JP5969790B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、ステータのスロットに収納され回転磁界を発生させる導電部材を有し、電動機又は発電機として動作する回転電機に関する。
従来から、円環状に形成されたステータと、該ステータの中心部に回転自在に挿入されるロータとを有し、前記ステータのスロットに巻回された複数のコイルによって回転磁界を発生させ、前記ロータを回転させる回転電機が知られている。例えば、このような回転電機を高電圧で用いる場合には、複数のコイル間の電位差が大きくなるため、それに伴って、絶縁補償を行う必要がある。一般的に、上述したコイル間の電位差を抑えるために、同一のスロットに同相のコイルを配置して絶縁補償を行ったり、前記スロットに異相のコイルを配置する場合には、特許文献1及び2に開示されているように、前記コイルの間に絶縁部材を追加することで電位差の大きな異相のコイル間の絶縁補償を行っている。
また、特許文献3には、コイルの表面を覆う絶縁被膜層を厚くすることで、電位差に対する絶縁補償を行っている回転電機が開示されている。
実開昭63−146443号公報 特開2009−195004号公報 特開2010−183839号公報
しかしながら、上述した特許文献1〜3の従来技術においては、例えば、回転電機を高電圧化させる場合に、さらなる追加の絶縁部材が必要であったり、コイルの絶縁被膜層をさらに厚くする必要が生じる。その結果、絶縁部材が増加することでスロットを大きく形成する必要があり、一方、前記コイルの絶縁被膜層が厚くなることで、同一本数のコイルをスロットに配置しようとした場合にも、前記スロットを大きく形成する必要があるため、スロットを有するステータが大型化し、それに伴って、回転電機の大型化を招くこととなる。
また、スロット内における絶縁部材の数量や厚さを増加させることで、相対的にコイルの断面積が減少し、前記コイルの発熱量が多くなるという問題が生じる。さらに、一般的に、上述したような絶縁部材は熱を通しにくいため、コイルで発生した熱を効率的に逃がすことが難しいという問題がある。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、装置を大型化させることなく、異なる相のコイルが同一のスロット内に配置された場合におけるコイル間の絶縁補償レベルを低下させることが可能な回転電機を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、複数のスロットを有したステータと、前記スロット内に異なる相のコイルが配置される回転電機であって、
前記異なる相のコイルは、複数のコイルのうちで最も中点側に位置する第1のコイルと、
前記中点とは反対側に位置する第2のコイルと、
をそれぞれ備え、
前記スロット内において、前記第1のコイル同士が隣接するように配置されることを特徴とする。
本発明によれば、異なる相のコイルがステータのスロットに配置される回転電機において、前記異なる相のコイルが、複数のコイルのうちで最も中点側に位置する第1のコイルと、前記中点とは反対側に位置する第2のコイルとからそれぞれ構成され、前記スロット内において、一方の異なる相のコイルにおける第1のコイルと、他方の異なる相のコイルにおける第1のコイルとが隣接するように配置される。
従って、中点側に設けられ電圧の低い第1のコイル同士を隣接配置することで、電圧の高い第2のコイル同士を隣接配置した場合と比較し、両者の間の電位差を小さくすることができるため、異なる相のコイル間における絶縁補償レベルを低下させることができる。その結果、従来技術に係る回転電機のように、絶縁を行う絶縁部材の厚さが必要以上に厚くなったり、新たな別の絶縁部材を追加したり、さらには、コイルの絶縁被膜を厚くする必要がないため、スロットにおけるコイルの断面積を相対的に増加させることができ、それに伴って、回転電機の小型化を図ることができると共に、コイルで発生した熱を効率的に放熱させることができる。
また、スロットは、異なる相のコイルが配置される第1スロットと、
同一の相のコイルが配置される第2スロットと、
を備え、
前記第2スロットには、前記第2のコイルを配置するとよい。
