JP3732395B2 - 車両の制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両の制御装置に関し、特に、内燃機関の駆動要求があったときの、発電機を兼ねる電動機の制御を行う制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関を一つの走行動力源とする自動車等の車両では、機関排気系に触媒コンバータ等による排気浄化装置が設けられているものが多い。排気浄化装置は、触媒温度が活性温度以上であるなど、暖機が行われていないと、充分な排気浄化作用を行わないから、ヒータによって排気浄化装置の加熱を行ったり、点火時期の遅角制御によって排気ガス温度を高めて排気浄化装置の温度上昇を早めること等を行うことが特開平10−288028号公報に示されている。
【0003】
また、特開平4−331402号公報には、エンジンの起動時等の触媒コンバータの温度が低い場合は、温度検出手段によりこれを検出してエンジンを始動せず、バッテリからの電力のみを利用して電気自動車として走行し、この時加熱用抵抗によって触媒コンバータを速やかに十分な動作が可能な温度まで加熱することが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
加熱用抵抗(ヒータ)による触媒コンバータ等の排気浄化装置の加熱では、二次電池(バッテリ)を電源とし、バッテリの電力を消費するから、バッテリの残容量が問題になり、バッテリの残容量が少ないと、加熱用抵抗による排気浄化装置の加熱を十分に行うことができない。
【0005】
点火時期の遅角制御による排気浄化装置の加熱促進は、点火時期が機関運転上の最適点火時期より遅角されるため、内燃機関の運転性能に悪影響が及ぶことを避けることができず、燃焼が不安定になり、機関回転数を高く設定する必要なども生じ、エンジン音に関する静粛性、燃料経済性を悪くする原因にもなる。
【0006】
ところで、自動車等の車両の多くは、内燃機関を動力源として発電を行う電動機(多くの場合、内燃機関の始動を行う電動機を兼ねている)を有し、電動機による発電電力を二次電池に蓄えるようにしている。上述のような車両では、電動機を内燃機関の負荷として使うことにより、内燃機関より排気浄化装置へ与える排気ガスによるエネルギ供給量を増大することができ、二次電池の残容量に制限されることなく、他の弊害を生じることなく排気浄化装置の温度上昇を促進することができる。
【0007】
本発明は、上述の如き課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、電動機を内燃機関の負荷として使うことにより、内燃機関より排気浄化装置へ与える排気ガスによるエネルギ供給量(加熱量)を増大し、二次電池の残容量に制限されることなく、エンジン音に関する静粛性を悪くしたり、燃料経済性を悪くする等の他の弊害を生じることなく排気浄化装置の温度上昇を促進する車両の制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明による車両の制御装置は、内燃機関と、前記内燃機関と駆動連結されて前記内燃機関の始動を行い且つ前記内燃機関を動力源として発電を行う発電機を兼ねた電動機と、前記電動機の電源をなし且つ前記電動機による発電電力を蓄える二次電池と、前記内燃機関の排気系に設けられた排気浄化装置と、前記電動機の制御装置とを備え該電動機の制御装置は、前記内燃機関の始動要求があったときに、前記電動機によって前記内燃機関の始動を行うと共に前記排気浄化装置の昇温のための内燃機関のトルク増分による前記内燃機関の回転数変動を抑制するように前記電動機の発電量を制御することを特徴としている。前記車両の制御装置は、前記排気浄化装置の浄化性能に関連する物理量を検出する浄化性能検出手段を備え前記電動機の制御装置は、前記浄化性能検出手段の検出量に応じて前記電動機に発電指令を与える発電指令手段を備えているものである。これにより、排気浄化装置の浄化性能に関連する物理量に応じて電動機の発電指令が与えられる。
【0009】
また、この発明による車両の制御装置は、前記した車両の制御装置に、さらに、前記内燃機関に設けられた電力消費手段と、前記浄化性能検出手段の検出量に応じて前記電力消費手段への電力量を指令する電力消費指令手段とを有しているものである。これにより、排気浄化装置の浄化性能に関連する物理量に応じて電力消費手段への電力量が指令される。
