JP2015139377A - 苗移植機 - Google Patents
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Abstract
Description
すなわち、請求項1記載の発明は、走行車体(2)に、圃場に複数条の苗を植付ける昇降自在の苗植付装置(4)と、この苗植付装置(4)の下部で、圃場面に接地するフロート(55…)と、圃場に肥料を供給する施肥装置(5)と、肥料を土壌に入れ込む溝を形成する複数の作溝部材(64、…)と、前記施肥装置(5)から、これらの作溝部材(64、…)に亘って肥料を案内する複数の肥料案内部材(62、…)と、これら肥料案内部材(62、…)に肥料の詰まりを検知する詰まり検知部材(101、…)と、を備え、前記施肥装置(5)には、所定量ずつ肥料を繰出す繰出し部材(73、…)と、この繰出し部材(73…)の肥料繰出し量を検知する繰出し量検知部材(102、…)と、この肥料繰出し量から圃場に撒かれた施肥量を記録する施肥量記録装置(103)と、を設け、前記詰まり検知部材(101)からの信号により、制御装置(100)が肥料の詰まりが生じたと検知したとき、前記施肥量記録装置(103)内の施肥量データを、詰まりが生じている条に対して補正をすることを特徴とする苗移植機である。
本件に示す苗移植機の走行車体2の後方に設けられた苗植付装置4は8条植の構成で、フレームを兼ねる苗植付伝動ケース50、マット苗を載せて左右往復動し苗を一株分ずつ各条の苗取出口51a、…に供給するとともに横一列分の苗を全て苗取出口51a、…に供給すると苗送りベルト51b、…により苗を下方に移送する苗載置部51、苗取出口51a、…に供給された苗を取り圃場に植付ける苗植込杆52、…、この苗植込杆52を回転させる植付回転軸等を備えている。苗植付装置4の下部には、圃場面に接地する複数のフロート55を設ける。このフロートは、中央にセンターフロート55a、その左右両側にミドルフロート55c、55cとサイドフロート55b、55bを設ける構成で、これらフロート55…を圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、該各フロート55…が泥面を整地しつつ滑走し、その整地跡に苗植込杆52、…により苗が植付けられる。各フロート55…は圃場表土面の凹凸に応じて前端側が上下動するように回動自在に取り付けられており、植付作業時にはセンターフロート55aの前部の上下動が、センターフロート55aの角度を検知する迎角検知部材107(図4参照)により検出され、その検出結果に応じ昇降油圧シリンダ46を制御する油圧バルブを切り替えて苗植付装置4を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。苗植付装置4には整地装置の一例である、前記左右のサイドフロート55b,55bの前方の圃場面に接触して均す左右のサイドロータ27a、27aと前記センターフロート55aの前方の圃場面に接触して均すセンターロータ27bからなる整地ロータ装置27が取り付けられている。また、苗載置部51は、苗植付装置4の全体を支持する左右方向と上下方向に幅一杯の矩形の支持枠体65の支持ローラ65aをレールとして、左右方向にスライドする構成である。
エンジン20の上部はエンジンカバー30で覆われており、その上に座席31が設置されている。座席31の前方には各種操作機構を内蔵するフロントカバー32があり、その上面には操縦パネル33が設けられると共に、その上方に前輪10を操向操作するハンドル34が設けられている。ハンドル34の右側には走行レバー14が、左側には副変速操作部材16を設けているエンジンカバー30及びフロントカバー32の下端左右両側は水平状のフロアステップ35になって畦クラッチペダル等が配置されている。フロアステップ35は一部格子状になっており、該ステップ35を歩く作業者の靴についた泥が圃場に落下するようになっている。フロアステップ35上の後部は、後輪フェンダを兼ねるリヤステップ36となっている。
2 走行車体
4 苗植付装置
5 施肥装置
14 走行レバー
23 無段変速装置
55 フロート
62 肥料案内部材
64 作溝部材
73 繰出し部材
100 制御装置
101 詰まり検知部材
102 繰出し量検知部材
103 施肥量記録装置
104 速度検知部材
105 報知部材
106 操作検知部材
107 仰角検知部材
108 出力サーボアクチュエータ
109 出力切替部材
110 回動検知部材
Claims (7)
- 走行車体(2)に、
圃場に複数条の苗を植付ける昇降自在の苗植付装置(4)と、
この苗植付装置(4)の下部で、圃場面に接地するフロート(55…)と、
圃場に肥料を供給する施肥装置(5)と、
肥料を土壌に入れ込む溝を形成する複数の作溝部材(64、…)と、
前記施肥装置(5)から、これらの作溝部材(64、…)に亘って肥料を案内する複数の肥料案内部材(62、…)と、
これら肥料案内部材(62、…)に肥料の詰まりを検知する詰まり検知部材(101、…)と、を備え、
前記施肥装置(5)には、
所定量ずつ肥料を繰出す繰出し部材(73、…)と、
この繰出し部材(73…)の肥料繰出し量を検知する繰出し量検知部材(102、…)と、
この肥料繰出し量から圃場に撒かれた施肥量を記録する施肥量記録装置(103)と、を設け、
前記詰まり検知部材(101)からの信号により、制御装置(100)が肥料の詰まりが生じたと検知したとき、
前記施肥量記録装置(103)内の施肥量データを、詰まりが生じている条に対して補正をすることを特徴とする苗移植機。 - 前記補正による前記施肥量データを、
「繰出し部材(73)の肥料繰出し量」×「詰まりが生じていない条数」/「施肥条数」とすることを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。 - 前記詰まり検知部材(101)が肥料の詰まりを検知すると、
前記制御装置(100)が、繰出し量検知部材(102)の排出量を算出し、
この排出量により前記肥料案内部材(62)の内部が肥料で満たされる量に到達したと判断すると、
前記施肥量記録装置(103)内の施肥量データに、前記補正を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の苗移植機。 - 前記走行車体(2)の走行速度を検知する速度検知部材(104)を設け、
前記詰まり検知部材(101)が肥料の詰まりを検知すると、
前記制御装置(100)が、前記速度検知部材(104)により前記走行車体(2)の移動量を検知し、
この移動量を基に繰出し部材(73)からの排出量を算出し、
この排出量が、前記肥料案内部材(62)の内部を満たす量に到達したと判断すると、
前記施肥量記録装置(103)内の施肥量データに、前記補正を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の苗移植機。 - 複数の前記詰まり検知部材(101、…)に対応する報知部材(105、…)をそれぞれ設け、
前記制御装置(100)が、これらの詰まり検知部材(101…)からの検出値が所定の値以上になったときに、対応する前記報知部材(105、…)を作動させることを特徴とする請求項1から請求項4に記載の苗移植機。 - 前記走行車体(2)の前後進を操作する走行レバー(14)と、
この走行レバー(14)の操作を検知する操作検知部材(106)と、
前記フロート(55)の角度を検知する仰角検知部材(107)と、を設け、
前記走行車体(2)の走行中にこの仰角検知部材(107)の検知数値に基づいて苗植付装置(4)を昇降させる昇降連動機構を備え、
前記操作検知部材(106)により、走行停止位置にある前記走行レバー(14)の前進操作を検知した後、所定時間の経過、又は走行車体2の所定距離の移動までは、
前記昇降連動機構を作動させないことを特徴とする請求項1から5に記載の苗移植機。 - 前記走行車体(2)の前後進を操作する走行レバー(14)と、
この走行レバー(14)の操作を検知する操作検知部材(106)と、
前記フロート(55)の角度を検知する仰角検知部材(107)と、を設け、
前記走行車体(2)の走行中にこの仰角検知部材(107)の検知数値に基づいて苗植付装置(4)を昇降させる昇降連動機構を備え、
更に前記走行車体(2)の前後進及び出力を変更させる無段変速装置(23)と、
この無段変速装置(23)に、前記操作検知部材(106)の検知量に連動して作動する出力サーボアクチュエータ(108)と、
この出力サーボアクチュエータ(108)により回動する出力切替部材(109)と、
この出力切替部材(109)の回動量を検知する回動検知部材(110)を設け、
前記回動検知部材(110)が、停止位置にある前記走行レバー(14)の前進操作により前進方向の回動量を検知した後、所定時間の経過、又は走行車体(2)の所定距離の移動までは、
前記昇降連動機構を作動させないことを特徴とする請求項1から5に記載の苗移植機。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017112877A (ja) * | 2015-12-22 | 2017-06-29 | 株式会社クボタ | 水田作業機 |
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2014
- 2014-01-27 JP JP2014012337A patent/JP6164425B2/ja active Active
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