JP5818684B2 - 回転体からの微小粉体の漏出防止用のシール部材 - Google Patents

回転体からの微小粉体の漏出防止用のシール部材 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真方式の複写機やプリンターなどのトナーなどの微小粉体の担持体の回転軸などからこの微小粉体が漏出しないようにする極細繊維からなる微小粉体用のシール部材に関する。
電子写真方式の複写機やプリンターなどでは、トナーなどの微小粉体の担持体の回転軸の部分から粉体が漏出しないように、繊維から形成したシール部材で粉体担持体の回転軸の部分をシールしている。ところで、これらの粉体担持体の使用時に、このシール部材の端部から繊維の抜け(以下、この繊維の抜けを「毛抜け」という。)が生じる。従来から、この毛抜け対策として、シール部材の繊維を支持している地糸からなる基布の裏面に、コーティング剤でコーティング処理すなわちバッキング剤でバッキング処理を施して毛抜け防止を行ってきた。しかし、近年、使用する粉体の一層の微小化に伴い、シール部材に用いる繊維も従来より細い極細繊維が用いられるようになってきた。従来の繊維に対して行ってきたコーティングすなわちバッキング(以下、「コーティング」という。)処理による毛抜け対策の方法では、この極細繊維から形成したシール部材を所定形状に裁断してシール部材としたとき、裁断端部から毛抜けが生じるため、毛抜け防止としては十分ではない。そこで、この極細繊維からなるシール部材を事前に所定のクリーニングを施して使用しても、毛抜けが止まらない現象が生じていた。ところで、さらに近年では、数ミクロンの微細な粉体をシールするために、シール部材に用いるパイルを構成する繊維の太さも3デニールすなわち20μm以下の径の極細の長繊維を用いるようになってきた。しかし、この極細の長繊維を用いたパイル糸においても、この毛抜けが止まらない現象が特に顕著になっている。
また、シール部材のシール性においても、例えば電子写真方式で画像を形成する画像形成装置や複写機などでは、シール部材の根元から粉末であるトナーの漏れ防止を行うために、極細繊維が近年使用されてきている。さらに、これらの極細繊維もしくは極細繊維を紡績したパイル糸をトナー漏れ防止に用いるため、これらの極細繊維の根元の開繊もしくは極細繊維を紡績したパイル糸の根元の開繊が難しくなってきている。加えて、シール部材の裏面から粘性のあるコーティング剤すなわちバッキング剤(以下「コーティング剤」という。)を塗布することで、この塗布したコーティング剤が繊維間の毛細管現象により地糸からなる基布の裏面からパイル糸に浸透し、さらにシール性に影響を与える高さまで繊維間に浸透する。このためにパイル糸の根元がコーティング剤で固化されてしまい、パイル糸の根元に多くの空隙を生じさせ、パイル糸の根元にシール性の低下を生じさせる結果、パイル糸の根元からのトナー漏れを生じている。このため、パイルの根元からのトナー漏れの対策として、捲縮繊維をパイル糸に含んだシール部材が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。しかし、この提案のものでも、極細繊維を含んだパイル糸においては、コーティング剤のパイル糸への浸透が高くなり、期待する効果を半減させる結果となっている。
さらに、ある程度の厚みを備えて良好なシール性を示しながら製造工程が煩雑でなく製造コストを低減して製造できるシール部材が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。すなわち、シール部材は地糸からなる基布の厚みが1.0〜5.0mmであるパイル織物で構成され、このパイル織物におけるパイル糸の密度は60糸/mm2以上とされている。さらに、従来のもののように、シール部材の裏側にクッション層の張り合わせ工程を得ないで製造できるので、張り合わせの際に生じるパイル糸の潰れの懸念もないものである。しかし、このものでも極細繊維を用いた粉体用シール部材のシール性および製造性の向上がさらに求められている。
