JP5816153B2 - パーキング機構 - Google Patents

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    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/34Locking or disabling mechanisms
    • F16H63/3416Parking lock mechanisms or brakes in the transmission

Description

本発明は、パーキングギヤを回転不能状態と回転可能状態とに切り替えるパーキング機構に関する。
従来、伝動装置の出力要素に連動するパーキングギヤを回転不能状態と回転可能状態とに切り替えるパーキング機構として、パーキングギヤに係合して該パーキングギヤを回転不能とする固定位置と、該係合を解除して該パーキングギヤを回転可能とする解除位置との間で回動自在に支持されたパーキングポールを備えたものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
かかるパーキング機構は、パーキングポールに力を付与してパーキングポールを係合位置に回動させ、又は該力の付与を解除してパーキングポールが前記解除位置に復帰するのを許容する駆動部材を備える。
特許文献1のパーキング機構においては、駆動部材として、パーキングカムが設けられたパーキングロッドを備え、これを移動させてパーキングポールを係合位置に回動させるようにしている。そして、パーキングカムと、そのストッパとの間に、緩衝手段を設けて、パーキングカムがストッパに当接するときの衝撃力を緩和している。
また、特許文献2のパーキング機構は、駆動部材として、同様のパーキングロッドを備える。そして、パーキングロッドを移動させるディテントプレートをパーキングレンジに揺動させるとき、所定の揺動範囲を超える場合には、ストッパにより揺動が規制される。このとき、ストッパに付与される衝撃が、捩じりコイルばねによって抑制される。
特開2006−131109号公報 特開2009−162346号公報
しかしながら、特許文献1及び2のパーキング機構では、いずれもパーキングポールを係合位置に回動させるときの衝撃を緩和するようにしているが、パーキングポールが解除位置に回動するときにパーキングポールによって生じる衝撃に対しては、何ら対処していない。したがって、例えば坂道に駐車した場合等において、パーキングポールが解除位置に回動するとき、爪部がパーキングギヤで押され、パーキングポールが勢いよく回動してストッパに衝突し、少なからぬ衝撃力が伝達されるおそれもある。
また、この衝撃を防止するために、特許文献1のパーキング機構のようにゴム等の緩衝部材を用いる場合には、伝動装置内の高温のオイル等により、緩衝部材が膨張又は収縮するおそれがある。
緩衝部材が膨張すると、パーキングポールが解除位置に到達する前に緩衝部材に衝突し、パーキングギヤと爪部との係合状態を解除できなくなるおそれがある。また、緩衝部材が収縮すると、係合状態の解除には問題ないが、緩衝部材によるダンパ効果を発揮できなくなるおそれがある。
また、緩衝部材としてゴム系のものを使用すると、緩衝部材とパーキングポールとが直接接触するので、パーキング機構の作動回数の増加に伴い、緩衝部材が劣化し、ダンパ効果が低下するおそれがある。
本発明の目的は、かかる従来技術の課題に鑑み、パーキングポールが解除位置に復帰するときの衝撃を、支障なく低減できるパーキング機構を提供することにある。
本発明のパーキング機構は、伝動装置の出力要素と連動するパーキングギヤと、前記パーキングギヤに係合して該パーキングギヤを回転不能に設定する係合位置と、該係合を解除して該パーキングギヤを回転可能に設定する解除位置との間で回動自在に支持されたパーキングポールと、前記パーキングポールに力を付与して該パーキングポールを前記係合位置に回動させ、又は該力の付与を解除して前記パーキングポールが前記解除位置に復帰するのを許容する駆動部材と、前記パーキングポールが前記解除位置に復帰するときに緩衝力を該パーキングポールに付与する緩衝部とを備え、前記緩衝部は、前記緩衝力の反力を支持する反力支持面と、前記パーキングポールが前記解除位置に復帰するとき、該パーキングポールで押されることにより付勢力に抗して第1位置から第2位置に移動し、該パーキングポールが前記係合位置に回動するとき、該付勢力により該第2位置から該第1位置へ移動するように案内された第1緩衝部材と、前記第1緩衝部材に設けられた押圧面と、前記反力支持面と前記押圧面との間で圧縮される第2緩衝部材とを備えることを特徴とする。
本発明において、パーキングギヤを回転不能に設定する場合には、駆動部材によりパーキングポールに力が付与され、パーキングポールが係合位置に回動される。これにより、パーキングポールがパーキングギヤに係合し、パーキングギヤは回転できないロック状態とされる。
その後、パーキングギヤを回転可能に設定する場合には、駆動部材によるパーキングポールへの力の付与が解除される。これに応じ、パーキングポールは、例えば捩りコイルばねや自重等の付勢力により、さらにはパーキングギヤがパーキングポールに作用する力を受けて、解除位置に復帰する。これにより、パーキングギヤとパーキングポールとの係合が解除され、パーキングギヤは自由に回転し得る状態となる。
パーキングポールが解除位置に復帰するとき、パーキングポールが停止する際に発生し得る衝撃力や衝撃音を抑制するために、緩衝部により緩衝力がパーキングポールに付与される。
すなわち、パーキングポールが係合位置に位置しているとき、第1緩衝部材は、自重やバネ等の付勢力によって第1位置に位置している。解除位置に復帰するためにパーキングポールが回動を開始すると、パーキングポールが第1緩衝部材を押すので、パーキングポールに対し、第1緩衝部材から反力としての緩衝力が働く。また、パーキングポールが第1緩衝部材を介して第2緩衝部材を押すので、パーキングポールに対し、第2緩衝部材からの緩衝力も働く。
したがって、その後、パーキングポールが解除位置に到達するときには、それによる衝撃力は適切に減衰されたものとなる。これによれば、パーキングポールからの力が第1緩衝部材を介して第2緩衝部材に付与されるので、第2緩衝部材に付与されるパーキングポールからの力を第1緩衝部材により分散させることができる。また、パーキングポールの円弧状の運動を、第1緩衝部材により直線運動に変換して第2緩衝部材に作用させ、緩衝機能を果たすことができる。これにより、第2緩衝部材を最小化し、その結果、第2緩衝部材の熱収縮による影響を最小限とすることができる。
本発明において、前記第1位置が、前記第2位置の方向と反対方向において所定位置を越えるのを規制する第1規制部を備え、前記所定位置は、前記第1緩衝部材が、該所定位置に移動したとすれば、前記パーキングポールに接触し又は接触しない位置であってもよい。
これによれば、第2緩衝部材の熱膨張が発生した場合であっても、第1位置が所定位置を越えることがないので、第1位置がパーキングポールの方へ変位し過ぎてパーキングポールが解除位置に復帰できなくなるのを防止することができる。また、所定位置が、第1緩衝部材が、該所定位置に移動したときにパーキングポールに接触しない位置である場合には、パーキングポールの取付け精度等に拘わらず、第1緩衝部材の第1位置を、一定に維持することができる。また、パーキングポールが第1緩衝部材に接触するとき、衝撃や衝撃音が生じるおそれがあるが、第1緩衝部材は第2位置の方向へ移動可能に案内されているので、衝撃が他の部分へ伝達されることはない。また、第1緩衝部材は比較的小さい質量のものとして構成でき、また、上述のように、緩衝力が働き始めるパーキングポールの回動位置が一定であるため、そのような衝撃音は、一定レベル以下のものとすることができる。
本発明において、前記緩衝部は、前記反力支持面を形成する端壁を一端に有し、他端が開放された筒状孔を備え、前記筒状孔は、その軸線方向に沿った内面により前記第1緩衝部材の案内に供される案内面を構成し、前記第1緩衝部材は、前記筒状孔の案内面に対応する側面を備えた筒状の形状を有し、前記第1緩衝部材は、前記第2位置が、前記第1位置の方向と反対方向において所定位置を越えるのを規制する第2規制部を備え、前記第1緩衝部材が前記第1位置に位置するときの前記反力支持面と前記押圧面との間隔d1は、前記第2緩衝部材の圧縮方向の厚さTより大きくてもよい。
この場合、上述の間隔d1は第2緩衝部材の厚さTよりも大きいので、パーキングポールが第1緩衝部材を押してパーキングポールに緩衝力が働き始めるとき、第2緩衝部材が圧縮されることはなく、その圧縮による緩衝力は生じない。その後、パーキングポールの回動が進行し、反力支持面と第1緩衝部材の押圧面との間隔が第2緩衝部材の厚さTに等しくなると、第2緩衝部材の圧縮が開始される。これにより、第2緩衝部材による緩衝力がパーキングポールに作用する。
したがって、その後、パーキングポールが解除位置に到達するときには、それによる衝撃力は適切に減衰されたものとなる。これによれば、必要な緩衝力が第1緩衝部材と第2緩衝部材により2段階で付与される。
また、第1緩衝部材が第1位置に位置するときの反力支持面と第1緩衝部材の押圧面との間隔d1は、第2緩衝部材の厚さTよりも大きいので、これらの寸法を適切に設定することにより、オイル等による第2緩衝部材の膨張又は収縮による緩衝力への影響をある程度緩和することができる。したがって、パーキングポールが解除位置に復帰するときの衝撃を、第2緩衝部材の膨張や収縮による影響を抑制しつつ、適切に低減させることができる。
