JP2011188627A - インバータ装置 - Google Patents
インバータ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011188627A JP2011188627A JP2010051392A JP2010051392A JP2011188627A JP 2011188627 A JP2011188627 A JP 2011188627A JP 2010051392 A JP2010051392 A JP 2010051392A JP 2010051392 A JP2010051392 A JP 2010051392A JP 2011188627 A JP2011188627 A JP 2011188627A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitor
- circuit
- voltage
- inverter
- capacitance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
【課題】コンデンサの充放電時の電圧を検出することで容量を算出してインバータ回路の制御を行うことで、容量低下時にコンデンサの発熱などを防止する。
【解決手段】商用電源2を、開閉手段5を介して整流回路3により整流し、コンデンサ4により平滑してインバータ回路13に電力供給を行う回路において、コンデンサ4に並列に放電回路6および電圧検出手段7を設け、インバータ回路13が停止している時に開閉手段5の短絡時、開放時のコンデンサ4の両端電圧を検出し、コンデンサ容量の算出と容量低下の判定を行い、所定値を下回る場合にはインバータ回路13を動作させないことにより、コンデンサ4の容量が低下した場合に、リプル電流増加による発熱などを容易に防止することが可能なインバータ装置を提供することができる。
【選択図】図1
【解決手段】商用電源2を、開閉手段5を介して整流回路3により整流し、コンデンサ4により平滑してインバータ回路13に電力供給を行う回路において、コンデンサ4に並列に放電回路6および電圧検出手段7を設け、インバータ回路13が停止している時に開閉手段5の短絡時、開放時のコンデンサ4の両端電圧を検出し、コンデンサ容量の算出と容量低下の判定を行い、所定値を下回る場合にはインバータ回路13を動作させないことにより、コンデンサ4の容量が低下した場合に、リプル電流増加による発熱などを容易に防止することが可能なインバータ装置を提供することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、コンデンサ容量低下時に負荷の制限を行い、コンデンサの発熱による寿命低下の加速を防止するインバータ装置に関するものである。
従来、整流回路の直流接続端に接続されたコンデンサの発熱に起因する不具合を防止するために、コンデンサ両端電圧の脈動を検出し、脈動率が所定値以上になった場合に負荷動作を停止させるインバータ装置がある(特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら従来のインバータ装置について説明する。図3は特許文献1に記載されているインバータ装置の構成図である。
図2において2は商用電源であり、整流回路3、コンデンサ4からなるコンバータにより直流電力へ変換され、半導体素子(図示せず)から構成されるインバータ回路13に供給され、インバータ回路13によりモータ9を駆動させる。
7はコンデンサ4の直流電圧を検出する電圧検出回路であり、制御回路8へ検出結果を出力する。また、制御回路8は、インバータ回路13を駆動するインバータ駆動手段(図示せず)および、停止させる停止手段(図示せず)と、コンデンサ4の両端電圧である直流電圧の脈動率を検出する脈動率検知手段8aと、脈動率判定手段8bを有している。
脈動率検知手段8aは、電圧検出回路7の検出結果より直流電圧の最大値および最小値を求め、演算により脈動率を算出する。脈動率判定手段8bは、脈動率が所定値以上になったか否かを判定し、所定値以上であれば、制御回路8は停止手段によりインバータ回路13の駆動を停止させる。
これにより、コンデンサ4の容量が低下した場合など、所定の脈動率を上回る状態でインバータ回路13が駆動することはなく、コンデンサ4のリプル電流増加による発熱を防止することが可能になる。
しかしながら前記従来の構成では、直流電流の脈動する周波数、すなわち商用電源の周波数の2倍の周波数に対して、十分に高い周波数で電圧検出を行う必要があることと、商用電源2の瞬時停電や電圧低下による、脈動率の誤検出を防止する必要があり、脈動率の検知手段が複雑になるという課題がある。
また、インバータ回路13が駆動している状態でなければ、コンデンサ4の直流電圧は脈動しないため、インバータ回路13の駆動によるノイズにより、電圧検出回路7の検出結果が変動しないよう考慮する必要が生じる。