特開2005−201427号公報 特開2005−300910号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記の従来における問題点を解消し、さらに電子写真方式の画像処理装置や複写機などの現像ローラなどに対するトナーである微小粉体のシール性および製造性の向上を図った微小粉体用のシール部材を提供することである。
上記の課題を解決するための本発明の手段について、図面を参照して以下に説明する。本発明は、基布の裏面からコーティング剤によりコーティング処理することにより、コーティング剤がパイル糸へ浸透することを規制し、これらのコーティング剤のパイル糸への浸透を、パイル糸を支持する地糸からなる基布の厚みと同等もしくはそれ以下の高さに抑えたことを特徴とする微小粉体用のシール部材である。この構成とすることで、コーティング剤が地糸からなる基布の厚み以上の高さ部分のパイル糸の箇所に浸透しないものとし、開繊されているパイル糸の根元部がコーティング剤で固化されないものとなっている。したがって、例えば画像処理装置の作動によって、パイル糸の根元の空隙が圧縮されて小さくなってシール性が向上する。さらに、コーティング剤によるコーティングにおいて、コーティング剤の浸透を基布の厚み以下の部分とすることで、パイル糸の開繊を容易にすることができ、シール性が向上する。
さらに、シール部材である編物あるいは織物の機械的な裁断時において、従来、コーティング剤が基布の厚み以上の高さ部分まで浸透し、さらにコーティング剤がパイル糸まで浸透しているものについては、編物あるいは織物の裁断後の仕上げ処理である清掃後に、あるいは編物あるいは織物の使用時に、編物あるいは織物からの毛抜けの問題が発生していた。しかし、コーティング剤の浸透をシール部材の基布の厚み以下に抑えて形成したシール部材とすることで、上述の清掃後および使用時の編物あるいは織物からの毛抜けは、問題のないレベルに減少した。
なお、裁断後の仕上げ処理である清掃の後で発生する毛抜け現象について考察すると、もしも、基布の厚み以上のパイル糸の上部の方にまでコーティング剤が浸透すると、その浸透した部分の繊維がコーティング剤により固化されて裁断され難くなることや、裁断時に固化されているパイル糸が裁断圧力により押し潰された状態で埋め込まれることなどの現象が生じると考えられる。このため、地糸からなる基布の厚み以下の範囲にコーティング剤の浸透が抑えることが出来たものは、これらの現象が著しく少なくなり、清掃後の毛抜けの発生は著しく改善されているものと考えられる。
そこで、上記の課題を解決するための本発明の手段は、請求項1の発明では、微小粉体を用いる装置の回転体もしくは微小粉体であるトナーを用いる画像形成装置の回転体の機械的に裁断されたシール部材である。すなわち、このシール部材は、編物もしくは織物の地糸からなる基布と、基布の地糸の絡みもしくは地糸の支持により基布の表面に形成したループ状のパイル糸もしくはカット状のパイル糸と、コーティング剤を塗布した基布の裏面からパイル糸側へ浸透したコーティング層からなり、この基布の裏面から浸透したコーティング層の浸透高さがパイル糸を支持する基布の地糸の高さすなわち地糸で構成する基布の厚みと同じか小さいことを特徴とする回転体から微小粉体の漏出を防止するシール部材である。
請求項2の発明では、基布の表面に形成したループ状のパイル糸もしくはカット状のパイル糸は少なくとも複数本以上の繊維の紡績もしくは紡糸から形成したパイル糸である。そして、このパイル糸に用いる繊維は3デニールすなわち20μm以下から0.1デニールすなわち4μmまでの太さの繊維を少なくとも含むパイル糸からなり、基布の裏面から浸透したコーティング剤によるコーティング層を有していることを特徴とする請求項1の手段の回転体から微小粉体の漏出を防止するシール部材である。
請求項3の発明では、基布の裏面から浸透したコーティング剤によるコーティング層はパイル糸に用いる繊維の太さ、コーティング剤の粘度、コーティング剤の材質、コーテイング剤に添加するリベリング剤の添加量、並びにコーティング後から乾燥までの時間によって定まる、基布の裏面からパイル糸側へ浸透するコーティング剤の浸透高さを基布の地糸内に制御して限定したコーティング層を有するシール部材であることを特徴とする請求項2の手段の回転体から微小粉体の漏出を防止するシール部材である。
