JP5825382B2 - ワイヤ放電加工装置、ワイヤ放電加工システム、電源装置、ワイヤ放電加工方法、半導体基板の製造方法。 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1にはマルチワイヤ放電加工装置で複数のインゴットを加工する技術が開示されている。
前記複数のメインローラを周回するワイヤに前記加工電圧を給電する給電子と、を備え、前記複数のメインローラを並設して周回しているワイヤ部に向かってワークを送り出す第1の箇所と、前記ワイヤ部とは並設して周回しているワイヤ面が異なるワイヤ部に向かってワークを送り出す第2の箇所に、複数のワーク送り部がそれぞれ配置されており、前記第1の箇所と前記第2の箇所との間の、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している第3の箇所に、前記給電子が配置されており、前記複数の前記ワーク送り部においてそれぞれ放電加工されるワークに、1つの前記加工電源部から供給された加工電圧を供給し、前記放電加工するまえに予め測定されたワークの比抵抗値が同等であるワークを前記複数のワーク送り部においてそれぞれ放電加工する場合には、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している前記第1の箇所から前記第3の箇所までの第1の距離とワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している前記第2の箇所から前記第3の箇所までの第2の距離とが等距離になる前記第3の箇所に前記給電子を配置させて前記放電加工できるように、前記給電子が配置されている位置である前記第3の箇所が変更可能であることを特徴とする。
マルチワイヤ放電加工システムは、放電により並設された複数本のワイヤの間隔で被加工物を薄片にスライスすることができる。
2つのメインローラが同じ方向でかつ同じ速度で連動して回転することにより、ワイ
マルチワイヤ放電加工機1は、電源ユニット2と電線513を介して接続されており、電源ユニット2から供給される電力により作動する。
図2を説明する。
図2は、図1に示す点線16枠内の拡大図である。
メインローラは中心に金属を使用し、外側は樹脂で覆う構造である。
図3に示したように、給電子104はワイヤ103の10本と接触することで、加工電源部からの放電パルス(図6の504)を10本のワイヤに供給している。
給電子104が配置される位置は、シリコンインゴット105の両端よりワイヤの長さがほぼ等しくなる位置(511L1=511L2)に設けてある。
給電子104には、機械的摩耗に強く、導電性があることが要求され超硬合金が使用されている。
本実施例では、加工材料(ワーク)として、シリコンインゴット105を例に説明する。
ワーク送り部3は給電子104よりも低い位置に配置されている。
保持するワーク105が加工液に浸漬されるように、ワーク送り部3はワーク105を周回するワイヤに接近する方向に送りしている。
加工液漕6は、加工液を貯留するための容器であり複数のメインローラ(8,9)を周回するワイヤの外側に配置されている。
また、図2に示すように、ワイヤ103は、メインローラ8、9に取り付けられ、メインローラ8、9の上側、及び下側にワイヤ列を形成している。
図3を説明する。
図3は、給電子104の拡大図を示す。
給電子104(1個)はワイヤ103(10本)と接触している。
ワイヤ103同士の間隔(ワイヤのピッチ)は0.3mm程度である。
図4を説明する。
図4は従来方式であるワイヤ毎に個別に加工電流(放電電流)を給電する個別給電での電気回路400を示す図である。
403はトランジスタ(Tr2)である。加工電圧VmのON(導通)状態とOFF(非導通)状態をスイッチングで切り替える。
404はトランジスタ(Tr1)である。加工電圧VsのON(導通)状態とOFF(非導通)状態をスイッチングで切り替える。
407は極間電圧(Vg)である。放電中にワイヤ103とワーク105との間(極間)に印加される極間放電電圧である。
408は極間電流(Ig)である。放電中にワイヤ103とワーク105との間に流れる極間放電電流である。
410はワイヤ1本毎に個別に供給される加工電流(Iw)である。
図5を説明する。
図5は従来方式であるワイヤ毎に個別に加工電流を給電する個別給電での電気回路400が複数本のワイヤに給電している図である。
409はワイヤ1本毎の抵抗を示すワイヤ抵抗(Rw)である。
204は個別の給電子である。シリコンインゴット105の両端の近傍に設けた、2ヶ所の個別給電子から加工電圧のパルスを印加し、放電加工を行う。
巻回するワイヤ103の本数と同数の電源回路400に接続されている。
図7を説明する。
図7は、図8に示す電気回路2との等価回路を示している。
まず、このように固定された抵抗値を持つRm/10本を加工電源部から給電子との間に設置した場合を説明する。
520は配線514のインピーダンス(抵抗)である。加工電源部(Vmn)プラス側に接続する下り用のケーブルである。
つまり、Rmnを10本(メインローラ8、9を巻回する周回数)で単純に割った抵抗値よりも小さい抵抗値にすればよいということである。
509はワイヤ1本毎のワイヤによる抵抗(Rwn)である。
例えば、ワイヤ10本(メインローラ8、9を10周巻回する)に一括で給電する場合の各ワイヤ抵抗をそれぞれRw1、Rw2、〜Rw10とする。
加工電源部501は給電子104に加工電圧(Vmn)を供給する。
加工電源部502は給電子104に加工電圧(Vsn)を供給する。
503はトランジスタ(Tr2)である。加工電圧VmnのON(導通)状態とOFF(非導通)状態をスイッチングで切り替える。
504はトランジスタ(Tr1)である。加工電圧VsnのON(導通)状態とOFF(非導通)状態をスイッチングで切り替える。
507は放電極間電圧(Vgn)である。放電中にワイヤ103とワーク105との間に印加される放電極間電圧である。
例えば、ワイヤ10本に一括で給電する場合の各放電極間電圧をそれぞれVg1、Vg2、〜Vg10とする。
508は放電極間電流(Ign)である。放電中にワイヤ103とワーク105との間に流れる放電極間電流である。
例えば、ワイヤ10本に一括で給電する場合の各放電極間電流をそれぞれIg1、Ig2、〜Ig10とする。
510はワイヤ1本毎に個別に供給されるワイヤ電流(Iwn)である。
例えば、ワイヤ10本に一括で給電する場合の各ワイヤ電流をそれぞれIw1、Iw2、〜Iw10とする。
511は給電点から放電点までの距離Lであり、すなわち給電点(給電子)から放電点(ワーク)までのワイヤの長さである。
図8を説明する。
図8は本発明における複数本のワイヤ(10本)に一括で加工電流を給電する一括給電の電気回路2により複数本のワイヤに一括給電している図である。
メインローラを巻回するワイヤ103の本数(10本)に対して1つの電源回路2が接続されている。
以下、図8の配置を参照して、ワイヤに流れる加工電流(各ワイヤ電流の合計)を説明する。
511L1は電流が左のメインローラ方向に流れた場合の給電点と放電点との長さ(距離)であり、L1の場合に定まるワイヤ抵抗をRw1aとする。
511L2は電流が右のメインローラ方向に流れた場合の、放電点と給電点との長さ(距離)であり、L2の場合に定まるワイヤ抵抗をRw1bとする。
ワイヤ103がメインローラ8、9を1周巻回する長さを2mとする。
給電子104は、1周巻回する長さのほぼ半分の距離に配置されているので、放電点と給電点との距離(ワイヤの長さL)を1mである。
よって給電子から放電部までを走行するワイヤの距離は0.5mよりも長い。
放電電圧Vg1〜Vg10がほぼ等しい場合、VmnがそれぞれのRw1〜Rw10に印加されているので、Iw1〜Iw10は全て同じワイヤ電流である。
ここでワイヤ抵抗による電圧降下値(Rw1×Iw1)と放電電圧(Vgn)からVmnを求める.
給電子104から放電部までの電圧降下は走行するワイヤの抵抗による電圧降下である。
Rw1=10Ω(給電子104から放電部までの抵抗値)。
Iw1=3A
Vgn=30Vとすれば、Vmnは以下のようになる。
Vmn=10(Ω)×3(A)+30V=60V
よって給電子から放電部までの電圧降下は10Vよりも大きい。
よって給電子から放電部までの抵抗値が1Ωよりも大きい。
尚、Rwn=(ρ×B)/Lの関係式により、ワイヤのパラメータによりワイヤ抵抗による電圧降下値を設定してもよい。
よって加工電源部から給電子104までの電圧降下は1Vよりも小さい。
よって加工電源部から給電子までの電圧降下は、給電子から放電部までの電圧降下よりも小さい。
Rmn=0.6V/30A=0.02Ω(加工電源部501から給電子104までの抵抗値)。
よって加工電源部から給電子までの抵抗値は0.1Ωより小さい。
よって加工電源部から給電子までの抵抗値が、給電子から放電部までの抵抗値よりも小さい。
よって加工電源部から給電子104までの電圧降下と給電子104から放電部までの電圧降下との比は10倍以上である。
よって加工電源部から給電子104までの抵抗値と給電子から放電部までの抵抗値との比が10倍以上である。
よってRmnを考慮して10本の加工電流をもとめると(60V−30V)/((10Ω/10本)+0.02Ω)=29.41Aとなり
ワイヤ一本当たりに割ったあとの加工電流は2.941Aとなる。
図9を説明する。
図9は図5と同じように個別給電方式の1例をしめす。
図10を説明する。
なお、図10では図4に示した加工電流をパルス化するスイッチング素子403、極間電圧Vgは省略している。
ワークの放電点W1から個別給電子204aまでの間のワイヤの長さによる抵抗値をRw1aとする。
ワークの放電点W1から個別給電子204bまでの間のワイヤの長さによる抵抗値をRw1bとする。
ワークの放電点W2から個別給電子204cまでの間のワイヤの長さによる抵抗値をRw2aとする。
ワークの放電点W2から個別給電子204dまでの間のワイヤの長さによる抵抗値をRw2bとする。
ワークの放電点W3から個別給電子204eまでの間のワイヤの長さによる抵抗値をRw3aとする。
ワークの放電点W3から個別給電子204fまでの間のワイヤの長さによる抵抗値をRw3bとする。
同様にW2とW3からの両側の給電子までの並列回路による合成のワイヤの抵抗値をそれぞれRw2、Rw3とする。
個別給電子204dから、放電点側ではない方を経由した個別給電子204eまでのワイヤの長さ(412L)によるワイヤの抵抗値をRw23とする。
図11を説明する。
図11は放電点W1〜W3で放電が発生し、電流Iw1〜Iw3が流れている状態の個別給電方式である図10との等価回路である。
この等価回路ではワイヤ1周回の各放電点から流れる加工電流Iw1、Iw2、Iw3は、それぞれ
・Iw1=Vm/(Rw1+Rm1)
・Iw2=Vm/(Rw2+Rm2)
・Iw3=Vm/(Rw3+Rm3)
と表すことができる。
ここで
給電子204aまたは204bの電位をV1とする。
給電子204cまたは204dの電位をV2とする。
給電子204eまたは204fの電位をV3とする。
つまり各給電子の位置の電位V1、V2、V3およびIw1、Iw2、Iw3は、
・V1=Iw1*Rm1 Iw1=Vm/Rm1
・V2=Iw2*Rm2 Iw2=Vm/Rm2
・V3=Iw3*Rm3 Iw3=Vm/Rm3
と簡略化することができる。
従って同じ電位であるV1、V2を結ぶRw12には加工電流は流れず、同じ電位であるV2、V3を結ぶRw23にも加工電流は流れない。
図12を説明する。
図12は放電点W2のみで放電が発生し、電流Iw2のみが流れている状態の個別給電方式である図10との等価回路である。
この場合には加工電流Iw2は給電子204cから、3つの経路(方向)に流れる。
Iw2=Vm/(Rw2+Ra)
ただし:Ra=1/(1/(Rw12+Rm1)+1/Rm2+1/(Rw23+Rm3))
Iw2=Vm/Ra
ただし:Ra=1/(1/(Rw12+Rm1)+1/Rm2+1/(Rw23+Rm3))
となり、Rw12の抵抗値の大きさに依存して、Iw2が流れる電流が決まる。
I1=Vm/Rm1 I2=Vm/Rm2 I3=Vm/Rm3
図13を説明する。
ワイヤ長511Lが長くなりすぎると、ワイヤの抵抗値(インピーダンス)も増加しすぎるので、その電圧降下の影響により放電電流値が低下してしまう。
さらに加工速度(加工レート)は放電電流値に比例するので、加工速度も低下する。
この給電子A、Bはワークから距離が等しければ良く任意位置に変動して配置することが可能である。
言い換えれば、メインローラ4本の構成となってワイヤ全長が長くなった場合でも、図1と同じ電気特性を持たせることが可能となる。
更に、一対の給電子及び給電ユニットを移動可能な駆動手段は、複数のメインローラを巻回するワイヤの内側に配置されている。
図14を説明する。
図15を説明する。
図15は放電点W2のみで放電が発生し、電流Iw2のみが流れている状態の一括給電方式である図14との等価回路である。
図16を説明する。
8及び9は、同一方向に走行させるようにワイヤを周回させる4本のメインローラである。
図16は複数(4本)のメインローラを周回するワイヤ1周分の走行距離を示している。
104a及び104bは給電子であり、4本のメインローラを周回するワイヤに、放電加工するための電源を複数本のワイヤに跨って一括給電している。
104aは、複数(4本)のメインローラを周回するワイヤに、Vmn501から供給された加工電圧を給電することができる。
104bは、複数(4本)のメインローラを周回するワイヤに、Vmn501から供給された加工電圧を給電することができる。
3a及び3bはワーク105aとワーク105bを周回するワイヤに接近する方向に個別に送り出す2個のワーク送り部である。
104a及び104b、さらに3a及び3bは4本のメインローラを周回するワイヤに全て面している。
4本のメインローラを周回するワイヤに対しては、2つの給電子の中の1つの給電子と、2つのワーク送り部の中の1つとが交互に配置されている。
2つの給電子が4本のメインローラを周回するワイヤの走行距離(1周の総距離)を略均等配分(2分の1)する位置にそれぞれ配置されている。
2つの給電子が2か所のワーク送り部の間にそれぞれ配置されている。
図17及び図18を説明する。
図17は、図13の配置を変更し、メインローラ(4本)を巻回するワイヤで2つのワークを同時にスライス加工する場合の配置を示した図である。
メインローラ4本の構成となっている。給電子104a、104bをワーク105a、105bから等しい距離の左右に配置している。
図18を説明する。
また、メインローラ4本の構成である場合、この給電子104a、104bはそれぞれのワークからの上下の距離も等しくなるように配置してある。
・給電子104aからワーク105aの中心までワイヤが走行する距離(511L1)
・給電子104bからワーク105aの中心までワイヤが走行する距離(511L2)
・給電子104aからワーク105bの中心までワイヤが走行する距離(511L3)
・給電子104bからワーク105bの中心までワイヤが走行する距離(511L4)
とすると、
従って、
・給電子104aからワーク105aの中心まで加工電流が流れるワイヤの抵抗値(Rw1a)
・給電子104bからワーク105aの中心まで加工電流が流れるワイヤの抵抗値(Rw1b)
・給電子104aからワーク105bの中心まで加工電流が流れるワイヤの抵抗値(Rw1c)
・給電子104bからワーク105bの中心まで加工電流が流れるワイヤの抵抗値(Rw1d)
よって、ワーク105aとワーク105bにはそれぞれ同じ加工電流値が流れる。
おおよそ511L1=511L2=511L3=511L4とした場合の各ワイヤの最少の長さを説明する。
放電電流Igは下記の式で求まる。
・Ign=(Vmn−Vgn)/Rwn1 (1)
Vmnとしてはこの値が最小の必要値であり、これに適合する抵抗値は5Ωとなる。
おおよそ511L1=511L2=511L3=511L4とした場合の各ワイヤの長さは50cm以上にすればよい。
図19を説明する。
図20を説明する。
図21を説明する。
図21は、図19に示した放電加工の場合の斜視図である。
図22を説明する。
また、メインローラ4本の構成である場合、この給電子104a、104bはそれぞれのワークからの上下の距離が異なるように配置してある。
・給電子104aからワーク105aの中心までワイヤが走行する距離(2011L1)
・給電子104bからワーク105aの中心までワイヤが走行する距離(2011L2)
・給電子104aからワーク105cの中心までワイヤが走行する距離(2011L3)
・給電子104bからワーク105cの中心までワイヤが走行する距離(2011L4)
とすると、
従って、
・給電子104aからワーク105aの中心まで加工電流が流れるワイヤの抵抗値(Rw1a)
・給電子104bからワーク105aの中心まで加工電流が流れるワイヤの抵抗値(Rw1b)
・給電子104aからワーク105cの中心まで加工電流が流れるワイヤの抵抗値(Rw1c)
・給電子104bからワーク105cの中心まで加工電流が流れるワイヤの抵抗値(Rw1d)
図23を説明する。
図24を説明する。
図25を説明する。
図25を説明する。
ワイヤ放電加工装置が内蔵する制御コンピュータ1000のハードウエア構成図を示す図である。
なお、CPU201は、例えばRAM1003内の表示情報用領域へアウトラインフ
ている。また、CPU201は、CRT上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
(本発明の他の実施形態)
いることができる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
2 電源装置
3a 第1のワーク送り部
3b 第2のワーク送り部
10 給電ユニット
103 ワイヤ電極
104a 給電子
104b 給電子
105a ワーク(シリコンインゴット)
105b ワーク(シリコンインゴット)
204 給電子
511L1 ワイヤの長さ(最短のワイヤの走行距離)
511L2 ワイヤの長さ(最短のワイヤの走行距離)
511L3 ワイヤの長さ(最短のワイヤの走行距離)
511L4 ワイヤの長さ(最短のワイヤの走行距離)
Claims (16)
- ワークを放電加工するワイヤ放電加工装置であって、
並設するようにワイヤを周回させる複数のメインローラと、
前記複数のメインローラを周回するワイヤに向かって前記ワークを送り出す複数のワーク送り部と、
前記ワークに加工電圧を供給する加工電源部と、
前記複数のメインローラを周回するワイヤに前記加工電圧を給電する給電子と、
を備え、
前記複数のメインローラを並設して周回しているワイヤ部に向かってワークを送り出す第1の箇所と、前記ワイヤ部とは並設して周回しているワイヤ面が異なるワイヤ部に向かってワークを送り出す第2の箇所に、複数のワーク送り部がそれぞれ配置されており、
前記第1の箇所と前記第2の箇所との間の、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している第3の箇所に、前記給電子が配置されており、
前記複数の前記ワーク送り部においてそれぞれ放電加工されるワークに、1つの前記加工電源部から供給された加工電圧を供給し、
前記放電加工するまえに予め測定されたワークの比抵抗値が同等であるワークを前記複数のワーク送り部においてそれぞれ放電加工する場合には、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している前記第1の箇所から前記第3の箇所までの第1の距離とワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している前記第2の箇所から前記第3の箇所までの第2の距離とが等距離になる前記第3の箇所に前記給電子を配置させて前記放電加工できるように、前記給電子が配置されている位置である前記第3の箇所が変更可能であることを特徴とするワイヤ放電加工装置。 - 前記給電子が配置されている位置である前記第3の箇所を変更する駆動手段をさらに備え、
前記それぞれ放電加工する場合には、前記等距離になるように、前記駆動手段が前記給電子を移動させて、前記放電加工すること特徴とする請求項1に記載のワイヤ放電加工装置。 - ワークを放電加工するワイヤ放電加工装置であって、
並設するようにワイヤを周回させる複数のメインローラと、
前記複数のメインローラを周回するワイヤに向かって前記ワークを送り出す複数のワーク送り部と、
前記ワークに加工電圧を供給する加工電源部と、
前記複数のメインローラを周回するワイヤに前記加工電圧を給電する給電子と、
を備え、
前記複数のメインローラを並設して周回しているワイヤ部に向かってワークを送り出す第1の箇所と、前記ワイヤ部とは並設して周回しているワイヤ面が異なるワイヤ部に向かってワークを送り出す第2の箇所に、複数のワーク送り部がそれぞれ配置されており、
前記第1の箇所と前記第2の箇所との間の、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している第3の箇所に、前記給電子が配置されており、
前記複数の前記ワーク送り部においてそれぞれ放電加工されるワークに、1つの前記加工電源部から供給された加工電圧を供給し、
前記放電加工するまえに予め測定されたワークの比抵抗値が異なるワークを前記複数のワーク送り部においてそれぞれ放電加工する場合には、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している前記第1の箇所から前記第3の箇所までの第1の距離と、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している前記第2の箇所から前記第3の箇所までの第2の距離との比率または差分が、前記予め測定された比抵抗値の比率または差分に基づいた距離になる前記第3の箇所に前記給電子を配置させて前記放電加工できるように、前記給電子が配置されている位置である前記第3の箇所が変更可能であることを特徴とするワイヤ放電加工装置。 - 前記給電子が配置されている位置である前記第3の箇所を変更する駆動手段をさらに備え、
前記それぞれ放電加工する場合には、前記基づいた距離になるように、前記駆動手段が前記給電子を移動させて、前記放電加工すること特徴とする請求項3に記載のワイヤ放電加工装置。 - 予め測定された比抵抗値が高い方のワークに近い箇所に、前記給電子を配置させて、前記放電加工すること特徴とする請求項3または請求項4に記載のワイヤ放電加工装置。
- ワークの素材または立体形状による比抵抗値が見かけ上同等であっても、前記放電加工するまえに予め測定された比抵抗値が異なるワークを前記複数のワーク送り部においてそれぞれ放電加工する場合には、前記第1の距離と前記第2の距離との比率または差分が、前記予め測定された比抵抗値の比率または差分に基づいた距離になるように、前記給電子を配置させて、前記放電加工することを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工装置。
- 前記給電子が前記複数のメインローラを周回するワイヤの複数箇所に配置されており、
前記複数のワーク送り部が前記複数のメインローラを周回するワイヤの走行距離を均等配分する箇所にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工装置。 - 前記給電子が前記複数のメインローラを周回するワイヤの複数箇所に配置されており、
ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している中で、前記給電子が配置された数と前記ワーク送り部の数とが同数であって、
複数配置されている前記給電子中の1つと、複数箇所の前記ワーク送り部中の1つとが、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している中でそれぞれ交互に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工装置。 - ワークを放電加工するワイヤ放電加工システムであって、
並設するようにワイヤを周回させる複数のメインローラと、前記複数のメインローラを周回するワイヤに向かって前記ワークを送り出す複数のワーク送り部と、前記複数のメインローラを周回するワイヤに加工電圧を給電する給電子と、を備えるワイヤ放電加工装置は、
前記複数のメインローラを並設して周回しているワイヤ部に向かってワークを送り出す第1の箇所と、前記ワイヤ部とは並設して周回しているワイヤ面が異なるワイヤ部に向かってワークを送り出す第2の箇所に、複数のワーク送り部がそれぞれ配置されており、
前記第1の箇所と前記第2の箇所との間の、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している第3の箇所に、前記給電子が配置されており、
さらに、
前記ワークに前記加工電圧を供給する電源装置が、
前記複数の前記ワーク送り部においてそれぞれ放電加工されるワークに、1つの前記加工電源部から供給された加工電圧を供給し、
前記放電加工するまえに予め測定されたワークの比抵抗値が同等であるワークを前記複数のワーク送り部においてそれぞれ放電加工する場合には、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している前記第1の箇所から前記第3の箇所までの第1の距離とワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している前記第2の箇所から前記第3の箇所までの第2の距離とが等距離になる前記第3の箇所に前記給電子を配置させて前記放電加工できるように、前記給電子が配置されている位置である前記第3の箇所が変更可能であることを特徴とするワイヤ放電加工システム。 - ワークを放電加工するワイヤ放電加工システムであって、
並設するようにワイヤを周回させる複数のメインローラと、前記複数のメインローラを周回するワイヤに向かって前記ワークを送り出す複数のワーク送り部と、前記複数のメインローラを周回するワイヤに加工電圧を給電する給電子と、を備えるワイヤ放電加工装置は、
前記複数のメインローラを並設して周回しているワイヤ部に向かってワークを送り出す第1の箇所と、前記ワイヤ部とは並設して周回しているワイヤ面が異なるワイヤ部に向かってワークを送り出す第2の箇所に、複数のワーク送り部がそれぞれ配置されており、
前記第1の箇所と前記第2の箇所との間の、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している第3の箇所に、前記給電子が配置されており、
さらに、
前記ワークに前記加工電圧を供給する電源装置が、
前記複数の前記ワーク送り部においてそれぞれ放電加工されるワークに、1つの前記加工電源部から供給された加工電圧を供給し、
前記放電加工するまえに予め測定されたワークの比抵抗値が異なるワークを前記複数のワーク送り部においてそれぞれ放電加工する場合には、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している前記第1の箇所から前記第3の箇所までの第1の距離と、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している前記第2の箇所から前記第3の箇所までの第2の距離との比率または差分が、前記予め測定された比抵抗値の比率または差分に基づいた距離になる前記第3の箇所に前記給電子を配置させて前記放電加工できるように、前記給電子が配置されている位置である前記第3の箇所が変更可能であることを特徴とするワイヤ放電加工システム。 - ワークを放電加工するために用いられ、並設するようにワイヤを周回させる複数のメインローラと、前記複数のメインローラを周回するワイヤに向かって前記ワークを送り出す
複数のワーク送り部と、前記複数のメインローラを周回するワイヤに加工電圧を給電する給電子と、を備え、前記複数のメインローラを並設して周回しているワイヤ部に向かってワークを送り出す第1の箇所と、前記ワイヤ部とは並設して周回しているワイヤ面が異なるワイヤ部に向かってワークを送り出す第2の箇所に、複数のワーク送り部がそれぞれ配置されており、前記第1の箇所と前記第2の箇所との間の、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している第3の箇所に、前記給電子が配置されている、ワイヤ放電加工装置において放電加工される前記ワークに前記加工電圧を供給する加工電源部を備える電源装置であって、
前記複数の前記ワーク送り部においてそれぞれ放電加工されるワークに、1つの前記加工電源部から供給された加工電圧を供給し、
前記放電加工するまえに予め測定されたワークの比抵抗値が同等であるワークを前記複数のワーク送り部においてそれぞれ放電加工する場合には、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している前記第1の箇所から前記第3の箇所までの第1の距離とワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している前記第2の箇所から前記第3の箇所までの第2の距離とが等距離になる前記第3の箇所に前記給電子を配置させて前記放電加工できるように、前記給電子が配置されている位置である前記第3の箇所が変更可能であることを特徴とする電源装置。 - ワークを放電加工するために用いられ、並設するようにワイヤを周回させる複数のメインローラと、前記複数のメインローラを周回するワイヤに向かって前記ワークを送り出す
複数のワーク送り部と、前記複数のメインローラを周回するワイヤに加工電圧を給電する給電子と、を備え、前記複数のメインローラを並設して周回しているワイヤ部に向かってワークを送り出す第1の箇所と、前記ワイヤ部とは並設して周回しているワイヤ面が異なるワイヤ部に向かってワークを送り出す第2の箇所に、複数のワーク送り部がそれぞれ配置されており、前記第1の箇所と前記第2の箇所との間の、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している第3の箇所に、前記給電子が配置されている、ワイヤ放電加工装置において放電加工される前記ワークに前記加工電圧を供給する加工電源部を備える電源装置であって、
前記複数の前記ワーク送り部においてそれぞれ放電加工されるワークに、1つの前記加工電源部から供給された加工電圧を供給し、
前記放電加工するまえに予め測定されたワークの比抵抗値が異なるワークを前記複数のワーク送り部においてそれぞれ放電加工する場合には、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している前記第1の箇所から前記第3の箇所までの第1の距離と、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している前記第2の箇所から前記第3の箇所までの第2の距離との比率または差分が、前記予め測定された比抵抗値の比率または差分に基づいた距離になる前記第3の箇所に前記給電子を配置させて前記放電加工できるように、前記給電子が配置されている位置である前記第3の箇所が変更可能であることを特徴とする電源装置。 - ワークを放電加工するために用いられ、並設するようにワイヤを周回させる複数のメインローラと、前記複数のメインローラを周回するワイヤに向かってワークを送り出す複数のワーク送り部と、前記ワークに加工電圧を供給する加工電源部と、前記複数のメインローラを周回するワイヤに加工電圧を給電する給電子と、を備えるワイヤ放電加工装置によるワイヤ放電加工方法であって、
前記複数のメインローラを並設して周回しているワイヤ部に向かってワークを送り出す第1の箇所と、前記ワイヤ部とは並設して周回しているワイヤ面が異なるワイヤ部に向かってワークを送り出す第2の箇所に、複数のワーク送り部がそれぞれ配置されており、
前記第1の箇所と前記第2の箇所との間の、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している第3の箇所に、前記給電子が配置されており、
前記複数の前記ワーク送り部においてそれぞれ放電加工されるワークに、1つの前記加工電源部から供給された前記加工電圧を供給し、
前記放電加工するまえに予め測定されたワークの比抵抗値が同等であるワークを前記複数のワーク送り部においてそれぞれ放電加工する場合には、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している前記第1の箇所から前記第3の箇所までの第1の距離とワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している前記第2の箇所から前記第3の箇所までの第2の距離とが等距離になる前記第3の箇所に前記給電子を配置させて前記放電加工できるように、前記給電子が配置されている位置である前記第3の箇所が変更可能であることを特徴とするワイヤ放電加工方法。 - ワークを放電加工するために用いられ、並設するようにワイヤを周回させる複数のメインローラと、前記複数のメインローラを周回するワイヤに向かってワークを送り出す複数のワーク送り部と、前記ワークに加工電圧を供給する加工電源部と、前記複数のメインローラを周回するワイヤに加工電圧を給電する給電子と、を備えるワイヤ放電加工装置によるワイヤ放電加工方法であって、
前記複数のメインローラを並設して周回しているワイヤ部に向かってワークを送り出す第1の箇所と、前記ワイヤ部とは並設して周回しているワイヤ面が異なるワイヤ部に向かってワークを送り出す第2の箇所に、複数のワーク送り部がそれぞれ配置されており、
前記第1の箇所と前記第2の箇所との間の、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している第3の箇所に、前記給電子が配置されており、
前記複数の前記ワーク送り部においてそれぞれ放電加工されるワークに、1つの前記加工電源部から供給された前記加工電圧を供給し、
前記放電加工するまえに予め測定されたワークの比抵抗値が異なるワークを前記複数のワーク送り部においてそれぞれ放電加工する場合には、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している前記第1の箇所から前記第3の箇所までの第1の距離と、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している前記第2の箇所から前記第3の箇所までの第2の距離との比率または差分が、前記予め測定された比抵抗値の比率または差分に基づいた距離になる前記第3の箇所に前記給電子を配置させて前記放電加工できるように、前記給電子が配置されている位置である前記第3の箇所が変更可能であることを特徴とするワイヤ放電加工方法。 - ワークを放電加工するために用いられ、並設するようにワイヤを周回させる複数のメインローラと、前記複数のメインローラを周回するワイヤに向かってワークを送り出す複数のワーク送り部と、前記ワークに加工電圧を供給する加工電源部と、前記複数のメインローラを周回するワイヤに加工電圧を給電する給電子と、を備えるワイヤ放電加工装置によって放電加工された半導体基板の製造方法であって、
前記複数のメインローラを並設して周回しているワイヤ部に向かってワークを送り出す第1の箇所と、前記ワイヤ部とは並設して周回しているワイヤ面が異なるワイヤ部に向かってワークを送り出す第2の箇所に、複数のワーク送り部がそれぞれ配置されており、
前記第1の箇所と前記第2の箇所との間の、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している第3の箇所に、前記給電子が配置されており、
前記複数の前記ワーク送り部においてそれぞれ放電加工されるワークに、1つの前記加工電源部から供給された前記加工電圧を供給し、
前記放電加工するまえに予め測定されたワークの比抵抗値が同等であるワークを前記複数のワーク送り部においてそれぞれ放電加工する場合には、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している前記第1の箇所から前記第3の箇所までの第1の距離とワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している前記第2の箇所から前記第3の箇所までの第2の距離とが等距離になる前記第3の箇所に前記給電子を配置させて前記放電加工できるように、前記給電子が配置されている位置である前記第3の箇所が変更可能であることを特徴とする半導体基板の製造方法。 - ワークを放電加工するために用いられ、並設するようにワイヤを周回させる複数のメインローラと、前記複数のメインローラを周回するワイヤに向かってワークを送り出す複数のワーク送り部と、前記ワークに加工電圧を供給する加工電源部と、前記複数のメインローラを周回するワイヤに加工電圧を給電する給電子と、を備えるワイヤ放電加工装置によって放電加工された半導体基板の製造方法であって、
前記複数のメインローラを並設して周回しているワイヤ部に向かってワークを送り出す第1の箇所と、前記ワイヤ部とは並設して周回しているワイヤ面が異なるワイヤ部に向かってワークを送り出す第2の箇所に、複数のワーク送り部がそれぞれ配置されており、
前記第1の箇所と前記第2の箇所との間の、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している第3の箇所に、前記給電子が配置されており、
前記複数の前記ワーク送り部においてそれぞれ放電加工されるワークに、1つの前記加工電源部から供給された前記加工電圧を供給し、
前記放電加工するまえに予め測定されたワークの比抵抗値が異なるワークを前記複数のワーク送り部においてそれぞれ放電加工する場合には、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している前記第1の箇所から前記第3の箇所までの第1の距離と、ワイヤが前記複数のメインローラを並設して周回している前記第2の箇所から前記第3の箇所までの第2の距離との比率または差分が、前記予め測定された比抵抗値の比率または差分に基づいた距離になる前記第3の箇所に前記給電子を配置させて前記放電加工できるように、前記給電子が配置されている位置である前記第3の箇所が変更可能であることを特徴とする半導体基板の製造方法。
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