これにより、中点とは反対側に位置し電圧の高い第2のコイルを、同一の相が配置される第2スロットに配置することで、電位差の大きくなる第2のコイル同士を絶縁することなく同一のスロットに配置することができると共に、異なる相であり電位差の小さな第1のコイル同士を、第2スロットとは別の第1スロットに隣接して配置することが可能となる。
さらに、スロット内に異なる相のコイルと同一の相のコイルとをそれぞれ複数備え、前記異なる相のコイル及び前記同一の相のコイルを、隣接するコイル同士の電位差が小さくなるように順に配置するとよい。これにより、スロット内に複数設けられたコイルは、互いに隣接したコイル同士の電位差が順に小さくなるように配置されているため、隣接配置されたコイル同士の電位差を抑制することができると共に、該コイルに対してさらに隣接した別のコイル同士の電位差も抑制することができるため、前記複数のコイル間の電位差をそれぞれ抑制することで絶縁補償のレベルを低下させることができる。
さらにまた、スロット内に異なる相のコイルと同一の相のコイルとをそれぞれ複数備え、前記異なる相のコイル及び前記同一の相のコイルを、隣接するコイル同士の電位差が、前記異なる相のコイルと前記同一の相のコイルとの境界から離間する方向に向かって順に大きくなるように配置するとよい。これにより、スロット内に複数設けられたコイルは、互いに隣接したコイル同士の電位差が、隣接部位から互いに離間する方向に向かって順に大きくなるため、隣接配置されたコイル同士の電位差を抑制することができると共に、隣接部位から離間し該コイルに対してさらに隣接した別のコイル同士の電位差も抑制することができるため、前記複数のコイル間の電位差をそれぞれ抑制することで絶縁補償のレベルを低下させることができる。
またさらに、第1のコイル同士の間に絶縁部材を設けることにより、電位差が小さいため、前記絶縁部材による絶縁補償のレベルを抑えることが可能となる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、異なる相のコイルがステータのスロットに配置される回転電機において、前記異なる相のコイルが、複数のコイルのうちで最も中点側に位置する第1のコイルと、前記中点とは反対側に位置する第2のコイルとからそれぞれ構成され、前記スロット内において、一方の異なる相のコイルにおける第1のコイルと、他方の異なる相のコイルにおける第1のコイルとが隣接するように配置することにより、前記第1のコイル間における電位差を小さくすることができる。その結果、異なる相のコイル間における絶縁補償のレベルを低下させることができ、従来技術に係る回転電機のように、絶縁を行う絶縁部材の厚さが必要以上に厚くなったり、新たな別の絶縁部材を追加したり、さらには、コイルの絶縁被膜を厚くする必要がないため、スロットにおけるコイルの断面積を相対的に増加させ、回転電機の小型化を図ることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る回転電機を構成する導電体の回路図である。 回転電機を構成するステータのスロットに対する導電体のU相コイル、V相コイル、W相コイルの配置を示す模式図である。 図2の導電体の配置を変更した変形例を示す模式図である。
本発明に係る回転電機について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
この回転電機10は、例えば、3相交流ブラシレス式モータであり、円環状のステータ12(図2参照)のスロット14に複数の導電体16が装着される。
導電体16は、図1に示されるように、U相コイル18、V相コイル20、W相コイル22が互いにY字結線されて形成される。
U相コイル18は、図示しない電力源から電力の供給されるU相端子24が接続され、該U相端子24の接続される一端部から他端部に向かって第1〜第3コイルU1、U2、U3が直列に接続されている。そして、U相コイル18の他端部には中性点26が接続される。
V相コイル20は、図示しない電力源から電力の供給されるV相端子28が接続され、該V相端子28の接続される一端部から他端部に向かって第1〜第3コイルV1、V2、V3が直列に接続されている。一方、V相コイル20の他端部には中性点26が接続される。
