JP6562618B2 - 電源装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電流共振方式の電源装置及びそれを用いた画像形成装置に関するものである。
電流共振方式の電源回路において、トランスの一次側の二つのスイッチング素子の駆動周波数は電源回路の共振周波数よりも高い周波数範囲で制御される。ここで、電源に接続された負荷が大きくなる、また、トランスやコイルのコアの温度が上昇すると共振周波数が変動する。これにより、駆動周波数が共振周波数よりも低い周波数範囲で制御される場合がある。このような現象は“共振外れ”と呼ばれる。この共振外れが発生すると、一方のスイッチング素子のリカバリー期間にもう一方のスイッチング素子が導通してしまう。こうなると、電源回路には定格以上のリカバリー電流が流れることになりスイッチング素子を破壊してしまう可能性があった。この共振外れを回避するための方法として、特許文献1のよう構成が提案されている。
特許文献1に記載の電流共振電源では、一方のスイッチング素子と並列に、トランス1次巻線と共振用インダクタンス素子と補助コンデンサの直列共振回路を接続する。電流検出器でこの補助コンデンサの共振電流を検出する。共振電流と制御パルスとの位相関係によって制御範囲の正常、異常を判断し、制御範囲外れた状態が検出されたら、二つのスイッチング素子の駆動周波数を正常制御範囲に戻すように制御している。
特開平9−308243
しかしながら、特許文献1の構成では、補助コンデンサを設けて電流を検出する構成であり回路規模が大きくなる。また、負荷に対して電源の起動時から瞬時に大きな電力を供給するような場合、また、動作中に駆動周波数を切り換えて使用するような場合は、より精度良く共振外れに対する防止機能を備える必要がある。
上記課題を解決するための本発明の電源装置は、入力される交流電圧を整流及び平滑した電圧が供給され、直列に接続された第一スイッチング素子と第二スイッチング素子を有し、前記第一スイッチング素子は前記第二のスイッチング素子よりも高電位側に接続されたスイッチング手段と、前記第一と前記第二のスイッチング素子の間に接続されたインダクタと、前記インダクタと前記第二のスイッチング素子の間に接続されたコンデンサと、前記コンデンサに接続されており、前記インダクタに流れる共振電流に応じた電流を検知する電流検知手段と、前記第一のスイッチング素子に対して前記交流電圧の入力側の電圧と、前記電流検知手段の検知結果に基づき前記第一と前記第二のスイッチング素子の動作を制御する制御手段と、を有し、前記電流検知手段によって、前記インダクタに流れる共振電流が第一閾値を1回通過したことを検知した後に、第二閾値を2回通過したことを検知した際に、前記制御手段は前記第一のスイッチング素子をオン状態としていれば、前記第一のスイッチング素子をオフ状態にして前記第二のスイッチング素子をオン状態にし、前記電流検知手段によって、前記インダクタに流れる共振電流が前記第二閾値を1回通過したことを検知した後に、前記第一閾値を2回通過したことを検知した際に、前記制御手段は前記第二のスイッチング手段をオン状態としていれば、前記第二のスイッチング手段をオフ状態にしてから前記第一のスイッチング手段をオン状態にすることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、画像を形成するための画像形成手段と、前記画像形成手段に電力を供給する電源と、を備え、前記電源は、入力される交流電圧を整流及び平滑した電圧が供給され、直列に接続された第一スイッチング素子と第二スイッチング素子を有し、前記第一スイッチング素子は前記第二のスイッチング素子よりも高電位側に接続されたスイッチング手段と、前記第一と前記第二のスイッチング素子の間に接続されたインダクタと、
前記インダクタと前記第二のスイッチング素子の間に接続されたコンデンサと、前記コンデンサに接続されており、前記インダクタに流れる共振電流に応じた電流を検知する電流検知手段と、前記第一のスイッチング素子に対して前記交流電圧の入力側の電圧と、前記電流検知手段の検知結果に基づき前記第一と前記第二のスイッチング素子の動作を制御する制御手段と、を有し、前記電流検知手段によって、前記インダクタに流れる共振電流が第一閾値を1回通過したことを検知した後に、第二閾値を2回通過したことを検知した際に、前記制御手段は前記第一のスイッチング素子をオン状態としていれば、前記第一のスイッチング素子をオフ状態にして前記第二のスイッチング素子をオン状態にし、前記電流検知手段によって、前記インダクタに流れる共振電流が前記第二閾値を1回通過したことを検知した後に、前記第一閾値を2回通過したことを検知した際に、前記制御手段は前記第二のスイッチング手段をオン状態としていれば、前記第二のスイッチング手段をオフ状態にしてから前記第一のスイッチング手段をオン状態にすることを特徴とする。
以上のように本発明の手段によれば、共振はずれを防止して安定して動作することが可能な電源装置を提供することができる。
本発明の画像形成装置の概略図 実施例1の電流共振方式の電源回路の回路図 実施例1の電流検知信号生成部へ入力される電圧波形図 実施例1の閾値検知回路の回路図 実施例1のコントローラの内部ブロック図 実施例1のコントローラの制御を説明するシーケンス図 実施例1の動作を説明する波形図 実施例2の電流共振方式の電源回路の回路図 実施例2のコントローラの内部ブロック図 実施例2のコントローラの制御を説明するシーケンス図 実施例2の動作を説明する波形図 実施例3のコントローラの内部ブロック図 実施例3コントローラの制御を説明するシーケンス図 実施例3の動作を説明する波形図
次に、上述した課題を解決するための本発明の具体的な構成について、以下に実施例に基づき説明する。なお、以下に示す実施例は一例であって、この発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
図1に、本実施例で説明する電流共振方式の電源の適用例として加熱装置を備えた画像形成装置50の概略図を示す。なお、本実施例における加熱装置は、記録材に形成された画像を記録材に定着する定着器である(図1における定着器140)。画像形成装置50は、電子写真方式のレーザービームプリンタである。像担持体としての感光体ドラム1は、図中の矢印方向に所定のプロセススピード(周速度)にて回転駆動する。感光体ドラム1は回転の過程で帯電ローラ2により所定の電位に一様に帯電される。3は画像露光手段としてのレーザースキャナである。このレーザスキャナ3は、コンピュータ等の外部機器(不図示)から入力される画像情報に対応してオン/オフ変調されたレーザー光Lを、帯電された感光体ドラム1に走査露光する。この走査露光により感光体ドラム1の表面の露光明部の電荷が除電され、感光体ドラム1表面に画像情報に対応した静電潜像が形成される。現像装置4の現像ローラ4aから感光体ドラム1に現像剤(トナー)が供給されて、感光体ドラム1の静電潜像は、画像(トナー像)として現像される。
5は給紙カセットであり、記録材Pを積載収納させてある。給紙スタート信号に基づいて給紙ローラ6が駆動されて、給紙カセット5内の記録材Pは、一枚ずつ分離給紙される。そして、レジストローラ対7によって搬送され、感光体ドラム1と接触して従動回転する転写ローラ8との当接ニップ部である転写部8Tに、所定のタイミングで搬送される。すなわち、感光体ドラム1上のトナー像の先端部と記録材Pの先端部とが、同期して転写部8Tに到達するように、レジストローラ7で記録材Pの搬送が制御される。その後、記録材Pは転写部8Tを挟持搬送され、その間、転写ローラ8には転写電圧を印加する電源8(不図示)から転写電圧(転写バイアス)が印加される。転写ローラ8にはトナーと逆極性の転写バイアスが印加され、転写部8Tにおいて感光体ドラム1に現像されたトナー像が記録材Pの表面に静電的に転写される。転写後の記録材Pは、感光体ドラム1から分離されて搬送ガイド9を介して加熱装置としての定着器140に搬送される。定着器140では、トナー像が加熱されて記録材に定着される。一方、記録材Pに対するトナー像の転写後の感光体ドラム1はクリーニング装置10で感光ドラムに残留したトナー、紙粉等が除去された後、繰り返し帯電、露光、現像の動作が行われる。定着器140を通過した記録材Pは、排紙口11から排紙トレイ12上に排出される。なお、図1の100は電流共振方式の電源であり、本実施例では定着器140に電力を供給している。
図2は、定着器140を加熱するための電流共振方式の電源回路100の回路図を示す。以下、図2を用いて電源回路100と周辺回路について説明する。商用交流電源101から供給される交流電圧は、ダイオードブリッジ回路(ダイオード102、103、104、105)によって整流され、全波整流電圧をコンデンサ110で平滑する。コンデンサ110の両端には、第一のスイッチング素子であるスイッチング素子111及び第二のスイッチング素子であるスイッチング素子112による直列回路が接続されている。なお、本例ではスイッチング素子111、112として、FET(Field effect transistor)を適用した。なお、スイッチング素子としてIGBT(Insulated GateBipolar Transistor)を適用することも可能である。なお、以降、スイッチング素子111をハイサイドFET111(又はFET111)、スイッチング素子112をローサイドFET112(又はFET112)と呼ぶ。また、ハイサイドFET111、ローサイドFET112が電流を導通させる方向にゲート電圧を印加することをオン、電流を導通させない方向にゲート電圧を印加することをオフと定義する。
