JP2005247150A - 車両のシートベルトのプリテンショナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シートベルト装置のスルータングとバックルとの係合に関し誤検知があったときは、原則として作動しないプリテンショナ装置を提供する。
【解決手段】プリテンショナ装置は、乗員Mを拘束するシートベルト31のたるみを除くたるみ除去部材55と;たるみ除去部材を駆動するモータ57と;スルータング36とバックル37との係合を検知する係合検知手段60と;シートベルトのシートSへの着席を検知する着席検知手段62と;係合検知手段及び着席検知手段から信号を受け、モータに信号を出すECU20と;から成る。ECUが車両の衝突の危険又は急制動を判定した場合に、スルータングとバックルとの係合が検知されしかも乗員の着席等が検知されたときでなければ、モータはたるみ除去部材を駆動しない。
【選択図】図2
【解決手段】プリテンショナ装置は、乗員Mを拘束するシートベルト31のたるみを除くたるみ除去部材55と;たるみ除去部材を駆動するモータ57と;スルータング36とバックル37との係合を検知する係合検知手段60と;シートベルトのシートSへの着席を検知する着席検知手段62と;係合検知手段及び着席検知手段から信号を受け、モータに信号を出すECU20と;から成る。ECUが車両の衝突の危険又は急制動を判定した場合に、スルータングとバックルとの係合が検知されしかも乗員の着席等が検知されたときでなければ、モータはたるみ除去部材を駆動しない。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両において乗員を座席に拘束するシートベルトのたるみを除去するプリテンショナ装置に関する。
近年、乗員を重大事故から保護するために、シートベルト装置の他に、プリテンショナ装置やエアバッグ装置が装備された車両が増えている。衝突時や急ブレーキ時の慣性力により乗員は急激に前方に移動し、シートベルト装置のシートベルトが急激に引き出され、リトラクタが瞬時に検知して引出しをロックする。乗員に作用する慣性力を小さくするためには、リトラクタをなるべく早くロックすることが重要である。
そのためにはシートベルトを弛みが生じない状態で装着することが望ましいが、装着時の引出しの都合を考えると限界がある。そこで、衝突が余地されるときは予め弛みを小さくして乗員が前方に移動する前に座席に拘束するプリテンショナ装置が提案されている。例えば、従来の乗員保護装置(特許文献1参照)は、加速度センサにより衝突の危険が検知されたときはプリテンショナ装置を作動させて、たるみを除去している。
特許第2946995号公報
プリテンショナ装置の作動はシートベルトが装着されていることが前提であるので(シートベルトの未装着時にプリテンショナ装置を作動させても無意味)、プリテンショナ装置の作動前にシートベルトの装着・未装着を検知することがある。しかるに、上記従来例ではプリテンショナ装置が、作動させても意味のないときに作動するおそれがある。
即ち、シートベルト装置は一般に、シートベルトの中間部をスルータングで折り返され、上半分が肩ベルト部を、下半分が腰ベルト部を形成している。バックルが車両の床部に固定されている。シートベルトの装着の検知は、スルータングとバックルとの係合による電気的導通を利用している。ここで、スルータングをバックルに係合していないにも拘わらず、何らかの原因で電気的に導通したと判断されると、プリテンショナが作動する。スルータングとバックルとの非係合時、即ちシートベルトの未装着時にプリテンショナ装置が作動しても実質的に乗員の保護には役立たず、電力の無駄使いである。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、シートベルト装置のスルータングとバックルとの係合に関し誤検知があっても、一定条件下でしか作動しない、シートベルトのプリテンショナ装置を提供することを目的とする。
本願の発明者は、プリテンショナ装置の作動前に、スルータングとバックルとの係合の他に、シートベルトの装着に関連する乗員の状態を検知又は観察することを思いついて、本発明を完成した。
(1)本願の第1発明によるプリテンショナ装置は、請求項1に記載したように、乗員を拘束するシートベルトのたるみを除くたるみ除去部材と;たるみ除去部材を駆動するモータと;スルータングとバックルとの係合を検知する係合検知手段と;シートへの乗員の着席を検知する着席検知手段と;係合検知手段及び着席検知手段から信号を受け、モータに信号を出すECUと;から成る。
