JP5796190B2 - 射出成形方法および射出成形金型装置 - Google Patents

射出成形方法および射出成形金型装置 Download PDF

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Description

本発明は、射出成形金型の成形空間(キャビティ)に溶融樹脂を射出して、射出成形により成形品を得ると同時に、該射出成形金型内に配置された多層フィルムの転写層を該成形品の表面(転写面)上に転写することによって、該成形品の表面上に転写層を形成する射出成形方法および射出成形金型装置に関する。
射出成形金型のキャビティに溶融樹脂を射出して、射出成形により成形品を得ると同時に、該射出成形金型内に配置された多層フィルムの転写層を該成形品の表面(転写面)上に転写することによって、該成形品の表面上に転写層を形成する技術が知られている。この技術を用いて、立ち上がりの深い成形品(深絞り形状の成形品)の表面(転写面)上に転写層を形成する場合には、射出成形金型の内壁(キャビティ形成面)に転写フィルムを沿い易くするための工夫が必要となる。このような工夫の一つとして、転写フィルムの予備加熱が行われている。例えば、特許文献1には、射出成形を行う前に、雄型と雌型との間に配置された転写フィルムに対して予備加熱を行う射出成形同時絵付け装置が開示されている。この射出成形同時絵付け装置の構成を図12に示す。
図12に示す射出成形同時絵付け装置は、基体フィルム上に転写層を有する長尺の転写フィルム121を、箔送り手段122によって、射出成形金型を構成する雄型123と雌型124との間に1ピッチずつ送り込むごとに、射出成形を行う。具体的には、雄型123と雌型124とが型閉めされ、その型閉めによって形成されたキャビティ内に溶融樹脂が射出され、そのキャビティ内の溶融樹脂が冷却されて固化した後に、雄型123と雌型124とが型開きされる。この型開きの際に、雄型123のキャビティ形成面125に付着した成形品126から基体フィルムが剥離することにより、成形品126の表面(転写面)上に転写層が転写された射出成形同時絵付け品が得られる。また、この射出成形同時絵付け装置は、成形品取り出し機構127と加熱機構128とを背向的に有する加熱取り出し兼用手段129を備えており、型開きの際には、型内に1ピッチ分の転写フィルム121が送り込まれるとともに、加熱取り出し兼用手段129が雄型123と雌型124との間に導かれて、成形品取り出し機構127が成形品(射出成形同時絵付け品)126を把持する一方で、加熱機構128が、雄型123と雌型124との間に送り込まれた転写フィルム121に対して予備加熱を行う。型閉めの際には、加熱取り出し兼用手段129は型外へ導かれる。この射出成形同時絵付け装置は、型外において、成形品126を成形品取り出し機構127から取り外すことができるように構成されている。このように、この射出成形同時絵付け装置は、雄型123と雌型124が開く僅かな時間を利用して、転写フィルム121の予備加熱を行っている。
また、特許文献2には、A金型とB金型からなる射出成形金型よりも上手側に、そのA金型またはB金型のキャビティ形成面と略同一面上に加熱装置を備えて、射出成形金型よりも上手側のステージで転写フィルムを予備加熱する成形同時加飾用金型が開示されている。
特開昭64−26420号公報 特開2008−94038号公報
しかしながら、前述したように射出成形前に転写フィルムを加熱するだけでは、転写フィルムを20%〜30%程度までしか伸ばすことができない。このため、それ以上に転写フィルムを伸ばす必要がある立ち上がりの深い成形品(深絞り形状の成形品)の場合、凹形状のキャビティ形成面への転写フィルムの吸引時から、キャビティ内への溶融樹脂の充填完了時までの間に、転写フィルムに大きな引張応力や局所的な引張応力が作用することになる。その結果、深絞り形状の成形品の場合、転写フィルムに破れやしわ等が生じるといった問題や、局所的に転写フィルムが薄くなって、転写層に印刷されている色や柄等が薄くなり、所望の色や柄等が成形品の表面(転写面)上に転写できないといった問題などが生じていた。具体的には、転写フィルムの吸引時および型閉め時に、転写フィルムに大きな引張応力が作用することにより、転写フィルムにしわが発生する。また、溶融樹脂の射出圧によって、凹形状のキャビティ形成面における底面と側面とを繋ぐ隅部(曲線部)に対応する箇所で転写フィルムに局所的な引張応力が作用し、その結果、転写フィルムの破れや、転写層に印刷されている色や柄等の劣化が発生する。以下、転写フィルムにしわが発生するメカニズムについて説明する。
図13は一般的な射出成形金型装置の型閉め途中の状態を示す側断面図である。射出成形金型を構成する可動側金型131と固定側金型132との間に転写フィルム133が送り込まれると、まず、箔押さえプレート134が移動して、可動側金型131と共に転写フィルム133を挟み、転写フィルム133を拘束する。その後、可動側金型131が移動することにより、可動側金型131と固定側金型132とが型閉めされる。このとき、転写フィルム133は、固定側金型132のキャビティ形成面135に接触して、その固定側金型132のキャビティ形成面135が可動側金型131のキャビティ形成面136に接近するに連れて引き伸ばされながら、キャビティ内に引き込まれる。
図14は型閉め途中における転写フィルム133の状態を模式的に示す平面図である。前述したように、型閉め途中において、転写フィルム133は、引き伸ばされながら、キャビティ内へ引き込まれる。詳細には、図14に示すように、転写フィルム133は、キャビティの外縁における直線部である4つのキャビティ形状直線部141付近では、大きな引張応力を受けて、引き伸ばされながら、矢印142で示すようにキャビティ内へ引き込まれる。ここで、キャビティの外縁とは、可動側金型131の凹形状のキャビティ形成面136の縁、または固定側金型132の合わせ面とキャビティとの境界である。一方、互いに異なる方向に伸びている2つのキャビティ形状直線部141が交わるコーナー部(キャビティの外縁におけるコーナー部)である4つのキャビティ形状コーナー部143付近では、転写フィルム133は、型閉め途中において、キャビティ形状直線部141付近よりも小さな引張応力を受ける。そのため、キャビティ形状コーナー部143からキャビティ内へ引き込まれる転写フィルム133の量は、キャビティ形状直線部141からキャビティ内へ引き込まれる転写フィルム133の量よりも少なくなる。その結果、キャビティ形状コーナー部143付近において、矢印144で示すように、転写フィルム133に圧縮応力が生じ、転写フィルム133に、しわ145が発生する。特に、立ち上がりの深い成形品の場合、立ち上りの浅い成形品(浅絞り形状の成形品)に比べて、キャビティ内へ引き込まれる転写フィルムの量が多くなるため、しわ145が発生する範囲が広くなり、しわ145の量も多くなる。
そこで、本発明は、成形品が深絞り形状の場合でも、転写フィルムに破れやしわが発生せず、また転写層に印刷された色や柄等が劣化することのない射出成形方法および射出成形金型装置を提供することを目的とする。
本発明の射出成形方法の一側面は、基体フィルムとその基体フィルム上の転写層とを有する転写フィルムを射出成形金型のキャビティに配置し、そのキャビティ内に樹脂を充填した後、前記射出成形金型を型開きすることにより、前記転写フィルムの転写層が転写された転写面を持つ成形品を得る射出成形方法であって、プリフォーム金型を型閉めして、前記転写フィルムを所定の形状にプリフォームする工程と、プリフォームされた前記転写フィルムを前記射出成形金型のキャビティに配置する工程と、プリフォームされた前記転写フィルムが配置された前記キャビティ内に樹脂を充填する工程と、前記射出成形金型を型開きすることにより、前記基体フィルムから剥離した前記転写層が転写された転写面を持つ成形品を得る工程と、を具備し、前記成形品の転写面が、天井面または底面とその天井面または底面に繋がる側面とを有し、前記射出成形金型が、前記キャビティに前記転写面に対応する部分を形成するキャビティ形成面を有し、前記転写フィルムを所定の形状にプリフォームする工程にて、前記キャビティ形成面のうちの前記転写面の側面に対応する部分と前記射出成形金型の型閉め方向とがなす角度よりも、前記プリフォーム金型の型閉め方向となす角度が大きくなる側面部を、プリフォームされた前記転写フィルムが有するように、前記転写フィルムがプリフォームされ、前記転写フィルムを所定の形状にプリフォームする工程にて、前記転写フィルムに凹凸形状を形成し、前記プリフォームされた前記転写フィルムが配置された前記キャビティ内に樹脂を充填する工程にて、前記転写フィルムに形成された前記凹凸形状が伸ばされることである。
本発明の射出成形方法の他の側面は、前記成形品の転写面が、前記天井面または底面と前記側面とを繋げる曲線部をさらに有し、前記転写フィルムを所定の形状にプリフォームする工程において、前記キャビティ形成面のうちの前記転写面の曲線部に対応する部分よりも曲率半径が大きい曲線部を、プリフォームされた前記転写フィルムが有するように、前記転写フィルムがプリフォームされることである。
また、本発明の射出成形方法の他の側面は、前記転写フィルムを所定の形状にプリフォームする工程において、プリフォームされた前記転写フィルムの展開長さが、前記キャビティ形成面の展開長さよりも短くなるように、前記転写フィルムがプリフォームされることである。
また、本発明の射出成形方法の他の側面は、前記転写フィルムを所定の形状にプリフォームする工程において、前記キャビティ形成面に近似する形状に前記転写フィルムがプリフォームされることである。
また、本発明の射出成形方法の他の側面は、前記転写フィルムを所定の形状にプリフォームする工程において、プリフォームされた前記転写フィルムが凸面形状を有するように、前記転写フィルムがプリフォームされることである。
また、本発明の射出成形方法の他の側面は、前記転写フィルムを所定の形状にプリフォームする工程にて、前記凹凸形状が、プリフォームされた前記転写フィルムの、前記転写面の天井面または底面に対応する部分に形成されるように、前記転写フィルムがプリフォームされることである。
また、本発明の射出成形方法の他の側面は、前記転写フィルムを所定の形状にプリフォームする工程にて、前記凹凸形状が、前記転写フィルムのうちのプリフォームされた部分の周辺部に形成されることである。
また、本発明の射出成形金型装置の一側面は、第1射出成形用金型と第2射出成形用金型とを有し、前記第1射出成形用金型と前記第2射出成形用金型に、それらが型閉めされることによってキャビティを形成するキャビティ形成面が設けられており、基体フィルムとその基体フィルム上の転写層とを有する転写フィルムが配置された前記キャビティ内に樹脂が充填された後、前記第1射出成形用金型と前記第2射出成形用金型が型開きされることによって、前記基体フィルムから剥離した前記転写層が転写された転写面を持つ成形品を得られるように構成された射出成形金型と、第1プリフォーム用金型と第2プリフォーム用金型とを有し、前記第1プリフォーム用金型と前記第2プリフォーム用金型に、それらが型閉めされることによって、前記キャビティに配置される前記転写フィルムを所定の形状にプリフォームするフィルム加工面が設けられたプリフォーム金型と、を備え、前記成形品の転写面が、天井面または底面とその天井面または底面に繋がる側面とを有し、前記キャビティ形成面のうちの前記転写面の側面に対応する部分と前記射出成形金型の型閉め方向とがなす角度よりも、前記プリフォーム金型の型閉め方向となす角度が大きい側面を、前記フィルム加工面が有し、前記転写フィルムを所定の形状にプリフォームする際に、前記転写フィルムに凹凸形状を形成する凹凸形状を前記プリフォーム金型に設け、前記型閉めした前記射出成形金型に前記樹脂を充填する際に、前記転写フィルムに凹凸形状が伸ばされることである。
本発明の射出成形金型装置の他の側面は、前記成形品の転写面が、前記天井面または底面と前記側面とを繋げる曲線部をさらに有し、前記キャビティ形成面のうちの前記転写面の曲線部に対応する部分よりも大きい曲率半径を有する曲線部を、前記フィルム加工面が有することである。
また、本発明の射出成形金型装置の他の側面は、前記キャビティ形成面のうちの前記成形品の転写面に対応する部分の展開長さよりも、前記フィルム加工面の展開長さが短いことである。
また、本発明の射出成形金型装置の他の側面は、前記プリフォーム金型が、前記フィルム加工面によって、前記キャビティ形成面のうちの前記成形品の転写面に対応する部分に近似する形状に前記転写フィルムをプリフォームすることである。
また、本発明の射出成形金型装置の他の側面は、前記フィルム加工面が凸面形状を有することである。
