JP5818532B2 - 田植機 - Google Patents
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Description
前記苗載台の上部位置の前記マット状苗の存否を判別する上部存否センサと、前記苗載台の下部位置の前記マット状苗の存否を判別する下部存否センサと、前記走行機体の走行距離を計測する走行距離計測手段とを備え、
前記苗消費率演算手段が、前記走行距離計測手段の計測結果と、前記上部存否センサの検知に基づくカウントにより得られたマット状苗の枚数とに基づいて演算を行い、演算結果を報知手段に出力する出力処理を行うように構成され、
前記下部存否センサでマット状苗を検出しない場合に報知を行う報知処理手段を備え、
肥料を貯留する肥料ホッパーと、前記肥料ホッパーに貯留された肥料を所定量ずつ繰り出して圃場に供給する繰出機構と、前記肥料ホッパーに貯留される肥料の残量を計測する肥料残量センサと、前記走行距離計測手段の計測結果と前記肥料残量センサの計測結果に基づいて、植付け作業時において設定面積あたりの肥料消費量を演算してその演算結果を前記報知手段に出力する肥料消費率演算手段とを備え、
前記植付機構の植付作動時におけるマット状苗の消費率を、アクチュエータの作動により調節する調節機構と、
植付け作業時における設定面積に対するマット状苗の消費率を設定する目標設定手段と、
前記苗消費率演算手段の演算結果に基づいて、前記目標設定手段で設定された消費率と前記苗消費率演算手段にて演算された消費率との偏差が設定値を超える場合には、前記目標設定手段で設定された消費率で前記マット状苗を消費するように前記調節機構を制御し、前記偏差が前記設定値を超えない場合には、前記調節機構を制御せずマット状苗の消費率を変更させない調節機構制御手段とを備えている点にある。
従って、植付け作業時で設定面積あたりのマット状苗の消費率を確実に把握でき、苗残量の低下も確実に検知する田植機が構成された。
そして、苗消費率演算手段の演算結果に基づいて得られた消費率と、目標設定手段で設定された消費率との偏差に基づいて、アクチュエータの作動により目標設定手段で設定された消費率で苗を消費するように調節機構制御手段が調節機構を制御する。これにより、作業者が消費率を調整しなくとも目標とする消費率での苗植付が実現する。
図1〜図3に示すように、走行車輪として左右一対の前車輪1と左右一対の後車輪2とを有した走行機体Aの中央に運転座席3を備え、この走行機体Aの後端にリンク機構Lを介して昇降自在に苗植付装置Bを連結し、植付け作業時に圃場に肥料を供給する施肥装置Cを備えて乗用型の田植機が構成されている。
苗植付装置Bは、植付爪18Aでマット状苗Wの下端から苗を切り出して植付を行うため、マット状苗Wは下端から消費され、上下方向の寸法が短くなる。このマット状苗Wの存否を判別するため苗載台15の上部位置に上部存否センサS1を備え、下部位置に下部存否センサS2を備えている。
この田植機では、運転座席3の前方位置のメータパネルPの上部位置に報知手段として液晶型のモニタ31が配置されている。また、作業時において設定面積に対するマット状苗Wの消費枚数を演算する苗消費量演算処理を行い、この処理結果等をモニタ31に表示する表示処理を行うと共に、設定面積に対するマット状苗Wの消費枚数を設定枚数に維持する取量調節制御を行い、施肥装置Cにおいて設定面積に対する肥料の消費量を目標量に維持する繰出量調節制御を行う制御装置30を走行機体Aに備えている。図7には制御装置30の入力系と出力系とを含む制御系の構成の概要を示しており、以下に制御系の構成と処理形態とを説明する。
図8に示すように、走行距離計測手段51は、植付クラッチセンサ35からの信号により植付クラッチDが入り状態にある場合における車軸回転センサ32の信号を取得して計測値を出力する。スリップ率検出手段52はマーカー回転センサ33からの計測値と、走行距離計測手段51からの計測値との差に基づいてスリップ率を演算して出力する。尚、スリップ率検出手段52は、スリップ率を常に演算する必要はなく、例えば、マーカー46が圃場面に接触する状態で設定時間だけスリップ率を演算するように処理形態を設定しても良い。尚、走行距離計測手段51として、例えば、GPSを用いて走行機体Aの走行距離を計測しても良い。
