JP5837182B2 - ステータ及びこれを備えた回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のバスバー間を絶縁する構造を有するステータ及びこれを備えた回転電機に関するものである。
三相ブラシレスモータのステータは、鉄心であるステータコアと、このステータコアのティース外周に巻回されるコイルと、このコイルの端部と電気的に接続されるバスバーと、このバスバー間を絶縁して保持し、ステータコアの端部に配設される絶縁ホルダから構成されている。このようなステータとして、例えば、特許文献1に記載のステータが提案されている。
特許文献1に記載のステータは、円環状に形成された複数のバスバーと、径方向に積層配置された前記バスバーを保持するとともに前記バスバー間に隔壁部を有する絶縁ホルダと、を備えたステータにおいて、バスバー間の絶縁ホルダ(絶縁材料)の表面(露出面)に沿った沿面距離が、このバスバー間の最短距離となる空間距離より、全周にわたって大きくなるように絶縁ホルダを構成したものである。このステータは、バスバー間の沿面距離が、空間距離より全周にわたって大きくなるように、絶縁ホルダの隔壁部が形成されていることから、絶縁ホルダの表面に導電性のゴミや塵が付着しても、バスバー間の短絡を効果的に抑えることができ、それゆえ、バスバー間の絶縁信頼性の確保を可能にしている。
特開2010−63273号公報(図3)
特許文献1に記載のステータにおいて、バスバー間に隔壁部を有する絶縁ホルダが介在することにより、バスバー間の絶縁性が確保されるが、小型化のために、例えば隔壁部を薄型にするほど、成形時の充填不良が生じやすくなるため、バスバー間の絶縁性が低下する虞があり、隔壁部の薄型成形による小型化には限界があった。また、特許文献1において、隔壁部はバスバーの下部と接触しており、隔壁部上には、バスバーの上部と離間するように、軸方向に突出した凸部が形成され(特許文献1の図3参照)、この隔壁部にて、バスバー間の沿面距離が空間距離より全周にわたって大きくなるが、沿面距離を確保するためには、バスバーと凸部との間にスペースが必要であり、バスバー間には、隔壁部に加え、このスペースが必要となるため、ステータの小型化には限界があり、結果として、モータの小型化にも限界があるという問題があった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、バスバー間の絶縁信頼性を保ちつつ、さらなる小型化が可能なステータ及びこれを備えた回転電機を提供することを目的とする。
本発明に係るステータは、円環状に形成されたステータコアと、
前記ステータコアの外周に巻回されたステータコイルと、
それぞれ前記ステータコイルの一端と電気的に接続され、前記ステータコアの外周側で円環状に形成される複数のバスバーと、
前記バスバーを互いに径方向に積層された状態で保持する絶縁性のホルダと
前記ホルダ内で前記バスバーを互いに絶縁保持する絶縁部材を備え、
前記絶縁部材は、前記バスバーの径方向両側面と軸方向端面の少なくとも一方とに連続して延在するシート状絶縁部材と、前記シート状絶縁部材と各バスバー及び前記ホルダとの間に充填され前記シート状絶縁部材と各バスバー及び前記ホルダ相互間を接着する絶縁性接着部材とで構成されたことを特徴とするものである。
本発明によれば、バスバー間の絶縁信頼性を保ちつつ、さらなる小型化が可能なステータ及びこれを備えた回転電機を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る回転電機100の断面図である。 図1のステータ20の平面図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 図3のバスバー251、254周辺部分の断面図である。 図3に示す接着部材26bによる接着部分の一部を接着剤31で接着した場合のバスバー251〜254付近の断面図である。 本発明の説明のために示したステータ20の平面図である。 図6のB−B線に沿う断面図である。 図6のI−I線に沿う断面図である。 図6のII−II線に沿う断面図である。 図6のIII−III線に沿う断面図である。 図6のIV−IV線に沿う断面図である。 図11に示すシート状絶縁部材264a(26a)の変形例であるシート状絶縁部材364a(36a)の断面図である。 図3に示すシート状絶縁部材26aの変形例であるシート状絶縁部材37aの断面図である。 図3に示すシート状絶縁部材26aの別の変形例であるシート状絶縁部材38aの断面図である。 本発明の実施の形態2に係る回転電機200のステータ40を構成する絶縁部材46(シート状絶縁部材46a)の断面図である。 図15に示すシート状絶縁部材46aの変形例であるシート状絶縁部材47aの断面図である。 図16に示す接着剤31による接着部分を変更した場合のバスバー251〜254付近の断面図である。 本発明の実施の形態2に係る回転電機200のステータ40を構成するU相バスバー251のコイル接続部251fの断面図である。 図15に示すシート状絶縁部材46aの変形例であるシート状絶縁部材48aの断面図である。 図18に示すシート状絶縁部材464a(46a)の変形例であるシート状絶縁部材564a(56a)の断面図である。 図15に示すシート状絶縁部材46aの別の変形例であるシート状絶縁部材57aの断面図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1について図1〜図14に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係るステータ20を備えた回転電機100の断面図である。図2は、図1に示す回転電機100のステータ20の構成を模式的に示した平面図、図3は、図2のA−A線に沿う断面図である。なお、図4は、図3と同様、図2のA−A線に沿う断面図であって、本発明の説明のために、バスバー251、254周辺部分を示した図である。図1に示す回転電機100は、ロータ10とステータ20を備え、ロータ10の外周面はステータ20の内周面と所定の間隙を介して対向している。ロータ10はロータ軸60に固定されている。ステータ20は、筒状のフレーム70に嵌合されているとともに、後述するバスバー25と、このバスバー25を保持するホルダ27とを有している。以下では、図2〜図4を参照しながら、本発明の実施の形態1に係るステータ20の構成要素について詳述する。
ステータ20は、円環状に構成されたステータコア21と、ステータコア21に装着されるボビン22と、ステータコア21の外周に巻回されたステータコイル23と、ステータコア21を保持するコアホルダ24と、ステータコイル23の一端と電気的に接続される複数のバスバー25と、各バスバー25を覆う絶縁部材26と、バスバー25を保持するホルダ27と、を有する。
ステータコア21は、円環状のヨーク部21aの内周側から等間隔に複数のティース部21bが突出したものであり、ティース部21bごとにヨーク部21aで分割された複数の分割コアを環状に組み合わせて、コアホルダ24に圧入されている。ボビン22は、ステータコイル23とステータコア21の間を電気的に絶縁するボビン状の絶縁部材であり、ステータコア21のティース21bに装着される。なお、ボビン22は、ホルダ27と一体に構成されるようにしてもよい。ステータコイル23は、ステータコア21に装着されたボビン22の外周に巻回される巻線であり、ロータ10を回転させるための回転磁界を発生させる。ステータコイル23の端部は、対応するバスバー25のいずれか1つと電気的かつ機械的に接続される。コアホルダ24は、ステータコア21を外周側ないし回転電機100の軸方向片側から保持するリング状のホルダである。
バスバー25は、リング状(円環状)に形成された、銅又は銅合金等からなる導電性部材であり、ステータコイル23の各相(U相、V相及びW相)に対応したU相バスバー251、V相バスバー252及びW相バスバー253と、中性点に対応した中性点バスバー254からなり、図2に示すように、U相バスバー251が内側に位置し、V相バスバー252、W相バスバー253、中性点バスバー254の順に径方向に積層される。バスバー25の軸方向端面25a(ホルダ27の反対側端面)には、軸方向に突出するターミナル部25e、25fが形成されている。以下では、図6〜図11を参照しながら、バスバー251〜254に形成されたターミナル部251e〜253e、251f〜254fについて詳述する。ここで、図6は、図2と同様、ステータ20の平面図であり、図7〜図11はそれぞれ、図6の、B−B線に沿う断面図、I−I線に沿う断面図、II−II線に沿う断面図、III−III線に沿う断面図、IV−IV線に沿う断面図である。
U相バスバー251は、インバータ等の電力変換回路(図示せず)に接続され、U相ステータコイル231に電力を給電する給電部(ターミナル部)251eと、ホルダ27の軸方向端面27a(内周側)に沿って径方向内側に延びて、U相ステータコイル231の一端と接続されるコイル接続部(ターミナル部)251fとを有している(図6〜図8を参照)。V相バスバー252は、電力変換回路に接続され、V相ステータコイル232に電力を給電する給電部252eと、U相バスバー251(V相バスバー252とは異なるバスバー)の軸方向端面251a、及びホルダ27の軸方向端面27a(内周側)に沿って径方向内側に延びて、V相ステータコイル232の一端と接続されるコイル接続部252fとを有している(図6、図9を参照)。更に、W相バスバー253は、電力変換回路に接続され、W相ステータコイル233に電力を給電する給電部253eと、V相バスバー252、U相バスバー251(W相バスバー253とは異なるバスバー)の軸方向端面252a〜251a、及びホルダ27の軸方向端面27a(内周側)に沿って径方向内側に延びて、W相ステータコイル233の一端と接続されるコイル接続部253fとを有している(図6、図10を参照)。中性点バスバー254は、W相バスバー253、V相バスバー252、及びU相バスバー251(中性点バスバー254とは異なるバスバー)の軸方向端面253a〜251a、及びホルダ27の軸方向端面27a(内周側)に沿って径方向内側に延びて、中性点として全てのステータコイル23の他端と接続されるコイル接続部254fを有している(図6、図11を参照)。給電部251e〜253e、コイル接続部251f〜254fはかしめ、溶接等の接合手段にて接続される。また、コイル接続部251f〜254fは、それぞれ略L字状に形成され、例えばコイル接続部251fは、U相バスバー251の軸方向端面251aより軸方向に突出して、先端部を径方向内側に曲げ加工して形成される。他のコイル接続部252f〜254fについても同様であるので更なる説明は省略する。ここで、バスバー25は、例えば導電性金属板材をプレス装置(図示せず)によって打ち抜き、曲げ加工することで、円環状に形成される。そして、後述するシート状絶縁部材26aにより、バスバー25の、径方向両側面25bと軸方向端面25cは覆われるが、例えば、U相バスバー251の内径(図6のr)に対して、U相バスバー251の径方向長さ(厚さ、図6のT)が長いと、U相バスバー251の外径(=r+T)が長くなり、U相バスバー251を円環状に形成した際、U相バスバー251の、外周側が伸び、内周側が縮むため、後述するシート状絶縁部材26aで覆う際、シート状絶縁部材261aの内周側(図4の径方向側面251bのうち左側)にしわが発生してしまい、バスバー24間の絶縁性が低下する虞がある。そこで、本実施の形態1においては、円環状に形成されたバスバー25の伸び(内径rに対する外径r+Tの比から1を引いたもの)、すなわち、T/rは、例えば、T/r<0.02としている。このように、バスバー25の内径rに対して、バスバー25の径方向長さTを小さくすることにより、このバスバー25をシート状絶縁部材26aで覆った際、しわの発生を抑制することができ、ステータ20の小型化が可能である。