基布の裏面からパイル糸側へ浸透するコーティング剤の浸透高さを基布の地糸内に制御して限定したコーティング層を有するシール部材は、編物もしくは織物の地糸からなる基布の裏側面に形成した伸縮性を規制した高粘度の樹脂層の裏面に、さらに配設したシート層からなる弾性体を有することを特徴とする請求項3の手段の回転体から微小粉体の漏出を防止するシール部材である。
本発明の請求項1の発明では、微小粉体を用いる装置の回転体から微小粉体が漏出する部分に、コーティング剤を基布の裏面から含浸させて基布の範囲内にコーティング層を形成したシール部材としたことで、このシール部材の使用により微小粉体すなわち画像径装置のトナーの漏出を防止できる。請求項2の発明では、シール部材を構成する繊維の太さを3デニール以下から0.1デニールとしたことで、請求項1の効果に加えて10μm以下から0.62μmまでの微小粉体すなわちトナーの漏出も防止できる。請求項3の発明では、シール部材に浸透するコーティング剤の高さを基布の地糸内に制御して限定したので、請求項1および請求項2の発明の効果を一層的確に発揮できる。さらに請求項4の発明では、シート層からなる弾性体によりコーティング剤は編物もしくは織物の地糸からなる基布の裏側面の構造の伸縮性を一層に規制しているので、漏れのバラつきがなく、長期にわたり劣化することなくシール作用が維持できる。
コーティング後の基布およびパイル糸の側面から見た模式図で、(a)はコーティング剤の浸透が基布内に停まっている本発明の例、(b)はコーティング剤の浸透が基布より上側のパイル糸まで達した例を示す図である。 コーティング後の基布およびパイル糸からなるシール部材を圧縮した状態の側面から見た模式図で、(a)はコーティング剤の浸透が基布内に停まっている本発明の例、(b)はコーティング剤の浸透が基布より上側のパイル糸まで達した例を示す図である。 繊維からなるパイル糸の断面を模式的に表現した図で、繊維の太さが0.1デニール、0.5デニール、1.0デニールおよび3デニールからなる場合の、各繊維の太さ、繊維間の隙間の高さ、隙間に入る円の大きさを示す。 繊維間の毛細管現象を示す模式図である。 シール部材の効果を示す振動試験装置の模式図である。 裏面に樹脂層を有し、表面にパイル糸を有する横編の編物の基布からなるシール部材を拡大して模式的に示す側面図である。 樹脂層の裏面に弾性体を形成したカットパイル糸を有する横編の編物を拡大して模式的に示す側面図である。 プレーティングパイル編みのシール部材の振動試験による編物の伸び率(%)と耐漏れ加速度の関係を示すグラフである。 樹脂スプレーコート層を形成したゲージ方向およびステッチ方向の場合と、樹脂スプレーコート層無しの場合の、各引張り荷重(g)と伸び率(%)の関係を示すグラフである。 本発明のシール部材に弾性体を貼り合わせたときの反発荷重と底辺からの高さの関係でシール性を示すグラフである。 各種発泡体の漏れ試験における発泡体圧縮率と耐振動の関係を示すグラフである。
本発明を実施するための形態について、表および図面を参照して説明する。微小粉体10を用いて種々の処理を施すために使用する装置である回転体において、回転体から微小粉体10の漏出を防止するシール部材1、例えば電子写真形式の画像形成装置の回転体から微小粉体10であるトナー10aの漏出を防止するシール部材1は、編物もしくは織物を形成する地糸2aからなる基布2と、地糸2aの絡みもしくは地糸2aの支持により基布2の表面に形成したループ状のパイル糸3aまたはこのループ状のパイル糸3aをカットして含浸したカット状のパイル糸3bと、この基布2の裏面にコーティング剤4を塗布して形成したコーティング層4aからなっている。ところで、このコーティング剤4は地糸2aからなる基布2の裏面に塗布してコーティング層4aを形成するので、コーティング層4aは、基布2の裏面から地糸2aの表面に浸透してゆき、パイル糸3を支持するじいと2aからなる基布2を固化する。この場合、図1bまたは図2bに示すように、地糸2aの表面に浸透したコーティング層4aが固化しないうちにパイル糸3の根元の部分に浸透すると、パイル糸3の根元の部分がコーティング層4aで固化されてしまって、パイル糸3の根元の部分に多数の空隙3cが生じ、パイル糸3の根元の部分野シール性が低下してしまう。そこで、パイル糸3を支持する地糸2aからなる基布2に対するコーティング剤4の材質や性質の関係を知り、さらに固化したコーティング像4aによるパイル糸3の毛抜けの状態を知っておくことが最適のシール部材1を使用するために重要である。そこで、これについて試験を行って確認した。
