JP2007244566A - 食器洗浄機 - Google Patents
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Abstract
【課題】専用の漂白剤を使用することなく、漂白効果を得る。
【解決手段】洗剤液を霧化して洗浄槽2内に供給する霧化手段6と、前記洗浄槽2内に洗浄水を噴射する洗浄ノズル4と、前記霧化手段6を制御する制御手段8と、通常洗浄コースと漂白コースを選択するコース入力手段14とを備え、前記制御手段8は、漂白コースを選択したときの前記霧化手段6の霧化時間が、通常洗浄コースを選択したときの霧化時間より長くなるようにしたものである。
【選択図】図1
【解決手段】洗剤液を霧化して洗浄槽2内に供給する霧化手段6と、前記洗浄槽2内に洗浄水を噴射する洗浄ノズル4と、前記霧化手段6を制御する制御手段8と、通常洗浄コースと漂白コースを選択するコース入力手段14とを備え、前記制御手段8は、漂白コースを選択したときの前記霧化手段6の霧化時間が、通常洗浄コースを選択したときの霧化時間より長くなるようにしたものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、食器等の被洗浄物の漂白を行うことができる食器洗浄機に関するものである。
湯呑み等に付着した茶渋や、まな板等に付着した色汚れ等を漂白する食器洗浄機は、漂白剤を洗浄槽内に投入して動作させる漂白専用コースを設ける手段が知られている(例えば、特許文献1参照)。以下、特許文献1に開示されている従来の食器洗浄機について図面を用いて説明する。
図15は、従来の食器洗浄機の外観斜視図、図16は、同断面図である。図15において、40は食器洗浄機の本体、41は本体40の前面に設けた操作部で、操作部41内には、電源スイッチ42、漂白専用コース表示部43、投入剤種類表示部44、運転コース選択ボタン45等を設けている。また、図16において、本体40の前面に開閉可能な蓋51が設けてあり、蓋51を開けて食器の出し入れを行い、洗浄やすすぎ工程時には蓋51を閉める。また、本体40の内部に設けた洗浄槽47には食器かご48を設け、被洗浄物である食器を格納する構成となっている。給水弁46を開けることにより水道水の給水が行われ、洗浄槽47内に給水された水道水は投入された洗剤や漂白剤と混合した状態で洗浄水となり、洗浄槽47内の洗浄水は洗浄ポンプ50により洗浄ノズル49から食器へ噴射される。
次に、動作について説明すると、漂白専用コースを運転する場合、まず、蓋51を開けて洗浄槽47内に漂白剤を適当量投入する。そして、蓋51を閉じて本体40前面の操作部41にある電源スイッチ42を押し、続いて運転コース選択ボタン45を選択してから運転を開始する。このとき漂白専用コース表示部43が点灯し、漂白専用コースが運転中であることを使用者に知らせる。
運転が開始されると、まず、給水弁46が開いて洗浄槽47に洗浄水を供給する給水工程に入る。給水が終了すると洗浄ポンプ50が動作する。そして洗浄ノズル49から洗浄水を噴射することによって、漂白剤を溶解しながら食器などを漂白する。ところが漂白剤が溶けきる3分程度経過した後、洗浄ポンプ50は運転、停止を繰り返す間欠運転に入る。次に、食器などをすすぐすすぎ工程を数回行った後、必要に応じて乾燥工程を行い、工程全体は終了する。
また、強力な洗浄が行える従来の食器洗浄機として、高濃度洗剤液を微粒化して被洗浄物に噴霧する洗浄水微粒化手段を備えた食器洗浄機が開示されている(例えば、特許文献2参照)。以下、特許文献2に開示されている従来の食器洗浄機について図面を用いて説明する。
図17は、特許文献2に開示されている従来の食器洗浄機の構成を示す断面図である。図17において、食器洗浄機の本体52には、蓋62で開閉可能な洗浄槽53を設け、食器等の被洗浄物63は食器かご61にセットされ、洗浄槽53内に収容する。給水弁54は洗浄槽53に洗浄水を供給する。洗浄ポンプ56は洗浄水を加圧して、複数の噴射孔を設けた洗浄ノズル55に供給し、洗浄ノズル55より洗浄水を噴射することで被洗浄物63の洗浄(第1の洗浄)を行う。
洗浄槽53の開口部の前縁部の内側に、高濃度の洗浄水をつくり出すための高濃度洗浄水生成手段59と、そこで生成された洗浄水を微粒化して飛散させる洗浄水微粒化手段57を備えており、第2の洗浄を行う。また、高濃度洗浄水生成手段59に給水するための第2の給水弁58と使用者が洗剤を投入する洗剤投入部60を設置している。
食器洗浄機の基本動作としては、食器等の被洗浄物63を食器かご61にセットして洗浄槽53に収納し、洗剤を投入した後、蓋62により食器洗浄機の本体52の開口部を閉塞し、運転を開始する。被洗浄物63の汚れを落とす洗浄工程、付着した洗剤や残菜を流すすすぎ工程、そして被洗浄物63に付着している水適を乾燥させる乾燥工程の順に実行する。
