JP5831525B2 - 車両用メータユニット - Google Patents

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Description

本発明は、車両状態に関する物理量の計測値を表示する車両用メータユニットに関する。
従来、車両のエンジン回転数や車速等の車両状態に関する物理量の現在の計測値を指針等で表示するアナログ式の車両用メータにおいて、状況に応じて表示内容を変化可能とするものが提案されている(例えば特許文献1参照)。例えば、特許文献1の車両用メータは、異なる目盛りが形成された複数の表示面を有し、各表示面が非同心上に設けられた文字盤を備える。そして、その文字盤が有する任意の表示面が視認されるようにその文字盤を回転させることで、表示内容を変化させている。
また、近年のハイブリッド自動車の車両用メータでは、図12に示すように、ドライブモードの変化時にタコメータ501(同図(a))とハイブリッドメータ502(同図(b))との間で表示内容が変化するものがある。具体的には、メータ枠510、文字盤520及び指針550を有する車両用メータにおいて、文字盤520には、タコメータ501に使用する表示内容521と、ハイブリッドメータ502に使用する表示内容522とが予め記されている。それら表示内容521、522は、光が照射されることで表示されるようになっている。また、文字盤520の裏側には、タコメータ501に使用する表示内容521に光を照射するタコメータ用LED(図示外)と、ハイブリッドメータ502に使用する表示内容522に光を照射するハイブリッドメータ用LED(図示外)が設けられている。なお、各LEDの光が外部に漏れないようするために、各LEDの間には遮光壁(図示外)が設けられている。そして、これらタコメータ用LED、ハイブリッドメータ用LEDの点灯、消灯をドライブモードの変化時に切り替え制御することで、タコメータ501とハイブリッドメータ502とを切り替えたものである。
特開2005−62036号公報
しかしながら、上記の従来の車両用メータでは、状況に応じて表示内容を変化させたとしても、目盛り等の表示内容を変化させるだけであるため、メータ全体としての印象までは変えることができなかった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、リング状のメータ枠を有し、そのメータ枠の内側にて車両状態に関する物理量の計測値を表示する第一のメータおよび第二のメータをそれぞれ閉じたリング状のメータであるとの認識を与えることができる車両用メータユニットを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、それぞれ、断面視形状が山状でかつリング状のメータ枠を有し、そのメータ枠の内側に、車両状態に関する物理量の計測値を表示する第一のメータ及び第二のメータが並べて配置された車両用メータユニットであって、
前記第一、第二のメータの各メータ枠は、前記第一のメータと前記第二のメータとの間の領域であるメータ間領域の側の一部が切り欠けられており、
前記メータ枠のうちの切り欠けられた部分との境界をメータ枠の端部、前記第一のメータの前記メータ枠を第一メータ枠、前記第二のメータの前記メータ枠を第二メータ枠とし、
前記第一メータ枠及び前記第二メータ枠の各端部間の領域を表示領域とし、この表示領域に、前記第一メータ枠を閉じたリング状となるように前記第一メータ枠に関連付けされた第一メータ枠画像を表示可能とし、かつ前記第二メータ枠を閉じたリング状となるように前記第二メータ枠に関連付けされた第二メータ枠画像を表示可能とする表示手段を備え、
前記第一メータ枠画像および前記第二メータ枠画像は目盛画像を有することを特徴とする。
これによれば、第一メータ枠画像および第二メータ枠画像が表示されるので、第一のメータおよび第二のメータをそれぞれ閉じたリング状のメータであるとの認識を与えることができる。
車両用メータユニット1の外観正面図である。 車両用メータユニット1を図1のA−A線で切ったときの断面図である。 図1のB−B線で車両用メータユニット1を切ったときの断面図である。 図2の破線部Cの拡大図である。 車両用メータユニット1の電気的構成を示したブッロク図である。 ノーマルモードにおける車両用メータユニット1の表示状態を示した図である。 スポーツモードにおける車両用メータユニット1の表示状態を示した図である。 エコモードにおける車両用メータユニット1の表示状態を示した図である。 バックモードにおける車両用メータユニット1の表示状態を示した図である。 ウオーニングモードにおける車両用メータユニット1の表示状態を示した図である。 ウオーニングモードにおける接続画像350の動画表示を説明する図である。 状況に応じてメータ種類を変更可能とする従来メータを示した図である。
以下、本発明の車両用メータユニットの実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態の車両用メータユニット1の正面図、図2は車両用メータユニット1を図1のA−A線で切ったときの断面図である。先ず、図1、図2を参照しながら、車両用メータユニット1の構成について説明する。
車両用メータユニット1は、車両走行中に、エンジン回転数や車速などの車両状態に関する物理量の計測値を表示するものであり、車両の運転者が運転中に表示された計測値を容易に視認できるように、例えば運転席と対向する位置に配置される。その車両用メータユニット1は、図1に示すように、同じ大きさのリング状の2つのメータ10、20が左右に並べて配置されたコンビネーションメータとして構成される。なお、それらメータ10、20の一方が本発明の「第一のメータ」に相当し、他方が本発明の「第二のメータ」に相当する。本実施形態では、向かって左側に配置された左側メータ10を「第一のメータ」、右側に配置された右側メータ20を「第二のメータ」であるとして説明する。
車両用メータユニット1は、板状の文字盤31及びその文字盤31の上に重ねられた板状のアクリル板32を含んで構成され、各メータ10、20は、それら文字盤31、アクリル板32上に配置されている。文字盤31は、ポリカーボネート等の透明性を有する樹脂で構成されている。文字盤31の表面(視認者側の面)は、予め定められた色で印刷されており、より詳細には、後述するTFT表示装置40の表示領域41に何も表示されていないときのその表示領域41の色と同じグレー系の色で印刷されている。
また、文字盤31の表面には、各メータ10、20が表示する物理量に対応する目盛りや数字が予め形成されている。より詳細には、文字盤31の左側メータ10が配置される領域31aには、左側メータ10用の目盛りや数字が形成されており、右側メータ20が配置される領域31bには、右側メータ20用の目盛りや数字が形成されている。それら目盛り、数字は、文字盤31表面の印刷が目盛り、数字の形に抜かれることで、形成される。つまり、文字盤31の目盛り、数字が形成される部分には、上記のグレー系の印刷が施されていない。そして、文字盤31の裏側から光が照射されることで、それら目盛り、数字が発光表示されるようになっている。なお、文字盤31にどのような目盛り、数字が形成されているかは後述する。
アクリル板32は、文字盤31の上に重ねられる形で設けられる。そのアクリル板32は、各メータ10、20に入射される外来光による反射を抑制するために設けられたものであり、表面にノングレア処理が施されたアクリル樹脂から構成されている。
それら文字盤31、アクリル板32は、それぞれ、後述する左側メータ10のメータ枠11の一部が嵌め込まれる開口部31d、32d及び右側メータ20のメータ枠21の一部が嵌め込まれる開口部31e、32eが形成されている。さらに、文字盤31、アクリル板32は、それぞれ、後述するTFT表示装置40が設けられる位置に、そのTFT表示装置40(厳密には表示領域41)の形状に合わせて開口部31c、32cが形成されている。
左側メータ10は、文字盤31(厳密には、アクリル板32も含む)上に設けられた左側メータ枠11(第一メータ枠に相当)及びその左側メータ枠11の内側に設けられた第一指針12を少なくとも含んで構成される。左側メータ枠11は、左側メータ10の枠となる部分であり、一部が切り欠けられたリング状(円弧状)とされる。より詳細には、左側メータ枠11は、左側メータ10と右側メータ20との間の領域であるメータ間領域51側の一部が切り欠けられたアルファベットの「C」形状とされている。なお、左側メータ枠11の切り欠けの範囲は、例えば左側メータ枠11全周の6分の1程度とされる。このように、左側メータ枠11は、その一部が切り欠けられていることで、その切り欠けられた部分との境界である2つの端部11a、11bを有することになる。
上記したように文字盤31、アクリル板32の左側メータ枠11が設けられる部分には、左側メータ枠11の形状に合わせて開口部31d、32dが形成されており、左側メータ枠11は、それら開口部31d、32dに一部(左側メータ枠11の下半分程度)が嵌る形で文字盤31上に設けられる。ここで、図4は図2の破線部Cの拡大図であり、左側メータ枠11の断面形状の詳細を示している。なお、A−A線以外の他の位置で切ったときの左側メータ枠11の断面形状も図4と同じとされる。この図4に示すように、左側メータ枠11は、一定幅を有し、上面11eの断面視形状が山状とされる。さらに、その上面11eの頂上部にて凹み部11fが形成されている。つまり、左側メータ枠11は、図1に示す正面視において、一定幅のC形状とされるとともに、その一定幅のC形状の内側において、凹み部11fによるライン状のアルファベット「C」が形成されている。
左側メータ枠11は、例えばアクリル樹脂などの光透過性を有する材料で形成される。そして、左側メータ枠11の裏側から凹み部11fに光が照射されることで(図4参照)、凹み部11fが発光されるようになっている。
上記したように文字盤31の領域31aには左側メータ10用の目盛りが形成されているが、その目盛りは、左側メータ枠11の内側においてその左側メータ枠11に沿うように形成される。なお、図1では、左側メータ10用の目盛りの図示を便宜上省略している。本実施形態では、左側メータ10は、車速を表示するメータとされ、左側メータ枠11の内側には車速の目盛りが形成されている(後述する図6参照)。そして、現在の車速に対応する目盛りを指示する第一指針12が、その基端12aが領域31aの中心付近にて、後述するモータの回転軸と接続される形で設けられる。その第一指針12は、そのモータの回転軸の回転にともなってその先端が目盛りのいずれかを指示するように、回転駆動される。
右側メータ20は、文字盤31(厳密には、アクリル板32も含む)上に設けられた右側メータ枠21(第二メータ枠に相当)及びその右側メータ枠21の内側に設けられた2つの指針(第二指針22、第三指針24)を少なくとも含んで構成される。右側メータ枠21は、右側メータ20の枠となる部分であり、左側メータ枠11と同様に、一部が切り欠けられたリング状(円弧状)とされる。より詳細には、右側メータ枠21は、左側メータ枠11と左右対称な形状とされている。つまり、右側メータ枠21は、左側メータ枠11と同じ大きさとされ、メータ間領域51側の一部が切り欠けられた逆の「C」形状とされている。その切り欠けの範囲は、左側メータ枠11のそれと同じとされている。また、右側メータ枠21の断面形状も左側メータ枠11のそれと同じとされ(図4参照)、材質も左側メータ枠11と同じ(例えばアクリル樹脂)とされている。なお、右側メータ枠21は、その一部が切り欠けられていることで、2つの端部21a、21bを有することになる。
右側メータ枠21の内側の領域31bには、上記したように右側メータ20用の目盛りが予め形成されている。その目盛りは、右側メータ枠21に沿うように形成されている。なお、図1では、右側メータ20用の目盛りの図示を便宜上省略している。本実施形態では、右側メータ20は、複数種類の物理量の計測値を同時に表示するメータとされ、そのために、右側メータ枠21の内側の領域31bには、複数種類の物理量に対応する目盛りが予め形成されている(後述する図6参照)。さらに、本発明に係る車両用メータユニット1は、各メータ10、20の印象を変化させる複数のモードが定められており、右側メータ20は、モードに応じた物理量の計測値を表示するメータとされている。そのために、右側メータ枠21の内側の領域31bには、各モードで使用する目盛りが予め形成されている。