(1)本願の第1発明によるプリテンショナ装置は、請求項1に記載したように、乗員を拘束するシートベルトのたるみを除くたるみ除去部材と;たるみ除去部材を駆動するモータと;スルータングとバックルとの係合を検知する係合検知手段と;シートへの乗員の着席を検知する着席検知手段と;係合検知手段及び着席検知手段から信号を受け、モータに信号を出すECUと;から成る。
このプリテンショナ装置において、ECUが車両の衝突の危険又は急制動を判定した場合に、スルータングとバックルとの係合が検知されしかも乗員の着席が検知されたとき、モータがたるみ除去部材を駆動する。換言すれば、係合及び着席の両方が検知された時のみプリテンショナ装置が作動し、両方が検知されない限りプリテンショナは作動しない。
この事情は、第2発明及び第3発明でも同様である。
この事情は、第2発明及び第3発明でも同様である。
請求項2のプリテンショナ装置は、着席検知手段はシートの座部に埋設したセンサであり、乗員の着席時と離席時とで異なる信号を前記ECUに送る。
(2)第2発明によるプリテンショナ装置は、請求項3に記載したように、乗員を拘束するシートベルトのたるみを除くたるみ除去部材と;たるみ除去部材を駆動するモータと;スルータングとバックルとの係合を検知する係合検知手段と;シートベルトの引出しを検知する引出検知手段と;係合検知手段及び前記引出検知手段から信号を受け、モータに信号を出すECUと;から成る。
(2)第2発明によるプリテンショナ装置は、請求項3に記載したように、乗員を拘束するシートベルトのたるみを除くたるみ除去部材と;たるみ除去部材を駆動するモータと;スルータングとバックルとの係合を検知する係合検知手段と;シートベルトの引出しを検知する引出検知手段と;係合検知手段及び前記引出検知手段から信号を受け、モータに信号を出すECUと;から成る。
このプリテンショナ装置において、ECUが車両の衝突の危険又は急制動を判定した場合に、スルータングとバックルとの係合が検知されしかもシートベルトの引出しが検知されたとき、モータが前記たるみ除去部材を駆動する。
請求項4のプリテンショナ装置は、請求項3において、引出検知手段はシートベルトの引出し量を検知するセンサであり、引出し量が多いときと少ないときとで異なる信号をECUに送る。
(3)第3発明によるプリテンショナ装置は、請求項5に記載したように、乗員を拘束するシートベルトのたるみを除くたるみ除去部材と;たるみ除去部材を駆動するモータと;
シートベルトの乗員への装着を観察する装着観察手段と;装着観察手段から信号を受け、モータに信号を出すECUと;から成る。このプリテンショナ装置において、ECUが車両の衝突の危険又は急制動を判定した場合に、シートベルトの装着が観察されたとき、モータがたるみ除去部材を駆動する。
(3)第3発明によるプリテンショナ装置は、請求項5に記載したように、乗員を拘束するシートベルトのたるみを除くたるみ除去部材と;たるみ除去部材を駆動するモータと;
シートベルトの乗員への装着を観察する装着観察手段と;装着観察手段から信号を受け、モータに信号を出すECUと;から成る。このプリテンショナ装置において、ECUが車両の衝突の危険又は急制動を判定した場合に、シートベルトの装着が観察されたとき、モータがたるみ除去部材を駆動する。
請求項6のプリテンショナ装置は、請求項5において、装着観察手段は、乗員の上半身を前方から撮影するカメラであり、乗員がシートベルトを上半身に掛けているときと掛けていないときとで異なる信号をECUに送る。
(1)本願の第1発明にかかるプリテンショナ装置によれば、ECUで衝突が判定された場合、スルータングとバックルとの係合が検知されしかも乗員の存在(シートへの着席)が検知されたときでなければ、モータがたるみ除去部材を駆動しない。換言すれば、スルータングとバックルとが非係合又は乗員が非着席のときは、プリテンショナ装置を作動させない。それにより、プリテンショナ装置の無駄が作動が回避され、電力の消費が抑えられる。
請求項2のプリテンショナ装置によれば、シートの座部に埋設したセンサにより乗員の着席・離席、即ちシートベルトの装着の蓋然性を検知できる。
(2)本願の第2発明にかかるプリテンショナ装置によれば、ECUで衝突が判定された場合、スルータングとバックルとの係合が検知されしかもシートベルトの引出しが検知されたときでなければ、モータがたるみ除去部材を駆動しない。換言すれば、スルータングとバックルとが非係合又はシートベルトが非引出し(全く引き出されていない、引き出されているが引出し量が所定量よりも少ない)のときは、プリテンショナ装置を作動させない。それにより、プリテンショナ装置の無駄な作動が回避され、電力の消費が抑えられる。
