JP5810726B2 - 直噴式エンジン用フューエルレールアッシーの組付方法 - Google Patents

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Description

本発明は、直噴式エンジン用フューエルレールアッシーの組付方法に関する。
従来より、自動車等の車両において、エンジンの燃焼室内に臨ませたインジェクタから直接燃料を噴射する直噴式エンジンが知られている。複数の気筒が列状に設けられた直列型の直噴式エンジンでは、フューエルレールにより複数の気筒に対応する複数のインジェクタへ高圧の燃料を供給している。このフューエルレールは、エンジンの気筒列方向に直線状に延び且つ燃料が供給されるレール部材と、このレール部材から夫々のインジェクタに燃料を分配する複数のカップ部と、フューエルレールをシリンダヘッドに固定するための複数のボス部とを備え、エンジンの燃料ポンプから圧送された燃料を複数の気筒に対応する夫々のインジェクタへ分配している。
ところで、インジェクタをエンジンに組付ける場合、フューエルレールに予めインジェクタを装着したフューエルレールアッシーを形成し、このフューエルレールアッシーを各気筒に対応した複数のボルトによりシリンダヘッドへ締結している。フューエルレールアッシーの各インジェクタは、基端側部分の環状基端部シール部材を介してカップ部に嵌挿された、所謂片持ち状態であるため、各インジェクタ先端部分の小径筒部の姿勢がばらつき、インジェクタ挿入孔に対して位置ずれを生じ、その結果、インジェクタの小径筒部がシリンダヘッドと干渉することがある。そこで、インジェクタの小径筒部をインジェクタ挿入孔へ圧入する前段階において、インジェクタの姿勢調整が行われている。
特許文献1のフューエルレールアッシーの組付方法は、シリンダヘッドに形成された締結受座と、この締結受座に形成されたねじ穴に着脱可能な棒状のガイド部材と、このガイド部材の途中部であってインジェクタの小径筒部の先端がインジェクタ挿入孔に接近した位置に対応した途中部に着脱可能なストッパ部材とを設け、フューエルレールアッシーのボス部のボス穴に挿通されたガイド部材を締結受座のねじ穴に取り付けた後、フューエルレールアッシーをガイド部材に沿ってシリンダヘッド方向へ移動し、フューエルレールアッシーの移動がストッパ部材により規制されたとき、インジェクタのインジェクタ挿入孔に対する姿勢を修正すると共にストッパ部材を取り外し、インジェクタの小径筒部をインジェクタ挿入孔へ圧入し、その後ボス部に対してボルトを締結するようにしている。
特開2010−19132号公報
特許文献1のフューエルレールアッシーの組付方法では、シリンダヘッド方向への移動段階においてインジェクタが適正な姿勢に調整されても、その構造上、小径筒部がインジェクタ挿入孔へ圧入される圧入段階において、フューエルレールアッシーをシリンダヘッドに対して効果的に締結することができない虞がある。
第1に、フューエルレールに設けられた複数のボス部をボルトにより締結することでフューエルレールと複数のインジェクタとをともにシリンダヘッドに圧着させることは困難である。
第2に、インジェクタの軸心とインジェクタ挿入孔の軸心とを一致させることが困難である。即ち、カップ部の加工精度誤差とインジェクタ挿入孔の加工精度誤差とが複合的に累積されるため、これらのずれ量が累積された結果、カップ部に内嵌されたインジェクタの軸心とインジェクタ挿入孔の軸心との位置ずれが懸念される。
前記第1の課題については、フューエルレールの複数のカップ部と複数のインジェクタとの間に、燃焼圧反力に打ち勝つ付勢力を発揮させるばね部材を設けることにより、ボス部のボルト締結による着座状態のもとで、インジェクタの着座をばね部材の付勢力により行える。
また、前記第2の課題については、インジェクタとヘッド側着座部との間にテーパ面とこのテーパ面に線接触的に接触する環状接触部を形成可能な保持リングを設けることにより、インジェクタとインジェクタ挿入孔との軸心変化に対応可能である。この保持リングは、インジェクタの軸心がインジェクタ挿入孔の軸心に対して傾斜している場合、環状基端部シール部材のインジェクタ軸心直交方向の反力により、テーパ面と環状接触部との接触位置を調整可能である。つまり、インジェクタは、その軸心がインジェクタ挿入孔の軸心に対して傾斜してもヘッド側着座部の面内で保持リングを介して安定した着座状態が得られる。
