JP5841710B2 - 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法 - Google Patents

荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法 Download PDF

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Description

本発明は、荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法に係り、例えば、極端紫外(EUV:Extreme Ultra Violet)露光に用いるマスクを製造するために電子ビームを用いてマスク基板にパターンを描画する描画装置及び方法に関する。
半導体デバイスの微細化の進展を担うリソグラフィ技術は半導体製造プロセスのなかでも唯一パターンを生成する極めて重要なプロセスである。近年、LSIの高集積化に伴い、半導体デバイスに要求される回路線幅は年々微細化されてきている。これらの半導体デバイスへ所望の回路パターンを形成するためには、高精度の原画パターン(レチクル或いはマスクともいう。)が必要となる。ここで、電子線(電子ビーム)描画技術は本質的に優れた解像性を有しており、高精度の原画パターンの生産に用いられる。
図10は、可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。可変成形型電子線(EB:Electron beam)描画装置は、以下のように動作する。第1のアパーチャ410には、電子線330を成形するための矩形例えば長方形の開口411が形成されている。また、第2のアパーチャ420には、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330を所望の矩形形状に成形するための可変成形開口421が形成されている。荷電粒子ソース430から照射され、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330は、偏向器により偏向され、第2のアパーチャ420の可変成形開口421の一部を通過して、所定の一方向(例えば、X方向とする)に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340に照射される。すなわち、第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過できる矩形形状が、X方向に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340の描画領域に描画される。第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過させ、任意形状を作成する方式を可変成形方式という。
ここで、半導体デバイスの微細化に伴い、露光波長そのものを従来よりもさらに短波長化することが検討されている。157nmの光は、縮小転写するためのレンズ材料の制限から断念されている。そのため、現時点で最も可能性があると考えられているのは、波長が13.4nmのEUV光である。EUV光は、軟X線領域に区分される光で多くの物体で透過吸収されるために、もはや投影光学系を形成することが出来ない。そのため、EUV光を用いた露光手法については反射光学系が提案されている。このように、EUVリソグラフィにおいては、EUV光を反射する多層膜ミラーから構成される反射光学系が使用される。EUV露光用のEUVマスクは光学系の一部として介在する。そのため、同様に、基板上に多層膜が形成された反射型のマスクが用いられる。多層膜は、モリブデン(Mo)とシリコン(Si)の層が交互に積層されたものが使用される。
ここで、かかる積層された各層の厚さの規則性が崩れると、反射される光の位相がずれることになる。その結果、ウェハ上には位相欠陥として露光されてしまう。そのため、多層膜の基板表面での欠陥はゼロ(0)であることが望ましい。さらに、多層膜の積層中に欠陥を引き起こすような異物が取り込まれることを防止することが望ましい。さらに、EUVマスクは反射光学系の一部を担うため、表面の凹凸は反射面のずれを生じさせる。その結果、露光時にウェハ上へ転写されるパターンの位置ずれを生じさせてしまう。そのため、基板自体の高精度な平坦度が求められる。
しかしながら、基板の欠陥を全くゼロにすることは困難であり、製造されたマスクを全数検査して欠陥がゼロ或いは仕様を満足するものだけを選別するとなると基板が非常に高価なものとなってしまう。
そこで、欠陥が露光処理により転写されないように、吸収体パターンを移動させて位相欠陥が吸収体パターンの領域内に包含されるように形成することで多層膜マスク上の位相欠陥が転写されないようにするといった技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
欠陥の場所は事前にマスクブランクス(基板)の異物検査装置にて位置が特定され、欠陥の位置に応じてパターンレイアウトをずらすようにパターンデータを反映させる必要がある。そして、ずらしたパターンデータでかかるマスクブランクスを確実に描画する必要がある。しかしながら、描画装置は複数枚のマスクブランクスを配置でき、また、複数の描画処理登録が可能である。そのため、描画の順序や使用すべきマスクブランクスを取り違える恐れがあるといった問題があった。