図9に示すように報知処理手段61は、複数の下部存否センサS2からの信号を取得して、その情報をモニタ31に表示する。この表示では苗載台15の各条にマット状苗Wが存在することを下部存否センサS2で検知する場合には警報ランプ43を消灯状態に維持すると共に、モニタ31にマット状苗Wが存在することを示す情報を表示する。
図10に示すように、肥料消費率演算手段58は、走行距離情報と、肥料残量センサ36とからの情報に基づいて肥料消費率情報を演算して出力する。肥料消費率目標設定手段59は、モニタ31に設定画面情報を表示し、この表示に基づいて作業者が入力した値を肥料消費率目標情報として出力する。繰出量制御手段60は、肥料消費率情報と肥料消費率目標情報との偏差に基づいて、肥料消費率情報を肥料消費率目標に合致されるように繰出量調節機構42を制御して繰出量を調節する。
このように本発明の田植機では、苗の植付けを行う際に、作業者がモニタ31のタッチパネル31Tに指を接触させる等簡単な操作により、圃場の単位面積あたりのマット状苗Wの消費枚数(苗消費率目標情報)と、単位面積あたりの肥料の消費量(重量・肥料消費率目標情報)との設定が可能である。この設定の後にはモニタ31に対してマット状苗Wの消費率(苗消費率情報)と目標とする消費率(消費率目標情報)とが数値として表示されるため、マット状苗Wの消費状況を視覚により確認できる。
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い。
15 苗載台
24 貯留ホッパー
25 繰出機構
31 報知手段(モニタ)
36 肥料残量センサ
41 調節機構(取量調節機構)
51 走行距離計測手段
52 スリップ率検出手段
53 補正手段(走行距離補正手段)
55 苗消費率演算手段
56 目標設定手段(苗消費率目標設定手段)
57 調節機構制御手段(苗取量制御手段)
58 肥料消費率演算手段
61 報知処理手段
A 走行機体
Bp 植付機構
S1 上部存否センサ
S2 下部存否センサ
W マット状苗
Claims (2)
- 走行機体の走行に同期して苗載台に載置されたマット状苗の下端から苗を切り出して圃場面に植付ける植付機構を備え、植付け作業時において設定面積あたりのマット状苗の消費率を演算する苗消費率演算手段を備えている田植機であって、
前記苗載台の上部位置の前記マット状苗の存否を判別する上部存否センサと、前記苗載台の下部位置の前記マット状苗の存否を判別する下部存否センサと、前記走行機体の走行距離を計測する走行距離計測手段とを備え、
前記苗消費率演算手段が、前記走行距離計測手段の計測結果と、前記上部存否センサの検知に基づくカウントにより得られたマット状苗の枚数とに基づいて演算を行い、演算結果を報知手段に出力する出力処理を行うように構成され、
前記下部存否センサでマット状苗を検出しない場合に報知を行う報知処理手段を備え、
肥料を貯留する肥料ホッパーと、前記肥料ホッパーに貯留された肥料を所定量ずつ繰り出して圃場に供給する繰出機構と、前記肥料ホッパーに貯留される肥料の残量を計測する肥料残量センサと、前記走行距離計測手段の計測結果と前記肥料残量センサの計測結果に基づいて、植付け作業時において設定面積あたりの肥料消費量を演算してその演算結果を前記報知手段に出力する肥料消費率演算手段とを備え、
前記植付機構の植付作動時におけるマット状苗の消費率を、アクチュエータの作動により調節する調節機構と、
植付け作業時における設定面積に対するマット状苗の消費率を設定する目標設定手段と、
前記苗消費率演算手段の演算結果に基づいて、前記目標設定手段で設定された消費率と前記苗消費率演算手段にて演算された消費率との偏差が設定値を超える場合には、前記目標設定手段で設定された消費率で前記マット状苗を消費するように前記調節機構を制御し、前記偏差が前記設定値を超えない場合には、前記調節機構を制御せずマット状苗の消費率を変更させない調節機構制御手段とを備えている田植機。 - 前記走行距離計測手段が、前記走行機体に備えた走行車輪の回転量から走行距離を計測するように処理形態が設定され、前記走行車輪のスリップ率を検出するスリップ率検出手段を備え、このスリップ率検出手段で検出されたスリップ率に基づいて前記走行距離計測手段で計測した走行距離を補正する補正手段を備えている請求項1に記載の田植機。
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