JP5803959B2 - 表示装置及び表示装置の制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、手書き入力機能を備えた表示装置、及び当該表示装置の制御プログラムに関する。
近年、紙媒体と同程度の視認性・携帯性を備えた表示装置である電子ペーパーに注目が集まっている。そして、電子ペーパーに代表される携帯型表示装置の多くは、文書等の画像が表示パネル上に表示された状態でユーザーによる手書き画像をさらに重ねて表示する機能(いわゆる手書き入力機能)を備えている。通常、手書き入力機能は、表示装置にインストールされた描画アプリケーションにより実行される。
一般的な描画アプリケーションでは、各種ポインティングデバイスを操作することにより、手書き画像を入力するための描画カーソルの種類(例えば、鉛筆、ブラシ、消しゴム等)や、大きさ(例えば、細字、中字、太字)や、色(例えば、黒、赤、青、白)等を自由に変更することができる。例えば、以下の特許文献1には、表示パネル上の描画像を消去するための消しゴムカーソルの大きさを変更したり、消しゴムカーソルにより消去すべき描画種(例えば、線/図形/テキスト)を選択したりする機能を備えた電子黒板システムが提案されている。また、特許文献1のシステムは、表示パネル上の描画像を消しゴムカーソルにより部分的に消去する機能に加えて、表示パネル上の描画像を全消しボタンにより完全に消去する機能を備えている。
ところで、上記システムにおいて消しゴムカーソルの表示中に全消しボタンが押下された場合、表示パネル上のすべての描画像が完全に消去されるため、表示パネルには消しゴムカーソルにより消去すべき対象物が存在しなくなる。そのため、ユーザーは手動で描画モードを変更しない限り表示パネルへの手書き入力を再開することができない。例えば、ユーザーは、表示パネル上の消しゴムカーソルを解除した上で、改めて「鉛筆」モードや「ブラシ」モード等を選択する作業を強いられる。
同様に、鉛筆カーソルの表示中に表示パネル全体が鉛筆カーソルの設定色と同一の色で塗りつぶされた場合、鉛筆カーソルを用いて表示パネル上に手書き入力をしたとしても、もはや画像が変更されることはない。そのため、ユーザーは「鉛筆」モードを解除して「消しゴム」モードを新たに選択したり、鉛筆カーソルの設定色を変更したりする作業を強いられる。このように従来の描画アプリケーションでは、表示画像が完全に消去された場合や表示画像が完全に塗りつぶされた場合等に、ユーザーが即座に手書き入力を再開することができないという問題点が指摘されていた。
特開2003−196671号公報
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、表示画像が完全に消去されたり表示画像が完全に塗りつぶされたりした場合であってもユーザーが即座に手書き入力を再開することができる表示装置、及び表示装置の制御プログラムを提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)ユーザーにより画面上に描画された手書き画像を表示する手書き入力機能を備えた表示装置であって、ユーザーが手書き画像を入力するときの描画モードとして一の描画モードを選択する選択部と、前記画面上の表示画像が前記一の描画モードによる描画効果を得られない状態になった場合に、前記一の描画モードを前記一の描画モードとは描画効果が異なる他の描画モードに変更する変更部と、を有する表示装置。
(2)前記一の描画モードは、前記画面の背景画像と同色の線画を描画するための消しゴムモードであり、前記変更部は、前記消しゴムモードにより手書き入力がされた結果、前記画面の表示画像が手書き画像を含まない背景画像となった場合に、前記消しゴムモードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする上記(1)に記載の表示装置。
(3)前記画面上の表示画像を一括で消去する画面消去機能をさらに備え、前記変更部は、前記画面消去機能が実行された結果、前記画面上の表示画像が手書き画像を含まない背景画像となった場合に、前記消しゴムモードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする上記(2)に記載の表示装置。
(4)前記画面の表示画像のページを切り替えるページ切り替え機能をさらに備え、前記変更部は、前記ページ切り替え機能が実行された結果、前記画面上の表示画像が手書き画像を含まない背景画像となった場合に、前記消しゴムモードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする上記(2)または(3)に記載の表示装置。
(5)前記消しゴムモードを前記他の描画モードに変更した前記変更部は、前記ページ切り替え機能が実行された結果、前記画面の表示画像が手書き画像を含むページに切り替えられた場合に、前記他の描画モードを前記消しゴムモードにさらに変更することを特徴とする上記(4)に記載の表示装置。
(6)前記画面上の表示画像は、1つの文書を構成する複数のページ画像の少なくとも一部であり、前記表示装置は、前記複数のページ画像を一括で消去する全ページ消去機能をさらに備え、前記変更部は、前記全ページ消去機能が実行された結果、前記画面上の表示画像が手書き画像を含まない背景画像となった場合に、前記消しゴムモードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする上記(2)〜(5)のいずれか1つに記載の表示装置。
(7)前記画面の表示画像は、それぞれが1つの文書に対応する複数の文書データのいずれか1つに基づいて表示され、前記表示装置は、前記複数の文書データを一括で消去する全データ消去機能をさらに備え、前記変更部は、前記全データ消去機能が実行された結果、前記画面上の表示画像が手書き画像を含まない背景画像となった場合に、前記消しゴムモードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする上記(2)〜(6)のいずれか1つに記載の表示装置。
(8)前記一の描画モードは、所定色の線画を描画するための描画モードであり、前記変更部は、前記画面が前記所定色で塗りつぶされた場合に、前記一の描画モードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする上記(1)に記載の表示装置。
(9)前記他の描画モードは、前記所定色とは異なる色の線画を描画するための描画モードであることを特徴とする上記(8)に記載の表示装置。
(10)前記他の描画モードは、デフォルト設定された描画モードであることを特徴とする上記(1)〜(9)のいずれか1つに記載の表示装置。
(11)前記他の描画モードは、ユーザーにより予め指定された描画モードであることを特徴とする上記(1)〜(9)のいずれか1つに記載の表示装置。
(12)前記他の描画モードは、前記選択部により前回選択された描画モードであることを特徴とする上記(1)〜(9)のいずれか1つに記載の表示装置。
(13)前記変更部は、前記画面が前記一の描画モードによる描画効果を得られない状態になり、かつ、その状態の前記画面上に前記一の描画モードによる前記手書き画像が描画されたときに、前記一の描画モードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする上記(1)〜(12)のいずれか1つに記載の表示装置。
(14)前記一の描画モードから前記他の描画モードへの変更を許可するか否かの指示を受け付ける受付部をさらに有し、前記変更部は、前記受付部により前記変更を許可する旨の指示が受け付けられた場合のみ、前記一の描画モードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする上記(1)〜(13)のいずれか1つに記載の表示装置。
(15)前記変更部により前記一の描画モードが前記他の描画モードに変更された場合に、ユーザーにその旨を通知する通知部をさらに有することを特徴とする上記(1)1〜(14)のいずれか1つに記載の表示装置。
(16)電気泳動方式の電子ペーパーであることを特徴とする上記(1)〜(15)のいずれか1つに記載の表示装置。
(17)ユーザーにより画面上に描画された手書き画像を表示する手書き入力機能を備えた表示装置の制御プログラムであって、ユーザーが手書き画像を入力するときの描画モードとして一の描画モードを選択する手順(A)と、前記画面上の表示画像が前記一の描画モードによる描画効果を得られない状態になった場合に、前記一の描画モードを前記一の描画モードとは描画効果が異なる他の描画モードに変更する手順(B)と、前記表示装置に実行させる制御プログラム。
(18)前記一の描画モードは、前記画面の背景画像と同色の線画を描画するための消しゴムモードであり、前記手順(B)は、前記消しゴムモードにより手書き入力がされた結果、前記画面の表示画像が手書き画像を含まない背景画像となった場合に、前記消しゴムモードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする上記(17)に記載の制御プログラム。
(19)前記表示装置は、前記画面上の表示画像を一括で消去する画面消去機能をさらに備え、前記手順(B)は、前記画面消去機能が実行された結果、前記画面上の表示画像が手書き画像を含まない背景画像となった場合に、前記消しゴムモードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする上記(18)に記載の制御プログラム。
(20)前記表示装置は、前記画面の表示画像のページを切り替えるページ切り替え機能をさらに備え、前記手順(B)は、前記ページ切り替え機能が実行された結果、前記画面の表示画像が手書き画像を含まない背景画像となった場合に、前記消しゴムモードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする上記(18)または(19)に記載の制御プログラム。
(21)前記手順(B)が実行された後に前記ページ切り替え機能が実行された結果、前記画面上の表示画像が手書き画像を含むページに切り替えられた場合に、前記他の描画モードを前記消しゴムモードにさらに変更する手順(C)を前記表示装置にさらに実行させることを特徴とする上記(20)に記載の制御プログラム。
(22)前記画面上の表示画像は、1つの文書を構成する複数のページ画像の少なくとも一部であり、前記表示装置は、前記複数のページ画像を一括で消去する全ページ消去機能をさらに備え、前記手順(B)は、前記全ページ消去機能が実行された結果、前記画面上の表示画像が手書き画像を含まない背景画像となった場合に、前記消しゴムモードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする上記(18)〜(21)のいずれか1つに記載の制御プログラム。
(23)前記画面上の表示画像は、それぞれが1つの文書に対応する複数の文書データのいずれか1つに基づいて表示され、前記表示装置は、前記複数の文書データを一括で消去する全データ消去機能をさらに備え、前記手順(B)は、前記全データ消去機能が実行された結果、前記画面上の表示画像が手書き画像を含まない背景画像となった場合に、前記消しゴムモードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする上記(18)〜(22)のいずれか1つに記載の制御プログラム。
(24)前記一の描画モードは、所定色の線画を描画するための描画モードであり、前記手順(B)は、前記画面が前記所定色で塗りつぶされた場合に、前記一の描画モードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする上記(17)に記載の制御プログラム。
(25)前記他の描画モードは、前記所定色とは異なる色の線画を描画するための描画モードであることを特徴とする上記(24)に記載の制御プログラム。
(26)前記他の描画モードは、デフォルト設定された描画モードであることを特徴とする上記(17)〜(25)のいずれか1つに記載の制御プログラム。
(27)前記他の描画モードは、ユーザーにより予め指定された描画モードであることを特徴とする上記(17)〜(25)のいずれか1つに記載の制御プログラム。
(28)前記他の描画モードは、前記一の描画モードの一つ前に選択された描画モードであることを特徴とする上記(17)〜(25)のいずれか1つに記載の制御プログラム。
(29)前記手順(B)は、前記画面が前記一の描画モードによる描画効果を得られない状態になり、かつ、その状態の前記画面上に前記一の描画モードによる前記手書き画像が描画されたときに、前記一の描画モードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする上記(17)〜(28)のいずれか1つに記載の制御プログラム。
(30)前記一の描画モードから前記他の描画モードへの変更を許可するか否かの指示を受け付ける手順(D)を前記表示装置にさらに実行させ、前記手順(B)は、前記手順(D)により前記変更を許可する旨の指示が受け付けられた場合のみ、前記一の描画モードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする上記(17)〜(29)のいずれか1つに記載の制御プログラム。
(31)前記手順(B)により前記一の描画モードが前記他の描画モードに変更された場合に、ユーザーにその旨を通知する手順(E)を前記表示装置にさらに実行させることを特徴とする上記(17)〜(30)のいずれか1つに記載の制御プログラム。
(32)前記表示装置は、電気泳動方式の電子ペーパーであることを特徴とする上記(17)〜(31)のいずれか1つに記載の制御プログラム。
(33)上記(17)〜(32)のいずれか1つに記載の制御プログラムが記録されたコンピューター読み取り可能な記録媒体。
本発明によると、表示画像が現在選択中の描画モードによる描画効果を得られない状態に遷移した場合に、現在選択中の描画モードがそれとは異なる描画効果を有する他の描画モードに自動的に変更される。よって、本発明によると、表示画像が完全に消去されたり表示画像が完全に塗りつぶされたりした場合であってもユーザーは即座に手書き入力を再開することができる。
本発明の一実施形態に係る表示装置の外観を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置のシステム構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る表示パネルの主要部の構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るモード選択用GUIの一例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係るモード選択用GUIの一例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係るページ画像の状態遷移の一例を示す概略図である。 図6の状態遷移の変形例を示す概略図である。 図6の状態遷移の他の変形例を示す概略図である。 図6の状態遷移のさらに他の変形例を示す概略図である。 図6の状態遷移のさらに他の変形例を示す概略図である。 図6の状態遷移のさらに他の変形例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係るページ画像の状態遷移の他の例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る描画モード設定情報の一例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係るユーザー指定モード情報の一例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係るモード変更処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るモード変更処理の手順を示すフローチャートである(図15の続き)。 本発明の一実施形態に係る代替モード選択処理(図15のS113)の手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る表示装置としての電子ペーパー端末1の外観を示す正面図である。また、図2は、電子ペーパー端末1のシステム構成を示すブロック図である。図1のように、電子ペーパー端末1は、種々の画像を表示する表示パネル141、表示パネル141と一体化されたタッチパネル131、及び表示パネル141の外周部に配置されたキースイッチ132等を備えている。
図2のように、電子ペーパー端末1は、システム制御部11、データ記憶部12、操作部13、表示部14、通信部15、電源状態監視部16、及び電源ユニット17等を備えている。各部はバスを介して相互に通信可能に接続されている。
システム制御部11は、CPU(Central Processing Unit)であり、後述するデータ記憶部12に格納された制御プログラムを実行することにより装置全体の動作を制御する。より具体的に、システム制御部11は、外部機器との間のデータの送受信、データ記憶部12による各種データの格納/読み出し、表示部14によるページ画像の表示、操作部13を介した操作指示の入力等の動作を制御する。これらの動作はCPUの代わりに専用のハードウェア回路により実行される場合もある。
データ記憶部12は、システム制御部11により実行すべき制御プログラムや、表示部14により表示すべき画像データ等を格納する記憶領域である。特に、データ記憶部12は、制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)、及びCPUの作業領域として各種データを一時的に保持するRAM(Random Access Memory)等を備えている。
操作部13は、表示部14の表示内容の変更や、装置全体のシステム設定の変更等に関するユーザーの操作指示を受け付ける。特に、操作部13は、表示パネル141と一体化された抵抗膜方式又は静電容量方式のタッチパネル131や、表示パネル141の外周部分に設けられたキースイッチ132等を備えている。ただし、タッチパネル131は、マトリクス方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式等の他の方式によるタッチパネルであってもよい。
表示部14は、電気泳動方式のカラー電子ペーパーからなる表示パネル141を備えており、データ記憶部12内の画像データに基づく画像を表示パネル141に表示する。データ記憶部12内の画像データは、ビジネス文書や書籍、グラフィック、写真等、さまざまな種類の画像に関するデータを含む。このような画像データに基づき表示パネル141に表示される画像は、ユーザーによる手書き画像(後述)の背景部分に表示されるため、以下では「背景画像」と称されることがある。背景画像は単なる白紙画像である場合もある。なお、ユーザーによる手書き画像の有無を問わず、表示パネル141に表示されている画像のことを単に「表示画像」と称することがある。そして、表示画像が複数の表示ページを有する場合は、個々の表示ページのことを「ページ画像」と称することがある。以下の説明では、複数のページ画像が「文書」という単位でグルーピングされており(すなわち、複数のページ画像が1つの文書を構成しており)、それぞれの文書に対応する画像データが「文書データ」としてデータ記憶部12に記憶されているものとする。
図3は、表示パネル141の主要部の構造を示す断面図である。図3において、図の上方が表示パネル141のおもて側を示し、図の下方が表示パネル141の背面側を示す。表示パネル141は、Y(Yellow),M(Magenta),C(Cyan)の各色のマイクロカプセルを用いた電気泳動方式のカラー電子ペーパーである。ここでいう「電子ペーパー」とは、表示画像の書き換えには電力を要するが表示画像の維持には電力を要しない表示装置のことを指している。本実施形態に係る表示パネル141はエレクトロウェッティング方式や電子粉粒体方式等による電子ペーパーであってもよい。
図3のように、各色のマイクロカプセルa(Y,M,C)は、負電荷を帯びた白色顔料a1及び正電荷を帯びた各色の顔料a2(Y,M,C)をオイル等の透明分散媒とともに封入している。表面層bは、PET(Polyethylene Terephthalate)フィルム等の透明な材料からなる前面基板であり、その背面側にはITO(Indium Tin Oxide)等の透明な電導膜からなる透明電極cが配置されている。また、支持層dはポリイミドフィルム等の絶縁性を有する材料からなる背面基板であり、その前面側には個々のマイクロカプセルa(Y,M,C)に対応する微小な金属板からなる背面電極(セグメント電極)e(Y,M,C)が配置されている。
そして、個々の背面電極eと透明電極cとの間には個々のマイクロカプセルa(Y,M,C)が配置されており、個々のマイクロカプセルa(Y,M,C)は接着層fを介して個々の背面電極e(Y,M,C)と接合されている。このように2枚の電極板c及びe(Y,M,C)を介して前面基板(表面層b)と背面基板(支持層d)との間の空間に2次元的に配置された無数のマイクロカプセルa(Y,M,C)が表示パネル141の表示領域を形成している。
このような構造を有する表示パネル141の表示原理について以下に説明する。先ず、Y色のマイクロカプセルa(Y)に対応する背面電極e(Y)に正電位が与えられると、負電荷を帯びた白色顔料a1が背面電極e(Y)側に移動するとともに正電荷を帯びたY色の顔料a2(Y)が透明電極c側に移動する。その結果、Y色のマイクロカプセルa(Y)は、表示パネル141の前面にY色を表示する。また、Y色のマイクロカプセルa(Y)に対応する背面電極e(Y)に負電位が与えられると、正電荷を帯びたY色の顔料a2(Y)が背面電極e(Y)側に移動するとともに負電荷を帯びた白色顔料a1が透明電極c側に移動する。その結果、Y色のマイクロカプセルa(Y)は、表示パネル141の前面に白色を表示する。
同様に、M色のマイクロカプセルa(M)は、それに対応する背面電極e(M)に正電位が与えられたときにM色を表示し、負電位が与えられたときに白色を表示する。また、C色のマイクロカプセルa(C)は、それに対応する背面電極e(C)に正電位が与えられたときにC色を表示し、負電位が与えられたときに白色を表示する。そして、表示部14は個々の背面基板e(Y,M,C)の電位を制御することにより個々のマイクロカプセルa(C,Y,M)の表示色を切り替える。これにより表示パネル141全体で減法混色によるカラー表示を実現する。ただし、本実施形態では、R(Red),G(Green),B(Blue)の各色のマイクロカプセルを用いて加法混色によるカラー表示を実現することもできる。
再び図1、2を参照すると、通信部15は、近距離無線通信モジュールであり、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11、HomeRF、IrDA等の無線通信規格により外部機器との間でデータの送受信を行う。電源状態監視部16は、電子ペーパー端末1の電源ユニット17の状態を監視し、供給可能な電力量に関する情報をシステム制御部11に送信する。電源ユニット17は、アルカリ蓄電池やリチウムイオン電池等の携帯性に優れた二次電池である。
以上の構成を有する電子ペーパー端末1は、ペン型の入力装置Pにより表示パネル141上に描画されたユーザーの手書き画像を背景画像に重ねて表示する機能を有する。本機能のことを以下では「手書き入力機能」と称する。より具体的に、電子ペーパー端末1は、表示パネル141と一体化されたタッチパネル131により入力装置Pの先端部の軌跡を認識し、その軌跡に沿った線画からなる手書き画像を表示パネル141上に表示する。本実施形態に係る手書き入力機能は、電子ペーパー端末1にインストールされている描画アプリケーションにより実行される。
