JP5834550B2 - 情報処理装置、データ管理システム、及びデータ管理プログラム - Google Patents

情報処理装置、データ管理システム、及びデータ管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、電子機器がサーバに蓄積されたジョブを実行するシステムにおけるジョブデータを管理する技術に関するものである。
例えば、特許文献1には、印刷制御サーバを有するプルプリントシステムが開示されている。このシステムにより、利用者は、印刷するプリンタを想定せず、印刷制御サーバに印刷ジョブを蓄積しておき、出向いた先に設置されたプリンタから、蓄積しておいた印刷ジョブを実行できる。
また、近年では、このようなシステムが広域な利用者環境に導入されるケースがある。そのため、プルプリントシステムの中には、印刷するプリンタと印刷ジョブを蓄積した印刷制御サーバとが異なるネットワークエリアであっても、利用者が蓄積しておいた印刷ジョブを実行可能なものもある。
しかしながら、従来のシステムでは、印刷制御サーバにおいて、管理者が予め設定しておいた蓄積期間や実行状態に応じて、蓄積されている印刷ジョブが自動削除されるため、利用者が、再び印刷ジョブを実行したいときに、すでに印刷制御サーバから削除され、実行できない問題がある。
この自動削除機能は、システム運用時における蓄積先の記憶容量が圧迫されることを防止するためのものであり、例えば、定期的に削除を行うものやジョブ実行状態に応じて削除を行うものなどがある。しかし、このような単純な自動削除では、上述したように、利用者の利便性を欠くことになる。
これに対して、例えば、自動削除の実行可否を設定可能な仕組みを取り入れる対応が考えられる。この場合には、利用者が印刷ジョブに対して、その都度、削除実行の可否を設定する必要があり、この作業は、利用者にとって煩雑なものとなる。また、例えば、印刷制御サーバに対して再度印刷ジョブを送信し、蓄積し直す仕組みを取り入れる対応が考えられる。この場合も、利用者が、その都度、印刷ジョブを送信する必要があり、この作業も、利用者にとって煩雑なものとなる。
このようなことから、プルプリントシステムでは、蓄積先である記憶容量の圧迫を防ぎ、かつ、利用者の利便性を欠くことのないデータ管理機能の実現が望まれる。
本発明は上記従来技術の問題点を鑑み提案されたものであり、利用者の利便性を欠くことなく蓄積ジョブに対するデータ管理が行える情報処理装置、データ管理システム、及びデータ管理プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、所定の記憶領域にデータを蓄積し、蓄積データを管理するための管理情報に含まれる削除制御値に基づき、前記蓄積データの削除処理を行い、前記所定の記録領域の容量内で前記蓄積データを管理する複数のサーバと、前記蓄積データを実行する複数の電子機器とに、所定のデータ伝送路を介して接続される情報処理装置であって、前記電子機器と前記サーバとの間で行われる前記データの通信処理を制御する制御手段を有し、前記制御手段は、前記電子機器から前記サーバに対する通信処理において、前記電子機器から前記蓄積データ一覧の表示情報の取得要求を受け付けたタイミングで、前記蓄積データの蓄積期間を延長する制御値を前記サーバに送信し、前記サーバが前記所定の記憶領域に保持する前記管理情報の削除制御値を更新することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、所定の記憶領域にデータを蓄積し、蓄積データを管理するための管理情報に含まれる削除制御値に基づき、前記蓄積データの削除処理を行い、前記所定の記録領域の容量内で前記蓄積データを管理する複数のサーバと、前記蓄積データを実行する複数の電子機器とに、所定のデータ伝送路を介して接続される情報処理装置であって、前記電子機器と前記サーバとの間で行われる前記データの通信処理を制御する制御手段を有し、前記制御手段は、前記電子機器から前記サーバに対する通信処理において、前記電子機器から前記蓄積データ一覧の表示情報の取得要求を受け付けたタイミングで、前記電子機器と設置エリアが異なるサーバから、前記蓄積データを取得し、取得した蓄積データを、前記複数のサーバのいずれかに送信することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るデータ管理システムは、所定の記憶領域にデータを蓄積し、蓄積データを管理するための管理情報に含まれる削除制御値に基づき、前記蓄積データの削除処理を行い、前記所定の記録領域の容量内で前記蓄積データを管理する複数のサーバと、前記蓄積データを実行する複数の電子機器と、情報処理装置とが、所定のデータ伝送路を介して接続されるデータ管理システムであって、前記情報処理装置が、前記電子機器と前記サーバとの間で行われる前記データの通信処理を制御する制御手段を有し、前記制御手段が、前記電子機器から前記サーバに対する通信処理において、前記電子機器から前記蓄積データ一覧の表示情報の取得要求を受け付けたタイミングで、前記蓄積データの蓄積期間を延長する制御値を前記サーバに送信し、前記サーバが前記所定の記憶領域に保持する前記管理情報の削除制御値を更新することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るデータ管理システムは、所定の記憶領域にデータを蓄積し、蓄積データを管理するための管理情報に含まれる削除制御値に基づき、前記蓄積データの削除処理を行い、前記所定の記録領域の容量内で前記蓄積データを管理する複数のサーバと、前記蓄積データを実行する複数の電子機器と、情報処理装置とが、所定のデータ伝送路を介して接続されるデータ管理システムであって、前記情報処理装置が、前記電子機器と前記サーバとの間で行われる前記データの通信処理を制御する制御手段を有し、前記制御手段により、前記電子機器から前記サーバに対する通信処理において、前記電子機器から前記蓄積データ一覧の表示情報の取得要求を受け付けたタイミングで、前記電子機器と設置エリアが異なるサーバから、前記蓄積データを取得し、取得した蓄積データを、前記複数のサーバのいずれかに送信することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るデータ管理プログラムは、所定の記憶領域にデータを蓄積し、蓄積データを管理するための管理情報に含まれる削除制御値に基づき、前記蓄積データの削除処理を行い、前記所定の記録領域の容量内で前記蓄積データを管理する複数のサーバと、前記蓄積データを実行する複数の電子機器とに、所定のデータ伝送路を介して接続される情報処理装置におけるデータ管理プログラムであって、コンピュータを、前記電子機器と前記サーバとの間で行われる前記データの通信処理を制御する制御手段として機能させ、前記制御手段により、前記電子機器から前記サーバに対する通信処理において、前記電子機器から前記蓄積データ一覧の表示情報の取得要求を受け付けたタイミングで、前記蓄積データの蓄積期間を延長する制御値を前記サーバに送信し、前記サーバが前記所定の記憶領域に保持する前記管理情報の削除制御値を更新するように動作させる。
上記目的を達成するため、本発明に係るデータ管理プログラムは、所定の記憶領域にデータを蓄積し、蓄積データを管理するための管理情報に含まれる削除制御値に基づき、前記蓄積データの削除処理を行い、前記所定の記録領域の容量内で前記蓄積データを管理する複数のサーバと、前記蓄積データを実行する複数の電子機器とに、所定のデータ伝送路を介して接続される情報処理装置におけるデータ管理プログラムであって、コンピュータを、前記電子機器と前記サーバとの間で行われる前記データの通信処理を制御する制御手段として機能させ、前記制御手段により、前記電子機器から前記サーバに対する通信処理において、前記電子機器から前記蓄積データ一覧の表示情報の取得要求を受け付けたタイミングで、前記電子機器と設置エリアが異なるサーバから、前記蓄積データを取得し、取得した蓄積データを、前記複数のサーバのいずれかに送信するように動作させる。
本発明によれば、利用者の利便性を欠くことなく蓄積ジョブに対するデータ管理を行う情報処理装置、データ管理システム、及びデータ管理プログラムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る印刷制御システムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るWebサーバのハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る印刷制御及びデータ管理の機能構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る管理情報のデータ例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御情報のデータ例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るジョブリストのデータ例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るジョブ実行の操作画面例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る印刷制御の処理手順例を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る拡張ジョブリスト表示の処理手順例を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ管理の処理手順例を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る管理情報のデータ遷移例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るジョブ削除の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る印刷制御及びデータ管理の機能構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る印刷制御の処理手順例を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態に係る拡張ジョブリスト表示の処理手順例を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態に係る管理情報のデータ遷移例(その1)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るデータ管理の処理手順例を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態に係る管理情報のデータ遷移例(その2)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るジョブ削除の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る印刷制御及びデータ管理の機能構成例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る管理情報のデータ例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る拡張ジョブリスト表示の処理手順例を示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態に係るデータ管理の処理手順例を示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態に係るジョブ削除の処理手順例を示すフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下「実施形態」という)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る印刷制御システム1の構成例を示す図である。
図1には、複数のジョブサーバ300s1〜300sn(以降総称する場合「ジョブサーバ300s」という)、複数の画像処理装置200s1〜200sn(以降総称する場合「画像処理装置200s」という)、及びWebサーバ100とが、広域ネットワークなどのデータ伝送路N(例えば「WAN:Wide Area Network」)で接続されるシステム構成例が示されている。
また、印刷制御システム1では、ジョブサーバ300sや画像処理装置200sが設置された所定のエリアS〜S(以降総称する場合「設置エリアS」という)が示されている。これらの設置エリアSは、例えば、オフィス(事業所)や地域(商圏)などにあたる。よって、本実施形態に係る印刷制御システム1は、広域なシステムを想定している。
また、印刷制御システム1では、データ伝送路N上において、ジョブサーバ300sと画像処理装置200sとの間にWebサーバ100が設置されている。よって、本実施形態に係る印刷制御システム1は、ジョブサーバ300sと画像処理装置200sとが、Webサーバ100を介して、データ通信を行うことになる。
ここで、上記各機器について説明する。
ジョブサーバ300sは、蓄積ジョブ管理機能を有するサーバ機器である。ジョブサーバ300sは、例えば、PC(Personal Computer)などにより実現されたジョブ蓄積装置であり、情報端末(非図示)から、各種実行設定を行ったジョブデータを受信し、受信したジョブデータを所定の記憶領域に格納し管理する。
画像処理装置200sは、画像処理機能を有する電子機器である。画像処理装置200sは、例えば、LP(Laser Printer)やMFP(Multifunction Peripheral)などであり、MFPなどの場合、搭載する画像処理機能には、例えば、コピー機能、スキャン機能、プリント機能などがある。
Webサーバ100は、ジョブサーバ300sと画像処理装置200sとの間のデータ通信における中継機能を有するサーバ機器である。Webサーバ100は、例えば、PCなどにより実現された中継装置であり、ジョブサーバ300sや画像処理装置200sに対して、Webサービス(HTTP:Hypertext Transfer Protocol 通信)による中継機能を提供する。Webサーバ100は、Webサービスを介して、画像処理装置200sから、ジョブリスト取得要求を受信すると、取得要求に従って、ジョブサーバ300sからジョブリスト(印刷ジョブ一覧)を取得し、取得したジョブリストを画像処理装置200sに送信する。また、Webサーバ100は、Webサービスを介して、画像処理装置200sから、実行ジョブ取得要求を受信すると、取得要求に従って、ジョブサーバ300sから該当ジョブデータを取得し、取得したジョブデータを画像処理装置200sに送信する。このように、Webサーバ100は、ジョブサーバ300sと画像処理装置200sとの間で行われるジョブに関するデータ取得要求・応答処理を制御する。
よって、印刷制御システム1は、次のようなサービスを利用者に提供する。例えば、利用者は、各種動作を設定したジョブデータを情報端末から送信し、利用者が在籍するエリアs1と同じ設置エリアSのジョブサーバ300s1にジョブデータを蓄積する。利用者が在籍するエリアs1と異なるエリアsnに移動し、設置エリアsnの画像処理装置200snから、ジョブサーバ300s1に蓄積したジョブの実行を試みる。このとき、利用者は、画像処理装置200snにログインする。これにより、画像処理装置200snには、Webサーバ100を介して、ジョブサーバ300s1から取得された利用者のジョブリストが画面に表示される。利用者は、ジョブリストからジョブを選択し、画像処理装置200snにジョブの実行を指示する。これにより、画像処理装置200snでは、Webサーバ100を介して、ジョブサーバ300s1から取得された該当ジョブデータが印刷される。
以上のように、本実施形態に係る印刷制御システム1では、上記システム構成により、異なる設置エリアSの複数のジョブサーバ300sに蓄積されたジョブの印刷制御サービスを提供することができる。
<ハードウェア構成>
《Webサーバ》
図2は、本実施形態に係るWebサーバ100のハードウェア構成例を示す図である。なお、ジョブサーバ300sについては、Webサーバ100と同じく情報処理装置であることから、その説明を省略する。
