JP2016114013A - 内燃機関の吸気ポート断熱構造 - Google Patents

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征二 松田
弘己 大島
Hiroki Oshima
弘己 大島
田中 大
Masaru Tanaka
大 田中
一洋 小島
Kazuhiro Kojima
一洋 小島
欣也 井上
Kinya Inoue
欣也 井上
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Abstract

【課題】吸気温度の上昇を抑制して燃費の向上を図りつつ、複数の吸気管部のシリンダヘッドへの取り付けを確実に行う。【解決手段】複数の吸気管部44を有するインテークマニホールド20は、シリンダヘッド16よりも熱伝導率の低い材料で構成されている。シリンダヘッド16に連結される複数の吸気管部44の端部に連結部46が一体に設けられている。連結部46は、複数の吸気ポート形成壁部48と、取り付け壁部50とを備えている。各吸気ポート形成壁部48は、複数の吸気管部44の端部にそれぞれ設けられシリンダヘッド16に組み込まれて吸気ポート30の上流端の壁面3002の全周を構成している。取り付け壁部50は、複数の吸気ポート形成壁部48を連結すると共に複数の吸気管部44をシリンダヘッド16に取り付けるためのものである。【選択図】図1

Description

本発明は内燃機関の吸気ポート構造に関し、より詳細にはポート噴射式の内燃機関の吸気ポート断熱構造に関する。
近年、燃費向上の観点から熱効率を高めた高圧縮比の内燃機関が求められている。
高圧縮比の内燃機関は、低圧縮比の機関に比べてノッキングしやすくなり、点火時期をリタード(遅角)する必要がある。
その結果、燃費の向上効果が低減してしまうことから、吸気温度ひいては混合気温度の上昇を抑制することが必要となる。
ところで、吸気は、インテークマニホールドの吸気通路と、シリンダヘッドに設けられる吸気ポートを介して燃焼室に吸引される。
インテークマニホールドおよびシリンダヘッドが、燃焼室から伝わる熱によって加熱されているため、吸気は、インテークマニホールドの吸気通路やシリンダヘッドの吸気ポートの壁面から受熱することで温度上昇することが避けられない。
そこで、インテークマニホールドを断熱性の樹脂材料で構成し、インテークマニホールドの樹脂製の挿入部を吸気ポートに挿入したインテークマニホールドの取付構造が提案されている(特許文献1参照)。
この構造では、樹脂製の挿入部をシリンダヘッド内部の吸気ポートに接する部分まで挿入し樹脂性の挿入部の一部を吸気ポート内部に、吸気ポートの壁面のうちシリンダヘッドの壁面で構成される部分の面積を減らして、吸気の温度上昇の抑制を図っている。
特開2007−285171号公報
ところで、インテークマニホールドは、シリンダヘッドに連結される複数の吸気管部を有しており、上記従来技術では、これら複数の吸気管部の先端に挿入部を設け、複数の吸気管部の挿入部をそれぞれ吸気ポートに挿入することになる。
そのため、複数の吸気管部をシリンダヘッドに対してガタツキを生じることなく確実に取り付けることが重要となる。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、吸気温度の上昇を抑制して燃費の向上を図りつつ、複数の吸気管部のシリンダヘッドへの取り付けを確実に行う上で有利な内燃機関の吸気ポート断熱構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、シリンダヘッドよりも熱伝導率の低い材料で形成されシリンダヘッドに連結される複数の吸気管部を有するインテークマニホールドと、前記シリンダヘッドの複数の吸気ポートに燃料を供給する複数のインジェクタとを備えた内燃機関であって、前記複数の吸気管部の端部に、前記インテークマニホールドの熱伝導率以下の熱伝導率を有する材料からなる連結部が設けられ、前記連結部は、前記複数の吸気管部の端部にそれぞれ設けられ前記シリンダヘッドに組み込まれて前記吸気ポートの上流端の壁面を構成する複数の吸気ポート形成壁部と、前記複数の吸気ポート形成壁部と一体に設けられ前記複数の吸気ポート形成壁部を連結すると共に前記複数の吸気管部をシリンダヘッドに取り付けるための取り付け壁部とを備えていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記取り付け壁部は、前記シリンダヘッドの壁面に当て付けられるインテークマニホールド側取り付け面を有し、複数の吸気ポート形成壁部は、前記インテークマニホールド側取り付け面から膨出されて前記シリンダヘッドの壁面に形成された凹部に組み込まれ、複数の吸気ポート形成壁部の外周部の上部は、先部に至るにつれて高さが低くなり前記凹部の傾斜面に係合する傾斜面で形成され、複数の吸気ポート形成壁部の外周部の下部は、前記インテークマニホールド側取り付け面から起立し前記凹部の底面に係合する平坦な底面で形成され、前記吸気ポート形成壁部の外周部と前記凹部の内周部との間にOリングが介設されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記各吸気ポート形成壁部に、前記インジェクタの取り付け部が一体に設けられていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、吸気ポートの上流端の壁面がシリンダヘッドよりも熱伝導率の低くインテークマニホールドの熱伝導率以下の吸気ポート形成壁部により構成されるため、シリンダヘッドの熱の吸気への伝達が抑制される。そのため、吸気の温度上昇を抑制しつつ燃焼効率を向上できるので、内燃機関の燃費の向上を図る上で有利となる。
また、複数の吸気ポート形成壁部を連結する取り付け壁部を利用して複数の吸気管部をシリンダヘッドに取り付けるため、複数の吸気管部をシリンダヘッドに取り付けるための取り付け面を大きく確保でき、複数の吸気管部をシリンダヘッドにガタツキなく連結でき、複数の吸気管部のシリンダヘッドへの取り付けを確実に行う上で有利となる。
請求項2記載の発明によれば、吸気ポート形成壁部が凹部に組み込まれる際に、シリンダヘッドに対する位置決め精度を向上する上で有利となり、また、吸気ポート形成壁部がシリンダヘッドに組み込まれた状態でシール機能を向上する上で有利となる。
請求項3記載の発明によれば、インジェクタのハウジングおよびノズル部がシリンダヘッドよりも熱伝導率の低い吸気ポート形成壁部によって覆われることでハウジングおよびノズル部が燃焼室からの熱に対して断熱される。そのため、インジェクタの噴口を燃焼室に近接させて配置してもインジェクタが燃焼室からの熱にさらされ難くなり、インジェクタの円滑な燃料噴射動作を確保しつつ燃費の向上を図る上で有利となる。
実施の形態に係る内燃機関の吸気ポート断熱構造を示す断面図である。 インテークマニホールドの複数の吸気管部および連結部を示す斜視図である。 図2のA矢視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、内燃機関の全体構成について説明する。
図1に示すように、内燃機関(以下エンジンという)10は、シリンダ12が形成されたシリンダブロック14と、シリンダブロック14の上部に配置されたシリンダヘッド16と、シリンダ12に配設されたピストン18とを含んで構成されている。
シリンダヘッド16の両側にはインテークマニホールド20(吸気管)とエキゾーストマニホールド22(排気管)が連結されている。インテークマニホールド20は複数の吸気管部44(図2参照)を有し、エキゾーストマニホールド22は複数の排気管部45を有している。
燃焼室24は複数設けられ、各燃焼室24は、それぞれシリンダ12の内面とシリンダヘッド16の下面とピストン18の頂面とによって構成され、シリンダヘッド16には燃焼室24に位置するように点火プラグ26が設けられている。
ピストン18はコネクティングロッド28を介して不図示のクランクシャフトに連結され、図中符号1802、1804は圧力リング、符号1806はオイルリングを示している。
シリンダヘッド16には、各燃焼室24に吸気を供給する複数の吸気ポート30と、各燃焼室24内の排気を排出する複数の排気ポート32とがそれぞれ設けられている。
各吸気ポート30には、インテークマニホールド20の吸気管部44がそれぞれ接続され、排気ポート32には、各エキゾーストマニホールド22の排気管部45がそれぞれ接続されている。
そして、吸気通路2002は、インテークマニホールド20、吸気ポート30を含んで構成され、排気通路2202は、排気ポート32、エキゾーストマニホールド22を含んで構成されている。
また、吸気ポート30に吸気バルブ34が設けられ、排気ポート32に排気バルブ36が設けられ、それら吸気バルブ34、排気バルブ36はバルブスプリング38、40により閉止方向に付勢されている。吸気バルブ34、排気バルブ36は不図示の吸排気カムにより駆動され、吸気ポート30、排気ポート32を開閉する。
なお、シリンダヘッド側取り付け面1610に、後述する吸気ポート形成壁部48が挿入される複数の凹部1620が形成され、図中符号37はバルブシートを示す。
本実施の形態では、エンジン10は、インジェクタ42から吸気ポート30内に燃料を噴射(噴霧)するポート噴射式エンジンである。
ポート噴射式エンジンでは、インテークマニホールド20の吸気通路2002から吸気ポート30内に吸入された吸入空気とインジェクタ42の噴口4208から噴射された燃料とが吸気ポート30内で混合されて混合気となり、燃焼室24に供給される。
そして、クランクシャフトが回転することにより、吸気カム、排気カムを介して吸気バルブ34、排気バルブ36が開閉され、吸気行程、圧縮行程、膨張行程、排気行程が実行され、主として、排気・吸気行程中に、噴口4208から燃料が吸気ポート30内に噴射される。
インジェクタ42は、後述するようにインテークマニホールド20の吸気ポート形成壁部46に設けられたインジェクタ収容部56に収容保持されている。
インジェクタ42は、不図示のポンプからフュエルレール54を介して供給された燃料を噴射するものである。
インジェクタ42は、ハウジング4202と、ポート部(チューブ部)4204と、ノズル部4206と、ノズル部4206に組み込まれた不図示のニードル弁および不図示のアクチュエータとを含んで構成されている。
ポート部4204は、ハウジング4202の基部に設けられフュエルレール54と接続される箇所である。
ノズル部4206は、ハウジング4202のポート部4204と反対側に接続され吸気ポート30内に噴口4208を向けている。
前記ニードル弁は、噴口4208を開閉するものである。
前記アクチュエータは、コイルを有しコイルに流れる駆動電流によってニードル弁を駆動して噴口4208を開閉させるものである。
本実施の形態において、複数の吸気管部44を有するインテークマニホールド20は、シリンダヘッド16よりも熱伝導率の低い材料で構成されている。このような材料として、合成樹脂など従来公知の様々な材料が使用可能である。
図1〜図3に示すように、シリンダヘッド16に連結される複数の吸気管部44の端部に連結部46が一体に設けられている。
なお、連結部46は吸気管部44と別体に設けても良いが、この場合には、シリンダヘッド16の熱の吸気への伝達を抑制し吸気の温度上昇の抑制を図る観点から、インテークマニホールド20の熱伝導率以下の熱伝導率を有する材料で形成することが好ましく、実施の形態のように連結部46を吸気管部44に一体に形成すると部品点数を削減する上で有利となる。
連結部46は、複数の吸気ポート形成壁部48と、取り付け壁部50とを備えている。
各吸気ポート形成壁部48は、複数の吸気管部44の端部にそれぞれ設けられシリンダヘッド16の凹部1620に組み込まれて吸気ポート30の上流端の壁面3002の全周を構成している。より詳細には、各吸気ポート形成壁部48は、後述するインテークマニホールド側取り付け面5002から膨出され、各吸気ポート形成壁部48内周部は、インジェクタ42の噴口4208よりも上流側の吸気ポート30の壁面の全周を構成している。
図2に示すように、各吸気ポート形成壁部48の外周部は、両側の平坦な側面4802と、それら側面4802の下部を接続する平坦な底面4804と、それら側面4802の上部を接続し吸気ポート形成壁部48の先端に至るにつれて高さが次第に低くなる傾斜面4806とで構成されている。それら側面4802、底面4804は、インテークマニホールド側取り付け面5002から起立し、インテークマニホールド側取り付け面5002は、側面4802、底面4804に対して段部となっている。なお、傾斜面4806は吸気ポート形成壁部48から取り付け壁部50にわたって延在している。
また、図1に示すように、両側の側面4802の先部と底面4804の先部には、傾斜面4806と同じ傾斜角度で傾斜面4810が形成されている。
このような各吸気ポート形成壁部48の外周部に対応してシリンダヘッド16の凹部1620は、図1に示すように、両側の側面4802、底面4804に係合する3つの平坦面1622と、傾斜面4806に係合する傾斜面1624とを有し、傾斜面1624の先部は、平坦面1626で形成されている。この平坦面1626は、底面4804に係合する平坦面1622に対向している。また、凹部1602は、3つの平坦面1622の先端と平坦面1626の先端を接続する矩形枠状の平坦な底面1628を有している。
また、吸気ポート形成壁部48の外周部と凹部1602の内周部との間にOリング49が介設されている。詳細には、Oリング49の内周部は、両側の側面4802の先部の傾斜面4810と底面4804の先部の傾斜面4810と傾斜面4806の先部に弾接し、Oリング49の外周部は、凹部1602の底面1628と3つの平坦面1622および平坦面1626とで構成される角部に弾接している。
このように吸気ポート形成壁部48の外周部の上部に傾斜面4806が設けられると共に、吸気ポート形成壁部48の外周部の下部に、平坦な底面4804とインテークマニホールド側取り付け面5002とからなる段部が設けられているため、複数の吸気ポート形成壁部48が凹部1602に組み込まれる際に、シリンダヘッド16に対する位置決め精度を向上する上で有利となり、また、複数の吸気ポート形成壁部48が凹部1602に組み込まれた状態で、シール機能を向上する上で有利となっている。
