JP5842899B2 - ハイブリッド車両、ハイブリッド車両の制御方法およびエンジンの制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車両、ハイブリッド車両の制御方法およびエンジンの制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両、エンジンの制御方法およびエンジンの制御装置に関し、特に、少なくとも蓄電装置の残存容量が低下したことに起因してエンジンが始動したときに、エンジンを制御する技術に関する。
エンジンおよび電動モータを駆動源として搭載したハイブリッド車が知られている。ハイブリッド車には、電動モータに供給する電力を蓄えるバッテリなどの蓄電装置が搭載されている。バッテリには、エンジンによって駆動される発電機が発電した電力および車両の減速時に電動モータを用いて回生された電力などが充電される。
このようなハイブリッド車は、エンジンおよび電動モータのいずれか一方もしくは両方を、車両の運転状態などに応じて駆動源として用いることによって走行可能である。したがって、たとえばアクセル開度が小さい場合などには、エンジンが停止し、電動モータのみを駆動源として用いて走行することが可能である。一方、急な加速が必要な場合には、所望の加速度を得るためにエンジンが駆動される。
エンジンが停止し、電動モータのみを駆動源として用いた走行状態では、排気ガスが排出されないため、環境に与える負荷が小さい。しかしながら、上述したように、ハイブリッド車においては、エンジンの停止と始動とが繰り返され得る。その結果、エンジンの暖機が完了する前にエンジンが停止され得る。そのため、暖機が完了しない状態で頻繁にエンジンが再始動され得る。周知のように、暖機が完了していない状態でエンジンを始動した場合には、比較的多くのHCまたはCOが排出され得る。
このような課題に鑑みて、特開2010−188935号公報(特許文献1)には、電動走行優先モードが設定されているときには触媒の温度が第1の温度に至るまで内燃機関を暖機運転し、ハイブリッド走行優先モードが設定されているときには、第1の温度より低い第2の温度に至るまで内燃機関を暖機運転することが提案されている。
特開2010−188935号公報
特開2010−188935号公報において、たとえば、電動走行優先モードで車両が走行している間にバッテリの残存容量(SOC:State Of Charge)が低下したことに起因して、電動走行優先モードからハイブリッド走行優先モードに制御モードが変更され、エンジンが始動された場合、バッテリの残存容量が低いため、電動モータによるアシストが制限され得る。したがって、運転者の要求を満たすように車両を走行させるべく、エンジンの出力が比較的大きくされたり、エンジンの運転が比較的長い間継続され得る。
このような状況下において、特開2010−188935号公報に記載のように、ハイブリッド走行優先モードを選択することにより、電動走行優先モードが選択されている場合に比べて低い温度までしか触媒が暖機されないのであれば、排出ガスの浄化が困難となり得る。
本発明の目的は、排気ガスに含まれる未浄化の成分を少なくすることである。
ある実施例において、駆動源としての電動モータが設けられた車両は、電動モータに電力を供給する蓄電装置と、エンジンと、第1の制御モードと、第1の制御モードに比べてエンジンの運転の機会を制限する第2の制御モードとのうちのいずれかの制御モードで車両を制御する制御ユニットとを備える。制御ユニットは、少なくとも、第2の制御モードで車両を制御している間に蓄電装置の残存容量が低下したことに起因して、エンジンが始動されると、第1の制御モードにおいてエンジンを制御するために用いられる条件とは異なる条件に従って、エンジンを制御する。
この実施例によると、蓄電装置の残存容量が低下した状態では、エンジンの運転の機会が増やされる第1の制御モードにおけるエンジンの制御態様とは異なる態様でエンジンが制御される。したがって、電動モータによるアシストが制限され、かつ大きなエンジン出力またはエンジンの長時間の運転が要求され得る状況下において、触媒の温度が低いままにされたり、エンジンの冷却水の温度が低いまま停止されるといったことが防がれる。そのため、触媒の暖機性能を十分に発揮させたり、エンジンを再始動するときの燃焼状態を良好にすることができる。その結果、排気ガスに含まれる未浄化の成分を少なくすることができる。
別の実施例において、車両は、エンジンから排出されたガスを浄化する触媒をさらに備える。制御ユニットは、第1の制御モードにおいて、触媒の温度が第1の値になるまで、触媒を暖機し、少なくとも、第2の制御モードで車両を制御している間に蓄電装置の残存容量が低下したことに起因して、エンジンが始動されると、触媒の温度が第1の値よりも高い第2の値になるまで、触媒を暖機する。
この実施例によると、触媒の暖機性能が十分に発揮するように、触媒の温度が高められる。
さらに別の実施例において、制御ユニットは、第1の制御モードにおいて、エンジンの冷却水の温度が第1の値より高い状態で、エンジンを停止し、少なくとも、第2の制御モードで車両を制御している間に蓄電装置の残存容量が低下したことに起因して、エンジンが始動されると、エンジンの冷却水の温度が第1の値よりも高い第2の値より高い状態で、エンジンを停止する。
この実施例によると、エンジンを停止した後、再始動するときの燃焼状態が良好になるように、エンジンの冷却水の温度が高められる。
