JP5838903B2 - 積層体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、積層体の製造方法に関する。
複数の半導体素子を積層して構成された半導体装置(積層体)が使用されている。例えば、特許文献1には、TSV(Through Silicon Via)を有する半導体素子(あるいは半導体基板)を複数積層した半導体装置、具体的には、インターポーザ上に樹脂層を介して半導体チップを複数段に積層した半導体装置(積層体)が開示されている。このような半導体装置は、以下のようにして製造されていると考えられる。
まず、あらかじめインターポーザ上に接続用バンプを形成する。その後、当該インターポーザ上にフィルム状接着剤(樹脂層)を設け、次いで、半導体チップを積層し、半田接合を行う。そして、このような作業を繰り返すことで、インターポーザ上に半導体チップを複数段に積層した半導体装置(積層体)を得る。
特開2011−29392号公報
しかしながら、特許文献1の半導体装置の製造方法では、半導体チップを積層するたびに半田接合を繰り返し行っているため、複数回の半田接合により生産性が悪くなる。さらに、半導体チップを積層するたびに半田接合を繰り返し行っているため、下層の半導体チップへの半田接合の際の熱による影響が心配される。
そこで、本発明者らは、表面に端子を有する、または、表面及び裏面の両面に端子を有する複数の基材を、半田接合は行わずに複数段に積層後、当該積層体を加熱・加圧することで、これら複数の基材間(端子間)の半田接合をまとめて行う技術を新たに発明した。
具体的には、まず、第1の基材及び第2の基材を、互いの端子が樹脂層を挟んで対峙するように積層する。なお、対峙している第1の基材及び第2の基材の端子の少なくとも一方は、半田層を備えているものとする。当該段階では、両基材の端子間には、半田層のみならず、樹脂層が介在する。
その後、当該積層体を、樹脂層が溶融し、かつ、半田層が溶融しない温度で加熱しながら一対の挟圧部材で挟み込む。当該処理により、端子間に介在していた樹脂が当該領域から排斥され、第1の基材及び第2の基材が有する端子どうしが半田層を介して繋がった積層体が得られる。
その後、積層体を挟圧部材から開放し、当該積層体に、第3の基材を積層する。具体的には、第2の基材の裏面に位置する端子と第3の基材が備える端子が、樹脂層を挟んで対峙するように積層する。なお、対峙している第2の基材及び第3の基材の端子の少なくとも一方は、半田層を備えているものとする。当該段階では、第2の基材及び第3の基材の端子間には、半田層のみならず、樹脂層が介在する。
その後、当該積層体を、樹脂層が溶融し、かつ、半田層が溶融しない温度で加熱しながら、一対の挟圧部材で挟み込む。当該処理により、第2の基材及び第3の基材の端子間に介在していた樹脂が当該領域から排斥され、第2の基材及び第3の基材が有する端子どうしが半田層を介して繋がった積層体が得られる。
その後、同様の処理を繰り返し、所定数の基材を所定段に積層した積層体を形成する。
その後、当該積層体を、半田層が溶融する温度で加熱しながら、一対の挟圧部材で挟み込むことで、複数の基材間(端子間)の半田接合をまとめて行う。その後、当該積層体を加熱して、樹脂層の硬化を進行させる。
以下、上述した複数の基材間(端子間)の半田接合をまとめて行うために行う加熱・加圧処理を「本圧着」といい、その前段階で、複数の基材を積層するために行う加熱・加圧処理を「仮圧着」という。
本発明者らは、上述のような技術を新たに発明した。そして、本発明者らは、当該発明において、以下のような新たな課題を見出した。
当該発明の場合、仮圧着−荷重の開放を繰り返しながら、所定数の基材を積層していく。なお、荷重を開放する時、端子間の半田結合及び樹脂層の硬化はなされていない。
かかる場合、荷重をかけている際(仮圧着)に半田層を介して繋がっていた各基材の端子間に、荷重開放に伴い樹脂層の樹脂が入り込み(樹脂噛み)、端子−半田層−端子の連結状態が解消される場合がある。
そして、その後に行われる本圧着でもこの端子間の樹脂を十分に排斥することができず、結果、端子間に樹脂噛みが残存し、十分な端子間の接続が確保できていない積層体になる恐れがある。
そこで、本発明は、表面に端子を有する、または、表面及び裏面の両面に端子を有する複数の基材を、半田接合は行わずに複数段に積層後、これら複数の基材間(端子間)の半田接合をまとめて行う技術において発生し得る端子間の樹脂噛みに起因した端子間の接続不良の問題を解決することを課題とする。
本発明によれば、
第1端子を有する第1基材、第1樹脂層、及び、第1の面に第2a端子を有するとともに、その裏面に第2b端子を有する第2基材を、前記第1端子及び前記第2a端子が前記第1樹脂層を挟んで対峙するように積層した積層体に対して、前記第1樹脂層が溶融し、かつ、前記第1端子および前記第2a端子の少なくとも一方が備える第1半田層が溶融しない温度で加熱しながら、一対の挟圧部材で荷重を加えることで、前記第1端子、前記第1半田層、及び、前記第2a端子が直接繋がった第1積層体を形成する第1積層工程と、
前記第1積層工程の後、前記挟圧部材で荷重を加えた状態を維持したまま、前記第1積層体を冷却し、前記第1樹脂層を固化させる固化工程と、
前記固化工程の後、前記挟圧部材による前記第1積層体への荷重を開放する開放工程と、
前記開放工程の後、前記第1積層体、第2樹脂層、及び、第3端子を有する第3基材を、前記第2b端子及び前記第3端子が前記第2樹脂層を挟んで対峙するように積層した積層体に対して、前記第2樹脂層が溶融し、かつ、前記第2b端子および前記第3端子の少なくとも一方が備える第2半田層が溶融しない温度で加熱しながら、一対の挟圧部材で荷重を加えることで、前記第2b端子、前記第2半田層、及び、前記第3端子が直接繋がった第2積層体を形成する第2積層工程と、
前記第2積層工程の後、前記第1半田層及び前記第2半田層が溶融する温度で前記第2積層体を加熱して、前記第1端子及び前記第2a端子間、及び、前記第2b端子及び前記第3端子間を半田接合する第1接合工程と、
を有する積層体の製造方法が提供される。
本発明によれば、表面に端子を有する、または、表面及び裏面の両面に端子を有する複数の基材を、半田接合は行わずに複数段に積層後、これら複数の基材間(端子間)の半田接合をまとめて行う技術において発生し得る端子間の樹脂噛みに起因した端子間の接続不良の発生を抑制することができる。
本実施形態の積層体の製造方法の処理の流れを示すフローチャートの一例である。 本実施形態の積層体の製造工程を示す断面図である。 積層体の製造装置の一例を模式的に示す断面図である。 積層体の製造装置の一例を模式的に示す断面図である。 本実施形態の積層体の製造工程を示す断面図である。 本実施形態の積層体の製造方法の処理の流れを示すフローチャートの一例である。 本実施形態の積層体の製造工程を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、同様の構成要素には同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
本実施形態の積層体の製造方法では、上述した樹脂噛みの課題を解決するために、積層体に対する荷重を一端開放する前に、当該積層体を冷却し、樹脂層を固化させる。すなわち、仮圧着−荷重開放の間に、積層体を十分に冷却し、樹脂層を固化させる工程を加える。これにより、荷重開放に伴い樹脂層の樹脂が端子間に入り込む不都合を抑制する。以下、図1乃至図5を用いて詳細に説明する。
図1には、本実施形態の積層体の製造方法の処理の流れの一例を示すフローチャートが示されている。図2乃至図5には、本実施形態の積層体の工程模式図の一例が示されている。
図1に示すように、本実施形態の積層体の製造方法は、第1積層工程S10と、固化工程S20と、開放工程S30と、第2積層工程S40と、第1接合工程S50と、設置工程S60と、第2接合工程S70とを有する。
<第1積層工程S10>
第1積層工程S10では、第1端子を有する第1基材、第1樹脂層、及び、第1の面に第2a端子を有するとともに、その裏面に第2b端子を有する第2基材を、第1端子及び第2a端子が第1樹脂層を挟んで対峙するように積層した積層体に対して、第1樹脂層が溶融し、かつ、第1端子および第2a端子の少なくとも一方が備える第1半田層が溶融しない温度で加熱しながら、一対の挟圧部材で荷重を加えることで(仮圧着)、第1端子、第1半田層、及び、第2a端子が直接繋がった第1積層体を形成する。以下、具体例を用いて、当該工程を詳細に説明する。
まず、例えば、図2(A)に示すように、第1基材として半導体チップ(半導体部品)10を、第2基材として半導体チップ12を用意する。
半導体チップ10は、基板表面に、半導体チップ12に接続される端子101(第1端子)が設けられたものである。なお、半導体チップ10の他方の基板表面(裏面)側には、端子は設けられていない。また、半導体チップ10には、基板を貫通するビアが設けられていない。
端子101は、例えば、基板側から銅層、ニッケル層、金層の順に積層された構造となっている。ただし、端子101の構造は、これに限定されない。
半導体チップ10の厚みは、例えば10μm以上150μm以下である。より好ましくは、20μm以上、100μm以下である。
半導体チップ12は、基板(シリコン基板)120と、基板120を貫通するビア123とを有するTSV構造の半導体素子である。基板120の一方の表面には、端子121(第2a端子)が設けられ、他方の表面には、端子122(第2b端子)が設けられている。端子121および端子122は、基板120に埋め込まれたビア123で接続されている。端子121は、半導体チップ10に接続される端子であり、端子122は、他の半導体チップに接続される端子である。
ビア123は、例えば、銅等の金属や、不純物がドープされた導電性のポリシリコンで構成される。
端子122は、例えば、端子101と同様の層構成で構成される。
端子121は、表面に半田層121A(第1半田層)を有する。端子121は、例えば、銅層上にニッケル層を積層し、さらにこのニッケル層を被覆するように半田層121Aを設けた構造である。半田層121Aの材料は、特に制限されず、錫、銀、鉛、亜鉛、ビスマス、インジウム及び銅からなる群から選択される少なくとも1種以上を含む合金等が挙げられる。これらのうち、錫、銀、鉛、亜鉛及び銅からなる群から選択される少なくとも1種以上を含む合金が好ましい。半田層121Aの融点は、110℃以上250℃以下、好ましくは170℃以上230℃以下である。
なお、互いに接続される端子の少なくとも一方が半田層121Aを有していればよい(以下のすべての実施形態において同様)。図示する例では、端子121が半田層121Aを有しているがこれに限定されず、端子121の代わりに端子101が半田層121Aを有してもよいし、また、端子101及び端子121の両方が半田層121Aを有してもよい。
半導体チップ12の基板120の端子121が設けられた側の表面には、樹脂層11(第1樹脂層)が設けられている。樹脂層11は、端子121及び半田層121Aを被覆している。このような樹脂層11は、半導体チップ10及び12を積層後、半導体チップ10、12間の隙間を埋めるためのものである。
なお、互いに接続される基材の少なくとも一方が樹脂層11を有しておればよい(以下のすべての実施形態において同様)。図示する例では、半導体チップ12が樹脂層11を有しているがこれに限定されず、半導体チップ12の代わりに半導体チップ10が樹脂層11を有してもよいし、半導体チップ10及び半導体チップ12の両方が樹脂層11を有してもよい。
樹脂層11は、例えば、熱硬化性樹脂を含む層であってもよい。また、樹脂層11は、フラックス活性化合物を含んでもよい。フラックス性化合物を含むことにより半田接合時の接続信頼性を向上させることができる。
熱硬化性樹脂は、例えば、エポキシ樹脂、オキセタン樹脂、フェノール樹脂、(メタ)アクリレート樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、マレイミド樹脂等を用いることができる。これらは、単独または2種以上を混合して用いることができる。
中でも、硬化性と保存性、硬化物の耐熱性、耐湿性、耐薬品性に優れるエポキシ樹脂が好適に用いられる。樹脂層11における熱硬化性樹脂の含有量は、30重量%以上、70重量%以下が好ましい。
樹脂層11に含有されるフラックス活性化合物としては、半田接合に用いられるものであれば、特に制限されないが、カルボキシル基又はフェノール水酸基のいずれか、あるいは、カルボキシル基及びフェノール水酸基の両方を備える化合物が好ましい。
