JP5796741B2 - 電動工具 - Google Patents

電動工具 Download PDF

Info

Publication number
JP5796741B2
JP5796741B2 JP2011276547A JP2011276547A JP5796741B2 JP 5796741 B2 JP5796741 B2 JP 5796741B2 JP 2011276547 A JP2011276547 A JP 2011276547A JP 2011276547 A JP2011276547 A JP 2011276547A JP 5796741 B2 JP5796741 B2 JP 5796741B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
communication terminal
communication
motor
battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011276547A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012254519A (ja
Inventor
伊藤 達也
達也 伊藤
西河 智雅
智雅 西河
弘識 益子
弘識 益子
中村 瑞穂
瑞穂 中村
飯村 良雄
良雄 飯村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=47150915&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP5796741(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP2011276547A priority Critical patent/JP5796741B2/ja
Priority to US13/474,914 priority patent/US9833890B2/en
Priority to CN201210158891.4A priority patent/CN102785232B/zh
Publication of JP2012254519A publication Critical patent/JP2012254519A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5796741B2 publication Critical patent/JP5796741B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25FCOMBINATION OR MULTI-PURPOSE TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DETAILS OR COMPONENTS OF PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS NOT PARTICULARLY RELATED TO THE OPERATIONS PERFORMED AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B25F5/00Details or components of portable power-driven tools not particularly related to the operations performed and not otherwise provided for
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B21/00Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose
    • B25B21/02Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose with means for imparting impact to screwdriver blade or nut socket
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K11/00Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection
    • H02K11/30Structural association with control circuits or drive circuits
    • H02K11/33Drive circuits, e.g. power electronics
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K11/00Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection
    • H02K11/30Structural association with control circuits or drive circuits
    • H02K11/35Devices for recording or transmitting machine parameters, e.g. memory chips or radio transmitters for diagnosis
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • H02K5/22Auxiliary parts of casings not covered by groups H02K5/06-H02K5/20, e.g. shaped to form connection boxes or terminal boxes
    • H02K5/225Terminal boxes or connection arrangements

