JP5829412B2 - インバータ装置及び平滑コンデンサの容量推定方法 - Google Patents
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ところで、電解コンデンサにおいて特性劣化が進む速度は、インバータ装置の周囲温度やインバータ装置の負荷量、電解コンデンサの個体差等に影響されるので、寿命を正確に推定するには静電容量を精度良く推定する必要がある。寿命推定の方法については、例えばコンデンサの放電時間やリップル電圧,リップル電流等を測定するものが提案されている。
そこで、電解コンデンサの静電容量の推定精度をより高めることができるインバータ装置及び平滑コンデンサの容量推定方法を提供する。
また、通常運転時において、前記平滑コンデンサのリップル電圧を検出し、基準時点において、消費されている直流電源電力と前記リップル電圧とを検出し、前記基準時点から所定期間が経過した時点において、消費されている直流電源電力と前記リップル電圧を検出し、前記基準時点で検出した直流電源電力とリップル電圧との比である第1比率と、前記所定期間が経過で検出した直流電源電力とリップル電圧との比である第2比率とに基づいて、前記所定期間が経過した時点における前記平滑コンデンサの容量変化率を求める。
以下、第1実施形態を図1ないし図5を参照して説明する。図1は、インバータ装置の電気的構成を機能ブロックにより示すものである。インバータ装置1は、入力側に交流電源2が接続され、出力側に電動機3が接続されている。インバータ装置1は、負荷としての電動機3を駆動する交流電力を出力する。本実施形態では、負荷装置として三相交流電動機を想定している。インバータ装置1は、内部回路としての整流回路4、平滑コンデンサ(電解コンデンサ)5、インバータ主回路6、制御電源回路7、操作パネル8、および制御回路9などを備えている。なお、図1では、信号の流れを実線の矢印にて示し、制御電源回路7から供給される直流電圧を破線の矢印にて示している。
平滑コンデンサ5に対しては、放電抵抗14が並列に接続されている。この放電抵抗14は、交流電源2が遮断された場合に、平滑コンデンサ5に充電されている電荷を放電させるために設けられている。
C・dV/dt=−i1−i2=−V/R−P/V …(1)
(1)式に境界条件V(0)=V1を与えて微分方程式を解くと、(2)式が得られる。
V(t)2=(V12+R・P)・e−2t/RC−R・P …(2)
そして、t=t1となった時点での平滑コンデンサ5の端子電圧がV2であれば、平滑コンデンサ5の静電容量Cは、(3)式となる。
また、インバータ装置1の本体に1つ以上のオプション機器が接続可能となっている場合に、制御回路9は、本体に接続されているオプション機器の種類を認識し、前記オプション機器によって消費される電力を考慮して平滑コンデンサ5の静電容量Cを推定するので、実際に消費されている電力に応じて静電容量Cを高精度に推定できる。
図6ないし図8は第2実施形態であり、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第2実施形態のインバータ装置31では、制御端子台25から外部に電源(例えばDC24V,10V)を供給するための端子を備えている。また、インバータ装置31に接続されるオプション機器の種類によっては、上記制御端子台25と同様,オプション機器33,34のように、外部に電源を供給するための端子を備えている場合がある。すると、これらの電源供給端子に外部機器が接続されることで、電力が消費されることが想定される。
図9は第3実施形態であり、第2実施形態と異なる部分のみ説明する。第3実施形態のインバータ装置39では、制御電源回路7の入力側にセンサ(電力検出回路)40を1つだけ配置し、このセンサ40により制御電源回路7において消費される電力と、制御電源回路7より出力されて消費される電力とを一括して検出する。したがって、制御回路32’は、図3に示すようなテーブルを使用せずとも、センサ40からの検出出力のみを参照することで、制御電源の消費電力を一括して取得することができる。
図10は第4実施形態であり、第1実施形態と異なる部分について説明する。ここで、図5を参照すると、交流電源2を遮断した後に電動機3の駆動を継続させた場合、閾値電圧V1を下回り保護機能が作用すると電圧は緩やかに低下するが、電圧Vdown程度に達すると電圧の低下は一端停止している。この現象は、入力電圧の低下に伴い制御電源回路7の動作が停止したことで、消費電力Pがほぼゼロになった結果と推察される。
