JP5809656B2 - 高圧電源装置及び画像形成装置 - Google Patents

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この発明は高圧電源装置、並びに高圧電源装置を備えた画像形成装置に関する。
従来の高圧電源装置として、例えば特許文献1に示すように、スイッチング制御回路の出力を、昇圧トランスの1次側の一部分(補助巻線)を介してバイポーラトランジスタのベースに接続し、直流電源を昇圧トランスの1次側の他の部分(主巻線)を介してバイポーラトランジスタのコレクタに接続し、トランスの2次側を、整流回路を介して負荷に接続するとともに、整流回路の出力(直流出力電圧)をスイッチング制御回路に帰還させて、直流出力電圧を制御するものが知られている。
図20は上記の高圧電源装置をより具体的にした高圧電源装置を示す。
図20の装置において、マイコン701のPWM出力は、プルアップ抵抗705を介して3.3Vの電源702に接続されるとともに、抵抗711とコンデンサ712で構成される平滑化回路710を介して、オペアンプ721の反転入力端子721qに接続されている。
オペアンプ721、コンデンサ722、725、及び抵抗723、724、726により構成される差分積分回路720の出力が昇圧トランス750の1次側の補助巻線751の一端に接続され、補助巻線751の他端は、NPNトランジスタ740のベースに接続されている。
昇圧トランス750の1次側の主巻線752は一端が24Vの電源703に接続され、他端がNPNトランジスタ740のコレクタに接続されている。
昇圧トランス750の2次巻線753からの出力は、整流回路760で整流されて、高圧出力電圧として出力抵抗780を介して負荷785に供給される。
高圧出力電圧(ノード790Aの電圧)はまた、出力電圧変換作用(降圧作用)を有する出力電圧変換部770を介して、オペアンプ721の非反転入力端子721pに帰還される。
整流回路760は、ダイオード761、762、コンデンサ763、764を備えている。
出力電圧変換部770は、50MΩの抵抗771、100kΩの抵抗772、1MΩのプルダウン抵抗773、及びコンデンサ774により構成されている。
初期状態においてマイコン701のPWM出力はHレベルであり、抵抗705によりプルアップされているので、電源702からの3.3Vの電圧が、平滑化回路710を介してオペアンプ721の反転入力端子721qに入力される。
また、ノード790Aの高圧出力はオフ状態であるので、電源702の出力3.3Vを、100kΩの抵抗772と1MΩの抵抗773で分圧した値である3.0Vが、オペアンプ721の非反転入力端子721pに入力される。
非反転入力端子721pの電圧(3.0V)は、反転入力端子721qの電圧(3.3V)よりも低いので、オペアンプ721の出力は最低電圧(VOL=略0V)となる。従って、NPNトランジスタ740には、ベース電流が流れず、トランス750の主巻線752には電流が流れない。その結果、ノード790Aの出力がオフの状態が維持される。
マイコン701のPWM出力端子から、高圧出力の目標値(目標電圧)に対応するPWM信号の出力を開始すると、PWM信号が平滑化回路710を介して反転入力端子721qに入力される。
PWM信号は、HレベルとLレベルを繰り返す信号であり、その平均値はHレベルよりも低く、デューティが100%未満では、3.15V以下となる。なお、デューティが100%に近い範囲では、デューティと平滑化後の電圧とは比例せず、一般にデューティに比例する値よりも小さな値となる。目標電圧が大きいほど、PWM出力のデューティはより小さなものとされ、従って、オペアンプ721の反転入力端子721qの入力電圧もより小さな値となる。
反転入力端子721qの入力電圧が非反転入力端子721pの入力電圧(=3.0V)よりも低いと、差分積分回路720の出力が徐々に上昇する。その結果、昇圧トランス750の補助巻線751を介してNPNトランジスタ740のベースに電流が流れ、主巻線752を介して24Vの電源703からNPNトランジスタ740のコレクタ・エミッタ間に電流が流れる。主巻線752に電流が流れることにより、誘導作用により補助巻線751に接続されたベースの電位が下がり主巻線752に流れていた電流が遮断される。以降主巻線752及び補助巻線751の電流のオン・オフが繰り返される自励発振が開始される。
主巻線752の電流がオン・オフする結果、トランス750の2次側753に昇圧された交流出力が出力され、整流回路760で整流されて、ノード790Aに負電圧が現れ、抵抗780を介して負荷785に供給される。
自励発振の周波数は、トランスの1次側及び2次側の巻線の自己インダクタンス及び相互インダクタンス、並びに、それぞれの巻線の寄生容量、並びに整流回路のコンデンサの容量等にも依存する。自励発振は、これらのインダクダンス及び容量によるLC共振と、トランジスタのベース電位の変化によるトランジスタのオン・オフ動作とが複合した形で起きるものである。
整流回路760の出力(ノード790Aの出力)は、出力電圧変換部770で降圧されて、オペアンプ721の非反転入力端子721pに帰還される。ノード790Aの出力は負電圧であるので、その絶対値が大きいほど、帰還電圧の値は小さくなる。
NPNトランジスタ740のベース電流は、オペアンプ721の反転入力端子721qと非反転入力端子721pの電圧の差に応じて調整され、ベース電流を増幅したコレクタ電流によりNPNトランジスタ740が駆動され、自励発振により昇圧された高圧出力はPWM信号のデューティに応じた電圧に制御される。
図21に図20の回路の出力開始時の波形の一例を示す。図21中の符号D790A、D790B、D790C、D790Dはそれぞれ、図20のノード790A、790B、790C、790Dの電位の変化を示す。符号D790A0、D790B0、D790C0、D790D0はそれぞれ、波形D790A、D790B、D790C、D790Dのゼロレベルを示す。PWM出力がHに維持されるオフ状態から、−1500Vに対応したデューティのPWM信号を出力する状態に切り替わる時点が符号T11で示され、ノード790Aの電圧が目標電圧である−1500Vの90%に到達する時点が符号T12で示されている。時点T11から時点T12までの時間(立ち上げ時間)は10.6msecである。
特開2011−248088号公報
しかしながら、従来の技術ではスイッチングにバイポーラトランジスタを使用している為にトランジスタの損失が大きく、消費電力が大きいという問題があった。またバイポーラトランジスタは高い周波数では発振せず、トランスの巻数によっては発振周波数調整用にコンデンサ765(図21に点線で示す)を挿入する必要があった。
また発振周波数を20〜40kHz程度と低く調整しなければならず、負荷によっては可聴音が出てしまう場合があった。
さらに負荷を大きくした場合にトランジスタの発熱量が大きい為、ヒートシンクなどを付けなければならなくなり、コストが増加し、実装部品のサイズが増加するなどの問題がある。
一例として、TO−220パッケージのトランジスタを使用した場合に高さは約20mm、ヒートシンクを用いた場合には約25mm程度となり、これらの部品を含む装置の小型化の障害となるという問題があった。
本発明の高圧電源装置は、
1次側に主巻線と補助巻線を有し、2次側に昇圧比に応じた2次巻線を有するトランスと、
演算増幅器で構成された差分積分回路と、
FETと、
前記トランスの出力を整流する整流回路と、
前記整流回路の高圧出力に対応した帰還信号を生成する出力電圧変換部と
を有する高圧電源装置において、
前記主巻線は一端が、第1のDC電源に接続され、他端が前記FETのドレインに接続されており、
前記差分積分回路は、前記高圧出力の目標値に対応した設定信号と、前記出力電圧変換部で生成された前記帰還信号との差分を積分して出力し、
前記差分積分回路の出力は、前記補助巻線の一端に接続され、
前記補助巻線の他端は、コンデンサを介して前記FETのゲートに接続され、
前記コンデンサに並列に第1の抵抗が接続され、
前記FETのゲートと接地ノードの間に第2の抵抗が接続され、
前記第1及び第2の抵抗と前記コンデンサにより微分回路が構成され、
前記FETが前記微分回路による容量結合により自励発振駆動され、
前記差分積分回路の出力を前記第1の抵抗と前記第2の抵抗により分圧することにより、前記ゲートに印加する電圧を生成し、
前記差分積分回路の前記演算増幅器による帰還制御で前記整流回路から出力される前記高圧出力を、前記目標値に一致するように制御する
ことを特徴とする。
本発明によれば、スイッチング素子としてFET(電界効果トランジスタ)を用いているため、スイッチング素子における損失が小さく、消費電力が小さいと言う効果がある。
また、トランスの自励発振回路にFETを用いてその駆動を微分回路によって行うことにより自励発振動作とドレイン電流を良好に制御して効率の良い昇圧動作が可能となる。
また、自励発振周波数を70〜100kHz程度と高くすることができるようになり、発振周波数を低く抑える為の高耐圧のコンデンサが不要となる。
また面実装のFETが利用できるようになり、基板表面の部品の高さを抑えることができ、高圧電源装置や高圧電源装置を備える画像形成装置の小型化に寄与することができる。
本発明の実施の形態1の画像形成装置を示す概略図である。 図1の画像形成装置の制御系を、制御対象部材、及びセンサ類とともに示すブロック図である。 図2のプリンタエンジン制御部及び高圧電源装置の構成例を示すブロック図である。 図3に示される高圧電源装置のうち、帯電バイアス発生部に関係する部分を、プリンタエンジン制御部及び電源とともに、より詳しく示すブロック図である。 図4に示される高圧電源装置の回路構成をプリンタエンジン制御回路及び電源とともに示す回路図である。 (a)及び(b)は図5の昇圧トランスの概略構成を示す図である。 図5の回路の各部に現れる電圧、電流の一例を示す波形図である。 ある負荷状態において、図5の回路の各部に現れる電圧、電流の一例を示す波形図である。 別の負荷状態において、図5の回路の各部に現れる電圧、電流の一例を示す波形図である。 別の負荷状態において、図5の回路の各部に現れる電圧、電流の一例を示す波形図である。 別の異なる負荷状態において、図5の回路の各部に現れる電圧、電流の一例を示す波形図である。 本発明の実施の形態2で用いられるプリンタエンジン制御部及び高圧電源装置の構成例を示すブロック図である。 図12に示される高圧電源装置のうち、2次転写バイアス発生部に関係する部分を、プリンタエンジン制御部及び電源とともに、より詳しく示すブロック図である。 図13に示される高圧電源装置の回路構成をプリンタエンジン制御回路及び電源とともに示す回路図である。 図14の回路各部に現れる電圧、電流の一例を示す波形図である。 ある負荷状態において、図14の回路の各部に現れる電圧、電流の一例を示す波形図である。 別の負荷状態において、図14の回路の各部に現れる電圧、電流の一例を示す波形図である。 別の負荷状態において、図14の回路の各部に現れる電圧、電流の一例を示す波形図である。 別の負荷状態において、図14の回路の各部に現れる電圧、電流の一例を示す波形図である。 従来の高圧電源装置の回路構成をマイコンとともに示す回路図である。 図20の回路の各部に現れる電圧、電流の一例を示す波形図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1の画像形成装置を示す。
図示の画像形成装置100は、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの順に1次転写を行うものであり、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの現像・転写ユニット101K、101Y、101M、及び101Cを有する。
ブラックの現像・転写ユニット101Kは、現像器カートリッジ102K、LEDヘッド103K、トナー容器104K、及び転写ローラ105Kを有する。現像器カートリッジ102Kは、感光体ドラム132K、帯電ローラ136K、現像ローラ134K、供給ローラ133K、現像ブレード135K、及びクリーニングブレード137Kを含む。転写ローラ105Kは感光体ドラム132Kに対向して配置されている。
同様に、イエローの現像・転写ユニット101Yは、現像器カートリッジ102Y、LEDヘッド103Y、トナー容器104Y、及び転写ローラ105Yを有する。現像器カートリッジ102Yは、感光体ドラム132Y、帯電ローラ136Y、現像ローラ134Y、供給ローラ133Y、現像ブレード135Y、及びクリーニングブレード137Yを含む。転写ローラ105Yは感光体ドラム132Yに対向して配置されている。
同様に、マゼンタの現像・転写ユニット101Mは、現像器カートリッジ102M、LEDヘッド103M、トナー容器104M、及び転写ローラ105Mを有する。現像器カートリッジ102Mは、感光体ドラム132M、帯電ローラ136M、現像ローラ134M、供給ローラ133M、現像ブレード135M、及びクリーニングブレード137Mを含む。転写ローラ105Mは感光体ドラム132Mに対向して配置されている。
同様に、シアンの現像・転写ユニット101Cは、現像器カートリッジ102C、LEDヘッド103C、トナー容器104C、及び転写ローラ105Cを有する。現像器カートリッジ102Cは、感光体ドラム132C、帯電ローラ136C、現像ローラ134C、供給ローラ133C、現像ブレード135C、及びクリーニングブレード137Cを含む。転写ローラ105Cは感光体ドラム132Cに対向して配置されている。
画像形成装置100はさらに、中間転写ベルト141、中間転写ベルト張架ローラ142、中間転写ベルト駆動ローラ143、中間転写ベルトバックアップローラ(2次転写バックアップローラ)144、中間転写ベルトクリーニングブレード145、廃トナー容器146、用紙カセット151、ホッピングローラ152、レジストローラ対153、154、用紙検出センサ155、2次転写ローラ156、定着器157、搬送ガイド158、及び排紙トレー159を備える。
用紙カセット151は、記録媒体としての印刷用紙150を収納するものである。
図2は図1の画像形成装置100の制御系を、制御対象部材、及びセンサ類とともに示す。図2で図1と同じ符号は同じ部材を示す。
図示の制御系は、ホストインターフェース部211と、コマンド/画像処理部212と、LEDヘッドインターフェース部213と、プリンタエンジン制御部220と、記憶手段230と、高圧電源装置240を備える。
