JP6119239B2 - 電子装置の製造方法 - Google Patents
電子装置の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6119239B2 JP6119239B2 JP2012280476A JP2012280476A JP6119239B2 JP 6119239 B2 JP6119239 B2 JP 6119239B2 JP 2012280476 A JP2012280476 A JP 2012280476A JP 2012280476 A JP2012280476 A JP 2012280476A JP 6119239 B2 JP6119239 B2 JP 6119239B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- electronic device
- manufacturing
- electronic component
- load
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/10—Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/15—Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
- H01L2224/16—Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
- H01L2224/161—Disposition
- H01L2224/16151—Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
- H01L2224/16221—Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
- H01L2224/16225—Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/26—Layer connectors, e.g. plate connectors, solder or adhesive layers; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/31—Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process
- H01L2224/32—Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process of an individual layer connector
- H01L2224/321—Disposition
- H01L2224/32151—Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
- H01L2224/32221—Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
- H01L2224/32225—Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/73—Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
- H01L2224/732—Location after the connecting process
- H01L2224/73201—Location after the connecting process on the same surface
- H01L2224/73203—Bump and layer connectors
- H01L2224/73204—Bump and layer connectors the bump connector being embedded into the layer connector
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/15—Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
- H01L2924/151—Die mounting substrate
- H01L2924/153—Connection portion
- H01L2924/1531—Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface
- H01L2924/15311—Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a ball array, e.g. BGA
Landscapes
- Wire Bonding (AREA)
Description
例えば、特許文献1には、インターポーザ上に樹脂層を介して半導体チップを複数段に積層した半導体装置(積層体)が開示されている。このような半導体装置は、以下のようにして製造されていると考えられる。
また、特許文献2では、4つの半導体基板を積層した後、対向する半導体基板同士を半田接合し、その後、樹脂で封止して半導体基板間に樹脂を注入する製造方法が開示されている。
第1の面の複数の領域に第1a端子を有するとともに、前記第1の面に対応する第2の面の複数の領域に第1b端子を有する第1電子部品、フィルム状の第1樹脂層、第2端子を有する第2電子部品を、前記第1a端子と前記第2端子とが、前記第1樹脂層を挟んで対峙するように積層するとともに、前記第1樹脂層が溶融し、かつ、前記第1a端子及び前記第2端子の少なくとも一方が備える第1半田層が溶融しない温度で加熱しながら、一対の挟圧部材で第1Aの荷重を加える第1積層工程と、
前記第1積層工程後、前記第1Aの荷重を開放して第1積層体を形成する第1開放工程と、
前記第1積層体を形成した領域とは異なる前記第1電子部品上の領域に、前記第1積層工程と同様の手順により、前記第1電子部品、前記第1樹脂層、前記第2電子部品を積層するとともに、一対の挟圧部材で第1Bの荷重を加える第2積層工程と、
前記第2積層工程後、前記第1Bの荷重を開放して第2積層体を形成する第2開放工程と、