この発明による車両の制御装置では、前記電力消費手段が、前記内燃機関に設けられた燃料加熱装置、前記排気浄化装置の加熱手段、前記内燃機関の排気系に設けられた酸素濃度検出手段の加熱手段のうちの少なくとも何れか一つである。
【0010】
また、この発明による車両の制御装置は、前記した車両の制御装置に、さらに、前記二次電池の入力可能電力量を検出する電力量検出手段を備え、前記発電指令手段は前記電力量検出手段の検出量に応じて前記発電指令値を制限するものである。
また、この発明による車両の制御装置は、前記発電指令手段の指令値が増加するほど前記内燃機関に供給する空気に対する燃料の割合を減少する指令を行うものである。これにより電動機が負荷となり、リーン化できると共に燃料消費を減らすことができ、排気を改善できる。
【0011】
また、この発明による車両の制御装置において前記内燃機関の回転数変動は、該内燃機関の回転数の上昇であることを特徴とする。これにより、始動時等の内燃機関の回転数上昇を抑えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図面を参照して、この発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明による車両の制御装置を組込まれたハイブリッド車両の主要構成を示している。ハイブリッド車両は、内燃機関(以下エンジンと云う)1と、発電機を兼ねた電動機であるモータジェネレータ(以下MGと云う)2とを有し、これらを動力源としてクラッチ3、変速機4を介して車輪5に駆動力を伝達する。
【0013】
車両の制御装置であるハイブリッド制御装置(HCU)6は、キースイッチ7の信号によりハイブリッド車両システムの起動および停止を行い、アクセルペダル8、ブレーキペダル9の操作信号に応じて車輪5に必要なトルクが与えられるように、エンジン1の制御装置(ECU)10と、MG2を制御するインバータ11と、クラッチ3に指令を出力する。
【0014】
MG2は二次電池であるバッテリ12を電源としており、バッテリ12の電気エネルギをインバータ11で交流に変換してMG2に与えることで、MG2が、駆動力を発生し、ベルト13を介してつながるエンジン1の始動や車輪5の駆動を行う。バッテリ12は、HCU6などの電源である12Vバッテリとは別のもので、本実施の形態では42Vバッテリであり、車輪5の運動エネルギあるいはエンジン1の駆動力によりMG2を回転させて発電し、インバータ11によって直流に変換して充電する。
【0015】
エンジン制御を行うECU10は、クランク角センサ14よりの信号より求められエンジン回転数とHCU6よりのトルク指令より求めるスロットル弁15の目標開度をスロットル開度制御装置16に指令し、空気流量を制御する。また、ECU10は、水温センサ17が検出するエンジン冷却水温や排気側にある酸素濃度センサ18の検出信号などにより燃料噴射装置19の燃料噴射幅を制御する。なお、燃料噴射装置19には燃料加熱用のヒータ30が、酸素濃度センサ18にはセンサ加熱用のヒータ31が各々取り付けられている。
【0016】
燃料と空気の混合気は、吸気弁20により開閉される吸気ポート21からシリンダ内の燃焼室22へ吸込まれ、点火装置23によって着火される。混合気の爆発エネルギによってピストン24を動かし、車輪5やMG2を駆動する。燃焼ガスは、排気弁25によって開閉される排気ポート26から燃焼室22外に排出され、触媒コンバータ27で浄化された後、大気中へ排出される。
【0017】
触媒コンバータ27には、排気浄化装置の浄化性能に関連する物理量を検出する浄化性能検出手段として、触媒温度を検出する触媒温度センサ28が取り付けられている。触媒コンバータ27は、エンジン1よりの燃焼ガス(排気ガス)によって加熱され、例えば400℃程度以上で、その性能を充分に発揮する暖機完了状態となる。また、触媒コンバータ27にはコンバータ加熱用のヒータ32が取り付けられている。
【0018】
HCU6によるシステム動作モードには4種類ある。
(エンジン始動モード)
第一は、エンジン始動モードである。MG2のインバータ11に対して最大のトルク指令を与えてエンジン1のクランキングを行い、エンジン回転数が900r/mになれば、ECU10に対する燃料噴射禁止指令を解除し、エンジン1を始動する。
【0019】
(アイドル停止モード)
第二は、アイドル停止モードである。停車状態でブレーキペダル9が踏まれ、アクセルペダル8が離されてクリープが必要なく、しかも、触媒コンバータ27の温度が高ければ、エンジン1を停止し、燃料を消費しない。
【0020】
(触媒活性モード)