ローサイドFET112には並列に定着器140が接続されている。定着器140は本例では誘導加熱方式の加熱装置であり、インダクタ141(以下、コイル141)と抵抗素子142で等価的に示す。コイル141と電流共振コンデンサ114により、LC直列共振回路が構成される。電流共振コンデンサ114には共振電流を検出するための電流検知部120として、コンデンサ122、抵抗素子123が並列に接続されている。コイル141を通過する共振電流は、電流共振コンデンサ114を流れる電流と、コンデンサ122に流れる電流とに分割される。コンデンサ122に流れる電流は、電流共振コンデンサ114に流れる電流に比べて十分小さくなるように、コンデンサ122の容量と抵抗素子123の抵抗素子値を設定している。このように容量と抵抗素子値を定めたコンデンサ122に流れる電流には、コイル141を通過する共振電流に略比例した電流が流れる。そのため、抵抗素子123の両端の電圧から、共振電流に略比例した電圧振幅を取得することができる。抵抗素子123の右端電圧152と抵抗素子123の左端電圧153は、閾値検知回路200に出力される。なお、閾値検知回路200には、抵抗素子123の両端の電圧と、ハイサイドFET111のドレイン電圧151(FET111の電圧の入力側に接続された信号線から)が入力される。そして、電圧検知回路200は、夫々の検知結果に基づき、正側の閾値信号155と負側の閾値信号156をコントローラ300へと出力する。各信号の詳細については後述する。
コントローラ300は、FET111とFET112の駆動タイミングを制御する制御部として機能する。コントローラ300は、ハイサイドFETのゲート駆動電圧157とローサイドFETのゲート駆動電圧158を各ゲートに印加し、FET111とFET112とを交互にオンオフさせる。閾値検知回路200とコントローラ300には、不図示の電源回路から共通の電源電圧154および電源電圧159が供給される。
なお、本実施例ではコントローラ300は1次側(定着器に対して電圧が入力される側)に配置され、画像形成装置50を制御するメインコントローラ(不図示)とは独立して電源回路100に配置されている。しかし、コントローラ300とメインコントローラとを共通とする構成でも制御可能である。その場合は、コントローラ300は2次側に配置される構成となる。コントローラ300に入力される閾値信号155、156、コントローラ300から出力されるゲート駆動電圧157とゲート駆動電圧158は1次側との絶縁手段(フォトカプラ等)によって分離される。
次に、閾値検知回路200への入力信号の関係について図3を用いて説明する。図3は横軸を時間、縦軸を電圧値としたグラフである。図3(a)は、右端電圧152を基準電位とした場合のグラフであり、図3(b)は、左端電圧153を基準電位とした場合のグラフである。ここで、FET111のドレイン電圧151は、図3における他信号の電圧値よりも十分に電圧振幅が大きいため、図3(a)および図3(b)で基準電位が異なることによる影響は無視できる。
前述したように、抵抗素子123の両端には、共振電流に略比例した電圧差が現れる。図3(a)では、右端電圧152を基準とした左端電圧153の波形が、図3(b)では、左端電圧153を基準とした右端電圧152の波形がそれぞれ示されており、両電圧波形は略反転した波形となっている。ここで、FET111のドレイン電圧151と右端電圧152を分圧した電圧として正側の閾値電圧を定義する。また、FET111のドレイン電圧151と左端電圧153を分圧した電圧として負側の閾値電圧を定義する。正側の閾値電圧と負側の閾値電圧は、共に閾値検知回路200の内部で分圧して生成する。閾値電圧波形は、図3(a)の左端電圧153波形と1周期につき2回交わるような電圧オフセット値を持つように、閾値検知回路200内部で分圧する抵抗素子値を定める。また、負側の閾値電圧波形に関しても同様に、図3(b)の右端電圧152波形と1周期につき2回交わるような電圧オフセット値を持つように、閾値検知回路200内部で分圧する抵抗素子値を定める。詳細な回路構成については、以降、図4にて閾値検知回路200を説明する。
共振電流はFET111のドレイン電圧151の変動に伴って変動するため、図3(a)の左端電圧153波形および図3(b)の右端電圧152波形も変動する。しかし、正側の閾値電圧および負側の閾値電圧は、FET111のドレイン電圧151に比例した電圧として生成される。すなわち、商用交流電源101の電圧の変動や交流周波数の変化の影響によらず、常に図3(a)の左端電圧153波形および図3(b)の右端電圧152波形と交わるように正側の閾値電圧および負側の閾値電圧を生成することができる。次に、閾値検知回路200の構成について図4に基づき説明する。閾値検知回路200は、前述した正側の閾値電圧および負側の閾値電圧が夫々左端電圧153および右端電圧152を超えたか否かを判別し、その判定情報をコントローラ300に出力する。FET111のドレイン電圧151と右端電圧152は、抵抗素子202と抵抗素子203で分圧され、正側の閾値電圧を生成する。また、FET111のドレイン電圧151と左端電圧153は、抵抗素子204と抵抗素子205で分圧され、負側の閾値電圧を生成する。コンパレータ206は、右端電圧152を基準電圧とし、正側の閾値信号と左端電圧153を比較して、左端電圧153が大きい場合にHレベルになる信号を正側の閾値検出信号155としてマイクロコントローラ300に出力する。
また、コンパレータ207は、左端電圧153を基準電圧とし、負側の閾値信号と右端電圧152を比較して、右端電圧152が大きい場合にHレベルになる信号を負側の閾値検出信号156としてコントローラ300に出力する。
次に、コントローラ300の動作について説明する。図5は、マイクロコントローラ300の内部構成を示すブロック図である。演算部306は、ROM305に保存されているプログラムに基づき動作する。具体的には、FET111およびFET112の駆動パルス幅と駆動パルス周期を演算する。この駆動パルス幅と駆動パルス周期は、定着器140の温度検出手段(不図示)で検出した定着器140の温度を目標温度に制御するためのパルス幅と周期である。そして、演算結果を駆動信号生成部309に出力する。
また、正側の閾値検出信号155は、正側閾値エッジ検知部303に入力され、正側の閾値検出信号155の立下りタイミングと立ち上がりタイミングで正側の閾値検知信号を駆動信号生成部309に出力する。同様に負側の閾値検出信号156に関しても負側閾値エッジ検知部304に入力されたのち、負側の閾値検出信号156の立下りタイミングと立ち上がりタイミングで負側閾値通過信号を駆動信号生成部309に出力する。駆動信号生成部309は、演算部306からの指示と、正側閾値エッジ検知部303と負側閾値エッジ検知部304が出力する二つの信号に基づき、ハイサイドFETのゲート駆動信号157とローサイドFETのゲート駆動信号158を制御する。
駆動信号生成部309の動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。制御が開始されると、駆動信号生成部309は、演算部306が演算したFET111のオン時間を取得し(処理601)、ハイサイドFETゲート駆動電圧157をターンオン(印加)する(処理602)。ハイサイドFETのゲート駆動電圧157をターンオンしてからの経過時間が、取得したFET111のオン時間を超えたかどうかを判断する(条件判断603)。そして、超えていた場合にはハイサイドFETのゲート駆動電圧157をターンオフ(停止)する(処理606)。ハイサイドFETのゲート駆動電圧157のターンオン後の経過時間が、取得したFET111のオン時間を超えていない場合は、正側閾値エッジ検知部303から入力される正側の閾値検知信号を2回取得したかどうかを判断する(条件判断604)。そして、2回取得していた場合にはハイサイドFETのゲート駆動電圧157をターンオフする(処理606)。そうでない場合は一定期間待機した後、再び条件判断603を実施する。
ハイサイドFETのゲート駆動電圧157をターンオフした後は、FET111とFET112の間に貫通電流が発生しない十分なデッドタイム(両方のスイッチング素子がオフする期間)を確保する(処理607)。その後、駆動信号生成部309は、演算部306が演算したFET112のオン時間を取得し(処理608)、ローサイドFETのゲート駆動電圧158をターンオンする(処理609)。ローサイドFETのゲート駆動電圧158のターンオン後の経過時間が、取得したFET112のオン時間を超えたかどうかを判断する(条件判断610)。そして、超えていた場合にはローサイドFETのゲート駆動電圧158をターンオフする(処理612)。ローサイドFETのゲート駆動電圧158をターンオン後の経過時間が、取得したFET112のオン時間を超えていない場合は、負側閾値エッジ検知部304から入力される負側の閾値検知信号を2回取得したかどうかを判断する(条件判断611)。そして、2回取得していた場合にはローサイドFETのゲート駆動電圧158をターンオフする(処理612)。そうでない場合は一定期間待機した後、再び条件判断610を実施する。ローサイドFETのゲート駆動電圧158をターンオフした後は、デッドタイムを確保した後(処理613)、定着器140の加熱処理が終了しているかどうかを判断し(条件判断614)、終了していなければ、処理601から前述した動作を繰り返す。
以上のように、演算部306から指示されるゲートオン時間による判断と、正側の閾値検知信号および負側の閾値検知信号による判断の2つの判断基準によって二つのFETのゲート駆動電圧のオン/オフを制御する。
次に、本実施例の回路動作について説明する。図7は、本実施例におけるFET111とFET112に流れる電流とゲート駆動信号、および共振電流と閾値検出信号の関係を示す波形図である。波形401はFET111のゲート駆動波形、波形402はFET112のゲート駆動波形である。波形401、波形402ともに、駆動波形がHレベルであるときにオン、Lレベルであるときにオフであるとする。波形403はハイサイドFET111に流れる電流波形、波形404はFET112に流れる電流波形である。波形405は電流共振コンデンサ114を流れる共振電流波形である。波形406は正側の閾値検知信号、波形407は負側の検知信号である。
