JP2007122244A - 作業車両 - Google Patents

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玉井  利男
Takuya Okada
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Abstract

【課題】作業車両の走行中及び走行車体に連結される作業装置の実作動時間を正確にカウントして作業時間の計測を行うことができる作業車両を提供すること。
【解決手段】作業時間(実際にエンジン20が駆動している状態、作業車両1が作動している状態又は苗植付部4の苗植付装置52が作動している状態にある時間)を計測する作業時間カウンターを備え、(1)走行車体2の走行停止状態に連動して作業時間カウンターによる作業時間の計測を中断させるか、(2)エンジン20の非駆動状態に連動させて作業時間カウンターの作業時間の計測を中断させるか、又は(3)苗植付部4の苗植付装置52の作動停止状態に連動させて作業時間カウンターの計測を中断させる制御装置100を備えたエンジン20を搭載して走行する走行車体2と該車体2に連結した苗植付部4を備えた作業車両である。
【選択図】図4

Description

本発明は、エンジンにより走行する走行装置を連結した苗植付部などの作業装置を備えた作業車両に関する。
乗用型田植機などの作業車両の操縦席には運転用の表示パネルが備えられており、各種の作業モードの設定、作業状態、走行速度、燃料量などの表示が行われる。
前記表示項目の中には苗植付と肥料の施肥や薬剤の薬剤散布などの農作業の作業時間、車両の走行距離も含まれている。
特開2002−272221号公報
上記特許文献1記載の作業車両の表示パネルで表示される作業時間は、エンジンキーを入れるとアワーメータが作動して作業時間のカウントが始まる方式である。
しかし、この方式ではエンジンが作動中は常に作業時間がカウントされているので、たとえば走行装置が前進や後進でなく中立状態にある場合も作業時間のカウントが行われている。そのため、実際に作業している時間を正確にカウントしていない問題点があった。
そこで、本発明の課題は、作業車両の走行中及び走行車体に連結される作業装置の実作動時間を正確にカウントして作業時間の計測を行うことができる構成を提供することである。
請求項1記載の発明は、エンジン(20)を搭載して走行する走行車体(2)と該走行車体(2)に連結した作業装置(4)を備えた作業車両において、作業時間を計測する作業時間計測手段と、走行車体(2)の走行停止状態に連動して前記作業時間計測手段による作業時間の計測を中断させる制御装置(100)を備えた作業車両である。
請求項2記載の発明は、前記制御装置(100)は、エンジン(20)の非駆動状態に連動させて前記作業時間計測手段の作業時間の計測を中断させる制御機構を備えた請求項1記載の作業車両である。
請求項3記載の発明は、前記制御装置(100)は、作業装置(4)の作動停止状態に連動させて前記作業時間計測手段の作業時間の計測を中断させる制御機構を備えた請求項1記載の作業車両である。
請求項1〜3記載の発明によれば、エンジン(20)が駆動状態であっても、作業車両が走行していないとき、又は走行していても作業装置(4)が作動停止しているときに、作業時間の計測を中断するので、実際にエンジン(20)が駆動している状態、作業車両が作動している状態又は作業装置(4)が作動している状態にある時間(本明細書ではこれを作業時間ということにする。)が正確にカウントされるために、作業者の作業管理、労務管理をする際に実態を従来に比べてより正確に反映させることができる。
以下、図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1及び図2は本発明を用いた一実施例である粉粒体繰出し装置として施肥装置を装着した施肥装置付き乗用型田植機を表している。図1には、本発明の一実施例の施肥装置付き乗用型田植機の側面図を示し、図2には、図1の施肥装置付き乗用型田植機の平面図を示す。なお、本明細書では乗用型田植機の前進方向を向いて左右方向をそれぞれ左、右と言い、前進方向を前、後退方向を後と言うことにする。