このように、右側メータ20は同時に複数の計測値が表示可能とされているので、右側メータ20は2つの指針(第二指針22、第三指針24)が設けられている。第二指針22は、その基端22aが領域31bの中心付近にて、後述するモータの回転軸と接続される形で設けられる。その第二指針22は、そのモータの回転軸の回転にともなってその先端が、領域31bの上側に形成された目盛りのいずれかを指示するように、回転駆動される。また、第三指針24は、その基端24aが領域31bの中心付近にて、後述するモータの回転軸と接続される形で設けられる。その第三指針24は、そのモータの回転軸の回転にともなってその先端が、領域31bの下側に形成された目盛りのいずれかを指示するように、回転駆動される。
また、車両用メータユニット1は、図2に示すように、文字盤31の裏側において、基板60が設けられる。その基板60には、左側メータ枠11に光を照射するLED71及び右側メータ枠21に光を照射するLED72が実装されている。それらLED71、72は、各メータ枠11、21の形状にしたがってC形状(LED71の場合)又は逆C形状(LED72の場合)となるように配置されており、各メータ枠11、21の凹み部(図4参照)に光を照射するものである。また、それらLED71、72は、RGBの各光量を調整することで、各種の色を発光できるLEDとされる。
また、基板60には、文字盤31の左側メータ10の目盛りが形成された領域に光を照射して、その目盛りを表示させるLED73が実装されている。同様に、基板60には、文字盤31の右側メータ20の目盛りが形成された領域に光を照射して、その目盛りを表示させるLED74が実装されている。上記したように、右側メータ枠21の内側の領域31bには、各モードで使用する複数の目盛りが予め形成されており、LED74は、各目盛りに対応するように複数設けられている。なお、図3では、2つのLED74a、74bを図示している。そして、各LED74間には、遮光壁81が、基板60と文字盤31とを接続する形で設けられている。つまり、遮光壁81が設けられることで、各LED74から発光された光が、他に漏れないで、各LED74が担当する目盛りのみに照射されることになる。これによって、点灯させるLED74を切り替えることで、表示させる目盛りを切り替えることができる。
また、基板60には、左側メータ10の第一指針12を回転駆動させるステッピングモータ82が実装されており、その回転軸82aと第一指針12の基端12aとが接続されている。そして、ステッピングモータ82は、回転軸82aを回転させることで、第一指針12を回転駆動させる。なお、図2では図示していないが、基板60には、右側メータ20の第二指針22を回転駆動させるステッピングモータ及び第三指針24を回転駆動させるステッピングモータも実装されている。
また、基板60には、上記各LED71〜74の点灯、消灯を制御し、指針12、22、24を回転駆動させるための各ステッピングモータを制御し、後述する表示装置40の表示を制御したりする制御部83が実装されている。その制御部83の詳細については、車両用メータユニット1の電気的構成を説明する際に説明する。
車両用メータユニット1は、各種画像が表示可能なTFT液晶の表示装置40(本発明の「表示手段」に相当)を有する。その表示装置40は、メータ枠11、21の各端部11a、11b、21a、21b間を接続する接続画像が表示されるものである。なお、その接続画像の詳細は、後に詳細に説明する。表示装置40は、左右方向における設置位置に関して、左側メータ10と右側メータ20との間に設けられる。表示装置40は、メータ間領域51を包含するとともに、左側メータ枠11の両端部11a、11b及び右側メータ枠21の両端部21a、21b間の領域をも包含する表示領域41を有する。その表示領域41は、TFT液晶の表示面とされ、実際に各種画像が表示される部分である。また、表示領域41は、矩形状とされ、その矩形を構成する上下辺はそれぞれ左右方向(メータ10、20の配置方向)に延びており、左右辺はそれぞれ上下方向に延びている。また、表示領域41の左辺(左側メータ10側の辺)は左側メータ枠11の内側に位置され、表示領域41の右辺(右側メータ20側の辺)は右側メータ枠21の内側に位置されている。つまり、表示領域41は、その一部が、左側メータ枠11及び右側メータ枠21の内側まで入り込んでいる。
また、表示装置40は、表示領域41の周囲で接続される形で、その表示領域41を支持するフレーム部42が設けられている。そのフレーム部42は、図1に示すように、正面視矩形状とされ、左側メータ枠11、右側メータ枠21の各端部11a、11b、21a、21b付近の一部11c、11d、21c、21dと正面視にて重なっている。
表示装置40は、車両用メータユニット1の奥行き方向(図2の断面視における上下方向)における設置位置に関して、文字盤31及びアクリル板32の裏側に設けられる(図2参照)。この際、文字盤31及びアクリル板32には、上記したように、表示領域41の形状に合わせて開口部31c、32cが形成されているので、表示領域41が表側から視認できるようになっている。
ここで、図3は、図1のB−B線で車両用メータユニット1を切ったときの断面図である。このB−B線は、右側メータ枠21の下側の端部21b付近において右側メータ枠21に沿った線である。図3に示すように、表示装置40の上側に文字盤31、アクリル板32が設けられている。また、文字盤31、アクリル板32上には、上記したように右側メータ枠21が設けられている。なお、上記したように、右側メータ枠21の一部が文字盤31、アクリル板32に形成された開口部31e、32eに嵌め込まれているので(図2参照)、その嵌め込まれた部分は、文字盤31、アクリル板32の下側に位置されることになる。
また、右側メータ枠21のフレーム部42との重なり部分21dにおいては、文字盤31、アクリル板32を介して下側にフレーム部42が位置されることになる。なお、重なり部分21dの厚さは、他の部分よりも薄くされている。このように、重なり部分21dの下側にフレーム部42が位置されるので、重なり部分21dの直下から重なり部分21dにLEDの光を照射させることができない。そのため、重なり部分21d以外の特定部分からその重なり部分21dに導光する導光部26が設けられている。
その導光部26は、例えばアクリル樹脂等の導光性を有する材料から形成され、図3に示すように、断面視L字形状とされている。そのL字を構成する二辺のうちの一辺が重なり部分21dの下に位置し、他の一辺が、重なり部分21d以外の特定部分としてのフレーム部42の直ぐ隣りに位置される。つまり、導光部26は、その入射面26aが、重なり部分21dの直下ではなくて、重なり部分21dの隣りに位置される。