図2に示すように、Webサーバ100は、入力装置101、表示装置102、ドライブ装置103、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)105、CPU(Central Processing Unit)106、インタフェース装置107、及びHDD(Hard Disk Drive)108などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。
入力装置101は、キーボードやマウスなどを含み、Webサーバ100に各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置102は、ディスプレイなどを含み、Webサーバ100による処理結果を表示する。
インタフェース装置107は、Webサーバ100をデータ伝送路Nに接続するインタフェースである。これにより、Webサーバ100は、インタフェース装置107を介して、ジョブサーバ300sや画像処理装置200sとデータ通信を行うことができる。
HDD108は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、装置全体を制御する情報処理システム(例えば「Windows(商標又は登録商標)」や「UNIX(商標又は登録商標)」などの基本ソフトウェアであるOS(Operating System))、及びシステム上において各種機能を提供するアプリケーションなどがある。また、HDD108は、格納しているプログラムやデータを、所定のファイルシステム及び/又はDB(Data Base)により管理している。
ドライブ装置103は、着脱可能な記録媒体103aとのインタフェースである。これにより、Webサーバ100は、ドライブ装置103を介して、記録媒体103aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体103aには、例えば、フロッピー(商標又は登録商標)ディスク、CD(Compact Disk)、及びDVD(Digital Versatile Disk)、ならびに、SDメモリカード(SD Memory card)やUSBメモリ(Universal Serial Bus memory)などがある。
ROM105は、電源を切っても内部データを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、Webサーバ100の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、情報処理システム設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM104は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。CPU106は、上記記憶装置(「HDD」や「ROM」)から、プログラムやデータをRAM(メモリ)上に読み出し、処理を実行することで、装置全体の制御や搭載機能を実現する処理装置である。
以上のように、本実施形態に係るWebサーバ100では、上記ハードウェア構成により、情報処理サービスを提供することができる。なお、Webサーバ100は、入力装置101及び表示装置102を備えていない構成であってもよい。この点については、ジョブサーバ300でも同様である。
《画像処理装置》
図3は、本実施形態に係る画像処理装置200のハードウェア構成例を示す図である。
図3に示すように、画像処理装置200は、コントローラ210、操作パネル220、プロッタ230、及びスキャナ240などを備え、それぞれが相互にバスBで接続されている。
操作パネル220は、表示部及び入力部を備えており、機器情報などの各種情報を利用者に提供したり、動作設定や動作指示などの各種利用者操作を受け付けたりする。なお、ジョブ管理装置100から取得したジョブリストは、操作パネル220の表示部に表示され、所定のGUI(Graphical User Interface)などの入力部により、利用者からのジョブ実行指示を受け付ける。
プロッタ230は、画像形成部を備えており、用紙に出力画像を形成する。出力画像を形成する方式には、例えば、電子写真プロセスやインクジェット方式などがある。スキャナ240は、原稿を光学的に読み取り、読み取り画像を生成する。
コントローラ210は、CPU211、記憶装置212、ネットワークI/F213、及び外部記憶I/F214などを備えており、それぞれが相互にバスBで接続されている。
CPU211は、プログラムを実行することで装置全体を制御する。また、記憶装置212は、上記プログラムや各種データ(例えば「画像データ」)を格納し保持する。記憶装置212には、例えば、揮発性のメモリであるRAM、不揮発性のメモリであるROM、及び大容量の記憶領域を備えたHDDなどがある。RAMは、CPU211のワークエリア(プログラムやデータが一時的に読み出される記憶エリア)として機能する。ROMやHDDは、プログラムや各種データの格納先として用いられる。これにより、画像処理装置200では、CPU211がROMに格納されたプログラムをRAM(メモリ)上に読み出し、プログラムを実行する。
ネットワークI/F213は、画像処理装置200をネットワークなどの所定のデータ伝送路Nに接続するためのインタフェースである。外部記憶I/F214は、外部記憶装置にあたる記録媒体214aを接続するためのインタフェースである。記録媒体214aには、例えば、SDメモリカード(SD memory card)やUSBメモリ(Universal Serial Bus memory)などがある。これにより、画像処理装置200は、外部記憶I/F214を介して、記録媒体214aに格納されたプログラムやデータを読み取る。
以上のように、本実施形態に係る画像処理装置200では、上記ハードウェア構成により、画像処理サービスを提供することができる。
<印刷制御におけるデータ管理機能>
本実施形態に係るデータ管理機能について説明する。
本実施形態に係るWebサーバ100では、画像処理装置200sからジョブ実行通知を受け付けると、実行ジョブに該当する蓄積ジョブの蓄積期間を延長する制御値を含む実行結果を生成し、実行ジョブが蓄積されるジョブサーバ300sに対して、生成した実行結果を送信する。その結果、ジョブサーバ300sでは、実行結果に含まれる制御値に基づき、該当する蓄積ジョブの管理情報(ジョブ属性の削除制御に係る項目値)が更新される。これにより、ジョブサーバ300sでは、更新された管理情報に基づき、ジョブ削除が行われ、蓄積ジョブを削除するタイミングが延長される。本実施形態に係るWebサーバ100は、このようなデータ管理機能を有している。
従来では、印刷制御サーバにおいて、蓄積ジョブが自動削除されるため、利用者が、ジョブを再実行したいときに、すでに印刷制御サーバから削除され、実行できない。このように、従来のデータ管理機能では、利用者の利便性を欠くものであった。
そこで、本実施形態に係るWebサーバ100では、ジョブサーバ300sに対し、蓄積ジョブの蓄積期間を延長する削除制御を設定する仕組みとした。
これにより、本実施形態に係る印刷制御システム1は、延長された蓄積期間の間、蓄積ジョブが削除されない(蓄積ジョブを削除するタイミングを延長する)環境を提供する。その結果、本実施形態に係る印刷制御システム1では、利用者の利便性を欠くことなく蓄積ジョブに対するデータ管理が行える。
以下に、本実施形態に係る印刷制御機能及びデータ管理機能の構成とその動作について説明する。
図4は、本実施形態に係る印刷制御及びデータ管理の機能構成例を示す図である。
図4に示すように、本実施形態に係る印刷制御機能は、接続制御部11、ジョブリスト生成部12、ログイン部21、ジョブ取得部22、ジョブ実行部23、ジョブリスト提供部31、及びジョブ提供部32などを有している。接続制御部11及びジョブリスト生成部12は、Webサーバ100が有する機能部である。ログイン部21、ジョブ取得部22、及びジョブ実行部23は、画像処理装置200sが有する機能部である。ジョブリスト提供部31及びジョブ提供部32は、ジョブサーバ300sが有する機能部である。
一方、本実施形態に係るデータ管理機能は、実行結果生成部13、実行結果受付部33、及びジョブ削除部34などを有している。実行結果生成部13は、Webサーバ100が有する機能部である。実行結果受付部33及びジョブ削除部34は、画像処理装置200sが有する機能である。
このように、本実施形態に係る印刷制御機能及びデータ管理機能は、各機器が有する機能部が連携動作することで実現される。
(1)印刷制御機能
《ジョブサーバ》
ジョブリスト提供部31は、取得要求に応じて、蓄積ジョブの一覧情報であるジョブリストを送信し、要求元に提供する機能部である。また、ジョブ提供部32は、取得要求に応じて、実行指示された蓄積ジョブのジョブデータを送信し、要求元に提供する機能部である。これらの機能部は、利用者から受け付けたジョブデータが格納されるジョブ保持部30にアクセスし、要求された該当データを取得する。なお、ジョブ保持部30は、ジョブサーバ300sが備える記憶装置の所定の記憶領域にあたる。
ここで、ジョブ保持部30における蓄積ジョブの管理例について説明する。
図5は、本実施形態に係る管理情報30Dのデータ例を示す図である。
例えば、ジョブ保持部30では、[ジョブ識別]や[ジョブ属性]などの情報項目がジョブ単位で対応づけられた管理情報30Dに、格納されたジョブデータが紐づけられおり、蓄積ジョブが管理されている。[ジョブ識別]項目は、蓄積ジョブを識別する情報(以下「ジョブ識別情報」という)を保持する項目であり、項目値には、ジョブIDなどがある。[ジョブ属性]項目は、蓄積ジョブ属性の情報(以下「ジョブ属性情報」という)を保持する項目であり、項目値には、ジョブ名、利用者名、蓄積日時、ページ数、削除制御などがある。
ジョブ名、利用者名、蓄積日時、ページ数などのジョブ属性情報は、例えば、ジョブデータを格納する際に、データ解析し、ジョブデータ内に含まれる書誌情報などの各種設定値を抽出することで取得できる。
ジョブ属性情報における削除制御は、蓄積ジョブの削除処理を制御する項目値(以下「削除制御値」という)である。ジョブ蓄積時には、NULLのデフォルト値が保持され、ジョブ実行時に、後述するデータ管理機能により、蓄積ジョブの蓄積期間を延長する制御値(延長期間を示す値)に更新される。制御値には、例えば、日付や時間などで表される日時などがある。
図4の説明に戻る。ジョブリスト提供部31は、ジョブリスト取得要求時に受信した利用者名などの利用者を識別する情報(以下「利用者識別情報」という)に基づき、上記ジョブ保持部30を参照し、該当管理情報30D(利用者名が一致したジョブ属性情報を含む管理情報)を取得することで、利用者のジョブリストを生成する。これにより、ジョブリスト提供部31からは、要求されたジョブリストが提供される。
また、ジョブ提供部32は、実行ジョブ取得要求時に受信したジョブIDなどのジョブ識別情報に基づき、上記ジョブ保持部30を参照し、該当管理情報30D(ジョブIDが一致したジョブ識別情報を含む管理情報)を特定することで、紐づけられたジョブデータを取得する。これにより、ジョブ提供部32からは、要求されたジョブデータが提供される。
このように、ジョブサーバ300sでは、上記蓄積ジョブ管理処理が行われる。
《Webサーバ》
接続制御部11は、データ伝送路N上のジョブサーバ300sと画像処理装置200sとの接続を制御する機能部である。これにより、接続制御部11は、両装置間で行われるジョブに関するデータ取得要求・応答処理を制御する。つまり、Webサーバ100では、接続制御部11が、ジョブサーバ300sと画像処理装置200sとの間のデータ通信を制御することで、ジョブに関するデータを中継している。
接続制御部11は、次のような制御情報を保持する制御情報保持部10にアクセスし、該制御情報に設定された接続規則に従って、ジョブサーバ300sと画像処理装置200sとの接続を制御する。なお、制御情報保持部10は、Webサーバ100が備える記憶装置の所定の記憶領域にあたる。
図6は、本実施形態に係る制御情報10D,10Dのデータ例を示す図である。
図6に示すように、本実施形態では、2種類の制御情報10D,10D(以降総称する場合「制御情報10D」という)を有している。(A)には、設置エリアSごとの画像処理装置200sが設定された制御情報10D(以下「画像処理装置情報10D」という)のデータ例が示されており、(B)には、設置エリアSごとのジョブサーバ300sが設定された制御情報10D(以下「ジョブサーバ情報10D」という)のデータ例が示されている。
画像処理装置情報10Dは、[エリア識別]及び[画像処理装置識別]などの情報項目を対応づけて、システム1に接続された画像処理装置200sが設定されている。[エリア識別]項目は、設置エリアSを識別する情報(以下「エリア識別情報」という)を設定する項目であり、項目値には、エリア名などがある。[画像処理装置識別]項目は、画像処理装置200sを識別する情報(以下「装置識別情報」という)を設定する項目であり、項目値には、画像処理装置200sに割り当てられたネットワーク設定値(例えば「IPアドレス:Internet Protocol address」)などがある。
ジョブサーバ情報10Dは、[エリア識別]及び[ジョブサーバ識別]などの情報項目を対応づけて、システム1に接続されたジョブサーバ300sが設定されている。[エリア識別]項目は、エリア識別情報を設定する項目である。[ジョブサーバ識別]項目は、ジョブサーバ300sを識別する情報(以下「サーバ識別情報」という)を設定する項目であり、項目値には、ジョブサーバ300sに割り当てられたネットワーク設定値などがある。
なお、上記項目値は、例えば、管理者により予め設定しておく。従来では、このような制御情報10Dが、ジョブサーバ300sごとに保持されていたため、制御情報10Dの管理作業を、設置エリアSのジョブサーバ300sごとに行っていた。しかし、本実施形態では、制御情報10Dが、Webサーバ100で一括管理されているため、管理作業が簡素化でき、管理者の負担が軽減される。
図4の説明に戻る。ジョブリスト生成部12は、画像処理装置200sへのジョブリストを生成する機能部である。ジョブリスト生成部12は、ジョブサーバ300sから受信したジョブリストに、該ジョブサーバ300sのサーバ識別情報を付加し、画像処理装置200sへのジョブリストを生成する。また、ジョブリスト生成部12は、Webサーバ100が、複数のジョブサーバ300sから、それぞれジョブリストを受信した場合に、受信した複数のジョブリストを1つのジョブリストに統合(データをマージ)し、画像処理装置200sへのジョブリストを生成する。なお、以下の説明では、便宜上、複数のジョブリストが統合されたジョブリストを「統合ジョブリスト」という。
本実施形態では、Webサーバ100が、画像処理装置200sから、ジョブリスト取得要求を受け付けると、次のような接続制御及びジョブリスト生成の動作が行われる。
Webサーバ100は、画像処理装置200s1から、利用者ログイン時のジョブリスト取得要求を受け付けると、画像処理装置200s1から利用者識別情報と装置識別情報とを受信する。
これを受けて、接続制御部11は、受信した装置識別情報に基づき、上記制御情報保持部10が保持する画像処理装置情報10Dを参照し、該当装置識別情報が対応づけられたエリア識別情報を取得することで、要求元の画像処理装置200s1の設置エリアSを特定する。接続制御部11は、取得したエリア識別情報に基づき、上記制御情報保持部10が保持するジョブサーバ情報10Dを参照し、該当エリア識別情報が対応づけられたサーバ識別情報を取得することで、接続先とするジョブサーバ300s1を決定する。
その後、接続制御部11は、受信した利用者識別情報を、決定したジョブサーバ300s1に送信することで、ジョブリスト取得を要求する。接続制御部11は、ジョブサーバ300s1から応答された利用者のジョブリストを受信し、受信したジョブリストを、ジョブリスト生成部12に渡す。ジョブリスト生成部12は、受け取ったジョブリストにジョブサーバ300s1のサーバ識別情報を付加した画像処理装置200s1へのジョブリストを生成し、生成したジョブリストを接続制御部11に渡す。接続制御部11は、受け取ったジョブリストを、要求元の画像処理装置200s1に送信する。これにより、画像処理装置200s1では、該画像処理装置200s1と同じ設置エリアSのジョブサーバ300s1に蓄積された利用者のジョブがリスト表示される。
