JP5822660B2 - 高周波スイッチ - Google Patents
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Description
図において、入出力端子11aから入出力端子11bの経路に、直列接続されたトランジスタ12aと、シャント接続されたトランジスタ12bとを備え、入出力端子11aから入出力端子11cの経路に、直列接続された高周波線路13と、シャント接続されたトランジスタ12cとを備える。なお、高周波線路13は、電気長が所要中心周波数において90度に設定される。
送信時には、制御信号入力端子14aから入力される制御信号に応じてトランジスタ12aおよびトランジスタ12cをオフ状態にし、制御信号入力端子14bから入力される制御信号に応じてトランジスタ12bをオン状態にする。
図1はこの発明の実施の形態1における高周波スイッチを示す回路図である。
図において、電界効果トランジスタ(以下、単にトランジスタと言う)2aは、ドレインが入出力端子1aに接続され、ソースが入出力端子1bに接続される。高周波線路3aは、一端がトランジスタ2aのソースと入出力端子1bとの接続部に接続される。トランジスタ2bは、ドレインが高周波線路3aの他端に接続され、ソースがグランド5aに接地される。
図2に送信時の高周波スイッチの等価回路を示す。
送信時には、制御信号入力端子4aからトランジスタ2a〜2cのゲートに、ピンチオフ電圧以上の電圧が印加され、全てのトランジスタ2a〜2cをオン状態にする。
送信時には、全てのトランジスタ2a〜2cをオン状態にする。
このとき、各トランジスタには、入力電力Pinに対しRF電流IRFが流れる。この電流値は、オン抵抗が十分に小さい場合に、次式(1)と表すことができる。
受信時には、制御信号入力端子4aからトランジスタ2a〜2cのゲートに、ピンチオフ電圧以下の電圧が印加され、全てのトランジスタ2a〜2cをオフ状態にする。
受信時には、全てのトランジスタ2a〜2cをオフ状態にする。
よって、受信信号の伝送経路にオン状態のトランジスタが存在しないため、低損失な通過特性を得ることが可能となる。
しかし、通常、受信信号の電力は小さいため、トランジスタには高耐圧特性は要求されない。
図4はこの発明の実施の形態2における高周波スイッチを示す回路図である。
図において、高周波線路3cは、一端が高周波線路3bの他端に接続され、他端が入出力端子1cに接続される。トランジスタ2dは、ドレインが高周波線路3cと入出力端子1cとの接続部に接続され、ソースがグランド5cに接地される。トランジスタ2dのゲートは、抵抗6dを介して制御信号入力端子4aに接続される。なお、高周波線路3cは、電気長が所要中心周波数において90度に設定される。
その他の構成については、実施の形態1と同様である。
送信時には、制御信号入力端子4aからトランジスタ2a〜2dのゲートに、ピンチオフ電圧以上の電圧が印加され、全てのトランジスタ2a〜2dをオン状態にする。
図5はこの発明の実施の形態3における高周波スイッチを示す回路図である。
図において、インダクタ9aは、トランジスタ2aのドレインとソースとの間に接続され、トランジスタ2aのオフ状態におけるオフ容量と所要中心周波数において並列共振するように設定される。インダクタ9bは、トランジスタ2bのドレインとソースとの間に接続され、トランジスタ2bのオフ状態におけるオフ容量と所要中心周波数において並列共振するように設定される。インダクタ9cは、トランジスタ2cのドレインとソースとの間に接続され、トランジスタ2cのオフ状態におけるオフ容量と所要中心周波数において並列共振するように設定される。
その他の構成については、実施の形態1と同様である。
この実施の形態3においても、送信時には、全てのトランジスタ2a〜2cをオン状態にし、受信時には、全てのトランジスタ2a〜2cをオフ状態にする。
Claims (4)
- 一端が第1の入出力端子に接続され、他端が第2の入出力端子に接続された第1のトランジスタと、
一端が前記第1のトランジスタと前記第2の入出力端子との接続部に接続された第1の高周波線路と、
一端が前記第1の高周波線路の他端に接続され、他端がグランドに接地された第2のトランジスタと、
一端が前記第1の入出力端子に接続され、他端が第3の入出力端子に接続された第2の高周波線路と、
一端が前記第2の高周波線路と前記第3の入出力端子との接続部に接続され、他端がグランドに接地された第3のトランジスタとを備え、
前記第1のトランジスタの制御端子は、第1の抵抗を介して、
前記第2のトランジスタの制御端子は、第2の抵抗を介して、
前記第3のトランジスタの制御端子は、第3の抵抗を介して、制御信号入力端子にそれぞれ接続され、
送信時には、前記制御信号入力端子から入力される制御信号に応じて前記第1のトランジスタから前記第3のトランジスタをオン状態にして、前記第1の入出力端子と前記第2の入出力端子との間を通過状態にさせ、
受信時には、前記制御信号入力端子から入力される制御信号に応じて前記第1のトランジスタから前記第3のトランジスタをオフ状態にして、前記第1の入出力端子と前記第3の入出力端子との間を通過状態にさせることを特徴とする高周波スイッチ。 - 一端が第1の入出力端子に接続され、他端が第2の入出力端子に接続された第1のトランジスタと、
一端が前記第1のトランジスタと前記第2の入出力端子との接続部に接続された第1の高周波線路と、
一端が前記第1の高周波線路の他端に接続され、他端がグランドに接地された第2のトランジスタと、
一端が前記第1の入出力端子に接続された第2の高周波線路と、
一端が前記第2の高周波線路の他端に接続され、他端が第3の入出力端子に接続された第3の高周波線路と、
一端が前記第2の高周波線路と前記第3の高周波線路との接続部に接続され、他端がグランドに接地された第3のトランジスタと、
一端が前記第3の高周波線路と前記第3の入出力端子との接続部に接続され、他端がグランドに接地された第4のトランジスタとを備え、
前記第1のトランジスタの制御端子は、第1の抵抗を介して、
前記第2のトランジスタの制御端子は、第2の抵抗を介して、
前記第3のトランジスタの制御端子は、第3の抵抗を介して、
前記第4のトランジスタの制御端子は、第4の抵抗を介して、制御信号入力端子にそれぞれ接続され、
送信時には、前記制御信号入力端子から入力される制御信号に応じて前記第1のトランジスタから前記第4のトランジスタをオン状態にして、前記第1の入出力端子と前記第2の入出力端子との間を通過状態にさせ、
受信時には、前記制御信号入力端子から入力される制御信号に応じて前記第1のトランジスタから前記第4のトランジスタをオフ状態にして、前記第1の入出力端子と前記第3の入出力端子との間を通過状態にさせることを特徴とする高周波スイッチ。 - 少なくとも1つのトランジスタの一端と他端との間にインダクタを接続し、
前記インダクタは、
前記トランジスタのオフ状態におけるオフ容量と所要中心周波数において並列共振するように設定されたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の高周波スイッチ。 - 高周波線路の電気長が所要中心周波数において90度に設定されたことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の高周波スイッチ。
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