そして、基板60には、導光部26の入射面26aと対向する位置に、その入射面26aに光を照射する導光用光源としてのLED75が実装されている。そのLED75からの光は、入射面26aから導光部26に入射され、導光部26のL字に沿ってその導光部26の内部を反射しながら進行する。そして、その光の一部は、重なり部分21dを透過する。これによって、重なり部分21dが発光される。
なお、図3に示す重なり部分21d以外の他の重なり部分11c、11d、21cについても図3と同様に、それぞれ、重なり部分11c、11d、21cを発光させるための導光部が設けられ、基板60には、各導光部に光を照射する導光用光源としてのLEDが実装されている。
次に、車両用メータユニット1の電気的構成について説明する。ここで、図5は、車両用メータユニット1の電気的構成を示したブッロク図である。なお、図5では、車両用メータユニット1以外に、車両用メータユニット1の動作に関連する他の構成(ボデー系ECU90等)も図示している。図5に示すように、車両用メータユニット1の電気的構成は、基板60に実装された制御部83(図2参照)を要部とし、その制御部83と電気的に接続される形で表示装置40、ステッピングモータ82、各LED71〜75、及びモード設定SW84にて構成されている。
制御部83(本発明の「表示制御手段」に相当)は、CPU831、ROM832、RAM833及び入出力部(I/O)835が内部バスにて接続されたマイコンからなる。ROM832には、CPU831が実行する各種プログラムが記憶されており、具体的には、どのような画像をどのようなタイミングで表示装置40に表示させるかを示した画像表示プログラム、ステッピングモータ82を制御するモータ制御プログラム及び各LED71〜75の点灯を制御するLED制御プログラムなどが記憶されている。上記したように、表示装置40には、メータ枠11、21の各端部11a、11b、21a、21b間を接続する接続画像が表示されることになるので、ROM832には、その接続画像を示した画像データが画像表示プログラムの一部として記憶されている。また、表示装置40に表示させる接続画像はモードに応じて異なっており、そのために、ROM832には、モードごとの接続画像を示した画像データが記憶されている。なお、RAM833は、CPU831が各種処理を実行する際に、各種データの一時的に記憶するために用いられるものである。
入出力部(I/O)835に接続されたモード設定SW84は、車両用メータユニット1の表示の印象を変えるためのモードを設定するスイッチである。具体的には、本実施形態では、(A)ノーマルモード、(B)スポーツモード、(C)エコモード、(D)バックモード、(E)ウオーニングモードの5つのモードが定められている。そして、モード設定SW84は、5つのモードのうちの(A)ノーマルモードを設定するためのスイッチ(図示外)、(B)スポーツモードを設定するためのスイッチ(図示外)及び(C)エコモードを設定するためのスイッチ(図示外)から構成されている。このモード設定SW84は、運転者が容易に操作できるように、運転席付近に設けられる。モード設定SW84の各スイッチがユーザによって操作された場合には、各スイッチに応じた信号が制御部83に入力される。CPU831は、その入力された信号に基づいて、モード設定SW84が操作されたことを認識できるとともに、モード設定SW84のどちらのスイッチが操作されたのかも認識できるようになっている。
制御部83は、通信インターフェース(I/F)836を介して、通信バス91に接続されている。その通信バス91には、ボデー系ECU90が接続されている。そして、制御部83は、通信バス91を介して、そのボデー系ECU90と通信可能とされており、ボデー系ECU90から、各メータ10、20や表示装置40にて表示するための車両状態に関する物理量の計測値を取得している。車両状態に関する物理量は、例えば車速、エンジン回転数、平均燃費、燃料残量、シフトポジション、外気温、冷却水の水温、バッテリ残量であり、制御部83は、それらの計測値をボデー系ECU90から取得している。
ボデー系ECU90には、それら物理量を計測するための各種センサ92(例えば、車速センサ、冷却水の水温センサ、燃料残量センサ、シフトポジションセンサ等)が接続されている。ボデー系ECU90は、その各種センサ92の値を各メータ10、20や表示装置40の表示に反映させるための計測値として、制御部83に送信している。
また、本実施形態の車両用メータユニット1が搭載される車両(図示外)には、各コーナー部及び車両後部中央の5箇所にクリアランスソナー(各種センサ92に含まれる)が設けられており、ボデー系ECU90は、各クリアランスソナーの計測値も取得している。制御部83は、上記の(D)バックモードの際には、ボデー系ECU90から各クリアランスソナーの計測値も取得している。
さらに、車両用メータユニット1が搭載される車両は、ハイブリッド車であり、ボデー系ECU90は、車両のモータを駆動するためにバッテリの充電状況や、エンジンとモータとの駆動割合を示した情報など、ハイブリッド走行に関する情報も取得している。制御部83は、上記の(C)エコモードの際には、ボデー系ECU90からそのハイブリッド走行に関する情報も取得している。
次に、上記の各モードにおいて、各メータ10、20及び表示装置40がどのように表示されるかについて説明する。なお、表示装置40の表示は、制御部83のCPU831によってなされ、具体的には、CPU831は、画像表示プログラムにしたがって、表示させる画像データをROM832から読み出すとともに、各画像データに基づいて描画回路(図示外)にグラフィックメモリ(図示外)上で基本画像を生成させる。さらに、表示装置40に計測値を表示させる場合には、その計測値を反映させた描画データを描画回路に作成させ、グラフィックメモリ上で、上記基本画像に合成させることで、最終的に表示させる画像を生成させる。
(A)ノーマルモード