このようなフューエルレールアッシーの組付けとしては、保持リングが装着されたインジェクタをばね部材を介してフューエルレールのカップ部へ嵌挿させてフューエルレールアッシーを形成し、このフューエルレールアッシーをシリンダヘッド方向へ押圧してインジェクタをインジェクタ挿入孔に圧入した後、レール部材の複数のボス部を複数の締結受座に締結固定する。実際の生産工程では、作業効率の観点から、複数のインジェクタを同時に圧入し、フューエルレールアッシーを各気筒に対応した複数のボルトにより同時締付可能な多軸ナットランナを用いてシリンダヘッドの締結受座に締結する。
前記圧入工程は、押圧装置によりレール部材を押圧することで容易に行うことができる。しかし、インジェクタとインジェクタ挿入孔との位置ずれにより、このインジェクタの軸心は、環状先端部シール部材によりインジェクタ挿入孔に規制されることから、インジェクタ挿入孔の軸心に対して傾斜を生じ、レール部材の圧入方向への変位がそのレール部材の長手方向において傾いていると、各ばね部材間で圧縮反力に違いが発生し、これに伴い、保持リングとヘッド側着座部との摩擦力が環状基端部シール部材のインジェクタ軸心直交方向の反力を超えると、保持リングのインジェクタ軸心直交方向への変位が調整不可になるため、このインジェクタの軸心位置が拘束される。圧入工程中において、所定のインジェクタの軸心位置が一方側へ傾いた状態で拘束されている場合、フューエルレールが圧入工程が完了するまでにシリンダヘッド方向へ強制的に移動されると、このインジェクタとカップ部との軸心誤差が増加し、このインジェクタ以外のインジェクタの軸心誤差よりも極端に悪化する虞がある。しかも、圧入工程後の締結工程において、各ボルトの締結タイミングがばらつく場合、インジェクタとカップ部との軸心誤差が一層増加する可能性がある。
締結工程の前段階で、レール部材の押圧力を一旦解除することも考えられるが、ばね部材の付勢力が一時的に解放されるにすぎず、再押圧工程や締結工程の再開により、再び同様のインジェクタの軸心誤差が発生する可能性もある。それ故、インジェクタとこれに対応するカップ部との位置ずれが大きな場合、環状基端部シール部材とカップ部との間の周面において面圧が低下する部分が生じ、特に、エンジン冷間時には、環状基端部シール部材の硬度が増すため、面圧が低い周面部分に燃料シール性の悪化を招く虞がある。
本発明の目的は、フューエルレールアッシーの組付け時、インジェクタの姿勢のずれに起因した燃料シール性の低下を防止可能な直噴式エンジン用フューエルレールアッシーの組付方法を提供することである。
請求項1の直噴式エンジン用フューエルレールアッシーの組付方法は、列状に設けられた複数の気筒と、気筒列方向に直線状に延びるレール部材と複数の気筒に対応する複数のインジェクタの基端側部分に環状基端部シール部材を介して夫々外嵌可能な複数のカップ部と複数のボス部とを有するフューエルレールとを備えた直噴式エンジンにおける前記複数のカップ部にインジェクタを夫々嵌挿したフューエルレールアッシーを形成し、このフューエルレールアッシーをシリンダヘッド方向へ移動して各インジェクタの先端側部分を環状先端部シール部材を介してシリンダヘッドの対応するインジェクタ挿入孔に圧入した後、前記複数のボス部をシリンダヘッドに締結固定する直噴式エンジン用フューエルレールアッシーの組付方法において、前記インジェクタは、先端部に軸心方向先端側程縮径するテーパ面を備えた筒状本体部と、前記テーパ面に線接触的に接触する環状接触部を備え且つその接触位置を変えてインジェクタの軸心を調整可能な保持リングと、前記筒状本体部から先端側へ延びて前記環状先端部シール部材が装着される小径筒部とを備え、前記フューエルレールは、各カップ部に夫々対応させて前記インジェクタの軸心上に位置するように形成された複数の受圧部を備え、前記複数のインジェクタを燃焼圧反力に打ち勝つ付勢力を発揮させる複数のばね部材を介して前記複数のカップ部に嵌挿してフューエルレールアッシーを形成するアッシー形成工程と、前記ばね部材を圧縮変形可能な複数の押圧ばねを介して前記フューエルレールの前記複数の受圧部を夫々押圧可能な複数の押圧部を備えた押圧可動装置を用い、この押圧可動装置の各押圧部により前記フューエルレールの各受圧部を前記複数のばね部材が中間圧縮状態になるまでシリンダヘッド方向へ押圧して前記複数のインジェクタの先端側部分を前記対応するインジェクタ挿入孔に圧入する圧入工程と、前記圧入工程の押圧力を維持した状態で前記複数のボス部を同時にシリンダヘッドへ締結する締結工程と、を備えたことを特徴としている。
