JP5109756B2 - 鍵構造体 - Google Patents

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本発明は、電子鍵盤楽器等の鍵盤装置に揺動自在に取り付けられて押離鍵操作する鍵として機能する鍵構造体に関する。
従来、ピアノの鍵のキートップには象牙に似せた人工象牙が使われていたが、象牙のような模様を付けるために色の異なる素材を押出し成形した板を貼り付けて切断していたため生産性が悪かった。
これを解決するために、半透明のキートップの裏側に溝を掘ってキー本体である木部の透け具合で模様を出す試みが行われたが、効果があるほど薄い部分を作ると成形がうまくいかず、厚くても透けるほど素材の透明度を高めると質感が落ちるという問題があった。
また、象牙模様等のようなぼんやりとした自然な模様が外観として常に視認されるようにするために、2色射出成形により、樹脂製の下側部材の上に半透明の樹脂製の表層部材を積層して上板体を形成し、木製の鍵ベース体の上に上板体を固定するものが、例えば特開2006−267492号公報(特許文献1)に開示されている。そして、この特許文献1のものは、表層部材の裏面に鍵の長手方向に真っ直ぐ延びる複数の凹溝と突条部が形成され、下側部材の上面に鍵長手方向に真っ直ぐ延びる複数の突条部と谷部とを形成している。これにより、外部光を突条部の上端部と谷部で反射し、凹溝及び突条部からなる凹凸形状部に応じたぼんやりとした自然な縦縞模様が視認されるようにしている。
特開2006−267492号公報
しかしながら、特許文献1のものでは、下側部材と表層部材とからなる上板体を、2色射出成形により形成するようにしている。このため生産性が悪いという問題がある。また、特許文献1の主な実施例に記載されているように、鍵長手方向に真っ直ぐな凹凸には向いているものの、その他任意の模様とすると2色射出成形が困難であり、この点でも生産性が悪いという問題がある。
本発明は、押鍵面の外観の品質向上を図るとともに、コストを低減して廉価な鍵盤楽器等にも適した鍵構造体を提供することを課題とする。
請求項1の鍵構造体は、半透明のキートップ部材のキー本体側の面に模様をなす凹凸を形成するとともに、この凹凸内に接着剤層を充填させ、キー本体の押鍵側の平面に該キートップ部材を接着固定するようにし、押鍵面側から凹凸形状部を模様として視認可能とした。
請求項2の鍵構造体は、請求項1の鍵構造体において、接着剤層を形成する接着剤として色が付いているものを使用するようにした。
請求項1の鍵構造体によれば、半透明なキートップ部材を通して凹凸により模様を視認できるので外観の品質が向上するとともに、キートップ部材は色射出成形などで形成する必要もなく、一般的な成形でよく、さらに接着剤で接着という簡単な工程で製造できるため、コストを低減することができる。また、模様としての自由度が高い。
請求項2の鍵構造体によれば、請求項1の効果に加えて、接着剤層の色により模様のバリエーションが高まる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態に係る鍵構造体の斜視図、図2は図1のA−A矢視断面図、図3はその一部拡大図である。本実施の形態の鍵構造体10は、電子鍵盤楽器の鍵盤装置において揺動自在に取り付けられて押離鍵操作する鍵として機能する。なお実施の形態では、鍵構造体10の一例として、音高Bの白鍵に適用されるものを示すが、鍵構造体10は、他の白鍵用についても、形状が異なるのみで基本的構成は同様である。
鍵構造体10は、平面形状が白鍵の形をした合成樹脂製のキー本体1の上に、キートップ部材2を接着剤層3にて接着固定して構成されている。鍵構造体10の上面はキートップ部材2の上面である押鍵面2Aである。キートップ部材2は、キートップ部材2の材質には、PMMA(ポリメチルメタクリレート)樹脂にフィラーを添加した合成樹脂部材であり、キートップ部材2の色は象牙に近いアイボリー系の白色で半透明である。接着剤層3は、透明なものでもよいし、透明なものに色素により着色したものでもよいし、色つきのものでもよい。
図3に示すように、キートップ部材2の裏面2Bには、複数の凹溝21及び突条部22が一体に形成されている。これに対応して、接着剤層3の上面3Aには、複数の突条部31及び谷部32が一体に形成されている。この実施例では、これら複数の凹溝21及び突条部22、突条部31及び谷部32は、いずれも鍵構造体10の長手方向に真っ直ぐ延びて形成されている。
以上の構成により、鍵構造体10に照射される光の一部は、キートップ部材2の内部を通過してキートップ部材2と接着剤層3との接触面で反射し、再びキートップ部材2の内部を通過して外部に放光される。その際、キートップ部材2が半透明であることからから、反射光のうち突条部31の上端部で反射するものと谷部32で反射するものとでは、明るさが異なり、突条部31の上端部で反射する光の方が明るい。そのため、凹溝21及び突条部22からなる凹凸形状部に応じた縦縞模様が視認される。また、キートップ部材2は半透明で光を適度に拡散させつつ通過させるので、押鍵面2A側からみると凹凸形状部の輪郭がかすみ、縦縞模様はぼんやりとした自然なものとなる。したがって、ユーザにとっては、本物の象牙の柾目のように見える。
この鍵構造体10の製造方法は以下のようにする。キートップ部材2は、前記の合成樹脂を素材にして型成型してもよいし、合成樹脂板に加熱及びプレス加工を施すことで凹溝21及び突条部22を形成するようにしてもよい。そして、このキートップ部材2の裏面2A側に接着剤を塗布し、それをキー本体1の押鍵側の面に接着剤側を当てて貼り付ける。そして、接着剤が乾燥することで前記接着剤層3が形成され、この接着剤層3の突条部31が凹溝21内に充填される。
また、別の方法として、白鍵の1オクターブ分のキー本体1に相当する1枚の合成樹脂板を用意する。また、白鍵の1オクターブ分のキートップ部材2に相当する1枚の合成樹脂板を用意し、この合成樹脂板に前記のように1オクターブ分の凹溝21及び突条部22を形成する。そして、このキートップ部材2の裏面2A側に接着剤を塗布し、それを1オクターブ分のキー本体1に相当する1枚の合成樹脂板の押鍵側の面に接着剤側を当てて貼り付ける。そして、接着剤を乾燥させた後、切断して、7つの白鍵の鍵構造体10とする。これにより、鍵構造体10を製造する際の作業性が向上する。
従来の象牙調キートップは2色射出成形で形成した物を使用していたが、生産性が悪かった。これに対して、上記実施の形態の場合このようなことはなく、この点でも従来より優れている。
なお、接着剤層3の色はキートップ部材2よりも明るい白色としてもよいし、他の色としてもよい。すなわち、接着剤層3が透明で、半透明のキートップ部材2だけでは見栄え品質的に安っぽく見えてしまうという難点があり、むしろ接着剤層3を白くすることで模様部のキーが白く見え、模様のないまたは色の薄い部分が暗く見えることで木目のように見せ、キー全体もより白っぽく見せることができる。
また、この実施の形態では、キートップ部材2の凹溝21及び突条部22の側面2aが斜めであることにより、接着剤層3を形成する接着剤が凹溝21内に入りやすいように入り口側が広くなっている。また、。また、図4に示すように、凹溝21及び突条部22の角21b、22bに丸み(R)を付けることにより接着剤が隅々まで行き渡り、ムラなくきれいな溝の模様を、表側から見ることができる。
図5は、キートップ部材2の凹溝21及び突条部22による模様の一例を示す図であり、図5(A) は前記実施の形態の縞模様、図5(B) は波形の模様、図5(C) は木目の模様である。このように、接着剤(接着剤層3)でキートップ部材2をキー本体に接着することにより固定するようにしているので、直線のみならず、任意の模様を形成することができ、バリエーション豊かな鍵構造体とすることができる。
なお、実施の形態ではキー本外1が合成樹脂製である場合について説明したが、木製であってもよい。
本発明の実施の形態に係る鍵構造体の斜視図である。 図1のA−A矢視断面図である。 図2の一部拡大図である。 実施の形態におけるキートップ部材の凹溝及び突条部の詳細形状を示す図である。 実施の形態におけるキートップ部材の凹溝及び突条部による模様の一例を示す図である。
符号の説明
1…キー本体、2…キートップ部材、3…接着剤層、2B…キートップ部材の裏面、21…凹溝、22…突条部、3A…接着剤層の上面、31…突条部、32…谷部、10…鍵構造体

Claims (2)

  1. 鍵盤装置に揺動自在に取り付けられて押離鍵操作する鍵として機能する鍵構造体であって、
    押鍵側の面が平面であるキー本体と、
    押鍵面を有し、前記キー本体の押鍵側の前記平面上に配置される部材であって、前記キー本体側の面に模様をなす凹凸が形成された半透明なキートップ部材とを有し、
    前記キートップ部材の前記凹凸の凹溝内に接着剤層が充填されるとともに該接着剤層により前記キー本体の押鍵側の前記平面上に該キートップ部材が接着固定され、
    該キートップ部材の前記押鍵面側から前記凹凸形状部が模様として視認可能であることを特徴とする鍵構造体。
  2. 前記接着剤層を形成した接着剤に色が付いていることを特徴とする請求項1に記載の鍵構造体。
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