JP5803109B2 - 画像出力受付端末、画像出力受付方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

画像出力受付端末、画像出力受付方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、利用者が所有する記憶媒体や携帯端末などに記憶されている画像データの印刷を受け付ける画像出力受付端末等に関する。
近年、利用者が所有する記憶媒体に記憶されている画像データの印刷を行う画像出力受付端末が広く普及している。利用者は、画像出力受付端末を操作することにより、デジタルカメラ等で撮影した画像を印刷することができる。このような画像出力受付端末の例として、特許文献1に記載の受付装置が挙げられる。
このような画像出力受付端末では、課金画面を提示し、画像データの印刷を注文したユーザに対し注文内容に応じた入金を促すものがある。このような画面の例が図13に示す課金画面1000である。図13では、入金を促すガイダンスが表示されるとともに、ユーザの注文に応じた合計金額が、合計金額表示部1001に表示される。また、ユーザが入金を行なうと、その入金額と、入金額が上記の合計金額を超えた場合には、その差額であるおつりの額が投入金額表示部1002に表示される。この入金額が合計金額以上になると印刷が開始され、画面は印刷実行画面(不図示)へと移行する。
1003はレシート発行ボタンであり、上記の印刷実行までの間、レシート発行ボタン1003を選択することにより、プリントに係る精算情報を記載したレシートを発行することができる。
特開2010−128576号公報
しかしながら、従来の課金画面による課金処理では、ユーザがレシート発行ボタンを選択していないのにも係らず、ユーザがレシート発行ボタンを選択したと勘違いする場合があった。このとき、印刷は行なわれるがユーザの意図に反してレシートは発行されず、ユーザにとっては不満の残る結果となり、画像出力受付端末の利用に関する満足度を下げる要因となっていた。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、利用者の満足度を高めることが可能な画像出力受付端末等を提供することを目的とする。
前述した目的を達するための第1の発明は、表示部と、画像データを記憶する記憶部とを有する、画像データの印刷の注文を受け付ける画像出力受付端末であって、前記表示部に、課金画面として前記画像データの印刷の注文に係るレシートを発行するか否かを選択可能に表示するとともに、所定の条件で印刷処理の実行を指示する課金手段を具備し、前記課金手段は、前記レシートを発行するか否かの選択がされず、かつ前記所定の条件となった場合に、前記表示部の大部分の領域に、レシート発行確認画面として、前記レシートを発行するか否かを選択可能に表示するとともに、前記レシートを発行するか否かが選択された上での印刷処理の実行を選択可能に表示し、前記課金画面には、前記レシートを発行することを選択するための第1の領域と、前記レシートを発行しないことを選択するための第2の領域と、その他の領域とが表示され、前記第1の領域のサイズと前記第2の領域のサイズは、前記その他の領域のサイズと同程度か小さく、前記レシート発行確認画面には、前記レシートを発行することを選択するための第1の領域と、前記レシートを発行しないことを選択するための第2の領域と、印刷処理への移行を選択するための領域が表示され、前記第1の領域のサイズは当該レシート発行確認画面を2分した際の一方側の大部分の領域と同程度であり、前記第2の領域のサイズは前記2分した際の他方側の大部分の領域と同程度であり、前記所定の条件は、前記画像データの印刷の注文に係る合計料金の画像出力受付端末への入金であることを特徴とする画像出力受付端末である。
前記課金画面において、前記レシートの発行の選択に応じて、前記第1の領域もしくは前記第2の領域が強調表示される。
また、前記レシート発行確認画面において、前記レシートの発行の選択に応じて、前記第1の領域もしくは前記第2の領域が強調表示される。
前述した目的を達するための第2の発明は、表示部と、画像データを記憶する記憶部とを有する、画像データの印刷の注文を受け付ける画像出力受付端末における画像出力受付方法であって、前記表示部に、課金画面として前記画像データの印刷の注文に係るレシートを発行するか否かを選択可能に表示するとともに、所定の条件で印刷処理の実行を指示する課金ステップを含み、前記課金ステップでは、前記レシートを発行するか否かの選択がされず、かつ前記所定の条件となった場合に、前記表示部の大部分の領域に、レシート発行確認画面として、前記レシートを発行するか否かを選択可能に表示するとともに、前記レシートを発行するか否かが選択された上での印刷処理の実行を選択可能に表示し、前記課金画面には、前記レシートを発行することを選択するための第1の領域と、前記レシートを発行しないことを選択するための第2の領域と、その他の領域とが表示され、前記第1の領域のサイズと前記第2の領域のサイズは、前記その他の領域のサイズと同程度か小さく、前記レシート発行確認画面には、前記レシートを発行することを選択するための第1の領域と、前記レシートを発行しないことを選択するための第2の領域と、印刷処理への移行を選択するための領域が表示され、前記第1の領域のサイズは当該レシート発行確認画面を2分した際の一方側の大部分の領域と同程度であり、前記第2の領域のサイズは前記2分した際の他方側の大部分の領域と同程度であり、前記所定の条件は、前記画像データの印刷の注文に係る合計料金の画像出力受付端末への入金であることを特徴とする画像出力受付方法である。
前述した目的を達するための第3の発明は、コンピュータを第1の発明の画像出力受付欄末として機能させるためのプログラムである。
前述した目的を達するための第4の発明は、コンピュータを第1の発明の画像出力受付欄末として機能させるためのプログラムを記憶した記憶媒体である。
上記構成により、利用者に対し明確なレシート発行の選択の確認を促すことが可能になる。従って、例えば従来のようにユーザがレシート発行ボタンを選択していないのにも係らず、ユーザがレシート発行ボタンを選択したと勘違いし、印刷は行なわれるがユーザの意図に反してレシートは発行されないなどといったことがなく、ユーザの満足度を高めることができる。
本発明により、利用者にとっての満足度を高めることが可能な画像出力受付端末等を提供することができる。
画像出力受付端末1の外観斜視図 画像出力受付端末1のハードウエアの構成を示す図 画像出力受付端末1のシステム構成を示す図 画像出力受付端末1の処理の概略を示すフローチャート 画像出力受付端末1の課金処理の流れを示すフローチャート 課金画面600の例を示す図 レシート発行確認画面700の例を示す図 レシート発行情報22の例を示す図 画像出力受付端末1aの概略斜視図 画像出力受付端末1aのハードウエアの構成を示す図 プリンタサーバ3のハードウエア構成を示す図 画像プリントシステム100のシステム構成を示す図 課金画面1000を示す図
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る画像出力受付端末1の外観斜視図である。
画像出力受付端末1は、店頭において、入力メディア(記憶媒体)や携帯端末に記憶されている画像データの印刷を受け付け、印刷を行う端末である。画像出力受付端末1は、予め画像データが記憶された入力メディアや携帯端末(いずれも不図示)から画像データを取得し、内部に保持する。
入力メディアは、例えば、DVD-ROM/CD-ROM/CD-R/CD-RW、コンパクトフラッシュ(登録商標)、SD(Secure Digital)カード、ミニSDカード、マイクロSDカード、xD−ピクチャーカード、Smart
Media(登録商標)、MEMORY STICK(登録商標)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等である。
携帯端末は、例えば、スマートフォン、iPhone(登録商標)、カメラ付き携帯電話機、ipad(登録商標)、携帯型パーソナルコンピュータ等である。
画像出力受付端末1の上部正面には、タッチパネル付ディスプレイ11が配置されている。タッチパネル付ディスプレイ11は、操作の案内、操作の状況、読み込んだ画像データ等を表示するとともに、利用者からの指示操作を受け付ける。利用者は、タッチパネル付ディスプレイ11を介して、プリントを行なう画像データの注文枚数や画像データの選択、画像データの画像調整、画像編集の指示等を行う。
タッチパネル付ディスプレイ11の下部には、メディア投入口12および通信口13が設けられている。メディア投入口12は、各メディアの挿入口であり、複数の挿入口が1箇所にまとめて配置されている。通信口13は、各携帯端末と通信を行うための通信ポートであり、複数の通信ポート(赤外線ポートやUSB(Universal Serial Bus)ポートなど)が1箇所にまとめて配置されている。
画像出力受付端末1の下段部の前面板14には、レシート取出口15、硬貨投入口16および紙幣挿入口17のような料金投入口、つり銭返却口18、プリント物取出口19、ドア開閉キー20、メンテナンスキー21等が設けられている。
レシート取出口15、硬貨投入口16、紙幣挿入口17、つり銭返却口18等は、利用者によるプリント物の注文内容に応じた入金を要求、処理する課金手段として機能する。利用者は、硬貨投入口16に硬貨を投入したり、紙幣挿入口17に紙幣を挿入したりすることにより、プリント物の料金を支払う。つり銭がある場合には、つり銭返却口18から放出される。また、料金徴収後、徴収金額や注文内容等が印刷されたレシートがレシート取出口15から放出される。
プリント物取出口19には、画像出力受付端末1の筐体内に設置される1または複数のプリンタにより印刷されたプリント物が排出される。ドア開閉キー20は、画像出力受付端末1の前面板14を開閉するためのキーである。メンテナンスキー21は、利用者が画像出力受付端末1を利用可能な運転モードと、管理者が画像出力受付端末1のメンテナンスや設定、レシートの再印刷等を行う管理モードを切り替えるためのキーである。
次に、画像出力受付端末1の基本的動作について説明する。
画像出力受付端末1は、入力メディアや携帯端末から読み込んだ画像データを液晶ディスプレイ等のタッチパネル付ディスプレイ11に表示する。利用者は、タッチパネル付ディスプレイ11に設けられたタッチパネルにより、入力メディアや携帯端末等から読み込んだ画像の中から印刷注文する画像を選択し、印刷の実行を指示すると、画像出力受付端末1内のコンピュータが筐体内部のプリンタに画像データを転送する。
画像出力受付端末1は、プリント物の印刷注文に応じた料金を算出、表示し、利用者に支払いを要求する。画像出力受付端末1は、利用者の入金が完了すると、画像データの印刷を開始する。印刷されたプリント物は、プリント物取出口19から排出され、利用者に提供される。
図2は、画像出力受付端末1のハードウエアの構成例を示すブロック図である。
画像出力受付端末1は、コンピュータ30、各種メディア読取部41、通信部42、シャッタ43、モニタ(タッチパネル付)44、コインメック45、ビルバリ46、レシートジャーナル処理部(レシートプリンタ)47、プリンタ48等を備える。
コンピュータ30は、制御部31、記憶部32、入出力部33、通信部34等から構成され、各種メディア読取部41、通信部42、シャッタ43、モニタ44、コインメック45、ビルバリ46、レシートジャーナル処理部47、およびプリンタ48等を制御する。
制御部31は、プログラムの実行を行うCPU(Central processing Unit)と、プログラム命令あるいはデータ等を格納するためのRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等で構成される。制御部31は、記憶部32等に格納されたプログラムに従って、バス35を介して接続された各装置を制御する。プログラムのコードは、制御部31により必要に応じて読み出され、RAMに移され、CPUに読み出されて各種機能として実行される。
記憶部32には、制御部31が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(Operating System)等が格納される。プログラムは、例えば、画像入力プログラム、画像編集プログラム、印刷実行プログラム、シャッタ開閉制御プログラム、課金処理プログラム、レシート印刷処理プログラム、保守プログラム等である。データは、例えば、画像データ等である。
入出力部33は、記憶部32に格納されているプログラム等の更新や、画像出力受付端末1の設定等を行うメンテナンス時に用いられる。
通信部34は、通信制御装置、通信ポート等を有し、画像出力受付端末1と図示せぬネットワーク間の通信を媒介する通信インタフェースである。通信部34は、ネットワークを介して画像出力受付端末1と他の外部装置との通信制御を行う。
各種メディア読取部41は、メディア投入口12の各メディアの挿入口に対応して画像出力受付端末1内部に設けられ、挿入された入力メディアに予め記憶されている画像データを読み込む。通信部42は、通信口13の各通信ポートに対応して設置されており、通信中の携帯端末に予め記憶されている画像データを読み込む。
シャッタ43は、メディア投入口12の各挿入口に設けられ、入力メディアの挿入口を開閉し、読取処理の最中や、課金処理が完了するまで、入力メディアを取り出せないようにする。モニタ44は、タッチパネル付ディスプレイ11である。
コインメック45、ビルバリ46、レシートジャーナル処理部47は、課金手段の一部である。コインメック45は、硬貨投入口16に対応して画像出力受付端末1内部に設けられ、硬貨の入出力を管理する。ビルバリ46は、紙幣挿入口17に対応して画像出力受付端末1内部に設けられ、紙幣の入出力を管理する。レシートジャーナル処理部47は、レシート取出口15に対応して画像出力受付端末1内部に設けられ、利用者の徴収金額や注文内容に応じたレシートを印刷する。
プリンタ48は、プリント物取出口19に対応して画像出力受付端末1内部に設けられ、画像データを印刷しプリント物として出力する。プリンタ48は、画像データを印刷する高解像度カラープリンタであり、熱転写プリンタあるいはインクジェット型などのプリンタの方式、および設置台数等は特に問わない。
図3は、画像出力受付端末1のシステム構成図である。
画像出力受付端末1は、画像データ読込手段101、印刷手段102、課金手段103等を備える。
画像データ読込手段101は、予め画像データが記録された入力メディア121や携帯端末122から画像データ21を取得し記憶部32に保持する。その他、例えばネットワークを介してオンラインにて画像データを入力する手段を備えるようにしてもよい。
印刷手段102は、ユーザにより印刷を選択された画像データ21をその注文枚数分印刷する高解像度カラープリンタであり、プリント物123を印刷出力する。画像出力受付端末1は、印刷時間の短縮を図るため、複数台のプリンタを備えるようにしてもよい。
課金手段103は、利用者によるプリント物123の印刷注文に応じた料金を算出して、課金画面を表示し、利用者に入金を促すとともに現金による課金処理を行い、レシート124を発行し、つり銭125を利用者に返す。
記憶部32には、画像データ21等が記憶される。
画像データ21は、利用者によって読み込まれた、あるいはこれを画像編集等したデータである。各画像データ21は注文枚数と対応して記憶される。
次に、図4のフローチャートを参照して、画像出力受付端末1の処理の概略について説明する。図4は、画像出力受付端末1の処理の概略を示すフローチャートである。
画像出力受付端末1の制御部31は、モニタ44上にサービス内容、手順、案内等を示すメニュー画面(不図示)を表示し(ステップS501)、利用者にサービスの手順や内容等を選択させる。例えば、利用者は、各種の入力メディア121あるいは携帯端末122による入力方法や、支払い方法等を選択する。選択された情報は、記憶部32等に記憶される。
利用者が入力メディア121をメディア投入口12に挿入あるいは携帯端末122を通信口13に挿入すると、画像出力受付端末1の制御部31は、各種メディア読取部41の入力メディア121に適合するメディア読取部あるいは通信部42を起動し、挿入された入力メディア121あるいは携帯端末122に記憶された画像データを読み込み、記憶部32に格納する(ステップS502)。
画像出力受付端末1の制御部31は、記憶部32に格納された画像データ21のサムネイル画像の一覧画面(不図示)や、利用者の選択に応じて画像編集画面(不図示)を表示し、これらの画面上で利用者に画像データ21の編集や注文枚数の決定、注文の実行等を促し、利用者の選択により、印刷注文内容に基づく印刷注文処理を行なう(ステップS503)。
画像出力受付端末1の制御部31は、利用者により印刷注文が選択されると、課金手段103により課金処理を実行する(ステップS504)。
ステップS504における処理について、図5から図7を用いて説明する。図5は、ステップS504における課金処理の流れを示すフローチャートである。図6は画像出力受付端末1のモニタ44に表示される課金画面600について示す図、図7は画像出力受付端末1のモニタ44に表示されるレシート発行確認画面700について示す図である。
図5に示すように、ステップS504の課金処理においては、まず、画像出力受付端末1の制御部31が、印刷注文に対する代金の合計金額を算出し、課金画面600をモニタ44(タッチパネル付ディスプレイ11)に表示する(ステップS601)。
図6に課金画面600の一例を示す。課金画面600には、合計金額を表示する合計金額表示部601、投入金額と、投入金額が合計金額を超えた場合には投入金額と合計金額の差額(おつり)を表示する投入金額表示部602、レシートの発行を指示するための「レシート発行する」ボタン603、レシートの発行を行なわないことを指示するための「レシート発行しない」ボタン604、「レシート発行する」ボタン603や「レシート発行しない」ボタン604の領域に表示され、「レシート発行する」ボタン603または「レシート発行しない」ボタン604が選択されている場合にこれを強調表示するマーク605、料金の投入箇所を表示する投入箇所表示部606などが配置、表示される。
制御部31は、モニタ44の各領域への利用者の接触を検出し、接触を検出した各領域に対応する処理を行う。