W相コイル22は、図示しない電力源から電力の供給されるW相端子30が接続され、該W相端子30の接続される一端部から他端部に向かって第1〜第3コイルW1、W2、W3が直列に接続され、前記W相コイル22の他端部には中性点26が接続される。
すなわち、U相コイル18、V相コイル20、W相コイル22は、その他端部が中性点26を介して互いに接続されると共に、電力の供給されるU相端子24、V相端子28、W相端子30側に配置される第1コイルU1、V1、W1が最も電圧が高く、中性点26側に向かって第2コイルU2、V2、W2、第3コイルU3、V3、W3の順番で電圧が段階的に小さくなる。換言すれば、U相コイル18、V相コイル20、W相コイル22において、第3コイルU3、V3、W3が最も低電圧となる。
次に、ステータ12の各スロットに対するU相コイル18、V相コイル20、W相コイル22の配置について、図2を参照しながら説明する。なお、この図2は、ステータ12の軸方向と直交する断面を直線状に展開した模式図である。また、各スロット14(14a〜14e)には、それぞれ8本のコイルが配置されるものとする。
先ず、第2スロット14bには、U相コイル18において最もU相端子24となる第1コイルU1のみが配置される。すなわち、第2スロット14bには、同一の相であるU相コイル18の第1コイルのみが配置されている。この第1コイルU1は、第2スロット14bに対して8本配置され、同相であるため該第1コイルU1の間に絶縁部材32を設ける必要がない。
次に、第2スロット14bに隣接する第1スロット14aには、U相コイル18における第2及び第3コイルU2、U3と、W相コイル22における第2及び第3コイルW2、W3とが配置される。なお、第1スロット14aにおける外周側(矢印A方向)にU相コイル18が配置され、前記第1スロット14aにおける内周側(矢印B方向)にW相コイル22が配置される。
この第1スロット14aでは、その内部に配置されるU相コイル18とW相コイル22とが異相であるため、その第1スロット14aの長手方向(矢印A、B方向)に沿った略中央部となる境界部位に絶縁部材32が設けられる。絶縁部材32は、例えば、セルロース系の電気絶縁材料で形成された絶縁紙から形成され、第1スロット14aの長手方向と直交するように配置される。
また、U相コイル18とW相コイル22とは、異相であるため、絶縁部材32を挟んで配置される前記U相コイル18と前記W相コイル22との間の電位差が小さくなるように配置される。具体的には、U相コイル18及びW相コイル22では、それぞれ中性点26に最も近い位置に配置された第3コイルU3、W3が絶縁部材32に隣接するようにそれぞれ配置され、該第3コイルU3、W3と比較し、U相端子24、W相端子30側に形成され電圧の高い第2コイルU2、W2がそれぞれ前記第3コイルU3、W3に対して外周側(矢印A方向)、内周側(矢印B方向)に配置される。
すなわち、最も電圧の低い第3コイルU3と第3コイルW3とを隣接するように配置することで、U相コイル18とW相コイル22との間の電位差を小さく抑えることができるため、その間に設けられる絶縁部材32の絶縁補償を最小限のレベル(例えば、厚さ寸法)で対応することができる。
また、第3コイルU3の外周側(矢印A方向)に、U相コイル18において2番目に電圧の低い第2コイルU2を配置し、一方、第3コイルW3の内周側(矢印B方向)に、W相コイル22において2番目に電圧の低い第2コイルW2を配置することで、絶縁部材32を中心とし、且つ、該絶縁部材32に対して略同一の離間距離で第2コイルU2、W2が配置される。そのため、第3コイルU3、W3のみならず、該第3コイルU3、W3に隣接配置された第2コイルU2、W2同士の電位差も抑制することができるため、前記第2コイルU2、W2の電位差に起因して絶縁部材32の絶縁補償レベルを高める必要がなく、該絶縁補償レベルを抑制可能となる。
一方、第2スロット14bに隣接する第3スロット14cには、U相コイル18における第2及び第3コイルU2、U3と、V相コイル20における第2及び第3コイルV2、V3とが配置される。第3スロット14cでは、その内部に配置されるU相コイル18とV相コイル20とが異相であるため、第1スロット14aと同様に、その第3スロット14cの長手方向(矢印A、B方向)に沿った略中央部に絶縁部材32が設けられる。なお、絶縁部材32は、第1スロット14aに設けられたものと同様のものが用いられる。
また、U相コイル18とV相コイル20とは、異相であるため、絶縁部材32を挟んで配置される前記U相コイル18と前記V相コイル20との間の電位差が小さくなるように配置される。具体的には、U相コイル18及びV相コイル20では、それぞれ中性点26に近い位置に配置された第3コイルU3、V3が絶縁部材32に隣接するように配置され、該第3コイルU3、V3と比較し、U相端子24、V相端子28側に形成され電圧の高い第2コイルU2、V2がそれぞれ前記第3コイルU3、V3に対して内周側(矢印B方向)、外周側(矢印A方向)に配置される。
すなわち、最も電圧の低い第3コイルU3と第3コイルV3とを隣接するように配置することで、U相コイル18とW相コイル22との間の電位差を小さく抑えることができるため、その間に設けられる絶縁部材32の絶縁補償を最小限のレベル(例えば、厚さ寸法)として対応することが可能となる。
また、第3コイルU3の内周側(矢印B方向)に、U相コイル18において2番目に電圧の低い第2コイルU2を配置し、一方、第3コイルV3の外周側(矢印A方向)に、V相コイル20において2番目に電圧の低い第2コイルV2を配置することで、絶縁部材32を中心とし、且つ、該絶縁部材32に対して略同一の離間距離で第2コイルU2、V2が配置されるため、前記第3コイルU3、V3のみならず、隣接配置された第2コイルU2、V2同士の電位差も抑制することができる。その結果、第2コイルU2、V2の電位差に起因して絶縁部材32の絶縁補償レベルが高くなってしまうことが防止される。
なお、上述した実施の形態では、第1スロット14aにおけるU相コイル18とW相コイル22との配置、第3スロット14cにおけるU相コイル18とV相コイル20との配置について説明したが、上述した配置関係に限定されるものではなく、U相コイル18、V相コイル20、W相コイル22のうちのいずれか2相を、同一のスロット14に異相として配置する際に、中性点26側に設けられた第3コイルU3、V3、W3同士を最も絶縁部材32側とし、電圧が高くなる第2コイルU2、V2、W2、第1コイルU1、V1、W1の順番で、前記絶縁部材32から離間するように順番に配置すればよい。
なお、第3スロット14cに隣接した第Nスロット14dには、V相コイル20において最もV相端子28となる第1コイルV1のみが配置される。すなわち、第Nスロット14dには、同一の相であるV相コイル20の第1コイルV1のみが配置されている。さらに隣接する第N+1スロット14eには、その外周側(矢印A方向)にW相コイル22の第2及び第3コイルW2、W3が配置され、内周側(矢印B方向)にV相コイル20の第2及び第3コイルV2、V3が配置される。この場合も、絶縁部材32を挟んで第3コイルV3、W3同士が隣接するように配置されている。
以上のように、本実施の形態では、3相のU相コイル18、V相コイル20、W相コイル22からなる導電体16を有した回転電機10において、ステータ12のスロット14に異相のコイルを配置する際、絶縁部材32を挟んで一方のコイルと他方のコイルとを配置すると共に、前記コイルにおける中性点26に最も近い第3コイルU3、V3、W3を前記絶縁部材32に隣接するように配置する。これにより、最も電圧の低い第3コイルU3、V3、W3を絶縁部材32を挟んで隣接して配置することで、異相となるU相コイル18、V相コイル20、W相コイル22の間の電位差を抑制できるため、前記絶縁部材32に要求される絶縁補償レベルを最小限とすることができる。
そのため、従来技術に係る回転電機のように、絶縁部材の厚さが必要以上に厚くなったり、新たな別の絶縁部材を追加したり、さらには、コイルの絶縁被膜を厚くする必要が生じることがないため、絶縁部材32及び導電体16の小型化に伴って、スロット14における導電体16の断面積を相対的に増加させることができる。その結果、導電体16をより効率的にスロット14に配置でき、それに伴って、回転電機10の小型化を図ることができると共に、前記導電体16で発生した熱を効率的に放熱させることができる。
