JP3948461B2 - エンジン用燃料噴射装置 - Google Patents
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Description
確かに、特許文献1におけるホルダ部材は、燃料分配管の分配部に関係する部分、インジェクタに関係する部分、ストッパ部材に関係する部分とを有し、特にストッパ部材と関係する部分では、一部に窪みを設けたアーム片(文献では部位)で、ストッパ部材の把持部の外面を嵌め込んで位置決めするとしている。
特に、インジェクタを固定する二又アーム部とエンジンに固定される挿通穴部との間をストッパ部材挟持部で挟持するため、ストッパ部材を前後バランスよく挟持できる。このため、多少の振動や衝撃があったとしても、ストッパ部材が前後バランスを崩すことなく、組付け姿勢状態を安定して維持することができる。
また、特に、インジェクタを固定する二又アーム部とエンジンに固定される挿通穴部との間をストッパ部材挟持部で挟持するため、ストッパ部材を前後バランスよく挟持できる。このため、多少の振動や衝撃があったとしても、ストッパ部材が前後バランスを崩すことなく、組付け姿勢状態を安定して維持することができる。
図1に本実施形態のエンジンの燃料噴射装置1を示す。図示する燃料噴射装置は、直列4気筒エンジンのシリンダヘッドに装着する直噴エンジンの燃料噴射装置1であり、図示した状態は、エンジン装着前の組付け姿勢状態を保持した仮組み状態である。燃料噴射装置1はこの仮組み状態でエンジンの組立てラインに搬送され、その組立てラインで、締結ボルト2によりシリンダヘッド3(図7参照)に締結固定される。
一方、先端の回転規制面55bにはインジェクタ位相決め部73が当接し、位相を決定している。このように別の回転規制面55bをインジェクタ位相決め部73に当接させて位相を規定することで、インジェクタ5を180°位相を間違えて装着した場合でも、早期に誤組付けを発見することができる。
まず、第一に、インジェクタ5の上端51を燃料分配管4の各分配部42…に圧入する。この状態で、前述のOリング59があることにより、各インジェクタ5…は燃料分配管4に簡易固定される。
この嵌め込み作業を模式的に表したのが図11である。この図に示すように、ホルダ部材7は、この嵌め込み作業の際、燃料分配管4のシリンダヘッド取付け部43に本体部の第一嵌合係止爪71cを係止し、そしてインジェクタ5の位相をインジェクタ位相決め部73で規定し、さらにストッパ部材6の中央の小幅部67に挟持部72を差込んでストッパ部材6を挟持する。このように、このホルダ部材7を嵌め込むことにより、一度に燃料分配管4、インジェクタ5、ストッパ部材6の三者を、それぞれ組付け姿勢状態に保持する。
このように、本実施態様のエンジンの燃料噴射装置は、エンジンの燃焼室に先端を臨ませて配置するインジェクタ5と、インジェクタを装着する分配部42を設けて該インジェクタ5に対して燃料を分配する燃料分配管4と、インジェクタ5の中央部の鍔部56を押圧して該インジェクタ5をエンジンに固定するストッパ部材6と、これら三者を組付け姿勢状態に保持するホルダ部材7とを備えるエンジンの燃料噴射装置にあって、前記ホルダ部材7は、前記燃料分配管の分配部42に嵌め込み固定される本体部71と、前記ストッパ部材6の上面64及び下面65を挟持して、先端にストッパ部材6の側面66を係止する係止片72c、72dを設けた一対のアーム72a、72bからなる挟持部72とを備えたものである。
よって、燃料分配管4、インジェクタ5、ストッパ部材6という三者を1つのホルダ部材7で組付け姿勢状態に保持するエンジンの燃料噴射装置において、ストッパ部材6の容易な脱落を防止して、組付け作業の更なる効率化や、物流の効率化を図ることができる。
上記構成によれば、インジェクタ5を固定する二又アーム部61とエンジンに固定される挿通穴部62との間を挟持部72で挟持するため、ストッパ部材6を前後バランスよく挟持できる。このため、多少の振動や衝撃があったとしても、ストッパ部材6が前後バランスを崩すことなく、組付け姿勢状態を安定して維持することができる。
上記構成によれば、二又アーム部61と挿通穴部62との間が小幅に設定されているため、その小幅部67を挟持する挟持部72は、その挟持位置を前後方向で規定される。このためストッパ部材6は、その前後方向の位置も確実に規定できるため、より確実にホルダ部材7で支持され、組付け姿勢状態を保持することができる。
上記構成によれば、挟持部72の一対のアーム72a、72bを弾性力により拡張可能に構成し、係止片72c、72dに案内傾斜面72e、72fを形成したことにより、ストッパ部材6の側方から挟持部72を単に嵌め込むといった単純な作業で、ストッパ部材6をホルダ部材7に装着することができるため、仮組み作業を円滑且つ容易に行うことができる。
上記構成によれば、上側アーム72aの内側面形状が、ストッパ部材6の外形形状に略一致するため、挟持状態でストッパ部材6の左右の揺動方向位置(ストッパ部材自身のロール方向位置)が規定できる。よって、より確実にストッパ部材6がホルダ部材7によって支持され、組付け姿勢状態を保持することができる。
上記構成によれば、インジェクタ位相決め部73でインジェクタ5の位相を規定するため、燃料分配管4の分配部42、ストッパ部材6、それとインジェクタ5との三者の間の位相(位置関係)を、一つのホルダ部材7で確実に規定することができる。よって正確な組付け姿勢状態を安定して保持することができるため、組付け作業を効率的に且つ適確に行うことができる。
上記構成によれば、ホルダ部材7の嵌め込み方向と同一方向にインジェクタ位相決め部73を延びるように設定しているため、ホルダ部材7を嵌め込む際、それと同時にインジェクタ5の位相も規定することができる。また、インジェクタ5が誤組付けされている場合には、ホルダ部材7を嵌め込む感覚が異なるため、誤組付け防止も図ることができる。
上記構成によれば、複雑な形状のホルダ部材7であっても射出成形で安価に成形することができるため、生産コストを低減できる。
もっとも、生産コストを考慮しない場合には、金属等をプレス成形して、ホルダ部材を金属製としてもよい。
この発明のストッパ部材挟持部は、実施態様の挟持部72に対応するも、
この発明は、前述の実施態様の構成のみに限定されるものではなく、その他様々な実施態様を含むものである。
4…燃料分配管
42…分配部
5…インジェクタ
6…ストッパ部材
7…ホルダ部材
71…本体部
72…挟持部(ストッパ部材挟持部)
Claims (7)
- エンジンの燃焼室に先端を臨ませて配置するインジェクタと、インジェクタを装着する分配部を設けて該インジェクタに対して燃料を分配する燃料分配管と、インジェクタの中央部の鍔部を押圧して該インジェクタをエンジンに固定するストッパ部材と、これら三者を組付け姿勢状態に保持するホルダ部材とを備えるエンジンの燃料噴射装置にあって、
前記ホルダ部材は、前記燃料分配管の分配部に嵌め込み固定される本体部と、
前記ストッパ部材の上面及び下面を挟持して、先端にストッパ部材の側面を係止する係止片を設けた一対のアームからなるストッパ部材挟持部とを備え、
前記ストッパ部材は、一端にインジェクタの前記鍔部を押圧する二又アーム部を有し、他端にエンジンに固定される締結ボルトの挿通穴部を備え、
前記ストッパ部材挟持部は、該ストッパ部材の二又アーム部と挿通穴部との間を挟持するように設定した
エンジン用燃料噴射装置。 - 前記ストッパ部材挟持部が挟持する前記ストッパ部材の二又アーム部と挿通穴部との間を、他の部分よりも小幅に設定した
請求項1記載のエンジン用燃料噴射装置。 - 前記一対のアームを、弾性力により両者間を拡張可能に構成し、
前記係止片に、アーム間に案内する案内傾斜面を形成した
請求項1記載のエンジン用燃料噴射装置。 - 前記アームの内側面を、ストッパ部材の外形形状に略一致する形状にした
請求項1記載のエンジン用燃料噴射装置。 - 前記ホルダ部材に前記インジェクタに当接して、該インジェクタの位相を規定するインジェクタ位相決め部を備えた
請求項1記載のエンジン用燃料噴射装置。 - 前記インジェクタ位相決め部を、ホルダ部材の嵌め込み方向と同一方向に延びるように設定した
請求項5記載のエンジン用燃料噴射装置。 - 前記ホルダ部材を、樹脂で成形した
請求項6記載のエンジン用燃料噴射装置。
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