前記第2開放工程後、前記第1積層体と前記第2積層体とをまとめて、前記第1樹脂層が溶融し、かつ、前記第1半田層が溶融しない温度で加熱しながら一対の挟圧部材で第2の荷重を加えることで、各端子間に介在する樹脂層を排斥し、前記第1a端子、前記第1半田層、及び、前記第2端子を直接繋げる前段工程を実施し、次いで、前記第1半田層が溶融する温度で加熱しながら一対の挟圧部材で第3の荷重を加えることで、前記第1a端子と前記第2端子とを前記第1半田層を介して半田接合して第3積層体を形成する後段工程を実施する、第1接合工程と、
前記第1電子部品が有する前記第1b端子の少なくとも一部に半田ボールを形成して第1電子装置を製造する半田ボール形成工程と、を有し、
前記第1接合工程において加える前記第2の荷重は、前記第1積層工程において加える前記第1Aの荷重、及び、前記第2積層工程において加える前記第1Bの荷重のいずれよりも大きいものである電子装置の製造方法が提供される。
層を当該領域から排斥し、半田層を介して端子どうしを繋げることができる。
しかし、その後、別の積層体を形成するために荷重を開放すると、端子間に樹脂層が入り込み(樹脂噛みの発生)、端子−半田層−端子の連結状態が解消されることがある。そして、その後これら端子間の接合を行っても、上記荷重開放時に端子間に侵入した樹脂層を十分に排斥できない場合がある。
以下、このような新たな知見に基づいた本発明の第1の実施形態の構成を、図1〜図12を用いて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1には、本実施形態の電子装置の製造方法の工程の流れの一例(第1の実施形態)を示すフローチャートが示されている。図2〜12には、本実施形態の電子装置の製造工程模式図の一例が示されている。
<第1積層工程S10>
第1積層工程S10は、第1の面の複数の領域に第1a端子を有するとともに、上記第1の面に対応する第2の面の複数の領域に第1b端子を有する第1電子部品、第1樹脂層、第2端子を有する第2電子部品を、上記第1a端子と上記第2端子とが、上記第1樹脂層を挟んで対峙するように積層するとともに、上記第1樹脂層が溶融し、かつ、上記第1a端子及び上記第2端子の少なくとも一方が備える第1半田層が溶融しない温度で加熱しながら、一対の挟圧部材で第1Aの荷重を加えるものであり、第1積層体を形成する前段工程に相当するものである。
以下、具体例を用いて、当該工程を詳細に説明する。
リコンで構成することができる。
インターポーザ基板10を構成する素材としては特に限定されないが、例えば、ガラス繊維樹脂含浸基材を用いた有機基板、シリコン基板、ガラス基板、セラミック基板などの無機基板などが挙げられる。
上記シリコン基板の場合、TSV構造(Through Silicon Via)構造を有するものを適用することができる。また、ガラス基板の場合、TGV(Through Glass Via)構造を有するものを適用することができる。
さらに、シリコン基板、ガラス基板ともに、例えば、ポリイミド、ベンゾシクロブテン等から構成されるビルドアップ層を有していてもよい。
これらのインターポーザ基板の中でも、シリコン基板、ガラス基板が好ましい。これにより、熱膨張挙動を小さく抑えることができる。
第1電子部品としてインターポーザ基板を用いるとき、その厚みとしては特に限定されないが、例えば、50μm以上、600μm以下とすることができる。より好ましくは、100μm以上、500μm以下とすることができる。これにより、電子装置の反りを抑制することができる。
また、第2電子部品としては、上記に例示した半導体素子として、例えば、DRAM、SRAM等のメモリチップやロジックチップ、CMOSイメージセンサー、MEMSチップなどを挙げることができる。
第1半田層122Aの材料は、特に限定されず、錫、銀、鉛、亜鉛、ビスマス、インジウム及び銅からなる群から選択される少なくとも1種以上を含む合金等が挙げられる。これらのうち、錫、銀、鉛、亜鉛及び銅からなる群から選択される少なくとも1種以上を含む合金が好ましい。第1半田層122Aの融点は、好ましくは110℃以上、さらに好ましくは170℃以上であり、また、好ましくは250℃以下、さらに好ましくは230℃以下である。
方が第1樹脂層を有していても構わない。
これらの中でも、硬化性と保存性、硬化物の耐熱性、耐湿性、耐薬品性に優れるエポキシ樹脂が好適に用いられる。
第1樹脂層が熱硬化性樹脂を含む樹脂組成物から形成されている場合、樹脂組成物全体に対する熱硬化性樹脂の含有量は特に限定されないが、15質量%以上であることが好ましく、30質量%以上であることがより好ましい。また、75質量%以下であることが好ましく、70質量%以下であることがより好ましい。
第1樹脂層は、特に限定されないが、無機充填材を含む樹脂組成物から形成されていてもよい。第1樹脂層中に無機充填材を含有させることで、第1樹脂層の最低溶融粘度を高め、電子部品間に隙間が形成されてしまうことを抑制することができるとともに、第1樹脂層の熱膨張係数を小さくすることができる。
無機充填材としては特に限定されないが、例えば、シリカや、アルミナ等が挙げられる。
(1)個片化後の第2電子部品(例えば、半導体素子)に対し、フィルム状の第1樹脂層を貼り付けることで、第1樹脂層付きの第2電子部品を得る。
(2)複数の第2電子部品(例えば、半導体素子)が個片化される前のウェハに、フィルム状の第1樹脂層を貼り付ける。その後、ウェハをダイシングすることで、第1樹脂層付きの第2電子部品を得る。
(3)複数の第2電子部品(例えば、半導体素子)が個片化される前のウェハに、スピン
コート法により第1樹脂層を形成する。その後、ウェハをダイシングすることで、第1樹脂層付きの第2電子部品を得る。
これにより、本発明により製造された電子装置を非常に薄いものとすることができる。
第1積層工程における温度を上記範囲とすることにより、樹脂層の溶融粘度を適切に制御とすることができる。
なお、本工程における加熱は、第1樹脂層11Aの硬化反応は進行してもよいが、完全硬化しないような加熱条件で実施する。
第1Aの荷重の大きさを上記範囲とすることにより、第1半田層122Aを大きく押し潰すことを抑制することができ、これにより、後述する接合工程において高い信頼性を有する半田接合を行うことができる。
ここで、上記第1Aの荷重の大きさは、積層時の第1樹脂層の溶融粘度を考慮した上で、上記の数値範囲内で、適宜調整することができる。
