JP5830406B2 - レバー式コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、レバー式コネクタに関する。
図19は、レバー式コネクタの従来例を示したものである。
このレバー式コネクタ100は、下記特許文献1に開示されたもので、第1のコネクタハウジング110と、第1のコネクタハウジング110と嵌合接続される第2のコネクタハウジング120と、第1のコネクタハウジング110に回動可能に装着される嵌合操作レバー130と、を備えている。
第2のコネクタハウジング120は、第1のコネクタハウジング110が挿入される外筒壁部(フード部)121を有している。
嵌合操作レバー130は、第1のコネクタハウジング110と第2のコネクタハウジング120との嵌合操作時及び嵌合解除操作時の操作力を低減させるてこ部材として、第1のコネクタハウジング110の外側面に突設された軸部111に回動可能に装着される。
嵌合操作レバー130は、図示のように、第1のコネクタハウジング110の一対の外側面を挟むように対向配置される一対のレバー本体131と、これらの一対のレバー本体131の一端側を連結した連結部材132と、第1のコネクタハウジング110の外側面上の軸部111と回動可能に係合するようにレバー本体131に形成された回動支点穴133と、第1のコネクタハウジング110と第2のコネクタハウジング120とを嵌合開始位置に位置合わせした嵌合開始時に外筒壁部121の外側面に形成されたレバー係止穴122に係合する作用点用突起部134と、を備えている。
図示例の場合、連結部材132は、軸部111を回転中心としてレバー本体131を回動させる際の操作力を受ける力点部を兼ねている。
特許文献1のレバー式コネクタ100は、次の手順で、第1のコネクタハウジング110と第2のコネクタハウジング120とを嵌合接続させる。
まず、図示のように、第1のコネクタハウジング110は、嵌合操作レバー130を回動可能に取り付けた状態にする。次いで、図に矢印X1で示すように第1のコネクタハウジング110の先端部を第2のコネクタハウジング120の外筒壁部121内に挿入して、第1のコネクタハウジング110と第2のコネクタハウジング120とを嵌合開始位置に位置合わせして、嵌合操作レバー130の作用点用突起部134を第2のコネクタハウジング120のレバー係止穴122に係合させる。
次いで、嵌合操作レバー130の連結部材132を押下して、図に矢印R1で示すように、嵌合操作レバー130を回動させる。この嵌合操作レバー130の回動動作により、第2のコネクタハウジング120が第1のコネクタハウジング110側に引き寄せられて、コネクタハウジング相互が嵌合完了状態になる。
コネクタハウジング相互の嵌合を解除させる場合には、連結部材132を、図の矢印R1方向とは逆方向に回動させることで、コネクタハウジング相互を離反させる。
特許第3442661号公報
ところが、特許文献1のレバー式コネクタ100の場合、コネクタハウジング相互を嵌合接続した状態では、嵌合操作レバー130を第1のコネクタハウジング110から取り外すことができない。
そのため、特許文献1のレバー式コネクタ100の場合、コネクタハウジング相互の嵌合接続を完了させた実際の使用状態においても、嵌合操作レバー130の重量が加わっており、コネクタの重量化を招く要因となっていた。
また、特許文献1のレバー式コネクタ100の場合、レバー式コネクタ100には、必ず嵌合操作レバー130を付随させておかなければならず、部品点数の増加によるコストアップを招くという問題もあった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、部品点数の削減によるコストダウンと、使用状態における軽量化と、を実現することのできるレバー式コネクタを提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1) 第1のコネクタハウジングと、
前記第1のコネクタハウジングと嵌合接続される第2のコネクタハウジングと、
前記第1のコネクタハウジングと前記第2のコネクタハウジングとの嵌合操作時及び嵌合解除操作時の操作力を低減させるてこ部材として前記第1のコネクタハウジングに回動可能に装着される嵌合操作レバーと、
を備えるレバー式コネクタであって、
前記第1のコネクタハウジングは、一対の外側面に突設されて前記嵌合操作レバーが回動自在に嵌合する一対のレバー支持軸部を備え、
前記第2のコネクタハウジングは、
前記第1のコネクタハウジングの外周部に嵌合する外筒壁と、
前記第1のコネクタハウジングの一対の外側面に対向する前記外筒壁の一対の側壁にコネクタハウジング相互の嵌合方向に沿って切り欠き形成されてコネクタハウジング相互の嵌合時に前記レバー支持軸部が前記側壁から外方に突出してコネクタハウジング相互の嵌合方向に移動可能な一対の支点軸案内溝と、