Description

本発明は、モータにより駆動され先端工具を回転させる電動工具に関し、特にマイクロコンピュータを用いてプログラムによって制御を行う電動工具におけるプログラムの変更手段を提供すると共に、電動工具に接続する通信プラグを提供する。
近年、電動工具の駆動源としてブラシレスDCモータが広く用いられるようになってきた。ブラシレスDCモータは、例えばブラシ(整流用刷子)の無いDC(直流)モータであり、コイル(巻線)を固定子側に、マグネット(永久磁石)を回転子側に用い、インバータ回路で駆動された電力を所定のコイルへ順次通電することによりロータを回転させる。インバータ回路は、FET(電界効果トランジスタ)や、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)のような大容量の出力トランジスタを使用して構成され、インバータ回路の制御はマイクロコンピュータ(以下「マイコン」と称する)がプログラムを実行することによって制御される。ブラシレスDCモータは、ブラシ付きDCモータと比較するとトルク特性に優れ、より強い力で被加工部材にネジやボルト等を締め付けることができるという特徴がある。さらに、モータの回転制御にマイコンを用いるために、マイコンで実行されるプログラムによって種々の制御パターンを実現することができる。
ブラシレスDCモータを用いたインパクト工具の例として、例えば特許文献1の技術が知られている。特許文献1では、連続回転式の打撃機構部を有し、動力伝達機構部(減速機構部)を介してスピンドルに回転力が与えられると、スピンドルの回転軸方向に移動可能に係合するハンマが回転し、ハンマと当接するアンビルを回転させる。ハンマとアンビルは、回転平面上の2箇所に互いに対称的に配置された2つのハンマ凸部(打撃部)をそれぞれ有し、これらの凸部は互いに回転方向に噛み合う位置にあり、凸部どうしの噛み合いにより回転打撃力が伝えられる。ハンマは、スピンドルを囲むリング域で、スピンドルに対して軸方向に摺動自在にされ、ハンマの内周面には、逆V字形(略三角形)のカム溝が設けられる。スピンドルの外周面には軸方向に、V字形のカム溝が設けられており、このカム溝とハンマの内周カム溝との間に挿入されたボール(鋼球)を介してハンマが回転する。
特許第2008−307664号公報
従来の電動工具はプログラムによってモータの回転制御をおこなっているので、プログラムを書き換えることによって個々の顧客の要望にあった動作をさせることが可能となる。しかしながら、プログラムはマイコンの内部又は外部に搭載された不揮発性メモリに予め格納した状態で工場から出荷するため、出荷後にプログラムを変更することは実質的に不可能であった。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的はモータの駆動のためのコンピュータプログラムや制御パラメータを外部装置から変更することができるようにした電動工具を提供することにある。
本発明の別の目的は、パーソナルコンピュータ等に接続するための通信端子を設けた電動工具を実現することにある。
本発明のさらに別の目的は、端子間の短絡を防ぐことができて防水や防塵に配慮された通信端子を有する電動工具を実現することにある。
本願において開示される発明のうち代表的なものの特徴を説明すれば次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、先端工具を駆動するモータと、モータの回転を制御する制御装置と、制御装置におけるモータの駆動方法を記憶する記憶手段と、を有する電動工具であって、外部から前記制御装置と通信をするための通信線を接続する通信端子を設けた。制御装置はマイクロプロセッサーを含み、モータの駆動方法は、記憶手段に格納されるコンピュータプログラムや制御パラメータによって決定される。
本発明の他の特徴によれば、モータを収容するハウジングと、ハウジングに着脱可能に固定されるバッテリを有し、ハウジングは、前後方向に延びる胴体部と、胴体部から下方に延びるハンドル部と、ハンドル部の下部に設けられるバッテリ保持部を含んで構成される。通信端子は、例えばバッテリ保持部であってバッテリを取り外した際に露出するハウジングの一部分に設けると良い。このように構成すればバッテリを取り外した際にのみ通信端子に接続ケーブルが接続可能となる。バッテリ保持部には制御装置を搭載する回路基板が収容され、通信端子は、回路基板に接続される。
本発明のさらに他の特徴によれば、通信端子はハウジングの様々な箇所に設けることが可能であり、例えば、胴体部、ハンドル部の任意の箇所に設けることができる。尚、いずれの箇所に設ける場合であっても、ハウジングの通信端子の開口部に、開口部を閉鎖するためのゴム製または弾力性の高い合成樹脂製のソケットカバーを設けると良い。
発明によれば、電動工具に記憶手段の情報を読み出し又は書き込みするための通信線を接続するための通信端子を設けたので、工場出荷後に必要に応じて動作モードの変更ができる。また、バッテリはハンドル部の下側のハウジング部分に固定されるので、把持部分に対して重量バランスの良い電動工具を実現できる。さらに、通信端子はバッテリ保持部に設けられるので、操作性の良い箇所に通信端子を設けることができる
発明によれば、モータの駆動方法は、記憶手段に格納されるコンピュータプログラムや制御パラメータによって決定されるので、通信端子経由で外部装置から記憶手段の内容を変更するだけで容易にモータの駆動方法を変更することができる。
発明によれば、通信端子はバッテリ保持部のバッテリを取り外した際に露出する部分に設けられるので、バッテリを取り外さない限り通信端子に接続ケーブルを接続できないので誤操作を防ぐことができ、安全性を高めることができる。また、バッテリ保持部に制御装置を搭載する回路基板が収容され、通信端子は回路基板に接続されるので、制御装置に近い部分に通信端子を設けることができる。この結果、通信端子の増設に伴う配線長の増加を抑えることができる。
本発明によれば、通信端子はハウジングの胴体部に設けられるので、視認しやすい位置に通信端子があり使い勝手の良い電動工具を実現できる。また、通信端子はハンドル部に設けられるので、視認しやすい位置に通信端子があり使い勝手の良い電動工具を実現できる。さらに、ハウジングの通信端子の開口部に、開口部を閉鎖するソケットカバーを設けたので、塵埃が通信端子内に入ることを防止できる。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
本発明の実施例に係る電動工具1の全体構造を示す縦断面図である。 本発明の実施例に係る電動工具1の側面図である。 バッテリパック2を取り外した状態の電動工具1の底面図である。 バッテリパック2を取り外した状態の電動工具1の底面図であって、ソケットカバー46を外して通信端子が開放された状態を示す。 制御回路基板9と基台41部分の詳細形状を示す断面図である。 基台41の形状を示す斜視図であり、上側から見た図である。 制御回路基板9と基台41の組立体の形状を示す斜視図であり、下側(バッテリパック2側)から見た図である。 本発明の実施例に係る電動工具1の制御回路のブロック図である。 通信端子47に電源供給型接続ケーブル67を介して書き換え端末70が接続された際のマイコン61の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例に係る電動工具の通信端子の配置位置を示す部分断面図である。 本発明の第2の実施例に係る電動工具の通信端子の配置位置を示す底面図であり、バッテリパック2を取り外した状態を示す。 本発明の第3の実施例に係る電動工具の通信端子の配置位置を示す部分断面図である。 本発明の第4の実施例に係る電動工具の通信端子の配置位置を示す底面図であり、バッテリパック2を取り外した状態を示す。 本発明の第4の実施例に係る電動工具の通信端子の配置位置を示す部分側面図である。 本発明の第4の実施例におけるマイコン61の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施例に係る電動工具の通信端子の配置位置を示す部分断面図である。 本発明の第6の実施例に係る電動工具の通信端子の配置位置を示す部分断面図である。 本発明の第7の実施例に係る電動工具の通信端子の配置位置を示す部分断面図である。 本発明の第8の実施例に係る電動工具の通信端子の配置位置を示す部分断面図である。 本発明の第9の実施例に係る通信プラグ500の外観を示す斜視図である。 本発明の第9の実施例に係る通信プラグ500の全体構造を示す縦断面図である。 本発明の第9の実施例に係る通信プラグ500の背面図である。 本発明の第9の実施例に係る通信プラグ500の概略回路図である。 電動工具1に通信プラグ500の接続した状態の縦断面図である。 電動工具1と通信プラグ500を接続した状態の底面図である。 別の電動工具401と通信プラグ500を接続した状態の縦断面図である。 電動工具401と通信プラグ500を接続した状態の正面図である。 本発明の第10の実施例に係る通信プラグ600の側面図である。 本発明の第10の実施例に係る通信プラグ600の正面図である。 本発明の第11の実施例に係る通信プラグ700の縦断面図である。 本発明の第11の実施例に係る通信プラグ700の背面図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。以下の説明において、上下前後の方向は、図1中に示した方向として説明する。
図1は本発明に係る電動工具1の全体構造を示す縦断面図である。電動工具1は、充電可能なバッテリパック2を電源とし、モータ3を駆動源として打撃機構30を駆動し、出力軸であるアンビル32に回転力又は/及び打撃力を与えることによってドライバビット等の図示しない先端工具に、連続する回転力又は断続的な打撃力を伝達してネジ締めやボルト締め等の作業を行う。
ブラシレスDCモータ方式のモータ3は、固定子3bの内側にて永久磁石を有する回転子3aが回転するものである。モータ3は、側面から見て略T字状の形状を成すハウジング6の略筒状の胴体部6a内に、回転軸4の軸方向が前後方向と一致するように収容される。ハウジング6は、ほぼ対称な形状の左右2つの部材に分割可能に構成され、それら部材が複数の図示しないネジにより固定される。そのため、分割されるハウジング6の一方(本実施例では左側ハウジング)に複数のネジボス19bが形成され、図示しない他方のハウジング(右側ハウジング)に複数のネジ穴が形成される。モータ3の回転軸4は、胴体部6aの後端側のベアリング17bと中央部付近に設けられるベアリング17aによって回転可能に保持される。モータ3の後方には6つのスイッチング素子11が搭載されたインバータ基板10が設けられる。インバータ基板10はモータ3の外形とほぼ同径の円環状の多層基板であり、このインバータ基板10の裏面(後方側の面)にはFET(Field Effect Transistor)等の6つのスイッチング素子11が搭載される。インバータ基板10の表面(前方側の面)であって回転子3aの永久磁石に対向する位置には、回転子の位置を検出するためのホールIC等の回転位置検出素子(図示せず)が搭載される。
ハウジング6の胴体部6aから略直角方向下方に一体に延びるハンドル部6b内の上部にはトリガ操作部8a及び正逆切替レバー14が設けられ、トリガスイッチ8には図示しないバネによって付勢されてハンドル部6bから突出するトリガ操作部8aが設けられる。トリガスイッチ8の下方にはスイッチ基板が設けられる。また、胴体部6aの先端側に接続されるハンマケース7の下方位置にはLEDライト12が設けられる。LEDライト12は、装着穴31bに図示せぬ先端工具であるビットが装着された際に、ビットの前端付近を照射するものである。
ハンドル部6b内の下方であってバッテリ保持部6cの内部には、トリガ操作部8aの引き操作に応じてモータ3の速度を制御する機能等を備えた制御回路を搭載する制御回路基板9が収容される。
ハンドル部6bの下方に形成されたハウジング6のバッテリ保持部6cには、ニッケル水素やリチウムイオン等の複数の電池セルが収容されたバッテリパック2が着脱可能に装着される。バッテリパック2は、ハウジング6のハンドル部6bの内部まで延在するようにのびる延在部2aを有し、図1のような側面視で略L字形の形状とされる。バッテリパック2には、リリースボタン2bが設けられ、左右両側に位置するリリースボタン2bを押しながら下方にバッテリパック2を移動させることにより、バッテリパック2をバッテリ保持部6cから取り外すことができる。