このとき、利用者は、表示されたジョブリスト内に、実行したいジョブが存在した場合に、画面上でジョブを選択し、画像処理装置200s1に対して、ジョブの実行を指示する。
Webサーバ100は、実行ジョブが選択された画像処理装置200s1から、実行ジョブ取得要求を受け付けると、画像処理装置200s1からジョブ識別情報とサーバ識別情報とを受信する。
これを受けて、接続制御部11は、受信したジョブ識別情報を、サーバ識別情報により特定したジョブサーバ300s1に送信することで、実行ジョブ取得を要求する。接続制御部11は、ジョブサーバ300s1から応答された該当ジョブデータを受信し、受信したジョブデータを、要求元の画像処理装置200s1に送信する。その結果、画像処理装置200s1では、受信したジョブデータが印刷され、利用者が所望するジョブが実行される。
一方、利用者は、表示されたジョブリスト内に、実行したいジョブが存在しない場合に、画面上で、ジョブリストを取得したジョブサーバ300s1以外のジョブサーバ300sn(異なる設置エリアのジョブサーバ)からジョブリストを取得するように、画像処理装置200s1に対して、ジョブリスト取得先の変更を指示する。
Webサーバ100は、画像処理装置200s1から、ジョブリスト取得先変更時のジョブリスト取得要求を受け付けると、再び、画像処理装置200s1から利用者識別情報と装置識別情報とを受信する。
これを受けて、接続制御部11は、受信した装置識別情報に基づき、上記制御情報保持部10が保持する画像処理装置情報10Dを参照し、該当装置識別情報が対応づけられていないエリア識別情報を取得することで、要求元の画像処理装置200s1の設置エリアSと異なるエリアSを特定する。接続制御部11は、取得したエリア識別情報に基づき、上記制御情報保持部10が保持するジョブサーバ情報10Dを参照し、該当エリア識別情報が対応づけられたサーバ識別情報を取得することで、変更接続先とするジョブサーバ300snを決定する。
その後、接続制御部11は、受信した利用者識別情報を、決定したジョブサーバ300snに送信することで、ジョブリスト取得を要求する。接続制御部11は、ジョブサーバ300snから応答された利用者のジョブリストを受信し、受信したジョブリストを、ジョブリスト生成部12に渡す。ジョブリスト生成部12は、受け取ったジョブリストにジョブサーバ300snのサーバ識別情報を付加した画像処理装置200s1へのジョブリストを生成し、生成したジョブリストを接続制御部11に渡す。なお、ジョブリスト生成部12では、受け取ったジョブリストが複数の場合、統合ジョブリストを生成し、生成したジョブリストを接続制御部11に渡す。接続制御部11は、受け取ったジョブリストを、要求元の画像処理装置200s1に送信する。これにより、画像処理装置200s1では、該画像処理装置200s1と異なる設置エリアSのジョブサーバ300snに蓄積された利用者のジョブがリスト表示される。
このように、Webサーバ100では、上記中継処理が行われる。
本実施形態に係る印刷制御システム1では、まず、Webサーバ100が、画像処理装置200s1から、利用者ログイン時のジョブリスト取得要求を受け付けると、画像処理装置200s1と同じ設置エリアSのジョブサーバ300s1からジョブリストを取得し、要求元の画像処理装置200s1に応答する。これにより、画像処理装置200s1には、当該装置の設置エリアSと同じ設置エリアSのジョブサーバ300s1に蓄積された利用者のジョブがリスト表示される。
次に、印刷制御システム1では、表示されたジョブリスト内に、利用者が実行したいジョブが存在しない場合、Webサーバ100が、画像処理装置200s1から、ジョブリスト取得先変更時のジョブリスト取得要求を受け付けると、画像処理装置200s1と異なる設置エリアSのジョブサーバ300snからジョブリストを取得し、要求元の画像処理装置200s1に応答する。これにより、画像処理装置200s1には、当該装置の設置エリアSと異なるエリアSのジョブサーバ300snに蓄積された利用者のジョブがリスト表示される。その結果、印刷制御システム1では、利用者がジョブを蓄積したジョブサーバ300snの設置エリアSと異なるエリアSに、利用者が移動した場合であっても、移動先の画像処理装置200s1から、ジョブサーバ300snに蓄積しておいたジョブを選択し、実行することができる。
《画像処理装置》
ログイン部21は、利用者のログイン処理を行う機能部である。ログイン部21は、例えば、画像処理装置200sが備える操作パネル220に表示されたログイン画面から、利用者の入力操作を受け付けて、利用者識別情報などを含むログイン情報を取得する。なお、ログイン情報を受け付ける方法は、ログイン画面上の入力に限らない。例えば、画像処理装置200sに、外部記憶I/F214を介して接続される記録媒体読み取り装置(非図示)から、利用者のログイン情報が記録された記録媒体214aを読み取ることでログイン情報を受け付けてもよい。
ジョブ取得部22は、ジョブサーバ300sの蓄積ジョブを取得する機能部である。画像処理装置200sでは、上述したように、操作パネル220の画面上に、利用者のジョブリストを表示し、該ジョブリストからジョブが選択されたことを受けて、利用者からのジョブ実行指示を受け付ける。これにより、画像処理装置200sは、Webサーバ100を介して、実行指示されたジョブが蓄積されたジョブサーバ300sから、該当ジョブデータを取得する。よって、ジョブ取得部22は、これらの動作を実現するため、ジョブリスト表示部221及びジョブ選択受付部222などを有している。
ジョブリスト表示部221は、利用者のジョブリストを表示する機能部である。ジョブリスト表示部221は、ジョブリスト表示を指示する操作イベントを受け付けると、ログイン部21が取得したログイン情報に含まれる利用者識別情報と、画像処理装置200sの装置識別情報とを、Webサーバ100に送信することで、ログイン利用者のジョブリスト取得を要求する。その結果、ジョブリスト表示部221は、Webサーバ100から応答されたジョブリストを受信する。ジョブリスト表示部221は、例えば図7に示すようなジョブリスト22D,22D(以降総称する場合「ジョブリスト22D」という)を受信する。
図7は、本実施形態に係るジョブリスト22Dのデータ例を示す図である。
図7に示すように、本実施形態では、ジョブリスト取得要求の種別に応じて、2種類のジョブリスト22D,22Dを取得する。(A)には、利用者ログイン時のジョブリスト取得要求に対して応答されたジョブリスト22Dのデータ例が示されており、(B)には、ジョブリスト取得先変更時のジョブリスト取得要求に対して応答されたジョブリスト22Dのデータ例が示されている。
ジョブリスト22Dは、[ジョブサーバ識別]、[ジョブ識別]、及び[ジョブ属性]などの情報項目の項目値が含まれている。[ジョブサーバ識別]項目は、サーバ識別情報の項目であり、項目値は、ジョブリストを提供したジョブサーバ300sのネットワーク設定値である。[ジョブ識別]項目は、ジョブ識別情報の項目であり、項目値は、利用者が蓄積したジョブのジョブIDである。[ジョブ属性]項目は、ジョブ属性情報の項目であり、項目値は、ジョブ名、利用者名、蓄積日時、ページ数などである。
Webサーバ100は、利用者ログイン時のジョブリスト取得要求を受け付けると、画像処理装置200sと同じ設置エリアSのジョブサーバ300sをジョブリスト取得要求先(接続先)として決定する。これは、画像処理装置200sの設置エリアSは、利用者が通常在籍するエリアであることが多く、利用者が、ジョブを、画像処理装置200sと同じ設置エリアSのジョブサーバ300sに蓄積している場合が多いことから、利用者が実行したいジョブが蓄積されている確率の高いジョブサーバ300sからジョブリストを取得しているためである。そのため、ジョブリスト表示部221は、例えば(A)に示すような、特定の設置アリアSのジョブサーバ300sのサーバ識別情報と該ジョブサーバ300sが保持する利用者の蓄積ジョブに関する情報とが対応づけられたジョブリスト22Dを受信する。
一方、Webサーバ100は、ジョブリスト取得先変更時のジョブリスト取得要求を受け付けると、要求元の画像処理装置200sと異なる設置アリアSのジョブサーバ300sを、ジョブリスト取得要求先(接続先)として決定する。これは、要求元の画像処理装置200sと同じ設置エリアSのジョブサーバ300s以外で、利用者が実行したいジョブの蓄積候補となるジョブサーバ300sからジョブリストを取得しているためである。そのため、ジョブリスト表示部221は、例えば(B)に示すような、複数の設置アリアSのジョブサーバ300sのサーバ識別情報と各ジョブサーバ300sが保持する利用者の蓄積ジョブに関する情報とが対応づけられたジョブリスト22Dを受信することになる。
なお、以降の説明では、便宜上、ジョブリスト22Dを「基本ジョブリスト(基本表示情報)22D」と称し、ジョブリスト22Dを「拡張ジョブリスト(拡張表示情報)22D」と称す。
ジョブリスト表示部221は、受信した上記ジョブリスト22Dを、操作パネル220に、例えば図8に示すような画面で表示する。
図8は、本実施形態に係るジョブ実行の操作画面例を示す図である。
図8には、利用者がジョブリストからジョブを選択し、[Print]ボタンを押下することで、ジョブ実行指示可能な操作画面例が示されている。
また、操作画面W1には、2つのタブ画面が表示されている。具体的には、[PullPrint]タブ画面と[FollowMe]タブ画面である。これらのタブ画面は、画面上で重畳表示される。これにより、利用者は、タブ押下により、[PullPrint]タブ画面と[FollowMe]タブ画面とを切り替て表示させることができる。
例えば、図7に示す操作画面例では、[PullPrint]タブ画面が、[FollowMe]タブ画面に重畳表示されている。
[PullPrint]タブ画面は、ログイン画面からの遷移画面であり、利用者からジョブリスト表示の指示を受け付けると表示される。よって、[PullPrint]タブ画面には、基本ジョブリスト22Dが表示される。
一方、[FollowMe]タブ画面は、利用者により[FollowMe]タブが押下されると、[PullPrint]タブ画面に重畳表示される。本実施形態では、[FollowMe]タブの押下イベントに基づき、利用者からのジョブリスト取得先の変更指示を受け付ける。よって、[FollowMe]タブ画面には、拡張ジョブリスト22Dが表示される。
図4の説明に戻る。ジョブ選択受付部222は、ジョブリストからのジョブ選択を受け付ける機能部である。つまり、ジョブ選択受付部222は、ログイン利用者からのジョブ実行指示を受け付ける。ジョブ選択受付部222は、実行ジョブを選択する操作イベントを受け付けると、ジョブリスト22Dから、選択ジョブのジョブ識別情報と、選択ジョブに対応づけられたサーバ識別情報とを取得し、取得したジョブ識別情報とサーバ識別情報とを、Webサーバ100に送信することで、ログイン利用者の実行ジョブ取得を要求する。その結果、ジョブ取得部22は、Webサーバ100から応答された実行ジョブのジョブデータを受信する。
ジョブ実行部23は、ジョブを実行する機能部である。ジョブ実行部23は、ジョブ取得部22が取得したジョブデータを実行する。なお、本実施形態では、ジョブデータの印刷を想定している。よって、ジョブ実行部23は、ジョブデータに含まれる各種動作設定を、画像処理装置200sが備えるプロッタ230に設定し、ジョブデータを変換したラスタイメージをプロッタ230に渡すことで、印刷を行う。
(2)データ管理機能
《Webサーバ》
実行結果生成部13は、蓄積ジョブの実行結果を示す送信データを生成する機能部である。実行結果生成部13は、実行結果の生成要求を受け付けると、実行ジョブのジョブ識別情報と該実行ジョブの削除制御値(蓄積期間を延長する制御値)とを含む送信データを生成する。なお、接続制御部11は、画像処理装置200sからジョブ実行通知を受け付けると、実行結果生成部13に対して、実行ジョブのジョブ識別情報を渡すことで、実行結果の生成を要求する。
本実施形態では、Webサーバ100が、画像処理装置200sからジョブ実行通知を受け付けると、次のような接続制御及び実行結果送信の動作が行われる。
Webサーバ100は、画像処理装置200s1から、ジョブ実行通知を受け付けると、画像処理装置200s1から、実行ジョブのジョブ識別情報、実行ジョブの蓄積先を識別するサーバ識別情報、及び画像処理装置200s1の装置識別情報を受信する。
これを受けて、接続制御部11は、受信した装置識別情報に基づき、上記制御情報保持部10が保持する画像処理装置情報10Dを参照し、該当装置識別情報が対応づけられたエリア識別情報を取得することで、通知元の画像処理装置200s1の設置エリアSを特定する。また、接続制御部11は、受信したサーバ識別情報に基づき、上記制御情報保持部10が保持するジョブサーバ情報10Dを参照し、該当サーバ識別情報が対応づけられたエリア識別情報を取得することで、実行ジョブの蓄積先にあたるジョブサーバ300sの設置エリアSを特定する。接続制御部11は、特定した2つの設置エリアSが同じか否かを判定する。つまり、接続制御部11では、実行ジョブの蓄積先にあたるジョブサーバ300sと通知元の画像処理装置200s1とが同じ設置エリアSか否かを判定する。
その後、接続制御部11は、判定結果(同じ設置エリアか否か)と、ジョブ識別情報を実行結果生成部13とに渡すことで、実行結果の生成を要求する。これにより、実行結果生成部13は、判定結果に応じた削除制御値を含む送信データを生成する。
Webサーバ100には、予め判定結果に対応する削除制御値が設定されている。削除制御の設定値には、例えば、同じ設置エリアSの判定結果に対応した削除制御値[30(分)]や異なる設置エリアSの判定結果に対応した削除制御値[3(ヶ月)]などがある。
同じ設置エリアSの場合には、利用者の在籍頻度の高いエリアであり、ジョブを再度蓄積しやすい環境であることから、異なる設置エリアSに比べて、蓄積期間を短く設定する。一方、異なる設置エリアSの場合には、利用者の在籍頻度が低いエリアであり、ジョブを再度蓄積しにくい環境であることから、同じ設置エリアSに比べて、蓄積期間を長く設定する。このように、判定結果に対応する削除制御の設定値は、利用場面を想定した値を設定すればよい。
よって、実行結果生成部13は、同じ設置エリアSと判定された場合に、同じ設置エリアSの判定結果に対応する削除制御の設定値[30(分)]と、実行ジョブのジョブ識別情報とを含む送信データを生成する。また、実行結果生成部13は、異なる設置エリアSと判定された場合に、異なる設置エリアSの判定結果に対応する削除制御の設定値[3(ヶ月)]と、実行ジョブのジョブ識別情報とを含む送信データを生成する。
接続制御部11は、実行結果生成部13から応答された実行結果の送信データを、実行ジョブの蓄積先であるジョブサーバ300sに送信する。このように、本実施形態では、接続制御部11が、削除制御値の送信手段として機能する。なお、接続制御部11は、実行ジョブの蓄積先を識別するサーバ識別情報に基づき、実行結果の送信先にあたるジョブサーバ300sを特定する。
これにより、ジョブサーバ300sでは、自機で保持する蓄積ジョブの実行結果を受信する。
このように、Webサーバ100では、上記接続制御処理及び実行結果送信処理が行われ、ジョブサーバ300sに削除制御が設定される。
《ジョブサーバ》
実行結果受付部33は、自機で保持する蓄積ジョブの実行結果を受け付ける機能部である。実行結果受付部33は、Webサーバ100からの上記送信データを受信することで、実行結果を受け付ける。
また、実行結果受付部33は、Webサーバ100から実行結果を受け付けると、送信データに含まれるジョブ識別情報に基づき、ジョブ保持部30が保持する管理情報30Dを参照し、該当ジョブ識別情報が対応づけられたジョブ属性情報を特定する。実行結果受付部33は、特定したジョブ属性情報の削除制御値を更新する。
実行結果受付部33は、送信データに含まれる削除制御値(受信値)を実行結果受付時の日時に加算することで、延長期間を算出し、算出値を、特定したジョブ属性情報の削除制御値に設定する(NULLから実値に更新する)。例えば、実行結果受付部33は、送信データに含まれる削除制御値が[30(分)]で、実行結果受付時の日時が[2011/06/14 15:05:00]であった場合に、ジョブ属性情報の削除制御値に、延長期間の算出値:[2011/06/14 15:35:00]を設定する。また、実行結果受付部33は、送信データに含まれる削除制御値が[3(ヶ月)]で、実行結果受付時の日時が[2011/06/14 15:05:00]であった場合に、ジョブ属性情報の削除制御値に、延長期間の算出値:[2011/09/14 15:05:00]を設定する。