この施肥装置付き乗用型田植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して苗植付部4が昇降可能に装着され、走行車体2の後部上側に施肥装置5の本体部分が設けられている。
走行車体2は、駆動輪である左右一対の前輪10、10及び左右一対の後輪11、11を備えた四輪駆動車両であって、機体の前部にミッションケース12が配置され、そのミッションケース12の左右側方に前輪ファイナルケース13、13が設けられ、該左右前輪ファイナルケース13、13の操向方向を変更可能な各々の前輪支持部から外向きに突出する左右前輪車軸に左右前輪10、10が各々取り付けられている。また、ミッションケース12の背面部にメインフレーム15の前端部が固着されており、そのメインフレーム15の後端左右中央部に前後水平に設けた後輪ローリング軸を支点にして後輪ギヤケース18、18がローリング自在に支持され、その後輪ギヤケース18、18から外向きに突出する後輪車軸に後輪11、11が取り付けられている。
エンジン20はメインフレーム15の上に搭載されており、該エンジン20の回転動力が、第一ベルト伝動装置21及びHST(油圧式無段変速装置)23を介してミッションケース12に伝達される。ミッションケース12に伝達された回転動力は、該ケース12内のトランスミッションにより変速された後、走行動力と外部取出動力に分離して取り出される。そして、走行動力は、一部が前輪ファイナルケース13、13に伝達されて前輪10、10を駆動すると共に、残りが後輪ギヤケース18、18に伝達されて後輪11、11を駆動する。また、外部取出動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケース25に伝達され、それから植付伝動軸26によって苗植付部4へ伝動されるとともに、施肥伝動機構27によって施肥装置5へ伝動される。
エンジン20の上部はエンジンカバー30で覆われており、その上に座席31が設置されている。座席31の前方には各種操作機構を内蔵するフロントカバー32があり、フロントカバー32には表示パネル33が設けられ、またフロントカバー32の上方に前輪10、10を操向操作するハンドル34が設けられている。エンジンカバー30及びフロントカバー32の下端左右両側は水平状のフロアステップ35になっている。フロアステップ35は一部格子状になっており(図2参照)、該ステップ35を歩く作業者の靴についた泥が圃場に落下するように成っている。フロアステップ35上の後部は、後輪フェンダを兼ねるリヤステップ36となっている。
また、走行車体2の前部左右両側には、補給用の苗を載せておく予備苗載台38、38が機体よりも側方に張り出す位置と内側に収納した位置とに回動可能に設けられている。
昇降リンク装置3は平行リンク構成であって、1本の上リンク40と左右一対の下リンク41、41を備えている。これらリンク40、41、41は、その基部側がメインフレーム15の後端部に立設した背面視門形のリンクベースフレーム42に回動自在に取り付けられ、その先端側に縦リンク43が連結されている。そして、縦リンク43の下端部に苗植付部4に回転自在に支承された連結軸44が挿入連結され、連結軸44を中心として苗植付部4がローリング自在に連結されている。メインフレーム15に固着した支持部材と上リンク40に一体形成したスイングアーム45の先端部との間に昇降油圧シリンダ46が設けられており、該シリンダ46を油圧で伸縮させることにより、上リンク40が上下に回動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢のまま昇降する。
苗植付部4は6条植の構成で、フレームを兼ねる伝動ケース50、マット苗を載せて左右往復動し苗を一株分づつ各条の苗取出口51a、…に供給するとともに横一列分の苗を全て苗取出口51a、…に供給すると苗送りベルト51b、…により苗を下方に移送する苗載台51、苗取出口51a、…に供給された苗を苗植付具52aで圃場に植付ける苗植付装置52、…、次行程における機体進路を表土面に線引きする左右一対の線引きマーカ53、53等を備えている。苗植付部4の下部には中央にセンターフロート55、その左右両側にサイドフロート56、56がそれぞれ設けられている。これらフロート55、56、56を圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、フロート55、56、56が泥面を整地しつつ滑走し、その整地跡に苗植付装置52、…により苗が植付けられる。各フロート55、56、56は圃場表土面の凹凸に応じて前端側が上下動するように回動自在に取り付けられており、植付作業時にはセンターフロート55の前部の上下動が上下動検出機構57により検出され、その検出結果に応じて前記昇降油圧シリンダ46を制御する油圧バルブを切り替えて苗植付部4を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。
施肥装置5は、肥料タンク60に貯留されている粒状の肥料を繰出部61、…によって一定量づつ繰り出し、その肥料を施肥ホース62、…でフロート55、56、56の左右両側に取り付けた施肥ガイド63、…まで導き、施肥ガイド63、…の前側に設けた作溝体64、…内の吐出口59、…から苗植付条の側部近傍に形成される施肥構内に落とし込むようになっている。電動モータ66で駆動のブロア67で発生させたエアが、左右方向に長いエア搬送管68を経由して施肥ホース62、…に吹き込まれ、施肥ホース62、…内の肥料を風圧で強制的に搬送するようになっている。
ハンドル34の近傍にはエンジン動力を圧油の吐出圧に変えて走行速度の調整を行うHST23の変速操作及び高速の路上走行速と低速の作業速とを選択するためにミッションケース12内のギア式変速装置のギアの切替操作を行う変速レバー24が設けられている。
次に本実施例の特徴である図3に示す中央演算装置(CPU)100で行う作業時間の積算方法について説明する。
図4には作業時間の積算方法の一実施例のフローチャートに示すが、作業車両のメインスイッチを「入」にしてエンジン20を始動させる。このとき、変速レバー24の操作位置がニュートラル位置でないときには表示パネル33に作業時間を表示するためにアワーメータ107を作動させて作業車両の作業時間としてカウントし、作業時間を表示パネル33の該当箇所に表示する。また、変速レバー24の操作位置がニュートラル位置ではアワーメータ107を作動させないでオフタイムとして作業時間としてカウントしない。
なお、前記変速レバー24がニュートラル位置に一定時間以上保持されていることを条件にアワーメータ107が作動を中断し、また前記変速レバー24または前後進切替レバー28がニュートラル位置にない状態で一定時間以上保持されていることを条件にアワーメータ107が作動する制御機構とすることで、作業時間の計測制御を安定して行える。
また、メインスイッチをオンさせても、エンジン20が始動していないとアワーメータ107を作動させないようにする構成にすることでも作業時間の計測制御を安定して行える。なお、エンジン20の始動はエンジン回転センサ109で検出することができる。
このとき、メインスイッチをオンさせても、エンストなどでエンジン20が一時的に停止しても停止時間が極短時間であればアワーメータ107の作動を停止させないようにする構成にしても良い。
また、図5には作業時間の積算方法の一実施例のフローチャートを示すが、メインスイッチをオンさせた後にエンジン20を始動させると、ブレーキペダル29がロック位置又は駐車ブレーキ位置にあるときには、アワーメータ107を作動させないで、この間は作業時間としてカウントしない。同様にメインクラッチペダル(図示しないがメインクラッチが切れる機能を有するペダルの一種)がロック位置や切り位置にあるとオフタイムとしてアワーメータ107を作動させない。
メインスイッチをオンさせた後にエンジン20を始動させたとき、メインクラッチペダルがロック位置や切り位置にある状態で一定時間が経過した後に初めてオフタイムとしてアワーメータ107の作動を中断させてもよい。
さらに、図6には作業時間の積算方法の一実施例のフローチャートに示すが、メインスイッチをオンさせた後でエンジン20の始動があると、苗植付装置52の苗植付クラッチ(図示せず)が作動状態に有るとき以外は、オフタイムとしてアワーメータ107を作動させない。この場合は作業時間としてカウントは苗植付装置52が作動している時間をカウントし、苗植付装置52を用いる作業をしないで単に田植機が走行しているだけの場合は作業時間と見なさないからである。
さらに、上記各実施例の制御機構は、メインスイッチをオンさせた後、エンジン20が駆動中でエンジン20の回転数変化が一定時間の間になければ、走行停止等の無負荷状態でエンジン20が駆動しているか、エンジン20に故障などが生じたものと推定されるのでオフタイムとし、アワーメータ107を作動させない。しかしその後、エンジン20の回転数変化が一定時間で変化すると作業時間のカウントを再開させる構成としても良い。
以上のように図4〜図6などに示すフローで、エンジン20の非駆動状態だけでなく、作業車両が走行していないとき、又は走行していても苗植付部4の苗植付装置52などが作動停止しているときに連動して作業時間の計測を中断するので、実際にエンジンが駆動している状態で作業車両又は苗植付部4が作動している状態にある時間が正確にカウントされるために、作業者の作業管理、労務管理をする際に実態を従来に比べてより正確に反映させることができる。
次に前記作業時間をカウントする時計機能を備えた田植機において、圃場条件、気候、天候により苗の植付作業を容易にする制御機構について説明する。
前記時計機能だけでなく温度と湿度を測定できる温・湿度計8を走行車体2上に備え、高温、乾燥時には一定時間毎に苗の水補給を促す警告を表示パネル33のモニター画面に出すか、警報、警告灯(図示せず)などで作業者に報知する制御機構を備えた構成とすることができる。これは苗が高温、乾燥によりしおれて圃場への植付不良となるのを防ぐためである。
また、前記温・湿度計8により、多湿時には一定時間毎に肥料詰まりのチェックを促す警告(モニター、ボイス、ブザー)を出すようにして、吸湿した肥料が施肥ホース62内などで詰まることを防止する。
また、上記温・湿度計8を備えておくことで、田植えに適さないような低温時には苗枯れ防止のために、朝から昼であれば、もう少し時間をおいた後に田植えをするような指示をし、また、夕方であれば明日に田植えを延ばすように警告(モニター、ボイス、ブザー等)を出す構成とすることもできる。
このとき、作業車両の試運転時からの積算作業時間に基づき、注油やオイル交換等のメンテナンス時期を表示パネル33のモニター画面に表示させた構成により、メンテナンスをより確実に実行できる。
さらに、旋回制御等の車速センサ(後輪への伝動軸の回転を検出するセンサなど)及び苗植付クラッチなどとの組み合わせにより時間当たりの作業面積を算出し、携帯電話等をフロントカバーの専用端子(図示せず)に接続し、自動的に補助者に作業進捗データを送信する構成とすることで補給苗、補給肥料の準備、苗や肥料の運搬を効率よく行うことが可能となる。
この構成は、特に大規模農家や請負農家等で作業能率を管理することにより作業効率の向上が図れる。
図7(a)には本実施例による施肥装置付き乗用型田植機1の施肥装置5の平面図を示し、図7(b)には図7(a)のS1−S1の断面図を示す。図7に示すように、施肥量が調整可能な上記施肥機において、繰出ロール73(73A、73B)が回転する回転中心にある繰出ロール軸103と一体回転する繰出ロールギア96を繰出ロール軸103の端部に設けている。そして繰出ロールギヤ96の筒87にある入力ギアとの噛合部(繰出ロールギヤ96の基部側)とは繰出ロール73A,73Bを挟んで反対側に、センサーギア98がボルト106により繰出ロール軸103と連結されており、繰出ロールギヤ96が作動すると、繰出ロールギヤ96に連結しているセンサーギア98も同様に作動する。また、繰出部ケース99の前側にセンサーギア98の回転を感知する回転センサ97を配置している。そして回転センサ97が、繰出ロール73の回転数を読み取って、CPU(100)により施肥量を表示パネル33上に表示できる構成である。
また、図7(a)に示すように、回転センサ97は繰出ロール73の中心位置より下部に配置している。そして図7(b)に示すように繰出部ケース99は、点線Cで上下に分割可能で、上側部分99aはワンタッチ式止め具102で固定されており、該ワンタッチ式止め具102を解除すれば上側部分99aが外れて、メンテナンスができるような構成としても良い。そして固定側である下側部分99bに回転センサ97を設ければ良い。
本構成を採用することにより、繰出ロール73の組み立て体の取り付け、取り外しが可能となり、繰出ロール73の組み立て体はワンタッチ式止め具102で位置固定ができ、センサーギヤ98と回転センサ97の隙間が一定となり、精度の誤差が生じることを防止できる。また、繰出部ケース99は、上側部分99aを外して、メンテナンスができ、更に固定側である下側部分99bに回転センサ97を設けているので、回転センサ97は外れにくく、位置が安定し、検出精度も向上する。そして取り外す部分が繰出部ケース99の上側部分99aだけなので、小型であり、コンパクトな構成となる。また取り外しも容易にできる。
また、繰出ロールギヤ96の内部にセンサーシャフト101を固定ピン104にて固定して、繰出ロールギヤ96とセンサーシャフト101を一体可能な構成とし、繰出ロールギヤ96の基部側とは反対側にセンサーギヤ98を取付可能な構成としても良い。固定方法は、上記固定ピン104に限らず、例えばネジ、接着剤など、固定できる手段であれば、限定しない。
また、繰出ロール73と繰出ロールギヤ96とセンサーギヤ98とセンサーシャフト101を一体化した繰出ロール73の組み立て体をセンサーギア98が単条クラッチ88の繰出ロール73に対して反対側に位置するよう配置し、回転センサ97を施肥機装置の空間部分に設けている。
車速センサにより算出される作付面積、温・湿度計により算出される気温と湿度、及び肥料繰出量を回転センサ97により算出される肥料繰出量をそれぞれ単位時間当たりの値で記憶させておくことにより、苗の植付時のデータを後日必要に応じて取り出すことを可能にした。
請負契約による穀物の収穫作業時等で収量が予定した量より少なかった場合等の問題が生じた場合に、前記苗植付時のデータがあれば、問題上の解決を図る糸口となる。
車速センサ及び植付クラッチの組み合わせにより、単位時間当たりの作業面積を算出し、図8に示す表示パネル33の画面等に棒グラフ状の表示部108などで能率表示させるようにした。その結果、大規模農家や作業を請負契約をした農家等で作業能率を管理することにより効率を向上させることができる。
以上のようなCPU100を備えた田植機は、大規模農家や請負農家等で作業者の労務管理や農業資材(苗、肥料等)の供給時期等の管理を容易に行うことができる。
次に特に高齢作業者の作業安全性に配慮したCPU100を備えた作業車両に付いて説明する。
図9のフローチャートに示すように、時計機能を有する田植機において作業者が運転中に倒れた場合、畦に衝突したり乗り越えたりするのを防止するために、前行程の苗植付装置52の植付クラッチの「入」から「切」までの時間(植付クラッチ「入」状態継続時間)をカウントしておき、次行程で前行程の苗植付クラッチの「入」状態継続時間を超えた場合、警告ブザーを鳴らし、ブザー停止ボタンを一定時間内に押さなかった場合はエンジン20を自動停止を行うようにした制御機構である。
また、図10のフローチャートに示すように、時計機能を有する田植機において作業者が運転中に倒れた場合、畦に衝突したり乗り越えたりするのを防止するために、前行程の苗植付部4の下げ(苗の植付作業状態)があってから上げ(苗の非植付作業状態)までの時間をカウントしておき、次行程で前行程の苗の植付作業状態の継続時間を超えた場合に警告ブザーを鳴らし、ブザー停止ボタンを一定時間内に押さなかった場合は、エンジン自動停止を行うようにした制御機構である。
さらに図11のフローチャートにも特に高齢作業者の安全性の向上のための制御機構を示す。時計機能を有する田植機において、作業者が運転中倒れた場合に畦に衝突したり乗り越えたりするのを防止するために、前行程の旋回操作(ハンドル切れ角センサで判定する)から次の旋回操作までの継続時間(2つの旋回操作の間の継続時間)をカウントしておき、次行程で前記継続時間を超えた場合に警告ブザーを鳴らし、それ以後においてブザー停止ボタンを一定時間内に押さなかった場合は、エンジン20の自動停止を行うようにした制御機構を設ける。
本発明の作業車両は労務管理、作業管理ができ、また高齢者に配慮した農作業機として産業上の利用可能性が高い。
本発明の一実施例の乗用型田植機の側面図である。 図1の乗用型田植機の平面図である。 図1の乗用型田植機の制御ブロック図である。 図1の乗用型田植機の時計機能の制御機構のフロー図である。 図1の乗用型田植機の時計機能の制御機構のフロー図である。 図1の乗用型田植機の時計機能の制御機構のフロー図である。 図7(a)は図1の乗用型田植機の施肥装置の平面図であり、図7(b)は図7(a)のS1−S1の断面図である。 図1の乗用型田植機の表示パネルの一例を示す図である。 図1の乗用型田植機の時計機能の制御機構のフロー図である。 図1の乗用型田植機の時計機能の制御機構のフロー図である。 図1の乗用型田植機の時計機能の制御機構のフロー図である。
符号の説明
1 施肥装置付き乗用型田植機 2 走行車体
3 昇降リンク装置 4 苗植付部
5 施肥装置 8 温・湿度計
10 前輪 11 後輪
12 ミッションケース 13 前輪ファイナルケース
15 メインフレーム 18 後輪ギヤケース
20 エンジン 21 第一ベルト伝動装置
23 HST 24 変速レバー
25 植付クラッチケース 26 植付伝動軸
27 施肥伝動機構 29 ブレーキペダル
30 エンジンカバー 31 座席
32 フロントカバー 33 表示パネル
34 ハンドル 35 フロアステップ
36 リヤステップ(フェンダ) 38 予備苗載台
40 上リンク 41 下リンク
42 リンクベースフレーム 43 縦リンク
44 連結軸 45 スイングアーム
46 昇降油圧シリンダ 50 伝動ケース
51 苗載台 51a 苗取出口
51b 苗送りベルト 52 苗植付装置
52a 苗植付具 53 線引きマーカ
55 センターフロート 56 サイドフロート
57 上下動検出機構 59 吐出口
60 肥料タンク 61 繰出部
62 施肥ホース 63 施肥ガイド
64 作溝体 66 電動モータ
67 ブロア 68 エア搬送管
73、73A、73B 繰出ロール
87 筒 88 単条クラッチ
96 繰出ロールギヤ 97 回転センサ
98 センサーギア 99 繰出部ケース
99a 繰出部ケース上側部分 99b 繰出部ケース下側部分
100 中央演算装置(CPU) 101 センサーシャフト
102 ワンタッチ式止め具 103 繰出ロール軸
104 固定ピン 106 ボルト
107 アワーメータ 108 作業能率表示部
109 エンジン回転センサ

Claims (3)

  1. エンジン(20)を搭載して走行する走行車体(2)と該走行車体(2)に連結した作業装置(4)を備えた作業車両において、
    作業時間を計測する作業時間計測手段と、走行車体(2)の走行停止状態に連動して前記作業時間計測手段による作業時間の計測を中断させる制御装置(100)を備えたことを特徴とする作業車両。
  2. 前記制御装置(100)は、エンジン(20)の非駆動状態に連動させて前記作業時間計測手段の作業時間の計測を中断させる制御機構を備えたことを特徴とする請求項1記載の作業車両。
  3. 前記制御装置(100)は、作業装置(4)の作動停止状態に連動させて前記作業時間計測手段の作業時間の計測を中断させる制御機構を備えたことを特徴とする請求項1記載の作業車両。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010046013A (ja) * 2008-08-21 2010-03-04 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 移植機
JP2015149942A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 井関農機株式会社 苗移植機

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