JP6996236B2 - インバータ一体型回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機と、該回転電機を駆動するインバータとを備えるインバータ一体型回転電機に関する。
回転電機と、該回転電機を駆動するインバータとを備えるインバータ一体型回転電機が知られている(下記特許文献1参照)。上記インバータは、スイッチング素子を内蔵した半導体モジュールと、該半導体モジュールに加わる直流電圧を平滑化する平滑コンデンサとを備える。インバータは、上記スイッチング素子をオンオフ動作させることにより、直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換し、この交流電力を用いて、回転電機を駆動するよう構成されている。
上記平滑コンデンサには、静電容量が大きい電解コンデンサや、電気二重層コンデンサが用いられている。また、インバータは回転電機に取り付けられているため、回転電機から大きな振動が伝わりやすい。そのため、近年、耐振性を高めるため、封止部材を用いて、平滑コンデンサ等の部品をケース内に封止することが検討されている。
特開2016-127768号公報
しかしながら、上記インバータ一体型回転電機は、平滑コンデンサの性能が低下する可能性がある。すなわち、電解コンデンサや電気二重層コンデンサは、電荷が蓄えられた状態を続けると、内部から水素ガスが発生する。そのため、この水素ガスを外部に放出するため、水素透過性の封孔ゴムを用いたり、弁を設けたりしている。しかし、上記封止部材を用いて平滑コンデンサを封止すると、水素ガスが放出されにくくなるため、水素ガスが平滑コンデンサの内部に溜まり、平滑コンデンサの性能が低下する可能性が考えられる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、平滑コンデンサの性能低下をより抑制でき、かつ耐振性を向上できるインバータ一体型回転電機を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、回転電機(11)と、該回転電機に取り付けられたインバータ(10)とを備えるインバータ一体型回転電機(1)であって、
上記インバータは、直流電源(8)から供給される直流電力を交流電力に変換し、該交流電力を用いて上記回転電機を駆動するよう構成され、
上記インバータは、
スイッチング素子(20)を内蔵した半導体モジュール(2)と、
該半導体モジュールに加わる直流電圧を平滑化する平滑コンデンサ(3)と、
上記半導体モジュール及び上記平滑コンデンサを収容するケース(4)とを備え、
上記平滑コンデンサは電解コンデンサ又は電気二重層コンデンサであり、上記平滑コンデンサは上記ケース内において封止部材(40)によって封止され、
上記インバータは、上記直流電源と上記半導体モジュールとの間の電流経路上に設けられたスイッチ(82)がオフになったときに、上記平滑コンデンサに蓄えられた電荷を放電させる放電回路(5)を備え、
上記インバータは、上記半導体モジュールの動作制御を行う制御基板(6)をさらに備え、該制御基板に上記放電回路を形成してあり、
上記制御基板は、上記スイッチング素子の動作制御を行う制御ICと、該制御ICに加わる電圧を一定に保つ定電圧回路(62)とを備え、該定電圧回路は、抵抗(R C )とツェナーダイオード(64)とを直列接続した直列体(65)を有し、該直列体が上記放電回路を兼ねている、インバータ一体型回転電機にある。
上記インバータ一体型回転電機では、インバータ内に上記放電回路を設けてある。
そのため、上記スイッチがオフになったときに、平滑コンデンサに蓄えられた電荷を、放電回路を用いて放電させることができる。したがって、平滑コンデンサに電荷が蓄えられた状態が長時間続かなくなり、平滑コンデンサから水素ガスが発生しにくくなる。そのため、平滑コンデンサが封止部材によって封止されていても、平滑コンデンサ内に水素ガスが溜まりにくくなり、平滑コンデンサの性能低下を抑制できる。
また、本態様ではインバータと回転電機とを一体化してあるため、回転電機からインバータに大きな振動が伝わりやすいが、平滑コンデンサを封止部材によって封止しているため、平滑コンデンサの耐振性を高めることができる。