ジョブ削除部34は、自機で保持する蓄積ジョブを削除する機能部である。ジョブ削除部34は、定期的にジョブ保持部30が保持する管理情報30Dを参照し、ジョブ属性情報の削除制御値に基づき、所定の削除条件を満たしているジョブデータと、該ジョブデータが紐づく管理情報30Dとを削除する。
ジョブ削除部34は、次のような削除条件を満たしている場合に削除処理を行う。ジョブ削除部34は、削除条件判定時の現在日時が、ジョブ属性情報の削除制御値に設定された延長期間を超過している場合に削除処理を行う。
なお、定期的に削除処理が行われるジョブサーバ300sには、蓄積ジョブの蓄積期間予め設定されている。ジョブサーバ300sでは、基本動作として、ジョブ削除部34により、定期的に蓄積期間の超過(削除条件)が判定され、条件を満たしているジョブデータと、該ジョブデータが紐づく管理情報30Dとが削除される。
そこで、本実施形態では、蓄積期間を延長させることから、蓄積期間に基づく削除条件の判定結果より、削除制御値に設定された延長期間に基づく削除条件の判定結果が優先される。具体的には、ジョブ削除部34は、蓄積ジョブの蓄積期間が超過していると判定された場合であっても、削除条件判定時の現在日時が削除制御値に設定された延長期間を超過していなければ、削除処理を行わない。
このように、本実施形態に係る印刷制御システム1では、延長された蓄積期間の間、蓄積ジョブが削除されない環境が提供される。
以上のように、本実施形態に係る印刷制御機能及びデータ管理機能は、上記各機能部が連携動作することにより実現される。なお、上記各機能部は、システム1を構成する各機器に搭載(インストール)されるプログラム(印刷制御機能及びデータ管理機能を実現するソフトウェア)が、演算装置(CPU)により、記憶装置(「HDD」や「ROM」)からメモリ(RAM)上に読み出され、各機器において、以下の処理が実行されることで実現される。
本実施形態に係る印刷制御機能及びデータ管理機能の詳細な動作(機能部群の連携動作)について、処理手順を示すシーケンス図及びフローチャートを用いて説明する。
《印刷制御の主な処理》
図9は、本実施形態に係る印刷制御の処理手順例を示すシーケンス図である。図9には、画像処理装置200s1において、ログイン利用者の基本ジョブリスト22Dが表示され、実行ジョブの指示を受け付け、印刷が行われるまでの処理手順例が示されている。
図9に示すように、画像処理装置200s1は、ログイン部21により、ログイン利用者の利用者識別情報を含むログイン情報を、ジョブ取得部22に渡す(ステップS101)。
次に、画像処理装置200s1は、画面上で、ログイン利用者のジョブリスト表示指示を受け付けると、ジョブ取得部22により、ログイン利用者の利用者識別情報と、当該装置の装置識別情報とを、Webサーバ100に送信し、基本ジョブリスト22Dの取得を要求する(ステップS102)。
Webサーバ100は、画像処理装置200s1から、基本ジョブリスト取得要求を受け付けると、接続制御部11により、制御情報保持部10にアクセスし、保持される制御情報10Dを参照し(ステップS103)、基本ジョブリスト22Dを取得するジョブサーバ300sを接続先として決定する(ステップS104)。
このとき、接続制御部11は、例えば、画像処理装置200s1の装置識別情報が[001.002.003.011]で、図6に示す制御情報10Dを参照した場合、次のように接続先を決定する。接続制御部11は、画像処理装置200s1から受信した装置識別情報に基づき、画像処理装置情報10Dを参照し、該当装置識別情報が対応づけられたエリア識別情報[Japan]を取得し、画像処理装置200s1の設置エリアSを特定する。接続制御部11は、取得したエリア識別情報に基づき、ジョブサーバ情報10Dを参照し、該当エリア識別情報が対応づけられたサーバ識別情報[001.002.003.010]を取得し、接続先とするジョブサーバ300s1を決定する。
次に、Webサーバ100は、接続制御部11により、画像処理装置200s1から受信した利用者識別情報を、決定したジョブサーバ300s1に送信し、ログイン利用者のジョブリストの取得を要求する(ステップS105)。
ジョブサーバ300s1は、Webサーバ100から、ジョブリスト取得要求を受け付けると、ジョブリスト提供部31により、ジョブ保持部30にアクセスし、ログイン利用者の蓄積ジョブに関する情報を含むジョブリスト22Dを取得する(ステップS106)。このとき、ジョブリスト提供部31は、Webサーバ100から受信した利用者識別情報に基づき、蓄積ジョブの管理情報30Dから、ログイン利用者の該当管理情報30Dを抽出し、ジョブリスト22Dを取得する。
次に、ジョブサーバ300s1は、ジョブリスト提供部31により、ジョブリスト22Dを、Webサーバ100に送信し、ジョブリスト取得要求に応答する(ステップS107)。
Webサーバ100は、ジョブサーバ300s1から、ジョブリスト応答を受け付けると、接続制御部11により、ジョブサーバ300s1から受信したジョブリスト22Dを、ジョブリスト生成部12に渡し、基本ジョブリスト22Dの生成を要求する(ステップS108)。
次に、Webサーバ100は、ジョブリスト生成部12により、受け取ったジョブリスト22Dに、ジョブサーバ300s1(接続先)のサーバ識別情報を付加した基本ジョブリスト22Dを生成し(ステップS109)、生成したジョブリストを接続制御部11に渡し、基本ジョブリスト生成要求に応答する(ステップS110)。
次に、Webサーバ100は、接続制御部11により、受け取った基本ジョブリスト22Dを、画像処理装置200s1に送信し、基本ジョブリスト取得要求に応答する(ステップS111)。
画像処理装置200s1は、Webサーバ100から、基本ジョブリスト取得応答を受け付けると、ジョブ取得部22により、受信した基本ジョブリスト22Dを画面上に表示し、画面上でジョブが選択されることで、ログイン利用者からのジョブ実行指示を受け付ける(ステップS112)。
ジョブ取得部22は、画面上で、ログイン利用者のジョブ実行指示を受け付けると、選択ジョブのジョブ識別情報と、選択ジョブが蓄積されるサーバ識別情報とを、Webサーバ100に送信し、実行ジョブの取得を要求する(ステップS113)。このとき、ジョブ取得部22は、基本ジョブリスト22Dから、選択ジョブのジョブ識別情報と、選択ジョブに対応づけられたサーバ識別情報とを取得し、取得したジョブ識別情報とサーバ識別情報とを、Webサーバ100に送信し、ログイン利用者のジョブ取得を要求する。
Webサーバ100は、画像処理装置200s1から、実行ジョブ取得要求を受け付けると、接続制御部11により、画像処理装置200s1から受信したジョブ識別情報を、サーバ識別情報により特定したジョブサーバ300s1に送信し、実行ジョブの取得を要求する(ステップS114)。
ジョブサーバ300s1は、Webサーバ100から、実行ジョブ取得要求を受け付けると、ジョブ提供部32により、ジョブ保持部30にアクセスし、ログイン利用者の実行ジョブを取得する(ステップS115)。このとき、ジョブ提供部32は、Webサーバ100から受信したジョブ識別情報に基づき、蓄積ジョブの管理情報30Dを参照し、蓄積ジョブの中から、該当管理情報30Dに紐づいて保持されるジョブデータを取得する。
次に、ジョブサーバ300s1は、ジョブ提供部32により、ジョブデータを、Webサーバ100に送信し、実行ジョブ取得要求に応答する(ステップS116)。
Webサーバ100は、ジョブサーバ300s1から、実行ジョブ取得応答を受け付けると、接続制御部11により、ジョブサーバ300s1から受信したジョブデータを、画像処理装置200s1に送信し、実行ジョブ取得要求に応答する(ステップS117)。
画像処理装置200s1は、Webサーバ100から、実行ジョブ取得応答を受け付けると、ジョブ取得部22により、Webサーバ100から受信したジョブデータを、ジョブ実行部23に渡し、ジョブの実行を要求する(ステップS118)。
その結果、画像処理装置200s1では、ジョブ実行部23により、受け取ったジョブデータが印刷され、利用者が所望するジョブが実行される(ステップS119)。
《ジョブリスト表示制御の処理》
図10は、本実施形態に係る拡張ジョブリスト表示の処理手順例を示すシーケンス図である。図10には、画像処理装置200s1において、表示された基本ジョブリスト22D内に、ログイン利用者が実行したいジョブが存在せず、ジョブリスト取得先変更の指示を受け付け、拡張ジョブリスト22Dが表示されるまでの処理手順例が示されている。つまり、画像処理装置200s1が、図9に示したステップS112の処理で、ジョブリスト取得先変更の指示を受け付けた場合のジョブリスト表示処理である。
図10に示すように、画像処理装置200s1は、画面上で[FollowMe]タブが押下されることで、ログイン利用者からのジョブリスト取得先変更指示を受け付ける(ステップS201)。
画像処理装置200s1は、ログイン利用者のジョブリスト取得先変更指示を受け付けると、ジョブ取得部22により、ログイン利用者の利用者識別情報と、当該装置の装置識別情報とを、Webサーバ100に送信し、拡張ジョブリスト22Dの取得を要求する(ステップS202)。
Webサーバ100は、画像処理装置200s1から、拡張ジョブリスト取得要求を受け付けると、接続制御部11により、制御情報保持部10にアクセスし、保持される制御情報10Dを参照(ステップS203)し、拡張ジョブリスト22Dを取得するジョブサーバ300sを変更接続先として決定する(ステップS204)。
このとき、接続制御部11は、例えば、画像処理装置200s1の装置識別情報が[001.002.003.011]で、図6に示す制御情報10Dを参照した場合、次のように接続先を決定する。接続制御部11は、画像処理装置200s1から受信した装置識別情報に基づき、画像処理装置情報10Dを参照し、該当装置識別情報が対応づけられていないエリア識別情報[Madrid]−[Paris]を取得し、画像処理装置200s1の設置エリアSと異なるエリアSを特定する。接続制御部11は、取得したエリア識別情報に基づき、ジョブサーバ情報10Dを参照し、該当エリア識別情報が対応づけられたサーバ識別情報[001.002.003.020]−[001.002.003.050]を取得し、変更接続先とするジョブサーバ300snを決定する。
このように、Webサーバ100では、接続制御部11により、複数のサーバ識別情報を取得した場合、変更接続先とする複数のジョブサーバ300snが決定される。この場合、Webサーバ100と各ジョブサーバ300snとの間では、次のような処理が行われる。
Webサーバ100は、接続制御部11により、画像処理装置200s1から受信した利用者識別情報を、決定した各ジョブサーバ300snに送信し、ログイン利用者のジョブリストの取得を要求する(ステップSS205)。
各ジョブサーバ300snは、Webサーバ100から、ジョブリスト取得要求を受け付けると、ジョブリスト提供部31により、ジョブ保持部30にアクセスし、ログイン利用者の蓄積ジョブに関する情報を含むジョブリスト22Dを取得する(ステップS206)。このとき、ジョブリスト提供部31は、Webサーバ100から受信した利用者識別情報に基づき、蓄積ジョブの管理情報30Dから、ログイン利用者の該当管理情報30Dを抽出し、ジョブリスト22Dを取得する。
次に、各ジョブサーバ300snは、ジョブリスト提供部31により、ジョブリスト22Dを、Webサーバ100に送信し、ジョブリスト取得要求に応答する(ステップS207)。
つまり、Webサーバ100と各ジョブサーバ300snとの間では、上記処理が、決定した接続先の数だけ行われる。
次に、Webサーバ100は、各ジョブサーバ300snから、ジョブリスト応答を受け付けると、接続制御部11により、各ジョブサーバ300snから受信した複数のジョブリスト22Dを、ジョブリスト生成部12に渡し、拡張ジョブリスト22Dの生成を要求する(ステップS208)。
次に、Webサーバ100は、ジョブリスト生成部12により、受け取った複数のジョブリスト22Dに、各ジョブサーバ300sn(変更接続先)のサーバ識別情報を付加し、サーバ識別情報が付加された複数のジョブリスト22Dを、1つのジョブリスト22Dに統合(マージ)した拡張ジョブリスト22Dを生成する(ステップS209)。ジョブリスト生成部12は、生成したジョブリスト22Dを接続制御部11に渡し、拡張ジョブリスト生成要求に応答する(ステップS210)。
次に、Webサーバ100は、接続制御部11により、受け取った拡張ジョブリスト22Dを、画像処理装置200s1に送信し、拡張ジョブリスト取得要求に応答する(ステップS211)。
画像処理装置200s1は、Webサーバ100から、拡張ジョブリスト取得応答を受け付けると、ジョブ取得部22により、受信した拡張ジョブリスト22Dを画面上に表示する(ステップS212)。
これにより、画像処理装置200s1では、ジョブ実行の操作画面W1が、当該装置の設置エリアSと同じ設置エリアSのジョブサーバ300s1に蓄積された利用者のジョブのリスト表示から、当該装置の設置エリアSと異なるエリアSのジョブサーバ300snに蓄積された利用者のジョブのリスト表示に切り替わる。その結果、印刷制御システム1では、利用者がジョブを蓄積したジョブサーバ300Snの設置エリアSと異なるエリアSに、利用者が移動した場合であっても、移動先の画像処理装置200S1から、ジョブサーバ300Snに蓄積しておいたジョブを選択し、実行することができる。
《データ管理の主な処理》
図11は、本実施形態に係るデータ管理の処理手順例を示すシーケンス図である。図11には、Webサーバ100が、画像処理装置200s1からジョブ実行通知を受け付け、実行ジョブが蓄積されるジョブサーバ300s1に対して、該当蓄積ジョブの削除制御値を含む実行結果を送信し、ジョブサーバ300s1でジョブデータが削除されるまでの処理手順例が示されている。つまり、画像処理装置200s1が、図9に示したステップS119の処理で、蓄積ジョブを実行した場合のデータ管理処理である。
図11に示すように、画像処理装置200s1は、蓄積ジョブの実行完了を受けて(ステップS301)、ジョブ実行部23により、実行ジョブのジョブ識別情報、実行ジョブの蓄積先を識別するサーバ識別情報、及び当該装置の装置識別情報を、Webサーバ100に送信し、ジョブ実行を通知する(ステップS302)。
Webサーバ100は、画像処理装置200s1から、ジョブ実行通知を受け付けると、接続制御部11により、制御情報保持部10にアクセスし、保持される制御情報10Dを参照し(ステップS303)、通知元の画像処理装置200s1と実行ジョブの蓄積先にあたるジョブサーバ300sとが同じ設置エリアSか否かを判定する。(ステップS304)。
このとき、接続制御部11は、例えば、画像処理装置200s1の装置識別情報が[001.002.003.011]、かつ、実行ジョブの蓄積先を識別するサーバ識別情報が[001.002.003.010]で、図6に示す制御情報10Dを参照した場合、次のように同じ設置エリアSか否かを判定する。接続制御部11は、画像処理装置200s1から受信した装置識別情報に基づき、画像処理装置情報10Dを参照し、該当装置識別情報が対応づけられたエリア識別情報[Japan]を取得し、画像処理装置200s1の設置エリアSを特定する。また、接続制御部11は、画像処理装置200s1から受信したサーバ識別情報に基づき、ジョブサーバ情報10Dを参照し、該当サーバ識別情報が対応づけられたエリア識別情報[Japan]を取得し、実行ジョブの蓄積先にあたるジョブサーバ300s1の設置エリアSを特定する。接続制御部11は、特定した2つの設置エリアSが同じか否かを判定する。本実施形態では、判定結果に基づき、通知元の画像処理装置200s1と実行ジョブの蓄積先にあたるジョブサーバ300s1とが同じ設置エリアSであると判定される。
接続制御部11は、判定結果と、実行ジョブのジョブ識別情報とを実行結果生成部13に渡し、実行結果の生成を要求する(ステップS305)。
Webサーバ100は、実行結果生成部13が、接続制御部11から実行結果生成要求を受け付けると、判定結果:"同じ設置エリアS"に応じた削除制御値を含む送信データを生成する(ステップS306)。このとき、実行結果生成部13は、例えば、予め設定されている同じ設置エリアSの判定結果に対応する削除制御の設定値が[30(分)]であった場合、該削除制御値[30(分)]と実行ジョブのジョブ識別情報とを含む送信データを生成する。