図7の期間A、B、C、Dは、共振外れを防止する動作が働いていない状態であり、領域E、F、G、HおよびIは、共振外れを防止する動作が働いている状態である。以降、夫々の安定動作時、共振外れ防止動作時と定義して説明を行う。安定動作時のFET111のゲートオン時間をT1H、FET112のゲートオン時間をT1Lとする。また、共振外れ防止動作時のFET111のゲートオン時間をT2H、FET112のゲートオン時間をT2Lとする。図7では、期間A、B、C、Dから期間E、F、G、H、Iに移行する際に、T2HとT2Lが、T1HとT1Lよりも夫々長くなるように動作する。本実施例のように、電源回路100を画像形成装置50の定着器140として使用する際には、起動時や通常時、記録材の種類(紙種とも言う)や記録材のサイズ等によって定着器104に投入する電力を変更する場合がある。その場合、より低い駆動周波数に切り替えて使用することが想定され、このような場合には共振外れ防止する動作が必要となる。そのような低い駆動周波数への切り替えが発生した場合に、期間A、B、C、Dに示す駆動波形から、期間E、F、G、H、Iに示す駆動波形へと変化する。
まず、安定動作時について説明する。以降、説明のため不図示であるが、FET111のボディダイオードをD1、ローサイドFETのボディダイオードをD2とする。
まず、期間A(FET111はオン、FET112はオフ)において、共振電流はFET111→コイル141→共振コンデンサ114の経路で流れる。コイル141を介して電流共振コンデンサ114にエネルギーが蓄えられる。次に、期間B(FET111、FET112ともにオフ)において、共振電流はボディダイオードD2→コイル141→電流共振コンデンサ114の経路で流れる。ボディダイオードD2のダイオードに共振電流が流れている状態で、FET112をオンにする。次に、期間C(FET111はオフ、FET112はオン)においても、電流共振コンデンサ114への充電がコイル141に蓄えられたエネルギーを放出し終わるまで期間Bと同じ電流の向きで継続する。その後、共振電流の向きが変わり、電流共振コンデンサ114→コイル141→FET112の経路で電流が流れる。次に、期間D(FET111、FET112ともにオフ)において、共振電流は電流共振コンデンサ114→コイル141→ボディダイオードD1の経路で流れる。ボディダイオードD1に共振電流が流れている状態で、FET111をオンにする。以上のように安定動作時においては、コイル141と電流共振コンデンサ114の共振動作を行いながら、FET111、FET112のスイッチングを制御し、コイル141に流れる共振電流を制御する。
次に、共振外れ防止動作時について説明する。前述した安定動作時の期間A、B、C、Dから駆動周波数を変更し、共振外れ防止動作時の期間E、F、G、H、Iへと移行したものとして説明を継続する。共振外れ防止時の動作として、以下の2通りの動作を行う。
負側の閾値検出信号の波形407がHレベルを出力した後、正側の閾値検出信号の波形406が2回Hレベルを出力した時にFET111がオンされている場合には強制的にFET111とFET112のオンオフを切り替える。また、正側の閾値検出信号の波形406がHレベルを出力した後、負側の閾値検出信号の波形407が2回Hレベルを出力した時にFET112がオンされている場合にも、強制的にFET111とFET112のオンオフを切り替える。以降、期間E、F、G、Hの動作を説明しながら、上記動作について詳述する。
期間E(FET111はオン、FET112はオフ)において、安定動作時と同様に共振電流はFET111→コイル141→共振コンデンサ114の経路で流れる。しかし、FET111のゲート駆動電圧オン期間であるT2Hが長くなると、期間F(FET111、FET112ともにオフ)への移行が遅くなる。期間Eから期間Fへ移行しないまま共振電流の波形405が正から負に反転してしまうと、共振外れとなってしまう。そこで、本実施例では、正側の閾値検出信号の波形406および負側の閾値検出信号の波形407を判断基準として、共振電流波形405が正から負に反転する前に期間Eから期間Fを経て期間Gに移行させる。すなわち、共振電流波形405が正から負に反転する前にFET111とFET112のオンオフを切り替える。
なお、FET111とFET112のオンオフを切り替える判断基準とは、前述したように負側の閾値検出信号の波形407がHレベルを出力した後、正側の閾値検出信号の波形406が2回Hレベルを出力したことを条件としている。本実施例では、共振電流波形405の共振電流が負から正、そして正から負に反転する前に、必ず正の閾値を2回横切るように正の閾値を生成する。そのため、負側の閾値検出信号の波形407がHレベルを出力し、共振電流が負から正に反転した後に、正側の閾値検出信号の波形406が2回目のHレベルを出力したタイミングでFET111とFET112のオンオフを切り替えればよい。これにより、FET111のオン時間を十分確保した上で、FET111とFET112のオンオフを切り替えることができる。つまり、共振外れが発生する前にFET111とFET112のオンオフを切り替えることができるので、共振外れの発生を防止しつつ共振電源回路100を駆動することができる。以上のように、共振電流が所定の閾値を通過したかどうかのみを判断条件とするため、簡単な構成で精度良く共振外れが発生する否かを判断することができる利点がある。