第三は、触媒活性モードである。停車状態でブレーキペダル9が踏まれ、アクセルペダル8が離されてクリープが必要ないが、触媒コンバータ27の温度が低い場合には、エンジン1を動かし、燃焼排気ガスによって触媒コンバータ27を加熱する。また、この時には、ECU10は触媒コンバータ27の温度に応じてMG2への発電指令をHCU6に対して出す。これにより、ECU10が浄化性能検出手段の検出量に応じてMG2への発電指令を与える発電指令手段をなす。
【0021】
この発電指令下で、バッテリ12に充電できない発電分は、ECU10が送信する消費可能電力の範囲で、電力消費指令としてHCU6が触媒コンバータ27にあるヒータ32の加熱指示をECU10へ送信する。ここに、HCU6が浄化性能検出手段の検出量に応じて電力消費手段へ電力量を指令する電力消費指令手段をなす。
【0022】
(走行・発電モード)
以上の3モードのいずれにも該当しない場合が、第四のモードであり、走行・発電モードとして、走行状態、あるいは、停車状態でもブレーキペダル8が離され、エンジン1を動力源として走行あるいは発電する。
【0023】
ハイブリッド車両の動作をECU10やインバータ11へ指令を与えるHCU6に組み込まれるソフトウェアの実行により具現される制御処理を、図2に示されているフローチャートを参照して説明する。本処理は、10ms毎に実行する。まず、キースイッチ7およびアクセルペダル8、ブレーキペダル9の操作信号を入力する(ステップ101)。つぎに、ECU10やインバータ11に対してトルク指令や燃料噴射禁止指令、電力消費指令などのデータを送信し、インバータ11からはMG2の回転数やバッテリ12の入出力可能電力を、ECU10からはエンジン回転数や触媒コンバータ27の温度、消費可能電力を受信する(ステップ102)。
【0024】
つぎに、キースイッチ7およびアクセルペダル8の操作信号、バッテリ12の入出力可能電力、エンジン回転数、触媒温度に応じて、前述した4つのシステム動作モードから一つの動作モードを選択する(ステップ103)。
エンジン始動モードの場合には(ステップ104肯定)、エンジン始動モードの処理を実行する(ステップ105)。アイドル停止モードの場合には(ステップS106肯定)、アイドル停止モードの処理を実行する(ステップS107)。触媒活性モードの場合には(ステップ108肯定)、触媒活性モードの処理を実行する(ステップ109)。
【0025】
いずれでもない場合には(ステップ108否定)、走行・発電モードとして、アクセルペダル8の開度およびエンジン回転数から目標トルク(TO)を決める(ステップ110)。つぎに、バッテリ12の出力可能電力からMG2の目標駆動トルク(TMO)を求め。目標トルク(TO)に対するTMOの不足分をエンジン1の目標駆動トルク(TEO)とする(ステップ111)。
【0026】
エンジン1は、HCU6から与えられる指令に基づきECU10が出す指令により制御される。以下、HCU6に組み込まれるソフトウェアの実行により具現される制御処理を、図3に示されているフローチャートを参照して説明する。
まず、水温センサ17と排気管に設けた酸素濃度センサ18と触媒温度センサ28の信号を入力する(ステップ201)。つぎに、HCU6とのデータ通信によって受信したエンジントルク指令や燃料噴射禁止指令、電力消費指令などのデータを取込み、エンジン回転数、消費可能電力などの送信データを設定する(ステップ202)。
【0027】
つぎに、検出したエンジン回転数と与えられた目標駆動トルク(TEO)から空気流量を制御するスロットル弁15の目標開度を求める(ステップ203)。但し、燃料噴射禁止指令が出て、且つバッテリ12の出力可能電力が6kW以上の場合には目標開度を全閉、燃料噴射禁止指令が出て、且つバッテリ12の出力可能電力が6kW未満の場合には目標開度を全開にする。求めた目標開度は、スロットル開度制御装置16へ出力する。
【0028】
つぎに、燃料の目標噴射パルス幅を演算する(ステップ204)。ここで、前述のステップ103で求めた動作モードが触媒活性モードの場合には、ステップ109で求めたMG2への発電指令が大きいほど前記目標噴射パルス幅を減らす補正を加えて空気に対する燃料の割合を減少させる。燃料噴射禁止指令が出ている場合には目標噴射パルス幅を0にする。目標噴射パルス幅に従った燃料噴射装置19の制御は、別の割込み処理で行う。燃料の割合を減少させると電動機が負荷となり、リーン化でき、燃料消費を減らすことができ、排気を改善できる。
【0029】