また、第1緩衝部材が第1位置から第2位置へ移動する際に、筒状孔の案内面と第1緩衝部材の側面とが摺動することにより、緩衝力を増大させることができる。また、第1緩衝部材が第1位置から第2位置へ移動する際に、第1緩衝部材が、第1緩衝部材と筒状孔の端壁との間の空気を圧縮するので、緩衝力を増大させることができる。
また、第2規制部により第2位置を適切に規制することにより、第2緩衝部材が第1緩衝部材により過度に圧縮されるのを防止し、第2緩衝部材の耐久性を向上させることができる。
本発明において、前記緩衝部は、前記パーキングポールにおける回動の支点からの距離が前記駆動部材により力が付与される点よりも遠い部分において緩衝力を付与してもよい。これによれば、第1緩衝部材が第1位置から第2位置へ移動する際のパーキングポールによる衝撃や衝撃音を、より少ない緩衝力で効率的に緩和することができる。
本発明において、前記第1緩衝部材及び該1緩衝部材を案内する部分は、金属又は樹脂系の材料で形成され、前記第2緩衝部材は、該第1緩衝部材及び該案内部分よりもヤング率が小さい材料で形成されてもよい。これによれば、ゴム等で構成される第2緩衝部材を、金属等で構成される第1緩衝部材により、パーキングポールによる直接の打撃から保護することができる。
また、第1緩衝部材が第1位置から第2位置へ移動する際に、第1緩衝部材により反力支持面に付与される衝撃が、第2緩衝部材で効果的に緩和される。これにより、全体として、パーキングポールが解除位置へ復帰する際の衝撃や衝撃音を、適切に緩和することができる。
本発明において、前記第1緩衝部材が前記第1位置に位置するときの前記反力支持面と前記第1緩衝部材の押圧面との間隔をd1とし、前記第1位置と第2位置との間の距離をd2とすれば、前記第2緩衝部材の膨張又は収縮による厚さTの変動に拘わらず、d1>T>(d1−d2)が成り立つようにしてもよい。
これによれば、第2緩衝部材の膨張によって第2緩衝部材の厚さTが反力支持面と第1緩衝部材の押圧面との間隔d1より大きくなることに起因して、パーキングポールが解除位置に復帰できなくなり、パーキングギヤとパーキングポールとの係合が解除不能となるのを防止することができる。
また、第2緩衝部材の厚さTの変動に拘わらず、パーキングポールの解除位置への復帰時には必ず第1緩衝部材による第2緩衝部材の圧縮が行われるので、第2緩衝部材による緩衝力が得られなくなるのを防止することができる。
本発明において、前記第1緩衝部材が前記第1位置に位置するときの前記反力支持面と前記第1緩衝部材の押圧面との間隔をd1、前記第1位置と第2位置との間の距離をd2、第2緩衝部材による緩衝能力を維持するために必要な(d1−d2)の最小値をtとすれば、該第2緩衝部材の膨張又は収縮による最小値tの変動に拘わらず、(d1−d2)≧tが成立するようにしてもよい。これによれば、第1緩衝部材が第2緩衝部材を過度に圧縮して第2緩衝部材の耐久性が劣化するのを、第2緩衝部材の膨張又は収縮の発生に拘わらず、防止することができる。
本発明の一実施形態に係るパーキング機構を示す斜視図である。 図1とは別の状態にあるときのパーキング機構を示す斜視図である。 図1のパーキング機構の緩衝部の近傍を示す説明図である。 図1のパーキング機構における緩衝部の部分の断面図である。 本発明の別の実施形態に係るパーキング機構の緩衝部の近傍を示す図である。 図5のパーキング機構における緩衝部の部分の断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1は、実施形態のパーキング機構を示す斜視図である。図2は、図1とは別の状態にあるときのパーキング機構を示す斜視図である。図1に示すように、パーキング機構1は、伝動装置の出力軸2と連動するパーキングギヤ3と、支軸4の周りで回動自在に支持されたパーキングポール5とを備える。出力軸2は、本発明における出力要素に対応する。パーキングギヤ3は、ここでは、出力軸2に固定される。
パーキングポール5は、作用点としての爪部6を備え、力点7に付与される力に応じて爪部6がパーキングギヤ3の凹部8に係合する係合位置と該係合が解除された解除位置との間で回動し得るように支持される。パーキングポール5は、捩りコイルばね9により、解除位置の方へ付勢される。パーキングポール5が解除位置に位置しているときの状態が図1で示されており、係合位置に位置しているときの状態が図2で示されている。
また、パーキング機構1は、駆動部材としてのパーキングロッド10と、パーキングポール5が解除位置に回動するときに緩衝力をパーキングポール5に付与する緩衝部11とを備える。緩衝部11は、パーキングポール5における支点としての支軸4からの距離が力点7よりも遠い部分に緩衝力を付与する。