このような吸気ポート形成壁部48を備えることにより、シリンダヘッド16よりも熱伝導率の低い吸気ポート形成壁部48によりシリンダヘッド16の熱の吸気への伝達が抑制され、エンジン10の燃費の向上を図る上で有利となる。
また、吸気ポート形成壁部48を備えることにより、低速回転時、インジェクタ42から噴射される燃料が付着する吸気ポート30の壁面3004がシリンダヘッド16で形成されることになる。
したがって、エンジン10の低速回転域では、噴口4208から噴射された燃料は、その大半が噴口4208に対向する側で燃焼室24寄りの吸気ポート30のシリンダヘッド16の壁面3004および吸気バルブ34に付着する。
そのため、エンジン10の低速回転域において、吸気ポート30の壁面に付着した燃料の気化が効率よくなされ、燃料の燃焼効率の向上を図る上で有利となる。
したがって、エンジン10の低速回転域において、吸気の温度上昇を抑制しつつ燃焼効率を向上できるので、エンジン10の燃費の向上を図る上で有利となる。
また、吸気ポート形成壁部48を備えることにより、高速回転時、吸気ポート30を流れる吸気によりインジェクタ42から噴射される燃料が付着する範囲の吸気ポート30の壁面3006がシリンダヘッド16で形成されることになる。
すなわち、エンジン10の高速回転域では、吸気ポート30を流れる吸気速度が速くなり、噴口4208から噴射された燃料の大半は、噴口4208が位置する側で吸気ポート30の延在方向に沿って延在するシリンダヘッド16の壁面3006の箇所に付着する。
そのため、エンジン10の高速回転域において、吸気ポート30の壁面に付着した燃料の気化が高温なシリンダヘッド16の壁面3006で効率よくなされ、燃料の燃焼効率の向上を図る上で有利となる。
したがって、エンジン10の高速回転域において、吸気の温度上昇を抑制しつつ燃焼効率を向上できるので、エンジン10の燃費の向上を図る上で有利となる。
取り付け壁部50は、複数の吸気ポート形成壁部48を連結すると共に複数の吸気管部44をシリンダヘッド16に取り付けるためのものである。
取り付け壁部50は、インテークマニホールド側取り付け面5002と、取り付け壁部50に形成された複数のボルト挿通孔5004とを備えている。
インテークマニホールド側取り付け面5002は、インテークマニホールド20のシリンダヘッド16への取り付け時、吸気管部44を取り付けるシリンダヘッド側取り付け面1610に合わせられる面である。
ボルト挿通孔5004は、インテークマニホールド側取り付け面5002とシリンダヘッド側取り付け面1610とを合わせた状態で不図示のボルトが挿通され、このボルトがシリンダヘッド16の不図示の雌ねじに螺合される。
したがって、インテークマニホールド20のシリンダヘッド16への取り付けは、インテークマニホールド側取り付け面5002をシリンダヘッド側取り付け面1610に重ね合わせ、各ボルト挿通孔5004に挿通されたボルトがシリンダヘッド側取り付け面1610の雌ねじに締結されることでなされる。
また、各吸気ポート形成壁部48に、インジェクタ42のハウジング4202およびノズル部4206を収容するインジェクタ収容部56が一体に形成されている。
図1に示すように、インジェクタ収容部56は、第1の孔部5602と第2の孔部5604とを備えている。
第1の孔部5602は、ハウジング4202を収容する箇所であり、第2の孔部5604は、ノズル部4206を収容する箇所である。
第2の孔部5604は、第1の孔部5602と同軸上で第1の孔部5602よりも内径が小さい寸法で形成されている。
インジェクタ42は、ハウジング4202が第1の孔部5602に収容され、ノズル部4206がシール部材であるOリング4210を介して第2の孔部5604に収容され、噴口4208を吸気ポート30に露出させた状態で配設されている。
インジェクタ42は、ポート部4204がフュエルレール54に接続されており、フュエルレール54は、該フュエルレール54から突出された突出片5402が、シリンダヘッド16から突設された取り付け部1602にねじ58を介して取着されている。
これにより、インジェクタ42は、フュエルレール54をシリンダヘッド16に取り付けるねじ58の軸力によってインジェクタ収容部56に押し付けられ、インジェクタ収容部56に収容された状態が保持されている。
なお、突出片5402の取り付け箇所はシリンダヘッド16に限定されず、例えば、インテークマニホールド20であってもよい。
このように、インジェクタ42が、シリンダヘッド16よりも熱伝導率が低いインジェクタ収容部56に収容されて配設されるため、ハウジング4202およびノズル部4206がインジェクタ収容部56によって覆われることでハウジング4202およびノズル部4206が燃焼室24からの熱に対して断熱される。
そのため、インジェクタ42の噴口4208を燃焼室24に近接させて配置してもインジェクタ42が燃焼室24からの熱にさらされ難くなり、インジェクタ42のアクチュエータのコイル温度が上昇してインジェクタ42の動作が影響を受けることを抑制できる。
すなわち、燃費の抑制を図る観点から、インジェクタ42から吸気ポート30内に噴射される燃料を効率よく燃焼室24に導入することが必要であり、そのため、インジェクタ42の噴口4208を燃焼室24に近接させるようにインジェクタ42を配置することが望ましい。
しかしながら、インジェクタ42を燃焼室24に近接させると、インジェクタ42が燃焼室24からの熱にさらされやすくなり、インジェクタ24のニードル弁を駆動するアクチュエータのコイル温度が上昇することからインジェクタ42の動作が影響を受けることが懸念される。
本実施の形態では、上述したように、インジェクタ42がインジェクタ収容部56によって断熱されるため、インジェクタ42の円滑な燃料噴射動作を確保しつつ燃費の向上を図る上で有利となる。
本実施の形態によれば、吸気ポート30の上流端の壁面3002がシリンダヘッド16よりも熱伝導率の低い吸気ポート形成壁部48により構成されるため、シリンダヘッド16の熱の吸気への伝達が抑制される。そのため、吸気の温度上昇を抑制しつつ燃焼効率を向上できるので、エンジン10の燃費の向上を図る上で有利となる。
また、複数の吸気ポート形成壁部48を連結する取り付け壁部50を利用して複数の吸気管部44をシリンダヘッド16に取り付けるので、複数の吸気管部44をシリンダヘッド16に取り付けるための取り付け面を大きく確保できる。
したがって、複数の吸気管部44をシリンダヘッド16にガタツキなく連結し、複数の吸気管部44のシリンダヘッド16への取り付けを簡単に確実に行う上で有利となる。
また、本実施の形態によれば、各吸気ポート形成壁部48にインジェクタ収容部56が一体に形成されているので、インジェクタ42の円滑な燃料噴射動作を確保しつつ燃費の向上を図る上で有利となる。
10 エンジン(内燃機関)
16 シリンダヘッド
20 インテークマニホールド
30 吸気ポート
42 インジェクタ
4202 ハウジング
4206 ノズル部
4208 噴口
44 吸気管部
46 連結部
48 吸気ポート形成壁部
50 取り付け壁部
56 インジェクタ収容部

Claims (3)

  1. シリンダヘッドよりも熱伝導率の低い材料で形成されシリンダヘッドに連結される複数の吸気管部を有するインテークマニホールドと、
    前記シリンダヘッドの複数の吸気ポートに燃料を供給する複数のインジェクタとを備える内燃機関であって、
    前記複数の吸気管部の端部に、前記インテークマニホールドの熱伝導率以下の熱伝導率を有する材料からなる連結部が設けられ、
    前記連結部は、前記複数の吸気管部の端部にそれぞれ設けられ前記シリンダヘッドに組み込まれて前記吸気ポートの上流端の壁面を構成する複数の吸気ポート形成壁部と、前記複数の吸気ポート形成壁部と一体に設けられ前記複数の吸気ポート形成壁部を連結すると共に前記複数の吸気管部をシリンダヘッドに取り付けるための取り付け壁部とを備えている、
    ことを特徴とする内燃機関の吸気ポート断熱構造。
  2. 前記取り付け壁部は、前記シリンダヘッドの壁面に当て付けられるインテークマニホールド側取り付け面を有し、
    複数の吸気ポート形成壁部は、前記インテークマニホールド側取り付け面から膨出されて前記シリンダヘッドの壁面に形成された凹部に組み込まれ、
    複数の吸気ポート形成壁部の外周部の上部は、先部に至るにつれて高さが低くなり前記凹部の傾斜面に係合する傾斜面で形成され、複数の吸気ポート形成壁部の外周部の下部は、前記インテークマニホールド側取り付け面から起立し前記凹部の底面に係合する平坦な底面で形成され、
    前記吸気ポート形成壁部の外周部と前記凹部の内周部との間にOリングが介設されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の吸気ポート断熱構造。
  3. 前記各吸気ポート形成壁部に、前記インジェクタの取り付け部が一体に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の吸気ポート断熱構造。
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