JP6996236B2 - インバータ一体型回転電機 - Google Patents
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Description
上記インバータは、直流電源(8)から供給される直流電力を交流電力に変換し、該交流電力を用いて上記回転電機を駆動するよう構成され、
上記インバータは、
スイッチング素子(20)を内蔵した半導体モジュール(2)と、
該半導体モジュールに加わる直流電圧を平滑化する平滑コンデンサ(3)と、
上記半導体モジュール及び上記平滑コンデンサを収容するケース(4)とを備え、
上記平滑コンデンサは電解コンデンサ又は電気二重層コンデンサであり、上記平滑コンデンサは上記ケース内において封止部材(40)によって封止され、
上記インバータは、上記直流電源と上記半導体モジュールとの間の電流経路上に設けられたスイッチ(82)がオフになったときに、上記平滑コンデンサに蓄えられた電荷を放電させる放電回路(5)を備え、
上記インバータは、上記半導体モジュールの動作制御を行う制御基板(6)をさらに備え、該制御基板に上記放電回路を形成してあり、
上記制御基板は、上記スイッチング素子の動作制御を行う制御ICと、該制御ICに加わる電圧を一定に保つ定電圧回路(62)とを備え、該定電圧回路は、抵抗(R C )とツェナーダイオード(64)とを直列接続した直列体(65)を有し、該直列体が上記放電回路を兼ねている、インバータ一体型回転電機にある。
そのため、上記スイッチがオフになったときに、平滑コンデンサに蓄えられた電荷を、放電回路を用いて放電させることができる。したがって、平滑コンデンサに電荷が蓄えられた状態が長時間続かなくなり、平滑コンデンサから水素ガスが発生しにくくなる。そのため、平滑コンデンサが封止部材によって封止されていても、平滑コンデンサ内に水素ガスが溜まりにくくなり、平滑コンデンサの性能低下を抑制できる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記インバータ一体型回転電機に係る参考形態について、図1~図10を参照して説明する。本形態のインバータ一体型回転電機1は、図10に示すごとく、回転電機11と、該回転電機11に取り付けられたインバータ10とを備える。インバータ10は、図1、図6に示すごとく、半導体モジュール2と、平滑コンデンサ3と、ケース4とを備える。
そのため、図2に示すごとく、スイッチ82がオフになったときに、平滑コンデンサ3に蓄えられた電荷Qを、放電回路5を用いて放電させることができる。したがって、平滑コンデンサ3に電荷Qが蓄えられた状態が長時間続かなくなり、平滑コンデンサ3から水素ガスが発生しにくくなる。そのため、平滑コンデンサ3が封止部材40によって封止されていても、平滑コンデンサ3内に水素ガスが溜まりにくくなり、平滑コンデンサ3の性能低下を抑制できる。
そのため、放電回路5の実装スペースを低減できる。また、制御基板6に形成された配線パターンを用いて、放電回路5と平滑コンデンサ3とを電気接続できるため、専用の配線を設ける必要が無くなる。したがって、インバータ10を小型化できる。
そのため、放電回路5の回路構成を簡素にすることができ、インバータ10を小型化できる。
そのため、回転電機11が誤動作することを抑制できる。すなわち、半導体モジュール2と制御基板6とをそれぞれ別の電源に接続した場合は、半導体モジュール2への電力供給を停止しても、制御基板6を別電源によって正常に動作できる。そのため、スイッチング素子20をオンオフ動作でき、平滑コンデンサ3に蓄えられた電荷Qを、回転電機11へ流すことができる。この際、回転電機11が回転しないように電流を流す。これにより、平滑コンデンサ3の電荷Qをより短時間で放電させることが可能になる。しかしながら、本形態では、半導体モジュール2と制御基板6とを同一の直流電源8に接続してあるため、平滑コンデンサ3の電荷Qを放電するときにスイッチング素子20をオンオフ動作させると、電荷Qの低下に伴って制御基板6に加わる電圧が低下し、制御基板6が正常に動作しなくなる可能性がある。そのため、スイッチング素子20を正常にオンオフ動作できず、回転電機11が誤動作する可能性が考えられる。しかしながら、本形態のように、電荷Qを放電させるときにスイッチング素子20を動作させなければ、このような誤動作が生じる可能性を低減できる。
この場合には、コンデンサ封口部32が水素ガス透過性を有する材料によって構成されていても、平滑コンデンサ3内から発生した水素ガスが封止部材40によって遮蔽されてしまうため、平滑コンデンサ3内に水素ガスが溜まりやすい。したがって、電荷Qが蓄えられた状態が長く続くと、水素ガスが多く発生し、平滑コンデンサ3の性能が劣化しやすい。そのため、本形態のように、放電回路5によって電荷Qを放電させ、平滑コンデンサ3に電荷Qが蓄えられた状態が長時間続かないようにした効果は大きい。
本形態は、制御基板6の構成を変更した例である。図11に示すごとく、本形態の制御基板6は、参考形態1と同様に、分圧抵抗63を備える。また、本形態では、専用の放電回路5を設けていない。本形態では、分圧抵抗63が放電回路5を兼ねている。
その他、参考形態1と同様の構成および作用効果を備える。
本形態は、制御基板6の構成を変更した例である。図12に示すごとく、本形態の制御基板6は、参考形態1と同様に、制御IC61と、定電圧回路62とを備える。定電圧回路62は、抵抗RC~REと、ツェナーダイオード64と、オペアンプ66と、トランジスタ67とを備える。ツェナーダイオード64の降伏電圧VZは、オペアンプ66の正入力端子661に入力される。また、2個の抵抗RD,REの分圧VRDEは、オペアンプ66の負入力端子662に入力される。オペアンプ66の特性(バーチャルショート)により、正入力端子661と負入力端子662との電位差が小さくなるように、トランジスタ67が動作する。これにより、制御IC61の入力電圧を一定に保っている。
その他、参考形態1と同様の構成および作用効果を備える。
10 インバータ
11 回転電機
2 半導体モジュール
20 スイッチング素子
3 平滑コンデンサ
4 ケース
40 封止部材
5 放電回路
Claims (3)
- 回転電機(11)と、該回転電機に取り付けられたインバータ(10)とを備えるインバータ一体型回転電機(1)であって、
上記インバータは、直流電源(8)から供給される直流電力を交流電力に変換し、該交流電力を用いて上記回転電機を駆動するよう構成され、
上記インバータは、
スイッチング素子(20)を内蔵した半導体モジュール(2)と、
該半導体モジュールに加わる直流電圧を平滑化する平滑コンデンサ(3)と、
上記半導体モジュール及び上記平滑コンデンサを収容するケース(4)とを備え、
上記平滑コンデンサは電解コンデンサ又は電気二重層コンデンサであり、上記平滑コンデンサは上記ケース内において封止部材(40)によって封止され、
上記インバータは、上記直流電源と上記半導体モジュールとの間の電流経路上に設けられたスイッチ(82)がオフになったときに、上記平滑コンデンサに蓄えられた電荷を放電させる放電回路(5)を備え、
上記インバータは、上記半導体モジュールの動作制御を行う制御基板(6)をさらに備え、該制御基板に上記放電回路を形成してあり、
上記制御基板は、上記スイッチング素子の動作制御を行う制御ICと、該制御ICに加わる電圧を一定に保つ定電圧回路(62)とを備え、該定電圧回路は、抵抗(RC)とツェナーダイオード(64)とを直列接続した直列体(65)を有し、該直列体が上記放電回路を兼ねている、インバータ一体型回転電機。 - 上記制御基板は、上記放電回路を用いて上記平滑コンデンサに蓄えられた電荷を放電させるときに、上記スイッチング素子をオフにするよう構成されている、請求項1に記載のインバータ一体型回転電機。
- 上記平滑コンデンサは上記電解コンデンサからなり、該電解コンデンサは、コンデンサ素子(30)と、該コンデンサ素子を収容するコンデンサケース(31)と、該コンデンサケースの開口を塞ぐコンデンサ封口部(32)とを備え、上記コンデンサ封口部は上記封止部材によって覆われている、請求項1又は2に記載のインバータ一体型回転電機。
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JP2017211072A JP6996236B2 (ja) | 2017-10-31 | 2017-10-31 | インバータ一体型回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017211072A JP6996236B2 (ja) | 2017-10-31 | 2017-10-31 | インバータ一体型回転電機 |
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Family Applications (1)
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Citations (4)
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JP2012205391A (ja) | 2011-03-25 | 2012-10-22 | Toshiba Schneider Inverter Corp | インバータ装置及び平滑コンデンサの容量推定方法 |
JP2015198168A (ja) | 2014-04-01 | 2015-11-09 | 富士電機株式会社 | 電子装置、電力変換装置及び回転電機 |
JP2016171672A (ja) | 2015-03-12 | 2016-09-23 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 電力変換装置用の制御基板 |
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