利用者は、「レシート発行する」ボタン603に触れることにより、レシートの発行を選択することができる。制御部31は、利用者により「レシート発行する」ボタン603が選択されたことを検出すると(ステップS602のYES)、「レシート発行する」ボタン603にマーク605の表示を行い(ステップS603)、レシートの発行が選択されていることを容易に認識可能とし、次の処理を待つ。なお、強調表示の方法はこれに限ることはなく、枠などを付す表示を行うものであってもよいし、色等各ボタンの表示態様を変えるものであってもよい。
また、利用者は、「レシート発行しない」ボタン604に触れることにより、レシートを発行しないことを選択できる。制御部31は、利用者により「レシート発行しない」ボタン604が選択されたことを検出すると(ステップS604のYES)、「レシート発行しない」ボタン604にマーク605の表示を行い(ステップS605)、レシートを発行しないことが選択されていることを容易に認識可能とし、次の処理を待つ。
上記の過程では、図8に示すような、レシート発行の選択についてのレシート発行情報22が制御部31のRAM等に記憶される。レシート発行情報22には、レシートの発行の選択を示す情報が書き込まれる。
図8(a)は、「レシート発行する」ボタン603、「レシート発行しない」ボタン604のいずれもが選択されていない状態を示し、この場合、課金画面600の「レシート発行する」ボタン603、「レシート発行しない」ボタン604のいずれにもマーク605が表示されない。
図8(b)は、「レシート発行する」ボタン603が選択されている状態を示し、この場合、課金画面600の「レシート発行する」ボタン603にマーク605が表示される。
図8(c)は、「レシート発行しない」ボタン604が選択されている状態を示し、この場合、課金画面600の「レシート発行しない」ボタン604にマーク605が表示される。
なお、「レシート発行する」ボタン603が選択されている状態で、「レシート発行しない」ボタン604が新たに選択された(ステップS604のYES)場合には、レシート発行情報22は図8(b)に示す状態から図8(c)に示す状態となる。その逆も同様である。即ち、「レシート発行する」ボタン603と「レシート発行しない」ボタン604が同時に選択されることはなく、課金画面600で「レシート発行する」ボタン603と「レシート発行しない」ボタン604の両者にマーク605が表示されることもない。
図5の課金処理の説明に戻る。画像出力受付端末1は、課金画面600を表示することにより、レシートの発行の選択とともに、利用者による入金を促している。画像出力受付端末1の制御部31は、利用者の入金を待ち(ステップS606のNO)、コインメック45、ビルバリ46等により利用者により合計金額分の入金が行なわれたことを検出する(ステップS606のYES)と、レシート発行情報22を参照することによりレシート発行の選択を判定し(ステップS607)、「レシート発行する」、「レシート発行しない」のいずれかが選択されている場合には、図4に示すステップS505の印刷処理へ移行する。
一方、ステップS607において、「レシート発行する」、「レシート発行しない」のいずれも選択されていない、即ち、利用者によるレシート発行の要否が選択されていない場合、画像出力受付端末1の制御部31は図7に示すレシート発行確認画面700をモニタ44に表示する(ステップS608)。なお、図7では課金画面600に重畳してレシート発行確認画面700が表示されているが、課金画面600からレシート発行確認画面700にモニタ44の表示を移行させてもよい。
図7に示すように、レシート発行確認画面700には、課金画面600と同様、レシートの発行を指示するための「レシート発行する」ボタン701、レシートの発行を行なわないことを指示するための「レシート発行しない」ボタン702、「レシート発行する」ボタン701や「レシート発行しない」ボタン702の領域に表示され、「レシート発行する」ボタン701または「レシート発行しない」ボタン702が選択されている場合にこれを表示するマーク703が配置、表示されるとともに、印刷処理への移行を選択するための「次へ」ボタン704が表示される。
なお、本実施形態では、ステップS608の時点で、初期のレシート発行情報22は図8(b)に示すように「レシート発行する」が選択されているものとなっており、レシート発行確認画面700では、初期選択として図7に示すように、「レシート発行する」ボタン701が選択され、マーク703の表示が行なわれているものとする。
制御部31は、モニタ44の各領域への利用者の接触を検出し、接触を検出した各領域に対応する領域に対応する処理を行う。
利用者は、「レシート発行する」ボタン701もしくは「レシート発行しない」ボタン702のうち、現在選択されていないものに触れることにより、レシートの発行の選択を変更することができる。制御部31は、利用者が、「レシート発行する」ボタン701もしくは「レシート発行しない」ボタン702のうち、現在選択されているボタンと異なるボタンが選択されたことを検出すると(ステップS609のYES)、レシート発行の選択を変更し、変更先のボタンへとマーク703の表示の変更を行ない(ステップS610)、レシート発行の要否の選択を容易に認識可能とするとともに、次の処理を待つ。この際のレシート発行情報22の推移は、図8等を用いて説明したものと同様であるので、説明を省略する。
利用者は、「次へ」ボタン704を選択することにより、レシート発行の要否についての選択が行われている上で印刷処理に移行することができる。画像出力受付端末1の制御部31は、利用者により「次へ」ボタン704が選択されたことを検出すると(ステップS611のYES)と、図4に示すステップS505の印刷処理へ移行する。
画像出力受付端末1の制御部31は、利用者により、課金画面600で「レシート発行する」ボタン603、「レシート発行しない」ボタン604のいずれかが選択された上での入金が行なわれるか、レシート発行確認画面700で「レシート発行する」ボタン701や「レシート発行しない」ボタン702のいずれかが選択されている上での「次へ」ボタン704の選択がなされると、注文内容に応じた画像データ21の印刷をプリンタ48により実行するとともに、課金画面600あるいはレシート発行確認画面700で選択されたレシート発行の要否に応じて、合計金額、注文内容などを印刷したレシート124をレシートジャーナル処理部(レシートプリンタ)47で印刷する。プリント物123はプリント物取出口19に排出され、レシート124はレシート取出口15から放出される。
以上説明したように、本実施形態の処理の流れでは、利用者に対し明確なレシート発行の選択の確認を促している。従って、例えば従来のようにユーザがレシート発行ボタンを選択していないのにも係らず、ユーザがレシート発行ボタンを選択したと勘違いし、印刷は行なわれるがユーザの意図に反してレシートは発行されないなどといったことがなく、ユーザの満足度を高めることができる。
なお、本実施形態では、レシート発行確認画面700の初期表示時、「レシート発行する」ボタン701が選択されているものとしたが、「レシート発行しない」ボタン702が選択されていてもよい。また、課金画面600と同様、初期には「レシート発行する」ボタン701や「レシート発行しない」ボタン702のいずれもが選択されていないものとしてもよい。この場合では、いずれかのボタンが選択されて初めて「次へ」ボタン704が選択可能に表示されるようにするなどして、ユーザによるレシート発行の選択、確認を促すようにすることができる。
なお、画像出力受付端末は、プリンタを内蔵するものに限らず、ネットワークを介してプリンタサーバと接続し、例えば店頭において注文受付のみを行なうものでもよい。その例が図9〜図12に示す画像プリントシステム100の画像出力受付端末1aである。なお、図1〜3等で説明したものと同様の機能を有する要素については、同じ番号を付し、説明を省略する。
図9は、画像出力受付端末1aの外観斜視図である。
図9に示すように、画像出力受付端末1aの上部正面に、タッチパネル付ディスプレイ11が配置されている。タッチパネル付ディスプレイ11の下部には、メディア投入口12、通信口13、レシート取出口15が設けられる。
図10は、画像出力受付端末1aのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
画像出力受付端末1aは、コンピュータ30、各種メディア読取部41、通信部42、シャッタ43、モニタ(タッチパネル付)44、レシートジャーナル処理部(レシートプリンタ)47等を備える。
コンピュータ30は、制御部31、記憶部32、入出力部33、通信部34等から構成され、各種メディア読取部41、通信部42、シャッタ43、モニタ44、レシートジャーナル処理部47を制御する。
ここで、通信部34は、通信制御装置、通信ポート等を有し、画像出力受付端末1aとネットワーク9間の通信を媒介する通信インタフェースである。通信部34は、ネットワーク9を介して、画像出力受付端末1aとプリンタサーバ3間の通信制御を行う。
また、レシートジャーナル処理部47で印刷されるレシートは、必要に応じてプリント物を受け取るための引換券として用いることができる。
図11は、プリンタサーバ3のハードウエアの構成例を示すブロック図である。
プリンタサーバ3は、制御部51、記憶部52、メディア入出力部(ドライブ装置)53、通信制御部(通信制御装置、通信ポート等)54、入力部(キーボード、ポインティングデバイス等)55、表示部56、通信用I/F部57等がバス59で接続されて構成される。
制御部51は、CPU、ROM、RAM等で構成され、記憶部52に格納されたプログラムに従って、各装置を駆動制御する。
記憶部52は、HDD(ハードディスクドライブ)であり、制御部51が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS等が格納される。プログラムに関しては、OSに相当する制御プログラムや、後述する印刷データ受信手段131、印刷制御手段132を実現するためのプログラム等が格納されている。
メディア入出力部53は、データの入出力を行い、例えば、CDドライブ(−ROM、−R、−RW等)、DVDドライブ(−ROM、−R、−RW等)、MOドライブ等のメディア入出力装置等を有する。
通信制御部54は、通信制御装置、通信ポート等を有し、ネットワーク9による通信を媒介する通信インタフェースであり、ネットワーク9を介して、プリンタサーバ3と、画像出力受付端末1a間の通信制御を行う。
入力部55は、データの入力を行い、例えば、タッチパネル、キーボード、マウス等のポインティングデバイス等の入力装置を有し、操作指示、動作指示、データ入力等を行うことができる。
表示部56は、液晶パネル等のディスプレイ装置等を有する。
通信用I/F部57は、プリンタサーバ3とプリンタ5間の通信を行うためのインタフェースである。
バス59は、各装置間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
プリンタ5は、画像データ21の印刷出力処理を行う。プリンタ5は複数台のプリンタであってもよく、この場合印刷時間の短縮を図ることができる。
図12は、画像出力受付端末1aおよびプリンタサーバ3等からなる画像プリントシステム100のシステム構成図である。
図12に示すように、画像プリントシステム100は、1または複数の画像出力受付端末1a、プリンタサーバ3、1または複数のプリンタ5が、ネットワーク9等を介して接続されて構成される。
ネットワーク9は、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)等のネットワークであり、有線、無線を問わない。
画像出力受付端末1aは、画像データ読込手段101、課金手段103等のほか、印刷データ送信手段130を備える。
印刷データ送信手段130は、記憶部32に記憶されている画像データ21のうち印刷注文が行なわれたものをネットワーク9を介してプリンタサーバ3に送信する。
また、利用者は、必要に応じて課金手段103が発行するレシート124を提示し、印刷料金の支払いを行い、プリント物を受け取る。なお、課金手段103は、画像出力受付端末1と同様、課金機を装備し、利用者に入金を要求して現金による課金処理を行うようにしてもよい。
プリンタサーバ3は、印刷データ受信手段131、印刷制御手段132等を有する。
印刷データ受信手段131は、画像出力受付端末1aから印刷する画像データ21を受信し、記憶部52に格納する。
印刷制御手段132は、印刷する画像データ21をプリンタ5に転送する。
プリンタ5は、画像データを印刷する高解像度カラープリンタであり、画像データ21を印刷し、プリント物123を出力する。熱転写プリンタあるいはインクジェット型など、プリンタの方式は問わない。また、プリンタ5の台数も複数としてよい。
画像プリントシステム100に係る処理では、画像出力受付端末1aでは注文受付のみを行い、画像データ21の印刷は、別に設けたプリンタ5で行なう。ユーザは料金を支払いプリント物を受け取る。
このため、図4における課金処理(ステップS504)では、入金を行なわない。従って、モニタ44の課金画面600で投入金額表示部602や投入箇所表示部606、入金に係るガイダンス等が省略され、代わりに印刷実行を選択するための印刷実行ボタン(不図示)を表示することができる。そして、ステップS606では、画像出力受付端末1aの制御部31は、合計金額分の入金の代わりに、印刷実行ボタンが選択されたことを検出して印刷処理への移行を行い、ステップS607以降の処理を進めることができる。画像出力受付端末1aは、必要に応じてレシート124の排出のみ行なう。
また、図4における印刷処理(ステップS505)では、印刷データ送信手段130により印刷注文された画像データ21がプリンタサーバ3に送信され、別に設けたプリンタ5により、画像データ21の印刷が行なわれる。
但し、それ以外の画像出力受付端末1aにおける処理については、図4、5を用いて説明したものと同様である。
従って、本実施形態の画像出力受付端末1aでも、先に説明した画像出力受付端末1と同様の効果が得られる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る画像出力受付端末等の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1、1a………画像出力受付端末
21………画像データ
22………レシート発行情報
102………印刷手段
103………課金手段
600、1000………課金画面
700………レシート発行確認画面

Claims (6)

  1. 表示部と、画像データを記憶する記憶部とを有する、画像データの印刷の注文を受け付ける画像出力受付端末であって、
    前記表示部に、課金画面として前記画像データの印刷の注文に係るレシートを発行するか否かを選択可能に表示するとともに、所定の条件で印刷処理の実行を指示する課金手段を具備し、
    前記課金手段は、前記レシートを発行するか否かの選択がされず、かつ前記所定の条件となった場合に、前記表示部の大部分の領域に、レシート発行確認画面として、前記レシートを発行するか否かを選択可能に表示するとともに、前記レシートを発行するか否かが選択された上での印刷処理の実行を選択可能に表示し、
    前記課金画面には、前記レシートを発行することを選択するための第1の領域と、前記レシートを発行しないことを選択するための第2の領域と、その他の領域とが表示され、前記第1の領域のサイズと前記第2の領域のサイズは、前記その他の領域のサイズと同程度か小さく、
    前記レシート発行確認画面には、前記レシートを発行することを選択するための第1の領域と、前記レシートを発行しないことを選択するための第2の領域と、印刷処理への移行を選択するための領域が表示され、前記第1の領域のサイズは当該レシート発行確認画面を2分した際の一方側の大部分の領域と同程度であり、前記第2の領域のサイズは前記2分した際の他方側の大部分の領域と同程度であり、
    前記所定の条件は、前記画像データの印刷の注文に係る合計料金の画像出力受付端末への入金であることを特徴とする画像出力受付端末。
  2. 前記課金画面において、前記レシートの発行の選択に応じて、前記第1の領域もしくは前記第2の領域が強調表示されることを特徴とする請求項1記載の画像出力受付端末。
  3. 前記レシート発行確認画面において、前記レシートの発行の選択に応じて、前記第1の領域もしくは前記第2の領域が強調表示されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像出力受付端末。
  4. 表示部と、画像データを記憶する記憶部とを有する、画像データの印刷の注文を受け付ける画像出力受付端末における画像出力受付方法であって、
    前記表示部に、課金画面として前記画像データの印刷の注文に係るレシートを発行するか否かを選択可能に表示するとともに、所定の条件で印刷処理の実行を指示する課金ステップを含み
    前記課金ステップでは、前記レシートを発行するか否かの選択がされず、かつ前記所定の条件となった場合に、前記表示部の大部分の領域に、レシート発行確認画面として、前記レシートを発行するか否かを選択可能に表示するとともに、前記レシートを発行するか否かが選択された上での印刷処理の実行を選択可能に表示し、
    前記課金画面には、前記レシートを発行することを選択するための第1の領域と、前記レシートを発行しないことを選択するための第2の領域と、その他の領域とが表示され、前記第1の領域のサイズと前記第2の領域のサイズは、前記その他の領域のサイズと同程度か小さく、
    前記レシート発行確認画面には、前記レシートを発行することを選択するための第1の領域と、前記レシートを発行しないことを選択するための第2の領域と、印刷処理への移行を選択するための領域が表示され、前記第1の領域のサイズは当該レシート発行確認画面を2分した際の一方側の大部分の領域と同程度であり、前記第2の領域のサイズは前記2分した際の他方側の大部分の領域と同程度であり、
    前記所定の条件は、前記画像データの印刷の注文に係る合計料金の画像出力受付端末への入金であることを特徴とする画像出力受付方法。
  5. コンピュータを請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像出力受付端末として機能させるためのプログラム。
  6. コンピュータを請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像出力受付端末として機能させるためのプログラムを記憶した記憶媒体。
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