JP5812766B2 - 送風機 - Google Patents

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Description

本発明は送風機に関するものであり、特に、動アンバランスを修正するバランスウエイトの保持構造を備える送風機に関するものである。
従来、筐体内に多数の電子部品を収容するコンピュータやコピー機のようなOA機器においては、機器筐体の側壁に通気孔を設けてそこに送風機を取り付け、内部の熱を機器筐体外に放出し、内部で発生する熱による障害を防いでいる。また、一般に、送風機には駆動用としてブラシレスモータが使用されており、複数の羽根を有するインペラをロータの外周面に配置し、ロータの回転と一体に羽根を回転するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
このような送風機では、製品誤差、加工誤差、組立誤差等の原因によりインペラとヨークとマグネットとシャフトとからなる回転体(以下、「ロータ」と言う)に動アンバランスが生じるので、一般的には送風機のロータにバランスウエイト(バランス調整用重り)を付設して該動アンバランスを取り除くようにしており、バランスウエイトを取り付けたブラシレスモータも従来から数多く知られている(例えば、特許文献2、特許文献3参照)。
特許文献2に記載の送風機のバランスウエイトは、金属粉と接着剤とで構成され、このバランスウエイトをロータの必要な部位に塗布するとしており、その箇所は文言では特定されていないが、実施例図面ではインペラとマグネットの間の隙間で作られた凹部内に塗布してなる構造が開示されている。このモータ構造では、バランスウエイトを塗布している凹部は、凹部入口側の隙間と凹部内側の隙間が同じ大きさで形成されている。
特許文献3に記載のブラシレスモータにおけるバランスウエイトは、ロータヨークの内面に塗布して、該バランスウエイトが遠心力により剥離、飛散する現象を防止するように形成されている。
特開2002−5093号公報。 特開2005−121166号公報。 特開2001−298929号公報。
しかしながら、特許文献2記載の発明のモータ構造では、バランスウエイトを塗布している凹部の入口側隙間と内側隙間が同じ大きさで形成されており、また凹部入口側に抜け落ちを防止する手段を設けていない。そのため、もしもロータの回転中にバランスウエイトの一部が凹部内面から剥離すると、その剥離したバランスウエイトの一部が抜け落ちて飛散するという問題点があった。
一方、特許文献3記載の発明のモータ構造では、ロータヨークの内面にバランスウエイトを単に塗布した構成であり、また該バランスウエイトの抜け落ちを防止するストッパー等を設けていない。そのため、この構造でもロータの回転中にバランスウエイトの一部が凹部内面から剥離した場合、その剥離した一部が抜け落ちて飛散するという問題点があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、バランスウエイトが剥離しにくく、また、剥離しても落下しにくいモータ構造を有した送風機を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、本発明の送風機は、中央に円筒状の軸受ハウジングと該軸受ハウジングを固定するベース部を有し、前記軸受ハウジングの外周面に巻線が巻き回されたコアを配置してなるステータと、前記軸受ハウジング内に回転自在に軸支された回転軸及び該回転軸に前記ステータの外周面を包囲するように取り付けられた円筒状または有底円筒状のヨーク並びに該ヨークの内周面に固定された環状のマグネット及び複数の羽根を有して前記ヨークの外周面を覆って該ヨークに取り付けられたインペラを有するロータと、を備える送風機において、前記ヨークの下端部で前記インペラと前記ヨークとの間に前記ヨークの円周方向に沿って形成されたバランスウエイト配設用の凹部と、前記凹部内に形成されたバランスウエイトと、前記凹部の開口側を狭めるようにして該凹部内に突出して設けられたバランスウエイト抜け出し防止用ストッパーと、を備える構成である。