上記第1Aの荷重を大きくし過ぎると、第1半田層122Aが端子101A及び端子121A間に挟まれて強く挟圧され、結果、大きく押し潰されてしまう。そして、このように第1半田層122Aが大きく押し潰されてしまうと、上述した通り、第1半田層122Aの高さが低くなり過ぎ、その後の半田接合工程を経ても端子間の樹脂層を十分に排斥でき
なくなる。
<第1開放工程S20>
第1開放工程S20は、第1積層工程S10の後に行われる。第1開放工程S20では、挟圧部材による第1積層体への荷重を開放し、これにより、第1積層体14Aが得られる。
<第2積層工程S30>
第2積層工程S30は、上記第1開放工程S20の後に行われる。
第2積層工程S30は、図4、図5に示すように、上述した第1積層体14Aを形成した領域とは異なる第1電子部品上の領域に、第1積層工程で用いたのと同様の第1電子部品10、第1樹脂層11B、第2電子部品12Bを積層し、第2積層体14Bを形成する前段工程に相当するものである。本工程は、第1積層体14Aを形成した前段工程と同様の手法により行うことができる。
ここで、「第1樹脂層11Bが溶融し、かつ、第1半田層122Bが溶融しない温度」としては、上記第1積層工程の際と同様の水準とすることができる。これにより、第1積層工程の際と同様の作用効果を得ることができる。
そして、一対の挟圧部材で加える第1Bの荷重の大きさとしても、上記第1積層工程(第1Aの荷重)と同様の水準とすることができる。これにより、第1積層工程の際と同様の作用効果を得ることができる。
<第2開放工程S40>
第2開放工程S40は、第2積層工程S30の後に行われる。第2開放工程S40では、挟圧部材による第2積層体への荷重を開放し、これにより、図6に示したように第1積層体と同じ構成の第2積層体14Bが得られる。
<第1接合工程S50>
次に、第1接合工程について説明する。
第1接合工程S50は、上述した方法により得られた第1積層体と第2積層体とをまとめて、第1樹脂層が溶融し、かつ、第1半田層が溶融しない温度で加熱しながら、一対の挟圧部材で第2の荷重を加えることで、各端子間に介在する樹脂層を排斥し、第1a端子、第1半田層、及び、第2端子を直接繋げ、次いで、第1半田層が溶融する温度で加熱しながら一対の挟圧部材で第3の荷重を加えることで、第1a端子、及び、第2端子間を半田接合して第3積層体を形成するものである。
前段工程は、まず、第1積層体14Aと第2積層体14Bとをまとめて、第1樹脂層(11A、11B)が溶融し、かつ、第1半田層(122A、122B)が溶融しない温度で加熱しながら、一対の挟圧部材で第2の荷重を加え、各端子間(本実施形態の場合は、第1a端子101Aと第1半田層122Aとの間、及び、第1a端子101Bと第1半田層122Bとの間)に介在する樹脂層を排斥し、第1a端子、第1半田層、及び、第2端子を直接繋げ、例えば、図7に示された状態とするものである。
ここで、「第1樹脂層が溶融し、かつ、第1半田層が溶融しない温度」としては、例えば、60℃以上とすることが好ましく、80℃以上とすることがさらに好ましい。また、220℃以下とすることが好ましく、180℃以下とすることがさらに好ましい。
前段工程における温度を上記範囲内とすることにより、端子間に介在する樹脂層を効率的に排斥とすることができる。
第2の荷重の大きさを上記範囲内とすることにより、上記作用をより効果的に発現させることができる。
ここで、上記第2の荷重の大きさは、積層時の第1樹脂層の溶融粘度を考慮した上で、上記の数値範囲内で、適宜調整することができる。
第1接合工程の後段工程では、図8に示すように、第1半田層が溶融する温度で加熱しながら一対の挟圧部材で第3の荷重を加えることで、第1a端子、及び、第2端子を第1半田層122A、同122Bを介して半田接合して第3積層体を形成する。第3積層体16が形成された状態を図9に示す。
ここで、「第1半田層が溶融する温度」としては、例えば、110℃以上、280℃以下とすることができる。後段工程における温度を上記範囲内とすることにより、第1半田層を均一に溶融させることができる。
第3の荷重の大きさを上記下限値以上とすることにより、接合する端子間に介在する樹脂層を当該領域から排斥した状態を保持することができる。また、上記上限値以下とすることにより、接合する端子間の位置ずれを抑制することができる。
なお、上記第1接合工程において、第1積層体、第2積層体の各端子間を半田接合して形成した第3積層体を、さらに加熱することで、第1樹脂層の硬化を進行させた第4積層体を得ることができる。
第3積層体をさらに加熱し、第1樹脂層を硬化させる方法としては特に限定されないが、例えば、上記第1接合工程において、挟圧部材を用いて第3積層体を形成する際に、所定温度・時間で加熱することにより、第3積層体の形成と第4積層体の形成を実質的に同時に実施する方法、あるいは、加熱した流体を入れることができる容器内に第3積層体を設置し、加熱した流体により第3積層体を加熱・加圧する方法などを適用することができる。ここで流体としては、気体が好ましく、例えば、空気、不活性ガス(窒素ガス、希ガス)等が挙げられる。加熱した流体により加熱・加圧する方法により電子部品間のボイドの発生を低減することができる。
第4積層体の形態も、図9に示したものと同じである。
<半田ボール形成工程>
次に、上記第3積層体あるいは第4積層体を構成する第1電子部品の第1b端子の少なくとも一部に、半田ボール131A、131Bを形成する。これにより、第1電子装置17を製造することができる。
第1電子装置17を図10に示す。
<設置工程>
本工程は、第3端子を有する第3電子部品13を準備する工程と、第1電子装置17の半田ボール(131A、131B)と上記第3端子とが対峙するように、第3電子部品上に第1電子装置を設置する工程である。設置した状態を図11に示す。
<第2接合工程>
本工程は、上記設置工程の後、第1b端子と第3端子とを溶融した半田ボールを介して半田接合する工程である。これにより、第2電子装置18を製造することができる。第2接合工程が終了した第2電子装置を図12に示す。
本工程を実施する方法としては特に限定されないが、例えば、半田リフロー装置などを適用することができる。
半田リフロー装置を用いた場合の処理条件としては、例えば、ピーク温度245〜260℃、時間10〜20秒間とすることができる。
(第2の実施形態)
以上、本願発明の電子装置の製造方法の第1の実施形態について説明したが、本願発明の実施形態はこれに限定されるものではない。