先ず、ノーマルモードについて説明する。このノーマルモードは、モード設定SW84のノーマルモード用のスイッチが操作された場合に設定される。ここで、図6は、ノーマルモードにおける車両用メータユニット1の表示状態を示した図である。図6に示すように、ノーマルモードにおいては、各メータ枠11、21が閉じたリング状となって、全体としてリング状のメータが二つ配置された二眼式のメータとされる。
具体的には、表示装置40の表示領域41には、二眼式用の接続画像300が表示される。その接続画像300は、左側メータ枠11を閉じたリング状にさせるライン画像301(本発明の「第一メータ枠画像」に相当)を含む。そのライン画像301は、左側メータ枠11と同じ色、同じ曲率、同じ幅の円弧状とされ、一端が左側メータ枠11の上側端部11aと接続され、他端が左側メータ枠11の下側端部11bと接続される。また、左側メータ枠11の凹み部11fは、LED71、75(図2、図3参照)からの光によって発光され、左側メータ枠11は、全体として、正面視において、ライン状のC形状に発光される。そして、ライン画像301は、その左側メータ枠11の発光形状を閉じたリング状にさせるように、左側メータ枠11の発光と同じ色、同じ曲率、同じ幅のライン部301aを含んでいる。
また、二眼式用の接続画像300は、右側メータ枠21を閉じたリング状にさせるライン画像302(本発明の「第二メータ枠画像」に相当)を含む。そのライン画像302は、右側メータ枠21と同じ色、同じ曲率、同じ幅の円弧状とされ、一端が右側メータ枠21の上側端部21aと接続され、他端が右側メータ枠21の下側端部21bと接続される。また、左側メータ枠11と同様に、右側メータ枠21もライン状に発光され、ライン画像302は、その右側メータ枠21の発光と同じ色、同じ曲率、同じ幅のライン部302aを含んでいる。
なお、本実施形態では、各メータ枠11、21は、LED71、72、75の発光色が調整されることで、モードごとで異なる色で発光され、このノーマルモードにおいては、例えば、黄緑色に発光される。よって、ライン画像301、302のライン部301a、302aの色は黄緑色とされている。
また、表示領域41には、左側メータ枠11の内側においてライン画像301に沿う形で、平均燃費の目盛り画像303が表示される。そして、平均燃費の計測値に対応する目盛り画像303の目盛りを指示する指示画像304が、インジケータバーの画像として表示される。さらに、その平均燃費の計測値を示した平均燃費画像305(図6では「66.0MPG」)も表示される。なお、この平均燃費の単位は、マイルパーガロンMPGとされている。
また、表示領域41には、右側メータ枠21の内側においてライン画像302に沿う形で、次の右左折ポイントまでの距離(ターンバイターンTBT)の目盛り画像306が表示される。そして、TBTの計測値に対応する目盛り画像306の目盛りを指示する指示画像307が、インジケータバーの画像として表示される。なお、この指示画像307は、TBTの計測値が小さくなるほどバーの長さが短くなるカウントダウンバーとして表示される。さらに、そのTBTの計測値及び曲がる方向を示したTBT画像308(図6では、0.24mi、右折)も表示される。なお、このTBTの単位はマイルmiとされている。なお、このTBTの計測値は、例えば、通信バス91を介して、車載ナビゲーション装置から取得するようにする。
また、表示領域41には、ライン画像301、302の間において、トリップメータの画像309、外気温画像310、オドメータの画像311が表示される。なお、トリップメータ、オドメータの単位はマイル、外気温の単位は華氏温度とされている。
一方、左側メータ10においては、LED73(図2参照)の光によって、車速の目盛り101が表示されている。また、右側メータ20においては、LED74(図2参照)の光によって、燃料残量の目盛り201、冷却水温の目盛り202及びシフトポジションの目盛り203が表示されている。そして、第二指針22が燃料残量の目盛り201を指示し、第三指針24が冷却水温の目盛り202を指示している。また、現在のシフトポジションに対応する目盛り203を発光させる形で、現在のシフトポジションを指示している。
(B)スポーツモード
次に、スポーツモードについて説明する。このスポーツモードは、モード設定SW84のスポーツモード用のスイッチが操作された場合に設定される。ここで、図7は、スポーツモードにおける車両用メータユニット1の表示状態を示した図である。なお、図7では、先に説明したモードにおける表示と変更がない部分には同一符号を付しており、その部分については適宜説明を省略する。
図7に示すように、スポーツモードにおいては、表示領域41に、各メータ枠11、21の各端部11a、11b、21a、21bを通る大きさのリング状のメータ枠を有する中央メータ画像320が表示される。そして、全体としてリング状の三つ配置された三眼式のメータとされる。
具体的には、表示領域41には、中央メータ画像320の一部を構成する画像として、三眼式用の接続画像321が表示される。その接続画像321は、中央メータ画像320のメータ枠の一部を構成し、左側メータ枠11の両端部11a、11bと接続するライン画像321a(本発明の「第一の他メータ枠画像」に相当)を含む。そのライン画像321aは、左側メータ枠11の内側に入り込む形で湾曲した円弧状の画像とされる。また、接続画像321は、中央メータ画像320のメータ枠の一部を構成し、右側メータ枠21の両端部21a、21bと接続するライン画像321b(本発明の「第二の他メータ枠画像」に相当)を含む。そのライン画像321bは、右側メータ枠21の内側に入り込む形で湾曲した円弧状の画像とされる。また、それらライン画像321a、321bは、各メータ枠11、21の色と同じ色の画像とされる。
また、表示領域41には、中央メータ画像320の一部を構成する画像として、接続画像321の内側においてライン画像321a、321bに沿う形で、エンジン回転数の目盛り画像323が表示される。つまり、中央メータ画像320は、エンジン回転数メータ(タコメータ)の画像である。また、表示領域41には、エンジン回転数の計測値に対応する目盛り画像323の目盛りを指示する指示画像としての指針画像324が表示される。さらに、表示領域41には、中央メータ画像320の中心付近において、現在のシフトポジションを示したシフトポジション画像325及びオドメータ画像326も表示されている。
