JP5796978B2 - ブロー成形方法 - Google Patents
ブロー成形方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5796978B2 JP5796978B2 JP2011069828A JP2011069828A JP5796978B2 JP 5796978 B2 JP5796978 B2 JP 5796978B2 JP 2011069828 A JP2011069828 A JP 2011069828A JP 2011069828 A JP2011069828 A JP 2011069828A JP 5796978 B2 JP5796978 B2 JP 5796978B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- blow pin
- blow
- air
- molds
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
2つのブローピンを同時に樹脂側方から樹脂内に挿入するため、ブローピンを樹脂内に挿入するときに、ブローピンで樹脂を押してしまい(樹脂が逃げてしまい)ブローピンを樹脂内に挿入できないおそれがある。
この問題点は、樹脂内を流れるエア流量を増加させて樹脂の冷却時間を短縮させるためにブローピンを流れるエア流路径を大きくすると、ブローピン自体も太くなってしまうため、顕著になる。
(1) 型開き状態にある一対の金型間に押し出し機からパリソンと呼ばれる溶融樹脂を押し出し、前記一対の金型を閉じて該一対の金型にて前記樹脂を挟持する第1の工程と、
第1のブローピンを、前記樹脂の前記金型によって挟持される部位から前記樹脂内に挿入し、前記第1のブローピンから前記樹脂内にエアを吹き込んで前記樹脂を膨らませる第2の工程と、
前記第1のブローピンから前記樹脂内にエアを吹き込みつつ、第2のブローピンを、前記第1のブローピンとは異なる部位に設けられる第2のブローピン用孔から前記樹脂内に挿入し、前記第2のブローピンから前記樹脂内にエアを吹き込む第3の工程と、
前記第1、第2のブローピンの一方から前記樹脂内にエアを吹き込みつつ、前記第1、第2のブローピンの他方から前記樹脂内のエアを該樹脂外に排出する第4の工程と、
を有するブロー成形方法であって、
前記第2の工程では、前記第1のブローピンは、前記一対の金型が互いに接近して型閉じした際に形成されるキャビティの周囲にあり前記一対の金型が互いに接近して型閉じした際に互いに対向して合わさる面である合わせ面の、前記一対の金型を閉じて該一対の金型にて前記押し出し機から押し出された前記樹脂を挟持するときに該樹脂に接触する部分から、前記樹脂内に挿入されており、
前記第3の工程では、前記第2のブローピンは、前記第2の工程で前記樹脂内のエアが前記樹脂を破って前記第2のブローピン用孔から抜けた直後に該第2のブローピン用孔を挿通して前記樹脂内に挿入される、ブロー成形方法。
第2の工程で、第1のブローピンを、樹脂の金型によって挟持される部位から樹脂内に挿入するため、金型で樹脂が逃げることを抑制しつつ、第1のブローピンを樹脂内に挿入することができる。そのため、第1のブローピンを確実に樹脂内に挿入することができる。
また、第2の工程で第1のブローピンから樹脂内にエアを吹き込んで樹脂を膨らませた後、第3の工程で、第1のブローピンから樹脂内にエアを吹き込みつつ、第2のブローピンを、第1のブローピンとは異なる部位から樹脂内に挿入するため、第1のブローピンから吹き込まれるエアにより樹脂の内圧を高めた状態で、第2のブローピンを樹脂内に挿入することができる。そのため、第2のブローピンも確実に樹脂内に挿入できる。
よって、2つのブローピンを確実に樹脂内に挿入できる。
まず、本発明実施例のブロー成形方法に用いるブロー成形装置10について、説明する。
ブロー成形装置10は、図1に示す、パリソンと呼ばれる筒状の溶融樹脂Pを押し出す押し出し機11と、押し出された樹脂Pを樹脂Pの両側から挟む一対の金型12と、一対の金型12を接近・離反させて型閉じ・型開きさせる金型駆動機構13と、図2に示す、第1のブローピン14aが設けられる第1のエア配管14と、第2のブローピン15aが設けられる第2のエア配管15と、を有する。
合わせ面12bは、図2に示すように、キャビティ面12a(キャビティ12e)の周囲にあり、一対の金型12が金型駆動機構13の駆動力により互いに接近して型閉じした際に互いに対向して合わさる面である。
可動プレート13bは、固定プレート13aに対して、固定プレート13aに接近・離反する方向に移動可能とされている。可動プレート13bの固定プレート13aに対する移動は、たとえば油圧シリンダ13cを用いることで行なわれる。可動プレート13bには金型12が固定して取付けられている。可動プレート13bを固定プレート13aに対して移動させることで、一対の金型12を型閉じ・型開きさせることができる。
第2のエア配管15には、切替弁15bが設けられている。切替弁15bは、たとえば電磁弁である。切替弁15bは、切換弁用制御装置15cからの信号に基き、第2のエア配管15の切替弁15bと第2のブローピン15aとの間を流れるエア流れの方向を、給気側と排気側とに切り替える。給気側のときには、エア元からのエアが切替弁15bを通って第2のブローピン15a側に流れることが許容され、排気側のときには、樹脂P内のエアが第2のブローピン15aから切替弁15b側に流れ切替弁15bから排出されることが許容される。
単一配管21には、開閉弁21aが設けられている。開閉弁21aは、たとえば電磁弁である。開閉弁21aは、開閉弁用制御装置21bからの信号に基き、エア元から単一配管21を流れるエアの流れのオン・オフを行なう。開閉弁用制御装置21bは、本発明図示例では切換弁用制御装置15cと別体品であるが、切換弁用制御装置15cと一体品であってもよい。
本発明実施例のブロー成形方法は、
(a)図1に示すように、型開き状態にある一対の金型12間に押し出し機11から溶融樹脂Pを押し出し、図3に示すように、一対の金型12を閉じて一対の金型12にて樹脂Pを挟持する第1の工程と、
(b)図4に示すように、第1のブローピン14aを、樹脂Pの金型12によって挟持される部位から樹脂P内に挿入し(樹脂Pに差し込み)、第1のブローピン14aから樹脂P内にエアを吹き込んで樹脂Pを膨らませる第2の工程と、
(c)図5に示すように、第1のブローピン14aから樹脂P内にエアを吹き込みつつ、第2のブローピン15aを、第1のブローピン14aとは異なる部位から樹脂P内に挿入し、第1のブローピン14aからだけでなく第2のブローピン15aからも樹脂P内にエアを吹き込む第3の工程と、
(d)図6に示すように、第1のブローピン14aから樹脂P内にエアを吹き込みつつ、第2のブローピン15aから樹脂P内のエアを樹脂P外に排出する第4の工程と、
を順に有する。
第2のブローピン15aは、開閉弁21aを開いている状態で切替弁15bを給気側にすることによりエアブローしながら、樹脂P内に挿入される。エアブローしながら第2のブローピン15aを挿入するため、第2のブローピン15aに樹脂Pの一部が詰まってしまうことを抑制できる。
第2の工程で、第1のブローピン14aを、樹脂Pの金型12によって挟持される部位から樹脂P内に挿入するため、金型12で樹脂Pが逃げることを抑制しつつ、第1のブローピン14aを樹脂P内に挿入することができる。そのため、第1のブローピン14aを確実に樹脂P内に挿入することができる。
また、第2の工程で第1のブローピン14aから樹脂P内にエアを吹き込んで樹脂Pを膨らませた後、第3の工程で、第1のブローピン14aから樹脂P内にエアを吹き込みつつ、第2のブローピン15aを、第1のブローピン14aとは異なる部位から樹脂P内に挿入するため、第1のブローピン14aから吹き込まれるエアにより樹脂Pの内圧を高めた状態で、第2のブローピン15aを樹脂P内に挿入することができる。そのため、第2のブローピン15aも確実に樹脂P内に挿入できる。
よって、2つのブローピン14a,15aを確実に樹脂P内に挿入できる。
11 押し出し機
12 金型
12a キャビティ面
12b 合わせ面
12c 第1のブローピン用孔
12d 第2のブローピン用孔
12e キャビティ
13 金型駆動機構
13a 固定プレート
13b 可動プレート
14 第1のエア配管
14a 第1のブローピン
15 第2のエア配管
15a 第2のブローピン
15b 切替弁
20 継手
21 単一配管
21a 開閉弁
P 樹脂
Claims (1)
- 型開き状態にある一対の金型間に押し出し機からパリソンと呼ばれる溶融樹脂を押し出し、前記一対の金型を閉じて該一対の金型にて前記樹脂を挟持する第1の工程と、
第1のブローピンを、前記樹脂の前記金型によって挟持される部位から前記樹脂内に挿入し、前記第1のブローピンから前記樹脂内にエアを吹き込んで前記樹脂を膨らませる第2の工程と、
前記第1のブローピンから前記樹脂内にエアを吹き込みつつ、第2のブローピンを、前記第1のブローピンとは異なる部位に設けられる第2のブローピン用孔から前記樹脂内に挿入し、前記第2のブローピンから前記樹脂内にエアを吹き込む第3の工程と、
前記第1、第2のブローピンの一方から前記樹脂内にエアを吹き込みつつ、前記第1、第2のブローピンの他方から前記樹脂内のエアを該樹脂外に排出する第4の工程と、
を有するブロー成形方法であって、
前記第2の工程では、前記第1のブローピンは、前記一対の金型が互いに接近して型閉じした際に形成されるキャビティの周囲にあり前記一対の金型が互いに接近して型閉じした際に互いに対向して合わさる面である合わせ面の、前記一対の金型を閉じて該一対の金型にて前記押し出し機から押し出された前記樹脂を挟持するときに該樹脂に接触する部分から、前記樹脂内に挿入されており、
前記第3の工程では、前記第2のブローピンは、前記第2の工程で前記樹脂内のエアが前記樹脂を破って前記第2のブローピン用孔から抜けた直後に該第2のブローピン用孔を挿通して前記樹脂内に挿入される、ブロー成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011069828A JP5796978B2 (ja) | 2011-03-28 | 2011-03-28 | ブロー成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011069828A JP5796978B2 (ja) | 2011-03-28 | 2011-03-28 | ブロー成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012201074A JP2012201074A (ja) | 2012-10-22 |
JP5796978B2 true JP5796978B2 (ja) | 2015-10-21 |
Family
ID=47182526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011069828A Expired - Fee Related JP5796978B2 (ja) | 2011-03-28 | 2011-03-28 | ブロー成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5796978B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200125056A (ko) * | 2019-04-25 | 2020-11-04 | 배민준 | 성형품의 양측 목에 절개선을 형성시키는 블로우 몰딩장치와 그 장치를 위한 몰드 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101862239B1 (ko) * | 2016-07-07 | 2018-05-30 | 주식회사 동희산업 | 플라스틱 연료탱크의 제조방법 |
KR101859583B1 (ko) * | 2016-07-07 | 2018-06-27 | 주식회사 동희산업 | 플라스틱 연료탱크의 제조방법 |
KR102303256B1 (ko) * | 2020-04-08 | 2021-09-16 | 주식회사 티제이에스 | 압출 블로우 성형용 금형장치 및 이를 이용한 성형방법 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0788944A (ja) * | 1992-03-06 | 1995-04-04 | Ube Ind Ltd | ブロー成形における樹脂成形方法 |
JP2760369B2 (ja) * | 1993-03-26 | 1998-05-28 | 東洋製罐株式会社 | 中空容器の成形方法及び装置 |
JP3650435B2 (ja) * | 1995-08-11 | 2005-05-18 | 呉羽プラスチックス株式会社 | ブローボトル |
JPH09183150A (ja) * | 1995-12-28 | 1997-07-15 | Kyoraku Co Ltd | 中空二重壁成形品の製造方法 |
JPH09183152A (ja) * | 1995-12-28 | 1997-07-15 | Kyoraku Co Ltd | 中空二重壁成形品の製造方法 |
JPH09239819A (ja) * | 1996-03-05 | 1997-09-16 | Nippon Poriorefuin Kk | 中空成形品の成形方法 |
-
2011
- 2011-03-28 JP JP2011069828A patent/JP5796978B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200125056A (ko) * | 2019-04-25 | 2020-11-04 | 배민준 | 성형품의 양측 목에 절개선을 형성시키는 블로우 몰딩장치와 그 장치를 위한 몰드 |
KR102227992B1 (ko) | 2019-04-25 | 2021-03-15 | 배민준 | 성형품의 양측 목에 절개선을 형성시키는 블로우 몰딩장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012201074A (ja) | 2012-10-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5796978B2 (ja) | ブロー成形方法 | |
JP2004203047A5 (ja) | ||
CN1325199C (zh) | 横向浇注注射成形设备及其控制熔体流动的方法 | |
US8354053B2 (en) | Blow moulding machine having a cooling device | |
JP4518012B2 (ja) | 金型の冷却構造および冷却方法 | |
KR101975682B1 (ko) | 중공 용기의 사출 블로우 성형 방법 및 사출 블로우 성형 장치 | |
JP5024175B2 (ja) | 金型冷却装置 | |
JP6473566B2 (ja) | 吹き込み成形プロセス及び装置 | |
WO2015186417A1 (ja) | 樹脂成形品の射出成形方法と型締め力の特定方法 | |
JP7551166B2 (ja) | ダイカスト金型、高温チャンバーシステム、金属をダイカストで鋳造するための方法、及びダイカスト金型の使用法 | |
JP2010094937A (ja) | サイドバルブゲート式ホットランナーシステム | |
CN104002466B (zh) | 吹塑模制过程和设备 | |
JP4637609B2 (ja) | チルベント入れ子 | |
KR101113223B1 (ko) | 복수의 밴드케이블 성형용 금형 | |
JP2002292694A (ja) | 射出成形用金型のガス抜き状態検出方法 | |
JP2010234541A (ja) | ホットランナを有する金型装置 | |
JP5136211B2 (ja) | 真空ダイカスト装置、及び、真空ダイカスト方法 | |
JP6853073B2 (ja) | ブロー成形方法 | |
CN114082893B (zh) | 铸造用模具 | |
JP2001212660A (ja) | 金属成形金型装置 | |
JP4023464B2 (ja) | 樹脂成形品の製造方法及び二次成形時における加熱媒体と樹脂材との切替装置 | |
JP2003039491A (ja) | 射出成形用金型装置及びこれを用いた射出成形方法 | |
JP2008307807A (ja) | 射出成形金型および射出成形方法 | |
JP2012223930A (ja) | ブロー成形装置およびブロー成形方法 | |
JP2011156773A (ja) | 射出成形方法及び射出成形装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131025 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140822 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140826 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150331 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150629 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20150707 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150818 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150818 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5796978 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |