JP5836674B2 - シートベルト装置 - Google Patents
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Description
好ましくは、前記スライド手段は、前記タング係合検出手段によってバックルに対するタングの係合を検出したとき、前記スライダを引き込むことで前記バックルを前記係合位置から前記固定位置へ移動する(請求項3)。
好ましくは、前記スライド手段は、前記ベルトの張力又は張力変化を検出したとき、前記ロック解除ボタンによってスライダのロックを解除した後、前記スライダを送り出すことで前記バックルを前記固定位置から前記係合位置へ移動する(請求項5)。
好ましくは、前記バックル移動手段は、前記タング係合検出手段によって前記バックルに対する前記タングの係合を検出した後に前記スライド手段が作動しないとき、警報を発して乗員に注意喚起する警報手段を備える(請求項7)。
また、乗員はタング及びベルトを肩部から腰腹部にかけて移動させる必要が無いため、衣類にタング及びベルトが引っ掛かって衣類に損傷を来す可能性が低減される。しかも、スライダ、ひいてはバックルは、シートに着座した乗員の膝部の上部、且つ上胴部の前部となる領域を通過することから、衣類にバックル及びスライダが引っ掛かって衣類に損傷を来す可能性も低減される。
スライダ20の外端部にバックル12が装着され、スライダ20の内端部はスライド手段22を構成する図示しない機構部に連結されている。スライド手段22及びロック手段26は支持部2bに図示しないブラケットで支持、固定されている。尚、スライダ20、スライド手段22、ロック手段26、ロック解除手段28、及び支持部2bは、シートベルト装置1の所定の安全基準を満たす強度及び構造を備えている。
詳しくは、リトラクタ8で検出されたベルト4の張力変化ΔFに基づいて、スライド手段22はスライダ20の送り出し又は引き込みを行い、また、タング係合検出手段24はバックル12に対するタング14の係合を検出し、また、ロック手段26はスライダ20をロックする。
警報手段30は、タング係合検出手段24によってバックル12に対するタング14の係合を検出した後に所定時間が経過してもスライド手段22が作動せず、バックル12の移動も行われないときは、シートベルト装置1の装着が不完全な危険状態であるとして警報を発し、乗員Aに注意喚起する。
先ず、図3に示すように、乗員Aがリトラクタ8からベルト4の引き出しを開始すると、リトラクタ8がベルト4の小から大となる張力変化ΔFを検出し、この張力変化ΔFによってスライド手段22はスライド手段22及び支持部2bに収容されたスライダ20を送り出す。これに伴い、バックル12が支持部2b近傍の固定位置P1から移動を開始する。
また、乗員Aはタング14及びベルト4を肩部から腰腹部にかけて移動させる必要が無いため、衣類にタング14及びベルト4が引っ掛かって衣類に損傷を来す可能性が低減される。しかも、スライダ20、ひいてはバックル12は、シート2に着座した乗員Aの膝部の上部、且つ上胴部の前部となる領域Sを通過することから、衣類にバックル12及びスライダ20が引っ掛かって衣類に損傷を来す可能性も低減される。
本発明は、上述の実施形態に制約されるものではなく種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態のようなバックル移動手段18の自動制御は、車両を総合的に制御する図示しないECU(電子制御ユニット)を経由した信号の送受信により行うことが考えられる。しかし、これに限らず、シートベルト装置1内で完結する制御システムでシートベルト装置1を制御するようにしても良い。
具体的には図7に示すように、バックル12のタング14の係合箇所に圧接センサ(タング係合検出手段)34を設けることにより、ベルト4の張力F及び張力変化ΔFではなく、圧接センサ34の信号に基づいてバックル12に対するタング14の係合又は係合解除を検出するようにタング係合検出手段24を構成することが可能である。この場合にはタング係合検出手段24の検出精度が向上して好ましい。
更に、スライダ20を手動で送り出し又は引き込み可能なようにスライド手段22を構成しても良く、この場合の外部情報又は指令32は乗員Aの操作である。
また、スライド手段22を作動させる外部情報又は指令32として、例えば車両に搭載された図示しない車速センサの信号を利用し、バックル12にタング14を係合した後にバックル12を係合位置P2から固定位置P1まで移動するためのスライド手段22の作動を車両が発進したタイミングで行うようにしても良い。この場合には、車両発進までに自由にベルト4の着脱を容易に行うことができる。
