JP5797683B2 - 内燃機関の回転位相検出装置 - Google Patents

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本発明は、内燃機関の回転位相検出装置に関し、特に機関の回転に同期して回転する磁性体と、その磁性体の回転に伴う磁界変化を電気信号に変換する磁気センサとを備える回転位相検出装置に関する。
特許文献1には、内燃機関の回転に同期して回転する磁性体と、その磁性体の回転に伴う磁界変化を電気信号に変換する磁気センサとを備える回転位相検出装置が示されている。磁性体の周縁部の形状によって決まる理想的な位相検出信号(以下「理想位相検出信号」という)に対して、実際に磁気センサから出力される電気信号を二値化することにより得られる実位相検出信号の位相がずれる(信号の立ち上りエッジ及び立ち下がりエッジのタイミングがずれる)ため、このずれを補正する手法が示されている。すなわち、特許文献1の装置では、磁性体の凸部と凹部が周縁部に等間隔で配置されており、凸部に対応する特定期間TAと、隣接する凹部に対応する特定期間TBとの差分DTが算出され、TA<TBである場合には、特定期間TAの開始時期がDT/4だけ進角側に補正され、特定期間TAの終了時期がDT/4だけ遅角側に補正される。
また特許文献2には、図9に示すように、周縁部に複数の凸部H1〜H4と複数の凹部L1〜L4が形成され、凹部L2及びL4の周方向長さが凸部H1〜H4及び他の凹部L1,L3の周方向長さと異なるように構成された磁性体を使用する回転位相検出装置が示されている。
特開2003−247856号公報 特許3407338号公報
特許文献1に示された装置では、凸部と凹部とが等間隔に配置された磁性体が使用されるため、隣接する凸部と凹部に対応する特定期間TA,TBの差分を平均化することによる補正が可能であるが、特許文献2に示されるような、異なる周方向長さの凹部(または凸部)を含む磁性体を使用する場合には、以下のような課題がある。
実位相検出信号が、理想位相検出信号からずれる第1の原因は、凸部の端部における磁界の影響は、その端部近傍の一定範囲MF(図3(a)参照)まで及ぶためである。第2の原因は、磁気センサ出力は例えば特許文献2に示される凹部Lの立ち上がり端部(凹部終了端)に対応する時点の信号レベルと、凹部L3の立ち上がり端部(凹部終了端)に対応する時点の信号レベルとで微差があり(凹部L2とL3の周方向長さが異なることに起因する)、二値化処理を行ったときに、そのレベルの微差がタイミングのずれとなって表れるためである。したがって、特許文献1に示される補正手法を単純に特許文献2に示される検出装置に適用しても、第2の原因によって正確な補正を行うことはできない。
本発明はこの点に着目してなされたものであり、機関の回転に同期して回転する磁性体と、その磁性体に回転に伴う磁界変化を電気信号に変換する磁気センサとを用いて回転位相検出を行い、磁性体がその周縁部に周方向長さが異なる複数の凸部及び凹部を有するものである場合に、磁気センサ出力から得られる実位相検出信号を適切に補正し、位相検出の精度を高めることができる回転位相検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、内燃機関(1)の回転に同期して回転する回転軸(カム軸)の角度位置信号(SCAM)を出力する回転角度位置検出手段を備える内燃機関の回転位相検出装置において、前記回転角度位置検出手段は、前記機関の回転に同期して回転する円板状の磁性体(21)と、該磁性体に対向する位置に配置され、磁界の変化に対応する電気信号を出力する磁気センサ(22)と、前記電気信号を二値信号である前記角度位置信号に整形する二値化手段とで構成され、前記磁性体(21)は、その周縁部に複数の凸部(H1〜H3)と複数の凹部(L1〜L3)とを有し、前記複数の凸部は対応する中心角度が互いに異なり、前記複数の凹部は対応する中心角度が互いに異なり、かつ前記複数の凸部及び凹部は、対応する中心角度が互いに等しい特定凸部(H1)及び特定凹部(L1)を含み、前記角度位置信号(SCAM)は、前記複数の凸部(H1〜H3)に対応して第1の値(低レベル)をとり、前記複数の凹部(L1〜L3)に対応して第2の値(高レベル)をとるように生成され、前記角度位置信号(SCAM)の、前記特定凸部(H1)の終了端に対応して生成される特定凸部エッジの発生位相(TH1)を所定基準位相(t#2)を基準として検出する特定凸部エッジ発生位相検出手段と、前記角度位置信号(SCAM)の、前記特定凹部(L1)の終了端に対応して生成される特定凹部エッジの発生位相(TL1)を前記所定基準位相(t#3)を基準として検出する特定凹部エッジ発生位相検出手段と、前記特定凸部エッジ発生位相(TH1)と前記特定凹部エッジ発生位相(TL1)とを平均化することにより、平均化エッジ発生位相(TAV1)を算出する平均化手段と、前記特定凸部エッジ発生位相(TH1)及び前記特定凹部エッジ発生位相(TL1)を、前記平均化エッジ発生位相(TAV1)を用いて補正し、補正後の特定凸部エッジ発生位相及び特定凹部エッジ発生位相に基づいて、前記回転軸の回転位相(CAIN)を検出することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の回転位相検出装置において、前記機関の回転に同期した基準角度位置信号(STDC)を生成する基準角度位置信号生成手段を備え、前記所定基準位相(t#2,t#3)は、前記基準角度位置信号(STDC)に基づいて決定されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の内燃機関の回転位相検出装置において、前記磁性体の複数の凸部(H1〜H3)及び複数の凹部(L1〜L3)は、対応する中心角度互いに等しい凸部と凹部の組を複数含むことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の内燃機関の回転位相検出装置において、前記磁性体の複数の凸部及び複数の凹部は、それぞれ第1凸部(H1)、第2凸部(H2)、及び第3凸部(H3)と、第1凹部(L1)、第2凹部(L2)、及び第3凹部(L3)とからなり、前記第1凸部(H1)と第1凹部(L1)に対応する中心角度が等しく、かつ前記第2凸部(H2)と第2凹部(L2)に対応する中心角度が等しく、かつ前記第3凸部(H3)と第3凹部(L3)に対応する中心角度が等しくなるように構成され、さらに前記第1凸部(H1)、前記第3凹部(L3)、前記第2凸部(H2)、前記第1凹部(L1)、前記第3凸部(H3)、前記第2凹部(L2)の順に配置されており、前記第1凸部(H1)に対応する第1中心角度(θH1)と、前記第3凹部(L3)に対応する第2中心角度(θL3)と、前記第2凸部(H2)に対応する第3中心角度(θH2)の和が180度となるように形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、角度位置信号の、特定凸部の終了端に対応して生成される特定凸部エッジの発生位相が、所定基準位相を基準として検出されるとともに、角度位置信号の、特定凹部の終了端に対応して生成される特定凹部エッジの発生位相が所定基準位相を基準として検出され、特定凸部エッジ発生位相と特定凹部エッジ発生位相とを平均化することにより、平均化エッジ発生位相が算出される。特定凸部エッジ発生位相及び特定凹部エッジ発生位相が、平均化エッジ発生位相を用いて補正され、補正後の特定凸部エッジ発生位相及び特定凹部エッジ発生位相に基づいて、機関の回転位相が検出される。特定凸部と特定凹部は対応する中心角度が等しいため、上述した信号レベルの微差に起因するタイミングのずれがなく(第2の原因が排除され)、かつ特定凸部終了端では特定凸部エッジ発生位相が理想位相検出信号の対応エッジ位相より、磁界の影響に起因する誤差角度分遅れるのに対し、特定凹部終了端で特定凹部エッジ発生位相が逆に誤差角度分進むことから、平均化することによって誤差角度が相殺され、平均化エッジ発生位相は理想位相検出信号の対応エッジ位相と高精度に一致する。したがって、平均化エッジ発生位相を用いて補正された特定凸部エッジ発生位相及び特定凹部エッジ発生位相に基づいて、機関の回転位相検出することによって、機関回転位相の検出精度を高めることができる。
請求項2に記載の発明によれば、機関の回転に同期した基準角度位置信号が生成され、この基準角度位置信号に基づいて所定基準位相が決定されるので、特定凸部エッジ発生位相及び特定凹部エッジ発生位相を正確に検出することができる。
請求項3に記載の発明によれば、磁性体の複数の凸部及び複数の凹部は、対応する中心角度が互いに等しい凸部と凹部の組を複数含むので、その複数組の凸部及び凹部を上記特定凸部及び特定凹部として利用することができ、複数の凸部及び凹部のそれぞれの終了端に対応するエッジ発生位相を正確に検出することが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、磁性体の複数の凸部及び複数の凹部が、それぞれ第1凸部、第2凸部、及び第3凸部と、第1凹部、第2凹部、及び第3凹部とからなり、第1凸部と第1凹部に対応する中心角度が等しく、かつ第2凸部と第2凹部に対応する中心角度が等しく、かつ第3凸部と第3凹部に対応する中心角度が等しく構成され、第1凸部、第3凹部、第2凸部、第1凹部、第3凸部、第2凹部の順に配置され、第1凸部に対応する第1中心角度と、第3凹部に対応する第2中心角度と、第2凸部に対応する第3中心角度の和が180度となるように形成されるので、位相検出対象の回転軸が機関のカム軸である場合に、機関始動開始時点における磁気センサの出力レベル(第1の値か第2の値か)を参照することによって、機関作動位相を迅速に検出することが可能となる(詳細には特開2013−24220号公報参照)。
本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置の構成を示す図である。 図1に示すカム角度センサの構成、及びカム角度センサ出力から得られる角度位置信号を示す図である。 理想位相検出信号(SREF)との実際の検出角度位置信号(SCAM)とのタイミングずれが発生する原因を説明するための図である。 検出角度位置信号(SCAM)の補正手法を説明するためのタイムチャートである。 基準角度位置信号(STDC)の生成手法を説明するためのタイムチャートである。 本発明の第2の実施形態にかかるクランク角度センサの構成、及び補正手法を説明するための図である。 6気筒機関及び3気筒機関の例を説明するためのタイムチャートである。 カム角度センサに使用する磁性体形状の変形例を示す図である。 特許文献2に示される磁性体の形状を示す図である。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置の構成を示す図である。内燃機関(以下単に「エンジン」という)1は、4気筒を有し、吸気管2を備えている。吸気管2にはスロットル弁3が設けられている。
燃料噴射弁6はエンジン1とスロットル弁3との間かつ吸気管2の図示しない吸気弁の少し上流側に気筒毎に設けられており、各噴射弁は図示しない燃料ポンプに接続されていると共に電子制御ユニット(以下「ECU」という)5に電気的に接続されてECU5からの制御信号により燃料噴射弁6の開弁時期及び開弁時間(燃料噴射時期及び燃料噴射時間)が制御される。エンジン1の各気筒の点火プラグ7は、ECU5に接続されており、ECU5からの点火信号により点火時期が制御される。
吸気管2のスロットル弁3の下流には吸気圧PBAを検出する吸気圧センサ9が設けられており、その検出信号はECU5に供給される。
エンジン1は、吸気弁の作動位相を連続的に変更する吸気弁作動位相可変機構12を備えており、吸気弁作動位相可変機構12はECU5によりその作動が制御される。
ECU5には、エンジン1のクランク軸8の回転角度を検出するクランク角度センサ10と、エンジン1の吸気弁を駆動するカムが固定されるカム軸(図示せず)の回転角度を検出するカム角度センサ11とが接続されている。クランク角度センサ10は、比較的短い一定クランク角周期(例えば6度周期)で1パルス(以下「CRKパルス」という)を発生し、ECU5に供給する。カム軸は、クランク軸8の2回転に対応して1回転する。
ECU5は、クランク角度センサ10及びカム角度センサ11の出力信号に基づいて、エンジン1の回転位相検出(気筒判別)を行うとともに、カム角度センサ11の出力信号から生成される回転角度位置信号SCAMと、クランク角度センサ10から出力されるCRKパルスとの相対関係からカム軸の実作動位相(吸気弁作動位相)CAINが検出される。またCRKパルスは、燃料噴射時期、点火時期等の各種タイミング制御、エンジン回転数(エンジン回転速度)NEの検出に使用される。
カム角度センサ11は、図2(a)に示すように、カム軸端部に固定された円板状の磁性体21と、磁気抵抗素子を有する磁気センサ22とを備え、磁気センサ22の出力信号(以下「センサ出力信号」という)SOUTを所定閾値を用いて二値化することにより、回転角度位置信号SCAMが生成される。磁性体21は、第1凸部H1、第3凹部L3、第2凸部H2、第1凹部L1、第3凸部H3、及び第2凹部L2が、周方向にこの順序で配置されており、第1凸部H1に対応する中心角度θH1及び第1凹部L1に対応する中心角度θL1はともに90度であり、第2凸部H2に対応する中心角度θH2及び第2凹部L2に対応する中心角度θL2はともに78度であり、第3凸部H3に対応する中心角度θH3及び第3凹部L3に対応する中心角度θL3はともに12度である。換言すれば、磁性体21は、第1凸部H1に対応する中心角度と第1凹部L1に対応する中心角度とが等しく、かつ第2凸部H2に対応する中心角度と第2凹部L2に対応する中心角度とが等しく、かつ第3凸部H3に対応する中心角度と第3凹部L3に対応する中心角度とが等しくなるように構成されている。
図2(b)は、磁性体21の周方向断面図(円形状の断面を周方向に直線状に展開して示す図)であり、各凸部H1〜H3及び凹部L1〜L3を画成する端部E1〜E6が示されている。図2(c)は、磁性体21の形状に対応した理想位相検出信号SREFを示し、図2(d)は、センサ出力信号SOUTを二値化することにより得られる検出回転角度位置信号SCAMを示す。
図2(c)及び(d)を比較すると明らかなように、凸部の開始端(=凹部の終了端、E1,E3,E5)に対応する立ち下がりエッジのタイミングは理想位相検出信号SREFの立ち下がりエッジタイミングより進む一方、凸部の終了端(=凹部の開始端、E2,E4,E6)に対応する立ち上がりエッジのタイミングは理想位相検出信号SREFの立ち上がりエッジタイミングより遅れる。
図3は、理想位相検出信号SREFと検出回転角度位置信号SCAMとのタイミングずれが発生する原因を説明するための図であり、図3(a)は上述した第1の原因に対応し、図3(b)は第2の原因に対応する。図3(a)では、磁気センサ22が3つ示されているが、これは磁性体21の回転による相対位置の変化を示すためである。凸部の磁界MFの影響は端部の近傍にも及ぶため、検出回転角度位置信号SCAMの、凸部開始端(=凹部の終了端、E1,E3,E5)に対応する立ち下がりエッジのタイミングは理想位相検出信号SREFの立ち下がりエッジタイミングより進む一方、凸部終了端(=凹部の開始端、E2,E4,E6)に対応する立ち上がりエッジのタイミングは理想位相検出信号SREFの立ち上がりエッジタイミングより遅れる。
また、図3(b)に示すように、磁気センサ22凸部の終了端に接近して、変化し始めるときのセンサ出力信号SOUTのレベルは、凸部の周方向長さLH1,LH2に依存して異なるため、差分DVが存在する。その結果、閾値VTHを用いて二値化することにより得られる検出回転角度位置信号SCAMと、理想位相検出信号SREFとのタイミングずれ量DT1とDT2に差が生じる。すなわち、凸部の周方向長さの違いに依存して、凸部終了端に対応する立ち上りエッジのタイミングずれ量が変化する。
以上のような第1及び第2の原因を考慮して、検出回転角度位置信号SCAMの補正方法を検討したところ、第1凸部H1の終了端に対応する立ち上りエッジタイミングのずれ量DTH1と、対応する中心角度が第1凸部H1と等しい第1凹部L1の終了端に対応する立ち下がりエッジタイミングのずれ量DTL1とがほぼ等しくなることが確認された(図2(d)参照)。以下の説明ではこの等しいずれ量を「DT1」と表示する。
同様に図2(d)に示すずれ量DTH2とDTL2とはほぼ等しくなるので、以下の説明では「DT2」と表示する。
この点に着目して、本実施形態では以下に説明する手法で、検出回転角度位置信号SCAMの補正を行っている。図4はこの手法を説明するためのタイムチャートであり、吸気弁作動位相CAINを一定値に固定した場合の理想位相検出信号SREF、対応する検出回転角度位置信号SCAM、及び基準角度位置信号STDCを示す。図の上部に示す角度値は、クランク軸の回転角度である。
また基準角度位置信号STDCは、クランク角度センサ10から出力されるCRKパルスに基づいて生成され、各気筒のピストンが上死点に位置するタイミングを示すパルス信号である。図4に示すCAAは、基準角度位置信号STDCを基準とした信号エッジの進角量[deg]であり、理想位相検出信号SREFでは、4つの気筒に対応する進角量はすべてCAA(例えば30度)である。
第1凸部終了端に対応する検出回転角度位置信号SCAMの立ち上りエッジと、基準角度位置信号STDCのパルス発生タイミングt#2との時間間隔TH1と、第1凹部終了端に対応する検出回転角度位置信号SCAMの立ち下がりエッジと、基準角度位置信号STDCのパルス発生タイミングt#3との時間間隔TL1とを計測し、下記式(1)に適用して平均時間間隔TAV1を算出する。
TAV1=(TH1+TL1)/2 (1)
図2(d)を参照すると、時間間隔TH1及びTL1は、それぞれ下記式(2)及び(3)で示される。
TH1=TCAA−DT1 (2)
TL1=TCAA+DT1 (3)
ここでTCAAは、計測時点のエンジン回転数NEにおいて、クランク軸が角度CAAだけ回転するのに要する時間であり、以下「進角時間TCAA」という。
式(2)及び(3)を式(1)に適用すれば明らかなように、理想位相検出信号SREFに対応した進角時間TCAAは平均時間間隔TAV1と等しくなる。
よって平均時間間隔TAV1を用いることにより、検出回転角度位置信号SCAMの立ち上り及び立ち下がりエッジを、それぞれタイミングずれのない位置に補正することができる。なお、補正すべきタイミングずれ量DT1は、下記式(4)により算出できる。
DT1=TAV1−TH1
=TL1−TAV1 (4)
式(4)で得られるタイミングずれ量DT[msec]は時間であるが、その時点のエンジン回転数NE[rpm]を下記式(5)に適用することにより、クランク角度[deg]に換算できる。
CADT1=NE×360/60×DT1/1000 (5)
吸気弁を駆動するカムが固定されたカム軸の回転位相をカム角度センサ11で検出する場合は、進角時間TCAAに対応するクランク角度が吸気弁の作動位相に対応するので、平均時間間隔TAV1をそのまま角度変換することにより、正確な吸気弁作動位相CAINを算出することができる。
なお進角時間TCAAは、基準角度位置信号STDCのパルス発生タイミングt#1と、第2凸部終了端に対応する検出回転角度位置信号SCAMの立ち上りエッジとの時間間隔TH2と、基準角度位置信号STDCのパルス発生タイミングt#4と、第2凹部終了端に対応する検出回転角度位置信号SCAMの立ち下がりエッジとの時間間隔TL2とを用いても算出可能である。
すなわち、時間間隔TH2及びTL2は、下記式(6)及び(7)で示されるので、下記式(8)により算出される平均時間間隔TAV2は、進角時間TCAAに等しくなる。
TH2=TCAA−DT2 (6)
TL2=TCAA+DT2 (7)
TAV2=(TH2+TL2)/2 (8)
図5は、本実施形態における基準角度位置信号STDCの生成方法を説明するための図であり、図5(a)〜(c)はそれぞれ、理想位相検出信号SREF、対応するCRKパルス、及び基準角度位置信号STDCを示す。図5の上部に示す角度値は、クランク軸の回転角度である。
クランク角度センサ10は、矢印Aで示すタイミングで2パルス抜けるように構成されており、このパルス抜けが検出され、その後の最初のパルスを含めて7個目のCRKパルス発生時点が、パルス発生タイミングt#1またはt#4に対応し、パルス抜けが検出された時点から37個目のCRKパルス発生時点が、パルス発生タイミングt#3またはt#2に対応する。
以上のように本実施形態では、カム角度センサ11による検出回転角度位置信号SCAMの、第1凸部H1の終了端に対応して生成される立ち上りエッジの発生位相を示す時間間隔TH1が、基準角度位置信号STDCのパルス発生タイミングt#2を基準として検出されるとともに、第1凹部L1の終了端に対応して生成される立ち下がりエッジの発生位相を示す時間間隔TL1が、基準角度位置信号STDCのパルス発生タイミングt#3を基準として検出され、時間間隔TH1及びTL1を平均化することにより、平均時間間隔TAV1が算出される。第1凸部H1と第1凹部L1は対応する中心角度が等しいため、センサ出力信号SOUTのレベルの微差に起因するタイミングのずれがなく(図3(b)参照)、かつ第1凸部H1の終了端に対応する立ち上りエッジの位相が理想位相検出信号の対応エッジ位相より、磁界の影響に起因する誤差角度(DT1)分遅れるのに対し、第1凹部L1の終了端に対応する立ち下がりエッジの位相が逆に誤差角度(DT1)分進むことから、平均化することによって誤差角度(DT1)が相殺され、平均時間間隔TAV1は理想位相検出信号の対応エッジ位相を高い精度で示すパラメータとして使用できる。したがって、平均時間間隔TAV1によってカム軸の回転位相を正確に検出することができ、本実施形態では吸気弁作動位相CAINの検出精度を高めることができる。
また磁性体21の第2凸部H2と第2凹部L2に対応する中心角度も等しく構成される(結果的に第3凸部H3と第3凹部L3に対応する中心角度も等しくなる)ので、上述したように第2凸部H2と第2凹部L2の組み合わせを利用して、平均時間間隔TAV2を算出するようにしてもよい。このように、複数の凸部H1〜H3に対応する中心角度と、複数の凹部L1〜L3に対応する中心角度とそれぞれ等しく構成することにより、複数の凸部及び凹部のそれぞれの終了端に対応するエッジ発生位相を正確に検出することが可能となる。
また第1から第3凸部H1〜H3及び第1から第3凹部L1〜L3は、第1凸部H1、第3凹部L3、第2凸部H2、第1凹部L1、第3凸部H3、第2凹部L2の順に配置され、第1凸部H1に対応する中心角度θH1と、第3凹部L3に対応する中心角度θL2と、第2凸部H2に対応する中心角度θH2の和が180度となるように形成されるので、第1凹部L1に対応する中心角度θL1と、第3凸部H3に対応する中心角度θH3と、第2凹部L2に対応する中心角度θL2の和も180度となリ、エンジン始動開始時点におけるセンサ出力信号SOUTのレベル(高レベルか低レベルか)を参照することにより、エンジン作動位相(どの気筒がどの行程にあるか)を迅速に検出することが可能となる(詳細には特開2013−24220号公報参照)。
またエンジン1の回転に同期した基準角度位置信号STDCが生成され、この基準角度位置信号STDCの発生タイミングを基準として、第1凸部H1の終了端に対応する立ち上りエッジタイミングと、第1凹部L1の終了端に対応する立ち下がりエッジタイミングとを示す時間間隔TH1及びTL1が検出されるので、補正に必要な位相情報としての時間間隔TH1,TL1を正確に検出することができる。
本実施形態では、カム角度センサ11が回転角度位置検出手段の一部を構成し、クランク角度センサ10が基準角度位置信号生成手段の一部を構成し、ECU5が二値化手段(回転角度位置検出手段の一部)、特定凸部エッジ発生位相検出手段、特定凹部エッジ発生位相検出手段、平均化手段、及び基準角度位置信号生成手段の一部を構成する。
[第2の実施形態]
上述した実施形態では、本発明をカム角度センサによる検出回転角度位置信号SCAMに適用した例を示したが、本実施形態は本発明をクランク角度センサによる検出回転角度位置信号SCRKにも適用したものである。以下に説明する点以外は、第1の実施形態と同一である。
本実施形態では、クランク角度センサ10は、図6(a)に示す円板状の磁性体31及び磁気センサ32によって構成され、対応する理想位相検出信号SCRKREFは、同図(b)に示すようにクランク角度30度毎に立ち下がりエッジまたは立ち上りエッジを有する信号として出力される。
また基準角度位置信号STDCは、クランク角度センサ10とは別に設けられ、各気筒のピストンが上死点に位置するタイミングでTDCパルスを出力するTDC角度センサによって生成される。
磁性体31は、周縁部に第1〜第11凸部H1〜H11及び第1〜第11凹部L1〜L11を有しており、それぞれ対応する中心角度が等しくなるように構成されている。すなわち、第1凸部H1及び第1凹部L1に対応する中心角度は30度であり、第2〜第6凸部H2〜H6及び第2〜第6凹部L2〜L6に対応する中心角度は20度であり、第7〜第11凸部H7〜H11及び第7〜第11凹部L7〜L11に対応する中心角度は10度である。
本実施形態においても、例えば第1凸部H1の終了端に対応する立ち上りエッジの発生タイミングと、基準角度位置信号STDCのパルス発生タイミングt#2との時間間隔TH1と、第1凹部L1の終了端に対応する立ち下がりエッジの発生タイミングと、基準角度位置信号STDCのパルス発生タイミングt#1との時間間隔TL1とを平均化することにより得られる平均時間間隔TAV1を使用して補正を行うことができる。
具体的には、タイミングずれ量DT1は、前記式(4)で与えられ、本実施形態では点火時期IGLOGの補正に適用される。点火時期IGLOGは、圧縮上死点からの進角量[deg]で与えられ、点火時期IGLOGから点火を実行すべき点火ステージが決定される。ステージは、クランク角度30度の角度範囲に対応し、ステージの開始タイミングが検出回転角度位置信号SCRKによって決定される。
したがって、検出回転角度位置信号SCRKにタイミングずれがあると、実際の点火時期が指令値(IGLOG)からずれるため、ずれ量DT1を使用して補正する。実点火時期は、ステージ開始タイミングから計測を開始するタイマによって最終的に決定されるので、タイマの設定時間をずれ量DT1分だけ加算または減算することによって、すなわち角度変換することなく補正を行うことができる。
なお、図6は平均時間間隔TAV1の算出手法を説明するために示すものであり、実際には時間TH1,TL1等の計測の対象とするのは、理想位相検出信号SCRKREFではなく、クランク角度センサ出力信号SCRKOUTから得られる検出角度位置信号SCRKである。
本実施形態では、クランク角度センサ30が回転角度位置検出手段の一部を構成し、TDC角度センサが基準角度位置信号生成手段の一部を構成する。
[変形例]
なお本発明は上述した実施形態に限るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した第1の実施形態では、第1〜第3凸部H1〜H3に対応する中心角度が、それぞれ第1〜第3凹部L1〜L3に対応する中心角度と等しくなるように構成された磁性体21を使用したが、本発明は、少なくとも対応する中心角度が等しい一対の凸部と凹部が含まれるように構成された磁性体を使用する場合に適用可能である。
また上述した実施形態では、4気筒エンジンに本発明を適用した例を示したが、本発明は気筒数にかかわらず適用可能である。図7(a)は6気筒エンジンについて説明するためのタイムチャートであり、例えばこの図に示される理想位相検出信号SREFが得られるように、カム角度センサの磁性体形状が設定される。図の上部に示す角度は、クランク軸の回転角度である。
すなわち、第1〜第5凸部H1〜H5に対応する中心角度と、第1〜第5凹部L1〜L5に対応する中心角度とが等しくなるように磁性体が構成され、例えば第1凸部H1の終了端に対応する立ち上りエッジの発生タイミングと、基準角度位置信号STDCのパルス発生タイミングt#4との時間間隔TH1と、第1凹部L1の終了端に対応する立ち下がりエッジの発生タイミングと、基準角度位置信号STDCのパルス発生タイミングt#3との時間間隔TL1とを平均化することにより得られる平均時間間隔TAV1を使用して補正を行うこと、あるいは第2凸部H2の終了端に対応する立ち上りエッジの発生タイミングと、基準角度位置信号STDCのパルス発生タイミングt#2との時間間隔TH2と、第2凹部L2の終了端に対応する立ち下がりエッジの発生タイミングと、基準角度位置信号STDCのパルス発生タイミングt#6との時間間隔TL2とを平均化することにより得られる平均時間間隔TAV2を使用して補正を行うことなどが可能である。
図7(b)は、3気筒エンジンについて説明するためのタイムチャートであり、例えばこの図に示される理想位相検出信号SREFが得られるように、カム角度センサの磁性体形状が設定される。すなわち、第1〜第3凸部H1〜H3に対応する中心角度と、第1〜第3凹部L1〜L3に対応する中心角度とが等しくなるように磁性体が構成される。この例では、第1凸部H1の終了端に対応する立ち上りエッジの発生タイミングと、基準角度位置信号STDCのパルス発生タイミングt#2との時間間隔TH1と、第1凹部L1の終了端に対応する立ち下がりエッジの発生タイミングと、基準角度位置信号STDCのパルス発生タイミングt#1との時間間隔TL1とを検出するが、時間間隔TH1には、第3凹部L3に対応する時間TL3が含まれているため、第3凹部L3の中心角度θL3と、その時点のエンジン回転数NEを用いて、時間TL3を算出し、平均時間間隔TAV1を下記式(9)を用いて算出する。
TAV1=(TH1−TL3+TL1)/2 (9)
なお、図7は平均時間間隔TAV1の算出手法を説明するために示すものであり、実際には時間TH1,TL1等の計測の対象とするのは、理想位相検出信号SREFではなく、カム角度センサ出力信号SOUTから得られる検出回転角度位置信号SCAMである。
また、上述した第1の実施形態では、パルス抜け部分が発生するように構成されたクランク角度センサ10の出力信号から基準角度位置信号STDCを生成したが、クランク角度センサ10とは別にTDC角度センサを設けて、基準角度位置信号STDCを生成するようにしてもよい。
またカム角度センサ11の磁性体21の形状は、図8に示すように変形してもよい。図8(a)は4気筒エンジンの理想位相検出信号SREFを示し、図8(b)〜(d)は、磁性体21の変形例にかかる周方向断面図を示す。これらの変形例では、凸部の最高部と凹部の最低部の中心線LCNTより突き出た部分が凸部に相当し、中心線LCNTより低い部分が凹部に相当する。
1 内燃機関
5 電子制御ユニット(二値化手段、特定凸部エッジ発生位相検出手段、特定凹部エッジ発生位相検出手段、平均化手段、基準角度位置信号生成手段)
10 クランク角度センサ(基準角度位置信号生成手段)
11 カム角度センサ(回転角度位置検出手段)
21 磁性体
22 磁気センサ

Claims (4)

  1. 内燃機関の回転に同期して回転する回転軸の角度位置信号を出力する回転角度位置検出手段を備える内燃機関の回転位相検出装置において、
    前記回転角度位置検出手段は、前記機関の回転に同期して回転する円板状の磁性体と、該磁性体に対向する位置に配置され、磁界の変化に対応する電気信号を出力する磁気センサと、前記電気信号を二値信号である前記角度位置信号に整形する二値化手段とで構成され、
    前記磁性体は、その周縁部に複数の凸部と複数の凹部とを有し、前記複数の凸部は対応する中心角度が互いに異なり、前記複数の凹部は対応する中心角度が互いに異なり、かつ前記複数の凸部及び凹部は、対応する中心角度が互いに等しい特定凸部及び特定凹部を含み、
    前記角度位置信号は、前記複数の凸部に対応して第1の値をとり、前記複数の凹部に対応して第2の値をとるように生成され、
    前記角度位置信号の、前記特定凸部の終了端に対応して生成される特定凸部エッジの発生位相を所定基準位相を基準として検出する特定凸部エッジ発生位相検出手段と、
    前記角度位置信号の、前記特定凹部の終了端に対応して生成される特定凹部エッジの発生位相を前記所定基準位相を基準として検出する特定凹部エッジ発生位相検出手段と、
    前記特定凸部エッジ発生位相と前記特定凹部エッジ発生位相とを平均化することにより、平均化エッジ発生位相を算出する平均化手段と、
    前記特定凸部エッジ発生位相及び前記特定凹部エッジ発生位相を、前記平均化エッジ発生位相を用いて補正し、補正後の特定凸部エッジ発生位相及び特定凹部エッジ発生位相に基づいて、前記回転軸の回転位相を検出することを特徴とする内燃機関の回転位相検出装置。
  2. 前記機関の回転に同期した基準角度位置信号を生成する基準角度位置信号生成手段を備え、
    前記所定基準位相は、前記基準角度位置信号に基づいて決定されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の回転位相検出装置。
  3. 前記磁性体の複数の凸部及び複数の凹部は、対応する中心角度互いに等しい凸部と凹部の組を複数含むことを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の回転位相検出装置。
  4. 前記磁性体の複数の凸部及び複数の凹部は、それぞれ第1凸部、第2凸部、及び第3凸部と、第1凹部、第2凹部、及び第3凹部とからなり、前記第1凸部と第1凹部に対応する中心角度が等しく、かつ前記第2凸部と第2凹部に対応する中心角度が等しく、かつ前記第3凸部と第3凹部に対応する中心角度が等しくなるように構成され、
    さらに前記第1凸部、前記第3凹部、前記第2凸部、前記第1凹部、前記第3凸部、前記第2凹部の順に配置されており、
    前記第1凸部に対応する第1中心角度と、前記第3凹部に対応する第2中心角度と、前記第2凸部に対応する第3中心角度の和が180度となるように形成されていることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の回転位相検出装置。
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