JP5800869B2 - プログラム再開機能を備えた数値制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、工作機械を制御する数値制御装置において、加工プログラムの実行中断後に、加工プログラムの再実行を容易にするプログラム再開機能を備えた数値制御装置に関する。
加工プログラムの実行中断後に、加工プログラムの再実行を容易にするプログラム再開機能を備えた数値制御装置が従来公知である。
従来のプログラム再開機能では、ワークの加工を中断した場合に備えて、ワークの加工を再開するためのプログラム再開ブロックデータをワークの加工中に取得していた(特許文献1参照)。
前記プログラム再開ブロックデータとは、加工プログラム実行中のプログラムのブロック番号、実行中のブロックの始点位置と終点位置、実行中のブロックの各種モーダル情報、親プログラムの番号とサブプログラムの呼び出しのブロック位置、親プログラムから実行中のブロックまでの総ブロック数、などのプログラム再開に必要なデータである。(特許文献1の[0008]を参照)
ただし、実際に加工を再開するには、加工を再開するブロックに合わせて、数値制御装置で指令されたブロックの状態だけでなく、入出力インタフェースが接続されたPMC部、もしくはNC部のインタフェースに接続されたPLCやコンピュータ等、さらにそこに接続されている周辺機械部(以下まとめて「PMC部」という。)の状態も復元する必要がある。
特許第4374045号公報 特許第2998473号公報 特許第3169569号公報 特許第3180805号公報
特許文献1ではPMC部の状態を復元するために、加工プログラムの内容を調査し、必要な補助機能(なお、後述する本願の請求項1では「信号状態変更指令」と記載している。)を選定し、それらの補助機能を手動で指令していた。ここで、もしもPMC部の状態を正しく復元できないまま加工を再開すると、ワークや工具を破損する可能性がある。
この可能性に対する解決策として、加工プログラムの中断位置より再実行させる際、中断時と再実行時の機械の状態を比較して、機械の状態を中断時の状態に戻せるように復元プログラムを生成する方法がある(特許文献2参照)。また、機械加工状態を表す制御データを加工実行中に記憶し、再開時に戻す方法もある(特許文献3参照)。
特許文献2では、加工中断時に使用工具番号、主軸回転数、M指令状態を記憶し、これらを復元するための指令を復元プログラムとして生成する。しかし、これらの指令を介さずに機械の状態を変更する機能があった場合、機械の状態を復元することは困難である。例えば、切削負荷に応じて送り速度オーバライドや主軸速度オーバライドを変更する機能があった場合、上記の情報だけからオーバライドの状態を復元することは困難である。
また、特許文献3の技術は、制御データを静的なものと動的なものに区分して保存・復元する方法であり、動的なものを常に保存することで加工中断時の機械の状態を復元する方法である。しかし、この技術はすべてのデータが一元管理されていることが前提であり、例えば必要なデータがNC部とPMC部に分散して存在し、それぞれ独立に管理される場合だと、加工プログラムを再開して実行することに対応できない。
また、プログラム上では単一の補助機能として記述されていながら、数値制御装置内部では一連の複数の機械動作指令の集合体と認識させるものがある。その一連の複数の機械動作指令を実行させるものである場合に、その補助機能の途中で動作を中断したときに残りの機械動作指令を再実行時に実行させる技術も存在する(特許文献4参照)。しかし、この技術は機械の状態を復元する技術ではなく、中断された補助機能の残りの動作を再実行するための技術である。
そこで本発明の目的は、加工の再開をするときに機械側(PMC部、コンピュータ部、周辺機械部)の状態を正確に復元することが可能であり、復元ミスによるワークや工具の破損を防ぐことができるプログラム再開機能を備えた数値制御装置を提供することである。
本願の請求項1に係る発明は、加工プログラムのブロックを順次読み出して解析し実行することにより数値制御装置に接続されているモータを制御するNC部と、前記NC部から信号状態変更指令を受け、該信号状態変更指令をシーケンスプログラムにより解読し、解読することにより得られる信号により、数値制御装置に装備されている入出力インタフェースに接続されている周辺機械部を制御するPMC部を有し、それぞれを制御してワークの加工を行い、前記ワークの加工を中断した時にワークの加工の再開を行うために、予め加工実行中にワークの加工の再開を行いやすい非切削ブロックをNC部で検出して、非切削ブロックの情報をNC部プログラム再開ブロックデータとしてNC部のメモリに1つまたは複数個保存し、前記ワークの加工が中断した後に任意に選択された前記NC部プログラム再開ブロックデータに基づいて前記ワークの加工の再開を行うプログラム再開機能を備えた数値制御装置において、加工実行中に非切削ブロックの情報をNC部プログラム再開ブロックデータとして保存する時、ユニークな識別番号を付加して保存するNC部プログラム再開ブロックデータ識別番号保存手段と、加工実行中に主として周辺機械部の操作をPMC部に行わせる目的でNC部よりPMC部に対して信号を出力する信号状態