JP2003239828A - エンジンの燃料噴射弁組立体およびその組み付け方法 - Google Patents

エンジンの燃料噴射弁組立体およびその組み付け方法

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JP2003239828A JP2002042308A JP2002042308A JP2003239828A JP 2003239828 A JP2003239828 A JP 2003239828A JP 2002042308 A JP2002042308 A JP 2002042308A JP 2002042308 A JP2002042308 A JP 2002042308A JP 2003239828 A JP2003239828 A JP 2003239828A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の燃料噴射弁を単体のレール部材に予め
装着し燃料噴射弁組立体として、簡単な作業で一挙にエ
ンジンに組み付けることができ、自動化が可能で、低コ
スト化が図れるようにする。 【解決手段】 ストッパー部材8と協働して燃料噴射弁
3を抜け止めする燃料噴射弁3毎の既存のカラー部材7
の回り止め用の突起部7aの先端側を燃料噴射弁の軸線
方向後方から見た各燃料噴射弁3およびレール部材4の
投影軌跡の外側に外れるよう径方向外方へ湾曲させ、そ
の湾曲した部分の先端に押圧治具を当接させる受圧部2
1を設け、また、この受圧部21と略対向する位置にも
う一つ同様の受圧部23を設ける。そして、これら各燃
料噴射弁毎の受圧部21、23を押圧治具で押圧するこ
とにより、複数の燃料噴射弁3とレール部材4とからな
る組立体を一挙のシリンダヘッドに組み付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの気筒毎
に配設され圧入によりエンジン本体側に組み付けられる
複数の燃料噴射弁と、それら燃料噴射弁に接続される燃
料分配用のレール部材とを主要部品とする、エンジンの
燃料噴射弁組立体、およびその組み付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの燃焼室内に燃料(ガソリン)
を直接噴射する、所謂、直噴エンジンでは、気筒毎に燃
料噴射弁を配設し、それら気筒毎に配設される複数の燃
料噴射弁に単体のレール部材を介して燃料を分配供給す
るよう燃料噴射装置を構成するのが普通であり、その
際、従来は、予め複数の燃料噴射弁をレール部材に装着
して、それら複数の燃料噴射弁とレール部材とを主要部
品とする組立体(アセンブリー)としたものを、エンジ
ンに対し所定方向から供給し、各燃料噴射弁を個別に人
手作業にてシリンダヘッドあるいは吸気マニホールドの
装着孔に取り付けていた。しかし、その作業は、多数の
作業段階からなる煩雑でコストのかかる作業であった。
【0003】そこで、複数の燃料噴射弁と単体のレール
部材とからなる燃料噴射弁組立体とを簡単な作業でエン
ジンに組み付けることができるようにし、組み付け作業
の自動化を可能にすることが要求されるが、従来の技術
ではそうした組み付け作業の簡素化および自動化を実現
できない。
【0004】特に、燃料噴射弁の先端部外周(ノズル周
面)にシールリングを介在させるものでは、取り付け相
手であるシリンダヘッドあるいは吸気マニホールドの装
着孔に対して圧入するのに、かなりの加圧力が必要で、
その加圧力は直接各燃料噴射弁に加える必要があるが、
予め複数の燃料噴射弁とレール部材とを組立体とし、機
械により各燃料噴射弁に力を加えて、複数の燃料噴射弁
を一挙にシリンダヘッドあるいは吸気マニホールドの装
着孔に圧入することは困難である。なぜなら、複数の燃
料噴射弁とレール部材とを予め接続して組立体としてし
まうと、レール部材に力を加えて各燃料噴射弁を圧入す
ることはできず、さりとて、各燃料噴射弁に直接力を加
えることもできないからである。
【0005】もっとも、燃料噴射弁の先端部外周にシー
ルリングを介在させる場合でも、各燃料噴射弁単体で
は、通常の組付け機械を使って一本ずつ組み付けること