モータ3の前方には、回転軸4に取り付けられてモータ3と同期して回転する冷却ファン18が設けられる。冷却ファン18は、回転方向によらずに回転軸4付近の空気を吸引して径方向外側に排出する遠心ファンであり、冷却ファン18により胴体部6aの後方側の側方に設けられた空気取入口13aから空気が吸引される。ハウジング6の内部に吸引された外気は、モータ3の回転子と固定子の間、及び、固定子の磁極の間を通過した後に冷却ファン18に到達し、冷却ファン18の半径方向外周側付近に形成される複数の空気排出口(後述する図2参照)からハウジング6の外部に排出される。
打撃機構30と減速機構20は電動工具1の動力伝達機構を構成する。打撃機構30は、アンビル32と遊星キャリヤ組立体31の2つの部品により主に構成され、遊星キャリヤ組立体31は減速機構20の遊星歯車の回転軸を連結すると共に、アンビル32を打撃するための後述するハンマを有する。本実施例における減速機構20は、プラネタリー型であり、1つの減速機構部を有し、サンギヤ、複数のプラネタリーギヤ、リングギヤを含んで構成される。現在広く使われている公知の打撃機構と違って、打撃機構30は、スピンドル、スプリング、カム溝、及びボール等を有するカム機構をもたない。そしてアンビル32と遊星キャリヤ組立体31とは回転中心付近に形成された嵌合軸と嵌合穴により半回転未満の相対回転だけができるように連結される。アンビル32は、先端工具(図示せず)を装着する出力軸部分と一体に構成され、前端には軸方向と鉛直面の断面形状が六角形の装着穴31bが形成される。尚、アンビル32と、先端工具を装着する出力軸は別体部品で構成して連結させるように構成しても良い。アンビル32の後方側は遊星キャリヤ組立体31の嵌合軸と連結され、軸方向中央付近でメタル16aによりハンマケース7に対して回転可能に保持される。アンビル32の先端には先端工具をワンタッチで着脱するためのスリーブ15が設けられる。
ハンマケース7は打撃機構30及び減速機構20を収容するために金属製の一体成型で製造され、ハウジング6の前方側の内部に装着される。ハンマケース7は、ベアリング機構を介してアンビル32を保持するものであり、左右分割式のハウジング6によって全体が覆われるようにして固定される。
トリガ操作部8aが引かれてモータ3が起動されると、モータ3の回転は減速機構20によって減速され、モータ3の回転数に対して所定の比率の回転数で遊星キャリヤ組立体31が回転する。遊星キャリヤ組立体31が回転すると、その回転力は遊星キャリヤ組立体31に設けられるハンマを介してアンビル32に伝達され、アンビル32が遊星キャリヤ組立体31と同じ速度で回転を開始する。先端工具側からの受ける反力によってアンビル32にかかる力が大きくなると、後述する制御装置は締め付け反力の増大を検出し、モータ3の回転が停止してロック状態になる前に、遊星キャリヤ組立体31の駆動モードを変更してハンマを断続的に駆動する。
胴体部6aの内部であって、冷却ファン18の前方側にはインナカバー21が設けられる。インナカバー21はプラスチック等の合成樹脂の一体成型で製造された部材であり、ハウジングの内壁に沿って取り付けられる。インナカバー21の後方側には円筒状の部分が形成され、その円筒部分でモータ3の回転軸4を回転可能に固定するベアリング17aの外輪を保持する。また、インナカバー21の前方側には、2つの異なる径を有する円筒状の部分が段差状に設けられ、後方の小径内径部分にはベアリング16bが設けられ前方の大径内径部分にはリングギヤが収容される。インナカバー21はハンマケース7の後方側開口から内部に挿入され、インナカバー21とハンマケース7によって画定される空間の内部に減速機構20と打撃機構30が収容されるので、潤滑のためのグリース類が外部に流出しすることを効果的に防止でき、長期間にわたって安定して減速機構と打撃機構を動作させることができる。尚、本実施例では減速機構20を遊星歯車で構成したが、遊星歯車の段数はこれだけに限られずに、これらを2段、3段にして減速比を大きくしても良い。
図2は本発明の実施例に係る電動工具1の側面図である。ハウジング6は3つの部分(胴体部6a、ハンドル部6b、バッテリ保持部6c)から構成され、胴体部6aの、冷却ファン18の半径方向外周側付近には冷却風排出用の空気排出口13bが形成される。ハウジング6は、モータ3の回転軸4を通る鉛直面にて左右分割式に形成され、複数本のネジ19aによって左右に分割可能なハウジング6が固定される。ハウジング6の前方側には、先端工具保持部を構成するスリーブ15が突出する。ハウジング6のバッテリ保持部6cの一部には、モータ3の駆動モード(ドリルモード、インパクトモード)を切り替えるためのモード切替スイッチとモード表示LED(共に後述)が設けられる。
図3は、バッテリパック2を取り外した状態の電動工具1の底面図である。ハウジング6は、右側ハウジング6−1と左側ハウジング6−2により分割して構成される。ハウジング6のハンドル部6bの内側付近には、バッテリパック2の延在部2aを収容するためのバッテリ収容室45が形成される。バッテリ収容室45の前方付近にはバッテリパック2の接点と接するための3つの端子、即ち、プラス端子42、LD端子43、マイナス端子44が設けられる。これらの3つの端子は基台41の平板状部分に保持される。基台41は、3つの端子を保持するための電源端子保持部41aと、本発明の特徴である通信端子を固定するための通信端子保持部41bの2つの平板状部分を含んで構成され、プラスチック等の高分子樹脂の一体成型により製造される。基台41は、右側ハウジング6−1と左側ハウジング6−2により左右及び前側を挟持されることにより固定されるが、固定方法はこれだけに限られずにねじ止め等の公知の固定方法で基台41をハウジング6に固定しても良い。
通信端子保持部41bには、後述する通信端子が設けられるが、その通信端子を露出させるための基台41の開口部41cにはソケットカバー46が取り付けられる。開口部41cにはソケットカバー46が取り付けられる。ソケットカバー46は、開口部41cを覆うことにより不使用時に後述するソケットがハウジング6の外部に露出しないように覆うカバーであり、略四角形の平板部46aと、平板部46aを通信端子保持部41bに対して回動可能なように保持するための支持部46bと、平板部46aの前方向であって支持部46bから離れた位置に形成された取っ手部46cを含んで構成される。ソケットカバー46の構造や取付方法は公知の種々の方法を用いることができ、本実施例ではゴムの取付部の弾性変形により平板部46aが通信端子保持部41bから離脱しないように保持すると共に、平板部46aが略回動可能なように保持する。ソケットカバー46の材質は、防塵、防水効果が得られるような部材であれば任意に選択できるが、例えば、ゴムやプラスチック等の弾力性のある部材により構成すると好ましい。取っ手部46cは、開口部41cに嵌め込まれた平板部46aが外れないように固定するロック機構となると共に、平板部46aを開く際のつまみの役割を果たすものである。本実施例では、通信端子保持部41bの取っ手部46cが位置する部分の基台41には溝が形成され、この溝に取っ手部46cを押し込むことによりソケットカバー46を安定的に保持するロック機構として作用する。
図4は、バッテリパック2を取り外した状態の電動工具1の底面図であって、ソケットカバー46を開いて通信端子47が開放された状態を示す。ソケットカバー46は支持部46bを中心に約90度以上開放され、ソケットカバー46の平板部46aが上下方向に延在するように配置される。この状態では雌形の通信端子47が露出する。通信端子47は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格に準じたUSBミニタイプ、又は、USBマイクロタイプのソケットを用いると良い。本実施例においては、通信端子として広く用いられているUSB規格を用い、ソケット47bの形状としてUSB規格のミニBソケット/メス(receptacle)又はマイクロBソケット/メス(receptacle)を用いる。このようにUSB規格を用いることにより容易に入手できるUSBケーブルを用いてパーソナルコンピュータ等の外部装置に容易に接続可能となる。さらに、USB規格をそのまま又は改良して用いることにより外部からUSBケーブルを介して給電することができるので、バッテリパック2を取り外した際においても制御回路基板9上の電子機器に対して給電することができるというメリットがある。
図5は制御回路基板9と基台41部分の詳細形状を示す図であって、図3のA−A部の断面を示す。通信端子47を搭載するソケット基板47aは基台41(41a、41b)や制御回路基板9とは別の部品で構成される。制御回路基板9には、モータ3の駆動制御を行う後述する後述するマイコン(Micro Computer)が搭載される。制御回路基板9の下側には基台41がネジ49によって取り付けられる。基台41は、上下方向の位置が違うように段差状に形成された電源端子保持部41aと、通信端子保持部41bの2つの部分を含んで構成される。通信端子保持部41bの内部に通信端子47が設けられる。通信端子47は、ソケット基板47aとそれに固定されるソケット47bによって構成される。通信端子47は、バッテリパック2を取り外すことで外部に露出し、後述する通信プラグの装着が可能となる。
ソケット47bは、USBケーブルのミニBオス(plug)側コネクタ又は後述する通信プラグの通信端子を下から上方向に挿入できるように配置される。またソケット47bはソケット基板47aに搭載され、ソケット基板47aから制御回路基板9へは複数のリード線48により配線される。制御回路基板9は、バッテリパック2に接続される電源端子とトリガスイッチ8(図1参照)に電気的に接続される。また制御回路基板9は、モータフラットケーブルを介してインバータ基板10(図1参照)と接続される。ソケット47bの開口部は基台41の開口部41cに位置するように配置され、基台41の開口部41cはソケットカバー46によって未使用時には閉鎖される。ソケットカバー46は長方形の平板部46aと、平板部46aから前方に延びて先端付近から上方に延びる円柱形部分となる支持部46bを含んで形成される。支持部46bは通信端子保持部41bの開口部41cの前方に設けられた断面形状が丸い貫通穴41dに挿入されるものであり、円柱形部分の中央付近には貫通穴41dから離脱しないように傘状部46eが設けられる。
ソケットカバー46は長方形の平板部46aから後方側には、ソケットカバー46を支持部46bを中心に回動させる際に掴む取っ手部46cが位置する。平板部46aの上側、即ちソケット47bと面する側には、開口部41cの内壁と密閉して埃や水などの侵入を防ぐためのリブ46dが形成される。リブ46dはソケット47bの周囲を囲むように連続して形成される。このように開口部41cは、コネクタの非接続時にはソケットカバー46によってしっかりと密閉されるので、電気的に絶縁できるとともにソケット47bの端子間に異物が入ることを防止でき、端子間の短絡を防止することができる。また、ソケットカバー46を用いることにより防塵効果に加えて高い防水効果を得ることができる。
図6は基台41の形状を示す斜視図であり、上側(制御回路基板9側)から見た図である。基台41はプラスチック等の合成樹脂の一体成型で製造され、3つの電源端子(プラス端子42、LD端子43、マイナス端子44)を鋳込むように構成される。また、電源端子よりも前方側には通信端子47が固定される。通信端子47はソケット47bとそれを保持するソケット基板47aによって主に構成され、ソケット基板47aが溝部に案内されて2つのネジ50によって通信端子保持部41bに対して固定される。基台41の左側側方には、モード切替スイッチ51と、その前方に4つのモード表示LED58が設けられる。モード切替スイッチ51を押すことによって、モータ3の制御モード、例えば、ドリルモード、クラッチモード、インパクトモードに切り替えることができる。さらに、各制御モードにおいて強弱等を変更できるように構成しても良い。
図7は、制御回路基板9と基台41の組立体の形状を示す斜視図であり、下側(バッテリパック2側)から見た図である。基台41の電源端子保持部41aには、プラス端子42、LD端子43、マイナス端子44の3つの端子が設けられ、バッテリパック2を装着した際にはこれらの端子がバッテリパック2のソケット部に挟持される。電源端子保持部41aと通信端子保持部41bの位置関係と、それらが形成する段差部分はバッテリパック2の上面形状に対応しており、バッテリパック2を電動工具1に装着することによって電源端子保持部41aと通信端子保持部41bはバッテリパック2に密着又は所定の間隔で対面することになる。この結果、バッテリパック2の装着時にはソケットカバー46はバッテリパック2に覆われることになる。このことは、通信端子47に図示しないUSBケーブル又は通信プラグを接続するには、必ずバッテリパック2を取り外さねばならないことを意味する。そのためUSBケーブル等を接続してプログラムの変更等をするときに誤って電動工具を駆動してしまう誤動作を確実に防止できる。また、電動工具1を使用するときは必ずバッテリパック2が装着されるため、通信端子47はソケットカバー46にて良好に密閉されることになり、通信端子47部分に塵埃や水が入ることを防止できる。さらに、ソケットカバー46の開口部41cへの装着が不十分の場合はバッテリパック2と基台41を十分密着させることができないので、その際はリリース機構によるロックができないように構成すればソケットカバー46の装着忘れや装着不具合を防止できる。
次に図8を用いて電動工具1の制御回路のブロック図を説明する。電動工具1にバッテリパック2が装着されると、バッテリパック2から電源部66とモータ供給電力制御部65に所定電圧の直流電流が供給される。モータ供給電力制御部65は、3相ブリッジ形式に接続されたFETなどの6個のスイッチング素子11で構成されるインバータ回路により構成され、インバータ基板10(図1参照)に搭載される。マイコン61の制御によってスイッチング素子11のゲート電圧が制御されることによりモータ3のスター結線された固定子巻線U、V、Wの所定相へ電流を供給することによりモータ3を回転させる。
モータ3は3相のブラシレスDCモータで構成される。このブラシレスDCモータは、いわゆるインナーロータ型であって、複数組のN極とS極を含む永久磁石(マグネット)を含んで構成される回転子(ロータ)と、スター結線された3相の固定子巻線U、V、Wから成る固定子を含んで構成される。モータ3には、回転子の回転位置を検出するために周方向に所定の間隔毎、例えば角度60°毎に配置された3つのホール素子や、モータ3に流れる電流値等を検出するモータ情報検出部64が設けられる。
マイコン61は、プログラムを格納するための不揮発性メモリからなるプログラム格納部62を有するものであって、市販の16ビット又は32ビットマイクロプロセッサーを用いることができる。マイコン61は、モータ情報検出部64からの位置検出信号に基づいてモータ供給電力制御部65を駆動することによって、トリガスイッチ8の操作量(ストローク)の検出信号に基づいてPWM信号のパルス幅(デューティ比)を変化させることによってモータ供給電力制御部65からモータ3への電力供給量を調整し、モータ3の起動/停止と回転速度を制御する。
マイコン61は、例えば直流5Vによって動作するが、その駆動のために電源部66はバッテリパック2の直流を降圧する。マイコン61にはモード切替スイッチ51とモード表示LED58が接続され、作業者によってモード切替スイッチ51の操作がされると、選択された動作モードをモード表示LED58によって表示する。本実施例ではモード表示LED58は4つのLEDにより構成され、各LEDの表示パターンによって動作モードを表示する。
マイコン61にはさらにLEDライト12のON/OFF制御信号線、トリガスイッチ8からの出力線が接続される。また、マイコン61において実行されるコンピュータプログラムの実行のためのメモリ空間を有する情報記憶部63が接続される。情報記憶部63は、例えばフラッシュメモリ等の公知の不揮発性メモリであると好ましいが、その他の公知の揮発性又は不揮発性のメモリであっても良い。
マイコン61のプログラム格納部62には、複数のコンピュータプログラムが予め格納され、そのうち使用するコンピュータプログラムを指定する制御パラメータが格納される。プログラム格納部62の記憶内容は、外部の書き換え端末70から電源供給型接続ケーブル67を介して読み出し及び書き込みが可能である。従って、制御パラメータを書き換えることによってマイコン61が実行すべきコンピュータプログラムの指定を変更することができる。このためには電源供給型接続ケーブル67を用いて電動工具1と書き換え端末70を接続したときに、プログラム格納部62があたかも外部記憶装置の一つであるかのようにアクセス可能とすれば良い。ここで電源供給型接続ケーブル67とは、複数本のリード線を有する通信ケーブルにおいて、マイコン61及び関連機器の電源となる電源信号線(例えば+5V)を含んで構成するものである。本実施例では電源供給型接続ケーブル67としてUSB規格のものを少なくとも一部に利用したので、電動工具1側には通信端子(USBコネクタ)47が設けられ、書き換え端末70にはUSBコネクタ71が設けられる。
通信端子47からマイコン61には、通信に利用される信号線だけでなくマイコン61に供給される+5V直流の信号線も含まれる。書き換え端末70側にはRS232Cコネクタ72も設けられるので、USB規格でなくRS232C規格を用いて通信を行うように構成しても良い。詳細については後述するが、RS232C規格を用いることによって電動工具1を汎用のUSBケーブルでパーソナルコンピュータのUSBコネクタと接続した際には何ら通信が行われないという、いわば保護機能を付加することが可能となる。ここで書き換え端末70は、市販のパーソナルコンピュータを用いることができるが、これだけに限られずにその他の専用の接続機器を準備しても良い。また、書き換え端末70から書き換えられる内容は、プログラム格納部62に格納されるパラメータであっても良いが、格納されるコンピュータプログラムそのものを書き換えるようにしても良い。さらに、書き換え端末70はプログラム格納部62だけをアクセスできれば本実施例の目的を実現できるが、書き換え端末70がマイコン61と直接通信できるように構成して、さらに高度な制御を実現しても良い。
次に図9のフローチャートを用いて通信端子47に電源供給型接続ケーブル67を介して書き換え端末70が接続された際のマイコン61の処理手順を説明する。電動工具1のマイコン61は、バッテリパック2が装着されるか、又は、通信端子47を介して電源供給型接続ケーブル67から直流電流が供給された際に起動する。起動するとマイコン61はまず、通信端子47に電源供給型接続ケーブル67が接続されているか否かを検出する(ステップ101)。接続されていない場合は、前述した通信端子47の配置上の特徴から、バッテリパック2が取りつけられていると判定できるので、マイコン61は先端工具を駆動する作業モードであると判定して、プログラム格納部62に格納されている指定プログラムを実行する(ステップ102)。
ステップ101で、電源供給型接続ケーブル67が接続されている場合は、バッテリパック2が取り外されていると判断できるので、先端工具を駆動する作業モードであると判定して、マイコン61はプログラム格納部62に格納されている内容の読み出し及び書き換えを許可するプログラム書き換えモードで動作させる(ステップ102)。プログラム書き換えモードにおいては、外部の書き替え端末70からマイコン61のプログラム格納部62の内容が書き替えられる。そのため、通信端子47から電源供給型接続ケーブル67を外すことによってプログラム書き換えモードを終了させて、バッテリパック2を取り付けることにより、書き替え後のプログラムやパラメータに従って以降の電動工具の動作を実行できる。
以上、本発明の実施例によれば、コネクタを介して外部装置を接続する事により、モータを制御するためのコンピュータプログラム及び/又は制御パラメータを書き換えることができるのでユーザの使用状況に合わせて電動工具の特性を変更することができる。また、電動工具を使用する際には、ハウジング6とバッテリパック2がしっかりと嵌合しているので、水分や埃がコネクタ部分に入りにくい。よって、コネクタ部分がハウジングから外部に直接露出する場合よりも、より高い防水性、防塵性を得ることができる。
次に図10及び図11を用いて本発明の第2の実施例を説明する。図10は本発明の第2の実施例に係る電動工具の通信端子の配置位置を示す部分断面図である。第2の実施例では第1の実施例に比べてコネクタの配置が異なる。そのため、第1の実施例に比べて基台141の構成を変えて、通信端子(USBコネクタ)147が基台141の前端部分に位置するようにした。図11はバッテリパック2を取り外した状態の電動工具の底面図であり、通信端子147が位置する部分を点線で示している。尚、本図ではソケットカバーを図示していないが、図7のソケットカバー46と同様のカバーが設けられる。
図12は本発明の第3の実施例を説明する図である。第3の実施例では第1及び第2の実施例に比べてコネクタの配置が異なる。即ち、基台151の構成を変えて、通信端子(USBコネクタ)157が基台151の側方(図では左側)に位置するようにした。図12はバッテリパック2を取り外した状態の電動工具の底面図であり、通信端子157が位置する部分を点線で示している。尚、本図では通信端子157がハウジングの左側側面に設けられるが、右側側面に設けるようにしても良い。
図13及び図14は本発明の第4の実施例を説明する図である。第4の実施例では第1〜第3の実施例と異なり、コネクタの配置位置が異なる。第4の実施例では通信端子(USBコネクタ)167がハウジングのバッテリ保持部166cの側方に取り付けられる。しかも、図14に示すようにソケット167bはハウジングの外部からUSBケーブルを接続するように構成した。ソケット167bはソケット基板167aによって保持され、ソケット基板167aは基台161に固定される点は第1〜第3の実施例と同様である。
このように通信端子をハウジングの外部からアクセスできるように構成すれば、通信端子にUSBケーブルを差すのが容易にできるのでプログラムの変更作業の効率が向上する。尚、図14ではソケット167bが外部から露出しているが、USBケーブルを接続していない際には図示しないソケットカバーを取り付けるように構成しても良い。一方、通信端子をハウジングの外部からアクセスできる位置に設けると、バッテリパックを取り外さなくて良いので、プログラムの更新作業時に誤ってトリガ操作部8aを操作してしまう恐れがある。この誤操作を防ぐためのマイコンの制御を示すのが図15のフローチャートである。
図15は本発明の第4の実施例におけるマイコンの処理手順を示すフローチャートである。制御装置に含まれるマイコンは電源が供給されるとその動作を開始し、最初に通信端子(USBコネクタ)167にUSBケーブルが接続されているか否かを判定する(ステップ201)。この判定は、例えばUSBケーブルによって外部から+5V電源が供給されているかによって判断できる。ここでUSBケーブルが接続されていない場合は、バッテリパック2からの給電であり通常の作業であるので、作業モードで電動工具を動作させる制御を実行する(ステップ208)。
ステップ201でUSBケーブルが接続されている場合は、マイコンはバッテリパック2が接続されているか否かを判定する(ステップ202)。ここでバッテリパック2が接続されていないときは、マイコンにはUSBケーブルによって外部から+5V電源が供給されているだけなので、プログラムの書き換え処理を行うものと判断してプログラム書替えモードで動作をする(ステップ209)。
ステップ202でバッテリパック2が接続されている場合は、作業モードでの工具動作及びプログラム書替え動作の制御を共に停止させて(又は起動しないで)、動作不能であるエラー表示を行う(ステップ203、204)。これは、バッテリパック2を接続したままUSBケーブルを接続してプログラムの書替えを行うことを排除するためである。このように構成すれば、プログラムの書替え動作中にはバッテリパックが装着されないので、誤ってモータ3を回転させてしまうことが無いので安全性を高めることができる。また、プログラムの書替え時の電源供給は、USBケーブルによって外部装置から行われるので、書き替え処理の途中にバッテリ電圧の低下によりマイコンの動作が不安定になることがない。ここで、ステップ204での動作不能であることの表示は、モード表示LED58のすべてを点滅させるようにすれば良いが、その他の光又は音によるアラーム表示としても良い。
次にステップ205においてエラー表示となった回数nをカウントアップし、カウンタの回数がN(正の自然数)回に達したかを判定し、達していなければステップ201に戻る(ステップ206)。次に、カウンタnをリセットして(ステップ207)、処理を終了する。
以上のように、本実施例ではUSBケーブルを用いて外部の書替え端末70からアクセス可能とした上に、バッテリが接続されている際にはプログラムの書替えを許容しないように構成した。このためプログラムの書替えエラーの発生する恐れを大幅に低下させることができる。さらに、プログラムの書き替え中に誤ってモータ3を起動させることもないので安全性の高い電動工具を提供できる。
尚、第4の実施例ではプログラムの書替え時にはバッテリパック2を取り外さねばならないように構成したが、USBケーブルによって外部から+5V電源が供給されたらバッテリパック2からモータ3への電源供給を遮断する、即ち、モータ供給電力制御部65(図8参照)を停止させるように構成すれば、バッテリパックを取り外さなくても良いように構成できる。
次に図16を用いて本発明の第5の実施例を説明する。第5の実施例は第4の実施例と近い構成であり、バッテリパック2を取り外さなくてもUSBケーブルを差すことができる位置に通信端子177を設けた。本実施例ではハウジングのバッテリ保持部176cであって制御回路基板9の上方に通信端子177を設けた。図示しないUSBケーブルは、上から下方向、即ちハンドル部176bとほぼ平行に差すことになるので、USBケーブルを差したままではハンドル部176bを把持しにくい。その結果、プログラムの書替え中に電動工具を動作させてしまう恐れが排除できる。第5の実施例におけるマイコンの処理手順は図15で示したフローチャートのとおり行えばよい。
次に図17を用いて本発明の第6の実施例を説明する。第5の実施例は第4の実施例と近い構成であり、バッテリパック2を取り外さなくてもUSBケーブルを差すことができる位置に通信端子187を設けた。通信端子187からはハンドル部186bの内部を通って通信線189を介して制御回路基板9に結線される。本実施例ではハウジングのハンドル部186bであってハウジングの胴体部に近い部分に通信端子187を設けた。図示しないUSBケーブルは、上から下方向、即ちハンドル部176bとほぼ平行に差すことになるので、USBケーブルを差したままではハンドル部176bを把持しにくい。その結果、プログラムの書替え中に電動工具を動作させてしまう恐れが排除できる。第6の実施例におけるマイコンの処理手順は図15で示したフローチャートのとおり行えばよい。
次に図18を用いて本発明の第7の実施例を説明する。第7の実施例は第4〜6の実施例と近い構成であり、バッテリパック2を取り外さなくてもUSBケーブルを差すことができる位置に通信端子197を設けたものである。通信端子197からは通信線198を介してインバータ基板10に結線される。図示しないUSBケーブルは、ハウジング196の胴体部196aの後方からハウジング196の開口穴196dから前方方向に差すことになる。尚、図では開口穴196dにはキャップ等の覆い部材がないが、ハウジング196の内部へ埃や水等の浸入を防ぐために、ソケットカバーや何らかの覆いを設けるように構成すると好ましい。第7の実施例におけるマイコンの処理手順は図15で示したフローチャートのとおり行えばよい。
次に図19を用いて本発明の第8の実施例を説明する。第8の実施例は第1〜3の実施例と近い構成であり、バッテリパックの形状が異なるタイプの電動工具への適用例を示したものである。この電動工具は出願人が販売している「電子パルスドライバ WM
14DBL」のハウジング306の形状に小修正を加えて、バッテリパックを取り外した際に露出する部分、即ちバッテリ保持部306cの下面側に開口穴306dを設け、その部分に通信端子347を取り付けたものである。通信端子347は、ソケット基板347aとそれに固定されるソケット347bによって構成される。ソケット347bは、USBケーブルのミニBオス(plug)側コネクタを下から上方向に挿入できるように配置される。またソケット347bから制御回路基板309へは複数のリード線348により配線される。
第8の実施例では図示しないバッテリパックを取り外さないと通信端子347に接続ケーブルを差すことができないので、プログラムの書替え動作中に誤ってモータ3を回転させてしまうことが無く、安全性の高い電動工具を提供できる。尚、図では開口穴306dにはキャップ等の覆い部材がないが、ハウジング306の内部へ埃や水等の浸入を防ぐために、ソケットカバーや何らかの覆いを設けるように構成すると好ましい。
次に、図20〜25を用いて第9の実施例に係る通信プラグ500について説明する。本発明の第9の実施例に係る通信プラグ500の外観を示す斜視図である。第9の実施例においては、電動工具1と通信端子47を接続する電源供給型接続ケーブル67(図8参照)として、小さい箱状の通信プラグ500と、通信プラグ500から書き替え端末70(図8参照)に接続するための接続ケーブル530として構成し、接続ケーブル530には汎用のUSBケーブルを用いた。また、書き替え端末70として市販のパーソナルコンピュータを用いて、そのUSBポートに接続ケーブル530を接続することにより電動工具1とパーソナルコンピュータとの通信路を確立するように構成した。パーソナルコンピュータには、電動工具1のプログラム格納部62(図8参照)をアクセスして、その内容を書き替えるためのプログラムをインストールし、それを実行させる。通信プラグ500は、電動工具1と通信を行うプロトコル(例えばRS232)と書き替え端末70と通信を行うためのプロトコル(USBプロトコル)を変換するための変換装置を内蔵するもので、そのハウジング501は電動工具1に装着されるバッテリパック2に比べると遙かに小さい箱状のものである。ハウジング501はベースハウジング503とハウジングカバー502により2分割可能に構成され、これらは図示しない複数本のネジにより固定され、その外径は略直方体の形状である。ハウジング501の一面(直方体の最小面積の面)には、接続ケーブル530のコネクタ532が装着される穴部503bが形成される。穴部503bにはコネクタ532と対応するソケット(後述)が配置される。
ハウジングカバー502の外側には、窪んだ形のラベル部502aが形成される。このラベル部502aは、商品の型番等を印刷したラベルを貼るためのスペースとなるものである。ラベル部502aに近接して貫通穴502bが形成され、この貫通穴502bからLED510の先端部が露出するように配置される。ハウジング501の外周面の一部には、その形状を弓状にやや湾曲させると共にその湾曲面をぎざぎざ状の滑り止め加工をした把持部502c、503cが形成される。作業者はLED510を挟んだ両側に形成される把持部502c、503cを、例えば親指と人差し指で挟むようにして把持することにより通信プラグ500を電動工具1に容易に装着または取り外しすることができる。
図21は第9の実施例に係る通信プラグ500の全体構造を示す縦断面図である。通信プラグ500は、ベースハウジング503の内部に基板514を収容し、ハウジングカバー502で被うことにより組み立てられる。通信プラグ500は、通信端子47(図4参照)に対してプラグ505が矢印520の方向に装着される。本実施例では、通信プラグ500単体の方向を示すものとして、図中に記載しているように矢印520と同じ方向を前側(装着方向)、矢印520と反対方向を後ろ側(取り外し方向)とし、その他の方向を図中に示す方向であると定義して説明する。通信プラグ500は、プラスチック等の高分子樹脂のハウジング501(502、503)に収容されるもので、ベースハウジング503から前方側にプラグ505が突出する。このプラグ505が突出する面は、ハウジング501の直方体の2つある最大面積面の一面からである。基板514は、電動工具の通信端子に差し込まれる通信端子504及びソケット512を取り付ける基台としての機能を果たすと共に、通信プロトコルの変換のための電子素子を搭載する回路基板としての機能を果たす。ハウジング501の分割面は装着方向と垂直な断面であって、その分割されたハウジング501の内部に基板514を挟持させた状態でベースハウジング503とハウジングカバー502が複数のねじを用いて固定される。
基板514の上方付近には通信端子504が固定される。通信端子504はベース部506の前方側にプラグ505が突出し、後方側に複数の電極(図示せず)と、ベース部506を基板514に固定するためのネジ部507が設けられる。ネジ部507は基板514に形成される貫通穴を貫通しナット508により固定される。基板514の下方の端部であって、通信端子504と離れた位置にはソケット512が設けられる。ソケット512は例えばUSBミニBソケットである。ここでは図示しないUSBケーブルのコネクタの挿入方向が矢印525のように配置し、プラグ505の挿入方向(矢印520)と矢印525の方向が直角方向になるように構成した。そのため、ハウジング501の前後方向の厚さを薄くすることができ、コンパクトな通信プラグ500を実現できる。また、USBケーブルを引き抜く外力(矢印525と反対方向の力)が作用しても、プラグ505が抜けにくいという効果を有する。ハウジング501の内部中央には、確認用の貫通穴502bから目視可能な位置に配置され、書き替え端末70(図8参照)からの電源供給状態を点灯状態にて示すためのLED510が配置される。LED510は基板514に固定される。
図22は本発明の第9の実施例に係る通信プラグ500の背面図である。ハウジング501の背面側のハウジングカバー502の一部には、LED510が設けられる。LED510は、外部装置から電源が入力されていることを表示する電源入力表示手段となるものであって、通信プラグ500の背面から目視可能な位置に配置される。実際には、基板514にLED510を設け、ハウジングカバー502に形成された貫通穴502bからLED510が目視可能なように構成される。
図23は本発明の第9の実施例に係る通信プラグ500の概略回路図である。この回路は基板514に搭載されるものであり、主にUSBとRS232のプロトコル変換を行う変換IC515が含まれる。この変換IC515を介することによって、変換IC515から書き替え端末70(図8参照)側はUSBプロトコルにて通信が行われ、電動工具1側はRS232プロトコルにて通信が行われる。また、本実施例では同一のプロトコルを使わずに変換IC515で変換を行うために、別のメリットを得られる。例えば、プラス電源供給線はソケット512では1番から供給されるが、プラグ505では2番に接続されている。このため、作業者が市販されているUSBケーブル(書き替え端末70側がAプラグ、通信プラグ500側がマイクロBプラグ)を準備して、通信プラグ500を介さずに直接書き替え端末70と電動工具1を接続したとしても、本来供給すべきマイクロBプラグの1番ピンにプラス電源が供給されないので、電動工具1側のマイコン61が起動せずに、電動工具1は何の反応もしない。従って、本実施例の通信プラグ500を準備しない限り電動工具1側の情報が書き替えられることはないので、予期しない書き替え動作を防止することができる。
図24は、電動工具1に通信プラグ500の接続した状態の縦断面図である。通信プラグ500を電動工具1に装着する際には、バッテリパック2を取り外して、ソケットカバー46(図示せず。図3参照)を開けて、そこに露出するソケット47b(図4参照)に通信プラグ500のプラグ505を挿入する。本実施例ではソケット47b及びプラグ505として、USB規格のミニB又はマイクロB規格のソケット及びプラグを用いるために、装着する方向が決まっている。また、通信プラグ500の形状は、図示のように電動工具1に対して正しい方向に接続された時、即ち接続ケーブル530が電動工具1の後方側に延びるような位置関係の際には、電動工具1のハウジング6と通信プラグ500のハウジング501が干渉しない形状とされる。また通信プラグ500を電動工具1に対して誤った方向に接続しようと試みた時には、例えばハウジング6の端部6dと通信プラグ500のラベル部502a付近が干渉し、接続不可能となる形状に構成される。
図25は、図24における電動工具1の底面図である。通信プラグ500は、電動工具1と正しい方向の接続時にはハウジング6のいずれの部分とも干渉しないでプラグ505がソケット47bに装着できる形状とされる。また、開いた状態のソケットカバー46は通信プラグ500の面積の小さい面501cと接触する位置にあり、通信プラグ500の装着を阻害しない。基台41は、3つの端子を保持するための電源端子保持部41aと、通信端子47を収容するための通信端子保持部41bの2つの平板状部分を含んで構成されるが、通信プラグ500のハウジング501が通信端子保持部41bと密接するようにして取り付けられる。通信プラグ500は電動工具1の後方側に接続ケーブル530が延びるように接続される。この接続は、接続ケーブル530のコネクタ532が通信プラグ500に設けられたソケット512に装着されることにより行われる。ここでは図示していないが接続ケーブル530の他端側には、書替え端末70側に接続されるUSBのAプラグが設けられ、パーソナルコンピュータ等の書替え端末70(図8参照)に接続される。
接続ケーブル530がパーソナルコンピュータ等の書替え端末70に接続されると、接続ケーブル530を介して電源が通信プラグ500及び電動工具1に供給されるため、基板514上に搭載される電子回路と電動工具1のマイコン61(図8参照)が動作する。また電力が供給されると、LED510が点灯するように構成されるので、作業者は電動工具1が外部からアクセス可能な状態になったことを容易に識別することができる。
図26は、別のタイプの電動工具401と通信プラグ500を接続した状態を示す側面図である。電動工具401は電動工具1と比べて異なるバッテリパック(図示せず)を用いるために、ハウジング406のバッテリ取付部406cの形状が異なり、バッテリパックとの接続用端子442の位置も異なる。通信プラグ500はプラグ505をソケット447bに接続した状態にあり、通信プラグ500には接続ケーブル530を接続されている。この場合、接続ケーブル530は通信プラグ500から前側に延びるように位置するので、バッテリパックとの接続用端子442と干渉することが無い。このように通信プラグ500は、電動工具401と正しい方向の接続時には電動工具401のハウジング406のどの部分とも干渉しない形状とされる。一方、通信プラグ500を前後逆方向にして電動工具401に装着(接続ケーブル530が通信プラグ500から後方側に延びる状態で装着)を試みた時には、接続ケーブル530が接続用端子442と干渉することになるので、作業者は装着方向が誤った方向にあることを直ちに認識することができる。このように通信プラグ500は、電動工具401と誤った方向に接続しようと試みた時には、電動工具401のハウジングと干渉するので、誤った接続を回避することができ、ソケット447bやプラグ505の破損を防止できる。
図27は、図26における電動工具401の正面図である。電動工具401は電動工具1とほぼ同様の機能を有し、バッテリパック2と異なる仕様のバッテリパック(図示せず)を接続可能な電動工具である。通信プラグ500は、電動工具401と正しい方向の接続時にはハウジング406と、特にバッテリを装着部の側壁部分406eと干渉しない形状とされる。また、通信プラグ500は、電動工具401と誤った方向に接続しようと試みた時には、電動工具401のハウジング406と干渉し、接続不可能となる形状とされている。尚、通信プラグ500は、プラグ505に対応するソケット形状が一致するならば単一の電動工具だけに限られずに、複数の電動工具に装着可能に構成されるので、作業者は一つの通信プラグ500で複数の電動工具の接続時に利用することができる。
図28は、本発明の第10の実施例に係る通信プラグ600の側面図である。通信プラグ600の内部構成は通信プラグ500と基本的に同様である。通信プラグ600の最も大きい面から通信端子604が突出する。通信端子604はプラグ605とベース部606を含んで構成され、プラグ605の装着方向は矢印620の方向である。接続ケーブル530は通信プラグ600に対して矢印625の方向に装着される。本実施例においては、ハウジング601のベースハウジング603の外壁の一部に、電動工具側の接続用端子を保持する保持部616〜618(618は後述)を形成した。保持部616〜618は、通信プラグ600と電動工具1とが正しい方向に接続されたときに、電動工具1から突出する複数の電極部、即ち図7にて示したプラス端子42、LD端子43、マイナス端子44を覆って嵌めあうような形状に構成したものである。尚、本実施例では3つの電極部を被保持部として用いたが、それだけに限られずに、電動工具1のハウジング6や基台41を凸型に成形することによって被保持部として作用するように構成してもよい。しかし、バッテリ用の電極部を利用することで新規に被保持部を用意する必要がないので、単純な構造で安価に製造ができる点で有利である。
通信プラグ600のハウジングカバー602には、目視可能な位置にLED610が配置される。このLED610は、通信プラグ600に電源が入力されている状態を示す表示手段としての役割を果たす。このように、通信プラグ600に電源入力表示手段を設けることで、通信プラグ600に電源が入力され、正常に動作される状態であるかの確認を容易にすることができる。
図29は、図28における通信プラグ600の正面図である。通信プラグ600のベースハウジング603の一部が、保持部616〜618を兼ねる構造とされ、これらはプラスチック等の合成樹脂の一体構造で製造される。保持部616〜618は、通信プラグ600と電動工具1とが正しい方向に接続されたときに、電動工具1から突出する複数の電極部、即ち、プラス端子42、LD端子43、マイナス端子44と嵌めあいが起こり、その結果、通信プラグ600が電動工具1に安定して保持される。また、この構成により通信プラグ600の通信端子604にかかる負荷が減り、長寿命な通信プラグを実現できるだけでなく、誤った方向に接続されることがなくなり、使い勝手の良い通信プラグを実現できる。保持部616〜618は内側に空洞を有し、ベースハウジング603の面から垂直方向に突出する筒状の形状であり、非導電性の高分子樹脂によりベースハウジング603と一体で製造される。通信プラグ600の装着時には、それら筒の内側に電極部が位置する。筒の内側の大きさは、プラス端子42、LD端子43、マイナス端子44の電極部分に対してわずかに隙間が生ずる程度の大きさとすることが好ましいが、通信プラグ600を更に安定的に保持したいならば筒の内側形状や材質を設定することにより電極部を積極的に保持するように構成しても良い。
通信端子604は、電動工具1のソケット47b(図6参照)に対応した通信回路を確保できる汎用の端子を用いる。本実施例では、ソケット47bに対応したUSB規格に準じたミニB/オス又はマイクロB/オスを用いている。通信プラグ600の内部には図23で示した回路と同じ通信変換手段が設けられ、例えばPC(パーソナルコンピュータ)等の通信送受信手段(図示せず)が対応している通信信号と、電動工具が対応している通信信号とを相互に変換し通信を可能とする。保持部616〜618は、通信プラグ600を電動工具1に対して正しい方向の接続時には、電動工具1の電極部分と干渉しない形状とされる。また、通信プラグ600を電動工具1に対して誤った方向に接続しようと試みた時には、電動工具1のハウジング6と保持部616〜618が干渉するため、通信プラグ600が接続不可能となる形状とされている。このように本実施例では保持部616〜618が設けられたこと、又は、ハウジング601とプラグ605の位置関係が接続方向限定手段としての役割を果たしている。
以上説明したように、本実施例によれば通信プラグ600は接続方向限定手段を有することによって、誤った方向に接続されることがなくなり、使い勝手の良い通信プラグと電動工具を実現できる。また、誤った方向に接続されることによる通信プラグ600のプラグ605の故障や、電動工具1側の制御回路基板の故障を未然に防ぐことができる。
尚、通信プラグ600の形状は、電動工具に接続されるバッテリパックの形状とは同一形状とされない。これは、通信プラグ600とバッテリパックのいずれかが電動工具に装着されているか容易に判断できるようにするためである。また、通信プラグ600の形状を小さく構成すれば、異なる仕様のバッテリパックを接続する電動工具のソケットにも接続可能とできるためである。このように通信プラグ600を複数の電動工具用の接続に用いることができれば、汎用性が高い通信プラグを実現できる。
また、本実施例では、電源入力表示手段として点灯可能なLED610を用いたが、この形状だけに限られず、2つの状態を表示する液晶ディスプレイ等の公知の表示方法で電源入力表示手段を構成しても良い。しかし、前述の点灯可能なLEDで構成する方法は、後述のその他2つの状態を表示する公知の方法などに比べ、コストの面で有利であり、構造も簡易になり故障の原因が減る点で有利である。
図30は、本発明の第11の実施例に係る通信プラグ700における全体構造を示す縦断面図である。通信プラグ700は、ベースハウジング703の内部に基板714を収容し、ハウジングカバー702で被うことにより組み立てられる。通信プラグ700は、通信端子47(図4参照)に対してプラグ705が矢印720の方向に装着される。ベースハウジング703から前方側にプラグ705が突出し、基板714には通信端子704及び通信プロトコルの変換のための電子回路が搭載される。基板714に搭載される電子回路は図23で示す回路図と同じである。本実施例では、ケーブル731がソケットとプラグを介して接続されるのではなく、基板714に直接はんだ付けされる。ケーブル731の端部には、書き替え端末70と接続するためのUSB
Aプラグ等のプラグ733が設けられる。基板714には電源の入力の有無を表示する手段であるLED710が設けられる。
図31は、図30における通信プラグ700の背面図である。LED710は、ハウジングカバー702に用意された確認用の穴から目視可能な位置に配置される。以上説明したように、第11の実施例では通信プラグ700とケーブル731を分離不能に構成したので、ケーブルを紛失してしまう恐れが小さくなるとともに、通信プラグ700のコストダウンを図ることが可能なる。
以上、本発明について実施例に基づき説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上述の実施例では電動工具の例としてインパクトドライバを用いて説明したが、インパクトドライバだけに限られずに、マイコンを用いて制御されるバッテリ式の或いは商用電源で駆動される任意の電動工具において本発明を同様に適用できる。
1 電動工具 2 バッテリパック 2a 延在部
2b リリースボタン 3 モータ 3a 回転子
3b 固定子 4 回転軸 6 ハウジング
6a 胴体部 6b ハンドル部 6c バッテリ保持部
6d 端部 7 ハンマケース 8 トリガスイッチ
8a トリガ操作部 9 制御回路基板 10 インバータ基板
11 スイッチング素子 12 LEDライト 13a 空気取入口
13b 空気排出口 14 正逆切替レバー 15 スリーブ
16a メタル 16b、17a、17b ベアリング
18 冷却ファン 19a ネジ 19b ネジボス
20 減速機構 21 インナカバー 30 打撃機構
31 遊星キャリヤ組立体 31b 装着穴 32 アンビル
41 基台 41a 電源端子保持部 41b 通信端子保持部
41c 開口部 41d 貫通穴 42 プラス端子
43 LD端子 44 マイナス端子 45 バッテリ収容室
46 ソケットカバー 46a 平板部 46b 支持部
46c 取っ手部 46d リブ 46e 傘状部
47 通信端子(USBコネクタ) 47a ソケット基板
47b ソケット 48 リード線 49 ネジ
50 ネジ 51 モード切替スイッチ 58 モード表示LED
61 マイコン 62 プログラム格納部 63 情報記憶部
64 モータ情報検出部 65 モータ供給電力制御部
66 電源部 67 電源供給型接続ケーブル
70 端末 71 USBコネクタ
72 RS232Cコネクタ 141 基台
147、157、167、177、187、197 通信端子(USBコネクタ)
151、161 基台 166c、176c バッテリ保持部
167a ソケット基板 167b ソケット
176b、186b ハンドル部 189 通信線
196 ハウジング 196a 胴体部 196d 開口穴
198 通信線 306 ハウジング 306b ハンドル部
306c バッテリ保持部 306d 開口穴
309 制御回路基板 344 接続端子
347 通信端子(USBコネクタ) 347a ソケット基板
347b ソケット 348 リード線
401 電動工具 406 ハウジング
406c バッテリ取付部 406e 側壁部分
442 接続用端子 447b ソケット
500 通信プラグ 501 ハウジング
501c (面積の小さい)面 502 ハウジングカバー
502a ラベル部 502b 貫通穴
502c 把持部 503 ベースハウジング
503b 穴部 504 通信端子
505 プラグ 506 ベース部
507 ネジ部 508 ナット
512 ソケット 514 基板
515 変換IC 530 接続ケーブル
532 コネクタ 600 通信プラグ
601 ハウジング 602 ハウジングカバー
603 ベースハウジング 604 通信端子
605 プラグ 606 ベース部
616 保持部 700 通信プラグ
702 ハウジングカバー 703 ベースハウジング
714 基板 731 ケーブル
733 プラグ 704 通信端子
705 プラグ 706 ベース部
707 ネジ部

Claims (8)

  1. 先端工具を駆動するモータと、前記モータの回転を制御する制御装置と、前記モータを収容するハウジングと、前記ハウジングに着脱可能に固定されるバッテリを有する電動工具であって、
    前記ハウジングは、前後方向に延びる胴体部と、前記胴体部から下方に延びるハンドル部と、前記ハンドル部の下部に設けられるバッテリ保持部を含んで構成され、
    外部から前記制御装置と通信をするための通信線を接続する通信端子を設け
    前記通信端子は前記バッテリ保持部に設けられるものであって、前記バッテリの接続端子とは別に設けられることを特徴とする電動工具。
  2. 前記制御装置における前記モータの駆動方法を記憶する記憶手段を有し、
    前記制御装置はマイクロプロセッサーを含み、
    前記モータの駆動方法は、前記記憶手段に格納されるコンピュータプログラム及び/又は制御パラメータによって決定されることを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記通信端子は、前記バッテリ保持部の前記バッテリを取り外した際に露出する部分に設けられ、前記バッテリを取り外した際に前記通信端子に接続ケーブルを接続可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動工具。
  4. 前記バッテリ保持部に前記制御装置を搭載する回路基板が収容され、
    前記通信端子は、前記回路基板に接続されることを特徴する請求項に記載の電動工具。
  5. 先端工具を駆動するモータと、前記モータの回転を制御する制御装置と、前記モータを収容するハウジングと、前記ハウジングに着脱可能に固定されるバッテリを有する電動工具であって、
    前記ハウジングは、前後方向に延びる胴体部と、前記胴体部から下方に延びるハンドル部と、前記ハンドル部の下部に設けられるバッテリ保持部を含んで構成され、
    外部からの通信線を接続するための通信端子を設け、
    前記通信端子は前記バッテリの接続端子とは別に設けられるものであって、前記胴体部の端部に設けられることを特徴とする電動工具。
  6. 先端工具を駆動するモータと、前記モータの回転を制御する制御装置と、前記モータを収容するハウジングと、前記ハウジングに着脱可能に固定されるバッテリを有する電動工具であって、
    前記ハウジングは、前後方向に延びる胴体部と、前記胴体部から下方に延びるハンドル部と、前記ハンドル部の下部に設けられるバッテリ保持部を含んで構成され、
    外部からの通信線を接続するための通信端子を設け、
    前記通信端子は前記バッテリの接続端子とは別に設けられるものであって、前記ハンドル部の外側表面に設けられることを特徴とする電動工具。
  7. 前記通信端子は、前記制御装置に接続されることを特徴とする請求項5又は6に記載の電動工具。
  8. 前記ハウジングの前記通信端子の開口部に、前記開口部を閉鎖するソケットカバーを設けたことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の電動工具。
JP2011276547A 2011-05-19 2011-12-18 電動工具 Active JP5796741B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011276547A JP5796741B2 (ja) 2011-05-19 2011-12-18 電動工具
US13/474,914 US9833890B2 (en) 2011-05-19 2012-05-18 Electric tool and communication plug for electric tool
CN201210158891.4A CN102785232B (zh) 2011-05-19 2012-05-21 电动工具及电动工具用的通信插头

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011112930 2011-05-19
JP2011112930 2011-05-19
JP2011276547A JP5796741B2 (ja) 2011-05-19 2011-12-18 電動工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012254519A JP2012254519A (ja) 2012-12-27
JP5796741B2 true JP5796741B2 (ja) 2015-10-21

Family

ID=47150915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011276547A Active JP5796741B2 (ja) 2011-05-19 2011-12-18 電動工具

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9833890B2 (ja)
JP (1) JP5796741B2 (ja)
CN (1) CN102785232B (ja)

Families Citing this family (73)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3954505A1 (en) 2011-07-24 2022-02-16 Makita Corporation Adapter for power tools
CN102632486B (zh) * 2012-04-12 2015-05-20 南京德朔实业有限公司 电动工具
EP2885113A2 (en) * 2012-08-14 2015-06-24 Hitachi Koki Co., Ltd. Electric device, battery pack, and electric apparatus
DE102012217906A1 (de) * 2012-10-01 2014-04-03 Robert Bosch Gmbh Handwerkzeugmaschine mit einem zur Bereitstellung einer vorgegebenen, maximalen Motorleistung ausgebildeten Antriebsmotor
US9149917B2 (en) * 2013-05-15 2015-10-06 Snap-On Incorporated Hand tool head assembly and housing apparatus
US9114512B2 (en) * 2013-05-15 2015-08-25 Snap-On Incorporated Process and apparatus for locating light emitting diode in a hand tool head assembly
JP6137471B2 (ja) * 2013-05-30 2017-05-31 日立工機株式会社 コードレス丸のこ
JP6085225B2 (ja) * 2013-06-27 2017-02-22 株式会社マキタ ネジ締め電動工具
DE102013215821A1 (de) * 2013-08-09 2015-02-12 Robert Bosch Gmbh Handwerkzeugmaschine mit einem elektromotorischen Antrieb als Direktantrieb
JP6090581B2 (ja) * 2013-09-28 2017-03-08 日立工機株式会社 電動工具
WO2015061370A1 (en) 2013-10-21 2015-04-30 Milwaukee Electric Tool Corporation Adapter for power tool devices
CN104579054A (zh) * 2013-10-24 2015-04-29 创科户外产品技术有限公司 用于电动工具的电机控制系统
US20150306749A1 (en) * 2014-04-28 2015-10-29 Hsiu-Lin HSU Energy-efficient electric screw drivers
JP6575793B2 (ja) * 2014-11-18 2019-09-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 電動工具
KR102328803B1 (ko) * 2014-12-16 2021-11-22 삼성전자주식회사 전자 장치 및 전자 장치 접속부의 이상 여부 판단 방법
CN106217317A (zh) * 2015-01-22 2016-12-14 苏州宝时得电动工具有限公司 动力装置、电动工具及电动工具系统
US9917457B2 (en) 2015-02-02 2018-03-13 Black & Decker Inc. Power tool with USB connection
US10603770B2 (en) 2015-05-04 2020-03-31 Milwaukee Electric Tool Corporation Adaptive impact blow detection
CN110213676B (zh) 2015-05-04 2022-08-19 米沃奇电动工具公司 电动工具和无线通信方法
US10295990B2 (en) 2015-05-18 2019-05-21 Milwaukee Electric Tool Corporation User interface for tool configuration and data capture
EP3302883B1 (en) 2015-06-02 2022-03-16 Milwaukee Electric Tool Corporation Multi-speed power tool with electronic clutch
WO2016203315A2 (en) 2015-06-15 2016-12-22 Milwaukee Electric Tool Corporation Power tool communication system
US10618151B2 (en) 2015-06-15 2020-04-14 Milwaukee Electric Tool Corporation Hydraulic crimper tool
US10380883B2 (en) 2015-06-16 2019-08-13 Milwaukee Electric Tool Corporation Power tool profile sharing and permissions
JP6485793B2 (ja) * 2015-07-31 2019-03-20 工機ホールディングス株式会社 電動工具
US10345797B2 (en) 2015-09-18 2019-07-09 Milwaukee Electric Tool Corporation Power tool operation recording and playback
EP3385035B1 (en) * 2015-10-30 2020-05-27 Black & Decker Inc. Control and power module for driving a brushless motor in a power tool
NZ742034A (en) 2015-10-30 2019-04-26 Milwaukee Electric Tool Corp Remote light control, configuration, and monitoring
US11424601B2 (en) 2015-11-02 2022-08-23 Milwaukee Electric Tool Corporation Externally configurable worksite power distribution box
DE102016209253A1 (de) * 2015-11-24 2017-05-24 Robert Bosch Gmbh System aus zumindest einer Handwerkzeugmaschine, zumindest einer ersten Schnittstelle und zumindest einem elektrotechnischen Erzeugnis
DE102016208126A1 (de) 2015-11-24 2017-05-24 Robert Bosch Gmbh Handwerkzeugmaschine
TWI671170B (zh) 2015-12-17 2019-09-11 美商米沃奇電子工具公司 用以組配具有衝擊機構之動力工具的系統及方法
DE102015226088A1 (de) * 2015-12-18 2017-06-22 Robert Bosch Gmbh Handwerkzeugmaschine mit einer Gangumschalteeinheit
DE102015226084A1 (de) 2015-12-18 2017-06-22 Robert Bosch Gmbh Handwerkzeugmaschine mit einer Kommunikationsschnittstelle
WO2017120165A1 (en) 2016-01-05 2017-07-13 Milwaukee Electric Tool Corporation Vibration reduction system and method for power tools
EP3919244A1 (en) 2016-02-03 2021-12-08 Milwaukee Electric Tool Corporation System and methods for configuring a reciprocating saw
WO2017147437A1 (en) 2016-02-25 2017-08-31 Milwaukee Electric Tool Corporation Power tool including an output position sensor
DE102016003150A1 (de) * 2016-03-16 2017-09-21 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Handgeführtes Arbeitsgerät mit einem Elektromotor
AU201615156S (en) 2016-03-17 2016-12-09 Tti Macao Commercial Offshore Ltd Battery pack
AU201615158S (en) 2016-03-17 2016-12-09 Tti Macao Commercial Offshore Ltd Battery pack
AU201615153S (en) 2016-03-17 2016-12-09 Tti Macao Commercial Offshore Ltd Battery pack
US11622392B2 (en) 2016-06-06 2023-04-04 Milwaukee Electric Tool Corporation System and method for establishing a wireless connection between power tool and mobile device
TWM555274U (zh) 2016-06-06 2018-02-11 米沃奇電子工具公司 用以與動力工具裝置作連接的行動裝置
DE102016214106A1 (de) 2016-08-01 2018-02-01 Robert Bosch Gmbh Kontakthaltervorrichtung für eine Handwerkzeugmaschine
JP6835307B2 (ja) * 2016-09-30 2021-02-24 株式会社マキタ 現場用電気機器
USD853216S1 (en) 2017-01-17 2019-07-09 Tti (Macao Commercial Offshore) Limited Power tool
USD853813S1 (en) 2017-01-17 2019-07-16 Tti (Macao Commercial Offshore) Limited Power tool
TWD200631S (zh) 2017-01-17 2019-11-01 澳門商創科 澳門離岸商業服&#x 電池組之部分
USD926674S1 (en) 2017-01-17 2021-08-03 Tti (Macao Commercial Offshore) Limited Battery pack with communication terminal
CN108630879A (zh) * 2017-03-21 2018-10-09 创科(澳门离岸商业服务)有限公司 电池组、电池组充电器以及用于电动工具的电池组套件
JP6847763B2 (ja) * 2017-05-18 2021-03-24 株式会社マキタ 電動工具
CN107336198B (zh) * 2017-07-24 2021-01-12 苏州艾乐蒙特机电科技有限公司 一种变行程的冲击电锤
EP3664970A4 (en) 2017-08-07 2021-08-04 Milwaukee Electric Tool Corporation POWER TOOL WITH IRREVERSIBLE LOCKING COMPARTMENT
CN107509351A (zh) * 2017-08-12 2017-12-22 高飞 一种物联网电子仪器
US11260514B2 (en) 2017-11-29 2022-03-01 Milwaukee Electric Tool Corporation Externally attachable tracking module for a power tool
WO2019161326A1 (en) * 2018-02-19 2019-08-22 Milwaukee Electric Tool Corporation Impact tool
JP6969672B2 (ja) * 2018-03-30 2021-11-24 工機ホールディングス株式会社 作業機器
DE102018206887A1 (de) * 2018-05-04 2019-11-07 Robert Bosch Gmbh Akkupack
JP7139208B2 (ja) * 2018-09-28 2022-09-20 株式会社マキタ 電動作業機
US11597061B2 (en) * 2018-12-10 2023-03-07 Milwaukee Electric Tool Corporation High torque impact tool
CN111300347B (zh) * 2018-12-12 2023-11-07 喜利得股份公司 往复锯
CN215789519U (zh) * 2018-12-21 2022-02-11 米沃奇电动工具公司 冲击工具
WO2020163450A1 (en) 2019-02-06 2020-08-13 Milwaukee Electric Tool Corporation Power tool with shared terminal block
JP7386027B2 (ja) * 2019-09-27 2023-11-24 株式会社マキタ 回転打撃工具
JP7320419B2 (ja) 2019-09-27 2023-08-03 株式会社マキタ 回転打撃工具
JP7178591B2 (ja) * 2019-11-15 2022-11-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 インパクト工具、インパクト工具の制御方法及びプログラム
JP7420936B2 (ja) 2019-11-21 2024-01-23 ミルウォーキー エレクトリック ツール コーポレイション 電動工具用挿入型ワイヤレス通信デバイス
US11435181B2 (en) 2019-12-24 2022-09-06 Stanley Black & Decker Inc. Laser level
WO2021134905A1 (zh) * 2019-12-30 2021-07-08 南京德朔实业有限公司 电动工具及其电控组件
USD948978S1 (en) 2020-03-17 2022-04-19 Milwaukee Electric Tool Corporation Rotary impact wrench
JPWO2022114120A1 (ja) * 2020-11-30 2022-06-02
CN115674071A (zh) * 2021-07-29 2023-02-03 株式会社牧田 电动工具以及冲击起子
CN113798553B (zh) * 2021-09-06 2022-06-14 浙江闽立电动工具有限公司 一种高效磁吸钻

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6218806B1 (en) * 1998-06-03 2001-04-17 Black & Decker Inc. Method and apparatus for obtaining product use information
FR2806505A1 (fr) 2000-03-15 2001-09-21 Schlumberger Systems & Service Procede de communication entre une carte a puce et une station hote
DE10015398A1 (de) * 2000-03-28 2001-10-11 Bosch Gmbh Robert Elektrogerät
DE10212064B4 (de) 2002-03-19 2008-08-21 Robert Bosch Gmbh Betriebssteuerung für eine Handwerkzeugmaschine
JP4104466B2 (ja) 2003-01-28 2008-06-18 三洋電機株式会社 電子機器
JP4329369B2 (ja) 2003-03-20 2009-09-09 パナソニック電工株式会社 電動工具の使用支援方法及びその装置
US7330129B2 (en) 2003-07-16 2008-02-12 Black & Decker Inc. System and method for data retrieval in AC power tools via an AC line cord
JP2005169533A (ja) 2003-12-09 2005-06-30 Matsushita Electric Works Ltd 回転工具
EP1559511A3 (en) 2004-01-30 2010-05-05 BLACK & DECKER INC. System and method for communicating over power terminals in cordless dc tools
US6913087B1 (en) * 2004-01-30 2005-07-05 Black & Decker Inc. System and method for communicating over power terminals in DC tools
JP4904011B2 (ja) 2005-04-07 2012-03-28 住友電気工業株式会社 電子機器、回路基板および雌コネクタ
WO2008048319A1 (en) 2006-10-18 2008-04-24 Meritool Powered dispensing tool and method for controlling same
WO2008066687A2 (en) * 2006-11-09 2008-06-05 The Wiremold Company Dc power outlets in fixed power distribution systems in or on wall installations
US7311025B1 (en) 2006-12-06 2007-12-25 American Power Tool Company Powered driver with location specific switching
JP5013314B2 (ja) * 2007-06-18 2012-08-29 日立工機株式会社 電動工具
DE102007035206A1 (de) 2007-07-25 2009-01-29 Joiner's Bench Ag Pressgerät zum Verbinden von Werkstücken sowie Anordnung und Verfahren zur Durchführung einer technischen Diagnose des Pressgerätes
JP2009083043A (ja) 2007-09-28 2009-04-23 Panasonic Electric Works Co Ltd 電動工具の診断システム
JP5009755B2 (ja) 2007-11-05 2012-08-22 パナソニック株式会社 防塵浮動コネクタ、防塵浮動コネクタ構造および防塵浮動コネクタ付き電動工具
JP5086835B2 (ja) 2008-02-20 2012-11-28 パナソニック株式会社 電動工具
CN101247491A (zh) 2008-03-07 2008-08-20 深圳创维-Rgb电子有限公司 通讯协议转换装置、电视机软件的在线升级系统及其方法
JP2009220214A (ja) 2008-03-17 2009-10-01 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具
TWI590929B (zh) * 2008-05-20 2017-07-11 Max Co Ltd tool
JP5396744B2 (ja) * 2008-05-20 2014-01-22 マックス株式会社 工具および管理システム
JP4636188B2 (ja) * 2009-01-27 2011-02-23 パナソニック電工株式会社 切替操作装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9833890B2 (en) 2017-12-05
CN102785232A (zh) 2012-11-21
US20120292070A1 (en) 2012-11-22
CN102785232B (zh) 2016-12-14
JP2012254519A (ja) 2012-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5796741B2 (ja) 電動工具
US11090784B2 (en) Screw-tightening power tool
JP6808450B2 (ja) 通信アダプタ装着装置及び電動作業機
JP4981345B2 (ja) 電動工具
JP6018010B2 (ja) アングル工具
WO2018180896A1 (ja) 電動工具
JP6169437B2 (ja) 電動工具
CN112238411B (zh) 电动工具及旋转工具
JP2017087330A (ja) 電動工具
JP2012011504A (ja) 電動工具
JP2013000863A (ja) 電動工具
JP2016153157A (ja) 電動工具
JP5743303B2 (ja) 電動工具
JP4950700B2 (ja) 電動工具システム
US20050194928A1 (en) Power tool capable of charging a rechargeable battery unit that includes at least a standard-sized battery cell
JP6417250B2 (ja) 電動工具
JP2020196052A (ja) 電動工具
JP6335345B2 (ja) ネジ締め電動工具
JP7103429B2 (ja) 電池パック及びそれを用いた電気機器
JP7018116B2 (ja) 通信アダプタ装着装置、電動作業機及びシステム
JP2020124792A (ja) 電動工具
JP2022131975A (ja) 電気機器
KR20190058734A (ko) 배터리 어댑터

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150327

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5796741

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R157 Certificate of patent or utility model (correction)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R157

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350