実行結果生成部13は、生成した送信データを接続制御部11に渡し、実行結果生成の要求に応答する(ステップS307)。
Webサーバ100は、接続制御部11により、実行結果生成部13から応答された実行結果の送信データを、受信したサーバ識別情報に基づき特定されたジョブサーバ300s1(実行ジョブの蓄積先)に送信する(ステップS308)。
ジョブサーバ300s1は、Webサーバ100から、実行結果の送信データを受信すると、実行結果受付部33により、ジョブ保持部30にアクセスし、実行ジョブの該当管理情報30Dを更新する(ステップS309)。
このとき、実行結果受付部33は、送信データに含まれるジョブ識別情報に基づき、管理情報30Dを参照し、該当ジョブ識別情報が対応づけられたジョブ属性情報を特定する。実行結果受付部33は、例えば、送信データに含まれる削除制御値が[30(分)]で、実行結果受付時の日時が[2011/06/14 15:05:00]であった場合、受信した削除制御値を実行結果受付時の日時に加算し、算出値(延長期間の算出値)[2011/06/14 15:35:00]を、特定したジョブ属性情報の削除制御値に設定し、更新する。これにより、実行ジョブの管理情報30Dは、例えば、図12に示すようにデータ遷移する。
図12は、本実施形態に係る管理情報30Dのデータ遷移例を示す図である。
図12には、実行結果受付部33により、実行ジョブのジョブ識別情報(受信したジョブ識別情報)が[J001]であった場合のデータ遷移例が示されている。図12に示すように、上記更新処理(ステップS309)により、ジョブ識別情報[J001]に対応づけられたジョブ属性情報の削除制御値が、延長期間:[2011/06/14 15:35:00]に更新されている。
図11の説明に戻る。ジョブサーバ300s1は、上記更新処理と非同期に、ジョブ削除部34により、ジョブ削除処理を定期的に行う(ステップS401)。このとき、ジョブ削除部34は、ジョブ保持部30が保持する管理情報30Dを参照し、ジョブ属性情報の削除制御値に基づき、所定の削除条件を満たしているジョブデータと、該ジョブデータが紐づく管理情報30Dとを削除する。
上記ジョブ削除処理(ステップS401)の詳細について、図13を用いて説明する。
図13は、本実施形態に係るジョブ削除の処理手順例を示すフローチャートである。
図13に示すように、ジョブ削除部34は、ジョブ削除の実行タイミングとして予め設定しておいた所定の時間経過を判定する(ステップS4011)。
ジョブ削除部34は、所定の時間が経過すると(ステップS4011:YES)、次のような削除条件の判定結果に基づく削除処理を実行する。なお、所定の時間が経過していない間は(ステップS4011:NO)、削除処理を行わない。
ジョブ削除部34は、ジョブ保持部30にアクセスし、管理情報30Dのジョブ属性情報を参照する(ステップS4012)。
ジョブ削除部34は、ジョブ属性情報の蓄積日時から削除判定時の現在日時までの期間を算出する(ステップS4013)。
ジョブ削除部34は、算出期間に基づき、蓄積ジョブの蓄積期間が超過しているか否かを判定する(ステップS4014)。このとき、ジョブ削除部34は、算出期間が、予め設定しておいた蓄積期間を超過しているか否かを判定する。
ジョブ削除部34は、蓄積期間を超過している場合(ステップS4014:YES)、超過していると判定された蓄積ジョブのジョブ属性情報に、削除制御値が設定されているか否かを判定する(ステップS4015)。
ジョブ削除部34は、削除制御値が設定されている場合(ステップS4015:YES)、設定された削除制御値に基づき、延長期間を超過しているか否かを判定する(ステップS4016)。このとき、ジョブ削除部34は、削除判定時の現在日時が、削除制御値に設定された延長期間を超過しているか否かを判定する。
ジョブ削除部34は、延長期間を超過している場合(ステップS4016:YES)、超過していると判定された蓄積ジョブを削除する(ステップS4017)。このとき、ジョブ削除部34は、上記削除条件に該当した蓄積ジョブのジョブデータと、該ジョブデータが紐づく管理情報30Dとを削除する。
なお、ジョブ削除部34は、蓄積期間を超過し、削除制御値が設定されていない場合(ステップS4014:YES,S4015:NO)、削除処理を行い、一方、蓄積期間が超過していない場合(ステップS4014:NO)や延長期間を超過していない場合(ステップS4016:NO)は、削除処理を行わない。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係るWebサーバ100によれば、接続制御部11により、画像処理装置200sからジョブ実行通知を受け付けると、実行結果生成部13が、実行ジョブに該当する蓄積ジョブの蓄積期間を延長する制御値を含む実行結果を生成し、接続制御部11に渡す。これにより、接続制御部11は、実行ジョブが蓄積されるジョブサーバ300sに対して、生成された実行結果を送信する。その結果、ジョブサーバ300sでは、実行結果受付部33により、実行結果に含まれる制御値に基づき、該当する蓄積ジョブの管理情報30D(ジョブ属性情報の削除制御値)が更新される。これにより、ジョブサーバ300sでは、ジョブ削除部34により、更新された管理情報30Dに基づき、ジョブ削除が行われ、蓄積ジョブを削除するタイミングが延長される。
これによって、本実施形態に係る印刷制御システム1は、延長された蓄積期間の間、蓄積ジョブが削除されない環境を提供する。その結果、本実施形態に係る印刷制御システム1では、利用者の利便性を欠くことなく蓄積ジョブに対するデータ管理が行える。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、Webサーバが、画像処理装置からのジョブ実行通知を受けて、蓄積ジョブの蓄積期間を延長する削除制御値を含む実行結果を実行ジョブが蓄積されるジョブサーバに送信することで、削除制御値に基づく延長期間の間、ジョブ削除を行わない仕組みを提案した。
これに対し、本実施形態では、Webサーバが、画像処理装置とジョブサーバとの中継処理の中で、ジョブリスト取得時に、蓄積ジョブの蓄積期間を延長する削除制御値を含むジョブリスト取得要求をジョブサーバに送信することで、削除制御値に基づく延長期間の間、ジョブ削除を行わない仕組みを提案する。
なお、以降では、第1の実施形態と異なる事項についてのみ説明し、同一事項については、同一参照符号を付し、その説明を省略する。
<印刷制御におけるデータ管理機能>
図14は、本実施形態に係る印刷制御及びデータ管理の機能構成例を示す図である。
《Webサーバ》
Webサーバ100は、利用者のジョブリスト取得要求を行った画像処理装置200sとジョブリスト22Dを取得する接続先として決定したジョブサーバ300sとの間で、ジョブリスト取得要求・ジョブリスト応答などの中継処理を行う。
本実施形態では、このとき、接続制御部11が、ジョブサーバ300sに対して、ジョブリスト22D内に含まれる蓄積ジョブの削除制御値(延長期間を示す値)を含むジョブリスト取得要求を送信する。このように、本実施形態では、接続制御部11が、削除制御値の送信手段として機能する。
接続制御部11は、ジョブリスト取得時の接続先であるジョブサーバ300sと要求元の画像処理装置200sとが同じ設置エリアSか否かを判定する。接続制御部11は、判定結果に応じた削除制御値(同じ設置エリア/異なる設置エリアの判定結果に対応する削除制御の設定値)を含むジョブリスト取得要求を送信する。
また、Webサーバ100は、画像処理装置200sから、ジョブ実行通知を受け付けると、画像処理装置200sから、実行ジョブのジョブ識別情報と、実行ジョブの蓄積先を識別するサーバ識別情報とを受信する。
これを受けて、接続制御部11は、蓄積ジョブの実行結果として、受信したジョブ識別情報を実行ジョブの蓄積先であるジョブサーバ300sに送信する。なお、接続制御部11は、実行ジョブの蓄積先を識別するサーバ識別情報に基づき、実行結果の送信先にあたるジョブサーバ300sを特定する。
これにより、ジョブサーバ300sでは、自機で保持する蓄積ジョブの実行結果を受信する。
《ジョブサーバ》
ジョブサーバ300sは、Webサーバ100から、ジョブリスト取得要求を受け付けると、Webサーバ100から、蓄積ジョブの削除制御値を受信する。
これを受けて、ジョブリスト提供部31は、ジョブリスト22Dを要求元に応答するとともに、受信した削除制御値に基づき、ジョブリスト22D内に含まれる蓄積ジョブの該当管理情報30Dを更新する。
ジョブリスト提供部31は、ジョブリスト取得要求時に受信した利用者識別情報(利用者名)に基づき、ジョブ保持部30が保持する管理情報30Dを参照し、該当管理情報30D(利用者名が一致したジョブ属性情報を含む管理情報)を特定する。ジョブリスト提供部31は、特定した管理情報30Dのジョブ属性情報の削除制御値を更新する。ジョブリスト提供部31は、ジョブ属性情報の削除制御値に、ジョブリスト取得要求時に受信した削除制御値を設定し、更新する。つまり、ジョブリスト取得要求受付時の段階では、ジョブ属性情報の削除制御値に、Webサーバ100からの受信値が設定される。
このように、第1の実施形態では、実行ジョブに該当する蓄積ジョブの管理情報30Dのみに削除制御値が設定されていたのに対し、本実施形態では、ジョブリスト22Dの取得を要求したログイン利用者の全ての蓄積ジョブの管理情報30Dに削除制御値が設定される。
ジョブサーバ300sは、Webサーバ100から、蓄積ジョブの実行結果を受け付けると、Webサーバ100から、実行ジョブのジョブ識別情報を受信する。
これを受けて、実行結果受付部33は、受信したジョブ識別情報に基づき、ジョブ保持部30が保持する管理情報30Dを参照し、該当ジョブ識別情報が対応づけられたジョブ属性情報を特定する。実行結果受付部33は、特定したジョブ属性情報の削除制御値を更新する。
実行結果受付部33は、ジョブリスト取得時に設定された削除制御値(受信値)を実行結果受付時の日時に加算することで、延長期間を算出し、算出値を、特定したジョブ属性情報の削除制御値に設定する(受信値から算出値に更新する)。例えば、実行結果受付部33は、ジョブリスト取得要求受付時に設定された削除制御値が[30(分)]で、実行結果受付時の日時が[2011/06/14 15:05:00]であった場合に、ジョブ属性情報の削除制御値に、延長期間の算出値:[2011/06/14 15:35:00]を再設定する。また、実行結果受付部33は、ジョブリスト取得要求受付時に設定された削除制御値が[3(ヶ月)]で、実行結果受付時の日時が[2011/06/14 15:05:00]であった場合に、ジョブ属性情報の削除制御値に、延長期間の算出値:[2011/09/14 15:05:00]を再設定する。つまり、ジョブ実行通知受付時の段階では、ジョブ属性情報の削除制御値に、受信値に基づき算出された延長期間が設定される。
これを受けて、ジョブ削除部34は、定期的にジョブ保持部30が保持する管理情報30Dを参照し、現在日時が、ジョブ属性情報の削除制御値に設定された延長期間を超過している場合に削除処理を行い、延長期間を超過していなければ、削除処理を行わない。なお、ジョブ削除部34は、ジョブ属性情報の削除制御値に、延長期間の算出値でなく、ジョブリスト取得要求時の受信値が設定されている場合、削除処理を行わない。
よって、本実施形態では、蓄積期間が超過した場合であっても、管理情報30Dに削除制御値が設定されている蓄積ジョブは削除されず、ジョブ実行通知を受け付けた際に、再設定された削除制御値に基づき、実行ジョブに該当する蓄積ジョブの削除処理を行う。
このように、本実施形態に係る印刷制御システム1では、延長された蓄積期間の間、蓄積ジョブが削除されない環境が提供される。
《印刷制御の主な処理》
図15は、本実施形態に係る印刷制御の処理手順例を示すシーケンス図である。図15には、画像処理装置200s1において、ログイン利用者の基本ジョブリスト22Dが表示され、実行ジョブの指示を受け付け、印刷が行われるまでの処理手順例が示されている。この中で、Webサーバ100が、画像処理装置200s1と同じ設置エリアSのジョブサーバ300s1に対して、削除制御値を含むジョブリスト取得要求を送信する処理が示されている。
図15に示すように、画像処理装置200s1は、ログイン部21により、ログイン利用者の利用者識別情報を含むログイン情報を、ジョブ取得部22に渡す(ステップS501)。
次に、画像処理装置200s1は、画面上で、ログイン利用者のジョブリスト表示指示を受け付けると、ジョブ取得部22により、ログイン利用者の利用者識別情報と、当該装置の装置識別情報とを、Webサーバ100に送信し、基本ジョブリスト22Dの取得を要求する(ステップS502)。
Webサーバ100は、画像処理装置200s1から、基本ジョブリスト取得要求を受け付けると、接続制御部11により、制御情報保持部10にアクセスし、保持される制御情報10Dを参照し(ステップS503)、画像処理装置200s1と同じ設置エリアSのジョブサーバ300s1を、基本ジョブリスト22Dを取得する接続先として決定する(ステップS504)。
次に、Webサーバ100は、接続制御部11により、画像処理装置200s1から受信した利用者識別情報と、同一エリア時の削除制御値(同じ設置エリアの判定結果に対応する削除制御の設定値[30(分)])とを、決定したジョブサーバ300s1に送信し、ログイン利用者のジョブリストの取得を要求する(ステップS505)。
ジョブサーバ300s1は、Webサーバ100から、ジョブリスト取得要求を受け付けると、ジョブリスト提供部31により、ジョブ保持部30にアクセスし、ログイン利用者の蓄積ジョブに関する情報を含むジョブリスト22Dを取得する(ステップS506)。
このとき、ジョブリスト提供部31は、ログイン利用者の蓄積ジョブの該当管理情報30Dを更新する(ステップS507)。ジョブリスト提供部31は、ジョブリスト取得要求時に受信した削除制御値に基づき、該当管理情報30Dを更新する。ジョブリスト提供部31は、ジョブリスト取得時に特定した管理情報30Dのジョブ属性情報の削除制御値に、ジョブリスト取得要求時に受信した削除制御値(受信値)を設定し、更新する。
次に、ジョブサーバ300s1は、ジョブリスト提供部31により、ジョブリスト22Dを、Webサーバ100に送信し、ジョブリスト取得要求に応答する(ステップS508)。
Webサーバ100は、ジョブサーバ300s1から、ジョブリスト応答を受け付けると、接続制御部11により、ジョブサーバ300s1から受信したジョブリスト22Dを、ジョブリスト生成部12に渡し、基本ジョブリスト22Dの生成を要求する(ステップS509)。
次に、Webサーバ100は、ジョブリスト生成部12により、受け取ったジョブリスト22Dに、ジョブサーバ300s1(接続先)のサーバ識別情報を付加した基本ジョブリスト22Dを生成し(ステップS510)、生成したジョブリストを接続制御部11に渡し、基本ジョブリスト生成要求に応答する(ステップS511)。
次に、Webサーバ100は、接続制御部11により、受け取った基本ジョブリスト22Dを、画像処理装置200s1に送信し、基本ジョブリスト取得要求に応答する(ステップS512)。
画像処理装置200s1は、Webサーバ100から、基本ジョブリスト取得応答を受け付けると、ジョブ取得部22により、受信した基本ジョブリスト22Dを画面上に表示し、画面上でジョブが選択されることで、ログイン利用者からのジョブ実行指示を受け付ける(ステップS513)。
ジョブ取得部22は、画面上で、ログイン利用者のジョブ実行指示を受け付けると、選択ジョブのジョブ識別情報と、選択ジョブが蓄積されるサーバ識別情報とを、Webサーバ100に送信し、実行ジョブの取得を要求する(ステップS514)。
Webサーバ100は、画像処理装置200s1から、実行ジョブ取得要求を受け付けると、接続制御部11により、画像処理装置200s1から受信したジョブ識別情報を、サーバ識別情報により特定したジョブサーバ300s1に送信し、実行ジョブの取得を要求する(ステップS515)。
ジョブサーバ300s1は、Webサーバ100から、実行ジョブ取得要求を受け付けると、ジョブ提供部32により、ジョブ保持部30にアクセスし、ログイン利用者の実行ジョブを取得する(ステップS516)。
次に、ジョブサーバ300s1は、ジョブ提供部32により、ジョブデータを、Webサーバ100に送信し、実行ジョブ取得要求に応答する(ステップS517)。
Webサーバ100は、ジョブサーバ300s1から、実行ジョブ取得応答を受け付けると、接続制御部11により、ジョブサーバ300s1から受信したジョブデータを、画像処理装置200s1に送信し、実行ジョブ取得要求に応答する(ステップS518)。
画像処理装置200s1は、Webサーバ100から、実行ジョブ取得応答を受け付けると、ジョブ取得部22により、Webサーバ100から受信したジョブデータを、ジョブ実行部23に渡し、ジョブの実行を要求する(ステップS519)。
その結果、画像処理装置200s1では、ジョブ実行部23により、受け取ったジョブデータが印刷され、利用者が所望するジョブが実行される(ステップS520)。
《ジョブリスト表示制御の処理》
図16は、本実施形態に係る拡張ジョブリスト表示の処理手順例を示すシーケンス図である。図16には、画像処理装置200s1において、表示された基本ジョブリスト22D内に、ログイン利用者が実行したいジョブが存在せず、ジョブリスト取得先変更の指示を受け付け、拡張ジョブリスト22Dが表示されるまでの処理手順例が示されている。つまり、画像処理装置200s1が、図15に示したステップS513の処理で、ジョブリスト取得先変更の指示を受け付けた場合のジョブリスト表示処理である。この中で、Webサーバ100が、画像処理装置200s1と異なる設置エリアSのジョブサーバ300snに対して、削除制御値を含むジョブリスト取得要求を送信する処理が示されている。
図16に示すように、画像処理装置200s1は、画面上で[FollowMe]タブが押下されることで、ログイン利用者からのジョブリスト取得先変更指示を受け付ける(ステップS601)。
画像処理装置200s1は、ログイン利用者のジョブリスト取得先変更指示を受け付けると、ジョブ取得部22により、ログイン利用者の利用者識別情報と、当該装置の装置識別情報とを、Webサーバ100に送信し、拡張ジョブリスト22Dの取得を要求する(ステップS602)。
Webサーバ100は、画像処理装置200s1から、拡張ジョブリスト取得要求を受け付けると、接続制御部11により、制御情報保持部10にアクセスし、保持される制御情報10Dを参照(ステップS603)し、拡張ジョブリスト22Dを取得するジョブサーバ300sを変更接続先として決定する(ステップS604)。
このように、Webサーバ100では、接続制御部11により、複数のサーバ識別情報を取得した場合、変更接続先とする複数のジョブサーバ300snが決定される。この場合、Webサーバ100と各ジョブサーバ300snとの間では、次のような処理が行われる。
Webサーバ100は、接続制御部11により、画像処理装置200s1から受信した利用者識別情報と、異なるエリア時の削除制御値(異なる設置エリアの判定結果に対応する削除制御の設定値[3(ヶ月)])とを、決定したジョブサーバ300snに送信し、ログイン利用者のジョブリストの取得を要求する(ステップSS605)。
各ジョブサーバ300snは、Webサーバ100から、ジョブリスト取得要求を受け付けると、ジョブリスト提供部31により、ジョブ保持部30にアクセスし、ログイン利用者の蓄積ジョブに関する情報を含むジョブリスト22Dを取得する(ステップS606)。
このとき、ジョブリスト提供部31は、ログイン利用者の蓄積ジョブの該当管理情報30Dを更新する(ステップS607)。ジョブリスト提供部31は、ジョブリスト取得要求時に受信した削除制御値に基づき、該当管理情報30Dを更新する。ジョブリスト提供部31は、ジョブリスト取得時に特定した管理情報30Dのジョブ属性情報の削除制御値に、ジョブリスト取得要求時に受信した削除制御値(受信値)を設定し、更新する。
次に、各ジョブサーバ300snは、ジョブリスト提供部31により、ジョブリスト22Dを、Webサーバ100に送信し、ジョブリスト取得要求に応答する(ステップS608)。
つまり、Webサーバ100と各ジョブサーバ300snとの間では、上記処理が、決定した接続先の数だけ行われる。
次に、Webサーバ100は、各ジョブサーバ300snから、ジョブリスト応答を受け付けると、接続制御部11により、各ジョブサーバ300snから受信した複数のジョブリスト22Dを、ジョブリスト生成部12に渡し、拡張ジョブリスト22Dの生成を要求する(ステップS609)。
次に、Webサーバ100は、ジョブリスト生成部12により、受け取った複数のジョブリスト22Dに、各ジョブサーバ300sn(変更接続先)のサーバ識別情報を付加し、サーバ識別情報が付加された複数のジョブリスト22Dを、1つのジョブリスト22Dに統合(マージ)した拡張ジョブリスト22Dを生成する(ステップS610)。ジョブリスト生成部12は、生成したジョブリスト22Dを接続制御部11に渡し、拡張ジョブリスト生成要求に応答する(ステップS611)。
次に、Webサーバ100は、接続制御部11により、受け取った拡張ジョブリスト22Dを、画像処理装置200s1に送信し、拡張ジョブリスト取得要求に応答する(ステップS612)。
画像処理装置200s1は、Webサーバ100から、拡張ジョブリスト取得応答を受け付けると、ジョブ取得部22により、受信した拡張ジョブリスト22Dを画面上に表示する(ステップS613)。
図17は、本実施形態に係る管理情報30Dのデータ遷移例(その1)を示す図である。
図17には、ジョブリスト提供部31により、管理情報30Dの更新処理が行われた場合のデータ遷移例が示されている。具体的には、上記ステップS507,S607の処理が実行された場合のデータ遷移例である。
図17に示すように、ログイン利用者の利用者識別情報(受信した利用者識別情報)が[User01]で、かつ、ジョブリスト22Dを取得する接続先が、画像処理装置200s1と同じ設置エリアSのジョブサーバ300s1であった場合、上記更新処理(ステップS507)により、利用者識別情報[User01]を含むジョブ属性情報の削除制御値が、同一エリア時の受信値:[30(分)]に更新されている。
また、ログイン利用者の利用者識別情報が[User02]で、かつ、ジョブリスト22Dを取得する接続先が、画像処理装置200s1と異なる設置エリアSのジョブサーバ300snであった場合、上記更新処理(ステップSS607)により、利用者識別情報[User02]を含むジョブ属性情報の削除制御値が、異なるエリア時の受信値:[3(ヶ月)]に更新されている。
このように、ジョブリスト取得要求受付時の段階では、ジョブ属性情報の削除制御値に、Webサーバ100からの受信値が設定される。
《データ管理の主な処理》
図18は、本実施形態に係るデータ管理の処理手順例を示すシーケンス図である。図18には、Webサーバ100が、画像処理装置200s1からジョブ実行通知を受け付け、実行ジョブが蓄積されるジョブサーバ300s1に対して、該当蓄積ジョブの実行結果を送信し、ジョブサーバ300s1でジョブデータが削除されるまでの処理手順例が示されている。つまり、画像処理装置200s1が、図15に示したステップS520の処理で、蓄積ジョブを実行した場合のデータ管理処理である。
図18に示すように、画像処理装置200s1は、蓄積ジョブの実行完了を受けて(ステップS701)、ジョブ実行部23により、実行ジョブのジョブ識別情報と、実行ジョブの蓄積先を識別するサーバ識別情報とを、Webサーバ100に送信し、ジョブ実行を通知する(ステップS702)。
Webサーバ100は、画像処理装置200s1から、ジョブ実行通知を受け付けると、接続制御部11により、受信したジョブ識別情報を、受信したサーバ識別情報に基づき特定されたジョブサーバ300s1(実行ジョブの蓄積先)に、実行結果として送信する(ステップS703)。
ジョブサーバ300s1は、Webサーバ100から、実行結果としてジョブ識別情報を受信すると、実行結果受付部33により、ジョブ保持部30にアクセスし、実行ジョブの該当管理情報30Dを更新する(ステップS704)。
このとき、実行結果受付部33は、受信したジョブ識別情報に基づき、管理情報30Dを参照し、該当ジョブ識別情報が対応づけられたジョブ属性情報を特定する。実行結果受付部33は、例えば、ジョブリスト取得要求受付時に設定された削除制御値が[30(分)]で、実行結果受付時の日時が[2011/06/14 15:05:00]であった場合、設定された削除制御値を実行結果受付時の日時に加算し、算出値(延長期間の算出値)[2011/06/14 15:35:00]を、特定したジョブ属性情報の削除制御値に再設定し、更新する。これにより、実行ジョブの管理情報30Dは、例えば、図19に示すようにデータ遷移する。
図19は、本実施形態に係る管理情報30Dのデータ遷移例(その2)を示す図である。
図19には、実行結果受付部33により、実行ジョブのジョブ識別情報(受信したジョブ識別情報)が[J001]であった場合のデータ遷移例が示されている。図19に示すように、上記更新処理(ステップS704)により、ジョブ識別情報[J001]に対応づけられたジョブ属性情報の削除制御値が、延長期間:[2011/06/14 15:35:00]に更新されている。
このように、ジョブ実行通知受付時の段階では、ジョブ属性情報の削除制御値に、受信値に基づき算出された延長期間が設定される。
図17の説明に戻る。ジョブサーバ300s1は、上記更新処理と非同期に、ジョブ削除部34により、ジョブ削除処理を定期的に行う(ステップS801)。
上記ジョブ削除処理(ステップS801)の詳細について、図20を用いて説明する。
図20は、本実施形態に係るジョブ削除の処理手順例を示すフローチャートである。
図20に示すように、ジョブ削除部34は、ジョブ削除の実行タイミングとして予め設定しておいた所定の時間経過を判定する(ステップS8011)。
ジョブ削除部34は、所定の時間が経過すると(ステップS8011:YES)、次のような削除条件の判定結果に基づく削除処理を実行する。なお、所定の時間が経過していない間は(ステップS8011:NO)、削除処理を行わない。
ジョブ削除部34は、ジョブ保持部30にアクセスし、管理情報30Dのジョブ属性情報を参照する(ステップS8012)。
ジョブ削除部34は、ジョブ属性情報の蓄積日時から削除判定時の現在日時までの期間を算出する(ステップS8013)。
ジョブ削除部34は、算出期間に基づき、蓄積ジョブの蓄積期間が超過しているか否かを判定する(ステップS8014)。このとき、ジョブ削除部34は、算出期間が、予め設定しておいた蓄積期間を超過しているか否かを判定する。
ジョブ削除部34は、蓄積期間を超過している場合(ステップS8014:YES)、超過していると判定された蓄積ジョブのジョブ属性情報に、削除制御値が設定されているか否かを判定する(ステップS8015)。
ジョブ削除部34は、削除制御値が設定されている場合(ステップS8015:YES)、設定値が延長期間の算出値か否かを判定する(ステップS8016)。つまり、ジョブリスト取得要求受付時に受信した削除制御の設定値か、又は、ジョブ実行通知受付時に算出された削除制御の再設定値かを判定する。
ジョブ削除部34は、削除制御の設定値が延長期間の算出値であった場合(ステップS8016:YES)、設定された削除制御値に基づき、延長期間を超過しているか否かを判定する(ステップS8017)。このとき、ジョブ削除部34は、削除判定時の現在日時が、削除制御値に設定された延長期間を超過しているか否かを判定する。
ジョブ削除部34は、延長期間を超過している場合(ステップS8017:YES)、超過していると判定された蓄積ジョブを削除する(ステップS8018)。このとき、ジョブ削除部34は、上記削除条件に該当した蓄積ジョブのジョブデータと、該ジョブデータが紐づく管理情報30Dとを削除する。
なお、ジョブ削除部34は、蓄積期間を超過し、削除制御値が設定されていない場合(ステップS8014:YES,S8015:NO)、削除処理を行い、一方、蓄積期間が超過していない場合(ステップS8014:NO)、設定された削除制御値が延長期間の算出値でない場合(ステップS8016:NO)、又は延長期間を超過していない場合(ステップS8017:NO)は、削除処理を行わない。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係るWebサーバ100によれば、接続制御部11により、画像処理装置200sからジョブリスト取得要求を受け付けると、ジョブリスト22Dを取得するジョブサーバ300s(接続先)を決定する。接続制御部11は、決定したジョブサーバ300sに対して、ジョブリスト22D内に含まれる蓄積ジョブの削除制御値(延長期間を示す値)を含むジョブリスト取得要求を送信する。その結果、ジョブサーバ300sでは、ジョブリスト提供部31により、Webサーバ100に対して、蓄積ジョブのジョブリスト22Dが応答されるとともに、ジョブリスト取得要求に含まれる削除制御値に基づき、該当する蓄積ジョブの管理情報30D(ジョブ属性情報の削除制御値)が更新される。これにより、ジョブサーバ300sでは、ジョブ削除部34により、更新された管理情報30Dに基づき、ジョブ削除が行われ、蓄積ジョブを削除するタイミングが延長される。
これによって、本実施形態に係る印刷制御システム1は、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
また、本実施形態に係る印刷制御システム1は、延長された蓄積期間の間、ジョブリスト22Dの取得を要求した利用者の全ての蓄積ジョブが削除されない環境を提供する。その結果、第1の実施形態では、ジョブ単位で削除制御を行っているに対し、本実施形態では、利用者単位で削除制御を行うことができる。
[第3の実施形態]
上記実施形態では、予め設定された蓄積期間に従って、定期的にジョブ削除処理を行うジョブサーバを想定している。しかし、ジョブサーバには、蓄積ジョブの実行状態に応じて、定期的にジョブ削除処理を行うものもある。具体的には、定期処理において、処理済みとなった蓄積ジョブを削除する。
そこで、本実施形態では、上記ジョブサーバを想定し、Webサーバが、画像処理装置とジョブサーバとの中継処理の中で、ジョブリスト取得時に、ジョブサーバ間で、未処理の蓄積ジョブのジョブデータを移動することで、一方のジョブサーバで、処理済みの蓄積ジョブ(以下便宜上「処理済みジョブ」という)が削除されても、もう一方のジョブサーバに未処理の同一ジョブが蓄積されており、蓄積ジョブを削除するタイミングを延長する仕組みを提案する。
なお、以降では、上記実施形態と異なる事項についてのみ説明し、同一事項については、同一参照符号を付し、その説明を省略する。
<印刷制御におけるデータ管理機能>
図21は、本実施形態に係る印刷制御及びデータ管理の機能構成例を示す図である。
《Webサーバ》
Webサーバ100は、利用者のジョブリスト取得要求を行った画像処理装置200sとジョブリスト22Dを取得する接続先として決定したジョブサーバ300sとの間で、ジョブリスト取得要求・ジョブリスト応答などの中継処理を行う。
本実施形態では、このとき、接続制御部11が、ジョブサーバ300sに対して、ジョブリスト・ジョブデータ取得要求を送信する。
接続制御部11は、ジョブリスト・ジョブデータ取得時の接続先であるジョブサーバ300sと要求元の画像処理装置200sとが同じ設置エリアSか否かを判定する。接続制御部11は、判定結果に基づき、ジョブリスト・ジョブデータ取得要求を送信するか、ジョブリスト取得要求を送信するかを制御する。
本実施形態では、Webサーバ100が、画像処理装置200sから、ジョブリスト取得要求を受け付けると、次のようなジョブリスト取得要求制御の動作が行われる。
接続制御部11は、画像処理装置200s1と同じ設置エリアSのジョブサーバ300s1が接続先として決定された場合に、ジョブサーバ300s1にジョブリスト取得要求を送信する。一方、接続制御部11は、画像処理装置200s1と異なる設置エリアSのジョブサーバ300snが接続先として決定された場合に、ジョブリスト・ジョブデータ取得要求を送信する。その結果、接続制御部11は、ジョブ転送部111により、ジョブサーバ300snから受信したジョブデータを、画像処理装置200s1と同じ設置エリアSのジョブサーバ300s1に送信し、ジョブリスト22D内に含まれる蓄積ジョブのジョブデータを移動する。
このように、本実施形態では、異なる設置アリアSの場合に、Webサーバ100が、ジョブサーバ300sから、未処理の蓄積ジョブのジョブデータを取得し、ジョブサーバ300s間で、ジョブデータを移動する。
これは、同じ設置エリアSの場合は、ジョブサーバ300s1が、蓄積ジョブを実行した画像処理装置200s1と同じ設置エリアSであることから、たとえ、ジョブサーバ300s1において、実行済みの蓄積ジョブが削除されたとしても、利用者が再蓄積しやすい環境である。しかし、異なる設置アリアSの場合は、ジョブサーバ300snが、蓄積ジョブを実行した画像処理装置200s1と異なる設置エリアSであることから、利用者が再蓄積しにくい環境である。この点を考慮し、本実施形態では、利用者が再蓄積しにくい場面で、ジョブサーバ300s間で、ジョブデータを移動し、蓄積ジョブを削除するタイミングの延長を実現する。
また、Webサーバ100は、画像処理装置200sから、ジョブ実行通知を受け付けると、画像処理装置200sから、実行ジョブのジョブ識別情報と、実行ジョブの蓄積先を識別するサーバ識別情報とを受信する。
これを受けて、接続制御部11は、蓄積ジョブの実行結果として、受信したジョブ識別情報を実行ジョブの蓄積先であるジョブサーバ300sに送信する。なお、接続制御部11は、実行ジョブの蓄積先を識別するサーバ識別情報に基づき、実行結果の送信先にあたるジョブサーバ300sを特定する。これにより、ジョブサーバ300sでは、自機で保持する蓄積ジョブの実行結果を受信する。
《ジョブサーバ》
ジョブサーバ300sは、Webサーバ100から、ジョブリスト・ジョブデータ取得要求を受け付けると、Webサーバ100から、ログイン利用者の利用者識別情報を受信する。
これを受けて、ジョブリスト提供部31は、ジョブリスト22Dを要求元に応答するとともに、該ジョブリスト22D内に含まれる蓄積ジョブのジョブデータも要求元に応答する。ジョブリスト提供部31は、ジョブリスト22Dを取得した後に、該ジョブリスト22Dに含まれるジョブ識別情報をジョブ提供部32に渡し、該当ジョブデータの取得を要求する。その結果、ジョブ提供部32は、ジョブリスト提供部31に対して、ジョブリスト22D内に含まれる蓄積ジョブのジョブデータを応答する。これにより、ジョブサーバ300sからは、ジョブリスト提供部31により、ジョブリスト22Dと、ジョブリスト22D内に含まれる蓄積ジョブのジョブデータとが、要求元であるWebサーバ100に応答される。
その後、ジョブリスト・ジョブデータ取得要求元の画像処理装置200sと同じ設置エリアSのジョブサーバ300sには、Webサーバ100から、ジョブリスト22D内に含まれる蓄積ジョブのジョブデータを送信される。このとき、ジョブサーバ300sは、ジョブ受付部35により、ジョブデータを受信し、ジョブ保持部30に蓄積する。なおこのとき、蓄積したジョブデータに紐づく、実行状態値に未処理の値が設定された管理情報30Dも新規登録される。
また、ジョブサーバ300sは、Webサーバ100から、蓄積ジョブの実行結果を受け付けると、Webサーバ100から、実行ジョブのジョブ識別情報を受信する。
これを受けて、実行結果受付部33は、受信したジョブ識別情報に基づき、ジョブ保持部30が保持する管理情報30Dを参照し、該当ジョブ識別情報が対応づけられたジョブ属性情報を特定する。実行結果受付部33は、特定したジョブ属性情報の実行状態値(蓄積ジョブの実行状態を示す項目値)を更新する。
ここで、本実施形態に係る管理情報30Dのデータ例について説明する。
図22は、本実施形態に係る管理情報30Dのデータ例を示す図である。
上記実施形態で示した管理情報30Dとの違いは、ジョブ属性情報が、蓄積ジョブの削除処理を制御する項目値(削除制御値)の代わりに、蓄積ジョブの実行状態を示す項目値(実行状態値)を有している点である。
ジョブ属性情報の実行状態値は、ジョブ蓄積時には、デフォルト値として未処理の状態を示す値が保持され、ジョブ実行時に、後述するデータ管理機能により、処理済みを示す値に更新される。
図21の説明に戻る。実行結果受付部33は、ジョブ実行通知受付時に、特定したジョブ属性情報の実行状態御値を、処理済みを示す値に更新する(デフォルト値から最新値に更新する)。例えば、実行結果受付部33は、ジョブ属性情報の実行状態値を、[未処理]から[処理済み]に更新する。
これを受けて、ジョブ削除部34は、定期的にジョブ保持部30が保持する管理情報30Dを参照し、ジョブ属性情報の実行状態値が処理済みを示す値であった場合に削除処理を行い、未処理を示す値の場合には、削除処理を行わない。
よって、本実施形態では、ジョブサーバ300において、実行ジョブに該当する蓄積ジョブの削除処理を行う。
このように、本実施形態に係る印刷制御システム1では、一方のジョブサーバ300snで、処理済みジョブが削除されても、もう一方のジョブサーバ300s1に未処理の同一ジョブが蓄積されており、処理済みジョブが削除されない環境が提供される。
《ジョブリスト表示制御の処理》
図23は、本実施形態に係る拡張ジョブリスト表示の処理手順例を示すシーケンス図である。図23には、画像処理装置200s1において、表示された基本ジョブリスト22D内に、ログイン利用者が実行したいジョブが存在せず、ジョブリスト取得先変更の指示を受け付け、拡張ジョブリスト22Dが表示されるまでの処理手順例が示されている。つまり、画像処理装置200s1が、図9に示したステップS112の処理で、ジョブリスト取得先変更の指示を受け付けた場合のジョブリスト表示処理である。この中で、Webサーバ100が、画像処理装置200s1と異なる設置エリアSのジョブサーバ300snに対して、ジョブリスト・ジョブデータ取得要求を送信する処理が示されている。
図23に示すように、画像処理装置200s1は、画面上で[FollowMe]タブが押下されることで、ログイン利用者からのジョブリスト取得先変更指示を受け付ける(ステップS901)。
画像処理装置200s1は、ログイン利用者のジョブリスト取得先変更指示を受け付けると、ジョブ取得部22により、ログイン利用者の利用者識別情報と、当該装置の装置識別情報とを、Webサーバ100に送信し、拡張ジョブリスト22Dの取得を要求する(ステップS902)。
Webサーバ100は、画像処理装置200s1から、拡張ジョブリスト取得要求を受け付けると、接続制御部11により、制御情報保持部10にアクセスし、保持される制御情報10Dを参照し(ステップS903)、拡張ジョブリスト22Dを取得するジョブサーバ300sを変更接続先として決定する(ステップS904)。
このように、Webサーバ100では、接続制御部11により、複数のサーバ識別情報を取得した場合、変更接続先とする複数のジョブサーバ300snが決定される。この場合、Webサーバ100と各ジョブサーバ300snとの間では、次のような処理が行われる。
Webサーバ100は、接続制御部11により、画像処理装置200s1から受信した利用者識別情報を、決定したジョブサーバ300snに送信し、ジョブサーバ300snが画像処理装置200s1と異なる設定エリアSであることから、ログイン利用者のジョブリスト・ジョブデータの取得を要求する(ステップSS905)。
各ジョブサーバ300snは、Webサーバ100から、ジョブリスト取得要求を受け付けると、ジョブリスト提供部31により、ジョブ保持部30にアクセスし、ログイン利用者の蓄積ジョブに関する情報を含むジョブリスト22Dを取得する(ステップS906)。
このとき、ジョブリスト提供部31は、取得したジョブリスト22Dに含まれるジョブ識別情報をジョブ提供部32に渡し、該当ジョブデータの取得を要求する(ステップS907)。その結果、ジョブ提供部32は、ジョブ保持部30にアクセスし、該当ジョブデータを取得する(ステップS908)。ジョブ提供部32は、受け取ったジョブ識別情報に基づき、蓄積ジョブの管理情報30Dを参照し、蓄積ジョブの中から、該当管理情報30Dに紐づいて保持されるジョブデータを取得する。ジョブ提供部32は、ジョブリスト提供部31に対して、取得したジョブデータを応答する(ステップS909)。
次に、各ジョブサーバ300snは、ジョブリスト提供部31により、ジョブリスト22Dとジョブデータとを、Webサーバ100に送信し、ジョブリスト・ジョブデータ取得要求に応答する(ステップS910)。
つまり、Webサーバ100と各ジョブサーバ300snとの間では、上記処理が、決定した接続先の数だけ行われる。
次に、Webサーバ100は、各ジョブサーバ300snから、ジョブリスト・ジョブデータ応答を受け付けると、接続制御部11(データ転送部)により、各ジョブサーバ300snから受信した複数のジョブデータを、画像処理装置200s1と同じ設置エリアSのジョブサーバ300s1に送信し、ジョブリスト22D内に含まれる蓄積ジョブのジョブデータを移動する(ステップS911)。
これにより、ジョブサーバ300s1では、Webサーバ100から、ジョブデータを受信すると、ジョブ受付部35により、受信したジョブデータがジョブ保持部30に蓄積される(ステップS912)。このとき、ジョブ受付部35は、蓄積ジョブに対応する管理情報30D(実行状態値:[未処理])を新規登録する。
また、Webサーバ100は、各ジョブサーバ300snから、ジョブリスト・ジョブデータ応答を受け付けると、接続制御部11により、各ジョブサーバ300snから受信した複数のジョブリスト22Dを、ジョブリスト生成部12に渡し、拡張ジョブリスト22Dの生成を要求する(ステップS913)。
次に、Webサーバ100は、ジョブリスト生成部12により、受け取った複数のジョブリスト22Dに、各ジョブサーバ300sn(変更接続先)のサーバ識別情報を付加し、サーバ識別情報が付加された複数のジョブリスト22Dを、1つのジョブリスト22Dに統合(マージ)した拡張ジョブリスト22Dを生成する(ステップS914)。ジョブリスト生成部12は、生成したジョブリスト22Dを接続制御部11に渡し、拡張ジョブリスト生成要求に応答する(ステップS915)。
次に、Webサーバ100は、接続制御部11により、受け取った拡張ジョブリスト22Dを、画像処理装置200s1に送信し、拡張ジョブリスト取得要求に応答する(ステップS916)。
画像処理装置200s1は、Webサーバ100から、拡張ジョブリスト取得応答を受け付けると、ジョブ取得部22により、受信した拡張ジョブリスト22Dを画面上に表示する(ステップS917)。
なお、上記には、ジョブリスト取得時に、ジョブサーバ300snから受信したジョブデータを、画像処理装置200s1と同じ設置エリアSのジョブサーバ300s1に送信し、ジョブサーバ間で、未処理の蓄積ジョブのジョブデータを移動する処理を示したが、この限りでない。蓄積ジョブを削除するタイミングを延長するためには、削除される処理済みジョブのジョブデータが、ジョブサーバ300sに再蓄積されればよい。よって、次のような処理であってもよい。
例えば、ジョブリスト取得時に取得したジョブデータを、取得先であるジョブサーバ300sに送信し、再び未処理ジョブとして蓄積する処理でもよい。また、ジョブリスト取得時に取得したジョブデータを、複数のジョブサーバ300sのうち、最も蓄積期間の長いジョブサーバ300sに送信し、未処理ジョブとして蓄積する処理でもよい。このように、ジョブリスト取得時に取得したジョブデータを、複数のジョブサーバ300sのいずれかに送信し、ジョブサーバ300sに再蓄積する処理であればよい。
《データ管理の主な処理》
図24は、本実施形態に係るデータ管理の処理手順例を示すシーケンス図である。図24には、Webサーバ100が、画像処理装置200s1からジョブ実行通知を受け付け、実行ジョブが蓄積されるジョブサーバ300snに対して、該当蓄積ジョブの実行結果を送信し、ジョブサーバ300snでジョブデータが削除されるまでの処理手順例が示されている。つまり、画像処理装置200s1が、図23に示したステップS917の処理で、蓄積ジョブの実行要求を受け付け、該当蓄積ジョブを実行した場合のデータ管理処理である。
図24に示すように、画像処理装置200s1は、蓄積ジョブの実行完了を受けて(ステップS1001)、ジョブ実行部23により、実行ジョブのジョブ識別情報と、実行ジョブの蓄積先を識別するサーバ識別情報とを、Webサーバ100に送信し、ジョブ実行を通知する(ステップS1002)。
Webサーバ100は、画像処理装置200s1から、ジョブ実行通知を受け付けると、接続制御部11により、受信したジョブ識別情報を、受信したサーバ識別情報に基づき特定されたジョブサーバ300sn(実行ジョブの蓄積先)に、実行結果として送信する(ステップS1003)。
ジョブサーバ300snは、Webサーバ100から、実行結果としてジョブ識別情報を受信すると、実行結果受付部33により、ジョブ保持部30にアクセスし、実行ジョブの該当管理情報30Dを更新する(ステップS1004)。
このとき、実行結果受付部33は、受信したジョブ識別情報に基づき、管理情報30Dを参照し、該当ジョブ識別情報が対応づけられたジョブ属性情報を特定する。実行結果受付部33は、特定したジョブ属性情報の削除制御値を、[未処理]から[処理済み]に更新する。
ジョブサーバ300snは、上記更新処理と非同期に、ジョブ削除部34により、ジョブ削除処理を定期的に行う(ステップS1101)。
上記ジョブ削除処理(ステップS1101)の詳細について、図25を用いて説明する。
図25は、本実施形態に係るジョブ削除の処理手順例を示すフローチャートである。
図25に示すように、ジョブ削除部34は、ジョブ削除の実行タイミングとして予め設定しておいた所定の時間経過を判定する(ステップS11011)。
ジョブ削除部34は、所定の時間が経過すると(ステップS11011:YES)、次のような削除条件の判定結果に基づく削除処理を実行する。なお、所定の時間が経過していない間は(ステップS11011:NO)、削除処理を行わない。
ジョブ削除部34は、ジョブ保持部30にアクセスし、管理情報30Dのジョブ属性情報を参照する(ステップS11012)。
ジョブ削除部34は、ジョブ属性情報の実行状態値に基づき、ジョブ保持部30で管理される蓄積ジョブの中から、処理済みジョブを特定する(ステップS11013)。
ジョブ削除部34は、上記ステップS11013の処理において、処理済ジョブが特定されたか否かを判定する(ステップS11014)。
ジョブ削除部34は、処理済みジョブが特定された場合(ステップS11014:YES)、特定された処理済みジョブを削除する(ステップS11015)。このとき、ジョブ削除部34は、上記削除条件に該当した蓄積ジョブのジョブデータと、該蓄積ジョブに対応する管理情報30Dとを削除する。
なお、ジョブ削除部34は、処理済みジョブが特定されなかった場合(ステップS11014:NO)は、削除処理を行わない。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係るWebサーバ100によれば、接続制御部11により、画像処理装置200s1からジョブリスト取得要求を受け付けると、ジョブリストを取得するジョブサーバ300snを特定する。接続制御部11は、特定したジョブサーバ300snが、画像処理装置200s1と同じ設置エリアSのジョブサーバ300s1か否かを判定する。接続制御部11は、異なる設置エリアSの場合、特定したジョブサーバ300snに対して、ジョブリスト・ジョブデータ取得要求を送信する。その結果、ジョブサーバ300snでは、ジョブリスト提供部31により、Webサーバ100に対して、蓄積ジョブのジョブリストとジョブデータとが応答される。Webサーバ100は、接続制御部11により、ジョブサーバ300snからの応答を受け付けると、データ転送部111により、画像処理装置200s1と同じ設置エリアSのジョブサーバ300s1に対して、ジョブデータを送信する。その結果、ジョブサーバ300s1では、ジョブデータが蓄積される。これにより、ジョブサーバ300snで、画像処理装置200s1からの実行結果に基づくジョブ削除(処理済みジョブの削除)が行われても、ジョブサーバ300s1に、同一ジョブ(未処理の同一ジョブ)が蓄積されている。
これによって、本実施形態に係る印刷制御システム1は、第1の実施形態と同様の効果を奏するとともに、蓄積ジョブの実行状態に応じて、定期的にジョブ削除処理が行われるシステムであっても、蓄積ジョブを削除するタイミングを延長することができる。
ここまで、上記実施形態の説明を行ってきたが、上記実施形態に係る「データ管理機能」は、図を用いて説明を行った各処理手順を、動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムが、システム1を構成する各機器(「Webサーバ」、「画像処理装置」、及び「ジョブサーバ」など)の演算装置(CPU)により実行されることで実現される。
上記プログラムは、例えば、Webサーバ100やジョブサーバ300sの場合、コンピュータが読み取り可能な記録媒体103aに格納することができる。これにより、上記プログラムは、ドライブ装置103を介して、Webサーバ100やジョブサーバ300sにインストールすることができる。画像処理装置200sの場合には、記録媒体214aに格納することができる。これにより、上記プログラムは、外部記憶I/F214を介して、画像処理装置200sにインストールすることができる。
また、Webサーバ100、ジョブサーバ300s、及び画像処理装置200sは、インタフェース装置107やネットワークI/F213を備えていることから、電気通信回線を用いて上記プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
また、上記実施形態では、画像処理装置200sとジョブサーバ300sとの中継処理を行うWebサーバ100が印刷制御及びデータ管理機能を有するシステム構成について説明を行ったが、この限りでない。例えば、システム内の画像処理装置200s又はジョブサーバ300sのうち、少なくても1台の画像処理装置200s又はジョブサーバ300sが印刷制御及びデータ管理機能を有する構成であればよい。
また、上記実施形態では、ジョブサーバ300sで管理する蓄積ジョブの削除制御を行うデータ管理機能について説明を行ったが、本実施形態が想定するデータ管理機能は、この限りでない。本実施形態に係るデータ管理機能は、データを保持するサーバ(情報処理装置)と該サーバからデータを取得して所定の処理を行う電子機器とが接続されるシステムに対し、データ削除の制御技術として適用可能である。つまり、上記実施形態では、ジョブサーバ300sを、データを保持するサーバの一例として、また、画像処理装置200sを、該サーバからデータを取得して所定の処理を行う電子機器の一例として説明を行ったものである。
最後に、上記実施形態に挙げた形状や構成に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1 印刷制御システム
10 制御情報保持部(D:制御情報,D:ジョブサーバ情報,D:画像処理装置情報)
11 接続制御部
12 ジョブリスト生成部
13 実行結果生成部
21 ログイン部
22 ジョブ取得部(D:ジョブリスト,D:基本ジョブリスト,D:拡張ジョブリスト)
221 ジョブリスト表示部
222 ジョブ選択受付部
23 ジョブ実行部
30 ジョブ保持部(D:管理情報)
31 ジョブリスト提供部
32 ジョブ提供部
33 実行結果受付部
34 ジョブ削除部
35 ジョブ受付部
100 Webサーバ(情報処理装置)
101 入力装置
102 表示装置
103 ドライブ装置(a:記録媒体)
104 RAM(揮発性の半導体メモリ)
105 ROM(不揮発性の半導体メモリ)
106 CPU(演算装置)
107 インタフェース装置(NIC:Network I/F Card)
108 HDD(不揮発性の記憶装置)
200 画像処理装置(電子機器)
210 コントローラ(制御基板)
211 CPU(演算装置)
212 記憶装置(ROM,RAM,HDD)
213 ネットワークI/F
214 外部記憶I/F(a:記録媒体)
220 操作パネル
230 プロッタ
240 スキャナ
300 ジョブサーバ(情報処理装置)
B バス
N データ伝送路(ネットワーク)
特開2008−107921号公報

Claims (16)

  1. 所定の記憶領域にデータを蓄積し、蓄積データを管理するための管理情報に含まれる削除制御値に基づき、前記蓄積データの削除処理を行い、前記所定の記録領域の容量内で前記蓄積データを管理する複数のサーバと、前記蓄積データを実行する複数の電子機器とに、所定のデータ伝送路を介して接続される情報処理装置であって、
    前記電子機器と前記サーバとの間で行われる前記データの通信処理を制御する制御手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記電子機器から前記サーバに対する通信処理において、前記電子機器から前記蓄積データ一覧の表示情報の取得要求を受け付けたタイミングで、前記蓄積データの蓄積期間を延長する制御値を前記サーバに送信し、
    前記サーバが前記所定の記憶領域に保持する前記管理情報の削除制御値を更新することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記電子機器から、前記蓄積データの実行通知を受け付けると、
    実行された蓄積データの蓄積期間を延長する制御値を含む実行結果を、実行された蓄積データを管理するサーバに送信し、
    実行された蓄積データに対応する前記管理情報の削除制御値を更新することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記電子機器から、前記蓄積データの実行通知を受け付けると、
    前記蓄積データが実行された電子機器と実行された蓄積データを管理するサーバとが同じ設置エリアか否かを判定し、
    判定結果に応じて異なる前記制御値を含む実行結果を、実行された蓄積データを管理するサーバに送信することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 設置エリアを識別するエリア識別情報と設置される前記電子機器を識別する機器識別情報とが対応づけられた機器情報と、前記エリア識別情報と設置される前記サーバを識別するサーバ識別情報とが対応づけられたサーバ情報とを、所定の記憶領域に保持する情報保持手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記電子機器からの実行通知受付時に、前記情報保持手段にアクセスし、
    前記電子機器から受信した機器識別情報に基づき、前記機器情報を参照し、該機器識別情報に対応づけられたエリア識別情報を取得し、
    前記電子機器から受信したサーバ識別情報に基づき、前記サーバ情報を参照し、該サーバ識別情報に対応づけられたエリア識別情報を取得し、
    取得したエリア識別情報に基づき、前記蓄積データが実行された電子機器と実行された蓄積データを管理するサーバとが同じ設置エリアか否かを判定することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記蓄積データが実行された電子機器と実行された蓄積データを管理するサーバとが異なる設置エリアと判定した場合に、同じ設置エリアと判定した場合に比べて蓄積期間の延長期間が長く設定された制御値を含む実行結果を、実行された蓄積データを管理するサーバに送信することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記電子機器から、利用者の前記蓄積データ一覧の表示情報取得要求を受け付けると、
    前記利用者の蓄積データの蓄積期間を延長する制御値を含む表示情報取得要求を、前記利用者の蓄積データを管理するサーバに送信し、
    前記利用者の蓄積データに対応する前記管理情報の削除制御値を更新することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記電子機器から、前記利用者の蓄積データ一覧の表示情報取得要求を受け付けると、
    前記電子機器と同じ設置エリアのサーバと前記電子機器と異なる設置エリアのサーバとのどちらか一方を、前記利用者の蓄積データ一覧の表示情報を取得する接続先として決定し、
    接続先に応じて異なる前記制御値を含む表示情報取得要求を、決定したサーバに送信することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 設置エリアを識別するエリア識別情報と設置される前記電子機器を識別する機器識別情報とが対応づけられた機器情報と、前記エリア識別情報と設置される前記サーバを識別するサーバ識別情報とが対応づけられたサーバ情報とを、所定の記憶領域に保持する情報保持手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記電子機器からの表示情報取得要求受付時に、前記情報保持手段にアクセスし、
    前記電子機器から受信した機器識別情報に基づき、前記機器情報を参照し、該機器識別情報に対応づけられたエリア識別情報を取得し、
    取得したエリア識別情報に基づき、前記サーバ情報を参照し、該エリア識別情報に対応づけられたサーバ識別情報を取得し、前記電子機器と同じ設置エリアのサーバを、前記利用者の蓄積データ一覧の表示情報を取得する接続先として決定し、
    又は、取得したエリア識別情報に基づき、前記サーバ情報を参照し、該エリア識別情報に対応づけられていないサーバ識別情報を取得し、前記電子機器と異なる設置エリアのサーバを、前記利用者の蓄積データ一覧の表示情報を取得する接続先として決定し、
    前記利用者を識別する利用者識別情報と該利用者の蓄積データの蓄積期間を延長する制御値とを含む表示情報取得要求を、決定したサーバに送信することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記制御手段は、
    前記接続先として前記電子機器と異なる設置エリアのサーバを決定した場合に、前記接続先として前記電子機器と同じ設置エリアのサーバを決定した場合に比べて蓄積期間の延長期間が長く設定された制御値を含む表示情報取得要求を、決定したサーバに送信することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 所定の記憶領域にデータを蓄積し、蓄積データを管理するための管理情報に含まれる削除制御値に基づき、前記蓄積データの削除処理を行い、前記所定の記録領域の容量内で前記蓄積データを管理する複数のサーバと、前記蓄積データを実行する複数の電子機器とに、所定のデータ伝送路を介して接続される情報処理装置であって、
    前記電子機器と前記サーバとの間で行われる前記データの通信処理を制御する制御手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記電子機器から前記サーバに対する通信処理において、前記電子機器から前記蓄積データ一覧の表示情報の取得要求を受け付けたタイミングで、前記電子機器と設置エリアが異なるサーバから、前記蓄積データを取得し、
    取得した蓄積データを、前記複数のサーバのいずれかに送信することを特徴とする情報処理装置。
  11. 前記制御手段は、
    前記電子機器から、利用者の前記蓄積データ一覧の表示情報取得要求を受け付けると、
    前記表示情報取得要求と前記利用者の蓄積データのデータ取得要求とを、前記電子機器と設置エリアが異なるサーバに送信し、
    前記電子機器と設置エリアが異なるサーバから取得した蓄積データを、前記電子機器と設置エリアが同じサーバに送信することを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 設置エリアを識別するエリア識別情報と設置される前記電子機器を識別する機器識別情報とが対応づけられた機器情報と、前記エリア識別情報と設置される前記サーバを識別するサーバ識別情報とが対応づけられたサーバ情報とを、所定の記憶領域に保持する情報保持手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記電子機器からの表示情報取得要求受付時に、前記情報保持手段にアクセスし、
    前記電子機器から受信した機器識別情報に基づき、前記機器情報を参照し、該機器識別情報に対応づけられたエリア識別情報を取得し、
    取得したエリア識別情報に基づき、前記サーバ情報を参照し、該エリア識別情報に対応づけられていないサーバ識別情報を取得し、前記電子機器と異なる設置エリアのサーバを、前記利用者の蓄積データ一覧の表示情報を取得する接続先として決定し、
    前記利用者を識別する利用者識別情報を含む表示情報取得要求と前記データ取得要求とを、決定したサーバに送信し、
    前記利用者の蓄積データ一覧の表示情報を取得する接続先として決定したサーバからの前記蓄積データ取得時に、
    前記電子機器から受信した機器識別情報に基づき、前記機器情報を参照し、該機器識別情報に対応づけられたエリア識別情報を取得し、
    取得したエリア識別情報に基づき、前記サーバ情報を参照し、該エリア識別情報に対応づけられたサーバ識別情報を取得し、前記電子機器と同じ設置エリアのサーバを、前記利用者の蓄積データ一覧の表示情報を取得する接続先として決定し、
    取得した蓄積データを、決定したサーバに送信することを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 所定の記憶領域にデータを蓄積し、蓄積データを管理するための管理情報に含まれる削除制御値に基づき、前記蓄積データの削除処理を行い、前記所定の記録領域の容量内で前記蓄積データを管理する複数のサーバと、前記蓄積データを実行する複数の電子機器と、情報処理装置とが、所定のデータ伝送路を介して接続されるデータ管理システムであって、
    前記情報処理装置が、
    前記電子機器と前記サーバとの間で行われる前記データの通信処理を制御する制御手段を有し、
    前記制御手段により、前記電子機器から前記サーバに対する通信処理において、前記電子機器から前記蓄積データ一覧の表示情報の取得要求を受け付けたタイミングで、前記蓄積データの蓄積期間を延長する制御値を前記サーバに送信し、前記サーバが前記所定の記憶領域に保持する前記管理情報の削除制御値を更新することを特徴とするデータ管理システム。
  14. 所定の記憶領域にデータを蓄積し、蓄積データを管理するための管理情報に含まれる削除制御値に基づき、前記蓄積データの削除処理を行い、前記所定の記録領域の容量内で前記蓄積データを管理する複数のサーバと、前記蓄積データを実行する複数の電子機器と、情報処理装置とが、所定のデータ伝送路を介して接続されるデータ管理システムであって、
    前記情報処理装置が、
    前記電子機器と前記サーバとの間で行われる前記データの通信処理を制御する制御手段を有し、
    前記制御手段により、前記電子機器から前記サーバに対する通信処理において、前記電子機器から前記蓄積データ一覧の表示情報の取得要求を受け付けたタイミングで、前記電子機器と設置エリアが異なるサーバから、前記蓄積データを取得し、取得した蓄積データを、前記複数のサーバのいずれかに送信することを特徴とするデータ管理システム。
  15. 所定の記憶領域にデータを蓄積し、蓄積データを管理するための管理情報に含まれる削除制御値に基づき、前記蓄積データの削除処理を行い、前記所定の記録領域の容量内で前記蓄積データを管理する複数のサーバと、前記蓄積データを実行する複数の電子機器とに、所定のデータ伝送路を介して接続される情報処理装置におけるデータ管理プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記電子機器と前記サーバとの間で行われる前記データの通信処理を制御する制御手段として機能させ、
    前記制御手段により、前記電子機器から前記サーバに対する通信処理において、前記電子機器から前記蓄積データ一覧の表示情報の取得要求を受け付けたタイミングで、前記蓄積データの蓄積期間を延長する制御値を前記サーバに送信し、前記サーバが前記所定の記憶領域に保持する前記管理情報の削除制御値を更新するように動作させるデータ管理プログラム。
  16. 所定の記憶領域にデータを蓄積し、蓄積データを管理するための管理情報に含まれる削除制御値に基づき、前記蓄積データの削除処理を行い、前記所定の記録領域の容量内で前記蓄積データを管理する複数のサーバと、前記蓄積データを実行する複数の電子機器とに、所定のデータ伝送路を介して接続される情報処理装置におけるデータ管理プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記電子機器と前記サーバとの間で行われる前記データの通信処理を制御する制御手段として機能させ、
    前記制御手段により、前記電子機器から前記サーバに対する通信処理において、前記電子機器から前記蓄積データ一覧の表示情報の取得要求を受け付けたタイミングで、前記電子機器と設置エリアが異なるサーバから、前記蓄積データを取得し、取得した蓄積データを、前記複数のサーバのいずれかに送信するように動作させるデータ管理プログラム。
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