図5に示す試験装置を用いて、容器7に平均粒径6μmの粒子の微小粉体10を入れ、この容器7の側部を縦向きのカバー8で閉じ、カバー8の下部の出口に、基布2の裏面からコーティング層4aを形成したパイル糸3からなるシール部材1を配設し、この容器7をアングル6に載置した加振器5により一定の加速度で振動した。この場合、シール部材1の取付け荷重を一定にし、容器7の底壁とカバー8の間の隙間に、上記の基布2の裏面からコーティング層4aを形成したパイル糸3からなるシール部材1を配設して振動試験した。この試験では、表1に示すように、変動因子としてコーティング剤4の粘度、コーティング剤4の材質、パイル糸3を構成する繊維の繊度(デニール)を採用して変化させ、基布2の厚みを一定として、試験No.1〜No.8の8種について試験を行い、基布2の厚さ、コーティング層4aの浸透高さ、浸透高さと基布の厚さの差、パイル糸3の毛抜け状態を示す毛抜けレベル、上記の振動試験によるシール性のレベルについて評価した。これらの評価を表1に示す。なお、試験では、コーティング剤4の材質Aおよび材質Bの粘度を4500cp、9000cpの2種類とし、かつ、コーティング剤4の材質Aをアクリル系の素材とし、材質Bをアクリル系のハードタイプの素材とした。これらの基布2の厚さは全て0.85mmとした。
Figure 0005818684
表1に示すように、試験No.4は、コーティング剤4の粘度4500cp、コーティング剤4の材質B、繊維の太さ3.0デニール、基布2の厚さ0.85mm、コーティング剤4の浸透高さ0.65mmである。したがって、浸透高さから基布2の厚さを差し引いた、浸透高さ−基布厚さで示す、パイル糸3への浸透高さ−0.2mmで、コーティング剤の浸透は基布2の内部のみであり、基布の厚さ以上にコーティング剤は浸透しなかった。毛抜けレベルは○であり、毛抜けは見られなかった。さらに、振動の加速度は50m/sec2以上で、シール性は○であり、微小粉体10の漏出は見られず、シール性は良好であった。
試験No.6は、コーティング剤4の粘度9000cp、コーティング剤4の材質A、繊維の太さ3.0デニール、基布2の厚さ0.85mm、コーティング剤4の浸透高さ0.61mmである。したがって、浸透高さから基布2の厚さを差し引いた、浸透高さ−基布厚さで示す、パイル糸3への浸透高さ−0.24mmで、コーティング剤の浸透は基布2の内部のみであり、基布の厚さ以上にコーティング剤は浸透しなかった。毛抜けレベルは○であり、毛抜けは見られなかった。さらに、振動の加速度は50m/sec2以上で、シール性は○であり、微小粉体10の漏出は見られず、シール性は良好であった。
試験No.7は、コーティング剤4の粘度9000cp、コーティング剤4の材質B、繊維の太さ0.5デニール、基布2の厚さ0.85mm、コーティング剤4の浸透高さ0.56mmである。したがって、浸透高さから基布2の厚さを差し引いた、浸透高さ−基布厚さで示す、パイル糸3への浸透高さ−0.29mmで、コーティング剤の浸透は基布2の内部のみであり、基布の厚さ以上にコーティング剤は浸透しなかった。毛抜けレベルは○であり、毛抜けは見られなかった。さらに、振動の加速度は50m/sec2以上で、シール性は○であり、微小粉体10の漏出は見られず、シール性は良好であった。
試験No.8は、コーティング剤4の粘度9000cp、コーティング剤4の材質B、繊維の太さ3.0デニール、基布2の厚さ0.85mm、コーティング剤4の浸透高さ0.46mmである。したがって、浸透高さから基布2の厚さを差し引いた、浸透高さ−基布厚さで示す、パイル糸3への浸透高さ−0.39mmで、コーティング剤の浸透は基布2の内部のみであり、基布の厚さ以上にコーティング剤は浸透しなかった。毛抜けレベルは○であり、毛抜けは見られなかった。さらに、振動の加速度は50m/sec2以上で、シール性は○であり、微小粉体10の漏出は見られず、シール性は良好であった。