この構成によれば、バランスウエイト配設用凹部の開口側が狭まるようにしてバランスウエイト抜け出し防止用ストッパーを該凹部内に突出させて設けているので、凹部の入口の一部がフランジに覆われて狭くなっている。したがって、凹部内側において、バランスウエイトの半径方向の断面寸法は凹部入口側の半径方向開口寸法よりも大きくなっているので、例え回転中にバランスウエイトが凹部内から抜け出ようとしても、バランスウエイトは抜け出し防止用ストッパーによって保持される。これにより、バランスウエイトは凹部から抜け落ちにくくなる。
また、前記凹部が、周方向に沿ってほぼ等間隔で複数個形成されている構成が好ましい。
この構成によれば、凹部が周方向に沿って複数個設けられているので、必要とする箇所の凹部にバランスウエイトを個々に塗布等して動アンバランスを解消することができる。また、凹部が複数個に分割されているので、分割された凹部毎にバランスウエイトを個々に形成することができる。さらに、塗布等したバランスウエイトが他の箇所に散らばることがないので、バランスウエイトがスポット的に形成されて動アンバランスを精度良く解消することができる。
また、前記バランスウエイト抜け出し防止用ストッパーが、前記マグネットの下端部に半径方向外側に突出して形成されたフランジである構成が好ましい。
この構成によれば、マグネットの下端部に半径方向外側に突出してフランジとして形成された抜け出し防止用ストッパーが、凹部内で剥離したバランスウエイトの抜け止めとなり、凹部からバランスウエイトを抜け落ちにくくする。
また、前記フランジの外径が、前記凹部入口側と凹部内側で異なる構成が好ましい。
この構成によれば、凹部内に突出したフランジの外径が異なることにより、凹部内に形成されたバランスウエイトが凹部から更に落ちにくくなる。
また、前記フランジの入口側の外径を凹部内側の外径より大きく形成してなる構成が好ましい。
この構成によれば、フランジの入口側の外径部分がバランスウエイトの下側に突出した状態に配置されて更にバランスウエイト抜け出し防止用ストッパーの役目をし、凹部内のバランスウエイトを更に抜け落ちにくくする。
また、前記フランジの外周面に一つ以上の周溝が設けてある構成が好ましい。
この構成によれば、凹部内に充填されたバランスウエイトがフランジの周溝内に入り込み、該フランジとの一体性が向上し、凹部内のバランスウエイトを更に抜け落ちにくくする。
また、前記バランスウエイト抜け出し防止用ストッパーが、前記ヨークの下端部を半径方向外側に突出して形成されたフランジである構成が好ましい。
この構成によれば、金属製ヨークにプレス加工等でフランジを形成して、このフランジをバランスウエイト抜け出し防止用ストッパーとすることができる。このように金属製ヨークにプレス加工等でフランジを形成してバランスウエイト抜け出し防止用ストッパーとした場合では、マグネットの下端部にフランジを形成してバランスウエイト抜け出し防止用ストッパーとするよりも加工が容易になる。
本発明によれば、凹部内に充填して固化されたバランスウエイトは、凹部内側において凹部入口側より半径方向の断面寸法が大きい形状になり、例え回転中にバランスウエイトが剥がれても、その剥がれたバランスウエイトは抜け出し防止用ストッパーによって保持され、凹部から抜け落ちにくくなる。したがって、剥離したバランスウエイトが抜け落ちて飛散するのを防止できる。さらに、バランスウエイトの接着面積がストッパーとの接着面の分だけ従来よりも増えるので接着強度が増して剥離しにくくなる。
本発明の第1実施形態に係る送風機を示す断面図である。 同上送風機におけるロータを図1の矢印A方向より見た概略平面図である。 図1のB部拡大断面図である。 同上送風機におけるフランジの一変形例を説明する図である。 同上送風機におけるフランジの他の変形例を説明する図である。 同上送風機におけるフランジの更に他の変形例を説明する図である。 同上送風機におけるフランジの更に他の変形例を説明する図である。 同上送風機におけるフランジの更に他の変形例を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る送風機を示す断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る送風機の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る送風機を示す断面図である。同図において、送風機10は、主に合成樹脂製のケーシング11と、ロータ12と、ステータ13とから構成される軸流ファンであり、回転軸の軸方向(図中、白抜き矢印方向)に沿って送風を行う。
