JP2017153182A - 電力制御装置 - Google Patents

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武司 玉田
幹之 青木
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幹之 青木
誠一 切久保
Seiichi Kirikubo
誠一 切久保
明則 木俣
Akinori Kimata
明則 木俣
拓 木村
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拓 木村
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Abstract

【課題】合成電流の波形をより正弦波に近づけることができる電力制御装置を提供することである。
【解決手段】本発明に係る電力制御装置は、直流負荷と交流負荷とを備えた画像形成装置に用いられる電力制御装置であって、交流電源からの交流電力を整流して直流電力を前記直流負荷に出力する整流回路と、前記交流電源からの交流電力をPWM制御により振幅変調した交流電力を前記交流負荷に出力する供給回路と、前記整流回路への入力電流と前記交流負荷に流れる電流との合成電流が前記交流電源からの交流電力の半サイクルの正弦波に近い波形を示すように、前記PWM制御のデューティー比を制御する制御部と、を備えていること、を特徴とする。
【選択図】図6C

Description

本発明は、画像形成装置の電力制御装置に関する。
従来の電力制御装置に関する発明としては、例えば、特許文献1に記載の電力制御装置が知られている。該電力制御装置は、2種類の交流負荷を有している。そして、該電力制御装置は、交流負荷に交流電力を供給し、交流電力を整流回路により整流して直流負荷に直流電力を供給する。この際に、電力制御装置は、整流回路への入力電流と交流負荷に流れる電流との合成電流が正弦波に近い波形となるように、入力電流の値に応じて、2つの交流負荷のいずれに交流電力を供給するのかを切り替えている。これにより、合成電流が正弦波に近い波形となるので、力率の低下が抑制される。
特開2013−70526号公報
ところで、特許文献1に記載の電力制御装置では、合成電流の波形をより正弦波に近づけることが望まれている。
そこで、本発明の目的は、合成電流の波形をより正弦波に近づけることができる電力制御装置を提供することである。
本発明の第1の形態に係る電力制御装置は、
直流負荷と交流負荷とを備えた画像形成装置に用いられる電力制御装置であって、
交流電源からの交流電力を整流して直流電力を前記直流負荷に出力する整流回路と、
前記交流電源からの交流電力をPWM制御により振幅変調した交流電力を前記交流負荷に出力する供給回路と、
前記整流回路への入力電流と前記交流負荷に流れる電流との合成電流が前記交流電源からの交流電力の半サイクルの正弦波に近い波形を示すように、前記PWM制御のデューティー比を制御する制御部と、
を備えていること、
を特徴とする。
本発明によれば、合成電流の波形をより正弦波に近づけることができる。
画像形成装置1の構成図である。 電力制御装置50の構成図である。 入力電圧Vi1及び整流入力電流Ii1の波形を示したグラフである。 交流電力制御装置50bの動作説明に用いる回路図である。 交流電力制御装置50bの動作説明に用いる回路図である。 ヒーター52に流れる電流(ヒーター入力電流Ii2)の波形を示した図である。 ピーク値Pcが大きい場合における整流入力電流Ii1の波形を示したグラフである。 ピーク値Pcが大きい場合におけるヒーター入力電流Ii2の波形を示したグラフである。 ピーク値Pcが大きい場合における総合入力電流Iiaの波形を示したグラフである。 ピーク値Pcが小さい場合における整流入力電流Ii1の波形を示したグラフである。 ピーク値Pcが小さい場合におけるヒーター入力電流Ii2の波形を示したグラフである。 ピーク値Pcが小さい場合における総合入力電流Iiaの波形を示したグラフである。 第1の実施例に係る制御において制御部37が行う動作を示したフローチャートである。 整流入力電流Ii1の波形を示したグラフである。 ヒーター入力電流Ii2の波形を示したグラフである。 総合入力電流Iiaの波形を示したグラフである。 第2の実施例に係る制御において制御部37が行う動作を示したフローチャートである。 整流入力電流Ii1の波形を示したグラフである。 ヒーター入力電流Ii2の波形を示したグラフである。 総合入力電流Iiaの波形を示したグラフである。 第3の実施例に係る制御において制御部37が行う動作を示したフローチャートである。 ヒーター入力電流Ii2の波形を示したグラフである。 総合入力電流Iiaの波形を示したグラフである。 第4の実施例に係る制御において制御部37が行う動作を示したフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の各実施形態に係る電力制御供給装置が用いられた画像形成装置について詳説する。