特開2004−193269号公報
上述したように、欠陥位置に基づいてパターンレイアウトをずらした描画データでかかる欠陥位置に欠陥が存在する基板を確実に描画する必要がある。しかしながら、描画の順序や使用すべきマスクブランクスを取り違える恐れがあるといった問題があった。さらに、パターンレイアウトをずらしたはずのパターンデータが欠陥を吸収体パターンの領域内に包含していない可能性もあるといった問題があった。従来、かかる問題を解決する十分な手法が確立されていなかった。
そこで、本発明は、かかる問題を克服し、欠陥を吸収体パターンの領域内に包含させた描画データで確実にかかる欠陥が存在する基板を描画可能な装置およびその方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画装置は、
極端紫外(EUV:Extreme Ultra Violet)光を吸収する吸収体膜が形成されていると共に、光学的に読取可能な識別子(ID)が形成された基板から識別子を読み取る読取部と、
識別子に対応付けされた、基板の欠陥の位置を示す欠陥位置情報と、欠陥のサイズを示す欠陥サイズ情報と、描画用のパターンデータとを記憶する記憶部と、
パターンデータのうちの少なくとも欠陥が含まれる領域分の部分パターンデータと、欠陥位置情報と、欠陥サイズ情報とを入力し、パターニング後に吸収体膜が残る領域に欠陥が位置するようにパターンレイアウトが構成されているかどうかを検証する検証部と、
パターニング後に吸収体膜が残る領域に欠陥が位置するようにパターンレイアウトが構成されているパターンデータに基づいて、荷電粒子ビームを用いて前記基板にパターンを描画する描画部と、
を備え
前記描画用のパターンデータは、データ変換処理され、前記検証は、実際の描画用のパターンデータを使用して検証されることを特徴とする。
かかる構成により、基板にパターンを描画する前に、欠陥が吸収体パターンの領域内に包含されていることを確認できる。そして、確認された描画データと基板とを用いてパターンを描画できる。
また、検証の結果、パターニング後に吸収体膜が残る領域に欠陥が位置しない場合に、パターニング後に吸収体膜が残る領域に欠陥が位置するように補正するためのオフセット値を算出するオフセット値算出部をさらに備え、
描画部は、さらに、パターニング後に吸収体膜が残る領域に欠陥が位置するようにパターンレイアウトが構成されていなかったパターンデータに基づいて、オフセット値で補正された位置にパターンを描画すると好適である。
また、基板に荷電粒子ビームを照射する照射量マップを作成する照射量マップ作成部と、
検証の結果、パターニング後に吸収体膜が残る領域に欠陥が位置しない場合に、照射量マップを用いてパターニング後に吸収体膜が残る領域を検出する検出部と、
をさらに備え、
オフセット値算出部は、検出された領域に欠陥が位置するように補正するためのオフセット値を算出すると好適である。
或いは、部分パターンデータを用いてパターニング後に吸収体膜が残る領域を検出する検出部をさらに備え、
オフセット値算出部は、検出された領域に欠陥が位置するように補正するためのオフセット値を算出すると好適である。
本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画方法は、
極端紫外(EUV:Extreme Ultra Violet)光を吸収する吸収体膜が形成されていると共に、光学的に読取可能な識別子(ID)が形成された基板から識別子を読み取る工程と、
識別子に対応付けされた、基板の欠陥の位置を示す欠陥位置情報と、欠陥のサイズを示す欠陥サイズ情報と、描画用のパターンデータとを記憶する記憶装置から、パターンデータのうちの少なくとも欠陥が含まれる領域分の部分パターンデータと、欠陥位置情報と、欠陥サイズ情報とを読み出し、パターニング後に体膜が残る領域に前記欠陥が位置するようにパターンレイアウトが構成されているかどうかを検証する工程と、
パターニング後に吸収体膜が残る領域に欠陥が位置するようにパターンレイアウトが構成されているパターンデータに基づいて、荷電粒子ビームを用いて基板にパターンを描画する工程と、
を備え
前記描画用のパターンデータは、データ変換処理され、前記検証は、実際の描画用のパターンデータを使用して検証されることを特徴とする。
本発明によれば、欠陥を吸収体パターンの領域内に包含させたパターンデータで確実にかかる欠陥が存在する基板を描画できる。よって、製造されたマスクでウェハを露光する場合に、マスクに存在する位相欠陥がウェハ上に転写されないようにできる。
実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。 実施の形態1における欠陥が存在するEUVマスクの一例を示す上面概念図である。 図2のEUVマスクの断面を示す断面概念図である。 実施の形態1における欠陥が存在する基板にパターンを描画する場合の一例を示す概念図である。 実施の形態1における描画対象となる基板の断面概念図である。 実施の形態1における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。 実施の形態1における描画装置内での基板の搬送経路の一例を示す概念図である。 実施の形態1におけるずらした後の欠陥位置の一例を示す概念図である。 実施の形態1における照射量マップの一例を示す図である。 可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