また、本実施形態に係る手書き入力機能は、互いに描画効果が異なる複数の描画モードを備えている。そして、ユーザーは専用のGUI(Graphical User Interface)上でいずれか一つの描画モードを選択することができる。このようなGUIのことを以下では「モード選択用GUI」と称する。図4、5は、モード選択用GUIの一例を示す概略図である。図4、5のように、ユーザーは表示パネル141に表示される手書き画像の線種として「鉛筆」、「ブラシ」、「エアブラシ」、「消しゴム」のいずれか一つを選択することができる。
ここで、「鉛筆」が選択されて手書き入力がされた場合、表示パネル141には、鉛筆による手書き入力の筆跡に沿って一定の幅の線画からなる手書き画像が表示される。同様に、「ブラシ」が選択されて手書き入力がされた場合、表示パネル141には、手書き入力の筆跡に沿ってブラシで塗装したかのような手書き画像が表示され、「エアブラシ」が選択されて手書き入力がされた場合、表示パネル141には、手書き入力の筆跡に沿ってエアブラシで塗装したかのような手書き画像が表示される。また、「消しゴム」が選択されて手書き入力がされた場合、表示パネル141には、背景画像と同色の線画からなる手書き画像が表示される。ここで、背景画像が単一色のベタ画像である場合には、消しゴムによる手書き入力に沿って背景画像と同じ単一色の手書き画像が表示され、背景画像が例えば文書画像のように画素毎に色が異なる画像の場合には、消しゴムによる手書き入力に沿って背景画像の各画素に対応する色で手書き画像が表示される。これにより表示パネル141上の軌跡に沿って、既存の手書き画像が部分的に消去され、背景画像が現れる。
図4、5のように、ユーザーは表示パネル141に表示される手書き画像の線幅として「細」、「中」、「太」のいずれか1つを選択することができる。また、ユーザーは表示パネル141に表示される手書き画像の線色として「黒」、「赤」、「青」のいずれか一つを選択することができる。ただし、手書き画像の線種が「消しゴム」である場合、その線色は「白」に固定される。なお、消しゴムの線色の設定値(設定名)である「白」は、一般的に、背景画像は白単色であることが多いことから、手書き画像を消す(背景画像を表示させる)ことをユーザーにイメージしやすくするために「白」という名称を使っているのであって、消しゴムによる手書き入力をしたときに、いつも白色の線画が表示されるわけではない。例えば、背景画像が青色である場合には、消しゴムの線色の設定値が「白」であったとしても、消しゴムによる手書き入力をすると、その軌跡に沿って青色の線画が表示される(青色の背景画像が現れる)。
以上のように、モード選択用GUIでは、手書き画像の線種(鉛筆、消しゴム等)を選択した後に「線幅」及び「線色」をさらに選択することにより、互いに描画効果が異なる複数の描画モードからいずれか一つの描画モードを選択することができる。すなわち、本実施形態に係る「描画モード」とは、複数の設定項目(すなわち、線種、線幅、線色)についての選択結果の組み合わせのことを指している。ただし、以下では、線種として「鉛筆」が選択されている場合の描画モードのことを「鉛筆モード」と総称することがある。例えば、図5中で選択されている描画モードのことを「線幅:太」及び「線色:黒」の鉛筆モードと称することがある。このことは他の線種についても同様である。
また、本実施形態に係る描画アプリケーションは、上述した手書き入力機能に加えて、ページ切り替え機能、画面消去機能、塗りつぶし機能、全ページ消去機能、及び全データ消去機能を有する。ここで、ページ切り替え機能とは、現在表示中のページ画像を他のページ画像に切り替える機能である。ページ切り替え機能はタッチパネル131上のページ切り替えボタン131aやキースイッチ132が押されたときに実行される。
また、画面消去機能とは、現在表示されているページ画像中の手書き画像を一括で消去する機能である。画面消去機能は、消しゴムモードが選択された状態で、タッチパネル131上の「塗りつぶし/画面消去」ボタン131bが押されたときに実行される。塗りつぶし機能とは、表示パネル141上のページ画像を、現在選択中の描画モードの「線色」で塗りつぶす機能である。塗りつぶし機能は、消しゴムモード以外の描画モードが選択された状態で、タッチパネル131上の「塗りつぶし/画面消去」ボタン131bが押されたときに実行される。
また、全ページ消去機能とは、表示パネル141に表示中のページ画像のみならず当該ページ画像が属する文書中の全てのページ画像を一括で消去する機能である。全ページ消去機能は、タッチパネル131上の「全ページ消去」ボタン131cが押されたときに実行される。全ページ消去機能が実行されると、表示パネル141に表示中のページ画像が属する文書に対応する文書データが消去されるため、表示パネル141に表示中のページ画像が白紙画像に切り替えられる。
そして、全データ消去機能とは、表示パネル141に表示中のページ画像が属する文書のみならず、表示パネル141に表示可能な全ての文書中の全てのページ画像を一括で消去する機能である。全データ消去機能は、タッチパネル131上の「全データ消去」ボタン131dが押されたときに実行される。全データ消去機能が実行されると、データ記憶部12内の全ての文書データが消去されるため、表示パネル141上のページ画像が白紙画像に切り替えられる。
次に、本実施形態に係る手書き入力機能による表示パネル141上のページ画像の遷移について説明する。図6は、表示パネル141上のページ画像の状態遷移の一例を示す概略図である。なお、本例ではモード設定用GUIにおいて予め「線幅:太」及び「線色:黒」の鉛筆モードが選択されているものとする(図5参照)。また、表示パネル141に表示される背景画像は白紙画像であるものとする。
先ず、図6(a)のように、現在選択中の鉛筆モードによる手書き画像が入力されると、その手書き画像が表示パネル141上に表示される。続いて、図6(b)のように、モード選択用GUI上で消しゴムモードが選択されて手書き入力が行なわれると、図6(c)のように、現在選択中の消しゴムモードによる手書き画像が表示パネル141上にさらに表示される。これにより、図6(a)で表示された鉛筆モードによる手書き画像が部分的に消去される。
続いて、図6(d)のように「塗りつぶし/ページ消去」ボタン131bが押されると、ページ画像中の手書き画像が一括で消去されるため、ページ画像が背景画像(白紙画像)に切り替えられる。これにより、表示パネル141上のページ画像は、消しゴムモードによる描画効果を得られない状態に遷移する。ここでいう「描画効果を得られない状態」とは、表示パネル141上のページ画像が手書き画像を入力しても変化しない状態のことを指している。図6(d)のページ画像には手書き画像が含まれていないため、そのページ画像は消しゴムモードによる手書き画像を入力したとしても、ページ画像は変化しない状態にあるといえる。
そこで、本実施形態に係る描画アプリケーションは、上記の状態を解消するために、現在選択中の消しゴムモードをそれとは描画効果が異なる他の描画モードに変更する。このようにして現在選択中の描画モードを自動的に変更することを以下では「自動変更」ということがある。図6(d)の例では、自動変更の際に、消しゴムモードの一つ前に選択されていた描画モード(すなわち、鉛筆モード)が新たに選択されている。
なお、自動変更の際に新たに選択される描画モードは、消しゴムモードの一つ前に選択されていた描画モードに限らず、描画アプリケーションにおいてデフォルトとして設定された描画モード(以下「デフォルトモード」という)であってもよいし、モード選択用GUI等においてユーザーにより予め指定された描画モード(以下「ユーザー指定モード」という)であってもよい。このようにして新たな描画モードが自動的に選択されるため、ユーザーは描画モードを手動で変更しなくても手書き画像の入力を継続することができる。
なお、上述したような自動変更時の動作は、データ記憶部12内の描画モード設定情報に従って決定される。図13は、本実施形態に係る描画モード設定情報の一例である。本例による描画モード設定情報は「自動変更の可否」及び「自動変更後の動作」の欄からなり、「自動変更の可否」欄では「禁止」又は「許可」が指定される(図13では、○印が記載された設定値が指定されていることを示しており、「許可」が指定されている)。ここで、「禁止」が指定される場合は自動変更が禁止され、「許可」が指定される場合は自動変更が許可される。
続いて、「自動変更時の動作」欄では「デフォルトモード」、「ユーザー指定モード」、「一つ前の描画モード」のいずれか一つが指定される(図13では「デフォルトモード」が選択されている)。ここで、「デフォルトモード」が指定される場合は、自動変更の際に、描画モードが、描画アプリケーションにおいてデフォルトとして設定された描画モード(前述のデフォルトモード)に自動的に変更される。本実施形態に係るデフォルトモードは、ユーザーにより最も頻繁に使用される描画モードであることが好ましい。デフォルトモードの一例として「線幅:太」及び「線色:黒」の鉛筆モードが挙げられる。
また、「ユーザー指定モード」が指定される場合は、自動変更の際に、描画モードが、ユーザーにより予め指定された描画モード(前述のユーザー指定モード)に自動的に変更される。本実施形態に係るユーザー指定モードは、データ記憶部12内のユーザー指定モード情報において定義されている。図14は、本実施形態に係るユーザー指定モード情報の一例である。図14においては、ユーザーにより指定された設定に○印がつけられている。本例によるユーザー指定モード情報では、「線幅:太」及び「線色:青」のエアブラシモードがユーザー指定モードとして定義されている。
そして、「一つ前の描画モード」が指定される場合は、自動変更の際に、描画モードが、その一つ前に選択されていた描画モードに自動的に変更される(図6(d)参照)。描画モード設定情報及びユーザー指定モード情報の内容は、専用のGUI(不図示)において適宜変更することができる。
続いて、図6(e)はページ切り替えボタン131aが押された結果、表示パネル141上のページ画像が、手書き画像が全て消去されたページ画像(2/5ページ)から手書き画像を含むページ画像(1/5ページ)に切り替えられた状態を示しており、消しゴムモードによる描画効果を得られない状態が既に解消されている。そこで、本実施形態に係る描画アプリケーションは、図6(d)の自動変更後の描画モード(鉛筆モード)を自動変更前の描画モード(消しゴムモード)にさらに変更する。これによりユーザーは新たなページ画像(1/5ページ)に対して自動変更前の描画モード(消しゴムモード)による手書き画像の入力を継続することができる。
図7は、図6の状態遷移の変形例を示す概略図である。図7(a)〜(d)の状態遷移は、上述した図6(a)〜(d)と同様であるため詳細な説明を省略する。そして、図7(e)はページ切り替えボタン131aが押された結果、表示パネル141上のページ画像が、手書き画像が全て消去されたページ画像(2/5ページ)から次のページ(3/5)に切り替えられた状態を示す。ここで、3/5ページは手書き画像がないページ画像とする。この場合、ページ画像の切り替えが行なわれても表示パネル141上のページ画像は背景画像(白紙画像)のままである(3/5ページ)。そのため、図7(e)では自動変更後の描画モード(鉛筆モード)がそのまま維持される。
図8は、図6の状態遷移の他の変形例を示す概略図である。図8(a)〜(c)の状態遷移は上述した図6(a)〜(c)と同様であるため詳細な説明を省略する。そして、図8(d)では「塗りつぶし/ページ消去」ボタン131bが押された結果、ページ画像が背景画像(白紙画像)に切り替えられているものの、図6(d)のように即座に自動変更が実行されることはない。その代わりに本例では表示パネル141に再び手書き画像が入力されたときに自動変更が実行される(図8(e)参照)。なお、図8(e)では描画アプリケーションにより自動変更が実行されたことをユーザーに通知するメッセージが表示されている。
図9は、図6の状態遷移のさらに他の変形例を示す概略図である。図9(a)〜(c)の状態遷移は上述した図6(a)〜(c)と同様であるため詳細な説明を省略する。そして、図9(d)では消しゴムモードによる手書き入力の結果、表示パネル141上のページ画像が完全に消去されて背景画像(白紙画像)に切り替えられている。これにより表示パネル141上のページ画像が消しゴムモードによる描画効果を得られない状態に遷移するため、図6(d)と同様に、描画アプリケーションによる描画モードの自動変更が実行される。
図10は、図6の状態遷移のさらに他の変形例を示す概略図である。図10(a)〜(c)の状態遷移は上述した図6(a)〜(c)と同様であるため詳細な説明を省略する。そして、図10(d)のように「全ページ消去」ボタン131cが押されると、表示パネル141上のページ画像が属する文書中の全てのページ画像が一括で消去されるため、表示パネル141上のページ画像が白紙画像に切り替えられる。これによりページ画像が消しゴムモードによる描画効果を得られない状態に遷移するため、図6(d)と同様に、描画アプリケーションによる描画モードの自動変更が実行される。なお、「全ページ消去」ボタン131cではなく「全データ消去」ボタン131dが押されたときの状態遷移も上述した図10(a)〜(d)と同様である。
図11は、図6の状態遷移のさらに他の例を示す概略図である。図11(a)〜(c)の状態遷移は上述した図6(a)〜(c)と同様であるため詳細な説明は省略する。そして、図11(d)ではページ切り替えボタン131aが押された結果、表示パネル141上のページ画像が、手書き画像が表示されたページ画像(2/5ページ)から、手書き画像を含まない背景画像(白紙画像)のページ画像に切り替えられている(3/5ページ)。これにより表示パネル141上のページ画像が消しゴムモードによる描画効果を得られない状態に遷移するため、図6(d)と同様に、描画アプリケーションによる描画モードの自動変更が実行される。
続いて、図12は、表示パネル141上のページ画像の状態遷移の他の例を示す概略図である。先ず、図12(a)のように、モード選択用GUIにおいて「線幅:太」及び「線色:赤」の鉛筆モードが選択される。続いて、図12(b)のように「塗りつぶし/画面消去」ボタン131bが押されると、表示パネル141上のページ画像が「線色:赤」で塗りつぶされる。図12(b)のページ画像は「線幅:太」及び「線色:赤」の鉛筆モードによる手書き画像を入力してもページ画像は変化しないため、そのページ画像は現在選択中の描画モードによる描画効果を得られない状態に遷移している。
そこで、本実施形態に係る描画アプリケーションは、上記の状態を解消するために、描画モードの自動変更を実行する(図12(c)参照)。より具体的に、図12(c)では「線幅:太」及び「線色:赤」の鉛筆モードが「線幅:太」及び「線色:黒」の鉛筆モードに変更されている。図12(d)のように、ユーザーは自動変更が実行されたことをモード選択用GUI上で確認することができる。このようにして新たな描画モードが自動的に選択されるため、ユーザーは描画モードを手動で変更しなくても手書き画像の入力を継続することができる。また、図8(e)と同様のメッセージが表示させることにより、ユーザーはモード選択用GUIを開くことなく自動変更後の描画モードを確認することができる。
次に、本実施形態に係る電子ペーパー端末1の動作の概要について説明する。図15〜16は、描画モードの自動変更に伴う処理の手順を示すフローチャートである。図15〜16は、描画モードの自動変更に伴う処理のことを以下では「描画モード変更処理」と称することがある。図15〜16のフローチャートにより示されるアルゴリズムはデータ記憶部12のROMに制御プログラムとして格納されており、システム制御部11(CPU)がその制御プログラムを実行することにより、図15〜16に示す処理を実現する。
図15を参照して、先ず、描画アプリケーションを実行するシステム制御部11は、前述の描画モード設定情報の「自動変更の可否」欄(図13参照)において「禁止」が指定されているかどうかを判定する(S101)。ここで、「禁止」が指定されている場合は(S101のYES)そのまま描画モード変更処理を終了する(エンド)。他方、「禁止」が指定されていない場合(S101のNO)、すなわち、「許可」が指定されている場合は、後述するS102に進む。
続いて、S102では現在選択中の描画モードが消しゴムモードであるかどうかを判定する。そして、現在選択中の描画モードが消しゴムモードである場合は(S102のYES)、タッチパネル131上の「全データ消去」ボタン131d、「全ページ消去」ボタン131c、又は「塗りつぶし/画面消去」ボタン131bが押されたかどうかを判定する(S103〜S105)。他方、現在選択中の描画モードが消しゴムモードではない場合は(S102のNO)後述するS114に進む(図16参照)。
ここで、タッチパネル131上の「全データ消去」ボタン131dが押された場合は(S103のYES)データ記憶部12内の全ての画像データを消去してから(S109)後述するS112に進む。このとき、表示パネル141上のページ画像は、現在選択中の消しゴムモードによる描画効果を得られない状態に遷移している。また、タッチパネル131上の「全ページ消去」ボタン131cが押された場合は(S103のNO、S104のYES)全てのページ画像を消去してから(S110)後述するS112に進む。このとき、表示パネル141上のページ画像は、現在選択中の消しゴムモードによる描画効果を得られない状態に遷移している。また、タッチパネル131上の「塗りつぶし/画面消去」ボタン131bが押された場合は(S103のNO、S104のNO、S105のYES)ページ画像中の手書き画像を消去してから(S111)後述するS112に進む。このとき、表示パネル141上のページ画像は、現在選択中の消しゴムモードによる描画効果を得られない状態に遷移している。
他方、タッチパネル131上の「全データ消去」ボタン131d、「全ページ消去」ボタン131c、及び「塗りつぶし/画面消去」ボタン131bのいずれも押されなかった場合は(S103のNO、S104のNO、S105のNO)消しゴムモードによる手書き入力の結果、ページ画像中の手書き画像が完全に消去されたかどうかを判定する(S106)。そして、ページ画像中の手書き画像が完全に消去された場合は(S106のYES)後述するS112に進む。このとき、表示パネル141上のページ画像は、現在選択中の消しゴムモードによる描画効果を得られない状態に遷移している。
他方、ページ画像中の手書き画像が完全に消去されていない場合は(S106のNO)、タッチパネル131上の「ページ切り替え」ボタン131aが押されたかどうかを判定する(S107)。ここで、「ページ切り替え」ボタン131aが押されていない場合は(S107のNO)そのままモ描画モード変更処理を終了し(エンド)、「ページ切り替え」ボタン131aが押された場合は(S107のYES)新たなページ画像が背景画像(白紙画像)であるかどうかを判定する(S108)。そして、新たなページ画像が白紙画像ではない場合は(S108のNO)そのまま描画モード変更処理を終了し(エンド)、新たなページ画像が白紙画像である場合は(S108のYES)後述するS112に進む。後者の場合、表示パネル141上のページ画像は、現在選択中の消しゴムモードによる描画効果を得られない状態に遷移している。
S112では、現在選択中の消しゴムモードを解除する。ここでいう「解除」とは、現在選択中の描画モードを一旦無効にすること意味する。この際、消しゴムモードが解除されたことを示す情報がデータ記憶部12に格納される。このような情報のことを以下では「消しゴム解除情報」と称する。その後、S112で解除した描画モードに代わる他の描画モードを選択してから(S113)描画モード変更処理を終了する(エンド)。S113の手順のことを特に「代替モード選択処理」と称する。代替モード選択処理(S113)の具体的な手順については後述する。
図16を参照して、前述の通りS102において現在選択中の描画モードが消しゴムモードではない場合にS114に移行する。S114ではデータ記憶部12に上記の消しゴム解除情報が格納されているかどうかを判定する。ここで、データ記憶部12に消しゴム解除情報が格納されていない場合は(S114のNO)、タッチパネル131上の「塗りつぶし/画面消去」ボタン131bが押されたかどうかを判定する(S115)。そして、「塗りつぶし/画面消去」ボタン131bが押された場合は(S115のYES)、現在選択中の「線色」でページ画像を塗りつぶしてから(S116)後述するS117に進み、「塗りつぶし/画面消去」ボタン131bが押されていない場合は(S115のNO)そのまま描画モード変更処理を終了する(エンド)。前者の場合、つまり現在選択中の「線色」でページ画像が塗りつぶされた場合には、表示パネル141上のページ画像は、現在選択中の描画モード(消しゴムモード以外)による描画効果を得られない状態に遷移している。そのため、S117では、上記の状態を解消するために現在選択中の描画モード(消しゴムモード以外)を解除する。その後、代替モード選択処理(S113)を実行してからモード変更処理を終了する(図15参照)。
他方、データ記憶部12に消しゴム解除情報が格納されている場合は(S114のYES)タッチパネル131上の「ページ切り替え」ボタン131aが押されたかどうかを判定する(S118)。そして、「ページ切り替え」ボタン131aが押された場合は(S118のYES)新たなページ画像が背景画像(白紙画像)であるかどうかを判定し(S119)、「ページ切り替え」ボタン131aが押されなかった場合は(S118のNO)S120に進む。
S119において、新たなページ画像が白紙画像である場合は(S119のYES)データ記憶部12内の消しゴム解除情報を消去してから(S122)前述のS115に進む。他方、新たなページ画像が白紙画像ではない場合は(S119のNO)消しゴムモードによる描画効果を得られない状態が解消されるため、現在選択中の描画モード(消しゴムモード以外)を消しゴムモードに変更する(S120)。その後、データ記憶部12内の消しゴム解除情報を消去してから(S121)モード変更処理を終了する(図15参照)。
図17は、本実施形態に係る代替モード選択処理(S113)の手順を示すフローチャートである。先ず、描画アプリケーションを実行するシステム制御部11は、前述の描画モード設定情報(図13参照)の「自動変更時の動作」欄において「デフォルトモード」又は「ユーザー指定モード」が指定されているかどうかを判定する(S201〜S202)。
ここで、「デフォルトモード」が指定されている場合は(S201のYES)、前述のデフォルトモード(例えば、「線幅:細」及び「線色:黒」の鉛筆モード)を選択してから(S204)図15〜16の描画モード変更処理に戻る(リターン)。また、「ユーザー指定モード」が指定されている場合は(S201のNO、S202のYES)、前述のユーザー指定モード情報(図14参照)において指定されている描画モード(例えば、「線幅:太」及び「線色:青」のエアブラシモード)を選択してから(S205)図15〜16の描画モード変更処理に戻る(リターン)。
他方、前述のユーザー指定モード情報の「自動変更後の動作」欄において「一つ前の描画モード」が指定されている場合は(S201のNO、S202のNO)、前述のS112又はS117で解除された描画モードの前に選択されていた描画モードを改めて選択してから(S203)図15〜16の描画モード変更処理に戻る(リターン)。
以上のように、本実施形態に係る描画アプリケーションによると、表示パネル141上のページ画像が現在選択中の描画モードによる描画効果を得られない状態に遷移した場合に、現在選択中の描画モードがそれとは異なる描画効果を有する他の描画モードに自動的に変更される。よって、本発明実施形態に係る描画アプリケーションによると、表示パネル141上のページ画像が完全に消去されたり表示パネル141上のページ画像が完全に塗りつぶされたりした場合であってもユーザーは即座に手書き入力を再開することができる。
本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。例えば、本発明に係る表示装置は電子ペーパー端末のみに限定されず、表示パネルへの手書き入力機能を有する表示端末であればいかなるものであってもよい。例えば、本発明に係る表示装置は、デスクトップPC、タブレットPC、スマートフォン等の端末装置の表示部であってもよい。また、本発明に係る手書き入力機能の描画モードの種類や描画効果等は上記実施形態に例示したものに限定されない。
上述した実施形態では、ユーザーがタッチパネルに入力画像を直接描画するときの描画モードの制御方法について説明したが、本発明による描画モードの制御方法は、ユーザーがマウス、タッチパッド、ペンタブレット等の他の入力装置を用いて入力画像を描画するときの描画モードの制御方法にも適用可能である。また、本発明によると、図6〜12に例示された制御方法のうちの2つ以上の制御方法の組み合わせを1つの表示装置において実行することができる。ただし、このような組み合わせは排他的なものでなく、1つの表示装置においていずれかの組み合わせが採用されたからといって、当該表示装置において他の組み合わせが排除されるわけではない。
本実施形態に係る表示装置において各種処理を実行する手段及び方法は、専用のハードウェア回路、又はコンピューター上で実行されるプログラムのいずれによっても実現することが可能である。上記のプログラムは、例えば、フレキシブルディスクやCD−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。前者の場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read−Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性メモリに転送される。
1 表示装置(電子ペーパー端末)、
11 システム制御部、
12 データ記憶部、
13 操作部、
131 タッチパネル、
131a ページ切り替えボタン、
131b ページ消去/塗りつぶしボタン、
131c 全ページ消去ボタン、
131d 全データ消去ボタン、
132 キースイッチ、
14 表示部、
141 表示パネル、
15 通信部、
16 電源状態監視部、
17 電源ユニット、
a(Y) マイクロカプセル(Y色)、
a(M) マイクロカプセル(M色)、
a(C) マイクロカプセル(C色)、
a1 白色顔料、
a2(Y) Y色顔料、
a2(M) M色顔料、
a2(C) C色顔料、
b 表面層、
c 透明電極、
d 支持層、
e(Y) 背面電極(Y色)、
e(M) 背面電極(M色)、
e(C) 背面電極(C色)、
f 接着層。

Claims (35)

  1. ユーザーにより画面上に描画された手書き画像を表示する手書き入力機能を備えた表示装置であって、
    ユーザーが手書き画像を入力するときの描画モードとして一の描画モードを選択する選択部と、
    前記一の描写モードによる描画効果を反映させる対象が前記画面上に存在しなくなり、前記画面上の表示画像が前記一の描画モードによる描画効果を得られない状態になった場合に、前記一の描画モードを前記一の描画モードとは描画効果が異なる他の描画モードに自動的に変更する変更部と、を有する表示装置。
  2. 前記一の描画モードは、前記画面の背景画像と同色の線画を描画するための消しゴムモードであり、
    前記変更部は、前記消しゴムモードにより手書き入力がされた結果、前記画面の表示画像が手書き画像を含まない背景画像となった場合に、前記消しゴムモードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記画面上の表示画像を一括で消去する画面消去機能をさらに備え、
    前記変更部は、前記画面消去機能が実行された結果、前記画面上の表示画像が手書き画像を含まない背景画像となった場合に、前記消しゴムモードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記画面の表示画像のページを切り替えるページ切り替え機能をさらに備え、
    前記変更部は、前記ページ切り替え機能が実行された結果、前記画面上の表示画像が手書き画像を含まない背景画像となった場合に、前記消しゴムモードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする請求項2または3に記載の表示装置。
  5. 前記消しゴムモードを前記他の描画モードに変更した前記変更部は、前記ページ切り替え機能が実行された結果、前記画面の表示画像が手書き画像を含むページに切り替えられた場合に、前記他の描画モードを前記消しゴムモードにさらに変更することを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記画面上の表示画像は、1つの文書を構成する複数のページ画像の少なくとも一部であり、
    前記表示装置は、前記複数のページ画像を一括で消去する全ページ消去機能をさらに備え、
    前記変更部は、前記全ページ消去機能が実行された結果、前記画面上の表示画像が手書き画像を含まない背景画像となった場合に、前記消しゴムモードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1つに記載の表示装置。
  7. 前記画面の表示画像は、それぞれが1つの文書に対応する複数の文書データのいずれか1つに基づいて表示され、
    前記表示装置は、前記複数の文書データを一括で消去する全データ消去機能をさらに備え、
    前記変更部は、前記全データ消去機能が実行された結果、前記画面上の表示画像が手書き画像を含まない背景画像となった場合に、前記消しゴムモードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする請求項2〜6のいずれか1つに記載の表示装置。
  8. 前記一の描画モードは、所定色の線画を描画するための描画モードであり、
    前記変更部は、前記画面が前記所定色で塗りつぶされた場合に、前記一の描画モードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  9. 前記他の描画モードは、前記所定色とは異なる色の線画を描画するための描画モードであることを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  10. ユーザーにより画面上に描画された手書き画像を表示する手書き入力機能を備えた表示装置であって、
    ユーザーが手書き画像を入力するときの描画モードとして一の描画モードを選択する選択部と、
    前記画面上の表示画像が前記一の描画モードによる描画効果を得られない状態になった場合に、前記一の描画モードを前記一の描画モードとは描画効果が異なる他の描画モードに変更する変更部と、を有し、
    前記一の描画モードは、前記画面の背景画像と同色の線画を描画するための消しゴムモードであり、
    前記変更部は、前記消しゴムモードにより手書き入力がされた結果、前記画面上の表示画像が手書き画像を含まない背景画像となった場合に、前記消しゴムモードを前記他の描画モードに変更する表示装置。
  11. 前記他の描画モードは、デフォルト設定された描画モードであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の表示装置。
  12. 前記他の描画モードは、ユーザーにより予め指定された描画モードであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の表示装置。
  13. 前記他の描画モードは、前記選択部により前回選択された描画モードであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の表示装置。
  14. 前記変更部は、前記画面が前記一の描画モードによる描画効果を得られない状態になり、かつ、その状態の前記画面上に前記一の描画モードによる前記手書き画像が描画されたときに、前記一の描画モードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1つに記載の表示装置。
  15. 前記一の描画モードから前記他の描画モードへの変更を許可するか否かの指示を受け付ける受付部をさらに有し、
    前記変更部は、前記受付部により前記変更を許可する旨の指示が受け付けられた場合のみ、前記一の描画モードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする請求項1〜14のいずれか1つに記載の表示装置。
  16. 前記変更部により前記一の描画モードが前記他の描画モードに変更された場合に、ユーザーにその旨を通知する通知部をさらに有することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1つに記載の表示装置。
  17. 電気泳動方式の電子ペーパーであることを特徴とする請求項1〜16のいずれか1つに記載の表示装置。
  18. ユーザーにより画面上に描画された手書き画像を表示する手書き入力機能を備えた表示装置の制御プログラムであって、
    ユーザーが手書き画像を入力するときの描画モードとして一の描画モードを選択する手順(A)と、
    前記一の描写モードによる描画効果を反映させる対象が前記画面上に存在しなくなり、前記画面上の表示画像が前記一の描画モードによる描画効果を得られない状態になった場合に、前記一の描画モードを前記一の描画モードとは描画効果が異なる他の描画モードに自動的に変更する手順(B)と、前記表示装置に実行させる制御プログラム。
  19. 前記一の描画モードは、前記画面の背景画像と同色の線画を描画するための消しゴムモードであり、
    前記手順(B)は、前記消しゴムモードにより手書き入力がされた結果、前記画面の表示画像が手書き画像を含まない背景画像となった場合に、前記消しゴムモードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする請求項18に記載の制御プログラム。
  20. 前記表示装置は、前記画面上の表示画像を一括で消去する画面消去機能をさらに備え、
    前記手順(B)は、前記画面消去機能が実行された結果、前記画面上の表示画像が手書き画像を含まない背景画像となった場合に、前記消しゴムモードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする請求項19に記載の制御プログラム。
  21. 前記表示装置は、前記画面の表示画像のページを切り替えるページ切り替え機能をさらに備え、
    前記手順(B)は、前記ページ切り替え機能が実行された結果、前記画面の表示画像が手書き画像を含まない背景画像となった場合に、前記消しゴムモードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする請求項19または20に記載の制御プログラム。
  22. 前記手順(B)が実行された後に前記ページ切り替え機能が実行された結果、前記画面上の表示画像が手書き画像を含むページに切り替えられた場合に、前記他の描画モードを前記消しゴムモードにさらに変更する手順(C)を前記表示装置にさらに実行させることを特徴とする請求項21に記載の制御プログラム。
  23. 前記画面上の表示画像は、1つの文書を構成する複数のページ画像の少なくとも一部であり、
    前記表示装置は、前記複数のページ画像を一括で消去する全ページ消去機能をさらに備え、
    前記手順(B)は、前記全ページ消去機能が実行された結果、前記画面上の表示画像が手書き画像を含まない背景画像となった場合に、前記消しゴムモードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする請求項1922のいずれか1つに記載の制御プログラム。
  24. 前記画面上の表示画像は、それぞれが1つの文書に対応する複数の文書データのいずれか1つに基づいて表示され、
    前記表示装置は、前記複数の文書データを一括で消去する全データ消去機能をさらに備え、
    前記手順(B)は、前記全データ消去機能が実行された結果、前記画面上の表示画像が手書き画像を含まない背景画像となった場合に、前記消しゴムモードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする請求項1923のいずれか1つに記載の制御プログラム。
  25. 前記一の描画モードは、所定色の線画を描画するための描画モードであり、
    前記手順(B)は、前記画面が前記所定色で塗りつぶされた場合に、前記一の描画モードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする請求項18に記載の制御プログラム。
  26. 前記他の描画モードは、前記所定色とは異なる色の線画を描画するための描画モードであることを特徴とする請求項25に記載の制御プログラム。
  27. ユーザーにより画面上に描画された手書き画像を表示する手書き入力機能を備えた表示装置の制御プログラムであって、
    ユーザーが手書き画像を入力するときの描画モードとして一の描画モードを選択する手順(A)と、
    前記画面上の表示画像が前記一の描画モードによる描画効果を得られない状態になった場合に、前記一の描画モードを前記一の描画モードとは描画効果が異なる他の描画モードに変更する手順(B)と、を前記表示装置に実行させ、
    前記一の描画モードは、前記画面の背景画像と同色の線画を描画するための消しゴムモードであり、
    前記手順(B)は、前記消しゴムモードにより手書き入力がされた結果、前記画面上の表示画像が手書き画像を含まない背景画像となった場合に、前記消しゴムモードを前記他の描画モードに変更する制御プログラム。
  28. 前記他の描画モードは、デフォルト設定された描画モードであることを特徴とする請求項1827のいずれか1つに記載の制御プログラム。
  29. 前記他の描画モードは、ユーザーにより予め指定された描画モードであることを特徴とする請求項1827のいずれか1つに記載の制御プログラム。
  30. 前記他の描画モードは、前記一の描画モードの一つ前に選択された描画モードであることを特徴とする請求項1827のいずれか1つに記載の制御プログラム。
  31. 前記手順(B)は、前記画面が前記一の描画モードによる描画効果を得られない状態になり、かつ、その状態の前記画面上に前記一の描画モードによる前記手書き画像が描画されたときに、前記一の描画モードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする請求項1830のいずれか1つに記載の制御プログラム。
  32. 前記一の描画モードから前記他の描画モードへの変更を許可するか否かの指示を受け付ける手順(D)を前記表示装置にさらに実行させ、
    前記手順(B)は、前記手順(D)により前記変更を許可する旨の指示が受け付けられた場合のみ、前記一の描画モードを前記他の描画モードに変更することを特徴とする請求項1831のいずれか1つに記載の制御プログラム。
  33. 前記手順(B)により前記一の描画モードが前記他の描画モードに変更された場合に、ユーザーにその旨を通知する手順(E)を前記表示装置にさらに実行させることを特徴とする請求項1832のいずれか1つに記載の制御プログラム。
  34. 前記表示装置は、電気泳動方式の電子ペーパーであることを特徴とする請求項1833のいずれか1つに記載の制御プログラム。
  35. 請求項1834のいずれか1つに記載の制御プログラムが記録されたコンピューター読み取り可能な記録媒体。
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