まず、図中のx軸、y軸及びz軸について説明する。本実施形態では、説明の便宜のため、x軸、y軸及びz軸はそれぞれ、画像形成装置の左右方向(換言すると横方向)、前後方向(換言すると奥行き方向)及び上下方向(換言すると高さ方向)とする。また、図中、いくつかの構成には、参照番号の右側に添え字a,b,c,dが付加されるものがある。a,b,c,dは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)を意味する。例えば、作像手段29aは、イエローの作像手段を意味する。
(画像形成装置の構成・動作)
まず、画像形成装置の構成について説明する。図1は、画像形成装置1の構成図である。
画像形成装置1は、例えばMFP(Multifunction Peripheral)であって、各色用の感光体ドラム31a〜31dを用いて各色のトナー像を形成して合成した後、合成トナー像をシートS(印刷媒体)に印刷(形成)する。そのために、画像形成装置1は、図1に示すように、大略的に、供給ユニット3、タイミングローラ対5、プロセスユニット7、定着手段9、排出ローラ対11、排出トレイ13、制御部37及び記憶部38を備えている。
供給ユニット3は、供給トレイ15及び供給ローラ16を含む。供給トレイ15には未印刷のシートSが複数積載される。供給ローラ16は、積載されたシートSを上から1枚ずつ取り出し、搬送経路Rに送り出す。このシートSは、直ぐ下流のタイミングローラ対5に向けて搬送される。
タイミングローラ対5は、搬送経路R上で互いに当接する二個一対のローラを含んでおり、制御部37による制御の下で回転し停止する。シートSの送出時を除き、各ローラは停止している。よって、搬送されてきたシートSは、まずローラ同士の当接部分に突き当たり、一旦停止する。タイミングローラ対5は、所定タイミングで回転を開始して、シートSを二次転写領域(詳細は後述)に向けて送り出す。
プロセスユニット7は、光書き込み装置17a〜17d、転写手段19a〜19d、中間転写ベルト21、駆動ローラ23、従動ローラ25、二次転写ローラ27及び作像手段29a〜29dを含む。作像手段29a〜29dはそれぞれ、大略的には、感光体ドラム31a〜31dと、その周面に沿って配置された帯電手段33a〜33d及び現像手段35a〜35dと、を有する。
感光体ドラム31a〜31dは、y軸方向に延在している。感光体ドラム31a〜31dは、x軸方向に並ぶように配列される。感光体ドラム31a〜31dはそれぞれ、図示しないモータからの駆動力により、y軸に平行な軸を中心として、zx面内で反時計回り(矢印CWで示す)に回転する。
帯電手段33a〜33dはそれぞれ、y軸方向に延在しており、対応する感光体ドラム31a〜31dの周面を帯電させる。帯電手段33a〜33dとしては、コロトロン、スコロトロンまたは帯電ローラが典型的である。
光書き込み装置17a〜17dはそれぞれ、対応色の帯電手段33a〜33dを基準として、対応色の感光体ドラム31a〜31dの回転方向CWの直ぐ下流側に、対応色の感光体ドラム31a〜31dの周面近傍に配置される。光書き込み装置17a〜17dはそれぞれ、感光体ドラム31a〜31dの周面を、対応色の光Ba〜Bdで主走査方向(つまり、y軸方向)に走査することが可能となり、これによって、各感光体ドラム31a〜31dの周面には、対応色の静電潜像が形成される。
現像手段35a〜35dはそれぞれ、y軸方向に延在する現像ローラを有する。現像ローラはそれぞれ、光Ba,Bb,Bc,Bdの照射位置の直ぐ下流で、対応色の感光体ドラム31a〜31dの周面と対向配置される。現像手段35a〜35dには、例えば、対応色の二成分現像剤が収容される。現像手段35a〜35dはそれぞれ、内蔵の現像ローラを用いて、感光体ドラム31a〜31dの周面上にトナーを供給する。これによって、感光体ドラム31a〜31dの周面上で、静電潜像は現像され、対応色(単色)のトナー像が形成される。
上記現像プロセスの結果、感光体ドラム31a〜31dはトナー像を周面上に担持する。また、感光体ドラム31a〜31dは、自身の回転により、担持しているトナー像を回転方向CWの下流へと搬送する。
転写手段19a〜19dはそれぞれ、y軸方向に延在しており、対応色の現像手段35a〜35dの直ぐ下流側に、対応色の感光体ドラム31a〜31dの周面と、下記の中間転写ベルト21を挟んで対向するよう配置されている。
中間転写ベルト21は無端状のベルトである。この中間転写ベルト21は、転写手段19a〜19d及び感光体ドラム31a〜31dの間に介在し、駆動ローラ23及び従動ローラ25の間に張り渡される。この中間転写ベルト21は、転写手段19a〜19dによって、感光体ドラム31a〜31dに圧接される。以下、感光体ドラム31a〜31dと中間転写ベルト21との圧接部分を一次転写領域という。駆動ローラ23は、図示しないモータから与えられた駆動力によって回転する。従動ローラ25は、駆動ローラ23の回転によって従動して回転する。これによって、中間転写ベルト21は、時計回り(矢印αの方向)に回転する。
転写手段19a〜19dには一次転写バイアス電圧が印加され、これによって、転写手段19a〜19dが中間転写ベルト21と接触する部分周辺がトナー像と逆極性に帯電する。その結果、感光体ドラム31a〜31dにより搬送されてくるトナー像が一次転写領域に到達すると、トナー像が中間転写ベルト21の外周面に移動する。換言すると、中間転写ベルト21には、感光体ドラム31a〜31dに形成されているトナー像が転写される。以下、中間転写ベルト21へのトナー像の転写を一次転写という。