C=2E/V2 …(4)
(4)式より、コンデンサCの端子電圧の変化をΔVとし、電圧がΔVだけ変化したことに伴うエネルギーの変化をΔEとすれば、
C=2・ΔE/ΔV2 …(5)
となる。したがって、コンデンサCの端子電圧がV3からV4まで変化するのに時間tを要したとすれば、エネルギー変化ΔEは、その時間tの間に消費された電力に相当するので、その場合に静電容量Cは、(6)式で求められる。
C=2・∫(P×t)/(V32−V42)…(6)
例えば、電圧V3を、第1実施形態の閾値電圧V1よりも高い値に設定し、電圧V4をV3未満に設定すれば、その時点から入力電圧がVdownに達して制御電源回路7の動作が停止するまでの間に、静電容量Cを推定するための時間余裕を十分に確保できる。
P=PEout+Pcont+Pinv …(7)
ここで、PEout(W)は、インバータ装置1の出力電力であり、制御回路9がベクトル制御に用いるd−q変換された出力電流(d軸電流Id、q軸電流Iq)および出力電圧(d軸電圧Vd、q軸電圧Vq)により、
Pcont:制御電源回路7の損失(W)
Pinv:インバータ主回路6の損失(W)
尚、必要に応じて、平滑コンデンサ5の損失Pcapa(W)や放電抵抗14の損失Prを加えても良い。
尚、(7)式における消費電力Pはインバータ装置1の運転中の値であるから、第1実施形態における消費電力Pとは異なりダイナミックに変動する値であり、時間関数(t)として表現される。また、(7)式については、インバータ装置1の出力電力PEoutと、インバータ主回路6の損失Pinvとが支配的である場合は、
P=PEout+Pinv …(7’)
としても良い。
E=E+P×Δt …(9)
また、Δtは、ステップS32→S33→S35→S32→…のループを回るのに要する時間である。
図11は第5実施形態であり、第4実施形態と異なる部分について説明する。第5実施形態では、インバータ装置1の通常の運転時において、減速時などに電動機3側よりエネルギーが供給される回生モードとなった場合に平滑コンデンサ5の静電容量Cを推定する。すなわち、回生モードでは、(8)式で得られる出力電力PEoutの極性が負になり、インバータ主回路6への入力電力はゼロになる。
Ptotal=Pcont+Pinv …(10)
そして、回生モードにおいて平滑コンデンサ5部分に蓄えられるエネルギーは、(11)式で累積演算される。
E=E+(−PEout−Ptotal)×Δt …(12)
続くステップS43では、電圧検出回路12により検出される直流電圧が電圧V6(>V5)以上になったか否かを判断し、電圧V6に達しなければ(NO)、ステップS41と同様に閾値電圧V5との比較を行う(ステップS45)。そして、閾値電圧V5以上の状態が継続していれば(YES)ステップS42に戻り、(12)式によるエネルギーEの積算を継続する。ステップS45において閾値電圧V5未満となった場合は(NO)、回生モードが終了したことを示すので処理を終了する。直流電圧が電圧V6以上になると(ステップS43:YES)、ステップS34の分母を(V62−V52)に置き換えた式により静電容量Cを推定する(ステップS44)。
図12ないし図14は第6実施形態である。第6実施形態では、平滑コンデンサ5のリップル電圧を検出して静電容量Cを推定する。図12は、X軸方向に入力直流電圧,Y軸方向にコンデンサの静電容量,Z軸方向にリップル電圧をとって示す3次元グラフであり、(a)に対して(b)は交流電源の短絡容量(短絡電流)が20倍のケースである。これらから判るように、コンデンサのリップル電圧は、コンデンサの静電容量のみならず、交流電源の短絡容量や電源電圧にも影響を受ける。
図13(a)より、電源短絡容量,電源電圧,出力電力が一定の条件では、リップル電圧はコンデンサ容量に逆比例すると推測できる。また、図13(b)からは、電源短絡容量,電源電圧,コンデンサ容量が一定の条件では、リップル電圧は(7)式で示される直流出力電力(但し、推定精度の要求レベルによっては、PEoutだけを考慮しても良い)に比例すると推測できる。
C=K・PDCout/Vp−p …(13)