前記支点軸案内溝から突出する前記レバー支持軸部と平行に並ぶと共に先端位置が前記支点軸案内溝から突出する前記レバー支持軸部の先端位置よりも僅かに突出するように前記一対の側壁の外面に突設された一対の作用受け軸部と、を備えると共に、
前記作用受け軸部は軸の先端外周において径方向外方に突出した抜け止め用鍔部を備え、
前記嵌合操作レバーは、
内面を対向させて配置される一対のレバー本体と、
前記レバー本体の内面に窪んで形成されて、前記レバー支持軸部の中心軸線に沿って前記レバー支持軸部の外側から軸の内側に移動させることで前記レバー支持軸部が回動自在に嵌合したレバー支持軸部嵌合状態となり、また前記レバー支持軸部嵌合状態から前記レバー支持軸部の中心軸線に沿って前記レバー支持軸部の外側に移動させることで前記レバー支持軸部との嵌合状態が解除されたレバー支持軸部離脱状態となる軸部嵌合孔と、
前記レバー本体の第2のコネクタハウジング側の端縁に開口して形成されて、前記第1のコネクタハウジングの前記レバー支持軸部に嵌合した前記レバー本体が回動の初期位置に位置した状態で前記第1のコネクタハウジングと前記第2のコネクタハウジングとを嵌合開始位置に位置合わせすると前記作用受け軸部が係合する嵌合開始時係合溝と、
前記嵌合開始時係合溝に連設されて前記レバー本体が回動の初期位置から回動の終了位置に回動される時に前記レバー本体の回動に伴って前記嵌合開始時係合溝に位置していた作用受け軸部に嵌合方向の移動力を作用させてコネクタハウジング相互の嵌合を深めるカム溝と、
前記レバー本体が回動の終了位置に到達した時に前記作用受け軸部が到達する前記カム溝の終端部域を除く前記嵌合開始時係合溝及び前記カム溝の開口縁に前記抜け止め用鍔部の内面と当接するように張り出し形成されて、前記作用受け軸部の軸方向外方への前記レバー本体の移動を前記終端部域以外では規制するが前記終端部域では許容するレバー抜け防止フランジと、
前記一対のレバー本体を、前記レバー支持軸部嵌合状態となる最小離間位置から前記レバー支持軸部離脱状態となる最大離間位置まで対向方向に移動自在に連結する連結機構と、
前記一対のレバー本体を、一対のレバー本体相互間の離間距離が増大する方向に付勢する弾発部材と、
を備えたことを特徴とするレバー式コネクタ。
(2)前記連結機構は、一対のレバー本体間に配置される連結部材と、各レバー本体から前記連結部材側に突出して設けられたガイド軸と、前記レバー本体と対向する前記連結部材の端面に窪んで形成されて前記ガイド軸が一対のレバー本体の対向方向に摺動可能に嵌合するガイド孔と、前記一対のレバー本体相互が最大離間位置に移動した時に前記ガイド孔に嵌合したガイド軸の離脱方向への移動を停止させるストッパ部材と、を備え、
前記弾発部材は、前記ガイド孔内に装着されて前記ガイド軸を外方に押圧付勢するばねであることを特徴とする上記(1)に記載のレバー式コネクタ。
(3)前記ストッパ部材が、前記レバー本体に形成されたねじ挿通孔を挿通して前記連結部材に螺合したねじ部材であることを特徴とする上記(2)に記載のレバー式コネクタ。
上記(1)の構成によれば、嵌合操作レバーは、一対のレバー本体を互いに接近する方向に外力を受けない無負荷状態では、弾発部材による付勢力でレバー本体が最大離間位置に保持される。一対のレバー本体が最大離間位置に保持された状態では、嵌合操作レバーの一対のレバー本体間に第1のコネクタハウジングの一対のレバー支持軸部を割り込ませることができる。そして、一対のレバー本体間に第1のコネクタハウジングの一対のレバー支持軸部を割り込ませた状態で、一対のレバー本体の軸部嵌合孔の位置をレバー支持軸部の位置に合わせて、更に、一対のレバー本体を互いに接近する方向に押圧して最小離間位置に移動させると、レバー本体の軸部嵌合孔にレバー支持軸部が回動自在に嵌合したレバー支持軸部嵌合状態が得られる。
そして、レバー支持軸部嵌合状態のレバー本体を回動の初期位置に位置させた状態で第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとを嵌合開始位置に位置合わせすると、第2のコネクタハウジングの一対の作用受け軸部が各レバー本体の嵌合開始時係合溝に係合する。
この作用受け軸部が嵌合開始時係合溝に係合した状態では、嵌合開始時係合溝の開口縁に装備されているレバー抜け防止フランジが作用受け軸部の抜け止め用鍔部の内面に係合して、作用受け軸部の軸方向外方へのレバー本体の移動が規制される。即ち、作用受け軸部が嵌合開始時係合溝に係合した状態では、一対のレバー本体を接近する方向に付勢する負荷(操作力)を解除しても、一対のレバー本体が最小離間位置に位置した状態が維持される。
次いで、嵌合操作レバーを回動の終了側に回動操作すると、レバー本体の回動に伴って、カム溝が嵌合開始時係合溝に位置していた作用受け軸部にコネクタハウジング相互の嵌合方向の移動力を作用させてコネクタハウジング相互の嵌合を深める。そして、嵌合操作レバーの回動操作によって、レバー本体が回動の終了位置に到達すると、作用受け軸部はカム溝の終端に到達し、コネクタハウジング相互の嵌合接続が完了する。
そして、カム溝の終端部域にはレバー抜け防止フランジが装備されていないため、作用受け軸部がカム溝の終端に到達した時には、弾発部材の付勢力による一対のレバー本体の最大離間位置側への移動が許容される。そして、一対のレバー本体が最大離間位置に移動することで、一対のレバー本体が、レバー支持軸部及び作用受け軸部から離脱した状態になる。そして、一対のレバー本体がレバー支持軸部及び作用受け軸部から離脱した状態で、コネクタハウジング相互から嵌合操作レバーを引き抜く操作を行うことで、嵌合操作レバーを嵌合接続されているコネクタハウジング相互から離脱させることができる。
なお、取り外した嵌合操作レバーをコネクタハウジング相互に再装着する場合には、まず、嵌合接続されているコネクタハウジング相互の上に嵌合操作レバーを挿入操作して、嵌合操作レバーの位置をレバー本体の回動が終了した位置に戻す。
次いで、一対のレバー本体に互いの接近する方向の負荷(操作力)をかけて一対のレバー本体を最小離間位置に戻すと、レバー本体が回動の終了位置でレバー支持軸部及び作用受け軸部に係合した状態が得られる。そして、その状態から嵌合操作レバーを回動の初期位置に回動させることで、コネクタハウジング相互を嵌合開始位置に戻すことができる。
即ち、上記(1)の構成によれば、コネクタハウジング相互を完了させた後は、嵌合操作レバーをコネクタハウジング相互から離脱させて、コネクタの使用状態における軽量化を実現することができる。
また、上記(1)の構成において、コネクタハウジング相互から離脱させた嵌合操作レバーは、他のレバー式コネクタの嵌合操作に使い回すことができる。そのため、通常の嵌合操作レバーの部品セットとしては嵌合操作レバーを除いた第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングだけにして、部品点数の削減によるコストダウンを実現することもできる。
更に、上記(1)の構成において、コネクタハウジング相互の嵌合接続が終了した時には、一対のレバー本体が弾発部材の付勢力で最大離間位置に移動することによって、レバー支持軸部及び作用受け軸部とレバー本体との係合が解除され、自動的に嵌合操作レバーがコネクタハウジング相互から離脱した状態となる。しかし、コネクタハウジング相互が嵌合途中の状態(即ち、嵌合操作レバーの回動途中)では、レバー本体に装備したレバー抜け防止フランジが作用受け軸部の先端に装備された抜け止め用鍔部の内面に当接することで、作用受け軸部の軸方向外方へのレバー本体の移動が規制されるため、嵌合操作レバーをコネクタハウジング相互から離脱させることができない。
言い換えれば、上記(1)の構成の場合、嵌合操作レバーをコネクタハウジング相互から離脱させることができない場合は、コネクタハウジング相互が嵌合途中(半嵌合状態)であり、嵌合操作レバーがコネクタハウジング相互から自動的に離脱するか否かによってコネクタハウジング相互の嵌合状態を判別することができ、コネクタハウジング相互の嵌合不良の見逃しを防止することができる。
上記(2)の構成によれば、ガイド軸はレバー本体に一体形成することで構成部品の増加を抑止することができ、一対のレバー本体を最小離間位置から最大離間位置まで対向方向に移動自在に連結する連結機構を、比較的に少ない部品構成で、実現することができる。
上記(3)の構成によれば、例えば、ストッパ部材として、市販のねじ部材を採用することでストッパ部材の調達を容易にして、製造コストの低減を図ることができる。
また、ストッパ部材としてねじ部材を使用した場合には、例えば、連結部材に対するねじ部材の螺合深さを調整することで、一対のレバー本体の対向方向への可動範囲を調整することが可能になり、一対のレバー本体の可動範囲の設計変更等に容易に対応可能になる。
本発明によるレバー式コネクタによれば、コネクタハウジング相互を完了させた後は、嵌合操作レバーをコネクタハウジング相互から離脱させて、コネクタの使用状態における軽量化を実現することができる。
また、コネクタハウジング相互から離脱させた嵌合操作レバーは、他のレバー式コネクタの嵌合操作に使い回すことができる。そのため、通常の嵌合操作レバーの部品セットとしては嵌合操作レバーを除いた第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングだけにして、部品点数の削減によるコストダウンを実現することもできる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明に係るレバー式コネクタの一実施形態の分解斜視図である。 図1に示した第1のコネクタハウジングの側面図である。 図1に示した第2のコネクタハウジングの側面図である。 図3のA矢視図である。 図1に示した嵌合操作レバーの正面図(図1のB矢視図)である。 図5のC−C断面図である。 図6の要部の拡大図である。 図5に示した嵌合操作レバーにおける一対のレバー本体と連結部材との結合構造を示す嵌合操作レバーの正面図である。 図8のレバー本体と連結部材とが分離した状態の説明図である。 図8のD部の拡大断面図である。 第1のコネクタハウジングに装着された嵌合操作レバーが回動開始位置に位置している状態を示す斜視図である。 嵌合開始位置に位置合わせされた第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとに嵌合操作レバーが回動開始位置に取り付けられている状態の斜視図である。 図12に示したレバー式コネクタの側面図である。 図13のF矢視図である。 第1及び第2のコネクタハウジングに係合している嵌合操作レバーが矢印R2方向への回動操作によって、回動の終了位置まで回動した状態の斜視図である。 図15に示したレバー式コネクタの側面図である。 図16の要部のG矢視図である。 図16の状態から嵌合操作レバーが上方に引き上げられることで、コネクタハウジング相互から嵌合操作レバーが離脱した状態の斜視図である。 従来のレバー式コネクタの分解斜視図である。
以下、本発明に係るレバー式コネクタの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図10は本発明に係るレバー式コネクタの一実施形態を示したもので、図1は本発明の一実施形態のレバー式コネクタの分解斜視図、図2は図1に示した第1のコネクタハウジングの側面図、図3は図1に示した第2のコネクタハウジングの側面図、図4は図3のA矢視図、図5は図1に示した嵌合操作レバーの正面図(図1のB矢視図)、図6は図5のC−C断面図、図7は図6の要部の拡大図、図8は図5に示した嵌合操作レバーにおける一対のレバー本体と連結部材との結合構造を示す嵌合操作レバーの正面図、図9は図8のレバー本体と連結部材とが分離した状態の説明図、図10は図8のD部の拡大断面図である。
この一実施形態のレバー式コネクタ1は、図1に示すように、第1のコネクタハウジング10と、第1のコネクタハウジング10と嵌合接続される第2のコネクタハウジング20と、第1のコネクタハウジング10に回動可能に装着される嵌合操作レバー30と、を備えている。
第1のコネクタハウジング10は、図1及び図2に示すように、一対のレバー支持軸部11,11を備えている。一対のレバー支持軸部11,11は、一対の外側面10a,10aに、それぞれ1本ずつ、突設されている。これらの一対のレバー支持軸部11,11は、嵌合操作レバー30が回動自在に嵌合する軸部(ボス部)である。
第2のコネクタハウジング20は、図1及び図3及び図4に示すように、第1のコネクタハウジング10の外周部に嵌合する角筒状の外筒壁(フード部)21と、一対の支点軸案内溝22,22と、一対の作用受け軸部23,23と、を備えている。
外筒壁21は、嵌合する第1のコネクタハウジング10の一対の外側面10a,10aに対向する一対の側壁21a,21aを有している。
一対の支点軸案内溝22,22は、上記の一対の側壁21a,21aに、それぞれ一箇所ずつ、側壁21aの先端縁21bに開放するように、切り欠き形成されている。一対の支点軸案内溝22,22は、コネクタハウジング10,20相互の嵌合方向に沿って延在する溝状で、溝幅がレバー支持軸部11の外径よりも大きく設定されている。一対の支点軸案内溝22,22は、コネクタハウジング10,20相互の嵌合時に、後述の図18に示すようにレバー支持軸部11が側壁21aを貫通して、該側壁21aの外方に突出する溝である。また、一対の支点軸案内溝22,22は、コネクタハウジング10,20相互の嵌合時に、挿通しているレバー支持軸部11が、コネクタハウジング10,20相互の嵌合方向に移動可能な溝である。
一対の作用受け軸部23,23は、嵌合操作レバー30から嵌合方向の負荷を受けるための軸部(ボス部)で、図4に示すように、一対の側壁21a,21aの外面に、それぞれ1本ずつ、突設されている。一対の作用受け軸部23,23は、後述の図17に示すように支点軸案内溝22から突出するレバー支持軸部11と平行に並ぶように配置される。また、一対の作用受け軸部23,23は、後述の図17に示すように、その先端位置23aが支点軸案内溝22から突出するレバー支持軸部11の先端位置11aよりも僅かに突出するように長さが設定されている。また、作用受け軸部23は、図4に示すように、軸の先端外周において径方向外方に突出した抜け止め用鍔部23bを備えている。
嵌合操作レバー30は、第1のコネクタハウジング10と第2のコネクタハウジング20との嵌合操作時及び嵌合解除操作時の操作力を低減させるてこ部材として、第1のコネクタハウジング10に回動可能に装着される。
嵌合操作レバー30は、図1及び図8に示すように、内面31aを対向させて配置される一対のレバー本体31,31と、軸部嵌合孔32と、嵌合開始時係合溝33と、カム溝34と、レバー抜け防止フランジ35と、連結機構36と、弾発部材37と、を備えている。
レバー本体31は、コネクタハウジング10,20に係合する円板部31bと、円板部31bから径方向に延出する棒状部31cと、を備えている。図7に示すように、前述の軸部嵌合孔32と嵌合開始時係合溝33とカム溝34とレバー抜け防止フランジ35は、円板部31bに形成されている。
軸部嵌合孔32は、レバー支持軸部11を回動自在に嵌合させるための孔で、レバー本体31における円板部31bの内面31aに窪んで形成されている。この軸部嵌合孔32は、円板部31bの中心部に配置されている。この軸部嵌合孔32は、図11に矢印Y2で示すように、円板部31bをレバー支持軸部11の中心軸線に沿ってレバー支持軸部11の外側から軸の内側に移動させることで、レバー支持軸部11が回動自在に嵌合したレバー支持軸部嵌合状態(後述の図11や図13に示した状態)となる。また、軸部嵌合孔32は、図17に示すように円板部31bを前記レバー支持軸部嵌合状態からレバー支持軸部11の中心軸線に沿って当該レバー支持軸部11の外側に移動させることで、レバー支持軸部11との嵌合状態が解除されたレバー支持軸部離脱状態(図17に示した状態)となる。
即ち、軸部嵌合孔32は、レバー本体31を図5に示す矢印Y4に沿って進退させることで、レバー支持軸部11に対する挿抜を行うことができる。
嵌合開始時係合溝33は、図12に示すように第1のコネクタハウジング10と第2のコネクタハウジング20とを嵌合開始位置に位置合わせした時に、第2のコネクタハウジング20の作用受け軸部23をカム溝34の始端に誘導する溝である。この嵌合開始時係合溝33は、図7に示すように、レバー本体31を回動の初期位置P1に傾けた状態にした時に、レバー本体31の第2のコネクタハウジング20側の端縁に開口して形成された溝である。レバー本体31の回動の初期位置P1とは、図7に示すように、棒状部31cの延出方向を、円板部31bの中心O1を通る鉛直線V1に対して時計方向にθ1だけ傾けた位置である。レバー本体31が回動の初期位置P1に傾けられている時、嵌合開始時係合溝33は鉛直下方に開放している。そして、この嵌合開始時係合溝33は、第1のコネクタハウジング10のレバー支持軸部11に嵌合したレバー本体31が図11に示したように回動の初期位置P1に位置した状態で、図12に示すように第1のコネクタハウジング10と第2のコネクタハウジング20とを嵌合開始位置に位置合わせすると、図13に示すように作用受け軸部23が係合する。
カム溝34は、嵌合開始時係合溝33に連設された溝である。カム溝34は、溝幅が、抜け止め用鍔部23bが摺動可能な大きさに設定されている。また、カム溝34は、嵌合開始時係合溝33から、円板部31bの周方向に沿って湾曲した形状に延設されている。このカム溝34は、レバー本体31が回動の初期位置P1から回動の終了位置P2に回動される時に、レバー本体31の回動に伴って嵌合開始時係合溝33に位置していた作用受け軸部23に嵌合方向の移動力を作用させて、コネクタハウジング10,20相互の嵌合を深める溝である。
なお、レバー本体31の回動の終了位置P2とは、図16に示すように、棒状部31cの延出方向を、円板部31bの中心O1を通る鉛直線V1に対して反時計方向にθ2だけ傾けた位置である。レバー本体31が回動の終了位置P2に回動した状態では、図16に示すように、カム溝34に係合している作用受け軸部23は、カム溝34の終端部に到達している。
レバー抜け防止フランジ35は、レバー本体31が回動の終了位置P2に到達した時に作用受け軸部23が到達するカム溝34の終端部域(図7及び図16における範囲L1)を除く嵌合開始時係合溝33及びカム溝34の開口縁に装備された鍔状の構造である。このレバー抜け防止フランジ35は、カム溝34に嵌合している作用受け軸部23の抜け止め用鍔部23bの内面と当接するように、各溝の開口縁に張り出し形成されている。このレバー抜け防止フランジ35は、抜け止め用鍔部23bの内面と当接して、作用受け軸部23の軸方向外方へのレバー本体31の移動を規制する。
即ち、レバー抜け防止フランジ35が装備されている領域は、カム溝34の終端部域L1を除く範囲であるため、嵌合開始時係合溝33及びカム溝34の延在領域内で終端部域L1以外では作用受け軸部23の軸方向へのレバー本体31の移動が規制されるが、終端部域L1ではレバー本体31の移動が許容される。
連結機構36は、一対のレバー本体31,31を、前述のレバー支持軸部嵌合状態となる最小離間位置から前述のレバー支持軸部離脱状態となる最大離間位置まで対向方向(図5の矢印Y4方向)に移動自在に連結する機構である。
本実施形態における連結機構36は、図8〜図9に示すように、一対のレバー本体31,31間に配置される連結部材361と、ガイド軸362と、ガイド孔363と、ストッパ部材364と、を備えている。
連結部材361は、図5及び図8に示すように、一対のレバー本体31の棒状部31cの端部間に配置されるブロック状の部材である。この連結部材361は、レバー本体31を回動操作する際に操作力を加える操作部(てこの力点部)を兼用する。
ガイド軸362は、図9に示すように、各レバー本体31に一体形成される。このガイド軸362は、各レバー本体31の棒状部31cから連結部材361側に突出して設けられている。このガイド軸362は、連結部材361側が、弾発材収容空間362aを形成した筒状構造になっている。
ガイド孔363は、前述のガイド軸362が一対のレバー本体31,31の対向方向(図9の矢印Y5方向)に摺動可能に嵌合する孔で、レバー本体31と対向する連結部材361の端面に窪んで形成されている。
このガイド孔363の底部とガイド軸362の弾発材収容空間362aとで画成する空間は、後述の弾発部材37を収容する空間となる。
ストッパ部材364は、一対のレバー本体31,31相互が最大離間位置に移動した時にガイド孔363に嵌合したガイド軸362の離脱方向への移動を停止させる部材である。本実施形態におけるストッパ部材364は、図10に示すように、レバー本体31の棒状部31cに貫通形成されたねじ挿通孔311を挿通して連結部材361に螺合したねじ部材である。ねじ部材の頭部364aが棒状部31cの外方(図10の矢印Y6方向)への移動を規制する。
図10は、棒状部31cがストッパ部材364のねじ部材の頭部364aに当接している状態で、一対のレバー本体31,31相互が最大離間位置に移動した時の状態を示している。図10に示すように最大離間位置に位置している各レバー本体31は、図10に示す間隙C1の分だけ、ストッパ部材364の軸部364b上を摺動して、連結部材361側に移動することができる。最大離間位置に位置している各レバー本体31が間隙C1の分だけ、対向方向内側に移動して、棒状部31cが連結部材361の位置決め面361aに当接すると、各レバー本体31は最小離間位置で対向した状態となる。
弾発部材37は、一対のレバー本体31,31を、一対のレバー本体31,31相互間の離間距離が増大する方向に付勢するばね部材である。本実施形態における弾発部材37は、図8及び図9に示すように、ガイド孔363内に装着されてガイド軸362を外方に押圧付勢する圧縮コイルばねである。前述したように、ガイド孔363の底部とガイド軸362の弾発材収容空間362aとで画成する空間が、弾発部材37を収容する空間となっている。
以上に説明した一実施形態のレバー式コネクタ1では、嵌合操作レバー30は、一対のレバー本体31,31を互いに接近する方向に外力を受けない無負荷状態(図1に示した状態)では、弾発部材37による付勢力でレバー本体31が最大離間位置に保持される。そして、一対のレバー本体31,31が最大離間位置に保持された状態では、嵌合操作レバー30の一対のレバー本体31,31間に第1のコネクタハウジング10の一対のレバー支持軸部11,11を割り込ませることができる。
そして、一対のレバー本体31,31間に第1のコネクタハウジング10の一対のレバー支持軸部11,11を割り込ませた状態で、一対のレバー本体31,31の軸部嵌合孔32の位置をレバー支持軸部11の位置に合わせて、更に、図11に矢印Y2で示すように一対のレバー本体31,31を互いに接近する方向に押圧して最小離間位置に移動させると、レバー本体31の軸部嵌合孔32にレバー支持軸部11が回動自在に嵌合したレバー支持軸部嵌合状態が得られる。
そして、レバー支持軸部嵌合状態のレバー本体31を図11に示す回動の初期位置P1に位置させた状態で第1のコネクタハウジング10を第2のコネクタハウジング20の外筒壁21に挿入して第1のコネクタハウジング10と第2のコネクタハウジング20とを嵌合開始位置に位置合わせすると、図12〜図14に示すように、第2のコネクタハウジング20の一対の作用受け軸部23,23が各レバー本体31の嵌合開始時係合溝33に係合する。
この作用受け軸部23が嵌合開始時係合溝33に係合した状態では、図13に示すように、嵌合開始時係合溝33の開口縁に装備されているレバー抜け防止フランジ35が作用受け軸部23の抜け止め用鍔部23bの内面に係合して、作用受け軸部23の軸方向外方へのレバー本体31の移動が規制される。即ち、作用受け軸部23が嵌合開始時係合溝33に係合した状態では、一対のレバー本体31,31を接近する方向に付勢する負荷(操作力)を解除しても、一対のレバー本体31,31が最小離間位置に位置した状態が維持される。
次いで、図13に矢印R2で示すように嵌合操作レバー30を回動の終了側に回動操作すると、レバー本体31の回動に伴って、カム溝34が嵌合開始時係合溝33に位置していた作用受け軸部23にコネクタハウジング10,20相互の嵌合方向の移動力H(図13参照)を作用させてコネクタハウジング10,20相互の嵌合を深める。そして、嵌合操作レバー30の回動操作によって、図15及び図16に示すように、レバー本体31が回動の終了位置P2に到達すると、作用受け軸部23はカム溝34の終端に到達し、コネクタハウジング10,20相互の嵌合接続が完了する。
そして、図7に示したようにカム溝34の終端部域L1にはレバー抜け防止フランジ35が装備されていないため、作用受け軸部23がカム溝34の終端に到達した時には、弾発部材37の付勢力による一対のレバー本体31,31の最大離間位置側への移動が許容される。そして、一対のレバー本体31,31が最大離間位置に移動することで、図17に示すように、一対のレバー本体31,31が、レバー支持軸部11及び作用受け軸部23から離脱した状態になる。そして、一対のレバー本体31,31がレバー支持軸部11及び作用受け軸部23から離脱した状態で、図18に矢印X4に示すようにコネクタハウジング10,20相互から嵌合操作レバー30を引き抜く操作を行うことで、嵌合操作レバー30を嵌合接続されているコネクタハウジング10,20相互から離脱させることができる。
なお、取り外した嵌合操作レバー30をコネクタハウジング10,20相互に再装着する場合には、まず、嵌合接続されているコネクタハウジング10,20相互の上に嵌合操作レバー30を挿入操作して、嵌合操作レバー30の位置を図15及び図16に示すようにレバー本体31の回動が終了した位置に戻す。
次いで、一対のレバー本体31,31に互いの接近する方向の負荷(操作力)をかけて一対のレバー本体31,31を最小離間位置に戻すと、レバー本体31が回動の終了位置P2でレバー支持軸部11及び作用受け軸部23に係合した状態が得られる。そして、その状態から嵌合操作レバー30を回動の初期位置P1に回動させることで、コネクタハウジング10,20相互を嵌合開始位置に戻すことができる。
即ち、一実施形態に示したレバー式コネクタ1の構成によれば、コネクタハウジング10,20相互を完了させた後は、嵌合操作レバー30をコネクタハウジング10,20相互から離脱させて、コネクタの使用状態における軽量化を実現することができる。
また、一実施形態に示したレバー式コネクタ1の構成によれば、コネクタハウジング10,20相互から離脱させた嵌合操作レバー30は、他のレバー式コネクタの嵌合操作に使い回すことができる。そのため、通常のレバー式コネクタ1の部品セットとしては、嵌合操作レバー30を除いた第1のコネクタハウジング10と第2のコネクタハウジング20だけにして、部品点数の削減によるコストダウンを実現することもできる。
更に、一実施形態に示したレバー式コネクタ1の構成によれば、コネクタハウジング10,20相互の嵌合接続が終了した時には、一対のレバー本体31,31が弾発部材37の付勢力で最大離間位置に移動することによって、レバー支持軸部11及び作用受け軸部23とレバー本体31との係合が解除され、自動的に嵌合操作レバー30がコネクタハウジング10,20相互から離脱した状態となる。しかし、コネクタハウジング10,20相互が嵌合途中の状態(即ち、嵌合操作レバー30の回動途中)では、レバー本体31に装備したレバー抜け防止フランジ35が作用受け軸部23の先端に装備された抜け止め用鍔部23bの内面に当接することで、作用受け軸部23の軸方向外方へのレバー本体31の移動が規制されるため、嵌合操作レバー30をコネクタハウジング10,20相互から離脱させることができない。
言い換えれば、一実施形態に示したレバー式コネクタ1の場合、嵌合操作レバー30をコネクタハウジング10,20相互から離脱させることができない場合は、コネクタハウジング10,20相互が嵌合途中(半嵌合状態)であり、嵌合操作レバー30がコネクタハウジング10,20相互から自動的に離脱するか否かによってコネクタハウジング10,20相互の嵌合状態を判別することができ、コネクタハウジング10,20相互の嵌合不良の見逃しを防止することができる。
また、一実施形態に示したレバー式コネクタ1の構成によれば、ガイド軸362はレバー本体31に一体形成することで構成部品の増加を抑止することができ、一対のレバー本体31,31を最小離間位置から最大離間位置まで対向方向に移動自在に連結する連結機構36を、比較的に少ない部品構成で、実現することができる。
更に、一実施形態に示したレバー式コネクタ1の構成によれば、例えば、ストッパ部材364として、市販のねじ部材を採用することでストッパ部材364の調達を容易にして、製造コストの低減を図ることができる。
また、ストッパ部材364としてねじ部材を使用した場合には、例えば、連結部材361に対するねじ部材の螺合深さを調整することで、一対のレバー本体31,31の対向方向への可動範囲を調整することが可能になり、一対のレバー本体31,31の可動範囲の設計変更等に容易に対応可能になる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
1 レバー式コネクタ
10 第1のコネクタハウジング
10a 外側面
11 レバー支持軸部
20 第2のコネクタハウジング
21 外筒壁
21a 側壁
22 支点軸案内溝
23 作用受け軸部
23b 抜け止め用鍔部
30 嵌合操作レバー
31 レバー本体
31a 内面
32 軸部嵌合孔
33 嵌合開始時係合溝
34 カム溝
35 レバー抜け防止フランジ
36 連結機構
37 弾発部材
311 ねじ挿通孔
361 連結部材
362 ガイド軸
363 ガイド孔
364 ストッパ部材
L1 終端部域
P1 回動の初期位置
P2 回動の終了位置

Claims (3)

  1. 第1のコネクタハウジングと、
    前記第1のコネクタハウジングと嵌合接続される第2のコネクタハウジングと、
    前記第1のコネクタハウジングと前記第2のコネクタハウジングとの嵌合操作時及び嵌合解除操作時の操作力を低減させるてこ部材として前記第1のコネクタハウジングに回動可能に装着される嵌合操作レバーと、
    を備えるレバー式コネクタであって、
    前記第1のコネクタハウジングは、一対の外側面に突設されて前記嵌合操作レバーが回動自在に嵌合する一対のレバー支持軸部を備え、
    前記第2のコネクタハウジングは、
    前記第1のコネクタハウジングの外周部に嵌合する外筒壁と、
    前記第1のコネクタハウジングの一対の外側面に対向する前記外筒壁の一対の側壁にコネクタハウジング相互の嵌合方向に沿って切り欠き形成されてコネクタハウジング相互の嵌合時に前記レバー支持軸部が前記側壁から外方に突出してコネクタハウジング相互の嵌合方向に移動可能な一対の支点軸案内溝と、
    前記支点軸案内溝から突出する前記レバー支持軸部と平行に並ぶと共に先端位置が前記支点軸案内溝から突出する前記レバー支持軸部の先端位置よりも僅かに突出するように前記一対の側壁の外面に突設された一対の作用受け軸部と、を備えると共に、
    前記作用受け軸部は軸の先端外周において径方向外方に突出した抜け止め用鍔部を備え、
    前記嵌合操作レバーは、
    内面を対向させて配置される一対のレバー本体と、
    前記レバー本体の内面に窪んで形成されて、前記レバー支持軸部の中心軸線に沿って前記レバー支持軸部の外側から軸の内側に移動させることで前記レバー支持軸部が回動自在に嵌合したレバー支持軸部嵌合状態となり、また前記レバー支持軸部嵌合状態から前記レバー支持軸部の中心軸線に沿って前記レバー支持軸部の外側に移動させることで前記レバー支持軸部との嵌合状態が解除されたレバー支持軸部離脱状態となる軸部嵌合孔と、
    前記レバー本体の第2のコネクタハウジング側の端縁に開口して形成されて、前記第1のコネクタハウジングの前記レバー支持軸部に嵌合した前記レバー本体が回動の初期位置に位置した状態で前記第1のコネクタハウジングと前記第2のコネクタハウジングとを嵌合開始位置に位置合わせすると前記作用受け軸部が係合する嵌合開始時係合溝と、
    前記嵌合開始時係合溝に連設されて前記レバー本体が回動の初期位置から回動の終了位置に回動される時に前記レバー本体の回動に伴って前記嵌合開始時係合溝に位置していた作用受け軸部に嵌合方向の移動力を作用させてコネクタハウジング相互の嵌合を深めるカム溝と、
    前記レバー本体が回動の終了位置に到達した時に前記作用受け軸部が到達する前記カム溝の終端部域を除く前記嵌合開始時係合溝及び前記カム溝の開口縁に前記抜け止め用鍔部の内面と当接するように張り出し形成されて、前記作用受け軸部の軸方向外方への前記レバー本体の移動を前記終端部域以外では規制するが前記終端部域では許容するレバー抜け防止フランジと、
    前記一対のレバー本体を、前記レバー支持軸部嵌合状態となる最小離間位置から前記レバー支持軸部離脱状態となる最大離間位置まで対向方向に移動自在に連結する連結機構と、
    前記一対のレバー本体を、一対のレバー本体相互間の離間距離が増大する方向に付勢する弾発部材と、
    を備えたことを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記連結機構は、一対のレバー本体間に配置される連結部材と、各レバー本体から前記連結部材側に突出して設けられたガイド軸と、前記レバー本体と対向する前記連結部材の端面に窪んで形成されて前記ガイド軸が一対のレバー本体の対向方向に摺動可能に嵌合するガイド孔と、前記一対のレバー本体相互が最大離間位置に移動した時に前記ガイド孔に嵌合したガイド軸の離脱方向への移動を停止させるストッパ部材と、を備え、
    前記弾発部材は、前記ガイド孔内に装着されて前記ガイド軸を外方に押圧付勢するばねであることを特徴とする請求項1に記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記ストッパ部材が、前記レバー本体に形成されたねじ挿通孔を挿通して前記連結部材に螺合したねじ部材であることを特徴とする請求項2に記載のレバー式コネクタ。
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