JP6194181B2 - 検出方法及び検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関のシリンダヘッドに内燃機関用インジェクタを挿入する際のシール部材の状態を検出する検出方法及び検出装置に関する。
自動車などの車両に搭載される直噴式エンジンでは、シリンダヘッドに形成された複数のインジェクタ取付孔に直噴インジェクタユニットのインジェクタが挿入(圧入)されて組み付けられ、インジェクタから燃焼室へ燃料が直接噴射される。直噴インジェクタユニットは、少なくとも気筒数と同数のインジェクタと、該複数のインジェクタが固定されるフューエルパイプと、から構成されており、各インジェクタは、その燃料入口側端部が、フューエルパイプの周囲に形成された接続部に嵌め合わされて、フューエルパイプに接続される。
このとき、インジェクタ取付孔に挿入されるインジェクタの先端部には、燃焼室からの燃料の漏れや外部からの埃や水分等の浸入を防止するために、テフロン(登録商標)等の樹脂製のシール部材が嵌め込まれている。しかし、インジェクタをシリンダヘッドのインジェクタ取付孔に挿入する際、インジェクタの先端部に取り付けられたシール部材が、インジェクタ取付孔との間に生じる摩擦等によって、伸びや切れが発生して正しく挿入されない場合がある。
図10に、内燃機関用インジェクタをシリンダヘッドのインジェクタ取付孔に挿入する際のシールリングの状態を示す。図10(a)に示すように、インジェクタ102をインジェクタ取付孔107に挿入していくと、先端部に取り付けられたシールリング109がインジェクタ取付孔107に接触して、インジェクタ102とインジェクタ取付孔107との間の隙間を封止する。このとき、図10(b)に示すように、シールリング109が伸びたり、図10(c)に示すように、シールリング109が切れたりすると封止が完全に行われず、燃料漏れあるいは性能が正しく発揮されない虞がある。
これに対して、例えば特許文献1には、治具を用いて環状のシール部材を所定の方向に押し込んで固定する際、治具の押込み方向の位置と、治具にかかる挿入荷重とを連続して測定し、挿入荷重が所定の開始値から終了値まで増加する間の治具の押込み方向の変位量を基準変位量とを比較することにより、シール部材の挿入状態の良否を判定する環状シール部材の挿入状態判定方法が記載されている。
特開2006‐300114号公報
しかしながら、シリンダヘッド等のような鋳造部品にシール部材を有するインジェクタを組み付けようとすると、インジェクタ取付孔の径や面粗度、インジェクタ取付孔とシール部材との締代、潤滑材の有無などによって、上記特許文献1に記載の挿入状態判定方法では、例えば、挿入荷重が所定の値を超えたとしても、実際にはシール切れが発生していなかったり、また逆に挿入荷重が所定の値を超えていなくとも、実際にはシール切れが発生していたりすることがある。従って、製品バラツキに依らずに内燃機関用インジェクタを挿入する際のシール部材の状態を精度良く検出できることが望まれる。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、インジェクタをシリンダヘッドのインジェクタ取付孔に挿入する際のシール部材の状態を精度良く検出可能な検出方法及び検出装置を提供することにある。
本発明者らは、内燃機関用インジェクタをシリンダヘッドのインジェクタ取付孔に挿入する際、内燃機関用インジェクタの挿入距離が所定範囲にあるとき、インジェクタの先端部に取り付けられたシール部材に作用する挿入荷重の分布がシール部材の切れ等のシール部材の状態と関連し、特に、シール切れ等の異常が発生していないときには、上記所定範囲における挿入荷重の最大値と最小値の差の絶対値が略0に近くなるということを見出した。
図1に、インジェクタをシリンダヘッドのインジェクタ取付孔に挿入する際、シール部材に伸びや切れが発生しない場合における、インジェクタの先端部に取り付けられたシール部材の肉厚や締代の条件を様々に変化させた場合の、シール部材の挿入距離と、シール部材に作用する挿入荷重との関係を示す。図1のグラフにおいて、横軸は挿入距離、縦軸は挿入荷重である。
図1に示すように、インジェクタをインジェクタ取付孔に挿入して行くと、シール部材に伸びや切れが発生しない場合には、シール部材に作用する挿入荷重は、シール部材の変形に伴い次第に上昇し、ピークに達してシール部材を所定位置まで挿入し変形が完了した後、減少する。このとき図1から明らかなように、各グラフで荷重ピーク値は大きくばらついている。これは、シール外径とインジェクタ取付孔径の締代、孔側、インジェクタ側のシール面素性、面粗度等、あるいはインジェクタ本体とインジェクタ取付孔の位置関係、潤滑剤の有無などの様々な影響因子が挿入荷重の分布に影響しているためである。従って、インジェクタ挿入時にシール部材に作用する挿入荷重を計測し、ある範囲内の荷重ピーク値でシール異常を検出しようとすると、安定した検出をすることは困難である。
しかし、図1に示すいずれの場合も、挿入荷重はピークに達して減少した後の所定範囲で、それぞれある値に漸近している。この漸近値は、シール部材の条件の違いによる挿入荷重の立ち上がり方やピーク値等に依存して様々な値となっているが、各場合について所定範囲での挿入荷重の最大値と最小値の差の絶対値をとると、いずれの場合にも略0となっている。
また図2に、様々な場合を含む、シール部材の挿入距離と、シール部材に作用する挿入荷重との関係を示す。図2のグラフにおいて、A及びBのグラフは荷重ピークを過ぎた後の所定範囲dにおいて変動が少なく、最大値と最小値との差の絶対値は非常に小さい値となっており、実際インジェクタを取り外してみたところシール切れは発生していなかった。また、A及びB以外のグラフは、上記所定範囲dにおいて大きく変動しており、所定範囲dにおける最大値と最小値との差の絶対値は0と比べて大きな値となっていることがわかる。これらの場合にインジェクタを取り外したところシール切れやシール伸びが発生していた。
従って、挿入荷重のピークを過ぎた後の、挿入距離の所定範囲における挿入荷重の最大値と最小値の差の絶対値を、予め設定された許容値と比較することによって、シール切れ等の異常が発生しているか否かを判定するようにすれば、シール締代、加工孔面素性、インジェクタ軸側の面粗度などの製品バラツキの影響があっても確実にシール切れ等の異常を精度良く検出することができる。
このように本発明者らは、インジェクタをシリンダヘッドのインジェクタ取付孔に挿入する際、挿入荷重のピークを過ぎた後の、挿入距離の所定範囲における挿入荷重の最大値と最小値の差の絶対値が所定の許容値以内か否かによってシール切れ等の異常発生を精度良く検出することができるという知見を得た。そこで本発明者らは、この知見に基づいて、インジェクタをシリンダヘッドのインジェクタ取付孔に挿入する際のシール部材の状態を検出する検出方法及び検出装置の発明に至った。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、
シリンダヘッド(例えば、後述の実施形態におけるシリンダヘッド8)に、内燃機関用インジェクタ(例えば、後述の実施形態におけるインジェクタ2A〜2D)を挿入する際のシール部材(例えば、後述の実施形態におけるシールリング9)の状態を検出する検出方法であって、
前記シリンダヘッドのインジェクタ取付孔(例えば、後述の実施形態におけるインジェクタ取付孔7)に前記内燃機関用インジェクタを挿入する際の前記シール部材に作用する挿入荷重を測定する測定工程と、
前記測定工程において測定された前記挿入荷重に基づいて、前記シール部材の異常発生を判定する判定工程と、を有し、
前記判定工程は、前記内燃機関用インジェクタの挿入距離が、前記内燃機関用インジェクタが挿入進行端に達するまでの挿入距離全域の中で最大値となる前記挿入荷重のピークを過ぎた後の所定範囲にあるとき、前記所定範囲における前記挿入荷重の最大値と最小値との差の絶対値が許容値以内か否かによって前記シール部材の異常発生を判定することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1の構成に加えて、
前記内燃機関用インジェクタは、複数の内燃機関用インジェクタが所定方向に並んでフューエルパイプ(例えば、後述の実施形態におけるフューエルパイプ4)に固定されており、
前記測定工程は、前記複数の内燃機関用インジェクタに対し一つの荷重センサ(例えば、後述の実施形態におけるロードセル34)で前記シール部材に作用する挿入荷重を測定することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項3に係る発明は、
シリンダヘッド(例えば、後述の実施形態におけるシリンダヘッド8)に、内燃機関用インジェクタ(例えば、後述の実施形態におけるインジェクタ2A〜2D)を挿入する際のシール部材(例えば、後述の実施形態におけるシールリング9)の状態を検出する検出装置(例えば、後述の実施形態における検出装置50)であって、