上記以外の試験No.1、No.2、No.3およびNo.5は、コーティング剤4の浸透高さが基布2の厚さよりも大きく、したがって、浸透高さから基布2の厚さを差し引いた、浸透高さ−基布厚さで示す、パイル糸3への浸透高さは、同順で+0.42mm、+0.3mm、+0.4mmおよび+0.1mmであり、いずれも+となり、コーティング剤がパイル糸3に浸透した。これらの毛抜けレベルはいずれも×であり、毛抜けが見られた。また、シール性はいずれも△であり、20m/sec2以上〜50m/sec2未満であった。
また、本発明のシール部材1では、コーティング剤4の浸透が地糸2aからなる基布2の厚さt以下に抑えられるので、図1の(a)に示すように、コーティング剤4の浸透高さhは高くとも基布2の厚さtと同じ高さである。したがって、基布2の厚さtを超える高さの部分のパイル糸3の繊維がコーティング剤4からなるコーティング層4aにより固化されることがない。したがって、例えば微小粉体10を入れた容器の回転軸側の容器壁が回転軸の方に圧縮され、この容器壁と回転軸の間に装着されたシール部材1のパイル糸3が圧縮された時でも、図2の(a)に示すように、パイル糸3は基布2の上面のパイル糸3の根元から倒れることができる。その結果、パイル糸3の根元付近の隙間3cが小さくなり、根元付近の隙間3cからの微小粉体10の漏出レベルが良くなり、微小粉体10のシール性が良好となった。
これに対して、従来のシール部材1は、図1の(b)に示すように、コーティング剤4の浸透高さhは地糸2aである基布2の厚さtより大きく、コーティング剤4は基布2の上側のパイル糸3の位置まで浸透し、コーティング層4aを形成してパイル糸3の繊維が固められている。したがって、例えば微小粉体10を入れた容器の回転軸側の容器壁が回転軸の方に圧縮され、この容器壁と回転軸の間に装着されたシール部材1のパイル糸3が圧縮された時に、図2の(b)に示すように、パイル糸3がコーティング層4aで固化されているため、この固化された部分が十分に倒れることが出来なくなる。その結果、パイル糸3の根元の隙間3cが大きくなって微小粉体10が漏れだし、シール性が悪くなった。
従来から基布2の裏面にコーティング剤4を施すことは既知のことであったが、紡績糸や紡糸したパイル糸を用いたシール部材1において、コーティング剤4の浸透性についてまで考慮されていなかった。これに対し、本発明は、地糸2aからなる基布2の厚さt以下にコーティング剤4の浸透性を抑えることで、シール部材1の機能が向上し、さらに、シール部材1を製造する場合の作業性の向上を図ることができることが見出された。
さらに、本発明は、繊維を紡績しあるいは紡糸して製造したパイル糸3を用い、このパイル糸3を、編物や織物からなる基布2およびその基布2の上に形成したループ状のパイル3aまたはループをカットしたカット状のパイル3bからなるシール部材1に、適用するものである。この場合、シール部材1の形状がシート状であるかあるいは円形状であるかとは関係なく、本発明のシール部材1は微小粉体10の漏出を防止するシール部材として適用できるものである。また、近年、電子写真に用いる現像剤などにおいては、微小粉体10であるトナー10aの平均粒径が10μm以下になってきており、それに伴ってシール部材1に適用する繊維の径も細くなってきている。しかし、従来のようなコーティング剤4からなるコーティング層4aのパイル糸3への浸透を考慮しない思想の下では、極細繊維を十分に使いこなすことができない、ということが理論的に判明してきている。これらの点を考慮すると、本発明は極細繊維を使いこなすことを可能とした点も含めて極めてすぐれている。