この直噴式エンジン用フューエルレールアッシーの組付方法では、圧入工程において、各ばね部材が略均等に圧縮反力を発生することができ、シリンダヘッドのインジェクタ挿入孔とレール部材のカップ部との位置度の誤差の範囲で、各ばね部材間でいずれかのばね部材の圧縮反力が突出するような事態を抑制でき、保持リングとヘッド側着座部との摩擦力を環状基端部シール部材のインジェクタ軸心直交方向の反力以下に押えることが可能となる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記締結工程は、前記複数のボス部を夫々締結する複数の締結部材に対応した複数の締結ヘッドを備えた締結装置を用い、前記複数の締結ヘッドの締付けトルクを全て第1トルク値になるまで締結し、更に、前記複数の締結ヘッドの締付けトルクを前記第1トルク値よりも大きな第2トルク値になるまで締結することを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記各受圧部は、前記各カップ部のインジェクタ収容部とレール部材との間に形成された中段部に形成されたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、複数のインジェクタの姿勢に多少のバラツキがあっても保持リングとヘッド側着座部との摩擦力を環状基端部シール部材のインジェクタ軸心直交方向の反力以下に抑えることが可能となるため、保持リングの位置調整機能を確保することができ、筒状本体部に装着された環状基端部シール部材とカップ部との間の周方向の面圧低下を防止でき、インジェクタの姿勢のずれに起因した燃料シール性の低下を防止できる。
請求項2の発明によれば、フューエルレールアッシーを同期締結することができ、締結過程で特定のインジェクタに早期に保持リングの拘束が発生することを低減することができ、インジェクタの姿勢のずれを防止し、一層燃料シール性の低下を防止することができる。
請求項3の発明によれば、請求項1の効果を確実に達成することができる。
本発明の実施例1に係る直噴式エンジンのシリンダヘッドを示す部分縦断面図である。 図1の要部拡大図である。 インジェクタの斜視図である。 フューエルレールの正面図である。 図4のV−V線断面図である。 フューエルレールアッシーの正面図である。 図6の要部斜視図である。 圧入工程を示す図である。 締結工程を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
以下、本発明の実施例1について図1〜図9に基づいて説明する。
図1に示すように、直噴式エンジン1は、4つの気筒がクランク軸(図示略)方向に列状に配置された直列4気筒エンジンである。エンジン1は、シリンダブロック2と、シリンダヘッド3等を備えている。シリンダブロック2は、シリンダライナ4と、このシリンダライナ4内を摺動して上下方向に昇降可能なピストン5等を気筒毎に備えている。
シリンダヘッド3は、2つの吸気ポート(図示略)と、2つの排気ポート(図示略)と、それら吸排気ポートを開閉可能な吸排気弁(図示略)と、点火プラグ6と、インジェクタ20等を気筒毎に備えている。上死点位置のピストン5の上面とペントルーフ形のシリンダヘッド3の下面とが協働して各気筒の燃焼室7を形成している。
エンジン1は、夫々の気筒の燃焼室7へ吸気を導入し、燃焼室8内の吸気に対してインジェクタ20から高圧燃料を噴射した後、点火プラグ6の点火作動を行うことにより燃焼サイクルを行っている。
図1及び図2に示すように、シリンダヘッド3には、気筒毎にインジェクタ20を圧入固定可能なインジェクタ挿入孔8が形成されている。インジェクタ挿入孔8は、燃焼室7からエンジン1の外部に亙って連通状且つ直線状に延び、燃焼室7に近い部分の径に比べて燃焼室7から外方へ離隔した部分の径が大きくなるように形成されている。インジェクタ挿入孔8の燃焼室7から離隔した外側端位置には、インジェクタ20が着座可能なヘッド側着座部9が形成されている。
図1〜図3に示すように、各気筒に対応する4つのインジェクタ20は、気筒列方向に延びるフューエルレール30を介してエンジン1の燃料ポンプ(図示略)に接続されている。インジェクタ20は、筒状本体部21と、この筒状本体部21よりも小径に形成された小径筒部22と、保持リング23等を備えている。
図2及び図3に示すように、筒状本体部21は、基端側部分に全周に亙って装着され且つ所定の弾性特性を備えた環状基端部シール部材24(例えば、Oリング)と、先端部の周囲に設けられ軸心方向先端側程縮径するテーパ面21aと、燃料の導入開口21bと、電磁コイル部(図示略)と、この電磁コイル部に電力を供給する端子を保護する合成樹脂製コネクタ26等を備えている。
図2,図3及び図7に示すように、小径筒部22は、筒状本体部21の先端から軸心方向先端側へ延びるように形成され、その先端が燃焼室7内へ臨んでいる。小径筒部22は、弁部材(図示略)と、この弁部材を閉弁側へ付勢するスプリング(図示略)と、先端に設けられた燃料を噴射するための噴口22a等を備えている。
この小径筒部22の先端側部分には、フッ素樹脂により形成された環状先端部シール部材25(例えば、テフロン(登録商標)シール)が全周に亙って装着されている。
以上により、コネクタ26の端子に電力が供給されたとき、弁部材がスプリングの付勢力に抗して開弁し、フューエルレール30内に充填されている高圧(例えば、20MPa程度)の燃料が噴口22aから燃焼室7内へ噴射される。
図2に示すように、保持リング23は、筒状本体部21側へ膨出する断面略部分円弧状に形成され、テーパ面21aに対して環状に線接触する環状接触部23aと、平坦面よりなるリング側着座部23bとを備えている。この保持リング23は、インジェクタ20の装着時、インジェクタ20の軸心をインジェクタ挿入孔8の軸心に対して所定の範囲で傾きが生じてもテーパ面21aと環状接触部23aとの相対位置が変わることにより、インジェクタ20を後述のばね部材11の付勢力を介してシリンダヘッド3のヘッド側着座部9に安定して押圧するようになっている。そのために、ヘッド側着座部9の座面は保持リング23の径より径方向に余裕を持った広さに設定されている。
これにより、筒状本体部21に対して上記ばね部材11の付勢力による燃焼室7方向へ荷重が作用しないときは、環状接触部23aとテーパ面21aとが離隔或いは筒状本体部21が位置決めされていない状態(保持リング23に対して筒状本体部21が移動可能な状態)で接触している。筒状本体部21に対して上記ばね部材11の付勢力による燃焼室7方向へ荷重が作用したときは、リング側着座部23bがヘッド側着座部9と面接触するため、インジェクタ挿入孔8の軸心直交方向に向かう摩擦力により保持リング23がシリンダヘッド3に対して位置決めされる。これに伴い、環状接触部23aとテーパ面21aとが環状に線接触するため、筒状本体部21が保持リング23を介してインジェクタ挿入孔8に位置調整される。
図4及び図5に示すように、フューエルレール30は、レール部材31と、夫々の気筒に対応した4つのカップ部32と、これらカップ部32と一体的に形成された4つのボス部33等を備えている。レール部材31は、気筒列方向に直線状に延び燃料ポンプから燃料が供給可能に形成されている。このレール部材31は、ステンレススチール系材料による管状のパイプ部材で形成され、内部に長手方向へ延びる通路34と、この通路34の一端部に設けられた導入口35と、レール部材31の長手方向と直交方向で且つ各インジェクタ20に対応した位置に開口する4つの開口部36を備えている。
各カップ部32は、先端部周面に形成された切欠き部32aと、中段部に形成された受圧部32bと、有底筒状のインジェクタ収容部37と、インジェクタ収容部37とレール部材31との間に形成された通路部38とを備えている。切欠き部32aと受圧部32bとはレール部材31の正面視(図4参照)にてインジェクタ20の軸心と略同軸状に形成され、受圧部32bは平面視(図5参照)にてインジェクタ20の中心位置の略直上位置になるように形成されている。
インジェクタ収容部37は、筒状本体部21の基端側部分に環状基端部シール部材24を介して外嵌可能に形成されている。それ故、カップ部32にインジェクタ20が嵌挿されたとき、インジェクタ収容部37の内周面と環状基端部シール部材24の外周面との間にこの嵌合力に応じた面圧が発生し、インジェクタ収容部37と筒状本体部21の基端部側部分との間に高圧の燃料が密閉充填されている。
図2及び図5に示すように、通路部38は、通路34とインジェクタ収容部37とを連結し、通路34からインジェクタ収容部37へ燃料を供給可能に形成されている。通路部38は、レール部材31と直交して延びるように形成され、直線状の分配通路39と、湾曲状に形成された接合部40と、分配通路39よりも小径に形成された連通路41とを備えている。接合部40の湾曲面はレール部材31の外周面とろう付け接合され、分配通路39と開口部36とが連通状に形成されている。以上により、レール部材31に圧送された燃料は、各気筒に対応した開口部36から夫々の分配通路39に分配された後、夫々の連通路41を介して各気筒に対応したインジェクタ20へ供給される。
図4及び図7に示すように、各ボス部33は、夫々の気筒に対応した通路部38の途中部からレール部材31と平行方向へ延びるように一体的に形成されている。ボス部33の軸心は、インジェクタ収容部37の軸心と略平行状且つレール部材31の軸心と略直交状に設けられている。ボス部33は、平坦状の上下面33a,33bと、上下面33a,33bを貫通するボス穴33cとを備えている。
ボス部33をボルト10を用いてシリンダヘッド3の締結受座3aに締結することにより、ボス部下面33bが締結受座3aの上面に密着固定され、ボルト10の締結力がレール部材31および後述のばね部材11を介してインジェクタ20へ伝達されている。
図6及び図7に示すように、各インジェクタ20は、フューエルレールアッシー50の状態でシリンダヘッド3に組付けられている。フューエルレールアッシー50は、フューエルレール30の4つのカップ部32に対して夫々ばね部材11を間に介して各インジェクタ20が嵌挿されて形成されている。それ故、シリンダヘッド3への組付け前では、インジェクタ20はフューエルレール30、より詳しくはカップ部32に対して片持ち状態で支持されている。
図7に示すように、ばね部材11は、インジェクタ20が燃焼圧の反力に打ち勝つ付勢力を発揮するように形成されている。ばね部材11は、単一のばね鋼により形成され、インジェクタ20に係合可能な左右1対の係合部11aと、カップ部32の下端部に当接して弾性変形可能な1対の変形部11bと、切欠き部32aに係止可能な係止部11cとを備えている。1対の係合部11aは、平面視略U字状に形成され、図2の筒状本体部21の基端側部分の1対の平坦な側面(面削ぎ)21bを係合部11aの内面間で規制し且つ挟み込むことによりインジェクタ20に対して係合している。
1対の変形部11bは、夫々1対の係合部11aと略平行状になるように屈曲形成されている。この変形部11bは、小径筒部22をインジェクタ挿入孔8へ圧入するときの押圧力が変形部11bに対して圧縮方向に作用したとき、中間圧縮状態、より詳しくは初期圧縮状態(例えば、2mm程度の圧縮状態)に変形すると共に所定の弾性力(例えば、200N)を発揮し、また、ボス部33へのボルト締結が完了する場合には上記圧縮状態よりはるかに大きく変形し大きな弾性力(例えば、600N)を発揮するばね特性を有している。係止部11cは、1対の変形部11bの中間位置から係合部11aと変形部11bが夫々延びる方向と直交する方向へ延設されている。この係止部11cが切欠き部32aに嵌め込み状に係止されることにより、インジェクタ20をカップ部32に対して向きないしは位相を特定の関係になるように設定している。このことにより、インジェクタ20から燃焼室内に噴射される燃料の噴霧パターンを好適なものとし得る。
次に、エンジン1へのフューエルレールアッシー50の組付け手順について図6,8,9に基づき説明する。フューエルレールアッシー50の組付け手順は、アッシー形成工程と、圧入工程と、締結工程とから構成されている。
図6に示すように、アッシー形成工程では、4つのインジェクタ20を4つのばね部材11を介して4つのカップ部32のインジェクタ収容部37に嵌挿してフューエルレールアッシー50を形成している。このとき、ばね部材11の係止部11cは、切欠き部32aに係止されているため、インジェクタ20の軸心がカップ部32の軸心と略同軸上に配置されている。
図8に示すように、圧入工程では、フューエルレールアッシー50を4つのばね部材11が中間(初期)圧縮状態になるまでシリンダヘッド3方向へ移動して4つのインジェクタ20の環状先端部シール部材25を夫々対応するインジェクタ挿入孔8に圧入している。
この圧入工程では、1対のガイド工具12と、フューエルレールアッシー50を燃焼室7の方向へ押圧可能な押圧可動装置13とを使用している。
ガイド工具12は、ボス部33のボス穴33cに挿通可能な丸棒状に形成され、その一端部には、締結受座3aのねじ部にねじ込み可能なおねじ部12aが形成されている。
押圧可動装置13は、4つの押圧部材14と、これら4つの押圧部材14を気筒配列方向に列状配置した状態で移動可能な移動部材15等を備えている。
各押圧部材14は、移動部材15上において、対応する受圧部32bを燃焼室7方向へ押圧可能な押圧部14aと、この押圧部14aを弾性支持可能な圧縮スプリング14b(押圧ばね)等を備えている。
圧縮スプリング14bは、ばね部材11と同等の弾性力(例えば、200N)を発生可能なばね特性を備えている。
第1,4気筒に対応する締結受座3aのねじ部に1対のガイド工具12を夫々ねじ込み固定する。1対のガイド工具12を第1,4気筒に対応するボス穴33cに挿通し、中間に位置する第2,3気筒に対応するボス穴33cとこれらに対応した締結受座3aとをボルト10によりトルクを伴わない状態で仮締めする。次に、1対のガイド工具12を第1,4気筒に対応する締結受座3aのねじ部から取り外し、第1,4気筒に対応するボス穴33cとこれらに対応した締結受座3aとをボルト10により上記と同様に仮締めする。尚、夫々のボルト10の仮締めの前に、各インジェクタ挿入孔8に対して小径筒部22が位置ずれを生じている場合、各インジェクタ20の姿勢調整を行っている。これにより、フューエルレールアッシー50のシリンダヘッド3に対する事前の概略位置決めがなされる。
次に、移動部材15を移動して、全ての押圧部14aを夫々に対応する受圧部32bの上部に当接させ、全てのインジェクタ20をカップ部32,ばね部材11を介して燃焼室7方向へ同時に押圧している。各受圧部32bの押圧時、押圧可動装置13は、各インジェクタ20の環状先端部シール部材25を夫々のインジェクタ挿入孔8へ圧入可能な所定荷重(例えば、800N)により移動部材15を駆動制御している。このとき、夫々のばね部材11は最大圧縮状態に対して余裕のある中間(初期)圧縮状態であり、シリンダヘッド3における各インジェクタ挿入孔8の位置度と、フューエルレール30における各カップ部32(インジェクタ収容部37)の位置度との誤差によりインジェクタ挿入孔8の軸心(軸線)に対してインジェクタ20の軸心(軸線)が傾斜するなど、各受圧部32bがほぼ均等な押圧荷重を受け、特定のばね部材に大きな圧縮反力が発生することがなく、保持リング23のリング側着座部23bとシリンダヘッド3のヘッド側着座部9とのインジェクタ20の軸線直交方向の摩擦力が環状基端部シール部材24の弾性反発力を超えることがなく、インジェクタ20がインジェクタ挿入孔8に対して傾いた状態で、インジェクタ20を保持リング23の柔軟な追従のもとで安定してシリンダヘッド3に押圧することができる。
これにより、各インジェクタ20の保持リング23が夫々に対応するヘッド側着座部9に着座し、各インジェクタ20の環状先端部シール部材25が夫々に対応するインジェクタ挿入孔8の適正位置まで圧入されている。
