JP5806703B2 - 車両用アームレスト - Google Patents

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Description

本発明は、車両用アームレストに関する。
従来から車両用シートには、シートバックの側部から水平に延びる車両用アームレストが設けられており、着座者が肘をかけられるようになっている。
また、下記特許文献1、2によれば、着座者の肘の高さに合わせて、車両用アームレストが上下方向に移動できる車両用アームレストが開示されている。
具体的に、下記特許文献1に開示される車両用アームレストは、シートバックの側部から前方に延びるアームレスト本体と、シートバック内で上下方向に延びるとともに外周面に雌ねじが穿設された従動軸と、左右方向に延び一端側で従動軸に螺合するとともに他端側にアームレスト本体が固定された取付部(取付片)と、従動軸を回転させるモータと、を備えている。
そして、モータが従動軸を回転させることで螺合した取付部が上下移動し、アームレスト本体が上下方向に移動するようになっていた。
また、下記特許文献2に開示される車両用アームレストは、シートバック内で上下方向に延びるとともに高さ方向に複数の位置決め孔が形成されたベースプレートと、ベースプレートに沿って上下移動するとともに位置決め孔に挿通するロックピンを有する取付部(跳ね上げ角度調整機構)と、取付部に固定されたアームレスト本体と、を備えている。
そして、ロックピンが解除されることで取付部が上下方向に移動自在となり、アームレスト本体が上下方向に移動できるようになっていた。
特開昭63‐38046号公報 特開2005−96485号公報
しかしながら、アームレスト本体が上下移動する構造に関し、上記した従来技術では、アームレスト本体のみならず、アームレスト本体を支持する取付部も上下動する構造となっていた。そのため、アームレスト本体の上下移動を手動で操作しようとした場合に、取付部も移動してしまい、アームレスト本体の上下移動に関する操作性が良くなかった。
そこで、本発明は、前記する背景に鑑みて創案された発明であって、操作性の良い車両用アームレストを提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明に係る車両用アームレストは、アームレスト本体と、シートバックに固定されて前記アームレスト本体を支持する取付部と、を備え、前記シートバッグの側部で前記アームレスト本体が略水平に延びる車両用アームレストであって、前記アームレスト本体を所定の高さでロックするロック機構と、前記ロック機構によるロックを解除するロック解除機構と、前記アームレスト本体の前部側に設けられ、前記ロック解除機構のロック解除を行う操作部と、を備え、前記操作部の操作は、前記アームレスト本体への操作において前記アームレスト本体を下方に移動させる操作以外の操作であり、前記ロックが解除されることで前記アームレスト本体が略水平な状態で上下移動することを特徴とする。
前記する発明によれば、着座者が操作部を操作してロック機構によるロックを解除することで、アームレスト本体のみが上下移動し、シートバックに固定された取付部が移動しないようになっている。そのため、着座者がアームレスト本体の重量に相当する分だけの力を作用させればよく、操作性を向上させることができる。
また、前記する発明によれば、取付部によるアームレスト本体のロックが解除されることで、着座者がアームレスト本体を直接把持し、高さを調節することができるため、操作性を向上させることができる。
また、前記する発明によれば、操作部がアームレスト本体の前部側に設けられているため、アームレスト本体の後部側に設けられた操作部よりも着座者の視界に入り易く、操作性をより向上させることができる。
さらに、前記する発明によれば、アームレスト本体が略水平な状態で上下移動できるようになっている。そのため、着座者は、肘をアームレスト本体にかけたまま、操作部を操作できるため、操作性の向上が図れる。
なお、前記する発明によれば、操作部の操作において、アームレスト本体を下方に移動させる操作が除外されているため、着座者が肘をかけてロックが解除されるということもない。
また、前記操作部を通常位置に戻すことで、前記ロック機構が前記アームレスト本体を所定の高さでロックすることが好ましい。
前記する構成によれば、操作部を通常位置に戻すことで、アームレスト本体が所定の高さでロックされるようになっている。そのため、ロックを解除するための操作部材とロックを行うための操作部材とを統一することができ、部品点数の低減を図ることができる。
また、前記操作部は、前記アームレスト本体の前端部に設けられたノブであり、前記ノブを前後方向の一方であるロック解除位置に移動させることで、前記ロック解除機構がロックの解除を行うことが好ましい。
前記構成によれば、ノブを前後方向の一方に移動させてロック解除位置に移動した場合に限り、ロック解除機構がロックの解除を行うようになっている。つまり、誤操作によりノブが前後方向の一方に移動したとしても、ロック解除位置に移動しない限り、ロック解除機構がロックの解除が解除されないようになっている。そのため、意図しないアーム本体の下降により着座者の姿勢が崩れるおそれを低減させることができる。
また、前記ノブをロック解除位置に移動させた状態で、前記ノブが回動することで前記アームレスト本体が上下方向に移動することが好ましい。
前記構成によれば、ノブの回動量に併せて、アームレスト本体の高さを調節できる。
また、前記取付部は、前後方向に延び、前端部に前記ノブが固定されるとともに、外周面にピニオンが設けられた第1シャフトを有し、前記アームレスト本体は、上下方向に延びるラックであり、前記ノブをロック解除位置に移動させた状態で前記ピニオンに歯合する上下動ラック部を有していることを特徴とする。
前記構成によれば、ロック解除位置に移動した状態の前記ノブを回動させることで、上下動ラックが上下移動し、アームレスト本体の高さを調節することができる。
また、前記アームレスト本体は、上下方向に延びるラックであり、前記上下動ラックとで前記ピニオンを挟持するロック用ラックを有し、前記上下動ラックと前記ロック用ラックとが前後方向にずれて配置されていることが好ましい。
前記構成によれば、上下動ラックとロック用ラックとがピニオンで挟み込んでいる。そのため、アームレスト本体に下方に向かう荷重が作用し、上下動ラックが下方に移動した場合にピニオンを回動させる方向と、ロック用ラックが下方に移動した場合にピニオンを回動させる方向とが相反する方向となる。そのため、アームレスト本体は、ピニオンの係止によりロックされて下方に移動しないようになっている。
本発明によれば、操作性の良い車両用アームレストを提供することができる。
第1実施形態に係る車両用アームレストを前側であって、左上方から見た斜視図である。 車両用アームレストを右側から見た側面図である。 車両用アームレストを上方から見た平面図である。 取付部の一部を拡大した拡大した斜視図である。 リジッドシャフトとシャフト部との分解斜視図である。 ラチェット機構を左側から見た側面図である。 第2シャフトが後方に移動した場合のラチェット機構を左側から見た側面図である。 車両用アームレストからラックボディと第1シャフトとのみを抽出し、斜視図である。 図8のA−A線矢視断面図である。 (a)は、ラックボディと第1シャフトとを上方から見た平面図であり、(b)は、第1シャフトが前方に移動した場合の平面図である。 車両用アームレストの使用状態(上方向への回動)を車両用アームレストの左側から見た側面図である。 ラチェットプレートがラチェット歯車に係止していない状態を車両用アームレストの左側から見た側面図である。 (a)は、ロックが解除された状態を左側から見た側面図であり、(b)は、ロックの解除後に、アームレスト本体が上昇後の状態をから見た側面図である。 参考例に係る車両用アームレストを上方から見た平面図である。 取付部とアームレスト本体の後部側を上方から見た平面図である。 取付部とアームレスト本体とを後方から見た背面図である。 取付部の構成を分解した分解斜視図である。 ブロックの右側から見た側面図である。 (a)は筐体を右側見た側面図であり、(b)は上箱部材下方から見た底面図である。 (a)は筐体を左側から見た側面図であり、(b)は筐体を前方から見た正面図である。 本体部とカバー部材を右側であって、後側上方から見た斜視図である。 車両用アームレストの使用状態(上下方向への回動)を左側から見た側面図である。 車両用アームレストのロック解除の操作を上方から見た平面図である。 車両用アームレストの使用状態(上下方向への移動)を左側から見た側面図である。
本発明に係る車両用アームレストの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、実施形態の説明では、右ハンドル車両の運転席のシートバックSBの左側に配置された車両用アームレスト1A、1Bを挙げて説明する。
(第1実施形態)
図1、図2に示すように、車両用アームレスト1Aは、着座者が背もたれするシートバックSBの左側部から前方に延びて略水平を成し、その上面に着座者が肘をかけるためのものである。
第1実施形態に係る車両用アームレスト1Aは、シートバックSBの左側に配置されて前後に延びる取付部2Aと、取付部2Aを覆うアームレスト本体3Aと、アームレスト本体3Aの前方に配置された操作部4Aと、を主に備えている。
図3、図4に示すように、取付部2Aは、シートバックSBの左側部に固定されたリジッドシャフト5と、リジッドシャフト5の左側に配置されたフリーシャフト6と、フリーシャフト6を貫通して前後方向に延びるシャフト部7と、リジッドシャフト5及びフリーシャフト6に跨って設けられたラチェット機構9と、を主に備えている。
図5に示すように、リジッドシャフト5は、左右方向に延びる略円柱状の部材である。
リジッドシャフト5の右端部がシートバックSBの図示しないフレームに固定されて、リジッドシャフト5の左端部がシートバックSBの左側面から左側に突出している。
リジッドシャフト5の左側面には、右側に向かって穿設された丸穴5aが形成されている。なお、リジッドシャフト5の外周面には、ラチェット機構9を構成するラチェット歯車12が設けられている。
フリーシャフト6は、左右方向に延びる略円筒状の部材である。
フリーシャフト6の右端部がリジッドシャフト5の丸穴5aに挿入されて、フリーシャフト6が左右方向に延びる軸周りに回動自在にリジッドシャフト5に支持されている。
また、フリーシャフト6の左端部に前後方向に貫通する貫通孔6aが形成されている。
さらに、フリーシャフト6の中央部の外周面から後方に向かって延びる後方延出部6bが設けられている。なお、この後方延出部6bは、ラチェット機構9の後述するリンクアーム13、13を支持するための部位である(図6参照)。
図3に示すように、シャフト部7は、前後方向に延び、2つのピニオン8、8が外嵌固定された略円筒状の第1シャフト10と、第1シャフト10の内部に挿通されている第2シャフト11と、を備えている。なお、第1シャフト10と第2シャフト11とは、剛性が高い金属製の部材である。
図5に示すように、第1シャフト10は、フリーシャフト6の貫通孔6aに貫通している。そのため、第1シャフト10は、前後方向に延びる軸周りに回転自在にフリーシャフト6に支持されているとともに、前後方向に移動自在にフリーシャフト6に支持されている。
第1シャフト10の組み立てに関し、まず、第1シャフト10をフリーシャフト6の貫通孔6aを貫通させる。そして、ピニオン8、8を第1シャフト10の両端から挿入して外嵌固定することで、ピニオン8、8がフリーシャフト6の前後に分かれて第1シャフト10に固定される。
第2シャフト11は、前後方向に延びる中実のシャフトであり、第1シャフト10内に挿通されて、前後方向に移動自在に第1シャフト10に支持されている。
また、第2シャフト11の後端部の外周面には、上下方向のそれぞれに突出する突出片11a、11aが設けられている。この突出片11aは、ラチェット機構9の後述する連結部材16と連結するための部位である(図4参照)。
さらに、フリーシャフト部6がリジッドシャフト5を中心に回動した場合、第1シャフト10と第2シャフト11もフリーシャフト部6と同期しながら回動するようになっている。
図6に示すように、ラチェット機構9は、リジッドシャフト5の外周面に形成されたラチェット歯車12、12と、フリーシャフト6の後方延出部6bの後上部及び後下部に回動自在に連結する一対のリンクアーム13、13と、リンクアーム13、13の先端部に固定されて、ラチェット歯車12に歯合可能な一対のラチェットプレート15、15と、突出片11a、11aとリンクアーム13、13とを連結する連結部材16、16とを備えている。
ラチェット歯車12は、リジッドシャフト5の外周面に沿って複数の歯が並んでなり、リジッドシャフト5と一体となっている。なお、ラチェット歯車12の歯に関しては後述する。
リンクアーム13は、棒状の部材であり、リンクアーム13の基部側がフリーシャフト6の後方延出部6bに回動自在に連結されている。
また、フリーシャフト6がリジッドシャフト5に対して回動した場合、リジッドシャフト5を中心としてリンクアーム13も回動するようになっている。
ラチェットプレート15、15は、リンクアーム13、13の先端に固定されて、ラチェットプレート15、15の間には、ラチェット歯車12が介在している。
また、チェットプレート15、15には、引っ張りコイルバネ17の両端が係止しており、ラチェットプレート15、15のそれぞれが近接するように引っ張りコイルバネ17に引っ張られ、ラチェットプレート15、15がラチェット歯車12に当接するようになっている。
ラチェット歯車12に当接するラチェットプレート15の内周側の面は、ラチェット歯車12と歯合する歯面が形成されている。
ここで、ラチェットプレート15の歯面とラチェット歯車12の歯面との関係は、次の通りである。
図6に示すように、ラチェット機構9の左側から見て、ラチェットプレート15がラチェット歯車12に対して右回りに回動した場合、ラチェットプレート15の歯がラチェット歯車12の歯形に沿って摺動しながらラチェット歯車12の歯を越えるようになっており、ラチェットプレート15による右回りの回動が規制されないようになっている。
一方で、ラチェット機構9の左側から見て、ラチェットプレート15がラチェット歯車12に対して左回りに回動した場合、ラチェットプレート15の歯がラチェット歯車12の歯に係止してラチェット歯車12を越えることができず、チェットプレート15による左回りの回動が規制されるようになっている。
連結部材16は、第2シャフト11の突出片11aとリンクアーム13の中央部とを連結する部材である。
そして、図7に示すように、第2シャフト11が後方へ移動した場合に、連結部材16がリンクアーム13を押圧し、リンクアーム13の基部側を中心としてリンクアーム13が回動するようになっている。
なお、リンクアーム13の基部側を中心としてリンクアーム13が回動した場合には、リンクアーム部13の前端部に固定されるラチェットプレート15も開き、ラチェット歯車12との歯合が解除される。
つぎに、アームレスト本体3Aについて説明する。
図1〜図3に示すように、アームレスト本体3Aは、第1シャフト10の2つのピニオン8に歯合するラックボディ20と、内部に収容空間が設けられたアームレスト筐体21とを備えている。
図8に示すように、ラックボディ20は、シャフト部7の第1シャフト10の上下に分かれて前後に延びる延在部22、22と、延在部22の両端に配置されて上下方向の歯面を有するラック部23、23とを備えている。
図8、図9に示すように、ラック部23は、上下方向に複数の歯が並ぶ上下動ラック24及びロック用ラック25を有している。
図9に示すように、上下動ラック24の歯面は左側を向き、ロック用ラック25の歯面は右側を向いており、互いに反対側の方向を向いている。
また、上下動ラック24とロック用ラック25とは、左右方向に離間しており、上下動ラック24とロック用ラック25との間にピニオン8を配置できるようになっている。
そして、上下動ラック24とロック用ラック25とが第1シャフト10のピニオン8を左右方向から挟み込んだ状態で歯合して、ラックボディ20が第1シャフト10に支持されている。
なお、第1実施形態において、上下動ラック24及びロック用ラック25を有するラック部23と、上下動ラック24及びロック用ラック25に歯合するピニオン8とが、特許請求の範囲に記載される「ロック機構」に相当するものである。
図10(a)に示すように、上下動ラック24に対してロック用ラック25が後側に配置され、上下動ラック24とロック用ラック25とが前後方向にずれている。
そのため、第1シャフト10が前方へ移動した場合には、図10(a)に示すように、ピニオン8が上下動ラック24にのみ歯合し、ラック部23とピニオン8とによるロックが解除されて、ラックボディ20が上下方向に移動自在となる。
なお、第1実施形態において、ピニオン8と一体となっている第1シャフト10が特許請求の範囲に記載される「ロック解除機構」に相当する構成である。
図2、図3に示すように、アームレスト筐体21は、前後方向に延びる筺体である。
図3に示すように、アームレスト筐体21の右側部には、リジッドシャフト5が貫通するリジット用孔部21aが形成されており、リジッドシャフト5に固定されたラチェット歯車12や、フリーシャフト6、ラックボディ20などから構成される取付部2Aが、アームレスト筐体21の内部空間に収容されている。
そして、図2に示すように、ラックボディ20の上面20aと下面20bとが、アームレスト筐体21の内面に接着剤によりに固着されて、アームレスト筐体21がラックボディ20に支持されている。
アームレスト筐体21の前部には、シャフト部7が貫通するシャフト用孔部21bが形成されており、シャフト部7の先端がアームレスト筐体21から前方に突出している。
操作部4Aは、プッシュボタン30と、第1シャフト10の先端に固定されたノブ31とを備えている。
プッシュボタン30は、正面視で略円柱状の部材であり、第2シャフト11の先端に固定されている。そして、プッシュボタン30が後方に押圧されると第2シャフト11が後方へ移動し、ラチェットプレート15、15がラチェット歯車12に歯合していない状態となるようになっている(図7参照)。
図10(a)に示すように、ノブ31は、プッシュボタン30を内包する円筒状の部材であり、第1シャフト10の先端に固定されている。
そして、図10(b)に示すように、ノブ31を前方に移動させて第1シャフト10が前方に移動させた場合には、上下動ラック24とロック用ラック25とに歯合しているピニオン8が上下動ラック24のみに歯合するようになっている。
なお、以下において、ノブ31を前方に移動した場合の位置において、ピニオン8が上下動ラック24にのみ歯合する場合をロック解除位置という。
また、図10(b)に示すように、ノブ31がロック解除位置にある場合に、ノブ31がプッシュボタン30の外周側を覆っている。そのため、着座者がノブ31を把持しながら、プッシュボタン30を操作できないようになっている。
さらに、ノブ31がロック解除位置にある場合に、ノブ31を第1シャフト10軸周りに回動させると、上下動ラック24が上下方向に移動して、アームレスト本体3Aが上下移動するようになっている。
具体的には、図9に示すように、前方から見てノブ31を右回りに回動させた場合(図9の矢印B1の方向)、水平を維持した状態でアームレスト本体3Aが上方へ移動する(図9の矢印B2の方向)。
一方で、左回りにノブ31を回動させた場合(図9の矢印C1の方向)、水平を維持した状態でアームレスト本体3Aが下方へ移動するようになっている(図9の矢印C2の方向)。
つぎに、第1実施形態に係る車両用アームレスト1Aの使用方法について説明する。
なお、車両用アームレスト1Aの通常時は、ラックボディ20の上下動ラック24とロック用ラック25とがピニオン8に係止してアームレスト本体3Aがロックされている状態である。
通常時に着座者が肘をかけた場合、アームレスト本体3Aの上下動ラック24とロック用ラック25とには荷重が作用する。そのため、上下動ラック24とロック用ラック25とのそれぞれは、ピニオン8を回動させて下方に移動しようとする。
ここで、図9に示すように、上下動ラック24がピニオン8を回動させようとする方向(図9の矢印C1の方向)と、ロック用ラック25がピニオン8を回動させる方向(図9の矢印B1の方向)となっており、ピニオン8を回動させる方向が相反する方向となる。
そのため、ピニオン8は回動しないため、上下動ラック24とロック用ラック25とのそれぞれも下方に移動しないようになっている。
よって、着座者が肘をかけて下方への荷重が作用してもアームレスト本体3Aの高さが変化しない(ロックが解除されない)ようになっている。
つぎに、アームレスト本体3Aの上方へ回動と下方への回動とについて説明する。
図2に示すように、アームレスト本体3Aが水平となっている場合、着座者はアームレスト本体3Aの前部側を把持し、上方へ跳ね上げるように力を加えるように操作する。
これによれば、上下動ラック24とロック用ラック25とに挟まれたピニオン8を介して第1シャフト10を上方へ跳ね上げようとする力が伝達する。
そして、第1シャフト10を支持するフリーシャフト6がリジッドシャフト5に対して回動する。
その結果、図11に示すように、アームレスト本体3Aが上方に回動するようになる。
ここで、フリーシャフト6の回動により、フリーシャフト6の後方延出部6bに接続するラチェットプレート15、15も回動するものの、ラチェットプレート15、15の回動方向(図11の矢印D1方向)は、ラチェット歯車12に係止しない方向となっているため、アームレスト本体3Aの回動が規制されないようになっている。
一方で、アームレスト本体3Aを下方へ回動させようとした場合には、ラチェットプレート15、15の回動方向(図11の矢印D2方向)は、ラチェット歯車12に係止する方向となっているため、アームレスト本体3Aの回動が規制されている。
よって、着座者はアームレスト本体3Aを下方に回動させようとする場合には、プッシュボタン30を後方へ押圧する行為を行い、第2シャフト11を後方に移動させる。
これによれば、図12に示すように、ラチェットプレート15、15が開方向に移動し、ラチェット歯車12に歯合しないようになり、アームレスト本体3の回動の規制が解除される。
そして、着座者はアームレスト本体3Aの前部側に、下方に向かって力を加えるように操作することで、アームレスト本体3Aが下方に回動し、水平状態とすることができる。
つぎに、プッシュボタン30を後方へ押圧する行為をやめると、引っ張りコイルばね17の収縮により、ラチェットプレート15、15が閉方向に移動して、ラチェット歯車12に歯合してロックされる。
つぎに、アームレスト本体3Aの上下移動について説明する。
図13(a)に示すように、着座者は、ノブ31を把持し前方に移動させて、ノブ31をロック解除位置にする。
これにより、ノブ31に連結する第1シャフト10のピニオン8が前方に移動して、ロック用ラック25との歯合が解除される。
つぎに、着座者は、ノブ31がロック解除位置に配置された状態で、ノブ31を回動する。
ここで、ノブ31を正面視で右回り(図9の矢印B1の方向)に回動させると、上下動ラック24が上方へ移動する。そのため、図13(b)に示すように、アームレスト本体3Aが水平状態を維持しながら上方へ移動し、アームレスト本体3Aが高くなる。
一方で、ノブ31を正面視で左回り(図9の矢印C1の方向)に回動させると場合、上下動ラック24が下方へ移動して、アームレスト本体3Aが水平状態を維持しながら上方へ移動し、アームレスト本体3Aを高くすることができる。
そして、ノブ31の回動量に併せて、アームレスト本体3Aの高さを調節した後に、ノブ31を後方へ押圧する。これにより、第1シャフト10のピニオン8が後方に移動して、上下動ラック24とロック用ラック25との両方に係止して、アームレスト本体3Aの高さがロック(固定)される。
以上、第1実施形態に係る車両用アームレスト1Aによれば、着座者が操作部4Aを操作することで、アームレスト本体3Aのみが上下移動し、シートバックSBに固定された取付部2Aが移動しないようになっている。そのため、着座者は、取付部2Aを上下方向に移動させる必要がなく、操作性を向上させることができる。
また、第1実施形態に係る車両用アームレスト1Aによれば、着座者がアームレスト本体3Aを直接把持し、高さを調節することができるため、操作性を向上させることができる。
また、第1実施形態に係る車両用アームレスト1Aによれば、操作部4Aがアームレスト本体3Aの前部側に設けられているため、アームレスト本体3Aの後部側に設けられた操作部よりも着座者の視界に入り易く、操作性をより向上させることができる。
さらに、アームレスト本体3Aが略水平な状態で上下移動できるようになっている。そのため、着座者は、肘をアームレスト本体3Aにかけたまま、操作部4Aを操作できるため、操作性の向上が図れる。
また、第1実施形態に係る車両用アームレスト1Aによれば、ノブ31を通常位置(後方へ移動)に戻すことで、アームレスト本体3Aが所定の高さでロックされるようになっている。よって、ロックを解除するための操作部材とロックを行うための操作部材とを同一となっており、部品点数の低減が図られている。
以上、第1実施形態に係る車両用アームレスト1Aについて説明した。つぎに参考例に係る車両用アームレスト1Bについて説明する。
参考例
図14に示すように、参考例に係る車両用アームレスト1Bは、シートバックSBの左側部に固定された取付部2Bと、前後方向に延びて後部側が取付部2Bに支持されたアームレスト本体3Bと、を備えている。
また、参考例では、アームレスト本体3Bの前端部がアームレスト本体3Bの高さのロック(固定)を解除するための操作部4Bを構成している。
図15、図16に示すように、取付部2Bは、シートバックSBの左側部よりも左側に向かって突出し、アームレスト本体3BをシートバックSBに取り付けるためのものであり、シートバックSBの左側部に固定されたベース70と、ベース70の左隣に配置されたブロック71とを備えている。
図17に示すように、ベース70は、シートバックSB内の図示しないフレームに固定されている。ベース70は、シートバックSBの左側面から露出している面72と、その面72の略中央部に設けられた略円柱状の軸部73と、軸部73を挟むように配置された略円柱状の2つの突起部74、74とを備えている。
軸部73は、面72から左側に延出しており、ブロック71の後記する円穴76に挿入してブロック71を支持するようになっている。
図18に示すように、ブロック71の右側面71aの中央部には、ベース70の軸部73が挿入するための円穴76が形成されている。
また、この円穴76は、軸部73が遊嵌するように形成されている。
そのため、ブロック71は、軸部73周りに回動自在にベース70に支持されている。
また、ブロック71の右側面には、円穴76の中心として円孤状に穿設されたガイド溝77が2つ設けられている。このガイド溝77、77は、円穴76にベース70の軸部73が挿入した場合、突起部74、74が挿入するための溝である。
そして、ブロック71が軸部73周りに回動した場合、ガイド溝77内で移動する突起部74がガイド溝77の始端と終端とで当接し、ブロック71の回動が規制されるようになっている。
図17に示すように、ブロック71の左側面には、上下方向に複数の歯が並ぶ被係止部75が形成されている。
また、ブロック71の上面には、円形の穴78が形成されており、後記する第1付勢部材86の一端が固着されるようになっている(図16参照)。
つぎに、アームレスト本体3Bについて説明する。
図14、図15に示すように、アームレスト本体3Bは、取付部2Bのブロック71を内部に収容する筐体80と、その筐体80に回動自在に支持されて前方に延びる本体部81と、筐体80及び本体部81を覆うカバー部材95(図21参照)と、第1付勢部材86(図16参照)と、第2付勢部材87とを備えている。
図19(a)に示すように、筐体80は、内部空間82が形成された箱状のものであり、内部空間82の底壁を構成する平板状の底体83と、内部空間82の側壁と天壁とを構成し下方が開放されている箱本体84とを備えている。
図19(b)に示すように、箱本体84に形成された内部空間82は、箱本体84の右壁部を貫通しているとともに、平面視でブロック71と略同一形状となっている(図15参照)。
そして、ブロック71の上方から箱本体84の内部空間82内にブロック71を嵌め込み、底体83で箱本体84の下部を閉塞することで、筐体80内にブロック71が収容されている。
さらに、箱本体84の内部空間82の上下方向の長さは、ブロック71の上下方向の長さよりも長く形成されており(図16参照)、筐体80が上下方向へ移動自在にブロック71に支持されている。
図19に示すように、箱本体84の天壁部の底面には、穴84bが設けられている。
この穴84bは、図16に示すように、ブロック71の穴78と上下方向で対向する凹みである。
そして、箱本体84の穴84bとブロック71の穴78とには、圧縮コイルバネである第1付勢部材86の端部が固着されており、第1付勢部材86の付勢力により筐体80が上方に押圧されている。
図20(a)に示すように、箱本体84の左側面から内部空間82に向かって貫通する矩形状の孔84cが形成されている。
図20(b)に示すように、箱本体84の左側面には、上下方向に離間して配置された固定部84d、84dが形成されている。この固定部84d、84dのそれぞれには、上下方向を貫通する孔84eが形成されている。
箱本体84の前側面には、後方に向かって凹む2つの穴84fが形成されている。なお、この穴84fは、図19(b)に示すように、内部空間82まで貫通していない。
図21に示すように、本体部81は、前後方向に長い部材である。
本体部81は、上下方向に貫通する貫通孔90aを有する連結部90と、その連結部90から前方に延出する延出部91が設けられている。
図15に示すように、本体部81は、連結部90が筐体80の左側面と対向し、延出部91が筐体80の前面と対向するように配置されている。
図16に示すように、連結部90は、筐体80の左側面に設けられた2つの固定部84d、84dの間に介在するように配置されている。そして、連結部90の上下に延びる貫通孔90aには、筐体80の固定部84d、84dを貫通する軸部材92が貫通しており、本体部81が軸部材92周りに回動自在に支持されている。
なお、図15に示すように、連結部90が左側に移動(回動)した場合、軸部材92よりも前側に配置される延出部91が右側に移動(回動)する。
図21に示すように、連結部90の右側面90bには、右側に突出する係止部93が設けられている。この係止部93は、筐体80の孔84c(図20(a)参照)に対応しており、筐体80の孔84cを通過し、筐体80内に進入するように形成されている(図16参照)。
図16に示すように、係止部93の右側面には、上下方向に歯が並ぶように形成されており、筐体80内に収容された取付部2Bのブロック71の被係止部75に歯合するようになっている。
そのため、ブロック71に支持されて上下方向に移動自在になっている筐体80は、連結部90の係止部93が被係止部75に係止することで、上下方向の移動が規制されて、筐体80の上下方向の移動、つまり、アームレスト本体3Bの高さがロックされるようになっている
図21に示すように、延出部91は、着座者が肘をかけるための骨格を成す部位であり、軽量化のため、延出部91の左側面と右側面とを貫通する孔91dが設けられている。
また、延出部91の後側面91aには、前方に向かって穿設された2つの穴91bが形成されている。
図15に示すように、穴91bは、筐体80の前面の穴84fに対向するように設けられている。そして、延出部91の穴91bと筐体80の穴84fとに、圧縮コイルバネの第2付勢部材87の両端が固着されている。
この第2付勢部材87は、圧縮された状態で延出部91と筐体80に固着されており、筐体80と延出部91とを離間させるように付勢してる。
そのため、第2付勢部材87によって、常時延出部91が軸部材92を中心に左側に移動(回動)するように、言い換えれば、連結部90が右側に移動(回動)して、係止部93が被係止部75に係止するようになっている。
図21に示すように、カバー部材95は、右側面に開口を有する箱状の第1被覆部材95aと、シート状の第2被覆部材95bとを備え、本体部81と筐体80とを覆うための部材である。第1被覆部材95aは、開口から本体部81と筐体80とを挿入し、本体部81の左側面に固着されている。第2被覆部材95bは、延出部91の右側面に固着されて延出部91の右側面を覆っている。
つぎに、参考例に係る車両用アームレスト1Bの使用方法について図面を参照しながら説明する。
図15に示すように、通常時において、第2付勢部材87によってアームレスト本体3Bの係止部93が取付部2Bの被係止部75に常時係止して、アームレスト本体3Bが下方に移動しないようにロックされている。
よって、着座者がアームレスト本体3Bに肘をかけ、アームレスト本体3Bに下方への荷重が作用しても、アームレスト本体3Bの高さが変化しない(ロックが解除されない)ようになっている。
つぎに、水平状態のアームレスト本体3Bを上方へ回動させる場合について説明する。
図22に示すように、着座者は操作部4B(アームレスト本体3Bの前端部)を把持し、上方へ跳ね上げるように力を加えるように操作する。これによれば、アームレスト本体3Bの係止部93を介して、ブロック71の被係止部75に上方へ跳ね上げようとする力が伝達される。そして、ブロック71が軸部73周りに回動して、アームレスト本体3Bが上方へ回動する。
一方で、アームレスト本体3Bを下方へ回動させる場合には、着座者は、操作部4B(アームレスト本体3Bの前端部)を把持し、下方に力を加えるように操作する。これによれば、アームレスト本体3Bの係止部93を介して、ブロック71の被係止部75に下方へ回動しようとする力が伝達される。そして、ブロック71が軸部73周りに回動することで、アームレスト本体3Bが下方へ回動する。
つぎに、アームレスト本体3Bの上下移動について説明する。
着座者は、着座者は操作部4B(アームレスト本体3Bの前端部)を把持し、右側に引く。これにより、図23に示すように、軸部材92を中心に、アームレスト本体3Bが回動して、係止部93が左側へ移動する。そのため、係止部93が被係止部75に係止しなくなり、アームレスト本体3Bのロックが解除される
つぎに、着座者は、アームレスト本体3Bのロックが解除された状態で、アームレスト本体3Bに対し下方への荷重をかけるように操作する。
ここで、着座者が把持するアームレスト本体3Bには、第1付勢部材86によるアームレスト本体3Bを上方へ移動させようとする力が働いている。よって、着座者は、第1付勢部材86の付勢力に逆らってアームレスト本体3Bが下方へ移動するように荷重をかける必要がある。
そして、図24に示すように、アームレスト本体3Bを介して、着座者の力が筐体80に伝達され、筐体80がブロック71にガイドされながら下方に移動する。
これにより、アームレスト本体3Bのみが下方に移動し、アームレスト本体3Bの高さを低く設定することができる。
一方で、アームレスト本体3Bを上げる場合、着座者は、アームレスト本体3Bのロックが解除された状態で、第1付勢部材86(図16参照)の付勢力によって、アームレスト本体3Bを上方へ移動させる。これにより、アームレスト本体3Bが水平を維持しながら上下移動されるようになる。
つぎに、着座者は、アームレスト本体3Bを好みの高さに移動させた後に、把持している操作部4Bを離す。これによれば、第2付勢部材87の付勢力により、アームレスト本体3Bの先端部が左側に移動(回動)して、アームレスト本体3Bの係止部93が取付部2Bの被係止部75に係止する。そのため、アームレスト本体3Bの上下方向の移動がロックされる。
以上、参考例に係る車両用アームレスト1Bによれば、着座者が操作部4Bを操作することでロック機構によるロックを解除され、アームレスト本体3Bのみが上下移動するようになっており、アームレスト本体3Bの高さ調節に関する操作性を向上させることができる
また、参考例に係る車両用アームレスト1Aによれば、着座者がアームレスト本体3Bを直接把持し、高さを調節することができるため、操作性を向上させることができる。
また、参考例に係る車両用アームレスト1Bによれば、ロックを解除する操作部4Bがアームレスト本体3Bの前部であるため、アームレスト本体3Bの後部側に設けられた操作部よりも着座者の視界に入り易く、操作性をより向上させることができる。
また、参考例に係る車両用アームレスト1Bによれば、アームレスト本体3Bの前部が操作部4Bを成しているため、別途操作部材を設ける必要がなく、部品点数の低減を図ることができる。また、操作部4Bであるアームレスト本体3Bの前部は比較的大きいため、着座者は操作部4Bを把持し易く、操作性を向上させることができる。
以上、実施形態に係る車両用アームレスト1A、1Bについて説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、実施形態で説明した例を適宜設計変更してもよいものである。
1A、1B 車両用アームレスト
2A、2B 取付部
3A、3B アームレスト本体
4A、4B 操作部
5 リジッドシャフト
6 フリーシャフト
7 シャフト部
8 ピニオン
9 ラチェット機構
10 第1シャフト
11 第2シャフト
12 ラチェット歯車
15 ラチェットプレート
20 ラックボディ
21 アームレスト筐体
23 ラック部
24 上下動ラック
25 ロック用ラック
30 プッシュボタン
31 ノブ
70 ベース
71 ブロック
73 軸部
80 筐体
86 第1付勢部材
87 第2付勢部材
92 軸部材
93 係止部
95 カバー部材
SB シートバック

Claims (5)

  1. アームレスト本体と、
    シートバックに固定されて前記アームレスト本体を支持する取付部と、
    を備え、前記シートバッグの側部で前記アームレスト本体が略水平に延びる車両用アームレストであって、
    前記アームレスト本体を所定の高さでロックするロック機構と、
    前記ロック機構によるロックを解除するロック解除機構と、
    前記アームレスト本体の前部側に設けられ、前記ロック解除機構のロック解除を行う操作部と、
    を備え、
    前記操作部を前後方向の一方であるロック解除位置に移動させた状態で、前記操作部が回動することで前記アームレスト本体が略水平な状態で上下方向に移動する
    ことを特徴とする車両用アームレスト。
  2. 前記操作部を通常位置に戻すことで、前記ロック機構が前記アームレスト本体を所定の高さでロックすることを特徴とする請求項1の車両用アームレスト。
  3. 前記操作部は、前記アームレスト本体の前端部に設けられたノブである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用アームレスト。
  4. 前記取付部は、前後方向に延び、前端部に前記ノブが固定されるとともに、外周面にピニオンが設けられた第1シャフトを有し、
    前記アームレスト本体は、上下方向に延びるラックであり、前記ノブをロック解除位置に移動させた状態で前記ピニオンに歯合する上下動ラックを有していることを特徴とする請求項3に記載の車両用アームレスト。
  5. 前記アームレスト本体は、上下方向に延びるラックであり、前記上下動ラックとで前記ピニオンを挟持するロック用ラックを有し、
    前記上下動ラックと前記ロック用ラックとが前後方向にずれて配置されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用アームレスト。
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