が可能である。しかし、そのようにして燃料噴射弁を単
体で一本ずつシリンダヘッドあるいは吸気マニホールド
の装着孔に取り付けて、後からレール部材を組み付ける
ことは難しい。なぜなら、レール部材の接続口に対し燃
料噴射弁はOリングを介して密封接続させるため、燃料
噴射弁にレール部材を嵌めるにはかなりの力が必要で、
レール部材側から力を加えてその接続口を、先に組み付
けられた燃料噴射弁に嵌めることは、機械では難しい。
また、個々の燃料噴射弁には加工誤差等によるバラツキ
があり、シリンダヘッドあるいは吸気マニホールドの装
着孔にも加工誤差等によるバラツキがあって、それらバ
ラツキが相互に重なるため、組み付けた後の複数の燃料
噴射弁の後端位置には、かなりのバラツキが生じる。そ
のため、先に組み付けられた燃料噴射弁にレール部材に
接続するにあたり、レール部材の接続口と燃料噴射弁の
間に介在させる0リングに無理な力が加わって、傷をつ
ける恐れがあり、燃料噴射弁自体にも過大な外力が加わ
る恐れがあるからである。
【0006】また、特表2001−511867号公報
には、複数の燃料噴射弁と単一の燃料分配管(すなわ
ち、レール部材)とを仮組みしてシリンダヘッドに組み
付けるために、各燃料噴射弁と単一の燃料分配管との間
にスプリングを配し、それらを組立用U形材で挟んで仮
組立体とし、燃料分配管をシリンダヘッドにボルト締結
することでスプリングを圧縮させ、最終組み付け状態で
は組立用U形材を弛めて取り外せるようにしたものが開
示されている。
【0007】なお、複数の燃料噴射弁に単体のレール部
材を介して燃料を分配供給するよう燃料噴射装置を構成
する場合に、燃料噴射弁の抜け止めを防止するために、
各燃料噴射弁の段部にカラー部材を外嵌し、これら各カ
ラー部材を介して各燃料噴射弁をエンジン本体側に押し
当てるよう、抜け止め用のストッパー部材を各燃料噴射
弁毎に配することが、従来から行われている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の技
術では、複数の燃料噴射弁を単体のレール部材に予め接
続して組立体とした後で、一挙にシリンダヘッドあるい
は吸気マニホールドの装着孔に圧入して組み付けること
は難しく、また、燃料噴射弁を単体で一本ずつシリンダ
ヘッドあるいは吸気マニホールドの装着孔に取り付けた
後でレール部材を組み付けるようにすることも難しい。
【0009】なお、複数の燃料噴射弁を単体のレール部
材に予め接続して組立体とした後、各燃料噴射弁に直接
力を加えて一挙に圧入できるよう、燃料噴射弁自体の構
造を変更したり、受圧部となる構造物を付けることも考
えられるが、燃料噴射弁自体を特殊な構造としたり、他
の構造物を付けることは、コスト高の要因となる。
【0010】また、上記公報開示の技術は、各燃料噴射
弁と単一の燃料分配管との間にスプリングを配するな
ど、構成が複雑で、部品点数が多く、コスト高となる。
また、この公報開示の技術は、圧入を伴う組み付けに直
ちに適用できるものではなく、仮に上記公報開示の技術
を圧入を伴う組み付けに適用しようとすると、レール部
材に力を加えて組み付けることになり、それでは、レー
ル部材に装着された各燃料噴射弁をシリンダヘッドある
いは吸気マニホールドの装着孔に圧入するにあたり、個
々の燃料噴射弁の加工誤差や、レール部材との接続口の
加工誤差等によって生ずる、レール部材に装着された複
数の燃料噴射弁の角度や先端位置のバラツキに起因し
て、燃料噴射弁のノズル周面に介在させるシールリング
に無理な力が加わり、シールリングに傷をつける恐れが
あり、燃料噴射弁自体にも過大な外力が加わる恐れがあ
る。
【0011】本発明は、こうした問題に鑑みてなされた
もので、複数の燃料噴射弁を単体のレール部材に予め装
着し、燃料噴射弁組立体として、簡単な作業で一挙にエ
ンジンに組み付けることができ、低コスト化を図ること
ができる、エンジンの燃料噴射弁組立体およびその組み
付け方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジンの気
筒毎に配設され圧入によりエンジン本体側に組み付けら
れる複数の燃料噴射弁と、それら燃料噴射弁に接続され
る燃料分配用のレール部材と、各燃料噴射弁の段部に外
