、支持体303を注型・圧縮又は射出により形成することもできる。いずれの場合においても、レンズ2や支持体303に気泡が混入するのを防止するために、真空環境下で行うことが好ましい。
このように、複数のレンズ2を連結する支持体303を、レンズ2を形成する材料よりも弾力性に富む材料で形成することにより、レンズ2のピッチ誤差を吸収するに足る十分なフレキシブル性を支持体303に容易に確保することができる。
なお、支持体として、レンズ2を形成する材料よりも弾力性に富む材料で形成されたシートを用い、このシートの一方の表面に複数のレンズ2を接合して、これらのレンズ2を相互に連結するようにしてもよい。
図13は、素子アレイの他の例、及びその積層体を示す。図13に示す素子アレイは、医療診断用のマイクロ化学チップが複数配列されたマイクロ化学チップアレイであり、また、図13に示す素子アレイ積層体は、マイクロ化学チップアレイが複数積層されて構成されたマイクロ化学チップアレイ積層体である。
図13に示すように、マイクロ化学チップアレイ積層体440は、二つのマイクロ化学チップアレイ401a、401bが積層されて構成されている。
マイクロ化学チップアレイ401aは、複数のマイクロ化学チップ402aと、支持体としての複数の弾性片403とを備えている。マイクロ化学チップアレイ401bは、複数のマイクロ化学チップ402bと、支持体としての複数の弾性片403とを備えている。マイクロ化学チップアレイ401a、及びマイクロ化学チップアレイ401bの各部の構成は基本的に共通するので、以下、一方のマイクロ化学チップアレイ401aについて説明する。
マイクロ化学チップアレイ401aにおいて、マイクロ化学チップ402aは、図示の例では、行列状に配列されている。なお、マイクロ化学チップ402aの配列は、行列状には限られず、放射状、同心の円環状、その他の2次元の配列であってもよく、また、1次元の配列であってもよい。
弾性片403は、隣り合う二つのマイクロ化学チップ402aの間にそれぞれ設けられている。弾性片403は、それを挟む二つのマイクロ化学チップ402aの対向面にその端部を接合され、これら二つのマイクロ化学チップ402aを相互に連結している。
弾性片403は、フレキシブル性を有しており、よって、マイクロ化学チップ402aは、それらの並び方向(行方向及び列方向)に変位可能である。弾性片403のフレキシブル性は、例えば、マイクロ化学チップ402aに比べて弾性片403を十分に薄く形成することにより得ることができる。また、二つのマイクロ化学チップ402aにおける接合箇所を結ぶ直線に対して弾性片403を蛇行して形成するようにしてもよく、蛇行状から直線状に、また直線状から蛇行状への変形によって、フレキシブル性を得ることができる。また、マイクロ化学チップ402aを形成する材料より弾力性に富む(伸縮性に富む)材料で弾性片403を形成し、フレキシブル性を得るようにしてもよい。
図14は、図13のマイクロ化学チップ402a、402bを拡大して示す。
図14に示すように、マイクロ化学チップ402a、402bには、厚み方向に貫通する貫通孔412がそれぞれ形成されている。図示の例では、貫通孔412は、四つの角部にそれぞれ設けられている。これらの貫通孔412には、位置決め用の治具50のピン51(図5参照)が挿通される。
また、マイクロ化学チップ402a、402bには、サンプル液が流通される微細な流路413が形成されている。マイクロ化学チップ402a、402bそれぞれに形成された流路413は、マイクロ化学チップ402a、402bが積層された際に連通する。流路413は、典型的には数μm〜数百μmの幅に形成される。そして、マイクロ化学チップ402a、402bの調芯に求められる精度は、典型的には数μm以下である。
図15は、図14のマイクロ化学チップ402a、402bが、それらの芯がズレて積層された状態を示す。
図15に示すように、マイクロ化学チップ402a、402bが、それらの芯がズレて積層された場合に、マイクロ化学チップ402a、402bのそれぞれに設けられた流路413の接続箇所には、段差部414が生じる。そこにサンプル液が流通されると、エア溜まりが形成され、また、サンプル液溜まりが形成されて、診断に必要なサンプル液量を増大させるといった問題が生じ得る。
マイクロ化学チップ402a、402bのそれぞれに設けられた貫通孔412に跨って治具50のピン51(図5参照)が挿通されることにより、マイクロ化学チップアレイ401a、401bにそれぞれ含む弾性片403を適宜伸縮させながら、マイクロ化学チップ402a、402bはピン51に従って行方向及び列方向に位置決めされる。それにより、マイクロ化学チップ402a、402bの調芯がなされ、マイクロ化学チップ402a、402bのそれぞれに設けられた流路413は、段差部414を生じさせることなく接続され、上記の問題は解消される。
以上、説明したように、本明細書に開示された素子アレイは、1次元又は2次元に配列される複数の素子と、前記複数の素子をそれらの並び方向に変位可能に相互に連結する支持体と、を有し、前記素子に、それらのピッチを規定する位置決め用の治具との係合部が設けられている。
また、本明細書に開示された素子アレイは、前記係合部は、貫通孔である。
また、本明細書に開示された素子アレイは、前記貫通孔は、テーパ孔である。
また、本明細書に開示された素子アレイは、前記支持体は、前記素子を形成する材料よりも弾力性に富む材料で形成されている。
また、本明細書に開示された素子アレイ積層体は、上記いずれかの素子アレイを複数備え、これらの素子アレイが順次積層された素子アレイ積層体であって、複数の前記素子アレイの積層方向に並ぶ複数の前記素子を一群として、各群に含まれる複数の前記素子が、それらの前記係合部を前記積層方向に整列させた状態で、相互に接合されている。
また、本明細書に開示された素子アレイ積層体は、積層された複数の前記素子アレイの上に積層されるカバー部材を更に備え、前記カバー部材は、複数の位置決め部を有し、前記位置決め部は、一の群に含まれる複数の前記素子の前記係合部に跨って係合している。
また、本明細書に開示された素子アレイ積層体の製造方法は、1次元又は2次元に配列される複数の素子と、前記複数の素子をそれらの並び方向に変位可能に相互に連結する支持体と、を有する素子アレイの前記素子に、それらのピッチを規定する位置決め用の治具との係合部を設け、複数の前記素子アレイを順次積層し、複数の前記素子アレイの積層方向に並ぶ複数の前記素子を一群として、前記治具に設けた複数の位置決め部のそれぞれを一の群に含まれる複数の前記素子の前記係合部に跨って係合させることにより、各群に含まれる複数の前記素子を一括して調芯し、その状態で各群に含まれる複数の前記素子を相互に接合する。
また、本明細書に開示された素子アレイ積層体の製造方法は、前記係合部は、貫通孔であり、また、前記位置決め部は、ピンであり、前記ピンを一の群に含まれる複数の前記素子の前記貫通孔に跨って挿通させる。
また、本明細書に開示された素子アレイ積層体の製造方法は、前記貫通孔は、テーパ孔であり、また、前記ピンは、テーパピンである。
また、本明細書に開示された素子アレイ積層体の製造方法は、前記位置決め部は、前記素子を少なくとも三方から弾性的に挟持する複数で一組をなす弾性片であり、前記支持体において素子の周囲に形成した貫通孔を通して、一組の前記弾性片で、一の群に含まれる複数の前記素子を挟持する。
また、本明細書に開示された素子アレイ積層体の製造方法は、積層された複数の前記素子アレイの上に更にカバー部材を積層し、前記カバー部材に複数の前記位置決め部を設け、このカバー部材を前記治具として用いる。
1、1a、1b レンズアレイ(素子アレイ)
2、2a、2b レンズ(素子)
3 支持体
10 光学機能部
10a、10b 光学面
11 フランジ部
12 貫通孔(係合部)
40 レンズアレイ積層体(素子アレイ積層体)
41 レンズ群
50 治具
51 ピン
101、101a、101b レンズアレイ(素子アレイ)
112 貫通孔
140 レンズアレイ積層体(素子アレイ積層体)
150 治具
151 挟持部
152 弾性片
240 素子アレイ積層体
242 撮像ユニット
250 カバー部材
301 レンズアレイ(素子アレイ)
303 支持体
401a、401b マイクロ化学チップアレイ(素子アレイ)
402a、402b マイクロ化学チップ
403 弾性片(支持体)
412 貫通孔(係合部)
440 マイクロ化学チップアレイ積層体(素子アレイ積層体)

Claims (11)

  1. 1次元又は2次元に配列される複数の素子と、前記複数の素子をそれらの並び方向に変位可能に相互に連結する支持体と、を有し、
    前記素子に、それらのピッチを規定する位置決め用の治具との係合部が設けられている素子アレイ。
  2. 請求項1に記載の素子アレイであって、
    前記係合部は、貫通孔である素子アレイ。
  3. 請求項2に記載の素子アレイであって、
    前記貫通孔は、テーパ孔である素子アレイ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の素子アレイであって、
    前記支持体は、前記素子を形成する材料よりも弾力性に富む材料で形成されている素子アレイ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の素子アレイを複数備え、これらの素子アレイが順次積層された素子アレイ積層体であって、
    複数の前記素子アレイの積層方向に並ぶ複数の前記素子を一群として、各群に含まれる複数の前記素子が、それらの前記係合部を前記積層方向に整列させた状態で、相互に接合されている素子アレイ積層体。
  6. 請求項5に記載の素子アレイ積層体であって、
    積層された複数の前記素子アレイの上に積層されるカバー部材をさらに備え、
    前記カバー部材は、複数の位置決め部を有し、
    前記位置決め部は、一の群に含まれる複数の前記素子の前記係合部に跨って係合している素子アレイ積層体。
  7. 1次元又は2次元に配列される複数の素子と、前記複数の素子をそれらの並び方向に変位可能に相互に連結する支持体と、を有する素子アレイの前記素子に、それらのピッチを規定する位置決め用の治具との係合部を設け、
    複数の前記素子アレイを順次積層し、
    複数の前記素子アレイの積層方向に並ぶ複数の前記素子を一群として、前記治具に設けた複数の位置決め部のそれぞれを一の群に含まれる複数の前記素子の前記係合部に跨って係合させることにより、各群に含まれる複数の前記素子を一括して調芯し、その状態で各群に含まれる複数の前記素子を相互に接合する素子アレイ積層体の製造方法。
  8. 請求項7に記載の素子アレイ積層体の製造方法であって、
    前記係合部は、貫通孔であり、また、前記位置決め部は、ピンであり、
    前記ピンを一の群に含まれる複数の前記素子の前記貫通孔に跨って挿通させる素子アレイ積層体の製造方法。
  9. 請求項8に記載の素子アレイ積層体の製造方法であって、
    前記貫通孔は、テーパ孔であり、また、前記ピンは、テーパピンである素子アレイ積層体の製造方法。
  10. 請求項8に記載の素子アレイ積層体の製造方法であって、
    前記位置決め部は、前記素子を少なくとも三方から弾性的に挟持する複数で一組をなす弾性片であり、
    前記支持体において素子の周囲に形成した貫通孔を通して、一組の前記弾性片で、一の群に含まれる複数の前記素子を挟持する素子アレイ積層体の製造方法。
  11. 請求項7〜10のいずれか一項に記載の素子アレイ積層体の製造方法であって、
    積層された複数の前記素子アレイの上にさらにカバー部材を積層し、
    前記カバー部材に複数の前記位置決め部を設け、このカバー部材を前記治具として用いる素子アレイ積層体の製造方法。
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