1.樹脂フィルム(第1樹脂層)の作製
フェノールノボラック樹脂9g(住友ベークライト株式会社製、商品名:PR−55617)と、液状ビスフェノールA型エポキシ樹脂26.8g(DIC株式会社製、商品名:EPICLON−840S)と、フェノールフタリン9g(東京化成工業株式会社製)と、ビスフェノールA型フェノキシ樹脂14.8g(新日化エポキシ製造株式会社製、商品名:YP−50)と、2−フェニル−4−メチルイミダゾール0.1g(四国化成工業株式会社製、商品名:2P4MZ)と、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン0.5g(信越化学工業株式会社製、商品名:KBM−403)と、
をメチルエチルケトンに溶解し、ここに、球状シリカフィラー40g(株式会社アドマテックス製、商品名:SC1050、平均粒径0.25μm)を、混合・撹拌し、固形分濃度50質量%の樹脂ワニスを得た。
2.樹脂フィルム付きシリコンチップ(第1樹脂層+第2電子装置)の作製
ダイシングフィルムが形成された8インチシリコンウエハーを準備した。このシリコンウエハーの厚みは100μmtで、ダイシングフィルムが形成された面と反対側の面には、φ40μm、高さ8μmの銅バンプが形成されており、その上に厚み6μmのSn−3.5Ag半田層が形成されている。ダイシングフィルムが形成された面側には、バンプは形成されていない。
真空ラミネーター(名機製作所株式会製、型番:MVLP−500/600−2A)を用い、95℃/30sec/0.8MPaの条件で、8インチシリコンウエハーの銅バンプが形成されている面側に上記で得られた樹脂フィルムをラミネートした。
次に、ダイシング装置(株式会社ディスコ製、型番:DFD−6340)を用い、以下の条件で(ダイシングフィルム/シリコンウエハー/樹脂フィルム)積層体をダイシングし、サイズが6mm角、半田バンプ数1,089(バンプピッチ180μm、エリアアレイ配置)である樹脂フィルム付きシリコンチップを得た。
<ダイシング条件>
ダイシング速度 :20mm/sec
スピンドル回転数 :40,000rpm
刃品番 :ZH05−SD 3500−N1−50 BB(株式会社ディスコ製)
3.シリコン基板(第1電子部品)の準備
第1電子部品として、シリコンチップが搭載される側(表側:第1a端子側)にφ40μm、高さ10μmのパッドが2,178個形成され、はんだボールが搭載される側(裏側:第1b端子側)に、φ70μmパッドが3,200個形成されたシリコン基板を準備した。シリコン基板の表側と裏側のパッド表面には、Ni/Auめっきが形成されており、シリコン基板のサイズは20mm×10mm、厚みは0.4mmである。
シリコン基板には、シリコン基板の表裏を導通するTSV(Through Silicon Via)が形成されている。また、シリコン基板は、サイズが10mm角で、表側にパッド数1,089(パッドピッチ180μm、エリアアレイ配置)が形成され、裏側にパッド数1,600(パッドピッチ200μm、エリアアレイ配置)が形成された領域2個からなる。
4.積層体(第1積層体、第2積層体)の作製
フリップチップボンダー(パナソニックファクトリーソリューションズ株式会社製、型番:FCB3)を用いて、上記で得られた樹脂フィルム付きシリコンチップをシリコン基板上に積層した。
フリップチップボンダーの下側ステージを100℃に設定し、その上にシリコン基板を搭載した。次に、150℃に設定したボンディングツールに樹脂フィルム付きシリコンチップを吸着し、フリップチップボンダーの上下カメラでシリコン基板と樹脂フィルム付きシリコンチップを位置合せし、荷重0.1MPa/2secの条件で積層した後、荷重を開放して、(シリコン基板/樹脂フィルム/シリコンチップ)積層体(第1積層体)を作製した。
なお、ここでは、シリコン基板の任意の1個の領域に樹脂フィルム付きシリコンチップを搭載した。
次に、上記で得られた(シリコン基板/樹脂フィルム/シリコンチップ)積層体を100℃に設定したフリップチップボンダーの下側ステージに搭載し、150℃に設定したボンディングツールに樹脂フィルム付きシリコンチップを吸着し、フリップチップボンダーの上下カメラで上記積層体におけるシリコンチップが搭載されていない領域のシリコン基板と樹脂フィルム付きシリコンチップを位置合せし、荷重0.1MPa/2secの条件で積層した後、荷重を開放して積層体(第2積層体)を得た。
5.積層体の接合(第1接合工程:第3積層体の製造)
フリップチップボンダーを用いて、上記で得られた積層体(第1積層体と第2積層体)のシリコンチップが積層された2つの領域全てをまとめて1つのボンディングツールで加圧・加熱して各積層体の(半田バンプ/パッド)間の接合を行った。
まず、フリップチップボンダーの下側ステージを100℃に設定し、上記積層体を搭載した。150℃に設定したボンディングツールで、荷重0.5MPa/12secの条件で積層体を加圧し、次いで、ボンディングツールを急昇温し、ボンディングツールの温度を280℃に設定し、0.5MPa/12secで加圧して、各積層体の(半田バンプ/パッド)間を半田接合し、第3積層体を得た。
次に、加圧・加熱装置(株式会社協真エンジニアリング製、型番:HPV−5050MAH−D)を用いて、第3積層体を加圧・加熱硬化した。
加圧・加熱流体として空気を用い、180℃/2hr/0.8MPaの条件で加圧・加熱硬化し、第4積層体を得た。
6.半田ボール形成(第1電子装置の製造)・2次実装(設置工程及び第2接合工程/第2電子装置の製造)
第4積層体の裏側(第1電子部品の第1b端子側)のパッドに手動式マイクロボールマウンタを用いて、φ100μmの半田ボールを搭載した後、IRリフロー装置(株式会社大和製作所製、型番:NRY−325−5Z)を用いて、最高温度260℃、最高温度±5℃以内である時間15秒間、の条件で第1b端子と半田ボールとを接合して、第1電子装置を得た。
その後、第3端子を有するマザーボード(第3電子部品)としてFR−5基板を用意し、第3端子と上記第1電子部品の半田ボールとが対峙するように設置した後、半田リフロー装置を用いて、最高温度260℃、最高温度±5℃以内である時間15秒間、の条件で半田接合して、第1電子装置を第3電子部品に実装し、第2電子装置を得た。
7.電子装置の評価
上記で得られた第1電子装置をエポキシ樹脂で包埋し、断面を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察した。その結果(シリコン基板/シリコンチップ)間の半田接合は良好であり、また、シリコンチップのクラックが観察されなかった。さらに、(シリコン基板/シリコンチップ)間の樹脂層に空隙は観察されなかった。
(実施例2)
実施例1と同様にして、樹脂フィルム(第1樹脂層)の作製、樹脂フィルム付きシリコンチップ(第1樹脂層+第2電子部品)の作製を行った。
3.シリコン基板(第1電子部品)の準備
シリコンチップが搭載される側(表側:第1a端子側)にφ40μm、高さ10μmのパッドが4,356個形成され、はんだボールが搭載される側(裏側:第1b端子側)に、φ70μmパッドが6,400個形成されたシリコン基板を準備した。シリコン基板の表側と裏側のパッド表面には、Ni/Auめっきが形成されおり、シリコン基板のサイズは20mm角、厚みは0.4mmである。
シリコン基板には、シリコン基板の表裏を導通するTSV(Through Silicon Via)が形成されている。また、シリコン基板は、サイズが10mm角で、表側にパッド数1,089(パッドピッチ180μm、エリアアレイ配置)が形成され、裏側にパッド数1,600(パッドピッチ200μm、エリアアレイ配置)が形成された領域4個からなる。
4.積層体(第1積層体、第2積層体)の作製
フリップチップボンダーを用いて、上記で得られた樹脂フィルム付きシリコンチップをシリコン基板上に積層した。
フリップチップボンダーの下側ステージを100℃に設定し、その上にシリコン基板を搭載した。次に、150℃に設定したボンディングツールに樹脂フィルム付きシリコンチップを吸着し、フリップチップボンダーの上下カメラでシリコン基板と樹脂フィルム付きシリコンチップを位置合せし、荷重0.1MPa/2secの条件で積層した後、荷重を開放して、(シリコン基板/樹脂フィルム/シリコンチップ)積層体(第1積層体)を形成した。
なお、ここでは、シリコン基板の任意の1個の領域に樹脂フィルム付きシリコンチップを搭載した。
次に、上記で得られた(シリコン基板/樹脂フィルム/シリコンチップ)積層体を100℃に設定したフリップチップボンダーの下側ステージに搭載し、150℃に設定したボンディングツールに樹脂フィルム付きシリコンチップを吸着し、フリップチップボンダーの上下カメラで、上記積層体におけるシリコンチップが搭載されていない領域のシリコン基板と樹脂フィルム付きシリコンチップを位置合せし、荷重0.1MPa/2secの条件で積層した後、荷重を開放して、第2積層体を形成した。
さらに、シリコンチップが搭載されていない残りの2つの領域についても、上記と同様にして樹脂フィルム付きシリコンチップを積層した後、荷重を開放して、第2積層体をさらに2つ形成し、シリコン基板に4つのシリコンチップが積層された積層体を得た。
5.積層体の接合(第1接合工程:第3積層体の製造)
フリップチップボンダーを用いて、上記で得られた積層体のシリコンチップが積層された4つの領域全てをまとめて1つのボンディングツールで加圧・加熱して、各積層体の(半田バンプ/パッド)間の接合を行った。
まず、フリップチップボンダーの下側ステージを100℃に設定し、上記で得られた積層体を搭載した。150℃に設定したボンディングツールで、荷重0.5MPa/12secの条件で積層体を加圧し、次いで、ボンディングツールを急昇温し、ボンディングツールの温度を280℃に設定し、0.5MPa/12secで加圧して、各積層体の(半田バンプ/パッド)間を半田接合し、第3積層体を得た。
次に、加圧・加熱装置を用いて、第3積層体を加圧・加熱硬化した。
加圧・加熱流体として空気を用い、180℃/2hr/0.8MPaの条件で加圧・加熱硬化し、第4積層体を得た。
6.半田ボール形成(第1電子装置の製造)・2次実装(設置工程・第2接合工程/第2電子装置の製造)
第4積層体の裏側(第1電子部品の第1b端子側)のパッドに手動式マイクロボールマウンタを用いて、φ100μmの半田ボールを搭載した後、IRリフロー装置を用いて、最高温度260℃、最高温度±5℃以内である時間15秒間、の条件で第1b端子と半田ボールとを接合して、第1電子装置を得た。。
その後、第3端子を有するマザーボード(第3電子装置)としてFR−5基板を用意し、第3端子と半田ボールとが対峙するように設置した後、半田リフロー装置を用いて、最高温度260℃、最高温度±5℃以内である時間15秒間、の条件で半田接合して、第1電子装置を第3電子部品に実装し、第2電子装置を得た。
7.第1電子装置の評価
上記で得られた第1電子装置をエポキシ樹脂で包埋し、断面を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察した。その結果(シリコン基板/シリコンチップ)間の半田接合は良好であり、また、シリコンチップのクラックが観察されなかった。さらに、(シリコン基板/シリコンチップ)間の樹脂層に空隙は観察されなかった。
(比較例1)
1.積層体の接合
フリップチップボンダーを用いて、樹脂フィルム付きシリコンチップをシリコン基板上に下記の手順で積層・接合した。
フリップチップボンダーの下側ステージを100℃に設定し、その上に実施例2で用いたのと同じシリコン基板を搭載した。次に、150℃に設定したボンディングツールに実施例1で用いたのと同じ樹脂フィルム付きシリコンチップを吸着し、フリップチップボンダーの上下カメラでシリコン基板とシリコンチップを位置合せし、荷重0.5MPa/12secの条件で積層体を加圧し、次いでボンディングツールを急昇温し、ボンディングツールの温度を280℃に設定し、0.5MPa/12secの条件で加圧して、(半田バンプ/パッド)間を半田接合し、積層体を得た。
次に、上記で得られた積層体を100℃に設定した下側ステージに搭載し、150℃に設定したボンディングツールに樹脂フィルム付きシリコンチップを吸着し、フリップチップボンダーの上下カメラで上記積層体におけるシリコンチップが搭載されていない領域のシリコン基板と樹脂フィルム付きシリコンチップを位置合せし、荷重0.5MPa/12secの条件で積層体を加圧し、次いでボンディングツールを急昇温し、ボンディングツールの温度を280℃に設定し、0.5MPa/12secの条件で加圧して、(半田バンプ/パッド)間を半田接合し、積層体を得た。
さらに、シリコンチップが搭載されていない残りの2つの領域についても、上記と同様にして樹脂フィルム付きシリコンチップを積層し、シリコン基板に4つのシリコンチップが積層・接合された積層体(積層体(a))を得た。
