JP5827431B1 - 食器洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】食器に付着した汚れをより効率的に洗い流すことができる食器洗浄装置1を提供する。【解決手段】食器洗浄装置1は、(第1〜第5)主洗浄部11〜15の洗浄水の温度および前記洗浄水に含有する洗剤の濃度を制御する制御部32を備える。制御部32は、複数の洗浄モードA〜Eに応じて、洗浄水の設定温度および洗剤の設定濃度を少なくとも含む複数の洗浄条件が設定された条件設定部32Aと、外部から入力された洗浄モードの信号に基づいて、条件設定部32Aの複数の洗浄条件から、入力された洗浄モードに応じた洗浄条件を選択する条件選択部32Bと、条件選択部32Bで選択された洗浄条件の洗浄水の設定温度および洗剤の設定濃度となるように、洗浄水の温度および洗剤の濃度を制御する制御実行部32Cと、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、搬送された食器に対して、洗浄水で好適に洗浄することができる食器洗浄装置に関する。
従来から、大量の食器を洗浄する際に、複数の食器をコンベアなどの搬送部で搬送しながら、洗浄ノズルで食器に洗浄水を吹き付けて、食器を洗浄する食器洗浄装置が用いられている。
たとえば、特許文献1には、食器洗浄装置の入口から出口まで食器を搬送する搬送部と、搬送部で搬送された食器に洗浄水を吹き付けることにより食器を洗浄する複数の主洗浄部と、主洗浄部の洗浄水の温度および洗浄水に含有する洗剤の濃度を一定の設定値となるように制御する制御部と、を備えた食器洗浄装置が開示されている。この食器洗浄装置によれば、洗浄水の温度および洗剤の濃度が所定の設定値に調整された洗浄水を用いることにより、食器に付着した汚れを洗い流すことができる。
ここで、特許文献1に示す食器洗浄装置を用いて食器を洗浄する際には、洗浄水の温度および洗剤の濃度が一定となる洗浄条件で食器を洗浄するため、食器に付着したすべての種類の汚れを洗い流せるように、最も落ちにくい汚れを洗い流せる洗浄条件で、洗浄水の温度および洗剤の濃度が設定されるのが一般的である。
しかしながら、このような洗浄条件は、最も落ちにくい汚れを洗い流せる洗浄条件に設定されているため、比較的に低温の洗浄水・低濃度の洗剤の洗浄水で、簡単に食器の汚れを洗い流せる場合には、この洗浄条件は過剰な洗浄条件であり、効率的な洗浄ができていないことがある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、食器に付着した汚れをより効率的に洗い流すことができる食器洗浄装置を提供することにある。
発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、例えば給食などで大量の食器を洗浄する際に、同じまたは類似した献立等に対してこれらの食器が大量に使用されるため、これらの食器をまとめて洗浄する際には、比較的に近い汚れが付着している点に着眼した。したがって、搬送させながら洗浄している食器に付着した汚れに応じて、洗浄水の温度および洗剤の濃度を制御すれば、過剰な洗浄条件を設定しなくても、食器を効率的に洗浄することができると考えた。
本発明は、このような考えに基づくものであり、本発明に係る食器洗浄装置は、食器を洗浄する食器洗浄装置であって、前記食器洗浄装置は、前記食器洗浄装置の入口から出口まで食器を搬送する搬送部と、前記搬送部で搬送された食器に洗浄水を吹き付けることにより、食器を洗浄する少なくとも1つの主洗浄部と、前記主洗浄部の前記洗浄水の温度および前記洗浄水に含有する洗剤の濃度を少なくとも制御する制御部と、前記食器洗浄装置の外部から複数の洗浄モードのうち1つの洗浄モードが選択可能とされ、選択した洗浄モードの信号を、前記制御部に入力する入力部と、を少なくとも備え、前記制御部は、前記複数の洗浄モードに応じて、前記洗浄水の設定温度および前記洗剤の設定濃度を少なくとも含む複数の洗浄条件が設定された条件設定部と、前記入力部から入力された洗浄モードの信号に基づいて、前記条件設定部の前記複数の洗浄条件から、入力された洗浄モードに応じた洗浄条件を選択する条件選択部と、前記条件選択部で選択された洗浄条件の前記洗浄水の設定温度および前記洗剤の設定濃度となるように、前記洗浄水の温度および前記洗剤の濃度を制御する制御実行部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、食器洗浄装置で洗浄作業を行う作業者は、洗浄すべき複数の食器の汚れに応じて、入力部で複数の洗浄モードから1つの洗浄モードを選択することができる。これにより、入力部で選択して入力された洗浄モードの信号に基づいて、制御部の条件選択部が、制御部の条件設定部の複数の洗浄条件から入力された洗浄モードに応じた洗浄条件を選択する。制御部の制御実行部は、選択された洗浄条件の洗浄水の設定温度および洗剤の設定濃度となるように、食器に吹き付けられる洗浄水の温度および洗剤の濃度を制御する。
このような結果、作業者は、食器の汚れの状態に合わせて、入力部から1つの洗浄モードを選択するだけで、最適な洗浄水の温度および最適な洗剤の濃度に制御された洗浄水を、搬送されている食器に吹き付けることができる。これにより、簡単に食器に付着した汚れを効率的に洗い流すことができる。
ここで、本発明でいう「洗剤」とは、食器を通常洗浄する洗剤ばかりでなく、食器を漂白する漂白剤等も含むものであり、食器の汚れを洗い流すために水に添加されるものである。また、本発明でいう「洗剤の濃度を制御する」とは、洗浄水に洗剤を添加しない、すなわち、洗浄水に含有する洗剤の濃度を0%に制御する場合も含む。そして、食器を洗剤を用いて効率良く洗浄することができるのであれば、その濃度が制御される洗剤の種類数は特に限定されるものではない。
しかしながら、より好ましい態様として、前記条件設定部には、複数種の洗剤のうち、前記洗浄水に供給する前記洗剤が、前記複数の洗浄モードごとに前記洗浄条件に設定されており、前記制御実行部は、前記条件選択部で選択された洗浄条件の前記洗剤を、複数の洗剤から選択して、前記洗剤の設定濃度となるように、選択した前記洗剤の濃度を制御する。
この態様によれば、条件設定部で、複数種の洗剤のうち、洗浄水に供給する洗剤が、複数の洗浄モードごとに洗浄条件に設定されているので、入力部で選択して入力された洗浄条件の1つである洗剤を条件選択部で選択すると、制御実行部で、複数の洗剤から選択した洗剤を、洗浄水に対して設定濃度となるように、選択した洗剤の濃度を制御することができる。このような結果、入力部で洗浄モードを選択するだけで、適切な種類の洗剤が設定濃度となるように調整(制御)された洗浄水を用いて、食器を洗浄することができる。
さらに、主洗浄部を複数設けた場合の好ましい態様として、複数の主洗浄部は、前記搬送部で食器が搬送される搬送方向に沿って、前記食器洗浄装置の入口から順に配置されており、前記条件設定部は、前記主洗浄部ごとに、前記複数の洗浄モードに応じて、前記洗浄水の設定温度および前記洗剤の設定濃度を少なくとも含む複数の洗浄条件を設定している。
この態様によれば、複数の主洗浄部ごとに、洗浄パターンに応じて、洗浄水の温度を設定温度に制御し、洗剤の濃度を設定濃度に制御することができるので、より細かな洗浄条件で食器を洗浄することができる。これにより、食器に付着した汚れごとをより効率的に洗い流すことができる。
複数の主洗浄部を有するより好ましい態様としては、前記条件設定部は、前記複数の主洗浄部のうち、いくつかの隣接する主洗浄部の洗浄条件を同じ洗浄条件に設定している。この態様によれば、同じ洗浄条件に設定された隣接する主洗浄部に食器を搬送することにより、搬送部による搬送速度を遅くすることなく、実質的にその洗浄条件で洗浄する洗浄時間を長くすることができる。
複数の主洗浄部を有するより好ましい態様としては、前記条件設定部は、前記複数の主洗浄部のうち、いくつかの隣接する主洗浄部では、前記搬送方向の下流側の前記主洗浄部の洗浄水の温度が、上流側の前記主洗浄部の洗浄水の温度よりも高くなるように、前記洗浄条件の前記設定温度が設定されている。
この態様によれば、搬送方向の上流側の主洗浄部では、比較的低い温度の洗浄水で、食器に付着した比較的大きな汚れやたんぱく質を洗い落すことができ、下流側の主洗浄部では、洗浄水の温度を高めることにより、食器に付着した油脂等の汚れを洗い流すことができる。
ここで、制御部が、主洗浄部の洗浄水の温度および洗浄水に含有する洗剤の濃度を制御することができるのであれば、その装置構成は特に限定されるものではない。たとえば、洗浄水の温度を制御する際には、予め異なる温度で加熱され、異なる濃度に調整された複数種の洗浄水を準備し、これらの洗浄水を選択して供給する制御をすることで、主洗浄部の洗浄水の温度および洗浄水に含有する洗剤の濃度を制御してもよい。また、別の方法として、予め高濃度の洗剤が添加され高温に加熱された洗浄水に、上水等の水を加えることにより、主洗浄部の洗浄水の温度および洗浄水に含有する洗剤の濃度を制御してもよい。
しかしながらより好ましい態様としては、前記主洗浄部は、前記搬送部で搬送された食器に洗浄水を吹き付ける洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルから放出した洗浄水を回収し、回収した洗浄水を収容する収容槽と、前記収容槽に収容された洗浄水を前記洗浄ノズルに圧送する圧送部と、前記収容槽に収容された洗浄水を加熱する加熱装置と、前記収容槽に収容された洗浄水に洗剤を供給する洗剤供給装置と、前記収容槽に収容された洗浄水の温度を測定する温度測定装置と、前記収容槽に収容された洗浄水に含まれる洗剤の濃度を測定する濃度測定装置と、を備えており、前記制御実行部は、前記温度測定装置で測定された前記洗浄水の温度に基づいて前記加熱装置の加熱温度を制御することにより、前記洗浄水の温度を設定温度に制御し、前記濃度測定装置で測定された前記洗剤の濃度に基づいて前記洗剤供給装置からの洗剤の供給量を制御することにより、前記洗剤の濃度を前記設定濃度に制御する。
この態様によれば、洗浄ノズルで放出した洗浄水を収容槽に収容し、再度使用することができるばかりでなく、収容槽に収容された洗浄水の温度および洗剤の濃度を、収容槽内で精度良くフィードバック制御することができる。
入力部で、食器洗浄装置の外部から複数の洗浄モードのうち1つの洗浄モードが選択可能であれば、入力部の表示方法は特に限定されるものではないが、より好ましくは、前記入力部は、前記複数の洗浄モードの洗浄モードごとに、食器が利用される料理の献立または食材を関連付けて、関連付けた料理の献立または食材を表示する。
この態様によれば、入力部で、前記複数の洗浄モードの洗浄モードごとに、食器が利用される料理の献立または食材に関連付けて、前記料理の献立または食材が表示されるので、作業者は、実際に食器に用いた料理の献立または食材に合わせた洗浄モードを複数の洗浄モードから簡単に選択することができる。
さらに好ましい態様としては、前記搬送部は、食器を複数重ね合わせた状態で収納した食器カゴを、前記食器カゴ内の食器の使用面を食器の搬送方向に向けて、搬送するものであり、前記主洗浄部は、前記搬送方向に搬送中の食器カゴ内の重ね合わせた状態の食器同士の間に隙間が順次形成され、前記隙間に前記洗浄水が入り込むように、前記搬送中の重ね合わせた食器に前記洗浄水を吹き付けるように構成されている。
この態様によれば、食器を複数重ね合わせた状態で収納した食器カゴを、搬送部で搬送しながら、主洗浄部で、洗浄水の吹き付けにより、食器カゴ内の食器同士の間に順次隙間を形成し、その隙間に洗浄水を流し込むことができる。この結果、隙間に流れ込んだ僅かな量の洗浄水により食器を洗浄するので、洗浄水の温度および洗剤の濃度により洗浄効率が大きく左右する。この態様でも、各洗浄モード(たとえば食器の汚れ)に合わせて洗浄水の温度および洗剤の濃度を制御するので、このような食器洗浄装置には特に有効である。
本発明によれば、洗浄モードに応じた洗浄条件で食器を洗浄することにより、食器に付着した汚れをより効率的に洗い流すことができる。
1.食器洗浄装置1の全体構造について
図1に示すように、本実施形態に係る食器洗浄装置1は、食器Pをコンベア20(搬送部)で搬送しながら、洗浄水で洗浄する装置である。食器洗浄装置1は、食器Pを洗浄する5つの第1〜第5主洗浄部11〜15と、第1〜第5主洗浄部11〜15で順次洗浄された食器Pをすすぎ洗浄するすすぎ洗浄部16と、すすぎ洗浄した食器Pを仕上げ洗浄する仕上げ洗浄部17と、を備えている。第1〜第5主洗浄部11〜15は、コンベア20で食器Pが搬送される搬送方向Mに沿って、食器洗浄装置1の入口2から順に配置されている。
図1に示すように、本実施形態に係る食器洗浄装置1は、食器Pをコンベア20(搬送部)で搬送しながら、洗浄水で洗浄する装置である。食器洗浄装置1は、食器Pを洗浄する5つの第1〜第5主洗浄部11〜15と、第1〜第5主洗浄部11〜15で順次洗浄された食器Pをすすぎ洗浄するすすぎ洗浄部16と、すすぎ洗浄した食器Pを仕上げ洗浄する仕上げ洗浄部17と、を備えている。第1〜第5主洗浄部11〜15は、コンベア20で食器Pが搬送される搬送方向Mに沿って、食器洗浄装置1の入口2から順に配置されている。
コンベア20は、食器Pが搬入される食器洗浄装置1の入口2から、食器Pが搬出される出口3に向かって、食器Pを搬送する装置である。食器洗浄装置1には、入口2から導入された食器Pを洗浄しながら食器Pを出口3まで搬送する搬送通路4が形成されている。搬送通路4は、上述した第1主洗浄部11から仕上げ洗浄部17まで連続して食器Pを通過させる通路である。
コンベア20は、食器洗浄装置1(具体的には搬送通路4)の入口2から出口3まで、食器Pを載置しながら移動するチェーンベルト21と、チェーンベルト21が巻き付いた従動ローラ22および駆動ローラ23と、を備えている。駆動ローラ23は、駆動ベルト24を介して駆動モータ25に連結されている。
このように構成することで、駆動モータ25を駆動すると、駆動ベルト24を介して駆動ローラ23が回転し、駆動ローラ23に巻き付いたチェーンベルト21が、従動ローラ22を回転させながら、搬送通路4内を移動する。これにより、第1主洗浄部11から仕上げ洗浄部17の搬送通路4内において、チェーンベルト21に載置された食器Pを搬送することができる。なお、食器カゴを用いた食器Pの洗浄方法については、後述する。
2.第1〜第5主洗浄部11〜15について
第1〜第5主洗浄部11〜15は、食器洗浄装置1の入口2からコンベア20で搬送された、食器Pに付着した汚れを洗浄水w1〜w5で洗い流すべく、食器Pを洗浄するセクションである。第1〜第5主洗浄部11〜15のそれぞれの主洗浄部は、コンベア20で搬送された食器Pに洗浄水w1〜w5を吹き付ける上側洗浄ノズル41と下側洗浄ノズル42を備えている。
第1〜第5主洗浄部11〜15は、食器洗浄装置1の入口2からコンベア20で搬送された、食器Pに付着した汚れを洗浄水w1〜w5で洗い流すべく、食器Pを洗浄するセクションである。第1〜第5主洗浄部11〜15のそれぞれの主洗浄部は、コンベア20で搬送された食器Pに洗浄水w1〜w5を吹き付ける上側洗浄ノズル41と下側洗浄ノズル42を備えている。
具体的には、図7に示すように、上側洗浄ノズル41は、食器Pを搬送する搬送領域の上方に配設され、噴射方向が下向きの上噴射口部41aから洗浄水w1〜w5を食器Pに向けて下方に噴射するように配置されている。一方、下側洗浄ノズル42は、食器Pが移動する搬送領域の下方に配設され、噴射方向が上向きの下噴射口部42aから洗浄水w1〜w5を食器Pに向けて上方に噴射するように配置されている。
各上側洗浄ノズル41は、食器Pの搬送方向Mと直交する方向(水平方向)に沿って配設され、内部に洗浄水w1〜w5が流れる角筒状の筒状部45と、筒状部45の下面に突設され、筒状部45の略全長にわたって位置する横長状の1つのノズル部と46で、少なくとも構成されている。
ノズル部46の先端面には、食器Pの搬送方向Mと直交する方向に沿って、スリット状の上噴射口部41aが形成されており、上噴射口部41aからカーテン状の洗浄水w1〜w5が噴射される。上噴射口部41aの長手方向の長さ寸法は、コンベア20の幅寸法と略同じである。
各下側洗浄ノズル42は、食器Pの搬送方向と直交する方向(水平方向)に沿って配設され、内部に洗浄水w1〜w5が流れる円筒状の筒状部47と、筒状部47の上面に突設され、筒状部47の長手方向に互いに間隔をおいて並んだ複数のノズル部48とを有している。
各ノズル部48の先端面には、直線状の洗浄水w1〜w5を噴射する円形状の下噴射口部42aが形成されている。複数の上側洗浄ノズル41および下側洗浄ノズル42は、いずれも食器Pの搬送方向Mに互いに間隔をおいて並設され、下側洗浄ノズル42は、上側洗浄ノズル41の真下位置から食器の搬送方向M側に所定距離だけずれた位置に配設されている。
第1〜第5主洗浄部11〜15のそれぞれの主洗浄部は、洗浄ノズル41,42から放出した洗浄水w1〜w5を回収し、回収した洗浄水w1〜w5を収容する収容槽51を、洗浄ノズル41,42の下方に備えている。洗浄開始時に収容槽51に洗浄水(水)を供給する際には、例えば後述するすすぎ洗浄部16の収容槽51から各主洗浄部11〜15の収容槽51に洗浄水(水)を供給してもよく、各収容槽51に上水を供給してもよい。
各収容槽51には、収容された洗浄水w1〜w5に洗剤を供給する複数の洗剤供給装置52と、収容された洗浄水w1〜w5を電気や蒸気などによって加熱する加熱装置53が配置されている。なお、図1では、洗剤供給装置52を2つに省略して記載しているが、各収容槽51には、少なくとも使用される洗剤・漂白剤の種類に応じた数の洗剤供給装置52が設けられている。さらに、各収容槽51には、収容された洗浄水w1〜w5の温度を測定する温度測定装置54と、収容槽51に収容された洗浄水w1〜w5に含まれる洗剤の濃度を測定する濃度測定装置55とが配置されている。さらに、これらの装置を用いた洗浄水w1〜w5の温度の制御、および、洗浄水w1〜w5に含有する洗剤の濃度の制御は、入力部31と制御部32を備えた制御装置(コントロールユニット)30で行うものであり、その詳細な説明は後述する。
さらに、本実施形態では、第1〜第5主洗浄部11〜15のそれぞれの主洗浄部は、各収容槽51に収容された洗浄水w1〜w5を洗浄ノズル41,42に圧送する圧送ポンプ(圧送部)57を備えている。本実施形態では、主洗浄部ごとに、1つの圧送ポンプ57を設けて、上下それぞれ3つの洗浄ノズル41,42に洗浄水w1〜w5を圧送するように、接続管を介して圧送ポンプ57と、3つの洗浄ノズル41,42を接続している。しかしながら、例えば、主洗浄部ごとに、上下一組の洗浄ノズル41,42に洗浄水w1〜w5を圧送するように、3つの圧送ポンプを設けてもよい。
3.すすぎ洗浄部16および仕上げ洗浄部17について
すすぎ洗浄部16は、第5主洗浄部15からコンベア20で搬送された、洗剤洗浄後の食器Pに付着した洗剤等をすすぎ用の洗浄水w6で洗い流すべく、食器Pをすすぎ洗浄するセクションである。仕上げ洗浄部17は、すすぎ洗浄部16からコンベア20で搬送された、すすぎ洗浄後の食器Pに付着した洗浄水w6等を上水である洗浄水w7で洗い流すべく、食器Pを仕上げ洗浄するセクションである。
すすぎ洗浄部16は、第5主洗浄部15からコンベア20で搬送された、洗剤洗浄後の食器Pに付着した洗剤等をすすぎ用の洗浄水w6で洗い流すべく、食器Pをすすぎ洗浄するセクションである。仕上げ洗浄部17は、すすぎ洗浄部16からコンベア20で搬送された、すすぎ洗浄後の食器Pに付着した洗浄水w6等を上水である洗浄水w7で洗い流すべく、食器Pを仕上げ洗浄するセクションである。
すすぎ洗浄部16は、コンベア20で搬送された食器Pに洗浄水w6を上下から吹き付け洗浄ノズル41,42を備えている。なお、すすき洗浄部16においては、これらの上下の洗浄ノズル41,42は、第1〜5主洗浄部の洗浄ノズルと同様の構造となっている。すすぎ洗浄部16の洗浄ノズル41,42は、コンベア20のチェーンベルト21を挟んで、上下にそれぞれ1つ配置されているが、食器Pを洗浄水w6ですすぎ洗浄できるのであれば、すすぎ洗浄部16の洗浄ノズル41,42の個数および配置はこれに限定されるものではない。
すすぎ洗浄部16は、すすぎ洗浄部16および仕上げ洗浄部17の洗浄ノズルから放出した洗浄水w6,w7を回収し、回収した洗浄水w6,w7を収容する共有した1つの収容槽51を、洗浄ノズル41,42の下方に備えている。さらに、すすぎ洗浄部16は、収容槽51に収容された洗浄水w6を洗浄ノズル41,42に圧送する圧送ポンプ(圧送部)57を備えている。なお、仕上げ洗浄部17の洗浄ノズル81,82は、上述した下側洗浄ノズル42と同様に、内部に洗浄水が流れる円筒状の筒状部と、筒状部の長手方向に間隔をおいて並んだ複数のノズル部を有している。仕上げ洗浄部17の洗浄ノズル81,82には、上水が直接供給され、この上水が洗浄水w7として用いられ、収容槽51で回収された洗浄水w7は、すすぎ用の洗浄水w6として再利用される。
すすぎ洗浄部16と仕上げ洗浄部17の収容槽51には、収容された洗浄水w6を加熱する加熱装置53と、収容された洗浄水w6の温度を測定する温度測定装置54と、が配置されている。なお、これらの装置を用いた洗浄水w6の温度の制御については、入力部31と制御部32の説明で後述する。
4.入力部31について
図1、2に示すように、本実施形態では、食器洗浄装置1は、制御装置(コントロールユニット)30をさらに備えており、コントロールユニット30は、入力部31と後述する制御部32を備えている。入力部31は、食器洗浄装置1の外部(食器Pの洗浄作業を行う作業者)から、複数の洗浄モードA〜Eのうち1つの洗浄モードが選択可能とされ、選択した洗浄モードの信号を、制御部32に入力する装置である。
図1、2に示すように、本実施形態では、食器洗浄装置1は、制御装置(コントロールユニット)30をさらに備えており、コントロールユニット30は、入力部31と後述する制御部32を備えている。入力部31は、食器洗浄装置1の外部(食器Pの洗浄作業を行う作業者)から、複数の洗浄モードA〜Eのうち1つの洗浄モードが選択可能とされ、選択した洗浄モードの信号を、制御部32に入力する装置である。
具体的には、本実施形態では、入力部31は、表示機能および入力機能を兼ね備えたタッチパネル(操作パネル)を備えている。図3に示すように、タッチパネルには、複数の「洗浄モードA〜E」のアイコン、および、各洗浄モードA〜Eに関連付けられた「詳細確認」のアイコンが配置された第1画面91が表示されている。
作業者が単に食器Pの洗浄を行うためだけであるならば、この第1画面91で食器Pの汚れに適した1つの洗浄モードを選択する(この部分を触れる)のみで、洗浄作業を行うことができる。なお、各洗浄モードの詳細の確認や変更を行うことが生じたとき、「詳細確認」のアイコンに触れると、第1画面91から第2画面92に表示画面が切り替わり、第2画面92が表示される。第2画面92には、「詳細確認」が関連付けられた洗浄モードの詳細な洗浄条件等が表示されている。図3では、洗浄モードAに関連付けられた「詳細確認」のアイコンに触れたので、第2画面には洗浄モードAの洗浄条件が表示される。
第2画面92には、第1〜第5主洗浄部11〜15およびすすぎ洗浄部16の洗浄水w1〜w6の設定温度T1〜T6(具体的な数値)、各洗浄水w1〜w5に供給される洗剤・漂白剤の種類イ,ロ,チ(具体的な名称)、および洗剤・漂白剤の設定濃度D1〜D5(具体的な数値)の洗浄条件が表示される。なお、このようなタッチパネルによる表示および入力の制御は、制御部32のCPUを用いた周知の方法でなされ、表示されるデータは、制御部32のメモリーから読み出される。
この他にも、第2画面92には、洗浄条件であるコンベアスピードが表示され、さらに、選択された洗浄モードで洗浄するに好適な食器Pが利用された料理の献立または食材が表示される。たとえば、図3に示す第2画面92では、洗浄モードAに関連付けられて、主な献立・食材の欄に、肉料理(ぶた肉、牛肉)が表示されている。したがって、洗浄モードAは、肉料理(ぶた肉、牛肉)に用いられた食器Pを洗浄するに最適な洗浄条件で、食器Pを洗浄するための洗浄モードである。他の洗浄モードB〜Eも、同様に第1画面91の関連付けられた「詳細確認」のアイコンに触れ、第2画面92に切り替えて表示したときに、操作パネルに、各洗浄モードに対応した洗浄条件と、洗浄モードごとに関連付けられた料理の献立または食材と、が表示される。
ここで、第2画面92の「戻る」のアイコンに触れると、第1画面91に戻り、「変更」のアイコンに触れると、図4に示す第3画面93に切り替わる。第3画面93のレイアウトは、基本的には、第2画面92のものと同じであるが、第3画面93では、この画面に触れることにより、各洗浄モードの洗浄条件を変更することができる。
たとえば、洗剤の種類の各項目(例えば図4に示す第1主洗浄部の洗剤種類の「イ」の部分)に触れると、洗剤設定画面94が表示され、洗剤設定画面94に複数の洗剤イ〜トが表示される。ここで洗剤設定画面94の洗剤イ〜トに対応した選択欄の「1」〜「7」のアイコンに触れると、洗剤種類を変更することができる。同様に、漂白剤種類の各項目(例えば図4に示す第4主洗浄部の漂白剤種類の「チ」の部分)に触れると、漂白剤設定画面95が表示され、漂白剤設定画面95に複数の洗剤チ〜ヌが表示される。ここで漂白剤設定画面95の洗剤チ〜ヌに対応した選択欄の「1」〜「3」のいずれかのアイコンに触れると、漂白剤の種類を変更することができる。
さらに、洗浄水の設定温度、洗浄水、漂白剤の濃度、およびコンベアスピードに対応した第3画面93の部分に触れると、テンキー(図示せず)が表示され、数値を入力することにより、洗浄水、漂白剤の濃度、コンベアスピードの洗浄条件を変更することができる。
このような変更作業を行った後、第3画面93の「確定」のアイコンに触れると、変更した条件が、制御部32の後述する条件設定部32Aに入力される(図2参照)。これにより予め設定された洗浄条件が変更(更新)され、第3画面93から第2画面92に切り替わる。一方、「戻る」のアイコンに触れると、たとえ洗浄条件等が変更されていても、この洗浄条件は反映されず、第2画面92に切り替わる。
そして、最終的には、第1画面91に戻り、第1画面91の複数の洗浄モードA〜Eのうち1つの洗浄モードを選択して作業者が触れると、選択した洗浄モードの信号が、制御部32へ出力される。
5.制御部32について
制御部32は、ハードウエアとして、CPU、メモリー、AD変換器、およびDA変換器を主に備えている(図示せず)。ここで、CPUでは、各洗浄モードに対応した洗浄条件の選択を行うとともに、選択した洗浄条件となるように、洗浄水の温度および洗剤の濃度等をフィードバック制御するため、各パラメータの偏差の制御信号を出力する。すなわち、CPUでは、後述するソフトウエアである条件選択部32Bおよび制御実行部32Cの処理が行われる。メモリーは、各洗浄モードに対応した洗浄条件を記憶しており、ソフトウエアとして、条件設定部32Aが対応付けられている。
制御部32は、ハードウエアとして、CPU、メモリー、AD変換器、およびDA変換器を主に備えている(図示せず)。ここで、CPUでは、各洗浄モードに対応した洗浄条件の選択を行うとともに、選択した洗浄条件となるように、洗浄水の温度および洗剤の濃度等をフィードバック制御するため、各パラメータの偏差の制御信号を出力する。すなわち、CPUでは、後述するソフトウエアである条件選択部32Bおよび制御実行部32Cの処理が行われる。メモリーは、各洗浄モードに対応した洗浄条件を記憶しており、ソフトウエアとして、条件設定部32Aが対応付けられている。
制御部32は、図2に示すように、ソフトウエアとして、条件設定部32A、条件選択部32B、および制御実行部32Cを備えている。条件設定部32Aは、複数の洗浄モードA〜Eに応じて複数の異なる洗浄条件を設定している。具体的には、条件設定部32Aでは、洗浄モードA〜Eに関連付けて、食器Pに使用された献立または食材により食器Pに付着した汚れを効果的に洗い流せるように、洗浄水w1〜w6の設定温度T1〜T6、洗剤・漂白剤の種類、洗剤・漂白剤の設定濃度D1〜D5の洗浄条件を設定している。
例えば、本実施形態では、条件設定部32Aは、図5に示すように、洗浄モードAの場合には、たとえば肉料理で用いた食器の洗浄に適した、設定温度(T1=a1,T2=b1,…)、洗剤(イ、ロ)・漂白剤(チ)、その濃度(D1=g1,D2=h1,…)、およびコンベアスピード(図示せず)を設定している。同様に、条件設定部32Aは、洗浄モードBの場合には、たとえば、たまご料理で用いた食器Pの洗浄に適した、設定温度(T1=a2,T2=b2,…)、洗剤(イ、ロ、ハ)・漂白剤(リ)、その濃度(D1=g2,D2=h2,…)およびコンベアスピード(図示せず)を設定している。その他の洗浄モードC〜Eの場合も、条件設定部32Aは、それぞれの料理で用いた食器Pの洗浄に適した洗浄条件が設定されている。このように、条件設定部32Aは、洗浄モードA〜Eに合わせて、その料理で用いた食器Pの洗浄に適した、設定温度、洗剤・漂白剤、その濃度、およびコンベアスピード(コンベア速度)を設定している。なお、以下、「洗剤・漂白剤」を総称して「洗剤」という。
ここで、条件設定部32Aで設定された各洗浄モードA〜Eに関する洗浄条件等のデータは、入力部31の上述したタッチパネルによる操作に合わせて、入力部31にも出力される。また、上述したように、入力部31による洗浄条件の変更で、これらのデータは書き換えられる。
条件選択部32Bは、入力部31から入力された洗浄モードの信号に基づいて、条件設定部32Aで設定された複数の洗浄モードA〜Eに対応した複数の洗浄条件から、入力された洗浄モードに応じた洗浄条件を選択する。たとえば、図3に示す入力部31の第1画面91において洗浄モードAが選択された場合には、図5に示す複数の洗浄モードに対応した洗浄条件から、入力された洗浄モードAに応じた洗浄条件を選択する。
制御実行部32Cは、条件選択部32Bで選択された洗浄条件の洗浄水の設定温度となるように、第1〜第5主洗浄部11〜15およびすすぎ洗浄部16の洗浄水w1〜w6の温度を制御する。これと同時に、制御実行部32Cは、条件選択部32Bで選択された洗浄条件の洗剤の選択し、第1〜第5主洗浄部11〜15の洗浄水w1〜w5に含有する洗剤の濃度を制御する。さらに、制御実行部32Cは、洗浄条件で設定されたコンベアスピードとなるように、コンベア20(具体的には駆動モータ25)を制御する。
より具体的には、制御実行部32Cは、各温度測定装置54で測定された洗浄水w1〜w6の温度が、設定温度T1〜T6となるように、各加熱装置53に制御信号を出力する。たとえば、加熱装置53が通電による発熱する発熱抵抗体などである場合には、加熱装置53に通電する電流値を制御することで、加熱装置53による加熱温度を制御する。これにより、洗浄水w1〜w6の温度を制御することができる。また、洗浄水w1〜w6の温度を下げるべく、制御実行部32Cにより、洗浄水よりも温度の低い水等を供給してもよい。
一方、制御実行部32Cは、条件選択部32Bで選択された洗浄条件の洗剤を、複数の洗剤から選択して、これが設定濃度となるように、選択した洗剤の濃度を制御する。本実施形態では、異なる洗剤の入った複数の洗剤供給装置52から選択された洗浄条件の洗剤が収容槽51の洗浄水に供給されるように、洗剤供給装置52の稼働を制御する。この時、制御実行部32Cは、各濃度測定装置55で測定された洗浄水w1〜w5に含有する洗剤の濃度が、設定濃度D1〜D5となるように、洗剤供給装置52から供給される洗剤の供給量を制御する(例えば供給弁の開度等を制御する)。また、洗浄水w1〜w6に含有する洗剤の濃度を下げるべく、制御実行部32Cにより、例えばすすぎ洗浄部16の洗浄水w6または上水を、洗浄水w1〜w6に供給してもよい。
また、本実施形態では、異なる洗剤の入った複数の洗剤供給装置52を設けたが、同じ洗剤が入った複数の洗剤供給装置52を設け、稼働する洗剤供給装置52の個数により、洗剤供給装置52から供給される洗剤の供給量(洗剤の濃度)を制御してもよい。
6.食器洗浄装置1の使用方法について
以下に、上述した食器洗浄装置1の使用方法を説明する。
使用された食器は、図6(a),(b)に示す食器カゴ70に収納した状態で洗浄される。食器カゴ70は、例えば複数本の棒部材が組み合わされて構成された外形直方体状の金網カゴで、食器運搬時等の通常時には図6(a),(b)の通常姿勢状態で使用され、食器洗浄時には図6(b)のように食器を上方へ積み重ねた洗浄姿勢状態(通常姿勢状態から前面が上面になるように90度回転した状態)で使用される。食器洗浄装置1による食器洗浄時には、食器カゴ70は、図6(b)の洗浄姿勢状態のまま、食器洗浄装置1内に投入され、その食器カゴ70内の食器Pの使用面が搬送方向Mを向いた状態で食器の重ね方向に沿った搬送方向Mに沿って搬送される。
以下に、上述した食器洗浄装置1の使用方法を説明する。
使用された食器は、図6(a),(b)に示す食器カゴ70に収納した状態で洗浄される。食器カゴ70は、例えば複数本の棒部材が組み合わされて構成された外形直方体状の金網カゴで、食器運搬時等の通常時には図6(a),(b)の通常姿勢状態で使用され、食器洗浄時には図6(b)のように食器を上方へ積み重ねた洗浄姿勢状態(通常姿勢状態から前面が上面になるように90度回転した状態)で使用される。食器洗浄装置1による食器洗浄時には、食器カゴ70は、図6(b)の洗浄姿勢状態のまま、食器洗浄装置1内に投入され、その食器カゴ70内の食器Pの使用面が搬送方向Mを向いた状態で食器の重ね方向に沿った搬送方向Mに沿って搬送される。
食器カゴ70は、図6(b)に示すように、積み重ねられた食器Pを収容する収容空間71が形成されるように、複数の枠体72を備えている。さらに、食器カゴ70の枠体72には、図6(a)に示すように通常姿勢状態で積み重ねられた食器Pの底部を支持する3つの支持部材73と、図6(b)に示すように、洗浄姿勢の状態で積み重ねられた食器Pを位置決めしつつ支持する一対の支持部材77,77とが、取り付けられている。さらに、収容空間71内に積み重ねられた食器Pが収まるように、食器の移動を制限する制限部材74,75が取り付けられている。
ここで、食器Pの洗浄を行う作業者は、まず、食器カゴ70に収容された食器Pが、主にどのような献立または食材に用いられたかを確認する。次に、作業者は、洗浄すべき複数の食器の献立または食材に応じて、入力部31で複数の洗浄モードA〜Eから1つの洗浄モードを選択することができる。たとえば、献立が肉料理、食材がぶた肉または牛肉である場合には、入力部31の「洗浄モードA」のアイコンに触れ、洗浄モードAを選択する。
なお、洗浄モードAの洗浄内容を確認する際には、図3に示す第1画面91の「詳細確認」に触れて、第2画面92に切り替えて、洗浄モードAの洗浄条件ばかりでなく、洗浄モードAに適した献立、食材を確認することができる。なお、洗浄モードAの洗浄条件の変更は上述したとおりである。
入力部31で洗浄モードを選択すると、入力部31から制御部32の条件選択部32Bに、選択した洗浄モードの信号が入力される。条件選択部32Bでは、入力部31から入力された洗浄モードの信号に基づいて、条件設定部32Aの複数の洗浄条件から、入力された洗浄モードに応じた洗浄条件を選択する。制御実行部32Cでは、条件選択部32Bで選択された洗浄条件の洗剤を選択し、洗浄水の設定温度および洗剤の設定濃度となるように、洗浄水の温度および洗剤濃度を制御する制御信号を出力する。制御実行部32Cによる具体的な制御方法は、上述した通りである。
このような結果、作業者は、食器の汚れの状態に合わせて、入力部31から1つの洗浄モードを選択するだけで、最適な洗浄の温度および最適な洗剤の濃度に制御された洗浄水を、搬送されている食器Pに吹き付けることができる。これにより、簡単に食器に付着した汚れを効率的に洗い流すことができる。特に、本実施形態では、第1〜第5主洗浄部11〜15ごとに、洗浄パターンに応じて、洗浄水w1〜w5の温度および洗剤の濃度を制御することができるので、より細かな洗浄条件で食器を洗浄することができる。
また、本実施形態では、条件設定部32Aで、複数種の洗剤・漂白剤のうち、洗浄水w1〜w5に供給する洗剤が、複数の洗浄モードごとに洗浄条件に設定されている。入力部31で選択して入力された洗浄条件の1つである洗剤を条件選択部32Bで選択すると、制御実行部32Cで、各洗剤供給装置52を複数の洗剤から選択した洗剤を、洗浄水に対して設定濃度となるように、選択した洗剤の濃度を制御することができる。このような結果、入力部31で洗浄モードを選択するだけで、適切な種類の洗剤が設定濃度となるように調整(制御)された洗浄水w1〜w5を用いて、食器Pを洗浄することができる。
ここで、例えば、条件設定部32Aで、第1〜第5主洗浄部11〜15のうち、いくつかの隣接する主洗浄部(たとえば第1および第2主洗浄部11、12)の洗浄条件を同じ洗浄条件に設定してもよい。これにより、同じ洗浄条件に設定された隣接する主洗浄部(第1および第2主洗浄部11、12)に食器Pを搬送することにより、搬送部による搬送速度を遅くすることなく、実質的にその洗浄条件で洗浄する洗浄時間を長くすることができる。
また、条件設定部32Aで、第1〜第5主洗浄部11〜15のうち、いくつかの隣接する主洗浄部(たとえば第2および第3主洗浄部12、13)で、搬送方向Mの下流側の主洗浄部(第3主洗浄部13)の洗浄水(w3)の温度が、上流側の主洗浄部(第2主洗浄部12)の洗浄水(w2)の温度よりも高くなるように、洗浄条件の設定温度を設定してもよい。
これにより、搬送方向Mの上流側の主洗浄部(第2主洗浄部12)では、比較的低い温度の洗浄水(w2)で、食器Pに付着した比較的大きな汚れやタンパク質を洗い落すことができ、下流側の主洗浄部(第3主洗浄部13)では、洗浄水(w3)の温度を高めたので、食器Pに付着した油脂等の汚れを洗い流すことができる。
食器Pが洗浄される際には、図7(a)に示すように、コンベア20により、食器Pを複数重ね合わせた状態で収納した食器カゴ70が、食器カゴ70内の食器Pの使用面を食器の搬送方向Mに向けて、搬送方向Mに搬送される。
ここで、第1〜第5までの各主洗浄部11〜15(図7(b)参照)、すすぎ洗浄部16、および仕上げ洗浄部17の上側洗浄ノズルの上噴射口部からの洗浄水w1〜w7を、搬送中の重ね合わせた食器Pに洗浄水w1〜w7に上方側から吹き付ける。洗浄水w1〜w7の吹き付け圧で、搬送方向Mに搬送中の食器カゴ70内の重ね合わせた状態の食器P,P同士の上部の間に隙間が順次形成され、隙間に洗浄水w1〜w7が入り込む。これにより、1枚ずつ食器が洗浄される。
その後、第1〜第5までの各主洗浄部11〜15(図7(c)参照)、すすぎ洗浄部16、および仕上げ洗浄部17の下側洗浄ノズルの下噴射口部からの洗浄水w1〜w7を、搬送中の重ね合わせた食器Pに洗浄水w1〜w7に下方側から吹き付ける。これにより、洗浄水w1〜w7の吹き付け圧で、搬送方向Mに搬送中の食器カゴ70内の重ね合わせた状態の食器P,P同士の下部の間に隙間が順次形成され、食器P,P同士の下部に溜った洗浄水および付着物を除去することができる。
上述した食器カゴ70を用いた洗浄では、食器P,P同士の隙間に流れ込んだ僅かな量の洗浄水w1〜w7により食器Pを洗浄するので、洗浄水w1〜w6の温度および洗浄水w1〜w5に添加される洗剤とその濃度により洗浄効率が大きく左右する。本実施形態では、各洗浄モードA〜Eに合わせて洗浄水w1〜w6の温度および洗浄水w1〜w5の洗剤の濃度を制御するので、このような食器洗浄装置1には特に有効である。このように、異なる献立または食材によって、食器に付着したそれぞれの汚れに対して、予め複数の異なる洗浄条件として設定している洗浄モードA〜Eの中から、その汚れに適した1つを選択して洗浄することができるので、だれでも間違えることなく、簡単に洗浄作業を行うことができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
たとえば、本実施形態では、第1〜第5主洗浄部を設けたが、洗浄パターンに応じた洗浄条件を設定し、食器の汚れを効率的に落とすことができるのであれば、主洗浄部の個数は特に限定されるものではない。また、本実施形態では、洗浄モードA〜Eの5つの洗浄モードに合わせて洗浄条件が設定されていたが、使用される食器の献立等に合わせて、これらの洗浄モードの数を設定すればよい。
また、本実施形態では、入力部に操作パネル(タッチパネル)を用いることで、入力部は表示機能を有していたが、たとえば、入力部が、洗浄モードを選択できるセレクタスイッチ等であってもよい。
また、本実施形態では、入力部では、食器の汚れの状態に合わせた洗浄の仕方をそれぞれ区別するために、「洗浄モードA〜E」という名称で表示している。しかしながら、作業者が食器の汚れに対して適した洗浄の仕方を間違えずに選択することができるのであれば、「洗浄モードA〜E」の表示に限定されるものではなく、例えば、入力部に「洗浄モードA〜E」の表示の代わりに「肉料理、たまご料理…」などの献立名を表示して、その複数の献立の中から1つを選択するようにしてもよい。
また、本実施形態では、入力部に表示している洗浄モードA〜Eの中の1つの選択、および、入力部での各洗浄モードにおける洗浄条件の変更を、入力部から直接操作するようにしているが、食器洗浄装置から離れた場所から遠隔操作により、上述した選択および変更ができるようにしてもよい。
さらに、洗浄モードでの洗浄条件の設定において、すべての主洗浄部によって、洗浄を行うのではなく、一部の主洗浄部での洗浄を停止させて洗浄を行うような設定としてもよい。
さらに、本実施形態では、食器カゴに食器を収容した状態で食器を洗浄したが、食器カゴを用いず、コンベアに直接食器を載置して、食器を搬送しながら食器を洗浄してもよい。また、本実施形態では食器として皿を例示したが、洗浄される食器には、食事に用いる容器、備品等も含まれる。
1:食器洗浄装置、2:入口、3:出口、4:搬送通路、11〜15:第1〜第5主洗浄部、16:すすぎ洗浄部、17:仕上げ洗浄部、20:コンベア(搬送部)、21:チェーンベルト、22:従動ローラ、23:駆動ローラ、24:駆動ベルト、25:駆動モータ、31:入力部、32:制御部、32A:条件設定部、32B:条件選択部、32C:制御実行部、41:上側洗浄ノズル、41a:上噴射口部、42:下側洗浄ノズル、42a:下噴射口部、45:筒状部、46:ノズル部、47:筒状部、48:ノズル部、51:収容槽、52:洗剤供給装置、53:加熱装置、54:温度測定装置、55:濃度測定装置、57:圧送ポンプ(圧送部)、70:食器カゴ、71;収容空間、72:枠体、73:支持部材、75:制限部材、77:支持部材、91:第1画面、92:第2画面、93:第3画面、94:洗剤設定画面、95:漂白剤設定画面、M:搬送方向、w1〜w7:洗浄水。
Claims (7)
- 食器を洗浄する食器洗浄装置であって、
前記食器洗浄装置は、前記食器洗浄装置の入口から出口まで食器を搬送する搬送部と、
前記搬送部で搬送された食器に洗浄水を吹き付けることにより、食器を洗浄する少なくとも1つの主洗浄部と、
前記主洗浄部の前記洗浄水の温度および前記洗浄水に含有する洗剤の濃度を少なくとも制御する制御部と、
前記食器洗浄装置の外部から複数の洗浄モードのうち1つの洗浄モードが選択可能とされ、選択した洗浄モードの信号を、前記制御部に入力する入力部と、を少なくとも備え、
前記制御部は、前記複数の洗浄モードに応じて、前記洗浄水の設定温度および前記洗剤の設定濃度を少なくとも含む複数の洗浄条件が設定された条件設定部と、
前記入力部から入力された洗浄モードの信号に基づいて、前記条件設定部の前記複数の洗浄条件から、入力された洗浄モードに応じた洗浄条件を選択する条件選択部と、
前記条件選択部で選択された洗浄条件の前記洗浄水の設定温度および前記洗剤の設定濃度となるように、前記洗浄水の温度および前記洗剤の濃度を制御する制御実行部と、を備え、
前記主洗浄部は複数であり、複数の主洗浄部は、前記搬送部で食器が搬送される搬送方向に沿って、前記食器洗浄装置の入口から順に配置されており、
前記条件設定部は、前記主洗浄部ごとに、前記複数の洗浄モードに応じて、前記洗浄水の設定温度および前記洗剤の設定濃度を少なくとも含む複数の洗浄条件を設定していることを特徴とする食器洗浄装置。 - 前記条件設定部には、複数種の洗剤のうち、前記洗浄水に供給する前記洗剤が、前記複数の洗浄モードごとに前記洗浄条件に設定されており、
前記制御実行部は、前記条件選択部で選択された洗浄条件の前記洗剤を、複数の洗剤から選択して、前記洗剤の設定濃度となるように、選択した前記洗剤の濃度を制御することを特徴とする請求項1に記載の食器洗浄装置。 - 前記条件設定部は、前記複数の主洗浄部のうち、いくつかの隣接する主洗浄部の洗浄条件を同じ洗浄条件に設定していることを特徴とする請求項1または2に記載の食器洗浄装置。
- 前記条件設定部は、前記複数の主洗浄部のうち、いくつかの隣接する主洗浄部では、前記搬送方向の下流側の前記主洗浄部の洗浄水の温度が、上流側の前記主洗浄部の洗浄水の温度よりも高くなるように、前記洗浄条件の前記設定温度が設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の食器洗浄装置。
- 前記主洗浄部は、前記搬送部で搬送された食器に洗浄水を吹き付ける洗浄ノズルと、
前記洗浄ノズルから放出した洗浄水を回収し、回収した洗浄水を収容する収容槽と、
前記収容槽に収容された洗浄水を前記洗浄ノズルに圧送する圧送部と、
前記収容槽に収容された洗浄水を加熱する加熱装置と、
前記収容槽に収容された洗浄水に洗剤を供給する洗剤供給装置と、
前記収容槽に収容された洗浄水の温度を測定する温度測定装置と、
前記収容槽に収容された洗浄水に含まれる洗剤の濃度を測定する濃度測定装置と、を備えており、
前記制御実行部は、前記温度測定装置で測定された前記洗浄水の温度に基づいて前記加熱装置の加熱温度を制御することにより、前記洗浄水の温度を設定温度に制御し、
前記濃度測定装置で測定された前記洗剤の濃度に基づいて前記洗剤供給装置からの洗剤の供給量を制御することにより、前記洗剤の濃度を前記設定濃度に制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の食器洗浄装置。 - 前記入力部は、前記複数の洗浄モードの洗浄モードごとに、食器が利用される料理の献立または食材を関連付けて、関連付けた料理の献立または食材を表示することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の食器洗浄装置。
- 前記搬送部は、食器を複数重ね合わせた状態で収納した食器カゴを、前記食器カゴ内の食器の使用面を食器の搬送方向に向けて、搬送するものであり、
前記主洗浄部は、前記搬送方向に搬送中の前記食器カゴ内の重ね合わせた状態の食器同士の間に隙間が順次形成され、前記隙間に前記洗浄水が入り込むように、前記搬送中の重ね合わせた食器に前記洗浄水を吹き付けるように構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の食器洗浄装置。
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