(2)本願の第2発明にかかるプリテンショナ装置によれば、ECUで衝突が判定された場合、スルータングとバックルとの係合が検知されしかもシートベルトの引出しが検知されたときでなければ、モータがたるみ除去部材を駆動しない。換言すれば、スルータングとバックルとが非係合又はシートベルトが非引出し(全く引き出されていない、引き出されているが引出し量が所定量よりも少ない)のときは、プリテンショナ装置を作動させない。それにより、プリテンショナ装置の無駄な作動が回避され、電力の消費が抑えられる。
請求項4のプリテンショナ装置によれば、シートベルトの引出し量を検知するセンサによりシートベルトの引出し即ちシートベルトの装着を確実に検知できる。
(3)第3発明にかかるプリテンショナ装置によれば、ECUで衝突が判定された場合、シートベルトの装着が観察されたときでなければ、モータがたるみ除去部材を駆動しない。換言すれば、スルータングとバックルとが非係合、又はシートベルトが非装着(上半身即ち肩、胸及び腰に掛けていない)のときはプリテンショナ装置を作動させない。それにより、プリテンショナ装置の無駄な作動が回避され、電力の消費が抑えられる。
(3)第3発明にかかるプリテンショナ装置によれば、ECUで衝突が判定された場合、シートベルトの装着が観察されたときでなければ、モータがたるみ除去部材を駆動しない。換言すれば、スルータングとバックルとが非係合、又はシートベルトが非装着(上半身即ち肩、胸及び腰に掛けていない)のときはプリテンショナ装置を作動させない。それにより、プリテンショナ装置の無駄な作動が回避され、電力の消費が抑えられる。
請求項6のプリテンショナ装置によれば、カメラにより乗員が上半身に実際にシートベルトを掛けているかどうかを客観的に観察できできる。よって、スルータングとバックルとの係合を検知する手段は不要となる。
<衝突の検知、シートベルト装置、エアバッグ装置>
車両には衝突(正面衝突及び側面衝突)や急ブレーキを検知するために、加速度センサが装備されている。加速度センサの検知信号に基づきECUが衝突の危険性を判定する。ECUは衝突の危険が高いと判定したときは、エアバッグ装置、シートベルト装置及びプリテンショナ装置に信号を送る。エアバッグ装置及びシートベルト装置としては公知のものが使用できる。
車両には衝突(正面衝突及び側面衝突)や急ブレーキを検知するために、加速度センサが装備されている。加速度センサの検知信号に基づきECUが衝突の危険性を判定する。ECUは衝突の危険が高いと判定したときは、エアバッグ装置、シートベルト装置及びプリテンショナ装置に信号を送る。エアバッグ装置及びシートベルト装置としては公知のものが使用できる。
<プリテンショナ装置>
プリテンショナ装置は、車両の衝突危険時等にシートベルト装置のシートベルトのたるみを除くものであり、たるみ除去部材、係合検知手段、各種検知手段又は観察手段、モータ及びECU等を含む。
(イ)たるみ除去部材はシートベルトのたるみを除去するもので、たとえばシートベルトの先端部(アンカに相当する部分)/又はシートベルトの中間部(バックルに相当する部分)に下向きの引っ張り力を加える。車両に回転可能に取り付けられた巻取り部材から成り、上記先端部から延びた一方引張り部材及び中間部から延びた他方引張り部材をこの巻取り部材に巻き取れば良い。
プリテンショナ装置は、車両の衝突危険時等にシートベルト装置のシートベルトのたるみを除くものであり、たるみ除去部材、係合検知手段、各種検知手段又は観察手段、モータ及びECU等を含む。
(イ)たるみ除去部材はシートベルトのたるみを除去するもので、たとえばシートベルトの先端部(アンカに相当する部分)/又はシートベルトの中間部(バックルに相当する部分)に下向きの引っ張り力を加える。車両に回転可能に取り付けられた巻取り部材から成り、上記先端部から延びた一方引張り部材及び中間部から延びた他方引張り部材をこの巻取り部材に巻き取れば良い。
(ロ)係合検知手段は、スルータングとバックルとの係合を電気的に検知するもので、係合すると電気的に導通し、離脱すると非導通になる。スルータングとバックルとの係合及び離脱に関する信号はECUに送られる。なお、検知には誤検知(スルータングとバックルとの非係合時に係合していると検知されること)も含むが、この場合は一定条件下でしかプリテンショナ装置は作動しない。「一定条件」とは、スルータングとバックルとの係合以外に、乗員がシートベルトを装着していること又はその蓋然性が高いことの確認である。
(ハ)検知手段、観察手段
a.着席検知手段