また、U相コイル18、V相コイル20、W相コイル22において、最も電圧の高い第1コイルU1、V1、W1は、異相となるコイルと組み合わせることなく、同相のコイルのみで同一のスロット14(第2スロット14b、第Nスロット14d)に配置するとよい。これにより、同相であるためスロット14内に絶縁部材32を設ける必要がなく、異相となる別のコイルを前記スロット14とは別のスロットへと配置することが可能となる。
すなわち、同一のスロット14に対して、電圧が高く、且つ、異相となる第1コイルU1、V1、W1同士を配置した場合に懸念させる電位差の増加が防止され、それに伴って、絶縁補償のレベルを高くする必要がないため、例えば、絶縁部材32の厚さや数量の増加を防止することが可能となる。
また、図3に示す変形例に係る回転電機50では、U相コイル18における第1〜第3コイルU1、U2、U3と、V相コイル20における第1〜第3コイルV1、V2、V3をそれぞれ同一のスロット52に配置している。この場合、U相コイル18とV相コイル20とが異相であるため、その境界部位に絶縁部材32が設けられると共に、前記絶縁部材32を挟んで、最も中性点26側であり電圧の低い第3コイルU3、V3が隣接するように設けられ、第1コイルU1が最も内周側(矢印B方向)、第1コイルV1が最も外周側(矢印A方向)となるようにそれぞれ配置される。
これにより、最も電圧の高い第1コイルV1を、絶縁部材32から最も離れたスロット52の外周側(矢印A方向)、第1コイルU1を内周側(矢印B方向)に配置しているため、前記絶縁部材32の絶縁補償に影響を及ぼすことがなく、該絶縁補償のレベルを高めずに絶縁することが可能となる。
なお、本発明に係る回転電機は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10、50…回転電機 12…ステータ
14、52…スロット 14a…第1スロット
14b…第2スロット 14c…第3スロット
14d…第Nスロット 14e…第N+1スロット
16…導電体 18…U相コイル
20…V相コイル 22…W相コイル
24…U相端子 26…中性点
28…V相端子 30…W相端子
32…絶縁部材

Claims (5)

  1. 複数のスロットを有したステータと、前記スロット内に異なる相のコイルが配置される回転電機であって、
    前記異なる相のコイルは、複数のコイルのうちで最も中点側に位置する第1のコイルと、
    前記中点とは反対側に位置する第2のコイルと、
    をそれぞれ備え、
    前記スロット内において、前記第1のコイル同士が隣接するように配置されることを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1記載の回転電機において、
    前記スロットは、前記異なる相のコイルが配置される第1スロットと、
    同一の相のコイルが配置される第2スロットと、
    を備え、
    前記第2スロットには、前記第2のコイルが配置されることを特徴とする回転電機。
  3. 請求項1又は2記載の回転電機において、
    前記スロット内に前記異なる相のコイルと前記同一の相のコイルとをそれぞれ複数備え、前記異なる相のコイル及び前記同一の相のコイルは、隣接するコイル同士の電位差が小さくなるように順に配置されることを特徴とする回転電機。
  4. 請求項1又は2記載の回転電機において、
    前記スロット内に前記異なる相のコイルと前記同一の相のコイルとをそれぞれ複数備え、前記異なる相のコイル及び前記同一の相のコイルは、隣接するコイル同士の電位差が、前記異なる相のコイルと前記同一の相のコイルとの境界から離間する方向に向かって順に大きくなるように配置されることを特徴とする回転電機。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転電機において、
    前記第1のコイル同士の間には、絶縁部材が設けられることを特徴とする回転電機。
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