樹脂層11中のフラックス活性化合物の配合量は、1重量%以上30重量%以下が好ましく、3重量%以上20重量%以下が特に好ましい。
このような樹脂層11とした場合、フラックス作用により、半田接合の際に、半田層や端子の表面の酸化被膜を除去することができる。
樹脂層11は、無機充填材を含んでいてもよい。樹脂層中に無機充填材を含有させることで、樹脂層の最低溶融粘度を高め、端子間に隙間が形成されてしまうことを抑制できる。ここで、無機充填材としては、シリカや、アルミナ等があげられる。
ここで、半導体チップ12に樹脂層11を設ける方法としては、例えば以下の方法があげられる。なお、半導体チップ10に樹脂層11を設ける場合も、同様の方法を採用することができる。
(1)個片化後の半導体チップ12に対し、フィルム状の樹脂層11を貼り付ける。
(2)複数の半導体チップ12が個片化される前のウェハに、フィルム状の樹脂層11を貼り付ける。その後、ウェハをダイシングすることで、樹脂層11付きの半導体チップ12を得る。
(3)複数の半導体チップ12が個片化される前のウェハに、スピンコートで樹脂層11を形成する。その後、ウェハをダイシングすることで、樹脂層11付きの半導体チップ12を得る。
半導体チップ12の基板120の厚みは10μm以上150μm以下、より好ましくは、20μm以上、100μm以下、さらには、50μm以下で、非常に薄いものとなっている。
なお、半導体チップ10及び12は、平面視(基板面側から見た場合の平面視)における大きさが同一であってもよいし、異なっていてもよい。図示する例では、半導体チップ10及び12は、平面視における大きさが同一である。
上述のような半導体チップ10及び12を用意した後、半導体チップ10に設けられた端子101と、半導体チップ12に設けられた端子121が樹脂層11を介して対峙するように、半導体チップ10、樹脂層11及び半導体チップ12を積層した積層体を形成する。
このとき、半導体チップ10に形成されたアライメントマークと半導体チップ12に形成されたアライメントマークとを確認し、位置あわせを行ってもよい。
その後、この積層体に対して、樹脂層11が溶融し、かつ、半田層121Aが溶融しない温度で加熱しながら、一対の挟圧部材で荷重を加えることで(仮圧着)、図2(B)に示すように、端子101、半田層121A、および、端子121が直接繋がった積層体(第1積層体)を形成する。仮圧着の加熱及び加圧条件は、上述のような第1積層体を実現できる範囲で定めることができる。
例えば、ヒータが内蔵された一対の挟圧部材52及び55で加熱しながら、半導体チップ10、樹脂層11、半導体チップ12を挟みこみ(挟圧し)、荷重をかけることで、半導体チップ10および半導体チップ12を接着する。フリップチップボンダーを使用して、大気圧下、大気中で、当該加熱及び荷重を行ってもよい。
なお、樹脂層11の硬化は進行しない程度の加熱とする。すなわち、加熱温度は、樹脂層11の熱硬化性樹脂が完全硬化しない程度である。当該加熱前の樹脂層11(図2(A)参照)の状態が、例えばフィルム状、又は、スピンコートで形成された膜状等であるのに対し、当該加熱下にある樹脂層11(図2(B)参照)は、溶融状態となっている。
<固化工程S20>
固化工程S20は、第1積層工程S10の後に行われる。固化工程S20では、挟圧部材で第1積層体に荷重を加えた状態を維持したまま、第1積層体を冷却し、第1樹脂層を固化させる。
なお、「樹脂層を固化させる」とは、少なくとも一部の樹脂層を固化させることを意味する。すなわち、当該工程の後に第1積層体への荷重を開放した時に、端子101、半田層121A、および、端子121の間に樹脂層11が進入する不都合(樹脂噛み)を抑制できる程度に固化させていればよく、必ずしも樹脂層を完全に固化させる必要はない。なお、当然、樹脂層を完全に固化させてもよい。
例えば、図2(B)に示すように、ヒータを有する一対の挟圧部材52及び55で加熱しながら、半導体チップ10、樹脂層11、半導体チップ12を挟みこみ(挟圧し)、荷重をかけることで、端子101、半田層121A、および、端子121が直接繋がった積層体(第1積層体)を形成(第1積層工程S10)した後、挟圧部材52及び55による当該荷重を維持したまま、挟圧部材52及び55の内の少なくとも一方の温度を下げ、樹脂層11がある程度固化するまで所定時間放置する。
固化工程S20における挟圧部材52及び55各々の温度、及び、放置時間等は、樹脂層11の構成等に応じて定めることができる設計的事項である。例えば、第1積層体の温度が80℃以下、好ましくは60℃以下になるまで冷却してもよい。また、固化工程S20で維持する荷重は、必ずしも、第1積層工程S10で加えられた荷重と同じである必要はなく、端子101及び端子121間の樹脂が排斥され、端子101、半田層121A、および、端子121が直接繋がった状態を維持できる範囲で、任意に定めることができる。
<開放工程S30>
開放工程S30は、固化工程S20の後に行われる。開放工程S30では、挟圧部材による第1積層体への荷重を開放する。
例えば、図2(B)に示すように一対の挟圧部材52及び55で挟み込み、所定の荷重が加わっていた半導体チップ10、樹脂層11及び半導体チップ12の積層体から、荷重を開放する。
なお、開放工程S30の前に行われた固化工程S20により、樹脂層11は固化が十分に進行している。このため、第1積層体への荷重を開放しても、端子101、半田層121A、および、端子121の間に樹脂層11が進入する不都合(樹脂噛み)が生じにくい。すなわち、第1積層体への荷重を開放しても、図2(B)に示すような、端子101、半田層121A、および、端子121が直接繋がった状態を維持することができる。
当該工程の後、仮圧着後の半導体チップ10に対する半導体チップ12の位置が正確であるかどうかを確認してもよい。当該確認は、例えば、X線顕微鏡や、赤外線顕微鏡を使用して行うことができる。
<第2積層工程S40>
第2積層工程S40は、開放工程S30の後に行われる。第2積層工程S40では、第1積層体、第2樹脂層、及び、第3端子を有する第3基材を、第2b端子及び第3端子が第2樹脂層を介して対峙するように積層した積層体に対して、第2樹脂層が溶融し、かつ、第2b端子および第3端子の少なくとも一方が備える第2半田層が溶融しない温度で加熱しながら、一対の挟圧部材で荷重を加えることで(仮圧着)、第2b端子、第2半田層、及び、第3端子が直接繋がった第2積層体を形成する。
例えば、第3基材として、上述した半導体チップ12と同様の構成を有する半導体チップ14を用意する。半導体チップ14は、半導体チップ12が有する樹脂層10と同様の構成を有する樹脂層13(第2樹脂層)を有する。そして、第2積層工程S40では、第1積層工程S10と同様にして、第1積層体に、第3基材を積層することができる。
すなわち、図2(C)に示すように、半導体チップ12に設けられた端子122(第2b端子)と、半導体チップ14に設けられた端子141が樹脂層13を介して対峙するように、半導体チップ10、樹脂層11、半導体チップ12、樹脂層13及び半導体チップ14を積層した積層体を形成する。
このとき、半導体チップ12に形成されたアライメントマークと半導体チップ14に形成されたアライメントマークとを確認し、位置あわせを行ってもよい。
その後、図2(D)に示すように、この積層体に対して、樹脂層13が溶融し、かつ、半田層141Aが溶融しない温度で加熱しながら、一対の挟圧部材で荷重を加えることで(仮圧着)、端子122及び141の間に存在した樹脂層13を当該領域から排斥し、端子122、半田層141A、および、端子141が直接繋がった積層体(第2積層体)を形成する。仮圧着の加熱及び加圧条件は、上述のような第2積層体を実現できる範囲で定めることができる。
例えば、ヒータが内蔵された一対の挟圧部材52及び55で加熱しながら、半導体チップ10、樹脂層11、半導体チップ12、樹脂層13及び半導体チップ14を挟みこみ(挟圧し)、荷重をかけることで、半導体チップ12および半導体チップ14を圧着する。フリップチップボンダーを使用して、大気圧下、大気中で、当該加熱及び荷重を行ってもよい。
なお、樹脂層13の硬化は進行しない程度の加熱とする。すなわち、加熱温度は、樹脂層13の熱硬化性樹脂が完全硬化しない程度である。当該加熱前、樹脂層13(図2(C)参照)の状態は、例えばフィルム状、又は、スピンコートで形成された膜状等であり、樹脂層11(図2(C)参照)の状態は固化が進行した状態であるのに対し、当該加熱下にある樹脂層11及び13(図2(D)参照)は、溶融状態となっている。
本実施形態では、上記第2積層工程S40の後、固化工程S20と同様の処理を行い、次いで、開放工程S30と同様の処理を行うことで、第2積層体を挟圧部材から開放する。その後、以下で説明する第1接合工程S50を行う。なお、第2積層体を挟圧部材から開放後、かつ、第1接合工程S50の前に、第2積層工程S40、固化工程S20、及び、開放工程S30を1セットとして、所定セット繰り返すことで、さらに多くの基材が複数段(設計的事項)に積層された積層体を形成してもよい。
ここでは、図2(D)に示す第2積層体が得られた後、固化工程S20及び開放工程S30と同様の処理をこの順に行うことで、第2積層体を挟圧部材から開放し、次いで、第2積層工程S40、固化工程S20、及び、開放工程S30を1セット行うことで、4つの基材が積層された積層体を得たものとする(図2(E)及び図2(F)参照)。
なお、ここまでの工程では、端子間に位置する半田層(半田層121A、141A、161A)は溶融しておらず、端子101、121どうし、端子122、141どうし、端子142、161どうしは、半田接合していない。
また、積層体2(図2(F)参照)において、半導体チップ10、樹脂層11、半導体チップ12、樹脂層13、半導体チップ14、樹脂層15、半導体チップ16の各側面は上面から見て面一となっていてもよく、また、樹脂層11、13、15が半導体チップ10、12、14、16側面からはみ出していてもよい。さらに、例えば、半導体チップ16や、半導体チップ10が他の半導体チップよりも小さくてもよい。
また、樹脂層11、13、15の厚みは、例えば、5μm以上、100μm以下、より好ましくは10μm以上、50μm以下である。5μm以上とすることで、樹脂層が半田層を確実に被覆でき、端子101、121どうし、端子122、141どうし、端子142、161どうしを樹脂層のフラックス活性により容易に接続させることができる。また、100μm以下とすることで、端子101、121どうし、端子122、141どうし、端子142、161どうしを容易に接続させることができる。さらには、100μm以下とすることで樹脂層の硬化収縮による半導体チップ12、14、16の反りを抑制することができる。
<第1接合工程S50>
第1接合工程S50は、第2積層工程S40の後に行われる。具体的には、第2積層工程S40の後、固化工程S20と同様の処理を行い、次いで、開放工程S30と同様の処理を行うことで、第2積層体を挟圧部材から開放後、第1接合工程S50を行う。第1接合工程S50では、端子間に位置する半田層(第1半田層及び第2半田層等)が溶融する温度で第2積層体を加熱・加圧して(本圧着)、端子間(第1端子及び第2a端子間、及び、第2b端子及び第3端子間等)を半田接合する。
ここで、第1接合工程S50において、端子間が半田接合されるとは、次のことをいう。第2積層体が半田層121A、141A、161Aの融点以上に加熱され、半導体チップ10、12間、半導体チップ12、14間、半導体チップ14、16間の接合に使用される各半田層121A、141A、161Aが溶融するとともに、端子101、121どうし、端子122、141どうし、端子142、161どうしが物理的に接触し、少なくとも一部が合金を形成している状態である。
当該工程は、例えば図3に示した装置5を使用して実現することができる。この装置5は、流体が導入される容器51と、この容器51内に配置された一対の挟圧部材(熱板56、58)とを備える。
容器51は、圧力容器であり、容器51の材料としては、金属等があげられ、例えば、ステンレス、チタン、銅である。
熱板56、58は、内部にヒータを有するプレス板であり、熱板58の上方に設置された積層体2を熱板56、58で挟圧する。熱板58には、ピン54が形成されており、このピン54が板材(積層体2を設置する設置部)57を貫通している。この板材57は、積層体2を挟圧する際に、ピン54上を摺動して、熱板58に接触する。
熱板56の温度は、熱板58の温度よりも高く設定されている。例えば、熱板56の温度は、熱板58よりも20℃以上高く、熱板56が半田層121A、141A、161Aの融点以上の温度であり、熱板58は、半田層121A、141A、161Aの融点未満となっている。
はじめに、あらかじめ、熱板56、58を所定の温度まで加熱しておく。板材57を熱板58から離間させておき、板材57上に積層体2を設置する。次に、配管511を介して容器51内に流体を導入する。流体としては、気体が好ましく、例えば、空気、不活性ガス(窒素ガス、希ガス)等があげられる。
その後、積層体2を流体で加圧した状態を維持しながら、熱板56を積層体2に接触させる。さらに、板材57をピン54上で摺動させて、熱板56、58で積層体2を積層方向に沿って挟圧する。積層体2は、半田層121A、141A、161Aの融点以上に加熱され、端子101、121間、端子122、141間、端子142、161間で半田接合が行われる。
流体により、積層体2を加圧する際の加圧力は、0.1MPa以上10MPa以下が好ましく、より好ましくは0.5以上5MPa以下である。流体により積層体2を加圧することで、樹脂層11、13、15内のボイド発生を抑制することができる。とくに、0.1MPa以上とすることで、この効果が顕著となる。また、10MPa以下とすることで、装置の大型化、複雑化を抑制できる。なお、流体で加圧するとは、積層体2の雰囲気の圧力を、大気圧より加圧力分だけ高くすることを指す。すなわち、加圧力10MPaとは、大気圧よりも、積層体2にかかる圧力が10MPa大きいことを示す。
ここでは、積層体2を半田層121A、141A、161Aの融点以上、例えば、240℃以上260℃以下で10分程度加熱する。これにより、半田層121A、141A、161Aを溶融させて半田接合を行うことができる。なお、半田層121A、141A、161Aの融点が異なる場合には、最も融点の高い半田層の融点以上に積層体2を加熱すればよい。
その後、熱板56、58を離間させて、さらに、流体を容器51から排出する。流体による積層体2への加圧を停止し、その後、積層体2を容器51から取り出す。
ここで、図3に示す装置を用いた上記処理において樹脂層11、13、15が完全に硬化していない場合には、その後、図4に示す装置6を使用して、樹脂層11、13、15の硬化を進めてもよい。図3に示す装置を用いた上記処理において樹脂層11、13、15が完全に硬化している場合には、当該処理は不要である。装置6は、装置5と同様の容器51を有し、積層体2を流体で加圧しながら、加熱して、樹脂層11、13、15の硬化を行なうものである。流体は、装置6で使用したものと同様のものが使用できる。
積層体2を加熱する方法としては、配管511から、加熱した流体を容器51内に入れ、積層体2を加熱・加圧する方法があげられる。また、配管511から流体を容器51内へ流入させ、加圧雰囲気下にしつつ、容器51を加熱することにより、積層体2を加熱することもできる。
容器51内に積層体2を配置し、流体を導入し、積層体2を樹脂層11、13、15の熱硬化性樹脂の硬化温度以上に加熱して、樹脂層11、13、15の硬化を行なう。例えば、180℃1時間の加熱を行なう。ここで、硬化温度とは、樹脂層の硬化温度であり、樹脂層に含まれる熱硬化性樹脂が、JISK6900に準ずるC−ステージとなる温度のことをいう。
なお、装置6の容器51内に複数の積層体2を入れて、樹脂層11、13、15の硬化を行なってもよい。このようにすることで生産性を向上させることができる。
その他、第1接合工程S50は、第1積層工程S10及び第2積層工程S40で用いた装置と同じ装置(例:挟圧部材52、55)を用いて行うこともできる。かかる場合、最後の基材を積層する第2積層工程S40の後、積層体に荷重をかけている状態を維持したまま、装置の加熱及び加圧の設定を変更し、そのまま連続的に、第1接合工程S50を行ってもよい。すなわち、図2(E)に示すように最後の4つ目の基材を積層後、図2(F)に示すように4つの基材を積層した積層体を加熱・加圧して端子142、161間の樹脂を排斥し、その後、挟圧部材52、55で積層体を挟圧している状態を維持したまま、装置の加熱及び加圧の設定を変更して、連続的に半田接合(第1接合工程S50)を行ってもよい。
以上のようにして、半導体チップ10、12どうし、半導体チップ12、14どうし、半導体チップ14、16どうしが半田接合された積層体2を得る。
<設置工程S60>
設置工程S60は、第1接合工程S50の後に行われる。設置工程S60では、第1接合工程S50の後の複数の第2積層体を、第4基材上に設置する。
まず、図5(A)に示すように、第4基材18として、例えば樹脂基板、シリコン基板、ガラス基板、または、セラミック基板等を用意する。第4基材18の表面には、端子(積層体接続用端子)181が形成されている。端子181は、端子101と同様の構造、材料で構成され、表面に半田層181Aを有する。端子181は、半導体チップ16に接続されるものである。
次に、用意した第4基材18の表面に、樹脂層17を設ける(不図示)。この樹脂層17は、端子181を被覆するように設けられる。樹脂層17としては、樹脂層11、13、15と同様のものであってもよいが、異なるものであってもよい。例えば、樹脂層17として、ペースト状のノーフロー型アンダーフィル材(NUF)を使用してもよい。基材18の表面の一部に、樹脂層17を設けるため、ペースト状のアンダーフィル材をディスペンスやインクジェット等で塗布することが好ましい。このようなノーフロー型アンダーフィル材としては、例えば、特開2008−13710号公報に開示されたものがあげられる。
第4基材18上に樹脂層17を設けた後、樹脂層17上に、積層体2(図5(B)参照)を配置する。この時、積層体2の端子162が、樹脂層17を挟んで第4基材18の端子181と対峙するように配置する。
<第2接合工程S70>
第2接合工程S70は、設置工程S60の後に行われる。第2接合工程S70では、第2積層体と第4基材とを接合する。
例えば、図5(C)に示すように、一対の挟圧部材41、42で積層体2、樹脂層17、第4基材18を積層方向に沿って挟圧しながら、積層体2、樹脂層17、第4基材18を半田層181Aの融点以上に加熱する。この時、積層体2、樹脂層17、第4基材18を、一対の挟圧部材41、42で挟圧するとともに、一対の挟圧部材41、42を加熱することで、積層体2、樹脂層17、基材18が半田層181Aの融点以上に加熱されることとなる。これにより、端子181と端子162とが半田接合される。この接合工程は、例えば、フリップチップボンダーを使用して行われる。
その後、設置工程S60及び第2接合工程S70を複数回繰り返し、図5(D)に示すように、第4基材18に複数の積層体2を積層した構造体3が得られる。
その後、必要に応じて、構造体3の樹脂層17を硬化させる。例えば、前述した図4の装置6を使用して、樹脂層17の硬化を行なうことができる。硬化の方法は、前述した方法と同様であり、構造体3を流体で加圧しながら、樹脂層17の熱硬化性樹脂の硬化温度以上に構造体3を加熱して、樹脂層17の硬化を行なう。
このようにすることで、樹脂層17でのボイドの発生を防止できるとともに、発生したボイドを消滅させることができる。
なお、上記例では、1つの積層体2に対して設置工程S60及び第2接合工程S70を行い、当該積層体2を第4基材18と接合した後、他の積層体2に対して同様に設置工程S60及び第2接合工程S70を行い、他の積層体2を当該第4基材18と接合するという処理の流れを説明したが、その他、以下のようにすることもできる。
例えば、第2接合工程S70を挟まずに設置工程S60を繰り返し行って、第4基材18上に複数の積層体2を設置した後、これら複数の積層体2に対して第2接合工程S70を行ってもよい。第2接合工程S70における加熱しながらの挟圧は、複数の積層体2に対してまとめて行ってもよいし、個別に行ってもよい。なお、このような処理の流れの場合、設置工程S60では以下のような処理を行ってもよい。
すなわち、設置工程S60において、樹脂層17が溶融し、かつ、半田層181Aが溶融しない温度で加熱しながら、一対の挟圧部材で積層体2及び第4基材18を挟圧することで、端子181と、半田層181Aと、端子162とを直接繋げてもよい。当該処理は、第1積層工程S10に準じて実現できる。その後、固化工程S20及び開放工程S30をこの順に行うことで、一対の挟圧部材による積層体2及び第4基材18への挟圧を開放した後、上記と同様にして、第4基材18の他の領域に、他の積層体2を設置してもよい。
このような手順にすれば、積層体2への挟圧を開放した際、樹脂層17は固化工程S20により固化が進行しているので、樹脂噛みの問題が生じにくい。
<封止工程>
次に、構造体3の封止を行なう。封止の方法は、ポッティング、トランスファー成形、圧縮成形のいずれであってもよい。
その後、積層体2ごとに、切断して、図5(E)に示す半導体装置1を複数得ることができる。なお、図5(E)において、符号19は、封止材を示し、符号18Aはダイシングされた第4基材18を示す。また、半導体装置1が複数の積層体2を有する場合には、半導体装置1の単位ごとに切断すればよい。なお、切断には、ダイシングブレード、レーザ、ルーター等を使用することができる。
以上説明した本実施形態の積層体の製造方法では、表面に端子を有する、または、表面及び裏面の両面に端子を有する複数の基材を、半田接合は行わずに複数段に積層後、これら複数の基材間(端子間)の半田接合をまとめて行う技術において発生し得る端子間の樹脂噛みに起因した端子間の接続不良の問題を解決することができる。
すなわち、上記半田結合をまとめて行う技術の場合、仮圧着−荷重の開放を繰り返しながら所定数の基材を積層し、その後、この積層体に対して半田接合処理(本圧着)を行うこととなる。かかる場合、荷重をかけている際(仮圧着時)に半田層を介して繋がっていた各基材の端子間に、荷重開放に伴い樹脂層の樹脂が入り込み(樹脂噛み)、端子−半田層−端子の連結状態が解消される場合がある。
そして、その後に行われる本圧着でもこの端子間の樹脂を十分に排斥することができず、結果、端子間に樹脂噛みが残存し、十分な端子間の接続が確保できていない積層体になる恐れがある。
本実施形態では、当該不都合を解消するため、積層体に対する荷重を一端開放する前に、当該積層体を冷却し、樹脂層を固化させる。すなわち、本実施形態では、仮圧着の後、かつ、荷重開放の前に、積層体を十分に冷却し、樹脂層を固化させる工程を行う。このため、積層体への荷重を開放しても、樹脂層の移動が抑制され、樹脂が端子間に入り込むことを抑制できる。結果、端子間の接続不良の発生を抑制することができる。
(第2の実施形態)
本実施形態では、所定数の基材を積層する工程における最後の基材を積層する際の加圧・加熱処理(仮圧着)と、複数の基材間(端子間)の半田接合をまとめて行う加圧・加熱処理(本圧着)を連続的に行う。
すなわち、図2(F)に示すように、挟圧部材52及び55を用いて、所定数の基材を積層する工程における最後の基材を積層する際の加圧・加熱処理を行った後、挟圧部材52及び55による荷重量、及び、加熱温度を変更し、連続的に、複数の基材間(端子間)の半田接合を行う。
当該工程は、例えば、フリップチップボンダーを使用して実現することができる。
なお、その他の構成は、第1の実施形態と同様であるので、ここでの説明は省略する。
本実施形態は、第1の実施形態と同様の作用効果を実現することができる。
(第3の実施形態)
本実施形態では、半導体素子が複数形成された半導体ウェハ上に、所定数の基材を積層することで複数の積層体を形成し、その後、半田接合を行う。その他の構成は、第1及び第2の実施形態と同様である。
図6には、本実施形態の積層体の製造方法の処理の流れの一例を示すフローチャートが示されている。図6に示すように、本実施形成の積層体の製造方法は、第1積層工程S10と、固化工程S20と、開放工程S30と、第2積層工程S40と、第1接合工程S50と、個片化工程S55と、設置工程S60と、第2接合工程S70とを有する。
本実施形態では、第1の実施形態と同様にして、半導体ウェハ(第1基材)上の第1領域に樹脂層を介して半導体チップ(第2基材)を積層した後(第1積層工程S10)、第1の実施形態と同様にして、固化工程S20、開放工程S30及び第2積層工程S40を行う。次いで、第1の実施形態と同様、固化工程S20、開放工程S30及び第2積層工程S40からなるセットを所定セット繰り返すことで、半導体チップを所定段に積層した子積層体を得る。そして、当該子積層体に対する最後の第2の積層工程S40を行った後(最後の半導体チップを積層した後)、固化工程S20及び開放工程S30をこの順に行って、当該子積層体を挟圧部材から開放する。その後、当該半導体ウェハ上の第1領域と異なる第2領域に、樹脂層を介して半導体チップ(第2基材)を積層する(第1積層工程S10)。そして、上記第1領域における処理と同様、固化工程S20、開放工程S30及び第2積層工程S40からなるセットを所定セット繰り返すことで、半導体チップを所定段に積層した子積層体を得る。なお、挟圧部材は第1領域に位置する子積層体及び第2領域に位置する子積層体を個別に加熱・挟圧可能に構成されており、第2領域に子積層体を形成する際、第1領域に位置する子積層体は加熱・挟圧されない。
第2領域に子積層体を形成後、固化工程S20及び開放工程S30をこの順に行って、当該子積層体を挟圧部材から開放する。その後、上述した第2領域に子積層体を形成する処理と同様の処理を所定回数(設計的事項)繰り返すことで、当該半導体ウェハ上の複数の領域に、複数の子積層体を形成する。そして、当該半導体ウェハ上に最後の子積層体を形成後(第2積層工程S40後)、固化工程S20及び開放工程S30をこの順に行って、当該子積層体を挟圧部材から開放することで、図7に示す状態が得られる。その後、複数の子積層体4をまとめて、複数の基材間(端子間)の半田接合を行う(第1接合工程S50)。例えば、平面積の大きい一対の挟圧部材を利用して、複数の子積層体4をまとめて挟圧してもよい。なお、複数の子積層体4に対して個別に、複数の基材間(端子間)の半田接合を行うこともできる。
第1接合工程S50の後、個片化工程S55が行われる。個片化工程S55では、子積層体4単位で、半導体ウェハ10A(第1基材)を個片化する。個片化は、従来技術に準じて実現することができる。
なお、その他の構成は、第1及び第2の実施形態と同様であるので、ここでの説明は省略する。
本実施形態は、第1及び第2の実施形態と同様の作用効果を実現することができる。また、個片化された半導体チップ単位で積層する場合と比較して、生産性が高くなる。
なお、半導体ウェハ10A上に半導体チップを積層していく処理は、上述のような、1つの子積層体4を形成後、他の領域に他の子積層体4を形成するという流れのほか、複数の領域に1段目の半導体チップを積層後、複数の領域に2段目の半導体チップを積層するというように、複数の子積層体4を並行して形成する流れとすることもできる。かかる場合、最後の第2積層工程S30を経た後、最後の半導体チップが積層された子積層体を挟圧部材から開放することで、図7に示す状態が得られる。その後、第1接合工程S50を行う。
その他、第1積層工程S10、固化工程S20、開放工程S30、第2積層工程S40、第1接合工程S50をこの順に行い、1つの半導体ウェハ10A上に半田接合まで行った1つまたは複数の子積層体を形成した後、第1積層工程S10、固化工程S20、開放工程S30、第2積層工程S40、第1接合工程S50をこの順に行い、当該半導体ウェハ10A上の他の領域に、半田接合まで行った1つまたは複数の子積層体を新たに形成してもよい。かかる場合、子積層体の高さばらつきの影響を受けないため、確実に半田接合が可能となる。なお、第2積層工程S40の後の処理としては、固化工程S20及び開放工程S30をこの順に行って、当該子積層体を挟圧部材から開放した後、第1接合工程S50を行ってもよいし、または、第2の実施形態と同様に、第2積層工程S40の後、挟圧部材による子積層体への荷重を開放することなく、挟圧部材の設定を変更して、連続的に第1接合工程S50を行ってもよい。
(変形例)
以下の変形例においても、第1乃至第3の実施形態と同様の作用効果を実現することができる。
上記各実施形態では、樹脂層17を基材18上に形成した後、積層体2を基材18上に設置していたが、これに限られるものではない。例えば、樹脂層17を設けず、基材18と積層体2とを半田接合し、その後、封止すると同時に、基材18および積層体2間にアンダーフィルを充填してもよい。この場合には、いわゆるモールドアンダーフィル材を使用し、例えば、特開2003−12773号公報、特開2003−277585号公報に開示された材料を使用すればよい。
さらに、前記各実施形態では、積層体2を構成し、樹脂層11,13,15を硬化させた後、基材18と積層体2との半田接合を実施していたが、樹脂層11,13,15が完全に硬化していない状態で、基材18と積層体2との半田接合を実施してもよい。例えば、封止を行なう際に、樹脂層11,13,15を完全に硬化させてもよい。
また、前記各実施形態では、基材18に対し、ひとつずつ、積層体2を半田接合して、基材18上に複数の積層体2を設けていたが、これに限られるものではない。例えば、基材18上に複数の積層体2をのせ、その後、図3に示した装置を使用して、複数の積層体2を同時に基材18に対し半田接合してもよい。より具体的には、基材18上に樹脂層11、13、15と同様の樹脂層17を形成する。このとき、樹脂層17は、基材18の端子181を被覆するように設けられる。その後、樹脂層17上に積層体2を載せ、溶融状態の樹脂層17を介して、基材18と積層体2とを仮圧着する。例えば、フリップチップボンダー等を使用して、加熱し、基材18と積層体2とを仮圧着する。その後、固化工程S20及び開放工程S30と同様の工程をこの順に行い、仮接着における荷重を開放後、基材18のその他の領域に、同様にして積層体2を仮圧着する。この操作を繰り返し、複数の積層体2を基材18に接着する。その後、図3に示した装置を使用して、複数の積層体2を同時に基材18に対し半田接合する。このようにすることで、製造効率を高めることができる。
また、前記各実施形態では、半導体チップ10、12、14、16を積層して積層体2を構成したが、これに限られるものではない。例えば、半導体部品として、複数の半導体チップが作りこまれたウェハあるいはブロック体を用意し、これらを積層(仮圧着)して半導体部品間が半田接合されていない状態の積層体を用意する。なお、仮圧着の後には、固化工程S20及び開放工程S30と同様の工程をこの順に行い、仮接着における荷重を開放する。そして、複数のウエハあるいはブロック体を積層・仮圧着した積層体を形成した後、この積層体を個片化し、前記各実施形態と同様に第1接合工程S50を行い、その後、基材上に積層し、第2接合工程S70を実施してもよい。
また、半導体部品として、複数の半導体チップが作りこまれたウェハあるいはブロック体を用意し、これらを積層(仮圧着)して半導体部品間が半田接合されていない状態の積層体を用意する。なお、仮圧着の後には、固化工程S20及び開放工程S30と同様の工程をこの順に行い、仮接着における荷重を開放する。そして、複数のウエハあるいはブロック体を積層・仮圧着した積層体を形成した後、前記各実施形態と同様に、この積層体の第1接合工程S50を行い、その後、切断する。そして、個片化された積層体を基材上に積層し、第2接合工程S70を実施してもよい。
さらに、前記各実施形態では、半導体チップ10は、TSV構造を有しないものとしたが、これに限らず、TSV構造の半導体チップとしてもよい。
また、前記各実施形態では、4つの基材を積層する例を説明したが、これに限られるものではない。積層する基材の数は、3つ以上の範囲で選択することができる。
1 半導体装置
2 積層体
3 構造体
4 子積層体
5 装置
6 装置
10 半導体チップ
10A 半導体ウェハ
11 樹脂層
12 半導体チップ
13 樹脂層
14 半導体チップ
15 樹脂層
16 半導体チップ
17 樹脂層
18 基材
18A 基材
19 封止材
41,42 挟圧部材
51 容器
52 挟圧部材
54 ピン
55 挟圧部材
56 熱板
57 板材
58 熱板
101 端子
120 基板
121 端子
121A 半田層
122 端子
123 ビア
140 基板
141 端子
141A 半田層
142 端子
143 ビア
160 基板
161 端子
161A 半田層
162 端子
163 ビア
181 端子
181A 半田層
511 配管

Claims (9)

  1. 第1端子を有する第1基材、第1樹脂層、及び、第1の面に第2a端子を有するとともに、その裏面に第2b端子を有する第2基材を、前記第1端子及び前記第2a端子が前記第1樹脂層を挟んで対峙するように積層した積層体に対して、前記第1樹脂層が溶融し、かつ、前記第1端子および前記第2a端子の少なくとも一方が備える第1半田層が溶融しない温度で加熱しながら、一対の挟圧部材で荷重を加えることで、前記第1端子、前記第1半田層、及び、前記第2a端子が直接繋がった第1積層体を形成する第1積層工程と、
    前記第1積層工程の後、前記挟圧部材で荷重を加えた状態を維持したまま、前記第1積層体を冷却し、前記第1樹脂層を固化させる固化工程と、
    前記固化工程の後、前記挟圧部材による前記第1積層体への荷重を開放する開放工程と、
    前記開放工程の後、前記第1積層体、第2樹脂層、及び、第3端子を有する第3基材を、前記第2b端子及び前記第3端子が前記第2樹脂層を挟んで対峙するように積層した積層体に対して、前記第2樹脂層が溶融し、かつ、前記第2b端子および前記第3端子の少なくとも一方が備える第2半田層が溶融しない温度で加熱しながら、一対の挟圧部材で荷重を加えることで、前記第2b端子、前記第2半田層、及び、前記第3端子が直接繋がった第2積層体を形成する第2積層工程と、
    前記第2積層工程の後、前記第1半田層及び前記第2半田層が溶融する温度で前記第2積層体を加熱して、前記第1端子及び前記第2a端子間、及び、前記第2b端子及び前記第3端子間を半田接合する第1接合工程と、
    を有する積層体の製造方法。
  2. 請求項1に記載の積層体の製造方法において、
    前記第1乃至第3基材はいずれも半導体部品であり、
    前記第1接合工程の後、複数の前記第2積層体を第4基材上に設置する設置工程と、
    前記第2積層体と前記第4基材とを接合する第2接合工程と、
    をさらに有する積層体の製造方法。
  3. 請求項1に記載の積層体の製造方法において、
    前記第1基材は半導体素子が複数形成されたウエハであり、前記第2及び第3基材はいずれも半導体部品であり、
    前記第1積層工程では、前記第1基材の上に、複数の前記第2基材を積層し、
    前記第2積層工程では、前記第1基材の上に位置する複数の前記第2基材各々の上に、前記第3基材を積層することで、前記第1基材の上に、前記第2基材及び前記第3基材を含む子積層体を複数形成し、
    前記第1接合工程では、前記複数の子積層体に対してまとめて半田接合を行う積層体の製造方法。
  4. 請求項1に記載の積層体の製造方法において、
    前記第1基材は半導体素子が複数形成されたウエハであり、前記第2及び第3基材はいずれも半導体部品であり、
    前記第1積層工程では、前記第1基材の上に、複数の前記第2基材を積層し、
    前記第2積層工程では、前記第1基材の上に位置する複数の前記第2基材各々の上に、前記第3基材を積層することで、前記第1基材の上に、前記第2基材及び前記第3基材を含む子積層体を複数形成し、
    前記第1接合工程では、前記複数の子積層体に対して個別に半田接合を行う積層体の製造方法。
  5. 請求項1に記載の積層体の製造方法において、
    前記第1基材は半導体素子が複数形成されたウエハであり、前記第2及び第3基材はいずれも半導体部品であり、
    前記第1積層工程、前記固化工程、前記開放工程、前記2積層工程、前記第1接合工程をこの順に行って、前記第1基材の上に前記第2基材及び前記第3基材を積層した子積層体を形成した後、前記第1積層工程、前記固化工程、前記開放工程、前記2積層工程、前記第1接合工程をこの順に行って、当該第1基材の他の領域に、前記第2基材及び前記第3基材を積層した子積層体を形成する積層体の製造方法。
  6. 請求項3から5のいずれか1項に記載の積層体の製造方法において、
    前記半田接合がなされた複数の前記子積層体を備える前記第1基材を、前記子積層体単位で個片化する個片化工程をさらに有する積層体の製造方法。
  7. 請求項2から6のいずれか1項に記載の積層体の製造方法において、
    前記半導体部品は、TSV(Through Silicon Via)構造の半導体チップである積層体の製造方法。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の積層体の製造方法において、
    前記樹脂層は、フラックス活性化合物を含む積層体の製造方法。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の積層体の製造方法において、
    前記第1接合工程における加熱で、または、前記第1接合工程の後に、半田接合後の前記第2積層体を加熱することで、前記第1樹脂層及び前記第2樹脂層の硬化を進行させる積層体の製造方法。
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