着席検知手段は、たとえばシートの座部に埋設した荷重センサから成る。乗員が着席しているときは大きな荷重がセンサに加わるが、離席しているときは荷重は加わらない。この荷重の大小により乗員の有無即ち着席・離席を判断することができ、異なる信号をECUに送る。なお、着席時はシートベルトを装着している蓋然性が高いとの前提に立っている。
b.引出検知手段
引出検知手段は、リトラクタに取り付けられシートベルトの引出し量を検知するセンサから成る。引出し量が多いときはシートベルトを装着していると考えられ、少ないときは装着していないと考えられ、異なる信号をECUに送る。
c.装着観察手段
装着観察手段は、乗員がシートベルトを肩、胸、腰にかけているかどうか視覚的に観察するものである。例えば、インパネに設置したカメラで乗員の上半身を前面から撮影し、画像にシートベルトが写ったときと写らないときとで異なる信号をECUに送る。
a.着席検知手段
着席検知手段は、たとえばシートの座部に埋設した荷重センサから成る。乗員が着席しているときは大きな荷重がセンサに加わるが、離席しているときは荷重は加わらない。この荷重の大小により乗員の有無即ち着席・離席を判断することができ、異なる信号をECUに送る。なお、着席時はシートベルトを装着している蓋然性が高いとの前提に立っている。
b.引出検知手段
引出検知手段は、リトラクタに取り付けられシートベルトの引出し量を検知するセンサから成る。引出し量が多いときはシートベルトを装着していると考えられ、少ないときは装着していないと考えられ、異なる信号をECUに送る。
c.装着観察手段
装着観察手段は、乗員がシートベルトを肩、胸、腰にかけているかどうか視覚的に観察するものである。例えば、インパネに設置したカメラで乗員の上半身を前面から撮影し、画像にシートベルトが写ったときと写らないときとで異なる信号をECUに送る。
(ニ)モータは、たるみ除去部材を一方向及び他方向に駆動する(回転させる)もので、その作動は加速度センサからの衝突信号等、係合検知信号、及び各種検知信号又は観察信号を入力されるECUにより制御される。ECUで衝突や急ブレーキが判定されたとき、スルータングとバックルとの係合状態及び乗員のシートへの着席等に応じてたるみ除去部材を回転させ、シートベルトのたるみを除去する。
(ホ)作用の態様
a.車両の衝突又は急ブレーキの検知
車両の衝突等が検知されることは、プリテンショナ装置を作動させる前提である。プリテンショナ装置は衝突時にシートベルトのたるみを除去して乗員をシートに強く押しつけるものだからである。
b.スルータングとバックルが係合、シートベルトが装着
係合検知手段によりスルータングとバックルとの係合が検知され、しかも着席検知手段等によりシートベルトの装着が検知された場合、ECUからの指令によりモータを回転させる。乗員が装着したシートベルトのたるみを除去する必要があるからである。
c.スルータングとバックルが非係合、シートベルト非装着
係合検知手段がスルータングとバックルとの非係合を検知し、着席検知手段等がシートベルトの乗員への非装着を検知した場合、モータを回転させない(回転させる必要性がない)からである。上述したように、この場合でもスルータングとバックルとが係合されていると誤検知されることがあるが、着席検知手段によりシートベルトの未装着が検知されるので、モータは回転しない。
d.その他
スルータングとバックルが未係合でシートベルトが装着、即ちスルータングがバックルに係合されていないのに、シートベルトが乗員に装着されていることは本来あり得ない。同様に、スルータングとバックルが係合でシートベルトが装着、即ちスルータングがバックルに係合されているのに、シートベルトが乗員に装着されていないことは本来あり得ない。
a.車両の衝突又は急ブレーキの検知
車両の衝突等が検知されることは、プリテンショナ装置を作動させる前提である。プリテンショナ装置は衝突時にシートベルトのたるみを除去して乗員をシートに強く押しつけるものだからである。
b.スルータングとバックルが係合、シートベルトが装着
係合検知手段によりスルータングとバックルとの係合が検知され、しかも着席検知手段等によりシートベルトの装着が検知された場合、ECUからの指令によりモータを回転させる。乗員が装着したシートベルトのたるみを除去する必要があるからである。
c.スルータングとバックルが非係合、シートベルト非装着
係合検知手段がスルータングとバックルとの非係合を検知し、着席検知手段等がシートベルトの乗員への非装着を検知した場合、モータを回転させない(回転させる必要性がない)からである。上述したように、この場合でもスルータングとバックルとが係合されていると誤検知されることがあるが、着席検知手段によりシートベルトの未装着が検知されるので、モータは回転しない。