嵌される各カラー部材と、これら各カラー部材を介して
各燃料噴射弁をエンジン本体側に押し当てる抜け止め用
の各ストッパー部材とからなるエンジンの燃料噴射弁組
立体を構成し、その各カラー部材に、各燃料噴射弁の軸
線方向後方から見た各燃料噴射弁およびレール部材の投
影軌跡の外側に外れるよう、圧入用の受圧部を設け、そ
れら複数の燃料噴射弁を予めレール部材に装着した状態
で、各燃料噴射弁の先端部をエンジン本体側の装着孔に
合わせ、圧入用の押圧治具を各カラー部材の受圧部に当
接させて圧入するようにしたものである。
【0013】こうして抜け止め用のストッパー部材と協
働する既存のカラー部材に、押圧治具により加圧できる
よう燃料噴射弁およびレール部材の投影軌跡の外側に外
れた配置で受圧部を設けることで、複数の燃料噴射弁を
単体のレール部材に予め接続して組立体とした後で、カ
ラー部材を介して各燃料噴射弁に力を加えて、一挙にエ
ンジン本体側(シリンダーヘッドあるいは吸気マニホー
ルド)に組み付けるようにでき、組み付けが簡単とな
り、自動化が可能となる。また、既存のカラー部材を利
用して受圧部を設けるため、燃料噴射弁自体の構造を変
更したり、新たな構造物を付加する必要がなく、低コス
ト化が図れる。
【0014】ここで、上記各カラー部材は、軸方向後端
に上記各ストッパー部材により係止されて回転方向に動
きが規制されるよう後方に突出した回り止め用の突起部
を有するものであるのがよく、その場合、その突起部の
先端側を径方向外方へ湾曲させ、その湾曲した部分の先
端に上記受圧部の少なくとも一部を形成することができ
る。
【0015】このエンジンの燃料噴射弁組立体は、各燃
料噴射弁の先端部外周にシールリングが装着されている
ものであってよい。この燃料噴射弁組立体は、カラー部
材を介して各燃料噴射弁に力を加えてエンジン本体側に
組み付けることができるため、レール部材に接続された
各燃料噴射弁の角度や先端位置に多少のバラツキがあっ
ても、各燃料噴射弁に個別に加圧力が作用することで、
各燃料噴射弁のノズル周面に介在させるシールリングに
無理な力がかかることはなくて、シールリングに傷をつ
ける恐れがなくなり、燃料噴射弁自体に過大な外力が加
わる恐れもなくなる。
【0016】そして、本発明によるエンジンの燃料噴射
弁組立体の組み付け方法は、エンジンの気筒毎に配設さ
れ圧入によりエンジン本体側に組み付けられる複数の燃
料噴射弁と、それら燃料噴射弁に接続される燃料分配用
のレール部材と、各燃料噴射弁の段部に外嵌される各カ
ラー部材と、これら各カラー部材を介して各燃料噴射弁
をエンジン本体側に押し当てる抜け止め用の各ストッパ
ー部材とからなる燃料噴射弁組立体をエンジンに組み付
ける方法であって、各カラー部材として、各燃料噴射弁
の軸線方向後方から見た各燃料噴射弁およびレール部材
の投影軌跡の外側に外れるよう、圧入用の受圧部を設け
たカラー部材を使用し、それら複数の燃料噴射弁を予め
レール部材に装着し、各燃料噴射弁の先端部をエンジン
本体側の各装着孔に合わせて、各カラー部材の受圧部に
圧入用の押圧治具を当接し、加圧することにより、当該
燃料噴射弁組立体をエンジンに組み付けることを特徴と
する。
【0017】こうして抜け止め用のストッパー部材と協
働する各カラー部材として、各燃料噴射弁の軸線方向後
方から見た各燃料噴射弁およびレール部材の投影軌跡の
外側に外れるよう、圧入用の受圧部を設けたカラー部材
を使用し、複数の燃料噴射弁をレール部材に装着した後
で、各燃料噴射弁の先端部をエンジン本体側の各装着孔
に合わせ、各カラー部材の受圧部に圧入用の押圧治具を
当接させて、加圧することにより、カラー部材を介して
各燃料噴射弁に力を加えて、一挙にエンジン本体側(シ
リンダーヘッドあるいは吸気マニホールド)に組み付け
ることができる。
【0018】また、この方法では、燃料噴射弁組立体を
組み付けるに際し、上記押圧治具として、各カラー部材
の受圧部を個別に弾性力を介して押圧可能な押圧治具を
使用するのがよく、そうすることで、押圧治具にかかる
共通の加圧力がカラー部材を介して各燃料噴射弁に加わ
る際の、各燃料噴射弁毎の組み付け抵抗のバラツキが、
弾性力によって吸収されて、各燃料噴射弁が無理なく加
圧され、スムーズに組み付けられる。
【0019】また、上記各カラー部材としては、軸方向
後端に各ストッパー部材により係止されて回転方向に動
きが規制されるよう後方に突出した回り止め用の突起部
を有し、この突起部の先端側が径方向外方へ湾曲し、そ
の湾曲した部分の先端に上記受圧部の少なくとも一部が
形成されているカラー部材を使用するのがよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0021】図1〜図6は本発明の実施の形態の一例を
示す。図1は燃料噴射弁組立体をシリンダヘッドに組み
付けた状態をシリンダヘッドの上面に被さって燃料噴射
弁の軸線方向後方から見た外観構造にて示す組み付け構
造説明図、図2は燃料噴射弁組付体をシリンダヘッドに
組み付けた状態を図1のA−A断面にて示す組み付け構
造説明図、図3は燃料噴射弁組立体におけるカラー部材
の構造を示す平面図(a)、正面図(b)、A−A断面
図(c)およびB矢視図(d)、図4は燃料噴射弁組立
体の組み付け工程を、シリンダヘッドを省いて斜め上方
から見た外観構造にて示す工程説明図、図5は燃料噴射
弁組立体をシリンダヘッドに組み付けた状態を燃料噴射
弁の軸線を通る縦断面にて示す組み付け構造説明図、図
6は燃料噴射弁組立体の組み付け工程を、レール部材を
省いて斜め下方から見た外観構造にて示す工程説明図で
ある。
【0022】この実施の形態は、エンジンの燃焼室内に
燃料(ガソリン)を直接噴射する、所謂、直噴エンジン
に本発明を適用したものであって、図1および図2に一
部分を示すように、気筒毎に所定の配置となるようシリ
ンダヘッド1に複数(図示の例では4個)の装着孔2が
設けられ、各装着孔2にそれぞれ燃料噴射弁3が配設さ
れる。そして、それら複数の燃料噴射弁3に単体のレー
ル部材4が接続され、このレール部材4を介して各燃料
噴射弁3に燃料が分配供給される。
【0023】各燃料噴射弁3は、先端部が装着孔2に圧
入されるもので、その圧入される先端部外周(すなわち
ノズル周面)には、断面矩形バンド状のシールリング5
が装着されている。
【0024】また、各燃料噴射弁3には、図2に示すよ
うに基端側(すなわち上端側)の段部6に、異形筒状の
カラー部材7が外嵌され、さらに各カラー部材7の上端
に抜け止め用のストッパー部材8が装着される。ストッ
パー部材8は、一端がシリンダヘッド1に締結され、他
端が燃料噴射弁3の上部外周を取り囲むよう二股に分か
れてカラー部材7の上端面に当接するよう構成されてい
る。各ストッパー部材8は、二股の部分が押し開かれて
燃料噴射弁3に装着され、後述のようにして燃料噴射弁
組立体がシリンダヘッド1に組み付けられた後、ボルト
9でシリンダヘッド1に締結され、それにより、各燃料
噴射弁3がカラー部材7を介してエンジン本体側である
シリンダヘッド1に押し当てられ、抜け止めされる。
【0025】また、レール部材4はパイプ状で、気筒列
方向に延びる燃料通路10(図5参照)を構成するとと
もに、気筒毎の各燃料噴射弁3に対応して気筒数と同数
の分岐接続部4aを有し、各分岐接続部4aが、各燃料
噴射弁3に燃料を分配供給する気筒毎の連通路11(図
5参照)を構成する。そして、それら各連通路11の先
端には、各燃料噴射弁3を接続するための接続口12が
装着されている。各燃料噴射弁3は、これら各分岐接続
部4aに装着された接続口12に、Oリング13を介し
て嵌合され、密封状態に接続される。
【0026】カラー部材7は、図3に示すように、略円
筒状で、燃料噴射弁3の給電用の端子部分を跨ぐよう一
部が切り欠かれ、装着状態で燃料噴射弁3の軸方向前方
となる端面(すなわち下端面)が燃料噴射弁3の段部6
下端に当接し、軸方向後方となる端面(すなわち上端
面)が、ストッパー部材8の二股部分に当接して後方へ
の移動が阻止されるよう構成されている。
【0027】また、カラー部材7には、軸方向後方側の
端面に、ストッパー部材8の二股部分の根元に挟まれて
回転方向に動きが規制されるよう後方に突出した回り止
め用の突起部7aが設けられている。
【0028】このカラー部材7の突起部7aは、また、
後述のように4気筒分の燃料噴射弁3を全てレール部材