さらに別の実施例において、制御ユニットは、制御ユニットが起動した時点から第2の制御モードで車両を制御し、かつ、少なくとも、第2の制御モードで車両を制御している間に蓄電装置の残存容量が低下したことに起因して、エンジンが始動されると、第1の制御モードにおいてエンジンを制御するために用いられる条件とは異なる条件に従って、エンジンを制御する。
この実施例によると、エンジンが運転される機会が少なかったために、触媒の温度またはエンジンの冷却水の温度が低い状態でエンジンが始動されると、エンジンの運転の機会が増やされる第1の制御モードにおけるエンジンの制御態様とは異なる態様でエンジンが制御される。したがって、触媒の温度が低いままにされたり、エンジンの冷却水の温度が低いまま停止されるといったことが防がれる。そのため、触媒の暖機性能を十分に発揮させたり、エンジンにおける燃焼状態を良好にすることができる。
さらに別の実施例において、制御ユニットは、制御ユニットが起動した時点から第2の制御モードで車両を制御した場合、フラグをオンにし、フラグがオンである状態で、エンジンが始動されると、第1の制御モードにおいてエンジンを制御するために用いられる条件とは異なる条件に従って、エンジンを制御する。
この実施例によると、エンジンが起動される機会が少なかったために、触媒の温度またはエンジンの冷却水の温度が低い状態でエンジンが始動されると、エンジンの運転の機会が増やされる第1の制御モードにおけるエンジンの制御態様とは異なる態様でエンジンが制御される。したがって、触媒の温度が低いままにされたり、エンジンの冷却水の温度が低いままにされるといったことが防がれる。そのため、触媒の暖機性能を十分に発揮させたり、エンジンにおける燃焼状態を良好にすることができる。
さらに別の実施例において、制御ユニットは、蓄電装置の残存容量がしきい値より低いと、第1の制御モードで車両を制御し、蓄電装置の残存容量がしきい値以上であると、第2の制御モードで車両を制御する。
この実施例によると、蓄電装置の残存容量が低いと、エンジンが運転される機会が増やされる。
さらに別の実施例において、制御ユニットは、運転者の操作に応じて車両のパラメータを定め、第1の制御モードにおいて、パラメータが予め定められた第1の値よりも小さいとエンジンを停止し、パラメータが第1の値以上であるとエンジンを運転させ、第2の制御モードにおいて、パラメータが第1の値よりも大きい第2の値よりも小さいとエンジンを停止し、パラメータが第2の値以上であるとエンジンを運転させる。
この実施例によると、第1の制御モードおよび第2の制御モードの両方のモードにおいて、エンジンを停止することができる。エンジンを停止する場合、車両の走行に伴って排出される排気ガスの量が低減される。一方、必要であれば、エンジンを運転することによって、車両の走行性能に対する運転者の要求を満たすことができる。
さらに別の実施例において、パラメータは、パワーである。
この実施例によると、パワーに基いてエンジンを停止したり運転したりできる。
蓄電装置の残存容量が低下した状態では、エンジンの運転の機会が増やされる第1の制御モードにおけるエンジンの制御態様とは異なる態様でエンジンが制御される。したがって、電動モータによるアシストが制限され、かつ大きなエンジン出力またはエンジンの長時間の運転が要求され得る状況下において、触媒の温度が低いままにされたり、エンジンの冷却水の温度が低いままにされるといったことが防がれる。そのため、触媒の暖機性能を十分に発揮させたり、エンジンにおける燃焼状態を良好にすることができる。その結果、排気ガスに含まれる未浄化の成分を少なくすることができる。
プラグインハイブリッド車を示す概略構成図である。 動力分割機構の共線図を示す図である。 プラグインハイブリッド車の電気システムを示す図(その1)である。 プラグインハイブリッド車の電気システムを示す図(その2)である。 CSモードが選択される領域およびCDモードが選択される領域を示す図である。 エンジンが駆動する期間を示す図である。 エンジンの停止が許容される下限値である第1水温および第2水温を示す図である。 CSモードにおける触媒の第1活性温度を示す図である。 CDモードにおける触媒の第2活性温度を示す図である。 ECUが実行する処理を示すフローチャート(その1)である。 ECUが実行する処理を示すフローチャート(その2)である。 バッテリの残存容量とプラグインハイブリッド車の走行パワーとを示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、プラグインハイブリッド車には、エンジン100と、第1モータジェネレータ110と、第2モータジェネレータ120と、動力分割機構130と、減速機140と、バッテリ150とが搭載される。なお、以下の説明においては一例としてプラグインハイブリッド車について説明するが、プラグインハイブリッド車の代わりに、外部の電源からの充電機能を有さないハイブリッド車を用いてもよい。
エンジン100、第1モータジェネレータ110、第2モータジェネレータ120、バッテリ150は、ECU(Electronic Control Unit)170により制御される。ECU170は複数のECUに分割するようにしてもよい。
この車両は、エンジン100および第2モータジェネレータ120のうちの少なくともいずれか一方からの駆動力により走行する。すなわち、エンジン100および第2モータジェネレータ120のうちのいずれか一方もしくは両方が、運転状態に応じて駆動源として自動的に選択される。
たとえばアクセル開度が小さい場合および車速が低い場合などには、第2モータジェネレータ120のみを駆動源としてプラグインハイブリッド車が走行する。この場合、エンジン100が停止される。ただし、発電などのためにエンジン100が駆動する場合がある。
