JP3596327B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源装に係り、特に、電子写真方式のプリンタ、複写機等に用いることができる電源装に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式のプリンタ、複写機等においては、現像用高圧電源装置の出力安定性が画質濃度の均一性に影響を与える。近年、高画質への要求が高まり、環境制御、感光体上の濃度制御、及びユーザ設定による写真モード等の機能に対し、現像用高圧電源装置においてDC成分の広範囲の出力制御が必要となっている。また、帯電電源装置及び転写電源装置においても同様にDC成分の広範囲の出力制御が必要となっている。
【0003】
従来より、このような電源装置として、回路構成が比較的簡単でコスト的に優れた自励式RCC(リンギングチョークコンバータ)回路がある。図11にこのような自励式RCC回路の一例を示す。図11に示すように、自励式RCC回路は、直流電源16とスイッチングトランジスタ42のベース端子との間に接続された起動抵抗90を介してスイッチングトランジスタ42のベース端子に起動電流が流れると、1次巻線36に電圧が印加され、この電圧に比例した誘起電圧がバイアス巻線38に発生し、この誘起電圧が抵抗等を介してスイッチングトランジスタ42のベース端子に電流を供給してスイッチングトランジスタ42がオンする。そして、誘起電圧がなくなるとスイッチングトランジスタ42がオフし、その後トランス20の励磁エネルギーがすべて放出されると、スイッチングトランジスタ42のベース端子を順バイアスする方向にキック電圧が発生してスイッチングトランジスタ42が再びオンする。このようにして自己発振して高圧を発生させる。
【0004】
このような自励式RCC回路では、トランス20の1次巻線36に流れる電流のリンギングによりターンオフ動作が不安定になるという問題があり、これを解決するため、他励式RCC回路とシャントレギュレーション回路を組み合わせたり、リンギングを抑制するために2次側巻線間容量を分割してダイオードを挿入したり、ターンオンタイミングを遅延させる等の技術が提案されている(特公平3−57709号公報等参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、部品点数が多くなりコストが高くなるという問題があった。なお、上記の自励式RCC回路における1次巻線36側の電流は、2次巻線40側間容量と、1次巻線36と2次巻線40との間に生じる1次2次巻線間容量とによる所謂分布容量に流れるラッシュ電流、及び1次巻線36のインダクタンス成分(所謂リーケージインダクタンス)に流れる電流の合成から成っており、リンギングが発生するのは、このリーケージインダクタンスと前記分布容量とが共振するためである。
【0006】
また、このような自励式RCC回路の駆動回路は、例えば図11に示すように、トランス20への入力電圧(例えば24V)を起動抵抗90を介してスイッチングトランジスタ42のベース端子へ入力するようにすると共に、抵抗、ダイオード、及びトランジスタ等で構成されるオンオフ回路92を備えたものがある。このような駆動回路は、電源装置のオフ時には主制御部18から出力されるオンオフ信号によりオンオフ回路92のトランジスタをオンさせてスイッチングトランジスタ42に起動電流が流れないようにし、電源装置をオンさせる場合にはオンオフ回路92のトランジスタをオフさせて起動電流が起動抵抗90を介してスイッチングトランジスタ42のベース端子に流れるようにしている。
【0007】
このような構成の場合において、プリンタ等でペーパージャムが発生してペーパーを取り除く作業を行う場合には入力電源が一旦オフされ、再開時に入力電源が再投入されるが、このときに入力電圧変動が発生し、駆動回路が誤作動するという問題があった。また、電源装置のオフ時には、オンオフ回路92のトランジスタへ電流が流れるので無駄な電力を消費するだけでなく、オンオフ回路92は、上記のように抵抗、ダイオード、及びトランジスタ等を含んで構成されるため、コストが高くなると共に回路の小型化を図ることができないという問題があった。
【0008】
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、簡単な構成でリンギングを抑制して出力電圧を安定させることができる電源装及び簡単な構成で入力電圧の再投入時の誤動作を防止することができる電源装を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明の電源装置は、一端に電力が入力される入力巻線、該入力巻線に印加された電力に応じた電力が誘起されるバイアス巻線、及び出力巻線を備えたトランスと、一端が前記入力巻線の他端と接続されると共に制御入力端が抵抗を介して前記バイアス巻線の一端と接続され、前記バイアス巻線に誘起された電力に応じて前記入力巻線への電力の印加をスイッチングするスイッチング手段と、前記入力巻線の他端と前記バイアス巻線の一端との間に接続され、前記スイッチング手段及び前記制御入力端に流れる電流を抑制する電流抑制手段と、を有することを特徴としている。
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、出力巻線及びバイアス巻線には、入力巻線のに印加された電力に応じた電力が誘起され、バイアス巻線に誘起された電力によりスイッチング手段がオンし、誘起された電力がなくなるとスイッチング手段はオフする。そして、トランスの励磁エネルギーがすべて放出されると、スイッチング手段の制御入力端を順バイアスする方向にキック電圧が発生してスイッチング手段が再びオンする。このようにしてスイッチング手段は自己発振して入力巻線に印加される電力をスイッチングする。このスイッチング手段には、例えばトランジスタやMOS−FETを用いることができる。
【0011】
電流抑制手段は、前記入力巻線の他端と前記バイアス巻線の一端との間に接続されているため、スイッチング手段のターンオン時の制御入力端への電流が抑制される。このため、出力巻線側間容量と、入力巻線と出力巻線との間に生じる入力出力巻線間容量とによる分布容量によるラッシュ電流(突入電流)がスイッチング手段に流れるのを防ぐことができる。従って、リンギングの発生を防ぐことができ、出力が安定する。電流抑制手段には例えばコンデンサを用いることができる。
【0014】
請求項に記載の発明は、一端に電力が入力される入力巻線、該入力巻線に印加された電力に応じた電力が誘起されるバイアス巻線、及び出力巻線を備えたトランスと、一端が前記入力巻線の他端と接続されると共に制御入力端が第1の抵抗を介して前記バイアス巻線の一端と接続され、前記バイアス巻線に誘起された電力に応じて前記入力巻線への電力の印加をスイッチングするスイッチング手段と、起動用の外部リモート信号を少なくとも第2の抵抗を介して前記スイッチング手段の制御入力端へ入力する入力手段と、前記入力巻線の他端と前記バイアス巻線の一端との間に接続され、前記スイッチング手段及び前記制御入力端に流れる電流を抑制する電流抑制手段と、を有することを特徴としている。
【0015】
請求項に記載の発明によれば、スイッチング手段及び前記制御入力端に流れる電流を抑制する電流抑制手段及び起動用の外部リモート信号を少なくとも第2の抵抗を介して前記スイッチング手段の制御入力端へ入力する入力手段を備えたので、リンギングの発生を防止して出力を安定させることができると共に、入力電圧変動による駆動回路の誤動作を防ぐことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態は、複写機やプリンタ等の現像用バイアス電源装置、転写用バイアス電源装置、及び帯電用バイアス電源装置等に本発明を適用したものである。
【0017】
図2に示すように、本実施の形態に係る電源装置10は、負荷12に供給するための高圧電力を供給する高圧電源部14、所定の直流電圧を生成する直流電源16、及び装置全体の動作を司る主制御部18を備えている。
【0018】
高圧電源部14は、昇圧トランス20、整流平滑回路22、スイッチング回路24、電圧検出回路26、制御回路28、D/A変換回路30、及び起動回路32を備えている。
【0019】
昇圧トランス20は、図1に示すように鉄心34、1次巻線36、バイアス巻線38、及び2次巻線40で構成されている。1次巻線36の一方の端子は直流電源16に接続され、該直流電源16によって生成された直流電圧Vin(例えば24V)が印加され、これに応じた電力が2次巻線40側及びバイアス巻線38側に誘起される。また、1次巻線36の他方の端子は、スイッチング回路24のトランジスタ42のコレクタ端子及び同調コンデンサ44の一方の端子が接続されている。このトランジスタ42がオンオフされることにより1次巻線36への電力の印加がスイッチングされる。
【0020】
2次巻線40の一方の端子は、ダイオード46のカソード端子が接続され、他方の端子は接地されている。ダイオード46のアノード端子は他方の端子が接地されたコンデンサ48の一方の端子、抵抗50、52の一方の端子が接続されている。2次巻線40側に誘起された電流はダイオード46及びコンデンサ48で整流平滑され、抵抗52を介して負荷40へ出力される。
【0021】
また、抵抗50の他方の端子は電圧検出回路26の入力端が接続されており、電圧検出回路26の出力端は制御回路28の比較回路54の一方の入力端に接続されている。電圧検出回路26は一例として図3に示すように、オペアンプ、抵抗、及びコンデンサを含んで構成され、負荷12へ出力される電圧を検出し、電圧モニタ値Vmon として比較回路54へ出力する。
【0022】
一方、バイアス巻線38の一方の端子は、同調コンデンサ44の他方の端子及びコンデンサ56が並列に接続されたダイオード58のアノード端子に接続されている。バイアス巻線38の他方の端子は接地されている。ダイオード58のカソード端子は抵抗60の一方の端子に接続されており、抵抗60の他方の端子は、トランジスタ42のベース端子に接続されており、トランジスタ42のエミッタ端子はコンデンサ62が並列に接続された抵抗64の一方の端子が接続されている。抵抗64の他方の端子は接地されている。
【0023】
また、トランジスタ42のベース端子は、起動回路32のオフセット電圧電源66、抵抗68の一方の端子、及びダイオード70のアノード端子が接続されている。。オフセット電圧電源66は、一例として図3に示すように、抵抗、ツェナーダイオード、及びコンデンサで構成される。抵抗68の他方の端子は、ダイオード72のカソード端子に接続されており、ダイオード72のアノード端子は電圧レベル変換回路74の出力端に接続されている。電圧レベル変換回路74の入力端は、主制御部18の出力端に接続されている。
【0024】
主制御部18は、例えばCPU、ROM、RAM、及び入出力(I/O)回路等が各々バスで接続されたマイクロコンピュータ等で構成されている。この主制御部18の出力端には、D/A変換回路30の入力端も接続されており、負荷12に供給すべき電圧に応じたPWM信号を出力する。例えば、このPWM信号のデューティ値が大きくなれば負荷12への出力電圧が高くなり、デューティ値が小さくなれば出力電圧が低くなる。
【0025】
また、PWM信号は電圧レベル変換回路74にも出力され、電圧レベル変換回路74で所定電圧レベルに変換された後、ダイオード72及び抵抗68を介して起動電流としてトランジスタ42のベース端子へ入力される。また、トランジスタ42のベース端子へ入力される電圧は、安定化のためオフセット電圧電源66により所定電圧(例えば2.5V)以下の電圧がオフセットされる。なお、電圧レベル変換回路74は、PWM信号の電圧レベルによっては不要である。また、電圧レベル変換回路74及びD/A変換回路30は、一例として図3に示すようにトランジスタ、抵抗、及びコンデンサを含んで構成される。
【0026】
D/A変換回路30の出力端は比較回路54の他方の入力端に接続されている。D/A変換回路30は、主制御部18から出力されるPWM信号をD/A変換し、アナログ信号(目標電圧値)として比較回路54へ出力する。比較回路54はトランジスタ76のベース端子が接続されると共に、電圧検出回路26と接続されている。また、トランジスタ76のエミッタ端子は接地され、コレクタ端子はダイオード70のカソード端子が接続されている。比較回路54は、一例として図3に示すように、オペアンプ、コンデンサ、及び抵抗を含んで構成され、電圧検出回路26から出力される電圧モニタ値Vmon とD/A変換回路30から出力される目標電圧値とを比較し、負荷12への出力電圧が目標電圧と略一致するようにトランジスタ76のオンオフを制御してトランジスタ42のベース電流を制御する。
【0027】
次に、本実施の形態における作用を説明する。
【0028】
図4(A)に示すようなPWM信号が主制御部18により出力されると、電圧レベル変換回路74により電圧レベルが所定電圧に変換され、ダイオード72及び抵抗68を介してトランジスタ42のベース端子へ起動電流が流れる。このときの電圧レベル変換回路74の出力電圧V(図3においてa点に出力される電圧)、トランジスタ42のベース端子に印加される電圧V(図3においてb点に出力される電圧)、ベース電流Iの波形はそれぞれ図4(B)、(C)、(D)に示すような波形となる。なお、トランジスタ42のベース端子に印加される電圧Vは、所定電圧(例えば2.5V)オフセットされている。
【0029】
この起動電流により図4(E)に示すようなトランジスタ42のコレクタ電流Iが流れ、1次巻線36に電圧が印加される。そして、図5(E)に示すような、1次巻線36に印加された電圧に比例した誘起電圧Vがバイアス巻線38に発生する。
【0030】
バイアス巻線38に発生した誘起電圧Vは、抵抗60を介してさらにトランジスタ42のベース端子に電流を供給してベース電流を増加させるため、トランジスタ42はオン状態となり、オン期間が始まる。
【0031】
このターンオン時には、図5(D)に示すような分布容量によるラッシュ電流I(図中aの部分)が同調コンデンサ44に流れるため、トランジスタ42のベース電流Iが抑制され、図12(B)に示す従来のようなコレクタ電流Iのリンギングが発生するのを十分に抑制することができ、負荷12への出力電圧の変化に対してリンギング振幅の変化を最小限に抑えることができ、ターンオン動作を安定させることができる。なお、図12(A)、(C)は従来におけるトランジスタ42のコレクタ−エミッタ間電圧Vce及びベース電流Iをそれぞれ示している。
【0032】
オン期間では、1次巻線36に流れる電流、すなわちトランジスタ42のコレクタ電流Iはリンギングしながらほぼ直線的に増加してトランス20を励磁するが、ベース電流Iは抵抗60により抑制され、徐々に減少する。従って、入力巻線に流れる電流、すなわちコレクタ電流Iは次の(1)式で表される値で飽和し、バイアス巻線38の誘起電圧Vがなくなり、トランジスタ42はオフ状態となり、オフ期間が始まる。
【0033】
=Hfe×I ・・・(1)
ただし、Hfeはトランジスタ42の電流増幅率。
【0034】
このターンオフ時には、同調コンデンサ44に流れる電流I(図中bの部分)によりベース電流Iの供給停止をなだらかに行うことができるので、図12(A)に示す従来のようなトランジスタ42のコレクタ−エミッタ間電圧Vceにサージ電圧が発生するのを防ぐことができる。このため、ノイズが低減され、出力電圧を安定させることができる。また、トランジスタ42やトランス20等の素子への電圧ストレスが軽減される。
【0035】
オフ期間では、バイアス巻線38の誘起電圧Vはトランジスタ42のベース端子を負電圧に逆バイアスするため、トランス20の励磁エネルギーが2次巻線34から負荷12側へ放出されるまでオフ期間が持続される。
【0036】
トランス20の励磁エネルギーがすべて負荷12側へ放出されると、急激にバイアス巻線38の誘起電圧Vは消滅するが、トランス20のリーケージインダクタンスと分布容量とによりトランジスタ42のベース端子を順バイアスする方向にリンギングが発生して再びトランジスタ42をオン状態にする。このようにしてオンオフ動作を繰り返してトランジスタ42は発振を続ける。これにより、数kVの高圧 (例えば1kV)が負荷12へ供給される。なお、負荷12へ供給される電圧値が目標電圧値よりも高い場合には、比較回路54がトランジスタ76をオンしてトランジスタ42へ流れるベース電流を引き込む。これにより、負荷12へ供給される電圧値が目標電圧値に保たれる。また、負荷12への高圧の供給を停止する場合には、主制御部18から出力されるPWM信号のデューティ値を0にすることにより行う。
【0037】
このように、同調コンデンサ44により、ターンオン時及びターンオフ時の動作が安定するため、出力電圧を安定させることができるので、現像、転写、及び帯電等の電荷供給が安定し、画質濃度の均一性を保つことができる。また、従来必要であったターンオフ時のスナバーエネルギー抑制のための回路が不要となり、装置を小型化することができる。
【0038】
また、電圧レベル変換したPWM信号によりトランジスタ42を起動するため、従来のように電源再投入時の起動回路の誤動作を防ぐことができるとともに、、オンオフ判定回路が不要なので、装置を小型化、低コスト化することができる。
【0039】
次に、電源装置10の他の例について図6乃至図8を参照して説明する。なお、図1の電源装置10と同一部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0040】
図6に示す電源装置10は、図1に示すトランジスタ42に代えてMOS−FET42とした以外は、図1に示す電源装置10と同一である。
【0041】
また、図7に示す電源装置10は、1次巻線36の他方の端子に同調コンデンサ44A、44Bの一方の端子が接続されている。同調コンデンサ44Aの一方の端子はダイオード80のアノード端子が接続されており、ダイオード80のカソード端子はバイアス巻線38の一方の端子が接続されている。コンデンサ44Bの一方の端子はダイオード82のカソード端子が接続されており、ダイオード82のアノード端子は、バイアス巻線38の一方の端子が接続されている。これ以外は図1に示す電源装置10と同一である。
【0042】
図8に示す電源装置10は、1次巻線36の他方の端子に同調コンデンサ44の一方の端子が接続されており、同調コンデンサ44の他方の端子には抵抗84の一方の端子が接続されている。抵抗84の他方の端子はバイアス巻線38の一方の端子が接続されている。これ以外は図1に示す電源装置10と同一である。このような図6乃至図8に示す電源装置も図1に示す電源装置10とほぼ同様の動作をする。
【0043】
次に、電源装置10の起動回路32の他の例について図9及び図10を参照して説明する。なお、図1の起動回路32と同一部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0044】
図9に示す起動回路32は、オフセット電圧電源66及びダイオード72が無い点を除いて図1に示す起動回路32と同一である。図10に示す起動回路32は、ダイオード72が無い点を除いて図1に示す起動回路32と同一である。このような図9及び図10に示す起動回路32も図1に示す起動回路32とほぼ同様の動作をする。
【0045】
なお、本実施の形態では、同調コンデンサ44と外部リモート信号を用いた起動回路32とを組み合わせて自励RCC回路に適用した電源装置10について説明したが、これに限らずそれぞれ単独で適用しても良い。また、本実施の形態では、数kVの高圧を発生させる電源装置について説明したが、これに限らず、数10V〜数100V程度の電圧を出力する電源装置にも本発明を適用可能であることはいうまでもない。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、入力巻線の他端とバイアス巻線の一端との間に、スイッチング手段及びスイッチング手段の制御入力端に流れる電流を抑制する電流抑制手段を設けたので、出力巻線側間容量と、入力巻線と出力巻線との間に生じる入力出力巻線間容量とによる分布容量によるラッシュ電流を抑制することができるのでリンギングの発生を防ぐことができ、出力電圧が安定する、という効果を有する。
【0048】
請求項に記載の発明によれば、スイッチング手段及び前記制御入力端に流れる電流を抑制する電流抑制手段及び起動用の外部リモート信号を少なくとも第2の抵抗を介して前記スイッチング手段の制御入力端へ入力する入力手段を備えたので、リンギングの発生を防止して出力を安定させることができると共に、入力電圧変動による駆動回路の誤動作を防ぐことができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】電源装置の高圧電源部の回路構成の一例を示す回路図である。
【図2】電源装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】電源装置の高圧電源部の詳細な回路構成の一例を示す回路図である。
【図4】起動時における高圧電源部の各部の動作波形を示す波形図である。
【図5】定常時における高圧電源部の各部の動作波形を示す波形図である。
【図6】電源装置の高圧電源部の回路構成の他の例を示す回路図である。
【図7】電源装置の高圧電源部の回路構成の他の例を示す回路図である。
【図8】電源装置の高圧電源部の回路構成の他の例を示す回路図である。
【図9】電源装置の高圧電源部の回路構成の他の例を示す回路図である。
【図10】電源装置の高圧電源部の回路構成の他の例を示す回路図である。
【図11】従来における電源装置の回路構成の一例を示す回路図である。
【図12】従来における高圧電源部の各部の動作波形を示す波形図である。
【符号の説明】
10 電源装置
12 負荷
14 高圧電源部
16 直流電源
18 主制御部
20 昇圧トランス
22 整流平滑回路
26 電圧検出回路
28 制御回路
30 D/A変換回路
32 起動回路(駆動回路)
34 2次巻線(出力巻線)
36 1次巻線(入力巻線)
38 バイアス巻線
42 トランジスタ
44 同調コンデンサ(電流抑制手段)
68 抵抗

Claims (2)

  1. 一端に電力が入力される入力巻線、該入力巻線に印加された電力に応じた電力が誘起されるバイアス巻線、及び出力巻線を備えたトランスと、
    一端が前記入力巻線の他端と接続されると共に制御入力端が抵抗を介して前記バイアス巻線の一端と接続され、前記バイアス巻線に誘起された電力に応じて前記入力巻線への電力の印加をスイッチングするスイッチング手段と、
    前記入力巻線の他端と前記バイアス巻線の一端との間に接続され、前記スイッチング手段及び前記制御入力端に流れる電流を抑制する電流抑制手段と、
    を有する電源装置。
  2. 一端に電力が入力される入力巻線、該入力巻線に印加された電力に応じた電力が誘起されるバイアス巻線、及び出力巻線を備えたトランスと、
    一端が前記入力巻線の他端と接続されると共に制御入力端が第1の抵抗を介して前記バイアス巻線の一端と接続され、前記バイアス巻線に誘起された電力に応じて前記入力巻線への電力の印加をスイッチングするスイッチング手段と、
    起動用の外部リモート信号を少なくとも第2の抵抗を介して前記スイッチング手段の制御入力端へ入力する入力手段と、
    前記入力巻線の他端と前記バイアス巻線の一端との間に接続され、前記スイッチング手段及び前記制御入力端に流れる電流を抑制する電流抑制手段と、
    を有する電源装置。
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