プリンタエンジン制御部220には、用紙検出センサ155、サーミスタ265、定着器ヒーター259、温湿度センサ290、2次転写ローラソレノイド299、ホッピングモータ254、レジストモータ255、ベルトモータ256、定着器ヒーターモータ257、及びドラムモータ258K、258Y、258M、258Cが接続されている。サーミスタ265は、定着器ヒーター259の温度を検知して、検知した温度を示す信号を出力する。
高圧電源装置240は、図3に示すように、設定信号出力部260と、帯電バイアス発生部261K、261Y、261M、261Cと、現像バイアス発生部262K、262Y、262M、262Cと、1次転写バイアス発生部263K、263Y、263M、263Cと、2次転写バイアス発生部264とを有する。
図1の画像形成装置100には図示しない外部の機器から図2のホストインターフェース部211を介してPDL(ページ記述言語)等で記述された所定フォーマットの印刷データが入力される。
入力された印刷データはコマンド/画像処理部212によってビットマップデータに変換される。
画像形成装置100はサーミスタ265で得られる検知温度を示す信号に応じて定着器ヒーター259を制御することにより定着器157を所定の温度にした後、電子写真プロセスによる印刷動作(画像形成動作)を開始する。
図1の給紙カセット151に収納された用紙150はホッピングローラ152で給紙される。用紙150は、レジストローラ153及び154によって中間転写ベルト141上の2次転写ローラ156と2次転写バックアップローラ144により形成されるニップ部156Nに搬送される。
トナーカートリッジ容器104K、104Y、104M、104Cは現像器102K、102Y、102M、102Cに着脱可能で内部のトナーを現像器に供給可能な構造になっている。
電子写真プロセスにおいては、帯電バイアス発生部261K、261Y、261M、261Cが、それぞれ現像器102K、102Y、102M、102C(具体的にはその帯電ローラ136K、136Y、136M、136C)に帯電バイアスを供給し、帯電ローラを帯電させ、帯電ローラ136K、136Y、136M、136Cを感光体ドラム132K、132Y、132M、132Cに接触乃至近接させることで感光体ドラム132K、132Y、132M、132Cを帯電させる。
その後、上記のビットマップデータに応じてLEDヘッド103K、103M、103Y、103Cの発光素子が選択的に点灯されて、感光体ドラム132K、132Y、132M、132C上が選択的に放電されることで、感光体ドラム132K、132Y、132M、132Cに静電潜像が形成され、現像により、感光体ドラム132K、132Y、132M、132Cにトナー像が形成される。
現像のために、現像バイアス発生部262K、262Y、262M、262Cが、それぞれ現像器102K、102Y、102M、102C(具体的にはその現像ローラ134K、134Y、134M、134C)に現像バイアスを供給する。
現像器102K、102Y、102M、102Cによって現像された感光体上のトナー像は、転写ローラ105K、105Y、105M、105Cに印加されたバイアスによって中間転写ベルト141に順次転写される。中間転写ベルト141への転写のために、1次転写バイアス発生部263K、263Y、263M、263Cが、それぞれ1次転写ローラ105K、105Y、105M、105Cに1次転写バイアスを供給する。順次転写により、4色のトナー像が中間転写ベルト141上に形成される。
2次転写ローラ156はソレノイド299(図2)により当接離間可能となっており、用紙150がニップ部156Nにある時以外は2次転写ローラ156を離間させ、トナーによるローラの汚れを防止する。
中間転写ベルト141上のトナー像がニップ部156Nに到達するタイミングに合わせてソレノイドを駆動し、2次転写ローラ156を中間転写ベルト141に当接させる。
これに合わせて、用紙150がニップ部156Nに搬送される。即ち、中間転写ベルト141上のトナー像がニップ部156Nを通過するタイミングに同期するように、用紙150がニップ部156Nを通過するように、用紙150が搬送される。
用紙150の先端がニップ部156Nを通過している間、2次転写ローラ156に印加される2次転写高電圧により、中間転写ベルト141上の4色のトナー像が用紙150に一括転写される。
2次転写のため、2次転写バイアス発生部264が2次転写バックアップローラ144に2次転写バイアスを供給する。より詳しく言えば、2次転写バイアス発生部264は、用紙150の先端がニップ部156Nに到達すると同時に2次転写ローラ156への2次転写バイアスの供給を開始し、用紙150の後端がニップ部156Nを通過する直前のタイミングで2次転写バイアスの供給を終了する。
用紙150に転写されたトナー像は定着器157によって定着され、その後用紙は排紙トレー159に排紙される。
プリンタエンジン制御部220は予め定められ記憶された値(テーブル値)に従って高圧出力電圧の目標値(目標電圧)を設定し、帯電バイアス発生部261K、261Y、261M、261C、現像バイアス発生部262K、262Y、262M、262C、転写バイアス発生部263K、263Y、263M、263C、2次転写バイアス発生部264へ所定のタイミングで、それぞれの目標電圧に対応した所定の信号(設定信号)を出力する。
図4及び図5は、図3の高圧電源装置240のうち、1色の現像器、例えば現像器102Kのための帯電バイアス発生部261Kに関係する部分を、プリンタエンジン制御部220、並びに電源302及び303とともに、より詳しく示す。
なお、他のバイアス発生部261Y、261M、261C、262K、262Y、262M、262C、263K、263Y、263M、263C、264も同様に構成することができる。
プリンタエンジン制御部220は、クロック出力ポート401、データ出力ポート402、ロード信号出力ポート403から同期クロック、シリアルデータ、ロード信号を出力する。
電源302は、3.3VのDC電源であり、設定信号出力部260及び帯電バイアス部261Kに接続されている。
電源303は、24VのDC電源であり、帯電バイアス発生部261Kに接続されている。
図3の設定信号出力部260は例えばデジタルアナログコンバータ(DAC)260aを含む。
DAC260aは、CLK同期クロック入力ポート404、シリアルDATA入力ポート405、ロード信号入力ポート406を有し、これらのポートには、それぞれプリンタエンジン制御部220のクロック出力ポート401、データ出力ポート402、ロード信号出力ポート403から出力される同期クロック、シリアルデータ、ロード信号が供給される。シリアルデータは例えば8ビットのデータであり、設定信号で表される電圧(基準電圧)として3.3Vを設定する場合、シリアルデータの値はFFhexとされ、基準電圧として0Vを設定する場合、シリアルデータの値は00hexとされる。
データ出力ポート402からのシリアルデータは、クロック出力ポート401からの同期クロックに同期して供給され、全ビット(例えば8ビット)が供給されたときに、ロード信号出力ポート403からのロード信号が供給され、それまでに供給されたシリアルデータが取り込まれて、該シリアルデータに対応するアナログ電圧信号がDA出力ポート407から出力される。
帯電バイアス発生部261Kは、平滑化回路310、差分積分回路320、微分回路330、電界効果トランジスタ(FET)340、昇圧トランス350、整流回路360、及び出力電圧変換部(降圧回路)370を備えている。
平滑化回路310は、抵抗311とコンデンサ312とで構成されている。
DAC260aのDA出力ポート407の出力は、平滑化回路310を介して差分積分回路320に入力される。
差分積分回路320は、オペアンプ(演算増幅器)321、コンデンサ322、325、及び抵抗323、324、抵抗326で構成されている。
差分積分回路320の出力は、昇圧トランス350の1次側の一部を成す補助巻線351の一端351aに接続され、補助巻線351の他端351bは微分回路330を介してFET340のゲートに接続されている。
微分回路330は、抵抗331、333、及びコンデンサ332で構成されている。抵抗331は、コンデンサ332に並列に接続されている。
FET340としてはエンハンスメント型NチャンネルMOSFETが用いられている。
昇圧トランス350の1次側の他の部分を成す主巻線352は一端352aが24Vの電源303に接続され、他端352bがFET340のドレインに接続されている。
昇圧トランス350の2次巻線353からの出力は、整流回路360で整流される。
整流回路360は、ダイオード361、362、及びコンデンサ363、364により構成され、全波整流を行う。
昇圧トランス350の2次巻線353は、その第1及び第2の端部353a、353bが整流回路360の入力端子(交流側端子)に接続されており、整流回路360の負側の出力端子は、ノード390Cに接続され、整流回路360の正側の出力端子は接地ノードに接続されている。
整流回路360の出力は、高圧出力電圧として抵抗380を介して負荷としての帯電ローラ136Kに供給される。
高圧出力電圧(ノード390Cの電圧)はまた、出力電圧変換部370を介して、オペアンプ321の非反転入力端子321pに帰還される。
出力電圧変換部370は、図示の例では、50MΩの抵抗371、100kΩの抵抗372、1MΩのプルダウン抵抗373、コンデンサ374により構成されている。
図6(a)及び(b)は図5の昇圧トランス350の概略構成を示す。
この昇圧トランス350は、1次側511及び2次側512を有する。
この昇圧トランス350は、EE型のフェライトコア501の周囲に設けられたボビン502(点線で示す)に巻回された補助巻線351、主巻線352、2次巻線353を有する。
補助巻線351及び主巻線352は、1次側511に設けられ、2次巻線353は、2次側512に設けられている。
補助巻線351は、ボビン502に巻かれており(図6(a))、主巻線352は、補助巻線351に重ねて巻かれている(図6(b))。
補助巻線351は、その巻き始め及び巻き終りがそれぞれ符号503、504で示され、主巻線352は、その巻き始め及び巻き終りがそれぞれ符号505、506で示され、2次巻線353は、その巻き始め及び巻き終りがそれぞれ符号507、508で示されている。
プリンタエンジン制御部220は初期化時にDAC260aの出力電圧が3.3Vとなるように設定を行う。
この設定のためには、プリンタエンジン制御部220のクロック出力ポート401からのクロックに同期して、3.3Vを表すシリアルデータ(8ビットの場合FFhex)をデータ出力402から出力し、全ビットがDAC260aに供給された後に、ロード信号出力403からロード信号を出力して、DAC260aに取り込ませる。その結果、DAC260のDA出力ポート407から3.3Vのアナログ電圧が出力され、平滑化回路310を介してオペアンプ321の反転入力端子321qに基準電圧として入力される。
出力オフ状態では電源302から供給される3.3Vが出力電圧変換部370の抵抗372(100kΩ)と抵抗373(1MΩ)で分圧され、オペアンプ321の非反転入力端子321pに3Vが入力される。
オペアンプは反転入力端子321qの入力電圧(3.3V)が非反転入力端子321pの入力電圧(帰還電圧=3.0V)より高いので、オペアンプ321の出力電圧VOは最低電圧(VOL=略0V)である。
この状態ではFET340のゲート入力電圧はゲート閾値電圧VTHより十分低いので、FET340はオフに維持されるので、昇圧トランス350の巻線には電流が流れず、高圧出力(ノード390C)がオフである状態が維持される。
その後、プリンタエンジン制御部220は印刷動作(一連の印刷データに基づく印刷動作)開始時にドラムモータ258を駆動し、感光体ドラム132を回転させると同時に帯電ローラ136Kへ、帯電バイアス発生部261Kから負バイアスを印加する。
なお、他のバイアス発生部も同様にバイアスの印加を行うが、ここではバイアス発生部261Kについてのみ説明する。
上記の負バイアスの印加のために、プリンタエンジン制御部220はシリアル通信により目標電圧に対応したデータをDAC260aに供給してロードし、DAC260aの出力電圧は、3.3Vから目標電圧に対応した電圧に切り替わる。
目標電圧は例えば、−1500Vであり、その場合、15hexを表すシリアルデータがプリンタエンジン制御部220のデータ出力端子402から出力され、ロード信号端子403からのロード信号でDAC260aに取り込まれ、DAC260aからは、15hexに対応した0.272Vの電圧が出力される。
オペアンプ321は、初期状態(3.3Vが反転入力端子321qに入力されている状態)で最低電圧(VOL=略0V)を出力しているが、目標電圧に対応した基準電圧として、帰還電圧(3.0V)よりも低いものが入力されると、基準電圧と帰還電圧の差分に対応した電圧を出力し、差分積分回路320の出力が徐々に上昇する。上昇の速度は、コンデンサ322と抵抗323で決まる時定数に依存する。
差分積分回路320の出力電圧の漸増により、FET340のゲート電圧が次第に上昇する。差分積分回路320の出力は徐々に上昇するため、コンデンサ332は充電された状態に維持され、FET340のゲート電位VGは、抵抗324、326、331、333の分圧により決まる。
即ち、このときのFET340のゲート電位VGは、
VG=VO×R2/(R1+R2) (1)
で与えられる。
ここで、VOは、オペアンプ321の出力電圧である。
R1は、オペアンプ321の出力端子からFET340のゲート入力端子までの直流成分の合成抵抗値であり、図示の例では、抵抗324、326、331の抵抗値の合計である。
R2は、ゲート入力端子から接地ノード間の抵抗であり、図示の例では、抵抗333の抵抗値に等しい。
FET340のゲート電圧が上昇してその閾値GTHよりも高くなるとFET340がオンとなる。
FET340とオンすると、主巻線352を介して24Vの電源303からFET340にドレイン電流が流れる。主巻線352に電流が流れることにより、誘導作用により補助巻線351に誘起された電圧が微分回路330を介してFET340のゲートに印加されてゲートの電位が下がり主巻線352に流れていた電流が遮断される。以降主巻線352及び補助巻線351の電流のオン・オフが繰り返される自励発振が開始される。
主巻線352の電流がオン・オフする結果、昇圧トランス350の2次側353に昇圧された交流出力が出力され、整流回路360で整流されて、ノード390Cに負電圧が現れ、抵抗380を介して負荷136Kに供給される。
自励発振の周波数は、トランスの1次側及び2次側の巻線の自己インダクタンス及び相互インダクタンス、並びに、それぞれの巻線の寄生容量、並びに整流回路のコンデンサの容量等にも依存する。自励発振は、これらのインダクダンス及び容量によるLC共振と、FETのゲート電位の変化によるFETのオン・オフ動作とが複合した形で起きるものであるが、発振周波数は負荷136Kに流れる電流の大きさにも依存する。
発振が開始すると、それ以降微分回路330を介してACの信号がFET340のゲートに入力される。
発振中の微分回路330の入力及び微分回路330の出力(FET340のゲート入力)がそれぞれ、図7に符号D390A、D390Bで示すように変化する。この間、コンデンサ332の電流は図7に符号D332Iで示すように変化する。
発振している間、抵抗331を流れる電流は極めて小さく、FET340のスイッチングに寄与する電流は主にコンデンサ332により伝えられる。
昇圧トランス350の2次側から出力されるACの電圧は整流回路360により整流されて、図7に符号D390Cで示すDC電圧となり、抵抗380を介して負荷136Kに供給されるとともに、出力電圧変換部370により低い電圧に降圧され、差分積分回路320に帰還される。
なお、図7において、符号D390A0、D390B0、D390C0、D399D0は、それぞれ波形D390A、D390B、D390C、D390Dのゼロレベルを示す。
差分積分回路320はDAC260aからの基準電圧と出力電圧変換部370からの帰還電圧を比較し、帰還電圧が基準電圧より高い場合(従って、出力電圧の絶対値が目標電圧の絶対値よりも小さい場合)は、オペアンプ321の出力VOが上昇し、その結果FET340のゲート入力電圧が上昇して(即ち、図7に符号D390Bで示す波形の振幅が大きくなり)ドレイン電流が増大する。一方、帰還電圧が基準電圧より低い場合にはオペアンプ321の出力VOが低下し、その結果FET340のゲート入力電圧が低下しドレイン電流が減少する。
基準電圧と帰還電圧がバランスするとオペアンプ321の出力VOも安定する。
図7の波形は−1500V/2.5MΩ負荷時の波形であって、抵抗331、333の抵抗値が共に100kΩ、コンデンサ332の容量が330pFの時に得られたものである。また、FET340としてはローム(株)のRCD050N20を使用している。このFETのゲート入力容量は380pFであり、コンデンサ332としては、FETのゲート入力容量に近い容量を有するものを選択した。
ゲート閾値電圧GTHは、ドレイン電流が1A以下の場合には、3〜7V程度である。
抵抗324は56kΩ、抵抗326は1kΩで、上記のように、抵抗331及び333は100kΩであれば、式(1)の関係により、ゲート入力電圧VGが7Vとなるときのオペアンプ321の出力電圧VOは18V、ゲート入力電圧VGが3Vとなるときのオペアンプ321の出力電圧VOは7.7Vとなる。
抵抗324、326、331、361の抵抗値は、ドレイン電流を考慮して、オペアンプ321の出力電圧VOがその最大値(VOH)、即ち、電源電圧24Vよりやや低い電圧のときに、ゲート入力電圧がゲート閾値電圧以上となるように選択される。
抵抗324、326、331、361の抵抗値を低くしていくとFET340の損失が増大しFET340の温度が上昇する。
図5に示す回路構成では、抵抗331及び333をそれぞれ30kΩより低くすると発熱が増大し、抵抗331を、かなりのAC電流が流れる程度に低い抵抗値とするとドレイン電流が過大となって間欠発振となり、大電流が流れてFET340が破壊された。
コンデンサ332については200pF〜530pFまでの間で正常な動作を得、100pFだと容量結合が不足し、上記と同様に間欠発振によりFET340が破壊された。
また680pFではFET340は破壊されないが間欠発振が発生した。
上記の、200〜530pFの間では容量値が大きい程、FET340の損失が軽減して発熱が抑えられた。但し、帯電バイアスに使用する−1500V/数百μAの負荷ではいずれの条件でも周囲温度が常温の場合にFET340のジャンクション温度が70℃を超えることはなかった。
差分積分回路320は基準電圧0.272Vと帰還電圧が等しくなるまでドレイン電流を増大させ、所定時間で高圧出力は−1500Vで安定する。
図8、図9にDAC設定値が8Chexで、目標電圧が−650Vのときの立ち上げ波形を示す。
一方、図10、図11にDAC設定値が15hexで、目標電圧が−1500Vのときの立ち上げ波形を示す。
図8〜図11において、符号D390A〜D390Dは、それぞれ図4のノード390A〜390Dの電位の変化を表す波形であり、これらの波形のゼロレベルは符号D390A0〜D390A0で示されている。
図8〜図11の結果を得たときの抵抗331、333の値は100kΩ、コンデンサ332の値は330pFであった。
立上り時間Trは、−650V/無負荷の場合には、図8に示すように、31.0msec、
−650V/5MΩ負荷の場合には、図9に示すように、33.0msec、
−1500V/無負荷の場合には、図10に示すように、22.8msec、
−1500V/5MΩ負荷の場合には、図11に示すように、23.8msecである
このように、立上り時間Trは、−650Vのときに約30msec強、−1500Vのときに約23msecとなる。
このような立ち上げ時間は、図20の従来例についての図21に示す特性に比べて長くなっている。しかしながら、例えば上記のように本実施の形態の構成を帯電バイアス発生部に適用する場合には、この点は特に問題とならない。帯電バイアスは印刷動作に先立ってオンされ、一連の印刷動作が終了するまで継続される為である。
なお、昇圧トランスは図6(a)及び(b)に示す構成のものを使用した。コアはフェライトのEEコア501で補助巻線351を1次側に5ターン巻いた上に重ねて主巻線352を30ターン巻いてある。2次側は仕切り板513b、513c、513dにより4セクションに分割し、各300ターン合計1200ターン巻いたもの使用した。なお、1次側511と2次側512の間にも仕切り板513aが設けられている。回路の自励発振周波数は無負荷で約100kHz、図7に示した電流波形取得時の−1500V/2.5MΩ負荷時で約70kHzとなった。
消費電流は図11の−1500V/5MΩ負荷で24V/43mA(出力オフ状態相対値)となり、消費電力1.032Wとなった。出力は、−1500V/300μA即ち0.45Wであるので、効率は44%である。図20に示す従来回路の効率は38%であったので効率が6%改善した。但し、ここでの効率の比較には、出力電圧変換部での損失を考慮しない。高圧回路での損失は本発明と従来例とで略同じである。
以上説明したように、トランスの自励発振回路に電界効果トランジスタ(FET)を用いてその駆動を微分回路によって行うことにより自励発振動作とドレイン電流を良好に制御して効率の良い昇圧動作が可能となった。また、自励発振周波数を70〜100kHz程度と高くすることができるようになり、発振周波数を低く抑える為の高耐圧のコンデンサが不要となった。また、面実装のFETが利用できるようになり、基板表面の部品の高さを抑えることができるようになり、画像形成装置の小型化に貢献した。
実施の形態2.
実施の形態2に係る画像形成装置は、図1及び図2に示すのと同様の構成を有する。但し、図2のプリンタエンジン制御部220及び高圧電源装置240の代わりに、図12に示されるプリンタエンジン制御部220b及び高圧電源装置240bを備えている点で異なる。
図12で、実施の形態1と同様の箇所については同符号を付し、説明を省略する。
図12のプリンタエンジン制御部220bは、概して図3のプリンタエンジン制御部220と同じであるが、目標電圧に対応したシリアルデータの代わりに、目標電圧に対応したデューティのPWM信号を出力する。
図12の高圧電源装置240bは、図3の高圧電源装置240と概して同じであるが、
図3の設定信号出力部260が設けられておらず、プリンタエンジン制御部220bから出力されるPWM信号がバイアス発生部261K、261Y、261M、261C、262K、262Y、262M、262C、263K、263Y、263M、263C、264に供給される点で異なる。
図13及び図14は図12の高圧電源装置240bのうち、2次転写バイアス発生部264に関係する部分を、プリンタエンジン制御部220b、並びに電源302及び303とともに、より詳しく示す。図4及び図5と同じ符号は同様の部材を示す。
なお、他のバイアス発生部261K、261Y、261M、261C、262K、262Y、262M、262C、263K、263Y、263M、263Cも同様に構成することができる。
図13及び図14に示されるプリンタエンジン制御部220bは、目標電圧に対応したデューティのPWM信号をPWM出力ポート421から出力する。
但し、後に詳しく述べるように、目標電圧の出力の開始時に、PWM出力ポート421の出力を、絶対値が目標電圧よりも大きな出力電圧に対応する値にし、所定の期間経過後に、目標電圧に対応した値に切り替える。絶対値が目標電圧よりも大きな出力電圧は、例えば、絶対値が最大の出力電圧である。
2次転写バイアス発生部264は、プルアップ抵抗305、平滑化回路310b、差分積分回路320、微分回路330b、FET340、過電流保護用抵抗345、昇圧トランス350、整流回路360、及び出力電圧変換部370bを備えている。
平滑化回路310bは、抵抗311bとコンデンサ312bで構成されている。
平滑化回路310bの入力は、プルアップ抵抗305により3.3Vの電源302に接続されている。
プリンタエンジン制御部220bから出力されるPWM信号は、平滑化回路310bを介して差分積分回路320に入力される。
微分回路330bは、56kΩの抵抗331b及び333b、及び530pFのコンデンサ332bで構成されている。
FET340のソースは、0.1Ωの抵抗345を介して接地ノードに接続されており、FET340のドレインソース間に過電流が流れた場合にソース電位が上昇してゲートがオフとなるように構成されている。
出力電圧変換部370bは、図5の100kΩの抵抗372の代わりに、55kΩの抵抗372bを有する。
図13及び図14の回路の動作は、図4及び図5の回路の動作と概して同じであるが、以下のような違いがある。
図15は、図13及び図14の回路の、立ち上げ時の動作を示す。図15において、符号D390B、D390C、D390D、D390Eは、それぞれ、図14の回路のノード390B、390C、390D、390Eの電位を示す。符号D390B0、D390C0、D390D0、D390E0は、それぞれは、波形D390B、D390C、D390D、D390Eのゼロレベルを示す。
プリンタエンジン制御部220bは高圧オフ状態(図15の期間T21)ではPWMポート421からHigh状態が連続する信号(デューティが100%のPWM信号)を出力する。
PWMポート421は抵抗305を介して3.3Vの電源302に接続されているので、PWMポート421の出力がHigh状態(内部の接地ノードとの間が高インピーダンス状態)のとき、PWMポート421の電位は3.3Vにプルアップされる。PWMポート421の3.3Vの電圧は、平滑化回路310bを介してオペアンプ321の反転入力端子321qに入力される。
出力オフ状態では電源302から供給される3.3Vが出力電圧変換部370bの抵抗372b(55kΩ)と抵抗373(1MΩ)で分圧され、オペアンプ321の非反転入力端子321pに3.13Vが入力される。
オペアンプは反転入力端子321qの入力電圧(3.3V)が非反転入力端子321pの入力電圧(帰還電圧=3.13V)より高いので、オペアンプ321の出力電圧VOは最低電圧(VOL=略0V)である。
この状態ではFET340のゲート入力電圧はゲート閾値電圧VTHより十分低いので、FET340はオフに維持されるので、昇圧トランスの巻線には電流が流れず、高圧出力(ノード390C)がオフである状態が維持される。
高圧オン時(高電圧を出力させるとき)には、PWMポート421の出力を、絶対値が目標電圧よりも大きい出力電圧に対応するデューティのPWM信号を出力し、所定の期間経過後に、目標電圧に対応するデューティのPWM信号に切り替える。「絶対値が目標電圧よりも大きい出力電圧」は、絶対値が最大の出力電圧とするのが望ましい。以下では、「絶対値が目標電圧よりも大きい出力電圧」は、絶対値が最大の出力電圧である場合について説明する。
絶対値が最大の出力電圧に対応するデューティは0%である。従って、この場合一旦Lowにし、所定の期間、例えば3.76msec間(図15の符号T22で示す期間)Low状態を維持した後、目標電圧に対応したデューティのPWM信号に切り替える(図15の符号T23で示すタイミング)。
高圧オフ時(高電圧の出力を終了させるとき)はPWM出力をHighに戻す。
PWM信号の周波数は本実施の形態では40kHzである。この周波数については同じクロック周波数では周波数を高くすると分解能が低くなり、低くし過ぎると分解能は高くなるが、リップルが大きくなる。これらより、20〜60kHz程度の範囲で適宜選択すると良い。また分解能を高くする為にデューティをパルス毎に変更するなどしても良い。
実施の形態1では、出力電圧変換部370の抵抗372の抵抗値は100kΩであるのに対して、実施の形態2では、出力電圧変換部370bの抵抗372bの抵抗値が55kΩとしてある。
それにより出力範囲は、最大(絶対値)−3000Vまでとなる。
実施の形態1で一例として説明した帯電バイアス電圧は−650〜−1500Vと2倍強のレンジで十分であり、立ち上げ時間も数十msecで十分であったが、2次転写バイアス電圧の立ち上げ時間は、より短くする必要がある。用紙150がニップ部156Nに到達した後に2次転写バイアスを印加する必要があるためである。これは、2次転写は用紙150のニップ部156N到達前にバイアスを印加すると、2次転写ローラ156にかぶりトナー等が転写されてしまうからである。
また、用紙150の先端余白部分がニップ部156Nを通過している時間内に高圧出力を立ち上げなければならず、短い時間での立ち上げが要求される。
出力電圧範囲も、用紙の種類、環境温度により異なってくる。このため、比較的低い電圧を出力する際に、ゲートオンまでの時間が長くなってしまうことがないようにする必要がある。
即ち、目標電圧(の絶対値)が小さく、従って、基準電圧が大きい(PWM信号のデューティが大きい)場合には、オペアンプの非反転入力と反転入力の電圧差が小さく、オペアンプ出力の上昇が遅くなり、ゲートオンまでの時間が長くなってしまう。
図20に示す従来の回路の場合は図21に示すようにベース電位が約0.6Vまでの上昇時間のタイムラグT13で済んでいたが、バイポーラトランジスタの代わりに、FETを用いたことによりゲート閾値電圧の3〜4Vに達するまでの上昇時間、即ちオペアンプの出力(オペアンプの出力が抵抗324、326、331、333により分圧されてFETのゲートに印加されている)が7V程度に達するまでの上昇時間が必要となる。
そこでFETのゲートオンまでの時間(約3.76msec)の間、PWM信号をLowにし、それにより、オペアンプの非反転入力と反転入力の電圧差を大きくすることで、ゲート電位の上昇を早め、高圧出力の立ち上げ時間を短縮した。例えば、目標電圧が−1000Vの場合には、PWM出力をHigh(Highを維持する状態)からLow(Lowを維持する状態)に切り替え、Lowを3.76msec維持した後、デューティが67%のPWM信号を出力する。
なお、目標電圧が−3000Vの場合には、PWM出力をHighからLowに切り替え、3.76msec経過後も、その状態を維持する。−3000Vの目標電圧に対応するPWM信号のデューティは0%であるためである。この場合には、HighからLowに切り替えた後の最初の3.76msecは、所定時間Lowに維持する期間であり、その後の時間は、目標電圧に対応するPWM信号を出力する期間であるとみることができる。
このように、高圧出力の開始時にPWM信号を所定時間Lowに維持することで、目標電圧に対応するPWM信号の出力を開始してから、ゲートがオンするまでの時間(実質的な立ち上げ時間)を短縮することができる。
図16〜図19に立ち上げ特性を示す。
図16〜図19において、符号D390B〜D390Eは、それぞれ図14のノード390B〜390Eの電位の変化を表す波形であり、これらの波形のゼロレベルは符号D390B0〜D390E0で示されている。
−1000V出力時の立ち上げ時間Trは無負荷の場合には図16に示すように9.68msec、5MΩ負荷の場合には、図17に示すように、9.84msecとなった。一方、−300V出力時の立ち上げ時間Trは無負荷の場合には、図18に示すように、10.8msec、5MΩ負荷の場合には、図19に示すように、12.1msecとなった。但し、これらの立ち上げ時間のうちの3.76msecは、目標電圧に対応するPWM信号の出力発生よりも前に掛る時間であり、実質的は立ち上げ時間は、3.76msecを引いた値であると言える。
このように、−1000V出力時に立ち上げ時間は10msec弱、−3000Vまでの立ち上げ時間が10〜12msec程度となった。
またPWM信号をLowに維持する3.76msecの間はゲート電圧が次第に閾値に近付くものの、閾値には達せず、従って、FETがオンせず、故に高圧も出力されないので、用紙150がニップ部156Nに到達するよりも3.76msec前に設定信号をLowに切り替えることにより、−1000V出力の実質的な立ち上げ時間(Ts)は6msec強、−3000V出力の実質的な立ち上げ時間(Ts)は7〜8msec強となる。
なお、上記の例では、高圧出力の開始時に、PWM信号をLowに維持する期間を3.76msecとしたが、この期間は、ゲートがオンするまでの時間よりも短くなるように、即ちゲートがオンするまでの期間の一部となるように、定められるべきである。オペアンプで構成される差分積分回路の時定数によってゲート印加電圧の上昇の傾きは異なってくるので、個々の場合に用いられる差分積分回路などに合わせて適宜最適値をシミュレーションや実験等により決定するのが望ましい。
本実施の形態2ではコンデンサ332の容量を530pFとし、出力を−3000Vまで、負荷を2.5MΩまで駆動した場合もFETのジャンクション温度を常温で100℃未満に抑えることができた。
なおまた、中間転写方式の画像形成装置では、用紙幅が狭い場合に2次転写電流の殆どが中間転写ベルト141を介して流れてしまうので、負荷電流で大きくても対応可能としておく必要がある。本発明では、コンデンサ332の容量を330pFとした場合、周囲温度が常温の場合に、出力電圧を−3000Vまで下げ(絶対値を3000Vまで上げ)、負荷抵抗を2.5MΩまで下げた場合にも、FETのジャンクション温度を100°C未満に抑えることができた。
上記の例ではPWM信号をプリンタエンジン制御部から高圧電源装置に供給しているが、実施の形態1で説明したように、シリアルデータをDACに供給して、DACから(平滑化回路を介して)目標電圧に対応した基準電圧を差分積分回路に供給する構成の場合にも、一旦、絶対値が目標電圧よりも大きい高圧出力に対応した設定信号、例えば絶対値が最大の高圧出力に対応したシリアルデータをDACに与えることで、対応する基準電圧を差分積分回路に与え、所定時間(例えば3.76msec)経過後に、目標電圧に対応したシリアルデータをDACに与えることで、対応する基準電圧号を差分積分回路に与えることとしても良い。
また、上記の例では、設定信号が、絶対値が目標電圧よりも大きい高圧出力に対応した値、例えば絶対値が最大の高圧出力に対応する値から、目標電圧に対応する値のものに直接的に切り替えているが、絶対値が目標電圧よりも大きい高圧出力に対応した値から、絶対値が目標電圧に対応する値に徐々に、例えば多段階的に変化させることとしても良い。
以上説明したように、トランスの自励発振回路に電界効果トランジスタ(FET)を用いてその駆動を微分回路によって行うことにより自励発振動作とドレイン電流を良好に制御して効率の良い昇圧動作が可能となり、それにより部品の発熱が抑えられ、高い高圧出力電圧が従来と同じトランスによって出力可能となった。それにより従来、負荷が大きい場合に必要だったヒートシンク等が不要となった。
また、高圧起動時に設定信号を一旦絶対値が目標電圧よりも大きい高圧出力、例えば絶対値が最大の高圧出力に対応する値にし、その後目標電圧に対応した値に切り替えることにより、高い電圧出力範囲に対応した回路定数でも従来並の立ち上げ時間を確保することが可能となった。
さらに自励発振周波数を無負荷で100kHz程度と高くすることができるようになり、負荷増大により発振周波数が低下しても40kHz以上の発振周波数となり、周波数低下による可聴音の発生が防止できた。また、発振周波数を低く抑える為の高耐圧のコンデンサが不要となった。また面実装のFETが利用できるようになり、基板表面の部品の高さを抑えることができるようになり、画像形成装置の小型化に貢献した。
変形例.
実施の形態1及び2において、整流回路(360)として全波整流回路が用いられているが、ダイオードを1個として半波整流回路とする構成も可能である。
実施の形態1及び2では、バイアス発生部が負の電圧を発生する場合について説明したが、本発明は正の電圧を発生する場合にも適用可能である。正の電圧を発生する場合には、整流回路のダイオード361、362の向き(極性)を逆にし、帰還信号と設定信号のオペアンプ入力を逆にする(帰還信号を反転入力端子に入力し、設定信号を非反転入力端子に入力する)こととすれば良い。
また、実施の形態2を、正の電圧を発生する場合に適用するには、設定信号を、出力オフ時にはLowとし、高圧発生開始時に絶対値が最大の高圧出力に対応する設定信号を出力する場合にはHighとし、その後目標電圧に対応する値とすればよい。
実施の形態1では、全てのバイアス発生部に対して設定信号出力部の出力を供給するようにし、実施の形態2では、全てのバイアス発生部に対して、プリンタエンジン制御部220から出力されるPWM信号を供給するようにしているが、一部のバイアス発生部に対して設定信号出力部を供給し、他の一部のバイアス発生部に対してPWM信号を供給するようにしても良い。
また一部のバイアス発生部に対して実施の形態1及び2のいずれかの高圧電源装置を適用し、他のバイアス発生部には、実施の形態1及び2のいずれの高圧電源装置を用いないこととしても良く、そのような画像形成装置も本発明の範囲に含まれる。
また、設定信号出力部がDACを含む場合、各バイアス発生部に対して1つのDACを設けても良く、複数の出力チャンネルを有するDACを用いて、1つのDACから複数のバイアス発生部に設定信号を供給するようにしても良い。
実施の形態1及び2では、中間転写方式のカラー画像形成装置について説明したが、本発明は直接転写カラー方式にも適用可能であり、モノクロの画像形成装置にも適用可能である。
220、220b プリンタエンジン制御部、 260 設定信号出力部、 260a DAC、 310、310b 平滑化回路、 320 差分積分回路、 321 オペアンプ、 330、330b 微分回路、 332 コンデンサ、 333 抵抗、 340 FET、 345 過電流保護用抵抗、 350 昇圧トランス、 351 補助巻線、 352 主巻線、 353 2次巻線、 360 整流回路、 370、370b 出力電圧変換部。

Claims (9)

  1. 1次側に主巻線と補助巻線を有し、2次側に昇圧比に応じた2次巻線を有するトランスと、
    演算増幅器で構成された差分積分回路と、
    FETと、
    前記トランスの出力を整流する整流回路と、
    前記整流回路の高圧出力に対応した帰還信号を生成する出力電圧変換部と
    を有する高圧電源装置において、
    前記主巻線は一端が、第1のDC電源に接続され、他端が前記FETのドレインに接続されており、
    前記差分積分回路は、前記高圧出力の目標値に対応した設定信号と、前記出力電圧変換部で生成された前記帰還信号との差分を積分して出力し、
    前記差分積分回路の出力は、前記補助巻線の一端に接続され、
    前記補助巻線の他端は、コンデンサを介して前記FETのゲートに接続され、
    前記コンデンサに並列に第1の抵抗が接続され、
    前記FETのゲートと接地ノードの間に第2の抵抗が接続され、
    前記第1及び第2の抵抗と前記コンデンサにより微分回路が構成され、
    前記FETが前記微分回路による容量結合により自励発振駆動され、
    前記差分積分回路の出力を前記第1の抵抗と前記第2の抵抗により分圧することにより、前記ゲートに印加する電圧を生成し、
    前記差分積分回路の前記演算増幅器による帰還制御で前記整流回路から出力される前記高圧出力を、前記目標値に一致するように制御する
    ことを特徴とする高圧電源装置。
  2. 前記目標値を示すデータを受けて、前記目標値に対応するアナログ電圧信号を前記設定信号として出力する設定信号出力部さらに有することを特徴とする請求項1に記載の高圧電源装置。
  3. 前記目標値に対応したデューティのPWM信号を受けて平滑化することで前記設定信号を出力する平滑化回路をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の高圧電源装置。
  4. 前記FETのソースが直接又は過電流保護用抵抗を介して接地ノードに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の高圧電源装置。
  5. 前記コンデンサは、前記FETのゲート入力容量の0.5倍から1.5倍の範囲内の容量を有し、
    前記第1及び第2の抵抗は、30〜150kΩの範囲内の抵抗値を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の高圧電源装置。
  6. 前記演算増幅器の出力からゲート入力までの直流成分の合成抵抗値R1とゲート入力から接地ノードの間の抵抗値R2とゲート閾値電圧GTHと演算増幅器の出力の最大電圧VOHの関係が
    GTH>VOH×(R2/(R1+R2))
    であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の高圧電源装置。
  7. 高圧出力開始時に、前記設定信号を、前記FETのゲートがオンするまでの期間の一部の期間、絶対値が前記目標値より大きい高圧出力に対応した値にし、前記FETのゲートがオンするより前に前記設定信号を前記目標値に対応した値に切り替えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の高圧電源装置。
  8. 前記絶対値が前記目標値より大きい高圧出力が、絶対値が最大の高圧出力であることを特徴とする請求項7に記載の高圧電源装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の高圧電源装置と、前記高圧電源装置に前記目標値を示すデータ又は前記目標値に対応するデューティのPWM信号を供給する制御部とを有する画像形成装置。
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