また、本発明の射出成形金型装置の他の側面は、前記プリフォーム金型に設けた前記凹凸形状を、前記転写面の天井面または底面に対応する部分に配置したことである。
また、本発明の射出成形金型装置の他の側面は、前記プリフォーム金型に設けた前記凹凸形状を、前記第1プリフォーム用金型の合わせ面と前記第2プリフォーム用金型の合わせ面に配置したことである。
本発明によれば、射出成形により成形品を得ると同時に、その成形品の表面(転写面)上に転写フィルムの転写層を転写させる射出成形同時箔転写工程の前工程において、転写フィルムをプリフォームすることにより、射出成形同時箔転写工程のプロセスにおいて転写フィルムに作用するテンション(張力)を制御することが可能となる。これにより、成形品が深絞り形状の場合でも、転写フィルムに破れやしわを発生させることなく、また転写層に印刷された色や柄等を劣化させることなく、成形品に転写層を転写することができるようになる。したがって、本発明によれば、深絞り形状の成形品を加飾することや、深絞り形状の成形品に機能性膜を付与することができるようになる。
実施の形態1における射出成形金型装置の一構成例の主要部の概略を示す側断面図である。 実施の形態1におけるプリフォーム金型の型閉め時の状態を示す拡大側断面図である。 実施の形態1におけるプリフォーム金型の型開き途中の状態を示す拡大側断面図である。 実施の形態1における射出成形金型の真空吸引前の状態を示す拡大側断面図である。 実施の形態1における射出成形金型の真空吸引後の状態を示す拡大側断面図である。 実施の形態1における射出成形金型の型閉め時の状態を示す拡大側断面図である。 実施の形態1における射出成形方法の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2におけるプリフォーム金型の型閉め時の状態を示す拡大側断面図である。 実施の形態3におけるプリフォーム金型の型閉め時の状態を示す拡大側断面図である。 実施の形態3におけるプリフォーム金型のフィルム加工面の一構成例の概略を示す平面図である。 実施の形態4におけるプリフォーム金型の型閉め時の状態を示す拡大側断面図である。 一般的な射出成形金型装置の構成図である。 一般的な射出成形金型装置の型閉め途中の状態を示す側断面図である。 一般的な射出成形金型装置の型閉め途中における転写フィルムの状態を模式的に示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。但し、同じ構成要素には同じ符号を付して、重複する説明を省略する場合もある。また、図面は、理解し易くするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示す。また、図示された各構成要素の厚み、長さ等は図面作成の都合上から、実際とは異なる。なお、以下の実施の形態で示す各構成要素の形状等は一例であって特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1における射出成形金型装置の一構成例の主要部を示す側断面図である。図1に示す射出成形金型装置10は、転写フィルム13の進行方向に沿って、大きく2つの部分に分けることができる。第1の部分は、転写フィルム13をプリフォームするプリフォーム工程が実行されるプリフォーム部11である。第2の部分は、プリフォーム部11の下手側に配置された射出成形部12である。射出成形部12では、射出成形により立ち上がりの深い成形品(深絞り形状の成形品)を得ると同時に、その成形品の表面(転写面)上に転写フィルム13の転写層を転写させる射出成形同時箔転写工程が実行される。
また、射出成形金型装置10は、固定部14と可動部15を備えており、可動部15が固定部14へ接近することにより、固定部14と可動部15とが型締めされ、可動部15が固定部14から遠ざかることにより、固定部14と可動部15とが型開きされる。
プリフォーム部11は、転写フィルム13をプリフォームするためのプリフォーム金型の一例として、固定部14に形成されたプリフォーム用固定側金型16と、可動部15に形成されたプリフォーム用可動側金型17とを備える。ここで、プリフォーム用固定側金型16は、第1プリフォーム用金型または第2プリフォーム用金型の一例であり、プリフォーム用可動側金型17は、第2プリフォーム用金型または第1プリフォーム用金型の一例である。
同様に、射出成形部12は、溶融樹脂が充填される成形空間(キャビティ)を形成する射出成形金型の一例として、固定部14に形成された射出成形用固定側金型18と、可動部15に形成された射出成形用可動側金型19とを備える。ここで、射出成形用固定側金型18は、第1射出成形用金型または第2射出成形用金型の一例であり、射出成形用可動側金型19は、第2射出成形用金型または第1射出成形用金型の一例である。
この射出成形金型装置10では、基体フィルム上に転写層を有する長尺の転写フィルム13が、図示しない箔送り手段によって、固定部14と可動部15との間に1ピッチずつ送り込まれるごとに、プリフォーム工程と射出成形同時箔転写工程が同期して実行される。具体的には、まず初めに、転写フィルム13の一部がプリフォーム部11でプリフォームされる。この転写フィルム13のプリフォーム形状は、転写フィルム13が1ピッチ送られることにより、射出成形部12へ搬送される。これと同時に、型外からプリフォーム部11へ転写フィルム13の他の一部が搬送される。その後、射出成形部12おいて、プリフォームされた転写フィルム13を用いた射出成形同時箔転写工程が実行される一方で、プリフォーム部11に搬送された転写フィルム13の他の一部に対し、プリフォーム工程が実行される。そして、表面(転写面)上に転写層を転写された成形品が射出成形金型から取り外された後に、転写フィルム13が1ピッチ送られる。これにより、転写フィルム13のうち、基体フィルムのみとなった部分が射出成形部12から型外へ搬送され、かつ、転写フィルム13の新たなプリフォーム形状が射出成形部12へ搬送される。また、これと同時に、型外からプリフォーム部11へ転写フィルム13の新たな他の一部が搬送される。以降、同様にして、転写フィルム13が型内へ1ピッチずつ送り込まれるごとに、プリフォーム工程と射出成形同時箔転写工程が同期して行われる。
詳細には、射出成形部12においては、まず、箔押さえプレート20が移動して、射出成形用可動側金型19と共に転写フィルム13を挟み、転写フィルム13を拘束する。その後、可動部15が固定部14へ接近することにより、射出成形用固定側金型18と射出成形用可動側金型19とが型閉めされる。これにより、射出成形用固定側金型18に形成されている凸形状のキャビティ形成面21と、そのキャビティ形成面21に対応して射出成形用可動側金型19に形成されている凹形状のキャビティ形成面22との間に、キャビティ(成形空間)が形成される。そのキャビティ内へ、射出成形用固定側金型18に形成されている樹脂注入穴23から溶融樹脂が充填される。このとき、キャビティ内の転写フィルム13は、射出成形用可動側金型19の凹形状のキャビティ形成面22に沿った形状となる。溶融樹脂の充填完了後、キャビティ内の溶融樹脂は冷却されて、固化する。その後、可動部15が固定部14から離れることにより、射出成形用固定側金型18と射出成形用可動側金型19とが型開きされる。この型開きの際に、射出成形用固定側金型18のキャビティ形成面21に付着した成形品から、転写フィルム13の基体フィルムが剥離する。このようにして、射出成形部12は、成形品を得ると同時に、その成形品の表面(転写面)上に転写層を形成する。
一方、プリフォーム部11では、前述した射出成形同時箔転写のプロセスに同期して、以下で説明するプロセスが実行される。すなわち、まず、箔押さえプレート20が移動して、プリフォーム用可動側金型17と共に転写フィルム13を挟み、転写フィルム13を拘束する。この射出成形金型装置10では、プリフォーム部11と射出成形部12が箔押さえプレート20を共用しており、箔押さえプレート20の動作は、プリフォーム工程と射出成形同時箔転写工程において同期する。なお、無論、プリフォーム用の箔押さえプレートと、射出成形用の箔押さえプレートが個別に設けられていても構わない。箔押さえプレート20による転写フィルム13の拘束後、可動部15が固定部14へ接近することにより、プリフォーム用固定側金型16とプリフォーム用可動側金型17とが型閉めされる。これにより、プリフォーム用固定側金型16に形成されている凸形状のフィルム加工面24と、そのフィルム加工面24に対応してプリフォーム用可動側金型17に形成されている凹形状のフィルム加工面25との間に、転写フィルム13が挟み込まれる。このとき、転写フィルム13は、フィルム加工面24、25間で伸ばされて、所定の形状にプリフォームされる。その後に、可動部15が固定部14から離れることにより、プリフォーム用固定側金型16とプリフォーム用可動側金型17とが型開きされる。
この実施の形態1では、フィルム加工面24、25間に挟み込まれてプリフォームされた転写フィルム13は、射出成形部12(射出成形金型)の凹形状のキャビティ形成面22の形状に近似する形状となる。つまり、転写フィルム13のプリフォーム形状は、成形品の表面形状(転写面形状)に近似する形状となる。
続いて、プリフォーム工程について、さらに詳細に説明する。図2は実施の形態1におけるプリフォーム部11(プリフォーム金型)の型閉め時の状態を示す拡大側断面図であり、プリフォーム金型によって転写フィルム13がプリフォームされている状態を示している。
プリフォーム工程では、箔押さえプレート20がプリフォーム用可動側金型17と共に転写フィルム13を挟み、転写フィルム13を拘束した後、プリフォーム用可動側金型17のフィルム加工面25に一方の端面が配置されている図示しない真空吸引穴から転写フィルム13が真空吸引される。その後、型閉めが行われて、プリフォーム用固定側金型16のフィルム加工面24とプリフォーム用可動側金型17のフィルム加工面25によって、転写フィルム13が所定の形状にプリフォームされる。
なお、プリフォーム用可動側金型17と共に転写フィルム13を挟んでいる箔押さえプレート20と、フィルム加工面24、25との間では、転写フィルム13は、プリフォーム用固定側金型16の合わせ面とプリフォーム用可動側金型17の合わせ面との間に挟まれている。
フィルム加工面24、25は、平面視したときの形状が、射出成形部12(射出成形金型)の凹形状のキャビティ形成面22を平面視したときの形状と同等ないしは近似している。したがって、転写フィルム13のプリフォーム形状は、平面視したとき、射出成形同時箔転写工程において成形品の表面(転写面)に沿った形状となった転写フィルム13を平面視したときの形状と同等ないしは近似している。
このプリフォーム工程においては、射出成形時のように溶融樹脂の射出圧が転写フィルム13に作用することがない。したがって、射出成形時のように、転写フィルム13の転写層に印刷された色や柄等が劣化することはない。同様に、射出成形時のように転写フィルム13が破れることはない。
また、フィルム加工面24、25の側面24b、25bの勾配は、図1に示す射出成形用可動側金型19の凹形状のキャビティ形成面22における側面22bの勾配よりも大きく設定されている。つまり、プリフォーム用可動側金型17の可動方向(型閉めの方向)とフィルム加工面24、25の側面24b、25bとがなす角度は、射出成形用可動側金型19の可動方向(型閉めの方向)とキャビティ形成面22の側面22bとがなす角度よりも大きい。このようにすれば、プリフォーム工程において転写フィルム13に作用する引張応力が緩和されるので、プリフォーム工程において転写フィルム13にしわが発生し難くなる。
また、この実施の形態1では、図1に示すように、射出成形用可動側金型19の凹形状のキャビティ形成面22が、底面22aと側面22bとを繋ぐ曲線部(隅部)22cを持つ。同様に、プリフォーム用固定側金型16のフィルム加工面24は、天井面24aと側面24bとを繋ぐ曲線部(隅部)24cを持ち、プリフォーム用可動側金型17のフィルム加工面25は、底面25aと側面25bとを繋ぐ曲線部(隅部)25cを持つ。ここで、フィルム加工面24、25の曲線部24c、25cの曲率半径Rは、凹形状のキャビティ形成面22の曲線部22cの曲率半径Rよりも大きくするのが好適である。このようにすれば、プリフォーム工程において転写フィルム13に局所的に作用する引張応力が緩和されるので、プリフォーム工程において転写フィルム13が破れ難くなる。
また、フィルム加工面24、25の展開長さAは、射出成形部12(射出成形金型)の凹形状のキャビティ形成面22の展開長さBよりもわずかに短いのが好適である。このようにすれば、プリフォーム工程においてフィルム加工面24、25間で伸ばされた転写フィルム13の展開長さが、射出成形部12(射出成形金型)の凹形状のキャビティ形成面22に沿った形状となった転写フィルム13の展開長さよりも、わずかに短くなり、射出成形同時箔転写工程において転写フィルム13にしわが発生し難くなる。ここで、フィルム加工面の展開長さAとは、フィルム加工面において対向する端から端までの長さであり、射出成形金型の凹形状のキャビティ形成面の展開長さBとは、その凹形状のキャビティ形成面において対向する端から端までの長さである。また、フィルム加工面24、25間で伸ばされた転写フィルム13の展開長さとは、転写フィルム13のプリフォーム形状において対向する端から端までの長さである。図2には、フィルム加工面24、25の展開長さAの一例として、転写フィルム13の送り方向または転写フィル13の長尺方向に沿った展開長さ26aを示している。同様に、図1には、キャビティ形成面22の展開長さBの一例として、転写フィルム13の送り方向または転写フィル13の長尺方向に沿った展開長さ26bを示している。
なお、フィルム加工面24、25の側面24b、25bの勾配が大きくなるに連れて、転写フィルム13のプリフォーム形状の展開長さは短くなる。また、フィルム加工面24、25の曲線部24c、25cの曲率半径Rが大きくなるに連れて、転写フィルム13のプリフォーム形状の展開長さは短くなる。このため、フィルム加工面24の高さ及びフィルム加工面25の深さH1が、図1に示す射出成形用可動側金型19の凹形状のキャビティ形成面22の深さH2よりも小さいと、転写フィルム13のプリフォーム形状の展開長さが、凹形状のキャビティ形成面22に沿った形状となった転写フィルム13の展開長さに対して短くなりすぎる。したがって、転写フィルム13のプリフォーム形状の展開長さが、凹形状のキャビティ形成面22に沿った形状となった転写フィルム13の展開長さに対して短くなりすぎないように、フィルム加工面24の高さ及びフィルム加工面25の深さH1は、凹形状のキャビティ形成面22の深さH2よりも大きくするのが好適である。
図3は実施の形態1におけるプリフォーム部11(プリフォーム金型)の型開き途中の状態を示す拡大側断面図である。型開き時には、プリフォーム用固定側金型16のフィルム加工面24からエアを供給するのが好適である。このエアの供給は、フィルム加工面24に一方の端面が配置されるエア供給穴27を、例えば図3に示すようにプリフォーム用固定側金型16に設けることで、実現することができる。このようにすれば、型開き時に、フィルム加工面24から供給されるエアによって、転写フィルム13を、プリフォーム用可動側金型17のフィルム加工面25に沿った状態で容易に保持することができる。よって、型開き後に、確実に、転写フィルム13を、所望の形状にプリフォームされた状態で、プリフォーム部11(プリフォーム金型)から取り出すことが可能となる。
以上説明したプリフォーム部11の構成によれば、プリフォーム工程の型閉め時に、転写フィルム13に破れやしわが発生したり、転写フィルム13の転写層に印刷された色や柄が劣化したりすることなく、またプリフォーム工程の型開き時に転写フィルム13のプリフォーム形状が変形したりすることなく、深絞り形状にプリフォームされた転写フィルム13を得ることが可能となる。
続いて、以上のようにプリフォームされた転写フィルム13を用いた射出成形同時箔転写工程について、詳細に説明する。射出成形同時箔転写工程では、箔押さえプレート20が射出成形用可動側金型19と共に転写フィルム13を挟み、転写フィルム13を拘束した後、射出成形用可動側金型19のキャビティ形成面22に一方の端面が配置されている図示しない真空吸引穴から転写フィルム13が真空吸引される。その後に、型閉めが行われる。
図4は実施の形態1における射出成形部12(射出成形金型)の真空吸引前の状態を示す拡大側断面図であり、プリフォームされた転写フィルム13が、箔押さえプレート20によって射出成形用可動側金型19に拘束されている状態を示している。また、図5は実施の形態1における射出成形部12(射出成形金型)の真空吸引後の状態を示す拡大側断面図である。
この実施の形態1における射出成形金型装置10によれば、射出成形同時箔転写工程の前に転写フィルム13がプリフォームされて、成形品の表面(転写面)の展開長さ(キャビティ形成面22の展開長さ)に近似する長さに伸ばされている。したがって、射出成形同時箔転写工程において転写フィルム13を射出成形用可動側金型19のキャビティ形成面22側へ真空吸引する際に、転写フィルム13に大きな引張応力または局所的な引張応力を作用させることなく、転写フィルム13をキャビティ形成面22に沿わせることができる。
また、前述したように、転写フィルム13のプリフォーム形状の展開長さは、射出成形用可動側金型19のキャビティ形成面22の展開長さよりも、わずかに短いので、転写フィルム13には、真空吸引後に、キャビティ形成面22に沿わない部分が発生する。つまり、転写フィルム13とキャビティ形成面22との間に、図5に示すような隙間28が発生する。このため、真空吸引後、転写フィルム13に引張応力がわずかに作用して、転写フィルム13は余剰がない状態となるので、転写フィルム13には、しわが発生しない。なお、その隙間28は、主に、凹形状のキャビティ形成面22の曲線部22cに対応する箇所に発生する。
図6は実施の形態1における射出成形部12(射出成形金型)の型閉め時の状態を示す拡大側断面図である。この実施の形態1における射出成形金型装置10によれば、前述した型閉め前の真空吸引工程によって転写フィルム13の大部分がキャビティ形成面22に沿った形状となる。このため、転写フィルム13に大きな引張応力および局所的な引張応力が作用することなく型閉めプロセスが完了する。したがって、転写フィルム13に破れやしわを発生させず、また転写フィルム13の転写層に印刷された色や柄等を劣化させない射出成形同時箔転写工程を実行することが可能となる。なお、前述したように、真空吸引工程において、転写フィルム13に、キャビティ形成面22に沿わない部分が発生する。しかし、その部分は、溶融樹脂の充填工程によってキャビティ形成面22に沿わせることができる。
なお、射出成形用可動側金型19と共に転写フィルム13を挟んでいる箔押さえプレート20と、キャビティ(成形空間)との間では、転写フィルム13は、射出成形用固定側金型18の合わせ面と射出成形用可動側金型19の合わせ面との間に挟まれている。
続いて、以上説明した射出成形金型装置10を用いた射出成形方法(射出成形同時箔転写方法)について説明する。図7は実施の形態1における射出成形方法(射出成形同時箔転写方法)の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS1において、基体フィルム上に転写層を有する長尺の転写フィルム13が1ピッチ(所望の距離)だけ送られて、プリフォーム用固定側金型16とプリフォーム用可動側金型17との間に、転写フィルム13の一部が搬送される。
次に、ステップS2において、まず、箔押さえプレート20がプリフォーム用可動側金型17側に移動する。これにより、転写フィルム13が箔押さえプレート20とプリフォーム用可動側金型17とで挟まれて、拘束される。その後、プリフォーム金型内の転写フィルム13がプリフォーム用可動側金型17のフィルム加工面25側へ吸引される。
次に、ステップS3において、プリフォーム用固定側金型16とプリフォーム用可動側金型17とが型閉めされて、プリフォーム用固定側金型16の凸形状のフィルム加工面24とプリフォーム用可動側金型17の凹形状のフィルム加工面25とによって、転写フィルム13の一部が成形品の表面形状に近似する形状にプリフォームされる。その後、プリフォーム用固定側金型16とプリフォーム用可動側金型17とが型開きされる。
次に、ステップS4において、長尺の転写フィルム13が1ピッチ(所望の距離)だけ送られて、転写フィルム13のプリフォーム形状が射出成形用固定側金型18と射出成形用可動側金型19との間に搬送される。
次に、ステップS5において、まず、箔押さえプレート20が射出成形用可動側金型19側に移動する。これにより、転写フィルム13が箔押さえプレート20と射出成形用可動側金型19とで挟まれ、拘束される。その後、射出成形金型内の転写フィルム13が射出成形用可動側金型19のキャビティ形成面22側へ吸引される。
次に、ステップS6において、まず、射出成形用固定側金型18と射出成形用可動側金型19とが型閉めされて、射出成形用固定側金型18の凸形状のキャビティ形成面21と射出成形用可動側金型19の凹形状のキャビティ形成面22とによってキャビティが形成される。その後、そのキャビティ内に溶融樹脂が射出される。そして、キャビティ内に溶融樹脂が充填されると、そのキャビティ内に充填された溶融樹脂が冷却されて固化する。
次に、ステップS7において、まず、射出成形用固定側金型18と射出成形用可動側金型19とが型開きされて、射出成形用固定側金型18の凸形状のキャビティ形成面21に付着した成形品から、基体フィルムが剥離する。その後、表面(転写面)上に転写層が転写された深絞り形状の成形品(射出成形品)が取り出される。
以上説明したように、この実施の形態1によれば、射出成形同時箔転写工程のプロセスにおいて転写フィルム13に作用するテンション(張力)を制御することができる。よって、転写フィルム13に大きな引張応力および局所的な引張応力を作用させることなく、深絞りのキャビティ形状に転写フィルム13を沿わせることができる。したがって、転写フィルム13に破れやしわを発生させることなく、また転写フィルム13の転写層に印刷された色や柄等を劣化させることなく、表面(転写面)上に転写層が形成された深絞り形状の成形品を得ることができる。
さらに、この実施の形態1によれば、キャビティ形成面22の形状に近似する形状(成形品の表面形状に近似する形状)に転写フィルム13がプリフォームされる。したがって、射出成形同時箔転写工程において転写フィルム13を射出成形用可動側金型19のキャビティ形成面22側へ真空吸引する際に、より容易に、転写フィルム13をキャビティ形成面22に沿わせることができる。
なお、この実施の形態1では、プリフォーム部11と射出成形部12が一体化した構成の射出成形金型装置10について説明したが、無論、それらが分かれており、個別に駆動可能であってもよい。また、射出成形される成形品の形状は特に限定されるものではない。成形品は、例えば、平面視したときの形状が矩形形状、多角形形状、円形状、楕円形状などであってもよい。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2について、図8を参照して、前述した実施の形態1と異なる点を説明する。図8は実施の形態2におけるプリフォーム部11(プリフォーム金型)の型閉め時の状態を示す拡大側断面図である。なお、図8に示していない部分は、前述した実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
図8に示すように、この実施の形態2における射出成形金型装置10は、プリフォーム部11(プリフォーム金型)のフィルム加工面24、25の形状が、前述した実施の形態1と異なる。具体的には、フィルム加工面24、25が、平面部分の無いなだらかな凸曲面形状を有している。例えば、図8に示すように、フィルム加工面24、25において、側面24b、25bで囲まれた中央部が、半球形形状または略半球形状であってもよい。
なお、前述した実施の形態1と同様に、フィルム加工面24、25は、平面視したときの形状が、射出成形用可動側金型19の凹形状のキャビティ形成面22を平面視したときの形状と同等ないしは近似しており、フィルム加工面24、25の側面24b、25bの勾配は、射出成形用可動側金型19の凹形状のキャビティ形成面22の側面22bの勾配よりも大きい。また、フィルム加工面24、25は、射出成形用可動側金型19の凹形状のキャビティ形成面22の曲線部22cよりも曲率半径が小さい曲線部を持たず、フィルム加工面24、25の展開長さAは、射出成形用可動側金型19の凹形状のキャビティ形成面22の展開長さBよりもわずかに短い。
一般的な射出成形金型装置は、成形品の天面部または底面部に対応する箇所、すなわち射出成形金型の凹形状のキャビティ形成面の底面に対応する箇所で、転写フィルムを伸ばすことができなかった。これに対して、この実施の形態2によれば、プリフォーム工程において、成形品の天面部または底面部に対応する箇所でも転写フィルム13を伸ばすことができる。よって、プリフォーム工程において転写フィルム13を全体的に伸ばすことができるので、射出成形同時箔転写工程において発生する転写フィルム13の局所的な伸びの量を緩和することができる。又は、その局所的な伸びの発生を防止することができる。
したがって、この実施の形態2によれば、転写フィルム13に大きな引張応力および局所的な引張応力を作用させることなく、深絞りのキャビティ形状に転写フィルム13を沿わせることができる。よって、転写フィルム13に破れやしわを発生させることなく、また転写フィルム13の転写層に印刷された色や柄等を劣化させることなく、表面(転写面)上に転写層が形成された深絞り形状の成形品を得ることができる。
(実施の形態3)
以下、実施の形態3について、図9及び図10を参照して、前述した実施の形態1と異なる点を説明する。図9は実施の形態3におけるプリフォーム部11(プリフォーム金型)の型閉め時の状態を示す拡大側断面図、図10は実施の形態3における凹形状のフィルム加工面25の平面図である。なお、図9及び図10に示していない部分は、前述した実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
図9及び図10に示すように、この実施の形態3における射出成形金型装置10は、プリフォーム部11(プリフォーム金型)のフィルム加工面24、25の一部に凹凸形状29が形成されている点で、前述した実施の形態1と異なる。具体的には、凹凸形状29は、フィルム加工面24の天井面24aにおける曲線部24cに隣接する領域及びフィルム加工面25の底面25aにおける曲線部25cに隣接する領域に形成されている。したがって、この凹凸形状29により、転写フィルム13のプリフォーム形状のうち、射出成形同時箔転写工程において局所的な引張応力が作用する部分の周辺部に、凹凸形状が形成される。
なお、前述した実施の形態1と同様に、フィルム加工面24、25は、平面視したときの形状が、射出成形用可動側金型19の凹形状のキャビティ形成面22を平面視したときの形状と同等ないしは近似しており、フィルム加工面24、25の側面24b、25bの勾配は、射出成形用可動側金型19の凹形状のキャビティ形成面22の側面22bの勾配よりも大きい。また、フィルム加工面24、25は、射出成形用可動側金型19の凹形状のキャビティ形成面22の曲線部22cよりも曲率半径が小さい曲線部を持たず、フィルム加工面24、25の展開長さAは、射出成形用可動側金型19の凹形状のキャビティ形成面22の展開長さBよりもわずかに短い。なお、フィルム加工面24、25の展開長さAには、凹凸形状29を曲面の長さが含まれる。
この実施の形態3によれば、転写フィルム13のプリフォーム形状のうち、射出成形同時箔転写工程において局所的な引張応力が作用する部分の周辺部に、凹凸形状がプリフォームされる。このため、射出成形同時箔転写工程において転写フィルム13に作用する局所的な引張応力が緩和される。射出成形同時箔転写工程において、転写フィルム13の余剰部分(凹凸形状)が伸びるためである。
したがって、この実施の形態3によれば、転写フィルム13に大きな引張応力および局所的な引張応力を作用させることなく、深絞りのキャビティ形状に転写フィルム13を沿わせることができる。よって、転写フィルム13に破れやしわを発生させることなく、また転写フィルム13の転写層に印刷された色や柄等を劣化させることなく、表面(転写面)上に転写層が形成された深絞り形状の成形品を得ることができる。
(実施の形態4)
以下、実施の形態4について、図11を参照して、前述した実施の形態1と異なる点を説明する。図11は実施の形態4におけるプリフォーム部11(プリフォーム金型)の型閉め時の状態を示す拡大側断面図である。なお、図11に示していない部分は、前述した実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
図11に示すように、この実施の形態4における射出成形金型装置10は、プリフォーム部11(プリフォーム金型)におけるフィルム加工面24、25の周辺部に凹凸形状30が形成されている点で、前述した実施の形態1と異なる。具体的には、プリフォーム用可動側金型17と共に転写フィルム13を挟んでいる箔押さえプレート20と、フィルム加工面24、25との間の、プリフォーム用固定側金型16の合わせ面とプリフォーム用可動側金型17の合わせ面に、凹凸形状30が形成されている。したがって、この凹凸形状30により、転写フィルム13のうち、プリフォームされた部分の周囲(周辺部)に、凹凸形状が形成される。
なお、前述した実施の形態1と同様に、フィルム加工面24、25は、平面視したときの形状が、射出成形用可動側金型19の凹形状のキャビティ形成面22を平面視したときの形状と同等ないしは近似しており、フィルム加工面24、25の側面24b、25bの勾配は、射出成形用可動側金型19の凹形状のキャビティ形成面22の側面22bの勾配よりも大きい。また、フィルム加工面24、25は、射出成形用可動側金型19の凹形状のキャビティ形成面22の曲線部22cよりも曲率半径が小さい曲線部を持たず、フィルム加工面24、25の展開長さAは、射出成形用可動側金型19の凹形状のキャビティ形成面22の展開長さBよりもわずかに短い。
一般的な射出成形金型装置は、成形品の表面(転写面)に沿わせる部分以外の部分で転写フィルムを伸ばせなかった。これに対して、この実施の形態4によれば、プリフォーム工程において、成形品の表面に沿わせる部分以外の部分、すなわち射出成形金型の凹形状のキャビティ形成面22に沿わせる部分以外の部分でも、転写フィルム13を伸ばすことができる。よって、射出成形同時箔転写工程において転写フィルム13に作用する引張応力(局所的な引張応力を含む。)を緩和することができる。転写フィルム13のうち、プリフォームされた部分の周囲(キャビティ形状の周辺部)に、凹凸形状が形成されているので、射出成形同時箔転写工程において、その転写フィルム13の余剰部分(凹凸形状)が伸びるためである。
したがって、この実施の形態4によれば、転写フィルム13に大きな引張応力および局所的な引張応力を作用させることなく、深絞りのキャビティ形状に転写フィルム13を沿わせることができる。よって、転写フィルム13に破れやしわを発生させることなく、また転写フィルム13の転写層に印刷された色や柄等を劣化させることなく、表面(転写面)上に転写層が形成された深絞り形状の成形品を得ることができる。
なお、以上説明した実施の形態1ないし4は適宜組み合わせることが可能である。
本発明にかかる射出成形方法および射出成形金型装置は、転写フィルムに破れやしわを発生させることなく、また転写層に印刷された色や柄等を劣化させることなく、深絞り形状の成形品に転写層を転写することができ、様々な外装成形品の射出成形に有用である。

Claims (14)

  1. 基体フィルムとその基体フィルム上の転写層とを有する転写フィルムを射出成形金型のキャビティに配置し、そのキャビティ内に樹脂を充填した後、前記射出成形金型を型開きすることにより、前記転写フィルムの転写層が転写された転写面を持つ成形品を得る射出成形方法であって、
    プリフォーム金型を型閉めして、前記転写フィルムを所定の形状にプリフォームする工程と、
    プリフォームされた前記転写フィルムを前記射出成形金型のキャビティに配置する工程と、
    プリフォームされた前記転写フィルムが配置された前記キャビティ内に樹脂を充填する工程と、
    前記射出成形金型を型開きすることにより、前記基体フィルムから剥離した前記転写層が転写された転写面を持つ成形品を得る工程と、を具備し、
    前記成形品の転写面が、天井面または底面とその天井面または底面に繋がる側面とを有し、
    前記射出成形金型が、前記キャビティに前記転写面に対応する部分を形成するキャビティ形成面を有し、
    前記転写フィルムを所定の形状にプリフォームする工程にて、前記キャビティ形成面のうちの前記転写面の側面に対応する部分と前記射出成形金型の型閉め方向とがなす角度よりも、前記プリフォーム金型の型閉め方向となす角度が大きくなる側面部を、プリフォームされた前記転写フィルムが有するように、前記転写フィルムがプリフォームされ、
    前記転写フィルムを所定の形状にプリフォームする工程にて、前記転写フィルムに凹凸形状を形成し、
    前記プリフォームされた前記転写フィルムが配置された前記キャビティ内に樹脂を充填する工程にて、前記転写フィルムに形成された前記凹凸形状が伸ばされる、
    射出成形方法。
  2. 前記成形品の転写面が、前記天井面または底面と前記側面とを繋げる曲線部をさらに有し、
    前記転写フィルムを所定の形状にプリフォームする工程において、前記キャビティ形成面のうちの前記転写面の曲線部に対応する部分よりも曲率半径が大きい曲線部を、プリフォームされた前記転写フィルムが有するように、前記転写フィルムがプリフォームされる、
    請求項1記載の射出成形方法。
  3. 前記転写フィルムを所定の形状にプリフォームする工程において、プリフォームされた前記転写フィルムの展開長さが、前記キャビティ形成面の展開長さよりも短くなるように、前記転写フィルムがプリフォームされる、
    請求項1記載の射出成形方法。
  4. 前記転写フィルムを所定の形状にプリフォームする工程において、前記キャビティ形成面に近似する形状に前記転写フィルムがプリフォームされる、
    請求項1記載の射出成形方法。
  5. 前記転写フィルムを所定の形状にプリフォームする工程において、プリフォームされた前記転写フィルムが凸面形状を有するように、前記転写フィルムがプリフォームされる、
    請求項1記載の射出成形方法。
  6. 前記転写フィルムを所定の形状にプリフォームする工程にて、前記凹凸形状が、プリフォームされた前記転写フィルムの、前記転写面の天井面または底面に対応する部分に形成されるように、前記転写フィルムがプリフォームされる、
    請求項1記載の射出成形方法。
  7. 前記転写フィルムを所定の形状にプリフォームする工程にて、前記凹凸形状が、前記転写フィルムのうちのプリフォームされた部分の周辺部に形成される、
    請求項1記載の射出成形方法。
  8. 第1射出成形用金型と第2射出成形用金型とを有し、前記第1射出成形用金型と前記第2射出成形用金型に、それらが型閉めされることによってキャビティを形成するキャビティ形成面が設けられており、基体フィルムとその基体フィルム上の転写層とを有する転写フィルムが配置された前記キャビティ内に樹脂が充填された後、前記第1射出成形用金型と前記第2射出成形用金型が型開きされることによって、前記基体フィルムから剥離した前記転写層が転写された転写面を持つ成形品を得られるように構成された射出成形金型と、
    第1プリフォーム用金型と第2プリフォーム用金型とを有し、前記第1プリフォーム用金型と前記第2プリフォーム用金型に、それらが型閉めされることによって、前記キャビティに配置される前記転写フィルムを所定の形状にプリフォームするフィルム加工面が設けられたプリフォーム金型と、を備え、
    前記成形品の転写面が、天井面または底面とその天井面または底面に繋がる側面とを有し、
    前記キャビティ形成面のうちの前記転写面の側面に対応する部分と前記射出成形金型の型閉め方向とがなす角度よりも、前記プリフォーム金型の型閉め方向となす角度が大きい側面を、前記フィルム加工面が有し、
    前記転写フィルムを所定の形状にプリフォームする際に、前記転写フィルムに凹凸形状を形成する凹凸形状を前記プリフォーム金型に設け、前記型閉めした前記射出成形金型に前記樹脂を充填する際に、前記転写フィルムに凹凸形状が伸ばされる、
    射出成形金型装置。
  9. 前記成形品の転写面が、前記天井面または底面と前記側面とを繋げる曲線部をさらに有し、
    前記キャビティ形成面のうちの前記転写面の曲線部に対応する部分よりも大きい曲率半径を有する曲線部を、前記フィルム加工面が有する、
    請求項8記載の射出成形金型装置。
  10. 前記キャビティ形成面のうちの前記成形品の転写面に対応する部分の展開長さよりも、前記フィルム加工面の展開長さが短い、
    請求項8記載の射出成形金型装置。
  11. 前記プリフォーム金型は、前記フィルム加工面によって、前記キャビティ形成面のうちの前記成形品の転写面に対応する部分に近似する形状に前記転写フィルムをプリフォームする、
    請求項8記載の射出成形金型装置。
  12. 前記フィルム加工面が凸面形状を有する、
    請求項8記載の射出成形金型装置。
  13. 前記プリフォーム金型に設けた前記凹凸形状を、前記転写面の天井面または底面に対応する部分に配置した
    請求項8記載の射出成形金型装置。
  14. 前記プリフォーム金型に設けた前記凹凸形状を、前記第1プリフォーム用金型の合わせ面と前記第2プリフォーム用金型の合わせ面に配置した
    請求項8記載の射出成形金型装置。
JP2014507347A 2012-03-28 2013-01-16 射出成形方法および射出成形金型装置 Active JP5796190B2 (ja)

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