d.その他
スルータングとバックルが未係合でシートベルトが装着、即ちスルータングがバックルに係合されていないのに、シートベルトが乗員に装着されていることは本来あり得ない。同様に、スルータングとバックルが係合でシートベルトが装着、即ちスルータングがバックルに係合されているのに、シートベルトが乗員に装着されていないことは本来あり得ない。
以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ説明する。
<実施例>
(構成)
(イ)システム全体
図1に車両の乗員保護システム全体を示す。乗員保護システムはエアバッグ装置、シートベルト装置及びプリテンショナ装置を含む。これらを作動させるために、車両の前部左側に加速度センサ10Lが、前部右側に加速度センサ10Rがそれぞれ配置されている。運転席Aの前方のハンドル内に左側フロントエアバッグ12Lが配置され、助手席Bの前方のインパネに右側フロントエアバッグ12Rが配置されている。
<実施例>
(構成)
(イ)システム全体
図1に車両の乗員保護システム全体を示す。乗員保護システムはエアバッグ装置、シートベルト装置及びプリテンショナ装置を含む。これらを作動させるために、車両の前部左側に加速度センサ10Lが、前部右側に加速度センサ10Rがそれぞれ配置されている。運転席Aの前方のハンドル内に左側フロントエアバッグ12Lが配置され、助手席Bの前方のインパネに右側フロントエアバッグ12Rが配置されている。
左側ルーフに左サイドエアバッグ14Lが収容され、左側ドアに左側加速度センサ16Lが配置されている。右側ルーフに右サイドエアバッグ14Rが収容され、右側ドアに右側加速度16Rが配置されている。さらに左側シートベルト30L及び左側プリテンショナ装置45Lと、右側シートベルト30R及び右側プリテンショナ装置45Rとが設けられている。
車両の中央部にセンタ加速度センサ(不図示)を含むエアバッグECU20が配置され、上記加速度センサ10L及び10R、並びに左側加速度センサ16L及び右側加速度センサ16Rからの情報が入力されている。
(ロ)シートベルト装置
シートSの前面視である図2に示すように、シートベルト装置30Lは、シートベルト(ウェビング)31、リトラクタ33、アンカ35、スルータング36及びバックル37を含む。このうちリトラクタ33はシートベルト31を引き込むとともに、車体が衝撃を受けたとき引出しをロックするもので、アンカ35はシートベルト31の先端を支持するものである。スルータング36は、シートベルト31の途中に摺動自在に挿通されて肩ベルト部32aと腰ベルト部32bとに分け、バックル37に着脱可能となっている。
(ハ)プリテンショナ装置
上記図1、図2及びシートSの背面視である図3に示すように、プリテンショナ装置45Lは係合検知センサ60、着席検知センサ62、第1引張り部45、第2引張り部50、巻取り部材55及びモータ57を含む。
(ロ)シートベルト装置
シートSの前面視である図2に示すように、シートベルト装置30Lは、シートベルト(ウェビング)31、リトラクタ33、アンカ35、スルータング36及びバックル37を含む。このうちリトラクタ33はシートベルト31を引き込むとともに、車体が衝撃を受けたとき引出しをロックするもので、アンカ35はシートベルト31の先端を支持するものである。スルータング36は、シートベルト31の途中に摺動自在に挿通されて肩ベルト部32aと腰ベルト部32bとに分け、バックル37に着脱可能となっている。
(ハ)プリテンショナ装置
上記図1、図2及びシートSの背面視である図3に示すように、プリテンショナ装置45Lは係合検知センサ60、着席検知センサ62、第1引張り部45、第2引張り部50、巻取り部材55及びモータ57を含む。
詳述すると、係合検知センサ60はスルータング36とバックル37との間に配置された電気的導通部から成る。スルータング36をバックル37に係合すると係合検知センサ60がそれを検知し、結果がECU20に送られる。着席検知センサ62はシートSの座部S1内に埋設された荷重センサから成る。座部S1に加わる荷重を検知し、検知結果をECU20に送る。
シートSの一側の第1引張り部45は案内部材46、移動部材47及びベルト48を含む。円筒状の案内部材が47、ブラケット49により車体に固定され、案内部材47内に移動部材46が挿入されている。移動部材46の上端にバックル37が結合され、下端に引張りベルト48の一端部が結合されている。
同様に、シートSの他側の第2引張り部50は案内部材51、移動部材52及びベルト53を含む。円筒状の案内部材52がブラケット54により車体に固定され、案内部材52内に移動部材51が挿入されている。移動部材51の上端にアンカ35が結合され、下端に引張りベルト53の一端部が結合されている。