図9に示すように、締結工程は押圧可動装置13による押圧状態のまま行われる。締結工程では、押圧可動装置13により4つのばね部材11を中間(初期)圧縮状態として4つのボス部33をシリンダヘッド3へ同時に締結している。
この締結工程では、4つのボス部33を夫々締結する4つのボルト10に対応した4つの締結ヘッド17と、これらの締結ヘッド17を気筒配列方向になるように列状に配置した状態で移動可能な移動部材18とを備えた多軸ナットランナによる締結装置16を使用している。なお、図9では締結装置16を概略的なものとして示している。
押圧可動装置13によりフューエルレールアッシー50に対して各環状先端部シール部材25を圧入可能な所定荷重が作用している状態、所謂夫々のばね部材11が中間(初期)圧縮状態に変形している状態を維持しながら、移動部材18を移動して、全てのボルト10を締結ヘッド17により同期締結している。
4つの締結ヘッド17が夫々のボルト10に当接した段階で、全ての締結ヘッド17が回転駆動され、全ての締結ヘッド17の締付けトルクが第1トルク値(例えば、3Nm)になるまで駆動制御が継続され、全てのボルト締結部位で順次第1トルク値に達していく。全ての締結ヘッド17の締付けトルクが第1トルク値に到達したとき、目標トルクが第1トルク値から第2トルク値(例えば、7Nm)に変更され、全ての締結ヘッド17の締付けトルクが第2トルク値になるまで駆動制御が継続される。その後、全ての締結ヘッド17の締付けトルクが最終トルク値(例えば、22〜26Nm)になるまで駆動制御を継続し、全ての最終トルク値への到達により締結作業を完了させる。
締結工程では、各ボルト10の同期締結に伴い、いずれかのボルト10が他のボルトに先駆けて一気に締結を完了させることがなく、各ボルト10は段階的に締付けが進み、各ばね部材11の圧縮反力が大きくずれることがない。これにより、圧入工程で各インジェクタ20の保持リング23が夫々に対応するヘッド側着座部9に着座した状態を保って、さらに均等に各ボルトの締付けが完了する。
全てのボルト10の締結が完了した後、押圧可動装置13と締結装置16とをフューエルレールアッシー50から退避させ、フューエルレールアッシー50の組付けを終了する。
次に、実施例に係るフューエルレールアッシー50の組付方法の作用・効果について説明する。
このフューエルレールアッシー50の組付方法は、圧入工程において、ばね部材11を圧縮変形可能な複数の圧縮スプリング14bを介してフューエルレール30をその長手方向の複数個所で押圧可能な押圧可動装置13を用い、この押圧可動装置13によりフューエルレール30をシリンダヘッド3方向へ押圧するため、各ばね部材11間の大きな圧縮反力のずれが抑制され、各ばね部材11が略均等に圧縮反力を発生することから、保持リング23とヘッド側着座部9との摩擦力を環状基端部シール部材24のインジェクタ軸心直交方向の反力以下に押えることができる。このことから、保持リング23の位置調整機能を確保することができ、筒状本体部21に装着された環状基端部シール部材24とカップ部32との間の周方向の面圧低下を防止でき、インジェクタ20の姿勢のずれに起因した燃料シール性の低下を防止できる。
締結工程は、複数のボス部33を夫々締結する複数のボルト10に対応した複数の締結ヘッド17を備えた締結装置18を用い、複数の締結ヘッド17の締付けトルクを全て第1トルク値になるまで締結し、更に、複数の締結ヘッド17の締付けトルクを第1トルク値よりも大きな第2トルク値になるまで締結するため、フューエルレール30をその長手方向の傾きなく安定的に平行な姿勢で移動させて締結することができ、各ばね部材11間の大きな圧縮反力のずれが抑制され、各インジェクタ20と各インジェクタ収容部37との位置ずれを防止し、一層燃料シール性の低下を防止することができる。
次に、前記実施例を部分的に変更した変形例について説明する。
1〕前記実施例においては、直列4気筒エンジンの例を説明したが、少なくともフューエルレールアッシーをエンジンに組付けるタイプの直噴式エンジンであれば良く、直列64気筒エンジンやV型6気筒エンジン等様々な多気筒エンジンに適用可能である。
2〕前記実施例においては、ばね部材と同等の弾性力を発生可能な複数の圧縮スプリング備えた押圧可動装置の例を説明したが、押圧バランスを考慮する上で、左右2つ、またはばね部材と同等以上の弾性力を発生可能な複数の圧縮スプリングを介してフューエルレールを押圧可能な押圧可動装置を用いることも可能である。
3〕その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
本発明は、直噴式エンジン用フューエルレールアッシーの組付方法において、フューエルレールにばね部材を介してインジェクタを嵌挿したフューエルレールアッシーを形成し、ばね部材を中間圧縮状態としてフューエルレールアッシーのボス部をシリンダヘッドへ同時に締結することで、フューエルレールアッシーの組付け時、インジェクタの姿勢のずれに起因した燃料シール性の低下を防止することができる。
1 エンジン
3 シリンダヘッド
8 インジェクタ挿入孔
10 ボルト
11 ばね部材
13 押圧可動装置
14a 圧縮スプリング
16 締結装置
17 締結ヘッド
20 インジェクタ
21 筒状本体部
21a テーパ面
22 小径筒部
23 保持リング
23a 環状接触部
24 環状基端部シール部材
25 環状先端部シール部材
30 フューエルレール
31 レール部材
32 カップ部
33 ボス部
50 フューエルレールアッシー

Claims (3)

  1. 列状に設けられた複数の気筒と、気筒列方向に直線状に延びるレール部材と複数の気筒に対応する複数のインジェクタの基端側部分に環状基端部シール部材を介して夫々外嵌可能な複数のカップ部と複数のボス部とを有するフューエルレールとを備えた直噴式エンジンにおける前記複数のカップ部にインジェクタを夫々嵌挿したフューエルレールアッシーを形成し、このフューエルレールアッシーをシリンダヘッド方向へ移動して各インジェクタの先端側部分を環状先端部シール部材を介してシリンダヘッドの対応するインジェクタ挿入孔に圧入した後、前記複数のボス部をシリンダヘッドに締結固定する直噴式エンジン用フューエルレールアッシーの組付方法において、
    前記インジェクタは、先端部に軸心方向先端側程縮径するテーパ面を備えた筒状本体部と、前記テーパ面に線接触的に接触する環状接触部を備え且つその接触位置を変えてインジェクタの軸心を調整可能な保持リングと、前記筒状本体部から先端側へ延びて前記環状先端部シール部材が装着される小径筒部とを備え、
    前記フューエルレールは、各カップ部に夫々対応させて前記インジェクタの軸心上に位置するように形成された複数の受圧部を備え、
    前記複数のインジェクタを燃焼圧反力に打ち勝つ付勢力を発揮させる複数のばね部材を介して前記複数のカップ部に嵌挿してフューエルレールアッシーを形成するアッシー形成工程と、
    前記ばね部材を圧縮変形可能な複数の押圧ばねを介して前記フューエルレールの前記複数の受圧部を夫々押圧可能な複数の押圧部を備えた押圧可動装置を用い、この押圧可動装置の各押圧部により前記フューエルレールの各受圧部を前記複数のばね部材が中間圧縮状態になるまでシリンダヘッド方向へ押圧して前記複数のインジェクタの先端側部分を前記対応するインジェクタ挿入孔に圧入する圧入工程と、
    前記圧入工程の押圧力を維持した状態で前記複数のボス部を同時にシリンダヘッドへ締結する締結工程と、
    を備えたことを特徴とする直噴式エンジン用フューエルレールアッシーの組付方法。
  2. 前記締結工程は、前記複数のボス部を夫々締結する複数の締結部材に対応した複数の締結ヘッドを備えた締結装置を用い、前記複数の締結ヘッドの締付けトルクを全て第1トルク値になるまで締結し、更に、前記複数の締結ヘッドの締付けトルクを前記第1トルク値よりも大きな第2トルク値になるまで締結することを特徴とする請求項1に記載の直噴式エンジン用フューエルレールアッシーの組付方法。
  3. 前記各受圧部は、前記各カップ部のインジェクタ収容部とレール部材との間に形成された中段部に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の直噴式エンジン用フューエルレールアッシーの組付方法。
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