洗浄工程の動作は、まず、使用者が洗剤を所定の洗剤投入部60に投入し、その洗剤は高濃度洗浄水生成手段59に入る。蓋62を閉塞し、運転をスタートすると、まず、第2の洗浄手段による洗浄が行われる。第2の給水弁58が動作し、高濃度洗浄水生成手段59に給水され、給水の水流で洗剤は溶解し、高い濃度の洗浄水を生成する。次に、洗浄水微粒化手段57により高濃度洗浄水生成手段59で生成された高濃度の洗浄水を洗浄槽53内に飛散させ、被洗浄物63に洗浄水を付着させる。
以上のように、従来の洗浄水の洗剤濃度よりも高濃度の洗浄水を汚れに対して作用させることで、洗剤の強力な作用で汚れと反応したり、食器表面から汚れを浮かせたりするなど、洗浄性能を高めることができる。第2の洗浄手段による洗浄を所定時間行った後は、給水弁54を開き、洗浄槽53内に所定量の洗浄水を供給し、洗浄ポンプ(第1の洗浄手段)56を運転して、洗浄水を洗浄ノズル55より噴射し、第1の洗浄を実行する。この際、高濃度洗浄水生成手段59内に残った洗浄水や洗剤は、第1の洗浄手段で用いる洗浄水と混合させるようにしている。所定の洗浄を終えると、汚れを含む洗浄水は機外に排出され、洗浄工程は終了する。続いて、すすぎ工程、乾燥工程を行い、運転を終了する。
特開2001−190480号公報
特開2005−224488号公報
しかしながら、特許文献1で開示されている従来の食器洗浄機は、通常洗浄時の洗剤とは異なる漂白剤を洗浄槽47内に投入する必要があるので、使用者が通常使用時の洗剤と漂白剤との両者を用意し、かつ、選択したコースに応じて使用する洗剤種類を変えなければならないという課題を有していた。
また、特許文献2で開示されている従来の食器洗浄機は、特許文献1で開示されている食器洗浄機の様に2種類の洗剤を用意する必要は無く、通常洗浄時と同じ種類の洗剤を同一量使用した場合にでも洗浄力が高まるものであるが、湯呑み等に付着した茶渋やまな板等に付着した色汚れ等を漂白するための充分な能力を有していないと言う課題を有していた。
前記従来技術の課題を解決するために、本発明の食器洗浄機は、被洗浄物を収容する洗浄槽と、洗剤液を霧化して前記洗浄槽内に供給する霧化手段と、前記洗浄槽内に洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、前記霧化手段を制御する制御手段と、通常洗浄コースと漂白コースを選択するコース入力手段とを備え、前記制御手段は、漂白コースを選択したときの前記霧化手段の霧化時間が、通常洗浄コースを選択したときの霧化時間より長くなるようにしたものである。
本発明の食器洗浄機は、専用の漂白剤を使用することなく、漂白効果を得ることができる。
第1の発明は、被洗浄物を収容する洗浄槽と、洗剤液を霧化して前記洗浄槽内に供給する霧化手段と、前記洗浄槽内に洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、前記霧化手段を制御する制御手段と、通常洗浄コースと漂白コースを選択するコース入力手段とを備え、前記制御手段は、漂白コースを選択したときの前記霧化手段の霧化時間が、通常洗浄コースを選択したときの霧化時間より長くなるようにしたことにより、漂白剤を別途用意する必要なく通常洗浄時に使用する洗剤と同一種類の洗剤を用いたままで、漂白作用にとって重要な洗剤成分と茶渋等の漂白対象との接触時間が長時間化することによる漂白性能の著しい向上が実現することとなる。また、使用者が漂白コースを選択した時に霧化手段による霧化時間が長くなるので、通常の洗浄時には不必要に霧化時間や洗浄時間が長くなることがなく、時間的に効率良く食器洗浄を行うことができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の制御手段は、漂白コースを選択したときの洗浄水の洗剤濃度が、通常洗浄コースを選択したときの洗剤濃度より高くなるようにしたことにより、漂白コースを選択したときに洗浄水の洗剤濃度が高まるので、洗剤に含まれる過酸化水素等の強い酸化力を有する成分の濃度も高まり、洗剤液の霧化時間の長時間化と合わせて、漂白力が更に向上する。また、通常洗浄コース選択時には洗剤濃度は通常と変わらないので、洗剤濃度が高まることにより洗浄水がより強いアルカリ性となって透明なガラスコップ等が侵食され白化する等の悪影響を防止できる。
第3の発明は、特に、第2の発明の洗浄槽に洗浄水を供給する給水手段を設け、制御手段は、コース入力手段により入力されたコースの各々に設定された所定の洗剤濃度となるように洗浄水を供給するようにしたことにより、漂白コース選択時に給水量を調整することによって洗剤濃度を高めるので、洗剤中に含まれる過酸化水素等の強い酸化力を有する成分の濃度も高まるので、その様な洗剤液を霧化手段で霧化した場合、茶渋等の漂白対象物への漂白力が更に強まることとなる。また、通常洗浄コース選択時には洗剤濃度は通常と変わらないので、洗剤濃度が高まることにより洗浄水がより強いアルカリ性となって透明なガラスコップ等が侵食され白化する等の悪影響を防止できる。
第4の発明は、特に、第2の発明の洗浄槽に洗剤を投入する洗剤投入手段を設け、制御手段は、コース入力手段により入力されたコースの各々に設定された所定の洗剤量を投入するようにしたことにより、選択したコースに最適の洗剤量が自動的に投入されることとなり、使用者にとっての高い利便性が実現する。また、通常洗浄コース選択時と漂白コース選択時とで洗剤種類を使い分ける必要が無く、同一種類の洗剤をあらかじめ洗剤投入手段に貯蔵しておくだけで良いので、このことも使用者にとって高い利便性が実現することととなる。また、通常洗浄コース選択時には洗剤濃度は通常と変わらないので、洗剤濃度が高まることにより洗浄水がより強いアルカリ性となって透明なガラスコップ等が侵食され白化する等の悪影響を防止できる。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明の制御手段は、漂白コースを選択したときの洗浄ノズルからの噴射時間が、通常洗浄コースを選択したときの洗浄ノズルからの噴射時間より長くなるようにしたことにより、漂白コース選択時に茶渋等の漂白対象を漂白する手段としては、通常洗浄コース選択時より長い霧化時間を有する霧化手段で発生した霧化された洗剤液による漂白と、通常洗浄コースより長い噴射時間を有する洗浄ノズルからの洗浄液の噴射であるが、霧化された洗剤液が茶渋等の漂白対象を酸化分解し、かつ、噴射された洗浄水が漂白対象を被洗浄物から剥離するよう働くので、強い漂白力が実現することとなる。
第6の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明の洗浄水を加熱する加熱手段を設け、制御手段は、漂白コースを選択したときの洗浄水の温度が、通常洗浄コースを選択したときの洗浄水の温度より高くなるようにしたことにより、洗浄水の温度上昇に伴い洗剤に含まれる過酸化水素等の強い酸化力を有する成分の酸化力は更に向上し、かつ、洗剤に含まれる界面活性剤の界面活性効果もさらに向上するので、強い漂白力が実現することとなる。
第7の発明は、特に、第1〜第6のいずれか1つの発明の洗浄工程後に被洗浄物をすすぐすすぎ工程を有し、制御手段は、漂白コースを選択したときのすすぎ工程の回数が、通常洗浄コースを選択したときのすすぎ工程の回数より少なくなるようにしたことにより、漂白コース選択時には、被洗浄物として通常想定されるものは茶渋の堆積した湯呑みや色汚れの沈着したまな板等であり、これらはすすぎ工程で軽くすすぐだけで充分であり、一方で、例えば、食べ残しや油汚れ等が多量に付着した皿等の様なすすぎ工程に長時間が必要なものは漂白コース選択時の被洗浄物としては考え難い。従って、本発明の食器洗浄機によれば、漂白コース選択時には通常コース選択時に比べて洗浄工程後のすすぎ工程の回数を少なくすることで、漂白コース選択時に想定される被洗浄物の充分なすすぎが短時間で行われることになり、時間的に効率の高い食器洗浄が実現することとなる。
第8の発明によれば、特に、第1〜第7のいずれか1つの発明の洗浄工程後に被洗浄物をすすぐすすぎ工程を有し、制御手段は、漂白コースを選択したときのすすぎ工程のすすぎ時間が、通常洗浄コースを選択したときのすすぎ工程のすすぎ時間より短くなるようにしたことにより、漂白コース選択時には通常コース選択時に比べて洗浄工程後のすすぎ工程の時間を短くすることで、漂白コース選択時に想定される被洗浄物の充分なすすぎが短時間で行われることになり、時間的に効率の高い食器洗浄が実現することとなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1の食器洗浄機の構成を示す断面図、図2は、同食器洗浄機の制御手段の動作説明図、図3は、通常洗浄コース選択時のタイムチャート、図4は、漂白コース選択時のタイムチャートを示したものである。
図1は、本実施の形態1の食器洗浄機の構成を示す断面図、図2は、同食器洗浄機の制御手段の動作説明図、図3は、通常洗浄コース選択時のタイムチャート、図4は、漂白コース選択時のタイムチャートを示したものである。
図1〜図4において、食器洗浄機の本体1の中に洗浄槽2を設け、食器かご9に食器等の被洗浄物11を収納する構成となっている。給水弁(給水手段)3が制御装置8からの信号に基いて開閉を行うことで水の供給が調整される。洗剤投入部7に置かれた洗剤と水とが混合した洗浄水が洗浄ポンプ5によって洗浄ノズル(洗浄手段)4から噴射され、被洗浄物11の洗浄が行われる。霧化装置(霧化手段)6は、コース入力装置(コース入力手段)14の入力により、制御装置(制御手段)8の信号に基いて洗剤液を霧化して洗浄槽2内の被洗浄物11へ噴霧する。本体1の前面部に設けた蓋10は、使用者により開閉可能な構造となっており、被洗浄物11の出し入れの時には開状態とし、被洗浄物の洗浄やすすぎを行う時には閉状態とする。
次に、本実施の形態における食器洗浄機の動作について説明する。先ず、使用者は予め所定量の洗剤を洗剤投入部7に入れ、その後コース入力装置14でコースを選択する。制御装置8は、選択されたコースに基いて給水弁3が開状態となり給水が開始され、水位検知装置15が所定の水位を検知すると給水弁3は閉状態となり給水は完了する。
その後、使用者が通常洗浄コースを選択していた場合は、図3に示す霧化装置6の運転状況の通り、制御装置8は、運転時間S1で霧化装置6にオンを指示して洗剤液の霧化が開始され、運転時間S2で霧化装置6にオフを指示して、T1(秒)にわたって霧化装置6はオン状態となる。
また、使用者が漂白コースを選択していた場合は、図4に示す霧化装置6の運転状況の通り、制御装置8は運転時間S3で霧化装置6にオンを指示して洗剤液の霧化が開始され、運転時間S4で霧化装置6にオフを指示して、T2(秒)にわたって霧化装置6はオン状態となる。そして、霧化装置6のオン時間は、T2>T1に設定している。
その後、制御装置8は洗浄ポンプ5に運転動作を指示し、洗浄水が洗浄ノズル4から所定時間(T3)噴射して洗浄が行われた後に、制御装置8は洗浄ポンプ5の動作停止を指示し、洗浄ノズル4による洗浄が終了する。
制御装置8は、コース入力手段であるコース入力装置14からの使用者が選択したコースに関する信号を受け取り、洗剤液を霧化して噴霧する霧化手段である霧化装置6に対してオンまたはオフを指示し、洗浄水を噴射する洗浄ポンプ5の運転または停止を指示し、給水手段である給水弁3の開または閉を指示し、給水弁3によって供給された水の水位検知装置15からの給水完了信号を受け取る。
以下、本実施の形態1の食器洗浄機を用いて湯飲みに堆積した茶渋に対する漂白性能を評価したので、それについて述べる。茶渋の堆積した湯飲みとしては、実際に一般家庭で使用され、丁寧に洗浄されずに放置された湯呑みを使用した。その様な湯呑み5個を食器かご9に下向けに設置し、食器洗浄機用の市販の洗剤5gを洗剤投入部7に入れて食器洗浄機を動作させた。
なお本評価では、通常洗浄コースでの霧化装置の霧化時間T1を300秒とし、漂白コースでの霧化装置の霧化時間T2を500秒とした。また、洗浄ポンプ5を動作させて洗浄ノズル4から噴射する動作時間T3を600秒とした。
通常洗浄コースで湯飲みを洗浄した場合、茶渋はほとんど除去されなかったのに対して、漂白コースで洗浄を行った場合は、若干ながら茶渋が除去されることが確認できた。
以上の様に本実施の形態1の食器洗浄機によれば、通常の洗浄時に用いる洗剤と同一の洗剤を用いて、通常洗浄時には除去することが困難な湯飲みに堆積した茶渋を除去することができる食器洗浄機が実現する。
(実施の形態2)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態2は、漂白コースを選択したときの洗浄水の洗剤濃度が、通常洗浄コースを選択したときの洗剤濃度より高くなるようにしたものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、詳細な説明は省略する。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態2は、漂白コースを選択したときの洗浄水の洗剤濃度が、通常洗浄コースを選択したときの洗剤濃度より高くなるようにしたものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、詳細な説明は省略する。
コース入力装置14によって漂白コースが選択されると、制御装置8は給水弁3に開を指示することで水は洗浄槽2内に供給される。水は選択したコース毎に設定さけた所定の水位にまで到達すると、水位検知装置15が制御装置8へ給水完了信号を送り、制御装置8は給水完了状態であることを認識して、給水弁3へ閉の指示を送り、給水は止まる。なお、漂白コースでの満水位は通常洗浄コースでの満水位よりも低く設定されており、その結果、漂白コース選択時の洗浄水の洗剤濃度は通常洗浄コース選択時の洗浄水の洗剤濃度よりも高くなる。
以下、本実施の形態2の食器洗浄機を用いて湯飲みに堆積した茶渋に対する漂白性能を評価したので、それについて述べる。
茶渋の堆積した湯飲みとしては、実施の形態1と同様に、実際に一般家庭で使用され、丁寧に洗浄されずに放置された湯呑みを使用した。その様な湯呑み5個を食器かご9に下向けに設置し、食器洗浄機用の市販の洗剤5gを洗剤投入部7に入れて食器洗浄機を動作させた。
なお本評価での通常洗浄コースでの霧化装置の霧化時間T1、漂白コースでの霧化装置の霧化時間T2、洗浄ノズルの動作時間T3は実施の形態1と同一である。
通常洗浄コースで湯飲みを洗浄した場合、茶渋はほとんど除去されなかったのに対して、漂白コースで洗浄を行った場合は、若干ながら茶渋が除去されることが確認できた。また、実施の形態1での漂白コース選択時よりも若干ながら漂白力が高まっていることが確認できた。
漂白コースを選択したときに洗浄水の洗剤濃度が高まるので、洗剤に含まれる過酸化水素等の強い酸化力を有する成分の濃度も高まり、洗剤液の霧化時間の長時間化と合わせて、漂白力が更に向上する。また、通常洗浄コース選択時には洗剤濃度は通常と変わらないので、洗剤濃度が高まることにより洗浄水がより強いアルカリ性となって透明なガラスコップ等が侵食され白化する等の悪影響を防止できる。
(実施の形態3)
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を用いて説明する。図5は、本実施の形態3の食器洗浄機の構成を示す断面図、図6は、同食器洗浄機の制御手段の動作説明図である。使用者が選択したコース毎に設定されている洗剤量を自動投入する洗剤投入装置12を設けたものである。他の構成は他の構成は実施の形態1と同じであり、詳細な説明は省略する。
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を用いて説明する。図5は、本実施の形態3の食器洗浄機の構成を示す断面図、図6は、同食器洗浄機の制御手段の動作説明図である。使用者が選択したコース毎に設定されている洗剤量を自動投入する洗剤投入装置12を設けたものである。他の構成は他の構成は実施の形態1と同じであり、詳細な説明は省略する。
使用者がコース入力装置14に選択コースを入力する。この場合、入力できる選択コースは少なくとも通常洗浄コースと漂白コースとを備える。使用者が入力した選択コースの信号は制御装置8に送られ、制御装置8は選択コースを認識する。
その後、制御装置8は洗剤投入装置12に洗剤投入を指示し、使用者が選択したコース毎にあらかじめ設定されている所定量の洗剤を投入する。なお、漂白コース選択時の投入洗剤量は通常洗浄コース選択時の投入洗剤量に比べて多くなるよう設定されている。
以上の様に本実施の形態3の食器洗浄機によれば、使用者が洗浄毎に毎回洗剤を投入するという煩雑な作業を行うことなく、選択したコースに最適の洗剤量が自動的に投入されることとなり、使用者にとっての高い利便性が実現する。また、通常洗浄コース選択時と漂白コース選択時とで洗剤種類を使い分ける必要が無く、同一種類の洗剤をあらかじめ洗剤投入手段に貯蔵しておくだけで良いので、このことも使用者にとって高い利便性が実現することととなる。また、通常洗浄コース選択時には洗剤濃度は通常と変わらないので、洗剤濃度が高まることにより洗浄水がより強いアルカリ性となって透明なガラスコップ等が侵食され白化する等の悪影響を防止できる。
(実施の形態4)
次に、本発明の第4の実施の形態について図面を用いて説明する。図7は、使用者が通常洗浄コースを選択した場合の洗浄ノズルから洗浄水が噴射される運転状況を示し、図8は、使用者が漂白コースを選択した場合の運転状況を示したものであり、通常洗浄コースでは、運転時間S5からS6までのT3(秒)にわたって洗浄ノズル4から洗浄水が噴射され、漂白コースでは、運転時間S7からS8までのT4(秒)にわたって洗浄ノズル4から洗浄水が噴射されるようにしたものである。他の構成は他の構成は実施の形態1と同じであり、詳細な説明は省略する。
次に、本発明の第4の実施の形態について図面を用いて説明する。図7は、使用者が通常洗浄コースを選択した場合の洗浄ノズルから洗浄水が噴射される運転状況を示し、図8は、使用者が漂白コースを選択した場合の運転状況を示したものであり、通常洗浄コースでは、運転時間S5からS6までのT3(秒)にわたって洗浄ノズル4から洗浄水が噴射され、漂白コースでは、運転時間S7からS8までのT4(秒)にわたって洗浄ノズル4から洗浄水が噴射されるようにしたものである。他の構成は他の構成は実施の形態1と同じであり、詳細な説明は省略する。
使用者が通常洗浄コースを選択していた場合は、図3に示す霧化装置6の運転状況の通り、制御装置8は運転時間S1で霧化装置6にオンを指示して洗剤液の霧化が開始され、運転時間S2で霧化装置6にオフを指示して、T1(秒)にわたって霧化装置6はオン状態となる。
また、使用者が漂白コースを選択していた場合は、図3に示す霧化装置6の運転状況の通り、制御装置8は運転時間S3で霧化装置6にオンを指示して洗剤液の霧化が開始され、運転時間S4で霧化装置6にオフを指示して、T2(秒)にわたって霧化装置6はオン状態となる。そして、霧化装置6のオン時間は、T2>T1に設定している。
その後、使用者が通常洗浄コースを選択していた場合は、図7に示す洗浄ノズルの運転状況の通り、制御装置8は運転時間S5で洗浄水の噴射が開始され、運転時間S6で洗浄水の噴射を停止して、T3(秒)にわたって洗浄ノズル4から洗浄水が噴射される。
また、使用者が漂白コースを選択していた場合は、図8に示す洗浄ノズルの運転状況の通り、制御装置8は運転時間S7で洗浄水の噴射が開始され、運転時間S8で洗浄水の噴射を停止して、T4(秒)にわたって洗浄水が噴射される。そして、洗浄水の噴射時間は、T4>T3に設定している。
なお本評価では、通常洗浄コースでの霧化装置の霧化時間T1、漂白コースでの霧化装置の霧化時間T2、通常洗浄コース選択時の洗浄ノズルの動作時間T3は実施の形態1と同一とし、漂白コース選択時の洗浄ノズルの動作時間T4を900秒とした。
通常洗浄コースで湯飲みを洗浄した場合、茶渋はほとんど除去されなかったのに対して、漂白コースで洗浄を行った場合は、実施の形態3と比較してより白く茶渋が漂白されることが確認できた。
以上の様に本実施の形態4の食器洗浄機によれば、通常の洗浄時に用いる洗剤と同一の洗剤を用いて、通常洗浄時には除去することが困難な湯飲みに堆積した茶渋を除去することができる食器洗浄機が実現する。
(実施の形態5)
次に、本発明の第5の実施の形態について図面を用いて説明する。図9は本実施の形態5の食器洗浄機の制御手段の動作概念を示す説明図である。制御手段である制御装置8は、サーミスタ16により洗浄水の温度信号を受け取り、使用者の選択したコース毎にあらかじめ設定された洗浄水の所定温度に到達するまで洗浄ノズル4での洗浄工程時に加熱用ヒーター13にオンを指示し、サーミスタ16からの所定温度に到達したと言う信号を制御装置8が受け取ると、加熱用ヒーター13をオフする。サーミスタ13と加熱用ヒーター13が増設された以外は、実施の形態1で説明に用いた図1と同一であり、霧化装置6の運転状況、および洗浄ノズル4の運転状況は、いずれも実施の形態1で説明に用いた図と同一である。
次に、本発明の第5の実施の形態について図面を用いて説明する。図9は本実施の形態5の食器洗浄機の制御手段の動作概念を示す説明図である。制御手段である制御装置8は、サーミスタ16により洗浄水の温度信号を受け取り、使用者の選択したコース毎にあらかじめ設定された洗浄水の所定温度に到達するまで洗浄ノズル4での洗浄工程時に加熱用ヒーター13にオンを指示し、サーミスタ16からの所定温度に到達したと言う信号を制御装置8が受け取ると、加熱用ヒーター13をオフする。サーミスタ13と加熱用ヒーター13が増設された以外は、実施の形態1で説明に用いた図1と同一であり、霧化装置6の運転状況、および洗浄ノズル4の運転状況は、いずれも実施の形態1で説明に用いた図と同一である。
図10は、通常コース選択時の運転時間と洗浄水温度との関係を説明する図であり、洗浄ノズル4から洗浄水が噴射される動作開始時S5には温度t1(℃)であり、加熱用ヒーター13の動作により洗浄ノズル動作終了時S6には温度t2(℃)に上昇している。
図11は、漂白コース選択時の運転時間と洗浄水温度との関係を説明する図であり、洗浄ノズル4から洗浄水が噴射される動作開始時S7には温度t1(℃)であり、加熱用ヒーター13の動作により洗浄ノズル動作終了時S8には温度t3(℃)に上昇している。そして、洗浄水の温度は、t3>t2に設定している。
図12は本実施の形態1の食器洗浄機の構成を示す断面図である。図12で、洗浄水の加熱手段である加熱ヒーター13を洗浄槽2の底面部に増設したこと以外は、実施の形態1で説明に用いた構成図と同一である。
使用者が通常洗浄コースを選択していた場合は、制御装置8は運転時間S5で洗浄ノズルにオンを指示して洗浄水の噴射が開始され、同時に加熱用ヒーター13にオンを指示して洗浄水の加熱が始まり、運転時間S6で洗浄水温度はt2(℃)に到達し、洗浄ノズルにオフを指示して、同時に加熱用ヒーター13にオフを指示して洗浄水の加熱が停止し、T3(秒)にわたって洗浄ノズルはオン状態となる。なお、上記洗浄水温度はt2(℃)に到達してから、S6になるまで加熱用ヒーター13をオンオフしてt2(℃)を維持するように制御してもよい。
また、使用者が漂白コースを選択していた場合は、制御装置8は、運転時間S7で洗浄ノズルにオンを指示して洗浄水の噴射が開始され、同時に加熱用ヒーター13にオンを指示して洗浄水の加熱が始まり、運転時間S8で洗浄水温度はt3(℃)に到達し、洗浄ノズルにオフを指示して、同時に加熱用ヒーター13にオフを指示して洗浄水の加熱が停止し、T4(秒)にわたって洗浄ノズルはオン状態となる。なお、上記洗浄水温度はt3(℃)に到達してから、S6になるまで加熱用ヒーター13をオンオフしてt3(℃)を維持するように制御してもよい。なお、t3>t2、かつT4>T3である。
以下、本実施の形態5の食器洗浄機を用いて湯飲みに堆積した茶渋に対する漂白性能を評価したので、それについて述べる。茶渋の堆積した湯飲みとしては、実施の形態1と同様に、実際に一般家庭で使用され、丁寧に洗浄されずに放置された湯呑みを使用した。その様な湯呑み5個を食器かご9に下向けに設置し、食器洗浄機用の市販の洗剤5gを洗剤投入部7に入れて食器洗浄機を動作させた。
なお本評価では、通常洗浄コースでの霧化装置の霧化時間T1、漂白コースでの霧化装置の霧化時間T2、通常洗浄コース選択時の洗浄ノズルの動作時間T3、漂白コース選択時の洗浄ノズルの動作時間T4は実施の形態4と同一にし、通常コース選択時及び漂白コース選択時の洗浄ノズル動作開始時の洗浄水の温度t1は実施の形態1と同一の20℃とし、通常コース選択時にはヒーターを動作させなかったために洗浄ノズル動作終了時の洗浄水の温度t2はt1と同じ20℃であり、漂白コース選択時には加熱ヒーター13を動作させて洗浄ノズル動作終了時の洗浄水温度t3を60℃に設定した。
通常洗浄コースで湯飲みを洗浄した場合、茶渋はほとんど除去されなかったのに対して、漂白コースで洗浄を行った場合は、実施の形態4と比較してより白く茶渋が漂白されることが確認できた。
以上の様に本実施の形態4の食器洗浄機によれば、通常の洗浄時に用いる洗剤と同一の洗剤を用いて、通常洗浄時には除去することが困難な湯飲みに堆積した茶渋を除去することができる食器洗浄機が実現する。
(実施の形態6)
次に、本発明の第6の実施の形態について図面を用いて説明する。図13は、通常洗浄コース選択時のすすぎ工程での運転時間と洗浄ノズル運転状況を示したものであり、図14は、漂白コース選択時のすすぎ工程での運転時間と洗浄ノズル運転状況を示したものである。
次に、本発明の第6の実施の形態について図面を用いて説明する。図13は、通常洗浄コース選択時のすすぎ工程での運転時間と洗浄ノズル運転状況を示したものであり、図14は、漂白コース選択時のすすぎ工程での運転時間と洗浄ノズル運転状況を示したものである。
洗浄工程終了後にはすすぎ工程が行われる。通常洗浄コースが選択されている場合は、図13のように、洗浄ノズル4による洗浄水の噴射による洗浄工程が終了した後に、洗浄槽2内の洗浄水は排水され、新たにすすぎ水が洗浄槽2内に給水された後に洗浄ノズル4によるすすぎ工程は時間S9に開始される。すすぎ工程の1サイクルとは、すすぎ水の給水と、洗浄ノズル4によるすすぎ水の噴射と、すすぎ水の排水とからなる。
すすぎ工程の各1サイクルで洗浄ノズル4によるすすぎ水の噴射は時間T5(秒)にわたって行われ、その様なサイクルをNサイクル繰り返してすすぎ工程は時間S10に完了する。すすぎ水の給水及び排水に必要な時間を除けば、S9、S10、T5の間には
S10−S9=N×T5と言う関係式が成り立つ。
S10−S9=N×T5と言う関係式が成り立つ。
図14は漂白洗浄コース選択時のすすぎ工程での洗浄ノズルの運転状況を説明する図であり、洗浄ノズル4による洗浄水の噴射による洗浄工程が終了した後に、洗浄槽2内の洗浄水は排水され、新たにすすぎ水が洗浄槽2内に給水された後に洗浄ノズル4によるすすぎ工程は時間S11に開始される。
すすぎ工程の各1サイクルで洗浄ノズルによるすすぎ水の噴射は時間T6(秒)にわたって行われ、その様なサイクルをMサイクル繰り返してすすぎ工程は時間S12に完了する。すすぎ水の給水及び排水に必要な時間を除けば、S11、S12、T6の間には
S12−S11=M×T6と言う関係式が成り立つ。
S12−S11=M×T6と言う関係式が成り立つ。
なお、T6<T5、またはM<Nであり、同時にS12−S11<S10−S9が成り立つよう各時間を設定する。
次に本実施の形態6の食器洗浄機の動作について説明する。先ず使用者はあらかじめ所定量の洗剤を洗剤投入部7に置き、その後制御装置8でコースを選択する。次に給水弁3が開状態となり給水が開始され、所定の水位に達すると給水弁3は閉状態となり給水は完了する。
次に霧化装置6が、選択コース毎に定められた所定時間だけ作動する。つまり、通常洗浄コースが選択された場合は図2のT1(秒)にわたって作動し、漂白コースが選択された場合は図3のT2(秒)にわたって作動する。なお、T2>T1である。
その後、洗浄ノズル4が、選択コース毎に定められた所定時間だけ作動し、ヒーター13が選択コース毎に定められた所定温度にまで洗浄水を加熱する。つまり、通常洗浄コースが選択された場合は図7のT3(秒)にわたって作動し、図10のt2(℃)にまで洗浄水を加熱し、漂白コースが選択された場合は図8のT4(秒)にわたって作動し、図11のt3(℃)にまで洗浄水を加熱する。なお、t3>t2、かつT4>T3である。
洗浄工程終了後、洗浄水は排水されて、新たにすすぎ水が給水されてすすぎ工程が開始される。通常洗浄コース選択時は、1サイクルT5(秒)のすすぎをNサイクル行い、給水及び排水の時間を除けばすすぎ工程にはN×T5(秒)の時間を要することとなる。
漂白コース選択時は、1サイクルT6(秒)のすすぎをMサイクル行い、給水及び排水の時間を除けばすすぎ工程にはM×T6(秒)の時間を要することとなる。
なお、T6<T5、またはM<Nであり、同時にM×T6<N×T5が成り立つよう各時間を設定する。
以下、本実施の形態6の食器洗浄機を用いて湯飲みに堆積した茶渋に対する漂白性能を評価したので、それについて述べる。
茶渋の堆積した湯飲みとしては、実施の形態1と同様に、実際に一般家庭で使用され、丁寧に洗浄されずに放置された湯呑みを使用した。その様な湯呑み5個を食器かご9に下向けに設置し、食器洗浄機用の市販の洗剤5gを洗剤投入部7に入れて食器洗浄機を動作させた。
なお本評価では、通常洗浄コースでの霧化装置の霧化時間T1、漂白コースでの霧化装置の霧化時間T2、通常洗浄コース選択時の洗浄ノズルの動作時間T3、漂白コース選択時の洗浄ノズルの動作時間T4、通常コース選択時及び漂白コース選択時の洗浄ノズル動作開始時の洗浄水の温度t1、通常コース選択時の洗浄ノズル動作終了時の洗浄水の温度t2、漂白コース選択時の洗浄ノズル動作終了時の洗浄水温度t3は実施の形態5と同一に設定した。すすぎ工程でのNを3サイクル、T5を60秒、Mを1サイクル、T6を20秒に設定した。
通常洗浄コースで湯飲みを洗浄した場合、茶渋はほとんど除去されなかったのに対して、漂白コースで洗浄を行った場合は、実施の形態5と比較してより白く茶渋が漂白されることが確認できた。
以上の様に本実施の形態6の食器洗浄機によれば、通常の洗浄時に用いる洗剤と同一の洗剤を用いて、通常洗浄時には除去することが困難な湯飲みに堆積した茶渋を除去することができる食器洗浄機が実現する。
以上のように本発明にかかる食器洗浄機は、専用の漂白剤を使用することなく、漂白効果を得ることができるので、食器洗浄機として有用である。
1 本体
2 洗浄槽
3 給水弁(給水手段)
4 洗浄ノズル(洗浄手段)
5 洗浄ポンプ
6 霧化装置(霧化手段)
7 洗剤投入部
8 制御装置(制御手段)
9 食器かご
12 洗剤投入装置
13 加熱ヒーター
14 コース入力装置
15 水位検知装置
16 サーミスタ
2 洗浄槽
3 給水弁(給水手段)
4 洗浄ノズル(洗浄手段)
5 洗浄ポンプ
6 霧化装置(霧化手段)
7 洗剤投入部
8 制御装置(制御手段)
9 食器かご
12 洗剤投入装置
13 加熱ヒーター
14 コース入力装置
15 水位検知装置
16 サーミスタ
Claims (8)
- 被洗浄物を収容する洗浄槽と、洗剤液を霧化して前記洗浄槽内に供給する霧化手段と、前記洗浄槽内に洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、前記霧化手段を制御する制御手段と、通常洗浄コースと漂白コースを選択するコース入力手段とを備え、前記制御手段は、漂白コースを選択したときの前記霧化手段の霧化時間が、通常洗浄コースを選択したときの霧化時間より長くなるようにした食器洗浄機。
- 制御手段は、漂白コースを選択したときの洗浄水の洗剤濃度が、通常洗浄コースを選択したときの洗剤濃度より高くなるようにした請求項1記載の食器洗浄機。
- 洗浄槽に洗浄水を供給する給水手段を設け、制御手段は、コース入力手段により入力されたコースの各々に設定された所定の洗剤濃度となるように洗浄水を供給するようにした請求項2記載の食器洗浄機。
- 洗浄槽に洗剤を投入する洗剤投入手段を設け、制御手段は、コース入力手段により入力されたコースの各々に設定された所定の洗剤量を投入するようにした請求項2記載の食器洗浄機。
- 制御手段は、漂白コースを選択したときの洗浄ノズルからの噴射時間が、通常洗浄コースを選択したときの洗浄ノズルからの噴射時間より長くなるようにした請求項1〜4のいずれか1項に記載の食器洗浄機。
- 洗浄水を加熱する加熱手段を設け、制御手段は、漂白コースを選択したときの洗浄水の温度が、通常洗浄コースを選択したときの洗浄水の温度より高くなるようにした請求項1〜5のいずれか1項に記載の食器洗浄機。
- 洗浄工程後に被洗浄物をすすぐすすぎ工程を有し、制御手段は、漂白コースを選択したときのすすぎ工程の回数が、通常洗浄コースを選択したときのすすぎ工程の回数より少なくなるようにした請求項1〜6のいずれか1項に記載の食器洗浄機。
- 洗浄工程後に被洗浄物をすすぐすすぎ工程を有し、制御手段は、漂白コースを選択したときのすすぎ工程のすすぎ時間が、通常洗浄コースを選択したときのすすぎ工程のすすぎ時間より短くなるようにした請求項1〜7のいずれか1項に記載の食器洗浄機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006070595A JP2007244566A (ja) | 2006-03-15 | 2006-03-15 | 食器洗浄機 |
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JP2006070595A JP2007244566A (ja) | 2006-03-15 | 2006-03-15 | 食器洗浄機 |
Publications (1)
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JP2007244566A true JP2007244566A (ja) | 2007-09-27 |
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JP2006070595A Pending JP2007244566A (ja) | 2006-03-15 | 2006-03-15 | 食器洗浄機 |
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JP (1) | JP2007244566A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5827431B1 (ja) * | 2015-03-06 | 2015-12-02 | 株式会社アイホー | 食器洗浄装置 |
-
2006
- 2006-03-15 JP JP2006070595A patent/JP2007244566A/ja active Pending
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JP5827431B1 (ja) * | 2015-03-06 | 2015-12-02 | 株式会社アイホー | 食器洗浄装置 |
JP2016163630A (ja) * | 2015-03-06 | 2016-09-08 | 株式会社アイホー | 食器洗浄装置 |
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