シートSの下方に円柱状の巻取り部材55が回転可能に取り付けられ、モータ57で一方向及び他方向に駆動される。上記一方の引張りベルト48の他端部及び他方の引張りベルト53の他端部がそれぞれ巻取り部材55に結合され、一方向に回転するとき両引張りベルト48及び53が巻取り部材55に巻き取られる。これにより、移動部材47及び52を介してバックル37及びアンカ35を下方に引っ張るようになっている。
(ニ)ECU
図4に示すように、ECU20では、加速度センサ10L,16L等からの衝突の危険信号と、加速度センサ10L,16L等からの急ブレーキ信号とがECU20内のオアゲート65に入力される。なお、衝突の危険と急ブレーキとは発生する加速度の大きさの違いで区別する。このオアゲート65の出力、係合検知センサ60の出力、及び着席検知センサ62の出力が何れもアンドゲート67に入力されている。そして、アンドゲート67の出力がプリテンショナ装置45Lに入力されている。
図4に示すように、ECU20では、加速度センサ10L,16L等からの衝突の危険信号と、加速度センサ10L,16L等からの急ブレーキ信号とがECU20内のオアゲート65に入力される。なお、衝突の危険と急ブレーキとは発生する加速度の大きさの違いで区別する。このオアゲート65の出力、係合検知センサ60の出力、及び着席検知センサ62の出力が何れもアンドゲート67に入力されている。そして、アンドゲート67の出力がプリテンショナ装置45Lに入力されている。
(作用)
次に、この実施例の作用を説明する。
(イ)衝突の検知
図2において、シートSに座った運転者Mがシートベルト31のスルータング36をバックル37に係合すると係合センサ60が係合を検知し、係合信号をECU20に送る。シートベルト31の肩ベルト部32a及び腰ベルト部32bが運転者Mの肩、胸及び腰をシートSに緩やかに拘束している。着席センサ62が運転者Mの着席を検知し、着席信号をECU20に送る。
次に、この実施例の作用を説明する。
(イ)衝突の検知
図2において、シートSに座った運転者Mがシートベルト31のスルータング36をバックル37に係合すると係合センサ60が係合を検知し、係合信号をECU20に送る。シートベルト31の肩ベルト部32a及び腰ベルト部32bが運転者Mの肩、胸及び腰をシートSに緩やかに拘束している。着席センサ62が運転者Mの着席を検知し、着席信号をECU20に送る。
この状態で、車両がX方向(図1参照)に衝突したときは、加速度センサ10L及び16L等が衝突の危険信号をECU20内のオアゲート65に送り、ECU20からエアバッグ14L及びプリテンショナ装置45Lにその旨の信号が送られる。エアバッグ14Lはスクイブにより展開される。
(ロ)プリテンショナ装置の作動
a.衝突の危険信号が入力されると、係合検知センサ60がスルータング36とバックル37との係合を検知し、着席検知センサ62が乗員Mの着席を検知するので、アンドゲート67でアンド条件が満たされる。よって、ECU20からの指令によりプリテンショナ装置45Lのモータ57が回転される。モータ57が巻取り部材55を一方向に回転させ、引張りベルト48及び53を巻き取り、移動部材46及び51を介してバックル37及びアンカ35が下方へ引き込まれる。
(ロ)プリテンショナ装置の作動
a.衝突の危険信号が入力されると、係合検知センサ60がスルータング36とバックル37との係合を検知し、着席検知センサ62が乗員Mの着席を検知するので、アンドゲート67でアンド条件が満たされる。よって、ECU20からの指令によりプリテンショナ装置45Lのモータ57が回転される。モータ57が巻取り部材55を一方向に回転させ、引張りベルト48及び53を巻き取り、移動部材46及び51を介してバックル37及びアンカ35が下方へ引き込まれる。
その結果、腰ベルト部32bは両端部が下方又は斜め下方に引き込まれ、運転者Mの腰部をシートSの背もたれ部S2に速やかに、かつしっかりと拘束する。また、スルータング36を通して連続する肩ベルト部32aにもある程度の緊張力が作用し、運転者Mの上体を拘束する。
尚、衝突事故が終了又は回避された場合、モータ57は他方向に回転し又は停止する。これにより、腰ベルト部32b及び肩ベルト部32aの引込みが解除されるとともに、バックル37及びアンカ35を介して移動部材46及び51が案内部材47及び52内で上昇して止まる。