絶縁部材26は、各バスバー25の、径方向両側面25b及び軸方向両端面25a、25c(ホルダ27側端面)を覆うものであり、バスバー25の径方向両側面25bを覆い、かつ軸方向端面25cを覆うシート状絶縁部材26aと、バスバー25の軸方向端面25aを覆うとともに、シート状絶縁部材26aの端部同士を接着する接着部材26bとで構成される。絶縁部材26により覆われたバスバー25は、ステータコイル23の外周側にて径方向に積層され、回転電機100の軸方向から差し込まれるようにして、ホルダ27に保持される。以下では、絶縁部材26を構成するシート状絶縁部材26a、接着部材26bについて詳述する。
シート状絶縁部材26aは、例えばアラミド紙(厚み0.3mm程度)からなるシート状の絶縁部材である。ここで、図3には、シート状絶縁部材26aはアラミド紙であって、各バスバー25をそれぞれ1枚のアラミド紙で覆う場合が示されており、この場合のシート状絶縁部材26aは、4枚のアラミド紙261a〜264aで構成される。U相バスバー251を覆うアラミド紙261aは、図4に示すように、図2のA−A線に沿う断面が略U字状であり、U相バスバー251の径方向両側面251bを覆い、かつ軸方向端面251cを覆うものである。アラミド紙261aによりバスバー251が覆われると、バスバー251とアラミド紙261aとの間に、後述する接着部材26bを充填することで、両者は接着される。他のアラミド紙262a〜264aについても同様であるので、説明は省略する。このように、アラミド紙261a〜264aは、バスバー251〜254の径方向両側面251b〜254bを覆うので、隣接するバスバー25間の絶縁性を確保することができる。なお、シート状絶縁部材26aとして、ここでは単層構造のアラミド紙261aを例として挙げたが、これに限らず、シート状の絶縁部材であれば他でもよく、アラミド紙以外の単層構造の絶縁紙や多層構造の絶縁紙等をシート状絶縁部材26aとしてもよい。
接着部材26bは、例えばシリコーンゴム等の電気絶縁性を有する接着部材である。U相バスバー251の径方向両側面251bと軸方向端面251cが、アラミド紙261aにより覆われると、U相バスバー251の軸方向端面251aが覆われるとともに、アラミド紙261aの両端部261a1(端部同士)が接着されるように、シリコーンゴム26b(接着部材26b)を塗布する。他のアラミド紙262a〜264aにより覆われるバスバー252〜254についても同様であるので、説明は省略する。なお、図3には、電気絶縁性を有するシリコーンゴム26bにより、バスバー251の軸方向端面251aが覆われるとともに、このシリコーンゴム26bを、バスバー251とアラミド紙261aとの間に充填することで、両者が接着される場合が示されているが、この場合に限らず、図5に示すように、バスバー251(〜254)の軸方向端面251a(〜254a)が覆われるとともに、アラミド紙261a(〜264a)の両端部261a1(〜264a1)が接着されるように、シリコーンゴム261b(〜264b)を塗布し、電気絶縁性を有しない接着剤31を、バスバー251(〜254)とアラミド紙261a(〜254a)との間にそれぞれ充填することで、両者が接着されるようにしてもよい。また、接着部材26bとして、ここではシリコーンゴム26bを例として挙げたが、電気絶縁性を有する接着部材であれば他でもよく、絶縁ワニス等を接着部材26bとしてもよい。
ホルダ27は、例えば電気絶縁性を有する樹脂部材からなり、絶縁部材261〜264で覆ったバスバー251〜254を保持するものである。ホルダ27は、図3から分かるように、ステータコア21の軸方向片側であってボビン22の外周側に装着されている。なお、ホルダ27は、ボビン22と一体に構成されてもよい。ホルダ27は、バスバー251〜254を保持するための、例えば凹状の保持溝27bを有する。ホルダ27は、保持溝27bにて、各絶縁部材261〜264により覆われたバスバー251〜254が径方向に積層された状態で、回転電機100の軸方向から差し込まれるようにして保持される。また、アラミド紙261a〜264aにより覆われたバスバー251〜254が、ホルダ27に回転電機100の軸方向から差し込まれると、ホルダ27とアラミド紙261a〜264aとの間に、シリコーンゴム26b(接着部材26b)を充填することで、両者は接着される。なお、図3には、電気絶縁性を有するシリコーンゴム26bを、ホルダ27とアラミド紙261a〜264aとの間に充填することで、両者が接着される場合が示されているが、この場合に限らず、図5に示すように、電気絶縁性を有しない接着剤31を、ホルダ27とアラミド紙261a〜264aとの間に充填することで、両者が接着されるようにしてもよい。なお、図5には、バスバー251(〜254)とアラミド紙261a(〜254a)との間に接着剤31を充填し、さらに、ホルダ27とアラミド紙261a〜264aとの間にも接着剤31を充填することで、各々が接着される場合が示されているが、ホルダ27とアラミド紙261a〜264aとの間に、シリコーンゴム26bを充填することで、両者が接着されるようにしてもよいことは言うまでもない。