前記シリンダヘッドのインジェクタ取付孔(例えば、後述の実施形態におけるインジェクタ取付孔7)に前記内燃機関用インジェクタを挿入する際の前記シール部材に作用する挿入荷重を測定する荷重センサ(例えば、後述の実施形態におけるロードセル34)と、
前記荷重センサにより測定された前記挿入荷重に基づいて、前記シール部材の異常発生を判定する判定装置(例えば、後述の実施形態における制御部42)と、を備え、
前記判定装置は、前記内燃機関用インジェクタの挿入距離が、前記内燃機関用インジェクタが挿入進行端に達するまでの挿入距離全域の中で最大値となる前記挿入荷重のピークを過ぎた後の所定範囲にあるとき、前記荷重センサにより得られた前記所定範囲における前記挿入荷重の最大値と最小値との差の絶対値が許容値以内か否かによって、前記シール部材の異常発生を判定することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3の構成に加えて、
前記内燃機関用インジェクタは、複数の内燃機関用インジェクタが所定方向に並んでフューエルパイプ(例えば、後述の実施形態におけるフューエルパイプ4)に固定されており、
前記荷重センサは、前記複数の内燃機関用インジェクタに対し一つだけ設けられていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項3または4の構成に加えて、
前記判定装置の判定結果を表示する表示装置(例えば、後述の実施形態における表示部44)をさらに備えたことを特徴とする。
請求項1及び3の発明によれば、内燃機関用インジェクタの挿入距離が、当該内燃機関用インジェクタが挿入進行端に達するまでの挿入距離全域の中で最大値となる挿入荷重のピークを過ぎた後の所定範囲にあるとき、シール部材に作用する前記所定範囲における挿入荷重の最大値と最小値との差の絶対値が許容値以内か否かによってシール部材の異常発生を判定するようにしたため、内燃機関用インジェクタのシール部材の状態を製品バラツキによらずに精度良く検出することができる。
請求項2及び4の発明によれば、一つの荷重センサであっても、複数の荷重センサで各内燃機関用インジェクタ毎に挿入荷重を測定する場合と同等の検出精度を得ることができ、挿入荷重を検出するためのコストを低減することができる。
請求項5の発明によれば、さらに判定結果を表示する表示装置を備えたため、検出結果の確認が容易となり、作業効率を向上させることができる。
シール切れ等の異常がない場合の、シール部材の挿入距離と、シール部材に作用する挿入荷重との関係を示すグラフである。 シール切れがある場合とシール切れがない場合及びシール部材が伸びた場合を比較した、シール部材の挿入距離と、シール部材に作用する挿入荷重との関係を示すグラフである。 内燃機関用インジェクタの組付装置の側面図である。 図4に示す組付装置の正面図である。 シリンダヘッドを載置した図3に示す組付装置の部分斜視図である。 インジェクタユニットの位置決め時の部分斜視図である。 インジェクタユニットのナット締め付け時の部分断面図である。 本発明に係る検出装置の概略を示す構成図である。 本発明に係る検出方法を示すフローチャートである。 内燃機関用インジェクタをインジェクタ取付孔に挿入する際のシールの状態を示す説明図である。
以下、本発明の検出方法及び検出装置の一実施形態について図面を参照しながら説明する。まず、内燃機関用インジェクタをシリンダヘッドに組み付ける組付装置の概要について説明する。
図3は、内燃機関用インジェクタの組付装置の側面図であり、図4は、図3に示す組付装置の正面図であり、図5は、シリンダヘッドを載置した図3に示す組付装置の部分斜視図である。
これらの図3〜5に示すように、内燃機関用インジェクタ(以下、単にインジェクタとも呼ぶ。)を含むインジェクタユニット1は、複数(ここに示す例では4個)のインジェクタ2A〜2Dと、複数のインジェクタ2A〜2Dがその軸線方向に直交する平面内で所定方向に並んで固定されたフューエルパイプ4と、を備える。複数のインジェクタ2A〜2Dの燃料入口側端部3は、直線状に延びるフューエルパイプ4の周囲に所定の間隔で形成されたカップ部5に嵌合している。各カップ部5には、その上部にフランジ部6が設けられている。フランジ部6には、各インジェクタ2A〜2Dの軸線から略等距離の位置に2つの穴部17,17(図5参照)が形成されている。また、各インジェクタ2A〜2Dには、カップ部5の下部に、各インジェクタ2A〜2Dをシリンダヘッド8に押し付けるための板状スプリングであるクリップ部60(図4参照)が設けられている。クリップ部60により各インジェクタ2A〜2Dはカップ部5に緩く嵌合することで、シリンダヘッド8への組付け時に製造誤差等を吸収できるように構成されている。