一方、このスポーツモードにおいては、各メータ枠11、21は、例えば、オレンジ色に発光される。また、左側メータ10は、先のモードと同じ車速メータとされているが、右側メータ20は、その一部が、先に説明したノーマルモードと異なる表示とされる。具体的には、右側メータ枠21の下側部分に沿う形で、アクセル開度の目盛り204が表示される。そして、第三指針24が、現在のアクセル開度に対応する目盛り204を指示している。また、右側メータ枠21の右側部分に沿う形で、油圧目盛り205が表示される。そして、現在の油圧に対応する目盛り205を発光させる形で、現在の油圧を指示している。このように、スポーツモードにおいては、ノーマルモードに対して、アクセル開度メータ、油圧ゲージにメータ種類が変更される。なお、これらアクセル開度の目盛り204、油圧目盛り205のへの変更は、点灯させるLED74(図2参照)を切換制御することでなされる。なお、制御部83及びLED74が本発明の「メータ種類変更手段」に相当する。なお、その他の表示は先に説明したモードと同じである。
(C)エコモード
次にエコモードについて説明する。このエコモードは、モード設定SW84のエコモード用のスイッチが操作された場合に設定される。ここで、図8は、エコモードにおける車両用メータユニット1の表示状態を示した図である。なお、図8では、先に説明したモードにおける表示と変更がない部分には同一符号を付しており、その部分については適宜説明を省略する。
図8に示すように、エコモードにおいては、左側メータ10と右側メータ20とが左右に接続されたようにされる。具体的には、表示領域41には、メータ間接続用の接続画像330が表示される。その接続画像330は、左側メータ枠11の上側端部11aと右側メータ枠21の上側端部21aとの間を接続するライン画像331(本発明の「第一のメータ間接続画像」に相当)を含む。そのライン画像331は、各メータ枠11、21との連続性を有するようにするために、各メータ枠11、21と同じ色、同じ幅の、表示領域41の中心側に湾曲した円弧状の画像とされる。
また、ライン画像331は、ハイブッリド走行におけるエコ走行の程度を表示するインジケータメータとされている。具体的には、ライン画像331に付帯する形で、左側メータ10の側に「ECO」を示したECO画像332が、右側メータ20の側に「POWER」を示したPOWER画像333が表示される。そして、エコ走行の程度に応じた長さの分だけ、ライン画像331の色が変化されたインジケータバー画像331aが、ライン画像331の一部として表示される。このインジケータバー画像331aは、エコ走行の程度が高い程、ECO画像332の側になるように、反対に、パワーを優先した走行になるほど、POWER画像333の側になるように、その長さが変化される画像である。例えば、エンジンの動力に対してバッテリの電力による動力の割合が高くなるほどエコ走行の程度が高いとし、反対に、バッテリの電力による動力に対してエンジンの動力の割合が高くなるほどパワーを優先した走行であるとして、インジケータバー画像331aの長さが決定される。
また、表示領域41に表示される接続画像330は、左側メータ枠11の下側端部11bと右側メータ枠21の下側端部21bとの間を接続するライン画像334(本発明の「第二のメータ間接続画像」に相当)を含む。そのライン画像334は、各メータ枠11、21との連続性を有するようにするために、各メータ枠11、21と同じ色、同じ幅の、表示領域41の中心側に湾曲した円弧状の画像とされる。
また、ライン画像334は、ハイブリッド走行における回生ブレーキによる回生の程度を表示するインジケータメータとされている。具体的には、ライン画像334に付帯する形で、「CHARGE」を示したCHARGE画像335が表示される。そのCHARGE画像335は、ライン画像334が、回生の程度を表示するインジケータメータであることを認識させるためのものである。そして、回生ブレーキによる回生の程度に応じた長さの分だけ、ライン画像334の色が変化されたインジケータバー画像334aが、ライン画像334の一部として表示される。このインジケータバー画像334aは、左側メータ枠11の下側端部11bを基点として、回生の程度が高くなるほど、右側メータ枠21の下側端部21bに近づくように、その長さが変化される画像である。
また、表示領域41には、ライン画像331、334の間において、トリップメータの画像336、外気温画像337、オドメータの画像338が左右方向に並べられて表示される。
一方、このエコモードにおいては、各メータ枠11、21は、例えば、青色に発光される。また、左側メータ10は、先のモードと同じ車速メータとされているが、右側メータ20は、その一部が、先に説明したモードと異なる表示とされる。具体的には、右側メータ枠21の下側部分に沿う形で、バッテリの充電量の目盛り206が表示される。そして、第三指針24が、現在の充電量に対応する目盛り206を指示している。なお、このバッテリの目盛り206への変更は、点灯させるLED74(図2参照)を切換制御することでなされる。なお、その他の表示は、先に説明したモードと同じである。
(D)バックモード
次に、バックモードについて説明する。このバックモードは、シフトポジションがリア「R」にされた場合に設定される。ここで、図9は、バックモードにおける車両用メータユニット1の表示状態を示した図である。なお、図9では、先に説明したモードにおける表示と変更がない部分には同一符号を付しており、その部分については適宜説明を省略する。
図9に示すように、バックモードにおいては、左側メータ10(左側メータ枠11)と右側メータ20(右側メータ枠21)とが、それらの間の中心点にて接続されたようにされる。具体的には、表示領域41には、クロス状の接続画像340が表示される。その接続画像340は、左側メータ枠11の上側端部11aと接続するライン画像341、左側メータ枠11の下側端部11bと接続するライン画像342、右側メータ枠21の上側端部21aと接続するライン画像343、右側メータ枠21の下側端部21bと接続するライン画像344を含む。そして、接続画像340は、それらライン画像341〜344の端部と接続されていない他端が、表示領域41の中央部43にて互いに接続された画像とされる。より詳細には、接続画像340は、表示領域41の中央部43に表示される四角形状の中央画像345を含み、各ライン画像341〜344がその中央画像345に接続された画像とされる。