4に装着し組立体として、一挙にシリンダヘッド1に組
み付ける際の受圧部を構成するもので、燃料噴射弁3の
軸線方向後方から見た各燃料噴射弁3およびレール部材
4の投影軌跡の外側に先端が外れるよう径方向外方へ湾
曲し、その湾曲した部分の先端が、圧入用の押圧治具を
当接させる受圧部21となっている。そして、この受圧
部21の周方向両端には、シリンダヘッド1にボルト締
結する前のストッパー部材8の抜け止めをするための小
突起22が形成されている。
【0029】また、このカラー部材7の軸方向後方側の
端面には、カラー部材7の中心軸を挟んで上記突起部7
aに略対向する位置に、もう一つの突起部7bが設けら
れている。この突起部7bは、燃料噴射弁3とレール部
材4との組立体をシリンダヘッド1に組み付ける際のも
う一つの受圧部を構成するもので、やはり燃料噴射弁3
の軸線方向後方から見た各燃料噴射弁3およびレール部
材4の投影軌跡の外側に先端が外れるよう径方向外方へ
湾曲し、その湾曲した部分の先端が、圧入用の押圧治具
を当接させる受圧部23となっている。
【0030】このエンジンにおいて、気筒毎に配設され
圧入によりエンジン本体側に組み付ける複数(4個)の
燃料噴射弁3には、それぞれカラー部材7および各スト
ッパー部材8を予め装着し、それら燃料噴射弁3を、レ
ール部材4に装着した各接続口12に嵌合させ、組立体
(燃料噴射弁組立体)とする。そして、その状態で、各
燃料噴射弁3の先端部をシリンダヘッド1側(エンジン
本体側)の装着孔2に合わせ、図4に示す圧入用の押圧
治具30の各治具ヘッド31を各カラー部材7の受圧部
21、23に当接させ、加圧することにより、一挙に組
み付ける。
【0031】押圧治具30は、4連で、図4に示すよう
に燃料噴射弁組立体の各燃料噴射弁3に対応して各ホル
ダー31に個別に装着された4個の治具ヘッド32を備
えている。各治具ヘッド32は、図5に示すようにそれ
ぞれのホルダー31内で圧縮スプリング33の弾性力に
よって押圧方向(すなわち下側)に付勢され、所定範囲
で伸縮可能である。
【0032】また、押圧治具30には、長手方向の両端
に近い位置にそれぞれガイドロッド34が設けられてい
る。これらガイドロッド34は、燃料噴射弁組立体の組
み付け工程で、レール部材4の各分岐接続部4aに隣接
して設けられたボルト孔35のうちの両端側の2箇所の
ボルト孔35に挿入するものである。
【0033】次に、この実施の形態における上記複数の
燃料噴射弁3およびレール部材4の組み付け方法を、工
程順(ステップ1〜ステップ4)に説明する。
【0034】(ステップ1)まず、ステップ1(仮組み
工程)で、4個の燃料噴射弁3のそれぞれにカラー部材
7とストッパー部材8を装着し、それら4個の燃料噴射
弁3を、向きを揃えてレール部材4に装着された接続口
12に嵌め、燃料噴射弁組立体を仮組みする。なお、レ
ール部材4には、各分岐接続部4aに隣接するボルト孔
35のうちの両端側の2箇所のボルト孔35に、下側
(シリンダヘッド1に当接させる側)からパイプ状の位
置決めピン36A、36Bを装着しておく。その際、片
方の位置決めピン36Bは、断面C字状に割りが入った
ものとする。
【0035】(ステップ2)そして、ステップ2(仮セ
ット工程)で、各燃料噴射弁3の先端部をシリンダヘッ
ド1の装着孔2にラフに装着させるとともに、レール部
材4の両側の位置決めピン36A、36Bを、シリンダ
ヘッド1のボルト孔37にラフに嵌める。
【0036】(ステップ3)次いで、ステップ3(圧入
工程)で、シリンダヘッド1を圧入用基台(図示せず)
に位置決めする。そして、押圧治具30を下降させて、
押圧治具30の両側のガイドピン34を先行させてレー
ル部材4のボルト孔35に挿入し、その後、各治具ヘッ
ド32を各カラー部材7の受圧部21、23に当接させ
る(図6参照)。そして、さらに押圧治具30を下降さ
せ、スプリング33の弾性力(スプリング力)を介して
各治具ヘッド32により各カラー部材7を押圧し、各燃
料噴射弁3をシリンダヘッド1の装着孔2に圧入する。
その際、各カラー部材7の2箇所の受圧部21、23
は、燃料噴射弁3の軸線方向後方から見た各燃料噴射弁
3およびレール部材4の投影軌跡の外側に外れる位置に
あるため、押圧治具30の各治具ヘッド32によって後
方から一挙に押圧することができ、また、これら2箇所
の受圧部21、23が中心軸を挟んで略対向する配置で
あることにより、バランス良くカラー部材7が押圧する
ことができる。また、レール部材4と各燃料噴射弁3と
はほぼ一体性が維持され、各燃料噴射弁3の圧入に伴っ
てレール部材4の位置決めピン36A、36Bもシリン
ダヘッド1のボルト孔37に所定量押し込まれるが、位
置決めピン36A、36Bに挿入抵抗があって、レール
部材4が各燃料噴射弁3から離れ加減となる場合があ
り、その場合には、各治具ヘッド32の面削ぎ部分32
a(図5参照)がレール部材4の上面に当接し、レール
部材4を押すことで、位置決めピン36A、36Bが上
記所定量に近い量だけ押し込まれる。
【0037】(ステップ4)圧入完了後、押圧治具30
を外し、ステップ4(締結工程)で、レール部材4の4
箇所のボルト孔35にボルト38を通し、4本のボルト
38でレール部材4をシリンダヘッド1に締結する。
【0038】こうして複数の燃料噴射弁3を単体のレー
ル部材に装着して予め燃料噴射弁組立体とした後、カラ
ー部材7を介して各燃料噴射弁3に力を加え、一挙にシ
リンダーヘッド1に組み付けることができる。
【0039】そのため、燃料噴射弁3およびレール部材
の組み付けが簡単で、自動化が可能となる。
【0040】また、既存のカラー部材7を利用して受圧
部21、23を設けるため、燃料噴射弁3自体の構造を
変更したり、新たな構造物を付加する必要がなく、低コ
スト化が可能である。
【0041】また、レール部材4に接続された各燃料噴
射弁3の角度や先端位置に多少のバラツキがあっても、
各燃料噴射弁3に個別に加圧力が作用するため、各燃料
噴射弁3のノズル周面に介在させるシールリング5に無
理な力がかかることはなくて、シールリング5を傷つけ
ることがなく、また、燃料噴射弁3自体に過大な外力が
加わることもない。
【0042】また、圧入用の押圧治具30が、各カラー
部材7の受圧部21、23を個別にスプリング33の弾
性力を介して押圧することにより、押圧治具30にかか
る共通の加圧力がカラー部材7を介して各燃料噴射弁3
に加わる際の、各燃料噴射弁3毎の組み付け抵抗のバラ
ツキが、弾性力によって吸収され、そのため、各燃料噴
射弁3は無理なく加圧され、スムーズに組み付けられ
る。
【0043】なお、上記実施の形態は、シリンダヘッド
に燃料噴射弁を取り付ける場合であるが、吸気マニホー
ルドに燃料噴射弁を取り付けるエンジンにも本発明を同
様で適用することができる。請求項記載の「エンジン本
体側」は、シリンダヘッドあるいは吸気マニホールドに
相当する。
【0044】また、上記実施の形態では、4気筒エンジ
ンについて説明したが、本発明は4気筒以外の多気筒エ
ンジンにも勿論適用することができる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、複数の燃料噴射弁とレール部材とを組立体と
して簡単にエンジン本体に組み付けることができ、組み
立て作用の自動化が可能となる。
【0046】また、既存のサブ部品であるカラー部材の
構成を若干変更するだけの対応で済むため、燃料噴射弁
自体を何ら特殊形状化する必要がなく、低コストが図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の燃料噴射弁組立体
をシリンダヘッドに組み付けた状態をシリンダヘッドの
上面に被さって燃料噴射弁の軸線方向後方から見た外観
構造にて示す組み付け構造説明図である。
【図2】本発明の実施の形態の一例の燃料噴射弁組付体
をシリンダヘッドに組み付けた状態を図1のA−A断面
にて示す組み付け構造説明図である。
【図3】本発明の実施の形態の一例の燃料噴射弁組立体
におけるカラー部材の構造を示す平面図(a)、正面図
(b)、A−A断面図(c)およびB矢視図(d)であ
る。
【図4】本発明の実施の形態の一例の燃料噴射弁組立体
の組み付け工程を、シリンダヘッドを省いて斜め上方か
ら見た外観構造にて示す工程説明図である。
【図5】本発明の実施の形態の一例の燃料噴射弁組立体
をシリンダヘッドに組み付けた状態を燃料噴射弁の軸線