図3は、本発明で使用可能な3デニールすなわち径が20μm以下であるパイル糸3の断面において、パイル糸3を構成する繊維の径と繊維間の隙間3cの大きさの関係と、この隙間3cに含まれ得る粒子径Rの大きさの関係を模式的に示す。3デニールすなわち20μmの太さの繊維からなるパイル糸3の隙間3cの大きさは、下部のパイル糸3の頂点から上部の左右のパイル糸3、3の当接面までの高さの9.32μmであるが、その隙間3cに入りうる粒子径Rは3.09μmである。さらに、1.0デニールすなわち11μmの太さの繊維からなるパイル糸3の隙間3cの大きさは、下部のパイル糸3の頂点から上部の左右のパイル糸3、3の当接面までの高さの4.03μmであるが、その隙間3cに入りうる粒子径Rは1.7μmである。また、0.5デニールすなわち8μmの太さの繊維からなるパイル糸3の隙間3cの大きさは、下部のパイル糸3の頂点から上部の左右のパイル糸3、3の当接面までの高さの2.93μmであるが、その隙間3cに入りうる粒子径Rは1.24μmである。また、さらに、0.1デニールすなわち4μmの太さの繊維からなるパイル糸3の隙間3cの大きさは、下部のパイル糸3の頂点から上部の左右のパイル糸3、3の当接面までの高さの1.46μmであるが、その隙間3cに入りうる粒子径Rは0.62μmである。したがって、現在使用される径が10μm以下となってきた極微小なトナー10aであっても、その径は3.09μmより大きいので、3デニールすなわち20μmの太さの繊維からなるパイル糸3の隙間3cの径3.09μmを通過することができない。このことからも、本願の発明では、シール部材1を形成するパイル3の繊維を3デニールすなわち20μm以下から0.1デニールすなわち4μmまでの径の繊維とすることが必要であることが判る。
図4にコーティング剤4が基布2の裏面からパイル糸3の側へ浸透する現象を説明するための毛細管現象を示す。すなわち、この毛細管現象と液面からの高さの関係を、図4および下記の計算式である数式を数1として示す。ところで、上記したように、パイル3の繊維を3デニールすなわち20μm以下から0.1デニールすなわち4μmまでの径の繊維としていることから、これらのパイル糸3cの3本で囲まれる繊維間の間隔dは、図3で示す間隙内の円形部の径とするとき、3デニールである20μmの太さのパイル糸3の場合の円形部の径ではd=3.09μmであり、1.0デニールである11μmの太さのパイル糸3の場合の円形部の径ではd=1.7μmであり、0.5デニールである8μmの太さのパイル糸3の場合の円形部の径ではd=1.24μmである。したがって、コーティング剤4が基布2の裏面からパイル糸3の側へ浸透する場合、数1に示す毛細管現象に基づき繊維間隔が狭い方が浸透しやすい。したがって、表1に示すように、繊維間隔が狭くなる繊維太さの細い部材を用いたシール部材1の方が基布2の裏面からパイル糸3の側へ浸透しやすい結果となっている。
(数1)
h=4ηcosθ/〔g(ρ1−ρ2)d〕
ここに、h:浸透高さ、η:表面張力、θ:接触角、g:重力加速度、ρ1:コーティング剤の密度、ρ2:雰囲気の密度、d:繊維間隔である。
本発明のコーティング剤4の基布2の裏面からパイル糸3の側への浸透は、この数式に基づいて進行する。一方、コーティング剤4を上記の表1に基づいて、粘度4500cpもしくは9000cpとし、コーティング剤4の材質Aをアクリル系の素材とし、材質Bをアクリル系のハードタイプの素材として、地糸2aからなる基布2には含浸しても、パイル糸3へ含浸しないものとなる表面張力および密度を有するコーティング剤を選定して使用した。なお、表面張力を制御するために、表面調整剤であるリベリング剤をコーティング剤4に添加すると表面張力を低下させる効果がある。この添加量は一般的には、1%以下の添加量でも表面張力を低下する効果がある。
このリベリング剤の種類としては、アクリル系、ビニル系、シリコーン系、フッ素系がある。このうち、本願発明におけるアクリル系のコーティング剤4に対しては、これと親和性の良好なアクリル系のリベリング剤を使用するものとする。上記した毛細管現象において、溶液にリベリング剤が無添加であるときの図4に示す接触角θは6.6°である。一方、アクリル系リベリング剤(商品番号L−1984−50の楠本化成社製)を0.4%添加した時の接触角θは4.6°で、アクリル系リベリング剤(商品番号LHP−91:楠本化成社製)を0.2%添加した時の接触角θは2.8°である。このように、コーティング剤4に表面調整剤であるリベリング剤を添加することで、コーティング剤4の含浸する繊維との接触角θを小さくする効果があり、その結果、含浸高さは低下する。本願の請求項3に係る発明では、このような意味に基づいて、リベリング剤の添加量を適宜調整して添加する。
