JP5817575B2 - 車両のスライドドア構造 - Google Patents

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本発明は、車両のスライドドア構造に関する。
従来、スライドドアを車体の側部に備えた車両が知られている(例えば、下記特許文献1等参照)。このスライドドアの内部には、ドアガラスを車両上下方向へスライド移動させるためのウインドレギュレータ等の機能部品が設けられている。
特開2006−35881号公報 特開2002−137634号公報
しかしながら、従来の構造では、ウインドレギュレータ等の機能部品がスライドドアの車両前後方向の中間部位に配置されている(特許文献2参照)。そのため、スライドドアの中間部位の車幅方向への厚みが増加する。その結果、スライドドアを閉扉状態から開扉状態へスライド移動させるためには、このスライドドアの中間部位の厚みを考慮して、該スライドドアを車幅方向外側へリフト移動させる必要がある。換言すると、従来の構造では、スライドドアのスライド量(車両前後方向への移動量)を確保した上で、該スライドドアのリフト量(車幅方向への移動量)を抑制するという点では改善の余地があった。
本発明は上記事実を考慮し、スライドドアのスライド量を確保した上で、該スライドドアのリフト量を抑制することができる車両のスライドドア構造を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係る車両のスライドドア構造は、車両前後方向及び上下方向に延在するドアインナパネルと、前記ドアインナパネルの車幅方向外側に配置されると共に、該ドアインナパネルに接合されることによってスライドドア本体部を形成しかつ該ドアインナパネルとの間にドアガラスを収容する空間を形成するドアアウタパネルと、車両前後方向及び上下方向に延在する一般部と、この一般部の前端部から車幅方向内側に膨出するように形成されかつ前記ドアインナパネルの前端部の車幅方向内側に配置された膨出部とを備え、前記ドアインナパネルの車幅方向内側の面に取付けられるドアトリムと、前記ドアトリムにおける前記膨出部の車幅方向外側に少なくとも一部が配置された機能部品と、を備えたことを特徴とする。
請求項1記載の本発明では、機能部品の一部がドアトリムにおける膨出部の車幅方向外側に配置されている。そのため、この機能部品の一部がスライドドアの車両前後方向の中間部位に配置された場合と比べて、スライドドアの幅(ドアアウタパネルとドアトリムにおける一般部との車幅方向の距離)の増加が抑制される。その結果、スライドドアの車幅方向外側へのリフト量を抑制しつつ、スライドドアの車両前後方向へスライド量を確保することが可能となる。
請求項2記載の本発明に係る車両のスライドドア構造は、請求項1記載の車両のスライドドア構造において、前記機能部品が、前記ドアインナパネルに固定されている。
請求項3記載の本発明に係る車両のスライドドア構造は、請求項1又は請求項2記載のスライドドア構造において、前記機能部品の一部が前記膨出部と前記ドアインナパネルとの間に配置されており、前記機能部品の他の一部が前記ドアインナパネルと前記ドアアウタパネルとの間に配置されている。
請求項記載の本発明に係る車両のスライドドア構造は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両のスライドドア構造において、前記機能部品は、前記ドアガラスを開閉させるウインドレギュレータとされると共に、該ウインドレギュレータは前記スライドドア本体部の前端部に配置され、かつ該ウインドレギュレータに設けられたコネクタ部における電源供給用のコネクタとの接続部が前記ドアインナパネルと前記ドアトリムにおける前記膨出部との間に配置されたことを特徴とする。
請求項記載の本発明では、ウインドレギュレータがスライドドア本体部の前端部に配置されている。そのため、スライドドアの幅(ドアアウタパネルとドアトリムにおける一般部との車幅方向の距離)は、このウインドレギュレータの影響をより一層受け難くなる。その結果、スライドドアの幅の増加がより一層抑制される。また、本発明では、電源供給用のコネクタが接続される接続部が、ドアインナパネルとドアトリムの膨出部との間に配置されている。そのため、この接続部がドアアウタパネルとドアインナパネルとの間に配置された場合と比べて、防水カプラを用いることが不要となる。
請求項記載の本発明に係る車両のスライドドア構造は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の車両のスライドドア構造において、前記膨出部には、車幅方向外側へ凹状となるように形成された凹部が設けられていると共に、この凹部に前記スライドドア本体部に設けられたドアロック手段を操作するためのインサイドハンドルが設けられたことを特徴とする。
請求項記載の本発明では、インサイドハンドルがドアトリムの膨出部に形成された凹部に設けられている。換言すると、インサイドハンドルがこの凹部に収容されている。そのため、このインサイドハンドルを含めたスライドドアの前端部の幅の増加が抑制される。その結果、スライドドアの車幅方向外側へのリフト量をより一層抑制しつつ、スライドドアの車両前後方向へスライド量を確保することが可能となる。
請求項記載の本発明に係る車両のスライドドア構造は、請求項記載の車両のスライドドア構造において、前記ウインドレギュレータはモータ及び該モータの回転数を減速するリダクションを備え、かつ前記ウインドレギュレータの前記コネクタ部、前記モータ及び前記リダクションが車両前方側から後方側に向けてこの順で配置されたことを特徴とする。
請求項記載の本発明では、コネクタ部に比して重量があるモータ及びリダクションがスライドドアの前後方向の中央よりに配置されている。そのため、スライドドアの車両前後方向の重量バランスの好適化が図られる。
請求項記載の本発明に係る車両のスライドドア構造は、請求項又は請求項記載の車両のスライドドア構造において、前記ドアトリムにおける前記ウインドレギュレータと対向する部位には、防振材が設けられていることを特徴とする。
請求項記載の本発明では、防振材がドアトリムの上記の部位に設けられている。そのため、キャビンに向けて侵入するウインドレギュレータの作動音がこの防振材によって吸収される。
請求項8記載の本発明に係る車両のスライドドア構造は、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の車両のスライドドア構造において、前記ドアインナパネルは、車幅方向内側に凹状となるように形成された第1固定部と、前記第1固定部の車両前方側に配置されていると共に車幅方向外側に凹状となるように形成された第2固定部と、を備えており、
前記機能部品が、前記第1固定部に固定されており、インサイドハンドルが操作力伝達手段を介して前記第2固定部に固定されている。
請求項1、請求項2、請求項3及び請求項8記載の本発明に係る車両のスライドドア構造は、スライドドアのスライド量を確保した上で、該スライドドアのリフト量を抑制することができる、という優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係る車両のスライドドア構造は、スライドドアのリフト量をより一層抑制することができると共に、ウインドレギュレータの単価を下げることができる、という優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係る車両のスライドドア構造は、スライドドアのリフト量をより一層抑制することができる、という優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係る車両のスライドドア構造は、スライドドアの車両前後方向の重量バランスの好適化を図ることができる、という優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係る車両のスライドドア構造は、ウインドレギュレータの作動音がキャビンに侵入することを抑制することができる、という優れた効果を有する。
図2(B)の2−2腺に沿った拡大断面図である。 (A)は本実施形態のスライドドアを備えた車両を示す斜視図であり、(B)はスライドドアが開扉状態とされた際の車両を示す斜視図である。
図1及び図2を用いて、本発明の実施形態に係る車両のスライドドア構造について説明する。なお、車両前後方向前方側を矢印FRで示し、車幅方向外側を矢印OUTで示し、車両上下方向上側を矢印UPで示す。また、以下の説明で、特記なく前後、上下の方向を用いる場合は、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下を示すものとする。
図2(A)に示されるように、本実施形態に係る車両のスライドドア構造10が適用された車体12は、スライドドア14を開閉することにより、乗員が助手席等の前席及び2列目以降の後席に乗車することが可能とされた所謂前席スライドドアを備えている。以下、先ず車体12について説明し、次いでスライドドア14について説明する。
図2(B)に示されるように、車体12は、車両前後方向を長手方向として延びるロッカ16と、該ロッカ16の前端部から車両上方側に延びるフロントピラー18と、を備えている。また、車体12は、フロントピラー18の上端部から車両後方側に延びるルーフサイドレール20と、該ルーフサイドレール20の後端部から車両下方側に延在すると共に、下端部がロッカ16に接続されたセンタピラー22と、を備えている。この、ロッカ16、フロントピラー18、ルーフサイドレール20及びセンタピラー22によって、車両側面視で略矩形状のドア開口部24が形成されている。図2(A)及び(B)に示されるように、このドア開口部24を閉止するスライドドア14が、車幅方向外側へリフト移動すると共に、車両後方側へスライド移動することによって、開扉状態となる構成である。