つぎに、吸気弁20および排気弁25の開閉時期を演算する(ステップ205)。但し、燃料噴射禁止指令が出ていて、MG2へのトルク指令が所定値以上の場合にバルブを全閉にし、MG2へのトルク指令が前記所定値未満の場合にバルブを全開にする。つぎに、触媒コンバータ27のヒータ32への通電量を決める(ステップ206)。ここで、触媒コンバータ27が低温の時には、増加するMG2の発電量に基づいて送られる電力指令に応じて、ヒータ32への通電量を増加する。
【0030】
エンジン1の出力はトルクと回転数の積に比例するが、本実施の形態によれば、触媒活性モードとしてステップ109で行う触媒活性モードの処理にて、前述のように、浄化性能検出手段の検出量である触媒コンバータ27の温度に応じて、MG2への発電指令を与え、これに応じてエンジントルクを増やせるので、エンジン1の回転数上昇を必要とせず、少ない騒音増加でエンジン1の負荷を増すことができる。このエンジン負荷の増加により、排気ガス温度を上げて排気浄化装置である触媒コンバータ27の温度を早期に上げて活性化することにより、未浄化物質の排出総量を減らすことができる効果がある。
【0031】
また、ステップ109で行う触媒活性モードの処理にて、前述のように浄化性能検出手段の検出量である触媒コンバータ27の温度に応じて出されるMG2への発電指令の内、バッテリ12に充電できない発電分を電力消費手段であるヒータ32で消費することが行われる。このことにより、エンジン1に必要な負荷をかけるための発電を継続することができ、排気ガス温度を上げて触媒コンバータ27の温度を早期に上げて活性化することにより、未浄化物質の排出総量を減らすことができる効果がある。
【0032】
上述した実施の形態では、電力消費手段として、触媒コンバータ27にあるヒータ32を使用したが、酸素濃度センサ18のヒータ31や燃料噴射装置19の下流にある燃料を気化させるためのヒータ30も電力消費手段として使用することができる。
【0033】
さらに、ステップ109で行う触媒活性モードの処理にて、二次電池であるバッテリ12の入力可能電力より求まる充電できない発電分を消費可能電力の範囲に制限することができる。このことにより、バッテリ12に障害を与えることなく、エンジン1に必要な負荷をかけるための発電を継続することができる。そして、排気ガス温度を上げて触媒コンバータ27の温度を早期に上げて活性化することにより、未浄化物質の排出総量を減らすことができる効果がある。
【0034】
また、上述の実施の形態では、排気浄化装置の浄化性能に関連する物理量が浄化性能検出手段の検出量が触媒温度であったが、水温センサ17によって検出されるエンジン冷却水温を排気浄化装置の浄化性能に関連する物理量とすることもできる。
【0035】
ハイブリッド車両のエンジン始動特性の図4を参照して説明する。
上位コントローラ、例えば、HCU6からのエンジン始動指令(t1)に対し、MG2は駆動力を発生してエンジン1を(t2)までクランキングさせ、エンジン1の回転数もしくは燃焼室内を含む吸排気系の空気流動が定常状態となったときに、エンジン1への燃料供給を開始してエンジンを始動させる。
【0036】
エンジン1が駆動トルクを発生し始めると、MG2は発電指令手段により発電状態へと移行し、エンジン1の負荷となってエンジン1の回転数上昇を抑制する。事前にエンジン1の吸排気系の空気流動を定常状態にしているため、初爆による大きなトルク変動を回避することが可能であり、小型のMG2でエンジン1の回転数変動を抑制でき、(a)に示すように回転数は一定している。
【0037】
エンジン始動後、上位コントローラからの触媒活性の要求(t3)に対し、(b)に示すように、エンジントルクを増し、排気温度を上げる。この際、余剰なエンジントルクを(d)に示すように、MG2の発電動作に用いることにより、(a)に示すように、エンジン1の回転数を変動させることなく排気温度を上げ、触媒活性を促進することができる。そして、上位コントローラからの発進要求(t4)に対しては、MG2の発電量とクラッチの締結力を制御することにより、(a)に示すように、エンジンの回転数はスムーズに上昇し、(e)に示すように、スムーズにエンジン1の駆動トルクを駆動軸に伝達することができる。
【0038】
触媒活性が終了(t6)すれば、発電指令手段により(d)に示すようにMG2の発電動作を停止し、(b)に示すように、エンジントルクを絞る。なお、上述の実施の形態では、触媒活性中に発進しているが、触媒活性後に発進すること、走行中に触媒活性を行うことも可能である。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、触媒活性モードにて、排気浄化装置の浄化性能に関連する物理量(触媒温度)に応じて、車載の電動機(MG)への発電指令を与え、エンジントルクを増やすから、騒音増加につながるエンジン回転数の上昇なしに、排気ガス温度を上げられ、排気浄化装置の温度を早期に上げて活性化することにより、未浄化物質の排出総量を減らせる効果がある。
