JP5800006B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置に関する。
従来、トランジスタに流れる電流と、トランジスタに逆並列に接続されたダイオードに流れる電流とを、センストランジスタとセンスダイオードに接続された共通のセンス抵抗で検出する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。センストランジスタには、トランジスタに流れる電流に比例した電流が流れ、センスダイオードには、ダイオードに流れる電流に比例した電流が流れる。
特開2012−19550号公報
しかしながら、トランジスタとダイオードとで検出したい電流の大きさが異なるため、ダイオードに流れる電流に対するセンスダイオードに流れる電流の割合を大きくしたい場合がある。この割合が大きく設定される場合、意図しない過電流がダイオードに流れると、センストランジスタとセンスダイオードとに接続された抵抗が劣化する可能性がある。
そこで、センストランジスタとセンスダイオードとに接続された抵抗の劣化を抑制できる、半導体装置の提供を目的とする。
一つの案では、
トランジスタと、
前記トランジスタと逆並列に接続されたダイオードと、
前記トランジスタに流れる電流に応じたセンス電流を生成するセンストランジスタと、
前記ダイオードに流れる電流に応じたセンスダイオード電流を生成するセンスダイオードと、
前記センストランジスタのエミッタと前記センスダイオードのアノードに接続された一端と、前記トランジスタのエミッタと前記ダイオードのアノードに接続された他端とを有する抵抗と、
前記センスダイオード電流が流れるときに前記抵抗に発生する電圧を、クランプするクランプ回路とを備え、
前記ダイオードに流れる電流に対する前記センスダイオード電流の割合は、前記トランジスタに流れる電流に対する前記センス電流の割合よりも大きい、半導体装置が提供される。
一態様によれば、センストランジスタとセンスダイオードとに接続された抵抗の劣化を抑制できる。
半導体装置における一実施例の構成図である。 半導体装置の動作波形の一例を示したタイミングチャートである。 半導体装置における一実施例の構成図である。 半導体装置における一実施例の構成図である。 半導体装置における一実施例の構成図である。 半導体装置の動作波形の一例を示したタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
図1は、半導体装置の一例である駆動装置1の構成例を示した図である。駆動装置1は、集積回路により形成された構成を有する半導体デバイスでもよいし、ディスクリート部品により形成された構成を有する半導体デバイスでもよい。
駆動装置1は、トランジスタ部11のメイントランジスタ12をオンオフ駆動することによって、第1の導電部61又は第2の導電部62に接続される誘導性の負荷(例えば、インダクタ、モータなど)を駆動する手段を備えた半導体回路である。駆動装置1が単数又は複数使用される装置として、例えば、直流電圧を昇圧又は降圧又は昇降圧するコンバータ、直流電力と交流電力との間で電力変換するインバータなどが挙げられる。
例えば、駆動装置1が複数使用される装置では、誘導性の負荷が接続される中間ノードに対してハイサイドとローサイドのそれぞれに設けられたスイッチング素子10が直列に接続されたスイッチング回路が設けられる。例えば、駆動装置1が複数使用される装置の一例である三相インバータは、当該スイッチング回路を3個並列に備えている。
導電部61は、電源の正極等の高電源電位部に導電的に接続される電流経路であり、高電源電位部に他のスイッチング素子又は負荷を介して間接的に接続されてもよい。導電部62は、電源の負極等の低電源電位部(例えば、グランド電位部)に導電的に接続される電流経路であり、低電源電位部に他のスイッチング素子又は負荷を介して間接的に接続されてもよい。
駆動装置1は、スイッチング素子10を備えている。スイッチング素子10は、電流センス機能付きの絶縁ゲート型電圧制御半導体素子である。スイッチング素子10は、トランジスタ部11と、ダイオード部14とを有している。
スイッチング素子10は、例えば、トランジスタ部11がInsulated Gate Bipolar Transistor(IGBT)である場合、トランジスタ部11とダイオード部14とが共通の半導体基板に設けられたダイオード内蔵IGBTである。ダイオード内蔵IGBTは、ダイオードのアノード電極とIGBTのエミッタ電極とを共通電極とし、ダイオードのカソード電極とIGBTのコレクタ電極とを共通電極とした構造を有している。ダイオード内蔵IGBTは、逆導通IGBT(Reverse Conducting(RC)‐IGBT)とも称される。
トランジスタ部11の具体例として、IGBT,MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などのパワートランジスタ素子が挙げられる。図1には、トランジスタ部11の一例であるIGBTが図示されている。以下、説明の便宜上、トランジスタ部11がIGBTであるとして、説明する。MOSFETの場合であれば、「コレクタ」を「ドレイン」に、「エミッタ」を「ソース」に置き換えて読むとよい。
トランジスタ部11のゲート端子Gは、例えば、ゲート端子Gに直列接続されたゲート抵抗を介して、制御回路40の駆動回路43に接続される制御端子である。トランジスタ部11のコレクタ端子Cは、例えば、接続点cに接続され、接続点cを介して導電部61に接続される第1の主端子である。トランジスタ部11のエミッタ端子Eは、例えば、接続点dに接続され、接続点dを介して導電部62に接続される第2の主端子である。トランジスタ部11のセンスエミッタ端子SEは、例えば、接続点bに接続され、接続点bを介してセンス抵抗20の一端に接続されるセンス端子である。センスエミッタ端子SEは、センス抵抗20の他端が接続される接続点dを介して、導電部62に接続される。
トランジスタ部11は、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13を含んで構成されている。メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13は、IGBT等のスイッチング素子である。センストランジスタ13は、メイントランジスタ12に並列に接続されている。メイントランジスタ12とセンストランジスタ13は、それぞれ、複数のセルトランジスタから構成されてよい。
メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13のそれぞれのゲート電極gは、トランジスタ部11のゲート端子Gに共通接続される制御電極である。メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13のそれぞれのコレクタ電極cは、トランジスタ部11のコレクタ端子Cに共通接続される第1の主電極である。メイントランジスタ12のエミッタ電極eは、トランジスタ部11のエミッタ端子Eに接続される第2の主電極である。センストランジスタ13のセンスエミッタ電極seは、トランジスタ部11のセンスエミッタ端子SEに接続されるセンス電極である。
センストランジスタ13は、メイントランジスタ12に流れる電流に応じた電流を生成するセンストランジスタの一例であり、メイントランジスタ12に流れる電流が大きいほど大きな電流が流れるセンス素子である。センストランジスタ13は、例えば、メイントランジスタ12に流れる主電流Ieに比例したセンス電流Iseを出力する。
例えば、コレクタ端子Cからトランジスタ部11に流入するコレクタ電流は、メイントランジスタ12を流れる主電流Ieとセンストランジスタ13を流れるセンス電流Iseとにセンス比nで分割される。センス電流Iseは、主電流Ieに応じてセンス比nで流れる電流であり、主電流Ieよりも電流値がセンス比nによって小さくされた電流である。
センス比nは、センス電流Iseの大きさと主電流Ieの大きさとの比が1:nであることを表している(n>1)。センス比nは、例えば、メイントランジスタ12のエミッタ電極eの面積と、センストランジスタ13のセンスエミッタ電極seの面積との比に応じて決定される。
主電流Ieは、メイントランジスタ12におけるコレクタ電極cとエミッタ電極eとを流れ、エミッタ端子Eから出力される。エミッタ端子Eから出力された主電流Ieは、接続点dを介して、導電部62を流れる。センス電流Iseは、センストランジスタ13におけるコレクタ電極cとセンスエミッタ電極seとを流れ、センスエミッタ端子SEから出力される。センスエミッタ端子SEから出力されたセンス電流Iseは、センス抵抗20及び接続点dを経由して、導電部62を流れる。
一方、ダイオード部14は、メインダイオード15及びセンスダイオード16を含んで構成されている。
メインダイオード15は、メイントランジスタ12に逆並列に接続されたダイオードの一例であり、エミッタ端子Eに接続されたアノードと、コレクタ端子Cに接続されたカソードとを有する逆導通素子である。メインダイオード15のアノード電極は、エミッタ端子Eが接続された接続点dに接続され、接続点dを介して導電部62に接続されたP型電極である。メインダイオード15のカソード電極は、コレクタ端子Cが接続された接続点cに接続され、接続点cを介して導電部61に接続されたN型電極である。
センスダイオード16は、メインダイオード15に流れる電流に応じた電流を生成するセンスダイオードの一例であり、メインダイオード15に流れる電流が大きいほど大きな電流が流れるセンス素子である。センスダイオード16は、例えば、メインダイオード15に流れるダイオード電流Idに比例したセンスダイオード電流Isdを出力する。
センスダイオード電流Isdは、ダイオード電流Idに応じてセンス比mで流れる電流であり、ダイオード電流Idよりも電流値がセンス比mによって小さくされた電流である。センス比mは、センスダイオード電流Isdの大きさとダイオード電流Idの大きさとの比が1:mであることを表している(m>1)。
センスダイオード16のアノード電極は、センスエミッタ端子SEが接続された接続点bに接続され、センス抵抗20及び接続点dを介して導電部62に接続されたP型電極である。センスダイオード16のカソード電極は、コレクタ端子Cが接続された接続点cに接続され、接続点cを介して導電部61に接続されたN型電極である。
駆動装置1は、センスエミッタ端子SEとエミッタ端子Eとの間に設けられたセンス抵抗20を有している。センス抵抗20は、センストランジスタ13のセンスエミッタ電極seとセンスダイオード16のアノード電極とに共通に接続された接続点bに接続される一端と、メイントランジスタ12のエミッタ電極eとメインダイオード15のアノード電極とに共通に接続された接続点dに接続される他端とを有する抵抗部の一例である。
駆動装置1は、センス電流Iseの大きさに基づいて主電流Ieの大きさを検出するとともに、センスダイオード電流Isdの大きさに基づいてダイオード電流Idの大きさを検出する検出手段を有する制御回路40を備えている。
制御回路40は、例えば、センス電流Iseが流れるときに発生するセンス電圧Vseの大きさを検出することによって、センス電流Iseの大きさを検出して、主電流Ieの大きさを検出する検出手段を有している。センス電流Iseが流れるときに発生するセンス電圧Vseは、センス電流Iseの大きさに応じて大きさが変化する正電圧であり、例えば、センス電流Iseがセンス抵抗20に流れることによりセンス抵抗20の両端に発生する。
同様に、制御回路40は、例えば、センスダイオード電流Isdが流れるときに発生するセンス電圧Vseの大きさを検出することによって、センスダイオード電流Isdの大きさを検出して、ダイオード電流Idの大きさを検出する検出手段を有している。センスダイオード電流Isdが流れるときに発生するセンス電圧Vseは、センスダイオード電流Isdの大きさに応じて大きさが変化する負電圧であり、例えば、センスダイオード電流Isdがセンス抵抗20に流れることによりセンス抵抗20の両端に発生する。
センス電圧Vseは、例えば、センス抵抗20の両端電圧であり、接続点bと接続点dとの電位差に等しい。センス電圧Vseは、センスダイオード16の順方向と同方向のセンスダイオード電流Isdがセンス抵抗20に流れているとき、負の電圧値である。また、センス電圧Vseは、センスダイオード16の順方向とは逆方向のセンス電流Iseがセンス抵抗20に流れているとき、正の電圧値である。また、センス電圧Vseは、センスダイオード電流Isd又はセンス電流Iseがセンス抵抗20に流れていないとき、零である。
ダイオード部14のセンス比m及びトランジスタ部11のセンス比nは、ダイオード電流Idに対するセンスダイオード電流Isdの割合pが、主電流Ieに対するセンス電流Iseの割合qよりも大きくなるように、設定されている。
割合pは、センスダイオード電流Isdの大きさとダイオード電流Idの大きさとの比が1:mに設定されている場合、1/mに等しい値である。割合qは、センス電流Iseの大きさと主電流Ieの大きさとの比が1:nに設定されている場合、1/nに等しい値である。m,nは、それぞれ、1よりも大きな値である。
例えば、mが1000、nが2000である場合、割合p(=1/1000)は、割合q(=1/2000)よりも大きく設定される。
割合pが割合qよりも大きく設定されることによって、ダイオード電流Idと主電流Ieとが仮に同じ大きさであっても(電流値の絶対値が同じ)、センスダイオード電流Isdの大きさをセンス電流Iseよりも大きくすることができる。したがって、ダイオード電流Idの大きさが比較的小さくても、絶対値が比較的大きなセンスダイオード電流Isd及びセンス電圧Vseを生成できるため、ダイオード電流Idの検出感度を主電流Ieの検出感度よりも上げることができる。
例えば、割合pが割合qより大きいと、過電流のような比較的大きな主電流Ieをセンス電圧Vseに基づき検出できる一方で、零アンペア付近のダイオード電流Idがメインダイオード15に流れていることをセンス電圧Vseに基づき高精度に検出できる。例えば、制御回路40は、メイントランジスタ12に所定値以上の主電流Ieが流れていることをセンス電圧Vseに基づき検出でき、零よりも僅かに大きなダイオード電流Idがメインダイオード15に流れていることをセンス電圧Vseに基づき検出できる。
ところが、割合pが割合qよりも大きいと、比較的小さなダイオード電流Idでも、絶対値が比較的大きなセンスダイオード電流Isdを発生させることができる。そのため、意図しない過大なダイオード電流Idがメインダイオード15に流れると、過大なセンスダイオード電流Isdがセンス抵抗20に流れて、センス抵抗20が劣化する可能性がある。
また、センス抵抗20は、検出したい過大な主電流Ieの大きさにあわせて小さく設定されている。そのため、少しでも大きなセンスダイオード電流Isdがセンス抵抗20に流れると、センス抵抗20が劣化する可能性がある。
そこで、駆動装置1は、センス抵抗20に並列に接続されたクランプ回路30を有している。クランプ回路30は、接続点b及びセンス抵抗20の一端に接続された一端と、接続点d及びセンス抵抗20の他端に接続された他端とを有している。クランプ回路30は、センスダイオード電流Isdがセンス抵抗20に流れるときにセンス抵抗20の両端に発生する負のセンス電圧Vseを所定のクランプ電圧値にクランプする回路である。
したがって、クランプ回路30は、過大な負のセンス電圧Vseを抑制できるため、センス抵抗20及びセンス抵抗20に接続される素子(例えば、コンパレータ49)が、負の過電圧によって劣化することを抑制できる。
また、クランプ回路30に電流が流れるようにクランプ回路30はセンス抵抗20に並列に接続されているため、センスダイオード電流Isdを、センス抵抗20に流れる電流I1とクランプ回路30に流れる電流I2に分流できる。そして、クランプ回路30が十分な電流容量を持っていることで、センス抵抗20に供給される電流をクランプ回路30に分流できるため、センス抵抗20が過電流で劣化することを抑制できる。
クランプ回路30のクランプ電圧値は、クランプ回路30が無いときのセンスダイオード電流Isdのピーク電流値とセンス抵抗20の抵抗値との積(電圧値)よりも低い値に設定される。
クランプ回路30は、例えば、負のセンス電圧Vseを所定のクランプ電圧値にクランプするダイオード31を有している。ダイオード31は、センスダイオード電流Isdがダイオード31を流れるように、センスダイオード16の順方向と同じ方向を順方向とするPN接合部の一例である。また、ダイオード31は、センス電流Iseがクランプ回路30に流れることを阻止するように配置されているため、センス電流Iseは、クランプ回路30に流れずにセンス抵抗20に流れる。
ダイオード31は、センス抵抗20に並列に配置されて接続され、接続点b及びセンス抵抗20の一端に接続されたカソード電極と、接続点d及びセンス抵抗20の他端に接続されたアノード電極とを有している。ダイオード31の個数は、単数でも複数でもよい。図1には、2つのダイオード31が直列に接続されている。
駆動装置1は、制御回路40を備えている。制御回路40は、センス電圧Vseの検出結果に基づいて、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13の駆動を制御する制御部の一例である。
制御回路40は、センスダイオード電流Isdがセンス抵抗20及びクランプ回路30を流れることにより発生する負のセンス電圧Vseが検出されるとき、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13をオフさせる。これにより、ダイオード電流Idが流れているときに、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13がオンすることを防止できる。また、ダイオード電流Idが流れているときに、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13がオンすることによって、ダイオード部14の損失が増大することを防止できる。
例えば、制御回路40は、センス電圧Vseが所定の閾値(例えば、零又は所定の負の電圧値)以下であることが検出されるとき、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13をオフさせる。
制御回路40は、抵抗41と、抵抗54と、コンパレータ49と、AND回路42と、駆動回路43とを有している。
抵抗41及び抵抗54は、センス電圧Vseを検出電圧Vaに等価的に変換する変換部の一例である。抵抗54は、接続点b及びセンス抵抗20の一端に接続された一端と、抵抗41の一端に接続された他端とを有している。抵抗41は、抵抗54の他端に接続された一端と、一定の基準電圧VR1を出力する基準電圧部44に接続された他端とを有している。抵抗41の一端と抵抗54の他端との接続点aは、コンパレータ49の非反転入力部に接続されている。接続点aから出力される検出電圧Vaは、コンパレータ49の非反転入力部に入力される。
抵抗41及び抵抗54は、センスダイオード電流Isdがセンス抵抗20に流れるときに発生する負のセンス電圧Vseを正の検出電圧Vaに等価的に変換できる。これにより、負電圧がコンパレータ49の非反転入力部に入力されないため、コンパレータ49の非反転入力部の構成を簡素化できる。
コンパレータ49は、センス電流Iseがセンス抵抗20に流れているときかセンスダイオード電流Isdがセンス抵抗20に流れているときかを判定する判定回路の一例である。コンパレータ49は、センスダイオード電流Isdの流れが終わること又はセンス電流Iseの流れが始まることを検出することができ、センス電流Iseの流れが終わること又はセンスダイオード電流Isdの流れが始まることを検出することができる。
コンパレータ49は、センス電圧Vseが所定の閾値Vthを跨ぐことを検出したタイミングで、出力信号S6の電圧レベルを反転させる。例えば、コンパレータ49は、接続点aに接続された非反転入力部と、基準電圧部50に接続された反転入力部とを有している。基準電圧部50は、一定の基準電圧VR3をコンパレータ49の反転入力部に対して出力する。つまり、この場合、コンパレータ49は、センス電圧Vseに応じた検出電圧Vaが基準電圧VR3を跨ぐことを検出したタイミングで、出力信号S6の電圧レベルを反転させる。
ダイオード電流Idが流れているとき、センスダイオード電流Isdも流れているため、センス電圧Vseは負電圧である。コンパレータ49は、センス電圧Vseが負の値から零以上の値(すなわち、零又は正の値)に変化することを検出した時、出力信号S6をローレベルからハイレベルに切り替える。コンパレータ49は、例えば、検出電圧Vaが基準電圧VR3を超えることをモニタすることによって、センス電圧Vseが負の値から零以上の値(すなわち、零又は正の値)に変化することを検出する。
一方、主電流Ieが流れているとき、センス電流Iseも流れているため、センス電圧Vseは正電圧である。コンパレータ49は、センス電圧Vseが正の値から零以下の値(すなわち、零又は負の値)に変化することを検出した時、出力信号S6をハイレベルからローレベルに切り替える。コンパレータ49は、例えば、検出電圧Vaが基準電圧VR3を下回ることをモニタすることによって、センス電圧Vseが正の値から零以下の値(すなわち、零又は負の値)に変化することを検出する。
コンパレータ49の出力信号S6は、AND回路42に入力される。
AND回路42は、指令信号S1の電圧レベルと出力信号S6の電圧レベルとに基づいて、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13をオンさせるかオフさせるかを判定する判定部の一例である。AND回路42は、指令信号S1と出力信号S6との論理積を演算してプレ駆動信号S2を出力する。指令信号S1は、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13のオンオフを指令する信号であり、マイクロコンピュータ等の外部装置から供給される信号(例えば、パルス幅変調信号)である。
AND回路42は、指令信号S1と出力信号S6の少なくとも一方がメイントランジスタ12及びセンストランジスタ13のオフを指示するローレベルの信号である場合、ローレベルのプレ駆動信号S2を出力する。ローレベルのプレ駆動信号S2は、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13をオフさせるための信号である。つまり、AND回路42は、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13のオンを指示するハイレベルの指令信号S1を受けても、出力信号S6がローレベルであるとき、ローレベルのプレ駆動信号S2を出力する。
一方、AND回路42は、指令信号S1と出力信号S6のいずれも、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13のオンを指示するハイレベルの信号である場合、ハイレベルのプレ駆動信号S2を出力する。ハイレベルのプレ駆動信号S2は、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13をオンさせるための信号である。
駆動回路43は、AND回路42から出力されるプレ駆動信号S2と同位相のゲート駆動信号S3を出力する。駆動回路43は、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13を駆動できるように、プレ駆動信号S2の電圧レベルを高くシフトして、プレ駆動信号S2の電圧レベルよりも大きなゲート駆動信号S3を出力する。
これにより、制御回路40は、ダイオード電流Idがメインダイオード15に流れることが検出されたとき、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13をオフできる。一方、通常の主電流Ieがメイントランジスタ12に流れていることが検出されているとき、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13をオンできる。
図2は、駆動装置1の動作波形の一例を示したタイミングチャートである。指令信号S1は、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13のオンオフを指令する信号である。電流Iswは、導電部62を流れる電流であり、主電流Ieとダイオード電流Idとの和にほぼ等しい。なお、センス電流Iseは主電流Ieよりも十分小さく、センスダイオード電流Isdはダイオード電流Idよりも十分小さいため、センス電流Ise及びセンスダイオード電流Isdは、電流Iswに対して無視できる大きさである。
電流Iswが負の値である期間は、電流Iswが、メインダイオード15及びセンスダイオード16の順方向と同方向に流れていることを表す。メインダイオード15及びセンスダイオード16の順方向とは、アノード電極からカソード電極に向かう方向である。一方、電流Iswが正の値である期間は、電流Iswが、メインダイオード15及びセンスダイオード16の順方向とは逆向きの方向に流れていることを表す。メインダイオード15及びセンスダイオード16の順方向とは逆向きの方向とは、コレクタ端子Cからエミッタ端子E又はセンスエミッタ端子SEに向かう方向である。
ダイオード電流Idが流れているとき、センスダイオード電流Isdが流れているため、センス電圧Vseはローレベルの負電圧である。センス電圧Vseがローレベルの負電圧であるとき、出力信号S6はローレベルである。よって、指令信号S1がハイレベルであり且つ出力信号S6がローレベルであるとき、ゲート駆動信号S3はローレベルになるため、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13は共にオフする。メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13が共にオフすることにより、主電流Ie及びセンス電流Iseの流れは遮断される。したがって、主電流Ie及びセンス電流Iseの流れが遮断されているとき、電流Iswは、ダイオード電流Idとセンス抵抗20に流れる電流I1とクランプ回路30に流れる電流I2との和にほぼ等しい。
ダイオード電流Idが減少するにつれて、センスダイオード電流Isdも減少する。センスダイオード電流Isdは、電流I1と電流I2との和にほぼ等しい。ダイオード電流Idが零アンペアまで減少すると、電流Iswもほぼ零アンペアになる。電流Iswが負から正に切り替わる零アンペア付近で、出力信号S6はローレベルからハイレベルに切り替わる(タイミングt1,t4を参照)。これにより、ゲート駆動信号S3はハイレベルになる。
よって、指令信号S1がハイレベルであり且つ出力信号S6がハイレベルであるとき、ゲート駆動信号S3はハイレベルになるため、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13は共にオンする。メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13が共にオンすることにより、主電流Ie及びセンス電流Iseは漸増するため、電流Iswも漸増する(期間t1−t2及び期間t4−t5参照)。
図2において、波形b1は、クランプ回路30が無い場合を示し、波形b2は、クランプ回路30が有る場合を示している。いずれの場合も、ダイオード電流Idに対するセンスダイオード電流Isdの割合pが、主電流Ieに対するセンス電流Iseの割合qよりも大きく設定されている。
クランプ回路30が無いときの波形b1の場合、割合pが割合qよりも大きいため、センス電圧Vseの負のピークの絶対値は、センス電圧Vseの正のピークの絶対値よりも大きい。図2の場合、−4.8V程度の負のピーク電圧と1.8V程度の正のピーク電圧とが発生している。
これに対して、クランプ回路30が有るときの波形b2の場合、零アンペア付近の電流Iswの検出感度は保たれたまま、センス電圧Vseの負のピーク電圧は−2.3V程度に抑えられている。したがって、負の過電圧によって、センス抵抗20自体又はセンス抵抗20に接続された素子が劣化することを抑制できる。
指令信号S1がハイレベルからローレベルに切り替わると、ゲート駆動信号S3はハイレベルからローレベルに切り替わるため(タイミングt2,t5参照)、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13は共にオフする。メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13が共にオフすることにより、主電流Ie及びセンス電流Iseの流れは遮断される(期間t2−t3及び期間t5−t6参照)。
主電流Ieが減少するにつれて、センス電流Iseも減少する。センス電流Iseは、電流I1にほぼ等しい。センス電流Iseは、ダイオード31によって、クランプ回路30には流れない。主電流Ieが零アンペアまで減少すると、電流Iswもほぼ零アンペアになる。電流Iswが正から負に切り替わる零アンペア付近で、出力信号S6はハイレベルからローレベルに切り替わる(タイミングt2,t5を参照)。これにより、ゲート駆動信号S3はローレベルになる。
図3は、半導体装置の一例である駆動装置2の構成例を示した図である。上述の駆動装置の構成例と同一の構成及び効果についての説明は省略する。駆動装置2は、センス抵抗20に電流I1が流れることにより発生した正のセンス電圧Vseに基づいて、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13をオフさせる過電流検出回路を有する制御回路45を備えている。
コンパレータ46は、過電流検出回路の一例である。コンパレータ46は、接続点b及びセンス抵抗20の一端に接続される反転入力部と、一定の基準電圧VR2を出力する基準電圧部47に接続される非反転入力部とを有している。基準電圧VR2は、主電流Ieが過電流であるか否かを判定するための閾値電圧である。
コンパレータ46は、ダイオード電流Idが流れているとき、センス電圧Vseは基準電圧VR2よりも低いため、ハイレベルの出力信号S4を出力する。また、コンパレータ46は、過電流よりも小さな通常の主電流Ieがメイントランジスタ12に流れているとき、センス電圧Vseは基準電圧VR2よりも低いため、ハイレベルの出力信号S4を出力する。また、コンパレータ46は、所定値以上の過大な主電流Ieがメイントランジスタ12に流れると、センス電圧Vseは基準電圧VR2よりも高くなるため、ローレベルの出力信号S4を出力する。
制御回路45は、コンパレータ49の出力信号S6とコンパレータ46の出力信号S4が入力されるAND回路48を有している。AND回路48は、出力信号S4の電圧レベルと出力信号S6の電圧レベルとに基づいて、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13をオンさせるかオフさせるかを判定する判定部の一例である。AND回路48は、出力信号S4と出力信号S6との論理積を演算して出力信号S5を出力する。
AND回路42は、指令信号S1の電圧レベルと出力信号S5の電圧レベルとに基づいて、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13をオンさせるかオフさせるかを判定する判定部の一例である。AND回路42は、指令信号S1と出力信号S5との論理積を演算してプレ駆動信号S2を出力する。
これにより、制御回路45は、ダイオード電流Idがメインダイオード15に流れることと過大な主電流Ieがメイントランジスタ12に流れることとの少なくとも一方が検出されたとき、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13をオフできる。一方、通常の主電流Ieがメイントランジスタ12に流れていることが検出されているとき、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13をオンできる。
図4は、半導体装置の一例である駆動装置3の構成例を示した図である。上述の駆動装置の構成例と同一の構成及び効果についての説明は省略する。駆動装置3は、負のセンス電圧Vseを所定のクランプ電圧値にクランプするクランプ回路34を備えている。
クランプ回路34は、負のセンス電圧Vseを所定のクランプ電圧値にクランプするダイオード32及びツェナーダイオード33を有している。ツェナーダイオード33のツェナー電圧を調整することによって、負のセンス電圧Vseがクランプされるクランプ電圧値を任意の値に容易に設定できる。
ダイオード32は、センスダイオード電流Isdがダイオード32を流れるように、センスダイオード16の順方向と同じ方向を順方向とするPN接合部の一例である。また、ダイオード32は、センス電流Iseがクランプ回路34に流れることを阻止するように配置されているため、センス電流Iseは、クランプ回路34に流れずにセンス抵抗20に流れる。
ダイオード32は、センス抵抗20に並列に配置されて接続され、接続点b及びセンス抵抗20の一端に接続されたカソード電極と、接続点d及びセンス抵抗20の他端にツェナーダイオード33を介して接続されたアノード電極とを有している。ダイオード32の個数は、単数でも複数でもよく、複数のダイオード32が直列に接続されてもよい。
ツェナーダイオード33は、センス電圧Vseがツェナーダイオード33のツェナー電圧以上であるときに限りセンスダイオード電流Isdがツェナーダイオード33を流れるように、センスダイオード16の順方向とは逆の方向を順方向とするダイオードである。
センスダイオード電流Isdは、センス電圧Vseがツェナーダイオード33のツェナー電圧以上であるとき、クランプ回路34及びセンス抵抗20に流れる。センスダイオード電流Isdは、センス電圧Vseがツェナーダイオード33のツェナー電圧未満であるとき、クランプ回路34には流れずにセンス抵抗20に流れる。
ツェナーダイオード33は、ダイオード32に直列に接続され、接続点dに接続されたカソード電極と、ダイオード32のアノード電極に接続されたアノード電極とを有している。なお、ツェナーダイオード33とダイオード32の配置位置は、互いに置換されてよい。
図5は、半導体装置の一例である駆動装置4の構成例を示した図である。上述の駆動装置の構成例と同一の構成及び効果についての説明は省略する。駆動装置4は、負のセンス電圧Vseを所定のクランプ電圧値にクランプするクランプ回路37を備えている。
クランプ回路37は、センスダイオード電流Isdがクランプ回路37を流れるように、センスダイオード16の順方向と同じ方向を順方向とする寄生ダイオード36を有するトランジスタ35を備えている。トランジスタ35は、PN接合部を並列に有するスイッチング素子の一例である。
トランジスタ35がオンすることによって、トランジスタ35のオン抵抗がセンス抵抗20と合成するため、負のセンス電圧Vseがクランプされるクランプ電圧値を零に近づけるように上昇させることができる。つまり、センス電圧Vseの負のピーク電圧の絶対値を抑えて、過大な負電圧の発生を抑えることができる。トランジスタ35のオン抵抗の抵抗値は、センス抵抗20の抵抗値よりも低い。
図5には、トランジスタ35がNチャネル型MOSFETである場合が例示されている。この場合、トランジスタ35は、出力信号S7が入力されるゲート電極と、接続点b及びセンス抵抗20の一端に接続されたドレイン電極と、接続点d及びセンス抵抗20の他端に接続されたソース電極とを有している。トランジスタ35は、PN接合部を並列に有するバイポーラトランジスタ等の他のスイッチング素子でもよい。
駆動装置4は、センスダイオード電流Isdの流れがあるとき、トランジスタ35をオンさせるハイレベルの出力信号S7を出力するクランプ制御回路53を有している。ハイレベルの出力信号S7がトランジスタ35のゲート電極に入力されることにより、トランジスタ35は、センスダイオード電流Isdが流れているときにオン状態となる。
クランプ制御回路53は、トランジスタ35のソース−ドレイン間に流れる電流I4をモニタするモニタ回路55を有している。クランプ制御回路53は、モニタ回路55による電流I4の検出結果に基づいて、トランジスタ35の駆動を制御する出力信号S7を出力する。
モニタ回路55は、例えば、モニタ抵抗56と、モニタ抵抗56に直列に接続されたトランジスタ57とを有する直列回路であり、クランプ回路37のトランジスタ35に並列に接続された回路である。
モニタ抵抗56は、トランジスタ35に流れる電流I4に応じた電流I5が流れる。モニタ抵抗56は、センス抵抗20の一端及び接続点bに接続される一端と、トランジスタ57を介してセンス抵抗20の他端及び接続点dに接続される他端とを有している。
トランジスタ57は、トランジスタ35のオンオフに同期して、モニタ抵抗56に流れる電流I4を制御する制御素子の一例である。トランジスタ57は、トランジスタ35がオンのときにオンし、トランジスタ35がオフのときにオフする。トランジスタ57のオンによって、電流I5が流れ、トランジスタ57のオフによって、電流I5の流れが停止する。電流I5が流れることによって、センス電圧Vse2が発生する。
図5には、トランジスタ57がNチャネル型MOSFETである場合が例示されている。この場合、トランジスタ57は、出力信号S7が入力されるゲート電極と、モニタ抵抗56の他端に接続されたドレイン電極と、接続点d及びセンス抵抗20の他端に接続されたソース電極とを有している。トランジスタ57は、バイポーラトランジスタ等の他のスイッチング素子でもよい。
モニタ回路55は、トランジスタ57がオンしているとき、電流I4の大きさに対応するセンス電圧Vse2を接続点eから出力する。センス電圧Vse2の絶対値は、モニタ抵抗56の電圧降下分、センス電圧Vse1の絶対値よりも小さい。センス電圧Vse1は、センス抵抗20の両端に発生する電圧である。接続点eは、モニタ抵抗56とトランジスタ57とが接続されるノードである。
クランプ制御回路53は、RSフリップフロップ58を有している。RSフリップフロップ58は、指令信号S1の立ち上がりエッジで、出力信号S7をローレベルからハイレベルに切り替える(図6のタイミングt3,t6参照)。RSフリップフロップ58は、出力信号S7をハイレベルに切り替えることによって、トランジスタ35及びトランジスタ57をオフからオンに切り替える。トランジスタ35及びトランジスタ57がオンすることによって、センスダイオード電流Isdが、センス抵抗20、クランプ回路37及びモニタ回路55を流れることが可能となる。
一方、RSフリップフロップ58は、センス電圧Vse2が閾値(この場合、零)を上回るタイミング(つまり、出力信号S6がローレベルからハイレベルに切り替わるタイミング)で、出力信号S7をハイレベルからローレベルに切り替える(図6のタイミングt1,t4参照)。RSフリップフロップ58は、出力信号S7をローレベルに切り替えることによって、トランジスタ35及びトランジスタ57をオンからオフに切り替える。トランジスタ35及びトランジスタ57がオフすることによって、センス電流Iseが、センス抵抗20に流れることが許可され、クランプ回路37及びモニタ回路55を流れることが禁止される。
駆動装置4は、制御回路51を備えている。制御回路51は、センス電圧Vse1の検出結果に基づいて、メイントランジスタ12及びセンストランジスタ13の駆動を制御する制御部の一例である。
制御回路51は、コンパレータ59と、コンパレータ46と、AND回路48と、AND回路42と、駆動回路43とを有している。
コンパレータ59は、センス電流Iseがセンス抵抗20に流れているときかセンスダイオード電流Isdがセンス抵抗20に流れているときかを判定する判定回路の一例である。コンパレータ59は、センスダイオード電流Isdの流れが終わること又はセンス電流Iseの流れが始まることを検出することができ、センス電流Iseの流れが終わること又はセンスダイオード電流Isdの流れが始まることを検出することができる。
コンパレータ59は、センス電圧Vse2が所定の閾値Vthを跨ぐことを検出したタイミングで、出力信号S6の電圧レベルを反転させる。例えば、コンパレータ59は、接続点eに接続された非反転入力部と、接続点dに接続された反転入力部とを有している。この場合、閾値Vthは零に設定される。
ダイオード電流Idが流れているとき、センスダイオード電流Isdも流れているため、センス電圧Vse1は負電圧である。コンパレータ59は、センス電圧Vse1が負の値から零以上の値(すなわち、零又は正の値)に変化することを検出した時、出力信号S6をローレベルからハイレベルに切り替える。コンパレータ59は、例えば、センス電圧Vse2が基準電圧(この場合、零)を超えることをモニタすることによって、センス電圧Vse1が負の値から零以上の値(すなわち、零又は正の値)に変化することを検出する。
出力信号S6がローレベルからハイレベルに切り替わると、トランジスタ35及びトランジスタ57はオフする。トランジスタ35及びトランジスタ57のオフのとき、センス電流Iseは、クランプ回路37とモニタ回路55には電流が流れず、センス抵抗20に流れる。
一方、主電流Ieが流れているとき、センス電流Iseも流れているため、センス電圧Vse1は正電圧である。この場合、センス電圧Vse2は、センス電圧Vse2にほぼ等しい。コンパレータ59は、センス電圧Vse1が正の値から零以下の値(すなわち、零又は負の値)に変化することを検出した時、出力信号S6をハイレベルからローレベルに切り替える。コンパレータ59は、例えば、センス電圧Vse2が基準電圧(この場合、零)を下回ることをモニタすることによって、センス電圧Vse1が正の値から零以下の値(すなわち、零又は負の値)に変化することを検出する。
図6は、駆動装置4の動作波形の一例を示したタイミングチャートである。図6において、波形b2は、図1のダイオード31でクランプする場合のセンス電圧Vseを示す。これに対し、波形b3は、図5のトランジスタ35でクランプする場合のセンス電圧Vse1を示し、波形e1は、トランジスタ35でクランプする場合のセンス電圧Vse2を示す。いずれの場合も、ダイオード電流Idに対するセンスダイオード電流Isdの割合pが、主電流Ieに対するセンス電流Iseの割合qよりも大きく設定されている。
図示のように、零アンペア付近の電流Iswの検出感度は保たれたまま、センス電圧Vse1の負のピーク電圧は−1.5V程度に抑えられている。したがって、負の過電圧による素子の劣化を抑制できる。
なお、制御回路51のRSフリップフロップ58は、指令信号S1の立ち下がりエッジで(図6のタイミングtt2,t5)、出力信号S7をローレベルからハイレベルに切り替えて、トランジスタ35及びトランジスタ57をオンさせてもよい。つまり、トランジスタ35及びトランジスタ57は、指令信号S1の立ち上がり又は立ち下がりエッジの検出タイミングに同期してオンされてよい。
例えば、制御回路51は、センス電流Iseの流れが終わるタイミングt2を検出してから、センスダイオード電流Isdの流れが始まるタイミングt3を検出するまでの期間内のどのタイミングでも、トランジスタ35及びトランジスタ57をオンさせてよい。タイミングt5からタイミングt6までの期間についても同様である。
このように、メイントランジスタ12のオンタイミングでトランジスタ35がオンすることにより、センスダイオード電流Isdの絶対値が最も大きいタイミングで、センス電圧Vse1,Vse2の負のピーク電圧の絶対値を抑えることができる。
また、トランジスタ57でクランプ回路37に流れる電流I4をモニタし、電流I4が流れなくなるタイミングでトランジスタ35及びトランジスタ57をオフさせる。これにより、センス電流Iseをクランプ回路37及びモニタ回路55に流さずにセンス抵抗20に流すことができるため、センス抵抗20によるメイントランジスタ12の過電流の検出が誤作動することを防止できる。
また、トランジスタ57のトランジスタ35に対するセンス比、トランジスタ35又はトランジスタ57のオン抵抗の抵抗値、モニタ抵抗56の抵抗値などを調整することにより、ダイオード電流Idの検出感度を調整できる。つまり、ダイオード電流Idの検出感度を調整する自由度を高めることができる。
以上、半導体装置を実施形態例により説明したが、本発明は上記実施形態例に限定されるものではない。他の実施形態例の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
例えば、トランジスタ等のスイッチング素子は、IGBTに限らず、Nチャネル型のMOSFETでもよいし、Pチャネル型のMOSFETでもよい。
また、センス抵抗の数は一つに限らず、複数あってもよい。ダイオード又はツェナーダイオードについても同様である。
1,2,3,4 駆動装置(半導体装置の例)
10 スイッチング素子
11 トランジスタ部
12 メイントランジスタ
13 センストランジスタ
14 ダイオード部
15 メインダイオード
16 センスダイオード
20 センス抵抗
30,34,37 クランプ回路
31,32 ダイオード(PN接合部の例)
33 ツェナーダイオード
35 トランジスタ(スイッチング素子の例)
36 寄生ダイオード(PN接合部の例)
40,45,51 制御回路(制御部の例)
53 クランプ制御回路
55 モニタ回路
56 モニタ抵抗
57 トランジスタ(制御素子の例)
58 RSフリップフロップ
61,62 導電部

Claims (16)

  1. トランジスタと、
    前記トランジスタと逆並列に接続されたダイオードと、
    前記トランジスタに流れる電流に応じたセンス電流を生成するセンストランジスタと、
    前記ダイオードに流れる電流に応じたセンスダイオード電流を生成するセンスダイオードと、
    前記センストランジスタのエミッタと前記センスダイオードのアノードに接続された一端と、前記トランジスタのエミッタと前記ダイオードのアノードに接続された他端とを有する抵抗と、
    前記センスダイオード電流が流れるときに前記抵抗に発生する電圧を、クランプするクランプ回路とを備え、
    前記ダイオードに流れる電流に対する前記センスダイオード電流の割合は、前記トランジスタに流れる電流に対する前記センス電流の割合よりも大きい、半導体装置。
  2. 前記クランプ回路は、前記センスダイオードの順方向と同じ方向を順方向とするPN接合部を有する、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記PN接合部は、前記抵抗に並列に配置された、請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記クランプ回路は、前記PN接合部を並列に有するスイッチング素子を備えた、請求項2又は3に記載の半導体装置。
  5. 前記センスダイオード電流の流れがあるとき、前記スイッチング素子をオンさせるクランプ制御回路を備えた、請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記クランプ制御回路は、前記センスダイオード電流の流れが始まることが検出されたとき、又は、前記センス電流の流れが終わることが検出されたとき、前記スイッチング素子をオンさせる、請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記クランプ制御回路は、前記センス電流の流れがあるとき、前記スイッチング素子をオフさせる、請求項5又は6に記載の半導体装置。
  8. 前記クランプ制御回路は、前記センスダイオード電流の流れが終わることが検出されたとき、又は、前記センス電流の流れが始まることが検出されたとき、前記スイッチング素子をオフさせる、請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記クランプ制御回路は、前記スイッチング素子に流れる電流をモニタするモニタ回路を有し、前記モニタ回路のモニタ結果に基づいて、前記スイッチング素子の駆動を制御する、請求項5から8のいずれか一項に記載の半導体装置。
  10. 前記モニタ回路は、前記スイッチング素子に流れる電流に応じた電流が流れるモニタ抵抗を有する、請求項9に記載の半導体装置。
  11. 前記モニタ回路は、前記スイッチング素子のオンオフに同期して、前記モニタ抵抗に流れる電流を制御する制御素子を有する、請求項10に記載の半導体装置。
  12. 前記クランプ回路は、前記センスダイオードの順方向とは逆の方向を順方向とするツェナーダイオードを前記PN接合部に直列に有する、請求項2又は3に記載の半導体装置。
  13. 前記抵抗により発生するセンス電圧の検出結果に基づいて、前記トランジスタの駆動を制御する制御部を備える、請求項1から12のいずれか一項に記載の半導体装置。
  14. 前記制御部は、前記ダイオードに電流が流れているとき、前記トランジスタをオフさせる、請求項13に記載の半導体装置。
  15. 前記制御部は、前記トランジスタのオン指令を受けても、前記ダイオードに電流が流れているとき、前記トランジスタをオフさせる、請求項14に記載の半導体装置。
  16. 前記制御部は、前記ダイオードに電流が流れることと前記トランジスタに所定値以上の電流が流れることとの少なくとも一方が検出されたとき、前記トランジスタをオフさせる、請求項13から15のいずれか一項に記載の半導体装置。
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