ここで、Kはユーザによる設置条件で決まる係数であるため、(13)式では静電容量Cを一意に決定することはできない。しかし、それぞれのユーザについて言えば、設置条件は一定であると推定できる。そこで、特定の時点t=0(例えば、インバータ装置の運転開始直後)におけるコンデンサ静電容量をC0とすると、任意の時刻tにおける静電容量C(t)は、(14)式で表わすことができる。
C(t)/C0=C(t)/C(0)
=PDCout(t)/Vp−p(t)
・Vp−p(0)/PDCout(0) …(14)
すなわち、(14)式は、特定の時点のコンデンサ静電容量を基準とする、時刻tにおける静電容量の変化率を示している。ここで、第1項が「第2比率」,第2項が「第1比率」に対応している。
C(t)=C0・PDCout(t)/Vp−p(t)
・Vp−p(0)/PDCout(0) …(15)
また、必ずしも初期容量C0を用いることなく、第1〜第5実施形態の何れかを用いて静電容量Cを算出した時点を基準として、その基準時点からの変化率を求めても良い。
図15及び図16は第7実施形態である。第7実施形態では、第6実施形態のステップS51やS53において、リップル電圧Vp−p(t)を取得する際に、バンドパスフィルタを使用することでリップル電圧Vp−pに対応する電圧の周波数成分を抽出する。図16は、交流電源2の周波数が60Hzの場合に、直流電源電圧に重畳されるリップル電圧波形を示している。実際の電圧波形には、電源周波数の6倍の周波数成分以外の周波数成分も含まれている場合があるため、サンプリングデータから直接的にリップル電圧の成分を抽出することは難しい。
C(t)/C0=C(t)/C(0)
=PDCout(t)/(Vfilterd)rms(t)
・(Vfilterd)rms(0)/PDCout(0)
…(16)
(15)式は(17)式となる。
C(t)=C0・PDCout(t)/(Vfilterd)rms(t)
・(Vfilterd)rms(0)/PDCout(0)
…(17)
図17は第8実施形態であり、第7実施形態と異なる部分について説明する。第8実施形態では、第7実施形態がステップS53においてバンドパスフィルタ処理を行うことに替えて、フーリエ変換処理(周波数解析処理)を行う(ステップS65)。そして、電圧波形に含まれている、リップル電圧に相当する周波数6f成分V6f(t)を取得する(ステップS66)。すなわち、リップル電圧V(6f)(t)を用いれば、(14)式は(18)式となり、
C(t)/C0=C(t)/C(0)
=PDCout(t)/V6f(t)
・V6f(0)/PDCout(0)…(18)
(15)式は(19)式となる。
C(t)=C0・PDCout(t)/V6f(t)
・V6f(0)/PDCout(0) …(19)
以上のように第8実施形態によれば、制御回路9は、リップル電圧Vp−p(t)を検出する際に、平滑コンデンサ5の端子電圧を所定周期でサンプリングしたデータについてFFT処理を行い、リップル電圧に相当する周波数6f成分V6f(t)を取得するので、この場合も第7実施形態と同様にリップル電圧Vp−p(t)を明確に検出できる。
インバータ装置にオプション機器を接続して使用する機能は、必要に応じて設ければ良い。
Claims (19)
- 交流電源を整流し、平滑コンデンサにより平滑して生成した直流電源を、制御回路がインバータ主回路を制御することで交流に変換して出力するインバータ装置において、
前記制御回路は、前記交流電源が遮断されて前記平滑コンデンサの充電電荷が放電される期間に直流電源電圧が低下する状態を検出すると、前記検出の結果と、前記期間に消費される電力とに基づいて、前記平滑コンデンサの静電容量を推定し、
通常運転時において、前記平滑コンデンサのリップル電圧を検出し、基準時点において、消費されている直流電源電力と前記リップル電圧とを検出し、前記基準時点から所定期間が経過した時点において、消費されている直流電源電力と前記リップル電圧を検出し、前記基準時点で検出した直流電源電力とリップル電圧との比である第1比率と、前記所定期間が経過で検出した直流電源電力とリップル電圧との比である第2比率とに基づいて、前記所定期間が経過した時点における前記平滑コンデンサの容量変化率を求めることを特徴とするインバータ装置。 - 前記制御回路は、前記基準時点において前記平滑コンデンサの静電容量を推定し、その推定した静電容量と、前記容量変化率とから前記所定期間が経過した時点における前記平滑コンデンサの静電容量を求めることを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