パーキングロッド10は、先端側にパーキングポール5の力点7に力を付与するカム部材12と、カム部材12を先端方向に付勢する圧縮コイルばね13を備える。カム部材12は、円筒面12a及びその先端側の円錐外面12bを有する。パーキングロッド10は、その基端部を回転自在に保持するディテントプレート14により、所定の前進位置と後退位置との間で駆動される。カム部材12は、パーキングポール5の力点7と反対側の部分が、駆動方向に摺動可能に、支持部材15によって支持される。
上述の緩衝部11は、この支持部材15に設けられる。支持部材15には、パーキングロッド10の前進位置及び後退位置に対応する各揺動位置においてディテントプレート14を固定するための係合部16が設けられる。
パーキングロッド10は、前進位置に駆動されるとき、力点7に力を付与してパーキングポール5を図2で示される係合位置に回動させる。また、パーキングロッド10は、後退位置に駆動されるとき、力点7への力の付与を解除して、パーキングポール5が図1で示される解除位置に復帰するのを許容する。
図3は、緩衝部11の近傍を示す説明図であり、図4は、パーキングポール5が係合位置に位置するときの緩衝部11部分の断面図である。
図3及び図4に示すように、緩衝部11は、緩衝部11がパーキングポール5に付与する緩衝力の反力を支持する反力支持面17aと、第1位置Aと第2位置Bとの間で移動する第1緩衝部材18と、第1緩衝部材18を第1位置Aと第2位置Bとの間で移動し得るように案内する案内面17bと、第1緩衝部材18に設けられた押圧面18aと、反力支持面17aと押圧面18aとの間で圧縮される第2緩衝部材19とを備える。
第1緩衝部材18及び案内面17bは、金属又は樹脂系の材料で形成される。第2緩衝部材19は、第1緩衝部材18及び案内面17bよりもヤング率が小さい材料で形成される。
第1緩衝部材18は、パーキングポール5が係合位置に回動されるとき、付勢力により第2位置Bから第1位置Aへ移動する。この付勢力は、第1緩衝部材18の自重により付与される。
また、第1緩衝部材18は、パーキングポール5が解除位置に復帰するとき、パーキングポール5により押され、該付勢力に抗して第1位置Aから第2位置Bに移動する。反力支持面17aは、このときに第1緩衝部材18及び第2緩衝部材19がパーキングポール5に付与する緩衝力の反力を支持する。
図4に示すように、パーキングポール5が係合位置に位置するとき、第1緩衝部材18とパーキングポール5とは、角度αを成して離れている。緩衝部11は、一端に端壁17cを有し、他端が開放された筒状孔17を備える。端壁17cは、反力支持面17aを形成し、かつ中心部に貫通孔17dを有する。上述の案内面17bは、筒状孔17の軸線方向に沿った内面により構成される。
第1緩衝部材18は、案内面17bに対応する側面を備えた筒状の形状を有する。第1緩衝部材18は、筒状孔17により、案内面17b及び第1緩衝部材18の側面を介して、第1位置Aと第2位置Bとの間を移動し得るように案内される。
また、第1緩衝部材18は、貫通孔17dに挿入されたロッド部18bと、貫通孔17dの外側においてロッド部18bに設けられ、第1緩衝部材18が第2位置Bから第1位置Aへ移動する際に、貫通孔17d周辺の部材に当接して第1位置Aを規定する第1規制部18cと、第1緩衝部材18が前記第1位置Aから第2位置Bへ移動する際に、筒状孔17の開放端周辺の部材に当接して第2位置Bを規定する第2規制部18dとを備える。
第1緩衝部材18が第1位置Aに位置するとき、筒状孔17の反力支持面17aと第1緩衝部材18の押圧面18aとの間隔は、最大のd1となる。この最大の間隔d1は、第2緩衝部材19の厚さTよりも大きい(d1>T)。
第1位置A又は第2位置Bは、第1位置Aと第2位置Bとの間の距離をd2とすれば、反力支持面17aと押圧面18aとの最大の間隔d1、及び第2緩衝部材19の厚さTとの関係が、T>(d1−d2)となるように設定される。T≦(d1−d2)であれば、第2緩衝部材19による緩衝力が得られないからである。
また、第1位置A又は第2位置Bは、第2緩衝部材19が第1緩衝部材18により過度に押しつぶされて劣化し、必要な緩衝能力が得られなくなるのを防止するために必要な(d1−d2)の最小値をtとすれば、(d1−d2)≧tとなるように設定される。
また、第1位置A又は第2位置Bの設定は、伝動装置内のオイル等による第2緩衝部材19の膨張又は収縮により、第2緩衝部材19の厚さTや、第2緩衝部材19による緩衝効果を所定期間維持するために必要な(d1−d2)の最小値tが変動する場合には、第2緩衝部材19の膨張又は収縮を考慮し、極力長期間、上記のd1>T>(d1−d2)≧tの関係が維持されるように行われる。