また、期間Gから期間H(FET111、FET112ともにオフ)への移行が遅れた場合にも同様の動作を行う。すなわち、前述したように正側の閾値検出信号の波形406がHレベルを出力した後、負側の閾値検出信号の波形407が2回Hレベルを出力したと判断した場合、FET111とFET112のオンオフを切り替える。
本実施例の特徴をまとめると、閾値検知回路200は、コイル141の電流値が負側の閾値(第一閾値)を1回通過したことを検知した後に正側の閾値(第二閾値)を2回通過したことを検知する。その場合に、コントローラ300は、FET111がオン状態であれば、FET111をオフ状態にしてから、FET112をオン状態にする。また、閾値検知回路200はコイル141の電流値が正側の閾値(第二閾値)を1回通過したことを検知した後に負側の閾値(第一閾値)を2回通過したことを検知する。その場合にコントローラ300がFET112をオン状態としていれば、ローサイドFETをオフ状態にしてからFET111をオン状態にする。
以上の動作を行うことにより、共振外れの発生する前にFET111とFET112の切り替えを行うことができ、共振外れの発生を防止しつつ電源回路100を動作させることができる。
(実施例2)
本実施例では、商用交流電源101の交流電圧が大きく変動する場合、具体的には電源回路100に入力される交流電圧が非常に小さくなった状態において、共振外れ防止動作を実行しないようにすることを特徴とする。なお、本実施例の構成を図8に示す。実施例1と同様の構成は同一符号を付けて説明は省略する。本実施例の電源回路800と実施例1の電源回路100との違いは、コンデンサ110の両端の電圧を抵抗素子801と抵抗素子802で分圧し、その分圧した電圧値851をコントローラ900に入力するように変更した点である。電圧値851は、コントローラ900の電源電圧159よりも小さくなるように抵抗素子801と抵抗素子802の抵抗素子値を定める。すなわち、コンデンサ110の両端の電圧をコントローラ900の電源電圧の範囲内に収まるように変換した電圧値851が、コントローラ900に入力されることになる。
次に、コントローラ900の構成について図9を用いて説明する。電圧値851はA/D変換部901でデジタル値に変換され、閾値信号生成部902に入力される。閾値信号生成部902は、ROM903に記憶された所定値とA/D変換部901から入力される値とを比較し、閾値有効信号を出力する。なお、この所定値とは入力電圧が低下して小さくなったことを判断するための電圧値である。具体的には、ROM903に記憶された所定値(電圧値)の方が大きい場合にはHレベル信号を出力し、そうでない場合はLレベル信号を出力する。駆動信号生成部909に出力する。ROM903に記憶されている電圧値は、電源回路800への入力電圧の閾値として設定される。これは、共振外れにより発生するリカバリー電流がFET111又はFET112を破壊しない程度にまで共振電流が小さくなる場合における、抵抗素子801と抵抗素子802で分圧した電圧値とする。駆動信号生成部909は、実施例1で説明した駆動信号生成部309と同様の動作を行うものの、前述した閾値有効信号がLレベルとなっているときに、正側閾値エッジ検知部303と負側閾値エッジ検知部304から入力信号を無効にする。
駆動信号生成部909の動作について、図10のフローチャートを用いて説明する。実施例1の図6と同じ動作を行う部分については同一符号を付けて説明を省略する。図10において、条件判断603がNoである場合に、前述した閾値有効信号がHレベル信号か否かの条件判断を実施する(条件判断1001)。閾値有効信号がHレベル信号である場合は、実施例1の図6と同様に条件判断604の判断に移行する。そうでない場合は、一定期間待機後、再び条件判断603を行う。条件判断610に関しても同様に、条件判断610がNoである場合に、前述した条件判断1001を実施する。閾値有効信号がHレベル信号である場合は、実施例1の図6と同様に条件判断611を行う。そうでない場合は、一定期間待機後、再び条件判断610を行う。
以上のように、本実施例では、閾値有効信号がHレベル信号か否かを判断し、Hレベル信号である場合は、実施例1で説明した動作と同様の動作を行う。一方、閾値有効信号がLレベル信号である場合には、正/負両方の閾値検知信号の挙動によらず、駆動波形演算部306から指示されるゲートオン時間によってFET111とFET112のゲート駆動電圧157、158を制御する。
次に、本実施例の動作について、図11を用いて説明する。波形810は、閾値信号生成部902から出力される閾値有効信号である。それ以外の波形は、実施例1の図4と同様である。波形810がHレベルを維持している間は、実施例1で説明した共振外れ防止動作を行い、ハイサイドFETのゲート駆動電圧である波形401およびローサイドFETのゲート駆動電圧である波形402のオンオフを切り替える。それに対し、閾値有効信号波形810がLレベルを維持するときは、実施例1で説明した共振外れ防止動作を行わず、駆動波形演算部306の指示のみに従って、ハイサイドFETのゲート駆動電圧及びローサイドFETのゲート駆動電圧を駆動する。その理由は、閾値有効信号の波形810がLレベルを維持している間、すなわち入力される交流電圧が低下する(波形405の振幅が小さい)と閾値検知回路200が不安定となる。なぜなら、共振電流の波形405の1周期中に正側の閾値検知信号の波形406および負側の閾値検知信号の波形407のHレベルが2回出力されない可能性があるからである。本実施例では、そのような状況においても安定して駆動波形を出力することを目的としている。閾値有効信号の波形810がLレベルを維持している間は、共振外れによって発生するリカバリー電流がスイッチング素子を破壊しない程度に小さくなるため、本実施例のように一時的に共振外れ防止動作が働かないように制御する動作が可能となる。