前記ケーシング11は、基端部中央に複数のリブにより配置されたベース部14と、該ベース部14の中央に嵌合され、内側の上下にボールベアリング15,15を各々嵌合する円筒状の軸受ハウジング16と、から構成されている。なお、ボールベアリング15,15に代えて滑り軸受等を用いる場合もある。また、軸受ハウジング16はベース部14と一体に形成する場合もある。
前記ステータ13は、軸受ハウジング16の外周に配置され、放射状に延びるティース部を有するコア17と、該コア17に装着されるインシュレータ18と、該インシュレータ18に巻回されたコイル19と、から構成されている。また、軸受ハウジング16基部の周囲に配置されるプリント回路板20がインシュレータ18の下部に固定されている。このプリント回路板20には、送風機10のモータ部を駆動させるための駆動回路が形成されており、図示しないが複数の電子部品が実装されている。
前記ロータ12は、ステータ13の外周面に対向するように配置され、ボールベアリング15,15に支持されて回転する回転軸21の先端に、亜鉛ダイキャストによる接合部22を介して、軸受ハウジング16を覆うように接合部22に取り付けられた有底円筒状のヨーク23と、該ヨーク23の内周面に固着された環状のマグネット24と、から構成されている。すなわち、ヨーク23はステータ13の外周面を包囲し、その内側に位置するマグネット24はステータの外周面と半径方向の隙間を介して対向している。このヨーク23の外周部には、複数の羽根25を有するインペラ26が圧入嵌合されている。また、回転軸21に外嵌され、ハブ22とボールベアリング15との間には、コイルスプリング27が配置されている。
前記インペラ26は、樹脂製で、ヨーク23に圧入で取り付けられる有底円筒状のハブ部26aを有し、そのハブ部26aの外周部に前記複数の羽根25が設けられている。樹脂製インペラ26とヨーク23はインサート成形によって結合することも可能である。また、図1及び図3に示すようにヨーク23の外周面と嵌合密着されるハブ部26aの開放側である下端部は、ヨーク23の開放側である下端部よりも若干下側に突出して形成されており、さらにそのハブ部26a内面にはバランスウエイト配設用の凹部28が下端部から内側(閉塞側である上端部方向)に向かって形成されている。なお、凹部28は、図2に示すように周方向に沿って、ほぼ等間隔で複数個(本例では15個)形成されている。
前記マグネット24は、プラスチック磁石あるいは焼結磁石である。本例では形状が成形しやすいように、例えば熱可塑性樹脂であるポリアミド樹脂にフェライト系磁石の粉末または希土類磁石の粉末等を混ぜてなるフェライト系プラスチック磁石を使用し、これを射出成形、あるいは押出成形、またはプレス成形、圧延成形等により円環状に形成する。また、その成形時、マグネット24の下端部には半径方向外側に突出してフランジ29が一体に形成される。なお、フランジ29の一部は、図3に示すようにバランスウエイト抜け出し防止用ストッパーとして、凹部28の開口側を狭めるようにしてヨーク23の下端部下面に沿ってハブ部26aの凹部28内まで延びている。
そして、この送風機10では、製品誤差、加工誤差、組立誤差等の原因によりインペラ26を含むロータ12に動アンバランスが生じている場合、その動アンバランスを取り除くために、その必要とする凹部28内にパテ状の樹脂組成物を塗布し固化させることによりバランスウエイト30を形成し、動アンバランスを取り除くことができる。本実施例ではバランスウエイト30としては、金属粉を混入させたパテ状のエポキシ樹脂組成物とパテ状の硬化剤を混合して室温で硬化させる二混合型のバランス修正パテを用いたが、これに限定されるわけではなく、一液性硬化型、熱硬化型、UV硬化型等の樹脂組成物を用いても良い。そして、ここでのバランスウエイト30は、凹部28の入口がフランジ29の一部で覆われて狭くなっているので、バランスウエイト30が固化した後は、凹部28内側における断面の半径方向の断面寸法が凹部28入口側における断面の半径方向の断面寸法よりも大きい形状となり、凹部28から抜け落ちにくくなる。そのため、送風機10が運転中に、例えバランスウエイト30の一部が凹部28の内面から剥がれてもフランジ29の一部で受けて保持され、落下しにくくなる。