以上で述べたように、本発明の実施の形態1に係るステータ20は、円環状に形成されて、径方向に積層される複数のバスバー25(251〜254)と、各バスバー25の、径方向両側面25b(251b〜254b)及び軸方向両端面25a(251a〜254a)、25c(251c〜254c)を覆う絶縁部材26(261〜264)と、を備え、この絶縁部材26は、各バスバー25の、径方向両側面25bを覆い、かつ軸方向端面25a、25cのうち少なくとも一方を覆うシート状絶縁部材26a(261a〜264a)を含むようにしたので、径方向に積層されたバスバー25の、互いに隣接するバスバー25間は、各バスバー25の径方向両側面25bを覆うシート状絶縁部材26aにより絶縁されることから、バスバー25間の沿面距離を確保するためのスペースを別途設けることなく、バスバー25間の絶縁性を確保することができる。従って、従来、別途設けていたスペースの分、バスバー間の径方向の幅を小さくすることができるので、バスバー25間の絶縁信頼性を保ちつつ、さらなる小型化が可能なステータ20及びこれを備えた回転電機100を提供することができる。
また、バスバーの軸方向端面が外部に露出している場合には、外部からの異物混入により汚損等の影響を受ける虞があるが、本実施の形態1においては、各バスバー25について、径方向両側面25bに加え、軸方向両端面25a、25cも絶縁部材26により覆われており、外部に露出していないので、異物混入の影響を受けることもない。具体的に述べると、ATF(AutomaticTransmisionFluid:オートマチックトランスミッションフルード)等の油には、ギア等の磨耗により発生する金属粉が含まれ、これら油雰囲気下では、金属粉が回転電機に付着する虞があるが、本実施の形態1に係る回転電機100においては、バスバー25の径方向両側面25b及び軸方向両端面25a、25cを覆う絶縁部材26により、金属粉がバスバー25に付着することがないので、バスバー25間の絶縁性を確実に確保することができる。
また特許文献1には、外部からの異物混入を防ぐため、バスバーを、絶縁ホルダに形成された保持溝に挿入し、二次絶縁として絶縁樹脂をインサートし、バスバー間の絶縁性を確保する構造が開示されているが、この場合、インサート成形時の成形圧が高圧であるため、この成形時の成形圧によりバスバーが保持溝に保持されず、バスバー間の絶縁不良が発生するため、インサート成形による絶縁性確保は困難であるという問題があった。これに対し、本発明の実施の形態1において、絶縁部材26は、シート状絶縁部材26a(261a〜264a)と絶縁性を有する接着部材26b(261b〜264b)とで構成され、シート状絶縁部材26aは、各バスバー25の、径方向両側面25bと軸方向端面25
a、25cのうちの一方を覆い、接着部材26bは、軸方向端面25a、25cのうちの他方を覆うとともに、シート状絶縁部材26aの端部同士(アラミド紙261aの両端部261a1)を接着するようにしたので、シート状絶縁部材26aにより各バスバー25の、径方向両側面25bと軸方向端面25cが覆われるとともに、各バスバー25の軸方向端面25aに接着部材26bを充填することで、バスバーが加圧されることなく、バスバー間の絶縁性を確保しつつ、外部からの異物混入を防ぐことができることから、インサート成形をすることなく、バスバー間の絶縁性確保と外部からの異物混入防止の両立が可能である。
また、本発明の実施の形態1によれば、U相バスバー251〜W相バスバー253の軸方向端面251a〜253aには、軸方向に突出するコイル接続部251f〜253f(ターミナル部25f)がそれぞれ形成され、これらのコイル接続部のうち、例えばV相バスバー252のコイル接続部252fは、図9に示すように、U相バスバー251(V相バスバー252とは異なるバスバー)の軸方向端面251aに沿って径方向内側の延びるとともに、コイル接続部252f(ターミナル部25f)とU相バスバー251の軸方向端面251aとの間を覆う接着部材26b(絶縁部材)を備えるようにしたので、V相バスバー252(バスバー25)のコイル接続部252f(ターミナル部25f)とU相バスバー251(バスバー25とは異なるバスバー)の軸方向端面251aとの間は、電気絶縁性を有する接着部材26bにより絶縁されることから、両者の間の沿面距離を確保するためのスペースを別途設けることなく、両者間の絶縁性を確保することができる。それゆえ、従来、別途設けていたスペースの分、U相バスバー251の軸方向端面251aと、V相バスバー252のターミナル部25f(コイル接続部252f)であって、軸方向端面251aに沿って対向している部分と、の間の軸方向の高さを小さくすることができるので、両者間の絶縁信頼性を保ちつつ、さらなる小型化が可能なステータ20及びこれを備えた回転電機100を提供することができる。他のターミナル部25fであるコイル接続部251f、253f、254fについても同様の効果が得られる。すなわち、バスバー25(第1のバスバー、例えば図9のV相バスバー252に相当、以下ではバスバー25Xと表記)の軸方向端面25a(例えば、図9の252a)には、軸方向に突出するターミナル部25f(例えば、図9のコイル接続部252fに相当)が形成されており、バスバー25Xとは異なるバスバー25(第2のバスバー、例えば図9のU相バスバー251に相当、以下ではバスバー25Yと表記)の軸方向端面25a(例えば、図9の251a)を覆う接着部材26b(絶縁部材)により、バスバー25Xのターミナル部25fであって、バスバー25Yの軸方向端面25aに沿って対向する部分と、バスバー25Yの軸方向端面25aと、の間が絶縁されるようにしたので、両者の間を絶縁するための絶縁部材を別途必要とせずに、バスバー25間の絶縁性を確保することができる。本実施の形態1において、バスバー25Xのターミナル部25f(コイル接続部)とバスバー25Yの軸方向端面25aとの間に接着部材25bを充填することで、両者の間を覆うように接着すれば、ターミナル部25fをより確実に固定することができる。
なお、本実施の形態1において、ステータコイル23は、バスバー25の内周側に位置しており、コイル接続部25f(ターミナル部25f)は、径方向内側に延びて各相のステータコイル23の一端と接続される場合について示したが、ステータコイル23がバスバー25の外周側に位置しても構わない。この場合、例えば、V相バスバー252のコイル接続部252g(ターミナル部25g)は、W相バスバー253(V相バスバー252とは異なるバスバー)の軸方向端面253a、及びホルダ27の軸方向端面27a(外周側)に沿って径方向外側に延びて、V相ステータコイル232の一端と接続される。また、各バスバー25の軸方向端面25aより軸方向に突出する給電部25eについても、コイル接続部25fと同様、径方向内側又は径方向外側に延びて、電力変換回路に接続されるようにしてもよい。
さらに、本実施の形態1においては、バスバー25Yの軸方向端面25aを覆う接着部材26bにより、バスバー25Xのターミナル部25fと、第2のバスバーの軸方向端面25aとの間が覆われる場合について示したが、この場合に限らず、バスバー25のうち、例えば、中性点バスバー254について、図12に示すように、アラミド紙364a(シート状絶縁部材36a)により、中性点バスバー254の径方向両側面254b及び軸方向端面254cのみならず、コイル接続部254f(ターミナル部25f)を覆うようにしてもよい。中性点バスバー254のターミナル部254fのうち、少なくとも中性点バスバー254とは異なるバスバー(W相バスバー253、V相バスバー252、及びU相バスバー251)の軸方向端面253a〜251aに沿って対向する部分がアラミド紙364aにより覆われることにより、バスバー25間の絶縁信頼性を保ちつつ、さらなる小型化が可能なステータ20及びこれを備えた回転電機100を提供することができる。他のターミナル部25fであるコイル接続部251f〜253fについても同様の効果が得られる。また、バスバー25Xのターミナル部25fであって、バスバー25Yの軸方向端面25aに沿って対向する部分と、バスバー25Yの軸方向端面25aとの間を覆うものとして、上記した接着部材26b、シート状絶縁部材26aとは異なる絶縁部材32を別途設け、この絶縁部材32により、両者間を覆ってもよい。
また、本発明の実施の形態1に係るステータ20によれば、バスバー25とシート状絶縁部材26aとが、接着部材26bにより接着されているので、バスバー25とシート状絶縁部材26aとを密着させることができ、バスバー25間の絶縁信頼性がより向上したステータ20及びこれを備えた回転電機100を提供することができる。
さらに、本発明の実施の形態1に係るステータ20によれば、バスバー25を保持するホルダ27を備え、バスバー25の径方向両側面25bと軸方向端面25cを覆うシート状絶縁部材26aが、このホルダ27に、接着部材26bにより接着されているので、ホルダ27内に、バスバー25をより確実に固定することができるとともに、各バスバー25の位置が固定されるので、バスバー25間の絶縁信頼性がさらに向上したステータ20及びこれを備えた回転電機100を提供することができる。
さらにまた、本実施の形態1において、バスバー25の径方向両側面25bと軸方向端面25cを覆うシート状絶縁部材26aは、図3に示すように、4枚のアラミド紙261a〜264aで構成され、各バスバー251〜254をそれぞれ1枚のアラミド紙261a〜264aで覆う場合が示されているが、この場合に限らず、例えば、図13に示すように、絶縁部材37は、シート状絶縁部材37aと電気絶縁性を有する接着部材37bとからなり、シート状絶縁部材37aは、2枚のアラミド紙371a、372aで構成され、U相バスバー251、V相バスバー252を1枚のアラミド紙371aで覆い、W相バスバー253、中性点バスバー254を1枚のアラミド紙372aで覆うようにしたり、図14に示すように、絶縁部材38は、シート状絶縁部材38aと電気絶縁性を有する接着部材38bとからなり、シート状絶縁部材38aは、1枚のアラミド紙381aで構成され、バスバー251〜254を1枚のアラミド紙381aで覆うようにしてもよい。図13に示した例の場合、アラミド紙371aは、U相バスバー251の軸方向端面251c、V相バスバー252の軸方向端面252aを覆うとともに、U相バスバー251、V相バスバー252間(隣接するバスバー間)の径方向側面を連続して覆い、かつ、U相バスバー251、V相バスバー252の径方向両側面251b、252bをも覆うものであり、アラミド紙372aは、W相バスバー253の軸方向端面253c、中性点バスバー254の軸方向端面254aを覆うとともに、W相バスバー253、中性点バスバー254間(隣接するバスバー間)の径方向側面を連続して覆い、かつ、W相バスバー253、中性点バスバー254の径方向両側面253b、254bをも覆うものであるので、4枚のアラミド紙261a〜264aで構成される場合に比べて、部品点数が低減することによりコストが低減されることに加え、アラミド紙371a、372aにより、隣接するバスバー間(バスバー251、252間又はバスバー253、254間)の径方向側面が連続して覆われているので、振動等が発生したとしても、各バスバー251〜254の軸方向への移動が規制されることから、耐振性の向上したステータ20及びこれを備えた回転電機100を提供することができる。図14に示した例の場合、図13の場合と同様、耐振性の向上に加え、シート上絶縁部材38aが1枚のアラミド紙381aで構成されているので、図14の場合よりも、さらに部品点数が低減し、より一層のコスト低減を図ることができる。
実施の形態2.
以下、実施の形態2に係るステータ40を備えた回転電機200について図15〜図21に基づいて説明する。図15は、本発明の実施の形態2に係る回転電機200のステータ40を構成する絶縁部材46の断面図である。図15に示すように、実施の形態2に係るステータ40を備えた回転電機200は、バスバー25を覆う絶縁部材46の構成が実施の形態1で示した絶縁部材26とは異なる。他の構成は上記実施の形態1の回転電機100と同様であるので、詳細説明は省略する。なお、図15以降の図中に付した符号のうち、前出のものと同一の符号は同一の部分を示す。
図15に示すように、バスバー25は、4本のバスバー251〜254からなり、絶縁部材46は、各バスバー25の、径方向両側面25b及び軸方向両端面25a、25cを覆うシート状絶縁部材46aからなる。シート状絶縁部材46aは、上記シート状絶縁部材26aと同様、例えばアラミド紙等からなるシート状の絶縁部材であり、図15には、4枚のアラミド紙461a〜464aで構成され、各バスバー25をそれぞれ1枚のアラミド紙で覆う場合が示されている。U相バスバー251を覆うアラミド紙461aは、略C字状であり、U相バスバー251の径方向両側面251b及び軸方向両端面251a、251cを覆うものである。アラミド紙461aの両端部461a1は、U相バスバー251の径方向側面251b(図では内周側)で対向するように配置されている。なお、図15には、アラミド紙461aの両端部461a1が、U相バスバー251の径方向側面251bであって、その内周側で対向するように配置されている場合について示されているが、アラミド紙461aの両端部461a1が外周側で対向するように配置されていてもよい。また、図16に示すように、アラミド紙471aの両端部471a1は、U相バスバー251の径方向側面251bで対向するのではなく、各バスバー25を覆うアラミド紙47aの両端部47a1(端部同士)が、例えば軸方向端面25a付近で圧接又は圧着されるようにしてもよい。このように、アラミド紙461a〜464aは、バスバー251〜254の径方向両側面251b〜254bを覆うので、隣接するバスバー25間の絶縁性を確保することができる。
アラミド紙461aによりバスバー251が覆われると、バスバー251とアラミド紙461aとの間に、接着剤31を充填することで、両者は接着される。他のアラミド紙462a〜464aについても同様であるので、説明は省略する。また、アラミド紙461a〜464aにより覆われたバスバー251〜254が、ホルダ27に回転電機100の軸方向から差し込まれると、ホルダ27とアラミド紙461a〜464aとの間に、接着剤31を充填することで、両者は接着される。なお、図16には、各バスバー25とアラミド紙47aとの間を全周にわたって接着剤31が充填されている場合が示されているが、この場合に限らず、図17に示すように、絶縁部材47は、4枚のアラミド紙471a〜474aからなるシート状絶縁部材47aであり、シート状絶縁部材47a(アラミド紙471a〜474a)の両端部47a1(471a1〜474a1)が、例えばバスバー25の軸方向端面25a付近で圧接又は圧着される場合、各バスバー25とシート状絶縁部材47a(アラミド紙471a〜474a)との間であって、少なくともバスバー25の軸方向端面25aに、接着剤31を充填することで、各バスバー24とシート状絶縁部材47aとの間が接着されるようにしてもよい。
また、上記実施の形態1と同様、バスバー25の軸方向端面25aには、軸方向に突出するターミナル部25e、25fが形成されている。ターミナル部25e、25fの形状等は、上記実施の形態1と同様であるが、絶縁部材46の構成が、上記実施の形態1で示した絶縁部材26とは異なることから、以下では、図18を参照しながら、ターミナル部25e、25fのうち、中性点バスバー254のコイル接続部254fについて詳述する。図18は、中性点バスバー254のコイル接続部254f付近の断面図である。中性点バスバー254のコイル接続部254fは、W相バスバー253、V相バスバー252、及びU相バスバー251(中性点バスバー254とは異なるバスバー)の軸方向端面253a〜251a、及びホルダ27の軸方向端面27a(内周側)に沿って径方向内側に延びて、U相ステータコイル231の一端と接続されている。
以上で述べたように、本発明の実施の形態2に係るステータ40は、円環状に形成されて、径方向に積層される複数のバスバー25(251〜254)と、各バスバー25の、径方向両側面25b(251b〜254b)及び軸方向両端面25a(251a〜254a)、25c(251c〜254c)を覆う絶縁部材46(461〜464)と、を備え、この絶縁部材46は、各バスバー25の、径方向両側面25b及び軸方向両端面25a、25cを覆うシート状絶縁部材46aを含むようにしたので、径方向に積層されたバスバー25の、互いに隣接するバスバー25間は、各バスバー25の径方向両側面25cを覆うシート状絶縁部材26aにより絶縁されることから、バスバー25間の沿面距離を確保するためのスペースを別途設けることなく、バスバー25間の絶縁性を確保することができる。それゆえ、従来、別途設けていたスペースの分、バスバー間の径方向の幅を小さくすることができるので、バスバー25間の絶縁信頼性を保ちつつ、さらなる小型化が可能なステータ40及びこれを備えた回転電機200を提供することができる。
また、バスバーの軸方向端面が外部に露出している場合には、外部からの異物混入により汚損等の影響を受ける虞があるが、本実施の形態2においては、上記実施の形態1と同様、各バスバー25の軸方向端面25a、25cが外部に露出していないので、異物混入の影響を受けることもない。
また、本発明の実施の形態2によれば、各バスバー25(251〜254)を覆うシート状絶縁部材46a(アラミド紙461a〜464a)の両端部46a1(461a1〜464a1)は、各バスバー25の径方向側面25bで対向するように配置されているので、シート状絶縁部材46aにより覆われた各バスバー25は、軸方向に対して小型化を図ることができる。それゆえ、軸方向に対して小型化が可能なステータ40及びこれを備えた回転電機200を提供することができる。
なお、本実施の形態2においては、シート状絶縁部材46aの両端部46a1が、各バスバー25の径方向側面25bで対向するように配置される場合について示したが、この変形例として、図19に示すように、絶縁部材48は、4枚のアラミド紙481a〜484aからなるシート状絶縁部材48aであって、シート状絶縁部材48a(アラミド紙481a〜484a)の両端部48a1(481a1〜484a1)が、各バスバー25の軸方向端面25aで対向するように配置されるようにしてもよい。この場合、シート状絶縁部材48aにより覆われた各バスバー25は、径方向に対してさらなる小型化を図ることができる。それゆえ、径方向に対して小型化が可能なステータ40及びこれを備えた回転電機200を提供することができる。
また、本発明の実施の形態2によれば、上記実施の形態1と同様、U相バスバー251〜W相バスバー253の軸方向端面251a〜253aには、軸方向に突出するコイル接続部251f〜253f(ターミナル部25f)がそれぞれ形成され、これらのコイル接続部のうち、例えば中性点バスバー254のコイル接続部254fは、図18に示すように、W相バスバー253、V相バスバー252、及びU相バスバー251(中性点バスバー254とは異なるバスバー)の軸方向端面253a〜251aに沿って径方向内側に延びるとともに、コイル接続部254f(ターミナル部25f)とW相バスバー253〜U相バスバー251の軸方向端面253a〜251aとの間を覆うシート状絶縁部材46a(アラミド紙463a〜461a)を備えるようにしたので、中性点バスバー254のコイル接続部254fと、W相バスバー253〜U相バスバー251の軸方向端面253a〜251aとの間は、アラミド紙463a〜461aにより絶縁されることから、両者の間の沿面距離を確保するためのスペースを別途設けることなく、両者間の絶縁性を確保することができる。それゆえ、従来、別途設けていたスペースの分、W相バスバー253〜U相バスバー251の軸方向端面253a〜251aと、中性点バスバー254のターミナル部25f(コイル接続部254f)であって、中性点バスバー254とは異なるバスバー(W相バスバー253〜U相バスバー251)の軸方向端面253a〜251aに沿って対向している部分と、の間の軸方向の高さを小さくすることができるので、両者間の絶縁信頼性を保ちつつ、さらなる小型化が可能なステータ40及びこれを備えた回転電機200を提供することができる。他のターミナル部25fであるコイル接続部251f〜253fについても同様の効果が得られる。
なお、本実施の形態2においては、W相バスバー253〜U相バスバー251の軸方向端面253a〜251aを覆うアラミド紙463a〜461aにより、中性点バスバー254のコイル接続部254f(ターミナル部25f)と、W相バスバー253〜U相バスバー251の軸方向端面253a〜251aとの間が覆われる場合について示したが、この場合に限らず、図20に示すように、アラミド紙564a(シート状絶縁部材56a)により、中性点バスバー254の径方向両側面254b、軸方向端面254cのみならず、コイル接続部254f(ターミナル部25f)を覆うようにしてもよい。中性点バスバー254のターミナル部254fのうち、少なくとも中性点バスバー254とは異なるバスバー(W相バスバー253、V相バスバー252、及びU相バスバー251)の軸方向端面253a〜251aに沿って対向する部分がアラミド紙564aにより覆われることにより、バスバー25間の絶縁信頼性を保ちつつ、さらなる小型化が可能なステータ40及びこれを備えた回転電機200を提供することができる。他のターミナル部25fであるコイル接続部251f〜253fについても同様の効果が得られる。また、バスバー25Xのターミナル部25fであって、バスバー25Yの軸方向端面25aに沿って対向する部分と、バスバー25Yの軸方向端面25aとの間を覆うものとして、上記したシート状絶縁部材46aとは異なる絶縁部材32を別途設け、この絶縁部材32により、両者間を覆ってもよい。また、上記実施の形態1と同様、ステータコイル23が、バスバー25の外周側に位置しており、コイル接続部が径方向外側に延びて、ステータコイル23の一端と接続されるようにしてもよいし、各バスバー25の軸方向端面25aより軸方向に突出する給電部25eについても、コイル接続部と同様、径方向に延びて、電力変換回路に接続されるようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態2に係るステータ40によれば、バスバー25とシート状絶縁部材46aとが、接着剤31により接着されているので、バスバー25とシート状絶縁部材46aとを密着させることができ、バスバー25間の絶縁信頼性がより向上したステータ40及びこれを備えた回転電機200を提供することができる。
さらに、本発明の実施の形態2に係るステータ40によれば、バスバー25を保持するホルダ27を備え、バスバー25の径方向両側面25b及び軸方向両端面25a、25cを覆うシート状絶縁部材46aが、このホルダ27に、接着剤31により接着されているので、ホルダ27内に、バスバー25をより確実に固定することができるとともに、各バスバー25の位置が固定されるので、バスバー25間の絶縁信頼性がさらに向上したステータ40及びこれを備えた回転電機200を提供することができる。