本実施例によると、電源回路800に入力される電圧が低く、共振外れ防止動作を行うか否かを決定する閾値検知回路200の出力が不安定になる領域において意図しないスイッチング動作が発生することを避けることができる。これにより、共振電源回路800を安定して動作させることができる。なお、本実施例においても実施例1と同様の効果を奏する。
(実施例3)
本実施例においても実施例2と対象とする事象は同様である。本実施例では、電源回路800の出力が不安定になる領域(入力される交流電圧が低下し、波形405の振幅が小さ場合)においては、スイッチング周波数を一時的に高くすることにより共振電源回路800を安定に動作させることを特徴する。
本実施例の回路構成は、基本的には実施例2(図8)と同様であるため説明は省略する。ただし、実施例2とは、コントローラ900の内部ブロック構成が異なる。本実施例では、図12に示すマイクロコントローラ1200を用いる。以下に、マイクロコントローラ1200について説明する。実施例2と同様な箇所には同一符号を付けて説明は省略する。
コントローラ1200では、ROM1201にハイサイドFETのオン時間およびローサイドのFETオン時間が記憶されている。この記憶されたオン時間は、電源回路800の共振周波数の変動を考慮した上で、必ず共振外れ状態を引き起こさないように設定されたオン時間である。具体的には、ハイサイドFETのオン時間とローサイドFETのオン時間、及びデッドタイム期間の合計が電源回路800の共振周期よりも短くなる場合には、共振外れを引き起こさない。駆動信号生成部1209は、閾値信号生成部902から入力される閾値有効信号がLレベル信号である期間は、上述したROM1201に記録されたハイサイドFETのオン時間とローサイドFETのオン時間により動作を継続する。
駆動信号生成部1209の動作について、図13のフローチャートを用いて説明する。実施例2の図10と同様の動作を行う箇所については同一符号を付けて説明を省略する。制御開始後、閾値有効信号がHレベル信号か否かの条件判断を行い(条件判断1001)、閾値有効信号がHレベル信号である場合は、実施例1と同様の動作を継続する。そうでない場合は、処理601の代わりにROM1201からFET111のオン時間を取得し(処理1301)、処理602から処理607に至る一連の処理を実施する。その後、同様に処理608の代わりにFET112のオン時間を取得し(処理1302)、処理609から処理613に至る一連の処理を実施する。
本実施例の動作について、図14を用いて説明する。閾値有効信号の波形810がHレベルを維持している期間は、実施例1、2で説明した共振外れ防止動作を行う。すなわち、ハイサイドFETのゲート駆動電圧(波形401)およびローサイドFETのゲート駆動電圧(波形402)のオンオフを切り替える。それに対し、閾値有効信号の波形810がLレベルを維持するときは、FET111とFET112のオン時間をROM1201で定めたオン時間となるようにハイサイドFETゲートの駆動信号154とローサイドFETのゲート駆動信号155を制御する。図14において、波形810がHレベルを維持している間の波形401のHパルス幅であるT3Hと、波形402のHパルス幅であるT3Lは、波形810がLを維持している間の対応する波形T4H、T4Lよりも長くなっている。なお、T4HおよびT4Lは、共振外れを発生させないような十分に短いHレベルのパルス幅としている。
閾値有効信号の波形810がLレベルを維持している間は、閾値検知回路200が不安定にとなり、共振電流の1周期中に正側の閾値検知信号の波形406及び負側の閾値検知信号波形407のHレベルが2回出力されない可能性がある。そのような領域において、共振外れを発生させない一定の駆動周波数で動作させることにより、安定した駆動波形を出力させることができる。共振外れによって発生するリカバリー電流が、スイッチング素子を破壊する可能性があるほど流れないようにするための手段として有効である。この一定の駆動周波数は入力電圧が大きい場合における駆動周波数よりも低い周波数になる。
なお、本実施例においては閾値有効信号の波形810がLレベルとなる期間の駆動周波数が高くなるため、その期間においては定着器140に供給できる電力が小さくなってしまう。しかし、閾値有効信号の波形810がHレベルとなる領域、すなわち電源回路へ入力される電圧が大きくなる期間で十分な電力を定着器140に供給することができる。画像形成装置50の定着器としては一時的に電力が小さくなっても定着器に投入する電力は平均的にみると記録材に画像を定着することについては不都合無く動作できる。
以上、本実施例によれば、電源回路800に入力される電圧が低く、共振外れ防止動作を行うか否かを決定する閾値検知回路200の出力が不安定になる領域において、確実に共振外れを防止した上で回路を安定して動作させることができる。
なお、本実施例においても実施例1と同様の効果を得ることができる。
111 ハイサイドFET
112 ローサイドFET
114 電流共振コンデンサ
120 電流検知部
130 LC直列共振回路
200 電流閾値検知回路
300、900、1200 コントローラ
800 電流共振方式の電源回路

Claims (6)

  1. 入力される交流電圧を整流及び平滑した電圧が供給され、直列に接続された第一スイッチング素子と第二スイッチング素子を有し、前記第一スイッチング素子は前記第二のスイッチング素子よりも高電位側に接続されたスイッチング手段と、
    前記第一と前記第二のスイッチング素子の間に接続されたインダクタと、
    前記インダクタと前記第二のスイッチング素子の間に接続されたコンデンサと、前記コンデンサに接続されており、前記インダクタに流れる共振電流に応じた電流を検知する電流検知手段と、
    前記第一のスイッチング素子に対して前記交流電圧の入力側の電圧と、前記電流検知手段の検知結果に基づき前記第一と前記第二のスイッチング素子の動作を制御する制御手段と、を有し、
    前記電流検知手段によって、前記インダクタに流れる共振電流が第一閾値を1回通過したことを検知した後に、第二閾値を2回通過したことを検知した際に、前記制御手段は前記第一のスイッチング素子をオン状態としていれば、前記第一のスイッチング素子をオフ状態にして前記第二のスイッチング素子をオン状態にし、
    前記電流検知手段によって、前記インダクタに流れる共振電流が前記第二閾値を1回通過したことを検知した後に、前記第一閾値を2回通過したことを検知した際に、前記制御手段は前記第二のスイッチング手段をオン状態としていれば、前記第二のスイッチング手段をオフ状態にしてから前記第一のスイッチング手段をオン状態にすることを特徴とする電源装置。
  2. 前記電源装置に入力される前記交流電圧の変化に応じて前記第一閾値及び前記第二閾値を変更することを特徴とする請求項に記載の電源装置。
  3. 前記制御手段は、前記電源装置に入力される前記交流電圧が所定値よりも小さくなった場合に、予め記憶された時間に基づき前記第一と前記第二のスイッチング手段の動作を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の電源装置。
  4. 前記制御手段は、前記電源装置に入力される前記交流電圧が所定値よりも小さくなった場合に、前記第一と前記第二のスイッチング手段を駆動する際の周波数を前記交流電圧が所定値よりも大きい場合における該周波数よりも高くすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電源装置。
  5. 画像を形成するための画像形成手段と、
    前記画像形成手段に電力を供給する電源と、を備え、
    前記電源は、
    入力される交流電圧を整流及び平滑した電圧が供給され、直列に接続された第一スイッチング素子と第二スイッチング素子を有し、前記第一スイッチング素子は前記第二のスイッチング素子よりも高電位側に接続されたスイッチング手段と、
    前記第一と前記第二のスイッチング素子の間に接続されたインダクタと、
    前記インダクタと前記第二のスイッチング素子の間に接続されたコンデンサと、前記コンデンサに接続されており、前記インダクタに流れる共振電流に応じた電流を検知する電流検知手段と、
    前記第一のスイッチング素子に対して前記交流電圧の入力側の電圧と、前記電流検知手段の検知結果に基づき前記第一と前記第二のスイッチング素子の動作を制御する制御手段と、を有し、
    前記電流検知手段によって、前記インダクタに流れる共振電流が第一閾値を1回通過したことを検知した後に、第二閾値を2回通過したことを検知した際に、前記制御手段は前記第一のスイッチング素子をオン状態としていれば、前記第一のスイッチング素子をオフ状態にして前記第二のスイッチング素子をオン状態にし、
    前記電流検知手段によって、前記インダクタに流れる共振電流が前記第二閾値を1回通過したことを検知した後に、前記第一閾値を2回通過したことを検知した際に、前記制御手段は前記第二のスイッチング手段をオン状態としていれば、前記第二のスイッチング手段をオフ状態にしてから前記第一のスイッチング手段をオン状態にすることを特徴とする画像形成装置。
  6. 記録材に形成された画像を加熱して定着する定着手段を含み、
    前記定着手段は、前記インダクタを含むことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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