図1に示されるように、本実施形態の要部であるスライドドア14は、スライドドア本体部28を形成するドアインナパネル30及びドアアウタパネル32と、このドアインナパネル30とドアアウタパネル32との間に配置されたドアガラス34と、車両の内装意匠の一部を形成するドアトリム36と、ドアガラス34を電動で開閉させるためのウインドレギュレータ38と、を備えている。以下先ず、ドアインナパネル30について説明し、次いでドアアウタパネル32、ドアガラス34及びドアトリム36についてこの順で説明し、最後にウインドレギュレータ38について説明する。
(ドアインナパネル30)
ドアインナパネル30は、鋼板材料をプレス加工することによって形成されたプレス成形品であり、車両前後方向及び上下方向に延在することによってスライドドア本体部28のキャビン26側の部分を形成している。具体的には、ドアインナパネル30は、車両前後方向に延びる基壁部40を備えている。また、この基壁部40の前端側には、後述するウインドレギュレータ38が固定される第1固定部42が車幅方向内側に凹状となるように形成されている。さらに、この第1固定部42には、このウインドレギュレータ38のコネクタ部72をドアインナパネル30のキャビン26側へ向けて挿通させるためのコネクタ開口部44が形成されている。また、基壁部40の前端側かつ第1固定部42の前方側には、インサイドハンドル45を図示しない操作力伝達手段を介して固定するための第2固定部46が車幅方向外側に凹状となるように形成されている。
また、ドアインナパネル30は、基壁部40(第2固定部46)の前端部から車幅方向外側に向けて屈曲して延びる前側縦壁部48を備えている。さらに、ドアインナパネル30は、前側縦壁部48の車幅方向外側の端部が車両前方側に向けて屈曲されることによって形成された前側フランジ部50を備えている。また、ドアインナパネル30は、基壁部40の後端部から車幅方向外側に向けて屈曲して延びる図示しない後側縦壁部を備えている。さらに、ドアインナパネル30は、後側縦壁部の車幅方向外側の端部が車両前方側に向けて屈曲されることによって形成された図示しない後側フランジ部を備えている。
(ドアアウタパネル32)
ドアアウタパネル32は、鋼板材料をプレス加工することによって形成されたプレス成形品であると共に、車体12の外観意匠の一部を形成している。具体的には、ドアアウタパネル32は、車両前後方向及び車両上下方向に緩やかに湾曲するように形成された外壁部52を備えている。この外壁部52の前端部及び後端部は、車幅方向内側に向けて折り返されてヘミング加工が施されることによって、ドアインナパネル30の前側フランジ部50及び後側フランジ部に接合されている。また、外壁部52の図示しない下端部についても同様に、車幅方向内側に向けて折り返されてヘミング加工が施されることによって、ドアインナパネル30の下端部に接合されている。このように、ドアアウタパネル32がドアインナパネル30に接合されることによって、スライドドア本体部28が形成されている。また、ドアアウタパネル32とドアインナパネル30との間には、後述するドアガラス34が収容される空間Aが形成されている。
(ドアガラス34)
図2(A)に示されるように、ドアガラス34は、略矩形平板状に形成されており、ドアガラス開口部54を閉止している。また、図1に示されるように、このドアガラス34は、ガラスガイド56に沿って車両上下方向へスライド移動することが可能とされている。このドアガラス34が、ガラスガイド56に沿って車両下方側へスライド移動することによって、ドアアウタパネル32とドアインナパネル30との間に形成された空間Aに収容される構成である。
(ドアトリム36)
ドアトリム36は、樹脂材料を用いることによって形成された射出成形部品であると共に、ドアインナパネル30のキャビン26側の面(基壁部40)を覆うように設けられ、かつクリップ等を介してドアインナパネル30に固定されている。具体的には、ドアトリム36は、車両前後方向及び上下方向に延在する一般部58と、この一般部58の前端部から車幅方向内側に膨出するように形成された膨出部60と、を備えている。また、この膨出部60は、ドアトリム36がドアインナパネル30に固定された状態において、該ドアインナパネル30の前端部のキャビン26側に配置されている。さらに、この膨出部60には、車幅方向外側へ凹状となるように形成された凹部62が設けられている。また、この凹部62には、操作力をスライドドア本体部28に設けられた図示しないドアロック手段へ伝達するためのインサイドハンドル45が設けられている。換言すると、インサイドハンドル45がこの凹部62に収容されている。さらに、ドアトリム36におけるウインドレギュレータ38と対抗する部位には、防振材64が設けられている。
(ウインドレギュレータ38)
機能部品としてのウインドレギュレータ38は、スライドドア本体部28の内部かつ該スライドドア本体部28の前端側に設けられている。具体的には、ウインドレギュレータ38は、モータ66と、このモータ66の回転数を所要の回転数に減速するリダクション68と、このモータ66及びリダクション68等を収容するケース70と、を備えている。また、ウインドレギュレータ38は、該ウインドレギュレータ38がドアインナパネル30に固定された状態において、車幅方向内側に向けて突出するように形成された機能部品の一部としてのコネクタ部72を備えている。さらに、このコネクタ部72の車幅方向内側の端部には、電源供給用のコネクタが接続される接続部72Aが設けられている。この接続部72Aがドアインナパネル30に形成されたコネクタ開口部44に挿通されると共に、ケース70がドアインナパネル30の第1固定部42に固定されている。その結果、ドアインナパネル30のキャビン26側から、電源供給用のコネクタを接続部72Aに接続することが可能となっている。さらに、ウインドレギュレータ38がドアインナパネル30に固定された状態において、コネクタ部72、モータ66及びリダクション68は車両前方から後方に向けてこの順で配設されている。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
本実施形態では、ウインドレギュレータ38のコネクタ部72が、ドアトリム36における膨出部60の車幅方向外側に配置されている。そのため、このウインドレギュレータ38及びコネクタ部72がスライドドアの車両前後方向の中間部位に配置された場合と比べて、スライドドア14の幅W1(ドアアウタパネル32とドアトリム36における一般部58との車幅方向の距離)の増加が抑制される。その結果、スライドドア14の車幅方向外側へのリフト量を抑制しつつ、スライドドア14の車両前後方向へスライド量を確保することができる。なお、2点鎖線で示された線Lは、車両外板面74とスライドドア14との間に必要なクリアランスCを表している。このクリアランスCは、各構成部品の公差を考慮して適宜設定されている。
また、本実施形態では、ウインドレギュレータ38がスライドドア本体部28の前端部に配置されている。そのため、スライドドアの幅W1は、このウインドレギュレータ38の影響をより一層受け難くなる。即ち、スライドドアの幅W1の増加がより一層抑制される。その結果、スライドドア14の車幅方向外側へのリフト量をより一層抑制しつつ、スライドドア14の車両前後方向へスライド量を確保することができる。
さらに、本実施形態では、電源供給用のコネクタが接続される接続部72Aが、ドアインナパネル30とドアトリム36の膨出部60との間に配置されている。そのため、この接続部72Aをドアアウタパネル32とドアインナパネル30との間に配置した場合と比べて、防水カプラを用いることが不要となる。その結果、本実施形態では、ウインドレギュレータ38の単価を下げることができる。
また、本実施形態では、インサイドハンドル45がドアトリム36の膨出部60に形成された凹部62に収容されている。そのため、このインサイドハンドル45を含めたスライドドア14の前端部の幅W2の増加が抑制される。その結果、スライドドア14の車幅方向外側へのリフト量をより一層抑制しつつ、スライドドア14の車両前後方向へスライド量を確保することが可能となる。
さらに、本実施形態では、ウインドレギュレータ38のコネクタ部72、モータ66及びリダクション68が車両前方から後方に向けてこの順で配設されている。換言すると、コネクタ部72に比して重量があるモータ66及びリダクション68がスライドドア14の前後方向の中央よりに配置されている。そのため、スライドドア14の車両前後方向の重量バランスの好適化を図ることができる。
また、本実施形態では、防振材64がドアトリム36におけるウインドレギュレータ38と対抗する部位に設けられている。そのため、ウインドレギュレータ38の作動音がキャビン26に侵入することを抑制することができる。
なお、本実施形態では、機能部品としてのウインドレギュレータ38をスライドドア14の前端部に配置した例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ドアロック手段のロックを操作するリモコンやロッキングアクチュエータ等の他の機能部品をスライドドア14の前端部に配置した構成としても良い。
また、本実施形態では、電源供給用のコネクタが接続される接続部72Aが、ドアインナパネル30とドアトリム36の膨出部60との間に配置された例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、接続部72Aをドアアウタパネル32とドアインナパネル30との間に配置した構成としても良い。この場合、防水カプラを適用すればよい。
さらに、本実施形態では、インサイドハンドル45を収容する凹部62をドアトリム36に設けた例について説明してきたが、本発明はこれに限定されず、例えば、この凹部62を設けない構成としても良い。このように、凹部62をドアトリム36に設けるか否かについては、インサイドハンドル45の操作性や形状等を考慮して適宜設定すればよい。
また、本実施形態では、車両のスライドドア構造10を所謂前席スライドドアに適用した例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、乗員が2列目や3列目のシートに乗車することが可能とされた所謂後席スライドドアに本発明のスライドドア構造を適用してもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 スライドドア構造
28 スライドドア本体部
30 ドアインナパネル
32 ドアアウタパネル
34 ドアガラス
36 ドアトリム
38 ウインドレギュレータ(機能部品)
45 インサイドハンドル
58 一般部
60 膨出部
62 凹部
72 コネクタ部(機能部品の一部)
72A 接続部
A 空間

Claims (8)

  1. 車両前後方向及び上下方向に延在するドアインナパネルと、
    前記ドアインナパネルの車幅方向外側に配置されると共に、該ドアインナパネルに接合されることによってスライドドア本体部を形成しかつ該ドアインナパネルとの間にドアガラスを収容する空間を形成するドアアウタパネルと、
    車両前後方向及び上下方向に延在する一般部と、この一般部の前端部から車幅方向内側に膨出するように形成されかつ前記ドアインナパネルの前端部の車幅方向内側に配置された膨出部とを備え、前記ドアインナパネルの車幅方向内側の面に取付けられるドアトリムと、
    前記ドアトリムにおける前記膨出部の車幅方向外側に少なくとも一部が配置された機能部品と、
    を備えた車両のスライドドア構造。
  2. 前記機能部品が、前記ドアインナパネルに固定されている請求項1記載の車両のスライドドア構造。
  3. 前記機能部品の一部が前記膨出部と前記ドアインナパネルとの間に配置されており、
    前記機能部品の他の一部が前記ドアインナパネルと前記ドアアウタパネルとの間に配置されている請求項1又は請求項2記載のスライドドア構造。
  4. 前記機能部品は、前記ドアガラスを開閉させるウインドレギュレータとされると共に、該ウインドレギュレータは前記スライドドア本体部の前端部に配置され、かつ該ウインドレギュレータに設けられたコネクタ部における電源供給用のコネクタとの接続部が前記ドアインナパネルと前記ドアトリムにおける前記膨出部との間に配置された請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両のスライドドア構造。
  5. 前記膨出部には、車幅方向外側へ凹状となるように形成された凹部が設けられていると共に、この凹部に前記スライドドア本体部に設けられたドアロック手段を操作するためのインサイドハンドルが設けられた請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の車両のスライドドア構造。
  6. 前記ウインドレギュレータはモータ及び該モータの回転数を減速するリダクションを備え、かつ前記ウインドレギュレータの前記コネクタ部、前記モータ及び前記リダクションが車両前方側から後方側に向けてこの順で配置された請求項記載の車両のスライドドア構造。
  7. 前記ドアトリムにおける前記ウインドレギュレータと対向する部位には、防振材が設けられている請求項又は請求項記載の車両のスライドドア構造。
  8. 前記ドアインナパネルは、車幅方向内側に凹状となるように形成された第1固定部と、前記第1固定部の車両前方側に配置されていると共に車幅方向外側に凹状となるように形成された第2固定部と、を備えており、
    前記機能部品が、前記第1固定部に固定されており、
    インサイドハンドルが操作力伝達手段を介して前記第2固定部に固定されている請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の車両のスライドドア構造。
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