この構成において、パーキングポール5が、図1のように解除位置に位置している状態において、パーキングボタンの押下等によりパーキングロックの指示が行われると、図外のアクチュエータによりディテントプレート14が揺動され、パーキングロッド10が、図2のように前進位置に駆動される。
このとき、カム部材12の円錐外面12bにより、パーキングポール5の力点7が押されてパーキングポール5が係合位置の方へ回動され、その後、力点7がカム部材12の円筒面12aに乗り上げる。これにより、パーキングポール5の爪部6が、パーキングギヤ3の凹部8に係合する。
このとき、爪部6が凹部8に一致しない場合は、力点7が円筒面12aに乗り上げることなく、パーキングポール5の圧縮コイルばね13が圧縮される。この場合、その後に爪部6が凹部8に一致する状態となったとき、圧縮コイルばね13の伸長力によりカム部材12が前進し、力点7がカム部材12の円筒面12aに乗り上げて、爪部6が凹部8に係合する。
このようにして、パーキングポール5がパーキングギヤ3に係合することにより、パーキングギヤ3は回転不能となり、パーキングロックが完了する。
この状態において、パーキングロックの解除が指示された場合には、ディテントプレート14が逆方向に揺動され、パーキングロッド10が、後退位置に駆動される。これにより、パーキングロッド10によるパーキングポール5の力点7への力の付与が解除される。
これにより、パーキングポール5は、解除位置に復帰することが許容されるので、捩りコイルばね9の付勢力により、さらにはパーキングギヤ3が爪部6に作用する力を受けて、図1で示される解除位置に復帰する。これにより、パーキングポール5とパーキングギヤ3との係合が解除され、パーキングギヤ3は回転可能となり、パーキングロックが解除される。
その際、パーキングポール5が解除位置に復帰するとき、緩衝部11により衝撃が緩和される。すなわち、パーキングポール5が図2のように係合位置に位置しているとき、第1緩衝部材18は、図4のように、自重によって第1位置Aに位置している。この状態で、パーキングポール5が回動を開始すると、パーキングポール5は、第1緩衝部材18に近接し、その後、接触する。
その後、パーキングポール5が第1緩衝部材18を押すので、その反力として、パーキングポール5に対し、第1緩衝部材18から緩衝力が働く。ただし、パーキングポール5が第1緩衝部材18に接触した時点では、反力支持面17aと第1緩衝部材18の押圧面18aとの間隔は最大間隔d1であり、第2緩衝部材19の厚さTよりも大きいので、第2緩衝部材19が圧縮されることはなく、その圧縮による緩衝力は生じない。
その後、パーキングポール5の回動がさらに進行し、反力支持面17aと第1緩衝部材18の押圧面18aとの間隔が第2緩衝部材19の厚さTに等しくなると、第2緩衝部材19の圧縮が開始される。これにより、該圧縮による緩衝力がパーキングポール5に作用する。第2緩衝部材19の圧縮は、第1緩衝部材18が第2位置Bに到達するまで、すなわちパーキングポール5が解除位置に到達するまで行われる。
したがって、その後、パーキングポール5が図1で示される解除位置に到達するときには、それによる衝撃力は適切に減衰されたものとなる。これによれば、パーキングポール5からの力が第1緩衝部材18を介して第2緩衝部材19に付与されるので、第2緩衝部材19に付与されるパーキングポール5からの力を第1緩衝部材18により分散させることができる。また、パーキングポール5の回動運動を、第1緩衝部材18により直線運動に変換して第2緩衝部材19に作用させ、緩衝機能を果たすことができる。これにより、第2緩衝部材19を最小化し、その結果、第2緩衝部材19の熱収縮による影響を最小限とすることができる。
また、第1位置Aが、第2位置Bの方向と反対方向において所定位置を越えるのを規制する第1規制部18cを備え、該所定位置は、第1緩衝部材18が、該所定位置に移動したとすれば、パーキングポール5に接触し又は接触しない位置となる。これによれば、第2緩衝部材19の熱膨張が発生した場合であっても、第1位置Aが所定位置を越えることがないので、第1位置Aがパーキングポール5の方へ変位し過ぎてパーキングポール5が解除位置に復帰できなくなるのを防止することができる。
また、第1緩衝部材18が第1位置Aに位置するときの第1緩衝部材18の押圧面18aと反力支持面17aとの間隔d1は、第2緩衝部材の厚さTよりも大きいので、間隔d1を適切に設定することにより、オイル等による第2緩衝部材19の膨張又は収縮に拘わらず、パーキングポール5が係合位置に位置しているときの第1緩衝部材18の位置、すなわち第1位置Aを一定に維持することができる。これにより、パーキングポール5が解除位置に回動する際に緩衝力が働き始める回動位置を常に一定に維持することができる。
また、パーキングポール5が係合位置に位置するとき、第1緩衝部材18とパーキングポール5との間は角度αだけ離れているので、パーキングポール5が解除位置へ復帰するときには、パーキングポール5は、隙間αに対応する分だけ回動してから、第1緩衝部材18に接触する。
これによれば、パーキングポール5の取付け精度等に拘わらず、第1緩衝部材18の第1位置Aを、より確実に一定に維持することができる。その場合、パーキングポール5は、質量が比較的小さい第1緩衝部材18に対して最初に接触するので、そのときの衝撃や衝撃音を、効果的に抑制することができる。
また、第1緩衝部材18が第1位置Aから第2位置Bへ移動する際に、筒状孔17の案内面17bと第1緩衝部材18の側面とが摺動することにより、第1緩衝部材18による緩衝力を増大させることができる。また、第1緩衝部材18が第1位置Aから第2位置Bへ移動する際に、第1緩衝部材18が、第1緩衝部材18と筒状孔17の端壁17cとの間の空間の空気を圧縮するので、第1緩衝部材18による緩衝力を増大させることができる。
また、緩衝部11は、パーキングポール5における支軸4からの距離が力点7よりも遠い部分に緩衝力を付与するので、第1緩衝部材18が第1位置Aから第2位置Bへ移動する際のパーキングポール5による衝撃や衝撃音を、より少ない緩衝力で効率的に緩和することができる。
また、第1緩衝部材18及び案内面17bは金属又は樹脂系の材料で形成され、第2緩衝部材19は、第1緩衝部材18及び案内面17bよりもヤング率が小さい材料で形成されるので、ゴム等で構成される第2緩衝部材19を、金属等で構成される第1緩衝部材18により、パーキングポール5による直接の打撃から保護することができる。
また、第1緩衝部材18が第1位置Aから第2位置Bへ移動する際に、第1緩衝部材18により反力支持面17aに付与される衝撃が、第2緩衝部材19で効果的に緩和される。これにより、全体として、パーキングポール5による衝撃や衝撃音を、適切に緩和することができる。
また、反力支持面17aと押圧面18aとの最大の間隔d1と、第1位置Aと第2位置Bとの間の距離d2と、第2緩衝部材の厚さTとの間に、第2緩衝部材19の膨張又は圧縮によるTの変動に拘わらず、d1>T>(d1−d2)が成り立つので、第2緩衝部材19の膨張によって第2緩衝部材19の厚さTが間隔d1より大きくなることに起因して、パーキングポール5が解除位置に復帰できなくなり、パーキングギヤ3とパーキングポール5との係合が解除不能となるのを防止することができる。
また、第2緩衝部材19の厚さTの変動に拘わらず、第1緩衝部材18による第2緩衝部材19の圧縮が行われるので、第2緩衝部材19による緩衝力が得られなくなるのを防止することができる。
また、第1位置Aと第2位置Bとの間の距離d2、第2緩衝部材による緩衝能力を維持するために必要な(d1−d2)の最小値tとの間で、該第2緩衝部材の膨張又は収縮による最小値tの変動に拘わらず、(d1−d2)≧tが成立するので、第1緩衝部材18が第2緩衝部材19を過度に圧縮して第2緩衝部材19の耐久性が劣化するのを、第2緩衝部材19の膨張又は収縮の発生に拘わらず、防止することができる。
図5は、本発明の別の実施形態に係るパーキング機構の緩衝部11の近傍を示す図であり、図6は、パーキングポール5が係合位置に位置するときの緩衝部11部分の断面図である。図5及び図6において、図3及び図4中の要素と同様の要素については同一の符号を付してある。図5では、パーキングポール5が解除位置に復帰しているときの状態が示されている。
図5に示すように、本実施形態の場合、緩衝部11は、第1緩衝部材として、上述の第1緩衝部材18に代えて、第1緩衝部材20を備える。第1緩衝部材20は、第2規制部18dを有しておらず、ロッド部18bが第1緩衝部材18の場合よりも長いこと以外は上述の第1緩衝部材18と同様の構成を有する。
また、パーキングロッド10のカム部材12は、円錐外面12bの先端部から延びた円柱状の先端部12cを有する。先端部12cは、円筒面12aよりも小さい径を有しており、パーキングポール5が解除位置に復帰しているとき、パーキングポール5と支持部材15との間に介在してパーキングポール5を支持する。
また、緩衝部11は、図6に示すように、第2緩衝部材として、上述の第2緩衝部材19に代えて、これとは厚さやヤング率が異なる第2緩衝部材21を備える。第2緩衝部材21の厚さ(非圧縮時の厚さ)Tは、反力支持面17aと押圧面18aとの最大の間隔d1以上である(T>d1)。
第1緩衝部材20は、上述の第1緩衝部材18の場合と同様に、パーキングポール5が係合位置に位置するときに第1位置Aに位置し、解除位置に位置するときに第2位置Bに位置する。ただし、本実施形態では、第1規制部18cは、第1緩衝部材20の第1位置Aを規定する機能を有していない。