ここで、感光体ドラム31a〜31dのそれぞれに担持されているトナー像は、中間転写ベルト21の表面における同一エリアに順次転写される。このような一次転写の結果、中間転写ベルト21には、各色のトナー像が重なり合った合成トナー像が形成される。中間転写ベルト21は、合成トナー像を自身の外周面に担持しながら、回転することにより二次転写ローラ27に向けて合成トナー像を搬送する。
二次転写ローラ27は、中間転写ベルト21を挟んで駆動ローラ23と対向配置されており、中間転写ベルト21に押圧される。この中間転写ベルト21と二次転写ローラ27との当接部分を、以下、二次転写領域という。上記の通り、この二次転写領域には、シートSが送り込まれ通過すると共に、回転する中間転写ベルト21に担持された合成トナー像が搬送されてくる。また、二次転写ローラ27には、二次転写バイアス電圧が印加され、これにより、二次転写ローラ27は、シートSの非転写面側で合成トナー像と逆極性に帯電する。その結果、中間転写ベルト21の表面からシートSの表面へと合成トナー像が移動する。換言すると、シートSには、中間転写ベルト21に担持された合成トナー像が転写される。以下、シートSへの転写を、二次転写という。
トナー像が転写されたシートSは、定着手段9に導入される。定着手段9は、シートSを加熱・加圧することで、合成トナー像をシートSに定着させる。以下に、定着手段9について説明する。
定着手段9は、加熱ローラ51、ヒーター52、加圧ローラ53及び温度検出部54を備えている。加熱ローラ51と加圧ローラ53とは互いに圧接してニップを形成している。また、ヒーター52は、加熱ローラ51内に設けられている。ヒーター52は、例えばハロゲンヒーターであって、後述する電力制御装置50から供給される電流により点灯する。加圧ローラ53は、制御部37の制御に従って図示しないモータにより回転させられる。加熱ローラ51は、加圧ローラ53の回転に従動して回転させられる。シートSは、ニップに送り込まれると、加熱ローラ51及び加圧ローラ53により加圧されると共に、加熱ローラ51により加熱される。その結果、シートSにトナーが定着する。温度検出部54は、サーミスタであり、ヒーター52の温度を検出し、検出結果を制御部37に出力する。
定着プロセス済みのシートSは、排出ローラ対11から排出トレイ13に印刷物として排出され載置される。
上記各部は、画像形成装置1の本体に内蔵された制御部37により制御される。この制御部37は、CPUやメインメモリ等からなり、予め準備されたプログラムに従って動作し、画像形成装置1全体を制御する。記憶部38は、例えば、不揮発性メモリにより構成され、所定の情報を記憶する。
(電源制御装置の構成について)
次に、画像形成装置1の電力制御装置50について図面を参照しながら説明する。図2は、電力制御装置50の構成図である。
電力制御装置50は、制御部37、直流電力制御装置50a及び交流電力制御装置50bを含んでいる。
直流電力制御装置50aは、整流入力電流検出回路60、ゼロクロス検出回路62、コンデンサインプットの整流回路65、スイッチング回路68、トランス70、ダイオード72、平滑コンデンサ74及び2次側出力回路76を備えている。
整流回路65は、入力された交流電力を整流して直流電力を負荷78に出力し、4本のダイオードにより構成されたブリッジダイオード64及び平滑コンデンサ66を備える。より詳細には、交流電力は、ブリッジダイオード64により全波整流され、平滑コンデンサ66により平滑化される。平滑コンデンサ66には充電電流Icが流れる。また、整流回路65からの出力は、スイッチング回路68、トランス70、ダイオード72及び平滑コンデンサ74を経由して安定した直流電圧に調整される。なお、整流入力電流検出回路60及びゼロクロス検出回路62については後述する。
交流電力制御装置50bは、交流電源300からの交流電力をPWM制御により振幅変調した交流電力をヒーター52に出力し、整流回路81、フィルタ82及びチョッパ回路83を含んでいる。整流回路81は、交流電源300に接続される。フィルタ82は、例えばπ型フィルタであって、整流回路81の出力側に縦続接続される。具体的には、フィルタ82は、コイルL1及びコンデンサC1,C2を含んでいる。
コイルL1,L2、ヒーター52及びスイッチング素子831は、この順に直列に接続されている。コンデンサC1,C2は、ヒーター52に並列に接続されている。チョッパ回路83は、例えば、降圧チョッパ回路であって、フィルタ82の出力側に縦続接続される。チョッパ回路83は、コイル(リアクトル)L2、還流素子D1、スイッチング素子831及び駆動回路832を含んでいる。コイルL2は、コイルL1とヒーター52との間に直列に接続される。
還流素子D1は、例えば、ダイオードであって、コイルL1とコイルL2との間においてヒーター52と並列に接続される。より詳細には、還流素子D1のカソードがコイルL1とコイルL2との間に接続され、還流素子D1のアノードがヒーター52とスイッチング素子831のコレクタとの間に電気的に接続される。