以上のごとく、上記態様によれば、平滑コンデンサの性能低下をより抑制でき、かつ耐振性を向上できるインバータ一体型回転電機を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
参考形態1における、スイッチがオンしている状態での、インバータ一体型回転電機の回路図。 参考形態1における、スイッチがオフしている状態での、インバータ一体型回転電機の回路図。 参考形態1における、制御基板の概略回路図。 参考形態1における、放熱器側から見たインバータの斜視図。 参考形態1における、インバータの内部の斜視図。 参考形態1における、回転電機側から見たインバータの斜視図であって、制御基板及び封止部材を除いたもの。 参考形態1における、回転電機側から見たインバータの斜視図。 図6のVIII-VIII断面図。 参考形態1における、インバータの要部拡大平面図。 参考形態1における、インバータ一体型回転電機の側面図。 参考形態2における、制御基板の概略回路図。 実施形態1における、制御基板の概略回路図。
参考形態1
上記インバータ一体型回転電機に係る参考形態について、図1~図10を参照して説明する。本形態のインバータ一体型回転電機1は、図10に示すごとく、回転電機11と、該回転電機11に取り付けられたインバータ10とを備える。インバータ10は、図1、図6に示すごとく、半導体モジュール2と、平滑コンデンサ3と、ケース4とを備える。
半導体モジュール2は、スイッチング素子20を内蔵している。スイッチング素子20には、ダイオード25が逆並列接続されている。平滑コンデンサ3は、半導体モジュール2に加わる直流電圧を平滑化する。ケース4には、半導体モジュール2と平滑コンデンサ3とが収容されている。本形態の平滑コンデンサ3は、電解コンデンサである。平滑コンデンサ3は、図8に示すごとく、ケース4内において封止部材40によって封止されている。
図2に示すごとく、インバータ10は、放電回路5を備える。放電回路5は、直流電源8と半導体モジュール2との間の電流経路上に設けられたスイッチ82がオフになったときに、平滑コンデンサ3に蓄えられた電荷Qを放電させる。
本形態のインバータ一体型回転電機1は、車両に搭載される。上記回転電機11は、車両のオルタネータである。図10に示すごとく、回転電機11は、ベルト811を介して図示しないエンジンに接続している。このエンジンの駆動力を用いて回転電機11を回転させ、発電する。そして、得られた交流電力を、上記ダイオード25(図1参照)を用いて整流し、直流電源8(本形態では鉛蓄電池)を充電するよう構成されている。
また、エンジンを始動する際には、インバータ10を用いて、直流電源8の直流電力を交流電力に変換する。そして、得られた交流電力を用いて、回転電機11を回転させる。これにより、エンジンを始動させる。
図1、図6に示すごとく、インバータ10は、3個の半導体モジュール2(2A~2C)を備える。個々の半導体モジュール2は、4個のスイッチング素子20(MOSFET)を内蔵している。第1半導体モジュール2Aに含まれる4個のスイッチング素子20と、第2半導体モジュール2Bに含まれる2個のスイッチング素子20とによって、第1電力変換回路12Aを構成している。また、第2半導体モジュール2Bに含まれる残りの2個のスイッチング素子20と、第3半導体モジュール2Cに含まれる4個のスイッチング素子20とによって、第2電力変換回路12Bを構成している。図1に示すごとく、個々の電力変換回路12は、3本の交流出力端子23を備える。これらの交流出力端子23は、回転電機11に接続している。また、第1電力変換回路12Aと第2電力変換回路12Bそれぞれに、平滑コンデンサ3が設けられている。
また、図1、図6に示すごとく、本形態のインバータ10は、正極バスバー7Pと負極バスバー7Nとの、一対のバスバー7を備える。これら一対のバスバー7を用いて、直流電源8と半導体モジュール2とを電気接続してある。図5に示すごとく、正極バスバー7Pには、直流電源8の正電極に接続するための正極接続端子71Pが形成されている。また、負極バスバー7Nには、直流電源8の負電極に接続するための負極接続端子71N(図7参照)が形成されている。
また、インバータ10は、図7、図8に示すごとく、半導体モジュール2の動作制御をするための制御基板6を備える。この制御基板6と上記バスバー7は、半導体モジュール2及び平滑コンデンサ3と共に、ケース4に収容されている。ケース4の内部には、上記封止部材40(図8参照)を充填してある。この封止部材40によって、平滑コンデンサ3と、半導体モジュール2と、バスバー7と、制御基板6とを封止してある。
図1、図7に示すごとく、制御基板6には、放電回路5が形成されている。本形態の放電回路5は、抵抗Rからなる。放電回路5は、平滑コンデンサ3に並列接続されている。
上記車両を走行させる場合、すなわちインバータ10を使用する場合は、図1に示すごとく、スイッチ82(イグニッションスイッチ)をオンにする。このとき、平滑コンデンサ3に電荷Qが蓄えられる。また、車両の走行を終了する場合、すなわちインバータ10の使用を停止する場合は、図2に示すごとく、スイッチ82をオフにする。このようにすると、平滑コンデンサ3に蓄えられた電荷Qが放電回路5(抵抗R)を流れ、放電する。平滑コンデンサ3に電荷Qが蓄えられていない間は、平滑コンデンサ3内から水素ガスは殆ど発生しない。そのため、平滑コンデンサ3を放電させることにより、水素ガスが内部に溜まることを抑制でき、平滑コンデンサ3の劣化を抑制できる。
なお、本形態の制御基板6は、平滑コンデンサ3の電荷Qを放電させる際に、半導体モジュール2内の全てのスイッチング素子20をオフにするよう構成されている。
また、図3に示すごとく、制御基板6は、放電回路5と制御回路60とを備える。制御回路60は、分圧抵抗63と、定電圧回路62と、制御IC61とを備える。制御IC61はマイコンからなる。この制御IC61を用いて、スイッチング素子20の動作制御を行っている。定電圧回路62は、直流電源8の電圧(本形態では約12V)を、制御IC61が動作する電圧(約5V)まで下げている。
また、分圧抵抗63は、直流電源8の電圧Vを分圧する。この分圧(V・RA/(RA+RB))を制御IC61によって測定することにより、直流電源8の電圧Vを監視している。
一方、図8に示すごとく、平滑コンデンサ3は、コンデンサ素子30と、コンデンサケース31と、コンデンサ封口部32と、リード線33とを備える。コンデンサケース31にコンデンサ素子30を収容してある。コンデンサケース31は金属製である。コンデンサ封口部32は、コンデンサケース31の開口を塞いでいる。コンデンサ封口部32は、水素ガス透過性を有する材料からなる。また、封止部材40は、エポキシ樹脂等の、水素ガス透過性を有さない材料か、又は水素ガスを透過しにくい材料からなる。封止部材40によって、コンデンサ封口部32を覆っている。
コンデンサケース31には、弁319が形成されている。また、ケース4には、切溝49が形成されている。平滑コンデンサ3内に水素ガスが溜まり、万一、内圧が過剰に上昇した場合は、弁319と切溝49が開放する。これにより、水素ガスをケース4外へ排出するよう構成されている。
次に、半導体モジュール2について、より詳細に説明する。図4、図5に示すごとく、半導体モジュール2は、放熱フィン29を備える。この放熱フィン29を用いて、スイッチング素子20から発生した熱を放熱している。また、図9に示すごとく、半導体モジュール2は、スイッチング素子20を封止する本体部21と、該本体部21から突出した直流入力端子22(22P,22N)と、交流出力端子23と、制御端子24とを備える。直流入力端子22P,22Nは、それぞれバスバー7(7P,7N)に接続している。また、交流出力端子23は、上述したように、回転電機11に接続している。制御端子24は、制御基板6に接続している。
次に、本形態の作用効果について説明する。図1に示すごとく、本形態では、インバータ10に上記放電回路5を設けてある。
そのため、図2に示すごとく、スイッチ82がオフになったときに、平滑コンデンサ3に蓄えられた電荷Qを、放電回路5を用いて放電させることができる。したがって、平滑コンデンサ3に電荷Qが蓄えられた状態が長時間続かなくなり、平滑コンデンサ3から水素ガスが発生しにくくなる。そのため、平滑コンデンサ3が封止部材40によって封止されていても、平滑コンデンサ3内に水素ガスが溜まりにくくなり、平滑コンデンサ3の性能低下を抑制できる。
また、本形態ではインバータ10と回転電機11とを一体化してあるため、回転電機11からインバータ10に大きな振動が伝わりやすいが、平滑コンデンサ3を封止部材40によって封止しているため、平滑コンデンサ3の耐振性を高めることができる。
また、インバータ10は、半導体モジュール2の動作制御を行う制御基板6を備える。この制御基板6に放電回路5を形成してある。
そのため、放電回路5の実装スペースを低減できる。また、制御基板6に形成された配線パターンを用いて、放電回路5と平滑コンデンサ3とを電気接続できるため、専用の配線を設ける必要が無くなる。したがって、インバータ10を小型化できる。
また、本形態では抵抗によって放電回路5を構成してある。
そのため、放電回路5の回路構成を簡素にすることができ、インバータ10を小型化できる。
また、本形態の制御基板6は、放電回路5を用いて平滑コンデンサ3に蓄えられた電荷Qを放電させるときに、スイッチング素子20をオフにするよう構成されている。
そのため、回転電機11が誤動作することを抑制できる。すなわち、半導体モジュール2と制御基板6とをそれぞれ別の電源に接続した場合は、半導体モジュール2への電力供給を停止しても、制御基板6を別電源によって正常に動作できる。そのため、スイッチング素子20をオンオフ動作でき、平滑コンデンサ3に蓄えられた電荷Qを、回転電機11へ流すことができる。この際、回転電機11が回転しないように電流を流す。これにより、平滑コンデンサ3の電荷Qをより短時間で放電させることが可能になる。しかしながら、本形態では、半導体モジュール2と制御基板6とを同一の直流電源8に接続してあるため、平滑コンデンサ3の電荷Qを放電するときにスイッチング素子20をオンオフ動作させると、電荷Qの低下に伴って制御基板6に加わる電圧が低下し、制御基板6が正常に動作しなくなる可能性がある。そのため、スイッチング素子20を正常にオンオフ動作できず、回転電機11が誤動作する可能性が考えられる。しかしながら、本形態のように、電荷Qを放電させるときにスイッチング素子20を動作させなければ、このような誤動作が生じる可能性を低減できる。
また、本形態の平滑コンデンサ3は電解コンデンサからなる。図8に示すごとく、平滑コンデンサ3は、コンデンサ素子30と、コンデンサケース31と、コンデンサ封口部32とを備える。封止部材40は、水素ガス透過性を有さない材料か、又はコンデンサ封口部32よりも水素ガスを透過しにくい材料からなる。コンデンサ封口部32は封止部材40によって被覆されている。
この場合には、コンデンサ封口部32が水素ガス透過性を有する材料によって構成されていても、平滑コンデンサ3内から発生した水素ガスが封止部材40によって遮蔽されてしまうため、平滑コンデンサ3内に水素ガスが溜まりやすい。したがって、電荷Qが蓄えられた状態が長く続くと、水素ガスが多く発生し、平滑コンデンサ3の性能が劣化しやすい。そのため、本形態のように、放電回路5によって電荷Qを放電させ、平滑コンデンサ3に電荷Qが蓄えられた状態が長時間続かないようにした効果は大きい。
以上のごとく、本形態によれば、平滑コンデンサの性能低下をより抑制でき、かつ耐振性を向上できるインバータ一体型回転電機を提供することができる。
なお、本形態では、平滑コンデンサ3として電解コンデンサを用いたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、平滑コンデンサ3として電気二重層コンデンサを用いても良い。
以下の形態においては、図面に用いた符号のうち、参考形態1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、参考形態1と同様の構成要素等を表す。
参考形態2
本形態は、制御基板6の構成を変更した例である。図11に示すごとく、本形態の制御基板6は、参考形態1と同様に、分圧抵抗63を備える。また、本形態では、専用の放電回路5を設けていない。本形態では、分圧抵抗63が放電回路5を兼ねている。
すなわち、スイッチ82(図1参照)をオンしている間は、制御IC61によって分圧抵抗63の分圧(V・RA/(RA+RB))を測定する。これにより、直流電源8の電圧Vを監視する。また、スイッチ82がオフになると、平滑コンデンサ3の電荷Qは分圧抵抗63を流れる。これにより、平滑コンデンサ3を放電させる。
上記構成にすると、専用の放電回路5を設けなくてすむため、部品点数を低減できる。そのため、インバータ10の製造コストを低減できる。
その他、参考形態1と同様の構成および作用効果を備える。
実施形態1
本形態は、制御基板6の構成を変更した例である。図12に示すごとく、本形態の制御基板6は、参考形態1と同様に、制御IC61と、定電圧回路62とを備える。定電圧回路62は、抵抗RC~REと、ツェナーダイオード64と、オペアンプ66と、トランジスタ67とを備える。ツェナーダイオード64の降伏電圧VZは、オペアンプ66の正入力端子661に入力される。また、2個の抵抗RD,REの分圧VRDEは、オペアンプ66の負入力端子662に入力される。オペアンプ66の特性(バーチャルショート)により、正入力端子661と負入力端子662との電位差が小さくなるように、トランジスタ67が動作する。これにより、制御IC61の入力電圧を一定に保っている。
また、ツェナーダイオード64には抵抗RCが直列接続されている。これらツェナーダイオード64と抵抗RCとによって直列体65を構成してある。本形態では、専用の放電回路5を設けておらず、上記直列体65が、放電回路5を兼ねている。スイッチ82(図1参照)がオンになっている間は、直流電源8から電流が直列体65に流れる。また、スイッチ82がオフになったときは、平滑コンデンサ3の電荷Qが直列体65へ流れる。これにより、平滑コンデンサ3を放電している。
本形態の作用効果について説明する。上記構成にすると、専用の放電回路5を設けなくてすむため、部品点数を低減できる。そのため、インバータ10の製造コストを低減できる。
その他、参考形態1と同様の構成および作用効果を備える。
1 インバータ一体型回転電機
10 インバータ
11 回転電機
2 半導体モジュール
20 スイッチング素子
3 平滑コンデンサ
4 ケース
40 封止部材
5 放電回路

Claims (3)

  1. 回転電機(11)と、該回転電機に取り付けられたインバータ(10)とを備えるインバータ一体型回転電機(1)であって、
    上記インバータは、直流電源(8)から供給される直流電力を交流電力に変換し、該交流電力を用いて上記回転電機を駆動するよう構成され、
    上記インバータは、
    スイッチング素子(20)を内蔵した半導体モジュール(2)と、
    該半導体モジュールに加わる直流電圧を平滑化する平滑コンデンサ(3)と、
    上記半導体モジュール及び上記平滑コンデンサを収容するケース(4)とを備え、
    上記平滑コンデンサは電解コンデンサ又は電気二重層コンデンサであり、上記平滑コンデンサは上記ケース内において封止部材(40)によって封止され、
    上記インバータは、上記直流電源と上記半導体モジュールとの間の電流経路上に設けられたスイッチ(82)がオフになったときに、上記平滑コンデンサに蓄えられた電荷を放電させる放電回路(5)を備え、
    上記インバータは、上記半導体モジュールの動作制御を行う制御基板(6)をさらに備え、該制御基板に上記放電回路を形成してあり、
    上記制御基板は、上記スイッチング素子の動作制御を行う制御ICと、該制御ICに加わる電圧を一定に保つ定電圧回路(62)とを備え、該定電圧回路は、抵抗(RC)とツェナーダイオード(64)とを直列接続した直列体(65)を有し、該直列体が上記放電回路を兼ねている、インバータ一体型回転電機。
  2. 上記制御基板は、上記放電回路を用いて上記平滑コンデンサに蓄えられた電荷を放電させるときに、上記スイッチング素子をオフにするよう構成されている、請求項1に記載のインバータ一体型回転電機。
  3. 上記平滑コンデンサは上記電解コンデンサからなり、該電解コンデンサは、コンデンサ素子(30)と、該コンデンサ素子を収容するコンデンサケース(31)と、該コンデンサケースの開口を塞ぐコンデンサ封口部(32)とを備え、上記コンデンサ封口部は上記封止部材によって覆われている、請求項1又は2に記載のインバータ一体型回転電機。
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