b.スルータング36とバックル37とが非係合で、運転者Mがシートに非着席である(離席している)と検知されたときは、アンドゲート67での条件が満たされないのでモータ57は回転させない。この場合、スルータング36とバックル37との非係合が係合であると誤検知されても、シートベルト31が未装着であるのでモータ57は回転しない。
(効果)
この実施例によれば、以下の効果が得られる。第1に、ECU20で車両の衝突の危険が判定された場合に、スルータング36とバックル37が係合で運転者Mが着席のとき、プリテンショナ装置45Lが作動し、運転者MをシートSの背もたれ部S2に強く拘束する。よって、運転者MがシートSの背もたれ部S2から離れて前方へ移動することが防止される。
b.スルータング36とバックル37とが非係合で、運転者Mがシートに非着席である(離席している)と検知されたときは、アンドゲート67での条件が満たされないのでモータ57は回転させない。この場合、スルータング36とバックル37との非係合が係合であると誤検知されても、シートベルト31が未装着であるのでモータ57は回転しない。
(効果)
この実施例によれば、以下の効果が得られる。第1に、ECU20で車両の衝突の危険が判定された場合に、スルータング36とバックル37が係合で運転者Mが着席のとき、プリテンショナ装置45Lが作動し、運転者MをシートSの背もたれ部S2に強く拘束する。よって、運転者MがシートSの背もたれ部S2から離れて前方へ移動することが防止される。
第2に、スルータング36とバックル37が非係合で運転者Mが離席中のとき、仮にスルータング36がバックル37に係合と誤検知されても、プリテンショナ装置45Lは作動しない。これにより無駄な動作が防止され、電力の消費が避けられる。
<変形例>
以下に説明する変形例は、上記実施例と比べて、シートベルト31の装着を検知する手段が異なる。
(1)まず、第1変形例では、図2に二点鎖線で示し、図5に信号の授受を示すように、センサはリトラクタ33に取り付けられシートベルト31の引出し量を検知する引出しセンサ64から成る。
<変形例>
以下に説明する変形例は、上記実施例と比べて、シートベルト31の装着を検知する手段が異なる。
(1)まず、第1変形例では、図2に二点鎖線で示し、図5に信号の授受を示すように、センサはリトラクタ33に取り付けられシートベルト31の引出し量を検知する引出しセンサ64から成る。
この第1変形例において、引出しセンサ64は、検知したシートベルト31の引出し量をECU20内のアンドゲート68に送る。オアゲート65及びアンドゲート68の出力がアンドゲート69に送られる。衝突検知時に、例えスルータング36とバックル37の係合が誤検知されても、シートベルト31の引出し量が所定値を超えていなければ、アンドゲート68でアンド条件が満たされない。よって、アンドゲート69からプリテンショナ装置に作動指令は発せられない。
(2)次に、図1に二点鎖線で示し、図6に信号の授受を示す第2変形例では、検知手段としてインパネにCCDカメラ71及び画像処理装置72を含む観察手段70を埋設している。CCDカメラ71は運転者Mの上半身を前方から撮影し、画像処理装置72は撮影結果を画像処理して運転者Mの肩、胸及び腰に相当する部分にシートベルト31が存在するかどうかを判断する。判断結果がアンドゲート74に出力される。
(2)次に、図1に二点鎖線で示し、図6に信号の授受を示す第2変形例では、検知手段としてインパネにCCDカメラ71及び画像処理装置72を含む観察手段70を埋設している。CCDカメラ71は運転者Mの上半身を前方から撮影し、画像処理装置72は撮影結果を画像処理して運転者Mの肩、胸及び腰に相当する部分にシートベルト31が存在するかどうかを判断する。判断結果がアンドゲート74に出力される。
この第2変形例において、衝突検知時に、例えスルータング36とバックル37の係合が誤検知されても、運転者Mが実際に上半身にシートベルト31を掛けていることが観察されなければ、アンドゲート74でアンド条件が満たされない。よって、アンドゲート69からプリテンショナ装置に作動指令は発せられない。なお、CCDカメラ71でシートベルト31の運転者Mの身体への巻き掛けを観察するので、実施例におけるタング・バックルの係合検知手段60は不要となる。
10L、10R、16L、16R:加速度センサ
20:ECU 30:シートベルト装置
31:シートベルト 35:アンカ
36:スルータング 55:たるみ除去部材
57:モータ 60:係合検知センサ
62:着席検知センサ 64:引出しセンサ
71:CCDカメラ
20:ECU 30:シートベルト装置
31:シートベルト 35:アンカ
36:スルータング 55:たるみ除去部材
57:モータ 60:係合検知センサ
62:着席検知センサ 64:引出しセンサ
71:CCDカメラ
Claims (6)
- 乗員を拘束するシートベルトのたるみを除くたるみ除去部材と、
前記たるみ除去部材を駆動するモータと、
スルータングとバックルとの係合を検知する係合検知手段と、
シートへの乗員の着席を検知する着席検知手段と、
前記係合検知手段及び前記着席検知手段から信号を受け、前記モータに信号を出すECUと、
から成り、前記ECUが車両の衝突の危険又は急制動を判定した場合に、前記スルータングと前記バックルとの係合が検知されしかも乗員の着席が検知されたとき、前記モータが前記たるみ除去部材を駆動することを特徴とする車両のシートベルトのプリテンショナ装置。 - 着席検知手段はシートの座部に埋設したセンサであり、乗員の着席時と離席時とで異なる信号を前記ECUに送る請求項1に記載のプリテンショナ装置。
- 乗員を拘束するシートベルトのたるみを除くたるみ除去部材と、
前記たるみ除去部材を駆動するモータと、
スルータングとバックルとの係合を検知する係合検知手段と、
前記シートベルトの引出しを検知する引出検知手段と、
前記係合検知手段及び前記引出検知手段から信号を受け、前記モータに信号を出すECUと、
から成り、前記ECUが車両の衝突の危険又は急制動を判定した場合に、前記スルータングと前記バックルとの係合が検知されしかも前記シートベルトの引出しが検知されたとき、前記モータが前記たるみ除去部材を駆動することを特徴とする車両のシートベルトのプリテンショナ装置。 - 前記引出検知手段はシートベルトの引出し量を検知するセンサであり、引出し量が多いときと少ないときとで異なる信号を前記ECUに送る請求項3に記載のプリテンショナ装置。
- 乗員を拘束するシートベルトのたるみを除くたるみ除去部材と、
前記たるみ除去部材を駆動するモータと、
前記シートベルトの乗員への装着を観察する装着観察手段と、
前記装着観察手段から信号を受け、前記モータに信号を出すECUと、
から成り、前記ECUが車両の衝突の危険又は急制動を判定した場合に、前記シートベルトの装着が観察されたとき、前記モータが前記たるみ除去部材を駆動することを特徴とする車両のシートベルトプリテンショナ装置。 - 前記装着観察手段は乗員の上半身を前方から撮影するカメラであり、乗員がシートベルトを上半身に掛けているときと掛けていないときとで異なる信号をECUに送る請求項5に記載のプリテンショナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004060845A JP2005247150A (ja) | 2004-03-04 | 2004-03-04 | 車両のシートベルトのプリテンショナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004060845A JP2005247150A (ja) | 2004-03-04 | 2004-03-04 | 車両のシートベルトのプリテンショナ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005247150A true JP2005247150A (ja) | 2005-09-15 |
Family
ID=35028057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004060845A Pending JP2005247150A (ja) | 2004-03-04 | 2004-03-04 | 車両のシートベルトのプリテンショナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005247150A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009214835A (ja) * | 2008-03-12 | 2009-09-24 | Toyota Motor Corp | シートベルトのねじれ判定装置、及びベルト巻取り力制御装置 |
-
2004
- 2004-03-04 JP JP2004060845A patent/JP2005247150A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009214835A (ja) * | 2008-03-12 | 2009-09-24 | Toyota Motor Corp | シートベルトのねじれ判定装置、及びベルト巻取り力制御装置 |
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