以下、実施の形態では、荷電粒子ビームの一例として、電子ビームを用いた構成について説明する。但し、荷電粒子ビームは、電子ビームに限るものではなく、イオンビーム等の荷電粒子を用いたビームでも構わない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。図1において、描画装置100は、荷電粒子ビーム描画装置の一例である。ここでは、特に、可変成形型の電子ビーム描画装置の一例を示している。描画装置100は、描画部150、制御部160、搬出入口(I/F)120、ロードロック(L/L)チャンバ130、ロボット(R)チャンバ140、アライメント(ALN)チャンバ146、及び真空ポンプ170を備えている。そして、描画装置100は、電子ビーム200を用いて、基板101に所望するパターンを描画する。描画対象となる基板101として、例えば、EUV光を使用して半導体ウェハにパターンを転写するマスク基板のマスクブランクスが含まれる。
描画部150は、電子鏡筒102と描画室103を有している。電子鏡筒102内には、電子銃201、照明レンズ202、第1のアパーチャ203、投影レンズ204、偏向器205、第2のアパーチャ206、対物レンズ207、偏向器208、及び検出器212が配置されている。また、描画室103内には、移動可能に配置されたXYステージ105が配置されている。パターンを描画する際には、XYステージ105上に複数の支持ピン106(保持部の一例)が昇降可能に配置され、支持ピン106上に基板101が載置される。また、搬出入口120内には、基板101を搬送する搬送ロボット122が配置されている。ロボットチャンバ140内には、かかる基板101を搬送する搬送ロボット142が配置されている。また、搬出入口120には、基板101に形成されたID(識別子)を光学的に読取可能な読取装置121が配置されている。
制御部160は、計算機ユニット110、制御回路162、検出回路164、及び磁気ディスク装置等の記憶装置108,109を有している。計算機ユニット110、制御回路162、検出回路164、及び磁気ディスク装置等の記憶装置108,109は、図示しないバスを介して互いに接続されている。
制御回路162は、描画データ処理部76によって制御され、制御回路162は、描画部150、搬出入口120、L/Lチャンバ130、ロボットチャンバ140、アライメントチャンバ146内の各機器を制御および駆動させる。また、読取装置121で読み取られたIDは、計算機ユニット110に出力される。また、検出器212で検出されたデータは、計算機ユニット110に出力される。
制御計算機ユニット110内には、ID取得部60、欠陥座標・サイズ取得部62、部分パターンデータ/ずらし量および方向取得部64、検証部66、検出部68、ALN―マーク(アライメントマーク)位置取得部70、オフセット値算出部72、オフセット処理部74、描画データ処理部、及びメモリ78が配置される。ID取得部60、欠陥座標・サイズ取得部62、部分パターンデータ/ずらし量および方向取得部64、検証部66、検出部68、ALN―マーク位置取得部70、オフセット値算出部72、オフセット処理部74、及び描画データ処理部の各機能は、コンピュータを実行させるプログラム等のソフトウェアで構成しても構わない。或いは、電気機器若しくは電子機器等のハードウェアで構成しても構わない。或いは、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせで構成しても構わない。或いは、ファームウェアとハードウェアの組み合わせで構成しても構わない。ID取得部60、欠陥座標・サイズ取得部62、部分パターンデータ/ずらし量および方向取得部64、検証部66、検出部68、ALN―マーク位置取得部70、オフセット値算出部72、オフセット処理部74、及び描画データ処理部の各機能で処理される入力情報および演算処理情報はその都度メモリ78に記憶される。
真空ポンプ170は、バルブ172を介してロボットチャンバ140、及びアライメントチャンバ146内の気体を排気する。これにより、ロボットチャンバ140、及びアライメントチャンバ146内は真空雰囲気に維持される。また、真空ポンプ170は、バルブ174を介して電子鏡筒102内及び描画室103内の気体を排気する。これにより、電子鏡筒102内及び描画室103内は真空雰囲気に維持される。また、真空ポンプ170は、バルブ176を介してロードロックチャンバ130内の気体を排気する。これにより、ロードロックチャンバ130内は必要に応じて真空雰囲気に制御される。また、搬出入口120とロードロックチャンバ130とロボットチャンバ140と描画室103とのそれぞれの境界には、ゲートバルブ132,134,136が配置される。
ここで、図1では、実施の形態1を説明する上で必要な構成部分について記載している。描画装置100にとって、通常、必要なその他の構成が含まれても構わない。また、搬送ロボット122,142は、例えば、多軸型のロボットが用いられる。また、搬送ロボット122,142は、エレベータ機構や回転機構など機械的な機構であれば構わない。
図2は、実施の形態1における欠陥が存在するEUVマスクの一例を示す上面概念図である。図3は、図2のEUVマスクの断面を示す断面概念図である。EUVマスクは、ガラス基板10上に2.9nmの膜厚のモリブデン(Mo)と4.1nmの膜厚のシリコン(Si)が交互に例えば40層積層された多層膜12がガラス基板10表面全面に形成されている。そして、多層膜12上の全面にルテニウム(Ru)等のキャップ膜14が形成される。そして、EUV光を反射する領域では、かかるキャップ膜14が露出している。一方、EUV光を反射しない領域では、キャップ膜14上にEUV光を吸収する吸収体膜16と反射防止膜18が順に形成されている。ここで、図2(a)及び図3(a)に示すように吸収体膜16が存在しない領域42内に多層膜12の欠陥40が存在すると反射されるEUV光の位相がずれてしまう。その結果、製造されたEUVマスクで半導体ウェハ上にパターンを転写するとパターンの位置がずれてしまうことになる。そのため、実施の形態1では、図2(b)及び図3(b)に示すように、パターニング後に、欠陥40の位置が、吸収体膜16が存在する領域44内にくるように図2(a)及び図3(a)に示す位置からパターンレイアウトをずらした描画を行う。言い換えれば、レジスト膜20が塗布されたEUVマスクブランクスである基板101に描画装置100で描画し、レジストを現像し、現像後に残ったレジスト膜20で形成されるレジストパターンをマスクとして反射防止膜18と吸収体膜16とをエッチングし、残ったレジスト膜20をアッシングで除去することで基板101のパターニングが行なわれる。かかるパターニングによってEUVマスクが製造される。そして、かかるパターニング後に、欠陥40の位置が、吸収体膜16が存在する領域44内にくるように描画装置100で描画する際にパターンレイアウトをずらす。かかるパターンレイアウトをずらすためには、まず、欠陥位置を特定する必要がある。そのために、まずは、描画前に図示しない位相欠陥検査装置で基板101の位相欠陥検査を行う。
図4は、実施の形態1における欠陥が存在する基板にパターンを描画する場合の一例を示す概念図である。基板101には、ALN−マーク52,54が形成されている。位相欠陥検査装置は、基板上の欠陥40の有無を検査し、かかるALN−マーク52,54を基準にして欠陥位置および欠陥サイズを測定する。その結果、ユーザは、描画前に事前にALN−マーク52,54の位置を基準にした欠陥位置および欠陥サイズの情報を取得できる。例えば、欠陥位置は、ALN−マーク52,54の位置の座標を基準にした欠陥の中央部位置の座標(x,y)で示される。また、欠陥サイズは、欠陥位置座標を中心として欠陥の最大外形まで広げた円の直径(D)で示される。かかる欠陥位置および欠陥サイズの情報を得て、ユーザは、パターニング後に、欠陥40の位置が、吸収体膜16が存在する領域44内にくるようにパターンレイアウトをずらしたパターンデータを作成する。
例えば、図4の例では、基板101の描画領域50の一部の部分領域56内に欠陥40が存在する場合を示している。そのままのパターンレイアウトで描画すると吸収体膜16が存在しない領域42に欠陥40が位置しているため位相欠陥を引き起こす。これに対して、実施の形態1では、部分領域56が部分領域58になるようにパターンレイアウトをずらすことで、吸収体膜16が存在する領域44に欠陥40が位置するように描画用のパターンデータを補正する。描画用のパターンデータには、かかるパターンレイアウトをずらしたずらし量およびずらし方向の情報を例えば属性情報として定義しておく。例えば、ALN−マーク52,54の位置の座標を基準にずらした位置の座標(x,y)を定義しておく。かかる座標によりパターンレイアウトをずらしたずらし量およびずらし方向を特定できる。以上のように、パターンレイアウトをずらしたずらし量およびずらし方向が定義された描画用のパターンデータは外部から入力され記憶装置109に格納される。
図5は、実施の形態1における描画対象となる基板の断面概念図である。図5において、描画対象となる基板101は以下のように構成される。ガラス基板10上に2.9nmの膜厚のモリブデン(Mo)と4.1nmの膜厚のシリコン(Si)が交互に例えば40層積層された多層膜12がガラス基板10表面全面に形成されている。そして、多層膜12上の全面に例えばルテニウム(Ru)等のキャップ膜14が形成される。そして、キャップ膜14上の表面全面にEUV光を吸収する吸収体膜16と反射防止膜18が順に形成されている。吸収体膜16と反射防止膜18の主たる材料として、例えばタンタル(Ta)用いられる。そして、反射防止膜18上にレジスト膜20が形成される。ポジ型のレジスト材が用いられる場合には、パターニング後に吸収体膜16が残る領域44が電子ビーム200の非照射域(非描画領域)、吸収体膜16が残らない領域42が電子ビーム200の照射域(描画領域)となる。ネガ型のレジスト材が用いられる場合には、パターニング後に吸収体膜16が残る領域44が電子ビーム200の照射域(描画領域)、吸収体膜16が残らない領域42が電子ビーム200の非照射域(非描画領域)となる。言い換えれば、レジストを現像後にレジスト膜20が残る領域が、吸収体膜16が残る領域44となり、そして、レジスト膜20が残らない領域が、吸収体膜16が残らない領域42となる。また、ガラス基板10の裏面には窒化クロム(CrN)等の導電膜22が形成される。
ガラス基板10の側面には、読取装置121で光学的に読取可能なID30がコード化されて形成されている。かかるID30は、例えば、SEMI規格で規定されているデータマトリックスで形成される。そして、かかるID30に関連付けされた基板情報が外部から入力され記憶装置109に格納される。基板情報として、描画装置100に基板101がセットされる前に事前に位相欠陥検査装置で測定された、ALN−マーク52,54の位置を基準にした欠陥位置および欠陥サイズの情報が定義される。例えば、欠陥位置は、ALN−マーク52,54の位置の座標を基準にした欠陥の中央部位置の座標(x2,y2)で示される。また、欠陥サイズは、欠陥位置座標を中心として欠陥の最大外形まで広げた円の直径(D)で示される。
ここで、パターンデータと基板情報は、図1では1つの同じ記憶装置109に格納されているが、これに限るものではない。別々の記憶装置に格納されてもよいことは言うまでもない。また、パターンデータが上述したIDと関連付けされていても好適である。
図6は、実施の形態1における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。図6において、実施の形態1における描画方法は、ID取得工程(S102)と、欠陥座標・サイズ取得工程(S104)と、部分パターンデータ/ずらし量および方向取得工程(S106)と、検証工程(S108)と、ALN―マーク検出工程(S110)と、吸収体領域検出工程(S120)と、オフセット値算出工程(S122)と、ALN―マーク検出工程(S124)と、オフセット工程(S126)と、描画処理工程(S130)という一連の工程を実施する。
まず、描画データ処理部76は、記憶装置109に格納されたパターンデータを読み出し、複数段のデータ変換処理を行って描画装置固有のショットデータを生成する。その際、描画領域を格子状のメッシュに仮想分割して、メッシュ毎の照射量を定義した照射量マップを作成する。描画データ処理部76は、照射量マップ作成部の一例となる。照射量マップは記憶装置108に格納される。かかる処理と並行して、以下のようなパターンデータと基板の特定が行われる。
ID取得工程(S102)として、搬出入口120に基板101が配置されると、読取装置121は、基板101からID30を読み取る。ID取得部60は、読み取られたID30を読取装置121から入力し、取得する。読取装置121或いはID取得部60は、読取部の一例となる。
欠陥座標・サイズ取得工程(S104)として、欠陥座標・サイズ取得部62は、記憶装置109に格納された基板情報を参照し、読み取られたID30に対応付けされた、基板101の欠陥40の位置を示す欠陥位置情報と、欠陥40のサイズを示す欠陥サイズ情報を読み出す。
部分パターンデータ/ずらし量および方向取得工程(S106)として、部分パターンデータ/ずらし量および方向取得部64は、記憶装置109に格納されたパターンデータのうちの少なくとも欠陥40が含まれる領域分の部分パターンデータを入力する。また、部分パターンデータ/ずらし量および方向取得部64は、同時に、パターンレイアウトをずらしたずらし量およびずらし方向の情報を入力する。
検証工程(S108)として、検証部66は、パターンデータのうちの少なくとも欠陥が含まれる領域分の部分パターンデータと、欠陥位置情報と、欠陥サイズ情報とを入力し、パターニング後に吸収体膜16が残る領域44に欠陥40が位置するようにパターンレイアウトが構成されているかどうかを検証する。部分パターンデータに定義された部分パターンのレイアウトに欠陥位置情報の座標と欠陥サイズ情報のサイズを重ね合わせることで、吸収体膜16が残る領域44に欠陥40全体が包含されているかどうかを検証すればよい。例えば、ポジ型レジストを用いた場合は電子ビーム200の非照射域(非描画領域)がパターニング後に吸収体膜16が残る領域44になる。ネガ型レジストを用いた場合は電子ビーム200の照射域(描画領域)がパターニング後に吸収体膜16が残る領域44になる。よって、部分パターンデータから電子ビーム200を照射する領域か否かがわかれば検証できる。検証の結果、パターニング後に吸収体膜16が残る領域44に欠陥40が位置する場合(OKの場合)は、ALN―マーク検出工程(S110)へ進む。パターニング後に吸収体膜16が残る領域44に欠陥40が位置しない場合(NGの場合)は、吸収体領域検出工程(S120)へ進む。また、検証結果は、図示しない出力装置により出力される。例えば、モニタ、プリンタ等に出力される。また、外部に出力されてもよい。また、記憶装置108,109等に記憶されてもよい。
以上のように実施の形態1では、実際の描画用のパターンデータと実際の基板101に形成されたIDに相関された基板情報を使って、パターニング後に吸収体膜16が残る領域44に欠陥40が位置するようにパターンレイアウトが構成されているかどうかを検証する。これにより、使用するパターンデータと描画対象の基板101の組み合わせが正しいかどうかを判定できる。さらに、実際の描画用のパターンデータと基板情報の欠陥位置及び欠陥サイズを使用して検証することから、本当にパターンデータによって欠陥位置が吸収体膜16に隠れるようにパターンレイアウトがずらされているかどうかも検証できる。よって、単に基板IDとそのパターンデータの相関を判定するだけの検証より確実性を向上させることができる。
ALN―マーク検出工程(S110)として、描画部150は、電子ビーム200がALN―マーク52,54を照射できる位置までXYステージ105を移動させて、ALN―マーク52,54を走査して、ALN―マーク52,54の位置を検出する。ここでは、照射した電子ビーム200の反射電子等を検出器212で検出し、検出回路164に出力される。検出回路164でかかるALN―マーク52,54の位置をデジタル信号に変換の上、計算機ユニット110に出力される。ALN―マーク位置取得部70は、検出回路164から出力されたALN―マーク52,54の位置情報を入力することで、ALN―マーク52,54の位置を取得する。
そして、描画処理工程(S130)として、描画部150は、パターニング後に吸収体膜16が残る領域44に欠陥40が位置するようにパターンレイアウトが構成されているパターンデータに基づいて、電子ビーム200を用いて基板101にパターンを描画する。その際、ALN―マーク52,54の少なくとも1つの位置を描画座標系の基準として用いる。これにより、欠陥を確実に吸収体膜16が残る領域44に位置させることができる。
図7は、実施の形態1における描画装置内での基板の搬送経路の一例を示す概念図である。読取装置121によってIDが読み込まれた後、搬出入口120に配置された基板101は、ゲートバルブ132を開けた後、搬送ロボット122によりL/Lチャンバ130内の支持部材上に搬送される。そして、ゲートバルブ132を閉めた後、L/Lチャンバ130内は真空ポンプ170で真空雰囲気にされる。次に、L/Lチャンバ130内の支持部材上に配置された基板101は、ゲートバルブ134を開けた後、搬送ロボット142によりロボットチャンバ140を介してアライメントチャンバ146内のステージに搬送される。そして、基板101は、アライメントされる。次に、アライメントチャンバ146内のステージ上に配置された基板101は、ゲートバルブ136を開けた後、搬送ロボット142によりロボットチャンバ140を介して描画室103内に搬入される。このようにして、基板101は描画室103に搬入される。そして、描画室103内で基板101にパターンが描画される。そして、描画室103に基板101が搬送された後、制御回路162による制御のもと、描画部150は、以下のように動作する。
描画部150は、描画室103内で支持ピン106に載置された基板101に、電子ビーム200を用いてパターンを描画する。具体的には、以下の動作を行なう。照射部の一例となる電子銃201から放出された電子ビーム200は、照明レンズ202により矩形例えば長方形の穴を持つ第1のアパーチャ203全体を照明する。ここで、電子ビーム200をまず矩形例えば長方形に成形する。そして、第1のアパーチャ203を通過した第1のアパーチャ像の電子ビーム200は、投影レンズ204により第2のアパーチャ206上に投影される。かかる第2のアパーチャ206上での第1のアパーチャ像の位置は、偏向器205によって偏向制御され、ビーム形状と寸法を変化させることができる。その結果、電子ビーム200は成形される。このように、電子ビーム200は可変成形される。そして、第2のアパーチャ206を通過した第2のアパーチャ像の電子ビーム200は、対物レンズ207により焦点を合わせ、偏向器208により偏向される。その結果、例えば連続移動するXYステージ105上の基板101の所望する位置に照射される。
描画終了後、基板101は、ゲートバルブ134,136を開けた後、搬送ロボット142によりロボットチャンバ140を介してL/Lチャンバ130内の支持部材上に搬送される。ゲートバルブ134を閉めた後、L/Lチャンバ130内は大気圧の雰囲気に戻される。そして、基板101は、ゲートバルブ132を開けた後、搬送ロボット122により搬出入口120に配置される。
以上のように検証工程(S108)でOKの検証結果が出た場合には、記憶装置109に格納されたパターンデータをそのまま使用すればよい。しかし、検証工程(S108)でNGの検証結果が出た場合には、パターンデータをそのまま使用すれば位相欠陥をもったEUVマスクが製造されてしまう。そこで、実施の形態1では、かかる場合には、描画位置を補正する。
吸収体領域検出工程(S120)として、検出部68は、検証の結果、パターニング後に吸収体膜16が残る領域44に欠陥40が位置しない場合に、パターニング後に吸収体膜16が残る領域44を検出する。検出できない場合には描画中止とする。