変更指令(補助機能)がNC部で実行されるたびに、前記信号状態変更指令に対応するNC部プログラム再開ブロックデータに付加された前記識別番号をPMC部に出力し、PMC部に対して再開に必要なデータを保存するタイミングを通知するNC部識別番号出力手段と、前記NC部識別番号出力手段によって識別番号が出力されたタイミングで、PMC部において、前記NC部から受けた前記信号状態変更指令をシーケンスプログラムにより解読することで得られる前記信号の状態と、PMC部が周辺機械部を制御するデータと、を含む、PMC部が加工再開するのに必要なPMC部プログラム再開ブロックデータを、前記識別番号と関連付けてPMC部のメモリに保存していくPMC部プログラム再開ブロックデータ保存手段と、を有することを特徴とするプログラム再開機能を備えた数値制御装置である。
請求項2に係る発明は、加工を中断した後に、前記NC部プログラム再開ブロックデータの任意の一つを指定してプログラム再開機能を起動したとき、前記指定されたNC部プログラム再開ブロックデータに基づいてワークの加工の再開を行う過程の途中でNC部の加工再開動作を一時中断するNC部加工再開一時中断手段と、前記NC部加工再開一時中断手段によりNC部の加工再開動作が一時中断したことを検出した後、プログラム再開機能の起動時に指定したNC部プログラム再開ブロックデータの識別番号をPMC部に出力し、PMC部に対して状態を復元するタイミングを通知するNC部再開時識別番号出力手段と、前記NC部から前記識別番号がPMC部に出力されてきたタイミングで、PMC部において、前記識別番号に基づいて、前記信号状態変更指令を解読することで得られた前記信号の状態および周辺機器部の状態を復元させるPMC部信号状態復元手段と、信号状態および周辺機械部の状態の復元が完了したところで、その完了を前記NC部に通知するPMC部信号状態復元完了通知手段と、前記PMC部信号状態復元完了通知手段により信号状態が復元したことを受けて、前記NC部加工再開一時中断手段で中断していた加工の再開をNC部が続行するNC部加工再開続行手段と、を有することを特徴とするプログラム再開機能を備えた請求項1に記載の数値制御装置である。
請求項3に係る発明は、加工プログラムのブロックを順次読み出して解析し実行することにより数値制御システムに接続されているモータを制御するNC部と、前記NC部から信号状態変更指令を受け、該信号状態変更指令をシーケンスプログラムにより解読し、解読することにより得られる信号により、数値制御装置に装備されている入出力インタフェースに接続されている周辺機械部を制御するPMC部を有し、それぞれを制御してワークの加工を行い、前記ワークの加工を中断した時にワークの加工の再開を行うために、予め加工実行中にワークの加工の再開を行いやすい非切削ブロックをNC部で検出して、非切削ブロックの情報をNC部プログラム再開ブロックデータとしてNC部のメモリに1つまたは複数個保存し、前記ワークの加工が中断した後に任意に選択された前記NC部プログラム再開ブロックデータに基づいて前記ワークの加工の再開を行うプログラム再開機能を備えた数値制御システムにおいて、加工実行中に非切削ブロックの情報をNC部プログラム再開ブロックデータとして保存する時、ユニークな識別番号を付加して保存するNC部プログラム再開ブロックデータ識別番号保存手段と、加工実行中に主として周辺機械部の操作をPMC部に行わせる目的でNC部よりPMC部に対して信号を出力する信号状態変更指令(補助機能)がNC部で実行されるたびに、前記信号状態変更指令に対応するNC部プログラム再開ブロックデータに付加された前記識別番号をPMC部に出力し、PMC部に対して再開に必要なデータを保存するタイミングを通知するNC部識別番号出力手段と、前記NC部識別番号出力手段によって識別番号が出力されたタイミングで、PMC部において、前記NC部から受けた前記信号状態変更指令をシーケンスプログラムにより解読することで得られる前記信号の状態と、PMC部が周辺機械部を制御するデータと、を含む、PMC部が加工再開するのに必要なPMC部プログラム再開ブロックデータを、前記識別番号と関連付けてPMC部のメモリに保存していくPMC部プログラム再開ブロックデータ保存手段と、を有し、前記PMC部は、通信回線を介して接続されたPLCまたはコンピュータであることを特徴とするプログラム再開機能を備えた数値制御システムである。
請求項4に係る発明は、加工を中断した後に、前記NC部プログラム再開ブロックデータの任意の一つを指定してプログラム再開機能を起動したとき、前記指定されたNC部プログラム再開ブロックデータに基づいてワークの加工の再開を行う過程の途中でNC部の加工再開動作を一時中断するNC部加工再開一時中断手段と、前記NC部加工再開一時中断手段によりNC部の加工再開動作が一時中断したことを検出した後、プログラム再開機能の起動時に指定したNC部プログラム再開ブロックデータの識別番号をPMC部に出力し、PMC部に対して状態を復元するタイミングを通知するNC部再開時識別番号出力手段と、前記NC部から前記識別番号がPMC部に出力されてきたタイミングで、PMC部において、前記識別番号に基づいて、前記信号状態変更指令を解読することで得られた前記信号の状態および周辺機械部の状態を復元させるPMC部信号状態復元手段と、信号状態および周辺機械部の状態の復元が完了したところで、その完了を前記NC部に通知するPMC部信号状態復元完了通知手段と、前記PMC部信号状態復元完了通知手段により信号状態が復元したことを受けて、前記NC部加工再開一時中断手段で中断していた加工の再開をNC部が続行するNC部加工再開続行手段と、を有することを特徴とするプログラム再開機能を備えた請求項3に記載の数値制御システムである。
発明により、加工の再開をするときに機械側(PMC部、コンピュータ部、周辺機械部)の状態を正確に復元することが可能となり、復元ミスによるワークや工具の破損を防ぐことが可能となる。
数値制御装置と外部機械装置の要部を説明するブロック図である。 非切削ブロックを記憶する過程を説明するブロック図である。 NC部プログラム再開ブロックデータ識別番号保存手段およびNC部識別番号出力手段を説明するブロック図である。 請求項1の数値制御装置における加工中のNC部とPMC部の動作例を説明する図である。 請求項1の数値制御装置における加工再開時のNC部とPMC部の動作例を説明する図である。 加工開始から加工再開までの操作の流れを説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は数値制御装置と外部機械装置の要部を説明するブロック図である。数値制御装置100は、メモリ106(不揮発性メモリ104または揮発性メモリ105)に登録されている加工プログラムのブロックを順次読み出して解析し実行することによって、数値制御装置100に接続されている各軸のモータ110x,110y,110z、および、スピンドルモータ113を制御するNC部101と、数値制御装置100に装備されている入出力インタフェース125を制御することで入出力インタフェース125に接続されている周辺機械部128を制御するPMC部120とを備え、それぞれを制御してワークの加工を行う。各軸のモータ110x,110y,110zは、各軸の軸制御回路108x,108y,108zおよびサーボアンプ109x,109y,109zにより駆動制御される。検出器114はスピンドルモータ113の回転速度を検出する検出器であって、検出した回転速度信号はスピンドル制御回路111にフィードバックされる。スピンドルモータ113は、スピンドル制御回路111,スピンドルアンプ112により駆動制御される。
NC−CPU102は数値制御装置100を全体的に制御するプロセッサである。NC−CPU102はバス115を介してROM103に格納されたシステムプログラムを読み出し、該システムプログラムに従って数値制御装置100の全体を制御する。揮発性メモリ105には一時的な計算データや表示データおよび表示器/手動入力手段ユニット116を介してオペレータが入力した各種データが格納される。また、インタフェース107は外部記憶装置や請求項3に記載の外部のPLCやコンピュータ等の機器(図示せず)などを接続するためのインタフェースである。
PMC(プログラマブル・マシン・コントローラ)部120は、PMC−CPU124のプロセッサを備えており、バス115を介してNC部101から信号状態変更指令(M機能,S機能,T機能などの補助機能の指令)を受ける。PMC部120はROM126に格納されたシーケンスプログラムによってこの信号状態変更指令を解読処理する。そして、PMC部120は、工作機械の周辺機械部128を制御する出力信号を入出力インタフェース125を介して周辺機械部128に出力する。PMC部120は、不揮発性メモリ122と揮発性メモリ123からなるメモリ121を備えている。メモリ121の不揮発性メモリ122または揮発性メモリ123には、加工再開に必要となるデータが保存される。この加工再開に必要となるデータに後述するように、プログラム再開ブロックデータにユニークな識別番号を付加してメモリ121に保存される。ここでユニークなとは、工作機械が加工プログラムに従ってワークを加工する際、例えばマクロ命令等により加工プログラム上の同一ブロックが複数回実行される場合にそのブロックの実行が何回目であるのかも認識するために付加的に付与される番号である。
図2は加工実行中に非切削ブロックをNC部で検出して、非切削ブロックの情報をプログラム再開ブロックデータとしてNC部のメモリに保存する過程のブロック図である。加工プログラムは、字句解析201により英記号と数値記号とに分離される。次に、例えば英記号のG指令の数値は何であったかを判定する構文解析202を行う。次に、例えばG指令の数値によりその機能を特定し、その機能別の処理を実行する意味解析203を行う。次に、意味解析の結果をオブジェクトコードに変換するオブジェクトコードの生成204を行う。次に、非切削指令判別部205により、オブジェクトコード化された指令から非切削指令を判別する。そして、非切削指令の場合にプログラム再開ブロックデータ取得部206によりプログラム再開ブロックデータを取得および保存する。ブロック実行部207は生成されたオブジェクトコードに従って、数値制御装置に接続されているモータおよびPMC部を介して接続された周辺機械部を制御してワークの加工を行う。
図3はNC部プログラム再開ブロックデータ識別番号保存手段およびNC部識別番号出力手段を示すブロック図である。図中の301〜307は前述の図2の201〜207に対応する。識別番号はオブジェクトコード生成304時に識別番号生成部308によって生成され、オブジェクトコードの一部として埋め込まれる。識別番号生成部308では、例えば1つ前のオブジェクトに埋め込んだ番号に1を加算するなどの方法により、オブジェクトごとにユニークな番号を生成する。
続いて、非切削指令判別部305でオブジェクトコード化された指令から非切削指令を判別し、非切削指令の場合にはプログラム再開ブロックデータ取得部306によりプログラム再開ブロックデータを取得、保存すると同時に、NC部プログラム再開ブロックデータ識別番号保存手段309によって前記オブジェクトコードから識別番号を取り出し、NC部プログラム再開ブロックデータの一部としてその識別番号を保存する。
ブロック実行部307は生成されたオブジェクトコードに従って、数値制御装置100に接続されているモータおよびPMC部を介して接続された周辺機械部を制御してワークの加工を行う。ここでオブジェクトコードが信号状態変更指令であった場合には、NC部識別番号出力手段310によって識別番号がオブジェクトコードから取出されPMC部に出力される。すなわち、NC部−PMC部間のインタフェース信号(図示しない)に対して前記識別番号がNC部より伝達される。また、もともとのブロック実行部の作用により、信号状態変更指令が実行されると前記NC部−PMC部間のインタフェース信号に対して補助機能コード等がNC部より伝達され、それを合図にPMC部は入出力インタフェース(図1の125に示す)のインタフェース信号を操作して周辺機械部を動作させる。
PMC部プログラム再開ブロックデータ保存手段(図4参照)は、NC部101よりPMC部120へ前記識別番号が伝達されたタイミングで、PMC部120での加工再開に必要となるデータと前記識別番号とを関連付けたものをPMC部プログラム再開ブロックデータとしてPMC部120のメモリ(メモリ121の不揮発性メモリ122または揮発性メモリ123)に保存する。PMC部120での加工再開に必要となるデータとは、一般的には前記識別番号がNC部101より伝達されて来た瞬間の信号状態および周辺機械部128を制御するためのデータである。
図4は加工中のNC部とPMC部の動作例を示したフローチャートである。NC部の識別番号生成部では、加工を開始したとき識別番号を初期化する(S410)。1ブロック分のプログラムの文字列を読み込み、字句解析、構文解析、意味解析、オブジェクトコードの生成を行う(S411、S412)。オブジェクトコードができたところで、前記識別番号生成部では各オブジェクトコードにユニークとなる識別番号を生成する(S413)。もしも、このブロックが非切削指令であれば、プログラム再開ブロックデータ取得部は加工再開に必要となるデータを保存する(S414、S415)とともに、前記識別番号生成部(S413)で生成された識別番号もそれに関連付けて保存する(S416)。オブジェクトコードを実行するとき、NC部識別番号出力手段にてオブジェクトコードの内容を判別し、信号状態変更指令であれば前記識別番号生成部(S413)で生成された識別番号をPMC部に出力する。これらの動作をプログラムが終了するまで、ブロックごとに行う(S419)。なお、このフローチャートでは、識別番号として0,1,2・・・の正の整数を用いている。
PMC部ではS418で出力される識別番号を監視しており、まず識別番号が入力されたかどうかを判定し(S401)、入力があれば加工再開に必要なデータを保存し(S402)、さらに識別番号も保存する(S403)。識別番号の入力がない場合、S401、S402を行わず、信号状態変更指令(補助機能)かを判定し(S404)、そうであれば、信号状態変更指令(補助機能)を実行する(S405)。S401〜S403がPMC部プログラム再開ブロックデータ保存手段であり、S404,S405は、本発明を実施しない場合にも一般的に行われる信号状態変更指令(補助機能)指令時のPMC部の処理である。
このようにして加工再開に必要となるデータを取得すると、表1に示すように、識別番号とプログラム再開ブロックデータが組になったものが、信号状態変更指令が指令されるごとに、NC部とPMC部のメモリにそれぞれ取得されていく。
なお、表1に示すように、PMC部プログラム再開ブロックデータが時系列ですべて保存されているとすれば、個々のPMC部プログラム再開ブロックデータには、前回から変化のあったデータだけを保存すれば良い。その理由は識別番号の若い順からすべて復元していくことで、すべての状態を復元できるからである。
Figure 0005800869
ここまでの説明では、本発明の加工実行中の動作の実施例を示した。ここからは、加工を中断した後の加工再開時の動作の実施例について述べる。本発明の加工再開では、まずNC部が動作してNC部の内部データを復元させた後、PMC部によって信号状態および周辺機械部の状態を復元させ、その完了を待ってNC部が加工の再開を続行する。
このときのNC部とPMC部の各動作を示したのが図5である。NC部はNC部の内部データの復元(S501)が完了すると、NC部加工再開一時中断手段(S502)により加工再開中断状態に移行する。加工再開中断状態に移行すると、NC部はプログラムの起動ボタンを無視する等、加工再開の準備が整う前に誤って加工が再開されてしまわないような措置を行う。
続いてNC部再開時識別番号出力手段(S503)によって、プログラム再開機能の起動時に選択されたNC部プログラム再開ブロックデータから識別番号を取り出し、NC部−PMC部間のインタフェース信号に入力し(S503)、NC部加工再開続行手段(S504、S505)に移行する。
一方で、PMC部はPMC部信号状態復元手段(S507)において、前記NC部−PMC部間のインタフェース信号を監視しており(S508)、NC部より識別番号が入力されたタイミング(つまり、NC部再開時識別番号出力手段によりNC部からPMC部に識別信号を出力する)で、PMC部信号状態復元部(S509)を実行し、表1に示したデータを使用して信号状態および周辺機械部の状態を復元させる。
これが完了したら、PMC部信号状態復元完了通知手段(S510)によりNC部−PMC部間のインタフェース信号を通じて、PMC部が信号状態および周辺機械部の状態の復元を完了したことをNC部に通知する。このとき、NC部はPMC部復元監視部(S505)により、PMC部の完了を監視しており、完了を検出するとNC部加工再開続行部(S506)により加工再開中断状態をキャンセルし、起動ボタンを有効化する等、加工が再開できる状態に移行する。
以上により、NC部、PMC部および周辺機械部のすべてについて加工中断前と同じ状態が復元されるので、この状態から加工の続きを開始することが可能となる。
図6に本発明を実施した場合の加工の開始、加工の中断、加工の再開までの全体の流れについて、オペレータの操作例と、それに対する数値制御装置の動作の例を示す。
オペレータが加工を開始すると(S601)、数値制御装置は加工中に非切削ブロックが指令されれば、NC部プログラム再開ブロックデータの保存が行われ、さらに信号状態変更指令であれば、PMC部プログラム再開ブロックデータも保存される(S602)。機械の異常や停電等で加工が中断されると(S604)、プログラムの運転は一旦終了となる(S605)。
中断した加工を再開するため、オペレータは複数あるNC部プログラム再開ブロックデータから任意の1つを指定し(S606)、プログラム再開機能を起動する(S607)。これを受けて数値制御装置は加工再開のための動作に入り(S608)、NC部プログラム再開ブロックデータに基づきNC部の内部データの復元を開始し(S609)、続いてPMC部および周辺機械部の状態を復元する(S610)。図示しないが、S610のステップは前記NC部再開時識別番号出力手段(図5のステップS503を参照)、PMC部信号状態復元手段(図5のステップS507を参照)、PMC部信号状態復元完了通知手段(図5のステップS510を参照)から構成されている。
オペレータはプログラム再開機能を起動したら(S607)、数値制御装置側の復元完了を待ち(S611)、数値制御装置は状態の復元が完了するとプログラム起動釦の押されるのを待つ(S612)。オペレータは数値制御装置側の復元完了を確認し、安全を確認した上でプログラム起動釦を押す(S613)。これを受けて数値制御装置がNC部加工再開続行手段の起動を行うと(S614)、加工が再開される。なお、前記S611、S612、S613は加工開始前にオペレータが安全を確認するためのステップを設けた例で、省略しても良い。
ここで、上述したPMC部の役割をNC部に接続された外部のPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)やコンピュータ等で行うようにした実施形態を説明する。すなわち、上述した実施形態との差異は、NC部識別番号出力手段、NC部再開時識別番号出力手段、PMC部信号状態復元完了通知手段、NC部加工再開続行手段において、NC部と外部のPLCやコンピュータ等とが各種の情報をやりとりする方法(通信プロトコル等)が、上述した実施形態のNC部とPMC部がやりとりをする場合のそれと異なる点と、PMC部プログラム再開ブロックデータ保存手段、PMC部信号状態復元手段、PMC部信号状態復元完了通知手段に相当する機能をPMC部に代わり前記PLCまたはコンピュータで実施する点、である。それぞれが扱う情報の内容については、上述した実施形態と同様である。
以下、請求項毎に補足説明する。
<請求項1>
請求項1に係る発明は、メモリに登録されている加工プログラムのブロックを順次読み出して解析し実行することにより、数値制御装置のNC部(図1参照)に接続されているモータを制御し、また、機械に取り付けられている周辺機器等の機械部(以後、周辺機械部と記す)を数値制御装置のPMC部(図1参照)の入出力インタフェースを介して制御し、ワークの加工を行う数値制御装置であって、ワークの加工を中断した時にワークの加工の再開を容易に行うために、予め加工実行中にワークの加工の再開を行いやすい非切削ブロックを検出して、非切削ブロックの情報をプログラム再開ブロックデータとしてメモリに保存し、ワークの加工が中断した時にプログラム再開ブロックデータに基づいてワークの加工の再開を行うプログラム再開機能を備えた数値制御装置に関し、加工実行中に検出した非切削ブロックをプログラム再開ブロックデータとして選択して再開動作を行なう時、数値制御装置の信号状態や周辺機械部の状態を正確に復元するプログラム再開機能を有することを特徴とする数値制御装置を得ることを目的とする。
本発明の方式1(請求項1に対応)では、ワークの加工実行中に補助機能(請求項では信号状態変更指令と記載)が指令されると、加工を再開するためのデータであるプログラム再開ブロックデータを図1に記載の数値制御装置のNC部のメモリに保存するが、このときプログラム再開ブロックデータにユニークな識別番号を付加して保存する。また、ワークの加工実行中に、周辺機械部の制御を行うPMC部に対して補助機能信号を出力すると同時に、PMC部が加工再開に必要なデータであるPMC部プログラム再開ブロックデータを保存するタイミングを通知するため、前記識別番号も同時にPMC部に出力する。
PMC部ではこの識別番号が出力されたタイミングで、前記PMC部プログラム再開ブロックデータをPMC部のメモリに保存する。このとき、前記識別番号と前記PMC部プログラム再開ブロックデータとの対応も保存する。
◎請求項1のNC部プログラム再開ブロックデータ識別番号保存手段の説明
信号状態変更指令(補助機能)は非切削ブロックの一種であり、このブロックの情報はNC部プログラム再開ブロックデータとしてNC部のメモリに保存される。このとき、NC部プログラム再開ブロックデータにユニークな識別番号を付加する。NC部プログラム再開ブロックデータ識別番号保存手段はNC部プログラム再開ブロックデータに前記識別番号を付加してNC部のメモリに保存する。
◎請求項1のNC部識別番号出力手段の説明
NC部識別番号出力手段は、PMC部に対して再開に必要なデータを保存するタイミングを通知する。すなわち、NC部識別番号出力手段は、信号状態変更指令の実行時に、前記識別番号をPMC部に出力し、PMC部が加工再開のために必要なデータを保存するタイミングを通知する。
◎請求項1のPMC部プログラム再開ブロックデータ保存手段の説明
PMC部プログラム再開ブロックデータ保存手段は、NC部識別番号出力手段によって前記識別番号が通知されたことを合図に、PMC部で持つデータの中から加工再開のために必要なものをPMC部に保存する。
また、プログラム中には複数の信号状態変更指令が指令される可能性があるので、保存したデータがどの信号状態変更指令のときのものなのかを区別する必要がある。このため、前記識別番号と関連付けてデータを保存する。すでに述べたとおり、前記識別番号はユニークな値のため、複数の信号状態変更指令が指令された場合でも個々を区別することができる。
このように、NC部プログラム再開ブロックデータとPMC部プログラム再開ブロックデータはそれぞれNC部とPMC部のメモリに分かれて保存されるが、NC部とPMC部とで共通な前記識別番号との関連付けを行うことによって両者の対応付けが可能である。
<請求項2>
本発明の方式2(請求項2に対応)では、加工再開時、プログラム再開ブロックデータの一つを指定しプログラム再開機能を起動すると、PMC部に対して信号状態および周辺機械部の状態を復元させるタイミングを通知するため、プログラム再開ブロックデータに付加された識別番号を出力する。PMC部はこのタイミングで、その識別番号と合致するPMC部プログラム再開ブロックデータを使用して、信号状態および周辺機械部の状態を復元させ、復元が完了したことをNC部に通知し、これを合図にNC部は加工の再開を続行する。これにより、加工再開時、NC部とPMC部の両方についてワークの加工実行中と同じ状態に復元させてから加工を開始することが可能となる。
◎請求項2のNC部加工再開一時中断手段の説明
加工を中断後、NC部に保存されているNC部プログラム再開ブロックデータから一つを選択しプログラム再開機能を起動すると、NC部では加工再開すべきブロックをサーチし、そのブロックから運転ができるようにプログラムの実行ポインタやGコードのモーダル情報等を整える。
NC部加工再開一時中断手段は、この段階で加工再開の動作を一時中断し、PMC部による信号状態の復元を行う状態に移行する。
加工再開の動作の一時中断後、NC部再開時識別番号出力手段によりPMC部による信号状態の復元が開始される。
◎請求項2のNC部再開時識別番号出力手段の説明
NC部再開時識別番号出力手段は、PMC部に対して状態の復元のタイミングを通知する。NC部再開時識別番号出力手段は、前記NC部加工再開一時中断手段によって加工再開の動作を一時中断したときに起動され、プログラム再開機能の起動時に選択されたNC部プログラム再開ブロックデータの識別番号をPMC部に通知する。この通知を受けたタイミングでPMC部信号状態復元手段が起動され、PMC部での状態の復元が開始される。
前述のように、加工プログラム中に複数個の信号状態変更指令が指令されていた場合、PMC部にも複数個のPMC部プログラム再開ブロックデータが保存されている。このため、PMC部がPMC部プログラム再開ブロックデータを使用して加工再開のために信号状態を復元するには、複数あるPMC部プログラム再開ブロックデータのうちどれを使用すべきかをPMC部でも認識する必要がある。
すでに述べたように、NC部プログラム再開ブロックデータ(NC部に保存)とPMC部プログラム再開ブロックデータ(PMC部に保存)には、共通な識別番号が付加されているので、NC部より前記識別番号をPMC部に通知すれば、それに対応したPMC部プログラム再開ブロックデータをPMC部でも得ることができる。
◎請求項2のPMC部信号状態復元手段の説明
PMC部信号状態復元手段は、NC部再開時識別番号出力手段によってNC部からPMC部に前記識別番号が通知されたことを合図にこれを参照し、同じ識別番号を持つPMC部プログラム再開ブロックデータを使用して信号状態および周辺機械部の状態を復元する。
◎請求項2のPMC部信号状態復元完了通知手段の説明
前記PMC部信号状態復元手段により信号状態および周辺機械部の状態が復元されたら、そのことをPMC部信号状態復元完了通知手段によりNC部に通知する。
◎請求項2のNC部加工再開続行手段の説明
PMC部信号状態復元完了通知手段からの通知を受けて、NC部加工再開続行手段が実行される。これにより、NC部加工再開一時中断手段によって一時中断されていた加工再開の動作が再開され、加工開始点への移動と加工プログラムの実行(実加工の開始)が起動される。
<請求項3>
本発明の方式3(請求項3に対応)は、方式1および方式2のPMC部の役割をNC部に接続されたPLCやコンピュータ等で行う方式である。請求項1におけるPMC部に代わり、その役割をNC部に接続された外部のPLCやコンピュータ等で行うようにしたものが請求項3である。
周辺機械部の制御をPMC部で行う場合、請求項1に記載のNC部識別番号出力手段、NC部再開時識別番号出力手段、PMC部信号状態復元完了通知手段では、NC部とPMC部間のインタフェース信号を使用して相互に通知を行うが、周辺機械部の制御をNC部に接続された外部のPLCやコンピュータ等で行う場合には、NC部−PMC部間のインタフェース信号に代わりEthernet(登録商標)等を経由した通信で通知を行う。
100 数値制御装置
101 NC部
102 NC−CPU
103 ROM
104 不揮発性メモリ
105 揮発性メモリ
106 メモリ
107 インタフェース
108x x軸軸制御回路
109x x軸サーボアンプ
110x x軸サーボモータ
108y y軸軸制御回路
109y y軸サーボアンプ
110y y軸サーボモータ
108z z軸軸制御回路
109z z軸サーボアンプ
110z z軸サーボモータ
111 スピンドル制御回路
112 スピンドルアンプ
113 スピンドルモータ
114 検出器
115 バス
116 表示器/手動入力手段ユニット

120 PMC部
121 メモリ
122 不揮発性メモリ
123 揮発性メモリ
124 PMC−CPU
125 入出力インタフェース
126 ROM
128 周辺機器部

201 字句解析
202 構文解析
203 意味解析
204 オブジェクトコード生成
205 非切削指令判別部
206 プログラム再開ブロックデータ取得部
207 ブロック実行部

301 字句解析
302 構文解析
303 意味解析
304 オブジェクトコード生成
305 非切削指令判別部
306 プログラム再開ブロックデータ取得部
307 ブロック実行部
308 識別番号生成部
309 NC部プログラム再開ブロックデータ識別番号保存手段
310 NC部識別番号出力手段

Claims (4)

  1. 加工プログラムのブロックを順次読み出して解析し実行することにより数値制御装置に接続されているモータを制御するNC部と、前記NC部から信号状態変更指令を受け、該信号状態変更指令をシーケンスプログラムにより解読し、解読することにより得られる信号により、数値制御装置に装備されている入出力インタフェースに接続されている周辺機械部を制御するPMC部を有し、それぞれを制御してワークの加工を行い、前記ワークの加工を中断した時にワークの加工の再開を行うために、予め加工実行中にワークの加工の再開を行いやすい非切削ブロックをNC部で検出して、非切削ブロックの情報をNC部プログラム再開ブロックデータとしてNC部のメモリに1つまたは複数個保存し、前記ワークの加工が中断した後に任意に選択された前記NC部プログラム再開ブロックデータに基づいて前記ワークの加工の再開を行うプログラム再開機能を備えた数値制御装置において、
    加工実行中に非切削ブロックの情報をNC部プログラム再開ブロックデータとして保存する時、ユニークな識別番号を付加して保存するNC部プログラム再開ブロックデータ識別番号保存手段と、
    加工実行中に主として周辺機械部の操作をPMC部に行わせる目的でNC部よりPMC部に対して信号を出力する信号状態変更指令(補助機能)がNC部で実行されるたびに、前記信号状態変更指令に対応するNC部プログラム再開ブロックデータに付加された前記識別番号をPMC部に出力し、PMC部に対して再開に必要なデータを保存するタイミングを通知するNC部識別番号出力手段と、
    前記NC部識別番号出力手段によって識別番号が出力されたタイミングで、PMC部において、前記NC部から受けた前記信号状態変更指令をシーケンスプログラムにより解読することで得られる前記信号の状態と、PMC部が周辺機械部を制御するデータと、を含む、PMC部が加工再開するのに必要なPMC部プログラム再開ブロックデータを、前記識別番号と関連付けてPMC部のメモリに保存していくPMC部プログラム再開ブロックデータ保存手段と、
    を有することを特徴とするプログラム再開機能を備えた数値制御装置。
  2. 加工を中断した後に、前記NC部プログラム再開ブロックデータの任意の一つを指定してプログラム再開機能を起動したとき、前記指定されたNC部プログラム再開ブロックデータに基づいてワークの加工の再開を行う過程の途中でNC部の加工再開動作を一時中断するNC部加工再開一時中断手段と、
    前記NC部加工再開一時中断手段によりNC部の加工再開動作が一時中断したことを検出した後、プログラム再開機能の起動時に指定したNC部プログラム再開ブロックデータの識別番号をPMC部に出力し、PMC部に対して状態を復元するタイミングを通知するNC部再開時識別番号出力手段と、
    前記NC部から前記識別番号がPMC部に出力されてきたタイミングで、PMC部において、前記識別番号に基づいて、前記信号状態変更指令を解読することで得られた前記信号の状態および周辺機器部の状態を復元させるPMC部信号状態復元手段と、
    信号状態および周辺機械部の状態の復元が完了したところで、その完了を前記NC部に通知するPMC部信号状態復元完了通知手段と、
    前記PMC部信号状態復元完了通知手段により信号状態が復元したことを受けて、前記NC部加工再開一時中断手段で中断していた加工の再開をNC部が続行するNC部加工再開続行手段と、
    を有することを特徴とするプログラム再開機能を備えた請求項1に記載の数値制御装置。
  3. 加工プログラムのブロックを順次読み出して解析し実行することにより数値制御システムに接続されているモータを制御するNC部と、前記NC部から信号状態変更指令を受け、該信号状態変更指令をシーケンスプログラムにより解読し、解読することにより得られる信号により、数値制御装置に装備されている入出力インタフェースに接続されている周辺機械部を制御するPMC部を有し、それぞれを制御してワークの加工を行い、前記ワークの加工を中断した時にワークの加工の再開を行うために、予め加工実行中にワークの加工の再開を行いやすい非切削ブロックをNC部で検出して、非切削ブロックの情報をNC部プログラム再開ブロックデータとしてNC部のメモリに1つまたは複数個保存し、前記ワークの加工が中断した後に任意に選択された前記NC部プログラム再開ブロックデータに基づいて前記ワークの加工の再開を行うプログラム再開機能を備えた数値制御システムにおいて、
    加工実行中に非切削ブロックの情報をNC部プログラム再開ブロックデータとして保存する時、ユニークな識別番号を付加して保存するNC部プログラム再開ブロックデータ識別番号保存手段と、
    加工実行中に主として周辺機械部の操作をPMC部に行わせる目的でNC部よりPMC部に対して信号を出力する信号状態変更指令(補助機能)がNC部で実行されるたびに、前記信号状態変更指令に対応するNC部プログラム再開ブロックデータに付加された前記識別番号をPMC部に出力し、PMC部に対して再開に必要なデータを保存するタイミングを通知するNC部識別番号出力手段と、
    前記NC部識別番号出力手段によって識別番号が出力されたタイミングで、PMC部において、前記NC部から受けた前記信号状態変更指令をシーケンスプログラムにより解読することで得られる前記信号の状態と、PMC部が周辺機械部を制御するデータと、を含む、PMC部が加工再開するのに必要なPMC部プログラム再開ブロックデータを、前記識別番号と関連付けてPMC部のメモリに保存していくPMC部プログラム再開ブロックデータ保存手段と、
    を有し、
    前記PMC部は、通信回線を介して接続されたPLCまたはコンピュータであることを特徴とするプログラム再開機能を備えた数値制御システム。
  4. 加工を中断した後に、前記NC部プログラム再開ブロックデータの任意の一つを指定してプログラム再開機能を起動したとき、前記指定されたNC部プログラム再開ブロックデータに基づいてワークの加工の再開を行う過程の途中でNC部の加工再開動作を一時中断するNC部加工再開一時中断手段と、
    前記NC部加工再開一時中断手段によりNC部の加工再開動作が一時中断したことを検出した後、プログラム再開機能の起動時に指定したNC部プログラム再開ブロックデータの識別番号をPMC部に出力し、PMC部に対して状態を復元するタイミングを通知するNC部再開時識別番号出力手段と、
    前記NC部から前記識別番号がPMC部に出力されてきたタイミングで、PMC部において、前記識別番号に基づいて、前記信号状態変更指令を解読することで得られた前記信号の状態および周辺機械部の状態を復元させるPMC部信号状態復元手段と、
    信号状態および周辺機械部の状態の復元が完了したところで、その完了を前記NC部に通知するPMC部信号状態復元完了通知手段と、
    前記PMC部信号状態復元完了通知手段により信号状態が復元したことを受けて、前記NC部加工再開一時中断手段で中断していた加工の再開をNC部が続行するNC部加工再開続行手段と、
    を有することを特徴とするプログラム再開機能を備えた請求項3に記載の数値制御システム。
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