また、アクセル開度が大きい場合、車速が高い場合、バッテリ150の残存容量(SOC:State Of Charge)が小さい場合などには、エンジン100が駆動される。この場合、エンジン100のみ、もしくはエンジン100および第2モータジェネレータ120の両方を駆動源としてプラグインハイブリッド車が走行する。
エンジン100を走行用の駆動源として用いずに、発電のためにだけ用いるようにしてもよい。すなわち、ハイブリッド車は、シリーズハイブリッド車であってもよい。
さらに、この車両は、CS(Charge Sustaining)モードとCD(Charge Depleting)モードとのうちのいずれかの制御モードで制御される。制御モードは、たとえば運転者がスイッチ172を操作することによって、手動で選択され得る。また、CSモードとCDモードとは自動で切り替えられ得る。
CSモードでは、バッテリ150に蓄えられた電力を所定の目標値に維持しながら、プラグインハイブリッド車が走行する。
CDモードでは、走行用としてバッテリ150に蓄えられた電力を維持せず、電力を用いて、主に第2モータジェネレータ120の駆動力のみでプラグインハイブリッド車が走行する。ただし、CDモードでは、アクセル開度が高い場合および車速が高い場合などには、駆動力を補うためにエンジン100が駆動され得る。
CSモードは、HVモードと記載される場合もある。同様に、CDモードは、EVモードと記載される場合もある。なお、CSモードおよびCDモードについては後でさらに説明する。
エンジン100は、内燃機関である。燃料と空気の混合気が燃焼室内で燃焼することよって、出力軸であるクランクシャフトが回転する。エンジン100から排出される排気ガスは、触媒102によって浄化された後、車外に排出される。触媒102は、温度が所定の活性温度まで増大されることによって浄化作用を発揮する。触媒102の暖機は、排気ガスの熱を利用して行なわれる。触媒102は、たとえば三元触媒である。
排気ガスから、エンジン100の空燃比が空燃比センサ104により検出される。また、エンジン100の冷却水の温度は、温度センサ106により検出される。空燃比センサ104の出力および温度センサ106の出力は、ECU170に入力される。
エンジン100、第1モータジェネレータ110および第2モータジェネレータ120は、動力分割機構130を介して接続されている。エンジン100が発生する動力は、動力分割機構130により、2経路に分割される。一方は減速機140を介して前輪160を駆動する経路である。もう一方は、第1モータジェネレータ110を駆動させて発電する経路である。
第1モータジェネレータ110は、U相コイル、V相コイルおよびW相コイルを備える、三相交流回転電機である。第1モータジェネレータ110は、動力分割機構130により分割されたエンジン100の動力により発電する。第1モータジェネレータ110により発電された電力は、車両の走行状態や、バッテリ150の残存容量の状態に応じて使い分けられる。たとえば、通常走行時では、第1モータジェネレータ110により発電された電力はそのまま第2モータジェネレータ120を駆動させる電力となる。一方、バッテリ150のSOCが予め定められた値よりも低い場合、第1モータジェネレータ110により発電された電力は、後述するインバータにより交流から直流に変換される。その後、後述するコンバータにより電圧が調整されてバッテリ150に蓄えられる。
第1モータジェネレータ110が発電機として作用している場合、第1モータジェネレータ110は負のトルクを発生している。ここで、負のトルクとは、エンジン100の負荷となるようなトルクをいう。第1モータジェネレータ110が電力の供給を受けてモータとして作用している場合、第1モータジェネレータ110は正のトルクを発生する。ここで、正のトルクとは、エンジン100の負荷とならないようなトルク、すなわち、エンジン100の回転をアシストするようなトルクをいう。なお、第2モータジェネレータ120についても同様である。
第2モータジェネレータ120は、U相コイル、V相コイルおよびW相コイルを備える、三相交流回転電機である。第2モータジェネレータ120は、バッテリ150に蓄えられた電力および第1モータジェネレータ110により発電された電力のうちの少なくともいずれかの電力により駆動する。
第2モータジェネレータ120の駆動力は、減速機140を介して前輪160に伝えられる。これにより、第2モータジェネレータ120はエンジン100をアシストしたり、第2モータジェネレータ120からの駆動力により車両を走行させたりする。なお、前輪160の代わりにもしくは加えて後輪を駆動するようにしてもよい。
プラグインハイブリッド車の回生制動時には、減速機140を介して前輪160により第2モータジェネレータ120が駆動され、第2モータジェネレータ120が発電機として作動する。これにより第2モータジェネレータ120は、制動エネルギを電力に変換する回生ブレーキとして作動する。第2モータジェネレータ120により発電された電力は、バッテリ150に蓄えられる。
動力分割機構130は、サンギヤと、ピニオンギヤと、キャリアと、リングギヤとを含む遊星歯車から構成される。ピニオンギヤは、サンギヤおよびリングギヤと係合する。キャリアは、ピニオンギヤが自転可能であるように支持する。サンギヤは第1モータジェネレータ110の回転軸に連結される。キャリアはエンジン100のクランクシャフトに連結される。リングギヤは第2モータジェネレータ120の回転軸および減速機140に連結される。