図8は、実施の形態1におけるずらした後の欠陥位置の一例を示す概念図である。図4で示したように吸収体膜16が残る領域44に欠陥40が位置せずに吸収体膜16がパターニング後に除去されてしまう領域42に位置する場合、図8(a)で示すように、欠陥40が完全に内包される吸収体膜16が残る領域44を検出する。描画装置100に入力されたパターンデータによっては、例え予めパターンレイアウトがずらされていたとしても、図8(b)で示すように、吸収体膜16が残る領域44に欠陥40が完全に内包されておらず一部がはみ出ている場合もあり得る。かかる場合にも図8(a)で示すように、欠陥40が完全に内包される吸収体膜16が残る領域44を検出する。検出部68は、パターンデータの属性データとして定義された上述したずらし量とずらし方向の情報から入力されたパターンデータに定義されたパターンレイアウトの位置が把握できる。そして、基板情報の欠陥座標とサイズから、ずらされたパターンレイアウト上での欠陥40の配置状態が把握できる。よって、入力されたパターンデータにおいて、欠陥40全体が領域42に存在する場合の他、図8(b)で示したような欠陥40の一部が領域42にはみ出ている場合も、かかるずらし量とずらし方向の情報から位置関係を把握できる。
第1の検出手法として、検出部68は、例えば上述した部分パターンデータを使って、部分パターンデータの領域内から欠陥サイズより大きいサイズのパターンを検出する。欠陥サイズが直径Dで定義されていれば直径Dより太い幅をもつパターン領域を検出すればよい。
第2の検出手法として、記憶装置108に格納された照射量マップを用いても好適である。
図9は、実施の形態1における照射量マップの一例を示す図である。図9では、図4の部分領域56に相当する照射量マップの部分領域55を示している。図9において、ポジ型レジストを用いる場合、ハッチングで黒くなっているメッシュ領域は電子ビーム200を照射する照射量が0ではない照射域を示している。すなわち、パターニング後に吸収体膜16が残る領域44に相当する。逆に、ハッチングされていないメッシュ領域は照射量が0である非照射域を示している。すなわち、パターニング後に吸収体膜16が残らずに除去される領域42に相当する。検出部68は、かかる照射量マップ上で欠陥40の位置に相当するメッシュを特定し、欠陥40が位置するメッシュの付近に位置する欠陥サイズより面積が大きくなる照射域(領域44)のメッシュ群を検出する。図9の例では、左下に欠陥サイズより面積が大きくなる照射域(領域44)のメッシュ群が存在することがわかる。逆に、左上、右上、右、及び右下でも照射域(領域44)のメッシュは存在するが、欠陥40が位置するメッシュと幅が同じである。よって、欠陥40の直径Dより太い幅かどうかわからないのでかかるメッシュは検出しないようにすると好適である。このように、照射量マップを使用することで改めてパターンデータ(部分パターンデータ)からレイアウトを計算する必要がないので処理時間を短くできる。
オフセット値算出工程(S122)として、オフセット値算出部72は、検出された欠陥40より大きい面積をもつ吸収体領域に欠陥が完全に内包される(隠れる)までパターンレイアウトをずらすように補正するためのオフセット値を算出する。言い換えれば、検証の結果、パターニング後に吸収体膜16が残る領域44に欠陥40が位置しない場合に、オフセット値算出部72は、パターニング後に吸収体膜16が残る領域16に欠陥40が位置するように補正するためのオフセット値を算出する。オフセット値は、描画装置100に入力されたパターンデータの属性データとして定義されたずらし量と方向の情報から現在のレイアウト上での欠陥40の位置がわかるので、その位置からのオフセット値を算出すればよい。オフセット値は、ずらし量と方向が特定できるように座標で定義すると好適である。
ALN―マーク検出工程(S124)として、ALN―マーク検出工程(S110)と同様、描画部150は、ALN―マーク52,54の位置を検出する。ALN―マーク位置取得部70は、検出回路164から出力されたALN―マーク52,54の位置情報を入力することで、ALN―マーク52,54の位置を取得する。
オフセット工程(S126)として、オフセット処理部74は、ALN―マーク検出工程(S124)で取得したALN―マーク52,54の位置をオフセット値でオフセットする。これにより、描画座標系の基準となるALN―マーク52,54の位置がオフセットされる。これにより、パターニング後に吸収体膜16が残る領域44に欠陥40が位置するようにパターンレイアウトが構成されていなかったパターンデータを使用しても、パターニング後に吸収体膜16が残る領域44に欠陥40を位置させることができる。
そして、描画処理工程(S130)として、描画部150は、パターニング後に吸収体膜16が残る領域44に欠陥40が位置するようにパターンレイアウトが構成されていないパターンデータに基づいて、電子ビーム200を用いて基板101にパターンを描画する。その際、オフセットされたALN―マーク52,54の少なくとも1つの位置を描画座標系の基準として用いる。これにより、描画部150は、オフセット値で補正された位置にパターンを描画する。その結果、欠陥を確実に吸収体膜16が残る領域44に位置させることができる。
以上のように、実施の形態1によれば、欠陥40を吸収体パターンの領域内に包含させたパターンデータで確実にかかる欠陥40が存在する基板101を描画できる。よって、製造されたEUVマスクでウェハを露光する場合に、EUVマスクに存在する位相欠陥がウェハ上に転写されないようにできる。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。例えば、描画装置100を制御する制御部構成については、記載を省略したが、必要とされる制御部構成を適宜選択して用いることは言うまでもない。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法は、本発明の範囲に包含される。
10 ガラス基板
12 多層膜
14 キャップ膜
16 吸収体膜
18 反射防止膜
20 レジスト膜
22 導電膜
30 ID
40 欠陥
42,44 領域
50 描画領域
52,54 ALN−マーク
55,56,58,59 部分領域
60 ID取得部
62 欠陥座標・サイズ取得部
64 部分パターンデータ/ずらし量および方向取得部
66 検証部
68 検出部
70 ALN―マーク位置取得部
72 オフセット値算出部
74 オフセット処理部
76 描画データ処理部
78 メモリ
100 描画装置
101 基板
102 電子鏡筒
103 描画室
105 XYステージ
106 支持ピン
108,109 記憶装置
110 計算機ユニット
120 搬出入口
121 読取装置
122,142 搬送ロボット
130 ロードロックチャンバ
132,134,136 ゲートバルブ
140 ロボットチャンバ
146 アライメントチャンバ
150 描画部
160 制御部
162 制御回路
164 検出回路
170 真空ポンプ
172,174,176 バルブ
200 電子ビーム
201 電子銃
202 照明レンズ
203,410 第1のアパーチャ
204 投影レンズ
205,208 偏向器
206,420 第2のアパーチャ
207 対物レンズ
212 検出器
330 電子線
340 試料
411 開口
421 可変成形開口
430 荷電粒子ソース

Claims (4)

  1. 極端紫外(EUV:Extreme Ultra Violet)光を吸収する吸収体膜が形成されていると共に、光学的に読取可能な識別子(ID)が形成された基板から前記識別子を読み取る読取部と、
    前記識別子に対応付けされた、前記基板の欠陥の位置を示す欠陥位置情報と、前記欠陥のサイズを示す欠陥サイズ情報と、描画用のパターンデータとを記憶する記憶部と、
    前記パターンデータのうちの少なくとも前記欠陥が含まれる領域分の部分パターンデータと、前記欠陥位置情報と、前記欠陥サイズ情報とを入力し、パターニング後に前記吸収体膜が残る領域に前記欠陥が位置するようにパターンレイアウトが構成されているかどうかを検証する検証部と、
    パターニング後に前記吸収体膜が残る領域に前記欠陥が位置するようにパターンレイアウトが構成されているパターンデータに基づいて、荷電粒子ビームを用いて前記基板にパターンを描画する描画部と、
    を備え
    前記描画用のパターンデータは、データ変換処理され、前記検証は、実際の描画用のパターンデータを使用して検証されることを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
  2. 検証の結果、パターニング後に前記吸収体膜が残る領域に前記欠陥が位置しない場合に、パターニング後に前記吸収体膜が残る領域に前記欠陥が位置するように補正するためのオフセット値を算出するオフセット値算出部をさらに備え、
    前記描画部は、さらに、パターニング後に前記吸収体膜が残る領域に前記欠陥が位置するようにパターンレイアウトが構成されていなかったパターンデータに基づいて、前記オフセット値で補正された位置にパターンを描画することを特徴とする請求項1記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  3. 前記部分パターンデータを用いてパターニング後に前記吸収体膜が残る領域を検出する検出部をさらに備え、
    前記オフセット値算出部は、検出された領域に前記欠陥が位置するように補正するためのオフセット値を算出することを特徴とする請求項1又は2記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  4. 極端紫外(EUV:Extreme Ultra Violet)光を吸収する吸収体膜が形成されていると共に、光学的に読取可能な識別子(ID)が形成された基板から前記識別子を読み取る工程と、
    前記識別子に対応付けされた、前記基板の欠陥の位置を示す欠陥位置情報と、前記欠陥のサイズを示す欠陥サイズ情報と、描画用のパターンデータとを記憶する記憶装置から、前記パターンデータのうちの少なくとも前記欠陥が含まれる領域分の部分パターンデータと、前記欠陥位置情報と、前記欠陥サイズ情報とを読み出し、パターニング後に前記吸収体膜が残る領域に前記欠陥が位置するようにパターンレイアウトが構成されているかどうかを検証する工程と、
    パターニング後に前記吸収体膜が残る領域に前記欠陥が位置するようにパターンレイアウトが構成されているパターンデータに基づいて、荷電粒子ビームを用いて前記基板にパターンを描画する工程と、
    を備え
    前記描画用のパターンデータは、データ変換処理され、前記検証は、実際の描画用のパターンデータを使用して検証されることを特徴とする荷電粒子ビーム描画方法。
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