また、スイッチング素子831は、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やMOS−FET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)等である。より具体的には、スイッチング素子831のコレクタがヒーター52に接続され、スイッチング素子831のエミッタが整流回路81の出力側に接続される。駆動回路832は、スイッチング素子831のゲートに接続されており、制御部37の制御に基づいてスイッチング素子831のデューティ比および駆動周波数を設定する。以上のように、ヒーター52は、チョッパ回路83の出力端子間に接続されている。
(直流電源制御部の動作)
次に、直流電源制御部50aの動作について図面を参照しながら説明する。図3は、入力電圧Vi1及び整流入力電流Ii1の波形を示したグラフである。入力電圧Vi1は、整流入力電流検出回路60及びゼロクロス検出回路62に入力する電圧(すなわち、交流電源300から出力される電圧)であり、交流電圧である。整流入力電流Ii1は、整流入力電流検出回路60に入力する電流である。
整流入力電流検出回路60は、整流入力電流Ii1に基づいて、整流入力電流検知信号Sii1を生成し、制御部37に出力する。制御部37は、整流入力電流検知信号Sii1に基づいて、整流入力電流Ii1のピーク値Pc及び期間Tcを検出する。より詳細には、整流入力電流Ii1には、図3に示すように、電流が流れない期間Tnc1,Tnc2及び電流が流れる期間Tcが半サイクルに存在している。交流電力の半サイクルにおいて、期間Tnc1、期間Tc、期間Tnc2の順に並んでいる。期間Tcでは、整流入力電流Ii1は、パルス状の波形を取り、ピーク値Pcを取る。制御部37は、電流が流れている期間である期間Tcを検出する。なお、期間Tcは、整流入力電流Ii1が流れている期間であるが、換言すれば、平滑コンデンサ66への充電電流Icに起因する入力充電電流Ii3 が流れている期間である。
なお、期間Tcの検出は、例えば、ゼロクロス検出回路62により行ってもよい。ゼロクロス検出回路62は、入力電圧Vi1に基づいて、入力電圧Vi1のゼロクロスを示すゼロクロス検出信号Szを出力する。制御部37は、ゼロクロス検出回路62から出力されてくるゼロクロス検出信号Szから入力電圧Vi1の半サイクルを検出する。更に、制御部37は、その半サイクルにおける時間Tcとその半サイクルにおいて期間Tc以外の期間である期間Tnc1,Tnc2とを検出する。
(交流電源制御部の動作)
次に、交流電源制御部50bの動作について図面を参照しながら説明する。図4A及び図4Bは、交流電力制御装置50bの動作説明に用いる回路図である。図5は、ヒーター52に流れる電流(ヒーター入力電流Ii2)の波形を示した図である。
まず、整流回路81は、交流電源300から供給される交流電流を全波整流して直流電流を生成する。フィルタ82は、整流回路81の出力電流からノイズを除去する。ここで、フィルタ82のコンデンサC1,C2は、スイッチング素子831を流れるパルス状電流の高周波成分が交流電源300側に漏れることを防止している。
ここで、制御部37は、ピーク値Pc及び期間Tc等に基づいて決定したデューティー比で、スイッチング素子831がオンとオフに切り替わるように、駆動回路832をPWM制御する。駆動回路832は、制御部37が決定したデューティー比でスイッチング素子831がオンとオフとに切り替わるように、駆動信号を生成し、該駆動信号をスイッチング素子831のゲートに出力する。
スイッチング素子831は、交流電源300の周波数(例えば、50Hz)よりもはるかに高い周波数(例えば、20kHz)で駆動される。スイッチング素子831がオンに制御されると、図4Aに示すように、整流回路81で生成された直流電流がスイッチング素子831を介してコイルL2及びヒーター52に流れる。この間、コイルL2は、自身を流れる直流電流の一部を磁気エネルギーとして蓄える。一方、スイッチング素子831がオフに制御されると、図4Bに示すように、スイッチング素子831がオンに制御されている期間にコイルL2に蓄えられた磁気エネルギーが電流として放出されてヒーター52に流れる。この電流は、回生ダイオードとしての還流素子D1を介してコイルL2に戻る。以上のような交流電力制御装置50bの動作により、ヒーター52への入力電流の波形は、図5に示されるように正弦波に近くなる。
また、デューティー比が高くなる(オンの期間が長くなる)と、ヒーター入力電流Ii2(図5参照)が大きくなり、デューティー比が低くなる(オンの期間が短くなる)と、ヒーター入力電流Ii2が小さくなる。すなわち、制御部37は、デューティー比を変化させることにより、ヒーター入力電流Ii2を変化させることができる。
(第1の実施例)
以下に、第1の実施例に係る制御について図面を参照しながら説明する。図6Aは、ピーク値Pcが大きい場合における整流入力電流Ii1の波形を示したグラフである。図6Bは、ピーク値Pcが大きい場合におけるヒーター入力電流Ii2の波形を示したグラフである。図6Cは、ピーク値Pcが大きい場合における総合入力電流Iiaの波形を示したグラフである。図7Aは、ピーク値Pcが小さい場合における整流入力電流Ii1の波形を示したグラフである。図7Bは、ピーク値Pcが小さい場合におけるヒーター入力電流Ii2の波形を示したグラフである。図7Cは、ピーク値Pcが小さい場合における総合入力電流Iiaの波形を示したグラフである。総合入力電流Iiaとは、整流入力電流Ii1とヒーター入力電流Ii2との合計である。
第1の実施例に係る制御では、制御部37は、総合入力電流Iiaが正弦波に近い波形となるように、ピーク値Pcに基づいて、期間Tnc1,Tnc2におけるデューティー比を決定すると共に、期間Tcにおけるデューティー比を0%とする。より詳細には、図6Aの実線に示すように、期間Tcでは、整流入力電流Ii1が流れる。そのため、期間Tcにおいて、図6Aの点線に示すようなヒーター入力電流Ii2が流れると、整流入力電流Ii1とヒーター入力電流Ii2との合計である総合入力電流Iiaの波形は、正弦波から大きく崩れる。このように、総合入力電流Iiaの波形が正弦波から大きく崩れると、力率が低下してしまう。
そこで、制御部37は、期間Tnc1,Tnc2におけるデューティー比よりも期間Tcにおけるデューティー比を小さくする。本実施形態では、制御部37は、期間Tcにおいてデューティー比を0%に設定する。これにより、図6Bに示すように、期間Tcにおいて、ヒーター入力電流Ii2が流れなくなる。また、図6Aに示すようにピーク値Pcが大きいので、図6Bに示すように期間Tnc1,Tnc2におけるヒーター入力電流Ii2は大きい方が好ましい。これにより、総合入力電流Iiaがより正弦波に近づくためである。故に、制御部37は、ピーク値Pcが大きい場合には、期間Tnc1,Tnc2におけるデューティー比を大きく設定する。
一方、図7Aに示すようにピーク値Pcが小さい場合には、図7Bに示すように、期間Tnc1,Tnc2におけるヒーター入力電流Ii2は小さい方が好ましい。これにより、総合入力電流Iiaがより正弦波に近づくためである。故に、制御部37は、ピーク値Pcが小さい場合には、期間Tnc1,Tnc2におけるデューティー比を小さく設定する。
表1は、ピーク値Pcに対応する各期間の長さ及び各期間におけるデューティー比を示した表である。記憶部38は、表1のテーブルを記憶している。
Figure 2017153182
表1に示すように、ピーク値Pcが大きくなるにしたがって、期間Tnc1,Tnc2におけるデューティー比が大きくなっていることが分かる。また、期間Tcにおけるデューティー比が0%となっていることも分かる。
ここで、第1の実施例に係る制御において、制御部37が実行する動作について図面を参照しながら説明する。図8は、第1の実施例に係る制御において制御部37が行う動作を示したフローチャートである。
整流入力電流検出回路60には、整流入力電流Ii1が入力する。そして、整流入力電流検出回路60は、整流入力電流検知信号Sii1を生成し、制御部37に出力する。制御部37は、整流入力電流検知信号Sii1に基づいて、整流入力電流Ii1のピーク値Pc及び期間Tcを特定する(ステップS1)。
次に、制御部37は、ピーク値Pcに基づいて、期間Tnc1,Tnc2におけるデューティー比を決定する(ステップS2)。具体的には、制御部37は、表1において特定したピーク値Pcに対応するデューティー比を特定する。そして、制御部37は、デューティー比を駆動回路832に出力する(ステップS3)。この後、駆動回路832は、取得したデューティー比に従って、スイッチング素子831のオンとオフとを切り替える。
以上のように構成された電力制御装置50によれば、制御部37は、ピーク値Pcに基づいて、期間Tnc1,Tnc2におけるデューティー比を決定する。具体的には、制御部37は、ピーク値Pcが高い場合にはデューティー比を高く設定し、ピーク値Pcが低い場合にはデューティー比を低く設定する。これにより、図6A〜図6C及び図7A〜図7Cに示すように、総合入力電流Iiaの波形が正弦波に近づくようになる。その結果、力率の改善が実現される。
(第2の実施例)
以下に、第2の実施例に係る制御について図面を参照しながら説明する。図9Aは、整流入力電流Ii1の波形を示したグラフである。図9Bは、ヒーター入力電流Ii2の波形を示したグラフである。図9Cは、総合入力電流Iiaの波形を示したグラフである。
第2の実施例に係る制御では、第1の実施例に係る制御よりもより精密な制御によって、総合入力電流Iiaの波形を正弦波に近づける。より詳細には、図3に示すように、整流入力電流Ii1が増加を開始してから所定時間(本実施例では1ms)経過するまでの期間を期間Tc1とする。また、整流入力電流Ii1が0になる直前の所定時間(本実施例では1ms)の期間を期間Tc2とする。また、期間Tc1と期間Tc2との間の期間をTcCとする。期間Tc1では、整流入力電流Ii1が増加しており、特に、整流入力電流Ii1の増加率が大きい。そして、期間Tc1では、ヒーター入力電流Ii2が所定値Qよりも小さい。期間Tc2では、整流入力電流Ii1が減少しており、特に、ヒーター入力電流Ii2の減少率が大きい。そして、期間Tc2では、ヒーター入力電流Ii2が所定値Qよりも小さい。また、期間TcCでは、整流入力電流の変化率が小さく、ヒーター入力電流Ii2が所定値Q(閾値)よりも大きい。そのため、第1の実施例の制御では、期間Tc1,Tc2において、総合入力電流Iiaが小さくなってしまう。すなわち、第1の実施例の制御では、期間Tc1,Tc2において、総合入力電流Iiaの波形が正弦波からずれやすい。
そこで、第2の実施例に係る制御では、図9Bに示すように、期間TcCではデューティー比が0%である。ただし、期間Tc1では、デューティー比が時間経過に伴って減少している。また、期間Tc2では、デューティー比が時間経過に伴って増加している。よって、期間Tc1では、ヒーター入力電流Ii2が時間経過に伴って減少し、期間TcCでは、ヒーター入力電流Ii2が0となり、期間Tc2では、ヒーター入力電流が時間経過に伴って増加する。その結果、総合入力電流Iiaの波形が正弦波により近づく。
表2は、ピーク値Pcに対応する各期間の長さ及び各期間におけるデューティー比を示した表である。
Figure 2017153182
表2に示すように、ピーク値Pcが大きくなるにしたがって、期間Tnc1,Tnc2におけるデューティー比が大きくなっていることが分かる。更に、期間Tc1では、デューティー比が時間経過に伴って減少し、期間Tc2ではデューティー比が時間経過に伴って増加していることが分かる。また、期間TcCにおけるデューティー比が0%となっていることも分かる。
ここで、第2の実施例に係る制御において、制御部37が実行する動作について図面を参照しながら説明する。図10は、第2の実施例に係る制御において制御部37が行う動作を示したフローチャートである。
整流入力電流検出回路60には、整流入力電流Ii1が入力する。そして、整流入力電流検出回路60は、整流入力電流検知信号Sii1を生成し、制御部37に出力する。制御部37は、整流入力電流検知信号Sii1に基づいて、整流入力電流Ii1のピーク値Pc及び期間Tcを特定する(ステップS11)。
次に、制御部37は、ピーク値Pcに基づいて、期間Tnc1,Tnc2におけるデューティー比を決定する(ステップS12)。具体的には、制御部37は、表2において特定したピーク値Pcに対応するデューティー比を特定する。更に、制御部37は、期間Tc1,Tc2におけるデューティー比を決定する(ステップS13)。具体的には、制御部37は、表2において特定したピーク値Pcに対応するデューティー比を特定する。そして、制御部37は、デューティー比を駆動回路832に出力する(ステップS14)。この後、駆動回路832は、取得したデューティー比に従って、スイッチング素子831のオンとオフとを切り替える。
以上のように構成された電力制御装置50によれば、総合入力電流Iiaの波形が正弦波からずれやすい期間Tc1,Tc2において、デューティー比の制御が行われる。これにより、総合入力電流Iiaの波形がより正弦波に近づくようになり、力率の改善が実現される。
(第3の実施例)
以下に、第3の実施例に係る制御について図面を参照しながら説明する。図11Aは、整流入力電流Ii1の波形を示したグラフである。図11Bは、ヒーター入力電流Ii2の波形を示したグラフである。図11Cは、総合入力電流Iiaの波形を示したグラフである。表3は、ヒーター投入電力が400Wにおけるピーク値Pcに対応する各期間の長さ及び各期間におけるデューティー比を示した表である。表4は、ヒーター投入電力が450Wにおけるピーク値Pcに対応する各期間の長さ及び各期間におけるデューティー比を示した表である。
Figure 2017153182
Figure 2017153182
第1の実施例に係る制御及び第2の実施例に係る制御では、制御部37は、ヒーター入力電流Ii2が正弦波に近づくように、デューティー比を決定していた。そのため、大きなヒーター入力電流Ii2が求められる場合には、対応できない場合がある。
そこで、第3の実施例に係る制御では、制御部37は、大きなヒーター入力電流が求められる場合には、第1の実施例に係る制御及び第2の実施例に係る制御とは、デューティー比の決定の仕方を異ならせている。具体的には、第1の実施例及び第2の実施例では、ヒーターに求められる電力は、表1及び表2に示すように、148W〜383Wであるのに対して、第3の実施例では、ヒーターに求められる電力は、表3に示すように、400W又は450Wである。
具体的には、第3の実施例に係る制御では、制御部37は、期間TcCにおけるデューティー比を0%にしない。更に、期間Tc1では、デューティー比が時間経過に伴って減少している。ただし、期間Tc1の終了時に、デューティー比が0%になっていない。また、期間Tc2では、デューティー比が時間経過に伴って増加している。ただし、期間Tc2の開始時に、デューティー比が0%になっていない。これにより、期間Tc2では、ヒーター入力電流Ii2が時間経過に伴って減少し、期間TcCでは、ヒーター入力電流Ii2が0ではない値で一定となり、期間Tc2では、ヒーター入力電流が時間経過に伴って増加する。その結果、総合入力電流Iiaの波形が正弦波により近づく。更に、期間Tc2においてデューティー比が0%になっていないので、総合入力電流Iiaが大きくなる。すなわち、大きな電力をヒーター52に供給できる。
また、表2では、ヒーターに求められる電力が400Wであり、表3では、ヒーター52に求められる電力が450Wである。そして、表3におけるデューティー比は、表2におけるデューティー比よりも高くなっていることが分かる。すなわち、制御部37は、ヒーター52に供給すべき電力に応じて、表2又は表3のいずれを用いてデューティー比を決定すべきかを判定する。
ここで、第3の実施例に係る制御において、制御部37が実行する動作について図面を参照しながら説明する。図12は、第3の実施例に係る制御において制御部37が行う動作を示したフローチャートである。
制御部37は、ヒーター投入電力を算出する(ステップS21)。
整流入力電流検出回路60には、整流入力電流Ii1が入力する。そして、整流入力電流検出回路60は、整流入力電流検知信号Sii1を生成し、制御部37に出力する。制御部37は、整流入力電流検知信号Sii1に基づいて、整流入力電流Ii1のピーク値Pc及び期間Tcを特定する(ステップS22)。
次に、制御部37は、ピーク値Pcに基づいて、期間Tnc1,Tnc2におけるデューティー比を決定する(ステップS23)。例えば、制御部37は、ステップS21において算出したヒーター投入電力が400Wである場合には、表3を用いて、ピーク値Pcに対応するデューティー比を決定する。また、制御部37は、ステップS21において算出したヒーター投入電力が450Wである場合には、表4を用いて、ピーク値Pcに対応するデューティー比を決定する。更に、制御部37は、期間Tc1,Tc2におけるデューティー比を決定する(ステップS24)。そして、制御部37は、デューティー比を駆動回路832に出力する(ステップS25)。この後、駆動回路832は、取得したデューティー比に従って、スイッチング素子831のオンとオフとを切り替える。
(第4の実施例)
以下に、第4の実施例に係る制御について図面を参照しながら説明する。図13Aは、ヒーター入力電流Ii2の波形を示したグラフである。図13Bは、総合入力電流Iiaの波形を示したグラフである。表5は、ヒーター投入電力の目標値を500Wとした場合におけるピーク値Pcに対応する各期間の長さ及び各期間におけるデューティー比を示した表である。
Figure 2017153182
第3の実施例に係る制御では、制御部37は、ステップS21においてヒーター投入電力を算出し、例えば、ヒーター投入電力が450Wの場合には、表4を用いて、期間Tnc1,Tnc2,Tc1,Tc2でのデューティー比を決定していた。ただし、決定したデューティー比によるヒーター投入電力では、目標とするヒーター投入電力(例えば、500W)に到達しない場合がある。
そこで、第4の実施例に係る制御では、表4を表5に変更して、デューティー比を全体的に底上げする。これにより、図13Aに示すように、ヒーター入力電流Ii2が大きくなる。その結果、図13Bに示すように、総合入力電流Iiaも大きくなる。よって、表5に示すように、ヒーター投入電力も大きくなる。
ここで、第4の実施例に係る制御において、制御部37が実行する動作について図面を参照しながら説明する。図14は、第4の実施例に係る制御において制御部37が行う動作を示したフローチャートである。
制御部37は、目標とするヒーター投入電力(例えば、500W)を算出する(ステップS31)。
整流入力電流検出回路60には、整流入力電流Ii1が入力する。そして、整流入力電流検出回路60は、整流入力電流検知信号Sii1を生成し、制御部37に出力する。制御部37は、整流入力電流検知信号Sii1に基づいて、整流入力電流Ii1のピーク値Pc及び期間Tcを特定する(ステップS32)。
次に、制御部37は、ピーク値Pcに基づいて、期間Tc1,Tnc2におけるデューティー比を決定する(ステップS33)。例えば、制御部37は、ステップS31において算出したヒーター投入電力が400Wである場合には、表3を用いて、ピーク値Pcに対応するデューティー比を決定する。また、制御部37は、ステップS31において算出したヒーター投入電力が450Wである場合には、表4を用いて、ピーク値Pcに対応するデューティー比を決定する。また、ステップS31において算出したヒーター投入電力が、500Wのように大きな場合には、制御部37は、大きい方のヒーター投入電力を有する表4を用いる。更に、制御部37は、期間Tc1,Tc2におけるデューティー比を決定する(ステップS34)。
次に、制御部37は、決定したデューティー比によるヒーター投入電力がステップ31において算出した目標のヒーター投入電力に不足しているか否かを判定する(ステップS35)。不足している場合には、本処理はステップS35に進む。不足していない場合には、本処理はステップS36に進む。
不足している場合、制御部37は、デューティー比の底上げ処理を行う(ステップS36)。例えば、目標のヒーター投入電力が500Wであり、制御部37が表4を用いてデューティー比を決定した場合には、約50Wのヒーター投入電力が不足する。そこで、制御部37は、不足したヒーター投入電力を補うように、表4のデューティー比を大きくして表5を作成する。この後、本処理はステップS37に進む。
前記ステップS37において、制御部37は、デューティー比を駆動回路832に出力する(ステップS37)。この後、駆動回路832は、取得したデューティー比に従って、スイッチング素子831のオンとオフとを切り替える。
(その他の実施形態)
本発明に係る電力制御装置は、前記電力制御装置50に限らず、その要旨の範囲において変更可能である。
なお、直流電力制御装置50aへの入力電流の検出は、整流入力電流検出回路60が行っているが、例えば、負荷78の負荷電流を検出し、該検出結果に基づいて入力電流を算出してもよい。
また、デューティー比の設定値については入力電圧の検出手段を持たせて、その入力電圧に合せデューティー比の設定演算表を変更してもよい。
なお、デューティー比は、予め設定した設定演算表を用いているが、例えば、整流入力電流検出回路60からの検出電流に閾値を設けてその閾値を境としてヒーター投入電力供給のオン・オフ切換えを行う様にしてもよい。
また、デューティー比の変更タイミングについてノイズ等の影響を考慮して入力電源のゼロクロスのタイミングつまり交流電圧の0Vとなるタイミング付近でデューティー比を変更する様にしても良い。
また、デューティー比の制御については、ハロゲンヒーターをフル点灯させるマシンウォーミングアップのモードでは行わない様にしてもよい。
また、デューティー比の制御については、マシンの直流電源の低負荷条件のモード例えばスタンバイモードだけ行う様にしてもよい。
本発明は、電力制御装置に有用であり、特に、合成電流の波形をより正弦波に近づけることができる点において優れている。
1:画像形成装置
37:制御部
50:電力制御装置
50a:直流電力制御装置
50b:交流電力制御装置
51:加熱ローラ
52:ヒーター
53:加圧ローラ
54:温度検出部
60:整流入力電流検出回路
62:ゼロクロス検出回路
64:ブリッジダイオード
65:整流回路
66:平滑コンデンサ
68:スイッチング回路
70:トランス
72:ダイオード
74:平滑コンデンサ
76:2次側出力回路
78:負荷
81:整流回路
82:フィルタ
82:ノイズフィルタ
83:チョッパ回路
300:交流電源
831:スイッチング素子
832:駆動回路

Claims (9)

  1. 直流負荷と交流負荷とを備えた画像形成装置に用いられる電力制御装置であって、
    交流電源からの交流電力を整流して直流電力を前記直流負荷に出力する整流回路と、
    前記交流電源からの交流電力をPWM制御により振幅変調した交流電力を前記交流負荷に出力する供給回路と、
    前記整流回路への入力電流と前記交流負荷に流れる電流との合成電流が前記交流電源からの交流電力の半サイクルの正弦波に近い波形を示すように、前記PWM制御のデューティー比を制御する制御部と、
    を備えていること、
    を特徴とする電力制御装置。
  2. 前記制御部は、前記入力電流が流れていない期間における前記デューティー比よりも該入力電流が流れている期間におけるデューティー比を小さくすること、
    を特徴とする請求項1に記載の電力制御装置。
  3. 前記制御部は、前記入力電流が流れている期間には、前記デューティー比を0とすること、
    を特徴とする請求項2に記載の電力制御装置。
  4. 前記入力電流は、増加した後に減少する波形を有しており、
    前記制御部は、前記入力電流が増加している第1の期間では前記デューティー比を減少させ、該入力電流が減少している第1の期間では前記デューティー比を増加させること、
    を特徴とする請求項2に記載の電力制御装置。
  5. 前記制御部は、前記入力電流が閾値よりも大きくなった場合には、前記デューティー比を0とすること、
    を特徴とする請求項4に記載の電力制御装置。
  6. 前記制御部は、前記交流電源からの交流電圧が0Vとなるタイミングにおいて、前記デューティー比を変化させること、
    を特徴とする請求項4又は請求項5のいずれかに記載の電力制御装置。
  7. 前記供給回路は、降圧チョッパ回路を含んでいること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の電力制御装置。
  8. 前記入力電流を検知する第1の検知手段を、
    更に備えており、
    前記制御部は、前記第1の検知手段が検知した前記入力電流に基づいて、前記デューティー比を制御すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の電力制御装置。
  9. 前記直流負荷に流れる電流を検知する第2の検知手段を、
    更に備えており、
    前記制御部は、前記第2の検知手段が検知した前記入力電流に基づいて、前記デューティー比を制御すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の電力制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019113607A (ja) * 2017-12-21 2019-07-11 コニカミノルタ株式会社 定着装置、画像形成装置、および定着装置の制御方法

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