さらに、編物のシール部材1の伸縮性を規制した構造とするために、第1の例では、編物の裏側の面に、図6の(a)に示すように、塗布による樹脂コーティング層4cを地糸2aからなる基布2の裏面から塗布してパイル糸3の根元の地糸2aからなる基布2の表面部分まで含浸させてシール部材1に形成する。第2の例では、編物の裏側の面に、図6の(b)に示すように、スプレーによる樹脂スプレーコート層4dを地糸2aからなる基布2の裏面に設けたパイル糸3の根元の地糸2aからなる基布2の表面部分まで含浸させてシール部材1を形成する。第3の例では、図6の(c)に示すように、図6の(a)の基布2の表面部分に樹脂コーティング層を含浸させたシール部材1の裏面に、さらに内部に発泡樹脂弾性体を有し、かつ裏側の外面に剥離紙を有する樹脂シート4eを貼付して形成してシール層4fとし、使用時に裏面側の剥離紙を剥がして発泡樹脂弾性体の樹脂シート4e上に有する高粘度の樹脂層4bからなる粘着剤で、微小粉体10、例えばトナー10aの漏れ出しを防止する箇所に貼付する。これらのシール部材1は所定の引張荷重又は当接摩擦力が作用しても、シール部材1の伸びは5%以下から形成している。図6の(a)の樹脂コーティング層4cまたは図6の(b)の樹脂スプレーコート層に使用する樹脂コーティング剤には、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、オレフィン系樹脂などで、特に伸縮性の少ないアクリル系またはオレフィン系の樹脂である。この場合、弾性体を内在する樹脂シート4eの剥離紙を剥離し、この剥離紙を剥離した樹脂シート4eの弾性体4fを、図6(c)に示すように、編地の伸縮性を規制した高粘度の樹脂層4bからなる裏面に貼付して、微小粉体10の漏れ出し防止箇所に張り合わせることで、微小粉体10の漏れ出しを防止する、従来にない低い当接荷重のシール部材1が得られる。
すなわち、図7の(a)に示すように、例えば弾性体を内在する樹脂シート4eの剥離紙を剥離し、この剥離紙を剥離した樹脂シート4eの弾性体を、図6の(a)に示す編地の伸縮性を規制した高粘度の樹脂層4bである樹脂コーティング層4cの裏面に貼付し、あるいは図7の(b)に示すように、例えば弾性体を内在する樹脂シート4eの剥離紙を剥離し、この剥離紙を剥離した樹脂シート4eの弾性体を、図6の(b)に示す編地の伸縮性を規制した高粘度の樹脂層4bである樹脂スプレーコート層4dの裏面に貼付する。この弾性体を有するシール部材1を、シールを必要とする箇所に適用する。このようにすることで、従来の粉体の漏れ出しを規制するシール部材にない、低い当接荷重において粉体の漏れ出しの防止を向上させている。
さらに、横編みからなるパイルを有する基布2を、アクリルと綿からなる材質のマイクロファイバーにより1インチ当たり28ゲージ、50ステッチの編物として形成した。次いで、この編物の振動試験を周波数50Hz、シール荷重15g/cm2とし、図5に示す試験装置を加振機5により振動して、シール部材1の伸縮性と漏れの実験を行った。この実験結果を伸縮率(%)と耐漏れ加速度(m/s2)を対比して表2に示す。さらに、編物の伸び率(%)を横軸とし、耐漏れ加速度(m/s2)を縦軸として図8のグラフによりパイル編み振動試験として示す。
Figure 0005818684
編物の裏面に、図6の(b)に示すスプレーによる樹脂スプレーコート層4dを形成し、この樹脂スプレーコート層4dのゲージ方向およびステッチ方向の場合と、参考として樹脂スプレーコート層4d無しのゲージ方向ステッチ方向の場合の、各引張り荷重(g)と伸び率(%)の関係を、表3の(a)、(b)に示す。これらの引張り荷重(g)と伸び率(%)の関係を図9に示す。これらの表3と図9に見られるように編物の伸びを評価した結果、樹脂スプレーコートの処理を施さない場合は、僅かな引張り力によって著しく伸びてしまう。これに対し、スプレーによる樹脂スプレーコート層4dを施すことで、著しく伸びを規制することが可能である。
Figure 0005818684