を通る縦断面にて示す組み付け構造説明図である。
【図6】本発明の実施の形態の一例の燃料噴射弁組立体
の組み付け工程を、レール部材を省いて斜め下方から見
た外観構造にて示す工程説明図である。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド 2 装着孔 3 燃料噴射弁 4 レール部材 5 シールリング 7 カラー部材 7a 突起部(回り止め用) 7b 突起部 8 ストッパー部材 12 接続口 13 Oリング 21、23 受圧部 30 押圧治具 32 治具ヘッド 33 スプリング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの気筒毎に配設され圧入により
    エンジン本体側に組み付けられる複数の燃料噴射弁と、
    それら燃料噴射弁に接続される燃料分配用のレール部材
    と、各燃料噴射弁の段部に外嵌される各カラー部材と、
    これら各カラー部材を介して各燃料噴射弁をエンジン本
    体側に押し当てる抜け止め用の各ストッパー部材とから
    なるエンジンの燃料噴射弁組立体であって、 上記各カラー部材に、上記各燃料噴射弁の軸線方向後方
    から見た各燃料噴射弁およびレール部材の投影軌跡の外
    側に外れるよう、圧入用の受圧部を設け、 上記複数の燃料噴射弁を予め上記レール部材に装着した
    状態で、各燃料噴射弁の先端部をエンジン本体側の装着
    孔に合わせ、圧入用の押圧治具を上記各カラー部材の受
    圧部に当接させて圧入する構成としたことを特徴とする
    エンジンの燃料噴射弁組立体。
  2. 【請求項2】 上記各カラー部材は、軸方向後端に上記
    各ストッパー部材により係止されて回転方向に動きが規
    制されるよう後方に突出した回り止め用の突起部を有
    し、該突起部の先端側が径方向外方へ湾曲し、その湾曲
    した部分の先端に上記受圧部の少なくとも一部が形成さ
    れていることを特徴とする、請求項1記載のエンジンの
    燃料噴射弁組立体。
  3. 【請求項3】 上記各燃料噴射弁の先端部外周にシール
    リングが装着されている、請求項1または2記載のエン
    ジンの燃料噴射弁組立体。
  4. 【請求項4】 エンジンの気筒毎に配設され圧入により
    エンジン本体側に組み付けられる複数の燃料噴射弁と、
    それら燃料噴射弁に接続される燃料分配用のレール部材
    と、各燃料噴射弁の段部に外嵌される各カラー部材と、
    これら各カラー部材を介して各燃料噴射弁をエンジン本
    体側に押し当てる抜け止め用の各ストッパー部材とから
    なる燃料噴射弁組立体をエンジンに組み付ける方法であ
    って、 上記各カラー部材として、上記各燃料噴射弁の軸線方向
    後方から見た各燃料噴射弁およびレール部材の投影軌跡
    の外側に外れるよう、圧入用の受圧部を設けたカラー部
    材を使用し、 上記複数の燃料噴射弁を予め上記レール部材に装着し、
    各燃料噴射弁の先端部をエンジン本体側の各装着孔に合
    わせて、上記各カラー部材の受圧部に圧入用の押圧治具
    を当接し、加圧することにより、当該燃料噴射弁組立体
    をエンジンに組み付けることを特徴とするエンジンの燃
    料噴射弁組立体の組み付け方法。
  5. 【請求項5】 上記押圧治具として、上記各カラー部材
    の受圧部を個別に弾性力を介して押圧可能な押圧治具を
    使用する、請求項4記載のエンジンの燃料噴射弁組立体
    の組み付け方法。
  6. 【請求項6】 上記各カラー部材として、軸方向後端に
    上記各ストッパー部材により係止されて回転方向に動き
    が規制されるよう後方に突出した回り止め用の突起部を
    有し、該突起部の先端側が径方向外方へ湾曲し、その湾
    曲した部分の先端に上記受圧部の少なくとも一部が形成
    されているカラー部材を使用する、請求項4または5記
    載のエンジンの燃料噴射弁組立体の組み付け方法。
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