また、その接続画像340は、車両バック時における各クリアランスソナーの計測値を表示するインジケータメータとされている。具体的には、中央画像345に重畳される形で、上から見たときの車両のアイコン画像346が表示され、また、クリアランスソナーが作動中であることを示す文字画像348が表示される。そして、左上のライン画像341が車両前部の左側コーナーに設けられたクリアランスソナーの計測値をインジケータ表示するインジケータメータとされ、右上のライン画像343が車両前部の右側コーナーに設けられたクリアランスソナーの計測値をインジケータ表示するインジケータメータとされる。また、左下のライン画像342が車両後部の左側コーナーに設けられたクリアランスソナーの計測値をインジケータ表示するインジケータメータとされ、右下のライン画像344が車両後部の右側コーナーに設けられたクリアランスソナーの計測値をインジケータ表示するインジケータメータとされる。具体的には、各クリアランスソナーの計測値に応じた長さの分だけ、各ライン画像341〜344の色が変化されたインジケータバー画像が、各ライン画像の一部として表示される。このインジケータバー画像は、障害物までの距離が小さくなるほど長くされる画像とされる。
なお、図9では、左下のライン画像342においてインジケータバー画像342aが、右下のライン画像344においてインジケータバー画像344aが表示されているので、車両後部の左コーナー付近及び車両後部の右コーナー付近に障害物があることになる。ライン画像342におけるインジケータバー画像342aが長くされているので、特に車両後部の左コーナー付近に障害物があることになる。
さらに、表示領域41には、車両後部中央に設けられたクリアランスソナーの計測値のインジケータ表示もされる。具体的には、左下のライン画像342と右下のライン画像344との間において、中央画像345の下部を基端としてインジケータバー画像347が表示される。このインジケータバー画像347も、障害物までの距離が小さくなるほど長くされる画像とされる。
一方、このバックモードにおいては、各メータ枠11、21は、例えば、紫色に発光される。なお、各メータ10、20の表示は、先に説明したエコモードのそれ(図8参照)と同じとされる。
(E)ウオーニングモード
次に、ウオーニングモードについて説明する。このウオーニングモードは、バッテリ交換が必要なときなど、警告すべき状態が発生した場合に割り込まれる形で設定される。ここで、図10は、ウオーニングモードにおける車両用メータユニット1の表示状態を示した図である。なお、図10では、先に説明したモードにおける表示と変更がない部分には同一符号を付しており、その部分については適宜説明を省略する。
図10に示すように、ウオーニングモードにおいては、各メータ枠11、21が閉じたリング状とされるとともに、各メータ枠11、21が互いに左右方向に延びたラインで接続されたようにされる。つまり、表示領域41に左右枠及び下枠から構成された表示枠が表示されているようにされる。そして、その表示枠の内側において、警告すべき情報が表示される。
具体的には、表示領域41には、枠状の接続画像350が表示される。その接続画像350は、左側メータ枠11の上側端部11a及び右側メータ枠21の上側端部21aと接続し、下側の端部11b、21b方向に凸とされた第一凸状画像351を含む。その第一凸状画像351は、左側メータ枠11の上側端部11aと接続し、左側メータ枠11の周方向に延ばされた円弧状のライン画像351a(本発明の「第一の左右枠画像」に相当)、及び右側メータ枠21の上側端部21aと接続し、右側メータ枠21の周方向に延ばされた円弧状のライン画像351b(本発明の「第二の左右枠画像」に相当)を含む。そしてそれらライン画像351a、351bを左右方向に接続する直線状のライン画像351c(本発明の「上下枠画像」に相当)を含んで第一凸状画像351が構成される。各ライン画像351a〜351cは、各メータ枠11、21の色と同じとされる。また、左右のライン画像351a、351bは、各メータ枠11、21と同じ曲率、同じ幅とされる。
また、接続画像350は、左側メータ枠11の下側端部11b及び右側メータ枠21の下側端部21bと接続し、上側の端部11a、21a方向に凸とされた第二凸状画像352を含む。その第二凸状画像352は、左側メータ枠11の下側端部11bと接続し、左側メータ枠11の周方向にライン画像351aの端部付近まで延ばされた円弧状のライン画像352a(本発明の「第一の左右枠画像」に相当)を含む。また、第二凸状画像352は、右側メータ枠21の下側端部21bと接続し、右側メータ枠21の周方向にライン画像351bの端部付近まで延ばされた円弧状のライン画像352b(本発明の「第二の左右枠画像」に相当)を含む。そして、それらライン画像352a、352bを左右方向に接続する直線状のライン画像352c(本発明の「上下枠画像」に相当)を含んで第二凸状画像352が構成される。各ライン画像352a〜352cは、各メータ枠11、21の色と同じとされる。また、左右のライン画像352a、352bは、各メータ枠11、21と同じ曲率、同じ幅とされる。
このように、接続画像350は、2つの凸状画像351、352が、互いに向かい合った画像とされる。ただし、図10においては、第一凸状画像351のほうが、第二凸状画像352よりも高い凸状とされており、第一凸状画像351の各ライン画像351a〜351cが、表示枠のようにされている。そして、その第一凸状画像351の内側において、警告すべき情報を示した警告画像353が表示される。なお、図10では、バッテリ交換を促す警告画像353が表示されている。
また、このウオーニングモードにおいては、警告すべき状態が発生した場合には、図10に示すように、最初に、警告すべき状態が発生したことを示すアイコン93が、各メータ10、20間の表示領域41の上側に表示される。このアイコン93は、文字盤31に形成されたものであり、文字盤31の裏側に設けられたLED(図示外)からの光によって表示される。その後、表示領域41に接続画像350及び警告画像353が表示されることになるが、各凸状画像351、352の上下枠とされるライン画像351c、352cが、上側から下側にスクリーン幕のように徐々に下りてくように、動画表示される。ここで、図11は、その動画表示における初期段階の様子を示した図である。図11に示すように、動画表示の初期段階では、第二凸状画像352のほうが第一凸状画像351よりも高い凸状、つまり上下枠とされるライン画像351c、352cが図10の場合よりも上側に表示される。その後、それらライン画像351c、352cが徐々に下に移行するように、各凸状画像351、352が変化していく。また、この際、警告画像353は、ライン画像351c、352cが徐々に下に移行するにつれて徐々に表示されていくように表示される。このように動画表示をすることで、表示領域41の表示、つまり警告画像353に注意を向けさせることができる。