【0040】
また、本発明によれば、発電によりエンジンに負荷をかけるため、空気に対する燃料の割合を減らしても安定して燃焼させることができ、燃料消費、未浄化物質の排出を減らせる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態としての車両の制御装置を組込んだハイブリッド車両の主要構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態としてのハイブリッド車両の制御装置におけるハイブリッド制御のフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態としてのハイブリッド車両のエンジンの制御装置におけるエンジン制御のフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態としてのハイブリッド車両のエンジンの始動特性を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 内燃機関
2 モータジェネレータ(MG)
5 車輪
6 ハイブリッド制御装置(HCU)
7 キースイッチ
8 アクセルペダル
9 ブレーキペダル
10 エンジンの制御装置(ECU)
11 インバータ
12 バッテリ
15 スロットル弁
16 スロットル開度制御装置
17 水温センサ
18 酸素濃度センサ
19 燃料噴射装置
20 吸気弁
22 燃焼室
23 点火装置
24 ピストン
25 排気弁
27 触媒コンバータ
28 触媒温度センサ
30,31,32 ヒータ

Claims (7)

  1. 内燃機関と、前記内燃機関と駆動連結されて前記内燃機関の始動を行い且つ前記内燃機関を動力源として発電を行う電動機と、前記電動機の電源をなし且つ前記電動機による発電電力を蓄える二次電池と、前記内燃機関の排気系に設けられた排気浄化装置と、前記電動機の制御装置とを備え
    該電動機の制御装置は、前記内燃機関の始動要求があったときに、前記電動機によって前記内燃機関の始動を行うと共に前記排気浄化装置の昇温のための内燃機関のトルク増分による前記内燃機関の回転数変動を抑制するように前記電動機の発電量を制御することを特徴とする車両の制御装置。
  2. 前記車両の制御装置は、前記排気浄化装置の浄化性能に関連する物理量を検出する浄化性能検出手段を備え、
    前記電動機の制御装置は、前記浄化性能検出手段の検出量に応じて前記電動機に発電指令を与える発電指令手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両の制御装置
  3. 前記車両の制御装置は、前記内燃機関に設けられた電力消費手段と、前記浄化性能検出手段の検出量に応じて前記電力消費手段への電力量を指令する電力消費指令手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の車両の制御装置。
  4. 前記電力消費手段、前記内燃機関に設けられた燃料加熱装置、前記排気浄化装置の加熱手段、前記内燃機関の排気系に設けられた酸素濃度検出手段の加熱手段のうちの少なくとも何れか一つであることを特徴とする請求項に記載の車両の制御装置。
  5. 前記車両の制御装置は、前記二次電池の入力可能電力量を検出する電力量検出手段をさらに備え、
    前記発電指令手段は前記電力量検出手段の検出量に応じて前記発電指令手段の指令値を制限することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の車両の制御装置。
  6. 前記車両の制御装置は、前記発電指令手段の指令値が増加するほど前記内燃機関に供給する空気に対する燃料の割合を減少する指令を行うことを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の車両の制御装置。
  7. 前記内燃機関の回転数変動は、該内燃機関の回転数の上昇であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の車両の制御装置
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