本発明は前記従来の課題を解決するもので、コンデンサ容量の低下を容易且つ正確に行なうことが可能なインバータ装置を供給することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のインバータ装置は、商用電源と整流回路の間に第一の開閉手段を設けるとともに、コンデンサと並列に第二の開閉手段と抵抗の直列接続からなる放電回路を設け、インバータ回路13が停止している状態で、第一の開閉手段を短絡、第二の開閉手段を開放して、その際の直流電圧を電圧検出手段により検出し、所定の時間経過後に、第一の開閉手段を開放、第二の開閉手段を短絡して、直流電圧を再度検出することで、コンデンサ容量算出手段によりコンデンサの容量を求めることが可能になる。これにより、コンデンサ容量が所定の値以下である場合は、インバータ回路の動作を停止あるいは、制限するなどして、コンデンサのリプル電流増加に伴う発熱を抑制することが可能になる。
また、直流電圧の検出はインバータ回路が停止している際に行うため、インバータ回路により発生するノイズの影響を受けることがなく、安定した電圧検出が可能になる。
本発明のインバータ装置は、商用電源と整流回路の間に第一の開閉手段を設けるとともに、コンデンサと並列に第二の開閉手段と抵抗の直列接続からなる放電回路を設け、インバータ回路13が停止している状態で、第一の開閉手段を短絡、第二の開閉手段を開放して、その際の直流電圧を電圧検出手段により検出し、所定の時間経過後に、第一の開閉手段を開放、第二の開閉手段を短絡して、直流電圧を再度検出することで、コンデンサ容量算出手段によりコンデンサの容量を求めることが可能になるため、コンデンサ容量低下時にリプル電流が増加し、コンデンサが発熱するなどの不具合を抑制することが可能になる。
本発明は、商用電源と整流回路の間に第一の開閉手段を設けるとともに、コンデンサと並列に第二の開閉手段と抵抗の直列接続からなる放電回路を設け、インバータ回路13が停止している状態で、第一の開閉手段を短絡、第二の開閉手段を開放して、その際の直流電圧を電圧検出手段により検出し、所定の時間経過後に、第一の開閉手段を開放、第二の開閉手段を短絡して、直流電圧を再度検出することで、コンデンサ容量算出手段によりコンデンサの容量を求めることが可能であることを特徴としたインバータ装置であり、これにより、コンデンサ容量が所定の値以下である場合は、インバータ回路の動作を停止、あるいは制限するなどして、コンデンサのリプル電流増加に伴う発熱を抑制することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明におけるインバータ装置の構成の一実施例を示す。
図1は、本発明におけるインバータ装置の構成の一実施例を示す。
図1において、2は商用電源であり、第一の開閉手段5を介して整流回路3の交流接続端に接続される。整流回路3直流接続端にはコンデンサ4が接続されコンバータを形成しており、直流電力がインバータ回路13へ供給され、インバータ回路13により任意の周
波数の交流電力に変換されてモータ9を駆動する。第二の開閉手段6aと抵抗6bは直列接続により放電回路6を形成しており、コンデンサ4と並列に接続される。
波数の交流電力に変換されてモータ9を駆動する。第二の開閉手段6aと抵抗6bは直列接続により放電回路6を形成しており、コンデンサ4と並列に接続される。
一方、制御回路8は、第一の開閉手段5、第二の開閉手段6aを駆動する手段(図示せず)を有するとともに、インバータ回路13の駆動を制御する手段(図示せず)を有する。電圧検出手段7は、コンデンサ4の両端電圧である直流電圧を検出し、制御回路8へ出力する。また、制御回路8はコンデンサ容量算出手段8cおよび、コンデンサ容量低下判定手段8dを有している。
ここで、図2を用いて動作を説明する。
図2の(a)はコンデンサ4の両端電圧Vを示し、(b)(c)はそれぞれ第一の開閉手段(5)、第二の開閉手段(6a)の動作状態を示す。(d)は電圧検出手段の検出タイミングを示し、(e)、(f)はそれぞれコンデンサ容量算出手段8cおよび、コンデンサ容量低下判定手段8dの動作タイミングを示す。また、(g)はインバータ回路の動作状態を示す。
横軸は時間tを示し、時間t0においてインバータ回路3は停止、第一の開閉手段5は短絡、第二の開閉手段6aは開放となっており、この時は整流回路3および、コンデンサ4により商用電源1が整流・平滑され、コンデンサ4は充電されるとともに、無負荷状態であるため、コンデンサ4の電圧は一定となる。この時の電圧を電圧検出手段7により検出した後(電圧V1とする)、第一の開閉手段5を開放、第二の開閉手段6aを短絡とさせる。コンデンサ4に蓄えられた電荷は放電回路6に設けられた抵抗6bを介して放電されるため、コンデンサ4の両端電圧は低下し、△t経過後に、電圧検出手段7により、電圧を検出する(電圧V2とする)。この時、コンデンサ4の容量をC、抵抗6bの抵抗値をRとすると、以下の式が成り立つ。
V2=V1*Exp{−t/(R*C)}
C=−t/{ln(V2/V1)*R}
これを用いて、コンデンサ容量算出手段8cはコンデンサ4の容量を算出し、コンデンサ容量判定手段8dにより、所定値を上回っているかの判定を行い、上回っている場合はインバータ回路13を動作させ、下回っている場合は停止させる。
C=−t/{ln(V2/V1)*R}
これを用いて、コンデンサ容量算出手段8cはコンデンサ4の容量を算出し、コンデンサ容量判定手段8dにより、所定値を上回っているかの判定を行い、上回っている場合はインバータ回路13を動作させ、下回っている場合は停止させる。
以上の構成および動作により、インバータ回路13を駆動させる場合に、コンデンサ4の容量を把握することが可能になるため、経年劣化や故障などに伴うコンデンサ4の容量低下を検出することが可能になり、リプル電流増加に伴うコンデンサ4の発熱などの不具合を防止することが可能になる。
また、前述の通り、電圧検出手段7による電圧検出時には必ずインバータ回路13が停止しており、インバータ回路13の動作により生じるノイズなどによる誤検出を防止することが容易になる。
なお、電圧検出手段7による電圧検出、およびコンデンサ容量算出手段6cによる容量算出は、インバータ回路13の駆動以前に1回としたが、インバータ回路13駆動前に行うものであれば、算出の頻度を変更しても同様の効果を得ることが可能である。
以上のように、本発明にかかるインバータ装置は、コンデンサの容量低下を容易に検出することが可能であり、コンデンサの容量低下が生じた場合において、発熱などの異常を防止することが容易となり、空気調和機等に適する。
2 商用電源
3 整流回路
4 コンデンサ
5 第一の開閉手段
6a 第二の開閉手段
6b 抵抗
6 放電回路
7 電圧検出回路
8 制御回路
8a 脈動率検知手段
8b 脈動率判定手段
8c コンデンサ容量算出手段
8d コンデンサ容量低下判定手段
9 モータ
13 インバータ
3 整流回路
4 コンデンサ
5 第一の開閉手段
6a 第二の開閉手段
6b 抵抗
6 放電回路
7 電圧検出回路
8 制御回路
8a 脈動率検知手段
8b 脈動率判定手段
8c コンデンサ容量算出手段
8d コンデンサ容量低下判定手段
9 モータ
13 インバータ
Claims (1)
- 交流電源からダイオード・コンデンサにより整流・平滑するコンバータと、前記交流電源と、前記コンバータとの間に設けられた第一の開閉手段と、第二の開閉手段と抵抗の直列接続により構成される放電回路と、前記コンバータで得られた直流電力を半導体素子でスイッチングすることで任意の交流出力を得るインバータ回路と、前記コンデンサの電圧を検出する電圧検出手段とを有し、前記第一の開閉手段および、前記第二の開閉手段の短絡・開放を制御して、前記コンデンサの充電時および放電時の電圧を前記電圧検出手段により検出し、コンデンサ容量算出手段および、コンデンサ容量低下判定手段により前記コンデンサの容量が所定値を下回っている場合に、前記インバータ回路を停止させることを特徴とした、インバータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010051392A JP2011188627A (ja) | 2010-03-09 | 2010-03-09 | インバータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010051392A JP2011188627A (ja) | 2010-03-09 | 2010-03-09 | インバータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011188627A true JP2011188627A (ja) | 2011-09-22 |
Family
ID=44794264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010051392A Withdrawn JP2011188627A (ja) | 2010-03-09 | 2010-03-09 | インバータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011188627A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011250656A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-08 | Honda Motor Co Ltd | 電力変換装置 |
WO2013073203A1 (ja) * | 2011-11-17 | 2013-05-23 | 三菱重工マシナリーテクノロジー株式会社 | クレーン及びその制御方法並びに制御プログラム |
JP2017139912A (ja) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | 富士電機株式会社 | 電力変換装置 |
CN113690961A (zh) * | 2021-07-06 | 2021-11-23 | 美律电子(深圳)有限公司 | 储能装置及其电源供应方法 |
-
2010
- 2010-03-09 JP JP2010051392A patent/JP2011188627A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011250656A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-08 | Honda Motor Co Ltd | 電力変換装置 |
WO2013073203A1 (ja) * | 2011-11-17 | 2013-05-23 | 三菱重工マシナリーテクノロジー株式会社 | クレーン及びその制御方法並びに制御プログラム |
JP2013110781A (ja) * | 2011-11-17 | 2013-06-06 | Mitsubishi Heavy Industries Machinery Technology Corp | クレーン及びその制御方法並びに制御プログラム |
CN103429521A (zh) * | 2011-11-17 | 2013-12-04 | 三菱重工机械科技株式会社 | 起重机及其控制方法、控制程序 |
TWI483891B (zh) * | 2011-11-17 | 2015-05-11 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Crane and its control methods and control procedures |
JP2017139912A (ja) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | 富士電機株式会社 | 電力変換装置 |
CN113690961A (zh) * | 2021-07-06 | 2021-11-23 | 美律电子(深圳)有限公司 | 储能装置及其电源供应方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5931148B2 (ja) | 静電容量計算部を有するpwm整流器 | |
JP6122257B2 (ja) | Dc/dcコンバータおよびその制御回路、それを用いた電源装置、電源アダプタおよび電子機器 | |
JP4748197B2 (ja) | 電源装置 | |
US9131820B2 (en) | Vacuum cleaner and method for controlling an electric motor | |
US9899907B2 (en) | Switching power supply circuit and control method therefor | |
WO2012033120A1 (ja) | 電源用集積回路装置および電源遮断検出方法 | |
JP5728914B2 (ja) | インバータ装置 | |
WO2018042937A1 (ja) | スイッチング電源装置および半導体装置 | |
JP2014011952A (ja) | インバータの直流リンクコンデンサ診断装置 | |
JP2010246369A (ja) | モーター装置、およびモーター装置を動作させる方法 | |
WO2010055556A1 (ja) | 電力変換装置のコンデンサ容量推定装置およびコンデンサ容量推定方法 | |
WO2015101006A1 (zh) | 整流器及电力设备 | |
WO2006051843A1 (ja) | 電源装置 | |
JP2011188627A (ja) | インバータ装置 | |
JP6842252B2 (ja) | 絶縁同期整流型dc/dcコンバータ、その保護方法、電源アダプタおよび電子機器 | |
JP5115440B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP2006352965A (ja) | 電動機の駆動装置及びその装置を用いたエレベータの駆動装置 | |
JP6394865B2 (ja) | 電動機駆動装置 | |
JP2013062957A (ja) | 電源装置 | |
JP2020145809A (ja) | 電力変換装置 | |
JP2008193830A (ja) | 直流電源システムの制御方法 | |
JP2012025509A (ja) | 昇降機制御装置 | |
KR101869105B1 (ko) | 전원 장치 제어 회로 | |
JP2008099510A (ja) | 直流電源装置とそれを用いた機器 | |
JP2008219958A (ja) | 瞬時電圧低下保護装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120913 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20121218 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20130826 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130902 |