- 前記制御回路は、前記リップル電圧を検出する際に、前記平滑コンデンサの端子電圧を所定周期でサンプリングしたデータについてバンドパスフィルタ処理を行い、前記リップル電圧に相当する周波数成分を抽出することを特徴とする請求項1又は2記載のインバータ装置。
- 前記制御回路は、前記リップル電圧を検出する際に、前記平滑コンデンサの端子電圧を所定周期でサンプリングしたデータについて周波数解析処理を行い、前記リップル電圧に相当する周波数成分を抽出することを特徴とする請求項1又は2記載のインバータ装置。
- 少なくとも前記制御回路に電源を供給する制御電源回路を備え、
前記制御回路は、前記制御電源回路によって,及び前記制御電源回路を介して消費される電力も考慮して、前記平滑コンデンサの静電容量を推定することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のインバータ装置。 - 本体に1つ以上のオプション機器が接続可能に構成され、
前記制御回路は、前記本体に接続されているオプション機器の種類を認識すると、前記オプション機器によって消費される電力を考慮して前記平滑コンデンサの静電容量を推定することを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のインバータ装置。 - 前記制御電源回路の入力側に、前記制御電源回路に入力される電力を検出する電力検出回路を配置し、
前記制御回路は、前記電力検出回路よって検出される電力を使用して、前記平滑コンデンサの静電容量を推定することを特徴とする請求項5記載のインバータ装置。 - 前記制御電源回路の出力側に、前記制御電源回路より出力される電力を検出する電力検出回路を、出力系統の数に応じて1つ以上配置し、
前記制御回路は、前記電力検出回路よって検出される電力を使用して、前記平滑コンデンサの静電容量を推定することを特徴とする請求項5記載のインバータ装置。 - 交流電源を整流し、平滑コンデンサにより平滑して生成した直流電源を、制御回路がインバータ主回路を制御することで交流に変換して出力するインバータ装置において、
少なくとも前記制御回路に電源を供給する制御電源回路を備え、
前記制御電源回路の入力側に、前記制御電源回路に入力される電力を検出する電力検出回路を配置し、
前記制御回路は、前記交流電源が遮断されて前記平滑コンデンサの充電電荷が放電される期間に直流電源電圧が低下する状態を検出すると、前記検出の結果と、前記期間に消費される電力とに基づいて、前記平滑コンデンサの静電容量を推定し、前記電力検出回路よって検出される、前記制御電源回路によって,及び前記制御電源回路を介して消費される電力も考慮して、前記平滑コンデンサの静電容量を推定することを特徴とするインバータ装置。 - 交流電源を整流し、平滑コンデンサにより平滑して生成した直流電源を、制御回路がインバータ主回路を制御することで交流に変換して出力するインバータ装置において、
少なくとも前記制御回路に電源を供給する制御電源回路を備え、
前記制御電源回路の出力側に、前記制御電源回路より出力される電力を検出する電力検出回路を、出力系統の数に応じて1つ以上配置し、
前記制御回路は、前記交流電源が遮断されて前記平滑コンデンサの充電電荷が放電される期間に直流電源電圧が低下する状態を検出すると、前記検出の結果と、前記期間に消費される電力とに基づいて、前記平滑コンデンサの静電容量を推定し、前記電力検出回路よって検出される、前記制御電源回路によって,及び前記制御電源回路を介して消費される電力も考慮して前記平滑コンデンサの静電容量を推定することを特徴とするインバータ装置。 - 交流電源を整流し、平滑コンデンサにより平滑して生成した直流電源を、制御回路がインバータ主回路を制御することで交流に変換して出力するインバータ装置について、前記平滑コンデンサの静電容量を推定する方法であって、
前記交流電源が遮断されて前記平滑コンデンサの充電電荷が放電される期間に直流電源電圧が低下する状態を検出すると、前記検出の結果と、前記期間に消費される電力とに基づいて、前記平滑コンデンサの静電容量を推定し、
通常運転時において、前記平滑コンデンサのリップル電圧を検出し、基準時点において、消費されている直流電源電力と前記リップル電圧とを検出し、前記基準時点から所定期間が経過した時点において、消費されている直流電源電力と前記リップル電圧を検出し、前記基準時点で検出した直流電源電力とリップル電圧との比である第1比率と、前記所定期間が経過で検出した直流電源電力とリップル電圧との比である第2比率とに基づいて、前記所定期間が経過した時点における前記平滑コンデンサの容量変化率を求め、前記基準時点において推定した静電容量と、前記容量変化率とから前記所定期間が経過した時点における前記平滑コンデンサの静電容量を求めることを特徴とする平滑コンデンサの容量推定方法。 - 前記リップル電圧を検出する際に、前記平滑コンデンサの端子電圧を所定周期でサンプリングしたデータについてバンドパスフィルタ処理を行い、前記リップル電圧に相当する周波数成分を抽出することを特徴とする請求項11記載の平滑コンデンサの容量推定方法。
- 前記リップル電圧を検出する際に、前記平滑コンデンサの端子電圧を所定周期でサンプリングしたデータについて周波数解析処理を行い、前記リップル電圧に相当する周波数成分を抽出することを特徴とする請求項11記載の平滑コンデンサの容量推定方法。
- 前記インバータ装置が、少なくとも前記制御回路に電源を供給する制御電源回路を備えており、
前記制御電源回路によって,及び前記制御電源回路を介して消費される電力も考慮して、前記平滑コンデンサの静電容量を推定することを特徴とする請求項11から13の何れか一項に記載の平滑コンデンサの容量推定方法。 - 前記インバータ装置が、本体に1つ以上のオプション機器が接続可能に構成されており、
前記本体に接続されているオプション機器の種類を認識すると、前記オプション機器によって消費される電力を考慮して前記平滑コンデンサの静電容量を推定することを特徴とする請求項11から14の何れか一項に記載の平滑コンデンサの容量推定方法。 - 前記制御電源回路の入力側に、前記制御電源回路に入力される電力を検出する電力検出回路を配置し、
前記電力検出回路よって検出される電力を使用して、前記平滑コンデンサの静電容量を推定することを特徴とする請求項14記載の平滑コンデンサの容量推定方法。 - 前記制御電源回路の出力側に、前記制御電源回路より出力される電力を検出する電力検出回路を、出力系統の数に応じて1つ以上配置し、
前記電力検出回路よって検出される電力を使用して、前記平滑コンデンサの静電容量を推定することを特徴とする請求項14記載の平滑コンデンサの容量推定方法。
- 交流電源を整流し、平滑コンデンサにより平滑して生成した直流電源を、制御回路がインバータ主回路を制御することで交流に変換して出力するインバータ装置について、前記平滑コンデンサの静電容量を推定する方法であって、
前記インバータ装置が、少なくとも前記制御回路に電源を供給する制御電源回路を備えており、
前記制御電源回路の入力側に、前記制御電源回路に入力される電力を検出する電力検出回路を配置し、
前記交流電源が遮断されて前記平滑コンデンサの充電電荷が放電される期間に直流電源電圧が低下する状態を検出すると、前記検出の結果と、前記期間に消費される電力とに基づいて、前記平滑コンデンサの静電容量を推定し、前記電力検出回路よって検出される、前記制御電源回路によって,及び前記制御電源回路を介して消費される電力も考慮して前記平滑コンデンサの静電容量を推定することを特徴とする平滑コンデンサの容量推定方法。 - 交流電源を整流し、平滑コンデンサにより平滑して生成した直流電源を、制御回路がインバータ主回路を制御することで交流に変換して出力するインバータ装置について、前記平滑コンデンサの静電容量を推定する方法であって、
前記インバータ装置が、少なくとも前記制御回路に電源を供給する制御電源回路を備えており、
前記制御電源回路の出力側に、前記制御電源回路より出力される電力を検出する電力検出回路を、出力系統の数に応じて1つ以上配置し、
前記交流電源が遮断されて前記平滑コンデンサの充電電荷が放電される期間に直流電源電圧が低下する状態を検出すると、前記検出の結果と、前記期間に消費される電力とに基づいて、前記平滑コンデンサの静電容量を推定し、前記電力検出回路よって検出される、前記制御電源回路によって,及び前記制御電源回路を介して消費される電力も考慮して前記平滑コンデンサの静電容量を推定することを特徴とする平滑コンデンサの容量推定方法。
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