さらに、各インジェクタ2A〜2Dには、先端部にシールリング9が取り付けられており、シリンダヘッド8への組み付けによりインジェクタ取付孔7に接触して、シリンダヘッド8と各インジェクタ2A〜2Dとの隙間を封止する。
このようなインジェクタユニット1は、各インジェクタ2A〜2Dがシリンダヘッド8のインジェクタ取付孔7にそれぞれ挿入(圧入)されてシリンダヘッド8に組み付けられる。ここで複数のインジェクタ2A〜2Dは、該インジェクタ2A〜2Dの軸線方向を上下方向に向けた状態で、フューエルパイプ4に取り付けられている。また、複数のインジェクタ2A〜2Dは、図4の左から順に第1〜第4インジェクタ2A〜2Dとも称する。なお、以下の説明では、上下方向をZ方向、複数のインジェクタ2A〜2Dの配列方向をZ方向、Z方向及びX方向に直交する方向をY方向と呼ぶ。
インジェクタ2A〜2Dを含むインジェクタユニット1の組付装置10は、シリンダヘッド8を所定の姿勢で載置するヘッド載置台11と、インジェクタユニット1を保持するユニット保持台12と、ユニット保持台12をZ方向に相対移動可能に保持する保持台支持部14と、不図示の駆動装置により保持台支持部14を移動させる移動ユニット13と、ナット19を締め付けるナットランナー(不図示)と、を有する。
ヘッド載置台11は、複数のインジェクタ取付孔7が水平面内での基準方向(図3のX方向)に並ぶと共に、各インジェクタ取付孔7をZ方向に向けた姿勢で、シリンダヘッド8を載置するように構成されている。シリンダヘッド8には、複数のインジェクタ取付孔7のうちの第1インジェクタ2Aと第3インジェクタ2Cを挿入するインジェクタ取付孔7近傍に、スタッドボルト85(図5参照、合わせて2本)が予め取り付けられている。
移動ユニット13は、基台21に対して保持台支持部14をZ方向及びZ方向とX方向に直交するY方向(図3参照、シリンダヘッド8に近づく方向をY方向前方、シリンダヘッド8から離れる方向をY方向後方とする。)に移動させる、不図示のリニアガイドと駆動装置とを備える。
ユニット保持台12は、インジェクタユニット1を保持したまま保持台支持部14の移動に伴って移動するが、その一方で、保持台支持部14に対してZ方向に相対的に移動可能に構成されている。ユニット保持台12の後側の左右2箇所に、ユニット保持台12のZ方向への移動をガイドするための直動ガイド30が設けられている。これにより、ユニット保持台12のみにZ方向の力が作用すると、ユニット保持台12は、水平を保ちながら保持台支持部14に対して相対的にZ方向に移動することができる。
従って、保持台支持部14をZ方向下方に移動させることで、ユニット保持台12に保持された複数のインジェクタ2A〜2Dをシリンダヘッド8のインジェクタ取付孔7に配置することができる。また、複数のインジェクタ2A〜2Dがシリンダヘッド8のインジェクタ取付孔7に挿入された後、保持台支持部14をY方向後方に移動させ、さらにZ方向上方に移動させることで、保持台支持部14をインジェクタユニット1から離して初期位置に戻すことができる。
ユニット保持台12の中央には、垂直に荷重受けポール32が設けられている。そして、荷重受けポール32の先端に対応する位置に、荷重センサとしてのロードセル34が配置される。ロードセル34は、保持台支持部14に設けられたロードセル支持部36に固定されている。従って、ロードセル34は、保持台支持部14とともに移動する。
ユニット保持台12には、シリンダヘッド8とY方向に対向する先端面からさらにシリンダヘッド8側(Y方向前方)に突出する2本の保持爪26、26が4組、複数のインジェクタ2A〜2Dに対応する位置に形成されている。ユニット保持台12及び保持爪26によりインジェクタユニット1を保持する保持部材を構成している。
インジェクタユニット1を保持部材に位置決めすると、第1インジェクタ2Aの上方に位置するフランジ部6に形成された2つの穴部17,17のうち一方(図5中、左側)の穴部17の真下にシリンダヘッド8に予め取り付けられた一方のスタッドボルト85が位置し、第3インジェクタ2Cの上方に位置するフランジ部6に形成された2つの穴部17,17のうち他方(図5中、右側)の穴部17の真下にシリンダヘッド8に予め取り付けられた他方のスタッドボルト85が位置する。なお、図5中、符号18は、スタッドボルト85が挿入される穴部17を示している。また、符号27は、この穴部18に対応する保持爪26を示している。
複数の保持爪26のうち、この2つの穴部18,18に対応する保持爪27、27は、他の保持爪26よりもX方向幅が広く形成されている。また、穴部18,18に対応する位置に切り欠き28が形成されている。この2つの保持爪27,27は、インジェクタ2A、2Cを保持する機能と、ナット締め付け時の座面としての機能とを有する。
移動ユニット13によりユニット保持台12を下降させることで、2本のスタッドボルト85,85の上方に位置していた穴部18,18にスタッドボルト85,85が挿入される。これにより、複数のインジェクタ2A〜2Dがシリンダヘッド8に対して位置決めされる。
図6に、インジェクタユニット1を位置決めした時の様子を、拡大した部分斜視図で示す。穴部18に挿入されたスタッドボルト85が、幅広に形成された保持爪27の切り欠き28を通して上方に延びている。
位置決め後、さらに複数のインジェクタ2A〜2Dがそれぞれ各インジェクタ取付孔7に挿入されてシールリング9がインジェクタ取付孔7の側壁に接触すると、インジェクタ2A〜2Dはインジェクタ取付孔7(シリンダヘッド8)から摩擦力を受ける。
複数のインジェクタ2A〜2Dを保持するユニット保持台12は保持台支持部14に対して相対的にZ方向に移動可能に構成されているため、この摩擦力によりユニット保持台12は直動ガイド30に沿ってZ方向上方に移動する。ユニット保持台12の相対的な上方への移動に伴い荷重受けポール32も上方に移動し、その先端部がロードセル34に当接する。荷重受けポール32がロードセル34に当接した後は、保持台支持部14と共にユニット保持台12に保持されたインジェクタ2A〜2Dも下降する。これにより、ロードセル34は、複数のインジェクタ2A〜2Dがそれぞれ各インジェクタ取付孔7に挿入されることによりシールリング9に作用する挿入荷重を検出できる。
ユニット保持台12を下方に移動させ、ユニット保持台12に保持された複数のインジェクタ2A〜2Dをシリンダヘッド8のインジェクタ取付孔7に配置することで、各インジェクタ2A〜2Dの先端部に取り付けられたシールリング9は、シール切れや伸びがなければインジェクタ取付孔7と密着し、インジェクタ2A〜2Dとインジェクタ取付孔7との間の隙間を封止する。
その後、図7に示すように、スタッドボルト85に対して不図示のナットランナーを用いてナット19を締め付けることにより、保持爪27を介してフランジ部6に対し締付軸力が発生させる。この締付軸力はクリップ部60に押付力を発生させ、シリンダヘッド8のインジェクタ取付孔7に対するインジェクタ2A〜2Dの最終的な微調整が行われる。
次に、本発明に係る検出装置の一実施形態について説明する。
検出装置50は、シリンダヘッド8のインジェクタ取付孔7に内燃機関用インジェクタ2A〜2Dを挿入する際のシールリング9に作用する挿入荷重を測定し、インジェクタ2A〜2Dの挿入距離が所定範囲にあるとき、挿入荷重の最大値と最小値との差の絶対値を、予め与えられた許容値と比較することによってシール切れ等の異常を検出するものである。また、挿入荷重の最大値と最小値との差を求める所定範囲は、インジェクタ2A〜2Dをインジェクタ取付孔7内に挿入する所定の挿入距離の範囲(図2の所定範囲d参照)であり、異常がなければインジェクタ取付孔7内にシールリング9が装着される領域である。
検出装置50は、図8に示すように、シリンダヘッド8のインジェクタ取付孔7にインジェクタ2A〜2Dを挿入する際の、シールリング9に作用する挿入荷重を検出するロードセル34と、ロードセル34からの信号を受け取り、シールリング9に作用する挿入荷重の値を計測する荷重計測部40と、計測されたシールリング9に作用する挿入荷重に基づいて、シールリング9の異常発生を判定する制御部42と、判定結果を表示する表示部44とを備えている。
上述したように、インジェクタ2A〜2Dがインジェクタ取付孔7に挿入され、シールリング9がインジェクタ取付孔7に接触すると、摩擦によりインジェクタ2A〜2Dに対して上向きの力が働く。これにより、保持台支持部14に対して上下方向に相対移動可能に構成されたユニット保持台12が、直動ガイド30に沿って保持台支持部14に対して相対的に上方に移動する。ユニット保持台12が保持台支持部14に対して相対的に上方に移動すると、ユニット保持台12に設けられた荷重受けポール32も上方に移動してその先端部がロードセル34に当接する。荷重受けポール32がロードセル34に当接した後は、移動ユニット13共にインジェクタ2A〜2Dも下降する。ロードセル34は移動ユニット13に固定されているので、シールリング9に作用する挿入荷重を全て一つのロードセル34で受けることとなる。
ロードセル34の検出信号は、荷重計測部40に送られ、荷重計測部40において挿入荷重の値が計測される。計測された挿入荷重の値は制御部42に送られる。制御部42は、一方で直動ガイド30によりインジェクタ2A〜2Dの挿入距離を算出し、測定された挿入荷重と挿入距離とを対応付ける。計測は、インジェクタ2A〜2Dがインジェクタ取り付孔7に挿入されてから、所定の挿入位置に達するまで連続して行われる。計測された挿入荷重は挿入距離と共に制御部42に保存され、制御部42において、この値を用いてシール異常の判定が行われる。
制御部42は、インジェクタ2A〜2Dの挿入距離の所定範囲(図2の所定範囲d参照)において、荷重計測部40で計測された挿入荷重の最大値と最小値との差の絶対値を算出し、これを予め与えられた、許容値と比較する。そして、挿入距離の所定範囲において計測された挿入荷重の最大値と最小値との差の絶対値がこの許容値以内か否かによって、シールリング9の異常発生を判定する。
すなわち、前述したように、シール切れ等の異常が発生していない場合には、シールリング9が所定位置まで挿入されて挿入荷重がピークを過ぎた後のインジェクタ2A〜2Dの挿入距離の所定範囲においては、シールリング9に作用する挿入荷重はほとんど変化せず、この所定範囲における最大値と最小値の差の絶対値は非常に小さく略0に近い値となるので、この差の絶対値が、許容値以内である場合には、正常と判定する。逆に、この差の絶対値がこの許容値より大きい場合には、シール切れあるいはシール伸びが発生していると判定する。この判定結果は、表示部44に送られて、表示される。判定結果を表示部44に表示することで、作業者は容易にシールに異常が発生しかた否かを知ることができ、作業効率の向上を図ることが可能となる。
次に、本発明の一実施形態に係る検出方法を、図9を参照しながら説明する。
まず、ステップS100において、インジェクタユニット1をユニット保持台12に取り付ける。また、ステップS110において、荷重計測部40及び制御部42の挿入荷重計測値の保存エリアをリセットする。
次に、ステップS120において、移動ユニット13により保持台支持部14及びインジェクタ2A〜2Dを保持したユニット保持台12を移動して、インジェクタ2A〜2Dをシリンダヘッド8のインジェクタ取付孔7に対して位置決めする。移動ユニット13をさらに下降して、ユニット保持台12を含めた全体を下降させて、インジェクタ2A〜2Dをインジェクタ取付孔7に挿入して行く。インジェクタ2A〜2Dの挿入と共に、ロードセル34及び荷重計測部40においてシールリング9に作用する挿入荷重の測定を開始する。
移動ユニット13により全体を下降させて、インジェクタ2A〜2Dのインジェクタ取付孔7への挿入を続け、ステップS130において、インジェクタ2A〜2Dを所定位置まで挿入し、挿入下降端に達したら降下をやめ、それと共に挿入荷重の測定も終了する。
次に、ステップS140において、制御部42は、荷重計測部40から計測データを受け取り、インジェクタ2A〜2Dの挿入距離の所定範囲における挿入荷重の最大値と最小値の差の絶対値を計算し、これを予め与えられている所定の許容値と比較する。
挿入荷重の最大値と最小値の差の絶対値がこの許容値以内の場合には、正常と判定し、差の絶対値が許容値よりも大きい場合には、シール切れあるいはシール伸び等の異常が発生したと判定する。
そして、ステップS150において、制御部42は判定結果を表示部44に送り、表示部44は、この判定結果を表示する。
一方、上記ステップS140〜S150の判定と並行して、ステップS160において、不図示のナットランナーを下降させ、ステップS170においてスタッドボルト85にナット19を締め付け(図7参照)、複数のインジェクタ2A〜2Dのインジェクタ取り付孔7への挿入位置の微調整を行う。
最後に、ステップS180において、ナットランナーによりナット19をスタッドボルト85から外し、移動ユニット13により、ユニット保持台12をY方向後方及びZ方向上方に移動させて、インジェクタ2A〜2Dから取り外し、初期位置に移動させて作業を終了する。
このように本実施形態によれば、インジェクタ2A〜2Dの挿入距離が所定範囲にあるとき、シールリング9に作用する挿入荷重の最大値と最小値との差の絶対値を、予め与えられた許容値と比較することによってシール切れ等の異常を検出するようにしたため、製品バラツキ等の影響があっても確実にシールリング9の異常の検出をすることができる。また、弾性体を挿入するときの微妙な荷重変化を検出することで、組付品質を大きく向上させることができる。さらに、設備的に簡易でコストの低減を図ることも可能である。また、機種共通の仕様部を利用した押し付け方法であるため、新機種追加時の負荷低減にも貢献することができる。
尚、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、上述した実施形態では、4つのインジェクタに対して挿入荷重を測定するロードセルは一つであったが、各インジェクタに対してそれぞれ一つずつロードセルを備えるようにしてもよい。ただし、一つのロードセルであっても、各インジェクタに対してそれぞれロードセルを設けた場合と同等の検出精度が得られることを確認しており、一つのロードセルを用いることで、挿入荷重を検出するためのコストを低減することができる。
1 インジェクタユニット
2A〜2D インジェクタ
7 インジェクタ取付孔
8 シリンダヘッド
9 シールリング(シール)
10 組付装置
32 ロードセル(荷重センサ)
40 荷重計測部
42 制御部(判定装置)
44 表示部
50 検出装置

Claims (5)

  1. シリンダヘッドに、内燃機関用インジェクタを挿入する際のシール部材の状態を検出する検出方法であって、
    前記シリンダヘッドのインジェクタ取付孔に前記内燃機関用インジェクタを挿入する際の前記シール部材に作用する挿入荷重を測定する測定工程と、
    前記測定工程において測定された前記挿入荷重に基づいて、前記シール部材の異常発生を判定する判定工程と、を有し、
    前記判定工程は、前記内燃機関用インジェクタの挿入距離が、前記内燃機関用インジェクタが挿入進行端に達するまでの挿入距離全域の中で最大値となる前記挿入荷重のピークを過ぎた後の所定範囲にあるとき、前記所定範囲における前記挿入荷重の最大値と最小値との差の絶対値が許容値以内か否かによって前記シール部材の異常発生を判定することを特徴とする検出方法。
  2. 前記内燃機関用インジェクタは、複数の内燃機関用インジェクタが所定方向に並んでフューエルパイプに固定されており、
    前記測定工程は、前記複数の内燃機関用インジェクタに対し一つの荷重センサで前記シール部材に作用する挿入荷重を測定することを特徴とする請求項1に記載の検出方法。
  3. シリンダヘッドに、内燃機関用インジェクタを挿入する際のシール部材の状態を検出する検出装置であって、
    前記シリンダヘッドのインジェクタ取付孔に前記内燃機関用インジェクタを挿入する際の前記シール部材に作用する挿入荷重を測定する荷重センサと、
    前記荷重センサにより測定された前記挿入荷重に基づいて、前記シール部材の異常発生を判定する判定装置と、を備え、
    前記判定装置は、前記内燃機関用インジェクタの挿入距離が、前記内燃機関用インジェクタが挿入進行端に達するまでの挿入距離全域の中で最大値となる前記挿入荷重のピークを過ぎた後の所定範囲にあるとき、前記荷重センサにより得られた前記所定範囲における前記挿入荷重の最大値と最小値との差の絶対値が許容値以内か否かによって、前記シール部材の異常発生を判定することを特徴とする検出装置。
  4. 前記内燃機関用インジェクタは、複数の内燃機関用インジェクタが所定方向に並んでフューエルパイプに固定されており、
    前記荷重センサは、前記複数の内燃機関用インジェクタに対し一つだけ設けられていることを特徴とする請求項3に記載の検出装置。
  5. 前記判定装置の判定結果を表示する表示装置をさらに備えたことを特徴とする請求項3または4に記載の検出装置。
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