エンジン100、第1モータジェネレータ110および第2モータジェネレータ120が、遊星歯車からなる動力分割機構130を介して連結されることで、エンジン100、第1モータジェネレータ110および第2モータジェネレータ120の回転数は、図3で示すように、共線図において直線で結ばれる関係になる。
図1に戻って、バッテリ150は、複数のバッテリセルを一体化したバッテリモジュールを、さらに複数直列に接続して構成された組電池である。バッテリ150の電圧は、たとえば200V程度である。バッテリ150には、第1モータジェネレータ110および第2モータジェネレータ120の他、車両の外部の電源から供給される電力が充電される。なお、バッテリ150の代わりにもしくは加えてキャパシタを用いるようにしてもよい。
図3を参照して、プラグインハイブリッド車の電気システムについてさらに説明する。プラグインハイブリッド車には、コンバータ200と、第1インバータ210と、第2インバータ220と、SMR(System Main Relay)230と、充電器240と、インレット250とが設けられる。
コンバータ200は、リアクトルと、二つのnpn型トランジスタと、二つダイオードとを含む。リアクトルは、各バッテリの正極側に一端が接続され、2つのnpn型トランジスタの接続点に他端が接続される。
2つのnpn型トランジスタは、直列に接続される。npn型トランジスタは、ECU170により制御される。各npn型トランジスタのコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すようにダイオードがそれぞれ接続される。
なお、npn型トランジスタとして、たとえば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を用いることができる。npn型トランジスタに代えて、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field-Effect Transistor)等の電力スイッチング素子を用いることができる。
バッテリ150から放電された電力を第1モータジェネレータ110もしくは第2モータジェネレータ120に供給する際、電圧がコンバータ200により昇圧される。逆に、第1モータジェネレータ110もしくは第2モータジェネレータ120により発電された電力をバッテリ150に充電する際、電圧がコンバータ200により降圧される。
コンバータ200と、各インバータとの間のシステム電圧VHは、電圧センサ180により検出される。電圧センサ180の検出結果は、ECU170に送信される。
第1インバータ210は、U相アーム、V相アームおよびW相アームを含む。U相アーム、V相アームおよびW相アームは並列に接続される。U相アーム、V相アームおよびW相アームは、それぞれ、直列に接続された2つのnpn型トランジスタを有する。各npn型トランジスタのコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードがそれぞれ接続される。そして、各アームにおける各npn型トランジスタの接続点は、第1モータジェネレータ110の各コイルの中性点112とは異なる端部にそれぞれ接続される。
第1インバータ210は、バッテリ150から供給される直流電流を交流電流に変換し、第1モータジェネレータ110に供給する。また、第1インバータ210は、第1モータジェネレータ110により発電された交流電流を直流電流に変換する。
第2インバータ220は、U相アーム、V相アームおよびW相アームを含む。U相アーム、V相アームおよびW相アームは並列に接続される。U相アーム、V相アームおよびW相アームは、それぞれ、直列に接続された2つのnpn型トランジスタを有する。各npn型トランジスタのコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードがそれぞれ接続される。そして、各アームにおける各npn型トランジスタの接続点は、第2モータジェネレータ120の各コイルの中性点122とは異なる端部にそれぞれ接続される。
第2インバータ220は、バッテリ150から供給される直流電流を交流電流に変換し、第2モータジェネレータ120に供給する。また、第2インバータ220は、第2モータジェネレータ120により発電された交流電流を直流電流に変換する。
コンバータ200、第1インバータ210および第2インバータ220は、ECU170により制御される。
SMR230は、バッテリ150と充電器240との間に設けられる。SMR230は、バッテリ150と電気システムとを接続した状態および遮断した状態を切換えるリレーである。SMR230が開いた状態であると、バッテリ150が電気システムから遮断される。SMR230が閉じた状態であると、バッテリ150が電気システムに接続される。
すなわち、SMR230が開いた状態であると、バッテリ150が、コンバータ200および充電器240などから電気的に遮断される。SMR230が閉じた状態であると、バッテリ150が、コンバータ200および充電器240などと電気的に接続される。
SMR230の状態は、ECU170により制御される。たとえば、ECU170が起動すると、SMR230が閉じられる。ECU170が停止する際、SMR230が開かれる。
充電器240は、バッテリ150とコンバータ200との間に接続される。図4に示すように、充電器240は、AC/DC変換回路242と、DC/AC変換回路244と、絶縁トランス246と、整流回路248とを含む。