また、本実施例での凹部28は、周方向に沿って複数個設けられているので、必要とする箇所の凹部28にのみバランスウエイト30用の修正パテを塗布して動アンバランスを解消することができる。さらに、塗布したバランスウエイト30用のパテが他の箇所に散らばることがなく、スポット的に塗布して動アンバランスを精度良く解消することができる。
なお、上記実施例では、フランジ29の外周径を、凹部28入口側から凹部28内側まで同じ大きさで形成してなる構造を開示したが、例えば図4〜図6に示すように前記フランジ29の外径が、凹部28入口側と凹部28内側で異なる構成としてもよいものである。
すなわち、図4に示す構造では、フランジ29の外周面に、凹部28入口側から凹部28内側に向かってフランジ外径が小さくなるようにテーパー31を設けている。このように凹部28入口側から凹部28内側に向かってフランジ外径が小さくなるようにすると、入口がより狭くなるので、バランスウエイト30が凹部28内からさらに落ちにくくなる。
図5は、テーパー31をフランジ29の外周面内側の一部のみに設けたものでものである。このようにテーパー31を一部のみに設けた場合では、凹部28入口の幅が拡がり、バランスウエイト30用パテを塗布し易くすることができる。
図6は、テーパー31を凹部28内側から凹部28入口側に向かってフランジ外径が小さくなるようにテーパー31を設けている。このように凹部28内側から凹部28入口側に向かってフランジ外径が小さくなるようにすると、入口側がより広くなるので、バランスウエイト30用パテを塗布し易くなる。
また、図4〜図6以外に、フランジ29の外周面に溝を設けることも可能である。例えば図7に示すようにフランジ29の外周に周溝32を設けると、凹部28内に充填されたバランスウエイト30用パテは固化される前、周溝32内に入り込み、その後、固化される。これによりバランスウエイト30がフランジ29とより一体化した状態になって凹部28から更に剥がれたり落ちたりしにくくなる。また、溝は図7に示す周溝32に限られるわけではなく、軸方向に対して平行な縦溝または斜めの溝などを設けても同様の効果が得られる。
なお、図1〜図7の構造では、バランスウエイト抜け出し防止用ストッパーとしてのフランジを、環状のマグネット24に設けてなる構造を開示したが、例えば図8に示すようにマグネット24に代えてヨーク23に設けてもよい。すなわち、図8ではプレス加工等で成形される際、ヨーク23の下端部における一部を半径方向外側に曲げてフランジ33を形成している。そして、そのフランジ33の一部をバランスウエイト抜け出し防止用ストッパーとして、凹部28の開口側隙間を狭めるようにしてハブ部26aの凹部28内まで延ばしている。
そして、ロータ12に動アンバランスが生じている場合、その動アンバランスを取り除くために、その必要とする凹部28内にバランスウエイト30用のバランス修正パテを塗布し固化させると、フランジ33がバランスウエイト30の下側の一部を支えた状態となる。そのため、送風機10が運転中に、例えバランスウエイト30の一部が凹部28内面から剥がれてもフランジ33の一部で受けて保持され、落下しにくくなる。
このように、金属製のヨーク23にプレス加工等でフランジ33を設けた場合では、マグネット24にフランジ29を設けるよりも加工が簡単となり、コストダウンを図ることが可能になる。
図9は本発明の第2実施形態に係る送風機を示す断面図である。同図に示す送風機50は、主に合成樹脂製のケーシング51,52と、ロータ53と、ステータ54とから構成されるブロワーとして使用されるシロッコファンである。なお、第2実施形態の説明では、上記第1実施形態と同一構成及び作用が同じ構成部分については上記第1実施形態と同一符号を付すことで、詳細な説明を省略する。
前記送風機50は、ロアケーシング51の上端部にアッパーケーシング52を備えており、中心に矩形羽根55を周方向に複数配置したインペラ56が嵌合されている。そして、上述した軸流ファンである送風機10が回転軸21の軸方向に送風を送るのに対して、このシロッコファンは回転軸21の回転方向(矢印方向)に送風を送る。なお、ロータ53及びステータ54は、上記送風機10と同様な構成であるので、本発明と関連する部分の構成について説明をし、それ以外の構成部分については説明を省略する。
前記インペラ56は、樹脂製である。そのインペラ56は、ヨーク23に圧入で取り付けられる有底円筒状のハブ部56aを有し、ハブ部56aの外周部に前記複数の羽根55が設けられている。なお、樹脂製インペラ56とヨーク23はインサート成形によって結合することも可能である。また、ヨーク23の外周面と嵌合密着されるハブ部56aの開放側である下端部は、ヨーク23の開放側である下端部よりも下側に突出して形成されており、さらにそのハブ部56a内面にはバランスウエイト配設用の凹部28が下端部から内側(閉塞側である上端部方向)に向かって形成されている。その凹部28は、上記送風機10と同様に、周方向に沿ってほぼ等間隔で複数個形成されている。
マグネット24は、上記送風機10と同様に、プラスチック磁石あるいは焼結磁石であり、成形時、マグネット24の下端部には半径方向外側に突出してフランジ29が一体に形成される。なお、フランジ29の一部は、バランスウエイト抜け出し防止用ストッパーとして、凹部28の開口側を狭めるようにしてヨーク23の下端部下面に沿ってハブ部56aの凹部28内まで延びている。
そして、この第2実施形態の送風機50にあっても、製品誤差、加工誤差、組立誤差等の原因によりインペラ56を含むロータ53に動アンバランスが生じている場合、その動アンバランスを取り除くために、必要とする凹部28内にパテ状の樹脂組成物を塗布し固化させることによりバランスウエイト30を形成し、動アンバランスを取り除くことができる。
また、この送風機50あっても、バランスウエイト30は、凹部28の入口がフランジ29の一部で覆われて狭くなっているので、バランスウエイト30が固化した後は、凹部28内側における断面の半径方向の断面寸法が凹部28入口側における断面の半径方向の断面寸法よりも大きい形状となり、凹部28から抜け落ちにくくなる。そのため、送風機50が運転中に、例えバランスウエイト30の一部が凹部28の内面から剥がれてもフランジ29の一部で受けて保持され、落下しにくくなる。このように、本発明は軸流ファンに限ることなく、シロッコファン等にも広く適用できるものである。
また、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれものである。
10 送風機
11 ケーシング
12 ステータ
13 ロータ
14 ベース部
15 ボールベアリング
16 軸受ハウジング
17 コア
18 インシュレータ
19 コイル
20 プリント回路板
21 回転軸
23 ヨーク
24 マグネット
25 羽根
26 インペラ
26a ハブ部
27 コイルスプリング
28 凹部
29 フランジ(バランスウエイト抜け出し防止用ストッパー)
30 バランスウエイト
31 テーパー
32 周溝
33 フランジ
50 送風機
51 ロアケーシング
52 アッパーケーシング
53 ロータ
54 ステータ
55 羽根
56 インペラ
56a ハブ部

Claims (5)

  1. 中央に円筒状の軸受ハウジングを設けたベース部を有し、前記軸受ハウジングの外周面に巻線が巻き回されたコアを配置してなるステータと、前記軸受ハウジング内に回転自在に軸支された回転軸及び該回転軸に前記ステータの外周面を包囲するように取り付けられた円筒状または有底円筒状のヨーク並びに該ヨークの内周面に固定された環状のマグネット及び複数の羽根を有して前記ヨークの外周面を覆って該ヨークに取り付けられたインペラを有するロータと、を備える送風機において、
    前記ヨークの下端部で前記インペラと前記ヨークとの間に前記ヨークの円周方向に沿って形成されたバランスウエイト配設用の凹部と、
    前記凹部内に形成されたバランスウエイトと、
    前記凹部の開口側を狭めるようにして該凹部内に突出して設けられたバランスウエイト抜け出し防止用ストッパーとを備え、
    前記バランスウエイト抜け出し防止用ストッパーが、前記マグネットの下端部に半径方向外側に突出して形成されたフランジであることを特徴とする送風機。
  2. 前記凹部が、周方向に沿って複数個形成されている請求項1記載の送風機。
  3. 前記フランジの外径が、前記凹部の入口側と凹部内側で異なる請求項1又は2に記載の送風機。
  4. 前記フランジの入口側の外径を凹部内側の外径より大きく形成してなる請求項1から3のいずれか1項に記載の送風機。
  5. 前記フランジの外周面に一つ以上の周溝が設けてある請求項1から4のいずれか1項に記載の送風機。
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