さらにまた、本実施の形態2において、バスバー25の径方向両側面25b及び軸方向両端面25a、25cを覆うシート状絶縁部材46aは、図15に示すように、4枚のアラミド紙461a〜464aで構成され、各バスバー251〜254をそれぞれ1枚のアラミド紙461a〜444で覆う場合が示されているが、この場合に限らず、例えば、図21に示すように、絶縁部材57は、シート状絶縁部材57aからなり、シート状絶縁部材57aは、2枚のアラミド紙571a、572aで構成され、U相バスバー251、V相バスバー252を1枚のアラミド紙571aで覆い、W相バスバー253、中性点バスバー254を1枚のアラミド紙572aで覆うようにしてもよい。図21に示した例の場合、アラミド紙571aは、U相バスバー251の軸方向端面251c、V相バスバー252の軸方向端面252aを覆うとともに、U相バスバー251、V相バスバー252間(隣接するバスバー間)の径方向側面を連続して覆い、かつ、U相バスバー251の軸方向端面251a、V相バスバー252の軸方向端面252c及びU相バスバー251、V相バスバー252の径方向両側面251b、252bをも覆うものであり、アラミド紙572aは、W相バスバー253の軸方向端面253c、中性点バスバー254の軸方向端面254aを覆うとともに、W相バスバー253、中性点バスバー254間(隣接するバスバー間)の径方向側面を連続して覆い、かつ、W相バスバー253の軸方向端面253a、中性点バスバー254の軸方向端面254c及びW相バスバー253、中性点バスバー254の径方向両側面253b、254bをも覆うものであるので、4枚のアラミド紙461a〜464aで構成される場合に比べて、部品点数が低減することによりコストが低減されることに加え、アラミド紙571a、572aにより、隣接するバスバー間(バスバー251、252間又はバスバー253、254間)の径方向側面が連続して覆われているので、振動等が発生したとしても、各バスバー251〜254の軸方向への移動が規制されることから、耐振性の向上したステータ40及びこれを備えた回転電機200を提供することができる。
本発明の実施の形態1、2で示した回転電機100、200は、ロータ10とステータ20、又はロータ10とステータ40とを備えた一般的な回転電機であり、本発明に係る構成を有するステータを備えた駆動モータ(電動機)に適用可能であるとともに、例えば、オルタネータ等の発電機や電動機と発電機の機能を備えたモータジェネレータにも適用可能である。
10:ロータ、20、40:ステータ、21:ステータコア、
21a:ヨーク部、21b:ティース部、22:ボビン、
23、231、232、233:ステータコイル(固定子巻線)、
24:コアホルダ、25、251、252、253、
254:バスバー、25a、
25c:軸方向端面、25b:径方向側面、
25e:給電部(ターミナル部)、
25f、25g:コイル接続部(ターミナル部)、
26、36、37、38、46、47、48、56、57:絶縁部材、
26a、36a、37a、38a、46a、47a、48a、56a、
57a、261a、262a、263a、264a:シート状絶縁部材、
26b:接着部材(絶縁性を有する接着部材)、
27、28、29:ホルダ、27a:軸方向端面、27b:保持溝、
31:接着剤、32:絶縁部材、60:ロータ軸、
70:フレーム、100、200:回転電機、
26a1、46a1、47a1、48a1:両端部。

Claims (7)

  1. 円環状に形成されたステータコアと、
    前記ステータコアの外周に巻回されたステータコイルと、
    それぞれ前記ステータコイルの一端と電気的に接続され、前記ステータコアの外周側で円環状に形成される複数のバスバーと、
    前記バスバーを互いに径方向に積層された状態で保持する絶縁性のホルダと、
    前記ホルダ内で前記バスバーを互いに絶縁保持する絶縁部材を備え、
    前記絶縁部材は、前記バスバーの径方向両側面と軸方向端面に連続し、周方向に連続して延在するシート状絶縁部材と、前記シート状絶縁部材と各バスバー及び前記ホルダとの間に充填され前記シート状絶縁部材と各バスバー及び前記ホルダ相互間を接着する絶縁性接着部材とで構成されたことを特徴とするステータ。
  2. 前記絶縁性接着部材は、前記軸方向端面のうちの少なくとも他方を覆うとともに前記シート状絶縁部材の端部同士を接着することを特徴とする請求項1に記載のステータ。
  3. 前記シート状絶縁部材の両端部は、前記バスバーの径方向側面で対向するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のステータ。
  4. 前記シート状絶縁部材の両端部は、前記バスバーの軸方向端面で対向するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のステータ。
  5. 前記シート状絶縁部材は、隣接するバスバー間の径方向側面を、連続して覆っていることを特徴とする請求項1に記載のステータ。
  6. バスバーの軸方向端面には、軸方向に突出するターミナル部が形成され、前記ターミナル部は、前記バスバーとは異なるバスバーの軸方向端面に沿って径方向に延びるとともに、前記ターミナル部と前記異なるバスバーの軸方向端面との間を覆う絶縁部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載のステータ。
  7. 請求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載のステータと、前記ステータに対向して回転可能に配置されたロータと、を備えた回転電機。
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