AC/DC変換回路242は、単相ブリッジ回路から成る。AC/DC変換回路242は、ECU170からの駆動信号に基づいて、交流電力を直流電力に変換する。また、AC/DC変換回路242は、コイルをリアクトルとして用いることにより電圧を昇圧する昇圧チョッパ回路としても機能する。
DC/AC変換回路244は、単相ブリッジ回路から成る。DC/AC変換回路244は、ECU170からの駆動信号に基づいて、直流電力を高周波の交流電力に変換して絶縁トランス246へ出力する。
絶縁トランス246は、磁性材から成るコアと、コアに巻回された一次コイルおよび二次コイルを含む。一次コイルおよび二次コイルは、電気的に絶縁されており、それぞれDC/AC変換回路244および整流回路248に接続される。絶縁トランス246は、DC/AC変換回路244から受ける高周波の交流電力を一次コイルおよび二次コイルの巻数比に応じた電圧レベルに変換して整流回路248へ出力する。整流回路248は、絶縁トランス246から出力される交流電力を直流電力に整流する。
AC/DC変換回路242とDC/AC変換回路244との間の電圧(平滑コンデンサの端子間電圧)は、電圧センサ182により検出され、検出結果を表わす信号がECU170に入力される。また、充電器240の出力電流は、電流センサ184により検出され、検出結果を表わす信号がECU170に入力される。さらに、充電器240の温度は、温度センサ186により検出され、検出結果を表わす信号がECU170に入力される。
インレット250は、たとえばプラグインハイブリッド車の側部に設けられる。インレット250には、プラグインハイブリッド車と外部の電源402とを連結する充電ケーブル300のコネクタ310が接続される。
充電ケーブル300のプラグ320は、家屋に設けられたコンセント400に接続される。コンセント400には、プラグインハイブリッド車の外部の電源402から交流電力が供給される。
充電ケーブル300によりプラグインハイブリッド車と外部の電源402とが連結された状態において、外部の電源402から供給された電力がバッテリ150に充電される。バッテリ150の充電時には、SMR230が閉じられる。
以下、CSモードおよびCDモードについて、さらに説明する。前述したように、CSモードとCDモードとのうちのいずれのモードを選択するかは、運転者がスイッチ172を操作することによって決定される。CSモードとCDモードとのうちのいずれのモードを選択するかをECU170が決定するようにしてもよい。たとえば、図5に示すように、バッテリ150のSOCがしきい値以下である場合、CSモードが選択されてもよい。バッテリ150のSOCがしきい値よりも大きい場合、CDモードが選択されてもよい。
より具体的には、バッテリ150のSOCがしきい値以下である場合、もしくは、CSモードが選択された状態でプラグインハイブリッド車の電気システムが前回停止された場合、CSモードが選択されてもよい。
バッテリ150のSOCがしきい値よりも大きく、かつプラグインハイブリッド車の外部の電源402によりバッテリ150が充電された履歴がある場合、もしくは、バッテリ150のSOCがしきい値よりも大きく、かつCDモードが選択された状態でプラグインハイブリッド車の電気システムが前回停止された場合、CDモードが選択されてもよい。バッテリ150の充電はECU170が制御するため、プラグインハイブリッド車の外部の電源402によりバッテリ150が充電された履歴があるか否かは、たとえばフラグなどを用いてECU170の内部で判断される。なお、CSモードおよびCDモードの選択方法は、これらに限らない。
CSモードおよびCDモードでは、エンジン100および第2モータジェネレータ120のうちの少なくともいずれか一方からの駆動力によりプラグインハイブリッド車が走行する。
図6に示すように、プラグインハイブリッド車の走行パワーがエンジン始動しきい値より小さいと、第2モータジェネレータ120の駆動力のみを用いてプラグインハイブリッド車が走行する。したがって、エンジン始動しきい値以上であった走行パワーが、エンジン始動しきい値まで低下すると、エンジン100を停止すべく、点火およびエンジン100への燃料供給(燃料噴射)が停止される。
一方、プラグインハイブリッド車の走行パワーがエンジン始動しきい値以上になると、エンジン100が駆動される。これにより、第2モータジェネレータ120の駆動力に加えて、もしくは代わりに、エンジン100の駆動力を用いてプラグインハイブリッド車が走行する。また、エンジン100の駆動力を用いて第1モータジェネレータ110が発電した電力が第2モータジェネレータ120に直接供給される。
図6から明らかなように、CSモードでプラグインハイブリッド車が制御される領域は、エンジン100が停止される領域と、エンジン100が駆動される領域とを含む。同様に、CDモードでプラグインハイブリッド車が制御される領域は、エンジン100が停止される領域と、エンジン100が駆動される領域とを含む。
走行パワーは、たとえば、ドライバにより操作されるアクセルペダルの開度(アクセル開度)および車速などをパラメータに有するマップに従ってECU170により算出される。なお、走行パワーを算出する方法はこれに限らない。
本実施の形態において、走行パワーが、ドライバの操作に応じて定められるプラグインハイブリッド車のパラメータとして用いられる。なお、トルク、加速度、駆動力およびアクセル開度などをプラグインハイブリッド車のパラメータとして用いるようにしてもよい。
CDモードにおけるエンジン始動しきい値は、CSモードにおけるエンジン始動しきい値よりも大きい。すなわち、CDモードにおいてエンジン100が停止し、第2モータジェネレータ120の駆動力のみでプラグインハイブリッド車が走行する領域は、CSモードにおいてエンジン100が停止し、第2モータジェネレータ120の駆動力のみでプラグインハイブリッド車が走行する領域よりも大きい。よって、CDモードでは、エンジン100を停止し、主に第2モータジェネレータ120の駆動力のみでプラグインハイブリッド車が走行するように制御される。一方、CSモードにおいてエンジン100が駆動する頻度は、CDモードにおいてエンジン100が駆動する頻度よりも高い。そのため、CSモードでは、エンジン100および第2モータジェネレータ120の両方を用いて効率よくプラグインハイブリッド車が走行するように制御される。
以下、CSモードにおけるエンジン始動しきい値を第1エンジン始動パワーとも記載する。CDモードにおけるエンジン始動しきい値を第2エンジン始動パワーとも記載する。図6に示すように、第2エンジン始動パワーは、第1エンジン始動パワーよりも大きい。
CDモードにおいてバッテリ150に充電される電力は、CSモードにおいてバッテリ150に充電される電力に比べて小さくされる。具体的には、CSモードでは、バッテリ150の充電電力がバッテリ150のSOCに応じて定められる。エンジン100は、定められた充電電力に相当する電力を、第1モータジェネレータ110を用いて発電できるように駆動される。一方、CDモードでは、通常、バッテリ150の充電電力が零に定められる。すなわち、CDモードでは、回生制動により得られた電力はバッテリ150に充電されるが、バッテリ150を充電することを目的としたエンジン100の駆動は行なわれない。
したがって、CDモードでは、バッテリ150に蓄えられた電力、特に、プラグインハイブリッド車の外部の電源402から供給された電力が積極的に消費される。その結果、CDモードでは、CSモードに比べて、エンジン100を停止すべく、点火およびエンジン100への燃料供給(燃料噴射)が頻繁に停止され得る。すなわち、CDモードでは、CSモードに比べて、エンジン100の運転の機会が制限される。
このように、本実施の形態においては、エンジン100の運転と停止とが繰り返され得る。ここで、周知のように、エンジン100の冷却水の温度が低い状態でエンジン100を停止すると、エンジン100を再始動する際に良好な燃焼状態を得られない。
そこで、本実施の形態においては、エンジン100の冷却水の温度が所定の水温よりも高い場合に限り、エンジン100の一時的な停止が許可される。エンジン100の冷却水の温度が所定の水温よりも高い状態において、プラグインハイブリッド車の走行パワーがエンジン始動しきい値を下回ると、エンジン100が停止される。
図7に示すように、CSモードにおいては、エンジン100の冷却水の温度が所定の第1水温よりも高い状態において、プラグインハイブリッド車の走行パワーが第1エンジン始動パワーを下回ると、エンジン100が停止される。
一方、CDモードにおいては、エンジン100の冷却水の温度が所定の第2水温よりも高い状態において、プラグインハイブリッド車の走行パワーが第2エンジン始動パワーを下回ると、エンジン100が停止される。
第2水温は、第1水温よりも高く定められる。第1水温および第2水温は、実験およびシミュレーションの結果などに基いて、開発者により予め定められる。
さらに、周知のように、暖機が完了していない状態でのエンジン100を始動した場合には、比較的多くのHCまたはCOが排出され得る。HCまたはCOの排出量を低減すべく、触媒102の温度が所定の活性温度以上まで増大される。たとえば、車両のシステム、特にECU170を起動した後、エンジン100を始めて始動すると、触媒102が活性温度になるまで暖機される。
図8に示すように、CSモードにおいては、触媒102の温度が所定の第1活性温度になるまで増大される。たとえば、図7の時間T1〜T2に示す期間において、エンジン100を運転するとともに、エンジン100の点火時期を遅角することなどを含む触媒暖機制御を実行することにより、触媒102の温度が第1活性温度になるまで増大される。第1活性温度は、実験およびシミュレーションの結果などに基いて、開発者により予め定められる。
一方、図9に示すように、CDモードにおいては、触媒102の温度が所定の第2活性温度になるまで増大される。第2活性温度は、第1活性温度よりも高く定められる。たとえば、図9の時間T3〜T4に示す期間において、エンジン100を運転するとともに、エンジン100の点火時期を遅角することなどを含む触媒暖機制御を実行することにより、触媒102の温度が第2活性温度になるまで増大される。
触媒102の温度は、たとえば温度センサにより検出されたり、エンジン100の運転時間および負荷などに基いて推定される。触媒102の温度を取得する方法については、周知の一般的な技術を利用すればよいため、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
以下、図10および図11を参照して、ECU170が実行する処理について説明する。以下に説明する処理は、ソフトウェア、ハードウェアまたはソフトウェアとハードウェアとの協働により実行される。
図10を参照して、ステップ(以下ステップをSと略す)100にて、ECU170が起動すると、S102にて、ECU170が起動してからの経過時間が所定の時間よりも短いか否かが判定される。ECU170が起動してからの経過時間が所定の時間よりも短いと(S102にてYES)、S104にて、CDモードが選択されているか否かが判断される。
CDモードが選択されていると(S104にてYES)、S106にて、判定フラグがオンにされる。判定フラグがオンであることにより、ECU170が起動した時点からCDモードで車両が制御されたことが示される。CDモードが選択されていなければ(S104にてNO)、S108にて、判定フラグがオフにされる。
図11を参照して、S200にて、エンジン100の始動が要求されているか否かが判定される。すなわち、プラグインハイブリッド車の走行パワーがエンジン始動しきい値以上であるか否かが判定される。たとえば、ECU170が起動した後、エンジン100の始動が初めて要求されているか否かが判定される。
一例として、図12に示すように、CDモードで車両を制御している間にバッテリ150の残存容量が低下し、時間T10においてCDモードからCSモードに制御モードが変更され、かつ、プラグインハイブリッド車の走行パワーが第1エンジン始動パワー以上であると、エンジン100の始動が要求される。
エンジン100の始動が要求されていると(S200にてYES)、S202にて、判定フラグがオンであるか否かが判定される。判定フラグがオフであると(S202にてNO)、S206にて、CSモードにおいてエンジン100を制御するために用いられる条件に従って、エンジン100が制御される。
具体的には、触媒102の温度が所定の第1活性温度になるまで、触媒暖機制御が実行される。また、エンジン100の冷却水の温度が所定の第1水温よりも高いと、エンジン100の一時的な停止が許可される。すなわち、エンジン100の冷却水の温度が所定の第1水温よりも高い状態において、プラグインハイブリッド車の走行パワーが第1エンジン始動パワーを下回ると、エンジン100が停止される。
一方、判定フラグがオンであると(S202にてYES)、S204にて、CSモードにおいてエンジン100を制御するために用いられる条件とは異なる条件に従って、エンジン100が制御される。
具体的には、CDモードにおいてエンジン100を制御するために用いられる条件に従って、エンジン100が制御される。よって、触媒102の温度が所定の第2活性温度になるまで、触媒暖機制御が実行される。また、エンジン100の冷却水の温度が所定の第2水温よりも高いと、エンジン100の一時的な停止が許可される。すなわち、エンジン100の冷却水の温度が所定の第2水温よりも高い状態において、プラグインハイブリッド車の走行パワーが第1エンジン始動パワーを下回ると、エンジン100が停止される。ここで、エンジン始動しきい値には、CSモードにおいて用いられる第1エンジン始動パワーが用いられる。この場合、CDモードおよびCSモードとは異なるとともに、CDモードとCSモードとを組み合わせた第3の制御モードでエンジン100が制御されるとも言える。
このように、本実施の形態においては、ECU170が起動した時点からCDモードで車両をした場合、エンジン100が始動されると、CDモードにおいて用いられる第2活性温度および第2水温に従って、エンジン100が制御される。
そのため、図12に示すように、CDモードで車両を制御している間にバッテリ150の残存容量が低下し、時間T10においてCDモードからCSモードに制御モードが変更され、かつ、プラグインハイブリッド車の走行パワーが第1エンジン始動パワー以上であることに起因して、エンジン100が始動されると、CSモードにおいて用いられる第1活性温度および第1水温とは異なる第2活性温度および第2水温に従って、エンジン100が制御される。すなわち、CSモードにおいて用いられる所定のしきい値が変更される。
したがって、触媒102の温度が低いままにされたり、エンジン100の冷却水の温度が低いままにされるといったことが防がれる。そのため、触媒102の暖機性能を十分に発揮させたり、エンジン100における燃焼状態を良好にすることができる。その結果、排気ガスに含まれる未浄化の成分を少なくすることができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 エンジン、102 触媒、106 温度センサ、110 第1モータジェネレータ、120 第2モータジェネレータ、130 動力分割機構、140 減速機、150 バッテリ、160 前輪、170 ECU。

Claims (8)

  1. ハイブリッド車両であって、
    エンジンと、
    蓄電装置と、
    前記蓄電装置から電力の供給を受けて車両駆動力を発生する電動モータと、
    CD(Charge Depleting)モードとCS(Charge Sustaining)モードとのうちのい
    ずれかの制御モードで前記ハイブリッド車両を制御する制御ユニットとを備え、
    前記CDモードおよび前記CSモードの各々は、前記エンジンが運転している状態と停止している状態とを有し、
    前記制御ユニットは、
    前記CDモードでは、運転者の操作に応じて定められるパラメータが第1のしきい値を超えると前記エンジンを始動し、
    前記CSモードでは、前記パラメータが第2のしきい値を超えると前記エンジンを始動し、
    前記CDモードで前記ハイブリッド車両を制御している間に前記蓄電装置の残存容量が低下して前記CSモードに変更された後に前記エンジンが始動される第1の場合と、前記制御ユニットが起動した時点から前記CSモードで前記ハイブリッド車両を制御している間に前記エンジンが始動される第2の場合とで、前記CSモード中における始動された前記エンジンの一時的な停止を許可する停止許可条件が異なり、
    前記第1の場合における前記停止許可条件は、前記第2の場合における前記停止許可条件と比較して、始動された前記エンジンの前記一時的な停止が許可されにくくなるように設定される、ハイブリッド車両。
  2. 前記エンジンからの排気を浄化する触媒をさらに備え、
    前記CSモードにおいて前記第2の場合には、前記触媒の温度が第1の値になるまで前記触媒を暖機して、前記触媒の温度が前記第1の値になると前記エンジンの一時的な停止を許可し、
    前記CSモードにおいて前記第1の場合には、前記触媒の温度が前記第1の値よりも高い第2の値になるまで、前記触媒を暖機して、前記触媒の温度が前記第2の値になると前記エンジンの一時的な停止を許可する、請求項1に記載のハイブリッド車両。
  3. 前記CSモードにおいて前記第2の場合には、前記エンジンの冷却水の温度が第1の値より高い状態になると、前記エンジンの一時的な停止を許可し、
    前記CSモードにおいて前記第1の場合には、前記エンジンの冷却水の温度が前記第1の値よりも高い第2の値より高い状態になると、前記エンジンの一時的な停止を許可する、請求項1に記載のハイブリッド車両。
  4. 前記制御ユニットは、前記制御ユニットが起動した時点において前記CDモードで前記ハイブリッド車両を制御した場合フラグをオンする一方で、前記制御ユニットが起動した時点において前記CSモードで前記ハイブリッド車両を制御した場合にフラグをオフし、
    前記フラグがオンの状態で前記エンジンが始動される場合と、前記フラグがオフの状態で前記エンジンが始動される場合との間で、前記停止許可条件が異なり、
    前記フラグがオンの状態で前記エンジンが始動される場合における前記停止許可条件は、前記フラグがオフの状態で前記エンジンが始動される場合における前記停止許可条件と比較して、始動された前記エンジンの前記一時的な停止が許可されにくくなるように設定される、請求項1に記載のハイブリッド車両。
  5. 前記制御ユニットは、
    前記蓄電装置の残存容量がしきい値より低いと、前記CSモードで前記ハイブリッド車両を制御し、
    前記蓄電装置の残存容量が前記しきい値以上であると、前記CDモードで前記ハイブリッド車両を制御する、請求項1に記載のハイブリッド車両。
  6. 前記パラメータは、車両パワーであり、
    前記制御ユニットは、
    前記CDモードでは、前記車両パワーが第1のしきい値を超えると前記エンジンを始動し、
    前記CSモードでは、前記車両パワーが第2のしきい値を超えると前記エンジンを始動し、
    前記第1のしきい値は、前記第2のしきい値よりも大きい、請求項1に記載のハイブリッド車両。
  7. エンジンと、蓄電装置と、前記蓄電装置から電力の供給を受けて車両駆動力を発生する電動モータとを備えたハイブリッド車両の制御方法であって、
    CD(Charge Depleting)モードとCS(Charge Sustaining)モードとのうちのい
    ずれかの制御モードで前記ハイブリッド車両を制御するステップを備え
    前記CDモードおよび前記CSモードの各々は、前記エンジンが運転している状態と停止している状態とを有し、
    前記CDモードでは、運転者の操作に応じて定められるパラメータが第1のしきい値を超えると前記エンジンを始動する一方で、前記CSモードでは、前記パラメータが第2のしきい値を超えると前記エンジンを始動するステップと、
    前記CDモードで前記ハイブリッド車両を制御している間に前記蓄電装置の残存容量が低下して前記CSモードに変更された後に前記エンジンが始動される第1の場合と、制御ユニットが起動した時点から前記CSモードで前記ハイブリッド車両を制御している間に前記エンジンが始動される第2の場合とで、前記CSモード中における始動された前記エンジンの一時的な停止を許可する停止許可条件が異なるように、前記エンジンを制御するステップとをさらに備え、
    前記第1の場合における前記停止許可条件は、前記第2の場合における前記停止許可条件と比較して、始動された前記エンジンの前記一時的な停止が許可されにくくなるように設定される、ハイブリッド車両の制御方法。
  8. エンジンと、蓄電装置と、前記蓄電装置から電力の供給を受けて車両駆動力を発生する電動モータとを備えたハイブリッド車両に搭載されたエンジンの制御装置であって、
    CD(Charge Depleting)モードとCS(Charge Sustaining)モードとのうちのい
    ずれかの制御モードで前記ハイブリッド車両を制御するための手段を備え
    前記CDモードおよび前記CSモードの各々は、前記エンジンが運転している状態と停止している状態とを有し、
    前記CDモードでは、運転者の操作に応じて定められるパラメータが第1のしきい値を超えると前記エンジンを始動する一方で、前記CSモードでは、前記パラメータが第2のしきい値を超えると前記エンジンを始動する手段と、
    前記CDモードで前記ハイブリッド車両を制御している間に前記蓄電装置の残存容量が低下して前記CSモードに変更された後に前記エンジンが始動される第1の場合と、制御ユニットが起動した時点から前記CSモードで前記ハイブリッド車両を制御している間に前記エンジンが始動される第2の場合とで、前記CSモード中における始動された前記エンジンの一時的な停止を許可する停止許可条件が異なるように、前記エンジンを制御するための手段とをさらに備え、
    前記第1の場合における前記停止許可条件は、前記第2の場合における前記停止許可条件と比較して、始動された前記エンジンの前記一時的な停止が許可されにくくなるように設定される、エンジンの制御装置。
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