本発明のカット状のパイル糸3bからなるシール部材1に弾性体を有する樹脂シート4eを貼り合わせたときの反発荷重とシール性の関係を、図10の反発荷重(g/cm2)と弾性体のテープを含むシール部材1の底辺からの高さ(mm)との関係のグラフにより示す。この場合、振動試験条件は振動の加速度50m/s2で行った。図10において、漏れ:OKの領域とは、振動の加速度50m/s2でトナー7が外部に漏れないことを指す。したがって、図10に見られるように、本発明の編物である横編みによるカット状のパイル糸3bからなるシール部材1とすることで、漏れない条件の使用範囲が弾性体のテープを含むシール部材1の底辺からの高さを3.5mmまで拡大できることが判った。
編物の裏面に形成の伸縮性を規制した高粘度の樹脂層4bの下面に、粉体の漏れ出しを規制する弾性体を有する樹脂シート4eを設ける場合、この弾性体として独立気泡の発泡体とすることで粉体の漏れ防止に対する閉塞力を最も高くできた。図11に示すように、弾性体の発泡体が仮に連続気泡であっても、圧縮率50%以上の当接荷重で、30m/s2の加速度の振動に耐えることができた。すなわち50%圧縮荷重以上もしくは圧縮荷重10g/cm2〜500g/cm2の範囲の当接荷重において、30m/s2の加速度の振動の下で微小粉体10の漏れ出しが防止できた。なお、図11において、弾性体である、ゴム系スポンジAは密度100kg/m3、ゴム系スポンジBは密度140kg/m3、ゴム系スポンジCは100kg/m3、ウレタンフォームAは28kg/m3、ウレタンフォームBは32kg/m3、ウレタンフォームCは57kg/m3からなるものであった。
1 シール部材
2 基布
2a 地糸
3 パイル糸
3a ループ状のパイル糸
3b カット状のパイル糸
3c 隙間
4 コーティング剤
4a コーティング層
4b 樹脂層
4c 樹脂コーティング層
4d 樹脂スプレーコート層
4e 樹脂シート
4f シール層
5 加振機
6 アングル
7 容器
8 カバー
9 センサー
10 微小粉体
10a トナー
h 浸透高さ
t 基布の高さ
R 粒子径

Claims (4)

  1. 微小粉体を用いる装置の回転体もしくは微小粉体であるトナーを用いる画像形成装置の回転体の機械的に裁断されたシール部材において、シール部材は、編物もしくは織物の地糸からなる基布と、基布の地糸の絡みもしくは地糸の支持により基布の表面に形成したループ状のパイル糸もしくはカット状のパイル糸と、コーティング剤を塗布した基布の裏面からパイル糸側へ浸透したコーティング層からなり、この基布の裏面から浸透したコーティング剤の浸透高さがパイル糸を支持する地糸の高さすなわち地糸で構成の基布の厚みと同じか小さいことを特徴とする回転体から微小粉体の漏出を防止するシール部材。
  2. 基布の表面に形成したループ状のパイル糸もしくはカット状のパイル糸は少なくとも複数本以上の繊維の紡績もしくは紡糸から形成したパイル糸であり、このパイル糸に用いる繊維は3デニールすなわち20μm以下から0.1デニールすなわち4μmまでの太さの繊維を少なくとも含むパイル糸からなり、基布の裏面から浸透したコーティング剤によるコーティング層を有していることを特徴とする請求項1に記載の回転体から微小粉体の漏出を防止するシール部材。
  3. 基布の裏面から浸透したコーティング剤によるコーティング層はシール部材に浸透するコーティング剤の高さをパイル糸に用いる繊維の太さ、コーティング剤の粘度、コーティング剤の材質、コーティング剤に添加するリベリング剤の添加量、並びにコーティング後から乾燥までの時間によって定まる基布の裏面からパイル糸側へ浸透するコーティング剤の浸透高さを基布の地糸内に制御して限定したコーティング層を有するシール部材であることを特徴とする請求項2に記載の回転体から微小粉体の漏出を防止するシール部材。
  4. 基布の裏面からパイル糸側へ浸透するコーティング剤の浸透高さを基布の地糸内に制御して限定したコーティング層を有するシール部材は、編物もしくは織物の地糸からなる基布の裏側面に形成した伸縮性を規制した高粘度の樹脂層の裏面に、さらに配設したシート層からなる弾性体を有することを特徴とする請求項3に記載の回転体から微小粉体の漏出を防止するシール部材。
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