次に、実施例1で用いたのと同じ加圧・加熱装置を用いて積層体(a)を加圧・加熱硬化した。
加圧・加熱流体として空気を用い、180℃/2hr/0.8MPaの条件で加圧・加熱硬化し、積層体(積層体(b))を得た。
2.はんだボール搭載
積層体(b)の裏側のパッドに手動式マイクロボールマウンタを用いて、φ100μmの半田ボールを搭載した後、IRリフロー装置を用いて、最高温度260℃、最高温度±5℃以内である時間15秒間、の条件で、積層体(b)の裏側のパッドと半田ボールとを半田接合して、電子装置を得た。
3.電子装置の評価
比較例1では、2回目、3回目、4回目の半田接合工程の前段で、ボンディングツールを280℃から150℃に冷却する必要があるが、その冷却時間はそれぞれ30秒間であった。しかし、実施例においては、冷却する必要が無く、その分生産性が向上していることが確認できた。
(比較例2)
1.液状封止樹脂組成物の作製(下記質量%は液状封止樹脂組成物全体に対する含有割合を示す)
液状エポキシ樹脂(A)として、ビスフェノールF型エポキシ樹脂を15.955質量%およびグリシジルアミン型エポキシ樹脂を15.955質量%、硬化剤(B)として、芳香族1級アミン型硬化剤を16.383質量%、無機充填剤(C)として平均粒径0.5μm、最大粒径24μmの球状シリカを50.000質量%、アミノ基を有する液状シリコーン化合物(D)を0.016質量%、シランカップリング剤としてエポキシシランカップリング剤を1.596質量%、着色剤を0.095質量%、配合し、プラネタリーミキサーと3本ロールを用いて混合し、真空脱泡処理することにより液状封止樹脂組成物を得た。
2. シリコンチップの作製
ダイシングフィルムが形成された8インチシリコンウエハー(実施例1で用いたものと同じもの)をダイシングして、チップサイズ6mm角のシリコンチップを得た。
3.積層体の接合
実施例2で用いたものと同じシリコン基板の4つの領域のパッド形成面にフラックスを塗布し、フリップチップボンダーの下側ステージに搭載した。ボンディングツールにシリコンチップを吸着し、フリップチップボンダーの上下カメラでシリコン基板とシリコンチップを位置合せして、シリコンチップのバンプ形成面とシリコン基板のパッド形成面とが向
かい合わせになるよう積層した。
次に、上記と同様にして、シリコン基板の残り3つの領域すべてにシリコンチップを積層し、仮積層体を得た。
仮積層体をリフロー炉で最高温度260℃、最高温度±5℃以内である時間15秒間、の条件で半田接合させた。さらに、フラックス除去洗浄を行い、積層体(積層体(c))を得た。
4.シリコンチップ間の封止
上記で得られた積層体(c)を110℃の熱板上で加熱し、積層体(c)の各シリコンチップの1辺に上記液状封止樹脂組成物をディスペンスし、シリコン基板/シリコンチップ間を充填させた後、液状封止樹脂組成物を150℃のオーブンで120分間加熱硬化させ、積層体(積層体(d))を得た。
5.はんだボール搭載
積層体(d)の裏側のパッドに手動式マイクロボールマウンタを用いて、φ100μmの半田ボールを搭載した後、IRリフロー装置を用いて、最高温度260℃、最高温度±5℃以内である時間15秒間、の条件で半田接合して、電子装置を得た。
6.電子装置の評価
得られた電子装置をエポキシ樹脂で包埋し、断面を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察した。その結果(シリコン基板/シリコンチップ)間に多数の空隙が観察された。
一方、比較例1では、4個の電子部品を逐次半田接合するために、半田の融点以上での熱処理を4回実施する必要があり、生産性が劣っていた。また、実施例2においては半田接合のための加熱によりシリコンチップが受ける熱ダメージは1回であるが、比較例1においては4回の熱ダメージを受けることとなった。
そして、比較例2では、電子部品間を接合した後に、液状封止樹脂組成物を用いて樹脂封止するため、電子部品間に多数の空隙が観察された。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 第1の面の複数の領域に第1a端子を有するとともに、前記第1の面に対応する第2の面の複数の領域に第1b端子を有する第1電子部品、第1樹脂層、第2端子を有する第2電子部品を、前記第1a端子と前記第2端子とが、前記第1樹脂層を挟んで対峙するように積層するとともに、前記第1樹脂層が溶融し、かつ、前記第1a端子及び前記第2端子の少なくとも一方が備える第1半田層が溶融しない温度で加熱しながら、一対の挟圧部材で第1Aの荷重を加える第1積層工程と、
前記第1積層工程後、前記第1Aの荷重を開放して第1積層体を形成する第1開放工程と、
前記第1積層体を形成した領域とは異なる前記第1電子部品上の領域に、前記第1積層工程と同様の手順により、前記第1電子部品、前記第1樹脂層、前記第2電子部品を積層するとともに、一対の挟圧部材で第1Bの荷重を加える第2積層工程と、
前記第2積層工程後、前記第1Bの荷重を開放して第2積層体を形成する第2開放工程と、
前記第2開放工程後、前記第1積層体と前記第2積層体とをまとめて、前記第1樹脂層が溶融し、かつ、前記第1半田層が溶融しない温度で加熱しながら一対の挟圧部材で第2の荷重を加えることで、各端子間に介在する樹脂層を排斥し、前記第1a端子、前記第1半田層、及び、前記第2端子を直接繋げ、次いで、前記第1半田層が溶融する温度で加熱しながら一対の挟圧部材で第3の荷重を加えることで、前記第1a端子と前記第2端子とを前記第1半田層を介して半田接合して第3積層体を形成する第1接合工程と、
前記第1の電子部品が有する第1b端子の少なくとも一部に半田ボールを形成して第1電子装置を製造する半田ボール形成工程と、を有し、
前記第1接合工程において加える前記第2の荷重は、前記第1積層工程において加える前記第1Aの荷重、及び、前記第2積層工程において加える前記第1Bの荷重のいずれよりも大きいものである電子装置の製造方法。
2. 1.に記載の電子装置の製造方法において、
前記第1接合工程では、前記第1樹脂層が溶融し、かつ、前記第1半田層が溶融しない温度で前記第1積層体及び第2積層体を加熱しながら、一対の挟圧部材で前記第2の荷重を加えると、前記第1半田層が変形しながら、各端子間に存在する樹脂を当該端子間から排斥するものである電子装置の製造方法。
3. 1.または2に記載の電子装置の製造方法において
前記第1樹脂層は、前記第1電子部品の前記第1a端子が設けられた面、及び、前記第2電子部品の第2端子が設けられた面のうち、少なくともいずれか一方の面上に形成されたものである電子装置の製造方法。
4. 1.ないし3.のいずれか1つに記載の電子装置の製造方法において、
第3端子を有する第3電子部品を準備する工程と、前記第1電子装置の半田ボールと前記第3端子とが対峙するように前記第3電子部品上に前記第1電子装置を設置する設置工程と、
前記第1電子装置と前記第3電子部品とを接合して第2電子装置を形成する第2接合工程と、
をさらに有する、電子装置の製造方法。
5. 1.ないし4.のいずれか1つに記載の電子装置の製造方法において、
前記第1電子部品は、インターポーザ基板である電子装置の製造方法。
6. 1.ないし5.のいずれか1つに記載の電子装置の製造方法において、
前記第2電子部品は、半導体部品である電子装置の製造方法。
7. 1.ないし6.のいずれか1つに記載の電子装置の製造方法において、
前記第1樹脂層は、フラックス活性化合物を含む電子装置の製造方法。
8. 1.ないし7.のいずれか1つに記載の電子装置の製造方法において、
前記第1接合工程の後に、前記第3積層体を加熱することで、前記第1樹脂層の硬化を進行させ、第4積層体を形成する電子装置の製造方法。
11A 第1樹脂層
11B 第1樹脂層
12A 第2電子部品
12B 第2電子部品
13 第3電子部品
14A 第1積層体
14B 第2積層体
16 第3積層体(第4積層体)
17 第1電子装置
18 第2電子装置
51 挟圧部材
52 挟圧部材
53 挟圧部材
54 挟圧部材
101A 第1a端子
101B 第1a端子
102A 第1b端子
102B 第1b端子
103A ビア
103B ビア
121A 第2端子
121B 第2端子
122A 第1半田層
122B 第1半田層
131A 半田ボール
131B 半田ボール
141 第3端子
Claims (9)
- 第1の面の複数の領域に第1a端子を有するとともに、前記第1の面に対応する第2の面の複数の領域に第1b端子を有する第1電子部品、フィルム状の第1樹脂層、第2端子を有する第2電子部品を、前記第1a端子と前記第2端子とが、前記第1樹脂層を挟んで対峙するように積層するとともに、前記第1樹脂層が溶融し、かつ、前記第1a端子及び前記第2端子の少なくとも一方が備える第1半田層が溶融しない温度で加熱しながら、一対の挟圧部材で第1Aの荷重を加える第1積層工程と、
前記第1積層工程後、前記第1Aの荷重を開放して第1積層体を形成する第1開放工程と、
前記第1積層体を形成した領域とは異なる前記第1電子部品上の領域に、前記第1積層工程と同様の手順により、前記第1電子部品、前記第1樹脂層、前記第2電子部品を積層するとともに、一対の挟圧部材で第1Bの荷重を加える第2積層工程と、
前記第2積層工程後、前記第1Bの荷重を開放して第2積層体を形成する第2開放工程と、
前記第2開放工程後、前記第1積層体と前記第2積層体とをまとめて、前記第1樹脂層が溶融し、かつ、前記第1半田層が溶融しない温度で加熱しながら一対の挟圧部材で第2の荷重を加えることで、各端子間に介在する樹脂層を排斥し、前記第1a端子、前記第1半田層、及び、前記第2端子を直接繋げる前段工程を実施し、次いで、前記第1半田層が溶融する温度で加熱しながら一対の挟圧部材で第3の荷重を加えることで、前記第1a端子と前記第2端子とを前記第1半田層を介して半田接合して第3積層体を形成する後段工程を実施する、第1接合工程と、
前記第1電子部品が有する前記第1b端子の少なくとも一部に半田ボールを形成して第1電子装置を製造する半田ボール形成工程と、を有し、
前記第1接合工程において加える前記第2の荷重は、前記第1積層工程において加える前記第1Aの荷重、及び、前記第2積層工程において加える前記第1Bの荷重のいずれよりも大きいものである電子装置の製造方法。 - 請求項1に記載の電子装置の製造方法において、
前記第1接合工程では、前記第1樹脂層が溶融し、かつ、前記第1半田層が溶融しない温度で前記第1積層体及び第2積層体を加熱しながら、一対の挟圧部材で前記第2の荷重を加えると、前記第1半田層が変形しながら、各端子間に存在する樹脂を当該端子間から排斥するものである電子装置の製造方法。 - 請求項1または2に記載の電子装置の製造方法において、
前記第1積層体及び第2積層体に荷重をかけている状態を維持したまま、前記第1接合工程における前記前段工程と後段工程とを連続して実施する、電子装置の製造方法。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の電子装置の製造方法において、
前記第1樹脂層は、前記第1電子部品の前記第1a端子が設けられた面、及び、前記第2電子部品の第2端子が設けられた面のうち、少なくともいずれか一方の面上に形成されたものである電子装置の製造方法。 - 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電子装置の製造方法において、
第3端子を有する第3電子部品を準備する工程と、前記第1電子装置の前記半田ボールと前記第3端子とが対峙するように前記第3電子部品上に前記第1電子装置を設置する設置工程と、
前記第1電子装置と前記第3電子部品とを接合して第2電子装置を形成する第2接合工程と、
をさらに有する、電子装置の製造方法。 - 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の電子装置の製造方法において、
前記第1電子部品は、インターポーザ基板である電子装置の製造方法。 - 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の電子装置の製造方法において、
前記第2電子部品は、半導体部品である電子装置の製造方法。 - 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の電子装置の製造方法において、
前記第1樹脂層は、フラックス活性化合物を含む電子装置の製造方法。 - 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の電子装置の製造方法において、
前記第1接合工程の後に、前記第3積層体を加熱することで、前記第1樹脂層の硬化を進行させ、第4積層体を形成する電子装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012280476A JP6119239B2 (ja) | 2012-12-25 | 2012-12-25 | 電子装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012280476A JP6119239B2 (ja) | 2012-12-25 | 2012-12-25 | 電子装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014127472A JP2014127472A (ja) | 2014-07-07 |
JP6119239B2 true JP6119239B2 (ja) | 2017-04-26 |
Family
ID=51406775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012280476A Active JP6119239B2 (ja) | 2012-12-25 | 2012-12-25 | 電子装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6119239B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017143092A (ja) | 2016-02-08 | 2017-08-17 | ソニー株式会社 | ガラスインタポーザモジュール、撮像装置、および電子機器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3030201B2 (ja) * | 1994-04-26 | 2000-04-10 | 富士通株式会社 | 半導体装置の製造方法及び半導体装置の製造装置 |
JP2011231137A (ja) * | 2010-04-23 | 2011-11-17 | Hitachi Chem Co Ltd | 半導体封止充てん用エポキシ樹脂組成物及び半導体装置 |
-
2012
- 2012-12-25 JP JP2012280476A patent/JP6119239B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014127472A (ja) | 2014-07-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5780228B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
WO2013133015A1 (ja) | 半導体装置の製造方法および半導体装置の製造装置 | |
WO2013027832A1 (ja) | 半導体装置の製造方法、ブロック積層体及び逐次積層体 | |
CN108352333B (zh) | 半导体用粘接剂、半导体装置以及制造该半导体装置的方法 | |
JP6017398B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2015095499A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2017045891A (ja) | 半導体装置及びそれを製造する方法 | |
US8609462B2 (en) | Methods for forming 3DIC package | |
JP2013033952A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP5867259B2 (ja) | 積層体の製造方法 | |
TWI415198B (zh) | 半導體裝置之製造方法 | |
JP6119239B2 (ja) | 電子装置の製造方法 | |
JP5838903B2 (ja) | 積層体の製造方法 | |
WO2012026091A1 (ja) | 電子装置の製造方法 | |
JP7406336B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2017045890A (ja) | 半導体装置及びそれを製造する方法 | |
JP6226106B2 (ja) | 電子装置の製造方法 | |
KR20200100668A (ko) | 반도체 장치, 반도체 장치의 제조 방법 및 접착제 | |
JP7363798B2 (ja) | 半導体用接着剤、半導体装置の製造方法及び半導体装置 | |
JP2014146638A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2014127473A (ja) | 電子装置の製造方法 | |
JP2014127474A (ja) | 電子装置の製造方法 | |
TW202036738A (zh) | 半導體裝置及其製造方法 | |
WO2018194156A1 (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JP7238453B2 (ja) | 半導体用接着剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151016 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160722 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160726 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160921 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20160921 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170228 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170313 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6119239 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |