JP5796698B2 - 電子楽器の鍵 - Google Patents

電子楽器の鍵 Download PDF

Info

Publication number
JP5796698B2
JP5796698B2 JP2010189182A JP2010189182A JP5796698B2 JP 5796698 B2 JP5796698 B2 JP 5796698B2 JP 2010189182 A JP2010189182 A JP 2010189182A JP 2010189182 A JP2010189182 A JP 2010189182A JP 5796698 B2 JP5796698 B2 JP 5796698B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
key
convex
linear
white key
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010189182A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012047930A (ja
Inventor
山本 信
信 山本
大須賀 一郎
一郎 大須賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2010189182A priority Critical patent/JP5796698B2/ja
Publication of JP2012047930A publication Critical patent/JP2012047930A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5796698B2 publication Critical patent/JP5796698B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、表面に凹凸模様が形成された電子楽器の鍵に関する。
従来から、電子楽器が備える鍵の中には、美観の向上を図るために、象牙模様や木目模様等の凹凸模様を視認可能にしたものがある(例えば、特許文献1参照)。この鍵は、白鍵の形をした合成樹脂製のキー本体の上に、半透明の合成樹脂部材からなるキートップ部材を接着剤層で接着固定して構成されており、キートップ部材の裏面には、複数の凹溝および突条部が一体に形成されている。これに対して、接着剤層の上面には、複数の突条部および谷部が一体に形成されている。このため、鍵の上面に照射される光の一部は、キートップ部材の内部を通過してキートップ部材と接着剤層との接触面で反射し、再びキートップ部材の内部を通過して外部に放たれる。このとき、ユーザには、キートップ部材と接着剤層とに形成される凹凸の形状に応じて縞模様、波形模様または木目模様が見える。
特開2009−237453号公報
しかしながら、前述した従来の鍵では、凹凸模様を視認可能であるが、鍵の表面が平滑面で構成されているため、触覚で凹凸を感じとることができず、視覚と触覚との間に差が出て違和感が生じる。また、前述した従来の鍵に用いられている木目模様は、複数の輪からなる年輪を表しているもので、細長い鍵に用いる凹凸模様としてふさわしいものではなかった。
本発明は、前述した問題に対処するためになされたもので、その目的は、視覚および触覚の双方で、凹凸やその変化を感じとることができ、かつ鍵に適した木目模様を備えた電子楽器の鍵を提供することである。なお、下記本発明の各構成要件の記載においては、本発明の理解を容易にするために、実施形態の対応箇所の符号を括弧内に記載しているが、本発明の構成要件は、実施形態の符号によって示された対応箇所の構成に限定解釈されるべきものではない。
本発明に係る電子楽器の鍵の構成上の特徴は、上面(41)および両側面(43)の少なくとも上面に凹凸模様が形成された電子楽器の鍵(40)において、凹凸模様を、鍵の長手方向に延びる複数の凹部からなる線状部と、鍵の長手方向に延びる複数の凸部からなる線状部(44a)との少なくとも一方の複数の線状部からなり、線状部間の所定部分に互いの間隔が広くなった広間隔部(45a)が形成されるとともに広間隔部の周囲に互いの間隔が狭くなった狭間隔部(45b)が形成された柾目状部と、環状の凹部からなる線状部または環状の凸部からなる線状部からなり広間隔部内に形成された環状部(44b)と、複数の小凹部または複数の小凸部からなり環状部の内部に形成された節目模様部(44c)とで構成したことにある。
本発明に係る電子楽器の鍵では、複数の凹部からなる線状部や複数の凸部からなる線状部で構成される柾目状部で目曲がりの風合いを表現でき、環状の凹部からなる線状部または環状の凸部からなる線状部で構成される環状部と、その内部に形成された小凹部や小凸部からなる節目模様部で節目の風合いを表現できる。これによると、凹凸模様が形成される鍵の面における各部分を異なる凹凸模様にすることができるため、変化に富む凹凸模様を備えた電子楽器の鍵を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係る白鍵を示した斜視図である。 図1に示した白鍵に形成された凹凸模様を示した拡大図である。 本発明の第2実施形態に係る白鍵を示した斜視図である。 図3に示した白鍵に形成された凹凸模様を示した拡大図である。 本発明の第3実施形態に係る白鍵を示した斜視図である。 図5に示した白鍵に形成された凹凸模様を示した拡大図である。 本発明の第4実施形態に係る白鍵を示した斜視図である。 図7に示した白鍵に形成された凹凸模様を示した拡大図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る電子楽器の鍵を図面を用いて説明する。図1は、同実施形態に係る白鍵10を示している。この白鍵10は、電子楽器(図示せず)の上面における手前側(演奏者側)に黒鍵とともに複数個並べられるもので、それぞれ長手方向を前後に向けて設置される。この白鍵10は、硬質の合成樹脂を一体成形することにより形成されており、上面部11と、前面部12と、左右一対の側面部13(一方しか図示せず)とで構成されている。上面部11の左側部の後部側には黒鍵を配置するための切り欠き凹部11aが形成され、上面部11の上面後端には、前部側よりも低くなった段部11bが形成されている。この段部11bは、白鍵10を電子楽器の本体に揺動可能に支持させる際に用いられる。なお、前記切り欠き凹部11aの位置は鍵盤における白鍵が割り当てられる位置によって異り、黒鍵に隣接しない白鍵には切り欠き凹部は設けられていない。
前面部12は、上面部11の先端縁部よりも僅かに後方部分から下方に延びる略正方形の板状部分で構成されている。左右一対の側面部13の一方(図1の手前側に位置する側面部13)は、L形の板状部分で構成されており、L形の長辺側の外縁部を上面部11の右側部に沿わせ、L形の短辺側の外縁部を前面部12の右側部に沿わせて、上面部11と前面部12とに一体的に組付けられている。また、他方の側面部13は、側面視が一方の側面部13と同じL形に形成されており、上縁部を上面部11の左側部の前部側と切り欠き凹部11aの縁部に沿わせ、前縁部を前面部12の左側部に沿わせた段違い状の板状部分で構成されている。
白鍵10の上面部11と一対の側面部13との表面には、それぞれ凹凸模様14が形成されている。この凹凸模様14は、白鍵10の前後方向に延びる線状凸部14aを左右または上下に間隔を保って複数配置することによって柾目模様に形成されている。各線状凸部14aは、略直線状に延びており、図2に矢印aで示した白鍵10の長手方向に対する角度bが30度以内になる範囲で傾斜している。すなわち、上面部11に形成された凹凸模様14を構成する各線状凸部14aは、手前側(図2の左側)から見た状態で、前部よりも後部が右側に位置するように傾斜している。また、側面部13に形成された凹凸模様14を構成する各線状凸部14aは、手前側から見た状態で、前部よりも後部が下側に位置するように傾斜している。
各線状凸部14aにおける上面部11および側面部13の表面平坦部15からの突出長さは、それぞれ0.01mm〜1mm、好ましくは0.02mm〜0.5mm、さらに好ましくは0.05mm〜0.3mmに設定され、各線状凸部14aの間隔は、それぞれ0.03mm〜22mm、好ましくは0.05mm〜12mm、さらに好ましくは0.08mm〜8mmに設定されている。凹凸模様14は、このように間隔を保った複数の線状凸部14aで構成されているため、実際の木材の切断面に現れる柾目模様のように見える。なお、この白鍵10を一体成形する射出成形機には、固定型と可動型とからなる金型が備わっており、金型の成形面に、凹凸模様14に対応する凹凸模様、すなわち、凹凸模様14と凹凸が逆になる凹凸模様が形成されている。このため、白鍵10の成形が容易になる。
また、白鍵10が備わった電子楽器を演奏する際には、まず、上面部11に形成された凹凸模様14が見え、押鍵操作をしたときに、隣の白鍵10の側面部13に形成された凹凸模様14が見える。このため、電子楽器の美観が向上するとともに、押鍵操作の際に凹凸模様14が変化して見えるようになり、演奏が楽しくなる。また、押鍵時に、指が上面部11の凹凸模様14に触れることによっても、触感に変化が生じて興趣に富むものとなる。
このように、本実施形態に係る白鍵10では、上面部11および側面部13の表面に、複数の線状凸部14aからなる凹凸模様14を形成するとともに、その複数の線状凸部14aを、白鍵10の長手方向に対して30度以内の角度で傾斜させている。このため、白鍵10の延びる方向と、線状凸部14aが延びる方向とが略一致するようになり、あたかも本物の材木で鍵を構成したかのような視覚を得ることができる。また、この白鍵10では、凹凸模様14が白鍵10の表面に形成されるため、視覚だけでなく、触覚においても凹凸やその変化を感じることができる。
なお、本実施形態では、上面部11および一対の側面部13のすべてに凹凸模様14を設けているが、これは、上面部11および一対の側面部13のいずれか一部に設けてもよい。例えば、側面部13だけに凹凸模様14を設けると、演奏をしていないときには、凹凸模様14が形成されていない白鍵を備えた電子楽器と同じ外観をしているが、演奏時にだけに凹凸模様14が見えるようになり、面白味が一層増すようになる。また、触覚を重視する場合には、上面部11だけに凹凸模様14を設けてもよい。
また、本実施形態では、凹凸模様14を、複数の線状凸部14aで構成しているが、線状凸部14aに代えて、溝状の線状凹部で凹凸模様を構成してもよい。さらに、凹凸模様を線状凸部14aと線状凹部との双方を含む形状にしてもよい。また、線状凸部14aは直線に限らず僅かに湾曲する曲線に形成してもよい。また、各線状凸部14aが白鍵10の長手方向に対して傾く方向は、前述した方向と逆方向であってもよい。さらに、白鍵10を成形する際に、二色の樹脂材料を用いて、白鍵10の色が部分的に異なるようにしてもよい。例えば、薄い茶色の樹脂材料とやや濃い茶色の樹脂材料とを用いると、凹凸模様14がより一層木材の模様に近づく。さらに、この凹凸模様14を形成する鍵は、白鍵10でなく、黒鍵にしてもよいし、白鍵10と黒鍵との双方にしてもよい。
(第2実施形態)
図3は、本発明の第2実施形態に係る白鍵20を示している。この白鍵20では、上面部21および一対の側面部23の表面は、それぞれ平滑面で構成され、前面部22の表面に、柾目調の凹凸模様24が形成されている。この凹凸模様24は、白鍵10の上下方向に延びる線状凸部24aを左右に間隔を保って複数配置することによって柾目模様に形成されている。各線状凸部24aは、略直線状に延びており、図4に矢印cで示した白鍵20の垂直方向に対する角度dが30度以内になる範囲で傾斜している。また、凹凸模様24を構成する各線状凸部24aは、手前側から見た状態で、下部よりも上部が右側に位置するように傾斜している。この白鍵20のそれ以外の部分の構成については、前述した白鍵10と同一である。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する。
このように、本実施形態に係る白鍵20では、前面部22の表面に複数の線状凸部24aからなる凹凸模様24を形成するとともに、その複数の線状凸部24aを、白鍵20の垂直方向に対して30度以内の角度で傾斜させている。これによると、白鍵20の前面部22に、白鍵20の前面部22に適した柾目模様を形成することができる。すなわち、押鍵時には、白鍵20の前面部22は、略垂直方向に上下移動する。そして、白鍵20の前面部22に形成する線状凸部24aを、白鍵20の垂直方向に延ばすことにより、白鍵20の前面部22の移動方向と、線状凸部24aが延びる方向とが略一致するようになり、白鍵20の移動と凹凸模様24とが調和のとれたものとなる。この白鍵20におけるそれ以外の作用効果については、前述した第1実施形態に係る白鍵10と同様である。
なお、本実施形態においても、線状凸部24aに代えて、溝状の線状凹部で凹凸模様を構成することができる。また、凹凸模様を線状凸部24aと線状凹部との双方を含む形状にしてもよい。さらに、線状凸部24aを僅かに湾曲する曲線に形成してもよい。また、各線状凸部24aが白鍵20の垂直方向に対して傾く方向は、前述した方向と逆方向であってもよい。また、白鍵20を二色の樹脂材料で成形してもよい。さらに、この凹凸模様24を形成する鍵は、白鍵20でなく、黒鍵にしてもよいし、白鍵20と黒鍵との双方にしてもよい。
(第3実施形態)
図5は、本発明の第3実施形態に係る白鍵30を示している。この白鍵30では、上面部31および一対の側面部33の表面に、それぞれ柾目調の凹凸模様34が形成され、前面部32の表面は平滑面で構成されている。この凹凸模様34は、図6に示したように、略同じ方向に向かって延びる複数の線状凸部34aで構成されている。各線状凸部34aはそれぞれ緩やかに湾曲した曲線状に形成されており、線状凸部34aの中には、両端が凹凸模様34内に位置しているもの、一方の端部が凹凸模様34の縁部に位置しているもの、および両端が凹凸模様34の縁部に位置しているものが混在している。また、各線状凸部34aの両端部の接線間の角度、例えば、図6の中央に位置する線状凸部34aでは、それぞれ破線の矢印で示した接線eと接線fとの角度は、30度以内になるように設定されている。この白鍵20のそれ以外の部分の構成については、前述した白鍵10と同一である。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する。
このように、本実施形態に係る白鍵30では、上面部31および側面部33の表面に、複数の線状凸部34aからなる凹凸模様34を形成するとともに、各線状凸部34aを、緩やかに湾曲しながら延びその両端部の接線方向の角度の差が30度以内になるようにしている。このため、白鍵30の表面により実際の木材の柾目や追い柾目に近い形状の凹凸模様34を形成することができる。すなわち、木材の柾目や追い柾目には、通常、目曲がりが備わっており、この目曲がりは、僅かな角度で傾斜している。このため、凹凸模様34を、緩やかに湾曲する複数の線状凸部34aで構成するとともに、線状凸部34aの両端における法線の角度の差が30度以内になるようにすることにより、目曲がりの風合いを醸し出すことができ、凹凸模様34をより柾目や追い柾目の模様に近いものにすることができる。この白鍵30におけるそれ以外の作用効果は、前述した第1実施形態に係る白鍵10と同様である。
なお、本実施形態では、上面部31および一対の側面部33のすべてに凹凸模様34を設けているが、これは、上面部31および一対の側面部33のいずれか一部に設けてもよい。また、本実施形態では、凹凸模様34を、複数の線状凸部34aで構成しているが、線状凸部34aに代えて、溝状の線状凹部で凹凸模様を構成してもよし、線状凸部34aと線状凹部とで凹凸模様を構成してもよい。さらに、白鍵30を二色の樹脂材料で成形してもよい。また、この凹凸模様34を形成する鍵は、白鍵30でなく、黒鍵にしてもよいし、白鍵30と黒鍵との双方にしてもよい。
(第4実施形態)
図7は、本発明の第4実施形態に係る白鍵40を示している。この白鍵40では、上面部41および一対の側面部43の表面に、それぞれ木目調の凹凸模様44が形成され、前面部42の表面は平滑面で構成されている。この凹凸模様44は、図8に示したように、略同じ方向に向かって延びる複数の線状凸部44aと、環状凸部44bと、環状凸部44b内に形成された複数の小凸部からなる節目模様部44cとで構成されている。複数の線状凸部44aは、それぞれ白鍵40の長手方向に延びており、この複数の線状凸部44aで柾目状部が構成される。そして、複数の線状凸部44aの長手方向に沿った所定の領域g内に、隣接する線状凸部44aの間隔が広くなった広間隔部45aが形成されるとともに、広間隔部45aの周囲に、隣接する線状凸部44aの間隔が狭くなった狭間隔部45bが形成されている。
すなわち、複数の線状凸部44aには、略均等の間隔を保った部分と、広間隔部45aや狭間隔部45bが形成された部分とがある。複数の線状凸部44aにおける略均等の間隔を保った部分の間隔は、0.03mm〜22mm、好ましくは0.05mm〜12mm、さらに好ましくは0.08mm〜8mmに設定されている。また、広間隔部45aの幅は最大部分で22mm程度に設定され、狭間隔部45bの幅は最小部分で0.03mm程度に設定されている。そして、広間隔部45aの内部に、環状部を構成する環状凸部44bが形成されている。この環状凸部44bは、白鍵40の長手方向に沿った方向に長くなった略楕円形に形成されており、長手方向の長さが0.06mm〜80mm、好ましくは0.1mm〜50mm、さらに好ましくは0.16mm〜20mmに設定され、長手方向に直交する方向の長さが0.03mm〜22mm、好ましくは0.05mm〜12mm、さらに好ましくは0.08mm〜8mmに設定されている。
節目模様部44cは、複数の小凸部を所定範囲内に密集させて配置することにより節目模様に形成されている。この節目模様部44cの輪郭部と、環状凸部44bとの間隔は、0.03mm〜22mm、好ましくは0.05mm〜12mm、さらに好ましくは0.08mm〜8mmに設定されている。また、節目模様部44cを構成する各小凸部の直径は、0.03mm〜0.5mm、好ましくは0.05mm〜0.3mm、さらに好ましくは0.08mm〜0.2mmに設定されている。このように、凹凸模様44を、略同じ方向に延びる複数の線状凸部44aと、環状凸部44bと、節目模様部44cとで構成することにより、より木目に近い凹凸模様にすることができる。この白鍵40のそれ以外の部分の構成については、前述した白鍵10と同一である。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する。
このように、本実施形態に係る白鍵40では、複数の線状凸部44aで柾目や目曲がりの風合いを表現でき、環状凸部44bとその内部に形成された節目模様部44cとで節目の風合いを表現できる。これによると、凹凸模様44が形成される白鍵40の上面部41および一対の側面部43の表面における各部分を異なる凹凸模様にすることができるため、変化に富む凹凸模様44を備えた白鍵40を得ることができる。この白鍵40におけるそれ以外の作用効果は、前述した第1実施形態に係る白鍵10と同様である。
なお、前述した実施形態においは、凹凸模様44を、上面部41と両側面部43の表面に設けているが、この凹凸模様44を前面部42にも設けることができる。また、凹凸模様44を、上面部41、前面部42および両側面部43のいずれか一部に設けてもよい。また、本実施形態では、凹凸模様44を、線状凸部44a、環状凸部44bおよび複数の小凸部からなる節目模様部44cで構成しているが、これらに代えて、溝状の線状凹部、環状凹部および複数の小凹部からなる節目模様部で凹凸模様を構成してもよい。また、線状凸部44a、環状凸部44bおよび複数の小凸部からなる節目模様部44cと、溝状の線状凹部、環状凹部および複数の小凹部からなる節目模様部との双方で凹凸模様を構成してもよい。
さらに、白鍵40を二色の樹脂材料で成形してもよい。また、この凹凸模様44を形成する鍵は、白鍵40でなく、黒鍵にしてもよいし、白鍵40と黒鍵との双方にしてもよい。さらに、前述した白鍵10,20,30,40の上面後端には、それぞれ段部11bが形成されているが、この段部11bを設けずに、白鍵10,20,30,40の上面は前端から後端にかけて連続した平面に形成してもよい。また、白鍵10,20,30,40の前面部12,22,32,42は、それぞれ上面部11,21,31,41の先端縁部よりも後方部分から下方に延びて上面部11,21,31,41の先端縁部が前面部12,22,32,42よりも前方に突出しているが、この突出した部分は除去してもよい。
10,20,30,40…白鍵、11,21,31,41…上面部、12,22,32,42…前面部、13,23,33,43…側面部、14,24,34,44…凹凸模様、14a,24a,34a,44a…線状凸部、44b…環状凸部、44c…節目模様部、45a…広間隔部、45b…狭間隔部。

Claims (1)

  1. 上面および両側面の少なくとも上面に凹凸模様が形成された電子楽器の鍵において、
    前記凹凸模様を、
    前記鍵の長手方向に延びる複数の凹部からなる線状部と、前記鍵の長手方向に延びる複数の凸部からなる線状部との少なくとも一方の複数の線状部からなり、前記線状部間の所定部分に互いの間隔が広くなった広間隔部が形成されるとともに前記広間隔部の周囲に互いの間隔が狭くなった狭間隔部が形成された柾目状部と、
    環状の凹部からなる線状部または環状の凸部からなる線状部からなり前記広間隔部内に形成された環状部と、
    複数の小凹部または複数の小凸部からなり前記環状部の内部に形成された節目模様部と
    で構成したことを特徴とする電子楽器の鍵。
JP2010189182A 2010-08-26 2010-08-26 電子楽器の鍵 Expired - Fee Related JP5796698B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010189182A JP5796698B2 (ja) 2010-08-26 2010-08-26 電子楽器の鍵

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010189182A JP5796698B2 (ja) 2010-08-26 2010-08-26 電子楽器の鍵

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012047930A JP2012047930A (ja) 2012-03-08
JP5796698B2 true JP5796698B2 (ja) 2015-10-21

Family

ID=45902886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010189182A Expired - Fee Related JP5796698B2 (ja) 2010-08-26 2010-08-26 電子楽器の鍵

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5796698B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7109760B2 (ja) 2016-12-28 2022-08-01 株式会社スズテック 鱗茎菜類調製機

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08179756A (ja) * 1994-12-26 1996-07-12 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 鍵盤楽器の白鍵
JP2006285057A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Roland Corp 鍵盤装置
JP2007050645A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Toyoda Gosei Co Ltd 立体加飾品の製造方法
JP2009042663A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 鍵盤楽器の白鍵
JP5109756B2 (ja) * 2008-03-28 2012-12-26 ヤマハ株式会社 鍵構造体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7109760B2 (ja) 2016-12-28 2022-08-01 株式会社スズテック 鱗茎菜類調製機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012047930A (ja) 2012-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100717655B1 (ko) 건반 구조체
US20090183976A1 (en) Keypad assembly having three-dimensional patterns
JP2016067928A (ja) ボールのパネル用表皮層の製造方法
US7550664B2 (en) Keyboard apparatus
JP5796698B2 (ja) 電子楽器の鍵
JP5652102B2 (ja) 電子楽器の鍵
JP5707781B2 (ja) 電子楽器の白鍵
JP5109756B2 (ja) 鍵構造体
JP5630164B2 (ja) 電子楽器の鍵
JP5724249B2 (ja) 電子楽器の鍵
JP2009042663A (ja) 鍵盤楽器の白鍵
JP5874162B2 (ja) 電子楽器の鍵
JP2010224147A (ja) 鍵盤楽器の鍵
JP3244921U (ja) 触感にすぐれる樹脂製品
KR200456175Y1 (ko) 기타 연주용 피크
JP6984461B2 (ja) 装飾具及びその製造方法
JP7083381B2 (ja) 玩具部品、及び、模型玩具
JP3188155U (ja) 触感にすぐれる樹脂成形品
KR200478542Y1 (ko) 흡착기능을 갖는 딱지
KR20140002114U (ko) 상면에 논-슬립 판재가 고정된 맨홀 뚜껑
CN219017506U (zh) 一种字符不易磨损的键帽
JP6115697B2 (ja) 鍵盤楽器の白鍵及び鍵盤楽器の白鍵の製造方法
JP2005195987A (ja) 鍵盤楽器の鍵
JP3127241U (ja) プラスチックカバー体
JP2008170628A (ja) 鍵盤楽器の鍵

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140513

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150722

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150804

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5796698

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees