JP5802474B2 - 遊技店電源管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技店に設置されている遊技機を含む各種の設備機器で消費される電力使用量を管理するための遊技店電源管理装置に関する。
従来、パチンコホール等の遊技店には、パチンコ機、スロットマシン等の遊技機だけでなく、遊技機に関連した様々な設備機器が備えられている。一般的な遊技店では、多数の遊技機が一面に並ぶ、あるいは背中合わせに並ぶ状態に並設されて遊技機島を構成し、この遊技機島が店内に複数配置されていた。各遊技機島には、遊技機のほか、各遊技機の間には遊技球等の遊技媒体を貸し出す台間機が設けられ、各遊技機の上側には呼出ランプ等も設けられている。
さらに、遊技機島には、遊技球を各遊技機に供給するために島内を循環させる設備機器が設けられている。すなわち、遊技機島の上部と下部には、それぞれ遊技球を貯留する上部タンクと下部タンクが配され、遊技機島の中央には研磨装置が立設されている。上部タンクに貯留されている遊技球は補給樋を介して各遊技機に補給され、各遊技機から排出された遊技球は回収樋を介して下部タンクに回収され、下部タンクから流出する遊技球を研磨装置により研磨しながら揚送して再び上部タンクに貯留するように構成されている。
ここで研磨装置は通常、遊技機への遊技球の補給が不足しないよう電源を落とすことなく連続運転されていたが、消費電力の削減を目的として、研磨装置の起動停止を制御し、モータへの過負荷を防止する装置が既に提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特に最近は、原発問題等から節電の要求が高まってきており、アミューズメント業界における状況はなおさら厳しく、遊技店では消費電力の削減のためのよりいっそうの努力が求められていた。
特開2010−51653号公報
前述したように節電の要求が高まる中、前記特許文献1に記載の装置を導入したとしても、実際にはどれくらい消費電力を削減できたのか、その節電効果を遊技店では確認することができないという問題があった。仮に、遊技店で節電効果を確認するためには、例えば、各遊技機島にある研磨装置ごとにカウンターを取り付けて、その都度計測する必要があり、非常に煩雑であり現実的ではなかった。
ところで、節電対象とする研磨装置だけを見ても、布研磨式のタイプとペレット研磨式のタイプが知られており、同種の設備機器間でも具体的な構成の違いにより複数種類のタイプが存在する。このような複数種類のタイプについて、仮に遊技店でそれぞれタイプ別に節電効果を確認することが可能となれば、例えば、より節電効果の高いタイプを今後は増やす等と、設備機器の選定時の判断に有効利用することが考えられる。
本発明は、以上のような従来技術が有する問題点に着目してなされたものであり、所定の稼働状況に応じて設備機器に対する電源の供給を停止することにより、遊技店における消費電力を大幅に削減することができると共に、実際の節電効果を示す情報を表示することにより容易に確認することができ、また、同種の機器間で構成の違うグループごとに節電効果を比較判断することが可能な遊技店電源管理装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項の発明に存する。
[1]遊技店に設置されている遊技機を含む各種の設備機器で消費される電力使用量を管理するための遊技店電源管理装置において、
前記設備機器に対する電源の供給を制御する制御手段(10,11)と、
各種情報を表示する表示手段(13)と、を有し、
前記設備機器を、同種の設備機器間における構成の違いに基づき予めグループ分けし、
前記制御手段(10,11)は、前記設備機器の電源をON/OFF状態に切り替え可能であり、前記設備機器の稼働状況を監視し、所定の稼働状況に応じて前記設備機器の電源をON状態からOFF状態に切り替えて電源の供給を停止し、
前記表示手段(13)は、前記設備機器に対して電源の供給を停止したことによる節電効果を示す情報を前記グループごとに表示することを特徴とする遊技店電源管理装置。
[2]前記制御手段(10,11)は、
営業時間に亘り連続して前記設備機器に電力を供給したと仮定したフル稼働時間に対して、前記設備機器のON状態における実際の実稼働時間を除いたOFF状態の時間の割合である削減率を算出する機能と、
前記フル稼働時間の電力使用量から前記実稼働時間の電力使用量を減算した値である削減量を算出する機能と、を備え、
前記表示手段(13)は、前記節電効果を示す情報として、前記削減率および/または前記削減量を少なくとも表示することを特徴とする[1]に記載の遊技店電源管理装置。
]前記制御手段(10,11)は、
前記グループごとに該グループに属する設備機器1台あたりの電力使用量の平均値を算出する機能を備え、
前記表示手段(13)は、前記グループごとにおける電力使用量の平均値をそれぞれ比較可能に表示することを特徴とする[または[2]に記載の遊技店電源管理装置。
]前記設備機器のうち複数の遊技機を並設してなる遊技機島に設置された遊技媒体の研磨装置(20A,20B)を制御対象とし、
前記制御手段(10,11)は、前記所定の稼働状況として、前記研磨装置(20A,20B)に供給する遊技媒体が足りない時、または前記研磨装置(20A,20B)により研磨された遊技媒体が足りている時の何れかに応じて、前記研磨装置(20A,20B)の電源をON状態からOFF状態に切り替えて電源の供給を停止することを特徴とする[1],[2]または[3]に記載の遊技店電源管理装置。
前記本発明は次のように作用する。
前記[1]に記載の遊技店電源管理装置によれば、制御手段(10,11)は、設備機器の稼働状況を監視し、所定の稼働状況に応じて設備機器の電源をON状態からOFF状態に切り替えて電源の供給を停止する。これにより、設備機器を営業時間内で連続稼働させる場合に比べて、本来不必要であった余分な稼働を省くことができる。
設備機器の電源のON/OFF状態に関しては、通常はON状態である場合と、通常はOFF状態である場合が考えられるが、制御手段(10,11)による制御は、もちろん前者の場合に限られるものではない。設備機器の電源が通常はON状態である場合には、所定の稼働状況に応じてON状態からOFF状態に切り替わり、この所定の稼働状況に該当しなくなれば、OFF状態から再びON状態に切り替わる。
また、設備機器の電源が通常はOFF状態である場合、前記所定の稼働状況に該当しない条件下でOFF状態からON状態に切り替わり、かかるON状態において所定の稼働状況となれば、ON状態からOFF状態に切り替わる。何れの場合にせよ、設備機器の電源がON状態であれば、所定の稼働状況に応じてON状態からOFF状態に切り替えられることになる。
前記設備機器は、同種の設備機器間における構成の違いに基づき予めグループ分けされている。具体的には例えば、遊技機島毎、遊技機の機種毎、あるいは、研磨装置(20A,20B)に関しては布研磨式とペレット研磨式等のグループ分けが考えられる。
そして、表示手段(13)は、前記グループごとに前記節電効果を示す情報を表示する。ここでグループごとの情報としては、例えば、前記削減率や前記削減量について、各グループごとに設備機器1台あたりの平均値が比較判断しやすいが、各グループごとの総和値であっても良い。
かかる表示により、遊技店では、それぞれグループごと、すなわち同種の設備機器間における異なるタイプ別に節電効果を確認することが可能となる。従って、例えば、より節電効果の高いタイプを今後は増やす等と、設備機器の選定時の判断に有効利用することができる。
このような制御により、遊技店における消費電力を大幅に削減することができる。さらに、実際の節電効果を示す情報を表示手段(13)に表示することにより、遊技店では節電効果を容易に確認することができる。これにより、節電効果を遊技店の内外に大きくアピールすることが可能となるばかりでなく、節電を実現する装置全体の商品価値も高められる。
前記[2]に記載の遊技店電源管理装置によれば、制御手段(10,11)は、営業時間に亘り連続して設備機器に電力を供給したと仮定したフル稼働時間に対して、設備機器のON状態における実際の実稼働時間を除いたOFF状態の時間の割合である削減率を算出する。また、前記フル稼働時間の電力使用量から前記実稼働時間の電力使用量を減算した値である削減量を算出する。
そして、表示手段(13)は、節電効果を示す情報として、前記削減率および/または前記削減量を少なくとも表示する。これにより、遊技店では、制御手段(10,11)の制御によって設備機器が実際にどれだけ余計な稼働時間が省かれたのか、その結果、具体的にどの程度の電力使用量を削減できたのかを極めて容易に把握することができる。
前記[]に記載の遊技店電源管理装置によれば、制御手段(10,11)は、前記グループごとに該グループに属する設備機器1台あたりの電力使用量の平均値を算出する。そして、表示手段(13)は、前記グループごとにおける電力使用量の平均値をそれぞれ比較可能に表示する。
これにより、遊技店では、前述した各グループごとの節電効果を示す情報だけでなく、かかる情報を算出する元になる電力使用量のグループごとの違いについても、極めて容易に把握することができる。
前記[]に記載の遊技店電源管理装置によれば、前記設備機器のうち複数の遊技機を並設してなる遊技機島に設置された遊技媒体の研磨装置(20A,20B)を制御対象とする。かかる研磨装置(20A,20B)は、従来は遊技機への遊技媒体の補給が不足しないよう電源を落とすことなく連続運転されており、しかも、モータ自体の電力消費量も比較的大きかったため、他の設備機器に比べてより大きな節電効果を期待することができる。
前記制御手段(10,11)は、前記所定の稼働状況として、前記研磨装置(20A,20B)に供給する遊技媒体が足りない時、または前記研磨装置(20A,20B)により研磨された遊技媒体が足りている時の何れかに応じて、前記研磨装置(20A,20B)の電源をON状態からOFF状態に切り替えて電源の供給を停止する。これにより、遊技機への遊技媒体の補給が滞ることなく、余計な電力消費を削減することができる。
本発明に係る遊技店電源管理装置によれば、所定の稼働状況に応じて設備機器に対する電源の供給を停止することにより、設備機器を営業時間内で連続稼働させる場合に比べて、本来不必要であった余分な稼働を省くことができ、遊技店における消費電力を大幅に削減することができる。
また、実際の節電効果を示す情報を表示手段に表示することにより、遊技店では節電効果を容易に確認することができ、節電効果を遊技店の内外に大きくアピールすることが可能となるばかりでなく、節電を実現する装置全体の商品価値も高めることができる。
本発明の実施の形態に係る遊技店電源管理装置を含む遊技店システム全体の概略構成を示すブロック図である。 遊技店電源管理装置が制御対象とする布研磨式の研磨装置を設置した遊技機島を概略的に示す正面図である。 遊技店電源管理装置が制御対象とするペレット研磨式の研磨装置を設置した遊技機島を概略的に示す正面図である。 遊技店電源管理装置の主要部を構成する電源供給制御装置の正面部を示す正面図である。 遊技店電源管理装置を構成する島監視装置の表示装置における表示内容を示す画面図である。
以下、図面に基づき、本発明を代表する実施の形態を説明する。
本実施の形態に係る遊技店電源管理装置は、遊技店に設置されている遊技機を含む各種の設備機器で消費される電力使用量を管理するための装置である。以下、本実施の形態では、制御対象とする設備機器を、遊技機島1ごとに設置した研磨装置20A、20Bに適用した場合について説明する。
先ず、図1に基づき、遊技店電源管理装置を含む遊技店システムについて説明する。
遊技店システムは、遊技店電源管理装置の主要部をなす電源供給制御装置10と、島制御装置11と、島監視装置12と、表示装置13と、エラー監視装置14と、を備える。電源供給制御装置10には、制御対象である研磨装置20A、20Bの動作を制御する研磨装置動作制御部21A、21Bのほか、後述する上部タンク下限センサ41と遊技球回収センサ42がLAN(Local Area Network)を介して接続されている。
また、電源供給制御装置10と島制御装置11、島制御装置11と島監視装置12、それに島監視装置12とエラー監視装置14も、それぞれ通信可能にLANを介して接続されている。また、表示装置13は、島監視装置12の専用ディスプレイとして構成されている。さらに、エラー監視装置14は、インターネット等の電気通信回線を通じて、遊技店内あるいは外部のパソコンや携帯電話等を含む端末機15に情報を出力できるように設定されている。