このため、第1緩衝部材20は、パーキングポール5に追従して移動する。したがって、第1緩衝部材20の第1位置A及び第2位置Bはそれぞれ、カム部材12の円筒面12a及び先端部12cにより、パーキングポール5を介して規定される。このため、第1位置A及び第2位置Bは、パーキングポール5の係合位置及び解除位置に対応する。
この構成において、パーキングロッド10が後退位置に位置し、パーキングポール5が解除位置に復帰している状態では、図5に示すように、カム部材12の先端部12cが、パーキングポール5と支持部材15との間に介在し、パーキングポール5を、捩りコイルばね9(図1参照)の付勢力に抗して支持している。
このとき、第1緩衝部材20は、下端がパーキングポール5により押圧されて支持され、第2位置Bに位置している。第2緩衝部材21は、図6に示される上述の間隔d1から第1位置Aと第2位置Bとの間の距離d2だけ圧縮された状態にある。
この状態において、パーキングロックの指示に応じ、パーキングロッド10が前進位置に駆動されると、パーキングロッド10のカム部材12が、図5において二点鎖線で示されるように、パーキングポール5と支持部材15との間に割り込んで、パーキングポール5を回動させる。これにより、図6に示すように、パーキングポール5は、二点鎖線で示される解除位置から実線で示される係合位置に回動する。
これにより、第2緩衝部材21は、パーキングポール5による圧縮力が解除され、厚さ方向に伸張する。これに応じ、第1緩衝部材20は、パーキングポール5の回動に追従して第1位置Aまで移動する。ただし、上述のようにT>d1であるため、第1緩衝部材20が第1位置Aまで移動した後も、第2緩衝部材21は(T−d1)だけ圧縮された状態が継続する。
この状態において、パーキングロックが解除される場合には、パーキングロッド10が後退位置に駆動され、カム部材12の円筒面12aによるパーキングポール5の支持が解除され、図5で示される解除位置にパーキングポール5が復帰する。
この間、第1緩衝部材20は、係合位置から解除位置まで回動するパーキングポール5に接触して追従し、第1位置Aから第2位置Bに移動する。これに伴い、第2緩衝部材21は第1位置Aから第2位置Bまでの距離d2だけ圧縮される。
この間、パーキングポール5に第1緩衝部材20及び第2緩衝部材21からの反力としての緩衝力が付与される。したがって、その後、パーキングポール5が解除位置に到達するときには、それによる衝撃力は適切に減衰されたものとなる。
なお、上述のように、第2緩衝部材21は、パーキングポール5が係合位置に位置するとき、第2緩衝部材21の非圧縮時の厚さTから上述の間隔d1に等しい厚さまで(T−d1)だけ圧縮されている。そして、パーキングポール5が解除位置に復帰するとき、さらに第1位置Aから第2位置Bまでの距離d2だけ圧縮され、(d1−d2)に等しい厚さにまで圧縮される。
したがって、上記の寸法T、d1、d2は、第2緩衝部材21の材質等を考慮し、第2緩衝部材21が過度に圧縮されて耐久性が劣化することがないように設定される。すなわち、第2緩衝部材21が過度に圧縮されて劣化し、必要な緩衝能力が得られなくなるのを防止するために必要な(d1−d2)の最小値をtとすれば、(d1−d2)≧tとなるように設定される。
また、この設定は、伝動装置内のオイル等による第2緩衝部材21の膨張又は収縮により、第2緩衝部材21の厚さTや、第2緩衝部材21による緩衝効果を所定期間維持するために必要な(d1−d2)の最小値tが変動する場合には、第2緩衝部材21の膨張又は収縮を考慮し、極力長期間、上記の(d1−d2)≧tの関係が維持されるように行われる。
また、第2緩衝部材は、筒状孔17と第1緩衝部材18とで区画された空間内に配置されているので、万が一、第2緩衝部材19が破断したした場合であっても、第2緩衝部材19の破断片が外部に飛散することがない。このため、破断片により伝動装置内のオイルストレーナに目詰まりが生じたり、他の部品に破断片が干渉したり、他の部品が破断片を噛み込んだりするのを防止することができる。また、第2緩衝部材19が破断した場合であっても、破断片等が上述の空間内に継続して存在するので、該破断片等により最小限の緩衝効果を維持することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。例えば、パーキングポール5に対する解除位置方向への付勢力の付与を、捩りコイルばね9により行う代わりに、パーキングポール5の自重により行うようにしてもよい。また、第1緩衝部材18の第1位置A方向への付勢力を、第1緩衝部材18の自重によらずにバネ等により得るようにしてもよい。
また、第1規制部18cや第2規制部18dは、第1位置A又は第2位置Bを規制するものであれば、上述のフランジ状のものに限られない。例えば、第1緩衝部材18又は20の側面に設けた凹部と、第1緩衝部材18又は20の軸方向に垂直な該凹部の壁面と接触することにより第1位置A又は第2位置Bを規制する部材とで構成するようにしてもよい。
1…パーキング機構、2…出力軸(出力要素)、3…パーキングギヤ、5…パーキングポール、10…パーキングロッド(駆動部材)、11…緩衝部、17…筒状孔、17a…反力支持面、17b…案内面、17c…端壁、17d…貫通孔、18、20…第1緩衝部材、18a…押圧面、18b…ロッド部、18c…第1規制部、18d…第2規制部、19、21…第2緩衝部材。

Claims (7)

  1. 伝動装置の出力要素と連動するパーキングギヤと、
    前記パーキングギヤに係合して該パーキングギヤを回転不能に設定する係合位置と、該係合を解除して該パーキングギヤを回転可能に設定する解除位置との間で回動自在に支持されたパーキングポールと、
    前記パーキングポールに力を付与して該パーキングポールを前記係合位置に回動させ、又は該力の付与を解除して前記パーキングポールが前記解除位置に復帰するのを許容する駆動部材と、
    前記パーキングポールが前記解除位置に復帰するときに緩衝力を該パーキングポールに付与する緩衝部とを備え、
    前記緩衝部は、
    前記緩衝力の反力を支持する反力支持面と、
    前記パーキングポールが前記解除位置に復帰するとき、該パーキングポールで押されることにより付勢力に抗して第1位置から第2位置に移動し、該パーキングポールが前記係合位置に回動するとき、該付勢力により該第2位置から該第1位置へ移動するように案内された第1緩衝部材と、
    前記第1緩衝部材に設けられた押圧面と、
    前記反力支持面と前記押圧面との間で圧縮される第2緩衝部材とを備えることを特徴とするパーキング機構。
  2. 前記第1位置が、前記第2位置の方向と反対方向において所定位置を越えるのを規制する第1規制部を備え、
    前記所定位置は、前記第1緩衝部材が、該所定位置に移動したとすれば、前記パーキングポールに接触し又は接触しない位置であることを特徴とする請求項1に記載のパーキング機構。
  3. 前記緩衝部は、前記反力支持面を形成する端壁を一端に有し、他端が開放された筒状孔を備え、
    前記筒状孔は、その軸線方向に沿った内面により前記第1緩衝部材の案内に供される案内面を構成し、
    前記第1緩衝部材は、前記筒状孔の案内面に対応する側面を備えた筒状の形状を有し、
    前記第1緩衝部材は、前記第2位置が、前記第1位置の方向と反対方向において所定位置を越えるのを規制する第2規制部を備え、
    前記第1緩衝部材が前記第1位置に位置するときの前記反力支持面と前記第1緩衝部材の押圧面との間隔d1は、前記第2緩衝部材の圧縮方向の厚さTよりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載のパーキング機構。
  4. 前記緩衝部は、前記パーキングポールにおける回動の支点からの距離が前記駆動部材により力が付与される点よりも遠い部分において緩衝力を付与することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のパーキング機構。
  5. 前記第1緩衝部材及び該1緩衝部材を案内する部分は、金属又は樹脂系の材料で形成され、前記第2緩衝部材は、該第1緩衝部材及び該案内部分よりもヤング率が小さい材料で形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のパーキング機構。
  6. 前記第1緩衝部材が前記第1位置に位置するときの前記反力支持面と前記第1緩衝部材の押圧面との間隔をd1とし、前記第1位置と第2位置との間の距離をd2とすれば、前記第2緩衝部材の膨張又は収縮による厚さTの変動に拘わらず、d1>T>(d1−d2)が成り立つことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のパーキング機構。
  7. 前記第1緩衝部材が前記第1位置に位置するときの前記反力支持面と前記第1緩衝部材の押圧面との間隔をd1、前記第1位置と第2位置との間の距離をd2、前記第2緩衝部材による緩衝能力を維持するために必要な(d1−d2)の最小値をtとすれば、前記第2緩衝部材の膨張又は収縮による最小値tの変動に拘わらず、(d1−d2)≧tが成立することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のパーキング装置。
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