2 シート
4 ベルト
8 リトラクタ
12 バックル
14 タング
18 バックル移動手段
20 スライダ
22 スライド手段
24 タング係合検出手段
26 ロック手段
28 ロック解除手段
30 警報手段
32 外部情報又は指令
34 圧接センサ(タング係合検出手段)
36 ロック及びロック解除ボタン(ロック手段、ロック解除手段)
Claims (9)
- 乗員が着座するシートの一側部側に設けられ、ベルトの巻き取り又は引き出しを可能とするリトラクタと、
前記ベルトに装着されたタングと、
前記シートの他側部側の固定位置に設けられ、前記リトラクタからの前記ベルトを引き出すことで前記タングが係合可能となるバックルと、
前記バックルを前記固定位置から、前記シートに着座した乗員の膝部の上部、且つ上胴部の前部となる領域を通過させ、前記シートの正面部に位置する前記バックルに対する前記タングの係合位置まで移動するためのバックル移動手段とを備え、
前記バックル移動手段は、
前記バックルが装着されたスライダと、
前記スライダを送り出し又は引き込むことで前記バックルを前記固定位置と前記係合位置との間で移動可能とするスライド手段と、
前記バックルに対する前記タングの係合又は係合解除を検出するタング係合検出手段と、
前記スライダをロックし、前記バックルの移動を阻止するロック手段と、
前記ロック手段による前記スライダのロックを解除するロック解除手段と
を含み、
前記リトラクタは前記ベルトの張力又は張力変化を検出し、
前記リトラクタで検出された前記ベルトの張力又は張力変化に基づいて、前記スライド手段は前記スライダの送り出し又は引き込みを行い、前記リトラクタで検出された前記ベルトの張力又は張力変化に基づいて、前記タング係合検出手段は前記バックルに対する前記タングの係合を検出し、前記リトラクタで検出された前記ベルトの張力又は張力変化に基づいて、前記ロック手段は前記スライダをロックし、
前記ロック解除手段は、前記ロック手段に設けたロック解除ボタンであって、前記ロック解除ボタンの押下が認識されることで、前記ロック手段による前記スライダのロックを解除することを特徴とするシートベルト装置。 - 前記スライド手段は、前記ベルトの張力又は張力変化を検出したとき、前記スライダを送り出すことで前記バックルを前記固定位置から前記係合位置へ移動することを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置。
- 前記スライド手段は、前記タング係合検出手段によってバックルに対するタングの係合を検出したとき、前記スライダを引き込むことで前記バックルを前記係合位置から前記固定位置へ移動することを特徴とする請求項2に記載のシートベルト装置。
- 前記スライド手段は、前記バックルの前記係合位置から前記固定位置への移動を検出したとき、前記ロック手段によって前記スライダをロックし、前記バックルの移動を阻止することを特徴とする請求項3に記載のシートベルト装置。
- 前記スライド手段は、前記ベルトの張力又は張力変化を検出したとき、前記ロック解除ボタンによってスライダのロックが解除された後、前記スライダを送り出すことで前記バックルを前記固定位置から前記係合位置へ移動することを特徴とする請求項4に記載のシートベルト装置。
- 前記スライド手段は、前記タング係合検出手段によって前記バックルに対する前記タングの係合解除を検出したとき、前記スライダを引き込むことで前記バックルを前記係合位置から前記固定位置へ移動することを特徴とする請求項5に記載のシートベルト装置。
- 前記バックル移動手段は、前記タング係合検出手段によって前記バックルに対する前記タングの係合を検出した後に前記スライド手段が作動しないとき、警報を発して乗員に注意喚起する警報手段を備えることを特徴とする請求項6に記載のシートベルト装置。
- 車速センサを備えた車両に搭載される前記シートベルト装置であって、
前記スライド手段は、前記タング係合検出手段によって前記バックルに対する前記タングの係合を検出した後、前記車速センサにより前記車両の発進を検出したとき、前記スライダを引き込むことで前記バックルを前記係合位置から前記固定位置へ移動することを特徴とする請求項3乃至7の何れかに記載のシートベルト装置。 - 三点支持式であることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のシートベルト装置。
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