遊技店システムにおいて、電源供給制御装置10および島制御装置11は、遊技店内に設置された複数の遊技機島1ごとに装備されている。また、島監視装置12、表示装置13、およびエラー監視装置14は、それぞれ遊技店内に通常1台ずつ設置されている。なお、図1中では、2つの島制御装置11、すなわち2つの遊技機島1を図示するが、遊技店内に設置される遊技機島1の数は2つに限られるものではない。
電源供給制御装置10は、設備機器に対する電源の供給を制御する装置であり、CPU,RAM,ROM等を有するコンピュータから主として構成されている。電源供給制御装置10は、次述する島制御装置11からの指示に基づき、設備機器の電源をON/OFF状態に切り替えるように設定されている。電源供給制御装置10が電源の供給を制御する設備機器は、本実施の形態では各遊技機島1ごとに設置されている互いに種類の異なる研磨装置20A、20Bである。
各遊技機島1において、電源供給制御装置10には、研磨装置20A、20Bの稼働を制御する研磨装置動作制御部21A、21Bがそれぞれ信号を送受信可能に接続されている。ここでペレット研磨式の研磨装置20Bは、後述する集塵機27を備えており、この集塵機27に対する電源の供給も併せて制御する。よって、研磨装置20Bが装備された遊技機島1の電源供給制御装置10は、集塵機27の稼働を制御する集塵機動作制御部28にも信号を送受信可能に接続されている。
図4に示すように、電源供給制御装置10の制御基板を収めた筐体の正面部100には、研磨機表示部101、集塵機表示部102、電源表示部103、補給要求表示部104と、ディップスイッチ105、強制運転スイッチ106が設けられている。ここで各表示部101〜104は、それぞれ発光色の異なるLEDからなる。
詳しく言えば、研磨機表示部101は、研磨装置20A、20Bの稼働状況を表示するものであり、点灯により、正常動作中であることを示し、消灯により、停止中であることを示し、点滅により、エラー発生中であることを示す。集塵機表示部102は、集塵機27の稼働状況を表示するものであり、点灯により、正常動作中であることを示し、消灯により、停止中であることを示し、点滅により、エラー発生中であることを示す。電源表示部103は、電源供給制御装置10の電源投入状態を表示するものであり、点灯により、電源ONであることを示し、消灯により、電源OFFであることを示す。
補給要求表示部104は、点灯により、研磨装置20A、20B(集塵機27を含む)の稼働要求(補給要求)がある旨を示す。ここで稼働要求とは、電源供給制御装置10により研磨装置20A、20Bの電源を通常のOFF状態からON状態とする指示であり、この指示は次述する島制御装置11により、研磨装置20A、20Bに供給する遊技球が足りている時、または研磨装置20A、20Bにより研磨された遊技球が足りない時に出力される。ここでの遊技球の状況判断は、後述する上部タンク下限センサ41や遊技球回収センサ42からの信号に基づき行われる。
また、補給要求表示部104は、消灯により、前記稼働要求がない旨、すなわち、電源供給制御装置10の制御により研磨装置20A、20Bの電源がOFF状態にあることを示す。さらに、補給要求表示部104は、点滅により、電源供給制御装置10と上部タンク下限センサ41や遊技球回収センサ42との通信異常や、電源供給制御装置10と次述する島制御装置11との通信異常の発生を示す。
ディップスイッチ105は、電源供給制御装置10の制御により、研磨装置20A、20Bの電源をOFF状態からON状態に切り替えた時に、研磨装置20A、20Bが実際起動するまでの待機時間を設定するものである。例えば、30秒、1分、2分、3分の中から任意に選択する。稼動が高い遊技機島1は、研磨装置20A、20Bを早く起動させないと補給が間に合わなくなるので「30秒」、稼動が低い遊技機島1は、研磨装置20A、20Bを頻繁に起動させると節電効果が上がらないので「3分」というように設定する。
強制運転スイッチ106は、研磨装置20A、20Bの電源を強制的にON状態に手動で切り替えるためのものである。かかる強制運転スイッチ106は、例えば、研磨装置20A、20Bが電源供給制御装置10の制御によってOFF状態にある時に、メンテナンス等の必要によりON状態にするために使用する。
島制御装置11は、前記電源供給制御装置10に対応して各遊技機島1ごとに設けられている。島制御装置11は、遊技機島1内にある設備機器の稼動状況を監視して、後述する上部タンク31や下部タンク32の遊技球の貯留量を制御すると共に、電源供給制御装置10に対して研磨装置20A、20Bへの電源の供給ないし停止を指示する装置である。島制御装置11は、前記電源供給制御装置10と同様に、CPU,RAM,ROM等を有するコンピュータから主として構成されている。
島制御装置11は、設備機器の稼働状況として上部タンク31や下部タンク32における遊技球の貯留量を監視し、所定の稼働状況に応じて前記電源供給制御装置10を制御し、研磨装置20A、20Bに対する電源の供給を停止する。逆に言えば、所定の稼働状況から外れた場合に前記電源供給制御装置10を制御し、研磨装置20A、20Bに対する電源の供給を開始する。すなわち、電源供給制御装置10と島制御装置11とにより、設備機器に対する電源の供給を制御する「制御手段」が構成されている。かかる制御手段は、電源供給制御装置10または島制御装置11の何れかに集約したり、他の装置にも分散するように構成しても良い。
制御手段は、電源供給制御装置10または島制御装置11のROMに記憶されているプログラムやデータに従って動作するCPUの機能として、遊技店の営業時間に亘り連続して設備機器に電力を供給したと仮定したフル稼働時間に対して、設備機器のON状態における実際の実稼働時間を除いたOFF状態の時間の割合である「削減率」を算出する機能と、前記フル稼働時間の電力使用量から前記実稼働時間の電力使用量を減算した値である「削減量」を算出する機能を、少なくとも備える。
ここで制御手段は、「削減率」や「削減量」を算出するためのデータとして、前記フル稼働時間に関しては、例えば、遊技機島1の電源がON状態となっている時間として算出する。遊技機島1の電源がON状態であることを確認する通信は、島制御装置11で通常10秒ごとに行われるが、島制御装置11から島監視装置12に対する通知は、島制御装置11における実際の通信間隔(10秒)よりも通信間隔が長い(5分)。このため、遊技機島1の電源がON状態であることを示すビットがON(通信電文)であった回数に5(分)を積算して算出される。すなわち、フル稼働時間(分)=遊技機島ON状態を示すビットのON回数×5(分)、として計算される。
また、実際の実稼働時間に関しては、研磨装置20A、20Bの電源がON状態であることを確認するための通信も、島制御装置11で通常10秒ごとに行われるが、島制御装置11から島監視装置12に対する通知は、島制御装置11における実際の通信間隔(10秒)よりも通信間隔が長い(5分)。このため、研磨装置20A、20Bの電源がON状態であることを示すビットがON(通信電文)であった回数に5(分)を積算して算出される。すなわち、実稼働時間(分)=研磨装置ON時間を示すビットON回数×5(分)、として計算される。
フル稼働時間や実稼働時間は、実際の通信間隔(10秒)に基づき計算した方が精度は上がるが、実際の通信間隔(10秒)よりも、ビットの意味する時間を5分と長く設定したことにより、通信異常や通信の遅れにより、実際の通信間隔よりも長い時間ON状態を示すビットを取得し損ねたとしても、稼働時間の算出における誤差を少なくすることができる。なお、電源供給制御装置10は、短時間でのON/OFF状態の切り替えによる動作停止の繰り返し制御は行わない。もちろん、実際の通信間隔(10秒)に基づき計算するように設定しても良い。
そして、フル稼働時間に対する実稼働時間を除いたOFF状態の時間の割合である「削減率」については、(1−(実稼働時間(分)/フル稼働時間(分)))×100、という計算式で算出される。このような削減率は、次述する島監視装置12の表示装置13等において、節電効果を示す情報の一つとしてパーセントで表示される。
また、制御手段は、前記「削減量」を算出するためのデータとして、前記フル稼働時間の電力使用量と、前記実稼働時間の電力使用量と、を算出したり集計する機能も備えている。フル稼働時間の電力使用量は、フル稼働時間に単位時間あたりの設備機器の電力使用量を積算した値であり、(研磨装置の電圧×研磨装置の電流)×フル稼働時間、として計算される。より具体的には、研磨装置20A、20Bの電圧は200V、電流は0.3Aであるため、電力使用量をkwh単位とすれば、((200×0.3)/1000)×(フル稼働時間(分)/60)、という計算式で算出される。
同様に、実稼働時間の電力使用量は、実稼働時間に単位時間あたりの設備機器の電力使用量を積算した値であり、(研磨装置の電圧×研磨装置の電流)×実稼働時間、と計算される。より具体的には、電力使用量をkwh単位として、((200×0.3)/1000)×(実稼働時間(分)/60)、という計算式で算出される。
よって、前記「削減量」については、フル稼働時間の電力使用量(kwh)−実稼働時間の電力使用量(kwh)、という計算式で算出される。このような削減量も、次述する島監視装置12の表示装置13等において、節電効果を示す具体的な情報の一つとして、そのまま数値で表示される。
また、島制御装置11は、前記削減率や前記削減量に関する節電情報のほか、電源供給制御装置10から出力されるエラー情報、稼動情報等の各種情報を、次述する島監視装置12に送信する機能も有している。なお、このような各種情報の送信機能は、島制御装置11とは別に前記電源供給制御装置10に設けても良い。
島監視装置12は、遊技店に通常は1台設置されるものであり、各遊技機島1ごとにある島制御装置11から出力された各種情報を受信して管理する装置である。島監視装置12は、これらの各種情報の監視に基づき、各遊技機島1における球量情報やエラー情報のほか、消費電力情報や節電情報(削減率および削減量)を表示装置13に表示する。
島監視装置12も、CPU,RAM,ROM等を有するコンピュータから主として構成されている。かかる島監視装置12に、前記制御手段の機能の一部を含めるように構成しても良い。表示装置13は、液晶画面等を備えた周知のディスプレイであるが、遊技店内における設置箇所として、店員のみ確認できるような場所ではなく、店内のウンター等のように遊技者も見ることができるような場所に設置すると良い。
表示装置13には、通常時は通常画面が表示されるが、遊技店の管理者の所定操作に基づき、通常画面から「省電力画面」に切り替えられる。図5に示すように、省電力画面には、一営業日単位における前記削減率を示す表示欄201と、前記削減量を示す表示欄204のほか、研磨装置20A、20Bやその他島補給設備の実稼働時間の電力使用量を示す表示欄203、それに、研磨装置20A、20Bの電力使用量の変化を1時間単位で棒グラフで示す表示欄202が設けられている。かかる表示について詳しくは後述する。
エラー監視装置14は、各遊技機島1における障害情報やメンテナンス情報のほか、各遊技機島1における前述の消費電力情報や節電情報(削減率および削減量)を記憶管理する装置である。エラー監視装置14は、蓄積した各種情報を外部のパソコンや携帯電話等の端末機15からの操作に応じて、該端末機15に当日分の各種情報のみならず、例えば過去1週間分の各種情報を出力して表示することができるネットワークシステムを構築するものである。
エラー監視装置14も、CPU,RAM,ROM等を有するコンピュータから主として構成されているが、エラー監視装置14は、各種情報を累積して記憶するためのメモリ(外部記憶装置等の記憶媒体)を備えている。このようなエラー監視装置14によれば、インターネット等の電気通信回線を通じて接続した端末機15を用いて、どこからでも各種情報を確認することができる。よって、前記表示装置13のみならず、端末機15にあるディスプレイも、本発明において各種情報を表示する「表示手段」に該当する。
本実施の形態に係る遊技機島1は、遊技機として多数のパチンコ機(図示せず)が一面に並ぶ、あるいは背中合わせに並ぶ状態に並設されて構成され、各遊技機の間には遊技球を貸し出すための台間機(図示せず)が設けられ、各パチンコ機の上側には呼出ランプ(図示せず)等も設けられている。なお、本実施の形態では、遊技機をパチンコ機として説明するが、メダルを遊技媒体として用いるスロットマシンを並設して構成した遊技機島でも良い。
図2に示すように、遊技機島1には、遊技媒体である遊技球を研磨しながら揚送する研磨装置20Aが中央付近に立設されている。図2に示す研磨装置20Aは、各遊技機で使用され回収された遊技球を、揚送ベルトと研磨布との間に挟持させ揚送しながら研磨する布研磨式のタイプである。一方、図3に示す別の遊技機島1に備えられた研磨装置20Bは、研磨装置20Aとは構成の異なるペレット研磨式のタイプである。
詳しく言えば研磨装置20Aは、後述する下部タンク32から供給された遊技球を筒本体22の下端部にある球導入口より受け入れ、上下方向に延びた状態で周回可能に張設された揚送ベルトを電動モータにより回転させて、揚送ベルトにより揚送される遊技球を、搬送ベルトの上昇面に対面するように固定された研磨布に擦りつけることにより、遊技球に付着している汚れを除去する。このように揚送研磨した遊技球は、筒本体22の上端部にある球排出口から排出されるように構成されている。
また、図2に示すように、遊技機島1には、遊技球を各遊技機に供給するために島内を循環させる設備機器として、前記研磨装置20Aのほか、上部タンク31や下部タンク32が配設されている。上部タンク31は、遊技機島1の中央上方に配設されている。上部タンク31の両側には、シャッターにより開閉可能な球出口が設けられている。この上部タンク31の球出口には、図示省略したが島両端に向かって傾斜しつつ延び、各遊技機に遊技球を補給する補給樋が接続されている。
下部タンク32は、遊技機島1の下部に研磨装置20Aを間にして両側に一対配設されている。各下部タンク32には、各遊技機から排出された遊技球を導く回収樋33がそれぞれ接続されている。各下部タンク32の島中央寄りの一端側には、シャッターにより開閉可能な球出口が設けられている。この球出口は、前記回収樋33の下流端を介して研磨装置20Aの筒本体22の下端部にある球導入口に連通している。
研磨装置20Aの筒本体22の上端部にある球排出口から排出された遊技球は、上部タンク31に導入される。上部タンク31に貯留された遊技球は、シャッターが開いた球出口から流出し、補給樋を経て各遊技機に補給される。各遊技機から排出された遊技球は、回収樋33を経て下部タンク32に回収される。下部タンク32に貯留された遊技球は、シャッターが開いた球出口から流出し、回収樋33を経て研磨装置20Aに導入され、再び研磨装置20Aにより研磨揚送されて上部タンク31に貯留されるように構成されている。
研磨装置20Aの稼働、すなわち揚送ベルトを回転駆動する電動モータの動作は、研磨装置動作制御部21Aによって制御されるが、この研磨装置動作制御部21Aは、前記電源供給制御装置10や島制御装置11と共に、遊技機島1の上部における幕板の開閉により点検可能な箇所に配設されている。また、上部タンク31と下部タンク32の間には、上部タンク31に貯留された遊技球が満杯になった際、溢れる遊技球を下部タンク32に導入するオーバーフロー通路等が設けられている。
また、各遊技機島1における上部タンク31には、隣接する遊技機島1に遊技球を受け渡すために連通路の上流端が接続される場合がある。このように各遊技機島1の間で遊技球を融通する場合は、前記連通路の下流端付近に、これを開閉するシャッターが設けられ、下流端が接続される隣接した遊技機島1からの遊技球の要求指示に基づいて、前記シャッターが開閉されるように構成される。
上部タンク31には、貯留する遊技球が不足しているか否かを検知するための上部タンク下限センサ41が設けられている。この上部タンク下限センサ41は、上部タンク31の底部側に配置され、当該付近に遊技球が滞留している場合に、遊技球を検知してON状態となる。この上部タンク下限センサ41のON/OFF状態は、島制御装置11によって1秒おきに監視されている。
島制御装置11では、上部タンク下限センサ41のON状態が所定時間(例えば3秒)以上継続した場合に、研磨装置20Aにより研磨された遊技球が足りている状況と判断し、前記所定時間未満の場合に、研磨装置20Aにより研磨された上部タンク31内の遊技球の貯留量が足りない状況と判断する。なお、上部タンク下限センサ41は、具体的には例えば、光電スイッチ、レベルスイッチあるいはリミットスイッチ等により構成すると良い。
また、研磨装置20Aの筒本体22における下端部には、下部タンク32から供給された遊技球が不足しているか否かを検知するための遊技球回収センサ42が設けられている。この遊技球回収センサ42は、筒本体22の下端部にある球導入口付近に配置され、当該付近に遊技球が滞留している場合に、遊技球を検知してON状態となる。この遊技球回収センサ42のON/OFF状態は、島制御装置11によって1秒おきに監視されている。
島制御装置11では、遊技球回収センサ42のON状態が所定時間(例えば3秒)以上継続した場合に、研磨装置20Aに供給する遊技球が足りている状況と判断し、前記所定時間未満の場合に、研磨装置20Aに供給する遊技球が足りない状況と判断する。なお、遊技球回収センサ42も、具体的には例えば、光電スイッチ、レベルスイッチあるいはリミットスイッチ等により構成すると良い。また、遊技球回収センサ42は、研磨装置20Aではなく下部タンク32の球出口付近に配設しても良い。
図3は、別の遊技機島1を示しており、図2に示した遊技機島1とは、装備する研磨装置20Bの構成が異なっている。すなわち、図3に示す研磨装置20Bは、前述した布研磨式ではなく、ペレット状の研磨材と遊技球を混合して研磨するペレット研磨式のタイプである。なお、図3に示す遊技機島1において、前述した図2に示す遊技機島1と同種の装備については、同一符号を付して重複した説明を省略する。
詳しく言えば研磨装置20Bは、下部タンク32から供給された遊技球を球回収部23に受け入れ、この球回収部23で、遊技球と、研磨材貯留部24に貯留してあるペレット状の研磨材と混合し、移送管25内を移送して研磨筒体26に送り、研磨筒体26内でスクリューコンベアを電動モータにより回転させて、遊技球と研磨材を攪拌しながら揚送し、その間に遊技球が研磨されるように構成されている。
研磨筒体26の上端部にある球排出口から排出された遊技球は、簀の子状の分離器によって研磨材とは分離されて上部タンク31に導入される。研磨材は、研磨材貯留部24に回収されて、繰り返し使用されるように構成されている。また、移送管25の途中には、塵や埃等の異物を吸い取り回収する集塵機27が設置されている。この集塵機27は、研磨装置20Bに独自に備わるものであり、集塵機動作制御部28によって稼働が制御される。
次に、本実施の形態に係る遊技店電源管理装置の作用について説明する。
電源供給制御装置10は、島制御装置11からの指示に基づいて、各遊技機島1における研磨装置20A、20Bの稼働を制御する。電源供給制御装置10は、研磨装置20A、20B(正確には研磨装置動作制御部21A、21B)の電源や、集塵機27(正確には集塵機動作制御部28)の電源を、それぞれON/OFF状態に切り替えることで電源の供給を制御する。
島制御装置11は、上部タンク下限センサ41や遊技球回収センサ42からの信号に基づき、上部タンク31や下部タンク32における遊技球の貯留量を監視する。島制御装置11は、遊技球回収センサ42のON/OFF状態を監視し、遊技球回収センサ42のON状態が所定時間(例えば3秒)以上継続した場合に、研磨装置20A、20Bに供給する遊技球が足りている状況と判断し、前記所定時間未満の場合に、研磨装置20A、20Bに供給する遊技球が足りない状況と判断する。
また、島制御装置11は、上部タンク下限センサ41のON/OFF状態を監視し、上部タンク下限センサ41のON状態が所定時間(例えば3秒)以上継続した場合に、研磨装置20A、20Bにより研磨された遊技球が足りている状況と判断し、前記所定時間未満の場合に、研磨装置20A、20Bにより研磨された遊技球が足りない状況と判断する。島制御装置11は、研磨装置20A、20Bに供給する遊技球が足りている時、または研磨装置20A、20Bにより研磨された遊技球が足りない時は、研磨装置20A、20B(集塵機27を含む)の稼働要求を電源供給制御装置10に指示する。
電源供給制御装置10は、島制御装置11からの稼働要求に基づき研磨装置20A、20Bの電源をOFF状態からON状態に切り替える。この時、図4に示す補給要求表示部104は点灯することにより、稼働要求がある旨を示している。そして、島制御装置11は、所定の稼働状況として、研磨装置20A、20Bに供給する遊技球が足りなくなった時、または研磨装置20A、20Bにより研磨された遊技球が足りている時の何れかに応じて、電源供給制御装置10に研磨装置20A、20Bへの電源の供給を停止するように指示する。
電源供給制御装置10は、島制御装置11からの稼働要求の停止に基づいて、研磨装置20A、20Bの電源をON状態からOFF状態に切り替えて電源の供給を停止する。研磨装置20A、20B(正確には研磨装置動作制御部21A、21B)では、電源がOFF状態となると、それぞれの駆動部である電動モータの作動が停止する。研磨装置20Bの動作に連動する集塵機27(正確には集塵機動作制御部28)についても同様である。
この時、補給要求表示部104は消灯することにより、稼働要求がない旨、すなわち電源供給制御装置10の制御により研磨装置20A、20Bの電源がOFF状態にあることを示す。なお、電源のON状態からOFF状態への切り替えに際しては、前記稼働要求の停止時に即座に切り替えるのではなく、所定時間(例えば90秒)の経過後にOFF状態となるように設定すると良い。
島制御装置11は、再び遊技球回収センサ42のON状態が所定時間以上継続して、研磨装置20A、20Bに供給する遊技球が足りていると判断した時、また、再び上部タンク下限センサ41のON状態が所定時間未満となり、研磨装置20A、20Bにより研磨された遊技球が足りないと判断した時、電源供給制御装置10に研磨装置20A、20Bへの電源の供給を開始するように稼働要求を指示する。
電源供給制御装置10は、島制御装置11からの稼働要求に基づいて、研磨装置20A、20Bの電源をOFF状態からON状態に切り替えて電源の供給を開始する。ここで研磨装置20A、20Bは、前記ディップスイッチ105により設定された待機時間の経過後に起動する。なお、稼働要求の指示後、待機時間の範囲内で予め定めた時間(例えば、待機時間が30秒の場合は20秒、待機時間が1分、2分、3分の場合は50秒)内に、前記各センサ41、42のON/OFF状態が切り替わった場合には、前記稼働要求をリセットするように設定しても良い。
このような制御により、研磨装置20A、20Bを営業時間内で連続して稼働させる場合に比べて、本来不必要であった余分な稼働を省くことができる。従って、遊技店における消費電力を大幅に削減することができる。特に、研磨装置20A、20Bの電動モータの電力消費量は、他の設備機器に比較して大きかったため、より大きな節電効果を期待することができる。
また、電源供給制御装置10や島制御装置11では、これらにより実現される制御手段によって、前述したフル稼働時間や実稼働時間が集計されると共に、これらのデータを元にして、前記研磨装置20A、20Bに対して電源の供給を停止したことによる節電効果を示す情報(節電情報)として、電力使用量の削減率と削減量が算出される。
遊技店の管理者は、島監視装置12における所定操作により、表示装置13の画面を通常画面から図5に示す省電力画面に切り替えることができる。かかる省電力画面上にて、前記節電情報(削減率および削減量)や消費電力情報が表示される。これにより、遊技店では節電効果を容易に確認することができる。表示装置13を遊技店のカウンター等、遊技者が見られる箇所に設置すれば、遊技者にも節電対策を行っている旨を積極的にアピールすることができる。
島監視装置12では、当日の研磨装置20A、20Bに関する消費電力情報や節電情報(削減率および削減量)を表示装置13に表示する。ここで島監視装置12は、各種情報を記憶するメモリ(ROM等の記憶媒体)の容量が小さい関係上、当日分の情報しか表示しないように設定してあるが、エラー監視装置14と同様に外部記憶装置を備えるようにしても良い。
島監視装置12から出力された情報は、表示装置13の省電力画面上で、営業時間内において当日の例えば10分単位で更新されたものをリアルタイムで確認することができる。具体的な表示内容としては、図5に示すように、省電力画面上の一番上の見やすい表示欄201には、一営業日内における「削減率」が大きく表示される。例えば、削減率が50%以上の場合には青色表示とし、削減率が50%未満の場合には赤色表示とし、見やすく区別して表示すると良い。
また、前記表示欄201の下方の大きな表示欄202には、研磨装置20A、20Bの電力使用量の変化が1時間単位で棒グラフで表示される。ここでは、フル稼働時間を100%として、実際の実稼働時間の割合をグラフの高さで示している。例えば、1〜100%の高さを10段階に区分けして、各段階ごとに棒グラフの色が異なるように表示するとより分かりやすい。
さらに、省電力画面の右側には、上方の表示欄203に、研磨装置20A、20Bやその他島補給設備の実稼働時間の電力使用量がそのまま数値で表示され、下方の表示欄204には、研磨装置20A、20Bに関する「削減量」がそのまま数値で表示される。なお、消費電力情報や節電情報(削減率および削減量)は、遊技店内における節電対象である全ての研磨装置20A、20Bの合計値である。
図5中では、営業開始前から営業終了時に亘る全てのデータが揃っている営業終了後の情報を示しているが、もちろん営業時間内の途中でも、途中経過のデータを随時リアルタイムで表示することができる。この場合、表示欄202に表示される棒グラフ以外のデータは、例えば10分単位でリアルタイムで更新されるが、表示欄202の棒グラフは1時間単位で更新される。
このように、消費電力情報や節電情報(削減率および削減量)を表示することにより、遊技店では、前記制御手段によって設備機器が実際にどれだけ余計な稼働時間が省かれたのか、その結果、具体的にどの程度の電力使用量を削減できたのかを極めて容易に把握することができる。なお、削減率と削減量とは必ずしもセットで表示する必要はなく、削減率のみを表示したり、あるいは削減量のみを表示するようにしても良い。
また、エラー監視装置14では、研磨装置20A、20Bに関する消費電力情報や節電情報(削減率および削減量)を日ごとに集計管理している。このエラー監視装置14によれば、インターネット等の回線を通じて接続した端末機15を用いて、何処からでも1週間分の消費電力情報や節電情報(削減率および削減量)等を確認することができる。
端末機15においは、予め設定されたユーザー名やパスワードを入力してエラー監視装置14にログインすることで、端末機15の画面上にて、端末機15に記憶管理されている当日ないし過去1週間分の日ごとにおける節電情報(削減率および削減量)等を表示することができる。なお、オフラインの場合でも、ローカル接続により節電情報を確認することができるようになっている。
電源供給制御装置10による電源供給中にも拘わらず、研磨装置20A、20Bや集塵機27の稼働が停止した場合には、研磨装置動作制御部21A、21B、集塵機27は、それぞれエラー情報(信号)を電源供給制御装置10に送信する。電源供給制御装置10は、これらのエラー情報を島制御装置11に送信し、島制御装置11は、さらにエラー情報を島監視装置12に送信する。すると、島監視装置12では、表示装置13が通常画面あるいは省電力画面であったとしても、エラー情報を表示するエラー情報画面に切り替わるようになっている。
以上のような遊技店電源管理装置では、消費電力情報や節電情報(削減率および削減量)は、遊技店内における節電対象である全ての研磨装置20A、20Bの合計値であるが、個々の研磨装置20A、20Bごとに別々に情報を表示できるように制御しても良い。かかる制御の前提として、遊技店内の設備機器を、同種の設備機器間における構成の違いに基づき予めグループ分けし、各グループごとに前記節電効果を示す情報を表示する。
例えば、研磨装置20A、20Bに関しては、各遊技機島1ごとに別々のグループとしても良く、あるいは、構成(種類)の違いに基づき、布研磨式の研磨装置20Aと、ペレット研磨式の研磨装置20Bとを、別々のグループとしても良い。グループごとに消費電力情報や節電情報を算出した上で、これらの各種情報を、前記島監視装置12の表示装置13やエラー監視装置14のディスプレイ上に表示する。
具体的には例えば、削減率や削減量についての表示は、各グループごとに設備機器1台あたりの平均値が比較判断しやすいが、各グループごとの総和値であっても良い。また、各グループごとに、該グループに属する設備機器1台あたりの電力使用量の平均値を算出することで、グループごとにおける電力使用量の平均値をそれぞれ比較可能に表示すると良い。
このようなグループごとの表示により、遊技店では、それぞれグループごと、すなわち同種の設備機器間における異なるタイプ別に、節電効果の確認だけでなく、かかる節電情報の算出の元になる電力使用量のグループごとの違いについても、極めて容易に把握することができる。従って、より節電効果の高いタイプを今後は増やす等と、設備機器の選定時の判断に有効利用することができる。
また、節電制御したりグループ分けする設備機器は、研磨装置20A、20Bに限られることはない。例えば、遊技機としたり、台間機としたり、遊技機島1全体を一つのユニットとして捉えたり、あるいは、遊技店内の照明器具や空調機であっても良い。要するに、遊技店に設置されており、稼働に電力を消費するものであれば、あらゆる設備機器が制御対象となる。
例えば、遊技機を節電対象とする場合、前記電源供給制御装置10のような外部装置によって遊技機の電源をON/OFF状態に切り替えることは規約上難しい。よって、遊技機の場合には、例えば、一定時間ハンドルの操作がない等と稼動が確認されなかった時に、かかる稼働状況に応じて、サブ基板(表示制御基板)により枠ランプや可変表示部の電源が自動的に切れるように制御される機能(制御手段)を備えることが前提となる。なお、制御手段によるON/OFF状態の切り換えは、設備機器全体である必要はなく構成の何れか一部で足りる。
遊技機に対する電源の供給を制御する制御手段の存在を前提として、遊技機についても、前述した研磨装置20A、20Bの場合と同様に、遊技機(の一部)に対して電源の供給を停止したことによる節電効果を示す情報を表示するように制御する。また、遊技機のグループ分けに関しては、機種ごとに分けたり、遊技盤上に可動物を備えた遊技機と可動物を備えない遊技機とで分けたり、あるいは機内に封入された遊技球を循環使用する封入式のタイプとそうでない一般の遊技機とで分けても良い。
前述した遊技店電源管理装置では、節電に関する制御を前提として、遊技店内の設備機器を、同種の設備機器間における構成の違いに基づき予めグループ分けし、表示手段により、前記グループごとに前記節電効果を示す情報を表示するようにしているが、また別の構成として、節電に関する制御を含まずに構成しても良い。すなわち、前記グループごとに該グループに属する設備機器1台あたりの電力使用量の平均値を算出する機能を備え、グループごとにおける電力使用量の平均値をそれぞれ比較可能に表示するように構成しても良い。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。また、前述した実施の形態では、遊技機をパチンコ機に適用した場合について説明したが、遊技機はパチンコ機に限られず、他に例えば、遊技媒体であるメダルを排出することなく情報としての遊技価値で遊技可能なスロットマシン(パチスロ遊技機)であっても良い。
また、前述した実施の形態では、設備機器に対する電源の供給を制御する制御手段を、電源供給制御装置10および島制御装置11の2つの装置により実現するように構成したが、電源供給制御装置10または島制御装置11の何れかに集約したり、他の装置にも分散するように構成しても良い。また、各種情報を表示する表示手段も、表示装置13やエラー監視装置14のディスプレスに限られるものではない。
さらに、前述した実施の形態では、所定の稼働状況として、研磨装置20A、20Bに供給する遊技球が足りない時、または研磨装置20A、20Bにより研磨された遊技球が足りている時の何れかに応じて、研磨装置20A、20Bの電源をON状態からOFF状態に切り替える例を説明したが、もちろん所定の稼働状況は2つの例に限られるものではない。
具体的には例えば、前述したように遊技機島1に連接する他の遊技機島1からの遊技球の要求指示があった場合に、研磨装置20A、20Bの電源をOFF状態からON状態に切り替える、逆に言えば、連接する他の遊技機島1からの遊技球の要求指示がない場合に、研磨装置20A、20Bの電源をON状態からOFF状態に切り替えるように設定しても良い。
その他、遊技機島1の上部にある補給樋にあるシャッタを開いて、下部にある下部タンク32に遊技球を補充する場合や、同じく下部にある図示省略したサブタンク内の遊技球を前記下部タンク32に補充する場合、あるいは前記回収樋33に設けられた遊技球を検知するセンサがON状態になった場合等にも、研磨装置20A、20Bの電源をOFF状態からON状態に切り替える、逆に言えば、これらの条件がなくなった場合に、研磨装置20A、20Bの電源をON状態からOFF状態に切り替えるように設定しても良い。
さらにまた、追加の制御として、遊技店の電力使用量が、遊技店の契約アンペア数に応じた電気量に近づくか、予め定めた電気量に達したときに、研磨装置20A、20B等の設備機器に対する前述した節電制御を行っても良い。具体的には例えば、遊技店の電力使用量が、遊技店の契約アンペア数に応じた電気量に近づくか、予め定めた電気量に達したときに、遊技店内の研磨装置20A、20Bを全て一斉に稼働させないようにして、1台ずつ順に稼働するよう制御したり、稼働状態に応じて稼働を許可するよう制御しても良い。
本発明に係る遊技店電源管理装置は、遊技店に設置されている各種の設備機器のうち、特に電力消費量が大きい研磨装置の節電制御に適用することができる。
1…遊技機島
10…電源供給制御装置
11…島制御装置
12…島監視装置
13…表示装置
14…エラー監視装置
15…端末機
20A…研磨装置
21A…研磨装置動作制御部
20B…研磨装置
21B…研磨装置動作制御部
27…集塵機
28…集塵機動作制御部
31…上部タンク
32…下部タンク
33…回収樋
41…上部タンク下限センサ
42…遊技球回収センサ
101…研磨機表示部
102…集塵機表示部
103…電源表示部
104…補給要求表示部
105…ディップスイッチ
106…強制運転スイッチ

Claims (4)

  1. 遊技店に設置されている遊技機を含む各種の設備機器で消費される電力使用量を管理するための遊技店電源管理装置において、
    前記設備機器に対する電源の供給を制御する制御手段と、
    各種情報を表示する表示手段と、を有し、
    前記設備機器を、同種の設備機器間における構成の違いに基づき予めグループ分けし、
    前記制御手段は、前記設備機器の電源をON/OFF状態に切り替え可能であり、前記設備機器の稼働状況を監視し、所定の稼働状況に応じて前記設備機器の電源をON状態からOFF状態に切り替えて電源の供給を停止し、
    前記表示手段は、前記設備機器に対して電源の供給を停止したことによる節電効果を示す情報を前記グループごとに表示することを特徴とする遊技店電源管理装置。
  2. 前記制御手段は、
    営業時間に亘り連続して前記設備機器に電力を供給したと仮定したフル稼働時間に対して、前記設備機器のON状態における実際の実稼働時間を除いたOFF状態の時間の割合である削減率を算出する機能と、
    前記フル稼働時間の電力使用量から前記実稼働時間の電力使用量を減算した値である削減量を算出する機能と、を備え、
    前記表示手段は、前記節電効果を示す情報として、前記削減率および/または前記削減量を少なくとも表示することを特徴とする請求項1に記載の遊技店電源管理装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記グループごとに該グループに属する設備機器1台あたりの電力使用量の平均値を算出する機能を備え、
    前記表示手段は、前記グループごとにおける電力使用量の平均値をそれぞれ比較可能に表示することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技店電源管理装置。
  4. 前記設備機器のうち複数の遊技機を並設してなる遊技機島に設置された遊技媒体の研磨装置を制御対象とし、
    前記制御手段は、前記所定の稼働状況として、前記研磨装置に供給する遊技媒体が足りない時、または前記研磨装置により研磨された遊技媒体が足りている時の何れかに応じて、前記研磨装置の電源をON状態からOFF状態に切り替えて電源の供給を停止することを特徴とする請求項1,2または3に記載の遊技店電源管理装置。
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