一方、このウオーニングモードにおいては、各メータ枠11、21は、例えば、赤色に発光される。なお、各メータ10、20の表示は、先に説明したエコモードのそれ(図8参照)と同じとされる。
なお、ウオーニングモードは、例えば、警告すべき状態が解消されたとき、一定時間経過後に、ユーザによるスイッチ操作がされたときに解除されて、直前のモードに戻る。
以上説明したように、本実施形態の車両用メータユニット1は、表示装置40に表示される接続画像が各モードに応じて変更されるので、メータ全体としての印象を、モードごとで異ならせることができる。また、表示装置40には、接続画像だけでなく、車両状態に関する物理量の各種計測値が表示されるので、左側メータ10、右側メータ20だけの場合よりも、より多くの計測値を表示させることができる。また、モードによっては接続画像が、リング状のメータやインジケータメータのメータ枠として表示されるので、計測値を数値表示する場合とは違った印象を与えることができる。
なお、本発明に係る車両用メータユニットは上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限りにおいて、各種変形することができる。例えば、各モードで表示される接続画像は、言うまでもなく、上記実施形態で示したものに限定されるわけではなく、各メータの各端部を接続するライン状の画像から構成されたものであればどのような形状の画像でもよい。また、各モードで表示装置40に表示する計測値も、上記実施形態で示したものに限定されるわけではない。
1 車両用メータユニット
10 左側メータ(第一のメータ)
20 右側メータ(第二のメータ)
11 左側メータ枠(第一メータ枠)
11a、11b 左側メータ枠の端部
21 右側メータ枠(第二メータ枠)
21a、21b 右側メータ枠の端部
11c、11d、21c、21d フレーム部42との重なり部分
26 導光部
26a 導光部26の入射面
31 文字盤
40 表示装置(表示手段)
41 表示領域
42 フレーム部
51 メータ間領域
71〜75 LED(光源)
83 制御部(表示制御手段)
84 モード設定SW
300 二眼式用の接続画像
301 ライン画像(第一メータ枠画像)
302 ライン画像(第二メータ枠画像)
303、306、323 目盛り画像
304、307、324 指示画像
321 三眼式用の接続画像
321a ライン画像(第一の他メータ枠画像)
321b ライン画像(第二の他メータ枠画像)
330 メータ間接続用の接続画像
331 ライン画像(第一のメータ間接続画像)
331a、334a インジケータバー画像
334 ライン画像(第二のメータ間接続画像)
340 クロス状の接続画像
341〜344 ライン画像
345 中央画像
342a、344a インジケータバー画像
350 枠状の接続画像
351 第一凸状画像(枠状の接続画像)
351a ライン画像(第一の左右枠画像)
351b ライン画像(第二の左右枠画像)
351c ライン画像(上下枠画像)
352 第二凸状画像(枠状の接続画像)
352a ライン画像(第一の左右枠画像)
352b ライン画像(第二の左右枠画像)
352c ライン画像(上下枠画像)
353 警告画像

Claims (6)

  1. それぞれ、断面視形状が山状でかつリング状のメータ枠を有し、そのメータ枠の内側に、車両状態に関する物理量の計測値を表示する第一のメータ及び第二のメータが並べて配置された車両用メータユニットであって、
    前記第一、第二のメータの各メータ枠は、前記第一のメータと前記第二のメータとの間の領域であるメータ間領域の側の一部が切り欠けられており、
    前記メータ枠のうちの切り欠けられた部分との境界をメータ枠の端部、前記第一のメータの前記メータ枠を第一メータ枠、前記第二のメータの前記メータ枠を第二メータ枠とし、
    前記第一メータ枠及び前記第二メータ枠の各端部間の領域を表示領域とし、この表示領域に、前記第一メータ枠を閉じたリング状となるように前記第一メータ枠に関連付けされた第一メータ枠画像を表示可能とし、かつ前記第二メータ枠を閉じたリング状となるように前記第二メータ枠に関連付けされた第二メータ枠画像を表示可能とする表示手段を備え、
    前記第一メータ枠画像および前記第二メータ枠画像は目盛画像を有することを特徴とする車両用メータユニット。
  2. 前記表示手段は、前記メータ間領域を含む、前記第一メータ枠及び前記第二メータ枠の各端部間の領域を前記表示領域とすることを特徴とする請求項1に記載の車両用メータユニット。
  3. 前記メータ枠は光透過性を有する樹脂材料により構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用メータユニット。
  4. 前記第一メータ枠および前記第二メータ枠は、それぞれアルファベットのC形状を有する請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用メータユニット。
  5. 前記第一メータ枠画像および前記第二メータ枠画像は、それぞれ前記第一メータ枠および前記第二メータ枠と同じ曲率とされていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両用メータユニット。
  6. 前記第一メータ枠画像および前記第二メータ枠画像の前記目盛画像は、前記第一メータ枠画像および前記第二メータ枠画像のうち前記リング状部の内側に位置していることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両用メータユニット。
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